JP6390961B2 - 書込ヘッドユニットの組立装置および書込ヘッドユニットの組立方法 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係る液滴吐出ヘッドのチャンネル間方向の要部拡大断面図である。同図において、液滴吐出ヘッド23の吐出部は、フレーム部材1、振動板2、流路板3、ノズルプレート4、積層圧電素子5及びPZTベース6を備えている。フレーム部材1は、インク供給口16と共通液室8となる彫り込みを形成した部材である。振動板2は、凸部13、ダイヤフラム部14及びインク流入口15を有する。流路板3には、加圧液室9、流体抵抗部10となる彫り込みと、ノズル孔11に連通する連通孔12とが形成されている。ノズルプレート4には、ノズル孔11が形成されている。積層圧電素子5は、振動板2に接着層を介して接合されている。PZTベース6は、積層圧電素子5を固定している。
具体的には、以下の工程で、液滴吐出ヘッド23が組み立てられる。第1工程では、流路板3と振動板2を接着接合する。第2工程では、積層圧電素子5とPZTベース6を接着接合する。第3工程では、流路板3と振動板2の接合品とノズルプレート4を接着接合する。第4工程では、積層圧電素子5とPZTベース6の接合品とFPC7を半田接合する。第5工程では、流路板3と振動板2とノズルプレート4の接合品と、積層圧電素子5とPZTベース6とFPC7の接合品とを接着接合する。さらに第6工程では、フレーム部材1とヘッドケース17を接合する。
図4は、本実施形態に係るヘッドユニットベースの平面図である。ヘッドユニットベース21には、複数の液滴吐出ヘッド(書込ヘッド)23を組み付けるための複数の嵌合穴22が設けられている。このヘッドユニットベース21に、後述する組立装置を用いて、液滴吐出ヘッド23の位置決め(アライメント)、固定(接合)を順次行い、組み付ける。
図5は、画像形成装置本体への取付け例を示す概略図である。同図のように、画像形成装置本体に設けられる本体ベース24にある三本の基準ピン27、28、29にヘッドユニットベース21を突き当てたのち、ヘッドユニットベース21を固定ボルトにて本体ベース24に固定する。図5では、一つのヘッドユニットベース21に対して12個の液滴吐出ヘッド23を横方向(本体ベース24の長手方向)に2列で千鳥に配列した例を示している。そして、図5の上下方向に記録媒体を移動させながら、ヘッドユニットの各液滴吐出ヘッド23からインク滴を吐出することで、画像を形成することができる。また、一つのインクジェット記録装置において、ヘッドユニットベース21の数を適宜増やすことで、多色もしくは、1インチ当たりのドット数(dpi)を増やすことができる。
図6は、本実施形態に係る液滴吐出ヘッドユニットの組立装置のヘッドユニットベース移動機構を示す斜視図である。
ヘッドユニットベース21を、図5に示す本体ベース24と同様の構成となっている組立装置のユニットベース固定台25上に固定する。すなわち、ユニットベース固定台25上には三本の基準ピン27、28、29を設けており、ヘッドユニットベース21は、X方向(図6参照)では基準ピン27に突き当て、Y方向(図6参照)では基準ピン28,29に突き当てられた状態でユニットベース固定台25にねじ固定する。なお、X方向はヘッドユニットベース21の長手方向、Y方向はヘッドユニットベース21の短手方向にそれぞれ対応している。
本実施形態の組立装置は、ヘッドユニットベース21と液滴吐出ヘッド23とを接合(固定)する機能も備えている。同図のように、ヘッドユニットベース21上に仮装着されている液滴吐出ヘッド23は、液滴吐出ヘッド23に付着させてあるUV接着剤を固定処理手段35によって硬化させる接合位置にXYステージ30によって位置決めされたあと、クランプ手段34によって把持される。
