JP6391983B2 - ユニット式建物の屋根構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ユニット式建物の屋根構造に関する。
従来から、住宅構造の一つとして、工場で製造された箱状の建物ユニットが建築現場で複数組み合わせられることで構築されるユニット式建物が知られている。建物ユニットは、四隅に立設される4本の柱と、これらの柱の上端間同士及び下端間同士をそれぞれ連結する天井梁及び床梁とから構成される。
このように構成されるユニット式建物の最上階部分にバルコニーを設け、バルコニーの上方に軒を設けようとする場合、屋根の端部がバルコニーの上方を覆うように屋根パネルを延出して設ける方法が考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−236700号公報
しかしながら、屋根パネルを延出してバルコニーの上方に軒を形成すると、都市型住宅地等のように隣地との間隔が狭い場合に、バルコニー側とそれ以外の屋根パネルの軒が隣地に侵入してしまう場合があり、好ましくない。
これに対しては、例えばバルコニーの上方の屋根パネルのみを延出させて軒を形成し、それ以外の部分の屋根パネルは隣地に侵入しないように、勾配を変えないで小屋裏空間を確保しつつ軒出を抑えて形成する場合、屋根パネル端部と建物との間に隙間ができ、その隙間を覆うために見付幅の大きい幕板等を設けて構成する屋根構造が考えられる。
このように屋根構造を構成することにより、バルコニーの上方に軒を設けつつ、軒先が隣地に侵入することを防止できるものであるが、バルコニー側の屋根パネル端部のみからなる軒先と、それ以外の幕板からなる軒先とでデザインが異なってしまい、美観が損なわれるという問題が生じる。
そして、バルコニー側の軒は束に支持されていないため、安定性に欠けるという問題もある。
さらに、このような問題は、屋根の出隅部や入隅部といった直角をなす二方向の軒先部において顕著となる。
そこで、本発明は、ユニット式建物において、屋根全体の美観を保ちつつ、軒を隣地に侵入させずに設けることができて、出隅部や入隅部の軒先部を安定させられる屋根構造を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1から図3に示すように、
四隅に立てられる柱の上端間及び下端間を天井梁及び床梁でそれぞれ連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニット2を複数組み合わせて建築されるユニット式建物1の屋根構造であって、
最上階部分の建物ユニット2の上部から側方に突出して設けられる補助パネル5・6と、
前記最上階部分の建物ユニット2及び補助パネル5・6の上に立てて設けられる複数の束42と、
前記複数の束42に支持される屋根パネル41と、を備え、
建物の出隅部において、略直交配置される一方の前記補助パネル6を前記最上階部分の前記出隅部を形成する前記建物ユニット2の短辺側に固定して、前記略直交配置される他方の前記補助パネル6を前記出隅部を形成する前記建物ユニット2の長辺側と前記一方の補助パネル6にそれぞれ固定することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ユニット式建物1において、最上階部分の建物ユニット2の上部から側方に突出して設けられる補助パネル5・6と、最上階部分の建物ユニット2及び補助パネル5・6の上に立てて設けられる複数の束42と、その複数の束42に支持される屋根パネル41と、を備える屋根4の構造なので、突出する軒先とそれ以外の軒先とのデザインを統一させて屋根全体の美観を保ちつつ、隣地に軒を侵入させることなく、突出する軒を設けることができる。
また、建物ユニット2に設けられる補助パネル5・6の上に束42が建てられて、その束42に屋根パネル41が支持されるので、突出する軒を構成する屋根パネル41が補助パネル5・6及び束42に支持されて、安定性の高い軒を設けることができる。
そして、建物の出隅部において、略直交配置される一方の補助パネル6を、最上階部分の出隅部を形成する建物ユニット2の短辺側に固定して、略直交配置される他方の補助パネル6を、出隅部を形成する建物ユニット2の長辺側と一方の補助パネル6にそれぞれ固定する構造なので、出隅部の軒先部を安定させることができる。
請求項2に記載の発明は、例えば、図2、図4、図5に示すように、
四隅に立てられる柱の上端間及び下端間を天井梁及び床梁でそれぞれ連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニット2を複数組み合わせて建築されるユニット式建物1の屋根構造であって、
最上階部分の建物ユニット2の上部から側方に突出して設けられる補助パネル5・6と、
前記最上階部分の建物ユニット2及び補助パネル5・6の上に立てて設けられる複数の束42と、
前記複数の束42に支持される屋根パネル41と、を備え、
