JP6369820B2 - 照明演出システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、照明演出システム及びプログラムに関する。
従来、リモコンなどの携帯端末からの制御に基づいて調光又は調色を行うことができる照明器具が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような調光又は調色機能を有する照明器具を用いて、空間の照明演出を行うことができる。
特開2010−153137号公報
しかしながら、ユーザが照明器具の調光及び調色を行って空間の照明演出を行うのは容易ではない。どのように照明器具の調光率及び色温度を設定すれば、どのように照明器具が点灯するかを正確に判断するためには、専門の知識が必要になる。したがって、照明の専門家ではないユーザが、希望の照明空間を実現することは困難である。
そこで、本発明は、ユーザが希望する照明空間を容易に実現することができる照明演出システムなどを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る照明演出システムは、各々が、光源部と、当該光源部の調光及び調色の少なくとも一方を制御する制御部とを備える1以上の照明器具と、前記1以上の照明器具が配置された空間のレイアウト情報、前記1以上の照明器具の性能を示す基本情報、前記1以上の照明器具による現状の照明状態を示す照明情報、及び、所定の照明状態が実現された空間の印象を示す印象情報を含む入力情報を取得する取得部を備える通信端末と、前記照明情報が示す現状の照明情報を前記印象情報が示す印象に近付けるための前記1以上の照明器具の各々の照明制御情報を、前記入力情報に基づいて生成する制御情報生成部とを備え、前記通信端末は、さらに、前記照明制御情報を、対応する前記照明器具の前記制御部に送信する送信部を備え、前記制御部は、前記送信部によって送信された照明制御情報を取得し、取得した照明制御情報に基づいて前記光源部の調光及び調色の少なくとも一方を制御する。
また、本発明の一態様は、コンピュータを上記照明演出システムとして機能させるためのプログラムとして実現することができる。あるいは、当該プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現することもできる。
本発明に係る照明演出システムによれば、ユーザが希望する照明空間を容易に実現することができる。
図1は、実施の形態に係る照明演出システムの構成を模式的に示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る照明演出システムの複数の照明器具が配置される空間のレイアウトを示す図である。 図3は、実施の形態に係るレイアウト情報を示す図である。 図4は、実施の形態に係る基本情報を示す図である。 図5は、実施の形態に係る現状の照明状態が実現された空間が撮影された画像を示す図である。 図6は、実施の形態に係る理想の照明状態が実現された空間が撮影された画像を示す図である。 図7は、実施の形態に係るデータベースの一部を示す図である。 図8は、実施の形態に係る照明演出システムの動作を示すシーケンス図である。 図9は、実施の形態に係る照明演出システムにおいて照明制御情報を生成する処理を示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態に係る照明演出システムについて、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
(実施の形態)
[照明演出システム]
まず、実施の形態に係る照明演出システムの概要について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る照明演出システム1の構成を示すブロック図である。図2は、本実施の形態に係る照明演出システム1の複数の照明器具10が配置される空間50のレイアウトを示す図である。
図1に示すように、照明演出システム1は、1以上の照明器具10と、通信端末20と、サーバ装置30とを備える。通信端末20とサーバ装置30とは、ネットワーク40を介して通信する。
本実施の形態では、図2に示すように、照明演出システム1は、6つの照明器具10a〜10fを備える。なお、以降の説明において、6つの照明器具10a〜10fを特に区別しない場合、照明器具10として説明する。
照明演出システム1では、空間50に配置された複数の照明器具10の光色及び光束を通信端末20が制御することで、空間50の色を制御する。つまり、照明演出システム1は、空間50の照明演出を行う。
[照明器具]
複数の照明器具10は、空間50の少なくとも一部を照明するように配置されている。複数の照明器具10が照明する部分は、互いに同じでもよく、あるいは、互いに異なっていてもよい。
空間50は、配置された複数の照明器具10によって照明される照明空間である。例えば、空間50は、照明演出システム1を利用するユーザの居住空間である。具体的には、空間50は、リビングルーム、ダイニングルーム、寝室などの部屋である。なお、空間50は、部屋などの閉じられた空間に限らず、屋外などの開かれた空間でもよい。
図2に示すように、空間50は、例えば、天井51と、床52と、壁53と、壁54とによって囲まれている。
本実施の形態では、4つの照明器具10a〜10dは、天井51に設けられている。4つの照明器具10a〜10dは、全てが同じ種類の照明器具でもよく、あるいは、異なる種類の照明器具でもよい。照明器具10a〜10dは、例えば、ダウンライト、シーリングライト、ペンダントライト、スポットライトなどである。
