JP6372218B2 - 照明装置、映像投影装置、映像投影システムおよび制御方法 - Google Patents

照明装置、映像投影装置、映像投影システムおよび制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、照明装置の調光率を変更する技術に関する。
会議室等の部屋でプロジェクタを使用する場合は、プロジェクタからスクリーンに投影した映像を見やすくするために部屋の照明装置の電源をオフする必要がある。
このため、例えば、特許文献1(特開2012−108167号公報)には、プロジェクタのオンオフに連動して照明電源をオンオフする技術について開示されている。
特許文献1では、プロジェクタの電源がオンされたとき、照明器具用スイッチを切断して照明器具への照明電源をオフするようにしている。また、プロジェクタの電源がオフされたとき、照明器具用スイッチを接続して照明器具への照明電源をオンするようにしている。
特許文献1は、プロジェクタのオンオフに連動して照明電源をオンオフすることを可能にしている。しかし、特許文献1は、プロジェクタの電源をオンした場合は、照明器具の照明電源をオフするため、プロジェクタの使用時は、照明器具を使用せず、プロジェクタの光源のみを照明として使用することになる。その結果、特許文献1の技術では、会議室等の部屋の位置によっては、プロジェクタの光源だけでは暗くなってしまい、メモなどを書いたり、配布資料を確認したりするといった作業に支障をきたしてしまう場合がある。
例えば、図1に示すように、プロジェクタ使用時の会議室内において全ての照明装置A〜Dの電源をONにしている場合は、会議室内の中の各エリアA〜Dは、十分な明るさを確保することができる。各エリアA〜Dは、照度が1000lux程度になっている。しかし、スクリーン102の付近も明るくなるため、プロジェクタ101からスクリーン102上に投影して表示した映像が見え難くなってしまう。
また、図2に示すように、全ての照明装置A〜Dの電源をOFFにすると、プロジェクタ101からスクリーン102上に投影して表示した映像を見やすくすることができる。各エリアA〜Dは、プロジェクタ101の光源により照度が200lux〜400lux程度の範囲になっている。この場合、プロジェクタ101の周辺のエリアC、Dではプロジェクタ101の光源により十分な明るさを確保することができる。しかし、プロジェクタ101から離れているエリアA、Bでは十分な明るさを確保することができない。このため、エリアA、Bでは、メモなどを書いたり、配布資料を確認したりするといった作業がやり難くなってしまうことになる。このようなことから、プロジェクタ101等の映像投影装置の使用時に照明装置A〜Dの明るさを最適化することが必要視されることになる。
本発明の目的は、映像投影装置の使用時に照明装置の明るさを最適化することである。
本発明の一態様にかかる照明装置は、
光を発する発光手段と、
前記発光手段の調光率を制御する調光手段と、
映像をスクリーンに投影する映像投影装置から前記スクリーンの位置情報を受信する通信手段と、
自装置の位置情報を測定する位置測定手段と、を有し、
前記調光手段は、前記映像投影装置の使用時に、前記通信手段が前記映像投影装置から受信した前記スクリーンの位置情報と、前記位置測定手段で測定した前記自装置の位置情報と、を基に、前記スクリーンと前記自装置との間の距離を算出し、該算出した距離に応じた調光率に変更する、ことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、映像投影装置の使用時に照明装置の明るさを最適化することができる。
従来のプロジェクタ使用時の照明装置A〜Dの状態を示す第1の図である。 従来のプロジェクタ使用時の照明装置A〜Dの状態を示す第2の図である。 第1の実施形態の映像投影システムのシステム構成例を示す図である。 第1の実施形態のプロジェクタ、照明装置の構成例を示す図である。 第1の実施形態の映像投影システムの処理動作例を示す図である。 本実施形態のプロジェクタ使用時の照明装置A〜Dの状態を示す図である。 第2の実施形態のプロジェクタ、照明装置の構成例を示す図である。 第2の実施形態の映像投影システムの処理動作例を示す第1の図である。 第2の実施形態の映像投影システムの処理動作例を示す第2の図である。 第3の実施形態の映像投影システムの処理動作例を示す図である。 第3の実施形態のプロジェクタの記憶部に記憶される調光率を示す図である。 第4の実施形態のプロジェクタ、照明装置の構成例を示す図である。 第4の実施形態の映像投影システムの処理動作例を示す図である。 第5の実施形態のプロジェクタ、照明装置の構成例を示す図である。 第5の実施形態の映像投影システムの処理動作例を示す図である。 第6の実施形態のプロジェクタ、照明装置の構成例を示す図である。 第6の実施形態のプロジェクタの記憶部に記憶される調光率を示す図である。 第6の実施形態の映像投影システムの処理動作例を示す第1の図である。 第6の実施形態の映像投影システムの処理動作例を示す第2の図である。
(本発明の一態様にかかる映像投影システムの実施形態の概要)
まず、図3〜図6を参照しながら、本発明の一態様にかかる映像投影システムの実施形態の概要について説明する。図3は、本発明の一態様にかかる映像投影システムのシステム構成例を示す図である。図4は、本発明の一態様にかかる映像投影システムを構成する映像投影装置、照明装置の構成例を示す図である。図5は、本発明の一態様にかかる映像投影システムの処理動作例を示す図である。図6は、本発明の一態様にかかる映像投影装置使用時の照明装置A〜Dの状態を示す図である。映像投影装置は、例えば、プロジェクタ1が機能する。
本発明の一態様にかかる映像投影システムは、図3に示すように、異なる位置に設置された複数の照明装置と、映像をスクリーンに投影する映像投影装置と、を有して構成する。
