JP6168381B2 - 液滴吐出装置、画像形成装置及び液滴吐出装置の製造方法 - Google Patents

液滴吐出装置、画像形成装置及び液滴吐出装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ノズル孔から液体を吐出する液滴吐出ヘッドを搭載する液滴吐出装置、液滴吐出ヘッドのノズル孔から記録液剤を媒体上に吐出して画像を形成する画像形成装置及び液滴吐出装置の製造方法に関するものである。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを用いたインクジェット記録装置などが知られている。このインクジェット記録装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行うものである。このインクジェット記録装置には、用紙が搬送する方向に直交する方向である主走査方向に記録ヘッドが移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型がある。
いずれの型のインクジェット記録装置でも、上記液滴吐出ヘッドを装置側のベースプレート(基板)に組み付ける位置の精度は、吐出位置精度に大きな影響を与えるため、高くなければならない。液滴吐出ヘッドをベースプレートに高い精度で組み付ける構成を有する液滴吐出装置として、特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1の液滴吐出装置では、液滴吐出ヘッドがサブプレート(支持部材)を用いてベースプレートに支持されている。サブプレートは、液滴吐出ヘッドのヘッドフレーム(筐体)の外周の一部から延びたフランジ部(結合部)にネジで締結される基台部と、ベースプレートにネジで締結される脚部とが一体となって構成されている。そして、液滴吐出ヘッドのフランジ部はサブプレートの基台部にネジで締結され、液滴吐出ヘッドとサブプレートとが互いに接続される。このサブプレートに接続された液滴吐出ヘッドをベースプレートに組み付ける位置の位置決めは、サブプレートの基台部とベースプレートとの間に介在させた位置決めプレートによって行われる。この位置決めプレートは、サブプレートの基台部に、例えば接着剤やレーザ溶接で接合されている。そして、位置決めプレートの一面と対向するベースプレート側の部材の一面には位置決め用のピンが設けられ、位置決めプレートの一面には位置決め用のピンを圧入させる位置決め用の孔が設けられている。これらの位置決めプレート、位置決め用のピン及び位置決め用の孔によって位置決め手段が構成されている。位置決め用のピン及び位置決め用の孔の設置位置は、位置決め用のピンが位置決め用の孔に圧入したときに、サブプレートとベースプレートとの狙いの相対位置に位置が決まるように予め設定されている。そして、各位置決め用のピンを各位置決め用の孔に圧入させることにより、各位置決めプレートに接合されたサブプレートの基台部は、ベースプレートに対して狙いの相対位置への位置決めが行われる。その後、サブプレートの脚部はベースプレートにネジで締結される。
しかしながら、上記特許文献1の液滴吐出装置では、サブプレートや液滴吐出ヘッドの筐体の材料は特定されていない。サブプレートはベースプレートにネジで締結するときの締結力に対してサブプレートが変形して位置決めに影響しないようにするために金属材料で形成されているものと考えられる。液滴吐出ヘッドの筐体は、高生産性や低コスト化を実現するために樹脂材料で形成されているものと考えられる。そして、その筐体の外周の一部から延びたフランジ部も樹脂材料で形成されている。このため、金属材料のサブプレートと樹脂材料の液滴吐出ヘッドのフランジ部とをネジで締結して互いを接続させたとき、フランジ部が締結力によって変形し、サブプレートとフランジ部との相対位置の位置ずれが生じる虞がある。
そこで、サブプレートと液滴吐出ヘッドのフランジ部とをネジで締結するのではなく、接着剤やレーザ溶接を用いてサブプレートとフランジ部を接合することが考えられる。この場合、サブプレートとフランジ部との接合において接合し合う各プレートの間に線膨張係数が異なるので、当該接合に例えば接着剤を用いた場合の接着剤重合熱や、レーザ溶接を用いた場合の溶接熱によってサブプレートとフランジ部との位置ずれが生じる虞がある。よって、サブプレートとフランジ部の線膨張係数を等しくすることが望ましい。しかし、フランジ部に樹脂材料の線膨張係数に等しい金属材料でサブプレートを形成しようとしても、樹脂材料の線膨張係数に等しい金属材料の種類が少ないためサブプレートは大変高価となる。サブプレートに樹脂成形の材質を使ったとしても、ネジによる締結力に伴う変形に対する剛性を上げるために樹脂に対するガラス繊維の混入比率を高くする必要がある。その結果、樹脂材料が高価になった上、ガラス繊維による成形時の金型の損傷を防ぐために金型の内面に高価なコーティングの塗布が必要となる。これらのため、価格を抑えながらサブプレートとフランジ部の線膨張係数を等しくすることは難しい。これにより、サブプレートとフランジ部とを接合して接続した場合、サブプレートとフランジ部との相対位置の位置ずれが生じる虞を解消できない。よって、フランジ部を介してサブプレートに接続される液滴吐出ヘッドは、ベースプレートに対して狙いの相対位置から位置ずれが生じ、液滴の着弾位置の精度が低下する。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、液滴吐出ヘッドと基板との相対位置の位置ずれを安価に抑制でき、液滴の着弾位置精度の低下を抑制できる液滴吐出装置、液滴吐出装置の製造方法及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、液滴を吐出する液体吐出部材と該液体吐出部材を支持する支持フレーム部材とを有する液滴吐出ヘッドがアレイベースに取り付けられて構成された液滴吐出装置において、前記支持フレーム部材には、金属プレートが一体となって取り付けられており、該金属プレートには、位置決めプレートが接合されており、前記液滴吐出ヘッドは、該位置決めプレートを介して前記アレイベースに取り付けられており、前記支持フレーム部材は、樹脂材料で形成されており、前記金属プレートと前記位置決めプレートは、互いに略同じ線膨張係数の金属材料で形成されていることを特徴とするものである。
