[0001]本願は、概して、ワイヤレス通信に関し、より具体的には、発見(discovery)メッセージを確実に送信および受信するためのシステム、方法、およびデバイスに関する。
[0002]多くの電気通信ステムでは、通信ネットワークは、いくつかの相互作用する空間的に隔てられたデバイス間でメッセージを交換するために使用される。ネットワークは、例えば、都市エリア、ローカルエリア、またはパーソナルエリアでありうる、地理的範囲にしたがって分類されうる。そのようなネットワークは、それぞれ、ワイドエリアネットワーク(WAN)、都市エリアネットワーク(MAN:metropolitan area network)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、またはパーソナルエリアネットワーク(PAN)と呼ばれうる。ネットワークはまた、様々なネットワークノードおよびデバイスを相互接続するために使用される交換(switching)/ルーティングの技法(例えば、回路交換対パケット交換)、送信のために用いられる物理媒体のタイプ(例えば、ワイヤード(wired)対ワイヤレス)、および使用される通信プロトコルのセット(例えば、インターネットプロトコルスイート、SONET(同期型光ネットワーキング)、イーサネット(登録商標)等)に準じて、異なる。
[0003]ワイヤレスネットワークは、ネットワーク要素が移動式であり、それにより動的接続のニーズを有するとき、またはネットワークアーキテクチャが固定式よりもアドホックのトポロジにおいて形成される場合に、しばしば、好まれる。ワイヤレスネットワークは、電波(radio)、マイクロ波、赤外線、光(optical)等の周波数帯域において電磁波を使用する無誘導伝搬モード(unguided propagation mode)における無形(intangible)物理媒体を用いる。ワイヤレスネットワークは、固定式ワイヤードネットワークと比べて、有利に、迅速なフィールド展開およびユーザの移動性を促進する。
[0004]ワイヤレスネットワークにおけるデバイスは、互いに、ならびに互いから、情報を送信および/または受信することができる。その情報は、パケットを含むことができ、それはいくつかの態様ではデータユニットと称されうる。パケットは、ネットワークを通じてパケットをルーティングすること、パケットにおけるデータを識別すること、パケットを処理すること等に役立つオーバヘッド情報(例えば、ヘッダ情報、パケット特性等)を含むことができる。パケットは、パケットのペイロードにおいて搬送されうる、ユーザデータ、マルチメディアコンテンツ等のようなデータをさらに含むことができる。パケットは、媒体上で通信する2つの異なるデバイスを導入するためにさらに使用されうる。媒体は、媒体にアクセスすることを求める複数のデバイスによって共有されうるため、媒体上にデバイスを導入するための改善されたシステム、方法、およびデバイスが望まれる。
[0005]本明細書で論じられているシステム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品は各々、いくつかの態様を有し、これらのうちの何れも、単独でその望ましい属性を担うものではない。後続する特許請求の範囲によって表される本発明の範囲を限定することなく、いくつかの特徴が以下で簡潔に説明されている。本説明を考慮した後、特に「詳細な説明」と題するセクションを読んだ後、どのように本発明の有利な特徴が、媒体上にデバイスを導入するときの低減された電力消費を含むのかが理解されるだろう。
[0006]本開示で説明されている主題の1つの態様は、ワイヤレス通信システムにおいてデバイスを発見する方法を提供する。その方法は、第1の発見インターバル中に、複数のデバイスを備えるデバイスクラスタの第1のデバイスから第1の発見メッセージを受信することを含む。第1の発見メッセージは、デバイスクラスタに関連付けられた情報を含む。その方法は、第1の発見メッセージに応答して発見トリガメッセージを送信することをさらに含む。その方法は、第2の発見インターバル中に、デバイスクラスタのうちの少なくとも1つのデバイスから第2の発見メッセージを受信することをさらに含む。第2の発見メッセージは、発見トリガメッセージに応答して、デバイスクラスタのうちの少なくとも1つのデバイスによって提供される複数のサービスを広告するように構成される。
[0007]本開示で説明されている主題の別の態様は、ワイヤレス通信システムにおいてデバイスを発見するように構成されたワイヤレスデバイスを提供する。そのデバイスは、第1の発見インターバル中に、複数のデバイスを備えるデバイスクラスタの第1のデバイスから第1の発見メッセージを受信するように構成された受信機を含む。第1の発見メッセージは、デバイスクラスタに関連付けられた情報を含む。そのデバイスは、第1の発見メッセージに応答して発見トリガメッセージを送信するように構成された送信機をさらに含む。その受信機は、第2の発見インターバル中に、デバイスクラスタのうちの少なくとも1つのデバイスから第2の発見メッセージを受信するようにさらに構成される。第2の発見メッセージは、発見トリガメッセージに応答して、デバイスクラスタのうちの少なくとも1つのデバイスによって提供される複数のサービスを広告するように構成される。
[0008]本開示で説明されている主題の別の態様は、ワイヤレス通信システムにおいてデバイスを発見するための装置を提供する。その装置は、第1の発見インターバル中に、複数のデバイスを備えるデバイスクラスタの第1のデバイスから第1の発見メッセージを受信するための手段を含む。第1の発見メッセージは、デバイスクラスタに関連付けられた情報を含む。その装置は、第1の発見メッセージに応答して発見トリガメッセージを送信するための手段をさらに含む。その装置は、第2の発見インターバル中に、デバイスクラスタのうちの少なくとも1つのデバイスから第2の発見メッセージを受信するための手段をさらに含む。第2の発見メッセージは、発見トリガメッセージに応答して、デバイスクラスタのうちの少なくとも1つのデバイスによって提供される複数のサービスを広告するように構成される。
[0009]本開示で説明されている主題の別の態様は、実行されるときに装置に、第1の発見インターバル中に複数のデバイスを備えるデバイスクラスタの第1のデバイスから第1の発見メッセージを受信させるコードを含む非一時的なコンピュータ可読媒体を提供する。第1の発見メッセージは、デバイスクラスタに関連付けられた情報を含む。その媒体は、実行されるときに装置に、第1の発見メッセージに応答して発見トリガメッセージを送信させるコードをさらに含む。その媒体は、実行されるときに装置に、第2の発見インターバル中に、デバイスクラスタのうちの少なくとも1つのデバイスから第2の発見メッセージを受信させるコードをさらに含む。第2の発見メッセージは、発見トリガメッセージに応答して、デバイスクラスタのうちの少なくとも1つのデバイスによって提供される複数のサービスを広告するように構成される。
本開示の態様が用いられうるワイヤレス通信システムの例を例示している。
図1のワイヤレス通信システム内で用いられうるワイヤレスデバイスの機能的ブロック図を図示している。
本開示の態様にしたがった、ワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムラインを例示している。
本開示の態様にしたがった、ワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムラインを例示している。
本開示の態様にしたがった、ワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムラインを例示している。
本開示の態様にしたがった、ワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムラインを例示している。
本開示の態様にしたがった、ワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムラインを例示している。
本開示の態様にしたがった、ワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムラインを例示している。
図1で例示されているデバイス間で交換される信号フローを例示している例示的な信号フロー図を例示している。
図1で例示されているデバイス間で交換される信号フローを例示している別の例示的な信号フロー図を例示している。
ワイヤレス通信システムにおけるデバイスを発見する方法の例のフローチャートである。
本発明の実施形態にしたがった、ワイヤレス通信のための装置の機能的ブロック図である。
ワイヤレス通信システムにおけるデバイスを発見する方法の別の例のフローチャートである。
本発明の実施形態にしたがった、ワイヤレス通信のための装置の機能的ブロック図である。
デバイスが複数の送信インターバルをわたって(over)発見パケットの送信を拡散する(spread)ワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムラインを例示している。
デバイスが複数の送信インターバルをわたって発見パケットの送信を拡散するワイヤレス通信システムにおける別の例示的な通信タイムラインを例示している。
詳細な説明
[0026]「例示的(exemplary)」という用語は、本明細書で、「例、事例、または例示としての役割をする」ことを意味するように使用されている。本明細書で「例示的」であると説明される何れの実施形態も、他の実施形態に対して、必ずしも好ましいまたは有利であるようには解釈されるべきでない。新規のシステム、装置、および方法の様々な態様は、添付の図面を参照して以下でより十分に説明されている。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化され、本開示全体を通して提示されるあらゆる指定の構造または機能に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が徹底的で完全であり、当業者に本開示の範囲を十分に伝えることになるように提供される。本明細書における教示に基づいて、本発明の他の何らかの態様から独立して実行されるか、本発明の他の何らかの態様と組み合わせて実行されるかに関わらず、本開示の範囲が、本明細書で開示されている新規のシステム、装置、および、方法のあらゆる態様をカバーするように意図されていることを、当業者は正しく認識すべきである。例えば、本明細書で述べられる任意の数の態様を使用して装置は実装されうる、または方法は実施されうる。加えて、本発明の範囲は、ここで述べられる発明の様々な態様に加えた、または、ここで述べられる発明の様々な態様以外の、他の構造、機能、または、構造および機能を使用して実施されるこのような装置または方法をカバーするように意図されている。本明細書で開示されているあらゆる態様が請求項のうちの1つ以上の要素によって具現化されうることは理解されるべきである。
[0027]特定の態様がここに説明されているけれども、これらの態様の多くの変形および置換が、本開示の範囲内に含まれる(fall within)。好ましい態様のいくらかの利益および利点が述べられているけれども、本開示の範囲は、特定の利益、使用、または、目的に限定されるようには意図されていない。むしろ、本開示の態様は、異なるワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および、送信プロトコルに広く適用可能であるように意図されており、そのうちのいくつかは、一例として、好ましい態様の以下の説明中および図中で例示されている。詳細な説明および図面は、限定よりはむしろ、本開示の単なる例示であり、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって定義されている。
[0028]一般的な(popular)ワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含むことができる。WLANは、広く使用されているネットワーキングプロトコルを用いて、近くのデバイスを互いに相互接続するように使用されうる。本明細書で説明されている様々な態様は、ワイヤレスプロトコル等、のあらゆる通信規格に適用されることができる。
[0029]いくつかの実装では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスするコンポーネントである様々なデバイスを含む。例えば、クライアント(局または「STA」とも称される)。例えば、STAは、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、移動式電話等でありうる。一例では、STAは、インターネットへの、あるいは他のワイドエリアネットワークへの一般的な接続を取得するために、WiFi(登録商標)(例えば、IEEE802.11プロトコル)対応ワイヤレスリンクを介して他のSTAに接続する。
[0030]局(「STA」)は、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、移動式デバイス、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の専門用語を含むことができ、これらとして実装されることができ、または、これらとして知られうる。いくつかの実装において、アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の適した処理デバイスもしくはワイヤレスデバイスを含むことができる。したがって、本明細書で教示されている1つ以上の態様は、電話機(例えば、セルラ電話またはスマートフォン)中に、コンピュータ(例えば、ラップトップ)中に、ポータブル通信デバイス中に、ヘッドセット中に、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、パーソナルデータアシスタント)中に、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽またはビデオのデバイス、あるいは、衛星ラジオ)中に、ゲームデバイスまたはシステム中に、グローバルポジショニングシステムデバイス中に、あるいは、ワイヤレスの媒体を介して通信するように構成されている他の何らかの適したデバイス中に、組み込まれうる。
[0031]例えば、局のグループ等のデバイスは、近隣アウェアネットワーク(NAN:neighborhood aware network)、またはソーシャルWiFiネットワークで使用されうる。例えば、ネットワーク内の様々な局が、局の各々がサポートするアプリケーションに関して、互いにデバイス対デバイス(例えば、ピアツーピア通信)ベースで通信することができる。モバイルデバイスが確実な通信および低電力消費を確保しながら、(例えば、ページングまたはクエリパケットまたはメッセージを送ることによって)他のSTAによって提供されるサービスを発見すると同様に、(例えば、発見パケットまたはメッセージを送ることによって)それ自体を広告することをソーシャルWiFiネットワークで使用される発見プロトコルが可能にすることが望ましい。
