JP6370364B2 - 医療用コネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、一般に、医療用コネクタの分野に関し、特に、選択的に封止される医療用コネクタに関する。
病院及び医療環境における流体の操作、及び特に、患者への、又は患者からの流体移動の選択的な円滑化のために様々なデバイス及び技術が存在している。流体流動管路(fluid flow line)は、好ましい流動特性又はアクセスポイント(access point)の開発を助けるために様々なコネクタに依拠する。
現在の流体流動システム及び医療用コネクタには、様々な制限及び欠点があり、またさらなる改善の必要性も存在する。
国際公開第2013/036854号パンフレット 米国特許第6651956号明細書 米国特許第5676346号明細書 米国特許第8366676号明細書 米国特許第6152900号明細書 米国特許第6994315号明細書
患者への、又は患者からの流体移動の選択的な円滑化のために、病院及び医療環境において様々な流体流動管路及びシステムが使用されている。たとえば、中心静脈カテーテルは、静脈内輸液、様々な薬剤もしくは血液製剤、及び/又は非経口栄養を投与するために使用され得る。そのような流動管路は、患者の血流へのアクセス手段を提供するので、これらは、本質的に、血液感染のリスクを伴い、病原体が流体流動管路内の異なるアクセスポイントに進入する可能性がある。一般的に、感染/又は他の合併症のリスクは、流動管路が確立される必要がある回数を制限することによって最小化され、病原体がシステム内に入る機会を制限することができる。感染のリスクは、また、流体流動管路内の残留血液を排除することによって最小化され得る。
本明細書で説明されている様々な実施形態は、感染又は他の合併症のリスクを最小化するために使用され得る技術及びデバイスを実現する。たとえば、幾つかの流体流動管路において、3又は4ポート栓(four−port stopcock)、Y部位、及び他のポートなどの分岐コネクタは、流動管路へのアクセス手段を提供するために使用され得る。たとえば、試料を採取するか、又は薬剤もしくは他の製品を導入するためのアクセス手段が使用され得る。ポートが使用されていないときに、血液はポート内に蓄積し、ポートに塊ができ、管路内に問題を引き起こし、管路を再確立することが必要になる。本明細書で説明されている様々な実施形態は、栓のポートのフラッシングを可能にし、蓄積流体を妨げることを助ける。幾つかの実施形態では、フラッシングは、流体ダイバータにより達成され、これはポートの基部を超えて栓のポート内に流体流を迂回させることができる。幾つかの実施形態では、流体は、ポートの遠位部分に導かれ得る。
本明細書で説明されている様々な実施形態は、感染のリスクを防ぐか、又は流体流動管路を再確立する必要性をなくすことも助けることができる無針コネクタ及び弁に関する。たとえば、本明細書で説明されている幾つかの無針コネクタは、最小の内部又はプライミング容積を有することができ、これにより、フラッシングを容易にし、また効率的にすることができる。本明細書で説明されている無針コネクタの幾つかの実施形態は、流動流体管路にアクセスするためにコネクタが使用されている間に、及びその後に血液の蓄積を防ぐように設計された要素を有することができる。
それに加えて、流体流動管路と連動して患者への、又は患者からの流体の流れを選択的に円滑にするときに、血行動態の状況を監視することが望ましい場合がある。本明細書で説明されている様々な実施形態は、血行動態の状況の効果的監視を可能にし得る。
様々な実施形態では、栓の1つのポートの無針コネクタをフラッシングするように適合された三方活栓は、第1のポートと、第2のポートと、第3のポートと、第1のポート、第2のポート、及び第3のポートを接続する接続領域とを有する栓本体部を備えることができる。第3のポートは、第1のポートと第2のポートとの間に位置決めされ得る。
栓は、接続領域内に少なくとも部分的に位置決めされた流体ディレクタも備えることができる。流体ディレクタは、第1のポート、第2のポート、及び第3のポートのうち1つ又は複数を選択的に、第1のポート、第2のポート、及び/又は第3のポートのうち他方と流体的に連通させるように構成され得る。栓は、第3のポートにおいて接続領域から離れて延在し、近位端と第3のポートから近位端より遠くに位置決めされた遠位端とを有する流体ダイバータも備えることができる。栓は、第3のポートに取り付けられ、流体ダイバータを少なくとも部分的に囲む無針コネクタも備えることができる。
無針コネクタは、コネクタハウジングと、コネクタハウジング内に少なくとも部分的に位置決めされ、内部空洞と頂部を通り内部空洞内に貫入するシールの頂部上のスリットとを有する圧縮可能シールを有することができる。幾つかの実施形態では、無針コネクタは、圧縮可能シール内に少なくとも部分的に位置決めされ、流体ダイバータを包含する内部空洞を形成する壁を有する内部突出部材と、内部突出部材の近位端にある開口部と、開口部から内部空洞を形成する壁の最も遠位にある表面までの内部高さと、内部突出部材の遠位端の、又はその近くの、近位面を有する少なくとも1つの遠位開口部とを有することもできる。幾つかの実施形態では、少なくとも1つの遠位開口部は、遠位面も有することができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ及び内部突出部材は、一体形成され得る。
幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、内部突出部材の内部空洞の壁に隣接しており、内部突出部材の近位端において内部突出部材の内部空洞を実質的に二分岐させる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、内部突出部材の近位端において内部突出部材の内部空洞を二分岐させる。
幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、内部突出部材の内部空洞の少なくとも約半分を実質的に二分岐させる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、内部突出部材の内部空洞の少なくとも約4分の3を実質的に二分岐させる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、内部突出部材内から少なくとも1つの遠位開口部の少なくとも近位面に延在する遠位先端部を有することができる。
幾つかの実施形態では、圧縮可能シールは、その内面上に複数の封止リングを有することができ、複数の封止リングは、内部突出部材と接触し、内部突出部材を封止するように構成され得る。幾つかの実施形態では、複数の封止リングのうち少なくとも1つの封止リングは、少なくとも1つの遠位開口部の上にある内部突出部材と接触することができ、複数の封止リングのうち少なくとも1つの封止リングは、少なくとも1つの遠位開口部の下にある内部突出部材と接触することができる。
幾つかの実施形態では、少なくとも1つの遠位開口部の遠位面から内部突出部材の上側先端部までの内部突出部材の高さは、一番上の封止リングから空洞の最上面までの圧縮可能シールの空洞内の高さ以上であるものとしてよい。
様々な実施形態では、分岐コネクタの1つのポートの無針コネクタをフラッシングするように適合されたマルチポート分岐医療用コネクタは、第1のポートと、第2のポートと、第3のポートと、第1のポート、第2のポート、及び第3のポートを接続する接続領域とを有し、第3のポートは、第1のポートと第2のポートとの間に位置決めされる、本体部を備えることができる。コネクタは、第3のポートにおいて接続領域から離れて延在し、近位端と第3のポートから近位端より遠くに位置決めされた遠位端とを有する流体ダイバータを備えることができる。
分岐医療用コネクタは、第3のポートに取り付けられ、流体ダイバータを少なくとも部分的に囲む無針コネクタも含み得る。無針コネクタは、コネクタハウジング、コネクタハウジング内に少なくとも部分的に位置決めされ、内部空洞と頂部を通り内部空洞内に貫入するシールの頂部上のスリットを有する圧縮可能シールを有することができる。幾つかの実施形態では、コネクタは、圧縮可能シール内に少なくとも部分的に位置決めされ、流体ダイバータを包含する内部空洞を形成する壁を有する内部突出部材と、内部突出部材の近位端にある開口部と、内部突出部材の遠位端にある少なくとも1つの遠位開口部も備えることができる。幾つかの実施形態では、少なくとも1つの遠位開口部は、近位面と遠位面とを備える。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、内部突出部材の近位端から少なくとも1つの遠位開口部の少なくとも近位面に延在する。
幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、内部突出部材の近位端から少なくとも1つの遠位開口部の近位面を通り越した位置まで延在し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、内部突出部材の少なくとも半分を実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、内部突出部材の少なくとも4分の3を実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ及び内部突出部材は、一体成形され得る。
幾つかの実施形態では、圧縮可能シールは、その内面上に複数の封止リングを有することができ、複数の封止リングは、内部突出部材と接触し、内部突出部材を封止するように構成される。幾つかの実施形態では、複数の封止リングのうち少なくとも1つの封止リングは、少なくとも1つの遠位開口部の上にある内部突出部材と接触し、複数の封止リングのうち少なくとも1つの封止リングは、少なくとも1つの遠位開口部の下にある内部突出部材と接触する。幾つかの実施形態では、少なくとも1つの遠位開口部の遠位面から内部突出部材の上側先端部までの内部突出部材の高さは、一番上の封止リングから内部空洞の最上面までの圧縮可能シールの空洞内の高さ以上である。
幾つかの実施形態では、流体でフラッシングされ得る医療用コネクタで流体流路にアクセスするためのシステムは、第1のポートと、第2のポートと、第3のポートと、第1のポート、第2のポート、及び第3のポートを接続する接続領域とを有する栓ハウジングを備える。流体ダイバータは、第3のポートにおいて接続領域から離れて延在し、近位端と第3のポートから近位端より遠くに位置決めされた遠位端とを有することができる。流体ダイバータは、その近位端に近位先端部、及びその遠位端に遠位先端部も有することができる。
システムは、また、第1のポートに接続され、患者と流体的に連通するように構成された第1の管路と、第2のポートに接続され、流体源と流体的に連通するように構成された第2の管路と、第3のポートに取り付けられ、流体ダイバータを少なくとも部分的に囲む医療用コネクタであって、流体ダイバータの近位先端部から医療用コネクタの頂面までの高さを有する医療用コネクタを備えることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、医療用コネクタの一部と一体成形され得る。
幾つかの実施形態では、流体ダイバータの遠位先端部は、医療用コネクタの高さの遠位側3分の2の位置に延在している。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの遠位先端部は、医療用コネクタの高さの遠位側2分の1の位置に延在している。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの遠位先端部は、医療用コネクタの高さの遠位側4分の1の位置に延在している。幾つかの実施形態では、システムは、第2のポートと流体源との間に直列に位置決めされた注射器も備え得る。
幾つかの実施形態では、流体源から流体を患者に輸送する流体管路から血液試料を採取するための方法は、流体源と、患者と流体源との間の流体管路内に位置決めされている栓との間の流体の流れを遮断するステップであって、栓は患者に接続された第1のポートと、流体源に接続された第2のポートと、無針コネクタの少なくとも約半分を実質的に二分岐させる流体ダイバータを包含する無針コネクタを有する第3のポートとを備え、栓は、第1、第2、及び第3のポートが互いに流体的に連通する第1の位置にある、ステップと、栓に呼び水として血液を入れるステップと、栓を第2の位置に移動するステップであって、第2のポートは、第1のポート及び第3のポートから流体的に遮断される、ステップと、無針コネクタを通して採血するステップと、栓を第1の位置に移動するステップと、流体源と栓との間で流体の流れを開くステップであって、流体の流れを開くステップで、栓の中の血液を流体源からの流体でフラッシングする、ステップとを含むことができる。
幾つかの実施形態では、流体管路に対するアクセスコネクタ(access connector)は、ハウジングと、内部突出部材と、シールとを備えることができる。コネクタは、中を通る流体流を選択的に妨げ得る。幾つかの実施形態では、シールは、ハウジングの遠位端への流体流を円滑にするように圧縮され得る。
幾つかの実施形態では、分岐コネクタの1つのポートの無針コネクタをフラッシングするように適合されたマルチポート分岐医療用コネクタは、第1のポートと、第2のポートと、第1のポートと第2のポートとの間に位置決めされた第3のポートと、第3のポート内に貫入する流体ダイバータと、第3のポートに取り付けられ、流体ダイバータを少なくとも部分的に囲む無針コネクタとを有する本体部を備えることができる。無針コネクタは、近位端と遠位端とを有するコネクタハウジングを含み得る。コネクタは、コネクタハウジング内に少なくとも部分的に位置決めされ、第1の位置にあるときに遠位端を通る流れを妨げるように構成された弾性部材も備えることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、弾性部材内に、十分な距離だけ貫入し得る。幾つかの実施形態では、無針コネクタは、流体ダイバータを少なくとも部分的に囲むときに、約0.02ミリリットル未満のフラッシング可能な容積を有する。幾つかの実施形態では、フラッシング可能な容積は、約0.01ミリリットルから約0.02ミリリットルまでの範囲内である。幾つかの実施形態では、フラッシング可能な容積は、約0.015ミリリットルである。
幾つかの実施形態では、分岐コネクタの1つのポートの無針コネクタをフラッシングするように適合されたマルチポート分岐医療用コネクタは、第1のポートと、第2のポートと、第3のポートと、第1のポート、第2のポート、及び第3のポートを接続する接続領域とを備え、第3のポートは、第1のポートと第2のポートとの間に位置決めされる、本体部を備えることができる。幾つかの実施形態では、流体ディレクタは、接続領域内に少なくとも部分的に位置決めされ、第1のポート、第2のポート、及び第3のポートのうち1つ又は複数を選択的に、第1のポート、第2のポート、及び第3のポートのうち他方と流体的に連通させるように構成され得る。流体ディレクタは、開口部を有する流体流れガイドを備えることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、第3のポートにおいて接続領域から離れて延在し、近位端と第3のポートから近位端より遠くに位置決めされた遠位端とを有することができる。第3のポートに取り付けられた医療用コネクタは、流体ダイバータを少なくとも部分的に囲むことができる。幾つかの実施形態では、第1のポート、第2のポート、及び第3のポートが、互いに流体的に連通し、流体が第1のポートから第2のポートに流れるときに、流体流れガイドは、流体流の第1の部分を第3のポート内に導き、流体流の第2の部分が開口部を通過して第2のポートに入るのを可能にするように構成され得る。幾つかの実施形態では、開口部は、切り込みであってよい。
様々な実施形態では、無針医療用コネクタは、コネクタハウジングと、コネクタハウジング内に少なくとも部分的に位置決めされた内部突出部材とを備えることができ、内部突出部材は内部空洞を形成する壁と、内部突出部材の近位端にある少なくとも1つの近位開口部と、内部突出部材の遠位端にある少なくとも1つの遠位開口部とを有し、少なくとも1つの遠位開口部は近位面と遠位面とそれらの間の高さとを有する。無針医療用コネクタは、また、コネクタハウジング内に少なくとも部分的に位置決めされた圧縮可能シールも備えることができ、圧縮可能シールは内部空洞を形成し、内部突出部材の少なくとも一部を囲む内面と、内部突出部材の少なくとも1つの遠位開口部の遠位面の上に位置決めされた上側セクションと、シールの頂部を貫通し、内部空洞内に入るシールの頂部上のスリットとを有する本体部壁を備える。
幾つかの実施形態では、圧縮可能シールの上側セクションは、内部突出部材との締まり嵌めを有することができる。幾つかの実施形態では、遠位端における内部突出部材のセグメントの幅は、圧縮可能シールの内部空洞の対応するセグメントの幅より大きい。
幾つかの実施形態では、圧縮可能シールの上側セクションにおける圧縮可能シールの本体部壁の内面の一部分は、粗面処理されていても良い。幾つかの実施形態では、粗面処理されている内面の一部分は、波状に形成されている。
幾つかの実施形態では、基部に隣接する本体部壁の厚さは、少なくとも1つの封止リングの下にある本体部壁の他の厚さより小さい。幾つかの実施形態では、基部に隣接する本体部壁の厚さは、少なくとも1つの封止リングの上にある本体部壁の他の厚さより小さい。幾つかの実施形態では、圧縮可能シールは、段部をさらに備え、基部に隣接する本体部壁の厚さは、段部の下にある本体部壁の他の厚さより小さい。幾つかの実施形態では、シリンダーの基部は、略円筒状とされ、径方向幅及び厚さを有する。幾つかの実施形態では、幅対厚さの比は、約3から約4.5までの範囲内とすることができる。幾つかの実施形態では、幅対厚さの比は、約3.5から約4までの範囲内とすることができる。
幾つかの実施形態では、コネクタハウジングは、医療用デバイスと嵌合するように構成された遠位端を有する。幾つかの実施形態では、圧縮可能シールの上側セクションは、コネクタが第1の閉じられた構成とされる場合に、上側セクションと少なくとも1つの遠位開口部の遠位面の上方に位置する内部突出部材との間における流体の蓄積を実質的に排除するように構成されている。
幾つかの実施形態では、内部突出部材は、少なくとも1つの遠位開口部の遠位面と内部突出部材の最遠位端部との間に突出先端部を備える。突出先端部は、高さを有するものとしてよい。幾つかの実施形態では、突出先端部の高さは、少なくとも1つの遠位開口部の高さに略等しい。幾つかの実施形態では、突出先端部の高さは、少なくとも1つの遠位開口部の高さの4分の3に略等しい。幾つかの実施形態では、突出先端部の高さは、少なくとも1つの遠位開口部の高さの4分の1に略等しい。幾つかの実施形態では、無針コネクタは、弁部材の頂部の底内面と突出先端部との間に間隙を備える。
幾つかの実施形態では、無針コネクタは、分岐コネクタの第1のポートに取り付けられ得る。幾つかの実施形態では、分岐コネクタは、栓であってよい。幾つかの実施形態では、分岐コネクタは、分岐コネクタのポートを接続する接続領域と、第1のポートにおける接続領域から離れて延在する流体ダイバータとを備えることができる。無針コネクタは、流体ダイバータを少なくとも部分的に囲むことができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、内部突出部材の内部空洞の壁に隣接し、内部突出部材の近位端において内部突出部材の内部空洞を実質的に二分岐させ得る。
様々な実施形態では、射出成形プロセスで医療用コネクタの弁部材を製造する方法は、コアピンの周り、及び少なくとも部分的にスリーブ内にある、弁部材を射出成形するステップを含み得る。コアピンは、近位セクションと、遠位セクションとを備えることができ、遠位セクションは、弁部材上にホタテ貝のような波状セクションを形成するように構成された少なくとも1つの凹みを含み得る。凹みは、幅と深さとを有することができ、幅対深さの比は、約10から約30までの範囲内とすることができる。幾つかの実施形態では、この比は、約15から約25までの範囲内とすることができる。次いで、コアピンは、弁部材から引き抜かれ、弁部材は、スリーブから分離され得る。
幾つかの実施形態では、少なくとも1つの凹みは、複数の凹みを含み得る。幾つかの実施形態では、複数の凹みのうち少なくとも2つは、異なる幅及び深さを有することができる。幾つかの実施形態では、少なくとも1つの凹みは、コアピンの円周方向に延在し得る。幾つかの実施形態では、少なくとも1つの凹みの断面は、円の弧をなすものとしてよい。幾つかの実施形態では、円は、約0.05インチから約0.2インチまでの範囲内の半径を有することができる。
様々な実施形態では、無針医療用コネクタは、内部空洞を備えるコネクタハウジングと、コネクタハウジングの内部空洞内に少なくとも部分的に位置決めされた圧縮可能シールとを備えることができ、圧縮可能シールは内部空間を形成する本体部壁と、上側セクション、下側セクション、及び上側セクションと下側セクションとの間の段部と、シールの頂部を通って内部空間内に貫入するシールの頂部上のスリットとを有する。圧縮可能シールは流体がスリットを通過するのを妨げるためにスリットが一般的に閉じられている第1の位置と、圧縮可能シールが医療用器具によって下方に押され、スリットが開いて流体がスリットを通過し、圧縮可能シールの内部空間内に入るのを許す第2の位置とを有することができる。圧縮可能シールの上側セクションの少なくとも一部は、圧縮可能シールが第1の位置にあるときに上側セクションの部分に揃えられている内部空洞の内径より大きい外径を有するものとしてよく、これによって、圧縮可能シールの上側セクションの部分とコネクタハウジングとの間を通り得る流体を最小にすることができる。圧縮可能シールの上側部分のそのような部分は、シールが第2の位置から第1の位置に移動するときに内部空洞の壁と接触したままとなり、内部空洞の壁に付いている可能性のある流体が、たとえ典型的な流体経路の外にあるとしても、内部空洞から出て上側開口部を通り内部空洞内へ導かれることを確実にするようにも構成され得る。
