JPH0210181A - 磁気センサ装置 - Google Patents

磁気センサ装置

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Publication number
JPH0210181A
JPH0210181A JP63160402A JP16040288A JPH0210181A JP H0210181 A JPH0210181 A JP H0210181A JP 63160402 A JP63160402 A JP 63160402A JP 16040288 A JP16040288 A JP 16040288A JP H0210181 A JPH0210181 A JP H0210181A
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JP
Japan
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elements
magnetic
semiconductor chip
sensor device
magnetic sensor
Prior art date
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Application number
JP63160402A
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English (en)
Inventor
Hisashi Nishino
西野 悠
Shuichi Honda
本多 修一
Mitsuhiro Murata
充弘 村田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、鉄板等の磁性材料からなる被検出体
表面の傷や異物付着等の異常を磁気変化によって検出す
る磁気センサ装置に関するものである。
〔従来の技術] 磁気センサはカード上に形成される磁性コードの読み取
り装置として、あるいはパルス発生器等として広く利用
されているが、まだ、鉄板等の幅の広い磁性材料表面の
傷や異物を走査検出する専用の装置としては開発されて
いない。
〔発明が解決しようとする課題〕
磁気センサは第12図に示すようにマグネット1の磁極
面に一対の磁気抵抗素子2a、2bを配設してなるもの
が一般的である。この磁気センサの等価回路は第13図
のように表され、磁気抵抗素子2aの抵抗をMl、同2
bの抵抗をM 21入力端子をV CC+ 出力電圧を
■。、とすれば、v、、t = (M2/(M、+M2
)) Vcc−N)のように表される。
したがって、例えば、第14図に示すように、磁気抵抗
素子2a、2bの表面側を傷3や異物が付いている鉄板
4を矢印の方向に移動した場合を考えると、まず、第1
4図(a)の状態では再磁気抵抗素子2a、2bは傷3
のない面と対向しているから、画素子2a、2bにはマ
グネット1からの磁界が等しく垂直に当たる結果、抵抗
は等しくM1=M2となり、したがって磁気センサから
の出力電圧は■。uL=■cc/2となる。次に、第1
4図(b)に示すように、傷−3が磁気抵抗素子2aに
対向した位置になると、素子2bにはマグネット1の磁
界が垂直に当たるが、素子2aには磁界が斜めに当たる
から、素子2aの抵抗M、が素子2bの抵抗M2よりも
小さくなり、出力電圧■。。
は第15図のAの如く低下する。次に第14図(c)に
示すように、傷3が画素子2a、2bの中間に来ると、
画素子2a、’2bは再び鉄板4の平坦面に対向するの
でM、=M、となり、出力電圧■。utは第15図のB
に示すように■cc/2となる。そして、第14図(d
)に示すように、傷3が素子2bに対向すると、M、>
M2となり、出力電圧■。6゜は第15図のCに示すよ
うに増加する。また、鉄板4に傷3がない平坦面の場合
は、出力電圧V。uLは第16図に示すように、■。u
L −Vcc/2の一定出力波形となる。
このように、磁気抵抗素子2a、2bに対向させて被検
出体としての鉄板4を走査移動するか、又は、鉄板4に
対して磁気センサ側を走査移動することにより、第15
図、第16図に示すような出力波形が得られ、鉄板表面
の傷3を検出できることになる。この場合、傷3が浅い
ときは出力電圧■ouLの波形のBの部分が破線で示す
ように変化する。このように傷3の形態に応じて様々な
出力電圧波形が得られることとなり、したがって、この
出力波形を解析することにより、傷3の大きさ、深さ、
形状、位置、を求めることができ、さらに、鉄板4に付
着している異物の大きさ、形状等も同様に求めることが
できることとなる。
しかしながら、この種の磁気センサを用いて鉄板等の傷
3や異物を全表面に亘って検出する場合には磁気センサ
