JP6376114B2 - クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置に関し、特に、像担持体の表面の残留トナーを除去するクリーニング部材と、クリーニング部材に接触して配置されるシール部材と、を含むクリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
コピー機、プリンター、ファクシミリ等の電子写真方式を用いる画像形成装置においては、主に粉末の現像剤が使用され、現像装置を用いて感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を可視化し、その可視像(トナー像)を記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。像担持体の表面に残存するトナーはクリーニング装置により除去され、新たなトナー像の形成が行われる。
クリーニング装置には、像担持体の表面からトナーを除去するファーブラシおよびファーブラシからトナーを回収する回収ローラーからなるクリーニング部材と、回収ローラーの表面から掻き落とされたトナーを外部へ排出する排出スクリューと、ハウジング内部を回収ローラー側と排出スクリュー側とに仕切るシール部材と、を有するものがある。
シール部材は、クリーニングブレードにより回収ローラーの表面から掻き落とされたトナーを排出スクリュー側に案内し、回収ローラー側(ハウジングの外側)に向かわないようにするものである。そのため、シール部材は、回収ローラーの軸方向全域に亘って設けられる。
なお、像担持体の表面からトナーを除去するクリーニング部材と、クリーニング部材の表面から掻き落とされたトナーを外部へ排出する排出スクリューと、ハウジング内部をクリーニング部材側と排出スクリュー側に仕切るシール部材と、を有するクリーニング装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2014−109592号公報
ところで、上記クリーニング装置においてシール部材は、回収ローラーに付着しているトナーを掻き落とさない程度の接触圧で回収ローラーに接触する必要がある。具体的には、シール部材を回収ローラーに対して強く当て過ぎると、回収ローラーの表面のトナーや紙粉が堰き止められ落下する。そして、落下したトナーや紙粉がクリーニング部材に接触するまで溜まると、トナーや紙粉がクリーニング部材を介して像担持体に運ばれて画像不良が発生するという問題点がある。なお、シール部材の回収ローラーに対する接触圧を小さくするためにシール部材の厚みを小さくすると、シール部材にうねり(波打ち)が生じるので、シール部材のクリーニング部材に対するシール性が低下するという問題点がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、シール部材のシール性が低下するのを抑制しながら、画像不良の発生を抑制することが可能なクリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成のクリーニング装置は、像担持体に対向する開口部と、像担持体の表面から掻き取られたトナーを貯留する廃トナー収容部と、が形成されたハウジングと、ハウジングの開口部近傍に配置され、像担持体の表面の残留トナーを除去するローラー状のクリーニング部材と、クリーニング部材の表面の廃トナーを掻き落とすクリーニングブレードと、クリーニング部材の長手方向である第1方向に延びるようにクリーニング部材に接触して配置され、廃トナー収容部から開口部側への廃トナーの逆流を抑制するシート状のシール部材と、を備える。シール部材のクリーニング部材に接触する側の端部には、第1方向に所定の間隔を隔てて複数の切り込みが形成されている。
本発明の第1の構成によれば、シール部材のクリーニング部材に接触する側の端部には、第1方向に所定の間隔を隔てて複数の切り込みが形成されている。これにより、シール部材のクリーニング部材に対する接触圧を小さくすることができるので、クリーニング部材の表面のトナーや紙粉がシール部材により堰き止められて落下するのを抑制することができる。このため、トナーや紙粉がクリーニング部材に接触するまで溜まるのを抑制することができるので、トナーや紙粉がクリーニング部材を介して像担持体に運ばれて画像不良が発生するのを抑制することができる。
また、シール部材のクリーニング部材に対する接触圧を小さくするためにシール部材の厚みを小さくする必要がないので、シール部材にうねり(波打ち)が生じるのを抑制することができる。これにより、シール部材のクリーニング部材に対するシール性が低下するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態のベルトクリーニングユニット(クリーニング装置)を備えた画像形成装置の構造を示す概略図である。 図1における画像形成部Pa付近の拡大図である。 画像形成装置に搭載される中間転写ユニットの側面断面図である。 図3に示したベルトクリーニングユニットの外観斜視図である。 ベルトクリーニングユニットのファーブラシおよび回収ローラーを除いた状態を示した斜視図である。 ベルトクリーニングユニットの内部構成を示す側面断面図(図4のAA′矢視断面図)である。 本発明の一実施形態のベルトクリーニングユニットのシール部材の構造を示した図である。 本発明の一実施形態のベルトクリーニングユニットのシール部材、叩き落とし片および排出スクリューの構造を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態のクリーニング装置であるベルトクリーニングユニット19を備えた画像形成装置100の構成を示す概略図であり、図2は、図1における画像形成部Pa付近の拡大図であり、図3は、画像形成装置100に搭載される中間転写ユニット30の側面断面図である。なお、図3では中間転写ユニット30を図1の背面側から見た状態を示している。
