JP6379452B2 - 腕時計ケースおよび腕時計 - Google Patents

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Description

この発明は、腕時計ケースおよび腕時計に関する。
例えば、腕時計ケースにおいては、特許文献1に記載されているように、ケース本体の外周部にバンド取付部を設け、このバンド取付部に時計バンドの先カンカバーを取り付け、この先カンカバーに時計バンドのバンド本体を取り付けるように構成されたものが知られている。
特開2000−33004号公報
しかしながら、このような腕時計ケースでは、ケース本体のバンド取付部にバンド本体を取り付ける際に、先カンカバーをバンド本体に取り付け、この先カンカバーをケース本体のバンド取付部にばね棒などの連結部材によって取り付けているため、先カンカバーや連結部材などの部品点数が多くなり、ケース本体のバンド取付部に対するバンド本体の取付作業が煩雑で面倒であるという問題があるほか、腕時計ケース全体の耐衝撃性を確保することができないという問題もある。
この発明が解決しようとする課題は、部品点数の削減を図り、時計バンドの取付作業の簡素化を図り、かつ耐衝撃性の高い腕時計ケースおよび腕時計を提供することである。
この発明は、ケース本体と、このケース本体の外周面に設けられた合成樹脂製のベゼルと、前記ケース本体の外周面に設けられた係止部と、を備え、前記ベゼルは、前記ケース本体の裏面側に突出する緩衝突起部と、当該緩衝突起部と一体に形成され時計バンドが連結されるバンド連結部と、前記バンド連結部に対応する前記ベゼルの内周面に設けられて前記係止部に係合する係合部と、を備えていることを特徴とする腕時計ケースである。
この発明によれば、バンド連結部に時計バンドの先カンカバーの機能をもたせることができるので、先カンカバーを別部品として製作する必要がない。このため、部品点数の削減を図ることができると共に、時計バンドの取付作業の簡素化を図ることができ、かつケース本体の裏面側落下時にバンド連結部の緩衝突起部によって衝撃を緩衝することができるので、耐衝撃性を高めることができる。
この発明を腕時計に適用した第1実施形態を示した裏面側の拡大斜視図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視において、上下反転して示した要部の拡大断面図である。 図2に示された腕時計の腕時計ケースをケース本体とベゼルとに分解して示した拡大側面図である。 図3に示された腕時計ケースのケース本体を斜め下側から見た拡大斜視図である。 図3に示された腕時計ケースのベゼルを斜め下側から見た拡大斜視図である。 この発明を腕時計に適用した第2実施形態を示した裏面側の拡大斜視図である。 図6に示された腕時計のB−B矢視において、上下反転して示した要部の拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図5を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、ケース本体2とベゼル3とを備えている。ケース本体2は、金属または硬質の合成樹脂などの硬質材料からなり、その内部に時計モジュール(図示せず)が組み込まれるように構成されている。
このケース本体2の上部開口部には、図2に示すように、時計ガラス4がパッキン4aを介して取り付けられている。また、このケース本体2の上面には、見切り部材5が時計ガラス4の上面における縁部に跨って設けられている。さらに、このケース本体2の下部には、裏蓋6が防水リング6aを介して複数のビス7によって取り付けられている。
一方、ベゼル3は、図1〜図5に示すように、弾力性を有する合成樹脂からなり、ケース本体2の外周面に取り付けられている。すなわち、このベゼル3は、ケース本体2の外周面の全周を覆う形状に形成されている。このベゼル3の12時および6時に対応する個所にバンド連結部8がそれぞれ一体に形成されている。
