JP4482500B2 - スピーカ装置およびスピーカ装置の製造方法、並びにスピーカ装置用のフレーム - Google Patents

スピーカ装置およびスピーカ装置の製造方法、並びにスピーカ装置用のフレーム Download PDF

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Description

本発明は、スピーカ装置およびスピーカ装置の製造方法、並びにスピーカ装置用のフレームに関する。
自動車用の音響機器などに使用される小型のスピーカ装置においては、スピーカ装置の外殻を成す樹脂成形されたフレームにコンデンサを取り付け、このコンデンサリード線を前記フレームの端子金具に半田付け接続した構造のものが知られている。多くの場合、スペース上の点から、この種のコンデンサはフレームの前面側に取り付けることができず、フレームの背面あるいは側部に設置している。
コンデンサをスピーカ装置用のフレームの背部に設けた例として、特許文献1に示すものが開示されている。これは、フレーム背部のコネクタ端子部の外壁にコ字形の収納部と、その底部に凸状の仕切板とを設け、雑音低減用のコンデンサを前記コ字形の収納部に挿入して固着し、コンデンサの片方のリード線を前記収納部の底部に形成した溝に沿わせてフレームと接続し、他方のリード線を前記コネクタ端子部の端子に接続することにより、周囲の振動などによるコンデンサの脱落防止を図る構造としている。
また、他の例として、スピーカ装置の金属フレームあるいは樹脂フレームにコンデンサなどのネットワーク部品の取付部を一体に形成、あるいはフレームと一体成形し、この取付部に前記コンデンサを嵌着したネットワーク部品の取付構造が開示されている(特許文献2)。
その他、スピーカのリード線と端子金具との接続構造としては、特許文献3に示すものが知られており、これによれば、設計時に設定された所定の長さに前もって切断され、かつ一端に半田塊から成る係止部を形成するとともに、他端部を振動系に結合したリード線を、端子金具の切欠穴および端子金具に形成した突起と端子金具との隙間に通した後振動系側に引っ張って前記係止部が突起に引っ掛かった状態とし、この状態でリード線の切欠穴貫通部位を端子金具に半田付けした接続構造としている。
特開平6−245294号公報 特開2000−152395号公報 特開平6−70395号公報
前述したように、小型のスピーカ装置においては、スペースの点でコンデンサは装置前面側に設けることが難しく、どうしても装置フレームの背部側に設置することになるので、コンデンサのリード線はフレームの背部側でフレームに設けた端子部に半田付けで接続するのが普通である。
また、ボイスコイルから引き出されたボイスコイルリード線は装置の前面側へ伸長させてフレームの端子部に半田付け接続される。したがって、コンデンサリード線の端子接続と、ボイスコイルリード線の端子接続はそれぞれ装置の背部側と前面側で半田付け処理をすることになり、別工程の処理が強いられる。
特許文献1に記載されたスピーカに取り付けられるコンデンサは音声信号端子とフレーム(アース)間に接続される雑音低減用のコンデンサであって、コンデンサを取り付けるのに、いままでのスピーカの生産工程を変更することなく、別途の工程でコンデンサを取り付け得るようにし、かつ、コンデンサ取り付けのための部品数を削減することを意図したものであって、コンデンサの固着作業の容易性や確実性、およびコンデンサリード端子の接続に際しての信頼性について有効な構造を提示していない。
また、特許文献2に示されるネットワーク部品の取付構造も、側部が開放された筒状の把持片にコンデンサを差し込む構造であるため、コンデンサの取付け作業は容易であるものの、前記把持片の弾性力だけでコンデンサを保持するので、振動などによってコンデンサが脱落するおそれがある。
本発明が解決しようとする課題としては、コンデンサの取付け作業の容易さを確保しようとすると、コンデンサの固定の確実さや脱落の心配が生じるという問題と、コンデンサをフレームの背部側へ設けた場合に、端子部へのコンデンサリード線の接続作業とボイスコイルリード線の接続作業が装置の背面側と前面側の両方で行うことになるために工程数が増加して製造コストの上昇をきたすという問題と、フレームに複数個の端子金具をインサート成形で固着する場合に1個1個の端子金具を型にセットするのに困難が伴い、後加工の作業性が悪く、加工コストが上昇するという問題とが、それぞれ一例として挙げられる。