Eの検出幅が極めて狭いため、例えば、第17図に示す
ように幅広の鉄板4を幅方向に複数の走査領域5a、5
b、・・・、5nに分け、磁気センサE又は鉄板4のい
ずれか一方を移動して磁気センサEを走査領域5aから
50まで次々に走査して行かなければならないという面
倒がある。また、このように各走査領域58〜5nを繰
り返し走査して鉄板4の表面を検査する方式では各領域
5a〜5nで検出される傷3a〜3gの検出情報が時間
的にばらばらに得られるものであるため、その検出情報
を解析して傷3等の位置や大きさ、形状を求めるのが非
常に面倒になるという問題が生じる。
本発明は磁気センサを鉄板等の表面検査用の装置として
適用する場合に生じる上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、1回の走査で検出できる検
出幅の拡大を図り、被検出体の全表面に存在する傷や異
物の情報を例えば、−回の走査で正確に検出することが
できる磁気センサ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、次のように構成され
ている。すなわち、本発明は、磁性材料からなる被検出
体の表面を走査して磁界の変化に基づき異常を検出する
磁気センサ装置であって、磁気検出素子が走査方向と直
交する方向に所定のピンチ間隔で配列されてなる複数の
半導体チ・ノブエレメントと、走査方向と直交する方向
を長手方向とするエレメント収容部を備えてなる台座と
を有し、前記複数の半導体チップエレメントは互いに走
査方向に位置をずらしてエレメント収容部の長手方向に
沿って配設されるとともに、前記各半導体チップエレメ
ントの隣り合う端部側に配列されている1個以上の磁気
検出素子同志は走査方向に位置をだぶらせて配設されて
いることを特徴として構成されている。
〔作用〕 上記本発明において、例えば、台座のエレメント収容部
の長さを被検出体の幅寸法にほぼ等しく形成し、このエ
レメント収容部の長さ方向の全長にかけて半導体チップ
エレメントを配設すれば、磁気検出素子は被検出体の幅
方向の全域に亘って所定のピッチ間隔で対向することに
なる。
この状態で磁気センサ装置又は被検出体のいずれか一方
を走査方向(被検出体の長さ方向)に1回走査すれば、
被検出体の全表面における傷等の正確な情報が各磁気検
出素子からの検出信号によって一括して得られることに
なる。
〔実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
1図には本発明に係る磁気センサ装置の一実施例が平面
図で示されている。同図において、台座6は非磁性金属
、合成樹脂、ベークライト等の非磁性材料(本実施例で
はベークライト)からなり、第2図に示すように、この
台座6の中央部にはエレメント収容部としての長溝孔7
が中心線に沿って長手方向にあけられており、さらに、
この長溝孔7の両側には内壁8a、8bを介してスリッ
ト孔10a、10bが長溝孔7に平行にあけられている
。そして、前記内壁8a、8bの頂面は段差tを設けて
端縁壁11の頂面よりも低くなっている。なお、このし
は後述のフレキシブル配線基板21a、21bの厚みよ
りは多少大きくなっている。
前記、長溝孔7には長形のマグネッI・12が嵌合固定
され、さらに、このマグネット12の磁極面には第3図
に示すように、複数の半導体チップエレメント13がマ
グネット12の長手方向に並べて配設される。第4図に
はこの半導体チップエレメント13の詳細画が示されて
いる。この半導体チップニレメン目3はウェハ14の表
面に磁気検出素子15と、同素子15を接続する導体パ
ターンとを印刷形成したものであり、磁気検出素子15
は一対の磁気抵抗素子2a、2bを走査方向(図ではX
方向)に中心線を一致させて配列し、その画素子2a、
2bを導体部16により直列接続することによって構成
されている。そして、この磁気検出素子15はウェハ1
4の長手方向(図ではX方向)に所定のピンチ間隔P(
本実施例では0.20の等ピンチ間隔)で複数(本実施
例では101個)配列されている。
一方、ウェハ14の長手方向の両側にはGND端子パタ
ーン17と入力端子パターン18が導体によって形成さ
れ、GND端子パターン17は各磁気検出素子15a〜
15nの一端側端子(磁気抵抗素子2aの端子)と接続
されており、入力端子パターン18は各磁気検出素子1
5a =15nの他端側端子(磁気抵抗素子2bの端子
)と接続されている。換言すれば、各磁気検出素子15
a〜15nは第8図の結線図に示すように、GND端子
パターン17と入力端子パターン18とによって並列接
続状態となっている。また、各磁気検出素子15a〜1
5nを構成する一対の磁気抵抗素子2a、2bの接続用
の導体部16からは導体の各出力端子パターン2oがX