[0032]図1は、本開示の態様が用いられうるワイヤレス通信システム100の例を例示している。ワイヤレス通信システム100は、第1のモバイルデバイスクラスタ110、第2のモバイルデバイスクラスタ120、第3のモバイルデバイスクラスタ130、およびモバイルデバイス142を含む。
[0033]第1のモバイルデバイスクラスタ110は、モバイルデバイス112、モバイルデバイス114、モバイルデイバス116、およびモバイルデバイス118を含む。第2のモバイルデバイスクラスタ120は、モバイルデイバス118、モバイルデバイス122、モバイルデバイス124、モバイルデイバス126、およびモバイルデバイス128を含む。第3のモバイルデバイスクラスタ130は、モバイルデバイス132、モバイルデバイス134、モバイルデイバス136、およびモバイルデバイス138を含む。図1の特定の例では、モバイルデバイス142は、モバイルデバイスクラスタ110、120、130のいずれにも加わらない(例えば、モバイルデバイスクラスタ110、120、130のいずれのメンバでもない)。さらに、図1の特定の例では、モバイルデバイス118は、複数のモバイルデバイスクラスタ(つまり、モバイルデバイスクラスタ110、120)に加わっている(例えば、複数のモバイルデバイスクラスタのメンバである)。
[0034]ワイヤレス通信システム100は、他のモバイルデバイス112、114、116、118、122、124、126、128、132、134、136、および138と通信することができるモバイルデバイス112、114、116、118、122、124、126、128、132、134、136、および138を含むことができる。例として、モバイルデバイス112は、モバイルデバイス116と通信することができる。別の例として、モバイルデバイス112は、モバイルデバイス118と通信することができるけれども、この通信リンクは図1で例示されていない。
[0035]様々なプロセスおよび方法が、モバイルデバイス112のような、個々のモバイルデバイス112、114、116、118、122、124、126、128、132、134、136、および138と、モバイルデバイス114のような、別の個々のモバイルデバイスとの間のワイヤレス通信システム100における送信のために使用されうる。例えば、OFDM/OFDMA技法にしたがって、信号は送られる、ならびに受信されることができる。この場合、ワイヤレス通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと称されうる。代わりとして信号は、CDMA技法にしたがって、モバイルデバイス112のような、個々のモバイルデバイス112、114、116、118、122、124、126、128、132、134、136、および138と、モバイルデバイス114のような、別の個々のモバイルデバイスとの間で送られる、ならびに受信されることができる。この場合には、ワイヤレス通信システム100は、CDMAシステムと称されうる。
[0036]様々な実施形態にしたがって、ワイヤレス通信システム100は、近隣アウェアネットワークであることができ、モバイルデバイスクラスタ110、120、130のうちの1つ以上は、特定の共通のモバイルデバイスアプリケーションに関連付けられうる。例えば、各モバイルデバイスクラスタ110、120、130は、ソーシャルネットワーキングモバイルデバイスアプリケーション、ゲームモバイルデバイスアプリケーション、またはそれらの組み合わせ等、のそれぞれの共通モバイルデバイスアプリケーションに関連付けられうる。
[0037]動作において、ワイヤレス通信システム100のモバイルデバイスは、1つ以上のワイヤレス通信プロトコルにしたがってワイヤレスに通信することができる。例えば、少なくとも1つの実施形態において、ワイヤレス通信システム100のモバイルデバイスは、米国電気電子学会(IEEE)802.11プロトコルに関連付けられた発見ビーコンのような、発見メッセージを送る、ならびに受信することができる。別の例として、ワイヤレス通信システム100のモバイルデバイスは、ワイヤレス通信システム100の各モバイルデバイスに共通であるネットワーク広告プロトコルを介して通信することができる。別の例として、第1のモバイルデバイスクラスタ110は、ネットワーク広告プロトコルとは異なる第2のプロトコルを使用して通信することができる。同様に、第2のモバイルデバイスクラスタ120は、ネットワーク広告プロトコルとは異なる第3のプロトコルを使用して通信することができ、第3のモバイルデバイスクラスタ130は、ネットワーク広告プロトコルとは異なる第4のプロトコルを使用して通信することができる。このコンテキストでは、プロトコルは、通信が生じるチャネル、通信のタイミング(例えば、発見インターバルのタイミング)等のような、通信するために使用されるパラメータを指す。
[0038]さらに例示するために、モバイルデバイス142は、オンになり、ワイヤレス通信システム100に共通のネットワーク広告プロトコルを介して第1の発見メッセージを受信するためにリスニング状態に留まることができる。ある特定の実施形態では、第1の発見メッセージは周期的に送られうる。特定の実施形態では、クラスタ内のモバイルデバイスは、発見メッセージによって、クラスタに関連付けられていると共通に識別されることができる。例えば、モバイルデバイス142は、モバイルデバイス122から第1の発見メッセージを受信することができる。第1の発見メッセージは、第2のモバイルデバイスクラスタ120に特有の情報を含むことができ、本明細書では、「クラスタ発見メッセージ」と称されることができる。例えば、情報は、例えば、第2のモバイルデバイスクラスタ120に関連付けられたプロトコルの特質を示すことよって、第2のモバイルデバイスクラスタ120を示す(例えば、広告する)ことができる。情報は、ネットワーク広告プロトコルに関連付けられたワイヤレスチャネルとは異なりうる第2のモバイルデバイスクラスタ120に関連付けられたワイヤレスチャネルの指示を含むことができる。代わりとして、または加えて、情報は、ネットワーク広告プロトコルに関連付けられたタイミングパラメータとは異なりうる第2のモバイルデバイスクラスタ120に関連付けられたタイミングパラメータ(例えば、発見インターバルの開始時間および/または持続時間)の指示を含むことができる。代わりとして、または加えて、情報は、(例えば、モバイルデバイスが、例えば第2のモバイルデバイスクラスタ120に関連付けられた推定された帯域幅がしきい値を超えるネットワークサイズに基づいて小さすぎるかどうかに基づいて、第2のモバイルデバイスクラスタ120に加わるべきかどうかを決定することを可能にする)第2のモバイルデバイスクラスタ120に関連付けられたネットワークサイズを含むことができる。代わりとして、または加えて、情報は、第2のモバイルデバイスクラスタ120に関連付けられた後続のリスニングインターバルおよび/または発見インターバルの持続時間を含むことができる。代わりとして、または加えて、情報は、第2のモバイルデバイスクラスタ120に関連付けられたソーシャルネットワーキングモバイルデバイスアプリケーションまたはゲームモバイルデバイスアプリケーションについての情報のような、クラスタ識別情報(cluster identifying information)を含むことができる。
[0039]第1の発見メッセージを受信することに応答して、モバイルデバイス142は、第2のモバイルデバイスクラスタ120に関連付けられたプロトコルを使用してモバイルデバイス122と通信するために第1の発見メッセージにおける情報を使用することができる。例えば、モバイルデバイス142は、第2のモバイルデバイスクラスタ120に加わる、第2のモバイルデバイスクラスタ120に関連付けられた追加の情報(例えば、モバイルデバイスアプリケーションに関係する情報)に関して、第2のモバイルデバイスクラスタ120のモバイルデバイスに問い合わせをする、またはそれらの組み合わせ、を行うことができる。モバイルデバイス122と通信することは、(ネットワーク広告プロトコルに関連付けられた)第1のチャネルから(第2のモバイルデバイスクラスタに関連付けられた)第2のチャネルにモバイルデバイス142のトランシーバを同調させること(tuning)を含むことができる。第2のチャネルに同調させた後に、モバイルデバイス142は、第2のモバイルデバイスクラスタ120に関連付けられる第2のタイミングパラメータによって決定される時間にモバイルデバイス122から第2の発見メッセージを受信することができる。
[0040]別の特定の例では、モバイルデバイス132は、ワイヤレス通信システム100に共通のネットワーク広告プロトコルを介して第2の発見メッセージを送ることができる。第2の発見メッセージは、第3のモバイルデバイスクラスタ130に特有の情報を含むことができる。1つ以上の他のデバイスは、第2の発見メッセージを受信することができる。例えば、モバイルデバイス128は、モバイルデバイス132によって送られる第2の発見メッセージを受信することができる。モバイルデバイス132は、モバイルデバイス128から第3のモバイルデバイスクラスタ130に特有の情報に基づいて送られるメッセージを受信することができる。メッセージは、第3のモバイルデバイスクラスタ130に関連付けられたプロトコルを使用して送られうる。モバイルデバイス128から送られたメッセージは、第3のモバイルデバイスクラスタ130に加わる要求、第3のモバイルデバイスクラスタ130に関係するさらなる情報に関するクエリ、またはそれらの組み合わせでありうる。
[0041]特定の実施形態では、モバイルデバイスクラスタ110、120、および130の各々は、ワイヤレス通信システム100に共通のネットワーク広告プロトコルに関連付けられた発見インターバル中に広告されうる。例えば、ワイヤレス通信システム100に共通のネットワーク広告プロトコルに関連付けられた第1の発見インターバル中に、第1のモバイルデバイスクラスタ110の特定のデバイス(モバイルデバイス114等)は、第1のモバイルデバイスクラスタ110を広告する発見メッセージを送ることができる。加えて、第1の発見インターバル中に、第2のモバイルデバイスクラスタ120の特定のデバイス(モバイルデバイス126等)は、第2のモバイルデバイスクラスタ120を広告する発見メッセージを送ることができる。さらに、第1の発見インターバル中に、第3のモバイルデバイスクラスタ130の特定のデバイス(モバイルデバイス136等)は、第3のモバイルデバイスクラスタ130を広告する発見メッセージを送ることができる。したがって、第1の発見インターバル中に、モバイルデバイス142は、(例えば、ワイヤレス通信システム100に共通のネットワーク広告プロトコルに関連付けられたチャネルに同調することによって)ワイヤレス通信システム100に共通のネットワーク広告プロトコルを介してモバイルデバイスクラスタの各々に関連付けられた発見メッセージを受信することができる。したがって、モバイルデバイス142は、特定のエリアでアクティブであるモバイルデバイスクラスタを識別するために、様々なチャネル(モバイルデバイスクラスタ110、120、および130の各々に関連付けられたチャネル等、を走査する必要はない。
[0042]ワイヤレス通信システム100に共通のネットワーク広告プロトコルを利用することが、モバイルデバイスの特定のクラスタ(例えば、モバイルデバイスクラスタ110、120、130のいずれか)に関係する情報の送信および受信を可能にすることができることは認識されるだろう。さらに、ネットワーク広告プロトコルとは異なるクラスタ特有プロトコルにしたがって通信することによって、モバイルデバイスクラスタ110、120、130の各々は、特定のモバイルデバイスクラスタに関連付けられた1つ以上の特定のモバイルデバイスアプリケーションのような、クラスタ特有の特質にしたがって通信を調整する(tailor)ことができる。
[0043]図2は、ワイヤレス通信システム100内で用いられうるワイヤレスデバイス202において利用されうる様々なコンポーネントを例示している。ワイヤレスデバイス202は、本明細書で説明されている様々な方法を実行するように構成されうるデバイスの例である。例えば、ワイヤレスデバイス202は、モバイルデバイスの1つを含むことができる。
[0044]ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含むことができる。プロセッサ204はまた、中央処理ユニット(CPU)と称されうる。読取専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)との両方を含みうるメモリ206は、命令およびデータをプロセッサ204に提供することができる。メモリ206の一部分はまた、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含みうる。プロセッサ204は通常、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて、論理および算術演算を行う。メモリ206における命令は、本明細書で説明されている方法を実行するように実行可能でありうる。
[0045]プロセッサ204は、1つ以上のプロセッサで実装される処理システムのコンポーネントを含むことができる、あるいは処理システムのコンポーネントでありうる。1つ以上のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、ステートマシン、ゲート論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、専用ハードウェア有限ステートマシン、または、情報の計算あるいは他の操作を行うことができる何らかの他の適したエンティティ、のあらゆる組み合わせで実装されうる。
[0046]処理システムはまた、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体も含むことができる。ソフトウェアと称されるか、ファームウェアと称されるか、ミドルウェアと称されるか、マイクロコードと称されるか、ハードウェア記述言語と称されるか、または他の用語で称されるかにかかわらず、ソフトウェアは、あらゆるタイプの命令を意味するように広く解釈されることになる。命令は、(例えば、ソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、あるいはコードの他の何らかの適したフォーマットにおける)コードを含むことができる。1つ以上のプロセッサによって実行されるとき、命令は、処理システムに本明細書で説明されている様々な機能を行わせる。
[0047]ワイヤレスデバイス202はまた、ワイヤレスデバイス202とリモートロケーションとの間でのデータの送信および受信をできるようにする、送信機210および/または受信機212を含みうるハウジング208も含むことができる。送信機210および受信機212は、トランシーバ214に統合されることができる。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合されうる。ワイヤレスデバイス202はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナ(図示せず)を含むことができる。