また、このベゼル3の2時、4時、8時、および10時に対応する各個所には、図3および図5に示すように、スイッチ釦9が挿入する貫通孔10がそれぞれ設けられている。この場合、ケース本体2には、図3および図4に示すように、スイッチ釦9が取り付けられる釦取付孔2aが、ベゼル3の各貫通孔10にそれぞれ対応して設けられている。
さらに、ケース本体2の外周面には、図2〜図4に示すように、複数の係止突起部11が外部に向けて突出して設けられている。また、ベゼル3の内周面には、ケース本体2の各係止突起部11に係合する複数の係合凹部12が設けられている。すなわち、ケース本体2の係止突起部11は、バンド連結部8に対応するケース本体2の外周面に、矩形状に形成されている。
また、ベゼル3の係合凹部12は、図2に示すように、バンド連結部8に対応するベゼル3の内周面に、係止突起部11とほぼ同じ形状の凹部状に形成されている。これにより、ベゼル3は、ケース本体2の外周面に装着される際に、バンド連結部8を外側に押し広げて、ベゼル3全体を弾性変形させ、この状態でベゼル3の係合凹部12にケース本体2の係止突起部11が弾力的に係合するように構成されている。
また、このベゼル3は、図2に示すように、ベゼル3の係合凹部12にケース本体2の係止突起部11が係合して、ケース本体2の外周面に装着された際に、ケース本体2の外周面に対するベゼル3の浮き上がりを防ぐことにより、不用意にケース本体2の外周面から外れないように構成されている。
ところで、バンド連結部8は、図1および図2に示すように、時計バンド13のバンド本体14をケース本体2に対して取り付けるためのものであり、本来はバンド本体14の先端部に取り付けられる先カンカバーの機能を有するように構成されている。このバンド連結部8は、ケース本体2の下側、つまりケース本体2の下部に取り付けられた裏蓋6の裏面側(図2では下側)に突出した状態で、ベゼル3に一体に形成されている。
すなわち、このバンド連結部8は、図1〜図3に示すように、ベゼル3の下部からベゼル3の側方に向けて斜め下側に突出して形成されている。このバンド連結部8は、その先端部におけるベゼル3の外周方向の長さが、バンド本体14の長手方向と直交する方向の長さと同じ長さに形成されている。このバンド連結部8の先端部には、ほぼ半円筒状の緩衝突起部8aが裏蓋6の裏面側に突出して形成されている。
この緩衝突起部8aは、図1〜図3に示すように、ベゼル3の外周方向の長さが、バンド連結部8の先端部におけるベゼル3の外周方向の長さよりも、短く形成されている。また、この緩衝突起部8aには、バンド本体14をバンド連結部8に取り付けるためのばね棒15が挿入する挿入孔8bが、ベゼル3の外周方向に貫通して形成されている。
この場合、腕時計ケース1側に位置するバンド本体14の先端部には、図1および図2に示すように、凹部14aが設けられている。この凹部14aの両側部には、一対の取付片14bが設けられている。これら一対の取付片14bは、ベゼル3の外周方向の長さがバンド連結部8の先端部におけるベゼル3の外周方向の長さと同じ長さに形成されている。また、これら一対の取付片14bには、ばね棒15の両端部が挿入する取付孔14cがそれぞれ設けられている。
これにより、バンド本体14は、図1および図2に示すように、その先端部の凹部14aにバンド連結部8の緩衝突起部8aが配置されると、この凹部14aの両側部に設けられた一対の取付片14bの各取付孔14cが、バンド連結部8の緩衝突起部8aに設けられた挿入孔8bに同軸上に対応するように構成されている。
また、ばね棒15は、図2に示すように、パイプ部の両端部にピン部が出没可能に設けられ、このピン部がパイプ部内に設けられたばね部材(いずれも図示せず)によって弾力的に押し出されるように構成されている。この場合、パイプ部は、バンド連結部8の緩衝突起部8aに設けられた挿入孔8b内に挿入するように構成されている。ピン部は、バンド本体14の凹部14aの両側部に設けられた一対の取付片4bの各取付孔14cに挿入するように構成されている。
これにより、バンド本体14は、図1および図2に示すように、バンド本体14の凹部14aにバンド連結部8の緩衝突起部8aが嵌め込まれた状態で、バンド本体14の一対の取付片4bの各取付孔14cとバンド連結部8の緩衝突起部8aに設けられた挿入孔8bとに、ばね棒15が挿入されることにより、腕時計ケース1のベゼル3に一体に形成されたバンド連結部8に連結されるように構成されている。