本発明の一態様にかかる照明装置は、図4に示すように、発光手段、調光手段を有して構成する。発光手段は、光を発する。発光手段は、図4に示す発光部31が機能する。調光手段は、発光手段の調光率を制御する。調光手段は、図4に示す調光部33が機能する。
調光手段は、図5に示すように、映像投影装置の使用時に、スクリーン2と自装置3との間の距離に応じた調光率に変更する(ステップS7)。例えば、照明装置Aは、スクリーン2と自装置Aとの間の距離に応じた調光率W%に変更する。また、照明装置Bは、スクリーン2と自装置Bとの間の距離に応じた調光率X%に変更する。また、照明装置Cは、スクリーン2と自装置Cとの間の距離に応じた調光率Y%に変更する。また、照明装置Dは、スクリーン2と自装置Dとの間の距離に応じた調光率Z%に変更する。これにより、本発明の一態様にかかる映像投影システムは、図6に示すように、映像投影装置の使用時に照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。以下、添付図面を参照しながら、本発明の一態様にかかる映像投影システムについて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、映像投影装置としてプロジェクタを例に説明する。
(第1の実施形態)
<映像投影システムのシステム構成例>
まず、図3を参照しながら、本実施形態の映像投影システムのシステム構成例について説明する。図3は、映像投影システムのシステム構成例を示す図である。
本実施形態の映像投影システムは、プロジェクタ1、スクリーン2、複数の照明装置3、照明スイッチ4を有して構成する。
プロジェクタ1は、映像をスクリーン2上に投影する。スクリーン2は、プロジェクタ1から投影された映像を表示する。照明装置3は、光を発する。本実施形態の照明装置3は、会議室などの部屋に複数設置され、照明装置3から発した光により会議室などの部屋内を明るくする。本実施形態では、照明装置3は、4つの照明装置A〜Dを有し、スクリーン2から最も遠い位置に設置された照明装置3を照明装置Aとし、スクリーン2の最も近くに設置された照明装置3を照明装置Dとしている。本実施形態の照明装置3の数は4つに限定せず、任意の数で構成することが可能である。照明スイッチ4は、照明装置3に電源を供給する。例えば、照明スイッチ4をオンすることで、照明装置3への電源供給を開始する。また、照明スイッチ4をオフすることで、照明装置3への電源供給を終了する。
<プロジェクタ1、照明装置3の構成例>
次に、図4を参照しながら、本実施形態のプロジェクタ1、照明装置3の構成例について説明する。図4は、プロジェクタ1、照明装置3の構成例を示す図である。
本実施形態のプロジェクタ1は、投影部11、記憶部12、制御部13、調光判断部14、通信部15、電源部16を有して構成する。
投影部11は、映像をスクリーン2上に投影する。記憶部12は、各種情報を記憶する。制御部13は、プロジェクタ1を制御する。調光判断部14は、照明装置3の調光制御を行うか否かを判断する。通信部15は、照明装置2と通信を行い、各種情報を送受信する。通信部15は、有線、無線を問わずあらゆる通信形態が適用可能である。電源部16は、プロジェクタ1に電源を供給する。
本実施形態の照明装置3は、発光部31、記憶部32、調光部33、制御部34、調光率設定部35、通信部36、電源部37を有して構成する。
発光部31は、光を発する。記憶部32は、各種情報を記憶する。調光部33は、発光部31から発する光を調整する。制御部34は、照明装置3を制御する。調光率設定部35は、調光部33で調整する光の調光率を設定する。通信部36は、プロジェクタ1と通信を行い、各種情報を送受信する。通信部36は、有線、無線を問わずあらゆる通信形態が適用可能である。電源部37は、照明装置3に電源を供給する。
本実施形態の照明装置3の記憶部32には、プロジェクタ1の使用時に発光部31から発する光を調整するための調光率が記憶されている。記憶部32に記憶される調光率は、図3に示す会議室内に設置される照明装置A〜D毎に異なる。会議室では、照明装置3、プロジェクタ1、スクリーン2の設置位置は通常固定されており、設置位置が変動するケースは少ない。このため、プロジェクタ1の使用時に各照明装置A〜Dの明るさを調整する際の指標となる調光率を決定し、その決定した調光率を照明装置A〜Dの記憶部32に設定して記憶する。そして、各照明装置A〜Dは、記憶部32に記憶された調光率で発光部31から光を点灯することで、照明装置A〜D毎に調光率を変更することができる。記憶部32に記憶する調光率は、プロジェクタ1の使用時に最適な調光率を予め測定し、PCやプロジェクタ1などの照明装置3と通信できる機器を用いて設定することができる。記憶部32に記憶する調光率は、プロジェクタ1の使用時に照明装置A〜Dの明るさを最適化するために、スクリーン2と照明装置3との間の距離に応じた調光率となる。これは、スクリーン2から遠い位置に設置された照明装置Aは、調光率を高くし、照明を明るくする必要があり、また、スクリーン2から近い位置に設置された照明装置Dは、調光率を低くし、照明を暗くする必要があるためである。
<映像投影システムの処理動作例>
次に、図5を参照しながら、本実施形態の映像投影システムの処理動作例について説明する。図5は、映像投影システムの処理動作例を示す図である。
まず、照明スイッチ4をONにした場合に(ステップS1/Yes)、照明スイッチ4は、各照明装置A〜Dに電源を供給する(ステップS2)。これにより、各照明装置A〜Dは、発光部31から光を発して点灯を開始する(ステップS3)。点灯開始時は、調光率100%で発光部31から光を点灯する。
次に、プロジェクタ1の電源をONにした場合、または、投影を開始した場合に(ステップS4/Yes)、調光判断部14は、各照明装置A〜Dの調光制御を開始すると判断する。そして、調光判断部14は、電源をONにした旨、または、投影を開始した旨を各照明装置A〜Dに通知する(ステップS5)。