[0048]送信機210は、異なるパケットタイプまたは機能を有するパケットをワイヤレスに送信するように構成されうる。例えば、送信機210は、プロセッサ204によって生成された異なるタイプのパケットを送信するように構成されうる。ワイヤレスデバイス202がモバイルデバイスとして実装または使用されるとき、プロセッサ204は、複数の異なるパケットタイプのパケットを処理するように構成されうる。例えば、プロセッサ204は、パケットのタイプを決定し、それにしたがってパケットおよび/またはパケットのフィールドを処理するように構成されうる。ワイヤレスデバイス202がモバイルデバイスとして実装または使用されるとき、プロセッサ204はまた、複数のパケットタイプのうちの1つを選択および生成するようにも構成されうる。例えば、プロセッサ204は、発見パケット(クラスタ発見メッセージおよび/または発見メッセージ等)を生成し、特定の事例ではパケット情報のどのタイプを使用すべきかを決定するように構成されうる。
[0049]受信機212は、異なるパケットタイプを有するパケットをワイヤレスに受信するように構成されうる。いくつかの態様では、受信機212は、使用されているパケットのタイプを検出し、それにしたがってパケットを処理するように構成されうる。
[0050]ワイヤレスデバイス202はまた、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出および定量化しようとするのに使用されうる信号検出器218を含むこともできる。信号検出器218は、総エネルギー、シンボルあたりのサブキャリア毎のエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号のような信号を検出することができる。ワイヤレスデバイス202はまた、信号を処理する際に使用するデジタル信号プロセッサ(DSP)220も含むこともできる。DSP220は、送信のために、パケットを生成するように構成されうる。いくつかの態様では、パケットは、物理層データユニット(PPDU)を含むことができる。
[0051]ワイヤレスデバイス202は、いくつかの態様で、ユーザインタフェース222をさらに含むことができる。ユーザインタフェース222は、キーバッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを含むことができる。ユーザインタフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を搬送する、および/またはユーザから入力を受信するあらゆる要素またはコンポーネントを含むことができる。
[0052]ワイヤレスデバイス202の様々なコンポーネントは、バスシステム226によって互いに結合されうる。バスシステム226は、例えば、データバスを含み、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスも同様に含むことができる。ワイヤレスデバイス202のコンポーネントが互いに結合され、あるいは、いくつかの他のメカニズムを使用して互いに入力を受け入れる、または提供することができる。
[0053]いくつかの別個のコンポーネントが図2で例示されているけれども、コンポーネントのうちの1つ以上が組み合わされる、または共同に(commonly)実行されうる。例えば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上記で説明された機能のみを実行するのでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上記で説明された機能を実行するためにも使用されうる。さらに、図2で例示されているコンポーネントの各々は、複数の別個の要素を使用して実装されうる。
[0054]複数のモバイルデバイス間の適切な通信を確保するために、モバイルデバイスは、モバイルデバイスの特質に関する情報を受信することができる。例えば、モバイルデバイス142(図1)は、モバイルデバイス142とモバイルデバイス114(図1)との間の通信のタイミングを同期するために、モバイルデバイス114についてのタイミング情報を受信することができる。加えて、または代わりとして、モバイルデバイス142は、別のモバイルデバイスの媒体アクセス制御(MAC)アドレス等のような、他の情報を受信することができる。モバイルデバイス142は、例えば、メモリ206およびプロセッサ204を使用して実行されるソフトウェアを通じて、それが、独立して、そのような情報を必要とするかどうかを決定することができる。
[0055]モバイルデバイス142(図1)は、複数の動作モードを有することができる。例えば、モバイルデバイス142は、アクティブモード、通常動作モード、または全電力モードと称される第1の動作モードを有することができる。アクティブモードでは、モバイルデバイス142は常に、「アウェイク」状態にあることができ、別のモバイルデバイスとデータをアクティブに送信/受信することができる。さらに、モバイルデバイス142は、電力節約モードまたはスリープモードと称される第2の動作モードを有することができる。電力節約モードでは、モバイルデバイス142は、「アウェイク」状態にあることができる、あるいはモバイルデバイス142が別のモバイルデバイスとデータをアクティブに送信/受信しない「ダズ(doze)」または「スリープ」状態にあることができる。例えば、モバイルデバイス142の、受信機212、および場合によるとDSP220と信号検出器218は、ダズ状態において低減した電力消費を使用して動作することができる。さらに、電力節約モードでは、モバイルデバイス142は場合によっては、別のモバイルデバイスとデータを送信/受信することができるようにある特定の時間にモバイルデバイスが「ウェイクアップ(wake up)」する(例えば、アウェイク状態に入る)必要があるか否かをモバイルデバイスに示す、他のモバイルデバイスからのメッセージ(例えば、ページングメッセージ)をリスンする(listen)ためにアウェイク状態に入ることができる。
[0056]図3は、デバイスが1つのチャネルを介して通信することができるワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムライン300を例示している。例示的な通信タイムライン300は、時間持続時間ΔA306の発見インターバル(DI)302、時間持続時間ΔB308のページングインターバル(PI)304、および時間持続時間ΔC310の全体のインターバルを含むことができる。いくつかの態様では、通信は他のチャネルも同様に介して生じることができる。時間は、時間軸上でページを横切って水平に増大する(Time increases horizontally across the page over a time axis)。
[0057]DI302中に、モバイルデバイスは、発見パケットのようなブロードキャストメッセージを通じてサービスを広告することができる。モバイルデバイスは、他のモバイルデバイスによって送信されたブロードキャストメッセージをリスンすることができる。いくつかの態様では、DIの持続時間は、時間とともに変化しうる。他の態様では、DIの持続時間は、時間の期間をわたって固定されたままであることができる。
[0058]DI302の終わりは、図3で例示されているように、第1の残余時間の期間分、後続のPI304の始まりから分離されうる。DI304の終わりは、図3で例示されているように、異なる残余時間の期間分、後続のDIの始まりから分離されうる。
[0059]PI304中に、モバイルデバイスは、ページング要求パケットのようなページング要求メッセージを送信することによってブロードキャストメッセージにおいて広告される複数のサービスのうちの1つ以上への関心を示すことができる。モバイルデバイスは、他のモバイルデバイスによって送信されたページング要求メッセージをリスンすることができる。いくつかの態様では、PIの持続時間は、時間とともに変化しうる。他の態様では、PIの持続時間は、時間の期間をわたって一定に留まることができる。いくつかの態様では、PIの持続時間は、DIの持続時間より小さくありうる。
[0060]持続時間ΔC310の全体のインターバルは、図3で例示されているように、1つのDIの始まりから後続のDIの始まりまでの時間の期間分の長さでありうる(measure)。いくつかの態様では、全体のインターバルの持続時間は、時間とともに変化しうる。他の態様では、全体のインターバルの持続時間が、時間の期間をわたって一定に留まることができる。持続時間ΔC310の全体のインターバルの終局(conclusion)で、DI、PI、および残余インターバルを含む、別の全体のインターバルが始まることができる。連続的な全体のインターバルが無期限に引き続いて起きる、または固定された時間の期間の間続くことができる。
[0061]モバイルデバイスは、モバイルデバイスが送信またはリスンしていない、あるいは送信またはリスンすることを予期していないとき、スリープまたは電力節約モードに入ることができる。例として、モバイルデバイスは、DIまたはPI以外の期間中、スリープすることができる。スリープモードまたは電力節約モードにあるモバイルデバイスは、モバイルデバイスによる送信またはリスンを可能にするために、DIまたはPIの始まりで、通常の動作または全電力モードに戻る、またはアウェイクすることができる。いくつかの態様では、モバイルデバイスは、モバイルデバイスが別のデバイスと通信することを予期するとき、またはモバイルデバイスにアウェイクするように命令する通知パケットを受信した結果として、他の時間に通常の動作または全電力モードに戻る、またはアウェイクすることができる。モバイルデバイスは、モバイルデバイスが送信を受信することを確保するために早くアウェイクすることができる。
[0062]図4は、デバイスが1つのチャネルを介して通信することができるワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムラインを例示している。例示的な通信タイムライン400は、時間持続時間ΔAのDI、時間持続時間ΔBのPI、および時間持続時間ΔCの全体のインターバルを含むことができる。時間は、時間軸上でページを横切って水平に増大する。図4で例示されているように、PIの始まりは、DIの終わりにすぐに後続しうる。PIの終わりは、ΔBとΔAの合計分を差し引いたΔCに等しい残余時間の期間分、後続のDIの始まりから分離されうる。
[0063]図5は、デバイスが1つのチャネルを介して通信することができるワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムライン500を例示している。例示的な通信タイムライン500は、時間持続時間ΔAのDI、時間持続時間ΔBのPI、および時間持続時間ΔCの全体のインターバルを含むことができる。時間は、時間軸上でページを横切って水平に増大する。DI中に、モバイルデバイスは、クラスタ発見パケット(CP)、発見パケット(DP)、および/または発見トリガメッセージ(TP)を送信することができる。PI中に、モバイルデバイスは、ページング要求パケット(PR)を送信することができる。DPは、モバイルデバイスによって提供される複数のサービスを広告し、ページングインターバルが発見パケットを送信するデバイスにとっていつであるかを示すように構成されたパケットでありうる。DPは、データフレーム、管理フレーム、または管理アクションフレームを含むことができる。DPは、より高い層の発見プロトコル、またはアプリケーションベースの発見プロトコルによって生成される情報を搬送することができる。PRは、モバイルデバイスによって提供される複数のサービスうちの少なくとも1つへの関心を示すように構成されたパケットでありうる。
[0064]通信チャネルは、特別な送信可(S−CTS)フレームを送信することによって、パケットのDIおよびPI中にレガシプロトコルを使用して通信するデバイスが除去され(be cleared of)うる。S−CTSフレームは、レガシプロトコルを使用するデバイスに所与の時間の間データを送ることを控えるように命令することができる。しかしながら、S−CTSは、デバイスが発見パケットおよびページング要求パケットを送ることをできるようにしうる。
[0065]モバイルデバイス(mobile devices)は、どのDPまたはPRが特定の時間に送信されうるかを決定するために、DIおよびPI中にチャネルの使用を求めて競合しうる。いくつかの態様では、利用される競合方法は、キャリア感知多重アクセス(CSMA)を含むことができる。CSMAは、モバイルデバイスが共有された送信チャネル上でパケットを送信する前に他のトラフィックの不在を確認する確率的媒体アクセス制御(MAC)プロトコルでありうる。他の態様では、利用される競合方法は、衝突回避を伴うCSMA(CSMA/CA)を含むことができる。CSMA/CA手法の下、チャネルが使用中(busy)であると感知される場合、送信は、インターバルの間延期されうる。延期されるインターバルは、ランダムでありうる、あるいはインターバルルックアップテーブルのような別のスキームを使用して決定されうる。CSMA/CAは、デフォルトの802.11MAC手法でありうる。競合手法を利用することは、固定されたオーバヘッドが、二乗されたデバイスの数に基づいてスケール化することとは対照的に、ワイヤレス通信システムにおけるデバイスの数と直線的にスケールすることを可能にする利益を提供することができる。加えて、競合手法は、いつデバイスがDIまたはPI外でパケットを送信することができるかを決定するために使用されうる。
[0066]DIおよびPIの開始および終わりは、発見パケットまたはページング要求パケットを送信することを望む各モバイルデバイスに多くの方法を介して知られうる。例えば、1つ以上のモバイルデバイスは、クラスタ発見メッセージにおいて、DIおよび/またはPIの開始および終わりを広告することができる。いくつかの態様では、各モバイルデバイスは、他のモバイルデバイスとそのクロックを同期し、共有されるDIおよびPI開始時間、ならびにDI持続時間およびPI持続時間を設定することができる。他の態様では、デバイスは、衝突しうる、あるいは本開示の態様に準拠しない通信のような、レガシ通信の媒体を除去し(clear)、DIまたはPI期間の始まりおよび持続時間、ならびにDIおよびPI持続時間についての追加の情報を示す、S−CTS信号のような信号を送ることができる。いくつかのケースでは、競合手法は、通信するデバイスのクロックが密に同期されない等のときに、有益なフレクシビリティでありうる。
[0067]図5で図示されているように、3つのクラスタ発見メッセージ512a−512cは、DI中にチャネル上での送信を求めて競合しうる。3つのクラスタ発見メッセージ512a−512cは、例えば、3つの異なるモバイルデバイスによって送信されうる。3つの発見パケットが1つよりも多いモバイルデバイスによって送信される実施形態では、モバイルデバイスは、どのパケットが特定の時間に送信されうるかを決定するためにCSMA/CA手法を使用することができる。モバイルデバイスは、同期されたクロックを有することができ、各モバイルデバイスがおおよそのDI開始および終わりの時間に気付いていることができるような共有されたDI持続時間を前もって通信していることがありうる。いくつかの態様では、発見パケットを送信することを望む各モバイルデバイスは、1つ以上の発見パケットを送信するように試みるために、DI内のランダムな最初の送信時間を選択することができる。他の態様では、モバイルデバイスは、予め決定された、またはスケジュールされた最初の送信時間を選択することができる。