三方活栓の一実施形態の斜視図である。 無針コネクタが取り外された状態の図1の実施形態の斜視図である。 流体ディレクタの斜視図である。 図3Aの流体ディレクタの正面図である。 図3Aの流体ディレクタの側面図である。 流体ディレクタの斜視図である。 図3Dの流体ディレクタの正面図である。 図3Dの流体ディレクタの側面図である。 無針コネクタが取り外され、流体ディレクタが様々な位置まで回転された状態の栓の断面図である。 無針コネクタが取り外され、流体ディレクタが様々な位置まで回転された状態の栓の断面図である。 無針コネクタが取り外され、流体ディレクタが様々な位置まで回転された状態の栓の断面図である。 無針コネクタが取り外され、流体ディレクタが様々な位置まで回転された状態の栓の断面図である。 無針コネクタアセンブリの一実施形態の正面図である。 無針コネクタアセンブリの一実施形態の正面像の部分断面図である。 無針コネクタアセンブリの分解斜視図である。 無針コネクタの基部の側面図である。 約90度回転させた、図7Aの基部の側面図である。 図7Aの直線8A−8Aに沿って切り取った無針コネクタの基部の断面図である。 図7Bの直線8B−8Bに沿って切り取った無針コネクタの基部の断面図である。 無針コネクタの本体部の底面斜視図である。 無針コネクタの本体部の断面図である。 無針コネクタの弁部材の正面図である。 図11Aの弁部材の断面図である。 無針コネクタの弁部材の正面図である。 図11Cの弁部材の断面図である。 無針コネクタの弁部材の正面図である。 図11Eの弁部材の断面図である。 無針コネクタの弁部材の正面図である。 図11Gの弁部材の断面図である。 無針コネクタの弁部材の正面図である。 図11Iの弁部材の断面図である。 無針コネクタの弁部材の正面図である。 図11Kの弁部材の断面図である。 無針コネクタの弁部材の正面図である。 図11Mの弁部材の断面図である。 弁部材を製造するために使用されるコアピンの側面図である。 図11Oのコアピンの先端部の側面図である。 無針コネクタが1つのポートに取り付けられている状態の栓の断面図である。 医療用器具及び栓のポートに取り付けられている無針コネクタの断面図である。 無針コネクタ内に挿入されている医療用器具の断面図である。 流体をコネクタ内に注入するために栓上の無針コネクタ内に挿入された医療用器具の断面上の流路の概略図である。 コネクタを通して流体を採取するために栓上の無針コネクタ内に挿入された医療用器具の断面上の流路の概略図である。 栓のポートに位置決めされた無針コネクタの断面図である。 図16の直線16B−16Bに沿って切り取った、図16Aの無針コネクタの断面図である。 栓のポートに位置決めされた無針コネクタの断面図である。 図17Aの直線17B−17Bに沿って切り取った、図17Aの無針コネクタの断面図である。 栓のポートに位置決めされた無針コネクタの断面図である。 図18Aの直線18B−18Bに沿って切り取った、図18Aの無針コネクタの断面図である。 栓のポートに位置決めされた無針コネクタの断面図である。 図19Aの直線19B−19Bに沿って切り取った、図19Aの無針コネクタの断面図である。 栓のポートに位置決めされた無針コネクタの断面図である。 図20Aの直線20B−20Bに沿って切り取った、図20Aの無針コネクタの断面図である。 栓のポートに位置決めされた無針コネクタの断面図である。 図21Aの直線21B−21Bに沿って切り取った、図21Aの無針コネクタの断面図である。 栓のポートに位置決めされた無針コネクタの断面図である。 図22Aの直線22B−22Bに沿って切り取った、図22Aの無針コネクタの断面図である。 栓のポートに位置決めされた無針コネクタの断面図である。 図22Cの直線22D−22Dに沿って切り取った、図22Cの無針コネクタの断面図である。 医療用コネクタを使用するシステムのブロック図である。 医療用コネクタを使用するシステムのブロック図である。 医療用コネクタを使用するシステムの一実施形態のブロック図である。 医療用コネクタを使用する方法の一実施形態のブロック図である。 医療用コネクタを使用する方法の一実施形態のブロック図である。 栓上に位置決めされた医療用コネクタの一実施形態の正面図である。 図28の栓上に位置決めされた医療用コネクタの断面図である。 図29Aの断面から約90度回転させた、図28の栓上に位置決めされた医療用コネクタの断面図である。 栓上に位置決めされた医療用コネクタの一実施形態の正面図である。 図30の栓上に位置決めされた医療用コネクタの断面図である。 図31Aの断面から約90度回転させた、図30の栓上に位置決めされた医療用コネクタの断面図である。 栓上に位置決めされた医療用コネクタの一実施形態の正面図である。 図32の栓上に位置決めされた医療用コネクタの断面図である。 図33Aの断面から約90度回転させた、図32の栓上に位置決めされた医療用コネクタの断面図である。 栓上に位置決めされた医療用コネクタの一実施形態の正面図である。 図34の栓上に位置決めされた医療用コネクタの断面図である。 図35Aの断面から約90度回転させた、図34の栓上に位置決めされた医療用コネクタの断面図である。 栓上に位置決めされた医療用コネクタの一実施形態の正面図である。 図36の栓上に位置決めされた医療用コネクタの断面図である。 図37Aの断面から約90度回転させた、図36の栓上に位置決めされた医療用コネクタの断面図である。
次に、添付図面を参照しながら、流体流動システム及び医療用コネクタの幾つかの実施形態及び例について説明する。本明細書で説明されている様々な実施形態は、三方活栓を参照しているが、これらはそのように制限されない。幾つかの態様では、これらは、4ポート栓、Y部位コネクタを含む他の分岐コネクタ、又は流体の流れと、流体がコンポーネント内を勢いよく流れて通過することを確実にすることが有益であるようなコンポーネントとを有する任意のデバイスに適用され得る。無針アクセスポートに関係する様々な実施形態は、流体管路内の、又はその端部におけるアクセスポート、たとえば、開放又は閉鎖オスルアー対向端部を持つ閉鎖メスルアーコネクタにも適用され得る。本明細書で使用されているように、「流体」という用語は、気体又は液体のいずれかを指す。
図1は、流体流動管路内で使用され得る栓10の一実施形態を示している。栓は、第1のポート20と、第1のポートに対向する第2のポート30と、第1のポートと第2のポートとの間にある第3のポート40とを備え得る。ポートは、流体が一方のポートから別のポートに流れること可能にし得る、中心接続部分50によって連結され得る。流体ディレクタ60は、操作者の望みに従ってポートの間の接続を調整するために使用され得る。したがって、流体ディレクタの位置に応じて、1つ又は複数のポートは、互いに流体的に連通するか、又は互いの流体的連通を遮断され得る。図には不透明に示されているが、幾つかの実施形態では、1つ又は複数のコンポーネントは、コンポーネントを通る流体流路が見えるように半透明、透明、及び/又は透明感があるものとしてよい。
様々な実施形態では、異なるポートは、一般的に、標準的な医療用コネクタもしくは器具を受け入れるように構成され、またANSI(ワシントンD.C.所在の米国規格協会)又は他の適応可能な標準に適合するように構成され得る。「医療器具」という用語は、本明細書では、本明細書で開示されているコネクタの実施形態と接続されるか、又は連結され得る医療分野において一般に使用されている医療デバイスを表すために使用される。企図されている医療器具の例は、限定はしないが、管、ルアー、導管、注射器、静脈内デバイス(末梢静脈ラインと中心静脈ラインの両方)、閉鎖可能なオスルアーコネクタ(両方とも注射器又は独立したコネクタと一体形成される)、ポンプ、ピギーバックライン、及び医療用弁もしくはコネクタと接続して使用され得る他のコンポーネントを含む。異なるポートは、非標準の接続部を有するようにも構成され得る。
幾つかの実施形態では、第1のポート20は、ネジ山付き医療用コネクタに接続するために使用され得るネジ山付き端部22を有することができる。幾つかの実施形態では、第2のポート30は、テーパー付きカニューレ34を備える、オスルアーロック32を有することができる。幾つかの実施形態では、これらのポートのうち1つ又は複数は、無針コネクタ100などの、無針アクセスポートに取り付けるように構成されるか、又はそれととともに形成され得る。図示されている実施形態では、無針コネクタは、第1のポートと第2のポートとの間の、第3のポートに取り付けられる。幾つかの実施形態では、無針コネクタの一部は、接続部分50とともに一体形成され得る。幾つかの実施形態では、複数の無針コネクタが、栓に取り付けられるか、又は無針コネクタは、第3のポートと異なるポートに取り付けられ得る。幾つかの実施形態では、栓10は、3つより多いポートを有することができる。
無針コネクタ100が、第1のポートと第2のポートとの間に位置決めされるときに、これは、第1のポート20と第2のポート30との間の流体の流れにアクセスするために使用され得る。無針コネクタは、第1又は第2のポートのいずれかのうち1つから、第1のポートと第2のポートとの間の流れから流体を引き込むために使用され得るか、又は無針コネクタは、薬剤などの、流体を流れの中に注入するために使用され得る。幾つかの実施形態では、栓は、第1のポート20から第2のポート30への流れも、第3のポート及び/又は第3のポートに取り付けられた無針コネクタ内に少なくとも部分的に流れ込めるように構成されることが望ましいものとしてよい。これは、第3のポート及び/又は無針コネクタ100などの第3のポートに取り付けられている無針コネクタ内に配置される流体の大半を勢いよく流すのを助けることができる。本明細書で説明されている様々な実施形態は、内部突出部材を含む無針コネクタに関するものであるが、無針コネクタは、本明細書で説明されている実施形態に従ってフラッシングされ得る。
図2は、第3のポート40に取り付けられているデバイスから流体を勢いよく流し出すために使用され得る栓10の一態様を示している。図2は、分かりやすくするため流体ディレクタ60及び無針コネクタ100が両方とも描画されていない栓10の斜視図である。図2に示されているように、第3のポート40は、栓の接続中心部分50から離れて延在する流体ダイバータ42を備えることができる。流体ダイバータ42は、接続部分50と一体形成され得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、別々に形成され、その後、接続部分50に、熱かしめされるか、RF溶接されるか、スナップ式に嵌合されるか、又は他の何らかの形で接続され得る。
栓10の一部として図示されているが、流体ダイバータ42は、無針コネクタの一部と一体成形され得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ42は、以下でさらに詳しく説明されている内部突出部170などの、内部突出部と一体成形され得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ42は、複数の部分を含むものとしてよく、流体ダイバータの第1の部分は、無針コネクタに接続され、流体ダイバータの第2の部分は、栓50に接続され得る。
第3のポートに取り付けられた無針コネクタは、流体ダイバータの上に位置決めされ得る。流体ダイバータは、第1のポート20から第2のポート30に流れる流体を無針コネクタ内に導き、無針コネクタをその遠位端においてフラッシングするのを助けるために使用され得る。同様に、流体ダイバータは、第2のポート30から第1のポート20に流れる流体を無針コネクタ内に導き、無針コネクタをその遠位端においてフラッシングするのを助けるために使用され得る。
流体ダイバータは、接続部分50に最も近い近位端と、遠位又は上側先端部48を含む遠位端とを有することができる。流体ダイバータは、様々な異なる輪郭を有することができ、流体ダイバータとともにポートに取り付けられている特定の無針コネクタに従ってサイズを決められ得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、その近位端において最も広く、遠位先端部の方へ行くに従って狭くなる。幾つかの実施形態では、一定の率で狭くなるものとしてよい。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、一定の率で狭くなる第1のセクション44と、第1のセクションの率と異なる一定の率で狭くなる第2のセクション46とを有することができる。幾つかの実施形態では、第2のセクションは、第1のセクションが狭くなる率より大きい率で狭くなり得る。幾つかの実施形態では、ダイバータの1つ又は複数のセクションは、可変率で狭くなり得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの輪郭は、内部突出部材又は無針コネクタの弁もしくはシール部材の内部輪郭を、その実質的な部分に沿って追跡し、流体を突出部材の遠位部分の方へ導き、突出部材のフラッシングをその遠位端において実行させるように適合される。例示的な内部突出部材は、以下でさらに詳しく説明される。
図3Aから図3Cは、栓の流体ディレクタ60の一実施形態を示している。図3Aは、流体ディレクタの斜視図を示し、図3B及び図3Cは、それぞれ、正面図及び側面図を示している。図示されているように、流体ディレクタは、ハンドルなどの、アクチュエータ70を備えることができる。これは、流体ディレクタを移動し、接続部及び/又は栓の様々なポートの間の流体の流れを調整するために使用され得る。アクチュエータは、どのポートがどのポートに接続されるかをユーザに知らせるために使用され得る、デカール又は浮出しマーキングなどの、様々な情報提供特徴部72を有することができる。
流体ディレクタ60は、アクチュエータ70に取り付けられた流体誘導セクション80も有することができる。流体誘導セクションは、1つ又は複数の円周方向の陥凹部82を有することができ、これは流体ディレクタが栓内に位置決めされたときにポートを互いに接続する流路として働き得る。流動ガイド84は、2つの陥凹部の間に位置決めされ得る。図3Cに最もよく示されているように、幾つかの実施形態では、流動ガイドは、切り込み又は切欠きなどの流体バイパス86を備えることができ、流動ガイド全体は、流動誘導セクション80の外面までずっと延在することはない。流体ガイド上の半円形凹部として示されているが、他の構成も可能である。たとえば、そのような流体バイパスは、幾つかの実施形態では、角度が付けられていることもあり得る。幾つかの実施形態では、流体バイパス86は、陥凹部82によって形成される流体経路又は流路の断面積より小さい断面積を有する流体ダイバータを貫通する穴とすることも可能である。
流体ディレクタは、第1、第2、及び第3のポートを選択的に接続するために使用され得る流動流路を形成するために陥凹部82とは別に、又はそれに加えて様々な構成を有することができる。たとえば、幾つかの実施形態では、流体誘導セクション80は、それを通る穴又は通路を組み込むことができる。通路83、85が貫通する流体ディレクタの一例は図3D〜図3Fに示されている。幾つかの実施形態では、一般的に直線的な一次通路83は、一般的に流体ダイバータの直径に沿って又は平行に延在し、流体ディレクタが以下でさらに詳しく説明されている第1及び第4の位置にあるときに第1及び第3のポートを接続するように構成される。幾つかの実施形態では、一般的に垂直な、二次通路85は、一次通路83の中間点から延在して、流体ダイバータが第1の位置にあるときに流れを第3のポートの方へ導くことができる。一次通路83は、中のフラッシングを高めるために流体を二次通路85を下って第3のポートに形成されているコネクタ内に導くように構成された流動ガイド84によって実質的に二分岐され得る。流動ガイド84は、穴86を有することができる。幾つかの実施形態では、穴は、一次通路83の断面積より小さい断面積を有するものとしてよい。幾つかの実施形態では、穴は、流体ディレクタ60の直径の中心に配置され得る。幾つかの実施形態では、穴は、流体ディレクタの直径からオフセットされ得る。
図4Aから図4Dは、流体ディレクタの異なる位置が栓の異なるポートをどのように接続できるかを示している。図4Aから図4Dは、栓の断面図である。図4Aは、流体ディレクタ60が第1の位置にあるときの栓を示している。第1の位置において、陥凹部82は、第1のポート20と第3のポート40との間に流体流動流路を形成する。同様に、陥凹部82は、第2のポート30と第3のポート40との間に流動流路を形成する。それに加えて、流動ガイド84が流体誘導セクション80の外面までずっと延在することはない流体バイパス86を有する実施形態において、流動ガイド84と流体ダイバータ42との間に間隙88が存在する。したがって、第1のポート20及び第2のポート30は、第3のポート40に入ることなく間隙88を通して流体的に接続される。上で説明されているように、流体バイパスの部分は、流体ダイバータ42も貫通するか、又は代替的に貫通することができる。以下でさらに詳しく説明されているように、流体ダイバータは、流れの少なくとも一部を第3のポート内に導くことができる。
幾つかの実施形態では、間隙88の面積は、流体ディレクタ60内の流体流路の断面積を形成する、陥凹部82の断面積の関数として変化し得る。たとえば、幾つかの実施形態では、間隙の面積は、陥凹部の面積の約5パーセント以上、及び/又は約15パーセント以下とすることができる。幾つかの実施形態では、間隙の面積は、陥凹部の面積の約10パーセント以上、及び/又は約30パーセント以下とすることができる。幾つかの実施形態では、陥凹部は、同じ断面積を有しないか、又は一定の断面積を有し得ない。したがって、間隙の面積は、バイパス86を欠いた場合に流動ガイド84の面積の関数としてみなすことができる(すなわち、流動ガイド及びバイパスの断面積の総和)。幾つかの実施形態では、間隙の面積は、バイパスを欠いた場合に流動ガイドの面積の約5パーセント以上、及び/又は約15パーセント以下とすることができる。幾つかの実施形態では、間隙の面積は、バイパスを欠いた場合に流動ガイドの面積の約10パーセント以上、及び/又は約30パーセント以下とすることができる。
図4Bにおいて、流体ディレクタは、流動ガイド84が、一般的に第2のポート30の方を指すように第2の位置まで回転させられている。第2の位置において、陥凹部82は、第2のポート30と第3のポート40との間に流動流路を形成することができる。流体誘導セクション80は、第1のポート20と第2及び第3のポートとの間の流体流動を遮断し、これにより、第2及び第3のポートのみが流体的に接続される。
図4Cは、流体ディレクタが、流動ガイド84が一般的に第1のポート20の方を指すように回転させられた、第3の位置を示している。第3の位置において、陥凹部82は、第1のポート20と第3のポート40との間に流体流路を形成する。流体流動セクション80は、第2のポート30を遮断し、それにより、第1及び第3のポートのみが互いに流体的に連通する。
図4Dは、流動ガイド84が一般的に第3のポート40から離れる方を指す、第4の位置を示している。第4の位置において、第1及び第2のポートのみが、互いに流体的に連通し、第3のポートは遮断される。流体は、間隙88を通して第1のポートと第2のポートとの間を流れることができる。流体流れガイドは、第1の位置、第2の位置、第3の位置、又は第4の位置の間の様々な位置もとり得る。円周方向の陥凹部82として図示されているが、上で説明されているように、流動流路を形成するために、穴又は通路などの他の特徴部及び設計が使用され得る。それに加えて、流体バイパスに対する他の設計も、上で説明されているように使用され得る。
図5Aは、無針コネクタ100の一実施形態の正面図を示している。本明細書で説明されている無針コネクタの様々な実施形態は、流体ダイバータあり、又はなしで栓のポートに位置決めされ得る。本明細書で説明されている無針コネクタの様々な実施形態は、流体流動管路内の他の要素の一部として、他の分岐コネクタ上にも位置決めされ得るか、又はこれらは、流体流動管路内に独立して位置決めされ得る。
無針コネクタ100は、基部セクション160と、ハウジング又は本体120と、本体部内に少なくとも部分的に位置決めされたシールもしくは弁部材200とを備えることができる。幾つかの実施形態では、弁部材は、一般的に本体部の頂部にぴったりくっつき、コネクタにアクセスする前にアルコールで清浄するなどの、無菌手順の実行を円滑にすることができる。
コネクタ本体部120は、近位又は下側部分124と、遠位面129を有する遠位又は上側部分128とを備えることができる。幾つかの実施形態では、上側部分は、ネジ山130を有するものとしてよく、ルアーコネクタなどの、ネジ山付き医療用器具に接続することができる。幾つかの実施形態では、上側部分は、たとえば、コネクタに取り付けられている医療用器具に対するストッパーとして使用され得る段部又はラジアルカラー132を有することができる。幾つかの実施形態では、基部セクション160は、栓に取り付けるように構成され得る。たとえば、これは、底部又は最も近位の表面168及び切欠き164が栓のポートの対応するセクションと嵌合するように構成されている基部162を有することができる。
コネクタ本体部120の上側部分128は、一般的に、ANSI又は他の適用可能な標準に適合するコネクタ又は器具を含む、上で説明されているような、標準的な医療用コネクタ又は器具を受け入れるように構成され得る。幾つかの実施形態では、上側部分は、非標準的な接続部を受け入れるように構成され得る。
幾つかの実施形態では、コネクタ100の基部セクション160は、同様に、標準的な医療用コネクタ又は器具を受け入れるように構成され得る。幾つかの実施形態では、コネクタは、そのような標準的な接続部で栓に取り付けられ得る。幾つかの実施形態では、コネクタの上側部分128及び/又はコネクタの基部セクション160は、非標準的な接続部を受け入れるように構成され得る。
図5Bは、標準的な医療用コネクタ又は器具を受け入れるように構成された基部セクション160′を有する無針コネクタ100′の一実施形態を示している。図5Bは、オスルアーロック161及びカニューレ163を示す部分的断面による無針コネクタの正面図である。その基部上に異なるタイプの接続を有することを除き、無針コネクタ100′は、本明細書で説明されている実施形態により他の何らかの形で機能することができ、内部流体ダイバータを含む場合も含まない場合もある。
図6は、無針コネクタ100の分解斜視図を示している。図示されているように、弁部材200は、弁基部210と、複数の外側リブ252を備えるリブ付きセクション250と、段部220と、ネック部分240と、頂部230とを備えることができる。頂部上のスリット232は、弁部材の内部へのアクセス手段を提供するために使用され得る。これは、以下でさらに詳しく説明される。
無針コネクタの基部160は、底面167を持つ空洞166を形成するカラー190を備えることができる(たとえば、図8Aを参照)。カラーを通り、空洞から出てくるのは、支柱又は内部突出部材170である。突出部材は、突出部の本体部174と先端部172とを有することができる。突出部材の壁は、中空内部280を形成することができ(たとえば、図8Aを参照)、1つ又は複数の開口部もしくは窓180は、突出部の外壁を通り、突出部の内部280内に貫入することができる。無針コネクタが組み立てられるときに、弁部材200は、突出部170の上に位置決めされ、弁の基部210は、空洞166内に少なくとも部分的に位置決めされ得る。幾つかの実施形態では、基部210は、空洞166の底面167上に載っているものとしてよい。
幾つかの実施形態では、無針コネクタの基部160は、コネクタが組み立てられるときに無針コネクタの本体部120内の対応する円周方向の陥凹部内に嵌合するように構成され得る円周方向の突出部110も備えることができる。基部は、カラーの少なくとも一部の上に位置決めされた複数の垂直の突出部192も有することができる。これらは、以下でさらに詳しく説明される。
図7A及び図7Bは、無針コネクタの基部160の上面図及び側面図である。図7Bは、図7Aから90°回転された図を示している。基部の突出部170は、カラー190の最も近くに近位端を、先端部172に遠位端を有することができる。先端部172は、開口部180の頂部184から先端部172の端部までの測定された高さhを有するものとしてよい。
幾つかの実施形態では、突出部は、近位端において最も広く、遠位先端部に近づくにつれ狭くなるものとしてよい。幾つかの実施形態では、突出部170は、その近位端から先端部172の最遠位端部まで異なる率で狭くなってゆくものとしてよい。たとえば、図示されているように、突出部の本体部174は、近位セクション176と遠位セクション178とを有することができる。近位セクションは、第1の率で狭くなり、遠位セクションは、第1の率と異なる第2の率で狭くなるものとしてよい。図示されているように、第2の率は第1の率より大きいが、幾つかの実施形態では、第2の率は第1の率より小さい場合もある。図示されているように、先端部172も狭くなるものとしてよい。幾つかの実施形態では、先端部は、一定の幅を維持していてもよい。幾つかの実施形態では、突出部の本体部174の1つ又は複数のセクションは、一定の幅を維持し得る。
図7Bは、突出部の本体部174内の開口部180を示している。上述のように、開口部は突出部170の外壁を通り、突出部の内側に入り込むことができる。開口部は、様々な形状及び配向を有するものとしてよい。幾つかの実施形態では、これは、縦方向に配向された長円形であるか、又は他の方向の他の幾何学的形状、たとえば、円形、矩形、正方形、又は同様の形状をとり得る。幾つかの実施形態では、突出部は、複数の開口部を有し得る。好ましくは、突出部は、突出部の周りの互いの対向する側部上に位置決めされた2つの開口部を有する。各開口部は、底部もしくは近位端又は表面182と、頂部もしくは遠位端又は表面184を有し得る。幾つかの実施形態では、開口部の頂部は、突出先端部172の下側端部によって形成され得る。幾つかの実施形態では、開口部全体が、突出部の本体部の遠位部分178内に位置決めされ得る。幾つかの実施形態では、開口部の一部は、突出部の本体部の遠位セクション及び突出部の本体部の近位セクション176の両方の中にあってもよい。
幾つかの実施形態では、内部突出部170は、標準的なIVバッグに接続されたときに可変流量をもたらすようにサイズが決定され得る。たとえば、IVバッグが重力による圧力の下で動作する場合、幾つかの実施形態では、内部突出部は、約50mL/分以上、及び/又は約150mL/分以下の流量を許容するようにサイズが決定され得る。幾つかの実施形態では、IVバッグが重力による圧力の下で動作する場合、内部突出部は、約75mL/分以上、及び/又は約125mL/分以下の流量を許容するようにサイズが決定され得る。幾つかの実施形態では、IVバッグが重力による圧力の下で動作する場合、内部突出部は、約90mL/分以上、及び/又は約110mL/分以下の流量を許容するようにサイズが決定され得る。
無針コネクタの基部160のカラー190上の垂直の突出部192は、組み立て時に基部を無針コネクタの本体部と揃えるために使用され得る。幾つかの実施形態では、垂直の突出部は、縁198において交わる角度付きの上面196に接続する垂直の側面194を有することができる。無針コネクタの本体部は、突出部192と接合し、本体部を適切な位置まで回転させることができる、以下で説明されている、対応する突出部を有することができる。
図示されている実施形態では、基部160は、4つの垂直の突出部を有する。幾つかの実施形態では、基部は、4つより多い、又は少ない垂直の突出部を有することができる。好ましくは、垂直の突出部は、カラー190に関して対称的に間隔をあけて並べられる。