図1の画像形成装置100は以下のような構成になっている。画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、さらに駆動手段(図示せず)により図1において時計回り方向に回転する中間転写ベルト(像担持体)8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、各感光体ドラム1a〜1dに当接しながら移動する中間転写ベルト8上に順次転写された後、二次転写ローラー9において記録媒体の一例としての転写紙(用紙)P上に一度に転写され、さらに、定着部7において転写紙P上に定着された後、画像形成装置100本体より排出される。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回り方向に回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される転写紙Pは、画像形成装置100本体下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラー12a及びレジストローラー対12bを介して二次転写ローラー9へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが主に用いられる。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転可能に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光ユニット4と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像ユニット3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング装置5a、5b、5c及び5dが設けられている。
以下、図2を用いて画像形成部Paについて詳細に説明するが、画像形成部Pb〜Pdについても基本的に同様の構成であるため説明を省略する。図2に示すように、感光体ドラム1aの周囲には、ドラム回転方向(図1の反時計回り方向)に沿って帯電器2a、現像ユニット3a、クリーニング装置5aが配設され、中間転写ベルト8を挟んで一次転写ローラー6aが配置されている。また、感光体ドラム1aに対し中間転写ベルト8の回転方向上流側には中間転写ベルト8を挟んでテンションローラー11に対向するベルトクリーニングユニット19が配置されている。
帯電器2aは、感光体ドラム1aに接触してドラム表面に帯電バイアスを印加する帯電ローラー22と、帯電ローラー22をクリーニングするための帯電クリーニングローラー23とを有している。現像ユニット3aは、2本の攪拌搬送スクリュー24と、磁気ローラー25と、現像ローラー26とを有しており、現像ローラー26にトナーと同極性(正)の現像バイアスを印加してドラム表面にトナーを飛翔させる。
クリーニング装置5aは、摺擦ローラー27、ドラムクリーニングブレード28、及び回収スクリュー29を有している。摺擦ローラー27は感光体ドラム1aに所定の圧力で圧接されており、図示しない駆動手段により感光体ドラム1aとの当接面において同一方向に回転駆動されるが、その周速は感光体ドラム1aの周速よりも速く(ここでは1.2倍)制御されている。
感光体ドラム1a表面の、摺擦ローラー27との当接面よりも回転方向下流側には、ドラムクリーニングブレード28が感光体ドラム1aに当接した状態で固定されている。
摺擦ローラー27及びドラムクリーニングブレード28によって感光体ドラム1a表面から除去された残留トナーは、回収スクリュー29の回転に伴ってクリーニング装置5aの外部に排出され、トナー回収容器(図示せず)に搬送されて貯留される。本発明に用いられるトナーとしては、トナー粒子表面に研磨剤としてシリカ、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、アルミナ等が埋め込まれて表面に一部突出するように保持されたものや、研磨剤がトナー表面に静電的に付着しているものが用いられる。
図3に示すように、中間転写ユニット30は、下流側の駆動ローラー10と上流側のテンションローラー11とに掛け渡された中間転写ベルト8と、中間転写ベルト8を介して感光体ドラム1a〜1dに接触する一次転写ローラー6a〜6dとを有する。また、テンションローラー11に対向する位置には、中間転写ベルト8表面に残存するトナーを除去するためのベルトクリーニングユニット19が配置されている。ベルトクリーニングユニット19の詳細な構成については後述する。
次に、画像形成装置100における画像形成手順について説明する。ユーザーにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させる。次いで露光ユニット4によって感光体ドラム1a〜1dの表面を光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像ユニット3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーが補給装置(図示せず)によって所定量充填されている。このトナーは、現像ユニット3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a〜6dにより一次転写ローラー6a〜6dと感光体ドラム1a〜1dとの間に所定の転写電圧で電界が付与され、感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング装置5a〜5dにより除去される。
