JP6368918B2 - スピーカと、その製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタ部を含むスピーカと、その製造方法に関する。
以下、従来のスピーカについて説明する。従来のスピーカは、フレーム、磁気回路部、振動板、ボイスコイルとリード線を含んで構成されている。
フレームの中央部には、磁気回路が結合されている。一方、フレームの外周部には、振動板が連結されている。そして、この振動板の中央部にボイスコイルが接着されている。なお、磁気回路には磁気ギャップを含み、この磁気ギャップ内にボイスコイルが挿入されている。
さらに、フレームにはコネクタ部が設けられている。このコネクタ部には端子が設けられており、この端子を介して外部機器が電気的に接続される。そして端子と、ボイスコイルとの間は、リード線によって接続されている。なお、リード線は、端子へはんだ付けによって固定されている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平9−130890号公報
本発明のスピーカは、フレーム、磁気回路、磁気ギャップ、振動板、ボイスコイル、コネクタ部、リード線を含んでいる。コネクタ部はフレームに設けられ、端子を含んでいる。磁気回路は、フレームの中央部に設けられている。振動板は、フレームの外周部に連結されおり、この振動板の中央部にはボイスコイルが固定されている。そして、ボイスコイルは、磁気回路に設けられた磁気ギャップに挿入されている。リード線は、端子へはんだ付けされる接続部を有し、端子とボイスコイルとを接続している。
そして、コネクタ部には、リード線を保持する第1保持部が形成されており、リード線は端子と第1保持部との間で圧接されて保持されている。さらに、第1保持部は、第1保持爪と、第1保持爪と並んで形成された第2保持爪と、第1保持爪と第2保持爪とを連結する連結部とを有し、第2保持爪と第1保持爪との間にはスリットが設けられ、リード線はスリットに配され、スリットにおける第1保持爪と第2保持爪の間隔はリード線の直径より狭く、リード線は第1保持爪と第2保持爪の少なくとも一方の弾性力によって、端子へ圧接されている。
本発明の実施の形態におけるスピーカの断面図 図1のスピーカにおける端子を第1保持部へ固定した状態をフレームの内側から見た要部断面図 本発明の実施の形態における他のスピーカの断面図 図3に示すスピーカにおいて振動板を外した状態の斜視図 本発明の実施の形態におけるスピーカの磁気回路を横方向から見た断面図 図3に示すスピーカにおけるフレームの上面図 図6に示すフレームをコネクタ部の外側から見た側面図 本発明の実施の形態におけるスピーカの端子の上面図 図8に示す端子を第1保持部へ固定した状態を上から見た要部断面図 図9Aに示す第1保持部にリード線を固定した状態をフレーム内側から見た要部断面図 図9Aに示す第1保持部を上から見た要部拡大図 図9Aに示す第1保持部をフレームの内側から見た要部拡大図 図9Aに示す第1保持部を下から見た要部拡大図 本発明の実施の形態における他の第1保持部を上から見た要部拡大図 本発明の実施の形態における端子をさらに他の第1保持部へ固定した状態を上から見た要部断面図 本発明の実施の形態における第2保持部の側面図 本発明の実施の形態における第2保持部の上面図 本発明の実施の形態における第2保持部の断面図 本発明の実施の形態におけるスピーカの製造フローチャート
本発明の実施の形態に先立ち、従来のスピーカの課題を説明する。特許文献1に示されるような従来のスピーカでは、リード線が端子へ接続される位置が定まらない。そのため、端子にはんだ付けされるリード線の位置にばらつきが生じ、ボイスコイルから端子までの間のリード線の長さが一定とならず、その経路にばらつきが生じる。その結果、リード線が振動板に当たって異音が発生する。
以下、上述の課題を解決する本実施の形態における種々のスピーカについて図面を参照しながら説明する。なお、各スピーカにおいて、同様の構成をなすものには同じ符号を付し、詳細な説明を省略する場合がある。
図1は、本実施の形態によるスピーカ101の断面図である。図2は、スピーカ101における端子108を第1保持部110へ固定した状態をフレーム102の内側から見た要部断面図である。
スピーカ101は、フレーム102、磁気回路103、振動板104、ボイスコイル105、コネクタ部106、リード線107を含んでいる。磁気回路103は、フレーム102の中央部に設けられている。振動板104は、フレーム102の外周部に連結されており、振動板104の中央部にはボイスコイル105が固定されている。そして、ボイスコイル105は、磁気回路103に設けられた磁気ギャップ109に挿入されている。コネクタ部106はフレーム102の外周部寄りに設けられ、端子108を含んでいる。リード線107は、端子108とボイスコイル105との間を接続している。そしてリード線107は、端子108へ接続される接続部107Aを有している。さらに、コネクタ部106には、リード線107を保持する第1保持部110が形成されている。
さらに、リード線107には、圧接部107Cが形成されている。圧接部107Cは、端子108と第1保持部110との間で圧接されている。圧接部107Cは、リード線107において、接続部107Aよりも先端寄りに設けられている。これ以外に、たとえば、圧接部107Cは、リード線107において、接続部107Aよりもボイスコイル105寄りに形成してもかまわない。