[0068]送信する前に、各モバイルデバイスは、通信がチャネル上で現在進行中でありうるかどうかを決定するために時間の期間の間、媒体を感知することができる。いくつかの態様では、モバイルデバイスは、おおよそ25μsの間媒体を感知することができる。媒体がクリアである場合、モバイルデバイスは、クラスタ発見パケット(CP)512のような発見パケットを送信することができる。媒体がクリアでない場合、モバイルデバイスは、遅延期間の間、発見パケットを送信することを遅延することができる。遅延期間はいくつかの態様ではランダムであり、一方で他の態様では計算または予め決定されうる。遅延期間の後に、モバイルデバイスは媒体を再び感知することができ、そして媒体がクリアである場合、モバイルデバイスは発見パケットを送信することができる。媒体がクリアでない場合、モバイルデバイスは、発見パケットが首尾よく(successfully)送られうるまで遅延および感知プロセスを繰り返しうる。
[0069]ある実施形態では、各クラスタ110、120、および/または130(図1)におけるモバイルデバイスは、それぞれのクラスタを広告するクラスタ発見メッセージを送信するために競合しうる。例えば、モバイルデバイス112、114、116、および/または118(図1)は、DI中に、クラスタ発見メッセージ512aを送信するために競合しうる。例えば、モバイルデバイス112、114、116、および/または118は、ランダムにされた開始CSMAのような競合手法を使用してクラスタ発見メッセージ512aを送信するように試みることができる。例示された実施形態では、モバイルデバイス112は、第1のモバイルデバイスクラスタ110を広告することができる、クラスタ発見メッセージ512aを送信することに成功する。モバイルデバイス114、116、および/または118は、発見メッセージ512aの送信を検出することができ、発見メッセージ512aを再送信することを控えることができる。
[0070]同様に、モバイルデバイス118、120、122、124、および/または126(図1)は、DI中に、クラスタ発見メッセージ512bを送信するために競合しうる。例えば、モバイルデバイス118、120、122、124、および/または126は、ランダムにされた開始CSMAのような競合手法を使用してクラスタ発見メッセージ512bを送信するように試みることができる。例示された実施形態では、モバイルデバイス112は、第2のモバイルデバイスクラスタ120を広告することができる、クラスタ発見メッセージ512bを送信することに成功する。モバイルデバイス114、116、および/または118は、発見メッセージ512bの送信を検出することができ、発見メッセージ512bを再送信することを控えることができる。
[0071]同様に、モバイルデバイス130、132、134、136、および/または138(図1)は、DI中に、クラスタ発見メッセージ512cを送信するために競合しうる。例えば、モバイルデバイス130、132、134、136、および/または138は、ランダムにされた開始CSMAのような競合手法を使用してクラスタ発見メッセージ512cを送信するように試みることができる。例示された実施形態では、モバイルデバイス112は、第2のモバイルデバイスクラスタ130を広告することができる、クラスタ発見メッセージ512cを送信することに成功する。モバイルデバイス114、116、および/または118は、発見メッセージ512cの送信を検出することができ、発見メッセージ512cを再送信することを控えることができる。
[0072]モバイルデバイス112、114、116、118、122、124、126、128、132、134、136、および/または138は、モバイルデバイスが属するクラスタに関するクラスタ発見メッセージの送信の後の時間の持続時間の間、オンに留まる(remain on)ように構成されうる。ある実施形態では、モバイルデバイスは、固定された持続時間の間オンに留まることができる。別の実施形態では、モバイルデバイスは、DIの終わりまでオンに留まることができる。
[0073]ある実施形態では、例えば、モバイルデバイス142(図1)のようなモバイルデバイスは、新たなデバイスを発見するときにオンになり、リスン状態に留まることができる。したがって、モバイルデバイス142は、クラスタ発見メッセージ512a−512bのうちの1つ以上を受信することができる。モバイルデバイス142は、1つ以上のクラスタ発見メッセージ512a−512cからDIおよび/またはPIのタイミングを決定することができる。ある実施形態では、各クラスタ110、120、および130は、異なるタイミングにしたがって動作しうる。例えば、各クラスタ110、120、および130のためのDIは、重複しないように互い違い配置されうる(staggered)。
[0074]例えば、クラスタ発見メッセージ512aのようなクラスタ発見メッセージの受信の後に、モバイルデバイス142(図1)のような、新たなモバイルデバイスは、発見トリガメッセージ513を送信することができる。新たなモバイルデバイスが発見トリガメッセージを送信する実施形態は、「トリガされたブロードキャスト」実施形態と称されうる。トリガされたブロードキャスト実施形態では、モバイルデバイス142は、例えばCSMAのような競合手法を使用して、発見トリガメッセージ513を送信することができる。ある実施形態では、モバイルデバイス142は、DIの後に、PI中に、別の指名された時間スロット中に、あるいは任意の他の時間に発見トリガメッセージを送信することができる。発見トリガメッセージ513は、送るデバイス(sending device)(例えば、モバイルデバイス142)の識別子を含み、発見メッセージを送る他のデバイス(例えば、モバイルデバイス112、114、116、および118)をトリガすることができる。1つ以上のモバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス112、114、116、および118)は、発見トリガメッセージ513に応答して発見パケットを送信することができる。モバイルデバイス142は、例えば次のDIまで、スリープまたは非アクティブ状態に入ることができる。
[0075]別の実施形態では、モバイルデバイス142(図1)のような新たなモバイルデバイスは、発見トリガメッセージ513を送信しないことがある。新たなモバイルデバイスが発見トリガメッセージを送信しない実施形態は、「連続的ブロードキャスト」実施形態と称されうる。連続的ブロードキャスト実施形態では、モバイルデバイス142は、1つ以上のクラスタ発見メッセージ512a−512cからDIおよび/またはPIのタイミングを決定することができる。モバイルデバイス142は、例えば次のDIまで、スリープまたは非アクティブ状態に入ることができる。1つ以上のモバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス112、114、116、および118)は、発見トリガメッセージ513を受信することなく、発見パケットを送信することができる。例えば、1つ以上のモバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス112、114、116、および118)は、パターンにしたがって、DI毎、n個のDI毎、またはある特定のDI中に、等のうちの1つ以上のDIで発見パケットを送信することができる。1つ以上のDIで、モバイルデバイス142は、発見パケットをリスンすることによって、ウェイクアップし、他のモバイルデバイスを受動的に発見することができる。
[0076]例示された実施形態では、発見トリガメッセージ513は、第1のクラスタ110(図1)におけるモバイルデバイスからの発見パケットを求める要求を含む。様々な実施形態で、発見トリガメッセージ513は、範囲内の追加の指定のクラスタまたは全てのクラスタからの発見パケットを求める要求を含むことができる。モバイルデバイス112、114、116、および118は、発見トリガメッセージ513を受信することができる。次のDIで、モバイルデバイス142はウェイクアップすることができる。モバイルデバイス112、114、116、および118は、発見メッセージ514a−514dを、それぞれ送信することができる。ある実施形態では、発見メッセージ514a‐514dは、モバイルデバイス112、114、116、および118に固有の情報を広告することができる。ある実施形態では、モバイルデバイス112、114、116、および118は、例えば、CSMAのような競合手法を使用して発見メッセージ514a−514dを送信することができる。
[0077]様々な実施形態では、モバイルデバイス142は、1以上追加の回数、発見トリガメッセージ513を再送信することができる。ある実施形態では、再送信された発見トリガメッセージ513は、(例えばデバイス識別子を含むことによって)どの発見メッセージ514a−514dが受信されているかを示すことができる。モバイルデバイス112、114、116、および118は、1以上追加の回数、発見メッセージ514a−514dを再送信することができる。例えば、モバイルデバイス112、114、116、および118は、発見メッセージ514a−514dが受信されていなかったことを示す再送信された発見トリガメッセージ513をそれらが受信するときに、発見メッセージ514a−514dを再送信することができる。ある実施形態では、モバイルデバイス112、114、116、および118は、再送信された発見トリガメッセージ513が不在のときに、1以上追加の回数、発見メッセージ514a−514dを再送信することができる。
[0078]PI中にページング要求パケットを送るプロセスは、DI中に発見パケットを送信することに関して上記で説明されたプロセスに類似しうる。例として、図5は、3つのページング要求パケットがPI中にチャネル上での送信を求めて競合しうることを描いている。3つのページング要求パケットは、最大3つの異なるモバイルデバイスによって送信されうる。3つの発見パケットが1つよりも多いモバイルデバイスによって送信される場合、モバイルデバイスは、どのパケットが特定の時間に送信されうるかを決定するためにCSMA/CA手法を使用することができる。モバイルデバイスは、同期されたクロックを有することができ、各モバイルデバイスがおおよそのPI開始および終わりの時間に気付いていることができるような共有されたPI持続時間を前もって通信していることがありうる。いくつかの態様では、ページング要求パケットを送信することを望む各モバイルデバイスは、1つ以上のそのページング要求パケットを送信するように試みるために、PI内のランダムな最初の送信時間を選択することができる。送信する前に、各モバイルデバイスは、通信がチャネル上で現在進行中でありうるかどうかを決定するために、媒体を感知することができる。いくつかの態様では、モバイルデバイスは、おおよそ25μsの間媒体を感知することができる。媒体がクリアである場合、モバイルデバイスは、ページング要求パケット(PR)515のようなページング要求パケットを送信することができる。媒体がクリアでない場合、モバイルデバイスは、遅延期間の間、ページング要求パケットを送信することを遅延することができる。遅延期間はいくつかの態様ではランダムであり、一方で他の態様では計算または予め決定されうる。遅延期間の後に、モバイルデバイスは媒体を再び感知することができ、そしてモバイルデバイスがクリアである場合、モバイルデバイスはページング要求パケットを送信することができる。媒体がクリアでない場合、モバイルデバイスは、ページング要求パケットが首尾よく送られうるまで遅延および感知プロセスを繰り返すことができる。
[0079]DP512および/または514A−514Dにおいて広告される複数のサービスのうちの少なくとも1つのような、発見パケットを介して広告されるサービスに潜在的に関心があるモバイルデバイスは、DI中アウェイクする、またはアウェイクに留まることができ、特定の発見パケットが受信するモバイルデバイス(receiving mobile device)にとって興味深くありうる複数のサービスのうちの1つ以上について情報を含むかどうかを決定するために発見パケットを処理することができる。DI期間の後、情報を通信する予定のないモバイルデバイスは、モバイルデバイスが通信する予定がある次回までの休止期間の間、スリープまたは電力節約モードに入ることができる。いくつかの態様では、モバイルデバイスは、モバイルデバイスがDIまたはPI外で別のデバイスと追加の情報を通信することができるまでスリープまたは電力節約モードに入ることができる。いくつかの態様では、モバイルデバイスは、次のPIの始まりまでスリープまたは電力節約モードに入ることができる。PIの始まりで、関心のあるモバイルデバイスは、サービスのプロバイダにページング要求パケットを送信するためにアウェイクすることができる。
[0080]DP512および/または514A−514Dにおいて広告される複数のサービスのような、送信された発見パケットへの応答を待つモバイルデバイスは、PI中アウェイクする、またはアウェイクに留まることができ、特定のページング要求パケットがモバイルデバイスによって提供される複数のサービスのうちの少なくとも1つに対する別のデバイスによる関心を示すかどうかを決定するために、PR515のような、ページング要求パケットを処理することができる。PI期間の後、情報を通信する予定のないモバイルデバイスは、モバイルデバイスが通信する予定がある次回までの休止期間の間、スリープまたは電力節約モードに入ることができる。いくつかの態様では、モバイルデバイスは、モバイルデバイスがDIまたはPI外で別のデバイスと追加の情報を通信することができるまでスリープまたは電力節約モードに入ることができる。いくつかの態様では、モバイルデバイスは、次のDIの始まりまでスリープまたは電力節約モードに入ることができる。
[0081]例として、全体のインターバルの持続時間ΔCは、いくつかの態様では、おおよそ1から5秒に匹敵しうる。他の態様では、全体のインターバルは、1秒よりも小さい、または5秒よりも大きいことがある。DIの持続時間ΔAは、いくつかの態様ではおおよそ16msに匹敵しうるのに対し、他の態様では16msよりも大きいまたは小さいことがある。PIの持続時間ΔBは、いくつかの態様では、おおよそ持続時間ΔAに匹敵しうる。他の態様では、持続時間ΔBは、持続時間ΔAよりも大きいまたは小さいことがある。
[0082]図6は、ワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムライン600を例示している。例示的な通信タイムライン600は、時間持続時間ΔAのDI、時間持続時間ΔBのPI、および時間持続時間ΔCの全体のインターバルを含むことができる。時間は、時間軸上でページを横切って水平に増大する。