同図に示す接合面倣い機構38は、クランプ手段34の上面側に固定された、凸球面75を有する球面部材76と、球面部材76を受ける凹球面77を有する受け軸受部材79と、軸受部材79を受ける凹球面を有する受け部材78とを備えている。球面部材76は、エアフローティング機構を備える軸受部材79を介して、その凸球面75が軸受部材79の凹球面77に沿って自在に動くことができるようになっている。この動きによって、ヘッドユニットベース21に液滴吐出ヘッド23が当接された際に、両者間の平行度が自動的にほぼ完全に合うようになっている。軸受部材79の凹球面77への給気は、給気ポート74からの圧縮空気によって行われエアフローティング機構を構成している。
光学検出装置100、200には、それぞれCCDカメラ50が設けられている。CCDカメラ50が受光する光の光路上には、ビームスプリッタであるハーフミラー43a、43bやガラスチャート60などが配置されている。ガラスチャート60には、液滴吐出ヘッド23の基準位置を示す基準マークが設けられている。液滴吐出ヘッド23の基準位置は、液滴吐出ヘッド23のノズルプレート4に形成されたノズルアライメントマーク18a,18bによって示される。ハーフミラー43a、43bは、液滴吐出ヘッド23のノズルプレート4に設けられたノズルアライメントマーク18a,18bを映し出す光と、ガラスチャート60に設けられた基準マークを映し出す光との両方をCCDカメラ50へ導くための光学手段である。
ガラスチャート60は、ガラスチャート固定ベース44上に固定される。このガラスチャート固定ベース44は、ガラスチャート連結ブロック64を介してXYθステージ37の上面ベース(θ方向移動部)と連結されており、図6に示すXYθステージ37により移動する。二つのハーフミラー43a、43bも、ガラスチャート固定ベース44に固定されており、XYθステージ37により移動する。
SUS基材に石英ガラスを貼り合わせた構成であり、石英ガラスにマスクパターンを露光、転写してできる反射用クロム膜で作製されている。図11に示す基準マーク61の一例では、外径500[μm]、内径490[μm]のリング状の形状と線幅は5[μm]の十字線からなる二つの基準マーク61a、61bであり、それぞれの間隔は±1[μm]以内の精度で配置されている。ガラスチャート60の配置、及び、姿勢位置の調整は、図10に示す姿勢位置調整手段62を使って行う。図10に示すようにガラスチャート60の位置は、姿勢位置調整手段62によって、6箇所のクランプボルト63により左右、上下、前後の位置が調整されて固定される。
図12は、第1検出光学装置100のCCDカメラの位置を調整するための手動三軸ステージ53a,53b,53cを示す概略側面図である。ここでは、第1検出光学装置100について説明するが、第2検出光学装置200も全く同じである。
CCDカメラ50の位置は、手動三軸ステージ53a,53b,53cを用いて調整することができる。図12に示すように、手動三軸ステージ53cの調整方向としてX方向はノズルアライメントマークのピッチ方向である。また、手動三軸ステージ53aの調整方向としてY方向はカメラの深度方向であり、手動三軸ステージ53bの調整方向としてZ方向はカメラ高さを上下方向に調整する方向である。
次に、本実施形態に係る組立装置を用いてヘッドユニットベース21に各液滴吐出ヘッド23の位置決めを行うアライメント処理の前に行う事前調整処理について説明する。
組立装置の事前調整処理は、図13に示すマスターワーク46をヘッドユニットベース21上に固定し、ハーフミラー43とガラスチャート60の位置を調整して固定することで行われる。マスターワーク46には、ノズルアライメントマーク18a、18bの調整目標位置となる調整目標マーク47a、47bが設けられている。マスターワーク46は、SUS基材に石英ガラスを貼り合わせた構成であり、石英ガラスにマスクパターンを露光、転写してできる反射用クロム膜で調整目標マーク47a、47bが作製されている。図13に示す調整目標マーク47の一例では、直径80[μm]で中実形状と十字線からなり、十字線の線幅は5[μm]の二つの調整目標マーク47a、47bであり、それぞれの間隔は±1[μm]以内の精度で配置されている。この間隔は、基準マーク61a、61bの間のピッチと同一の寸法である。