次に、このような腕時計ケース1の作用について説明する。
この腕時計ケース1を組み立てる場合には、まず、ケース本体2の外周面にベゼル3を取り付ける。このときには、ベゼル3の下部側を外側に向けて押し広げて、ケース本体2の外周面に上方から被せ、バンド連結部8が位置するベゼル3の係合凹部12をケース本体2の係止突起部11に対応させる。すると、ベゼル3およびバンド連結部8の弾性復帰力によって、ベゼル3の係合凹部12がケース本体2の係止突起部11に弾力的に係合する。
このようにケース本体2の外周面にベゼル3が取り付けられた状態では、ベゼル3の両側にバンド連結部8の緩衝突起部8aが斜め下側に向けて突出して配置される。この状態では、ベゼル3の係合凹部12がケース本体2の係止突起部11に弾力的に係合していることにより、ケース本体2の外周面に対してベゼル3が浮き上がることがない。このため、不用意にベゼル3がケース本体2の外周面から外れることがない。
また、この腕時計ケース1が裏蓋6を下に向けて落下すると、バンド連結部8が衝撃を受ける。このときには、腕時計ケース1の裏蓋6の裏面側に突出したバンド連結部8の緩衝突起部8aが弾性変形して、衝撃を吸収する。これにより、ケース本体1内の時計モジュールを保護することができる。このとき、バンド連結部8の緩衝突起部8aが弾性変形しても、ベゼル3がケース本体2の外周面から浮き上がってケース本体2から外れることがない。
さらに、ケース本体2の外周面にベゼル3が取り付けられた際には、ベゼル3のバンド連結部8がケース本体1の裏蓋6の裏面を覆うことなく配置されている。このため、裏蓋6をケース本体2の裏面から取り外す際に、バンド連結部8が邪魔にならず、容易に裏蓋6をケース本体2から取り外して、電池交換を容易に行うことができる。
次に、このような腕時計ケース1に時計バンド13を取り付ける場合について説明する。
このときには、まず、ばね棒15のパイプ部をバンド連結部8の緩衝突起部8aに設けられた挿入孔8b内に挿入する。この状態では、ばね棒15のパイプ部の両端部からピン部がばね部材のばね力によって押し出され、この押し出されたピン部がバンド連結部8の緩衝突起部8aの両側に突出する。
このため、ばね棒15のピン部をばね部材のばね力に抗してパイプ部内に押し込み、この状態でバンド本体14の先端部の凹部14aをバンド連結部8の緩衝突起部8aに嵌め込む。そして、バンド本体14の凹部14aの両側部に設けられた一対の取付片14bの各取付孔14cをばね棒15のパイプ部の両端部に対応させる。すると、ばね棒15のピン部が、ばね部材のばね力によって押し出されて、一対の取付片14aの各取付孔14c内にそれぞれ挿入される。これにより、バンド本体14がバンド連結部8に取り付けられる。
このように、この腕時計ケース1によれば、硬質材料からなるケース本体2と、このケース本体2の外周面に設けられた合成樹脂製のベゼル3と、ケース本体2の裏面側に突出する緩衝突起部8aを有してベゼル3に一体に形成され、かつ時計バンド13が連結されるバンド連結部8と、を備えていることにより、部品点数の削減を図ると共に、時計バンド13の取付作業の簡素化を図ることができ、かつ耐衝撃性を高めることができる。
すなわち、この腕時計ケース1では、バンド連結部8に時計バンド13の先カンカバーの機能をもたせることができるので、先カンカバーを別部品として製作する必要がない。このため、部品点数の削減を図ることができると共に、時計バンド13の取付作業の簡素化を図ることができ、かつケース本体2の裏面側落下時にバンド連結部8の緩衝突起部8aによって衝撃を緩衝することができるので、耐衝撃性を高めることができる。
この場合、バンド連結部8の緩衝突起部8aには、時計バンド13をバンド連結部8に対して取り付けるためのばね棒15が挿入する挿入孔8bが設けられていることにより、本来、時計バンド13のバンド本体14に取り付けられている先カンカバーが不要となるので、時計バンド13の部品点数を削減することができると共に、時計バンド13の構造の簡素化を図ることができ、これにより時計バンド13の取付作業の簡素化を図ることができる。