[0083]図6で図示されているように、DIは、DIスロット616のような、DIスロットを含むことができ、PIは、PIスロット618のような、PIスロットを含むことができる。DIスロットまたはPIスロットは、それぞれDIまたはPI中の媒体のアクセスに対するスケジュールされた手法を容易にすることができる。DIスロットは、特定のモバイルデバイスが発見パケットまたは発見トリガメッセージを送信することができる時間の期間、もしくはモバイルデバイスが登録要求パケットを送信することができる時間の期間を表すことができる。例えば、モバイルデバイスは、DIスロット616中に発見パケットを送信するように割り当てられうる。PIスロットは、特定のモバイルデバイスがページング要求パケットを送信することができる時間の期間を表すことができる。例えば、PIは、PIスロット618中にページング要求パケットを送信するように割り当てられうる。
[0084]DIスロットおよびPIスロットは、いくつかの態様では、ハッシュ計算に基づいてデバイスMAC IDを使用してモバイルデバイスに割り当てられうる。ランダム時間変動パラメータは、2つのMAC IDが時間をわたって繰り返し衝突しないようにハッシュ関数に追加されうる。他の態様では、媒体を感知すること、および空のスロットを取ることのような共同メカニズムが利用されうる。デバイスは、スロットの開始前のおおよそ25μsのポイント協調機能インタフェーススペース(PIFS:point coordination function interface space)時間の間、使用中として媒体を感知することができる場合、デバイスは、発見パケットまたはページング要求パケットの送信を放棄または遅延させることができる。
[0085]チャネル上で通信する、または通信する予定のある各モバイルデバイスは、チャネル上のモバイルデバイスの存在を他のデバイスに通知するために、特定の期間毎に少なくとも1度、発見パケットを送信することができる。加えて、図5の説明で論じられているように、モバイルデバイスは、図5で論じられているインターバルのような、ある特定の時間中、スリープまたは電力節約モードに入ることができる。
[0086]図7は、ワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムライン700を例示している。例示的な通信タイムライン700は、時間持続時間ΔAのDI、時間持続時間ΔBのPI、および時間持続時間ΔCの全体のインターバルを含むことができる。時間は、時間軸上でページを横切って水平に増大する。DIおよびPIは、図7で描かれているようにスロットをつけられうる(slotted)。
[0087]DIの始まりは、モバイルデバイスによる発見開始フレーム(DSF)パケット720の送信で始まることができる。いくつかの態様では、DSFパケット720は、パケットがDSFパケットであることを示すフレーム制御値を有する発見パケットでありうる。DSFパケット720は、後続の発見パケット(DP)がチャネル上で送信されるまで、またはDI中、他のトラフィックがチャネル上で通信することを妨害しうる。他の態様では、DSFパケット720は、送信可(CTS)フレームでありうる。CTSフレームは、アドレスフィールドで、Social WiFi BSSIDを搬送することができる。DIの持続時間はいくつかの態様では前もってデバイスに通信されうるのに対し、他の態様でデバイスは、時間期間の間のチャネル上での通信の不在に基づいてDIの終わりを感知することができる。
[0088]PIの始まりは、モバイルデバイスによるページング開始フレーム(PSF)パケット722の送信で始まることができる。いくつかの態様では、PSFパケット722は、パケットがPSFパケットであることを示すフレーム制御値を有するページング要求パケットでありうる。PSFパケット722は、後続のページング要求パケット(PR)がチャネル上で送信されるまで、またはPI中、他のトラフィックがチャネル上で通信することを妨害しうる。他の態様では、PSFパケット722は、送信可(CTS)フレームでありうる。CTSフレームは、アドレスフィールドで、Social WiFi BSSIDを搬送することができる。PIの開始または持続時間はいくつかの態様では前もってデバイスに通信されうるのに対し、他の態様でデバイスは、時間期間の間のチャネル上での通信の存在または不在に基づいてPIの開始または終わりを感知することができる。
[0089]図5の説明で論じられているように、モバイルデバイスは、図5の説明で論じられている特定のインターバルのような、ある特定の時間中、スリープまたは電力節約モードに入ることができる。
[0090]図8は、ワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムライン800を例示している。例示的な通信タイムライン800は、時間持続時間ΔAのDI、時間持続時間ΔBのPI、および時間持続時間ΔCの全体のインターバルを含むことができる。時間は、時間軸上でページを横切って水平に増大する。図8で図示されているように、DIがスロットをつけられうる一方でPIはスロットをつけられえない(unslotted)。
[0091]DIの始まりは、モバイルデバイスによる1つ以上のS−CTSパケット824の送信で始まることができる。いくつかの態様では、S−CTSパケットは、フレームがS−CTSパケットであることを示すフレーム制御値を有するCTSフレームでありうる。S−CTSパケットは、DI中、レガシトラフィックがチャネル上で通信することを妨害しうる。DIの開始または持続時間はいくつかの態様では前もってデバイスに通信されうるのに対し、他の態様でデバイスは、時間期間の間のチャネル上での通信の存在または不在に基づいてDIの開始または終わりを感知することができる。例示的なタイムラインは、第1のS−CTSの送信で始まり、DIの終わりで終了する時間持続時間ΔDをさらに含むことができる。
[0092]PIの始まりは、モバイルデバイスによるPSFパケットの送信で始まることができる。いくつかの態様では、PSFパケットは、パケットがPSFパケットであることを示すフレーム制御値を有するページング要求パケットでありうる。PSFパケットは、後続のページング要求パケット(PR)がチャネル上で送信されるまで、またはPI中、他のトラフィックがチャネル上で通信することを妨害しうる。他の態様では、PSFパケットは、送信可(CTS)フレームでありうる。CTSフレームは、アドレスフィールドで、Social WiFi BSSIDを搬送することができる。PIの開始または持続時間はいくつかの態様では前もってデバイスに通信されうるのに対し、他の態様でデバイスは、時間期間の間のチャネル上での通信の存在または不在に基づいてPIの開始または終わりを感知することができる。また他の態様では、ページングインターバルは、デバイスによる1つ以上のS−CTSパケットの送信で始まることができる。PI中に送信されるページング要求パケットは、図5の説明で論じられているような競合手法を使用して送られることができる。
[0093]加えて、図5の説明で論じられているように、モバイルデバイスは、図5の説明で論じられている特定のインターバルのような、ある特定の時間中、スリープまたは電力節約モードに入ることができる。
[0094]図9は、ワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムライン900を例示している。例示的な通信タイムライン900は、時間持続時間ΔAのDI、時間持続時間ΔBのPI、および時間持続時間ΔCの全体のインターバルを含むことができる。時間は、時間軸上でページを横切って水平に増大する。DIおよびPIは、図9で描かれているようにいくつかの態様では、スロットをつけられうる。他の態様では、DIまたはPIは、図5の説明で論じられているようにスロットをつけられ得ず、モバイルデバイスはチャネル上で通信するために競合しうる。
[0095]図9は、図1で例示されているデバイス間で交換される信号フローを例示している例示的な信号フロー図900を例示している。特に、信号フロー図900は、実施形態にしたがってモバイルデバイス142と、モバイルデバイス112と、モバイルデバイス114との間で交換される信号を図示している。モバイルデバイス142、112、および114のみが論じられているけれども、当業者は、本明細書で論じられている信号フローがあらゆるモバイルデバイスに適用されうることを認識するだろう。
[0096]図5に関して上記で論じられたように、モバイルデバイス142は、アウェイクまたはリスニング状態で待機することができる。引き続き図9を参照すると、DI中、モバイルデバイス112は、例えば、モバイルデバイス142および114にクラスタ110に関するクラスタ発見メッセージ910をブロードキャストすることができる。様々な実施形態で、モバイルデバイス114もまた、競合メカニズムを使用してクラスタ発見メッセージ910を送信するように試みることができる。モバイルデバイス114は、モバイルデバイス112からクラスタ発見メッセージ910を受信することができ、クラスタ110に関する別のクラスタ発見メッセージ910を送信することを控えることができる。
[0097]モバイルデバイス142は、クラスタ発見メッセージ910を受信することができる。モバイルデバイス142は、クラスタ発見メッセージ910に基づいて次のDIのタイミングを決定することができる。モバイルデバイス142は、例えば、モバイルデバイス112および114に、発見トリガメッセージ920をブロードキャストすることができる。モバイルデバイス142は、例えば次のDIまで、スリープまたは非アクティブ状態に入ることができる。モバイルデバイス112および114は、発見トリガメッセージ920を受信することができる。モバイルデバイス112および114は、例えば次のDIまで、スリープまたは非アクティブ状態に入ることができる。
[0098]次のDIにおいて、モバイルデバイス142はウェイクアップし、発見パケットを求めてリスンすることができる。モバイルデバイス112および114は、ウェイクアップし、それぞれ発見メッセージ930および940を送信することができる。ある実施形態では、モバイルデバイス142は、例えば、発見メッセージ940のような1つ以上の発見メッセージを受信しないことがある。ある実施形態では、モバイルデバイス112は、1つ以上の後続のDIで、発見メッセージ930を再送信することができる。
[0099]ある実施形態では、モバイルデバイス142は、1つ以上の後続のDIで、発見トリガメッセージ920を再送信することができる。再送信された発見トリガメッセージ920は、発見メッセージが受信されたことの指示を含むことができる。例えば、モバイルデバイス142がモバイルデバイス114から発見メッセージ940を受信しない場合、再送信された発見トリガメッセージ920は、そこから発見メッセージが受信されたモバイルデバイス112の識別子を含むことができる。モバイルデバイス114は、再送信された発見トリガメッセージ920を受信することができ、その識別子がメッセージ920に含まれないことを決定することができる。モバイルデバイス114は、1つ以上の後続のDIで、発見メッセージ940を再送信することができる。例えば、モバイルデバイス114は、それがモバイルデバイス114の識別子を含む発見トリガメッセージ920を受信するまで、または再送信限度に達するまで発見メッセージ940を再送信することができる。
[0100]図10は、図1で例示されているデバイス間で交換される信号フローを例示している別の例示的な信号フロー図1000を例示している。特に、信号フロー図1000は、実施形態にしたがってモバイルデバイス142と、モバイルデバイス112と、モバイルデバイス114との間で交換される信号を図示している。モバイルデバイス142、112、および114のみが論じられているけれども、当業者は、本明細書で論じられている信号フローがあらゆるモバイルデバイスに適用されうることを認識するだろう。
[0101]図5に関して上記で論じられたように、モバイルデバイス142は、アウェイクまたはリスニング状態で待機することができる。引き続き図10を参照すると、DI中、モバイルデバイス112は、例えば、モバイルデバイス142および114にクラスタ110に関するクラスタ発見メッセージ1010をブロードキャストすることができる。様々な実施形態で、モバイルデバイス114もまた、競合メカニズムを使用してクラスタ発見メッセージ1010を送信するように試みることができる。モバイルデバイス114は、モバイルデバイス112からクラスタ発見メッセージ1010を受信することができ、クラスタ110に関する別のクラスタ発見メッセージ1010を送信することを控えることができる。
[0102]モバイルデバイス142は、クラスタ発見メッセージ1010を受信することができる。モバイルデバイス142は、クラスタ発見メッセージ1010に基づいて次のDIのタイミングを決定することができる。モバイルデバイス142は、例えば、モバイルデバイス112のような単一のモバイルデバイスに発見トリガメッセージ1020をユニキャストすることができる。ある実施形態では、モバイルデバイス142は、それがそこからクラスタ発見メッセージ1010を受信したモバイルデバイスに発見トリガメッセージ1020をユニキャストすることができる。ある実施形態では、モバイルデバイス142は、それがそこからクラスタ発見メッセージ1010を受信しなかったモバイルデバイスに発見トリガメッセージ1020をユニキャストすることができる。
[0103]モバイルデバイス112は、発見トリガメッセージ1020を受信することができ、応答において発見トリガ肯定応答1025を送信することができる。ある実施形態では、モバイルデバイス114のようなモバイルデバイスは、ユニキャスト送信をスヌープする(snoop)ように構成されうる。したがって、モバイルデバイス114もまた、発見トリガメッセージ1020を受信することができる。モバイルデバイス142は、例えば次のDIまで、スリープまたは非アクティブ状態に入ることができる。モバイルデバイス112および114は、例えば次のDIまで、スリープまたは非アクティブ状態に入ることができる。
[0104]次のDIにおいて、モバイルデバイス142はウェイクアップし、発見パケットを求めてリスンすることができる。モバイルデバイス112および114は、ウェイクアップし、それぞれ発見メッセージ1030および1040を送信することができる。ある実施形態では、モバイルデバイス142は、例えば、発見メッセージ1040のような1つ以上の発見メッセージを受信しないことがある。ある実施形態では、モバイルデバイス112は、1つ以上の後続のDIで、発見メッセージ1030を再送信することができる。
[0105]ある実施形態では、モバイルデバイス142は、1つ以上の後続のDIで、発見トリガメッセージ1020を再送信することができる。例えば、モバイルデバイス142は、それが肯定応答を受信しないときに発見トリガメッセージ1020を再送信することができる。再送信された発見トリガメッセージ1020は、発見メッセージが受信されたことの指示を含むことができる。例えば、モバイルデバイス142がモバイルデバイス114から発見メッセージ1040を受信しない場合、再送信された発見トリガメッセージ1020は、発見メッセージが受信されたモバイルデバイス112の識別子を含むことができる。モバイルデバイス114は、再送信された発見トリガメッセージ1020を受信することができ、その識別子がメッセージ1020に含まれないことを決定することができる。モバイルデバイス114は、1つ以上の後続のDIで、発見メッセージ1040を再送信することができる。例えば、モバイルデバイス114は、それがモバイルデバイス114の識別子を含む発見トリガメッセージ1020を受信するまで、または再送信限度に達するまで発見メッセージ1040を再送信することができる。