以上のように、リード線107は、端子108と第1保持部110との間で圧接されて保持されている。接続部107Aは、圧接部107Cに近接して設けられている。したがって、接続部107Aが端子108へはんだ付けされる位置のばらつきは抑制される。そのため、ボイスコイル105から端子108までの間のリード線107の経路の位置ばらつきを抑制できる。その結果、リード線107が振動板104に当たることによって生じる異音の発生を抑制できる。
また、リード線107は、容易に端子108の所定の位置へ配置できるので、リード線107と端子108との接続作業も容易である。したがって、リード線107と端子108との接続作業の作業工数を低減できる。すなわち、接続部107Aは、端子108の所定の位置へ配置されているので、端子108とリード線との接続作業は、人手によらずとも、機械化して、容易に自動化することもできる。したがって、接続作業に要する費用を削減できる。
次に、本実施の形態による他のスピーカ201について詳しく説明する。図3はスピーカ201の断面図である。図4はスピーカ201の振動板を外した状態の斜視図である。スピーカ201は、スピーカ101と同様に、樹脂製のフレーム102、磁気回路103、振動板104、ボイスコイル105、コネクタ部106、リード線107を含んでいる。スピーカ201はさらに第2保持部203を含む。
なお、以下の説明において、第2保持部203以外の各部の説明は、スピーカ101にも適用可能である。
リード線107は、ボイスコイル105とコネクタ部106との間を接続している。なおリード線107には、錦糸線を用いることが好ましい。この場合、リード線107には、芯線と、この芯線の外周に設けられた導体部を含む。芯線には、一般的に糸が用いられている。芯線の糸には、たとえば木綿糸などを用いることが好ましい。導体部は、複数本の導線がよられて形成されている。なお、導線にはたとえば銅線を用いることが好ましい。すなわち、錦糸線は断面が略円形状の糸の周囲に導線が巻かれているので、錦糸線の断面形状は略円形状である。また、スピーカ201は、さらにダンパ202を含むことが好ましい。
次に磁気回路103と磁気ギャップ109について、図5を参照しながら説明する。図5は、磁気回路103を横方向から見た断面図である。磁気回路103には、外磁型を用いることができる。磁気回路103は、磁石103A、下部プレート103B、上部プレート103Cを含んでいる。磁気回路103では、下部プレート103B上にリング状の磁石103Aが搭載され、磁石103Aの上にリング状の上部プレート103Cが搭載されている。なお、下部プレート103Bの中央部には、凸状のセンターポール103Dが形成されている。そして下部プレート103Bは、センターポール103Dが磁石103Aの孔を貫通するように配置されている。このように構成された外磁型の磁気回路103では、センターポール103Dの側面と上部プレート103Cの側面との間に磁気ギャップ109が形成されている。
なお、磁気回路は、外磁型としたが、これに限らない。たとえば内磁型を用いても、あるいは外磁型と内磁型とを組合せて用いてもかまわない。
図6は、スピーカ201におけるフレーム102の上面図である。図7は、フレーム102をコネクタ部106の外側から見た側面図である。フレーム102は、磁気回路取り付け部102A、外枠部102B、連結部102C、第2保持部203を含んでいる。磁気回路取り付け部102Aは、フレーム102の中央部に設けられ、図5に示す磁気回路103が固定される。具体的には、磁気回路103の上部プレート103Cの上面が、磁気回路取り付け部102Aの下面へ取り付けられる。
そして、図3に示すように、ボイスコイル105は、図6に示す磁気回路取り付け部102Aの中央部に設けられた貫通孔を貫通し、ボイスコイル105の先端が磁気ギャップ109に配置されている。なお、図3、図4に示すように、スピーカ201がダンパ202を有する構成である場合、ダンパ202の内周部は、ボイスコイル105へ接着されている。一方、ダンパ202の外周部は、図6に示す磁気回路取り付け部102Aの外周部に接着されている。
さらに、図3、図4に示すように、第2保持部203は、リード線107の経路を規制する。そのために、第2保持部203は、磁気回路取り付け部102Aの外周部に設けておくと良い。なお、フレーム102の上面から見て、第2保持部203の中心と、コネクタ部106の中心とは、一直線上に並ぶように配置されている。
外枠部102Bには、コネクタ部106が形成されている。そして、連結部102Cは、磁気回路取り付け部102Aと外枠部102Bの間を連結している。さらに、図3に示す振動板104の外周部は、外枠部102Bの外周端部の上に貼り付けられている。
次にコネクタ部106について説明する。図8は、端子108の上面図である。図9Aは、端子108を第1保持部110へ固定した状態を上から見た要部拡大図である。図9Bは、端子108を第1保持部110へ固定した状態をフレーム102の内側から見た要部断面図である。コネクタ部106は、図9Aに示す樹脂製のハウジング部106A、樹脂製の第1保持部110と、金属製の端子108を含んでいる。ハウジング部106Aの側壁106Bは、外枠部102Bからフレーム102の外方向へ突出している。ハウジング部106Aの底面106Cには、図7に示す孔106Dが形成されている。なお、ハウジング部106Aや、第1保持部110は、外枠部102Bと一体に成形されている。