図8A及び図8Bは、無針コネクタの基部160の断面図である。図8Aは、図7Aに示されている直線8A−8Aに沿って切り取った断面図であり、図8Bは、図7Bに示されている直線8B−8Bに沿って切り取った断面図である。図8A及び図8Bは、突出部の壁によって形成される、突出部の内部280を示している。内部は、異なるサイズ、形状、内壁角度、及び/又は開口部180の配置によって形成される複数のセクションに関して説明され得る。したがって、たとえば、幾つかの実施形態では、内部280は、一番上側の、又は一番遠位のセクション282及び突出部の開口部180に揃えられている開口部セクション284を有することができる。一番遠位のセクションは、突出部の内部の最遠位面283を備え得る。
幾つかの実施形態では、内部280は、開口部セクションの下の、中間セクション286と、底部セクション288とを有することができる。幾つかの実施形態では、底部セクションは、一般的に円形の断面を有するものとしてよい。幾つかの実施形態では、底部セクションは、その基部において開口部290から上に移動するにつれ狭くなってゆくような円錐台形状を有することができる。中間セクション286も、底部セクション288から開口部セクション284へ狭くなってゆくものとしてよい。幾つかの実施形態では、中間セクションは、異なる平面内では異なる率で狭くなってゆくものとしてよい。したがって、たとえば、幾つかの実施形態では、中間セクションは、図8Bの平面内より図8Aの平面内において遅い率で狭くなってゆくものとしてよい。
図9は、無針コネクタの本体部120の底面斜視図を示している。図示されているように、本体部は、本体部の内側に位置決めされている複数の垂直の突出部140を有することができる。好ましくは、垂直の突出部は、無針コネクタの本体部に関して対称的に配向される。
各垂直の突出部は、2つの垂直な側面142、2つの角度付きの下面144、及び角度付きの下面がつながる底縁146を有することができる。無針コネクタの本体部120が、基部160と連結されたときに、これら2つのコンポーネントが適切に揃えられていない場合、本体部の角度付きの下面144は、基部の角度付きの上面196(図7A及び図7Bを参照しつつ説明されている)と接触し得る。2つの表面の間の接触は、無針コネクタの本体部と無針コネクタの基部とを互いに関して、基部の垂直な突出部192が本体部の垂直な突出部の間に嵌合をするように配向されるまで回転させ得る。幾つかの実施形態では、本体部及び基部は、同じ数の突出部を有するものとしてよい。幾つかの実施形態では、本体部又は基部のうち一方は、本体部又は基部のうち他方より多い数の突出部を有することができる。
図10は、無針コネクタの本体部120の断面図を示している。図示されているように、本体部は、本体部の内壁152によって形成される内部空洞150を有することができる。無針コネクタの基部の内側のように、本体部の内部空洞については、様々なセクションに関して説明することができる。たとえば、幾つかの実施形態では、本体部の上側部分128は、1つ又は複数のセクションを有することができる。図示されている実施形態では、上側部分は、上側セクション134と下側セクション136とを有する。幾つかの実施形態では、これらのセクションは、独立して広がるか、又は狭くなり、本体部の下側部分124から遠ざかることができる。幾つかの実施形態では、これらは、一般的に一定の幅又は内径を有することができる。図示されている実施形態では、上側セクション134は、ルアーコネクタに対する国際標準に一致するテーパーを備え、下側セクション136は、一般的に一定の内径を有する。一般的に、上側部分128の最大の内径IDは、本体部120の頂部にあり得る。上側部分が先細りになる場合、これは、本体部120の頂部の下でより小さい内径を有するものとしてよい。
幾つかの実施形態では、下側セクション136及び上側セクション134の一方又は両方は、粗面化された壁を有し得る。幾つかの実施形態では、上側セクション134は、粗面化された壁を有することができ、下側セクション136は、一般的に滑らかな壁を有することができる。幾つかの実施形態では、下側セクション136は、粗面化された壁を有することができ、上側セクション134は、一般的に滑らかな壁を有することができる。幾つかの実施形態では、両方とも滑らかであるものとしてよい。
遷移セクション154は、無針コネクタ本体部120の上側部分128内の空洞150の部分をコネクタ本体部の下側部分124内の空洞の主セクション156に接続することができる。好ましくは、遷移セクションの幅は、遷移セクション154の近位端から遠位端へ狭くなってゆき、それによって段部155を形成する。コネクタ本体部の下側部分124内の空洞の主セクション156の下に、基部受け入れセクション158がある。このセクションは、基部162と、無針コネクタの基部160のカラー190とを受け入れることができる。図示されているように、基部受け入れセクションは、無針コネクタ基部の円周方向の突出部110を受け入れるように適合され得る円周方向の陥凹部112を有することができる。これらの特徴部は、基部と本体部との間にスナップ式嵌合をもたらす。幾つかの実施形態では、突出部に基部及び本体部の連結を補助させることに加えて、又はその代わりに、基部及び本体部は、無針コネクタが組み立てられるときに一緒に溶接されるか、又は他の手段によって固定され得る。
図11A及び図11Bは、無針コネクタの弁部材200の一実施形態を示している。本明細書で説明されている弁部材200及び他の弁部材の実施形態は、内部突出部を有する無針コネクタ、内部突出部を欠いている無針コネクタ、及び他のタイプ及び設計のコネクタを含む、様々な無針コネクタと併用され得る。図11Aは、弁部材の正面図であり、図11Bは、弁部材の断面図である。弁部材の頂部230を通過するスリット232を除き、弁部材は、縦軸に関して対称的であるものとしてよい。上で説明されているように、弁部材は、基部210と、複数の内側リブ254及び外側リブ252を備えるリブ付きセクション250と、段部220と、段部と頂部230との間のネック部分240とを有することができる。幾つかの実施形態では、リブ付きセクションは、医療用器具が弁部材とともに無針コネクタにアクセスするために使用されるときに弁部材が所望の量だけ圧縮することを許すように構成され得る。幾つかの実施形態では、リブ付きセクションは、一般的に類似するリブ及びリブ間隔を有することができる。幾つかの実施形態では、リブ付きセクションは、異なるサイズのリブ、又は互いから異なる距離の間隔をあけて並ぶものとしてよい。弁部材の他の形状及び構成が企図される。
図11Bに示されているように、弁部材は、スリットの直下の上側内部セクション262から弁部材の底部の開口部264まで延在する内部空間260を有することができる。無針コネクタが完全に組み立てられたときに、内部突出部材は、弁部材の内側に少なくとも部分的に貫入し得る。幾つかの実施形態では、無針コネクタを組み立てるときに、油又は他の潤滑剤が内部空間260内に、及び/又は内部突出部材上に挿入され、弁部材200と内部突出部材との間の摩擦を制限するのを補助することができる。摩擦を制限することで、組み立てられた無針コネクタ内の弁部材の開放位置と閉鎖位置との間の遷移を改善するのを補助することができる。これらの位置は、以下で説明されている、図13及び図14に示されている。
幾つかの実施形態では、基部210は、厚さt及び幅wを有し得る(図11Aに示されている)。厚さ及び/又は幅を変えることは、弁の構造特性に影響を及ぼし、これは、圧縮能力に影響を及ぼし、また製造の側面にも影響を及ぼし得る。幾つかの実施形態では、幅w対厚さtの比は、約2以上、及び/又は約5以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、w対tの比は、約3以上、及び/又は約4以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、w対tの比は、約3.25以上、及び/又は約3.75以下であるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、弁の全高hと厚さtも、弁の構造特性に影響を及ぼすように独立して変化させることができる。幾つかの実施形態では、高さh対厚さtの比は、約8以上、及び/又は約12以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、h対tの比は、約9以上、及び/又は約11以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、h対tの比は、約9.5以上、及び/又は約10.5以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、h対tの比は、約9.7以上、及び/又は約10.1以下であるものとしてよい。
図11Bに示されているように、弁部材の内面266(又は内部空間260の外面)は、様々な表面特徴部を有することができる。これらの特徴部のいくつかは、弁部材内に位置決めされたときに内部突出部材に対する所望の封止特性を維持することを補助することができる。たとえば、幾つかの実施形態では、弁部材は、複数の封止リング224を有するものとしてよい。封止リングは、好ましくは弁部材の内面全体の円周方向に延在する内部突出部とすることができる。幾つかの実施形態では、図示されているように、弁部材は、4つの封止リング224を有するものとしてよい。封止リングは、突出部に沿った異なる所望の配置にある突出部と接触するように位置決めされ得る。幾つかの実施形態では、封止リングは、略等しい距離だけ相隔てて並び得る。幾つかの実施形態では、頂部の2つの封止リングは、第1のセットを形成することができ、底部の2つの封止リングは、第2のセットを形成することができる。幾つかの実施形態では、第1のセットの封止リングは、第2のセットの封止リングの間の第2の距離に略等しい第1の距離において分離され得るが、第1のセットと第2のセットとの間の距離は、第1の距離及び第2の距離超であっても第1の距離及び第2の距離未満であってもよい。他の間隔配置構成も企図される。以下でさらに詳しく説明されている幾つかの態様において、弁部材は、より多い、又はより少ない封止リング224を有することができる。
たとえば、図11C及び図11Dは、5つの封止リング224を有することができる弁部材200の一実施形態を示している。幾つかの実施形態では、1つ又は複数の封止リングは、弁部材内に位置決めされるときに内部突出部材と接触するように構成され得る、接触部分226によって連結され得る。図示されているように、接触部分は、底部の2つの封止リングの間にあるものとしてよい。幾つかの実施形態では、これは、頂部の2つの封止リングなどの、他の封止リングの間にあってもよい。接触部分は、図17A及び図17Bに関してさらに詳しく説明される。図11C及び図11Dは、図11A及び図11Bの実施形態の頂部より厚い頂部230を有する弁部材200の一実施形態も示している。これも、図17A及び図17Bに関してさらに詳しく説明される。
弁部材のリブ付きセクション250は、弁部材の内面266上に複数の内側リブ254を有することができる。弁部材は、一番上の封止リング224と弁部材の頂部230の底部内面234(すなわち、弁部材の内部空間260の一番上側の表面)との間の距離として定義される高さhも有することができる。
幾つかの実施形態では、弁部材は、内部突出部材上の所望の位置の上又は下にある内部突出部材と接触するように位置決めされた1つ又は複数の封止リングを有することができる。たとえば、図11E及び図11Fは、以下でさらに説明されるように、内部突出部材の開口部に又は下にある内部突出部材と接触するように両方とも構成されている2つの封止リングを有する弁部材200の一実施形態を示している。幾つかの実施形態では、弁部材は、内部突出部材の開口部に又は上にある内部突出部材と接触するように構成された封止リングを有し得る。幾つかの実施形態では、弁部材は、単一の封止リングのみを有するものとしてよい。
幾つかの実施形態では、一番上の封止リング224の上にある弁部材200のセクションは、図示されているように、一般的に平坦な内壁を有し得る。幾つかの実施形態では、内壁は、一般的に真っすぐであるものとしてよく、また幾つかの実施形態では、わずかなテーパーがあってもよい。たとえば、図示されている実施形態は、弁の頂部の方へ狭くなってゆく1度のテーパーを有する。幾つかの実施形態では、テーパーは、弁の頂部の方へ広くなってゆくものとしてよい。幾つかの実施形態では、テーパーは、約0.5度以上、及び/又は約1.5度以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、テーパーは、約0度以上、及び/又は約4度以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、テーパーは、約3度以上、及び/又は約7度以下であるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、隣接する封止リング224の間の弁部材200の内側は、頂部の封止リングの上の配置の内側幅より広いものとしてよい。幾つかの実施形態では、隣接する封止リングの間の弁部材の内側は、頂部の封止リングの上の配置の任意の内側幅より広いものとしてよい。
図11E及び図11Fは、矩形の基部輪郭を有する弁部材の一実施形態も示している。幾つかの実施形態では、基部の幅w対基部の厚さtの比は、約4以上、及び/又は約8以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、w対tの比は、約5以上、及び/又は約7以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、w対tの比は、約5.5以上、及び/又は約6.5以下であるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、弁の全高h対厚さtの比は、約15以上、及び/又は約25以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、h対tの比は、約17以上、及び/又は約22以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、h対tの比は、約18以上、及び/又は約20以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、h対tの比は、約18.5以上、及び/又は約19.5以下であるものとしてよい。図示されている実施形態は、図18A及び図18Bの組み立てられたコネクタにおいて示されている。
幾つかの実施形態では、基部210の厚さは、自動化された製造手順をサポートするように修正され得る。図11G及び図11Hは、厚くされた基部210を有する弁部材200の一実施形態を示している。幾つかの実施形態では、基部の幅w対基部の厚さtの比は、約2以上、及び/又は約5.5以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、w対tの比は、約2.5以上、及び/又は約5以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、w対tの比は、約3以上、及び/又は約4.5以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、w対tの比は、約3.5以上、及び/又は約4以下であるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、弁の全高h対厚さtの比は、約8以上、及び/又は約13以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、h対tの比は、約9以上、及び/又は約12以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、h対tの比は、約10以上、及び/又は約11以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、h対tの比は、約10.5以上、及び/又は約11以下であるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、基部の厚さを変えることは、弁部材の圧縮性に影響を及ぼし得る。たとえば、基部の厚さを増やすことで、医療用器具が弁部材とともに無針コネクタにアクセスするために使用されるときに弁部材が全体として圧縮する能力を制限することができる。幾つかの実施形態では、リブ付きセクション250は、基部の変化を考慮し、医療用器具が弁部材とともに無針コネクタにアクセスするために使用されるときに弁部材が所望の量だけ圧縮することを許すように修正され得る。たとえば、幾つかの実施形態では、基部210に隣接する弁部材壁のセクション261は、弁部材壁の他のセクションより薄く、及び/又は前の実施形態より薄いものとしてよい。幾つかの実施形態では、弁部材壁のセクション261は、弁部材壁の他のセクションより薄いものとしてよい。幾つかの実施形態では、弁部材壁のセクション261は、第1の封止リング224の下の弁部材壁の他のセクションより薄いものとしてよい。幾つかの実施形態では、弁部材壁のセクション261は、段部220の下の弁部材壁の他のセクションより薄いものとしてよい。医療用器具が無針コネクタにアクセスするときに、セクション261の補助で、弁部材は補助がない場合より大きく圧縮することができる。壁の厚さ及びより薄いセクションを有する壁の量は、以下でさらに説明されているように、弁部材が所望の量だけ圧縮するのを許すように構成され得る。図示されている実施形態は、図19A及び図19Bの組み立てられたコネクタにおいて示されている。
幾つかの実施形態では、弁部材200の内面266は、リブ付きセクション250の代わりに、又はそれに加えてホタテ貝のような波状セクション、湾曲しているセクション、凸凹のあるセクション、しわしわのセクション、又は不規則なセクションなどの、粗面処理268を有することができる。たとえば、図11I及び図11Jは、一番上側の封止リング224の上の内面266のセクションがわずかな湾曲を有するホタテ貝のような波状の表面の形態の粗面化268を有する弁部材200の一実施形態を示している。これは、以下でさらに説明されているように、医療用器具が弁部材を備える無針コネクタにアクセスするために使用されるときに弁部材と内部突出部との間の摩擦を減じるのを補助することができる。図示されている実施形態は、図20A及び図20Bの組み立てられたコネクタにおいて示されている。
幾つかの実施形態では、弁部材200は、ネック240における、又はその上の弁から外に延在する外部環状突出部、シール、又はワイパー236を有することができる。図21Aから図22Dに関して以下でさらに説明されているように、シールは、無針コネクタの本体部内で、又は弁部材と無針コネクタの本体部との間で採血することを防ぐことを補助することができる。したがって、シールは、流体が意図された流体経路の外にある場合であってもコネクタから流体を取り除くように構成され得る。図11K及び図11Lは、そのようなシール236を有する弁部材の一実施形態を示している。図示されているように、シール236は、一般的に、環状リングの形状をとり得る。幾つかの実施形態では、シールは、様々な他の形状をとり得る。たとえば、図11M及び図11Nは、連結して先端部238を形成する上側と下側とを有する外部シール236を有する弁部材200の一実施形態を示している。幾つかの実施形態では、上側と下側のうち一方は、一般的に水平であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、上側と下側のうち一方又は両方は、一般的に平坦であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、上側及び下側のうち一方又は両方は、一般的に湾曲しているか、複数の湾曲を有するか、又は他の形状及び構成を有することができる。
幾つかの実施形態では、シール236は、外形ODを有することができる。これは、以下でさらに詳しく説明される。幾つかの実施形態では、シール236は、弁部材の頂部の下の一定距離に位置決めされ得るが、幾つかの実施形態では、これは頂部と同一平面にあってもよい。好ましくは、外部シール236は、弁部材の頂部を清浄することによって弁部材が閉鎖位置にあるときにシール及び頂部を消毒できるように弁部材の頂部に十分近い。図11M及び図11Nに示されているシールは、***した内側部分を有する上側輪郭と先端部238の方への湾曲した環状遷移を備える。そのような湾曲は、急激な遷移を減じることによって、アルコールスワブなどによる消毒を円滑にすることができ、またシールとスワブとの間の摩擦を減じることによって清浄の際に横方向への上側輪郭のずれを最小限度に抑えることができる。
外部シール236を有する弁部材の実施形態の内面266は、本明細書が説明されている様々な実施形態により構成され得る。図示されているように、図11K〜図11Nの弁部材の上側内部セクション262内の内面は、図11E及び図11Fに関して図示され説明されているものと似ているが、他の説明されている構成が使用され得る。
幾つかの実施形態では、弁部材200は、射出成形され得る。図11O及び図11Pは、弁部材を形成するために射出成形プロセスの一部として使用され得るコアピン340の一実施形態を示している。図11Oは、コアピンを示し、図11Pは、図11Oに明示されているコアピンのセクションを示している。コアピンは、下側(又は近位)セクション350を備えることができ、これは、幾つかの実施形態では、弁部材の内側リブを形成し得る凹み354を備えることができる。コアピンは、上側(又は遠位)セクション360も備えることができ、これは、上で説明されている弁部材の輪郭に対応するように構成され得る。たとえば、幾つかの実施形態では、上側セクション360は、弁部材の封止リング224を形成し得る1つ又は複数の溝324を有するものとしてよい。上側セクションは、ホタテ貝のような波状セクションなどの、粗面化268を形成し得る切欠き又は凹み368も含み得る。凹み354、368は、好ましくはコアピンの円周方向に延在するが、幾つかの実施形態では、周りに部分的に延在し得る。幾つかの実施形態では、上側セクション360は、一般的に、溝324の上で平坦であるか、又は滑らかであるものとしてよい。
図11Pに示されているように、凹み368は、深さdと幅wとを有するものとしてよい。幾つかの実施形態では、幅及び深さは、すべての凹み368について同じであってよく、また幾つかの実施形態では、幅及び深さのうち一方又は両方が、凹みの間で変化し得る。幾つかの実施形態では、幅w対深さdの比は、約5以上、及び/又は約30以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、幅w対深さdの比は、約10以上、及び/又は約30以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、幅w対深さdの比は、約15以上、及び/又は約25以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、幅w対深さdの比は、約18以上、及び/又は約22以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、幅w対深さdの比は、約20とすることができる。
幾つかの実施形態では、凹み368は、図示されているように、半径Rを有する円の弧を形成する断面を有し得る。幾つかの実施形態では、半径Rは、約0.05インチ以上、及び/又は約0.2インチ以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、半径Rは、約0.08インチ以上、及び/又は約0.16インチ以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、半径Rは、約0.1インチ以上、及び/又は約0.14インチ以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、半径Rは、0.125インチに略等しいものとしてよい。幾つかの実施形態では、ホタテ貝のような波形は、非円形の輪郭を持つ断面を有し得る。
凹み368は、粗面処理268において異なる内径を有する弁部材を自然に形成する。幾つかの実施形態では、粗面処理における弁部材の最大内径対最小内径の比は、1から約1.05までの範囲内とすることができる。幾つかの実施形態では、この比は、1から約1.10までの範囲内とすることができる。幾つかの実施形態では、この比は、1から約1.15までの範囲内とすることができる。幾つかの実施形態では、この比は、1から約1.20までの範囲内とすることができる。幾つかの実施形態では、この比は、1から約1.25までの範囲内とすることができる。幾つかの実施形態では、この比は、1から約1.30までの範囲内とすることができる。コアピン340の各実施形態について、コアピン上に成形された弁部材の対応する一実施形態が存在することは理解される。
