JP6390653B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用空調装置に関するものである。
車両用空調装置においては、従来から、乗員の足元や上半身に加えて、乗員の大腿部に空調風を吹き出し得るようにしたもの知られている。例えば、特許文献1には、乗員の大腿部から腰にかけての下半身に向けて温風を吹き出すひざ上吹出口を備えた車両用空調装置において、ひざ上吹出口からV字状に温風をふきだすようにすることにより、乗員の温感を向上させた発明が開示されている。
特開2011−105120
しかしながら、このような従来の車両用空調装置においては、大腿部への空調風が、車両の側部や下方から後方に向けて吹き出されるようになっていたので、吹出口までのダクトが短く、空調風に十分な助走距離を持たせることができず、このため、空調風に適切な風速や指向性を確保するのが難しかった。また、乗員の大腿部の位置は、乗員の体格によって前後や上下に大きく変わるため、様々な体格の乗員に応じて適切に空調風を吹き出すのは難しかった。
本発明は、以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、乗員の大腿部に空調風を吹き付ける車両用空調装置において、空調風に適切な風速や指向性を確保し得るとともに、乗員の体格差に応じて空調風の吹き出し方向が適切に調整され得る車両用空調装置を提供することである。
前記目的を達成するため、本発明にあっては、次のような解決方法を採択している。すなわち、請求項1に記載のように、
車両の車室内に空調風を供給する車両用空調装置において、
ステアリングコラムカバーの下向き部分に、前記空調風の吹出口を設け
前記空調風の排出管路として、少なくとも一部が前記ステアリングコラムカバー内の下端側から上端側に向けて延びる排出管路を備え、
前記吹出口は、前記ステアリングコラムカバーの下向き部分に形成された開口であり、前記ステアリングコラムカバーの上端側において前記排出管路と連通している。
上記解決手法によれば、空調風の吹出口がステアリングコラムカバーの下向き部分に設けられているので、吹出口から吹き出された空調風は、ドライバーの大腿部に向けて供給される。この場合、空調風の管路には、吹出口に達するまでにステアリングコラムカバー内で十分な助走距離を確保することができるので、吹出口から吹き出される空調風は、適切な風速と指向性を持つものとできる。また、ステアリングコラムカバーの下向き部分に設けられた吹出口は目立たないため、車室内の意匠性を損なうこともない。また、排出管路がステアリングカバーの下端側から上端側に向けて延びているので、排出管路にはステアリングコラムカバー内で十分な長さを確保できる。よって、空調風には、十分な助走距離を与えることができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載の通りである。すなわち、前記吹出口として、前記ステアリングコラムカバーの両側に一対の吹出口を備え、前記排出管路に、前記一対の吹出口の各々に連通する一対の分岐管を備えている(請求項2対応)。この場合、吹出口がステアリングコラムカバーの両側に設けられるので、空調風は、ドライバーの左右の大腿部の各々に対して適切に供給される。
前記ステアリングコラムカバーは、ドライバーのドライビングポジションに応じて位置調整可能となっている(請求項3対応)。また、ステアリングコラムカバーは、ドライバーのドライビングポジションにしたがって位置調整(例えば、ステアリングコラムカバーが装着されたステアリングコラムのチルト機構やテレスコピック機構による位置調整)がなされるため、結果として、吹出口の位置は、ステアリングコラムカバーの位置調整にしたがって、ドライバーの体格に応じた適切な位置にはいちされる。よって、異なる体格のドライバーに対しても、他の特別な調整を必要とせずに、空調風が適切にドライバーの大腿部に供給されるようにできる。
前記排出管路に、屈曲又は伸縮の少なくとも一方が可能な接続部を備え、前記排出管路の位置が、前記ステアリングコラムカバーの位置調整に追随可能となっている(請求項4対応)。この場合、ステアリングコラムカバーが位置調整されたときには、排出管路が屈曲又は伸縮するので、排出管路は、ステアリングコラムカバーの位置調整と干渉することは無く、ステアリングコラムカバーの位置調整に追随して適切な位置に配置される。
本発明によれば、車両用空調装置において、ドライバーの大腿部に対して適切な風速の空調風を供給することができる。また、異なる体格のドライバーに対しても、ステアリングコラムの位置調整に伴って、空調風の吹き出し方向が適切に調整される。
本発明の車両用空調装置の一例の配設状態を示す車両の一部側断面図。 本発明の車両用空調装置の一例の配管状態を示すダッシュボードの正面図。 本発明の車両用空調装置の一例の配管状態を示す説明図。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の車両用空調装置1の配設状態を示す車両の一部断面図である。図示されるように、空調装置1は、ダッシュパネル2の後方に配置されたダッシュボード3に配設されている。ダッシュパネル2は、エンジンルームと車室を仕切る部材であり、車両内を上下方向に延びている。また、ダッシュボード3は、車両の左右方向に延びる支持部材4によって支持されている。
空調装置1は、ケース11内に配風路(空調風が流れる通路)12を有しており、この配風路12の所定位置に、エバポレータ13とヒータコア14が配設されている。空調風は、エバポレータ13による冷却又はヒータコア13による加熱がなされて、車室内に排出されるようになっている。
ケース11には、配風路12から連通した空調風の排出路15、16、17が形成されている。排出路15は、デフロスタ用であり、排出路16は、後述するインストルメントパネル21に設けられた空調風吹出口22及び23(図2参照)に連なるものである。また、最下部に配置された排出路17は、左右の足元吹き出し用である。この排出路17は、後述する大腿部用空調風吹出口32(図2参照)等に連通している。