本発明において、金属プレートと位置決めプレートとは互いに略同じ線膨張係数の金属材料である。例えば接着剤やレーザ溶接を用いて互いに接合されるとき接着剤の重合熱又はレーザ溶接の溶接接合熱が発生しても金属プレート及位置決めプレートは略同じように膨張し収縮する。この結果、金属プレートに位置決めプレートを接合した後の金属プレートと位置決めプレートとの相対位置は変わらない。これにより、液滴吐出ヘッドはアレイベースに対して相対位置の位置決めがなされることになる。また、金属プレート及位置決めプレートを金属材料で形成していることにより、樹脂材料を成形するときのように金型の損傷を防ぐため金型の内面に高価なコーティングを塗布することが不要になる。よって、液滴吐出ヘッドとアレイベースとの相対位置の位置ずれを安価に抑制でき、液滴の着弾位置精度の劣化を抑制できるという特有な効果が得られる。
本実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 千鳥状配列の液滴吐出ヘッドの様子を示す平面図である。 液滴吐出ヘッドの構成を示す斜視図である。 液滴吐出ヘッドの断面を示す図である。 液滴吐出ヘッドと位置決めプレートとが接合された構成を示す斜視図である。 アレイベースを示す斜視図である。 ヘッド傾斜機構に液滴吐出装置を取り付けた構成を示す斜視図である。 ヘッド傾斜機構の構成を示す斜視図である。 ネジ付き円錐部と接着接合された球体とを示す斜視図である。 液滴吐出装置の構成を示す斜視図である。 差動ネジの概略構成図である。 液滴吐出装置の製造工程を示すフローチャートである。 液滴吐出装置における支持フレーム部材と金属プレートをインサート成形する2つの金型の断面図である。 着弾位置の調整工程を示すフローチャートである。 読み込んだテスト画像を示す図である。 位置決めプレート接合装置の構成を示すブロック図である。 理想位置の座標とノズルアライメントマークの中心座標とを示す図である。 基準チャートの構成を示す斜視図である。 位置決めプレート接合装置のCCDカメラによるノズルアライメントマークの撮像の様子を示す斜視図である。
以下、本発明を画像形成装置に適用した一実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、プリンタ、ファクシミリ、複写機、または、これらの複合機の画像形成装置として、例えば記録液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを含む液体吐出装置を用いて、媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、また、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。)を搬送しながら、液体としての記録液(以下「インク」ともいう。)を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる。)を行うものがある。
また、画像形成装置は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味も持たない画像を媒体に付与することも意味する。また、液体とは記録液、インクに限るものではなく、画像形成を行うことができる液体であれば特に限定されるものではない。また、液滴吐出装置とは、液滴吐出ヘッドから液滴を吐出する装置を意味する。
以下、本発明を適用した画像形成装置の一実施形態として、インクジェット方式の複写機について説明する。
図1は本実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。同図に示すように、ライン型の画像形成装置401における画像形成部402は、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C),ブラック(K)の各色の液滴を吐出するライン型の4個の液滴吐出ヘッドと当該液滴吐出ヘッドにインクを供給するサブタンクとを一体化して構成した液滴吐出装置411y、411m、411c、411k(色を区別しないときには「液滴吐出装置411」という。)をそれぞれ備えている。そして、各液滴吐出装置411には、液滴を吐出するノズルを形成したノズル面を下方に向けているヘッドホルダ413が装着されている。このライン型の画像形成装置に用いられる各液滴吐出装置411は、図2に示すように、紙送り方向に直交する方向(X軸方向)に長尺なアレイベース(基板)442上に液滴吐出ヘッド441a〜441fが千鳥状に配列されている。
また、図1に示すように、各液滴吐出装置411に対応してヘッドの性能を維持回復するための維持回復機構412y、412m、412c、412k(色を区別しないときには「維持回復機構412」という。)を備えている。そして、パージ処理、ワイピング処理などのヘッドの性能維持動作時には、各液滴吐出装置411と維持回復機構412とを相対的に移動させる。各液滴吐出装置411のノズル面に、維持回復機構412を構成するキャッピング部材などを対向させる。
図3は液滴吐出ヘッドの構成を示す斜視図である。同図に示すように、K色の液滴吐出ヘッド441kは、液体吐出部材414kと支持フレーム部材(筐体)419kと取付部である金属プレート(結合部)420kと液体供給部材(不図示)とで構成されている。液体吐出部材414kのノズル面454kには、記録紙搬送方向である副走査方向(以下、Y軸方向という)に等間隔で形成された複数のノズル415を有するノズル列415aが、X軸方向に4列配置されている。また、ノズル列415aが形成された液滴吐出ヘッド441kにおけるノズル面454kのY軸方向の両端には、後述するノズル位置調整時に使用するためのノズルアライメントマーク416k、417kが設けられている。液滴吐出ヘッド441kにあるノズル415の数は搭載するインクジェット記録装置の機種、つまり性能に応じて適宜決定すればよい。また、支持フレーム部材419kの周囲には、金属プレート420kが構成されている。