建物の入隅部において、略直交配置される一方の補助パネル5は、前記入隅部を形成する一方の前記建物ユニット2の短辺側に固定されており、前記略直交配置される他方の補助パネル6は、前記入隅部を形成する他方の前記建物ユニット2の長辺側と前記一方の補助パネル5の一端側にそれぞれ固定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、ユニット式建物1において、最上階部分の建物ユニット2の上部から側方に突出して設けられる補助パネル5・6と、最上階部分の建物ユニット2及び補助パネル5・6の上に立てて設けられる複数の束42と、その複数の束42に支持される屋根パネル41と、を備える屋根4の構造なので、突出する軒先とそれ以外の軒先とのデザインを統一させて屋根全体の美観を保ちつつ、隣地に軒を侵入させることなく、突出する軒を設けることができる。
また、建物ユニット2に設けられる補助パネル5・6の上に束42が建てられて、その束42に屋根パネル41が支持されるので、突出する軒を構成する屋根パネル41が補助パネル5・6及び束42に支持されて、安定性の高い軒を設けることができる。
そして、建物の入隅部において、略直交配置される一方の補助パネル5を、一方の建物ユニット2の短辺側に固定して、略直交配置される他方の補助パネル6を、他方の建物ユニット2の長辺側と一方の補助パネル5の一端側にそれぞれ固定する構造により、入隅部の軒先部を安定させることができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1、図3に示すように、
請求項1に記載のユニット式建物1の屋根構造において、
前記出隅部の前記一方の補助パネル6は、前記他方の補助パネル6の一端側に沿わせる延長部62を有し、
前記延長部62に、前記他方の補助パネル6の一端側が固定されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、出隅部において、一方の補助パネル6の延長部62を他方の補助パネル6の一端側に沿わせて固定する構造により、出隅部の軒先部を安定させることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図3、図5に示すように、
請求項3に記載のユニット式建物1の屋根構造において、
前記一方の補助パネル6は、前記延長部62との境に中間梁61を有し、
前記中間梁61が、前記出隅部を形成する前記建物ユニット2にブラケット8を介して固定されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、出隅部において、一方の補助パネル6の延長部62との境の中間梁61を建物ユニット2の柱にブラケット8を介して固定する構造により、延長部62を有する補助パネル6を中間梁61で補強するとともに、その延長部62を有する補助パネル6の荷重を中間梁61から建物ユニット2に伝えて、出隅部の軒先部をさらに安定させることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図3、図5に示すように、
請求項1から4のいずれか一項に記載のユニット式建物1の屋根構造において、
前記建物ユニット2と補助パネル5・6、及び補助パネル5・6・6同士は、ブラケットを介してそれぞれ固定されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、建物ユニット2と補助パネル5・6、及び補助パネル5・6・6同士を、ブラケット8を介してそれぞれ固定する構造により、建物ユニット2に対し補助パネル5・6を強固に固定できるとともに、補助パネル5・6・6同士も強固に固定することができる。
請求項6に記載の発明は、例えば図2、図3、図5に示すように、
請求項4または5に記載のユニット式建物1の屋根構造において、
前記最上階部分の建物ユニット2には、長短の枠材によって形成され、かつ前記建物ユニット2の天井梁によって形成される矩形枠状部と同形の小屋パネル21が設けられており、
前記補助パネル5・6は、前記ブラケット8を介して前記小屋パネル21に固定されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、最上階部分の建物ユニット2には、長短の枠材によって形成され、かつ建物ユニット2の天井梁によって形成される矩形枠状部と同形の小屋パネル21が設けられているので、屋根パネル41の荷重を複数の束42から小屋パネル21を介して建物ユニット2に伝達させて、建物ユニット2の耐久性を向上させることができる。
そして、その小屋パネル21にブラケット8を介して補助パネル5・6を固定する構造により、補助パネル5・6の荷重をブラケット8及び小屋パネル21を介して建物ユニット2に伝達させて、建物ユニット2の耐久性を向上させることができる。
請求項7に記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、