駆動モーター(図示せず)による駆動ローラー10の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回り方向に回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラー12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラー9へ搬送され、フルカラー画像が転写される。トナー像が転写された転写紙Pは定着部7へと搬送される。中間転写ベルト8表面に残存したトナーはベルトクリーニングユニット19によって除去される。
定着部7に搬送された転写紙Pは、定着ローラー対13により加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。転写紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラー15によって排出トレイ17に排出される。
一方、転写紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部7を通過した転写紙Pの一部を一旦排出ローラー15から装置外部にまで突出させる。その後、転写紙Pは排出ローラー15を逆回転させることにより分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ローラー9に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラー9により転写紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着部7に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
図4は、図3に示したベルトクリーニングユニット19の外観斜視図、図5は、ベルトクリーニングユニット19のファーブラシ41および回収ローラー43を除いた状態を示した斜視図であり、図6は、ベルトクリーニングユニット19の内部構成を示す側面断面図(図4のAA′矢視断面図)である。
ベルトクリーニングユニット19は、ハウジング40内に、ファーブラシ(クリーニングブラシ)41、回収ローラー43、クリーニングブレード45、排出スクリュー47を備えており、ハウジング40の一端にはファーブラシ41、回収ローラー43、及び排出スクリュー47に駆動力を入力する駆動入力ギア列49が配置されている。ファーブラシ41は、ハウジング40の開口部40a側において、中間転写ベルト8を介してテンションローラー11と対向配置されている。ファーブラシ41は、中間転写ベルト8の移動方向に対しカウンター方向(図6の反時計回り方向)に回転することにより、中間転写ベルト8上に残存するトナーや紙粉等の異物(以下、トナー等という)を掻き取る。掻き取られたトナー等はファーブラシ41のブラシ部分に付着する。
回収ローラー43は、ファーブラシ41の表面に接触しながらファーブラシ41と逆方向(図6の時計回り方向)に回転するとともに、トナーと逆極性のバイアスが印加されることにより、ファーブラシ41に付着したトナー等を回収する。クリーニングブレード45は、回収ローラー43の回転方向に対し上流側(回収ローラー43の表面の移動方向に対しカウンター方向)から回収ローラー43に接触して回収ローラー43によって回収されたトナー等を掻き落として回収ローラー43を清掃する。排出スクリュー47は、ハウジング40の廃トナー収容部40b内に配置されている。排出スクリュー47は、回転軸47aと、回転軸47aの周面に設けられた螺旋羽根47bと、によって構成されており、クリーニングブレード45によって回収ローラー43から掻き落とされたトナー等をハウジング40の外部へと搬送する。
図6に示すように、ハウジング40内には回収ローラー43の長手方向(矢印X方向、第1方向)に延びるように回収ローラー43の長手方向全域に亘って接触するシール部材50が配置されている。シール部材50は、例えばポリウレタンやポリエチレンテレフタレート(PET)等で形成されたシート状の部材である。シール部材50は、クリーニングブレード45により掻き落とされたトナー等が廃トナー収容部40bから回収ローラー43側(開口部40a側)に逆流するのを抑制するために設けられており、所定の接触圧で回収ローラー43に接触している。また、シール部材50の長手方向(矢印X方向)の両端部には、例えば発泡ウレタン等の弾性部材で形成された端部シール51(図6および図7参照)がシール部材50および回収ローラー43に接触して設けられている。端部シール51は、ハウジング40の長手方向(矢印X方向)の両端部から廃トナーが漏出するのを抑制するために設けられている。
ここで、シール部材50は、うねり(波打ち)が生じない程度の厚みに形成されているとともに、シール部材50の上端部(回収ローラー43に接触する側の端部)には、シール部材50の長手方向(矢印X方向)に所定の間隔を隔てて複数の切り込み50a(図5および図7参照)が形成されている。切り込み50aは図7に示すように、シール部材50のうちの転写紙Pの幅方向(矢印X方向)の端部に対応する位置P1を避けて形成されている。具体的には、位置P1に隣接する2つの切り込み50aは、位置P1から等距離に配置されている。なお、切り込み50aは、A4、B5などの定形サイズの各転写紙Pの幅方向の端部に対応する位置P1、P2・・を避けて形成されている。