方向に伸張されており、その先端部は接続端子部20a
となっている。この各接続端子部20aはX方向に等間
隔ピッチ(本実施例では0.2 mnの等間隔ピッチ)
で配列される。そして、このウェハ14の表面は第5図
に示すように、前記接続端子部20aを残して絶縁材1
9によって被覆されている。
このように絶縁被覆された複数の半導体チップエレメン
ト13a、 13b、 13c、 13dは前記台座6
に挿入固定されている長尺マグネット12の磁極面に第
3図に示す如く配設される。この場合、第9図に示すよ
うに、長尺マグネット12にほぼ等しい長さの半導体チ
ップエレメント13を用意し、これを磁極面に配設すれ
ば、第3図に示すように、複数のニレメンH3a〜13
dを位置合わせして配設するよりは、その配設作業は容
易となる。しかし、周知のように、ウェハ14は成分純
度が極めて高く、このような純度の高いウェハ14を長
尺に亘って製作することは製造技術上極めて困難であり
、現在の製造技術では1インチ程度の長さが限度である
そこで、幅広の鉄板4等の被検出体を検査する場合は、
その鉄板4と同幅のマグネット12が用意され、そのマ
グネッ目2の磁極面にほぼ1インチの長さの複数の半導
体チップエレメント13a =13dが並べて配設され
ることになる。この半導体チンプエレメン目3a〜13
dの配設態様としては、第10図に示すように、各エレ
メント13a〜13nをX方向に位置をずらさずにX方
向に縦列させることも考えられる。しかし、このように
すると、隣り同志の半導体チップエレメント138〜1
3nの磁気検出素子15n、15aを所定のピッチ間隔
に正しく位置合わせするのが難しく、その上、ピンチ間
隔が本実施例のように0.2 mmと非常に小さい場合
は隣り合わせの各エレメント13a〜13dの端部同志
が重ならないように各エレメント138〜13dの端部
を磁気検出素子15n、 15aの近接位置で切断しな
ければならず、その切断作業は非常に面倒なものとなる
本実施例はこのような面倒を回避する観点から、各半導
体チップエレメント13a〜13dをX方向(走査方向
)に位置をずらして配設し、しかも、各エレメント13
a〜13dの隣り合う端部の磁気検出素子同志の少なく
とも1個は走査方向に中心線が一致するように位置合わ
せしている。すなわち、第3図で、エレメント13aの
終端部の数個の磁気検出素子Zはニレメン目3bの始端
部の数個の対応する磁気検出素子Aに対し走査方向に位
置をだぶらせて配設されており、同様に、エレメント1
3bの終端側の磁気検出素子Zはエレメント13cの始
端側の磁気検出素子Aに、エレメント13cの終端側の
磁気検出素子Zはニレメンl−13dの始端側の磁気検
出素子AにそれぞれX方向に位置をだぶらせて配設され
ている。このように各エレメント端部の磁気検出素子1
5を走査方向にだぶらせて位置合わせすれば、第10図
に示すように各エレメント端部の磁気検出素子15n、
15aを所定ピッチ間隔に位置合わせするよりは容易で
あり、しかも、各対の磁気抵抗素子2a、2bを走査方
向に平行に正しく位置合わせできる (各エレメントが
傾いたりしないで配設できる)こととなり、作業性の改
善と検出精度の向上を図ることができる。
ところで、本実施例では、第6図に示すように、前記台
座6の底面側からはフレキシブル配線基板2La、21
bがスリット孔10a、 10bを通して挿入され、そ
の挿入先端部は内壁8a、8bの頂面に載置状態で固定
されている。このフレキシブル配線基板21a、21b
は内部にGND配線パターンと、入力配線パターンと、
前記半導体チップエレメント13a〜13dの出力端子
パターン20と同一ピンチの複数の出力配線パターンと
が形成されており、GND配線パターンは各エレメント
13a〜13dのGND端子パターン17に、入力配線
パターンはエレメント138〜13dの入力端子パター
ン18にそれぞれ接続されている。そして、フレキシブ
ル配線基板2Ia側の出力配線パターンはボンディング
によってエレメント13a、 13cの出力端子パター
ンの接続端子部20aに接続され、同様に、配線基板2
1b側の出力配線パターンはニレメン)13b、13d
側の出力端子パターンの接続端子部20aに接続されて
いる。また、フレキシブル配線基板2La、21bの他
端側にはコネクタ22が接続され、このコネクタ22を
介して入力端子パターン18に入力電圧V ccが印加
されるとともに各磁気検出素子15a〜15nからの信
号の取り出しが行われている。
また、前記台座6の頂面側には耐摩耗性に優れた非磁性
材料からなるカバー23、本実施例ではタングステン製
のカバー23が半導体チップエレメント13と一定の間
隙24を形成して被せられている。
この間隙24を形成しない場合には、被検出体の鉄板4
からカバー23側に押圧力が加わると、カバー23が撓