照明器具10eは、床52に設けられている。照明器具10eは、例えば、床52に固定されていてもよく、あるいは、移動可能に設置されていてもよい。照明器具10eは、例えば、スタンドライト、フロアライトなどである。
照明器具10fは、壁53に設けられている。照明器具10fは、例えば、ブラケットライト、ウォールライトなどである。
なお、図2に示す6つの照明器具10a〜10fの配置及び組み合わせは、一例に過ぎず、これに限定されない。例えば、空間50に配置された照明器具10の個数は、1つのみでもよい。すなわち、照明演出システム1は、1つのみの照明器具10を備えてもよい。
図1に示すように、照明器具10は、光源部11と、制御部12とを備える。以下、照明器具10の各構成要素について詳細に説明する。
[光源部]
光源部11は、可視光(照明光)を出射する。具体的には、光源部11は、白色光を出射する。光源部11は、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子を有するLEDモジュールである。なお、光源部11は、LEDモジュールに限らず、有機EL(Electro−Luminescence)素子又は蛍光灯でもよい。
光源部11は、調光機能及び調色機能の少なくとも一方を有する。具体的には、光源部11は、0%(消灯)〜100%(全点灯)の間の設定された調光率で、光を出射する。また、光源部11は、所定の範囲の色温度の光を出射する。光源部11が出射可能な色温度の範囲は、例えば、2000K〜6500Kである。これにより、光源部11は、例えば、電球色、温白色、昼白色などの白色光を出射することができる。
光源部11は、制御部12から送信される制御信号に基づいて、点灯し、消灯し、又は、調光若しくは調色する。制御信号には、例えば、点灯指示、消灯指示、調光率、又は、色温度が含まれる。
なお、光源部11は、赤色光(R)、緑色光(G)及び青色光(B)などの有色光を出射してもよい。この場合、光源部11は、赤色光、緑色光及び青色光の各々について、例えば独立して調光制御が可能である。
[制御部]
制御部12は、光源部11を制御するコントローラである。制御部12は、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどを有する。制御部12は、例えば、マイコン(マイクロコントローラ)である。
制御部12は、光源部11の調光及び調色の少なくとも一方を制御する。具体的には、制御部12は、通信端末20の送信部22から送信された照明制御情報を取得し、取得した照明制御情報に基づいて光源部11の調光及び調色の少なくとも一方を制御する。本実施の形態では、制御部12は、光源部11の点灯、消灯、調光及び調色を制御する。照明制御情報には、光源部11の点灯指示、消灯指示、調光率及び色温度などが含まれる。
[通信端末]
通信端末20は、複数の照明器具10を制御する。具体的には、通信端末20は、複数の照明器具10の各々に照明制御情報を送信することで、複数の照明器具10の調光及び調色を制御する。本実施の形態では、図2に示すように、空間50には、6つの照明器具10a〜10fが設けられている。このため、通信端末20は、6つの照明器具10a〜10fの各々の調光及び調色を制御することで、空間50の照明状態を制御する。
通信端末20は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などの携帯端末である。図1に示すように、通信端末20は、取得部21と、送信部22と、受信部23とを備える。
以下、通信端末20が備える各構成要素について詳細に説明する。
[取得部]
取得部21は、入力情報を取得する。入力情報は、レイアウト情報、基本情報、照明情報及び印象情報を含んでいる。各情報の詳細については、後で説明する。
取得部21は、具体的には、カメラ、及び、ユーザからの操作を受け付けるユーザインタフェースを含む。ユーザインタフェースは、例えば、GUI(Graphical User Interface)、タッチパネル、物理的な操作ボタン、マイクロフォンなどを含む。取得部21は、取得した情報を、図示しない記憶部などに記憶する。
レイアウト情報は、複数の照明器具10が配置された空間50のレイアウト情報である。具体的には、レイアウト情報は、空間50の性質、及び、複数の照明器具10の個数及び配置などを示す。空間50の性質は、例えば、空間50の種類(部屋の名前)及び大きさなどである。
図3は、本実施の形態に係るレイアウト情報の一例を示す図である。図3に示す例では、空間50は、20mのリビング・ダイニングルームであり、天井51、床52及び壁53又は壁54には、それぞれ、4つ、1つ、1つの照明器具10が配置されていることを示している。
具体的には、レイアウト情報は、部屋(空間50)の間取りを示す平面図(間取り図)に相当する。間取り図には、空間50に設けられる複数の照明器具10の配置が示されている。
例えば、ユーザは、通信端末20のタッチパネル(取得部21)を操作することで、照明演出プログラム(アプリケーション)を起動する。照明演出プログラムは、空間50のレイアウト(間取り)をユーザに入力させるためのGUIをタッチパネルに表示する。
これにより、空間50の大きさ、性質などをユーザに入力させることで、取得部21は、入力された情報をレイアウト情報として取得することができる。なお、照明演出プログラムは、空間50の間取り図を示す画像ファイルが記憶された場所を示すアドレスをユーザに入力させてもよい。
基本情報は、複数の照明器具10の性能を示す情報である。性能は、照明器具10が実行できる機能を含む。具体的には、基本情報は、照明器具10の調光の可否、及び、調色の可否などを示している。