図12は、組み立てられた無針コネクタ100が流体ダイバータ42を有するポートの上に位置決めされている状態の栓アセンブリ10の断面図を示している。無針コネクタは、無針コネクタ内に貫入し得る、流体ダイバータを囲むことができる。栓は、流体誘導セクション80が第1の位置にある状態で示されており、第1のポート20、第2のポート30、及び第3のポート40はすべて、互いに流体的に連通する。概略図の矢印は、流体が第1のポートから第2のポートに流れるときの流体流路を表している。幾つかの実施形態では、流体は、第2のポートから第1のポートへの方向など、他の方向に流れ得る。
流体が流れると、流路陥凹部82は、第1のポート20から第3のポート40の方への流れを案内することができる。幾つかの実施形態では、流体の一部は、流体流れガイド84と流体ダイバータ42との間の間隙88を通って流れ、流体の第1の部分は、第3のポート40内に入らないが、その代わりに、直接第1のポートから、陥凹部82を通り、第2のポート30内に流れ込む。しかし、流体の第2の部分は、第3のポート40内に入る。この第2の部分の少なくとも一部は、流体ダイバータ42によって強制的に上方に流されて無針コネクタ100内に入り、流体ダイバータの頂部を越え、次いで、他の側を下って、陥凹部82を通り、第2のポート30内に戻ることができる。したがって、流体の第2の部分は、無針コネクタをその遠位端においてフラッシングするのを補助することができる。図16Aに関してさらに詳しく説明されているように、様々な実施形態では、流体ダイバータは、流体の第2の部分の少なくとも一部を無針コネクタ内の異なる位置に導くことができる。
ポート20、30、40、接続部分50、流体ディレクタ80、流体ダイバータ42、弁部材200、基部部材160、及び本体部120などの、栓10及び/又は無針コネクタ100のコンポーネントは、望ましい機能に応じて様々な材料から形成され得る。たとえば、幾つかの実施形態では、無針コネクタのコンポーネントを、操作者が無針コネクタ内を通る流体流路を見て、血液又は他の流体が勢いよく流し出されていること、又は血液が弁部材200と内部突出部材170などの、フラッシングし得ないコネクタの部分内に捕捉されていないことを確認することを可能にする材料から形成させることが望ましい場合がある。幾つかの実施形態では、無針コネクタのコンポーネントのうち1つ又は複数は、半透明、透明、及び/又は透明感のある材料から作られ得る。
それに加えて、幾つかの実施形態では、弁部材200、基部部材160、及び本体部120などの無針コネクタのコンポーネントは、病原体を殺すように構成されるか、又は適合された要素を備え得る。たとえば、幾つかの実施形態では、無針コネクタのコンポーネントのうち1つ又は複数は、抗菌剤を含み得る。幾つかの実施形態では、抗菌剤は、無針コネクタのコンポーネント上のコーティングであるか、又は無針コネクタのコンポーネントの構造体内に組み込まれるものとしてよく、そこから、抗菌剤が弁部材のシリコーンマトリックスなどから浸出し得る。
図13及び図14は、医療用コネクタが流体を収容する医療用器具300を受け入れるときの、流体ダイバータ40を有する栓に取り付けられている、医療用コネクタ100の断面図を示している。医療用器具は、栓を通過する流体内に流体を注入するか、流体を採取するか、又は他の手技を実行するために使用され得る。図13は、弁部材200が閉鎖位置にある状態で、医療用器具が接近するときの医療用コネクタを示しており、図14は、それが挿入され、弁部材を開放位置に移動した後の医療用器具を示している。
一般的に、医療用器具の先端部310は、医療用コネクタの本体部120の上側部分128内に挿入され得る。先端部が上側部分内に入ると、これは、弁部材200を押し、それを圧縮して医療用コネクタの本体部内に入れる。リブ付きセクション250内のリブなどの、弁部材の様々な特徴部は、弁部材が圧縮できるようにするのを補助することができる。図示されている実施形態では、医療用器具300は、ルアー先端部を有する注射器を備える。幾つかの実施形態では、医療用器具は、針コネクタ本体部120のネジ山130と接合するように適合されたルアーロックコネクタを有し得る。外側段部又はカラー132は、ルアー接続部などの接続部を持つデバイスが無針コネクタ内の奥に入りすぎるのを妨げるのを補助することができる。
弁部材200が無針コネクタの本体部120内に押し込まれると、突出先端部172が、弁部材の頂部230のスリット232と接触し得る。弁部材がさらに圧縮されると、先端部はスリットを通過し、それを開いて、弁部材を突出先端部及び/又は突出部の本体部174の上に摺動して下がるようにすることができる。医療用器具300の先端部310は、弁部材の頂部230に圧し当てられ、好ましくは、医療用器具内の流体が弁部材の外にある弁部材の頂部を越えて流れないようにシールを形成することができる。幾つかの場合において、先端部310と弁部材の頂部230との間のシールは、必ずしも完全ではないか、又は医療用器具は完全に抜き出される前に破れることがある。たとえば、幾つかの場合において、製造公差は、先端部310がある角度でコネクタから引き抜かれ得るようなものとしてよい。介護者がそうする場合、これはシールを破り、血液又は他の流体が弁部材の頂部上に流れることを許す可能性がある。それに加えて、介護者は、典型的には、医療用器具300を挿入する前に殺菌剤で弁の頂部を清浄する。したがって、弁の頂部は、ときには、先端部が挿入されるときに濡れており、形成されるシールが弱くなっていることもある。それに加えて、弁の頂部が、アルコールなどの、血液を薄くし得る物質で濡れている場合、血液が弁の頂部と医療用器具の先端部310との間のシールを容易に通過し得る。図11Kから図11Nに関して説明されているように、弁部材200の様々な実施形態は、弁部材の頂部上の血液が頂部を越えて流れて弁部材とコネクタの本体部との間に入るのを防ぐのを補助することができる外側封止リングを備え得る。それに加えて、そのような特徴部は、コネクタの内部空洞の壁に作用して、シールが第1の閉鎖位置に遷移するときに漏れた流体(たとえば、医療用器具及び突出部材の意図された流路の外にある流体)をコネクタの外へ移動することができる。
医療用器具の先端部が、図14に示されている、弁部材を押し下げ続けると、弁部材の頂部及び開いたスリットが開口部180の頂部184に達する。弁部材がこの点を通ると、流体は、医療用器具と突出部の内側280との間の開口部を貫流し始めることができる。好ましくは、医療用器具は、弁部材の頂部230の頂面が開口部の底部182に、又はその下に来るように十分奥まで挿入され得る。これは、医療用器具と無針コネクタとの間の流量を最大化することを補助し得る。
幾つかの実施形態では、無針コネクタは、内部突出部材なしで機能するように構成され、流体ダイバータは、弁部材の内側に直接貫入し得る。内部突出部材がスリットを貫通するまで弁部材は圧縮するのではなく、医療用器具の先端部が弁部材それ自体のスリットを通過し、それにより流体が弁部材を通り無針コネクタから流れ出るようにすることができる。幾つかの実施形態では、先端部は、弁部材を無針コネクタ内に押し込むことなく弁部材を通過することができる。幾つかの実施形態では、先端部は、医療用器具が弁部材の中に挿入されたときに流体ダイバータの一部の周りに延在し得る。無針コネクタが内部突出部を有していない実施形態の幾つかの例が、以下で示され、説明される。
幾つかの実施形態では、弁部材200は、医療用器具の先端部が医療用コネクタの本体部内に挿入されるとともに均一に圧縮するように構成され得る。幾つかの実施形態では、弁部材は、不均一に圧縮するように構成され得る。たとえば、幾つかの実施形態では、ネック240などの、弁部材の上側又は遠位領域は、リブ付きセクション250などの、下側もしくは近位領域、又は段部220の下の領域が圧縮し始める前に圧縮し始めることができる。幾つかの実施形態では、上側領域は、下側領域が完全に圧縮する前に完全に圧縮し得る。幾つかの実施形態では、上側領域は、下側領域が圧縮し始める前に完全に圧縮し得る。医療用器具が取り出されるときに、上側及び下側領域は、反対の順序で不均一に拡張し得る。したがって、幾つかの実施形態では、下側領域は、上側領域が拡張し始める前に拡張し始めることができるか、又は下側領域は、上側領域が完全に拡張する前に完全に拡張することができる。これは、以下でさらに説明されている、様々な封止のメリットをもたらし得る。
幾つかの実施形態では、弁部材は、ネック240などの、弁部材200の上側又は遠位領域が、リブ付きセクション250などの下側もしくは近位領域又は段部220の下の任意の領域が圧縮し始められるようになった後に圧縮し始めることができるように不均一に圧縮するように構成され得る。幾つかの実施形態では、下側領域は、上側領域が完全に圧縮する前に完全に圧縮し得る。幾つかの実施形態では、下側領域は、上側領域が圧縮し始める前に完全に圧縮し得る。医療用器具が取り出されるときに、上側及び下側領域は、反対の順序で不均一に拡張し得る。したがって、幾つかの実施形態では、上側領域は、下側領域が拡張し始める前に拡張し始めることができるか、又は上側領域は、下側領域が完全に拡張する前に完全に拡張することができる。
幾つかの実施形態では、弁部材200は、医療用器具の先端部が医療用コネクタの本体部内に挿入されるときに、ネック240などの、弁部材の上側又は遠位領域が目に付くほど圧縮することのないように構成され得る。弁は、実質的に下側又は近位領域内で圧縮し得る。これもまた、以下でさらに説明されている、様々な封止のメリットをもたらし得る。
幾つかの実施形態では、無針コネクタは、弁部材の頂部がスリットではなく連続する開口部を形成する弁部材を有することができる。そのような実施形態では、内部突出部は、連続する開口部に貫入するか、又は貫通し得る。医療用器具は、弁部材を圧縮し、内部突出部の開口部を医療用器具内の流体に曝すために使用され得る。これら、及び他の実施形態のさらなる詳細は、参照により本明細書に組み込まれ、本明細書の一部として同封され、含まれる、2012年9月7日に出願したPCT出願第PCT/US2012/054289号に記載されている。
医療用器具300から無針コネクタ内への流量は、流体が通らなければならない最小の領域によって制限され得る。好ましくは、この制限領域は、開口部それ自体ではなく、開口部180の底部における突出部の内部280の断面積によって定義される。そのような実施形態では、最大流量は、弁部材200が、医療用器具内部の流体に曝されている開口部180の総面積が開口部の底部における突出部の内部280の断面積に等しい点まで押し下げられたときに達成され得る。説明されているように、突出部の内部の断面積は、突出部の内部内の空間を占有する流体ダイバータの任意の部分を占める。幾つかの実施形態では、開口部は、弁部材の頂面230が開口部の底縁182と一般的に同じ高さであるときにこの最大流量が達成され得るようにサイズが決められ得る。幾つかの実施形態では、弁部材は、この位置まで容易に圧縮可能であるが、それを越えないように、上で説明されているように弁部材の厚さ又はリブを修正することなどによって、構成され得る。幾つかの実施形態では、最大流量は、弁部材の頂面がまだ開口部の底縁に達していないときに達成され得る。幾つかの実施形態では、弁部材は、この位置まで容易に圧縮可能であるが、それを越えないように構成され得る。
図15Aは、流体をコネクタ内に注入するために医療用器具300が無針コネクタ100内に挿入されたときに存在し得る流体流路の一実施形態を示している。流体が栓を通り、第1のポート20から第2のポート30に流れているときに、医療用器具からの流体は、この流体流動に加わり得る。幾つかの実施形態では、医療用器具からの流体は、流体ダイバータ42のいずれかの側で流体誘導セクション80の方へ流れることができ、第1のポートの側部上にある流体は、流体流れガイド84と流体ダイバータ42との間の間隙88を通過することができる。幾つかの実施形態では、第1のポートから流体誘導セクション80に流れ込んでいる流体の圧力が十分に大きい場合、流体は、代わりに、図12に示されているのと同様の経路を辿り、流体は流体ダイバータの一方の側へ上って流れ、頂部を越え、次いで、反対側に下って戻ることができる。そのような場合、医療用器具からの流体は、反対側を下って流れ、流体は第1のポートから流れ込むことができる。
医療用器具は、流体流路からコネクタ100を通る流体を採取するためにも使用され得る。図15Bは、流体をコネクタから採取するために医療用器具300が無針コネクタ100内に挿入されたときに存在し得る流体流路の一実施形態を示している。一般的に、流体は、第1のポート20及び第2のポート30のうち一方に接続された供給源から引かれ、流体誘導セクション80は、第1のポート及び第2のポートのうち他方が遮断されるように位置決めされ得る。図15Bは、流体誘導セクションが第1のポート20を遮断し、流体が第2のポート30から引かれて、無針コネクタ100を通り、医療用器具300内に入る一実施形態を示している。流体は、ダイバータ42の両側のコネクタを通して流れ得る。幾つかの実施形態では、図15Aのように、流体は、流体誘導セクション80が第1の位置にあるときに流体流路からコネクタを通して引かれ得る。
図16A及び図16Bは、流体ダイバータ42を有する栓上に位置決めされた無針コネクタ100のより詳細な図を示している。図16Aは、図12に見られる無針コネクタの同じ図であり、図16Bは、図16Aに示されている直線16B−16Bに沿って切り取った無針コネクタの図である。図17A及び図17Bは、それぞれ図16A及び図16Bと同じ図を示しているが、図11C及び図11Dの弁部材200を備えている。図18A及び図18Bは、同じ図を示しているが、これは図11E及び図11Fの弁部材200を備える。図19A及び図19Bは、同じ図を示しているが、これは図11G及び図11Hの弁部材200を備える。図20A及び図20Bは、同じ図を示しているが、これは図11I及び図11Jの弁部材200を備える。図21A及び図21Bは、同じ図を示しているが、これは図11K及び図11Lの弁部材200を備える。図22A及び図22Bは、同じ図を示しているが、これは図11M及び図11Nの弁部材200を備える。
図16A及び図6Bに関して、幾つかの実施形態では、弁部材200が閉鎖位置にあるときに、弁部材の段部220は、無針コネクタの内側の段部155に当接し得る。これは、コネクタ本体部120に関する弁部材の一貫した位置決めを行うことを補助することができる。弁部材及び突出部は、弁部材が閉鎖位置にあるときに、封止リング224の2つが開口部180の上の突出先端部172に押し付けられるようにサイズが決められ、構成され得る。リングの1つ又は複数は、先端部に当接してシールを形成することができる。
幾つかの実施形態では、2つの下側封止リング224は、突出部の本体部に圧し当てられるか、又は突出部の本体部174に部分的に圧し当てられ、それによって、突出部の本体部に当接して1つ又は複数のシールを形成することができる。幾つかの実施形態では、封止リングの一部が、開口部180の底部182の上に延在し得る。幾つかの実施形態では、封止リング全体が、開口部の底部の上に、また開口部の頂部184の下にあり得る。
幾つかの実施形態では、弁部材は、3つの封止リング224を有するものとしてよい。幾つかの実施形態では、2つの封止リングが開口部の上の突出先端部172と接触し、1つ又は複数の封止された配置を形成し得る。第3の封止リングの少なくとも一部は、開口部の下の突出部の本体部174と接触し得る。幾つかの実施形態では、弁部材は、2つの封止リングのみを有するものとしてよく、1つは開口部の上の突出先端部と接触し、1つは開口部の下の突出部の本体部と接触する。
幾つかの実施形態では、開口部180の下の突出部の本体部174と接触するように構成された封止リング224が、突出部の本体部ともはや接触しなくなるよう十分上に移動して離れた場合、それが弁部材にかかる予期しない力であろうと、使用を通じての弁部材200の物理的特性の変化であろうと、製造の差異による開口部180もしくは封止リング224の予期しないサイズ決定であろうと、他の変数によるものであろうと、血液は、封止リングの下を通り、弁部材と内部突出部170との間に捕捉され得る。弁部材と内部突出部との間に捕捉された血液は、フラッシングされないか、又は容易に取り除かれ得ない。血液がこのように捕捉されることを防ぐために、幾つかの実施形態では、開口部180の下の突出部の本体部174と接触するように構成された封止リング224は、封止リングの一部が接触を維持し、また突出部の本体部174に当接したシールを維持することを確実にするように十分広くされ得る。幾つかの実施形態では、封止リングは、他の封止リングより広くされ得る。幾つかの実施形態では、突出部170の先端部172に接触し封止するように構成された封止リング224は、同様に、以下で説明されているように、先端部との接触及びシールを維持し、流体が封止リングを通り、弁部材の上側内部セクション262に入ることを防ぐことを確実にするように十分に広くされ得る。幾つかの実施形態では、この封止リングは、他の封止リングより広くされ得る。
図17A及び図17Bに関して、上で説明されているように、幾つかの実施形態では、封止リング224のうち1つ又は複数は、それらの間に接触部分226を有することができる。接触部分は、封止リングが突出部170と接触し封止するときに、接触部分が、突出部の本体部と接触し、及び/又は直接隣接するようにサイズが決められ得る。これは、血液が開口部180の下の突出部の本体部174と接触するように構成された封止リングの下を通るのを防ぐことを補助し得る。封止リングが、突出部の本体部ともはや接触しないように十分上に、予想外に移動する場合であっても、接触部分は、突出部の本体部174、弁部材200、及びさらに下の封止リング224の間の空間のすべて、又は実質的にすべてを占有することができる。幾つかの実施形態では、接触部分は、突出部材に封止することができる。図17A及び図17Bは、1つ又は複数の封止リンク224が、窓180内に少なくとも部分的に貫入し得る一実施形態も示している。
引き続き図17A及び図17Bに関して、幾つかの実施形態では、医療用コネクタは、コネクタのタイプを示すために使用され得る、外部インジケータ122を備え得る。幾つかの実施形態では、インジケータは、マーキング又は他の視覚的インジケータとすることができる。幾つかの実施形態では、インジケータは、図示されているように、リングなどの、インジケータコンポーネントであってもよい。幾つかの実施形態では、インジケータは、コネクタ本体部120の残り部分と異なる色であってもよい。幾つかの実施形態では、インジケータは不透明であってよいが、コネクタ本体部の残り部分は、半透明、透明、及び/又は透明感のあるものである。幾つかの実施形態では、インジケータは、半透明、透明、及び/又は透明感のあるものであってよい。
幾つかの実施形態では、弁部材200及び突出先端部172は、流体が勢いよく流し出され得ない領域内に流体が入るのを防ぐのを補助するようにサイズが決められ得る。これは、たとえば、弁部材が医療用器具によって圧縮されている、医療用器具が取り出されるか、又は取り出されている、また弁部材が図示されている閉鎖位置に戻り始めた後に生じ得る。弁部材が上方に移動すると、弁部材の頂部230は、突出先端部172の一番上側の点を通り、これにより、スリット232は閉じて封止することができる。弁部材がさらに上に移動すると、弁部材の上側内部セクション262は拡張し、陰圧を発生することができる。この陰圧は、流体を突出部280の内部から引き出し、開口部180に通し、上側内部セクション262内に引き込む傾向を有し得る。上側内部セクションは、流体ダイバータ42によって弁部材内に迂回された流体によってフラッシングされ得ず、上側セクションに到達した流体は、医療用器具が再び接続されるまでそこに留まる傾向を有し得る。
幾つかの実施形態では、流体のこのような蓄積を防ぐために、突出先端部172は、弁部材が閉鎖位置の方へ戻るとともに突出部がスリット232を通って戻るときに、封止リング224がすでに突出先端部と接触しているようにサイズが決められ得る。幾つかの実施形態では、この封止リングは、流体が弁部材の上側内部セクション262内に入るのを防ぐのに十分な、突出先端部に対するシールを形成することができる。上側内部セクションの拡張によって発生する陰圧は、代わりに、スリットを通して少量の空気を引き出すことができる。幾つかの実施形態では、スリットによって形成されるシールは、医療用器具が再び無針コネクタ内に挿入され、スリットを開くまで陰圧が上側内部セクション内で維持されるように十分に強い。上で説明されているように、陰圧は、圧縮及び/又は径方向拡張に抵抗するネックセクション240を組み込むことによって低減され得る。
幾つかの実施形態では、突出先端部172の高さhは、一番上側の封止リング224と弁部材の頂部の底部内面234との間の高さh以上であるものとしてよい。これは、空間が弁部材の上側内部セクション262内にでき始めたときに封止リングが突出先端部と接触していることを確実にすることを補助し得る。幾つかの実施形態では、高さhは、hより大きいものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さhは、弁部材が閉鎖位置にあるときに突出先端部172の頂部が弁部材200の頂部230の底部内面234まで伸長し、及び/又は触れるような高さであるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、図17Aに例示されているように、先端部172のサイズを調整することに加えて、又はその代替えとして、頂部230の厚さ又は封止リング224の位置決めは、弁部材200が閉鎖位置の方へ移動するとともに突出部170がスリット232を通過するときに、封止リング224が突出先端部と接触し得ることを確実にするのを補助するように調整され得る。幾つかの実施形態では、高さh対hの比は、約1以上、及び/又は約3以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さh対hの比は、約1以上、及び/又は約2.5以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さh対hの比は、約1以上、及び/又は約2以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さh対hの比は、約1以上、及び/又は約1.5以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さh対hの比は、約1.2以上、及び/又は約1.7以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、比は1未満であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、先端部172は、少なくとも部分的にスリット232内に貫入し得る。
図13及び図14に関して上で説明されている、弁部材が圧縮し、不均一に拡張する実施形態も、弁部材の上側内部セクション262内に流体が集まるのを阻止することを補助することができる。たとえば、弁部材の上側セクションに関する下側セクションの遅延された拡張は、突出先端部172の一番上側の点がスリット232を通過するときに突出部170の先端部172と接触し、これによりスリットが閉じ、空間が弁部材の上側内部セクション262内に形成し始めることを可能にするのを確実にすることを補助することができる。上で説明されているように、封止リングと突出先端部との間のシールは、流体が上側内部セクションに入るのを防ぐことができる。
幾つかの実施形態では、図18A及び図18Bに例示されているように、また、上で説明されているように、弁部材200は、封止リングが開口部180の上の内部突出部170の先端部172と接触するように位置決めされることなく弁部材の上側内部セクション262内に流体が集まるのを防ぐことができる。弁部材は、流体がこれら2つの間を通るのを防ぐ内部突出部と締まり嵌めで嵌合することができる。幾つかの実施形態では、上側内部セクション262の幅は、先端部上の対応する位置における先端部172の幅に略等しいものとしてよい。幾つかの実施形態では、上側内部セクションの幅は、先端部上の対応する位置における先端部の幅よりわずかに小さいものとしてよい。そのような実施形態では、内部突出部170は、上側内部セクション262において弁部材を拡張し、弁部材と突出部との間でよりきつい嵌合を生じさせることができる。