次に、端子108について説明する。端子108は平板状の形状である。端子108は、図8に示すように、コンタクト部108A、挿入部108B、圧接部108C、接続部108Dと、リード規制部108Eとを含む。コンタクト部108Aは、挿入部108Bの一方の側に設けられている。圧接部108C、接続部108Dと、リード規制部108Eは、端子108において、挿入部108Bを挟んで、コンタクト部108Aの反対方向へと延びている。圧接部108C、接続部108D、およびリード規制部108Eは、挿入部108Bから端子108の先端に向かって、圧接部108C、接続部108D、リード規制部108Eの順番で配置されている。そして、挿入部108Bが図7に示す孔106Dへと挿入されて、端子108は底面106Cを貫通する。
コンタクト部108Aは、底面106Cからハウジング部106A内に突出している。一方、圧接部108C、接続部108Dと、リード規制部108Eは、外枠部102Bの内面から突出している。リード線107の接続部107Aよりも先端寄りの部分が、第1保持部110と図8に示す圧接部108Cとの間で、圧接されて保持されている。さらに、リード線107は、リード規制部108Eで位置決めされている。そして、図9Aに示すように、接続部108Dと接続部107Aとが、接続部材204によって接続されている。さらに、リード線107は、図3、図4に示すように、ボイスコイル105から第2保持部203を介して、端子108へと接続されている。
以上の構成により、リード線107は精度良く端子108へ装着できる。さらに、リード線107は、第1保持部110とリード規制部108Eとによって保持されているので、第1保持部110とリード規制部108Eの間は端子108上に規制されている。したがって、接続部107Aが接続部108Dから浮き上がることを抑制できる。その結果、接続部108Dと接続部107Aの接続作業が容易であるので、接続部108Dと接続部107Aの接続作業を容易に機械化でき、接続部108Dと接続部107Aの接続作業を自動化することが可能となる。
なお、接続部材204には、たとえばはんだなどを用いることができる。そして以上の構成により、接続部107Aが、接続部108Dから浮き上がることを抑制できるので、接続部107Aと接続部108Dとを接続するはんだの使用量を少なくできる。したがって、はんだ付けのために必要となる熱量は少なくて済むので、はんだ付けの熱による孔106Dの変形も抑制でき、端子108のがたつきも抑制できる。
図8に示すように、端子108には、挿入部108Bと接続部108Dの間に圧接部108Cが設けられている。したがって、圧接部108Cを設けた分だけ、接続部108Dと底面106Cとの間の距離が離れる。すなわち、接続部107Aは、孔106Dから離れて配置されている。その結果、はんだ付け作業時の熱によって、孔106Dが変形することを抑制できる。したがって、端子108のがたつきを抑制できる。
なお、圧接部108Cは平板状とし、図9Bに示すように、圧接部108Cの幅方向の寸法は、リード線107の直径よりも大きくしておくことが好ましい。この構成により、リード線107を第1保持部110と圧接部108Cとの間で、しっかりと挟み込んで保持できる。また、接続部108Dも平板状とし、接続部108Dの幅方向の寸法は、リード線107の直径よりも大きくしておくことが好ましい。その結果、リード線107のはんだ付け作業も容易である。加えて、リード規制部108Eもまた、平板状としておくことが好ましい。この構成により、端子108へ容易にリード規制部108Eを形成できる。したがって、さらにリード線107を精度良く位置決めできる。
なお、リード規制部108Eの形状は、たとえば切り欠きである。しかし、リード規制部108Eの形状は、これに限らない。たとえば、リード規制部108Eは、孔でも構わない。また、リード規制部108Eの先端に折り曲げを形成しておいても良い。さらに、端子108の形状は、平板状に限らない。たとえばコンタクト部108A、挿入部108Bは、ピン状(線状)でも構わない。
リード線107は、端子108と第1保持部110との間に圧接されて保持されている。そこで次に、第1保持部110の構成と、第1保持部110によってリード線107をフレーム102へ仮固定する構成について図9B、図10〜図12を参照しながら説明する。図10は、第1保持部110を上から見た要部拡大図である。図11は、第1保持部110をフレーム102の内側から見た要部拡大図である。図12は、第1保持部110を下側から見た要部拡大図である。
図9B、図10に示すように、第1保持部110は、第1保持爪111、第2保持爪112、スリット113、連結部114を含んでいる。また、第1保持爪111は、第1弾性部111Aと、第1圧接部111Bを含んでいる。一方、第2保持爪112は、第2弾性部112Aと、第2圧接部112Bを含んでいる。第1弾性部111Aと第2弾性部112Aは、図9Bに示すように、ともに連結部114から紙面の鉛直方向(図12においては図面の上方向)に向かって立設されている。すなわち第1弾性部111A、第2弾性部112Aは、フレーム102の中央部に向かって延びている。