図4は、本実施の形態に係る基本情報の一例を示す図である。基本情報は、照明器具の名前、型番、機能及び配置を示す情報を含んでいる。図4に示す例では、天井器具A、天井器具C、床器具A及び壁器具Aは、調光及び調色が可能であるのに対して、天井器具B及び天井器具Dは、調光のみが可能である。
照明器具の名前、型番及び配置は、例えば、ユーザからの操作に基づいて設定される。照明器具の機能は、例えば、ユーザからの操作に基づいて設定されてもよく、あるいは、設定された型番に基づいて外部のデータベースを参照することで設定されてもよい。
例えば、照明演出プログラムは、照明器具の名前、型番及び配置をユーザに入力させるためのGUIをタッチパネルに表示する。これにより、複数の照明器具10の各々についての名前、型番及び配置などをユーザに入力させることで、取得部21は、入力された情報を基本情報として取得することができる。
照明情報は、複数の照明器具10による現状の照明状態を示す情報である。具体的には、照明情報は、図5に示すように、空間50が撮影された画像である。図5は、本実施の形態に係る現状の照明状態が実現された空間50が撮影された画像を示す図である。
「現状の照明状態」とは、本実施の形態に係る照明演出を行う前の空間50の照明状態である。例えば、現状の照明状態は、ユーザが照明演出を行うために通信端末20を操作している時の空間50の照明状態である。具体的には、現状の照明状態は、ユーザが通信端末20のカメラを用いて空間50を撮影することで生成された画像に示される。
例えば、照明演出プログラムは、ユーザに通信端末20のカメラを用いて空間50を撮影させる。例えば、照明演出プログラムは、「部屋の写真を撮影して下さい」などのメッセージを、通信端末20のディスプレイに表示させることで、又は、スピーカなどから出力させることで、ユーザに撮影を促す。ユーザがカメラを操作して空間50を撮影することで、取得部21は、空間50が撮影された画像を取得することができる。
なお、照明情報は、画像に限らず、空間50に配置された複数の照明器具10の各々の調光率及び色温度の現状の設定値でもよい。
印象情報は、所定の照明状態が実現された空間の印象を示す情報である。本実施の形態では、印象情報は、ユーザの理想の照明状態が実現された空間が撮影された画像を含む。印象情報は、空間50に配置された複数の照明器具10の調光率及び色温度の目標設定値を示す情報に相当する。
ユーザの「理想の照明状態」とは、ユーザが空間50に実現したい照明状態である。つまり、理想の照明状態は、複数の照明器具10の調光率及び色温度の設定目標になる照明状態に相当する。取得部21は、ユーザが理想空間の画像として入力した画像を、印象情報に含まれる所定の画像として取得する。
図6は、本実施の形態に係る理想の照明状態が実現された空間(理想空間60)が撮影された画像を示す図である。
理想空間60が撮影された画像は、例えば、ユーザが予め理想空間60を撮影することで取得され、通信端末20の記憶部(図示せず)などに記憶されている。例えば、ユーザが、友人宅、モデルハウス又はショールームなどを訪問した際に、気に入った照明状態が実現された部屋を理想空間60として撮影することで取得される。
なお、理想空間60が撮影された画像は、ユーザが撮影した画像でなくてもよい。例えば、ウェブサイトなどに含まれる画像、又は、雑誌などをスキャン又は撮影した画像でもよい。例えば、理想空間60が撮影された画像を通信端末20にダウンロードさせる操作をユーザが行うことで、取得部21は、当該画像を取得することもできる。
また、印象情報は、さらに、ユーザが好む印象を示すキーワード(第2キーワード)を含んでもよい。具体的には、キーワードは、理想の照明状態に対してユーザが感じる印象を表す感性ワードである。キーワードは、例えば、所定の尺度に基づいた方向性を有する言葉である。本実施の形態では、キーワードは、ユーザの覚醒度合いに基づいた言葉であり、例えば、「すっきり」、「ややすっきり」、「ややくつろぎ」、「くつろぎ」などである。「すっきり」と「くつろぎ」との間には印象の差(距離感)があり、キーワードが「やや」という言葉を含むことで、「すっきり」と「くつろぎ」との間の中間的な印象を表すことができる。
[送信部及び受信部]
送信部22は、複数の照明制御情報を、各々に対応する照明器具10の制御部12に送信する。例えば、送信部22は、受信部23によってサーバ装置30から照明制御情報が受信された場合に、受信された照明制御情報を、対応する照明器具10の制御部12に送信する。
送信部22は、さらに、ネットワーク40を介して、サーバ装置30に入力情報を送信する。例えば、送信部22は、取得部21によって入力情報が取得された場合に、取得された入力情報をサーバ装置30の制御情報生成部31に送信する。
なお、送信部22は、ユーザ操作に基づいて照明制御情報を送信してもよい。例えば、受信部23が照明制御情報を受信した時点では、送信部22は、照明制御情報を送信しない。このとき、例えば、照明制御情報を、通信端末20の記憶部(図示せず)などに記憶しておく。送信部22は、ユーザから照明制御の指示を受け付けた時に、照明制御情報を記憶部から読み出して送信してもよい。これにより、任意のタイミングで照明演出を行うことができる。
受信部23は、ネットワーク40を介して、サーバ装置30から照明制御情報を取得する。
送信部22及び受信部23は、複数の照明器具10の各々及びサーバ装置30と通信可能な通信インタフェースである。送信部22と照明器具10の制御部12との間の通信は、例えば、無線通信である。無線通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)又はWi−Fi(登録商標)などの所定の無線通信規格に基づいて行われる。なお、送信部22と制御部12との間の通信は、無線通信でなくてもよく、有線通信でもよい。