幾つかの実施形態では、弁部材の段部220及び無針コネクタの内側の段部155は、コネクタの段部155が弁部材の段部220を押して、弁部材と突出部170との間の接触圧力を持続するか、又は増加させるようにサイズが決められ、構成され得る。これは、弁部材及び突出部がそれらの間の摩擦を低減するように構成されることを可能にしながら弁部材の上側内部セクション262内に望ましくない流体が集まるのを防ぐのを補助することもできる。幾つかの実施形態では、これは、弁部材及び突出部がそれらの間の摩擦を最小にするように構成されることを可能にし得る。幾つかの実施形態では、コネクタの段部及び/又は弁部材の段部は、弁部材と突出部との間の所望の接触圧力を形成するように構成され得る。幾つかの実施形態では、弁部材の1つ又は複数のコンポーネントは、潤滑剤がその構造体内に組み込まれるようにすることができ、そこから潤滑剤が浸出し得る。たとえば、幾つかの実施形態では、潤滑剤は、弁部材のシリコーンマトリックス内に組み込まれるものとしてよく、また時間の経過とともに浸出し、弁部材200と内部突出部170との間の摩擦を低減するのを補助することができる。
幾つかの実施形態では、突出先端部の高さhは、異なっていてもよい。先端部の高さは、内部突出部170と弁部材200との間の接触に利用可能な表面積に影響を及ぼし得る。これは、弁部材の上側内部セクション262内に流体が蓄積するのを防ぐ能力に影響を及ぼす可能性がある。幾つかの実施形態では、高さhは、開口部の底部182から開口部の頂部184までの間で測定された、開口部180の高さより大きいか、略等しいものとしてよい。幾つかの実施形態では、突出先端部の高さは、開口部180の高さの約4分の3以上であるか、開口部の高さの約2分の1以上であるか、又は開口部の高さの約4分の1以上であるものとしてよい。
図19A及び図19Bは、図11G及び図11Hに関して上で説明されている実施形態による基部210を有する弁部材を伴うコネクタ100を示している。これらも、基部に隣接する弁部材壁のセクション261が弁部材壁の他のセクションより薄くてもよい弁部材を示している。
幾つかの実施形態では、図20A及び図20Bに例示されているように、また、上で説明されているように、粗面処理268は、弁部材200と内部突出部170との間の摩擦を減少させるのを補助することができ、その一方で、上側内部セクション262内に流体が集まるのを防ぐことができる。幾つかの実施形態では、粗面化の量及び/又は程度は、弁部材に対する意図された使用に依存し得る。一般的に、弁部材が閉鎖位置に戻ることなく開放位置に留まる時間が長ければ長いほど、望まれる粗面化の量及び/又は程度が大きくなる。粗面化は大きいほど、弁部材と内部突出部との間の摩擦を制限し、一定期間開放位置に留まった後に弁部材が閉鎖位置に戻ることを可能にするのを補助し得る。幾つかの実施形態では、弁部材と内部突出部との間の摩擦を制限するために粗面化を大きくすることに加えて、又はその代替えとして、弁部材は、様々な程度のきつさで内部突出部の周りに嵌合するように構成され得る。これは、以下でさらに詳しく説明される。粗面処理は、弁部材の内面と内部突出部との間に油又は他の潤滑剤を捕捉し、内部突出部に関して弁部材の移動を円滑にすることもできる。幾つかの実施形態では、油又は他の潤滑剤は、粗面処理と内部突出部との間の利用可能な空間を充填し得る。これは、突出部と弁部材との間の血液の漏出を妨げるのを補助することができる。
幾つかの実施形態では、ホタテ貝のような波形などの粗面処理268は、内部突出部材に圧し付けられたときに圧縮し得る。これは、弁部材200が開放位置にあるとき、及び/又は弁部材が閉鎖位置にあるときに生じ得る。幾つかの実施形態では、粗面化の圧縮は、図14に示されているように、医療用器具が医療用コネクタに取り付けられるか、又は医療用コネクタから取り外されるときにスパイクに沿って移動するとともに粗面化の歪みを制限するのに十分小さいものとしてよい。幾つかの実施形態では、粗面化の圧縮も、開口部180などの、突出部材170に粗面化が引っ掛かるのを防ぐのを補助するのに十分小さいものとしてよい。幾つかの実施形態では、粗面化は、約0.0005インチ以上、及び/又は約0.002インチ以下の距離で圧縮し得る。幾つかの実施形態では、粗面化は、約0.0005インチ以上、及び/又は約0.0015インチ以下の距離で圧縮し得る。幾つかの実施形態では、粗面化は、約0.0008インチ以上、及び/又は約0.0012インチ以下の距離で圧縮し得る。幾つかの実施形態では、粗面化は、0.001インチに略等しい距離で圧縮し得る。
幾つかの実施形態では、粗面処理の量は、図11Pに関して上で説明されているその幅w対それが圧縮する量の比として測定され得る。幾つかの実施形態では、幅w対粗面処理圧縮の量の比は、約10以上、及び/又は約60以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、幅w対粗面処理圧縮の量の比は、約20以上、及び/又は約60以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、幅w対粗面処理圧縮の量の比は、約30以上、及び/又は約50以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、幅w対粗面処理圧縮の量の比は、約40以上、及び/又は約50以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、比は約45であるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、圧縮の様々な量及び比は、弁部材200を内部突出部材170の周りに位置決めすることによって自然に生じる圧縮を反映する。参照しやすくするため、これは、干渉圧縮(interference compression)と称される。幾つかの実施形態では、説明されている圧縮の量及び比は、上で説明されているように、弁部材の段部220と無針コネクタの内側の段部155の相互作用によってもたらされる力からの圧縮と組み合わせた干渉圧縮を反映する。幾つかの実施形態では、干渉圧縮は、弁部材の上側内部セクション262内に望ましくない流体が集まるのを防ぐのに十分である。幾つかの実施形態では、干渉圧縮単独では、流体が集まるのを防ぐのに不十分である。言い換えれば、幾つかの実施形態では、粗面処理は、内部突出部材170の周りに位置決めされたときの弁部材200がそれだけで動作圧力において弁部材と突出部材との間を逆流が通るのを遮断するほど十分強いシールを形成しないような粗面化である。これは、弁部材と突出部材との間の摩擦を採用にするのを補助することができる。そのような実施形態では、図面に示されているように、段部220と段部155との間などの、弁部材との他の相互作用からの追加の力を利用して、動作圧力において内部突出部材と弁との間の逆流を防ぐシールを弁部材と突出部材との間に形成するのを補助することができる。
幾つかの実施形態では、たとえば、干渉圧縮は、約30psiの圧力より低い逆流のみを防ぐ。幾つかの実施形態では、干渉圧縮は、約20psiの圧力より低い逆流のみを防ぐ。幾つかの実施形態では、干渉圧縮は、約15psiの圧力より低い逆流のみを防ぐ。幾つかの実施形態では、干渉圧縮は、約10psiの圧力より低い逆流のみを防ぐ。幾つかの実施形態では、干渉圧縮は、約7psiの圧力より低い逆流のみを防ぐ。幾つかの実施形態では、干渉圧縮は、約5psiの圧力より低い逆流のみを防ぐ。幾つかの実施形態では、干渉圧縮は、約3psiの圧力より低い逆流のみを防ぐ。幾つかの実施形態では、干渉圧縮は、約1psiの圧力より低い逆流のみを防ぐ。幾つかの実施形態では、干渉圧縮は、約0psiより高い圧力の逆流を防がない。
幾つかの実施形態では、干渉圧縮は、弁部材が閉鎖位置にあるときに弁部材上の粗面処理268の最小の内径と突出部材170の対応する外径との間の相対的類似性により制限される。たとえば、幾つかの実施形態では、ホタテ貝のような波形などの粗面処理の最小の内径と粗面処理と接触する場所の突出部材の外径との間の差は、約0.010インチ以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、この差は、約0.008インチ以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、この差は、約0.006インチ以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、この差は、約0.004インチ以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、この差は、約0.002インチ以下であるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、粗面処理268の最小の内径は、突出部材の開口部180の頂部184における突出部材170の外径と比較され得る。粗面処理の最小の内径と開口部の頂部における突出部材の外径との間の差は、上で説明されているのと同じように異なる実施形態では異なり得る。たとえば、様々な実施形態では、この差は、約0.010インチ以下、約0.008インチ以下、約0.006インチ以下、約0.004インチ以下、又は約0.002インチ以下であるものとしてよい。この差は、弁部材が耐えられる逆流圧力の量に影響を及ぼし得る。また、干渉圧縮にも影響を及ぼし得る。
幾つかの実施形態では、粗面処理268の最小の内径は、基部210の厚さtと比較され得る。たとえば、幾つかの実施形態では、厚さt対最小の内径の比は、約0.5以上、及び/又は約1.5以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、厚さt対最小の内径の比は、約1以上、及び/又は約2以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、厚さt対最小の内径の比は、約1.5以上、及び/又は約2.5以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、厚さt対最小の内径の比は、約1.75以上、及び/又は約2.25以下であるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、図21Aから図22Dに例示されているように、また、上で説明されているように、弁部材200は、医療用器具の先端部310と弁部材の頂部との間のシールが破れた場合に弁部材と無針コネクタの本体部120との間に血液が集まるのを防ぐのを補助する外部シール230を有することができる。幾つかの実施形態では、シール236の外径OD(図11K及び図11Mに示されている)は、本体部の頂部における(図10に示されている)又はシール236が閉鎖位置にあるコネクタ本体と揃えられる場所のコネクタ本体部120の内径IDより大きいものとしてよい。したがって、弁部材が本体部120内に位置決めされるとき、シールが内向きに圧縮され、本体部に封止するように本体部とシール236との間に干渉が存在し得る。血液もしくは他の流体が弁部材の頂部上に流れる場合、血液又は他の流体の大部分もしくは全部はそこに留まり、シール235を越えて流れない。幾つかの実施形態では、シール236の外径ODは、シールが開放位置にあるコネクタ本体部と揃えられる場合でコネクタ本体部120の内径IDより大きいものとしてよい。幾つかの実施形態では、干渉は、本体部と弁部材の完全な運動範囲にわたるシールとの間に存在し得る。
シール236の外径OD及びシール236がコネクタ本体部と接触する場所のコネクタ本体部の内径IDの相対的寸法は、シール236とコネクタ本体部120との間にシールの密閉性がどのように形成されるかに影響を及ぼし得る。寸法は、シール236とコネクタ本体部との間の摩擦の量にも影響を及ぼし、これは弁部材200が開放位置及び閉鎖位置との間でどれだけ容易に遷移するかに影響を及ぼし得る。幾つかの実施形態では、外径ODは、内径IDより約0.001インチから約0.020インチ大きいものとしてよい。幾つかの実施形態では、外径ODは、内径IDより約0.001インチから約0.010インチ大きいものとしてよい。幾つかの実施形態では、外径ODは、内径IDより約0.002インチから約0.008インチ大きいものとしてよい。幾つかの実施形態では、外径と内径との間の差は、約0.001インチ未満又は約0.020インチ超であってもよい。
幾つかの実施形態では、シール236の外径ODは、コネクタ本体部の内径IDより大きい変化するパーセンテージであってもよい。たとえば、幾つかの実施形態では、外径ODは、内径IDより約0.5%から約15%大きいものとしてよい。幾つかの実施形態では、外径ODは、内径IDより約1%から約10%大きいものとしてよい。幾つかの実施形態では、外径ODは、内径IDより約2%から約5%大きいものとしてよい。幾つかの実施形態では、外径ODは、内径IDより約1%未満、又は約15%超、大きいものとしてよい。本明細書で説明されている内径ID及び外径ODの相対的寸法は、完全に組み立てられる前の医療用コネクタのコンポーネントに関するものである。それに加えて、様々な実施形態では、与えられる相対的寸法は、シール236が開放位置にあるコネクタ本体部と揃えられる場所、シールが閉鎖位置にあるコネクタ本体部と揃えられる場所、又はシールが開放位置と閉鎖位置との間のあらゆる位置においてコネクタ本体と揃えられる場所の外径を指すものとしてよい。
幾つかの実施形態では、弁部材200とコネクタ本体部120との間に血液又は他の流体が流れるのを防ぐシールを用意することに加えて、シール236は、無針コネクタ本体部の上側部分128の内壁に沿って蓄積する流体の一部又は全部を拭く働きをし得る。シール236は、弁部材が開放位置から閉鎖位置に移動するとともに内壁を拭くことができる。次いで、弁部材の頂部を清浄し、及び/又は消毒することによって流体が洗浄され得る。幾つかの実施形態では、図11M及び図11N、ならびに図22Aから図22Dのものなどの、先端部238を持つシール236は、コネクタ本体部の上側部分の内壁から流体を拭き取るのに特に効果があり得る。
幾つかの実施形態では、シール236とコネクタ本体120との間に一定の干渉があることが好ましい場合がある。これは、シールと本体部との間の摩擦の一貫した封止、拭き取り、及び/又は一貫した量を確実にするのを補助することができる。図22C及び図22Dは、図22A及び図22Bの弁部材200を有するが、上側部分128が一定の内径を有するコネクタ本体部120を有する医療用コネクタ100の一実施形態を示している。様々な実施形態では、上側部分128が一定の内径を有するコネクタ本体部は、本明細書で説明されている弁部材及び本明細書で説明されている要素の組合せとともに使用され得る。
上で説明されているように、様々な実施形態では、シール236は、弁部材が閉鎖位置にあるときにコネクタ本体部120に関して異なる位置に配置され得る。たとえば、図21A及び図21Bに例示されているように、幾つかの実施形態では、シールは、コネクタ本体の頂面の下に配置され得る。対照的に、幾つかの実施形態では、図22Aから図22Dに示されているように、シールの先端部238は、コネクタ本体の頂面と一般的に同じ高さであるものとしてよい。好ましくは、シールは、介護者がコネクタの頂部を拭くことによってシールの頂部を消毒することができるように頂部に十分近い。幾つかの実施形態では、弁部材の段部220とコネクタ本体部120の段部155との間の相互作用は、シール236がコネクタ本体部内の適所から移動しないことを確実にするのを補助することができる。様々な実施形態では、本明細書で説明されている弁部材はどれも、説明されているようにシール236を含み得る。
様々な実施形態では、迂回された流体の流路及び/又は流体ダイバータ42それ自体は、無針コネクタ100内の異なる高さに到達することができる。様々な実施形態では、迂回された流体の流路及び/又は流体ダイバータの遠位先端部48は、内部突出部材170の底部の開口部290から突出部170の内部280の最遠位面283まで測定された、突出部170の内部280の高さhに関して形成され得る。流路及び/又は流体ダイバータの頂部は、これもまた、又は代替的に、コネクタ100の底面168からコネクタ本体部120の遠位面129まで測定された、コネクタ100の高さh、又は底面168から段部132の頂部まで測定された段部もしくはカラー132の高さhに関して形成される。
幾つかの実施形態では、流体ダイバータ42は流体を導き、及び/又は流体ダイバータ42は、十分な距離だけコネクタ100内に貫入する。幾つかの実施形態では、十分な距離は、カラー190より医療コネクタ内奥深くに入り込み得る。幾つかの実施形態では、十分な距離は、基部セクション160が接続部分から遠ざかるより医療コネクタ内奥深くに入り込み得る。幾つかの実施形態では、実質的距離は、以下で識別される任意の距離であってよい。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ42は流体を導き、及び/又は流体ダイバータ42は、コネクタ100の高さhの約3分の2だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ42は、コネクタの高さhの約2分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ42は、コネクタの高さhの約3分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ42は、コネクタの高さhの約4分の1だけ遠位に貫入する。
幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、同様に、流体を迂回させることができ、及び/又は流体ダイバータ42は、突出部170の内部280の高さh又は段部又はカラー132の高さhの約3分の2だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、同様に、流体を迂回させることができ、及び/又は流体ダイバータ42は、高さh又は高さhの約2分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、同様に、流体を迂回させることができ、及び/又は流体ダイバータ42は、高さh又は高さhの約3分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、同様に、流体を迂回させることができ、及び/又は流体ダイバータ42は、高さh又は高さhの約16分の3だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、同様に、流体を迂回させることができ、及び/又は流体ダイバータ42は、高さh又は高さhの約8分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、同様に、流体を迂回させることができ、及び/又は流体ダイバータ42は、高さh又は高さhの約16分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ42は、突出部の内部の開口部セクション284内に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、流体を突出部の内部の一番遠位のセクション282内に、及び/又は段部もしくはカラー132の遠位の位置に導く。
内部突出部材170内の流体ダイバータ42の高さhも形成され、無針コネクタが栓を通過する流体によってどれだけ効果的にフラッシングされ得るかに影響を及ぼし得る。流体ダイバータ42の高さhは、内部突出部材170の底部の開口部290から流体ダイバータの上側又は遠位先端部48まで測定され得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの高さhは、突出部170の内部280の高さhの少なくとも約50パーセントであるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さhは、高さhの少なくとも約70パーセントであるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さhは、高さhの少なくとも約75パーセントであるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さhは、高さhの少なくとも約80パーセントであるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さhは、高さhの少なくとも約85パーセントであるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さhは、高さhの少なくとも約90パーセントであるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さhは、高さhの少なくとも約95パーセントであるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、流体ダイバータ42の高さは、突出部170の開口部180に関して定義され得る。たとえば、幾つかの実施形態では、上側先端部は、開口部180の底部と同じ高さであるか、又は略同じ高さであるものとしてよい。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ42の上側先端部48は、開口部180の底部182を越えて延在し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの上側先端部は、開口部180の底部182を越えて、開口部180の底部182から開口部180の頂部184までの距離の少なくとも約5パーセントである距離だけ延在し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの上側先端部は、開口部180の底部182を越えて、開口部180の底部182から開口部180の頂部184までの距離の少なくとも約10パーセントである距離だけ延在し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの上側先端部は、開口部180の底部182を越えて、開口部180の底部182から開口部180の頂部184までの距離の少なくとも約20パーセントである距離だけ延在し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの上側先端部は、開口部180の底部182を越えて、開口部180の底部182から開口部180の頂部184までの距離の少なくとも約30パーセントである距離だけ延在し得る。
幾つかの実施形態では、上側先端部48が開口部180の底部までずっと延在することはない。幾つかの実施形態では、上側先端部は、無針コネクタの基部160の底部の近くの開口部290から突出部170の開口部180の底部182までの高さhを上る道のりの少なくとも約40パーセントまで延在し得る。幾つかの実施形態では、上側先端部は、高さhを上る道のりの少なくとも約60パーセントまで延在し得る。幾つかの実施形態では、上側先端部は、高さhを上る道のりの少なくとも約70パーセントまで延在し得る。幾つかの実施形態では、上側先端部は、高さhを上る道のりの少なくとも約85パーセントまで延在し得る。幾つかの実施形態では、上側先端部は、高さhを上る道のりの少なくとも約90パーセントまで延在し得る。幾つかの実施形態では、上側先端部は、高さhを上る道のりの少なくとも約95パーセントまで延在し得る。
突出部材170内の空間の利用可能な容積は、無針コネクタが栓を通過する流体によってどれだけ効果的にフラッシングされ得るかにも影響を及ぼし得る。一般的に、フラッシングされる必要のある容積が小さければ小さいほど、フラッシングは効率的に、容易に行われ得る。この利用可能な容積は、プライミング容積とも称され得る。コネクタに流体を呼び水として入れたときに、コネクタ内の容積は流体を受け入れる範囲で流体を充填されている。
幾つかの実施形態では、突出部材170内に、約0.005mL以上、及び/又は約0.03mL以下である利用可能な空間の容積を有することが好ましいものとしてよい。幾つかの実施形態では、利用可能な容積は、約0.01mL以上、及び/又は約0.02mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、利用可能な容積は、約0.013mL以上、及び/又は約0.017mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、利用可能な容積は、約0.015mLであるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、突出部材170内の流体ダイバータ42の容積は変化するものとしてよく、それによって、流体ダイバータ内の利用可能な容積に影響を及ぼし得る。幾つかの実施形態では、突出部材内の流体ダイバータの容積は、約0.002mL以上、及び/又は約0.03mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、突出部材内の流体ダイバータの容積は、約0.004mL以上、及び/又は約0.025mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、突出部材内の流体ダイバータの容積は、約0.006mL以上、及び/又は約0.02mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、突出部材内の流体ダイバータの容積は、約0.007mL以上、及び/又は約0.015mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、突出部材内の流体ダイバータの容積は、約0.009mLであるものとしてよい。