また、切り込み50aは、シール部材50の端部シール51に接触する部分には形成されていない。端部シール51近傍における切り込み50aの間隔W1は、シール部材51の長手方向の中央部における切り込み50aの間隔W2よりも大きい。なお、本明細書および特許請求の範囲において、切り込みの間隔とは、シール部材の両端部以外においては隣接する切り込み同士の間隔を意味し、シール部材の両端部においてはシール部材の端面から隣接する切り込みまでの間隔を意味する。
切り込み50aの矢印X方向と直交する矢印Y方向(第2方向)の長さは、シール部材50の回収ローラー43に対するオーバーラップ量と略同じ長さに形成されている。
また、廃トナー収容部40bには、排出スクリュー47とシール部材50との間に、短冊状の複数の叩き落とし片53(図5参照)が設けられている。なお、理解を容易にするために、図6では叩き落とし片53を省略している。叩き落とし片53は図8に示すように、排出スクリュー47の螺旋羽根47b同士の間に挿入可能に形成されており、排出スクリュー47が回転することにより螺旋羽根47bの最外周面と回転軸47aの外周面との間を往復し、排出スクリュー47を叩くように動作する。叩き落とし片53は、螺旋羽根47b同士の間に挿入されると、回転軸47aの外周面に付着している廃トナーを叩き落とす。また、叩き落とし片53は、シール部材50の切り込み50aに対向する位置を避けて配置されている。
本実施形態では、上記のように、シール部材50の回収ローラー43に接触する側の端部には、矢印X方向に所定の間隔を隔てて複数の切り込み50aが形成されている。これにより、シール部材50の回収ローラー43に対する接触圧を小さくすることができるので、回収ローラー43の表面のトナーや紙粉がシール部材50により堰き止められて落下するのを抑制することができる。このため、トナーや紙粉がファーブラシ41に接触するまで溜まるのを抑制することができるので、トナーや紙粉がファーブラシ41を介して中間転写ベルト8に運ばれて画像不良が発生するのを抑制することができる。
また、シール部材50の回収ローラー43に対する接触圧を小さくするためにシール部材50の厚みを小さくする必要がないので、シール部材50にうねり(波打ち)が生じるのを抑制することができる。これにより、シール部材50の回収ローラー43に対するシール性が低下するのを抑制することができる。
また、上記のように、切り込み50aは、シール部材50のうちの転写紙Pの幅方向(矢印X方向)の端部に対応する位置P1を避けて形成されている。回収ローラー43のうちの転写紙Pの幅方向の端部に対応する位置には、紙粉が特に溜まりやすい。このため、シール部材50のうちの転写紙Pの幅方向の端部に対応する位置P1に切り込み50aを形成しないことによって、回収ローラー43のうちの転写紙Pの幅方向の端部に対応する位置に溜まった紙粉がシール部材50の切り込み50aの部分(切り込み50aを構成する縁)によって掻き落とされるのを抑制することができる。
また、上記のように、端部シール51近傍における切り込み50aの間隔W1を、シール部材50の長手方向(矢印X方向)の中央部における切り込み50aの間隔W2よりも大きくする。これにより、シール部材50の両端部(端部シール51に接触する部分)が図6の右側に撓むのを抑制することができるので、シール部材50の両端部の切り込み50aが広がってトナーや紙粉が漏れるのを抑制することができる。
また、上記のように、切り込み50aの矢印Y方向の長さは、シール部材50の回収ローラー43に対するオーバーラップ量と同じ長さに形成されている。これにより、シール部材50の回収ローラー43に対する接触圧を小さくしながら、切り込み50aからトナーが漏れるのを抑制することができる。
また、上記のように、叩き落とし片53は、切り込み50aに対向する位置を避けて配置されている。これにより、叩き落とし片53がシール部材50側に変位した場合に、切り込み50a近傍に存在するトナーや紙粉が叩き落とし片53によって切り込み50aから回収ローラー43側に押し出されるのを防止することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、カラープリンターに本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限らない。言うまでもなく、モノクロプリンター、カラー複写機、モノクロ複写機、ファクシミリ等の、クリーニング部材およびシール部材を含むクリーニング装置を備えた種々の画像形成装置に本発明を適用できる。
また、上記実施形態では、クリーニング部材がファーブラシ41と回収ローラー43とで構成されている例について示したが、クリーニング部材としてクリーニングローラーのみを用い、クリーニングローラーの表面からトナーを掻き落とすクリーニングブレードを備えた構成においても同様に適用できる。
また、上記実施形態では、本発明を中間転写ベルト8の表面の残留トナーを除去するベルトクリーニングユニット19に適用した例について説明したが、感光体ドラム(像担持体)1a〜1dの表面の残留トナーを除去するクリーニング装置5a〜5dにも同様に適用できるのはもちろんである。
8 中間転写ベルト(像担持体)
19 ベルトクリーニングユニット(クリーニング装置)
40 ハウジング
40a 開口部
40b 廃トナー収容部
41 ファーブラシ(クリーニングブラシ、クリーニング部材)
43 回収ローラー(クリーニング部材)
45 クリーニングブレード
47 排出スクリュー
47a 回転軸
47b 螺旋羽根
50 シール部材
50a 切り込み
51 端部シール
53 叩き落とし片