図9Bに示すように、第1弾性部111Aの先端には、第1圧接部111Bが設けられている。一方、第2弾性部112Aの先端には、第2圧接部112Bが設けられている。なお、第1圧接部111Bと第2圧接部112Bは、連結部114に結合していない。そして、第1保持爪111と第2保持爪112の間には、スリット113が形成されている。第1保持爪111と第2保持爪112は、スリット113を挟んで、並列に配置されている。
なお、スリット113は、図9Bに示すように、リード線107の挿入口として利用することが好ましい。この場合、スリット113は、リード線107の挿入にしたがって、第1弾性部111Aと第2弾性部112Aが弾性変形して、押し広げられる。したがって、リード線107を容易に挿入できる。
そして以上の構成により、リード線107は、第1弾性部111Aと第2弾性部112Aの弾性力によって、第1圧接部111B、第2圧接部112Bと圧接部108Cとの間に挟まれて保持されている。したがって、リード線107は、精度良く端子108上へ配置されるので、リード線107と端子108とが接続される位置のばらつきを抑制できる。したがって、図3、図4に示すボイスコイル105から端子108までの間のリード線107の経路の位置ばらつきを抑制できる。その結果、リード線107が振動板104に当たることによる異音の発生を抑制できる。
なお、図9Bに示すように、スリット113の間隔は、リード線107の直径より狭くしている。また、端子108の上面と第1圧接部111Bの下面との間の間隔、および端子108の上面と第2圧接部112Bの下面との間の間隔は、ともにリード線107の直径より狭くしている。このような構成により、リード線107は、第1保持爪111と第2保持爪112の弾性力によって、端子108へ圧接される。
なおリード線107に錦糸線を用いた場合、リード線107は、第1保持爪111もしくは第2保持爪112の弾性力によって、錦糸線の導体部が圧縮されて挿入される。その結果、リード線107は、導体部が圧縮変形した状態で保持される。したがって、リード線107が、第1保持部110から脱落することを抑制できる。
さらに、第1保持爪111のスリット113に面した側面における端子108寄りの端部には、図9Bに示すように、角部111Cが形成されている。一方、第2保持爪112のスリット113に面した側面における端子108寄りの端部にも、角部112Cが形成されている。したがって、リード線107は、角部111C、角部112Cと、圧接部108Cとによって挟まれた状態で、保持されている。
以上の構成とすることにより、リード線107の中心軸を、容易にスリット113や圧接部108Cの中央近傍に精度良く配置できる。したがって、接続部107Aと接続部108Dの間の接続作業も容易であるので、接続作業に要する工数を小さくできる。また、接続作業の自動化も容易となるので、さらに接続作業に要する費用を低減できる。
さらに、角部111Cと角部112Cの一部には、当接部が形成されている。そしてこの当接部のみで、角部111C、角部112Cとリード線107は、接触している。すなわち、第1保持爪111と第2保持爪112は、当接部のみでリード線107へ接触し、それ以外の箇所では、第1保持爪111と第2保持爪112がリード線107と接触しない構成としている。そのために、第1保持爪111のスリット113に面した側面は、図10に示すように、第1傾斜面111Dを形成している。さらに、第2保持爪112のスリット113に面した側面は、リード線107が延びる方向(図9A参照)に沿って第1傾斜面112Dを形成している。
たとえば、第1傾斜面111Dと第1傾斜面112Dは、フレーム102を上方向から見た場合に、ボイスコイル105寄りのスリット113の端部(以降、スリット端と記載する)の幅と、外枠部102B寄りのスリット端の幅とが異なるように形成されている。この構成により、リード線107は、図3に示すボイスコイル105寄り(フレーム102の中心寄り)と外枠部102B寄りのうちの幅の狭いスリット端で、角部111Cと角部112Cによって圧接される。なお、第1保持爪111のスリット113に面した側面には、第1傾斜面111Dを形成し、第2保持爪112のスリット113に面した側面には、第1傾斜面112Dが形成されているが、これに限らない。たとえば、第1傾斜面111Dと第1傾斜面112Dのうちのいずれか一方のみでもかまわない。
第1傾斜面111Dあるいは第1傾斜面112Dは、連結部114からの距離が遠い側のスリット端の幅よりも、連結部114からの距離が近い側のスリット端の幅が広くなるように形成することが好ましい。この構成により、第1弾性部111Aと第2弾性部112Aが変形し易くなるため、リード線107の直径にばらつきがあっても、第1弾性部111Aと第2弾性部112Aが弾性変形の限度を超えることを抑制できる。
なお、第1傾斜面111Dあるいは第1傾斜面112Dは、連結部114からの距離が遠い側のスリット端の幅よりも、連結部114からの距離が近い側のスリット端の幅が狭くなるように形成することもできる。この場合、第1弾性部111Aと第2弾性部112Aは弾性変形に強くなるので、リード線107を保持する力を大きくできる。
さらに、第1傾斜面111Dあるいは第1傾斜面112Dは、ボイスコイル105から遠い側のスリット端の幅よりも、ボイスコイル105から近い側のスリット端の幅を狭くすることが好ましい。この構成により、リード線107の切断寸法のばらつきや、ボイスコイル105の装着のばらつきなどが大きい場合でも、ボイスコイル105から当接部までの距離を短くできる。そのため、リード線107を所定の位置に容易に保持することができる。