んで半導体チンプエレメン目3に圧力をおよぼし、磁気
抵抗素子2a、2bからピエゾ電圧が発生する。このピ
エゾ電圧はノイズとして作用し、磁気検出素子15の信
頼性を害することになる。
本実施例はこのような弊害を避けるため、次の工夫をし
て適切な間隙24を形成している。第7図にはこの間隙
24を形成するためのマグネット12の組み込み方法が
示されている。このマグネット12の台座6への組み込
みに際しては、定盤25の上に台座6を逆さにして(台
座6の頂面を定盤25に当接して)載置するとともに、
内壁8a、8bの頂面と定盤25との間にはスペーサ2
6を介設する。このスペーサ26の板厚は半導体チップ
エレメント13の厚さも、と、このエレメント13とカ
バー23との間に形成する適切な間隙L9との和1.+
1.と等しい寸法に形成する。このように、スペーサ2
6を介設した状態で、マグネッ目2を台座6の底面側か
ら長溝孔7に挿入し、同マグネット12の先端面がスペ
ーサ26に当接するまで嵌め込み、この状態でマグネッ
ト12の基端側(底面側)を台座6の内壁8a、8bに
接着する。この状態で、マグネット12の上面(磁極面
)にニレメン) 13a〜L3dを接着し、さらに、台
座6にカバー23を被せれば、各エレメント13a−L
3dとカバー23との間に適切なt9の間隙24が形成
されることになる。
上記のようにして構成された磁気センサ装置を用いて鉄
板4の表面を検査する場合は、第11図に示すように、
鉄板4に対して磁気センサ装W27のx、Y方向の基準
位置が先ず定められる。この位置決め状態で磁気センサ
装置27又は鉄板4のいずれか一方を走査方向(X方向
)に1回移動すれば、鉄板表面の傷3a〜3gや異物の
情報が各エレメント13a〜13dの磁気検出素子15
a〜15nによって検出され、この各エレメント138
〜13dの各素子15a〜15nからの第・15図に示
すような検出波形を解析することにより、鉄板表面の傷
3a〜3gや異物の大きさ、形状、位置が直ちに求めら
れることになる。
上記本実施例によれば、磁気検出素子15a〜15nを
半導体チップエレメント13内に焼付は印刷によって形
成し、この磁気検出素子15a〜15nからの出力信号
をフレキシブル配線基板21a、21bによって取り出
すように構成したから、磁気検出素子15a〜15nと
端末部との微小ピッチ配列が共に可能となり、これに伴
い装置27の検出精度を高め、かつ、端末部の実装密度
の効率化を図ることができる。
また、フレキシブル配線基121a、21bを台座6の
底面側から長溝孔7に挿入し、内壁8a、8bの頂面に
固定するようにしており、同フレキシブル配線基板21
a、21bが台座6の上側に引き廻されることはないか
ら、各磁気検出素子15a〜15nと基板21a、21
bとのポンディング接続やカバー23の取り付けに際し
、フレキシブル配線基板21a、21bが邪魔になると
いうことがな(、これらカバー取り付は等の作業の効率
化を図ることができる。
さらに、各半導体チップエレメント13a〜13dとカ
バー23との間には適切な間隙24が形成されるから、
装置使用中にカバー23が被検出体に押されてたとえ撓
んでも、半導体チップニレメンl−13a〜13dに接
触してピエゾ電圧を発生させることばなく、これにより
、検出データの信顧性を十分に高めることができる。
さらに、上記実施例では半導体チップニレメン目38〜
13dの表面は出力端子パターン20の接続端子部20
aを残して絶縁被覆されているから、この接続端子部2
0aとフレキシブル配線基板21a、 21bの端末部
とのポンディング接続リードをこの絶縁被覆材を介して
各端子パターン17.18と交差配線することが可能と
なり、配線の集積効率は大幅に高められることとなる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることはなく、様
々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施例では、
磁気検出素子15を一対の磁気抵抗素子2a、2bによ
って構成したが、ホール素子を用いて磁気検出素子15
を構成することもできる。
この場合はマグネット12を省略しくしたがって長溝孔
7も省略できる)、ホール素子を印刷形成した半導体チ
ップエレメント13を内壁8a、8bの頂面に固定する
ことになる。そして、この場合は被検出体の検査に際し
、該被検出体側に、例えば、コイルを巻いてバイアス磁
界をかけることになる。これに対し、本実施例のように
、磁気検出素子15を磁気抵抗素子2a、2bによって
形成し、この素子2a、2bが印刷形成されている半導
体チップエレメント13a =13dをマグネット12
の磁極面に配設すれば、このマグネット12が磁気抵抗