図14(a)〜(c)は二つのCCDカメラでの検出画像を示す図である。
はじめに、ガラスチャート60を予め決められた設計位置に配置する。そして、CCDカメラ50a、50bの位置を手動三軸ステージ53a(Y方向調整用),53b(Z方向調整用),53c(X方向調整用)を使って、ガラスチャート60の基準マーク61a、61bの光路L1による検出画像がそれぞれの画像中央で合焦するように調整する。その結果、CCDカメラ50a、50bにより撮像される検出画像は、例えば、図14(a)のようなるように行う。
次に、このように事前調整処理がなされた組立装置を用いて、ヘッドユニットベース21に各液滴吐出ヘッド23の位置決めを行うアライメント処理について説明する。
なお、以下の説明では、アライメント処理に続いて行われる接合処理についても併せて説明する説明する。
加圧ステージ36は、加圧ポジション(下降位置)と逃げポジション(上昇位置)とクランプポジション(クランプ位置)がある。逃げポジションの位置は、XYステージ30により、液滴吐出ヘッド23が仮装着されたヘッドユニットベース21を移動させるときに、加圧ステージ36のクランプ手段34が液滴吐出ヘッドに干渉しない位置まで加圧ステージ36を上昇させた位置である。クランプポジションの位置は、アライメント処理時に、ヘッドユニットベース21に対して液滴吐出ヘッド23を位置決めする際に液滴吐出ヘッド23をクランプして保持する位置である。クランプポジションでは、液滴吐出ヘッド23がヘッドユニットベース21から僅かに離間した状態で保持されるようにクランプ手段34が位置する。加圧ポジションの位置は、接合処理時に液滴吐出ヘッド23とヘッドユニットベース21との間に所定の接合加圧力を作用させる位置である。
先ず、液滴吐出ヘッド23をヘッドユニットベース21の貫通穴にゆるい嵌め合いのもと挿入して仮装着した状態にし、そのヘッドユニットベース21を組立装置のユニットベース固定台25上の所定位置にねじ固定してセットする(ステップS101)。このとき、加圧ステージ36は、逃げポジションまで上昇している。
また、液滴吐出ヘッド23の接合が全て完了していない場合は、加圧ステージ36を逃げポジションまで上昇させたあと、次の液滴吐出ヘッド23の接合位置までヘッドユニットベース21をXYステージ30を使って移動させる。次の液滴吐出ヘッド23の接合位置まで移動したら、前述のステップS103〜S106を繰り返して、全ての液滴吐出ヘッド23の接合が完了するまで順次行う。
図16は、本実施形態における二焦点検出光学系のCCDカメラの光軸傾きの補償を示す説明図である。
同図のように環境温度の変化などに伴い、CCDカメラ50の光軸が本来(図中破線)よりも上方に傾いた場合(図中実線)、ノズルアライメントマーク18が映し出される位置は、検出画像上において、本来の位置(図中破線)よりも下方にずれた位置(図中実線)となる。なお、ここでは、マークの向きがわかりやすくするために文字Aを使ってノズルアライメントマーク18と基準マーク61を模式的に示している。
同図のように環境温度の変化などに伴い、CCDカメラ50の光軸が本来(図中破線)よりも上方にシフトした場合(図中実線)も、ノズルアライメントマーク18が映し出される位置は、検出画像上において、本来の位置(図中破線)よりも下方にずれた位置(図中実線)となる。
これに対し、本実施形態によれば、環境温度の変化などの影響で光軸シフトが生じた場合も、光軸の傾きが生じた場合と同様に、ノズルアライメントマーク18と同じく、基準マーク61の位置も、検出画像上において本来の位置(図16中破線)よりも下方にずれた位置(図16中実線)となる。したがって、従来のマスターワーク位置記憶方式ようなアライメント誤差は生じない。
(態様A)