図2には、ダッシュボード3の正面図を示す。図示されるように、ダッシュボード3の上部(図示されないフロントウインドウの下方)には、各種計器類が配置されたインストルメントパネル21が備えられている。インストルメントパネル21には、車幅方向中央部に位置する空調風吹出口22と、左右端部に位置する空調風吹出口23が備えられている。
ダッシュボード3の運転席側(図の左側)には、ステアリングコラム24が備えられ、このステアリングコラム24の周囲には、ステアリングコラムカバー25が配設されている。なお、ダッシュボード3の助手席側(図の右側)には、インストルメントパネル21の下方に位置するグローブボックス26が備えられている。
ステアリングコラム24には、チルト機構とテレスコピック機構が備えられ、チルト機構による傾斜角度の変更と、テレスコピック機構による軸方向の伸縮により、ドライバーのドライビングポジションに応じたステアリングホイールの位置調整を行えるようになっている。ステアリングコラムカバー25の位置(傾き及び軸方向の位置)は、このステアリングコラム24の位置調整に追随して調整される。なお、ステアリングコラム24のチルト機構とテレスコピック機構については、周知の技術であるため、詳細な説明は省略する。
ステアリングコラムカバー25の下方には、排出路17に連通した排出管路30が配置されている。この排出管路30の端部は、一対の分岐管31となっている。これらの分岐管31は、ステアリングコラムカバー25の内側に固定されており、ステアリングコラムカバー25の下端側から上端側に向けてステアリングコラムカバー25の左右両側を延び、ステアリングコラムカバー25の上端付近の左右両側に形成された一対の大腿部用空調風吹出口32に達している。
図3にも示すように、一対の大腿部用空調風吹出口32は、ステアリングコラムカバー25の下向き部分25Aに形成されており、下側に向けて開口している。これにより、大腿部用空調風吹出口32から排出される空調風33が、ちょうどドライバーの大腿部34に向けて供給されるようになっている。なお、図3においては、図示を分かり易くするため、ステアリングコラムカバー2、排出管路30、ダッシュボード3の一部以外の各種構成(ステアリングコラム24等)の図示は省略している。
この場合、空調風33は、大腿部用空調風吹出口32に達するまで、ステアリングコラムカバー25内の分岐管31を通るので、分岐管31内で十分な助走距離が確保される。したがって、大腿部用空調風吹出口32からの空調風33は、適切な風速と指向性を持つものとできる。よって、空調風33は、ドライバーの大腿部34に向けて適切な風速で安定的に供給される。
排出管路30の分岐管31の手前には、屈曲及び伸縮可能な接続部35が設けられている。本実施形態において、接続部35は、蛇腹形状で構成されている。これにより、ステアリングコラム24及びステアリングコラムカバー25が、チルト及びテレスコピックによって位置調整されたときに、接続部25が屈曲又は伸縮することで、分岐管31の位置も、ステアリングコラムカバー25の動きに追随して変更されるようになっている。
このような構成により、ステアリングコラムカバー25がドライバーのドライビングポジションにしたがってチルト機構やテレスコピック機構により位置調整がなされると、結果として、分岐管31及び大腿部用空調風吹出口32は、ドライバーの体格に応じて適切な位置に配置されることになる。したがって、空調風33は、異なる体格のドライバーに対しても、ステアリングコラム25の位置調整以外の特別な調整を行わなくても、ドライバーの大腿部34に向けて適切に供給されるようになっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲において適宜の変更が可能である。例えば、コラムカバー25における大腿部用空調風吹出口32の位置や個数は、適宜変更することができる。また、ステアリングコラム24は、チルト機構とテレスコピック機構の両方を備えたものとしたが、いずれか一方のみを備えるものとしてもよい。また、排出管路30の接続部35は、蛇腹形状としたが、例えば可撓性を有するホースから構成してもよい。さらに、ステアリングコラムカバー25近傍における排出管路30の全体を、可撓性を有する部材から構成することも可能である。
本発明は、車両用空調装置においてドライバーに適切に空調風が供給するために利用できる。
1 車両用空調装置
2 ダッシュパネル
3 ダッシュボード
4 支持部材
11 空調装置のケース
12 配風路
13 エバポレータ
14 ヒータコア
15 排出路
16 排出路
17 排出路
21 インストルメントパネル
22 空調風吹出口
23 空調風吹出口
24 ステアリングコラム
25 ステアリングコラムカバー
25 コラムカバーの下向き部分
26 グローブボックス
30 排出管路
31 分岐管
32 大腿部用空調風吹出口
33 空調風
34 大腿部
35 接続部

Claims (4)

  1. 車両の車室内に空調風を供給する車両用空調装置において、
    ステアリングコラムカバーの下向き部分に、前記空調風の吹出口を設け
    前記空調風の排出管路として、少なくとも一部が前記ステアリングコラムカバー内の下端側から上端側に向けて延びる排出管路を備え、
    前記吹出口は、前記ステアリングコラムカバーの下向き部分に形成された開口であり、前記ステアリングコラムカバーの上端側において前記排出管路と連通している車両用空調装置。
  2. 請求項1に記載の車両用空調装置において、
    前記吹出口として、前記ステアリングコラムカバーの両側に一対の吹出口を備え、
    前記排出管路に、前記一対の吹出口の各々に連通する一対の分岐管を備えた車両用空調装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用空調装置において、
    前記ステアリングコラムカバーは、ドライバーのドライビングポジションに応じて位置調整可能となっている車両用空調装置。
  4. 請求項3に記載の車両用空調装置において、
    前記排出管路に、屈曲又は伸縮の少なくとも一方が可能な接続部を備え、前記排出管路の位置が、前記ステアリングコラムカバーの位置調整に追随可能となっている車両用空調装置。
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