図16B及び図17Bに例示されているように、また、上で説明されているように、幾つかの実施形態では、流体ダイバータ42の輪郭は、突出部の本体部174の内部輪郭を追跡するようにサイズが決められ、整形され得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの全部又は実質的一部は、突出部の本体部の内部輪郭を追跡するが、幾つかの実施形態では、流体ダイバータの一部のみがそうする。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、突出部の本体部の内壁175に触れ、及び/又は直接隣接するように構成され得る。したがって、流体ダイバータは、突出部材170の内部280の少なくとも一部を二分岐させ、及び/又は実質的二分岐させることができる。これは、流体ダイバータを越える流体流動を防ぐか、又は最小限度に抑え、これにより、迂回された流体の全部又は大半を強制的に流体ダイバータの上側先端部48の上に流すことができる。これは、無針コネクタのより完全なフラッシングを行わせることができる。
幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、突出部の内部の高さhの少なくとも約3分の1を二分岐させ、及び/又は実質的二分岐させることができる(図16A及び図17Aに示されている)。幾つかの実施形態では、ダイバータは、高さhの少なくとも約2分の1を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータは、高さhの少なくとも約3分の2を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータは、高さhの少なくとも約4分の3を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータは、高さhの少なくとも約8分の7を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。
同様に、二分岐又は実質的二分岐の量は、段部又はカラー132の高さhに関して説明され得る(図16A及び図17Aに示されている)。幾つかの実施形態では、ダイバータ42は、高さhの少なくとも約2分の1を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ42は、高さhの少なくとも約2分の1を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ42は、高さhの少なくとも約60パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ42は、高さhの少なくとも約70パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ42は、高さhの少なくとも約80パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ42は、高さhの少なくとも約90パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ42は、高さhの少なくとも約95パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、段部又はカラーの全高hは、二分岐されるか、又は実質的に二分岐され、幾つかの実施形態では、二分岐は段部又はカラー132の遠位に延在し得る。
幾つかの実施形態では、流体ダイバータの第1の部分は、突出部材170の内部280のセクションを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができ、流体ダイバータの第2の部分は、第2の部分が内部を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることをしないように内部を形成する隔壁から十分遠くまで隔てることができる。そのような実施形態は、所望のフラッシング特性を提供し、所望のプライミング容積を有するようにコネクタを構成する柔軟性を許すことができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約50パーセント近位は、突出部材170の内部280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約60パーセント近位は、内部280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約70パーセント近位は、内部280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約80パーセント近位は、内部280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約90パーセント近位は、内部280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約95パーセント近位は、内部280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約98パーセント近位は、内部280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。
本明細書で説明されているアクセスポート及びコネクタの実施形態は、様々なシステムにおいて使用され得る。図23は、1つの可能なシステム構成のブロック図を示している。医療用コネクタ420は、管路450を介して患者430又は他の流体源に接続することができる。医療用コネクタは、本明細書で説明されているコネクタの実施形態のうちどれかを包含し得る。たとえば、幾つかの実施形態では、医療用コネクタは、無針コネクタが1つのポートに取り付けられるか、又は1つのポートと形成される、3ポート栓であってよい。幾つかの実施形態では、医療用コネクタは、栓上にないが、第1の端部が管路450に取り付けられ、第2の端部が管路440に取り付けられている本明細書で説明されている無針コネクタの一実施形態であってよい。
管路440は、医療用コネクタ420を医療機器410に接続することができる。医療機器は、IVバッグなどの、薬剤分配モジュールであるか、圧力監視装置などの、測定デバイスもしくはシステムであるか、又は患者に接続することができる医学的手技又は医療行為の一部として使用される任意のデバイス又はデバイスの組合せとすることができる。
図24は、無針アクセスポート510が管路530を介して患者520に接続するシステム構成のブロック図を示している。無針アクセスポートは、栓に接続されていようといまいと、本明細書で説明されている無針コネクタの一実施形態とすることができる。アクセスポートは、管路530に取り付けられている1つの端部と、医療用器具に接続するように構成されている第2の端部とを有することができる。上で説明されているように、アクセスポートへの接続部は、ANSI標準に準拠するか、又は幾つかの実施形態では、非標準のものであってもよい。
図25は、医療流体流動システムの2つの実施形態のブロック図を示している。第1の実施形態では、流体流動管路670は、本明細書で説明されている様々なコネクタ及び栓などの、流体ダイバータの上の無針コネクタ620を備える栓と患者610を接続することができる。栓及び無針コネクタは、プランジングデバイス(plunging device)630に接続することができる。幾つかの実施形態では、プランジングデバイスは、追加の栓などを使って、管路に取り付けることができる。幾つかの実施形態では、プランジングデバイスは、インラインシリンジ(inline syringe)など、直列であってもよい。インラインシリンジは、流体をそれに通して流すことを可能にする流路を有することができ、また、栓に接続されている管路から流体を引くように配向されたプランジャも有し得る。使用され得るインラインシリンジの一例は、ICU Medicalによって生産されている、SafeSet(商標)血液採取注射器である。
次いで、注射器630は、双方向栓、ローラークランプ、又は他のデバイスなどの、流動管路670を通る流体の流れを制約することができるオン/オフデバイス640に接続することができる。次いで、オン/オフデバイスは、IVドリップ、圧力バッグ、又は他の源などの、流体源650に接続することができる。代替的一実施形態では、図示されているように、追加のオン/オフデバイス660は、無針コネクタ620を備える栓と、インラインシリンジ630との間に位置決めされ得る。幾つかの実施形態では、他のシステム要素は、流体流動システム内に位置決めされ得る。たとえば、幾つかの実施形態では、追加の栓は、管路内に追加のアクセスポイントを設けるためにシステム内に備えられ得る。幾つかの実施形態では、圧力測定又は監視システムは、管路に接続され得る。これは、たとえば、ICU Medicalによって生産されている、Transpac(登録商標)IV使い捨て型圧力トランスデューサを含み得る。
図26は、血液の試料を採取するために図25に示されているシステムとともに使用される方法を示すブロック図である。流体ダイバータ及び無針コネクタ620を伴う栓に、最初に、流体源650内の流体が何であれその流体を呼び水として入れ、管路が患者体内に導入されるか、又は患者体内への管路に接続される。栓は、すべてのポートが流体的に連通するように第1の位置にあるものとしてよく、栓及び無針コネクタ620の利用可能な容積は、流体が患者610に輸送されるとともに流体源の流体を充填される。第1のステップ720において、流体源650と無針コネクタ620を有する栓との間の流体流動が遮断される。これは、たとえば、オン/オフデバイス640、好ましくはインラインシリンジ630の上流に位置決めされているものを閉じることによって達成され得る。
第2のステップ730において、栓及び無針コネクタ620は、血液を呼び水として入れられる。幾つかの実施形態では、これは、引かれて陰圧を発生し、患者から注射器内に流体を引き込むか、又は血液及び流体を注射器内に引き込むことができる、インラインシリンジ630で達成され得る。幾つかの実施形態では、これは、追加の栓などの、他の手段を通じて管路に取り付けられた注射器で行われ得る。注射器の陰圧は、患者610から血液を無針コネクタ620を備える栓内にも引き、そこから、血液試料が採取され得る。
きれいで正確な血液試料を得るために、栓及び無針コネクタは、好ましくは、患者の血液のみを充填され、流体源650からの残留流体を有しない。本明細書で説明されている多数の特徴部は、無針コネクタを備える栓内の血液が流体と混合されないことを確実にするのを補助することができる。たとえば、本明細書で説明されているような流体ダイバータは、無針コネクタ内の流体が血液で適切に勢いよく流されることを確実にすることができる。それに加えて、無針コネクタの最小のプライミング容積は、注射器630が十分な流体を引き、患者から無針コネクタの隅々まで血液を引き込むことができることを確実にするのを補助することができる。
栓及び無針コネクタ620が、血液を充填された後、第3のステップ740で、栓が栓とインラインシリンジとの間の流体的連通を遮断する第2の位置に移動され得る。たとえば、栓は、第1の位置から図4Bに示されている位置などの第2の位置まで移動され得る。幾つかの実施形態では、栓と注射器との間の流体的連通を遮断するためにデバイス660などの、独立したオン/オフデバイスが使用され得る。注射器と栓との間の連通が遮断された後、第1のステップ750において、医療器具が栓の無針コネクタに接続し、血液試料を引くことができる。
試料が引かれた後、第5のステップ760で、栓とインラインコネクタとの間の流体接続が再開され得る。これは、たとえば、栓を第1の位置に戻すことによって行われ得る。オプションの第6のステップ770において、注射器が押し込まれ、引かれた流体及び/又は血液を流体流動システム内に再注入ことができる。第7のステップ780において、流体源650と無針コネクタ620を有する栓との間の流体流動が再開され得る。第8のステップ790において、無針コネクタを有する栓は、流体源からの流体でフラッシングされ、これにより、無針コネクタを有する栓内に残っていた血液を勢いよく流し出すことができる。幾つかの実施形態では、流体源と栓との間で流体流動が再開された後、栓は流体源からの流体で約5秒未満のうちにフラッシングされ得る。幾つかの実施形態では、栓は、約10秒未満のうちにフラッシングされ得る。
図27は、医療流体流動システムとともに使用される方法を示すブロック図である。方法は、栓及び圧力測定デバイスを有する流体流動システムとともに使用され得る。これは、限定はしないが、図23のシステム及び圧力測定デバイスが流体流動管路に取り付けられている図25のシステムを含み得る。栓は、第1の位置にあり、すべてのポートが流体的に連通し、流体は、栓を通して患者に流れることができる。第1のステップ820において、栓は、第1の位置から図4Dに示されている位置などの第4の位置まで移動され得る。これは、圧力測定に影響を及ぼし得る角度を最小にして、栓を通る一般的に真っすぐな流路を形成することができる。これは、圧力測定にも影響を及ぼし得る、流路と、栓の弁部材などの弾性材料との接触も制限し得る。第2のステップ830において、圧力測定が行われる。第3のステップ840で、栓が第1の位置に戻される。
様々な無針コネクタが、本明細書で説明されているデバイス及びシステムとともに使用され得る。流体ダイバータを備える栓とともに使用される場合、流体ダイバータは上で説明されているようにコネクタ内に嵌合するサイズにされ得る。たとえば、幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、コネクタの内部輪郭を追跡するように適合された輪郭を有することができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、本明細書で説明されている様々なシステムで使用するため、コネクタに部分的に充填し、所望のプライミング容積を用意するように設計された容積を有することもできる。
例として、図28は、幾つかの点で、フロリダ州セントピーターズバーグ所在のHalkey−Roberts Corporation社から市販されているSwabable Valveに類似する幾つかの特徴もしくは特性を有し得る無針コネクタ1100を備える栓アセンブリ1010の側面図である。コネクタ1100の幾つかの特徴及び特性は、それが開示するにもかかわらず参照により本明細書に組み込まれている米国特許第6,651,956号において説明されている。栓は、本明細書で説明されている様々な実施形態に従って機能することができ、そのような実施形態において説明されている要素に類似する要素は、呼び出されようとされまいと、こうして説明されているとおりに機能することができると理解される。たとえば、第2のポート1030は、ルアーロックなしで図示されているが、幾つかの実施形態では、上で説明されているようなルアーロックを含み得る。
図29Aは、図28に示されているコネクタ1100の断面図であり、図29Bは、図29Aの図から約90度回転させた断面図である。幾つかの実施形態では、コネクタ1100は、下側又は近位部分1124及び上側又は遠位部分1128を有する本体部部材1120を備えることができる。本体部は、段部1132を備えることもできる。コネクタは、弁部材1200をさらに備えることができる。上で説明されているように、無針コネクタは、コネクタ内に貫入する流体ダイバータ1042を備える栓のポート1040上に位置決めされ得る。
流体ダイバータ1042は、本明細書で説明されている様々な実施形態のうちどれかに従って位置決めされ得る。例として、コネクタ1100は、高さh104を有することができ、これは、コネクタの最も近位の表面1168からコネクタの頂部又は最遠位面まで測定され得る高さである。さらなる例として、流体ダイバータ1042は流体を導き、及び/又は流体ダイバータは、コネクタ1100の高さh104の約3分の2だけ遠位に貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ1042は、十分な距離だけコネクタ1100内に貫入する。幾つかの実施形態では、実質的距離は、以下で識別される任意の距離であってよい。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ1042は流体を導き、及び/又は流体ダイバータ1042は、コネクタの高さh104の約2分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ1042は、コネクタの高さh104の約3分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ1042は、コネクタの高さh104の約4分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ1042は、コネクタの高さh104の約16分の3だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ1042は、コネクタの高さh104の約8分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ1042は、コネクタの高さh104の約16分の1だけ遠位に貫入する。
同様に、コネクタ1100は、コネクタの最も近位の表面1168から段部1132まで測定された段部高さh107を有することができる。幾つかの実施形態では、図示されているように、流体ダイバータ1042の遠位先端部1048は、段部1132の遠位まで延在し得る。幾つかの実施形態では、遠位先端部は、段部に、又はその近位にあるものとしてよい。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh107の約3分の2だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh107の約2分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh107の約3分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh107の約4分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh107の約16分の3だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh107の約8分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh107の約16分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、図示されているように、流体ダイバータ1042の遠位先端部1048は、段部高さを越えて延在し得る。
流体ダイバータ1042は、本明細書で説明されている様々な実施形態のうちどれかに従ってサイズも決められ得る。したがって、たとえば、ダイバータは、コネクタ1100が、フラッシングされるときに流体を受け入れる所望の利用可能な容積を有するようにサイズが決められ得る。これは、図29Aの平面内でダイバータの幅を調整するステップ、図29Bの平面内で幅を調整するステップ、及び/又はダイバータの高さを調整するステップによって達成され得る。幾つかの実施形態では、フラッシングされるときに流体を受け入れる利用可能な空間の容積は、約0.005mL以上、及び/又は約0.03mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、利用可能な容積は、約0.01mL以上、及び/又は約0.02mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、利用可能な容積は、約0.013mL以上、及び/又は約0.017mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、利用可能な容積は、約0.015mLであるものとしてよい。
さらなる例として、ダイバータ1042は、コネクタの内側の少なくとも一部及び/又は弁部材1200の少なくとも一部を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させるように構成され得る。二分岐させられるか、又は実質的に二分岐させられるコネクタの量は、本明細書で説明されているような様々な高さに従って定義され得る。たとえば、幾つかの実施形態では、ダイバータは、コネクタの底部における開口部1290から弁部材1200の内側の最遠位面まで測定され得る、コネクタの内側の高さh103の少なくとも約2分の1を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ1042は、高さh103の少なくとも約3分の2を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ1042は、高さh103の少なくとも約4分の3を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ1042は、高さh103の少なくとも約8分の7を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。
同様に、ダイバータ1042は、高さh107の少なくとも約2分の1を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ1042は、高さh107の少なくとも約60パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ1042は、高さh107の少なくとも約70パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ1042は、高さh107の少なくとも約80パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ1042は、高さh107の少なくとも約90パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ1042は、高さh107の少なくとも約95パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、段部又はカラーの全高は、二分岐されるか、又は実質的に二分岐され、幾つかの実施形態では、図示されているように、二分岐は段部又はカラー1132の遠位に延在し得る。
図30は、幾つかの点で、オハイオ州ダブリン所在のCardinal Health, Inc.社から市販されているSmartSite(商標)コネクタに類似する幾つかの特徴もしくは特性を有するものとしてよい無針コネクタ2100を備える栓アセンブリ2010の側面図である。コネクタ2100の幾つかの特徴及び特性は、それが開示するにもかかわらず参照により本明細書に組み込まれている米国特許第5,676,346号において説明されている。栓は、本明細書で説明されている様々な実施形態に従って機能することができ、そのような実施形態において説明されている要素に類似する要素は、呼び出されようとされまいと、こうして説明されているとおりに機能することができると理解される。
図31Aは、図30に示されているコネクタ2100の断面図であり、図31Bは、図31Aの図から約90度回転させた断面図である。幾つかの実施形態では、コネクタ2100は、下側部材2124、上側部材2128、及び段部2132を有する本体部2120を備えることができる。コネクタは、弁部材2200をさらに備えることができる。幾つかの実施形態では、弁部材は、カニューレ2170の上に位置決めされ得る。上で説明されているように、無針コネクタは、コネクタ内に貫入する流体ダイバータ2042を備える栓のポート2040上に位置決めされ得る。