ヘッドユニットベース21などのヘッド保持部材に仮装着された複数の液滴吐出ヘッド23等の書込ヘッドを撮像するCCDカメラ50などの撮像手段と、撮像手段により書込ヘッドを撮像した撮像画像を用いてヘッド保持部材と書込ヘッドとの相対位置を調整する調整手段とを備えた書込ヘッドユニットの組立装置において、撮像手段に対して書込ヘッドとは異なる方向に設けた書込ヘッドの基準位置を示す基準マーク61と書込ヘッドとを同じ視野で撮像手段に結像させるハーフミラー43などの光学手段を備え、撮像手段で書込ヘッドと基準マークとを同時に撮像した画像を用いて調整手段が調整をおこなう。
態様Aにおいて、上記調整手段は、ヘッド保持部材に仮装着された状態の書込ヘッドを把持するクランプ手段34などの把持手段と、ヘッド保持部材を微小移動させるXYθステージ37などのアライメント手段とを有し、撮像手段により書込ヘッドに対応するノズルアライメントマーク18などのアライメントマークと基準マークとを同時に撮像した画像から算出される位置ずれ量に基づいて、把持手段により書込ヘッドを把持した状態で、アライメント手段によりヘッド保持部材を微小移動させてヘッド保持部材と書込ヘッドとの相対位置を調整するものである。
これによれば、上述した調整を比較的容易に実現できる。
態様Bにおいて、上記アライメント手段上に、上記撮像手段、上記基準マーク、および、上記光学手段を一体としたものを配置したことを特徴とする。
これによれば、上記実施形態で説明したように、アライメント手段上で撮像手段、基準マーク、光学手段は一体となっており、その位置関係は最初の光学調整後の段階から変化することがない。
態様A乃至態様Cの何れかにおいて、書込ヘッドの書込面の長手方向に関する両端部にそれぞれノズルアライメントマーク18a、18bを設け、ノズルアライメントマーク18a、18bにそれぞれ位置合せされる二つの基準マーク61a、61bを同時に視野内で撮像する、二つのCCDカメラ50a、50bなどの撮像手段を備える。
これによれば、上記実施形態で説明したように、二つの撮像手段を設けることで、一つの書込ヘッドに対し二つのアライメントマークを用いて同時に得た撮像画像を用いてアライメントすることが可能となり、より高精度に位置決めを行うことができる。
態様A乃至態様Dの何れかにおいて、基準マークは、SUS基材に石英ガラスを貼り合わせ、石英ガラスにマスクパターンを露光し転写した反射用クロム膜からなるガラスチャート60などで作成されている。
これによれば、上記実施形態で説明したように、基準マークとしては単なる反射面があれば良いので、基準マークを非常に安価に作製することができる。また、反射用クロム膜で作成されているので、同軸落射光学系による検出が可能となり、裏面より透過光を入射させる必要が無いため、装置レイアウトがシンプルになり、装置コストを抑えることができる。
態様A乃至態様Eの何れかにおいて、光学手段は撮像手段の光軸の途中にハーフミラー43等のビームスプリッタを配置したものである。
これによれば、上記実施形態で説明したように、同軸落射照明51の光軸をビームスプリッタで分割し、第1光学経路を基準マーク61a,61bに簡単に合焦させることができる。このため、撮像手段による撮像時の書込ヘッドのノズルアライメントマーク18a,18bの配置位置とは異なる方向に配置された基準マーク61a,61bを同一の撮像手段で撮像できる。
態様A乃至態様Fの何れかにおいて、上記調整手段により調整された位置で、上記書込ヘッドを上記ヘッド保持部材に固定する固定処理を行う固定処理手段35を有することを特徴とする。
これによれば、高い精度で位置決めされた状態で、書込ヘッドをヘッド保持部材に固定することができる。
態様Gにおいて、上記固定処理手段35が固定処理を行う際に上記書込ヘッドを上記ヘッド保持部材に加圧する加圧アクチュエータ39などの加圧手段を設ける。
これによれば、上記実施形態で説明したように、加圧手段によりヘッド保持部材に加圧された状態の書込ヘッドを、固定処理手段によりヘッド保持部材に固定することができる。