ネットワーク40は、例えば、インターネットである。送信部22及び受信部23は、ルータ(図示せず)などを介してネットワーク40に接続することで、サーバ装置30と通信する。
[サーバ装置]
サーバ装置30は、ユーザ毎の理想の照明状態を実現するための照明制御情報を生成する装置である。サーバ装置30は、例えば、空間50とは別の空間に配置されたコンピュータなどである。サーバ装置30は、具体的には、通信端末20のユーザの自宅などとは異なり、宅外に設けられている。
サーバ装置30は、図1に示すように、制御情報生成部31と、データベース32とを備える。以下、サーバ装置30の各構成要素について詳細に説明する。
[制御情報生成部]
制御情報生成部31は、照明情報が示す現状の照明情報を印象情報が示す印象に近付けるための複数の照明器具10の各々の照明制御情報を、入力情報に基づいて生成する。本実施の形態では、制御情報生成部31は、入力情報に基づいて、データベース32を参照することで、照明制御情報を生成する。具体的には、制御情報生成部31は、データベース32の中から理想の照明状態に対応する調光率を選択して、選択した調光率に基づいて照明制御情報を生成する。
本実施の形態では、制御情報生成部31は、入力情報に含まれる基本情報及び照明情報を用いて、現状の照明状態を把握する。具体的には、制御情報生成部31は、空間50内に配置された照明器具10の個数及びその配置を把握する。さらに、制御情報生成部31は、入力情報に含まれる照明情報を用いて、空間50内に配置された照明器具10毎に、出射する光の色温度及び明るさ(調光率)を抽出する。
照明情報は、例えば、空間50が撮影された画像(以下、「現状画像」と記載する)を含んでいる。制御情報生成部31は、現状画像に画像処理を行うことにより、領域毎の色温度及び明るさを抽出する。
例えば、制御情報生成部31は、現状画像から天井51、床52、壁53及び壁54の各々の領域を判定する。制御情報生成部31は、エッジ検出又はパターンマッチングなどの画像処理を現状画像に行うことで、天井51、床52、壁53及び壁54の各々の領域を判定する。制御情報生成部31は、判定した領域毎に色温度及び明るさを抽出する。制御情報生成部31は、レイアウト情報及び基本情報に基づいて、複数の照明器具10の各々がいずれの領域に配置されているかが分かるので、各照明器具に現状設定されている色温度及び調光率を推定することができる。
本実施の形態では、制御情報生成部31は、印象情報に含まれる画像(以下、「理想画像」と記載する)から、理想の照明状態の色温度及び明るさを抽出する。制御情報生成部31は、データベース32の中から、理想画像から抽出した色温度及び明るさに対応するキーワードに対応付けられた調光率を選択する。制御情報生成部31は、選択した調光率、及び、抽出した色温度に基づいて照明制御情報を生成する。
例えば、制御情報生成部31は、理想画像の領域毎に、色温度及び明るさを画像処理により抽出する。具体的には、制御情報生成部31は、理想画像から天井、床及び壁の各々の領域を判定する。具体的な処理は、現状画像に行う処理と同様である。これにより、制御情報生成部31は、例えば、理想画像内における天井、床及び壁の各々に設けられた照明器具からの光の色温度及び明るさを把握することができる。
例えば、データベース32には、複数の色温度の各々に対して、複数のキーワードの各々に応じた調光率が、空間内の場所毎に対応付けられている。制御情報生成部31は、レイアウト情報を用いて、複数の照明器具10の各々に応じた調光率を決定する。具体的には、制御情報生成部31は、理想画像内における領域毎の色温度及び明るさに基づいて、データベース32の中から理想画像に最も類似する色温度と明るさとキーワードとの組み合わせを選択する。制御情報生成部31は、選択した組み合わせに基づいて、空間50に配置された複数の照明器具10の出射光の色温度及び調光率を決定する。制御情報生成部31は、決定した色温度及び調光率で複数の照明器具10を点灯させるための最適な照明制御情報を生成する。
このとき、制御情報生成部31は、基本情報が示す性能で実現可能な範囲内に、選択した調光率を調整する。例えば、複数の照明器具10の中に、充分な光束の光を出射することができない照明器具が含まれているとする。この場合、制御情報生成部31は、例えば、当該照明器具では足りない光束を他の照明器具で補うように、他の照明器具の調光率を高くするための照明制御情報を生成する。
また、例えば、複数の照明器具10の中に、調光機能を有するが、調色機能を有しない照明器具が含まれているとする。この場合、制御情報生成部31は、当該照明器具では実現できない調色機能を他の照明器具で補うように、他の照明器具の色温度を設定するための照明制御情報を生成する。
制御情報生成部31は、印象情報にキーワード(第2キーワード)が含まれる場合、データベース32内のキーワード(第1キーワード)と、印象情報に含まれる第2キーワードとの間の印象の差に応じて、選択した調光率を調整する。ここで、第1キーワードは、理想画像から抽出した色温度及び明るさに対応するデータベース32内のキーワードである。制御情報生成部31は、印象の差に応じた重み係数を決定し、選択した調光率に、決定した重み係数を乗ずることで、調光率を調整する。
[データベース]
データベース32は、複数の色温度と照明状態の印象を示す複数のキーワード(第1キーワード)とを対応付けたデータベースである。データベース32では、複数の色温度の各々に対して、複数のキーワードの各々に応じた調光率が対応付けられている。