各照明装置A〜Dは、電源をONにした旨、または、投影を開始した旨を受け付けた場合に、調光制御を開始する(ステップS6)。各照明装置A〜Dの調光率設定部35は、記憶部32に記憶された調光率を調光部33に通知し、調光部33は、発光部31から発する光の調光率を記憶部32に記憶されたW、X、Y、Z%の調光率になるように制御する(ステップS7)。これにより、各照明装置A〜Dは、記憶部32に記憶された調光率で発光部31から光を点灯することになる。例えば、照明装置Aは、記憶部32に記憶されたW%の調光率で発光部31から光を点灯することになる。照明装置Bは、記憶部32に記憶されたX%の調光率で発光部31から光を点灯することになる。照明装置Cは、記憶部32に記憶されたY%の調光率で発光部31から光を点灯することになる。照明装置Dは、記憶部32に記憶されたZ%の調光率で発光部31から光を点灯することになる。W、X、Y、Z%の調光率は、スクリーン2から遠い位置に設置された照明装置ほど高く設定されている。このため、W、X、Y、Z%の調光率は、調光率が高い順にW%→X%→Y%→Z%となる。このため、スクリーン2に最も近い照明装置Dは、点灯開始時からの調光率の低減量が最も多く、最も低いZ%の調光率で発光部31から光を点灯することになる。また、スクリーン2から最も遠い照明装置Aは、点灯開始時からの調光率の低減量が最も少なく、最も高いW%の調光率で発光部31から光を点灯することになる。
これにより、本実施形態の映像投影システムは、プロジェクタ1の使用時に、図6に示すように、照明装置A〜D毎に調光率を変え、照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。その結果、会議室内のどのエリアA〜Dであっても、必要な明るさを確保し、メモなどを書いたり、配布資料を確認したりするといった作業がやりやすい環境を構築することができる。図6では、照明装置A〜D毎に調光率を変え、各エリアA〜Dの照度を400lux以上にした場合を示している。
次に、プロジェクタ1の電源をOFFにした場合、または、投影を終了した場合に(ステップS8/Yes)、調光判断部14は、各照明装置A〜Dの調光制御を終了すると判断する。そして、調光判断部14は、電源をOFFにした旨、または、投影を終了した旨を各照明装置A〜Dに通知する(ステップS9)。
各照明装置A〜Dは、電源をOFFにした旨、または、投影を終了した旨を受け付けた場合に、調光制御を終了し、調光率を元の100%に戻す(ステップS10)。これにより、各照明装置A〜Dは、100%の調光率で発光部31から光を点灯することになる(ステップS11)。
<本実施形態の映像投影システムの作用・効果>
本実施形態の照明装置A〜Dは、電源が供給された際は、調光率100%で発光部31から光を点灯する(ステップS3)。そして、照明装置A〜Dは、プロジェクタ1の使用時に、調光制御を開始し(ステップS6)、記憶部32に記憶された調光率で発光部31から光を点灯する(ステップS7)。これにより、本実施形態の映像投影システムは、プロジェクタ1の使用時に、図6に示すように、照明装置A〜D毎に調光率を変え、照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。その結果、会議室内のどのエリアA〜Dであっても、必要な明るさを確保することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態は、プロジェクタ1の使用時に、各照明装置A〜Dの記憶部32に記憶された調光率で発光部31から光を点灯し、照明装置A〜Dの明るさを最適化することにしている。しかし、記憶部32に記憶された調光率で発光部31から光を点灯しても会議室内の使用環境によっては、照明装置A〜Dの明るさを最適化することができない場合も考えられる。例えば、窓などから会議室内に光が入り、会議室内の一部のエリアが明るくなったりする場合がある。この場合、一部のエリアは、記憶部32に記憶された調光率で発光部31から光を点灯すると、必要な明るさ以上に明るくなってしまうことになる。
第2の実施形態は、各照明装置A〜Dは、図7に示すように、照度測定部38を有し、照度測定部38で測定した照度結果を基に、発光部31から発する光の調光率を変更する。これにより、会議室内の使用環境が動的に変化した場合でも、照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。以下、図7〜図9を参照しながら、本実施形態の映像投影システムについて詳細に説明する。
<照明装置3の構成例>
まず、図7を参照しながら、本実施形態の照明装置3の構成例について説明する。図7は、プロジェクタ1、照明装置3の構成例を示す図である。
本実施形態の照明装置3は、照度測定部38を有している。照度測定部38は、照明装置3が設置されたエリアの照度を測定する。照度測定部38は、照明装置3が設置されたエリアの照度を測定することが可能であれば、あらゆる測定方法が適用可能である。本実施形態の調光部33は、照度測定部38で測定した照度結果を基に、発光部31から発する光の調光率を変更する。
<映像投影システムの処理動作例>
次に、図8、図9を参照しながら、本実施形態の映像投影システムの処理動作例について説明する。図8、図9は、映像投影システムの処理動作例を示す図である。
各照明装置A〜Dは、第1の実施形態と同様に、プロジェクタ1の使用時に、調光制御を開始する(ステップS6)。本実施形態の各照明装置A〜Dの調光部33は、照度測定部38で測定した照度結果に基づいて、発光部31から発する光の調光率を変更する(ステップS20)。ステップS20の調光率の変更処理例の詳細を図9に示す。
まず、調光部33は、照度測定部38で測定した照度測定データが所定の目標照度と異なっているか否かを判定する(ステップS21)。目標照度は、プロジェクタ1の使用時に各照明装置A〜Dの発光部31から光を発した際に最適な照度であり、記憶部32に予め記憶される。