請求項1から6のいずれか一項に記載のユニット式建物1の屋根構造において、
隣接する複数の建物ユニット2は離し置きされて、その間は繋ぎ梁3で連結されており、
前記離し置きされた複数の建物ユニット2に各々固定した前記補助パネル5・6の前記離し置きに対応する間も繋ぎ梁7で連結されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、離し置きして繋ぎ梁3で連結された複数の建物ユニット2に各々固定した補助パネル5・6の離し置きに対応する間も繋ぎ梁7で連結する構造により、離し置きした複数の建物ユニット2に対し各々の補助パネル5・6を固定して、その離し置き間を繋ぎ梁7で一体化することができる。
本発明によれば、ユニット式建物において、屋根全体の美観を保ちつつ、軒を隣地に侵入させずに設けることができて、出隅部や入隅部の軒先部を安定させることができる。
本発明に係るユニット式建物の屋根構造を示す概略平面図である。 図1の屋根部の縦断面図である。 図1の出隅部を含む補助パネルの結合構造を示す平面図である。 実施形態2の屋根構造を示す概略平面図である。 図4の入隅部を含む補助パネルの結合構造を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(実施形態1)
図1は本発明に係るユニット式建物の屋根構造を示すもので、ユニット式建物1は、四隅に立てられる柱の上端間及び下端間を天井梁及び床梁でそれぞれ連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニット2を上下及び前後左右(平屋の場合は前後左右のみ)に複数組み合わせて建築されている。
図示例では、左右の建物ユニット2は離し置きとなっていて、その間は繋ぎ梁3でボルト結合により連結されていて、2階または3階の最上階(平屋の場合は1階)部分の建物ユニット2上に屋根4が設けられている。
図2は図1の屋根4を縦断面で示したもので、屋根パネル41を、最上階部分の建物ユニット2上に立てられる複数の束42で支持して構成されている。
また、最上階部分の建物ユニット2の上には、長短の枠材によって形成され、かつ建物ユニット2の天井梁によって形成される矩形枠状部と同形の小屋パネル21が設けられている。
そして、最上階部分の建物ユニット2には、上部から側方に突出して補助パネル5・6が設けられている。
より詳細に説明すると、最上階部分の建物ユニット2は、当該建物ユニットの上に設けられた小屋パネル21を含んで構成される。
補助パネル5・6は、小屋パネル21に固定されるものとし、補助パネル5・6及び屋根パネル41の荷重は、小屋パネル21を介して建物ユニット2に伝達される。
すなわち、ユニット式建物1の略直交して出隅部を形成する二側面部において、最上階部分の建物ユニット2の小屋パネル21の短辺上部から側方に突出して短尺の補助パネル5が設けられるとともに、最上階部分の建物ユニット2の小屋パネル21の長辺上部から側方に突出して長尺の補助パネル6が設けられている。
これら短尺の補助パネル5及び長尺の補助パネル6は、建物ユニット2の小屋パネル21と同一高さでその延長上に位置して、建物ユニット2の短辺部よりも突出幅が小さい板状部材である。
そして、短尺の補助パネル5及び長尺の補助パネル6の上にも複数の束42が建てられて屋根パネル41を支持している。
なお、束42は、補助パネル5・6を構成する複数の枠材同士や、補助パネル5・6に隣り合う小屋パネル21の枠材に跨って設けられる。
また、短尺の補助パネル5と長尺の補助パネル6との離れ置きの間は、繋ぎ梁7でボルト結合により連結されている。
短尺の補助パネル5は、建物ユニット2の小屋パネル21の短辺部両端に対し両端部がブラケット8(図3参照)でボルト結合により強固に連結されている。
長尺の補助パネル6も、建物ユニット2の小屋パネル21の長辺部両端及びその中間部に対し両端部及び中間梁61部がブラケット8でボルト結合により強固に連結されている。
図3は図1の出隅部を含む三枚の補助パネル5・6・6の結合構造を示すもので、建物ユニット2の小屋パネル21の短辺部両端に溶接したブラケット8に対し、短尺の補助パネル5の両端部が、補強の機能を具備する受け板81を介してボルト結合により強固に連結されている。
そして、長尺の補助パネル6が略直交する出隅部においては、建物ユニット2の小屋パネル21の短辺部両端に溶接したブラケット8に対し、長尺の補助パネル6の一端部及び中間梁61部が受け板81を介してボルト結合により強固に連結されている。
この長尺の補助パネル6は、同じ建物ユニット2の小屋パネル21の長辺部両端及びその中間部に対し両端部及び中間梁61部がブラケット8及び受け板81でボルト結合により強固に連結した他方の長尺の補助パネル6の一端側に沿って図示左側に突出する延長部62を有している。
この延長部62に、他方の長尺の補助パネル6の一端側が固定される。