本実施の形態では、データベース32は、空間の種類及び大きさの組み合わせ毎に、色温度とキーワードと調光率との対応テーブルを含んでいる。空間の種類は、例えば、具体的には、「リビングルーム」、「ダイニングルーム」、「寝室」などである。空間の大きさは、例えば、部屋の大きさであり、間取り図における部屋の面積である。
図7は、本実施の形態に係るデータベース32の一部を示す図である。具体的には、図7は、20m〜30mのリビング・ダイニングルームに対応する対応テーブルを示している。
図7に示すように、データベース32では、色温度毎に複数のキーワードが対応付けられている。さらに、複数のキーワードの各々に対して、複数の照明器具の各々に応じた調光率が対応付けられている。このときの調光率は、一般的に、対応する色温度で、対応するキーワードの印象を抱くときの最適な明るさを示している。
具体的には、「すっきり」と感じる光の明るさは、色温度毎に異なっている。図7に示すように、「すっきり」と感じる光の明るさは、色温度が低い(すなわち、赤みを帯びた光)程、暗く、色温度が高い(すなわち、青みを帯びた光)程、明るい。「くつろぎ」についても同様である。このように、データベース32では、色温度とキーワードとの組み合わせ毎に最適な調光率が対応付けられている。
なお、図7に示す例では、キーワードとして「すっきり」と「くつろぎ」との2つを示しているが、これに限らない。2つのキーワードは、例えば、所定の尺度に基づいた方向性を有する言葉のうち、対極の感性ワードである。例えば、「すっきり」が覚醒度合いの最も大きい言葉であり、「くつろぎ」が覚醒度合いの最も低い言葉である。「ややくつろぎ」などの中間的な覚醒度合いのキーワードが通信端末20から取得された場合は、制御情報生成部31は、覚醒度合いに応じて「すっきり」の調光率と「くつろぎ」の調光率との間を補間(内挿)することで、「ややくつろぎ」に応じた調光率を決定することができる。
これにより、色温度とキーワードとが取得された場合に、制御情報生成部31は、複数の照明器具の各々の最適な調光率を選択することができる。なお、データベース32を用いた詳細な動作については、後で説明する。
なお、データベース32は、サーバ装置30が備える記憶部(図示せず)に記憶されている。当該記憶部は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリなどである。なお、サーバ装置30は、データベース32を備えていなくてもよい。例えば、データベース32は、サーバ装置30とネットワーク40を介して接続されていてもよい。
[動作]
続いて、本実施の形態に係る照明演出システム1の動作について、図8を用いて説明する。図8は、本実施の形態に係る照明演出システム1の動作を示すシーケンス図である。
まず、図8に示すように、通信端末20の取得部21が入力情報を取得する(S10)。具体的には、取得部21は、ユーザ操作に基づいて、レイアウト情報、基本情報、照明情報及び印象情報を取得する。なお、取得部21は、通信端末20の記憶部(図示せず)に予め記憶されていたレイアウト情報及び基本情報を取得してもよい。
次に、送信部22は、取得部21によって取得された入力情報をサーバ装置30に送信する(S20)。サーバ装置30の制御情報生成部31は、送信された入力情報を取得する。
次に、制御情報生成部31は、取得した入力情報に基づいて照明制御情報を生成する(S30)。具体的には、制御情報生成部31は、入力情報に基づいて、ユーザが希望する照明状態を空間50に実現するための照明制御情報を生成する。当該処理の詳細については、図9を用いて後で説明する。
制御情報生成部31は、生成した照明制御情報を通信端末20に送信する(S40)。通信端末20の受信部23は、送信された照明制御情報を受信する。
次に、通信端末20の送信部22は、受信部23によって受信された照明制御情報を複数の照明器具10の各々に送信する(S50)。複数の照明器具10の各々は、照明制御情報を受信し、受信した照明制御情報に応じて照明状態を変更する(S60)。具体的には、複数の照明器具10の各々の制御部12は、照明制御情報に含まれる色温度及び調光率で光源部11を点灯させる。
以上のようにして、制御情報生成部31によって生成された照明制御情報に応じた照明状態を空間50に実現することができる。照明制御情報は、ユーザの理想に基づいて生成されるので、空間50にユーザの理想の照明状態に近付けた照明状態を実現することができる。
以下では、照明制御情報を生成する処理の詳細について、図9を用いて説明する。図9は、本実施の形態に係る照明演出システム1において、照明制御情報を生成する処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、まず、制御情報生成部31は、空間50の特徴を判別する(S31)。空間50の特徴は、空間50の性質、及び、空間50に配置された複数の照明器具10の個数及び配置などである。
具体的には、まず、制御情報生成部31は、レイアウト情報に基づいて空間50の種類及び大きさを判別する。例えば、図3に示すレイアウト情報を取得した場合、制御情報生成部31は、空間50が20mのリビング・ダイニングルームであることを把握することができる。
さらに、制御情報生成部31は、レイアウト情報及び基本情報に基づいて、複数の照明器具10の配置及び機能を判別する。例えば、図3に示すレイアウト情報及び図4に示す基本情報を取得した場合、制御情報生成部31は、天井51、床52及び壁53又は壁54に、それぞれ4つ、1つ、1つの照明器具10が配置されていることが分かる。また、天井51に配置された4つの照明器具10a〜10dのうち、奥の2つの照明器具10b及び10dは、調色機能を有しないことが分かる。