態様Hにおいて、上記加圧手段と上記書込ヘッドとの間に、該書込ヘッドを加圧手段によって上記ヘッド保持部材に加圧する際に該書込ヘッドとヘッド保持部材とが固定される面を平行にする接合面倣い機構38などの接合面倣い手段を設ける。
これによれば、上記実施形態で説明したように、加圧接合時に書込ヘッドとヘッド保持部材との固定面の平行度をとることができる。
態様A乃至態様Iの何れかにおいて、複数の書込ヘッドを仮装着した状態のヘッド保持部材を移動させるXYステージ30などの保持部材移動手段を有し、上記保持部材移動手段により該ヘッド保持部材を各書込ヘッドが配置される間隔で移動させ、各書込ヘッドに対して上記調整手段による調整を順次行うことを特徴とする。
これによれば、上記実施形態で説明したように、複数の書込ヘッドを順次精密に位置決めすることができる。
態様Jにおいて、上記保持部材移動手段は、少なくとも基準ピン27、28、29などの三箇所の位置決め部材を有し、ヘッド保持部材は該位置決め部材で位置決めされた状態で保持部材移動手段上に固定される。
これによれば、上記実施形態で説明したように、ヘッド保持部材を保持部材移動手段に対して、容易に高精度で位置決め固定できる。
ヘッドユニットベース21などのヘッド保持部材に仮装着した状態の複数の液滴吐出ヘッド23などの書込ヘッドを撮像する撮像工程と、書込ヘッドを撮像した撮像画像を用いて、書込ヘッドとヘッド保持部材との相対位置を調整する調整工程とを有する書込ヘッドユニットの組立方法において、撮像工程は、書込ヘッドとは異なる方向に設けた書込ヘッドの基準位置を示す基準マークと書込ヘッドとを同じ視野で、同時に撮像するものであり、調整工程は、同時に撮像した書込ヘッドと基準マークの画像とに基づき調整をおこなう。
これによれば、上記実施形態で説明したように、書込ヘッドをヘッド保持部材に高い位置精度で位置決めすることができる。
2 振動板
3 流路板
4 ノズルプレート
5 積層圧電素子
6 PZTベース
7 FPC
8 共通液室
9 加圧液室
10 流体抵抗部
11 ノズル孔
12 連通孔
13 凸部
14 ダイヤフラム部
15 インク流入口
16 インク供給口
17 ヘッドケース
18a,18b ノズルアライメントマーク
23 液滴吐出ヘッド
24 本体ベース
25 ユニットベース固定台
26x,26y リニアスケール
27,28,29 基準ピン
30 XYステージ
34 クランプ手段
35 固定処理手段
36 加圧ステージ
37 XYθステージ
38 接合面倣い機構
39 加圧アクチュエータ
40 ガイド機構
41 加圧テーブル
42 ブロックベース
43a ハーフミラー
43b ハーフミラー
44 ガラスチャート固定ベース
45 筐体ベース
46 マスターワーク
47a 調整目標マーク
47b 調整目標マーク
50a CCDカメラ
50b CCDカメラ
51a 同軸落射照明
51b 同軸落射照明
53 手動三軸ステージ
60 ガラスチャート
61a 基準マーク
61b 基準マーク
62 姿勢位置調整手段
63 クランプボルト
64 ガラスチャート連結ブロック
70 シリンダ
71 ピストン
72 ロックポート
73 フリーポート
74 給気ポート
75 凸球面
76 球面部材
77 凹球面
78 受け部材
79 受け軸受部材
81 真空ポート
82 真空ポート
83 真空ポート
100 第1検出光学装置
200 第2検出光学装置
Claims (12)
- ヘッド保持部材に仮装着された状態の書込ヘッドを撮像する撮像手段と、該撮像手段により該書込ヘッドを撮像した画像を用いて該ヘッド保持部材と該書込ヘッドとの相対位置を調整する調整手段とを備えた書込ヘッドユニットの組立装置において、
上記撮像手段に対して上記書込ヘッドとは異なる方向に設けた該書込ヘッドの基準位置を示す基準マークと該書込ヘッドとを同じ視野で該撮像手段に結像させる光学手段を備え、該撮像手段で該書込ヘッドと該基準マークとを同時に撮像した画像を用いて上記調整手段が調整をおこなうことを特徴とする書込ヘッドユニットの組立装置。 - 請求項1の書込ヘッドユニットの組立装置において、