図4は液滴吐出ヘッドの断面を示す図である。図3と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。同図(a)、(b)に示すように、液体吐出部材414kは、ノズル板と流路形成板と振動部材と駆動形成部材の順で接合されて構成されている部材である。支持フレーム部材419kは、液体吐出部材414kと液体供給部材423kとの間に構成され、支持フレーム部材419kの周囲には金属プレート420kが構成されている。また、この金属プレート420kと支持フレーム部材419kとは、後述するインサート成形によって製造される部品である。さらに、支持フレーム部材419kと金属プレート420kの線膨張係数をほぼ等しくなるような材質とする。具体的には、金属プレート420kにSUS304を用い、支持フレーム部材419kにガラス繊維入りの熱可塑性の樹脂を用いることで可能となる。また、図4(b)に示すように、位置決めプレート(位置決め手段)443kは、中央に液滴吐出ヘッド441kが勘合されるように中央がくりぬかれた形状となっている。後述するノズル位置調整で正確に位置決めされた上で接着剤などによって液滴吐出ヘッド441kと接合される。そして、金属プレート420kと位置決めプレート443kとは、金属プレート420kの図中右端のレーザ溶接部421kにてレーザ溶接される。本例では、図の手前と奥側の2箇所で接合される。また、金属プレート420kの図中左端の接合部422kでは接合強度の低い接着剤(例えばシリコーン)で接合されている。本例では、接合部422kも図の手前と奥側の2箇所で接合される。他の液滴吐出ヘッド441y、441m、441cも同様な構成である。
図5は液滴吐出ヘッドと位置決めプレートとが接合された構成を示す斜視図である。同図に示すように、液滴吐出ヘッド441kは2箇所のレーザ溶接部421k及び2箇所の接合部422kで位置決めプレート443kに接合される。位置決めプレート443kの位置決めピン用穴449kに、図6に示すようなアレイベース442上に配設されているアレイ用位置決めピン448を挿入する。そして、液滴吐出ヘッド441kはアレイベース442上に取付ネジ446kによって固定される。ここで、アレイベース442の構成を示す斜視図である図6に示すように、アレイベース442は、液滴吐出ヘッド441a〜441fがそれぞれ挿入される6つの挿入穴462a〜462f(色を区別しないときには「挿入穴462」という。)が設けられている。各挿入穴462の周辺には二つのアレイ用位置決めピン448が配置されている。液滴吐出ヘッド441kは固定された位置決めプレート443kまたは固定プレート444に設けられたアレイ用位置決めピン用穴449を挿入して、取付ネジ446kによって固定される。また、支持フレーム部材419k及び金属プレート420kの長手方向の端縁部の内側に凹部450kが設けられている。この凹部450kによって取付ネジ446kのネジ頭が支持フレーム部材419kに干渉することを避けることができ、かつ位置決めプレート443kの長手方向の長さを小さくすることができる。更に、金属プレート420kと位置決めプレート443kとをレーザ溶接部421kでレーザ溶接する際に照射するレーザ光が支持フレーム部材419kで遮光されない。このために、支持フレーム部材419kの長手方向の長さを金属プレート420kの長手方向の長さより短くして金属プレート420kの延出している端部が露出している。
次に、液滴吐出ヘッドと位置決めプレートとが接合された液滴吐出装置をヘッド傾斜機構に取り付けた例について説明する。
図7はヘッド傾斜機構に液滴吐出装置を取り付けた構成を示す斜視図である。図8はヘッド傾斜機構の構成を示す斜視図である。両図に示すように、位置決めプレート443と固定プレート444とが対向する面のうち固定プレート444の面に形成された円錐凹部431、V溝部432及び平面部433と、位置決めプレート443と固定プレート444とが対向する面のうち位置決めプレート443の面に円錐凹部431、V溝部432及び平面部433のそれぞれに当接する対向した位置に、図9に示すネジ付き円錐部435と接着接合された球体434と、第一の調整ネジ452の先端球形部と、第二の調整ネジ453の先端球形部とが構成されている。このとき、位置決めプレート443の面に設けられたV溝部432の中心の延長線上に円錐凹部431の中心が配置され、V溝部432の中心と円錐凹部431の中心を結ぶ直線が記録ヘッドのノズル列の列方向と平行となっている。これにより、液滴吐出ヘッド441と位置決めプレート443とに線膨張係数の差があり、熱膨張により伸びの差が生じてもV溝部方向に逃げることができ、変形を伴うような応力が集中することがない。その結果、温度変化があった場合も高い位置再現精度を確保することができる。
このように位置決めプレートのヘッド傾斜機構456は、押圧手段である二つの段付きネジ445とコイルスプリング447による押圧する。これにより、固定プレート444の円錐凹部431、V溝部432及び平面部433と、位置決めプレート443に配置された球体434及び二つの調整ネジ452、453の先端球形部とが当接して固定される。この状態にて、位置決めプレート443の上面と固定プレート444の下面とが平行になるように、第一の調整ネジ452と第二の調整ネジ453の先端球部の突き出し量を調整する。図8の挿入穴462に液滴吐出ヘッド441を挿入したのち、図7のように位置決めプレート443に対する液滴吐出ヘッド441のノズルの位置と傾きがを調整する。その後、上述したように2箇所のレーザ溶接部421でのレーザ接合と2箇所の接合部422における接着接合がなされる。固定プレート444の位置決めピン用穴449に、アレイベース442上に配設されているアレイ用位置決めピン448を挿入して、図7のように取付ネジ446によって固定される。
図10は液滴吐出装置の構成を示す斜視図である。同図に示すように、液滴吐出装置411kでは、液滴吐出ヘッド441a〜441fを支持するアレイベース442に、各液滴吐出ヘッド441が取り付けられている。そして、液滴吐出ヘッド441を位置決めするための位置決めプレート443a、443b、443c、443d、443e、443fを有している。複数の液滴吐出ヘッド441a〜441fは、図中の矢印に示す紙送り方向に直交する方向(X軸方向)に長尺なアレイベース442に液滴吐出ヘッド441が挿入される複数の挿入穴(不図示)をX軸方向(紙送り方向に対し直交する方向)に等間隔で配置した挿入穴列が、Y軸方向(紙送り方向)に2列設けられている。各挿入穴の周辺には、アレイベース442上に1ヘッドあたり2箇所のアレイ用位置決めピン448が配置されている。そして、各液滴吐出ヘッド441a〜441fに接合された位置決めプレート443a〜443fと位置決めされ一体となる固定プレート444a〜444fの位置決め穴と合せする。その後、各固定プレート444a〜444fが2つの取付けネジ446によってアレイベース442に固定される。これにより、各液滴吐出ヘッド441a〜441fがアレイベース442に位置決めされて固定される。各液滴吐出ヘッド441a〜441fと一体となって固定プレート444a〜444fは、アレイベース442に対して着脱可能に構成されている。このため、液滴吐出ヘッドの寿命や故障による交換時には故障した液滴吐出ヘッドだけ固定している2つの取付けネジ446を外すことで新しい液滴吐出ヘッドと交換することができる。