次に、制御情報生成部31は、現状の照明状態を判別する(S32)。例えば、制御情報生成部31は、通信端末20の送信部22から送信された、空間50が撮影された画像(現状画像)を取得し、現状画像に基づいて現状の照明状態を判別する。
具体的には、制御情報生成部31は、まず、現状画像から天井51、床52、壁53及び壁54の各々の領域を判定する。例えば、制御情報生成部31は、エッジ検出又はパターンマッチングなどの画像処理を現状画像に行うことで、天井51、床52、壁53及び壁54の各々の領域を判定する。
制御情報生成部31は、領域毎に色温度及び明るさを抽出する。これにより、天井51、床52、壁53及び壁54の各々の色温度及び明るさが抽出されるので、制御情報生成部31は、データベース32を参照することで、現状の照明状態を把握することができる。図7に示す例では、現状の照明状態は、粗いドットの網掛けで示すように、以下の通りであることが分かる。
すなわち、天井51の照明器具は、色温度が2000Kで、調光率が25%で、印象がくつろぎ側である。床52の照明器具は、色温度が2000Kで、調光率が25%で、印象がくつろぎ側である。壁53又は壁54の照明器具は、色温度が3000Kで、調光率が50%で、印象がくつろぎ側である。
次に、制御情報生成部31は、理想画像の照明状態を判別する(S33)。例えば、制御情報生成部31は、通信端末20の送信部22から送信された印象情報に含まれる理想画像を取得し、理想画像の照明状態を判別する。
具体的には、制御情報生成部31は、まず、理想画像から天井、床及び壁の各々の領域を判定する。例えば、エッジ検出又はパターンマッチングなどの画像処理を理想画像に行うことで、天井、床及び壁の各々の領域を判定する。
制御情報生成部31は、領域毎に色温度及び明るさを抽出する。これにより、天井、床及び壁の各々の色温度及び明るさが抽出されるので、制御情報生成部31は、データベース32を参照することで、理想画像の照明状態を把握することができる。図7に示す例では、理想画像の照明状態は、密なドットの網掛けで示すように、以下の通りであることが分かる。
すなわち、天井の照明器具は、色温度が5000Kで、調光率が75%で、印象がくつろぎ側である。床の照明器具は、色温度が5000Kで、調光率が75%で、印象がくつろぎ側である。壁の照明器具は、色温度が4000Kで、調光率が60%で、印象がくつろぎ側である。
次に、制御情報生成部31は、印象情報にキーワードが含まれるか否かを判定する(S34)。キーワードが含まれる場合(S34でYes)、制御情報生成部31は、当該キーワードと、理想画像から判定されたキーワードとの間の距離感を推定する(S35)。距離感は、キーワード間の印象の差であり、具体的には、重み付け演算に用いる重み係数に相当する。
例えば、図7に示すように、理想画像から判定されたキーワードは、「くつろぎ」である。このとき、印象情報に含まれるキーワードが「ややすっきり」である場合、制御情報生成部31は、「くつろぎ」と「ややすっきり」との間の距離感を推定する。距離感(重み係数)は、「くつろぎ」と「すっきり」との間の距離に対する、「くつろぎ」と「ややすっきり」との間の距離の割合によって定められる。制御情報生成部31は、例えば、「ややすっきり」は、「くつろぎ」と「すっきり」とのうち「すっきり」側の印象を示すと推定する。制御情報生成部31は、例えば、「くつろぎ」に対する重み係数が1/3であり、「すっきり」に対する重み係数は2/3であると推定する。
制御情報生成部31は、推定した距離感に基づいて、照明制御情報を生成する(S36)。制御情報生成部31は、理想画像に基づいて判定された色温度において、「すっきり」に対応付けられた調光率と「くつろぎ」に対応付けられた調光率とを重み付け演算する。図7では、重み付け演算に用いる数値を四角で囲んで示している。
例えば、天井の照明器具について、色温度が5000Kの場合、「すっきり」に適した調光率は90%であり、「くつろぎ」に適した調光率は75%である。したがって、「ややくつろぎ」に適した調光率は、90%(すっきり)を重み係数2/3で重み付け、75%(くつろぎ)を重み係数1/3で重み付けて、加算することにより、85%となる。壁の照明器具、及び、床の照明器具についても同様の演算を行うことで、壁の照明器具の調光率は73%、床の照明器具の調光率は85%と算出される。
したがって、制御情報生成部31は、以下のように複数の照明器具10を制御するための照明制御情報を生成する。すなわち、天井51の照明器具10を、色温度が5000K、かつ、調光率が85%で点灯させる。床52の照明器具10を、色温度が5000K、かつ、調光率が85%で点灯させる。壁53及び壁54の照明器具10を、色温度が4000K、かつ、調光率が73%で点灯させる。
キーワードが含まれない場合(S34でNo)、制御情報生成部31は、現状の照明状態を理想画像の照明状態に近付けるように、照明制御情報を生成する(S36)。例えば、制御情報生成部31は、理想画像の色温度及び調光率で照明器具10を点灯させるような照明制御情報を生成する。