すなわち、バンド連結部8は、その先端部にほぼ半円筒状の緩衝突起部8aが形成され、この緩衝突起部8aにばね棒15が挿入する挿入孔8bが形成された構成であり、バンド本体14は、腕時計ケース1側に位置する先端部に凹部14aが設けられ、この凹部14aの両側部に一対の取付片14bが設けられ、これら一対の取付片14bにばね棒15の両端部がそれぞれ挿入する各取付孔14cが設けられた構成であるから、バンド連結部8にバンド本体14をばね棒15によって簡単にかつ容易に取り付けることができる。
また、この腕時計ケース1によれば、ベゼル3およびバンド連結部8が弾力性を有する合成樹脂によって一体に形成されていることにより、ベゼル3をバンド連結部8と共に外側に押し広げてケース本体2の外周面に簡単に取り付けることができる共に、腕時計ケース1が外部から衝撃を受けた際に、その衝撃をベゼル3およびバンド連結部8によって緩衝することができる。これにより、ケース本体2内に組み込まれた時計モジュールを確実にかつ良好に保護することができるので、耐衝撃を確保することができる。
この場合、腕時計ケース1がその裏面側を下に向けて落下した際には、バンド連結部8の緩衝突起部8aがケース本体2の裏面側に突出しているので、このバンド連結部8の緩衝突起部8aによって腕時計ケース1の落下による衝撃を弾力的に吸収することができる。これにより、腕時計ケース1の裏蓋6が落下による衝撃を受けないように、確実にかつ良好にバンド連結部8の緩衝突起部8aによって緩衝することができ、これによっても耐衝撃を高めることができる。
さらに、この腕時計ケース1によれば、ケース本体2の外周面に係止突起部11が設けられ、バンド連結部8に対応するベゼル3の内周面に係止突起部11に係合する係合凹部12が設けられていることにより、ベゼル3を外側に押し広げてケース本体2の外周面に取り付ける際に、ベゼル3の係合凹部12をケース本体2の係止突起部11に弾力的に係合させることができ、これによりケース本体2の外周面にベゼル3を確実にかつ良好に、取り付けることができる。
このため、ベゼル3およびバンド連結部8が弾力性を有する合成樹脂によって一体に形成されていても、ベゼル3の係合凹部12がケース本体2の係止突起部11に弾力的に係合していることにより、ベゼル3がケース本体2の外周面から浮き上がるのを防ぐことができる。これにより、腕時計ケース1の落下によってバンド連結部8が衝撃を受けた際に、ベゼル3がケース本体2の外周面から浮き上がって不用意にケース本体2から外れないようにすることができる。
なお、上述した第1実施形態では、ケース本体2の外周面に係止突起部11を設け、バンド連結部8に対応するベゼル3の内周面に係合凹部12を設けた場合について述べたが、これに限らず、例えばケース本体2の外周面に係合凹部12を設け、バンド連結部8に対応するベゼル3の内周面に係合凹部12に係止される係止突起部11を設けた構成であっても良い。
(第2実施形態)
次に、図6および図7を参照して、この発明を腕時計に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図5に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図6および図7に示すように、バンド連結部8にフック部20を一体に形成した構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
この場合にも、ベゼル3およびバンド連結部8は、第1実施形態と同様、弾力性を有する合成樹脂によって一体に形成されている。また、このバンド連結部8に一体に形成されたフック部20は、図6および図7に示すように、ケース本体2の裏面に取り付けられた裏蓋6の裏面に向けて突出し、この突出した先端部が裏蓋6の裏面に乗り上げて裏蓋6の縁部を弾力的に係止するように構成されている。
次に、腕時計ケース1を組み立てる場合について説明する。