アレイベース上に配置された液滴吐出ヘッドの印字位置は、前述のヘッド傾斜機構456を用い、X方向の位置を修整したい場合は第一の調整ネジ452を用いて調整することができる。また、Y方向の位置を調整したい場合は第二の調整ネジ453を用いて位置を調整することができる。すなわち、第一の調整ネジ452を押し込むことで液滴吐出ヘッドにY軸回りの回転を行わせ、液滴吐出ヘッド441の吐出方向を変えることでX方向に着弾位置を変えることができる。次に、第二の調整ネジ453を押し込むことで液滴吐出ヘッド441にX軸回りの回転を行わせ、液滴吐出ヘッド441の吐出方向を変えることでY方向に着弾位置を変えることができる。
図11は差動ネジの概略構成図である。同図に示すように、差動ネジ455は、円筒状の外ネジ455a、外ネジ455aよりもわずかにピッチが小さい円筒状の内ネジ455b、駆動シャフト455cなどで構成されている。外ネジ455aは、外周に雄ネジが形成されており、内周に雌ネジが形成されている。そして、外筒455fのネジ孔455gに螺子合している。内ネジ455bの外周には、外ネジ455aの外周に形成された雄ネジよりもピッチがわずかに小さい雄ネジが形成されており、外ネジ455aに螺子合している。内ネジ455bには、駆動シャフト455cが貫通しており、内ネジ455bの先端(操作側と反対側)が、クランプ455dによって駆動シャフト455cに締結されている。内ネジ455bは、回り止め455eにより回転不能となっている。外ネジ455aの操作部455a−1を操作して、外ネジ455aを回転させると、内ネジ455bが駆動シャフト455cともに押下げられる。駆動シャフト455cの先端形状はR形状となっており、V溝部432及び平面部433と当接しているので、結果として位置決めプレート443を押し上げることになる。このことにより、位置決めプレート443の傾斜角度を変えることができる。駆動シャフト455cの移動量は、例えば外ネジ455aの外周に形成された雄ネジにM5、ピッチが0.5[mm]、内ネジ455bの外周面に形成された雄ネジにM2.5、ピッチが0.45[mm]とする。そして、外ネジ455aを一回転させると、内ネジ455bは駆動シャフト455cとともに0.05[mm]Z軸方向に移動する。このように、第一の調整ネジ452及び第二の調整ネジ453として差動ネジ455を用いることにより、第一の調整ネジ452の先端球部がV溝部432と当接しているため位置決めプレート443を傾斜させる。同様に、第二の調整ネジ453の先端球部が平面部433と当接しているため位置決めプレート443を傾斜させる。これにより、液滴吐出ヘッドの傾斜角度を微調整することが可能となる。
図12は液滴吐出装置の製造工程を示すフローチャートである。同図において、先ず、支持フレーム部材419と液体吐出部材とを接合する第一接合工程を行う(ステップS101)。次に、第一接合工程で接合された接合体と位置決めプレート443との位置決めを行うアライメント工程を行う(ステップS102)。そして、支持フレーム部材419と同時にインサート成形された金属プレート420と金属部材からなる位置決めプレート443との間にレーザ光を照射して溶接接合する第二接合工程を行う(ステップS103)。以上の工程を行い液滴吐出装置が製造される。
次に、インサート成形について説明する。
図13は液滴吐出ヘッドにおける支持フレーム部材と金属プレートをインサート成形する2つの金型の断面図である。金型457に金属プレート420を予めインサートしておき、金型を閉じた後、ゲート459より樹脂の充填を開始する。金型457及び金型458の形状に従って、支持フレーム部材419の形状に金属プレート420が一体となるインサート成形された部品が製造される。
ここで、液滴吐出ヘッドの交換手順について説明する。
はじめに、故障した液滴吐出ヘッドが固定されている2箇所の取付けネジを外し、故障した液滴吐出ヘッドを液滴着弾面から離間する方向に移動させて、故障した液滴吐出ヘッドをアレイベースから取り外す。次に、位置決めプレートが接合された新しい液滴吐出ヘッドを、アレイベースに取り付ける。この場合は、上述したように、上述したように、アレイベースは、液滴吐出ヘッドが挿入される挿入穴を有している。また、挿入穴の周辺には、二つのアレイ用位置決めピンが配置されている。液滴吐出ヘッドは固定された位置決めプレートまたは固定プレートに設けられたアレイ用位置決めピン用穴を挿入して、取付けネジによって固定される。このとき、アレイ用位置決め穴の一方は長穴になっており、アレイ用位置決めピンの間隔の公差を緩めても容易に挿入できるので、簡単に位置を決めて取付けネジによって固定できる。次に、液滴吐出ヘッドのインク供給部材にインクを供給するためのインク供給管を取り付ける。この状態で印字させ、印字された液滴の着弾位置を確認しながら、液滴吐出ヘッドの取付け角度を第一の調整ネジを使ってX軸方向の着弾位置の調整を行い、第二の調整ネジを使ってY軸方向の着弾位置の調整を行う。以上で、液滴吐出ヘッドの交換作業を終了する。
次に、具体的な着弾位置調整について説明する。図14は着弾位置の調整工程を示すフローチャートである。先ず、上述したように、液滴吐出ヘッドの交換を行ったら、液滴吐出装置が備えられたキャリッジを記録紙5と対向する位置へ移動させて停止する(ステップS101〜S103)。キャリッジが、記録紙5と対向する位置で停止したら、記録紙を搬送して、記録紙5に図15に示すようなテスト画像を形成する(ステップS104)。キャリッジを停止した状態で、全てのノズルから1回、液滴を吐出することにより、図15に示すようなテスト画像が形成される。図15はC色の液滴吐出ヘッド441cが交換されたもので、交換された液滴吐出ヘッド441cがY軸回りに傾いていた場合、C色から吐出された液滴はM色寄りまたはK色寄りに吐出される。その結果、理想の間隔(Y色とM色との間隔a1)よりも、隣合う色の間隔が、上記a1よりも短くなったり、長くなったりする。また、交換された液滴吐出ヘッド441cが、X軸回りに傾いていた場合、他の色に対して、Y軸方向(副走査方向)にb1ずれた位置に液滴が着弾する。