流体ダイバータ2042は、本明細書で説明されている様々な実施形態のうちどれかに従って位置決めされ得る。例として、コネクタ2100は、高さh204を有することができ、これは、コネクタの最も近位の表面2168からコネクタ本体部2120の頂部又は最遠位面まで測定され得る高さである。流体ダイバータは、コネクタの最も近位の表面2168から段部2132まで測定された、段部高さh207に関しても位置決めされ得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ2042は流体を導き、及び/又は流体ダイバータは、十分な距離だけコネクタ2100内に貫入する。幾つかの実施形態では、実質的距離は、以下で識別される任意の距離であってよい。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ2042は流体を導き、及び/又は流体ダイバータ2042は、コネクタ2100の高さh204の約3分の2だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ2042は、コネクタの高さh204の約2分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ2042は、コネクタの高さh204の約3分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ2042は、コネクタの高さh204の約4分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ2042は、コネクタの高さh204の約16分の3だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ2042は、コネクタの高さh204の約8分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ2042は、コネクタの高さh204の約16分の1だけ遠位に貫入する。
流体ダイバータ2042が本明細書で説明されている様々な実施形態により位置決めされるさらなる例として、幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh207の約3分の2だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh207の約2分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh207の約3分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh207の約4分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh207の約16分の3だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh207の約8分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh207の約16分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ1042は、略段部2132まで、又は段部を越えて、延在し得る。
流体ダイバータ2042は、本明細書で説明されている様々な実施形態のうちどれかに従ってサイズも決められ得る。したがって、たとえば、ダイバータは、図31Aの平面内でダイバータの幅を調整するステップ、図31Bの平面内でダイバータの幅を調整するステップ、及び/又はダイバータの高さを調整するステップなどによって、コネクタ2100がフラッシングされるときに流体を受け入れる所望の利用可能な容積を有するようにサイズが決められ得る。幾つかの実施形態では、フラッシングされるときに流体を受け入れる利用可能な空間の容積は、約0.005mL以上、及び/又は約0.03mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、利用可能な容積は、約0.01mL以上、及び/又は約0.02mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、利用可能な容積は、約0.013mL以上、及び/又は約0.017mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、利用可能な容積は、約0.015mLであるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、ダイバータ2042は、コネクタ2100の内部の少なくとも一部及び/又は弁部材2200の少なくとも一部を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させるように構成され得る。二分岐させられるか、又は実質的に二分岐させられるコネクタの量は、本明細書で説明されているような様々な高さに従って定義され得る。たとえば、幾つかの実施形態では、ダイバータは、コネクタの高さh204の少なくとも約2分の1を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ2042は、コネクタの高さh204の少なくとも約3分の2を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ2042は、コネクタの高さh204の少なくとも約4分の3を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ2042は、コネクタの高さh204の少なくとも約8分の7を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。
同様に、幾つかの実施形態では、ダイバータ2042は、高さh207の少なくとも約2分の1を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ2042は、高さh207の少なくとも約60パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ2042は、高さh207の少なくとも約70パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ2042は、高さh207の少なくとも約80パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ2042は、高さh207の少なくとも約90パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ2042は、高さh207の少なくとも約95パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、段部又はカラーの全高は、二分岐されるか、又は実質的に二分岐され、幾つかの実施形態では、二分岐は段部又はカラー2132の遠位に延在し得る。
図32は、幾つかの点でニュージャージー州フランクリンレイクス所在のBecton, Dickinson and Company社から市販されているQ−Syte(商標)コネクタに類似している幾つかの特徴もしくは特性を有し得る無針コネクタ3100を備える栓アセンブリ3010の側面図である。コネクタ3100の幾つかの特徴及び特性は、それが開示するにもかかわらず参照により本明細書に組み込まれている米国特許第8,366,676号において説明されている。栓は、本明細書で説明されている様々な実施形態に従って機能することができ、そのような実施形態において説明されている要素に類似する要素は、呼び出されようとされまいと、こうして説明されているとおりに機能することができると理解される。
図33Aは、図32に示されているコネクタ3100の断面図であり、図33Bは、図33Aの図から約90度回転させた断面図である。幾つかの実施形態では、コネクタ3100は、下側又は近位部分3124及び上側又は遠位部分3128を有する本体部部材3120を備えることができる。本体部は、段部3132を備えることもできる。コネクタは、弁部材3200をさらに備えることができる。上で説明されているように、無針コネクタは、コネクタ内に貫入する流体ダイバータ3042を備える栓のポート3040に位置決めされ得る。
流体ダイバータ3042は、本明細書で説明されている様々な実施形態のうちどれかに従って位置決めされ得る。例として、コネクタ3100は、高さh304を有することができ、これは、コネクタの最も近位の表面3168からコネクタ本体部3120の頂部又は最遠位面まで測定され得る高さである。
さらなる例として、流体ダイバータ3042は流体を導き、及び/又は流体ダイバータは、コネクタ3100の高さh304の約4分の3だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ3042は、十分な距離だけコネクタ3100内に貫入する。幾つかの実施形態では、実質的距離は、以下で識別される任意の距離であってよい。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ3042は流体を導き、及び/又は流体ダイバータ3042は、コネクタの高さh304の約3分の2だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ3042は、コネクタの高さh304の約2分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ3042は、コネクタの高さh304の約3分の1だけ遠位に貫入する。
流体ダイバータ3042は、コネクタの最も近位の表面3168から段部3132の頂部まで測定された、段部高さh307などの、他の高さに関しても形成され得る。幾つかの実施形態では、図示されているように、ダイバータが弁部材までずっと延在することもその中に貫入することもない場合、流体ダイバータは、弁高さh308に関しても形成され得る。弁高さh308は、コネクタの底部における開口部3290から弁部材3200の最も近位の表面まで、又はコネクタ3100の縦軸に沿って弁部材の最も近位の表面までとして定義され得る。図示されている実施形態では、これら2つの配置は同じであるが、幾つかの実施形態では、同じでない。
幾つかの実施形態では、ダイバータは、上で説明されている様々な実施形態に従って説明されているように段部高さh307に関してサイズが決められ得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、流体を導くように構成されるものとしてよく、及び/又は流体ダイバータは、高さh308の約50パーセントだけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、弁高さh308の少なくとも約75パーセントだけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、弁高さh308の約80パーセントだけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、弁高さh308の約85パーセントだけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、弁高さh308の約90パーセントだけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、弁高さh308の約95パーセントだけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。
流体ダイバータ3042は、本明細書で説明されている様々な実施形態のうちどれかに従ってサイズも決められ得る。したがって、たとえば、ダイバータは、コネクタ3100が、フラッシングされるときに流体を受け入れる所望の利用可能な容積を有するようにサイズが決められ得る。たとえば、これは、図33Aの平面内でダイバータの幅を調整するステップ、図33Bの平面内で幅を調整するステップ、及び/又はダイバータの高さを調整するステップによって実行され得る。幾つかの実施形態では、フラッシングされるときに流体を受け入れる利用可能な空間の容積は、約0.005mL以上、及び/又は約0.03mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、フラッシングされるときに流体を受け入れる利用可能な空間の容積は、約0.01mL以上、及び/又は約0.02mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、フラッシングされるときに流体を受け入れる利用可能な空間の容積は、約0.013mL以上、及び/又は約0.017mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、フラッシングされるときに流体を受け入れる利用可能な容積は、約0.015mLであるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、ダイバータは、高さh307の少なくとも約2分の1を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ3042は、高さh307の少なくとも約3分の2を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ3042は、高さh307の少なくとも約4分の3を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ3042は、高さh307の少なくとも約8分の7を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。
同様に、幾つかの実施形態では、ダイバータ3042は、高さh308の少なくとも約3分の2を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ3042は、高さh308の少なくとも約50パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ3042は、高さh308の少なくとも約60パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ3042は、高さh308の少なくとも約70パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ3042は、高さh308の少なくとも約80パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ3042は、高さh308の少なくとも約90パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ3042は、高さh308の少なくとも約95パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。
幾つかの実施形態では、ダイバータ3042は、コネクタ3100の内部空間3280の少なくとも一部を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させるように構成され得る。幾つかの実施形態では、内部空間の一部を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させるために、ダイバータ3042は、高さに比べて広くなっているものとしてよい。幾つかの実施形態では、ダイバータの全高は、内部空間を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、上で説明されているように、流体ダイバータの約50パーセント近位は、内部空間3280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約60パーセント近位は、内部空間3280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約70パーセント近位は、内部空間3280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約80パーセント近位は、内部空間3280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約90パーセント近位は、内部空間3280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約95パーセント近位は、内部空間3280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータの約98パーセント近位は、内部空間3280を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。
図34は、幾つかの点でニュージャージー州フランクリンレイクス所在のBecton, Dickinson and Company社から市販されているPosiflow(商標)コネクタに類似している幾つかの特徴もしくは特性を有し得る無針コネクタ4100を備える栓アセンブリ4010の側面図である。コネクタ4100の幾つかの特徴及び特性は、それが開示するにもかかわらず参照により本明細書に組み込まれている米国特許第6,152,900号において説明されている。栓は、本明細書で説明されている様々な実施形態に従って機能することができ、そのような実施形態において説明されている要素に類似する要素は、呼び出されようとされまいと、こうして説明されているとおりに機能することができると理解される。
図35Aは、図34に示されているコネクタ4100の断面図であり、図35Bは、図35Aの図から約90度回転させた断面図である。幾つかの実施形態では、コネクタ4100は段部4132を有する本体部部材4120を備えることができる。コネクタは、内部突出部材4170、弾性部材4126、及び弁部材4200を有する基部セクション4160も備え得る。上で説明されているように、無針コネクタは、コネクタ内に貫入する流体ダイバータ4042を備える栓のポート4040に位置決めされ得る。幾つかの実施形態では、図示されているように、突出部材4170は、開放遠位端を有することができる。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、内部突出部材4170の遠位の位置まで延在し得る。
流体ダイバータ4042は、本明細書で説明されている様々な実施形態のうちどれかに従って位置決めされ得る。こうして、これは、コネクタの最も近位の表面4168からコネクタ本体部4120の頂部又は最遠位面まで測定された、コネクタ高さh404に関して上で説明されているように位置決めされ得る。たとえば、幾つかの実施形態では、流体ダイバータ4042は流体を導き、及び/又は流体ダイバータは、十分な距離だけコネクタ4100内に貫入する。図35Aは、十分な距離が基部セクション4160が接続部分から延在するのに比べてコネクタ内にさらに入り込む距離である一実施形態を示している。幾つかの実施形態では、実質的距離は、以下で識別される任意の距離であってよい。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ4042は流体を導き、及び/又は流体ダイバータ4042は、コネクタ4100の高さh404の約3分の2だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ4042は、コネクタの高さh404の約2分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ4042は、コネクタの高さh404の約3分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ4042は、コネクタの高さh404の約4分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ4042は、コネクタの高さh404の約16分の3だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ4042は、コネクタの高さh404の約8分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ4042は、コネクタの高さh404の約16分の1だけ遠位に貫入する。
流体ダイバータは、また、コネクタの最も近位の表面4168から段部4132まで測定された、段部高さh407に関して、上で説明されているように位置決めされ得る。したがって、たとえば、幾つかの実施形態では、流体ダイバータ4042は、段部高さh407の約3分の2だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh407の約2分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh407の約3分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh407の約4分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh407の約16分の3だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh407の約8分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh407の約16分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ4042は、略段部4132まで、又は段部を越えて、延在し得る。
流体ダイバータ4042は、本明細書で説明されている様々な実施形態により、所望の容積を変位させ、及び/又は突出部材4170の所望の部分を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させるようにサイズが決められ得る、したがって、たとえば、ダイバータは、コネクタ4100が、フラッシングされるときに流体を受け入れる所望の利用可能な容積を有するようにサイズが決められ得る。たとえば、これは、図35Aの平面内でダイバータの幅を調整するステップ、図35Bの平面内で幅を調整するステップ、及び/又はダイバータの高さを調整するステップによって実行され得る。幾つかの実施形態では、フラッシングされるときに流体を受け入れる利用可能な空間の容積は、約0.005mL以上、及び/又は約0.03mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、フラッシングされるときに流体を受け入れる利用可能な空間の容積は、約0.01mL以上、及び/又は約0.02mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、フラッシングされるときに流体を受け入れる利用可能な空間の容積は、約0.013mL以上、及び/又は約0.017mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、フラッシングされるときに流体を受け入れる利用可能な容積は、約0.015mLであるものとしてよい。
幾つかの実施形態では、ダイバータ4042は、コネクタ4100の内部の少なくとも一部を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させるように構成され得る。二分岐させられるか、又は実質的に二分岐させられるコネクタの量は、本明細書で説明されているような様々な高さに従って定義され得る。たとえば、幾つかの実施形態では、ダイバータは、コネクタの高さh404の少なくとも約2分の1を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ4042は、コネクタの高さh404の少なくとも約3分の2を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ4042は、コネクタの高さh404の少なくとも約4分の3を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ4042は、コネクタの高さh404の少なくとも約8分の7を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。