この場合には、第1実施形態と同様、ケース本体2の外周面にベゼル3を取り付ける。このときには、ベゼル3の下部側をバンド連結部8およびフック部20と共に外側に向けて押し広げて、ケース本体2の外周面に上方から被せる。すると、ベゼル3およびバンド連結部8の弾性復帰力によって、ベゼル3がケース本体2の外周面に取り付けられる。
この状態では、ベゼル3の両側にバンド連結部8の緩衝突起部8aが斜め下側に向けて突出して配置されると共に、バンド連結部8に形成されたフック部20がケース本体2の裏面に配置される。このとき、フック部20は、ケース本体2の裏面に裏蓋6が取り付けられる領域内に突出して配置される。この状態では、バンド連結部8のフック部20がケース本体2の裏面を弾力的に押えていることにより、ケース本体2の外周面に対してベゼル3が浮き上がることがない。このため、ベゼル3がケース本体2の外周面から不用意に外れることがない。
次に、この腕時計ケース1に裏蓋6を取り付ける場合について説明する。
このときには、ベゼル3に一体に形成されたバンド連結部8をベゼル3と共にケース本体2の外側に向けて押し広げることにより、バンド連結部8に一体に形成されたフック部20をケース本体2の外側に向けて押し広げるように弾性変形させる。これにより、ケース本体2に裏蓋6が取り付けられる領域が開放される。
この状態で、ケース本体2の裏面に裏蓋6を配置する。そして、バンド連結部8およびフック部20をベゼル3と共に弾性復帰させて、フック部20の先端部を裏蓋6の裏面に乗せ、このフック部20で裏蓋6の裏面における縁部を弾力的に係止する。このときには、裏蓋6がケース本体2の裏面に仮固定されている。この状態で、裏蓋6の位置を調整して、複数のビス7によって裏蓋6をケース本体2に固定する。これにより、腕時計ケース1に裏蓋6が取り付けられる。
また、裏蓋6を取り外す際には、まず、複数のビス7を取り外す。このときには、フック部20の先端部が裏蓋6の裏面に乗り上げ、このフック部20によって裏蓋6の裏面における縁部が弾力的に係止されているので、裏蓋6がケース本体2から脱落することがない。この状態で、フック部20をバンド連結部8と共にケース本体2の外側に向けて押し広げて弾性変形させ、フック部20の先端部を裏蓋6の裏面から離脱させる。これにより、裏蓋6をケース本体2から容易に取り外すことができる。
次に、この腕時計ケース1の作用について説明する。
この腕時計ケース1は、ベゼル3に一体に形成されたバンド連結部8のフック部20の先端部が裏蓋6の裏面の縁部を弾力的に係止していることにより、第1実施形態のように、ケース本体2の外周面に係止突起部11を設け、バンド連結部8に対応するベゼル3の内周面に係止突起部11に係合する係合凹部12を設けていなくても、ベゼル3およびバンド連結部8がケース本体2の外周面に確実にかつ良好に取り付けられる。
このため、腕時計ケース1が裏蓋6を下に向けて落下すると、第1実施形態と同様、バンド連結部8の緩衝突起部8aが衝撃を受ける。このときには、バンド連結部8のフック部20が裏蓋6の裏面の縁部を弾力的に係止した状態で、バンド連結部8および緩衝突起部8aが弾性変形して衝撃を吸収する。
このため、ベゼル3がケース本体2の外周面から浮き上がってケース本体2から外れることがない。これにより、腕時計ケース1が落下による衝撃を受けても、第1実施形態と同様、その衝撃がバンド連結部8の緩衝突起部8aによって緩衝され、ケース本体2内に組み込まれた時計モジュールが衝撃を受けないように良好に保護される。
このように、この腕時計ケース1によれば、第1実施形態と同様の作用効果があるほか、バンド連結部8に、ケース本体2の裏面に取り付けられた裏蓋6の裏面を弾力的に係止するフック部20が一体に形成されているので、このフック部20によって裏蓋6をケース本体2に対して弾力的に押えることができる。
このため、この腕時計ケース1では、裏蓋6をケース本体2に複数のビス7によって取り付ける際に、フック部20によって裏蓋6を仮固定することができるので、裏蓋6を容易にかつ確実に取り付けることができる。また、裏蓋6をケース本体2から取り外す際には、複数のビス7を取り外しても、フック部20によって裏蓋6が係止されているので、裏蓋6がケース本体2から脱落することがなく、裏蓋6をケース本体2から良好に取り外すことができる。