次に、画像形成装置は、操作表示部などに、テスト画像が形成された記録紙5を画像読取部にセットする旨を表示する。サービスマンは、テスト画像を画像読取部にセットし、不図示のスタートボタンを操作する。スタートボタンが押されたら、画像形成装置は、テスト画像を読み込み(ステップS105)、着弾位置ずれを把握する(ステップS106)。例えば、読み込んだテスト画像から、交換された液滴吐出ヘッド41cが吐出する色(図15ではC色)と隣合う色(図15では、M色またはK色)との間隔を計測する。この間隔と、狙いの間隔a1との差を計算して、X軸方向(主走査方向)の着弾位置ずれを把握する。また、テスト画像から、交換された液滴吐出ヘッド441cが吐出する色以外の色のY軸方向(副走査方向)一端の着弾位置から記録紙の端部までの距離Cy,Cm,Ckを計測し、その平均値を算出する。次に、交換された液滴吐出ヘッド441cが吐出する色のY軸方向(副走査方向)一端の着弾位置から記録紙の端部までの距離Ccを計測し、上記平均値との差を計算して、Y軸方向(副走査方向)の着弾位置ずれを把握する。また、狙いの距離C1を予め記憶しておく。交換された液滴吐出ヘッド441cが吐出する色のY軸方向(副走査方向)一端の着弾位置から記録紙の端部までの距離Ccを、上記狙いの距離C1とを比較して、Y軸方向(副走査方向)の着弾位置ずれを把握してもよい。
次に、画像形成装置の制御部は、把握した着弾位置ずれに基づいて、第一の調整ネジ452及び第二の調整ネジ453の調整量を算出し、不図示の表示部に表示する(ステップS107)。そして、サービスマンは、不図示の表示部に表示された内容に基づいて、第一の調整ネジ452及び第二の調整ネジ453を調整することにより、着弾位置の調整がなされる。例えば、X軸方向の着弾位置を5[μm]だけ調整したい場合、液滴吐出ヘッド441のY軸回りの傾きを調整する。X軸方向の球体434の頂点から第一の調整ネジ452の先端球部までの距離が50[mm]であり、液滴吐出ヘッド441のノズル面から記録紙までの距離が1[mm]の場合、第一の調整ネジ452に使われる差動ネジ455の駆動シャフト455cによる押し込み量は、着弾位置のずれ量の50倍となる。具体的に説明すると、例えば着弾位置をX軸方向に5[μm]移動させるために必要な液滴吐出ヘッド441のY軸回りの回転角度θは、tan−1θ=5/(1×1000)なので、θ=0.29°となる。液滴吐出ヘッド441を0.29°Y軸回りに回転させるための調整量は、X軸方向の球体の間隔は50[mm]のとき、tan(0.29)×50×1000=250[μm]となる。第一の調整ネジ452に使われる差動ネジ455は、外ネジ455aを一回転させると、50[μm]Z軸方向へ移動するので、この場合、不図示の表示部に、第一の調整ネジ452を5回転するよう指示する旨の表示を行う。そして、サービスマンは、不図示の表示部に表示された内容に基づいて、第一の調整ネジ452を調整することにより、着弾位置の調整がなされる。調整が完了したら、画像形成装置に対して所定の操作を行って、調整完了したことを画像形成装置に報知する(ステップS108:YES)。
また、上記では、画像形成装置が画像読取部を備えているが、図16に示すように画像読取部を備えていない装置では、画像形成装置外の画像読取り装置でテスト画像を読み込む。そして、その読み込んだ画像データを画像形成装置に送信するようにしてもよい。更に、図16に示すような画像形成装置においては、キャリッジよりも記録紙搬送方向下流側に、CCDカメラなどの画像読取手段を配置して形成されたテスト画像をCCDカメラで撮像するなどして、テスト画像データを得るようにしてもよい。この場合、CCDカメラのレンズなどに予め基準線を描いておき、記録紙上のテスト画像とともに基準線が撮像されるようにして、着弾位置の基準線に対するずれ量を算出し、着弾位置のずれを把握するようにしてもよい。
次に、位置決めプレートと液滴吐出ヘッドとを接合するための位置決めプレート接合装置について説明する。
図16は位置決めプレート接合装置の構成を示すブロック図である。同図に示す位置決めプレート接合装置300は、位置決めプレートに対し液滴吐出ヘッドのノズル列の位置を合せて接合する装置である。位置決めプレート接合装置300は、主に、位置決めプレートを保持するための保持部334、ステージ部333、ステージ制御部340、画像処理部350を備えている。
位置決めプレート443を保持するための保持部334は、支持プレート442と同様な構成となっている。そして、位置決めプレート443は、保持部334のベース上の所定の位置に設けられた3つの球体の上に、その底面にある円錐凹部、V字溝部及び平面部と位置を合せて載置される。そして、不図示の上部付勢手段により上部から加圧されて保持部334に固定される。
ステージ部333は、液滴吐出ヘッド441を把持するアーム部335と、アーム部335を移動するステージ移動部337とを備えている。ステージ移動部337は、アーム部335をノズル列方向(Y軸方向)に移動できるY軸ステージ331、ノズル列と直交する方向(X軸方向)に移動するX軸ステージ332、及びXY平面内で回転する回転ステージ336によって構成されている。これにより、液滴吐出ヘッド441のノズル位置をY軸方向及びX軸方向及びθ回転方向に所定の位置に合せて、移動させることができる。
ステージ制御部340は、ステージ位置検出部341、目標位置算出部342、ステージ駆動部343、ステージ駆動制御部344、接着剤塗布部345、理想位置計測部346を具備している。また、ステージ位置検出部341はステージの位置を検出する。ステージ駆動制御部344はステージ駆動部343を制御する。また、接着剤塗布部345は液滴吐出ヘッド441の金属プレート20(図4参照)と位置決めプレート443との間に接着剤を充填する。目標位置算出部342は、画像処理部350の理想位置登録部358に登録された図17に示す理想位置aの座標(xa、ya)とノズルアライメントマーク253の中心座標(XA、YA)及び理想位置bの座標(xb、yb)とノズルアライメントマーク252の中心座標(XB、YB)との差を算出する。そして、ノズルアライメントマーク252、253から理想位置a、bまでの距離を算出する。また、ステージ制御部340のステージ位置検出部341、目標位置算出部342、ステージ駆動部343,ステージ駆動制御部344、接着剤塗布部345、理想位置計測部346は操作部347によって操作可能になっている。