第1保持部110には、図9Bに示すように、リード線107を所定の位置に誘導する第1ガイド部110Aが設けられていることが好ましい。第1ガイド部110Aは、第1保持爪111のスリット113に面した側面と、第2保持爪112のスリット113に面した側面に設けられた傾斜面である。これらの傾斜面は、第1保持部110をフレーム102の内側から見た場合に、端子108に近い位置(下側)のスリット端の幅に比べて、端子108とは反対側(上側)のスリット端の幅が広くなる方向に傾斜している。したがって、リード線107を矢印の方向に挿入する場合に、リード線107は第1ガイド部110Aによって、容易に所定の位置へと誘導される。したがって、リード線107の挿入が容易である。その結果、リード線107の挿入作業は、機械化によって、自動化を促進できる。
上述のように、リード線107の断面形状は、略円形状である。ところが、リード線107が第1保持部110へ装着された状態では、圧接部107Cでのリード線107の断面形状は非円形状である。この場合、リード線107の断面における寸法において、第1保持爪111と第2保持爪112とが並立する方向(第1方向)の寸法が、第1方向に直交する方向(第2方向)の寸法よりも大きくすることが好ましい。この構成により、リード線107は、さらにしっかりと第1保持部110によって保持される。したがって、リード線107が、第1保持部110から脱落することをさらに抑制できる。
さらに、第1保持爪111には、図9Bに示されるように、当接壁111Eが形成されている。一方、第2保持爪112には、当接壁112Eが形成されている。リード線107が第1保持部110へ装着された状態において、当接壁111E、当接壁112Eは、圧接部107Cにおけるリード線107の第1方向の頂点部(それぞれ第1頂点部107D、第2頂点部107E)と当接している。なお、第1頂点部107D、第2頂点部107Eは、当接壁111Eと当接壁112Eのいずれか一方のみと当接してもかまわない。この構成により、リード線107は、当接壁111Eあるいは当接壁112Eとの間に挟まれて保持されているので、さらにしっかりと第1保持部110によって保持できる。したがって、リード線107が、第1保持部110から脱落することをさらに抑制できる。
図9Aに示すように、連結部114には、凹部114Aを形成することが好ましい。凹部114Aは、リード線107が長すぎる場合に、リード線107の先端を収容する。そのために、凹部114Aは、フレーム102の内側から見て、スリット113と重なるように配置することが好ましい。また、凹部114Aは、リード線107の長さとは関係なく、リード線107の先端が必ず凹部114A内に挿入されるようにしても良い。この場合、凹部114Aは、リード線107の先端の位置を規制する規制部として機能する。
図13は、本発明の実施の形態における他のスピーカの第1保持部を上から見た要部拡大図である。このように、第1傾斜面111Dあるいは第1傾斜面112Dは、ボイスコイル105から遠い側のスリット端の幅に比べて、ボイスコイル105から近い側のスリット端の幅を広くなるように形成することもできる。この場合、図3、図4に示すリード線107は、リード線107の先端に近い部位で保持される。そしてこの構成により、リード規制部108Eと、第1保持爪111や第2保持爪112の当接部との間の距離が長くなる。したがって、リード線107を端子108に対してさらに精度良く配置できる。
図14は、本発明の実施の形態における他のスピーカにおいて、端子をさらに他の第1保持部120へ固定した状態を上から見た要部断面図である。この場合、リード線107は、接続部107Aより図3に示すボイスコイル105に近い位置で、第1保持部120によって保持されている。そのために、端子108には、接続部108D、圧接部108C、リード規制部108Eが、挿入部108Bから、接続部108D、圧接部108C、そしてリード規制部108Eの順番で配置されている。すなわち、リード線107は、第1保持部120で保持された場所よりも先端に近い位置で、端子108と接続されている。したがって、第1保持部120と、底面106Cにおけるフレーム102の内面との間には、リード線107と端子108とを接続可能な距離が設けられている。
次に、第2保持部203について説明する。第2保持部203は、図3、図4に示すように、ボイスコイル105と第1保持部110との間に配置されている。そして、第2保持部203は、リード線107の配線される経路の途中で、リード線107を保持している。リード線107は、ボイスコイル105と第1保持部110との中間地点で、第2保持部203によって保持されるので、さらにリード線107の配線される経路のばらつきを小さくできる。したがって、リード線107が振動板104に当たることによる異音の発生を抑制できる。また、リード線107は、端子108へ精度良く配置できる。
リード線107は、ボイスコイル105と第2保持部203との間に弛みを有している。この弛みは、ボイスコイル105の上下方向への振動を妨げないようにするために設けられている。そのために、ボイスコイル105と第2保持部203との間で、リード線107は、図3に示す振動板104に向かって凸に湾曲している。