照度測定部38で測定した照度測定データが所定の目標照度と同じである場合は(ステップS21/No)、発光部31から発した光が最適な照度環境になっているため、その時の調光率で発光部31から光を点灯するように調光率を決定する(ステップS22)。そして、処理を終了する(End)。
また、照度測定部38で測定した照度測定データが目標照度と異なる場合は(ステップS21/Yes)、発光部31から発した光が最適な照度環境になっていないため、調光率を変更する。この場合、まず、照度測定部38で測定した照度測定データが目標照度よりも小さい場合は(ステップS23/Yes)、発光部31から発する光の調光率を所定の値だけ上げる(ステップS24)。例えば、調光率を1%だけ上げる。これにより、照明装置3の周囲を明るくすることができる。また、照度測定部38で測定した照度測定データが目標照度よりも大きい場合は(ステップS23/No)、発光部31から発する光の調光率を所定の値だけ下げる(ステップS25)。例えば、調光率を1%だけ下げる。これにより、照明装置3の周囲を暗くすることができる。
調光部33は、照度測定部38で測定した照度測定データが目標照度と同じになるまで、ステップS24、S25による調光率の変更処理を行うことになる。そして、調光部33は、照度測定部38で測定した照度測定データが目標照度と同じになった場合に、ステップS24、S25による調光率の変更処理を終了する。そして、その時の調光率で発光部31から光を点灯するように調光率を決定し(ステップS22)、処理を終了する(End)。
<本実施形態の映像投影システムの作用・効果>
本実施形態の照明装置A〜Dは、照度測定部38を有し、照度測定部38で測定した照度結果を基に、発光部31から発する光の調光率を変更する。これにより、会議室内の使用環境が動的に変化した場合でも、照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。
なお、図8に示す処理動作例では、プロジェクタ1の使用時に、照度測定部38で測定した照度結果を基に、発光部31から発する光の調光率を変更するようにしている(ステップS20)。しかし、プロジェクタ1の使用時に、ステップS8の処理を行い、記憶部32に記憶された調光率で発光部31から光を点灯する。そして、ステップS8の処理を行った後に、ステップS20の処理を行い、照度測定部38で測定した照度結果を基に、発光部31から発する光の調光率を変更することも可能である(ステップS20)。
また、図9の処理動作例では、ステップS24、S25の処理により、発光部31から発する光の調光率を所定の値だけ上げたり、下げたりすることで調光率を変更することにしている。しかし、照度測定部38で測定した照度測定データと目標照度との差分に応じた値だけ調光率を上げたり下げたりするようにすることも可能である。これにより、ステップS24、S25の処理回数を少なくすることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
第1、第2の実施形態では、各照明装置A〜Dの記憶部32に記憶された調光率で発光部31から光を点灯し、照明装置A〜Dの明るさを最適化することにしている。
第3の実施形態は、プロジェクタ1から各照明装置A〜Dに調光率を通知する。そして、各照明装置A〜Dは、プロジェクタ1から通知された調光率で発光部31から光を点灯し、照明装置A〜Dの明るさを最適化する。これにより、各照明装置A〜Dの記憶部32に調光率を設定しなくとも、プロジェクタ1から通知された調光率で照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。以下、図10を参照しながら、本実施形態の映像投影システムについて詳細に説明する。
<映像投影システムの処理動作例>
図10を参照しながら、本実施形態の映像投影システムの処理動作例について説明する。図10は、映像投影システムの処理動作例を示す図である。
本実施形態のプロジェクタ1の調光判断部14は、プロジェクタ1の電源をONにした場合、または、投影を開始した場合に(ステップS4/Yes)、各照明装置A〜Dの調光制御を開始すると判断する。そして、調光判断部14は、各照明装置A〜Dに対応した調光率を各照明装置A〜Dに通知する(ステップS35)。本実施形態のプロジェクタ1は、図11に示すように、各照明装置A〜Dに通知する調光率を照明装置毎に記憶部12に記憶しており、調光判断部14は、記憶部12に記憶されている各照明装置A〜Dの調光率を各照明装置A〜Dに通知する。各照明装置A〜Dに通知する調光率は、第1の実施形態で各照明装置A〜Dの記憶部32に設定した調光率と同じ値である。記憶部12に記憶する調光率は、プロジェクタ1の使用時に最適な調光率を予め測定し、PCやプロジェクタ1などを操作して設定することが可能である。
各照明装置A〜Dは、プロジェクタ1から調光率を受信した場合に、調光制御を開始する(ステップS36)。各照明装置A〜Dの調光率設定部35は、プロジェクタ1から受信した調光率を調光部33に通知し、調光部33は、発光部31から発する光の調光率をプロジェクタ1から受信した調光率になるように制御する(ステップS37)。これにより、各照明装置A〜Dは、プロジェクタ1から受信した調光率で発光部31から光を点灯することになる。例えば、照明装置Aは、プロジェクタ1から受信したW%の調光率で発光部31から光を点灯することになる。照明装置Bは、プロジェクタ1から受信したX%の調光率で発光部31から光を点灯することになる。照明装置Cは、プロジェクタ1から受信したY%の調光率で発光部31から光を点灯することになる。照明装置Dは、プロジェクタ1から受信したZ%の調光率で発光部31から光を点灯することになる。
これにより、本実施形態の映像投影システムは、プロジェクタ1の使用時に、図6に示すように、照明装置A〜D毎に調光率を変え、照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。その結果、会議室内のどのエリアA〜Dであっても、必要な明るさを確保し、メモなどを書いたり、配布資料を確認したりするといった作業がやりやすい環境を構築することができる。