同様に、幾つかの実施形態では、ダイバータ4042は、高さh407の少なくとも約2分の1を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ4042は、高さh407の少なくとも約60パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ4042は、高さh407の少なくとも約70パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ4042は、高さh407の少なくとも約80パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ4042は、高さh407の少なくとも約90パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ4042は、高さh407の少なくとも約95パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、段部又はカラー4132の全高は、二分岐されるか、又は実質的に二分岐され、幾つかの実施形態では、二分岐は段部又はカラーの遠位に延在し得る。幾つかの実施形態では、ダイバータは、突出部材4170全体を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。
図36は、幾つかの点で、テネシー州フランクリン所在のRyMed Technologies, Inc.社から市販されているInVision−Plus(商標)コネクタに類似する幾つかの特徴もしくは特性を有するものとしてよい無針コネクタ5100を有する栓アセンブリ5010の側面図である。コネクタ5100の幾つかの特徴及び特性は、それが開示するにもかかわらず参照により本明細書に組み込まれている米国特許第6,994,315号において説明されている。栓は、本明細書で説明されている様々な実施形態に従って機能することができ、そのような実施形態において説明されている要素に類似する要素は、呼び出されようとされまいと、こうして説明されているとおりに機能することができると理解される。
図37Aは、図36に示されているコネクタ5100の断面図であり、図37Bは、図37Aの図から約90度回転させた断面図である。幾つかの実施形態では、コネクタ5100は、本体部部材5120と、内部突出部材5170を有する基部部材5160と、内部突出部の周りの弁部材5200と、誘導部材5204と、隔壁部材5202とを備えることができる。上で説明されているように、無針コネクタ5100は、コネクタ内に貫入する流体ダイバータ5042を備える栓のポート5040に位置決めされ得る。幾つかの実施形態では、突出部材5170の内部5280を形成する最遠位面は、段部5132の下にあるものとしてよい。
流体ダイバータ5042は、本明細書で説明されている様々な実施形態のうちどれかに従って位置決めされ得る。こうして、これは、コネクタの最も近位の表面5168からコネクタ本体部5120の頂部又は最遠位面まで測定された、コネクタ高さh504に関して上で説明されているように位置決めされ得る。たとえば、幾つかの実施形態では、流体ダイバータ5042は流体を導き、及び/又は流体ダイバータは、十分な距離だけコネクタ5100内に貫入する。幾つかの実施形態では、実質的距離は、以下で識別される任意の距離であってよい。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ5042は流体を導き、及び/又は流体ダイバータ5042は、コネクタ5100の高さh504の約3分の2だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ5042は、コネクタの高さh504の約2分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ5042は、コネクタの高さh504の約3分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ5042は、コネクタの高さh504の約4分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ5042は、コネクタの高さh504の約16分の3だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ5042は、コネクタの高さh504の約8分の1だけ遠位に貫入する。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは流体を導き、及び/又は流体ダイバータ5042は、コネクタの高さh504の約16分の1だけ遠位に貫入する。
流体ダイバータは、また、コネクタの最も近位の表面5168から段部5132まで測定された、段部高さh507に関して、上で説明されているように位置決めされ得る。したがって、たとえば、幾つかの実施形態では、流体ダイバータ5042は、段部高さh507の約3分の2だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh507の約2分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh507の約3分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh507の約4分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh507の約16分の3だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh507の約8分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータは、段部高さh507の約16分の1だけ遠位に流体を導き、及び/又は貫入し得る。幾つかの実施形態では、流体ダイバータ5042は、略段部5132まで、又は段部を越えて、延在し得る。
幾つかの実施形態では、流体ダイバータ5042は、ダイバータの遠位先端部から突出部材の内部5280を形成する最遠位面までの高さh509が流体ダイバータの遠位先端部5048における内部5280の幅w501より小さくなるように内部突出部5170内の奥まで十分に貫入することができる。幾つかの実施形態では、内部は、一般的に円形の断面を有するものとしてよく、幅w501は、断面の直径に略等しいものとしてよい。幾つかの実施形態では、内部は、変断面を有するものとしてよく、幅は、図示されている平面内の幅として定義され得る。幾つかの実施形態では、高さh509は、幅w501の100パーセント未満であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さh509は、幅w501の約90パーセント未満であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さh509は、幅w501の約80パーセント未満であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さh509は、幅w501の約70パーセント未満であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さh509は、幅w501の約60パーセント未満であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、高さh509は、幅w501の約50パーセント未満であるものとしてよい。
流体ダイバータ5042は、本明細書で説明されている様々な実施形態のうちどれかに従ってサイズも決められ得る。したがって、たとえば、ダイバータは、上で説明されているように、突出部材5170内に所望の利用可能な容積を形成するようにサイズが決められ得る。したがって、たとえば、ダイバータは、図37Aの平面内でダイバータの幅を調整するステップ、図37Bの平面内でダイバータの幅を調整するステップ、及び/又はダイバータの高さを調整するステップによって所望の容積を変位するようにサイズが決められ得る。幾つかの実施形態では、突出部材5170内の利用可能な空間の容積は、約0.005mL以上、及び/又は約0.03mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、利用可能な容積は、約0.01mL以上、及び/又は約0.02mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、利用可能な容積は、約0.013mL以上、及び/又は約0.017mL以下であるものとしてよい。幾つかの実施形態では、利用可能な容積は、約0.015mLであるものとしてよい。
さらなる例として、ダイバータ5042は、コネクタ5100の内部の少なくとも一部を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させるように構成され得る。二分岐させられるか、又は実質的に二分岐させられるコネクタの量は、本明細書で説明されているような様々な高さに従って定義され得る。たとえば、幾つかの実施形態では、ダイバータは、コネクタの高さh504の少なくとも約2分の1を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ5042は、コネクタの高さh504の少なくとも約3分の2を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ5042は、コネクタの高さh504の少なくとも約4分の3を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ5042は、コネクタの高さh504の少なくとも約8分の7を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。
同様に、幾つかの実施形態では、ダイバータ5042は、高さh507の少なくとも約2分の1を二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ5042は、高さh507の少なくとも約60パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ5042は、高さh507の少なくとも約70パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ5042は、高さh507の少なくとも約80パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ5042は、高さh507の少なくとも約90パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。幾つかの実施形態では、ダイバータ5042は、高さh507の少なくとも約95パーセントを二分岐させ、及び/又は実質的に二分岐させることができる。
本明細書では幾つかの具体的な例を取りあげたが、流体ダイバータを備える栓は、本明細書において特に開示されているもの以外の多くのコネクタに組み込まれ得ることが理解されるであろう。それに加えて、様々なコネクタに関して説明されているダイバータのサイズ及び位置決めの様々な例は、本明細書で特に開示されているコネクタ及び本明細書で特に開示されているもの以外のコネクタに適用され得ることは理解される。
本明細書で使用されているような「略」、「約」、及び「実質的に」という言い回しは、所望の機能をそのまま果たすか、又は所望の結果をもたらす、述べられている量に近い量を表す。たとえば、「略」、「約」、及び「実質的に」という言い回しは、述べられている量の10%未満以内、5%未満以内、1%未満以内、0.1%未満以内、及び0.01%未満以内の量を指すものとしてよい。
本発明は特定の好ましい実施形態及び例の文脈で開示されてきたが、本発明は具体的に開示された実施形態を超えて、その他の代替的実施形態及び/又は発明の用途、ならびにその明らかな修正形態及び等価物に拡大することが、当業者によって理解されるであろう。それに加えて、本発明の多くの変更形態が図示され詳細に説明されているが、他の修正形態も本発明の範囲内にあり、本開示に基づいて当業者には容易に理解されるであろう。また、これらの実施形態の具体的な特徴及び態様の様々な組合せもしくは部分的組合せが実施され、本発明の範囲内に収まることも企図されている。したがって、開示された実施形態の様々な特徴及び態様が、開示された発明の様々な形態を形成するために、互いに組み合わされ、又は代わりに用いられ得ることが理解されるべきである。したがって、本明細書に開示された本発明の範囲は、上記に説明した特定の開示された実施形態によって限定されるべきではないことが意図されている。
同様に、開示のこの方法は、どの請求項もその請求項において明示的に述べられている以上の特徴を必要とする意図を反映するものとして解釈されるべきでない。むしろ、発明の態様は、単一の前述の開示されている実施形態のすべてには満たない数の特徴の組合せにあるものとしてよい。したがって、「発明を実施するための形態」に続く請求項がこれによりこの「発明を実施するための形態」に明示的に組み込まれ、それぞれの請求項は独立の実施形態として自立している。
10 栓
20 第1のポート
22 ネジ山付き端部
30 第2のポート
32 ルアーロック
34 テーパー付きカニューレ
40 第3のポート
42 流体ダイバータ
44 第1のセクション
46 第2のセクション
48 上側先端部
50 中心接続部分
60 流体ディレクタ
70 アクチュエータ
72 情報提供特徴部
80 流体誘導セクション
82 陥凹部
83、85 通路
84 流動ガイド
86 流体バイパス
88 間隙
100 無針コネクタ
100′ 無針コネクタ
110 円周方向の突出部
112 円周方向の陥凹部
120 ハウジング又は本体
124 近位又は下側部分
128 遠位又は上側部分
129 遠位面
130 ネジ山
132 段部又はラジアルカラー
134 上側セクション
136 下側セクション
142 垂直な側面
144 角度付きの下面
146 底縁
150 内部空洞
152 本体部の内壁
154 遷移セクション
155 段部
156 主セクション
158 基部受け入れセクション
160 基部セクション
160′ 基部セクション
161 オスルアーロック
162 基部
163 カニューレ
164 切欠き
166 空洞
167 底面
168 底部又は最も近位の表面
170 内部突出部
172 先端部
174 突出部の本体部
176 近位セクション
178 遠位セクション
180 開口部もしくは窓
182 底部もしくは近位端又は表面
184 頂部
190 カラー
192 垂直の突出部
194 垂直の側面
196 角度付きの上面
198 縁
200 シールもしくは弁部材
210 弁基部
220 段部
224 封止リング
226 接触部分
230 頂部
232 スリット
234 底部内面
235 シール
236 ワイパー
236 シール
238 先端部
240 ネック部分
250 リブ付きセクション
252 外側リブ
254 内側リブ
260 内部空間
261 セクション
262 上側内部セクション
264 開口部
266 内面
268 粗面処理
280 中空内部
282 一番上側の、又は一番遠位のセクション
283 最遠位面
284 開口部セクション
286 中間セクション
288 底部セクション
290 開口部
300 医療用器具
310 先端部
324 溝
340 コアピン
350 下側(又は近位)セクション
354 凹み
360 上側(又は遠位)セクション
368 切欠き又は凹み
410 医療機器
420 医療用コネクタ
430 患者
440 管路
450 管路
510 無針アクセスポート
520 患者
530 管路
610 患者
620 無針コネクタ
630 プランジングデバイス
630 注射器
640 オン/オフデバイス
650 流体源
660 オン/オフデバイス
670 流体流動管路
1010 栓アセンブリ
1040 ポート
1042 流体ダイバータ
1048 遠位先端部
1100 無針コネクタ
1120 本体部部材
1124 下側又は近位部分
1128 上側又は遠位部分
1132 段部
1168 最も近位の表面
1200 弁部材
1290 開口部
2010 栓アセンブリ
2040 ポート
2042 流体ダイバータ
2100 無針コネクタ
2120 本体部部材
2124 下側部材
2128 上側部材
2132 段部
2168 最も近位の表面
2170 カニューレ
2200 弁部材
3010 栓アセンブリ
3040 ポート
3042 流体ダイバータ
3100 無針コネクタ
3120 本体部部材
3124 下側又は近位部分
3128 上側又は遠位部分
3132 段部
3168 最も近位の表面
3200 弁部材
3280 内部空間
3290 開口部
4010 栓アセンブリ
4040 ポート
4042 流体ダイバータ
4100 無針コネクタ
4120 本体部部材
4126 弾性部材
4132 段部
4160 基部セクション
4168 最も近位の表面
4170 内部突出部材
4200 弁部材
5040 ポート
5042 流体ダイバータ
5048 遠位先端部
5100 コネクタ
5120 本体部部材
5132 段部
5160 基部部材
5168 最も近位の表面
5170 内部突出部材
5200 弁部材
5202 隔壁部材
5204 誘導部材
5280 内部

Claims (19)

  1. 医療用マルチポート分岐コネクタの一のポートの無針コネクタをフラッシングするように適合されている前記医療用マルチポート分岐コネクタであって、
    第1のポートと、第2のポートと、第3のポートと、前記第1のポート、前記第2のポート、及び前記第3のポートを接続している接続領域とを備えている本体部であって、前記第3のポートが、前記第1のポートと前記第2のポートとの間に位置決めされている、前記本体部
    記第3のポートにおいて前記接続領域から離隔するように延在している流体ダイバータであって、近位端と、前記近位端より前記第3のポートから遠位に位置決めされている遠位端とを有している前記流体ダイバータと、
    前記第3のポートに取り付けられており、前記流体ダイバータを少なくとも部分的に囲んでいる無針コネクタであって、
    コネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングの内部に少なくとも部分的に位置決めされている圧縮可能シールであって、内部空洞と、前記圧縮可能シールの頂部を貫通し前記内部空洞の内部に向かって延在しており、前記圧縮可能シールの前記頂部に形成されているスリットと、を有している前記圧縮可能シールと、
    前記圧縮可能シールの内部に少なくとも部分的に位置決めされている内部突出部材であって、前記流体ダイバータを包含する内部空洞を形成している壁と、前記内部突出部材の近位端に形成されている開口部と、前記内部突出部材の遠位端に形成されている少なくとも1つの遠位開口部であって、近位面及び遠位面を具備する少なくとも1つの前記遠位開口部とを有している、前記内部突出部材と、
    を備えている前記無針コネクタと、
    を備えている前記医療用マルチポート分岐コネクタにおいて、
    前記流体ダイバータが、前記内部突出部材の前記近位端において前記内部突出部材の前記内部空洞を実質的に二分岐させるように、前記内部突出部材の前記内部空洞の前記壁に隣接している、医療用マルチポート分岐コネクタ
  2. 前記流体ダイバータは、前記内部突出部材の前記近位端において前記内部突出部材の前記内部空洞を二分岐させる請求項1に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ
  3. 前記流体ダイバータは、前記内部突出部材の前記内部空洞の少なくとも約半分を実質的に二分岐させる請求項1に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ
  4. 前記流体ダイバータは、前記内部突出部材の前記内部空洞の少なくとも約4分の3を実質的に二分岐させる請求項3に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ
  5. 前記流体ダイバータは、前記内部突出部材の内部において前記少なくとも1つの遠位開口部の少なくとも前記近位面に至るまで延在している、遠位先端部を有している請求項1に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ
  6. 前記圧縮可能シールは、前記圧縮可能シールの内面に複数の封止リングを有しており、
    前記複数の封止リングは、前記内部突出部材に接触すると共に前記内部突出部材を封止するように構成されている請求項1に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ
  7. 前記複数の封止リングのうち少なくとも1つの封止リングは、前記少なくとも1つの遠位開口部の上方において前記内部突出部材に接触しており、
    前記複数の封止リングのうち少なくとも1つの封止リングは、前記少なくとも1つの遠位開口部の下方において前記内部突出部材に接触している請求項6に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ
  8. 前記少なくとも1つの遠位開口部の前記遠位面から前記内部突出部材の上側先端部に至るまでの前記内部突出部材の高さは、一番上の封止リングから前記内部空洞の最上面に至るまでの前記圧縮可能シールの前記内部空洞内の高さ以上とされる請求項6に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ
  9. 前記流体ダイバータと前記内部突出部材とが、一体的に形成されている請求項1に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ
  10. 前記流体ダイバータは、前記内部突出部材の前記近位端から前記少なくとも1つの遠位開口部の前記近位面を越えた位置に至るまで延在している請求項に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ。
  11. 前記流体ダイバータは、前記内部突出部材の少なくとも約半分を実質的に二分岐させる請求項に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ。
  12. 前記流体ダイバータは、前記内部突出部材の少なくとも約4分の3を実質的に二分岐させる請求項11に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ。
  13. 前記圧縮可能シールは、前記圧縮可能シールの内面に複数の封止リングを有しており、
    前記複数の封止リングは、前記内部突出部材に接触すると共に前記内部突出部材を封止するように構成されている請求項に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ。
  14. 前記複数の封止リングのうち少なくとも1つの封止リングは、前記少なくとも1つの遠位開口部の上方において前記内部突出部材に接触しており、
    前記複数の封止リングのうち少なくとも1つの封止リングは、前記少なくとも1つの遠位開口部の下方において前記内部突出部材に接触している請求項13に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ。
  15. 前記少なくとも1つの遠位開口部の前記遠位面から前記内部突出部材の上側先端部に至るまでの前記内部突出部材の高さは、一番上の封止リングから前記内部空洞の最上面に至るまでの前記圧縮可能シールの前記内部空洞内の高さ以上とされる請求項13に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ。
  16. 前記流体ダイバータと前記内部突出部材とが、一体的に成形されている請求項に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ。
  17. 流体ディレクタが、開口部を具備する流体流れガイドを備えており、
    記第1のポート、前記第2のポート、及び前記第3のポートが互いに対して流通しており、且つ、流体が前記第1のポートから前記第2のポートに流れる場合に、前記流体流れガイドは、前記流体流の第1の部分を前記第3のポートの内部に向かって導くように、且つ、前記流体流の第2の部分が前記開口部を通過して前記第2のポートに至るように構成されている、請求項1に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ。
  18. 前記開口部は、切り込みである請求項17に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ。
  19. 前記医療用マルチポート分岐コネクタが、三方活栓である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の医療用マルチポート分岐コネクタ。
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