[0106]図11は、ワイヤレス通信システムにおいてデバイスを発見する方法の例のフローチャート1100である。フローチャート1100の方法は、図1に関して上記で論じられたワイヤレス通信システム100、図2に関して上記で論じられたワイヤレスデバイス202、および図5に関して上記で論じられたメッセージ512a−512c、513、および514a−514cを参照して本明細書で説明されているけれども、当業者は、フローチャート1100の方法が、本明細書で説明されている別のデバイス、または他の何らかの適したデバイスによって実行されうることを認識するだろう。ある実施形態では、フローチャート1100におけるステップは、例えばプロセッサ204のようなプロセッサまたはコントローラによって、メモリ206と連携して行われうる。フローチャート1100の方法は、特定の順序を参照して本明細書で説明されているけれども、様々な実施形態で、本明細書におけるブロックは、異なる順序で行われる、または省略されることができ、ならびに追加のブロックが加えられることができる。
[0107]第1に、ブロック1110で、ワイヤレスデバイスは、第1の発見インターバル中に、第1のデバイスから第1の発見メッセージを受信する。第1の発見メッセージは、デバイスクラスタに関連付けられた情報を含むことができる。デバイスクラスタは、複数のデバイスを含むことができる。例えば、モバイルデバイス142の受信機212は、モバイルデバイス116から、第1のクラスタ110に関連付けられた情報を含む、クラスタパケット512aを受信することができる。ある実施形態では、第1の発見メッセージは、ページングインターバル開始時間を示すことができる。
[0108]次に、ブロック1120で、ワイヤレスデバイスは、第1の発見メッセージに応答して、少なくとも第1のデバイスに発見トリガメッセージを送信する。例えば、モバイルデバイス142の送信機210は、クラスタ発見メッセージ512aに応答して、発見トリガメッセージ513を送信することができる。ある実施形態では、発見トリガメッセージは、デバイスクラスタに関連付けられた発見パケットを要求するように構成される。例えば、発見トリガメッセージ513は、1つ以上の発見パケット514a−514dを要求することができる。
[0109]ある実施形態では、発見トリガメッセージはブロードキャストフレームを含む。別の実施形態では、発見トリガメッセージは、第1のデバイスにアドレス指定された(addressed)ユニキャストフレームを含む。例えば、モバイルデバイス142は、モバイルデバイス116に発見トリガメッセージ513を送信することができる。ある実施形態では、ワイヤレスデバイスは、発見トリガメッセージに対する肯定応答を受信することができる。例えば、モバイルデバイス142は、モバイルデバイス116から肯定応答1025(図10)を受信することができる。
[0110]ある実施形態では、発見トリガメッセージを送信することは、媒体を求める競合(contention for a medium)に基づく送信時間において生じる。ある実施形態では、発見トリガメッセージを送信することは、媒体を求める競合に基づく、ランダム開始時間で始まる送信時間において生じる。ある実施形態では、発見トリガメッセージを送信することは、媒体を求める競合に基づく、発見インターバルの第1の持続時間中の開始時間で始まる送信時間において生じる。
[0111]その後、ブロック1130で、ワイヤレスデバイスは、第2の発見インターバル中に、複数のデバイスのうちの少なくとも1つから第2の発見メッセージを受信する。第2の発見メッセージは、複数のデバイスのうちの少なくとも1つのデバイスによって提供される複数のサービスを広告するように構成される。例えば、モバイルデバイス142は、受信機212を介してモバイルデバイス116から発見パケット514bを受信することができる。
[0112]ある実施形態では、ワイヤレスデバイスは、第1の発見メッセージに基づいて、ウェイクアップ時間を決定することができる。ワイヤレスデバイスは、発見トリガメッセージを送信した後に、スリープまたは電力節約モードに入ることができる。ワイヤレスデバイスは、決定されたウェイクアップ時間にウェイクアップすることができる。例えば、プロセッサ204は、クラスタ発見メッセージ512aに基づいてウェイクアップ時間を決定することができ、次のDIでモバイルデバイス142をウェイクアップさせることができる。
[0113]ある実施形態では、第2の発見インターバルは、発見メッセージが拡散されるK個の発見インターバルから選択される。例えば、モバイルデバイス116は、ランダムまたは疑似ランダム数nを選択し、DIn中に発見パケット514bを送信することができる(図15)。ある実施形態では、Kは、第2の発見インターバル中に送信すると予期されるデバイスの数が、少なくとも第1の確率で(with at least a first probability)第2の発見インターバルの容量よりも小さいように選ばれうる。例えば、モバイルデバイス116は、上記の式1に基づいてKを選択することができる。
[0114]図12は、本発明の実施形態にしたがった、ワイヤレス通信のための装置1200の機能ブロック図である。当業者は、ワイヤレス通信のための装置が、図12に図示された簡略化された装置1200よりも多いコンポーネントを有することができることを認識するだろう。図示されているワイヤレス通信のための装置1200は、請求項の範囲内の実装のいくつかの卓越した特徴を説明するのに役立つコンポーネントのみを含む。ワイヤレス通信のための装置1200は、第1の発見インターバル中に、第1のデバイスから第1の発見メッセージを受信するための手段1210と、第1の発見メッセージに応答して、少なくとも第1のデバイスに発見トリガメッセージを送信するための手段1220と、第2の発見インターバル中に、複数のデバイスのうちの少なくとも1つのデバイスから第2の発見メッセージを受信するための手段1230を含む。
[0115]ある実施形態では、第1の発見インターバル中に第1のデバイスから第1の発見メッセージを受信するための手段1210は、ブロック1110(図11)に関して上記で説明された機能のうちの1つ以上を行うように構成されうる。様々な実施形態で、第1の発見インターバル中に第1のデバイスから第1の発見メッセージを受信するための手段1210は、受信機212、アンテナ216、および信号検出器218のうちの1つ以上によって実装されうる。
[0116]ある実施形態では、第1の発見メッセージに応答して、少なくとも第1のデバイスに発見トリガメッセージを送信するための手段1220は、ブロック1120(図11)に関して上記で説明された機能のうちの1つ以上を行うように構成されうる。様々な実施形態で、第1の発見メッセージに応答して、少なくとも第1のデバイスに発見トリガメッセージを送信するための手段1220は、送信機210、アンテナ216、プロセッサ204、およびメモリ206のうちの1つ以上によって実装されうる。
[0117]ある実施形態では、第2の発見インターバル中に複数のデバイスのうちの少なくとも1つのデバイスから第2の発見メッセージを受信するための手段1230は、ブロック1130(図11)に関して上記で説明された機能のうちの1つ以上を行うように構成されうる。様々な実施形態で、第2の発見インターバル中に、複数のデバイスのうちの少なくとも1つのデバイスから第2の発見メッセージを受信するための手段1230は、受信機212、アンテナ216、および信号検出器218のうちの1つ以上によって実装されうる。
[0118]図13は、ワイヤレス通信システムにおいてデバイスを発見する方法の別の例のフローチャート1300である。フローチャート1300の方法は、図1に関して上記で論じられたワイヤレス通信システム100、図2に関して上記で論じられたワイヤレスデバイス202、および図5に関して上記で論じられたメッセージ512a−512c、513、および514a−514cを参照して本明細書で説明されているけれども、当業者は、フローチャート1300の方法が、本明細書で説明されている別のデバイス、または他の何らかの適したデバイスによって実行されうることを認識するだろう。ある実施形態では、フローチャート1300におけるステップは、例えばプロセッサ204のようなプロセッサまたはコントローラによって、メモリ206と連携して行われうる。フローチャート1300の方法は、特定の順序を参照して本明細書で説明されているけれども、様々な実施形態で、本明細書におけるブロックは、異なる順序で行われる、または省略されることができ、ならびに追加のブロックが加えられることができる。
[0119]第1に、ブロック1310で、第1のデバイスは、第1の発見メッセージに応答して送られる、発見トリガメッセージを受信する。第1の発見メッセージは、デバイスクラスタに関連付けられた情報を含むことができる。デバイスクラスタは、複数のデバイスを含むことができる。例えば、モバイルデバイス116の受信機212は、モバイルデバイス142がクラスタ発見メッセージ512aに応答して送る発見トリガメッセージ513を受信することができる。ある実施形態では、発見トリガメッセージは、デバイスクラスタに関連付けられた発見パケットを要求するように構成される。例えば、発見トリガメッセージ513は、1つ以上の発見パケット514a−514dを要求することができる。
[0120]ある実施形態では、発見トリガメッセージはブロードキャストフレームを含む。別の実施形態では、発見トリガメッセージは、第1のデバイスにアドレス指定されたユニキャストフレームを含む。例えば、モバイルデバイス142は、モバイルデバイス116に発見トリガメッセージ513を送信することができる。第1のデバイス112は、発見トリガメッセージ516をスヌープするように構成されうる。ある実施形態では、第1のデバイスは、発見トリガメッセージに対する肯定応答を送信することができる。例えば、モバイルデバイス116は、モバイルデバイス142に肯定応答1025(図10)を送信することができる。
[0121]ある実施形態では、発見トリガメッセージを送信することは、媒体を求める競合に基づく送信時間において生じる。ある実施形態では、発見トリガメッセージを送信することは、媒体を求める競合に基づく、ランダム開始時間で始まる送信時間において生じる。ある実施形態では、発見トリガメッセージを送信することは、媒体を求める競合に基づく、発見インターバルの第1の持続時間中の開始時間で始まる送信時間において生じる。
[0122]その後、ブロック1330で、第1のデバイスは、第2の発見インターバル中に、第2の発見メッセージを送信する。第2の発見メッセージは、複数のデバイスのうちの少なくとも1つのデバイスによって提供される複数のサービスを広告するように構成される。例えば、モバイルデバイス116は、送信機210を介してモバイルデバイス142に発見パケット514bを送信することができる。
[0123]ある実施形態では、第1のデバイスは第1の発見メッセージを送信する。例えば、モバイルデバイス116の送信機210は、モバイルデバイス142に、第1のクラスタ110に関連付けられた情報を含む、クラスタパケット512aを送信することができる。ある実施形態では、第1の発見メッセージは、ページングインターバル開始時間を示すことができる。ある特定の実施形態では、第1の発見メッセージは周期的に送信される。
[0124]ある実施形態では、第2の発見インターバルは、発見メッセージが拡散されるK個の発見インターバルから選択される。例えば、モバイルデバイス116は、ランダムまたは疑似ランダム数nを選択し、DIn中に発見パケット514bを送信することができる(図15)。ある実施形態では、Kは、第2の発見インターバル中に送信すると予期されるデバイスの数が、少なくとも第1の確率で第2の発見インターバルの容量よりも小さいように選ばれる。例えば、モバイルデバイス116は、上記の式1に基づいてKを選択することができる。
[0125]図14は、本発明の実施形態にしたがった、ワイヤレス通信のための装置1400の機能ブロック図である。当業者は、ワイヤレス通信のための装置が、図14に図示された簡略化された装置1400よりも多いコンポーネントを有することができることを認識するだろう。図示されているワイヤレス通信のための装置1400は、請求項の範囲内の実装のいくつかの卓越した特徴を説明するのに役立つコンポーネントのみを含む。ワイヤレス通信のための装置1400は、第1の発見メッセージに応答して送られる発見トリガメッセージを受信するための手段1410、第2の発見インターバル中に第2の発見メッセージを送信するための手段1420を含む。
[0126]ある実施形態では、第1の発見メッセージに応答して送られる発見トリガメッセージを受信するための手段1410は、ブロック1310(図13)に関して上記で説明された機能のうちの1つ以上を行うように構成されうる。様々な実施形態で、第1の発見メッセージに応答して送られる発見トリガメッセージを受信するための手段1410は、受信機212、アンテナ216、および信号検出器218のうちの1つ以上によって実装されうる。
[0127]ある実施形態では、第2の発見インターバル中に第2の発見メッセージを送信するための手段1420は、ブロック1320(図13)に関して上記で説明された機能のうちの1つ以上を行うように構成されうる。様々な実施形態で、第2の発見インターバル中に第2の発見メッセージを送信するための手段1420は、送信機210、アンテナ216、プロセッサ204、およびメモリ206のうちの1つ以上によって実装されうる。
[0128]図5に関して上記で論じられるように、モバイルデバイスは、例えば指名された時間スロット、CSMA、または本明細書で説明された技法の組み合わせを使用して発見インターバル中に発見パケット514を送信するために競合しうる。いくつかの実施形態では、DIは、クラスタにおけるモバイルデバイスの数、および発見パケット514のサイズに基づいてサイズ変更され(be sized)うる。例えば、6Mbpsネットワークにおける100バイトの発見パケットおよびクラスタ内の50個のモバイルデバイスを有する実施形態では、DIは約16.5msの長さでありうる。ある実施形態では、DIの長さは、衝突の可能性を約10%未満に維持するように選ばれうる。
[0129]いくつかの実施形態では、クラスタにおけるモバイルデバイスの数が非常に大きいため、適切にサイズ変更されたDIは、例えば許容できない量の分システムレイテンシを増加させるような、肥大化した持続時間(unwieldy duration)でありうる。したがって、モバイルデバイスは、指名されたDI中にのみ発見パケット514を送信するように構成されうる。様々な実施形態で、モバイルデバイスは、発見パケット415を送信すべき1つ以上のDIを選ぶことができる、あるいはDIは割り当てられうる。したがってモバイルデバイスは、複数のDIをわたって発見パケット514の送信を拡散することができる。