画像処理部350はCCDカメラ351、352、同軸落射照明部353、354、モニタ355、操作部356、ノズルアライメントマーク計測部357、理想位置登録部358を備えている。CCDカメラ351、352は、図17に示すように液滴吐出ヘッド441に設けられたノズルアライメントマーク252、253の近傍を撮像する。同軸落射照明部353、354はノズルアライメントマーク252、253とその近傍を照明する。本実施の形態のCCDカメラ351、352はノズルアライメントマーク252、253が形成されたヘッド面から垂直な方向からノズルアライメントマーク252、253の近傍を撮影して画像を取得する。このため、測定視野が水平1.2mm×垂直0.9mm、被写体深度±110[μm]のCCDカメラ351、352が用いられる。
また、モニタ355はCCDカメラ351、352で撮像されたノズルアライメントマーク252、253等を表示する。ノズルアライメントマーク計測部357はCCDカメラ351、352によって撮影されたノズルアライメントマーク252、253近傍の画像デ−タに基づき、一連の画像処理を行いノズルアライメントマーク252、253の位置を検出する。具体的には画像の平均濃度算出から最適な照明の調光を行い、最適な2値化を決定して、面積値、幅、高さ、円形度等の条件から位置基準として利用したいノズルアライメントマーク252、253を特定する。
本実施形態では、図17に示すように、ノズルアライメントマーク253の中心座標(XA、YA)及びノズルアライメントマーク252の中心座標(XB、YB)を計測してノズルアライメントマーク計測部357にデータを出力する。これら一連の処理は、汎用の情報機器装置に一部専用ハードと専用ソフトを組み込み起動させる画像処理システムから構成する。本実施形態では、画素分解能が1.6[μm]/画素の光学画像部を備えており、一般的なソフト処理であるグレー処理により測定精度は0.5[μm]である。
理想位置登録部358は、図18に示す理想位置が記録された基準チャート500をもとに理想位置計測部346で計測されることで、理想位置を取得して登録する。基準チャート500は、図18に示すような理想位置a、bが記録されたガラス板501を母材502に貼り付けて構成されている。この基準チャート500は、液滴吐出ヘッド441の各ノズルアライメントマーク252、253の位置の理想寸法でミクロン精度に正確に作られている。そして、そこに理想位置a、理想位置bがミクロンの精度で正確に記録されたガラス板501が母材502に接着されている。
理想位置取得は、先ずこの基準チャート500を図16の位置決めプレート接合装置300に液滴吐出ヘッド41の代わりに取り付ける。そしてステージ制御部340の目標位置算出部345からの信号に基づき、CCDカメラ351、352によって理想位置a、bを撮像する。次に、理想位置計測部346によって理想位置a、bを計測する。そして、理想位置計測部346はこの計測結果を理想位置登録部358に転送し、この計測結果を登録しておく。位置決めプレート443の代わりに図18の基準チャート400を取り付ける。
次に、位置決めプレート接合装置300の液滴吐出ヘッド441を位置決めプレート443に接合する工程について説明する。液滴吐出ヘッド441の位置決めプレート443への接合は、画像処理部350に設けられた図示しない記憶部に記憶されたプログラムを画像処理部350で実行することで行われる。先ず、位置決めプレート接合装置300の電源を入れると、原点復帰を行って位置決めプレート接合装置300の原点を確定する。次に、登録されている理想位置a、bを取得する。はじめに、保持部には位置決めプレート443と固定プレート444間に構成されるヘッド傾斜機構456を保持部に設けた2箇所の位置決めピンに対して、位置決め用穴449を合せて取付けネジ446を用い固定する。このとき、ヘッド傾斜機構456において、固定プレート444の底面と位置決めプレート443の上面とが平行になるように、第一の調整ネジ452及び第二の調整ネジ453を使って各円錐部431と435と球体434の当接によって決まる間隔になるように調整する。次に、挿入穴462に合せて液滴吐出ヘッド441を不図示の係合部上に配置し、位置決めプレート443と金属プレート420とが所定の間隔を空けて配置する。この段階で接着剤塗布部345を用い、比較的接合強度の弱い接着剤を塗布する。そして、液滴吐出ヘッド441の支持フレーム部材419を、アーム部335に把持し、アーム部335を保持部334のベースに対して垂直方向(Z軸方向)などに移動させて、ノズル穴251aを下方に位置させた状態で位置決めプレート443に仮固定する。
次に、仮固定されている液滴吐出ヘッド441を把持しているアーム部335による位置調整を開始する。上述したように、液滴吐出ヘッド441は不図示の付勢手段によって位置決めプレート443側に押し付けられた状態で、前後左右回転方向(X軸方向およびY軸方向)に移動することにより位置調整が行われる。次に、図19に示すように、CCDカメラ351、352によりノズルアライメントマーク252、253の近傍を同時に撮像する。
次に、ノズルアライメントマーク計測部357によってノズルアライメントマーク252、253の位置を検出する。このとき、画像の平均濃度算出から同軸落射照明部353、354の最適な照明の調光を行い、最適な2値化を決定して、面積値、幅、高さ、円形度等の条件から位置基準として利用するノズルアライメントマーク252、253を特定する。ノズルアライメントマーク252、253は、光を反射する部材で構成されているので、ノズルアライメントマーク252、253の特定を容易に行うことができる。次に、検出されたノズルアライメントマーク252、253の各座標の位置データと、液滴吐出ヘッド441の組立てを行う前に予め取得した理想位置a、bの各座標の位置データとの差に基づいて、理想位置a、bまでのノズルアライメントマーク252、253の移動距離を算出する。次に、理想位置a、bと検出したノズルアライメントマーク252、253の位置が一致するように、図16のステージ駆動制御部343によって液滴吐出ヘッド441をX軸方向、Y軸方向に移動させたり、θ回転方向に回転させたりする。これにより位置調整を行う。このように、2つの理想位置a、bとノズルアライメントマーク252、253を一致させるように位置調整を行う。この結果、液滴吐出ヘッド41のY軸方向両端部に設けられたノズルアライメントマーク252、253を基準にし、液滴吐出ヘッドのノズル列が、位置決めプレート443の円錐凹部の頂点と、V字溝部の稜線とを結ぶ線と平行となるように、液滴吐出ヘッド441を位置決めプレート443に高精度に位置決めすることができる。位置調整が完了すると、不図示のレーザ照射器より、レーザを照射させて、液滴吐出ヘッド441の金属プレート420と位置決めプレート443とをレーザ接合する。