この場合にも、ベゼル3に一体に形成されたバンド連結部8のフック部20の先端部が裏蓋6の裏面の縁部を弾力的に係止しているので、ケース本体2の外周面にベゼル3を確実にかつ良好に取り付けることができる。このため、腕時計ケース1が落下してバンド連結部8が衝撃を受けた際に、ベゼル3およびバンド連結部8が弾力性を有する合成樹脂によって一体に形成されていても、ベゼル3がケース本体2の外周面から浮き上がるのを防ぐことができる。
これにより、腕時計ケース1の落下によってバンド連結部8が衝撃を受けた際に、第1実施形態と同様、バンド連結部8および緩衝突起部8aが弾性変形して衝撃を緩衝することができると共に、バンド連結部8および緩衝突起部8aが弾性変形しても、フック部20によってベゼル3がケース本体2の外周面から浮き上がってケース本体2から不用意に外れないようにすることができる。
なお、上述した第2実施形態では、バンド連結部8にフック部20を形成し、このフック部20の先端部のみによって、裏蓋6の裏面の縁部を弾力的に係止するように構成した場合について述べたが、フック部20の先端部で裏蓋6の裏面の縁部を弾力的に係止する構成のほかに、第1実施形態と同様、ケース本体2の外周面に係止突起部11を設け、バンド連結部8に対応するベゼル3の内周面に係合凹部12を設けた構成を追加しても良い。
また、上述した第1、第2の各実施形態では、ベゼル3のバンド連結部8の先端部に緩衝突起部8aを設け、バンド本体14の先端部に凹部14aを設け、このバンド本体14の凹部14aにバンド連結部8の緩衝突起部8aを嵌め合わせた構成である場合について述べたが、これに限らず、例えばベゼル3のバンド連結部8の先端部に凹部を設け、バンド本体14の先端部に凸部を設け、バンド連結部8の凹部にバンド本体14の凸部を嵌め合わせて連結するように構成しても良い。
さらに、上述した第1、第2の各実施形態では、ばね棒15によってバンド連結部8とバンド本体14とを連結した場合について述べたが、これに限らず、例えばピン部材やねじ部材などの連結部材によって、バンド連結部8とバンド本体14とを連結した構成であっても良い。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、ケース本体と、このケース本体の外周面に設けられた合成樹脂製のベゼルと、前記ケース本体の裏面側に突出する緩衝突起部を有すると共に、前記ベゼルに一体に形成され、かつ時計バンドが連結されるバンド連結部と、を備えていることを特徴とする腕時計ケースである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の腕時計ケースにおいて、前記バンド連結部の前記緩衝突起部には、前記時計バンドを前記バンド連結部に取り付けるための連結部材が挿入する挿入孔が設けられていることを特徴とする腕時計ケースである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の腕時計ケースにおいて、前記ベゼルおよび前記バンド連結部は、弾力性を有する合成樹脂によって形成されていることを特徴とする腕時計ケースである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の腕時計ケースにおいて、前記ケース本体の外周面に設けられた係止部と、前記バンド連結部に対応する前記ベゼルの内周面に設けられて前記係止部に係合する係合部と、を備えていることを特徴とする腕時計ケースである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の腕時計ケースにおいて、前記バンド連結部は、前記ケース本体の裏面に取り付けられた裏蓋の裏面を弾力的に係止するフック部を備えていることを特徴とする腕時計ケースである。
請求項6に記載の発明は、時計モジュールが組み込まれたケース本体と、このケース本体の外周面に設けられた合成樹脂製のベゼルと、前記ケース本体の裏面側に突出する緩衝突起部を有すると共に、前記ベゼルに一体に形成され、かつ時計バンドが連結されるバンド連結部と、を備えていることを特徴とする腕時計である。