<本実施形態の映像投影システムの作用・効果>
本実施形態のプロジェクタ1は、プロジェクタ1の使用時に各照明装置A〜Dに対応する調光率を各照明装置A〜Dに通知する。そして、各照明装置A〜Dは、プロジェクタ1から受信した調光率で発光部31から光を点灯し、照明装置A〜Dの明るさを最適化する。これにより、各照明装置A〜Dの記憶部32に調光率を設定しなくとも、プロジェクタ1から受信した調光率で照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態は、プロジェクタ1および照明装置3は、図12に示すように、位置測定部17、39を有して構成し、位置測定部17でプロジェクタ1の位置を測定し、そのプロジェクタ1の位置を基にスクリーン2の位置を特定する。また、位置測定部39で照明装置3の位置を測定する。そして、各照明装置A〜Dは、スクリーン2の位置と、照明装置3自身の位置と、の位置関係を基に、照明装置3自身の調光率を変更する。例えば、照明装置3がスクリーン2に近い場合は、調光率を低くして照明を暗くし、スクリーン2から遠い場合は、調光率を高くして照明を明るくする。これにより、スクリーン2の位置と、照明装置3自身の位置と、の位置関係を基に、照明装置3自身の調光率を変更し、照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。以下、図12、図13を参照しながら、本実施形態の映像投影システムについて詳細に説明する。
<プロジェクタ1、照明装置3の構成例>
まず、図12を参照しながら、本実施形態のプロジェクタ1、照明装置3の構成例について説明する。図12は、プロジェクタ1、照明装置3の構成例を示す図である。
本実施形態のプロジェクタ1は、位置測定部17を有している。位置測定部17は、プロジェクタ1の位置情報を測定する。
本実施形態の照明装置3は、位置測定部39を有している。位置測定部39は、照明装置3の位置情報を測定する。
位置測定部17、39における位置情報の測定は、例えば、GPS等を用いて行う。但し、位置測定部17、39は、プロジェクタ1や照明装置3の位置情報を測定することが可能であれば、あらゆる測定方法を用いることが可能である。
<映像投影システムの処理動作例>
次に、図13を参照しながら、本実施形態の映像投影システムの処理動作例について説明する。図13は、映像投影システムの処理動作例を示す図である。
本実施形態のプロジェクタ1の調光判断部14は、プロジェクタ1の電源をONにした場合、または、投影を開始した場合に(ステップS4/Yes)、各照明装置A〜Dの調光制御を開始すると判断する。そして、調光判断部14は、位置測定部17で測定したプロジェクタ1の位置情報を基にスクリーン2の位置を特定し、スクリーン2の位置情報を各照明装置A〜Dに通知する(ステップS45)。プロジェクタ1とスクリーン2との間の位置関係は通常固定されている。このため、位置測定部17で測定したプロジェクタ1の位置情報を基にスクリーン2の位置を特定することができる。
各照明装置A〜Dは、プロジェクタ1から位置情報を受信した場合に、調光制御を開始する(ステップS46)。各照明装置A〜Dの調光率設定部35は、位置測定部39により照明装置3自身の位置情報を取得し、調光部33に通知する。調光部33は、プロジェクタ1から受信したスクリーン2の位置情報と照明装置3自身の位置情報とに基づいて発光部31から発する光の調光率を変更する(ステップS47)。例えば、照明装置Aは、スクリーン2の位置から遠い場所に位置するため、照明装置Aの発光部31から発する光の調光率が高くなるように変更する。また、照明装置Dは、スクリーン2の位置から近い場所に位置するため、照明装置Dの発光部31から発する光の調光率が低くなるように変更する。各照明装置A〜Dの記憶部32には、スクリーン2と照明装置3との間の距離に応じた調光率が記憶されている。このため、調光部33は、スクリーン2の位置情報と照明装置3自身の位置情報とに基づいてスクリーン2と照明装置3との間の距離を算出し、その算出した距離に応じた調光率を決定する。そして、その決定した調光率で発光部31から発する光の調光率を変更する。
これにより、本実施形態の映像投影システムは、プロジェクタ1の使用時に、図6に示すように、照明装置A〜D毎に調光率を変え、照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。その結果、会議室内のどのエリアA〜Dであっても、必要な明るさを確保し、メモなどを書いたり、配布資料を確認したりするといった作業がやりやすい環境を構築することができる。
<本実施形態の映像投影システムの作用・効果>
本実施形態のプロジェクタ1は、プロジェクタ1の使用時に各照明装置A〜Dにスクリーン2の位置情報を通知する。そして、各照明装置A〜Dは、プロジェクタ1から通知されたスクリーン2の位置情報と、照明装置3自身の位置情報と、に基づいて、発光部31から発する光の調光率を変更して点灯する。これにより、照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。
なお、図13に示す処理動作例では、スクリーン2の位置情報と、照明装置3自身の位置情報と、に基づいて、発光部31から発する光の調光率を変更して点灯することにしている。しかし、プロジェクタ1の位置情報と、照明装置3自身の位置情報と、に基づいて、発光部31から発する光の調光率を変更して点灯することも可能である。この場合は、各照明装置A〜Dの記憶部32には、プロジェクタ1と照明装置3との間の距離に応じた調光率が記憶されることになる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。