すなわち、建物ユニット2の小屋パネル21の短辺部に連結した長尺の補助パネル6の延長部62の先端が、同じ建物ユニット2の小屋パネル21の長辺部に連結した他方の長尺の補助パネル6の一端部先端に溶接したブラケット8に対し、受け板81を介してボルト結合により強固に連結されている。
また、短尺の補助パネル5と長尺の補助パネル6との離れ置きの間は、一対の繋ぎ梁7に加えて、一対の野縁71でボルト結合により連結されている。
以上、実施形態のユニット式建物1の屋根4によれば、最上階部分の建物ユニット2の上部から側方に突出して設けられる補助パネル5・6と、最上階部分の建物ユニット2及び補助パネル5・6の上に立てて設けられる複数の束42と、その複数の束42に支持される屋根パネル41と、を備える構造なので、突出する軒先とそれ以外の軒先とのデザインを統一させて屋根全体の美観を保ちつつ、隣地に軒を侵入させることなく、突出する軒を設けることができる。
また、建物ユニット2に設けられる補助パネル5・6の上に束42が建てられて、その束42に屋根パネル41が支持されるので、突出する軒を構成する屋根パネル41が補助パネル5・6及び束42に支持されて、安定性の高い軒を設けることができる。
そして、建物の出隅部において、一方の長尺の補助パネル6を建物ユニット2の短辺側に固定して、他方の長尺の補助パネル6を建物ユニット2の長辺側と一方の長尺の補助パネル6にそれぞれ固定する構造なので、出隅部の軒先部を安定させることができる。
すなわち、出隅部において、一方の長尺の補助パネル6の延長部62を他方の長尺の補助パネル6の一端側に沿わせて固定する構造により、出隅部の軒先部を安定させることができる。
さらに、出隅部において、一方の長尺の補助パネル6の延長部62との境の中間梁61を建物ユニット2の小屋パネル21にブラケット8を介して固定する構造により、延長部62を有する長尺の補助パネル6を中間梁61で補強するとともに、その長尺の補助パネル6の荷重を中間梁61から小屋パネル21を介して建物ユニット2に伝えて、出隅部の軒先部をさらに安定させることができる。
また、建物ユニット2と補助パネル5・6、及び補助パネル5・6・6同士を、ブラケット8及び受け板81を介してそれぞれ固定する構造により、建物ユニット2に対し補助パネル5・6を強固に固定できるとともに、補助パネル5・6・6同士も強固に固定することができる。
また、最上階部分の建物ユニット2の上に、長短の枠材によって形成され、かつ建物ユニット2の天井梁によって形成される矩形枠状部と同形の小屋パネル21が設けられているので、屋根パネル41の荷重を複数の束42から小屋パネル21を介して建物ユニット2に伝達させて、建物ユニット2の耐久性を向上させることができる。
そして、その小屋パネル21にブラケット8を介して補助パネル5・6を固定する構造により、補助パネル5・6の荷重をブラケット8及び小屋パネル21を介して建物ユニット2に伝達させて、建物ユニット2の耐久性を向上させることができる。
また、離し置きして繋ぎ梁3で連結された複数の建物ユニット2に各々固定した補助パネル5・6の離し置きに対応する間も繋ぎ梁7で連結する構造により、離し置きした複数の建物ユニット2に対し各々の補助パネル5・6を固定して、その離し置き間を繋ぎ梁7で一体化することができる。
(実施形態2)
図4は実施形態2の屋根構造を示すもので、図示例のユニット式建物1においては、略直交して入隅部を形成する二側面部において、最上階部分の建物ユニット2の短辺上部から側方に突出して短尺の補助パネル5が設けられるとともに、最上階部分の建物ユニット2の長辺上部から側方に突出して長尺の補助パネル6が設けられている。
図5は図4の入隅部を含む二枚の補助パネル5・6の結合構造を示すもので、入隅部においては、建物ユニット2の小屋パネル21の短辺部両端に対し短尺の補助パネル5の両端部がブラケット8及び受け板81でボルト結合により強固に連結されている。
そして、図示左側の建物ユニット2の長辺部には、短尺の補助パネル5と略直交に長尺の補助パネル6が配置されて、その長尺の補助パネル6の一端部と中間梁61部が建物ユニット2の小屋パネル21の長辺部の中間部と他端側に対しブラケット8及び受け板81でボルト結合により強固に連結されている。
また、図示左側の小屋パネル21には、長尺の補助パネル6の図示上辺部と略一直線上に位置する中間梁22が設けられている。
さらに、この長尺の補助パネル6の図示上側の先端部が、図示上側の短尺の補助パネル5の中間部にブラケット8及び受け板81でボルト結合により強固に連結されている。
なお、この長尺の補助パネル6の図示下側の延長部62は、同じ建物ユニット2の短辺部に結合した短尺の補助パネル5と出隅部を形成するため、図3と同様にしてブラケット8及び受け板81でボルト結合により短尺の補助パネル5に結合される。