[0130]図15は、デバイスが複数の送信インターバルをわたって発見パケットの送信を拡散するワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムライン1500を例示している。例示的な通信タイムライン1500は、時間持続時間ΔAのDI、および時間持続時間ΔCの全体のインターバルを含むことができる。いくつかの実施形態では、タイムライン1500はまた、図5に関して上記で説明されたように時間持続時間ΔBのPI(図示せず)も含むことができる。時間は、時間軸上でページを横切って水平に増大する。
[0131]DI中に、モバイルデバイスは、クラスタ発見パケット(CP)、発見パケット(DP)、および/または発見トリガメッセージ(TP)を送信することができる。DPは、モバイルデバイスによって提供される複数のサービスを広告し、ページングインターバルが発見パケットを送信するデバイスにとっていつであるかを示すように構成されたパケットでありうる。DPは、データフレーム、管理フレーム、または管理アクションフレームを含むことができる。DPは、より高い層の発見プロトコル、またはアプリケーションベースの発見プロトコルによって生成される情報を搬送することができる。DI、CP、DP、およびTPは、例えば図5に関して上記でより詳細に説明されたように実行されうる。
[0132]図15で図示されているように、モバイルデバイス122(図1)のようなモバイルデバイスは、クラスタ発見メッセージ512を送信することができる。ある実施形態では、モバイルデバイスは、どのパケットが特定の時間に送信されうるかを決定するためにCSMA/CA手法を使用することができる。例えば、モバイルデバイス142(図1)のような新たなモバイルデバイスは、新たなデバイスを発見するときにオンになり、リスン状態に留まることができる。したがって、モバイルデバイス142は、クラスタ発見メッセージ512を受信することができる。モバイルデバイス142は、クラスタ発見メッセージ512からDIのタイミングを決定することができる。
[0133]例えば、クラスタ発見メッセージ512のようなクラスタ発見メッセージの受信の後に、モバイルデバイス142(図1)のような、新たなモバイルデバイスは、発見トリガメッセージ513を送信することができる。ある実施形態では、モバイルデバイス142は、DIの後に、PI中に、別の指名された時間スロット中に、あるいは他の何らかの時間に発見トリガメッセージを送信することができる。発見トリガメッセージ513は、送るデバイス(例えば、モバイルデバイス142)の識別子を含み、発見メッセージを送るために、他のデバイス(例えば、モバイルデバイス112、114、116、および118)をトリガすることができる。
[0134]1つ以上のモバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス112、114、116、および118)が発見トリガメッセージ513を受信するとき、それらは、発見パケット514a−514hを送信すべき1つ以上のDIを決定することができる。例えば、モバイルデバイスは、1とKの間の数nを決定することができ、ここにおいてKは、発見パケット514a−514hを拡散すべきDIの数である。ある実施形態では、モバイルデバイスは、ランダムに(または疑似ランダムに)nを選択することができる。別の実施形態では、モバイルデバイスは、例えば、モバイルデバイスIDのハッシュに基づく等の、モバイルデバイスの識別子に基づいてnを選択することができる。いくつかの実施形態では、モバイルデバイスは、予めプログラムされたDI数に基づいてnを選択することができる。例えば、nは予めプログラムされた数の絶対値(pre-programmed number modulus)Kでありうる。
[0135]様々な実施形態では、Kは予めプログラムされうる、または動的に決定されうる。モバイルデバイスがKを動的に決定する実施形態では、予めプログラムされた最小値が存在しうる。Kは、発見トリガメッセージ513に応答するモバイルデバイスの数が、DIがサイズ変更されるデバイスの数よりも小さくなるのに十分大きいように選ばれうる。例えば、Kは、以下の式1を満たすように選ばれることができ、ここにおいて、erfcはガウス誤り関数であり、Nは、ネットワークで見られるデバイスの数(または発見トリガフレーム513に応答することになるデバイスの数に対する別の近似値)であり、Mは、DIがサイズ変更されるデバイスの数であり、Pは、単一のDI中に発見パケットを送信すると予期されるデバイスの数がMよりも小さいターゲットの確率(例えば、約0.1)である。
[0136]nを決定した後、1つ以上のモバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス112、114、116、および118)は、決定されたDInで発見パケットを送信することができる。例えば、モバイルデバイス112および114は、n=1を決定することができる。したがって、それらは、DI1中に発見パケット514aおよび514bを送信することができる。モバイルデバイス112および114は、本明細書で説明される時間スロットおよび/またはCSMA技法のいずれかを使用して発見パケット514aおよび514bを送信するために競合しうる。同様に、モバイルデバイス116および118は、n=2を決定し、DI2中に発見パケット514cおよび514dを送信することができる、等、以下同様に続く(and set forth)。
[0137]いくつかの実施形態では、モバイルデバイスは、それらが発見トリガパケット513を受信する時間毎にKおよび/またはnを再計算または決定することができる。他の実施形態では、モバイルデバイスは、アイドル状態にあるときにのみ、Kおよび/またはnを再計算または決定することができる。いくつかの実施形態では、デバイスの数Nが変化するにつれて、モバイルデバイスは、(例えば、周期的、断続的等で)Kを更新することができる。
[0138]図5に関して上記で論じられたように、いくつかの実施形態では、モバイルデバイス142(図1)のような新たなモバイルデバイスは、発見トリガメッセージ513を送信しないことがある。そのような「連続的ブロードキャスト」の実施形態では、1つ以上のモバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス112、114、116、および118)は、発見トリガメッセージ513を受信することなく、発見パケットを送信することができる。ある実施形態では、1つ以上のモバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス112、114、116、および118)は、図15に関して上記で論じられたように、nおよびKに基づいて1つ以上のDIで発見パケットを送信することができる。
[0139]図16は、デバイスが複数の送信インターバルをわたって発見パケットの送信を拡散するワイヤレス通信システムにおける別の例示的な通信タイムライン1500を例示している。例示的な通信タイムライン1600は、時間持続時間ΔAのDI、および時間持続時間ΔCの全体のインターバルを含むことができる。いくつかの実施形態では、タイムライン1500はまた、図5に関して上記で説明されたように、時間持続時間ΔB(図示せず)のPIも含むことができる。時間は、時間軸上でページを横切って水平に増大する。
[0140]DI中に、モバイルデバイスは、クラスタ発見パケット(CP)、発見パケット(DP)、および/または発見トリガメッセージ(TP)を送信することができる。DPは、モバイルデバイスによって提供される複数のサービスを広告し、ページングインターバルが発見パケットを送信するデバイスにとっていつであるかを示すように構成されたパケットでありうる。DPは、データフレーム、管理フレーム、または管理アクションフレームを含むことができる。DPは、より高い層の発見プロトコル、またはアプリケーションベースの発見プロトコルによって生成される情報を搬送することができる。DI、CP、DP、およびTPは、例えば図5に関して上記でより詳細に説明されたように実行されうる。
[0141]図16で図示されているように、1つ以上のモバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス112、114、116、および118)は、発見パケット514a−514hを送信すべき1つ以上のDIを決定することができる。例えば、モバイルデバイスは、1とKの間の数nを決定することができ、ここにおいてKは、発見パケット514a−514hを拡散すべきDIの数である。ある実施形態では、モバイルデバイスは、ランダムに(または疑似ランダムに)nを選択することができる。別の実施形態では、モバイルデバイスは、例えば、モバイルデバイスIDのハッシュに基づく等の、モバイルデバイスの識別子に基づいてnを選択することができる。いくつかの実施形態では、モバイルデバイスは、予めプログラムされたDI数に基づいてnを選択することができる。例えば、nは予めプログラムされた数の絶対値Kでありうる。
[0142]様々な実施形態では、Kは予めプログラムされうる、または動的に決定されうる。モバイルデバイスがKを動的に決定する実施形態では、予めプログラムされた最小値が存在しうる。Kは、発見トリガメッセージ513に応答するモバイルデバイスの数が、DIがサイズ変更されるデバイスの数よりも小さくなるのに十分大きいように選ばれうる。例えば、Kは上記の式1を満たすように選ばれうる。
[0143]nを決定した後、1つ以上のモバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス112、114、116、および118)は、決定されたDInで発見パケットを送信することができる。例えば、モバイルデバイス112および114は、n=1を決定することができる。したがって、それらは、DI1中に発見パケット514aおよび514bを送信することができる。モバイルデバイス112および114は、本明細書で説明される時間スロットおよび/またはCSMA技法のいずれかを使用して発見パケット514aおよび514bを送信するために競合しうる。同様に、モバイルデバイス116および118は、n=2を決定し、DI2中に発見パケット514cおよび514dを送信することができる、等、以下同様に続く(and set forth)。
[0144]いくつかの実施形態では、モバイルデバイスは、それらが発見トリガパケット513を受信する時間毎にKおよび/またはnを再計算または決定することができる。他の実施形態では、モバイルデバイスは、アイドル状態にあるときにのみ、Kおよび/またはnを再計算または決定することができる。いくつかの実施形態では、デバイスの数Nが変化するにつれて、モバイルデバイスは、(例えば、周期的、断続的等で)Kを更新することができる。
[0145]本明細書で使用されているように、「決定すること」という用語は、幅広い種類のアクションを含む。例えば、「決定すること」は、計算すること、コンピューティングすること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(例えば、テーブル、データベース、または別のデータ構造をルックアップすること)、確定すること、等を含むことができる。また、「決定すること」は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)、等を含むことができる。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、等を含むことができる。さらに本明細書で使用されるような「チャネル幅」はある特定の態様における帯域幅を含みうる、あるいはある特定の態様における帯域幅としても称されうる。
[0146]本明細書で使用されているように、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」に関する表現は、単一のメンバを含む、それらの項目の任意の組み合わせを指す。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーするように意図される。
[0147]上記で説明された方法の様々な動作は、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェアの(1つ以上の)コンポーネント、回路、および/または(1つ以上の)モジュール等の、それらの動作を行うことができるあらゆる適した手段によって行われうる。概して、図に例示されたいずれの動作も、それらの動作を行うことができる対応する機能的手段によって行われることができる。
[0148]本開示に関連して説明された、様々な実例となる論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、本明細書で説明された機能を行うように設計された、それらの任意の組み合わせを用いて実装または実行されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであることができるが、その代わりに、プロセッサは、任意の商業的に利用可能なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであることができる。プロセッサはまた、例えばDSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つ以上のマイクロプロセッサ、または他の何らかのそのような構成のような、コンピューティングデバイスの組み合わせとしても実装されうる。