なお、調光率及び色温度を決定する際に、例えば、制御情報生成部31は、理想画像の調光率及び色温度を、基本情報が示す性能で実現可能な範囲内に調整してもよい。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る照明演出システム1は、各々が、光源部11と、光源部11の調光及び調色の少なくとも一方を制御する制御部12とを備える1以上の照明器具10と、1以上の照明器具10が配置された空間50のレイアウト情報、1以上の照明器具10の性能を示す基本情報、1以上の照明器具10による現状の照明状態を示す照明情報、及び、所定の照明状態が実現された空間の印象を示す印象情報を含む入力情報を取得する取得部21を備える通信端末20と、照明情報が示す現状の照明情報を印象情報が示す印象に近付けるための1以上の照明器具10の各々の照明制御情報を、入力情報に基づいて生成する制御情報生成部31とを備え、通信端末20は、さらに、照明制御情報を、対応する照明器具10の制御部12に送信する送信部22を備え、制御部12は、送信部22によって送信された照明制御情報を取得し、取得した照明制御情報に基づいて光源部11の調光及び調色の少なくとも一方を制御する。
これにより、レイアウト情報、基本情報、照明情報及び印象情報を含む入力情報に基づいて、ユーザが希望する照明制御情報を生成することができる。例えば、ユーザ入力に基づいて、ユーザが希望する印象を示す印象情報を取得することで、ユーザが希望する印象に適した照明制御情報を生成することができる。
また、レイアウト情報、基本情報及び印象情報を取得するので、現状の照明状態を適切に把握することができる。したがって、例えば、照明器具10の個数、配置及び機能などに応じて、ユーザが希望する印象に最適な照明制御情報を生成することができる。
また、ユーザは、入力情報を、通信端末20を介して制御情報生成部31に送信するだけでよい。つまり、ユーザは、照明器具10の色温度及び調光率などの具体的な設定値を入力する必要はない。したがって、ユーザが希望する照明空間を容易に実現することができる。
また、例えば、印象情報は、ユーザの理想の照明状態が実現された空間が撮影された画像を含む。
これにより、印象情報には、ユーザの理想の照明状態が実現された空間が撮影された画像が含まれるので、理想の照明状態の領域毎の明るさ及び色を把握することができる。したがって、最適な照明制御情報を生成することができる。また、ユーザは、理想の照明状態が実現された空間を撮影して送信すればよいので、ユーザが希望する照明空間を容易に実現することができる。
また、例えば、照明演出システム1は、さらに、複数の色温度と照明状態の印象を示す複数のキーワードとを対応付けたデータベース32を備え、制御情報生成部31は、入力情報に基づいてデータベース32を参照することで、照明制御情報を生成する。
これにより、データベース32の中から入力情報に基づいて適切な組み合わせを選択することができる。したがって、最適な照明制御情報を生成することができ、ユーザが希望する照明空間を容易に実現することができる。
また、例えば、データベース32では、複数の色温度の各々に対して、複数のキーワードの各々に応じた調光率が対応付けられており、制御情報生成部31は、データベース32の中から理想の照明状態に対応する調光率を選択し、選択した調光率に基づいて照明制御情報を生成する。また、例えば、制御情報生成部31は、印象情報に含まれる画像から、理想の照明状態の色温度及び明るさを抽出し、データベース32の中から、抽出した色温度及び明るさに対応する第1キーワードに対応付けられた調光率を選択し、選択した調光率、及び、抽出した色温度に基づいて照明制御情報を生成する。
これにより、データベース32では色温度とキーワードとの組み合わせに応じた調光率が対応付けられているので、理想画像から抽出した色温度及び調光率に基づいて、最適な色温度と調光率との組み合わせを選択することができる。したがって、最適な照明制御情報を生成することができ、ユーザが希望する照明空間を容易に実現することができる。
また、例えば、印象情報は、さらに、ユーザが好む印象を示す第2キーワードを含む。
これにより、ユーザが好む印象を示す第2キーワードを利用するので、ユーザが希望する最適な照明制御情報を生成することができる。
また、例えば、制御情報生成部31は、さらに、第1キーワードと第2キーワードとの間の印象の差に応じて、選択した調光率を調整する。
これにより、データベース32の第1キーワードに対応付けられた調光率を、第1キーワードと第2キーワードとの間の印象の差によって調整するので、ユーザが希望する最適な照明制御情報を生成することができる。
また、例えば、制御情報生成部31は、さらに、基本情報が示す性能で実現可能な範囲内に、選択した調光率を調整する。
これにより、空間50に配置された複数の照明器具10によって実現可能な照明状態のうち、ユーザが希望する最適な照明制御情報を生成することができる。
また、例えば、レイアウト情報は、1以上の照明器具10の配置を示し、データベース32では、複数の色温度の各々に対して、複数のキーワードの各々に応じた調光率が、空間内の場所毎に対応付けられ、制御情報生成部31は、レイアウト情報を用いて、1以上の照明器具10の各々に応じた調光率を決定する。
これにより、複数の照明器具10の各々に応じた調光率を決定するので、空間50の照明演出をより精度良く行うことができる。
なお、本実施の形態における技術は、照明演出システムとして実現できるだけでなく、コンピュータを、上述した照明演出システムとして機能させるためのプログラムとして実現することもできる。あるいは、当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なDVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体として実現することもできる。