以上、実施形態2のユニット式建物1の屋根4によっても、前述した実施形態と同様の効果を得ることができ、特に、建物の入隅部において、短尺の補助パネル5を一方の建物ユニット2の短辺側に固定して、長尺の補助パネル6を他方の建物ユニット2の長辺側と短尺の補助パネル5にそれぞれ固定する構造なので、入隅部の軒先部を安定させることができる。
すなわち、入隅部において、一方の建物ユニット2の短辺側に短尺の補助パネル5を固定して、他方の建物ユニット2の小屋パネル21の長辺側と短尺の補助パネル5の一端側に長尺の補助パネル6を固定する構造により、入隅部の軒先部を安定させることができる。
(変形例)
以上の実施形態においては、最上階部分の建物ユニットに小屋パネルを設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、小屋パネルは無くてもよい。その場合、補助パネルは、建物ユニットの柱の上端部、柱と梁を接合するダイヤフラム、梁の中間部などにブラケット介して強固に連結される。
また、補助パネルの構造等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 ユニット式建物
2 建物ユニット
21 小屋パネル
3 繋ぎ梁
4 屋根
41 屋根パネル
42 束
5 短尺の補助パネル
6 長尺の補助パネル
61 中間梁
62 延長部
7 繋ぎ梁
71 野縁
8 ブラケット
81 受け板

Claims (7)

  1. 四隅に立てられる柱の上端間及び下端間を天井梁及び床梁でそれぞれ連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニットを複数組み合わせて建築されるユニット式建物の屋根構造であって、
    最上階部分の建物ユニットの上部から側方に突出して設置される補助パネルと、
    前記最上階部分の建物ユニット及び補助パネルの上に立てて設置される複数の束と、
    前記複数の束に支持される屋根パネルと、を備え、
    建物の出隅部において、略直交配置される一方の前記補助パネルは、前記最上階部分の前記出隅部を形成する前記建物ユニットの短辺側に固定されており、前記略直交配置される他方の前記補助パネルは、前記出隅部を形成する前記建物ユニットの長辺側と前記一方の補助パネルにそれぞれ固定されていることを特徴とするユニット式建物の屋根構造。
  2. 四隅に立てられる柱の上端間及び下端間を天井梁及び床梁でそれぞれ連結した略直方体状のフレームを有する建物ユニットを複数組み合わせて建築されるユニット式建物の屋根構造であって、
    最上階部分の建物ユニットの上部から側方に突出して設置される補助パネルと、
    前記最上階部分の建物ユニット及び補助パネルの上に立てて設置される複数の束と、
    前記複数の束に支持される屋根パネルと、を備え、
    建物の入隅部において、略直交配置される前記一方の補助パネルは、前記入隅部を形成する一方の前記建物ユニットの短辺側に固定されており、前記略直交配置される他方の補助パネルは、前記入隅部を形成する他方の前記建物ユニットの長辺側と前記一方の補助パネルの一端側にそれぞれ固定されていることを特徴とするユニット式建物の屋根構造。
  3. 請求項1に記載のユニット式建物の屋根構造において、
    前記出隅部の前記一方の補助パネルは、前記他方の補助パネルの一端側に沿わせる延長部を有し、
    前記延長部に、前記他方の補助パネルの一端側が固定されることを特徴とするユニット式建物の屋根構造。
  4. 請求項3に記載のユニット式建物の屋根構造において、
    前記一方の補助パネルは、前記延長部との境に中間梁を有し、
    前記中間梁が、前記出隅部を形成する前記建物ユニットにブラケットを介して固定されることを特徴とするユニット式建物の屋根構造。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のユニット式建物の屋根構造において、
    前記建物ユニットと補助パネル、及び補助パネル同士は、ブラケットを介してそれぞれ固定されることを特徴とするユニット式建物の屋根構造。
  6. 請求項4または5に記載のユニット式建物の屋根構造において、
    前記最上階部分の建物ユニットには、長短の枠材によって形成され、かつ前記建物ユニットの天井梁によって形成される矩形枠状部と同形の小屋パネルが設けられており、
    前記補助パネルは、前記ブラケットを介して前記小屋パネルに固定されることを特徴とするユニット式建物の屋根構造。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のユニット式建物の屋根構造において、
    隣接する複数の建物ユニットは離し置きされて、その間は繋ぎ梁で連結されており、
    前記離し置きされた複数の建物ユニットに各々固定した前記補助パネルの前記離し置きに対応する間も繋ぎ梁で連結されることを特徴とするユニット式建物の屋根構造。
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