[0149]1つ以上の態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実行されうる。ソフトウェアで実行される場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体上で、1つ以上の命令またはコードとして記憶または送信されうる。コンピュータ可読媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体とコンピュータ記憶媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく例として、このようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、データ構造または命令の形式で所望のプログラムコードを記憶または搬送するために使用され、かつコンピュータによってアクセスされうる任意の他の媒体を含むことができる。また、任意の接続手段(connection)が、コンピュータ可読媒体と厳密には称されうる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、電波、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、またはその他の遠隔ソースから送信される場合には、この同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、電波、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるように、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多目的ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイディスクを含み、ここで、ディスク(disk)は、大抵磁気的にデータを再生し、一方ディスク(disc)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、一時的でないコンピュータ可読媒体(例えば、有体的媒体)を含むことができる。加えていくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、一時的なコンピュータ可読媒体(例えば、信号)を含むことができる。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0150]本明細書で開示された方法は、説明された方法を達成するための1つ以上のステップまたはアクションを含む。方法のステップおよび/またはアクションは、本願の請求項の範囲から逸脱せずに、互いに置き換えられうる。言い換えると、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、指定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、本願の請求項の範囲から逸脱せずに変更されうる。
[0151]説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせにおいて実行されうる。ソフトウェアにおいて実行される場合、機能は、1つ以上の命令として、コンピュータ可読媒体上で記憶されうる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく例として、このようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、データ構造または命令の形式で所望のプログラムコードを記憶または搬送するために使用され、かつコンピュータによってアクセスされうる任意の他の媒体を含むことができる。本明細書で使用されるように、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク、光ディスク、デジタル多目的ディスク(DVD)、フロッピーディスクおよびブルーレイディスクを含み、ここで、ディスク(disk)は、大抵磁気的にデータを再生し、一方ディスク(disc)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。
[0152]したがって、ある特定の態様は、本明細書に提示された動作を行うためのコンピュータプログラム製品を含むことができる。例えば、このようなコンピュータプログラム製品は、命令を記憶(および/または、符号化)したコンピュータ可読媒体を含むことができ、命令は、本明細書で説明された動作を行うために1つ以上のプロセッサによって実行可能である。ある特定の態様では、コンピュータプログラム製品は、パッケージングマテリアルを含むことができる。
[0153]ソフトウェアまたは命令はまた、送信媒体によって送信されうる。例えばソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、電波、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、電波およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は送信媒体の定義に含まれる。
[0154]さらに、本明細書で説明された方法および技法を行うためのモジュールおよび/または他の適切な手段が、適用可能にユーザ端末および/または基地局によって、ダウンロードされうる、および/または、他の方法で取得されうることは認識されるべきである。例えば、そのようなデバイスは、本明細書で説明された方法を行うための手段の転送を促進するために、サーバに結合されうる。代わりとして、ユーザ端末および/または基地局が、記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクのような物理記憶媒体等)をデバイスに結合するとき、または、記憶手段をデバイスに提供するときに、様々な方法を取得できるように、本明細書で説明された様々な方法は、記憶手段を介して提供することができる。さらに、本明細書で説明された方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の適した技法が利用されうる。
[0155]本願の特許請求の範囲が、上記で例示されたまさにその構成およびコンポーネントに限定されないことは理解されるべきである。請求項の範囲から逸脱することなく、上記で説明された方法および装置の、構成、動作、および詳細において、様々な修正、変更、およびバリエーションが行われうる。
[0156]前述の内容は本開示の態様を対象としているけれども、本開示の他のおよびさらなる態様が、その基本的な範囲から逸脱せずに考案されることができ、その範囲は、下記の請求項によって決定される。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ワイヤレス通信システムにおいてデバイスを発見する方法であって、
第1の発見インターバル中に、複数のデバイスを備えるデバイスクラスタの第1のデバイスから第1の発見メッセージを受信することと、ここにおいて、前記第1の発見メッセージは、前記デバイスクラスタに関連付けられた情報を備える、
前記第1の発見メッセージに応答して発見トリガメッセージを送信することと、
第2の発見インターバル中に、前記デバイスクラスタのうちの少なくとも1つのデバイスから第2の発見メッセージを受信することと、ここにおいて、前記第2の発見メッセージは、前記発見トリガメッセージに応答して前記デバイスクラスタのうちの前記少なくとも1つのデバイスによって提供される複数のサービスを広告するように構成される、
を備える、方法。
[C2] 前記第1の発見メッセージは、前記第1のデバイスから周期的に受信される、C1に記載の方法。
[C3] 前記第2の発見インターバルは、発見メッセージが拡散される数(K個)の発見インターバルから選択される、C1に記載の方法。
[C4] 前記数(K個)は、前記第2の発見インターバル中に送信すると予期されるデバイスの数が少なくとも第1の確率で前記第2の発見インターバルの容量よりも小さいように選ばれる、C3に記載の方法。
[C5] 前記第1の発見メッセージに基づいてウェイクアップ時間を決定することと、
前記発見トリガメッセージを送信した後にスリープまたは電力節約モードに入ることと、
前記決定されたウェイクアップ時間にウェイクアップすることと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C6] 前記第1の発見メッセージは、ページングインターバル開始時間を示すようにさらに構成される、C1に記載の方法。
[C7] 前記発見トリガメッセージは、前記デバイスクラスタに関連付けられた発見パケットを要求するように構成される、C1に記載の方法。
[C8] 前記発見トリガメッセージは、ブロードキャストフレームを備える、C1に記載の方法。
[C9] 前記発見トリガメッセージは、前記第1のデバイスにアドレス指定されたユニキャストフレームを備える、C1に記載の方法。
[C10] 前記発見トリガメッセージを送信することは、媒体を求める競合に基づく送信時間において生じる、C1に記載の方法。
[C11] 前記発見トリガメッセージを送信することは、媒体を求める競合に基づく、ランダム開始時間で始まる送信時間において生じる、C1に記載の方法。
[C12] 前記発見トリガメッセージを送信することは、媒体を求める競合に基づく、前記第1の発見インターバルの持続時間中の開始時間で始まる送信時間において生じる、C1に記載の方法。
[C13] ワイヤレス通信システムにおいてデバイスを発見するように構成されたワイヤレスデバイスであって、
第1の発見インターバル中に、複数のデバイスを備えるデバイスクラスタの第1のデバイスから第1の発見メッセージを受信するように構成された受信機と、ここにおいて、前記第1の発見メッセージは、前記デバイスクラスタに関連付けられた情報を備える、
前記第1の発見メッセージに応答して発見トリガメッセージを送信するように構成された送信機と、
を備え、
前記受信機は、第2の発見インターバル中に、前記デバイスクラスタのうちの少なくとも1つのデバイスから第2の発見メッセージを受信するようにさらに構成され、前記第2の発見メッセージは、前記発見トリガメッセージに応答して前記デバイスクラスタのうちの前記少なくとも1つのデバイスによって提供される複数のサービスを広告するように構成される、
ワイヤレスデバイス。
[C14] 前記第1の発見メッセージは、周期的に受信される、C13に記載のワイヤレスデバイス。
[C15] 前記第2の発見インターバルは、発見メッセージが拡散される数(K個)の発見インターバルから選択される、C13に記載のワイヤレスデバイス。
[C16] 前記数(K個)は、前記第2の発見インターバル中に送信すると予期されるデバイスの数が少なくとも第1の確率で前記第2の発見インターバルの容量よりも小さいように選ばれる、C15に記載のワイヤレスデバイス。
[C17] 前記第1の発見メッセージに基づいてウェイクアップ時間を決定し、
前記ワイヤレスデバイスに、前記発見トリガメッセージを送信した後にスリープまたは電力節約モードに入らせ、
前記ワイヤレスデバイスに、前記決定されたウェイクアップ時間にウェイクアップさせる、
ように構成されたプロセッサをさらに備える、C13に記載のワイヤレスデバイス。
[C18] 前記第1の発見メッセージは、ページングインターバル開始時間を示すようにさらに構成される、C13に記載のワイヤレスデバイス。
[C19] 前記発見トリガメッセージは、前記デバイスクラスタに関連付けられた発見パケットを要求するように構成される、C13に記載のワイヤレスデバイス。
[C20] 前記発見トリガメッセージは、ブロードキャストフレームを備える、C13に記載のワイヤレスデバイス。
[C21] 前記発見トリガメッセージは、前記第1のデバイスにアドレス指定されたユニキャストフレームを備える、C13に記載のワイヤレスデバイス。
[C22] 前記送信機は、媒体を求める競合に基づく送信時間において前記発見トリガメッセージを送信するように構成される、C13に記載のワイヤレスデバイス。
[C23] 前記送信機は、媒体を求める競合に基づく、ランダム開始時間で始まる送信時間において前記発見トリガメッセージを送信するように構成される、C13に記載のワイヤレスデバイス。
[C24] 前記送信機は、媒体を求める競合に基づく、前記第1の発見インターバルの持続時間中の開始時間で始まる送信時間において前記発見トリガメッセージを送信するように構成される、C13に記載のワイヤレスデバイス。
[C25] ワイヤレス通信システムにおいてデバイスを発見するための装置であって、
第1の発見インターバル中に、複数のデバイスを備えるデバイスクラスタの第1のデバイスから第1の発見メッセージを受信するための手段と、ここにおいて、前記第1の発見メッセージは、前記デバイスクラスタに関連付けられた情報を備える、
前記第1の発見メッセージに応答して発見トリガメッセージを送信するための手段と、
第2の発見インターバル中に、前記デバイスクラスタのうちの少なくとも1つのデバイスから第2の発見メッセージを受信するための手段と、ここにおいて、前記第2の発見メッセージは、前記発見トリガメッセージに応答して前記デバイスクラスタのうちの前記少なくとも1つのデバイスによって提供される複数のサービスを広告するように構成される、
を備える、装置。
[C26] 前記第1の発見メッセージは、周期的に受信される、C25に記載の装置。
[C27] 前記第2の発見インターバルが、発見メッセージが拡散される数(K個)の発見インターバルから選択される、C25に記載の装置。
[C28] 前記数(K個)は、前記第2の発見インターバル中に送信すると予期されるデバイスの数が少なくとも第1の確率で前記第2の発見インターバルの容量よりも小さいように選ばれる、C27に記載の装置。
[C29] 前記第1の発見メッセージに基づいてウェイクアップ時間を決定するための手段と、
前記発見トリガメッセージを送信した後にスリープまたは電力節約モードに入るための手段と、
前記決定されたウェイクアップ時間にウェイクアップするための手段と、
をさらに備える、C25に記載の装置。
[C30] 前記第1の発見メッセージは、ページングインターバル開始時間を示すようにさらに構成される、C25に記載の装置。
[C31] 前記発見トリガメッセージは、前記デバイスクラスタに関連付けられた発見パケットを要求するように構成される、C25に記載の装置。
[C32] 前記発見トリガメッセージは、ブロードキャストフレームを備える、C25に記載の装置。
[C33] 前記発見トリガメッセージは、前記第1のデバイスにアドレス指定されたユニキャストフレームを備える、C25に記載の装置。
[C34] 媒体を求める競合に基づく送信時間において前記発見トリガメッセージを送信するための手段をさらに備える、C25に記載の装置。
[C35] 媒体を求める競合に基づく、ランダム開始時間で始まる送信時間において、前記発見トリガメッセージのための手段をさらに備える、C25に記載の装置。
[C36] 媒体を求める競合に基づく、前記第1の発見インターバルの持続時間中の開始時間で始まる送信時間において、前記発見トリガメッセージのための手段をさらに備える、C25に記載の装置。
[C37] コードを備える非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記コードは、実行されるとき、装置に、
第1の発見インターバル中に、複数のデバイスを備えるデバイスクラスタの第1のデバイスから第1の発見メッセージを受信することと、ここにおいて、前記第1の発見メッセージは、前記デバイスクラスタに関連付けられた情報を備える、
前記第1の発見メッセージに応答して発見トリガメッセージを送信することと、
第2の発見インターバル中に、前記デバイスクラスタのうちの少なくとも1つのデバイスから第2の発見メッセージを受信することと、ここにおいて、前記第2の発見メッセージは、前記発見トリガメッセージに応答して前記デバイスクラスタのうちの前記少なくとも1つのデバイスによって提供される複数のサービスを広告するように構成される、
を行わせる、非一時的なコンピュータ可読媒体。
[C38] 前記第1の発見メッセージは、周期的に受信される、C37に記載の媒体。
[C39] 前記第2の発見インターバルが、発見メッセージが拡散される数(K個)の発見インターバルから選択される、C37に記載の媒体。
[C40] 前記数(K個)は、前記第2の発見インターバル中に送信すると予期されるデバイスの数が少なくとも第1の確率で前記第2の発見インターバルの容量よりも小さいように選ばれる、C39に記載の媒体。