100 画像形成装置
P 転写紙(記録媒体)
W1、W2 間隔

Claims (6)

  1. 像担持体に対向する開口部と、前記像担持体の表面から掻き取られたトナーを貯留する廃トナー収容部と、が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの開口部近傍に配置され、前記像担持体の表面の残留トナーを除去するローラー状のクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材の表面の廃トナーを掻き落とすクリーニングブレードと、
    前記クリーニング部材の長手方向である第1方向に延びるように前記クリーニング部材に接触して配置され、前記廃トナー収容部から前記開口部側への廃トナーの逆流を抑制するシート状のシール部材と、
    を備え、
    前記シール部材の前記クリーニング部材に接触する側の端部には、前記第1方向に所定の間隔を隔てて複数の切り込みが形成されており、
    前記切り込みは、前記像担持体上に形成されたトナー像が転写される記録媒体の前記第1方向の端部に対応する位置を避けて形成されていることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 像担持体に対向する開口部と、前記像担持体の表面から掻き取られたトナーを貯留する廃トナー収容部と、が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの開口部近傍に配置され、前記像担持体の表面の残留トナーを除去するローラー状のクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材の表面の廃トナーを掻き落とすクリーニングブレードと、
    前記クリーニング部材の長手方向である第1方向に延びるように前記クリーニング部材に接触して配置され、前記廃トナー収容部から前記開口部側への廃トナーの逆流を抑制するシート状のシール部材と、
    を備え、
    前記シール部材の前記クリーニング部材に接触する側の端部には、前記第1方向に所定の間隔を隔てて複数の切り込みが形成されており、
    前記シール部材の第1方向の両端部には、前記シール部材および前記クリーニング部材に接触して前記ハウジングの両端部からの廃トナーの漏出を抑制する端部シールが設けられており、
    前記切り込みは、前記シール部材の前記端部シールに接触する部分には形成されておらず、
    前記端部シール近傍における前記切り込みの間隔は、前記シール部材の長手方向の中央部における前記切り込みの間隔よりも大きいことを特徴とするクリーニング装置。
  3. 像担持体に対向する開口部と、前記像担持体の表面から掻き取られたトナーを貯留する廃トナー収容部と、が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの開口部近傍に配置され、前記像担持体の表面の残留トナーを除去するローラー状のクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材の表面の廃トナーを掻き落とすクリーニングブレードと、
    前記クリーニング部材の長手方向である第1方向に延びるように前記クリーニング部材に接触して配置され、前記廃トナー収容部から前記開口部側への廃トナーの逆流を抑制するシート状のシール部材と、
    を備え、
    前記シール部材の前記クリーニング部材に接触する側の端部には、前記第1方向に所定の間隔を隔てて複数の切り込みが形成されており、
    前記切り込みの前記第1方向と直交する第2方向の長さは、前記シール部材の前記クリーニング部材に対するオーバーラップ量と同じ長さに形成されていることを特徴とするクリーニング装置。
  4. 像担持体に対向する開口部と、前記像担持体の表面から掻き取られたトナーを貯留する廃トナー収容部と、が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの開口部近傍に配置され、前記像担持体の表面の残留トナーを除去するローラー状のクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材の表面の廃トナーを掻き落とすクリーニングブレードと、
    前記クリーニング部材の長手方向である第1方向に延びるように前記クリーニング部材に接触して配置され、前記廃トナー収容部から前記開口部側への廃トナーの逆流を抑制するシート状のシール部材と、
    を備え、
    前記シール部材の前記クリーニング部材に接触する側の端部には、前記第1方向に所定の間隔を隔てて複数の切り込みが形成されており、
    前記廃トナー収容部には、回転軸および螺旋羽根を有し、廃トナーを前記廃トナー収容部の外部に排出する排出スクリューと、前記螺旋羽根の間に挿入され、前記排出スクリューの回転軸の外周面に付着する廃トナーを叩き落とす複数の叩き落とし片と、が設けられ、
    前記叩き落とし片は、前記切り込みに対向する位置を避けて配置されていることを特徴とするクリーニング装置。
  5. 前記クリーニング部材は、前記像担持体の表面の残留トナーを掻き取るクリーニングブラシと、前記クリーニングブラシに付着した廃トナーを回収する回収ローラーと、で構成されており、
    前記クリーニングブレードおよび前記シール部材は、前記回収ローラーに接触して配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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