上記ヘッド保持部材に仮装着された状態の書込ヘッドを把持する把持手段を有し、
上記撮像手段により該書込ヘッドに対応するアライメントマークと上記基準マークとを同時に撮像した画像から算出される位置ずれ量に基づいて、該把持手段により該書込ヘッドを把持した状態で、上記調整手段により該ヘッド保持部材を移動させて該ヘッド保持部材と該書込ヘッドとの相対位置を調整することを特徴とする書込ヘッドユニットの組立装置。 - 請求項2の書込ヘッドユニットの組立装置において、
上記ヘッド保持部材を移動させるアライメント手段を有し、
上記アライメント手段上に、上記撮像手段、上記基準マーク、および、上記光学手段を一体としたものを配置したことを特徴とする書込ヘッドユニットの組立装置。 - 請求項1乃至3の何れかの書込ヘッドユニットの組立装置において、
上記書込ヘッドの書込面の長手方向に関する両端部にそれぞれアライメントマークを設け、該アライメントマークにそれぞれ位置合せされる二つの上記基準マークを同時に視野内で撮像する、二つの上記撮像手段を備えたことを特徴とする書込ヘッドユニットの組立装置。 - 請求項1乃至4の何れかの書込ヘッドユニットの組立装置において、
上記基準マークは、SUS基材に石英ガラスを貼り合わせ、該石英ガラスにマスクパターンを露光し転写した反射用クロム膜で作成されていることを特徴とする書込ヘッドユニットの組立装置。 - 請求項1乃至5の何れかの書込ヘッドユニットの組立装置において、
上記光学手段は、上記撮像手段の光軸の途中にビームスプリッタを配置したものであることを特徴とする書込ヘッドユニットの組立装置。 - 請求項1乃至6の何れかの書込ヘッドユニットの組立装置において、
上記調整手段により調整された位置で、上記書込ヘッドを上記ヘッド保持部材に固定する固定処理を行う固定処理手段を有することを特徴とする書込ヘッドユニットの組立装置。 - 請求項7の書込ヘッドユニットの組立装置において、
上記固定処理手段が固定処理を行う際に上記書込ヘッドを上記ヘッド保持部材に加圧する加圧手段を有することを特徴とする書込ヘッドユニットの組立装置。 - 請求項8の書込ヘッドユニットの組立装置において、
上記加圧手段と上記書込ヘッドとの間に、該書込ヘッドを該加圧手段によって上記ヘッド保持部材に加圧する際に該書込ヘッドと該ヘッド保持部材とが固定される面を平行にする接合面倣い手段を有することを特徴とする書込ヘッドユニットの組立装置。 - 請求項1乃至9の何れかの書込ヘッドユニットの組立装置において、
複数の書込ヘッドを仮装着した状態のヘッド保持部材を移動させる保持部材移動手段を有し、
上記保持部材移動手段により該ヘッド保持部材を各書込ヘッドが配置される間隔で移動させ、各書込ヘッドに対して上記調整手段による調整を順次行うことを特徴とする書込ヘッドユニットの組立装置。 - 請求項10の書込ヘッドユニットの組立装置において、
上記保持部材移動手段は少なくとも三箇所の位置決め部材を有し、上記ヘッド保持部材は該位置決め部材で位置決めされた状態で該保持部材移動手段上に固定されることを特徴とする書込ヘッドユニットの組立装置。 - ヘッド保持部材に仮装着された状態の書込ヘッドを撮像する撮像工程と、該書込ヘッドを撮像した撮像画像を用いて、該書込ヘッドと該ヘッド保持部材との相対位置を調整する調整工程とを有する書込ヘッドユニットの組立方法において、
上記撮像工程は、上記書込ヘッドとは異なる方向に設けた該書込ヘッドの基準位置を示す基準マークと該書込ヘッドとを同じ視野で、同時に撮像するものであり、
上記調整工程は、同時に撮像した該書込ヘッドと該基準マークの画像とに基づき調整をおこなうことを特徴とする書込ヘッドユニットの組立方法。
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