1 腕時計ケース
2 ケース本体
3 ベゼル
6 裏蓋
8 バンド連結部
8a 緩衝突起部
8b 挿入孔
11 係止突起部
12 係合凹部
13 時計バンド
14 バンド本体
14a 凹部
14b 取付片
14c 取付孔
15 ばね棒
20 フック部

Claims (10)

  1. ケース本体と、
    このケース本体の外周面に設けられた合成樹脂製のベゼルと、
    前記ケース本体の外周面に設けられた係止部と、
    を備え、
    前記ベゼルは、前記ケース本体の裏面側に突出する緩衝突起部と、当該緩衝突起部と一体に形成され時計バンドが連結されるバンド連結部と、前記バンド連結部に対応する前記ベゼルの内周面に設けられて前記係止部に係合する係合部と、
    を備えていることを特徴とする腕時計ケース。
  2. ケース本体と、
    このケース本体の外周面に設けられた合成樹脂製のベゼルと、
    を備え、
    前記ベゼルは、前記ケース本体の裏面側に突出する緩衝突起部と、当該緩衝突起部と一体に形成され時計バンドが連結されるバンド連結部と、を備え、
    前記バンド連結部は、前記ケース本体の裏面に取り付けられた裏蓋の裏面を弾力的に係止するフック部を備えていることを特徴とする腕時計ケース。
  3. 請求項1または請求項2に記載の腕時計ケースにおいて、前記バンド連結部の前記緩衝突起部には、前記時計バンドを前記バンド連結部に取り付けるための連結部材が挿入する挿入孔が設けられていることを特徴とする腕時計ケース。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の腕時計ケースにおいて、前記ベゼルおよび前記バンド連結部は、弾力性を有する合成樹脂によって形成されていることを特徴とする腕時計ケース。
  5. 請求項に記載の腕時計ケースにおいて、前記ケース本体の外周面に設けられた係止部と、前記バンド連結部に対応する前記ベゼルの内周面に設けられて前記係止部に係合する係合部と、を備えていることを特徴とする腕時計ケース。
  6. 請求項に記載の腕時計ケースにおいて、前記バンド連結部は、前記ケース本体の裏面に取り付けられた裏蓋の裏面を弾力的に係止するフック部を備えていることを特徴とする腕時計ケース。
  7. 時計モジュールが組み込まれたケース本体と、
    このケース本体の外周面に設けられた合成樹脂製のベゼルと、
    前記ケース本体の外周面に設けられた係止部と、
    を備え、
    前記ベゼルは、前記ケース本体の裏面側に突出する緩衝突起部と、当該緩衝突起部と一体に形成され時計バンドが連結されるバンド連結部と、前記バンド連結部に対応する前記ベゼルの内周面に設けられて前記係止部に係合する係合部と、
    を備えていることを特徴とする腕時計。
  8. 時計モジュールが組み込まれたケース本体と、
    このケース本体の外周面に設けられた合成樹脂製のベゼルと、
    を備え、
    前記ベゼルは、前記ケース本体の裏面側に突出する緩衝突起部と、当該緩衝突起部と一体に形成され時計バンドが連結されるバンド連結部と、を備え、
    前記バンド連結部は、前記ケース本体の裏面に取り付けられた裏蓋の裏面を弾力的に係止するフック部を備えていることを特徴とする腕時計。
  9. ケース本体と、
    このケース本体の外周面に設けられたベゼルと、
    前記ケース本体の外周面に設けられた係止部と、
    を備え、
    前記ベゼルは、前記ケース本体の裏面側に突出する緩衝突起部と、時計バンドが連結されるバンド連結部と、前記係止部に係合する係合部と、
    を備えていることを特徴とする腕時計ケース。
  10. ケース本体と、
    このケース本体の外周面に設けられたベゼルと、
    を備え、
    前記ベゼルは、前記ケース本体の裏面側に突出する緩衝突起部と、時計バンドが連結されるバンド連結部と、を備え、
    前記バンド連結部は、裏蓋の裏面を係止するフック部を備えていることを特徴とする腕時計ケース。
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