第4の実施形態は、プロジェクタ1および照明装置3は、位置測定部17、39を有して構成し、位置測定部17でプロジェクタ1の位置を測定し、そのプロジェクタ1の位置を基にスクリーン2の位置を特定する。また、位置測定部39で照明装置3の位置を測定する。そして、各照明装置A〜Dは、スクリーン2の位置情報と、照明装置3自身の位置情報と、に基づいて、発光部31から発する光の調光率を変更して点灯することにしている。
第5の実施形態は、照明装置3は、図14に示すように、距離測定部40を有して構成し、距離測定部40でスクリーン2と照明装置3自身との間の距離を求める。そして、各照明装置A〜Dは、距離測定部40で求めた距離に基づいて、発光部31から発する光の調光率を変更して点灯する。この場合も、照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。以下、図14、図15を参照しながら、本実施形態の映像投影システムについて詳細に説明する。
<プロジェクタ1、照明装置3の構成例>
まず、図14を参照しながら、本実施形態のプロジェクタ1、照明装置3の構成例について説明する。図14は、プロジェクタ1、照明装置3の構成例を示す図である。
本実施形態の照明装置3は、距離測定部40を有している。距離測定部40は、スクリーン2と照明装置3自身との間の距離を求める。距離測定部40は、例えば、光をスクリーン2に向けて照射し、スクリーン2からの反射光を受光し、光を照射してから反射光を受光するまでの時間を基に、スクリーン2と照明装置3との間の距離を測定する。これにより、スクリーン2と照明装置3自身との間の距離を求めることができる。距離測定部40は、スクリーン2と照明装置3自身との間の距離を求めることが可能であればあらゆる方法が適用可能である。
<映像投影システムの処理動作例>
次に、図15を参照しながら、本実施形態の映像投影システムの処理動作例について説明する。図15は、映像投影システムの処理動作例を示す図である。
本実施形態のプロジェクタ1の調光判断部14は、プロジェクタ1の電源をONにした場合、または、投影を開始した場合に(ステップS4/Yes)、各照明装置A〜Dの調光制御を開始すると判断する。そして、調光判断部14は、電源をONにした旨、または、投影を開始した旨を各照明装置A〜Dに通知する(ステップS5)。
各照明装置A〜Dは、電源をONにした旨、または、投影を開始した旨を受け付けた場合に、調光制御を開始する(ステップS56)。各照明装置A〜Dの調光率設定部35は、距離測定部40によりスクリーン2と照明装置3自身との間の距離を取得し、調光部33に通知する。そして、調光部33は、スクリーン2と照明装置3自身との間の距離に基づいて発光部31から発する光の調光率を変更する(ステップS57)。例えば、照明装置Aは、スクリーン2の位置から遠い場所に位置するため、照明装置Aの発光部31から発する光の調光率が高くなるように変更する。また、照明装置Dは、スクリーン2の位置から近い場所に位置するため、照明装置Dの発光部31から発する光の調光率が低くなるように変更する。各照明装置A〜Dの記憶部32には、スクリーン2と照明装置3との間の距離に応じた調光率が記憶されている。このため、調光部33は、距離測定部40により測定したスクリーン2と照明装置3との間の距離に応じた調光率を決定することができる。そして、その決定した調光率で発光部31から発する光の調光率を変更する。
これにより、本実施形態の映像投影システムは、プロジェクタ1の使用時に、図6に示すように、照明装置A〜D毎に調光率を変え、照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。その結果、会議室内のどのエリアA〜Dであっても、必要な明るさを確保し、メモなどを書いたり、配布資料を確認したりするといった作業がやりやすい環境を構築することができる。
<本実施形態の映像投影システムの作用・効果>
本実施形態の照明装置A〜Dは、プロジェクタ1の使用時に、スクリーン2と照明装置3自身との間の距離を測定し、その測定した距離に基づいて、発光部31から発する光の調光率を変更して点灯する。これにより、照明装置A〜Dの明るさを最適化することができる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について説明する。
第6の実施形態は、プロジェクタ1は、図16に示すように、光源状態検出部18を有し、光源状態検出部18によりプロジェクタ1の光源の使用状態を検出する。使用状態としては、例えば、光源の使用時間があげられる。そして、調光判断部14は、光源状態検出部18で検出した光源の使用状態により各照明装置A〜Dに通知する調光率を決定する。これにより、プロジェクタ1の光源の使用状態に応じた最適な調光率を各照明装置A〜Dに通知して各照明装置A〜Dの調光率を変更することができる。以下、図16〜図19を参照しながら、本実施形態の映像投影システムについて詳細に説明する。
<プロジェクタ1の構成例>
まず、図16を参照しながら、本実施形態のプロジェクタ1の構成例について説明する。図16は、プロジェクタ1、照明装置3の構成例を示す図である。
本実施形態のプロジェクタ1は、光源状態検出部18を有している。光源状態検出部18は、投影部11の光源の使用状態を検出する。光源は、映像をスクリーン2上に投影する際に使用する。調光判断部14は、光源状態検出部18で検出した光源の使用状態により各照明装置A〜Dに通知する調光率を決定する。本実施形態のプロジェクタ1は、図17に示すように、各照明装置A〜Dに通知する調光率を照明装置A〜D毎および調光制御毎に記憶部12に記憶している。そして、調光判断部14は、光源状態検出部18で検出した光源の使用状態により各照明装置A〜Dに通知する調光率を記憶部12に記憶した調光率の中から決定して各照明装置A〜Dに通知する。調光制御は、光源の使用状態に応じて異なり、本実施形態では、調光制御1〜4の4つの調光制御に分類している。本実施形態の調光判断部14は、光源状態検出部18で検出した光源の使用状態に応じた調光制御を特定し、その調光制御に対応した調光率を記憶部12に記憶した調光率の中から決定することになる。本実施形態では、調光制御が1→2→3→4になるにつれて調光率が低くなるように記憶部12に設定している。