この液滴吐出装置411は、図2に示すように、X軸方向に1列に並んだ3つの液滴吐出ヘッド441と前列と互い違い並んだ3つの液滴吐出ヘッド441とが1つの色の画像形成を行う組となっている。このような組が、Y軸方向(記録性搬送方向)に4個配置されている。この液滴吐出装置411においても、各アレイベース442には各液滴吐出ヘッドのアレイ位置決めピンが配置されているので、各液滴吐出ヘッドの位置決め穴449に合せて配置する。これにより、液滴吐出ヘッドは、アレイベース上にX軸方向、Y軸方向、Z軸方向に位置決め固定される。そして、液滴吐出ヘッド441を支持プレート部材419に取り付けた後は、記録紙にテスト画像を形成し、その画像を外部または装置に内蔵した画像読取り装置で読取る。その後、着弾位置の理想の位置に対するずれ量を把握し、第一の調整ネジ452及び第二の調整ネジ453の差動ネジ455による調整量を算出し表示する。そして、表示されて調整量に基づいて、第一の調整ネジ452及び第二の調整ネジ453の差動ネジ455を操作して、着弾位置を狙いの着弾位置となるように調整を行う。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
支持フレーム部材には、金属プレートが一体となって取り付けられており、該金属プレートには、位置決めプレートが接合されており、液滴吐出ヘッドは、該位置決めプレートを介してアレイベースに取り付けられており、支持フレーム部材は、樹脂材料で形成されており、金属プレートと前記位置決めプレートは、互いに略同じ線膨張係数の金属材料で形成されている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、液滴吐出ヘッドの支持フレーム部材419と一体となって取り付けられた金属プレート420に位置決めプレート443が接合される。そして、この位置決めプレート443がアレイベース442との相対位置の位置決めが行われ、アレイベース442に締結される。接合体における金属プレート420に位置決めプレート443を接合する時に例えば接着剤の重合熱又はレーザ溶接の溶接接合熱が発生する。あるいは、装置駆動に伴う熱が発生する。これらの熱によって金属プレート420及び位置決めプレート443はそれぞれ変形する虞がある。しかし、金属プレート420及び位置決めプレート443は互いに略同じ線膨張係数の金属材料で形成されているので、金属プレート420及び位置決めプレート443は略同じように膨張し変形する。その後、接着剤の重合熱又は溶接接合熱がなくなり、金属プレート420及び位置決めプレート443は略同じように収縮しそれぞれ元の位置に戻る。この結果、金属プレート420に位置決めプレート443を接合した後の金属プレート420と位置決めプレート443との相対位置は変わらない。これにより、液滴吐出ヘッドの支持フレーム部材419とアレイベース442との相対位置の位置決めには影響しない。また、金属プレート420及び位置決めプレート443を金属材料で形成することにより、樹脂材料を成形するときのように金型の損傷を防ぐため金型の内面に高価なコーティングを塗布することが不要になる。よって、液滴吐出ヘッドとベースアレイとの相対位置の位置ずれを安価に抑制でき、液滴の着弾位置精度の劣化を抑制できる。
(態様2)
(態様1)において、液滴吐出ヘッドを複数配列して位置決めされた状態でアレイベースに支持される。これによれば、上記実施形態について説明したように、高画質の画像を形成するために複数の液滴吐出ヘッドを配列する場合各液滴吐出ヘッドの位置決めを高精度に行うことができ、高画質な画像形成を行うことができる。
(態様3)
(態様1)又は(態様2)の液滴吐出装置を備え、記録媒体に液滴を吐出することによって画像を形成する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、液滴吐出ヘッド交換後も、狙いの位置に液滴を着弾させることができ、高品位な画像を経時に亘り得ることができる。
(態様4)
(態様3)において、記録媒体に形成された画像を読取る画像読取手段を備え、記録媒体にテスト画像を形成し、記録媒体に形成されたテスト画像を画像読取手段で読取り、記録媒体への液滴の着弾位置のずれを検出し、当該検出結果に基づいて着弾位置のずれを補正する補正手段を有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録媒体たる記録紙に形成された画像を読取る画像読取手段を備えている。そして、記録紙にテスト画像を形成し、記録紙に形成されたテスト画像を画像読取手段で読取り、上記記録紙への液滴の着弾位置のずれを検出する。この検出結果に基づいて補正手段によって着弾位置のずれを補正する。これにより、着弾位置のずれを高精度に調整することができる。
(態様5)
支持フレーム部材と金属プレートとをインサート成形する工程と、該金属プレートと位置決めプレートとをレーザ光により溶接接合する工程とを含み、支持フレーム部材は、樹脂材料で形成されており、金属プレートと位置決めプレートは互いに略同じ線膨張係数の金属材料で形成されている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、液滴吐出ヘッドの支持フレーム部材419と一体となって取り付けられた金属プレート420に位置決めプレート443が接合される。そして、この位置決めプレート443がアレイベース442との相対位置の位置決めが行われ、アレイベース442に締結される。そして、金属プレート420を形成する金属材料の線膨張係数は、位置決めプレート443の金属材料の線膨張係数と略同じである。この結果、位置決めプレート443に接合された金属プレート420は、例えば接着剤やレーザ溶接によって位置決めプレート443に接合されるときに発生する接着剤の重合熱又は溶接接合熱によって、位置決めプレート443の変形と一体となって変形する。そして、接着剤の重合熱又は溶接接合熱がなくなると、金属プレート420及び位置決めプレート443は一体となってそれぞれ元の位置に戻る。これにより、金属プレート420と位置決めプレート443との相対位置は変わらない。そして、液滴吐出ヘッドは位置決めプレート443によって位置決めされる金属プレート420を介して高精度に位置決めされる。よって、液滴の着弾位置精度の劣化を抑制できる液滴吐出装置を製造することができる。