さらに、リード線107には、第2保持部203と第1保持部110との間に、調整部107Bが形成されていることが好ましい。調整部107Bは、ボイスコイル105と第2保持部203との間でリード線107の形状を規定の形状とするために設けられている。そして、調整部107Bでは、リード線107が図3に示す振動板104と離れる方向へ湾曲している。すなわち、調整部107Bを下方向へと押し下げることにより、調整部107Bでは、リード線107が振動板104と離れる方向へ湾曲する。
以上の構成により、ボイスコイル105と第2保持部203との間のリード線107を容易に所望の形状へと整形でき、第2保持部203との間のリード線107の弛みの程度を容易に調整することができる。したがって、ボイスコイル105と第2保持部203との間のリード線107の経路を規制することができ、経路の位置ばらつきを容易に小さくできる。その結果、ボイスコイル105が振動した場合に、リード線107が振動板104やダンパ202と当たるという不具合の発生を抑制できる。したがって、リード線107が振動板104やダンパ202に当たることによって生じる異音の発生を抑制できる。
図15は、第2保持部203の側面図である。図16は、第2保持部203の上面図である。図17は、第2保持部203の断面図である。なお、図17は、図16に示す断面線17−17によって第2保持部203を切断した場合の断面を示している。第2保持部203は、規制爪203Aと第2ガイド部203Bを含んでいる。リード線107は、規制爪203Aによって引っ掛けられて、所定の位置に保持されている。このようにリード線107が、規制爪203Aによって引っ掛けられるので、リード線107が第2保持部203から抜けることを抑制できる。第2ガイド部203Bは、リード線107を所定の位置へ誘導する。そのために、第2ガイド部203Bの形状は谷状である。すなわち、第2保持部203におけるリード線107を挿入する方から規制爪203Aに向かって第2ガイド部203Bの幅が狭まっている。したがって、リード線107を容易に、所定の位置へと配置できる。
なお、ハウジング部106Aはフレーム102と一体に成形されている。これ以外に、たとえば、ハウジング部106Aはフレーム102と別々に製作し、ハウジング部106Aをフレーム102へ固定してもよい。この場合、第1保持部110は、フレーム102とは別に製作されたハウジング部106Aと一体に形成しても良い。もちろん、この場合も第1保持部110は、フレーム102と一体に成形しても良い。
また、第1保持部110はフレーム102と一体に形成したが、これに限らない。たとえば、連結部114はフレーム102と一体に形成し、第1保持部110は、連結部114とは別々に製作しても良い。この場合、第1保持部110は、連結部114から突き出るように連結部114に埋め込まれる。あるいは、連結部114と、第1保持部110を一体に製作しても良い。この場合、連結部114が、フレーム102へ埋め込まれる。同様に、第2保持部203も、フレーム102と一体に形成しても良く、あるいはフレーム102とは別に製作し、フレーム102に取り付けても良い。
次に、本発明の実施の形態におけるスピーカ101、スピーカ201の製造方法について説明する。図18は、本発明の実施の形態におけるスピーカの製造フローチャートである。スピーカ101、スピーカ201の製造工程には、接続工程501、組立工程511、仮固定工程512、接続工程513、貼り付け工程514を含む。
接続工程501では、ボイスコイル105へリード線107の一方端を接続する。なお、ボイスコイル105とリード線107の接続は、接続部材204によって接続されている。接続部材204としては、はんだを用いることができる。
組立工程511では、端子108、ボイスコイル105、磁気回路103などをフレーム102へ組み立てる。そのために、組立工程511は、第1組立工程511Aと第2組立工程511Bとで構成することが好ましい。第1組立工程511Aでは、磁気回路103と端子108をフレーム102へ組み立てる。この工程において、磁気回路103は、図6に示す磁気回路取り付け部102Aへ接着剤によって固定される。なお、磁気回路103とフレーム102の固定は、これに限らず、かしめなどの方法によって固定してもかまわない。さらに、この工程では、端子108を図7に示す孔106Dへ挿入している。第2組立工程511Bでは、接続部材204であらかじめリード線107が接続されたボイスコイル105の先端が、磁気回路103のほぼ中央に位置するように、ボイスコイル105をフレーム102へ組み付ける。
仮固定工程512では、リード線107を、端子108と第1保持部110との間に圧接状態で保持することによって、リード線107を所定の位置へ仮固定する。
接続工程513では、仮固定工程512の後で、リード線107と端子108を接続部材204によって接続する。なお、接続部材204には、はんだ用いることが好ましい。そして、貼り付け工程514では、振動板104をボイスコイル105とフレーム102へ接着することで、スピーカ101あるいはスピーカ201が完成する。
スピーカ101あるいはスピーカ201は、以上のような工程によって製作されているので、接続工程513における接続作業が容易である。したがって、接続工程513での接続作業を機械化により自動化することも可能である。その結果、接続工程513での接続作業の工数を低減できるので、低価格なスピーカ101あるいはスピーカ201を実現できる。