<映像投影システムの処理動作例>
次に、図18を参照しながら、本実施形態の映像投影システムの処理動作例について説明する。図18は、映像投影システムの処理動作例を示す図である。
本実施形態のプロジェクタ1の調光判断部14は、プロジェクタ1の電源をONにした場合、または、投影を開始した場合に(ステップS64/Yes)、各照明装置A〜Dの調光制御を開始すると判断する。そして、調光判断部14は、光源状態検出部18で検出したプロジェクタ1の光源の使用状態により各照明装置A〜Dに通知する調光率を決定する(ステップS70)。ステップS70の調光率の決定処理例の詳細を図19に示す。
まず、光源状態検出部18は、プロジェクタ1の内部にてカウントされている光源の使用時間を確認する(ステップS71)。光源の使用時間の確認は、プロジェクタ1の電源ON時に行うことも可能である。
次に、調光判断部14は、光源状態検出部18が確認した光源の使用時間が100時間以上か否かを判定する(ステップS72)。光源の使用時間が100時間未満の場合は(ステップS72/No)、調光制御1を実行すると判断する(ステップS73)。この場合、調光判断部14は、記憶部12を参照し、各照明装置A〜Dの調光制御1に対応する調光率を記憶部12から読み出し、その読み出した調光率を各照明装置A〜Dに通知する調光率と決定する。
また、光源の使用時間が100時間以上の場合は(ステップS72/Yes)、光源の使用時間が150時間以上か否かを判定する(ステップS74)。光源の使用時間が100時間以上150時間未満の場合は(ステップS74/No)、調光制御2を実行すると判断する(ステップS75)。この場合、調光判断部14は、記憶部12を参照し、各照明装置A〜Dの調光制御2に対応する調光率を記憶部12から読み出し、その読み出した調光率を各照明装置A〜Dに通知する調光率と決定する。
また、光源の使用時間が150時間以上の場合は(ステップS74/Yes)、光源の使用時間が200時間以上か否かを判定する(ステップS76)。光源の使用時間が150時間以上200時間未満の場合は(ステップS76/No)、調光制御3を実行すると判断する(ステップS77)。この場合、調光判断部14は、記憶部12を参照し、各照明装置A〜Dの調光制御3に対応する調光率を記憶部12から読み出し、その読み出した調光率を各照明装置A〜Dに通知する調光率と決定する。
また、光源の使用時間が200時間以上の場合は(ステップS76/Yes)、光源の寿命が近いため、光源を交換する旨のメッセージを通知し(ステップS78)、調光制御4を実行すると判断する(ステップS79)。この場合、調光判断部14は、記憶部12を参照し、各照明装置A〜Dの調光制御4に対応する調光率を記憶部12から読み出し、その読み出した調光率を各照明装置A〜Dに通知する調光率と決定する。
これにより、調光判断部14は、光源状態検出部18で検出した光源の使用状態により各照明装置A〜Dに通知する調光率を決定することができる。調光判断部14は、ステップS70で決定した各照明装置A〜Dの調光率を各照明装置A〜Dに通知する(ステップS35)。
プロジェクタ1は、光源の使用時間が長いほど、光源の光量が小さくなるため、光源の使用時間が長いほど、室内を暗くしたほうが、プロジェクタ1からスクリーン2上に投影して表示した映像を見やすくすることができる。このため、光源の使用時間に応じて決定した調光制御が調光制御1から調光制御4に移行するほど、照明装置A〜Dの調光率を低くして照明を暗くする方向に制御する。これにより、プロジェクタ1の光源の使用時間に応じた最適な調光率を各照明装置A〜Dに通知することができる。
各照明装置A〜Dは、プロジェクタ1から調光率を受け付けた場合に、調光制御を開始する(ステップS36)。各照明装置A〜Dの調光率設定部35は、プロジェクタ1から受け付けた調光率を調光部33に通知し、調光部33は、発光部31から発する光の調光率をプロジェクタ1から受け付けた調光率になるように制御する(ステップS37)。
<本実施形態の映像投影システムの作用・効果>
本実施形態のプロジェクタ1は、プロジェクタ1の使用時に光源状態検出部18によりプロジェクタ1の光源の使用状態を検出する。そして、調光判断部14は、光源状態検出部18で検出した光源の使用状態により各照明装置A〜Dに通知する調光率を決定する。これにより、プロジェクタ1の光源の使用状態に応じた最適な調光率を各照明装置A〜Dに通知して各照明装置A〜Dの調光率を変更することができる。
なお、図18、図19に示す処理動作例では、光源状態検出部18で検出した光源の使用状態により各照明装置A〜Dに通知する調光率を決定し、その決定した調光率を各照明装置A〜Dに通知するようにしている。そして、各照明装置A〜Dは、プロジェクタ1から通知された調光率になるように発光部31から発する光の調光率を変更することにしている。しかし、例えば、第1、第2の実施形態において、プロジェクタ1は、光源状態検出部18で検出した光源の使用状態により各照明装置A〜Dの記憶部12に記憶する調光率を決定する。そして、各照明装置A〜Dは、プロジェクタ1で決定した調光率を記憶部32に記憶するように構築することも可能である。これにより、プロジェクタ1の光源の使用状態に応じた最適な調光率を各照明装置A〜Dの記憶部32に記憶することが可能となる。この場合、プロジェクタ1は、光源の使用状態に応じた調光率が変わった場合に、各照明装置A〜Dに調光率を通知して記憶部32に記憶する必要がある。また、第4、第5の実施形態において、プロジェクタ1は、光源状態検出部18で検出した光源の使用状態により各照明装置A〜Dの記憶部32に記憶する距離に応じた調光率を決定する。そして、各照明装置A〜Dは、プロジェクタ1で決定した距離に応じた調光率を記憶部32に記憶するように構築することも可能である。これにより、プロジェクタ1の光源の使用状態および距離に応じた最適な調光率を各照明装置A〜Dの記憶部32に記憶することが可能となる。この場合も、プロジェクタ1は、光源の使用状態に応じた調光率が変わった場合に、各照明装置A〜Dに調光率を通知して記憶部32に記憶する必要がある。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述する第1〜第6の実施形態で説明した処理動作例を適宜組み合わせて各照明装置A〜Dの調光率を変更するように構築することも可能である。