(態様6)
(態様5)において、インサート成形する工程の後に、液吐出部材と支持フレーム部材とを接着剤で接合する工程を行い、接着剤で接合する工程の後に、金属プレートと位置決めプレートとの位置決めを行うアライメント工程を行い、該アライメント工程の後に、溶接接合する工程を行う。これによれば、上記実施形態について説明したように、金属プレート420と位置決めプレート443との相対位置は変わらない。そして、液滴吐出ヘッドは、位置決めプレートによって位置決めされる金属プレートを介して高精度に位置決めされる。
(態様7)
(態様5)又は(態様6)において、溶接接合する工程では、金属プレートの一端が位置決めプレートにレーザ光で溶接接合が行われた後に、金属プレートの他端が位置決めプレートに接着剤で接合する。これによれば、上記実施形態について説明したように、例えば接着剤の接合強度の低いものを用いて仮接合した上で傾斜等の調整を行い、位置決めを行った後レーザ溶接による接合で強固に接合する。これにより、簡単な作業工程で接合位置精度を安定に保つことができる。
5 記録紙
252 ノズルアライメントマーク
253 ノズルアライメントマーク
300 プレート接合装置
333 ステージ部
334 保持部
340 ステージ制御部
341 ステージ位置検出部
342 目標位置算出部
343 ステージ移動制御部
344 レーザ照射制御部
345 接着剤塗布部
346 理想位置計測部
347 操作部
350 画像処理部
351 CCDカメラ
352 CCDカメラ
353 同軸落射照明部
354 同軸落射照明部
355 モニタ
356 操作部
357 ノズルアライメントマーク計測部
358 理想位置登録部
363 理想位置取得部
401 画像形成装置
402 画像形成部
411 液滴吐出装置
412 維持回復機構
413 ヘッドホルダ
414 液体吐出部材
415 ノズル
416 ノズルアライメントマーク
417 ノズルアライメントマーク
419 支持フレーム部材
420 金属プレート
421 レーザ溶接部
422 接合部
423 液体供給部材
431 円錐凹部
432 V溝部
433 平面部
434 球体
441 液滴吐出ヘッド
442 アレイベース
443 位置決めプレート
444 固定プレート
445 段付きネジ
447 コイルスプリング
448 アレイ用位置決めピン
449 位置決めピン用穴
450 凹部
452 第一の調整ネジ
453 第二の調整ネジ
454 ノズル面
456 ヘッド傾斜機構
462a〜462f 挿入穴
500 基準チャート
501 ガラス板
502 母材
特開2010−194899号公報

Claims (7)

  1. 液滴を吐出する液体吐出部材と該液体吐出部材を支持する支持フレーム部材とを有する液滴吐出ヘッドがアレイベースに取り付けられて構成された液滴吐出装置において、
    前記支持フレーム部材には、金属プレートが一体となって取り付けられており、該金属プレートには、位置決めプレートが接合されており、前記液滴吐出ヘッドは、該位置決めプレートを介して前記アレイベースに取り付けられており、前記支持フレーム部材は、樹脂材料で形成されており、前記金属プレートと前記位置決めプレートは、互いに略同じ線膨張係数の金属材料で形成されていることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 請求項1記載の液滴吐出装置において、
    前記液滴吐出ヘッドを複数配列して位置決めされた状態で前記アレイベースに支持されることを特徴とする液滴吐出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液滴吐出装置を備え、記録媒体に液滴を吐出することによって画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記記録媒体に形成された画像を読取る画像読取手段を備え、
    前記記録媒体にテスト画像を形成し、前記記録媒体に形成されたテスト画像を前記画像読取手段で読取り、前記記録媒体への液滴の着弾位置のずれを検出し、当該検出結果に基づいて着弾位置のずれを補正する補正手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 液滴を吐出する液体吐出部材と該液体吐出部材を支持する支持フレーム部材とを有する液滴吐出ヘッドがアレイベースに取り付けられて構成された液滴吐出装置の製造方法において、
    前記支持フレーム部材と金属プレートとをインサート成形する工程と、
    該金属プレートと位置決めプレートとをレーザ光により溶接接合する工程とを含み、
    前記支持フレーム部材は、樹脂材料で形成されており、前記金属プレートと前記位置決めプレートは互いに略同じ線膨張係数の金属材料で形成されていることを特徴とする液滴吐出装置の製造方法。
  6. 請求項5記載の液滴吐出装置の製造方法において、
    前記インサート成形する工程の後に、前記液吐出部材と前記支持フレーム部材とを接着剤で接合する工程を行い、前記接着剤で接合する工程の後に、前記金属プレートと前記位置決めプレートとの位置決めを行うアライメント工程を行い、該アライメント工程の後に、前記溶接接合する工程を行うことを特徴とする液滴吐出装置の製造方法。
  7. 請求項5又は6に記載の液滴吐出装置の製造方法において、
    前記溶接接合する工程では、前記金属プレートの一端が前記位置決めプレートにレーザ光で溶接接合が行われた後に、前記金属プレートの他端が前記位置決めプレートに接着剤で接合することを特徴とする液滴吐出装置の製造方法。
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