次にスピーカ201の製造方法は、上記製造方法に対して、さらに以下の工程が追加あるいは変更されている。以下では、その追加工程や変更のある工程について主に説明する。
仮固定工程512では、リード線107を端子108方向へと押圧することにより、図9Aに示した第1保持爪111と第2保持爪112の少なくともいずれか一方を弾性変形させて、リード線107を端子108と第1保持部110との間へ挿入している。すなわち、リード線107は、リード挿入口であるスリット113から挿入される。そしてリード線107が、挿入されるに従い、第1弾性部111Aあるいは、第2弾性部112Aが弾性変形する。そして、リード線107が所定の位置まで挿入が完了されると、リード線107は、圧接部108Cと第1圧接部111Bと第2圧接部112Bとの間に挟まれて保持される。この状態では、角部111Cと角部112Cとが、リード線107に当接している。なお、この場合、第1組立工程511Aでは、ダンパ202もフレーム102へ組み立てている。
保持工程521では、リード線107を第2保持部203へ保持する。なお、保持工程521は、仮固定工程512の後に設けているが、これに限らない。たとえば、保持工程521は、仮固定工程512に含む構成とし、仮固定作業と同時に行うこともできる。あるいは、保持工程521は、接続工程513と貼り付け工程514との間に設けてもかまわない。
また、保持工程521は、装着工程521Aと引っ掛け工程521Bを含むことが好ましい。装着工程521Aでは、第2ガイド部203Bに沿って、リード線107を第2保持部203の所定の位置へ配置する。そして、引っ掛け工程521Bは、装着工程521Aの後で、リード線107を規制爪203Aへ引っ掛けて、リード線107を規制爪203Aによって保持する。なお、装着工程521Aは、仮固定工程512の後に設けているが、これに限らない。たとえば、装着工程521Aのみを仮固定工程512に含め、仮固定の作業と同時に行うこともできる。さらに、引っ掛け工程521Bは、接続工程513と貼り付け工程514の間に設けてもかまわない。
さらに、整形工程522では、接続工程513の後で、リード線107を整形する。そのために、整形工程522では、ボイスコイル105と第2保持部203の間のリード線107の下方(リード線107とダンパ202の間)に、規制治具(図示せず)を挿入している。この規制治具は、ボイスコイル105と第2保持部203の間のリード線107の経路を規制する。
さらに、整形工程522では、規制治具の挿入が完了した後に、調整部107Bを下方向へと押し下げている。これにより、調整部107Bでは、リード線107が振動板104と離れる方向へ湾曲するように整形される。整形工程522は、接続工程513の後であるので、リード線107は端子108へ固定されている。したがって、調整部107Bの押し下げによって、リード線107は引っ張られて、ボイスコイル105と第2保持部203の間のリード線107は規制治具へと当接する。
以上の構成により、ボイスコイル105と第2保持部203との間のリード線107は、調整部107Bを押し下げることによって、容易に所望の形状へと整形できる。さらに規制治具により、第2保持部203との間のリード線107の経路や、弛みの程度を精度良く規制することができる。したがって、ボイスコイル105と第2保持部203との間のリード線107の経路の位置ばらつきを容易に小さくできる。その結果、ボイスコイル105が振動した場合に、リード線107が振動板104やダンパ202と当たるという不具合の発生を抑制できる。したがって、リード線107が振動板104やダンパ202に当たることによって生じる異音の発生を抑制できる。なお、整形工程522は、保持工程521と貼り付け工程514の間に設ければよく、たとえば接続工程513の前に設けてもかまわない。
また、仮固定工程512では、リード線107を端子108に向かって(図9Bに示す矢印方向)に押圧することによって、リード線107を押し潰しても良い。この構成により、リード線107が、横幅方向の幅が、リード線107の縦方向の厚みよりも大きくなるように整形される。その結果、リード線107は、第1保持部110によってさらにしっかりと保持できる。そして、リード線107として錦糸線を用いた場合、錦糸線の導線は容易に変形できるので、容易にリード線107を押し潰すことができる。
なお、この場合、リード線107の横幅方向の頂点部を、当接壁111Eあるいは当接壁112Eと当接させることが好ましい。この構成により、リード線107は、第1保持部110によってさらにしっかりと保持できる。
本発明にかかるスピーカとその製造方法によれば、リード線と振動板との当たりなどによる異音の発生を抑制できるという効果を有し、AV機器用途や車載用途など幅広い用途のスピーカ等に用いると有用である。
101 スピーカ
102 フレーム
102A 磁気回路取り付け部
102B 外枠部
102C 連結部
103 磁気回路
103A 磁石
103B 下部プレート
103C 上部プレート
103D センターポール
104 振動板
105 ボイスコイル
106 コネクタ部
106A ハウジング部
106B 側壁
106C 底面
106D 孔
107 リード線
107A 接続部
107B 調整部
107C 圧接部
107D 第1頂点部
107E 第2頂点部