また、上述した本実施形態の映像投影システムを構成する各装置の制御動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に一時的、あるいは、永続的に記録しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。リムーバブル記録媒体は、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種記録媒体があげられる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトからコンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介してコンピュータに有線で転送することになる。
プログラムの形態としては、クラウド等によるネット上のサーバからの利用もありえる。一部のプログラムのみをコンピュータに転送して利用する形態もありえる。
また、上記実施形態の映像投影システムを構成する各装置は、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に処理を実行するだけに限定するものでない。例えば、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に処理を実行するように構築することも可能である。
1 プロジェクタ
2 スクリーン
3 照明装置
4 照明スイッチ
11 投影部
12 記憶部
13 制御部
14 調光判断部
15 通信部
16 電源部
17 位置測定部
18 光源状態検出部
31 発光部
32 記憶部
33 調光部
34 制御部
35 調光率設定部
36 通信部
37 電源部
38 照度測定部
39 位置測定部
40 距離測定部
特開2012−108167号公報

Claims (8)

  1. 光を発する発光手段と、
    前記発光手段の調光率を制御する調光手段と、
    映像をスクリーンに投影する映像投影装置から前記スクリーンの位置情報を受信する通信手段と、
    自装置の位置情報を測定する位置測定手段と、を有し、
    前記調光手段は、前記映像投影装置の使用時に、前記通信手段が前記映像投影装置から受信した前記スクリーンの位置情報と、前記位置測定手段で測定した前記自装置の位置情報と、を基に、前記スクリーンと前記自装置との間の距離を算出し、該算出した距離に応じた調光率に変更する、ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記スクリーンと前記自装置との間の距離を測定する距離測定手段を有し、
    前記調光手段は、前記映像投影装置の使用時に、前記距離測定手段で測定した前記距離に応じた調光率に変更する、ことを特徴とする請求項1載の照明装置。
  3. 照度を測定する照度測定手段を有し、
    前記調光手段は、前記照度測定手段で測定した照度が所定の目標照度になるように前記調光率を変更する、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明装置。
  4. 映像をスクリーンに投影する映像投影装置であって、
    前記スクリーンと請求項1から3の何れか1項に記載の照明装置との間の距離に応じた調光率を前記照明装置毎に記憶する記憶手段と、
    前記映像投影装置の使用時に、前記記憶手段に記憶された前記調光率を対応する前記照明装置に通知し、前記照明装置の発光手段の調光率を、前記記憶手段に記憶された前記調光率に変更する調光判断手段と、を有することを特徴とする映像投影装置。
  5. 前記映像投影装置の光源の使用状態を検出する検出手段を有し、
    前記記憶手段は、前記光源の使用状態に応じた複数の前記調光率を前記照明装置毎に記憶し、
    前記調光判断手段は、前記映像投影装置の使用時に、前記記憶手段に記憶された複数の前記調光率の中から前記検出手段で検出した前記使用状態に応じた前記調光率を決定し、該決定した前記調光率を対応する前記照明装置に通知する、ことを特徴とする請求項記載の映像投影装置。
  6. 異なる位置に設置された複数の請求項1から3の何れか1項に記載の照明装置と、映像をスクリーンに投影する映像投影装置と、を有する映像投影システムであって、
    前記照明装置は、
    光を発する発光手段と、
    前記発光手段の調光率を制御する調光手段と、を有し、
    前記調光手段は、前記映像投影装置の使用時に、前記スクリーンと自装置との間の距離に応じた調光率に変更する、ことを特徴とする映像投影システム。
  7. 請求項1から3の何れか1項に記載の照明装置の制御方法であって、
    発光手段から光を発光する発光工程と、
    前記発光手段の調光率を制御する調光工程と、を有し、
    前記調光工程は、映像をスクリーンに投影する映像投影装置の使用時に、前記スクリーンと自装置との間の距離に応じた調光率に変更する、ことを特徴とする制御方法。
  8. 映像をスクリーンに投影する映像投影装置の制御方法であって、
    前記映像投影装置の使用時に、前記スクリーンと請求項1から3の何れか1項に記載の照明装置との間の距離に応じた調光率を前記照明装置毎に記憶する記憶手段に記憶された前記調光率を対応する照明装置に通知し、前記照明装置の発光手段の調光率を、前記記憶手段に記憶された前記調光率に変更する調光判断工程を有することを特徴とする制御方法。
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