素子2a、2bにバイアス磁界を与えることとなり、被
検出体側にバイアス磁界を加える必要はないので、取扱
い上非常に便利となる。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように、磁気検出素子が所定のピ
ッチ間隔で配列されてなる複数の半導体チップエレメン
トをエレメント収容部に沿うて、すなわち、走査方向と
直交する方向に配列してなるから、1回の走査で検出で
きる検出幅を十分に大きくすることができ、例えば、こ
の半導体チップエレメントを被検出体の幅と等しい長さ
に亘って配列すれば、幅が数メートルにもおよぶ大きな
被検出体であっても、1回の走査をするだけでその被検
出体の全表面の傷や異物の付着を検出することが可能と
なり、検査の時間短縮を大幅に図ることができる。
また、エレメント収容部に配列される各半導体チップエ
レメントの端部側の磁気検出素子同志は互いに走査方向
に位置をだぶらせて配置されているから、被検出体の幅
方向に途切れなく磁気検出素子が所定のピッチ間隔で配
置されることとなる。
したがって、被検出体に対して各磁気検出素子の走査位
置が正確に一対一に関係づけられることとなり、被検出
体に対して走査起点の基準位置を定め、その基準位置か
ら装置を走査すれば、1回の走査で被検出体表面の傷や
異物の、大きさ、形状、位置等の正確な情報を直ちに得
ることができる。
さらに、磁気検出素子は半導体チップエレメントに形成
されるものであるから、パターン印刷により磁気検出素
子を微小ピッチ間隔で配列できることとなり、これによ
り、装置の検出精度を十分に高めることができる。しか
も、各磁気検出素子の配線パターンも半導体チップエレ
メント上に同時印刷され得るから、各磁気検出素子の結
線がパターンの印刷工程で完了しており、したがって、
各磁気検出素子の端末接続処理は非常に簡易化されるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す磁気センサ装置の平面
外観図、第2図<a>ば本実施例装置を構成する台座の
平面図、第2図(b)は同台座の側面図、第3図は同実
施例における半導体チップエレメントの配置態様を示す
説明図、第4図は半導体チップエレメントのパターン形
態図、第5図は半導体チップエレメントの絶縁被覆状態
を示す説明図、第6図は同実施例装置の組立状態図、第
7図は台座とマグネットの組み立て方法を示す説明図、
第8図は磁気検出素子の結線図、第9図および第10図
は半導体チップエレメントの他の配置例を示す説明図、
第11図は本実施例装置の走査例を示す説明図、第12
図は磁気センサの構成図、第13図は磁気センサの等価
回路図、第14図は磁気センサを用いた鉄板表面の傷検
出例を示す説明図、第15図は磁気センサによる傷検出
の出力波形図、2 〇− 第16図は傷がない状態における磁気センサの出力波形
図、第17図は磁気センサを用いた幅広鉄板表面の走査
例を示す説明図である。 1・・・マグネット、2a、2b・・・磁気抵抗素子、
3.3a〜3g・・・傷、4・・・鉄板、5a〜5n・
・・走査領域、6・・・台座、7・・・長溝孔、8a、
8b・・・内壁、lOa、 10b・・・スリット孔、
11・・・端縁壁、12・・・マグネット、13・・・
半導体チップエレメント、14・・・ウェハ、15・・
・磁気検出素子、16・・・導体部、17・・・GND
端子パターン、18・・・入力端子パターン、19・・
・絶縁材、20・・・出力端子パターン、20a・・・
接続端子部、21a、21b・・・フレキシブル配線基
板、22・・・コネクタ、23・・・カバー、24・・
・間隙、25・・・定盤、26・・・スペーサ、27・
・・磁気センサ装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 磁性材料からなる被検出体の表面を走査して磁界の変化
    に基づき異常を検出する磁気センサ装置であって、磁気
    検出素子が走査方向と直交する方向に所定のピッチ間隔
    で配列されてなる複数の半導体チップエレメントと、走
    査方向と直交する方向を長手方向とするエレメント収容
    部を備えてなる台座とを有し、前記複数の半導体チップ
    エレメントは互いに走査方向に位置をずらしてエレメン
    ト収容部の長手方向に沿って配設されるとともに、前記
    各半導体チップエレメントの隣り合う端部側に配列され
    ている1個以上の磁気検出素子同志は走査方向に位置を
    だぶらせて配設されている磁気センサ装置。
JP63160402A 1988-06-28 1988-06-28 磁気センサ装置 Pending JPH0210181A (ja)

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