つまり、上述した包括的又は具体的な態様は、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能な記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
(その他)
以上、本発明に係る照明演出システムについて、上記の実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、通信端末20が携帯端末である例について示したが、これに限らない。通信端末20は、所定の場所に設置された制御装置などでもよい。例えば、通信端末20は、パーソナルコンピュータでもよく、あるいは、照明器具10を制御する専用のデバイスでもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、照明演出システム1がサーバ装置30を備え、サーバ装置30が制御情報生成部31を備える例について示したが、これに限らない。照明演出システム1は、サーバ装置30を備えていなくてもよい。この場合、例えば、通信端末20が制御情報生成部31及びデータベース32を備えてもよい。したがって、送信部22及び受信部23は、ネットワーク40を介した情報の送受信ではなく、通信端末20の内部における情報の送受信を行ってもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、照明演出システム1が1つの通信端末20を備え、1つの空間50の照明演出を行う例について示したが、これに限らない。照明演出システム1は、複数の通信端末20を備え、複数の空間50の照明演出を行ってもよい。すなわち、サーバ装置30の制御情報生成部31は、通信端末20毎に、各々から送信される入力情報に基づいて、各々に最適な照明制御情報を生成してもよい。これにより、複数の空間50の照明演出を容易に行うことができる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 照明演出システム
10、10a、10b、10c、10d、10e、10f 照明器具
11 光源部
12 制御部
20 通信端末
21 取得部
22 送信部
31 制御情報生成部
32 データベース
50 空間
60 理想空間

Claims (10)

  1. 各々が、光源部と、当該光源部の調光及び調色の少なくとも一方を制御する制御部とを備える1以上の照明器具と、
    前記1以上の照明器具が配置された空間のレイアウト情報、前記1以上の照明器具の性能を示す基本情報、前記1以上の照明器具による現状の照明状態を示す照明情報、及び、所定の照明状態が実現された空間の印象を示す印象情報を含む入力情報を取得する取得部を備える通信端末と、
    前記照明情報が示す現状の照明情報を前記印象情報が示す印象に近付けるための前記1以上の照明器具の各々の照明制御情報を、前記入力情報に基づいて生成する制御情報生成部とを備え、
    前記通信端末は、さらに、前記照明制御情報を、対応する前記照明器具の前記制御部に送信する送信部を備え、
    前記制御部は、前記送信部によって送信された照明制御情報を取得し、取得した照明制御情報に基づいて前記光源部の調光及び調色の少なくとも一方を制御する
    照明演出システム。
  2. 前記印象情報は、ユーザの理想の照明状態が実現された空間が撮影された画像を含む
    請求項1に記載の照明演出システム。
  3. 前記照明演出システムは、さらに、複数の色温度と照明状態の印象を示す複数のキーワードとを対応付けたデータベースを備え、
    前記制御情報生成部は、前記入力情報に基づいて前記データベースを参照することで、前記照明制御情報を生成する
    請求項2に記載の照明演出システム。
  4. 前記データベースでは、前記複数の色温度の各々に対して、前記複数のキーワードの各々に応じた調光率が対応付けられており、
    前記制御情報生成部は、前記データベースの中から前記理想の照明状態に対応する調光率を選択し、選択した調光率に基づいて前記照明制御情報を生成する
    請求項3に記載の照明演出システム。
  5. 前記制御情報生成部は、
    前記印象情報に含まれる画像から、前記理想の照明状態の色温度及び明るさを抽出し、
    前記データベースの中から、抽出した色温度及び明るさに対応する第1キーワードに対応付けられた調光率を選択し、
    選択した調光率、及び、抽出した色温度に基づいて前記照明制御情報を生成する
    請求項4に記載の照明演出システム。
  6. 前記印象情報は、さらに、前記ユーザが好む印象を示す第2キーワードを含む
    請求項5に記載の照明演出システム。
  7. 前記制御情報生成部は、さらに、前記第1キーワードと前記第2キーワードとの間の印象の差に応じて、選択した調光率を調整する
    請求項6に記載の照明演出システム。
  8. 前記制御情報生成部は、さらに、前記基本情報が示す性能で実現可能な範囲内に、選択した調光率を調整する
    請求項4〜7のいずれか1項に記載の照明演出システム。
  9. 前記レイアウト情報は、前記1以上の照明器具の配置を示し、
    前記データベースでは、前記複数の色温度の各々に対して、前記複数のキーワードの各々に応じた調光率が、空間内の場所毎に対応付けられ、
    前記制御情報生成部は、前記レイアウト情報を用いて、前記1以上の照明器具の各々に応じた調光率を決定する
    請求項3〜8のいずれか1項に記載の照明演出システム。
  10. コンピュータを、請求項1〜9のいずれか1項に記載の照明演出システムとして機能させるためのプログラム。
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