108 端子
108A コンタクト部
108B 挿入部
108C 圧接部
108D 接続部
108E リード規制部
109 磁気ギャップ
110 第1保持部
110A 第1ガイド部
111 第1保持爪
111A 第1弾性部
111B 第1圧接部
111C 角部
111D 第1傾斜面
111E 当接壁
112 第2保持爪
112A 第2弾性部
112B 第2圧接部
112C 角部
112D 第1傾斜面
112E 当接壁
113 スリット
114 連結部
114A 凹部
120 第1保持部
201 スピーカ
202 ダンパ
203 第2保持部
203A 規制爪
203B 第2ガイド部
204 接続部材
501 接続工程
511 組立工程
511A 第1組立工程
511B 第2組立工程
512 仮固定工程
513 接続工程
514 貼り付け工程
521 保持工程
521A 装着工程
521B 引っ掛け工程

Claims (13)

  1. フレームと、
    前記フレームの中央部に配置され、磁気ギャップが設けられた磁気回路と
    前記フレームの外周部に連結された振動板と、
    前記振動板の中央部に設けられ、前記磁気ギャップに挿入されたボイスコイルと、
    端子を有し、前記フレームの外周部寄りに設けられたコネクタ部と、
    前記端子へ接続される接続部を有し、前記端子と前記ボイスコイルとの間を接続するリード線と、を備え、
    前記コネクタ部は、前記リード線を保持する第1保持部を有し、
    前記リード線には、前記端子と前記第1保持部との間に圧接されて保持された圧接部が形成され
    前記第1保持部は、
    第1保持爪と、
    前記第1保持爪と並んで形成された第2保持爪と、
    前記第1保持爪と前記第2保持爪とを連結する連結部とを有し、
    前記第2保持爪と前記第1保持爪との間にはスリットが設けられ、
    前記リード線は前記スリットに配され、
    前記スリットにおける前記第1保持爪と前記第2保持爪の間隔は前記リード線の直径より狭く、前記リード線は前記第1保持爪と第2保持爪の少なくとも一方の弾性力によって、前記端子へ圧接された、スピーカ。
  2. 前記リード線は、前記第1保持爪の前記スリットに面した側面における前記端子寄りの端部と、前記第2保持爪の前記スリットに面した側面における前記端子寄りの端部と、前記端子との間に挟まれて保持された請求項に記載のスピーカ。
  3. 前記第1保持部には、前記リード線を所定の位置に誘導する第1ガイド部が設けられ、前記第1ガイド部は、前記第1保持爪の前記スリットに面した側面または、前記第2保持爪の前記スリットに面した側面のうちの少なくとも一方に設けられ、前記第1保持爪と前記第2保持爪との間のスリットの幅は、前記リード線を誘導する方向に対して、狭まっている請求項に記載のスピーカ。
  4. 前記スリットの前記ボイスコイル寄りの端部の幅は、前記スリットの前記外周部寄りの端部の幅と異なっている請求項に記載のスピーカ。
  5. 前記第1保持爪の前記スリットに面した側面または、前記第2保持爪の前記スリットに面した側面のうちの少なくとも一方には、前記リード線の延びる方向に対して傾斜した第1傾斜面が形成されている請求項に記載のスピーカ。
  6. 前記第1保持爪と前記第2保持爪は、前記連結部から前記フレームの中央部に向かって延びており、
    前記スリットの前記連結部からの距離が近い端部の幅は、前記スリットの前記連結部からの距離が遠い端部の幅よりも広い請求項に記載のスピーカ。
  7. 前記第1保持爪と前記第2保持爪とは、前記連結部から前記フレームの中央部に向かって延びており、
    前記スリットの前記連結部からの距離が近い端部の幅は、前記スリットの前記連結部からの距離が遠い端部の幅よりも狭い請求項に記載のスピーカ。
  8. 前記リード線は、芯部と前記芯部の外周に設けられた導体部を有した錦糸線であり、前記第1保持爪もしくは第2保持爪の弾性力によって、前記導体部が圧縮変形した状態で保持される請求項に記載のスピーカ。
  9. 前記リード線の前記圧接部の断面において、前記第1保持爪と前記第2保持爪とが並立する第1方向に沿った寸法が、前記第1方向に直交する第2方向に沿った寸法よりも大きい請求項記載のスピーカ。
  10. 前記第1保持爪と前記第2保持爪のそれぞれには、前記スリットに面する壁が形成されており、前記圧接部では、前記リード線は、前記第1方向における前記第1保持爪により近い第1頂点部と前記第2保持爪により近い第2頂点部とを有し、前記第1保持爪の前記壁が前記第1頂点部に当接しているか、前記第2保持爪の前記壁が前記第2頂点部に当接しているか、の少なくともいずれか一方である請求項記載のスピーカ。
  11. 前記ボイスコイルと前記第1保持部との間には、前記リード線を保持する第2保持部がさらに設けられた請求項1に記載のスピーカ。
  12. 前記リード線は、前記ボイスコイルと前記第2保持部との間で、前記振動板の方向へ湾曲し、前記第2保持部と前記第1保持部との間で、前記振動板と離れる方向へ湾曲している請求項11に記載のスピーカ。
  13. 前記第2保持部は、前記リード線を所定の位置に規制する規制爪と、前記リード線を前記所定の位置へ誘導する第2ガイド部とを有する請求項11に記載のスピーカ。
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