請求項1に係るスピーカ装置は、フレームと、前記フレームの前面つば部に装着された端子金具と、前記フレームの背面コンデンサ収容凹部に収容されたコンデンサと、を有し、前記フレームの前面でボイスコイルリード線と前記コンデンサのコンデンサリード線が前記端子金具に接合されることを特徴とする。
請求項2に係るスピーカ装置の製造方法は、フレームの前面つば部に露出するように端子金具を固着し、前記フレームの背部に収容されたコンデンサのコンデンサリード線を前記端子金具を貫通させて前記フレームの前面へ突出させ、前記コンデンサリード線とボイスコイルリード線を前記端子金具を介して前記フレームの前面で接続する。
請求項4に係るスピーカ装置用のフレームは、前面に連接してつば部が形成され、背部にコンデンサ収容凹部が形成され、前記つば部の前面に端子金具が固着され、前記端子金具を貫通して前記つば部にコンデンサリード線の挿通孔が形成されることを特徴とする。
以下、本発明に係るスピーカ装置およびスピーカ装置用のフレームの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係るスピーカ装置の第1の実施の形態の装置前面からみた平面図、図2は図1のスピーカ装置の背面を示す平面図である。
スピーカ装置の外殻となるスピーカ装置用のフレーム1は樹脂成形品で形成され、前面中央に、振動板2やボイスコイル(図示せず)などを含むスピーカ機能部を収容するようにカップ形に形成され、また、フレーム前面に連接してその外周につば部5が形成されている。
図2のフレーム背面部を参照すれば、前面つば部5の裏側にコンデンサ収容凹部6が形成され、また、このコンデンサ収容凹部6に近接してつば部5の背面から前面へ貫通する一対のコンデンサリード線の挿通孔7,8が形成されている。コンデンサ収容凹部6は円柱形のコンデンサ9の外周部に圧接する横巾およびコンデンサ9の両端面と接する縦巾(コンデンサの長さ方向)をもつ矩形コンデンサ収容凹部として形成され、その縦巾方向の片端部には、収容されたコンデンサ9を前端側(リード線引出し側)の壁面6aへ押し付けるコンデンサ固定用弾性爪部材10が形成されている。
図3は図1に示したスピーカ装置におけるコンデンサリード線のガイド部分およびT字状位置規制部を示す部分的な拡大斜視図である。また図4は図1に示したスピーカ装置におけるコンデンサリード線およびフレームのコンデンサリード線の挿通孔を示す部分的な拡大斜視図である。これらの図を参照すれば、コンデンサ9は、指先で押し込むようにコンデンサ収容凹部6に圧入することにより、その外周部が横巾方向コンデンサ収容凹部壁面6bに拘束されるとともに、爪部材10の弾性押圧力でコンデンサ収容凹部6の前端側壁面6aに押し付けられて移動不可状態にコンデンサ収容凹部6内に位置固定される。
この第1の実施の形態では、コンデンサ9の一対のリード線11,12は予めL形に曲折されている。フレーム背面部には、コンデンサ収容凹部6の前端側壁面6aに隣接して、L形リード線11,12の基部側真直部をガイドする溝部13(図3)が形成され、また、この溝部13の中央部分には図3,図4に示されるようにT字状の位置規制部14が形成されている。このT字状位置規制部14と分離壁15とによって、リード線11,12は高さ方向、即ちフレーム1の前面〜背面方向の位置規制がなされる。
コンデンサ9がコンデンサ収容凹部6に収容された状態で、一対のL形リード線11,12の先端部は、つば部5の前面側へ若干突出するように該つば部5の背部側から一対のコンデンサリード線の挿通孔7,8に挿入される。
また、図2に明示されるように、つば部5の背面側で一対のコンデンサリード線の挿通孔7,8の間に分離壁15が形成され、T字状位置規制部14と分離壁15とによってL形リード線11,12同士の不慮の接触によるショートが防止される。
図1に示すように、フレーム1のつば部5の前面に、各々のコンデンサリード線の挿通孔7,8を囲繞するように板状の端子金具16,17が固着されている。一方のコンデンサリード線の挿通孔7に対応する端子金具16と、他方のコンデンサリード線の挿通孔8に対応する端子金具17は互いに分離しており、また、一方のコンデンサリード線の挿通孔7を囲繞する端子金具16はつば部5の外側へ張り出た外部接続端16aを有している。
このコンデンサリード線の挿通孔7,8に被さる2個の端子金具16,17とは別に、第3の端子金具18がつば部5の前面に固着されている。この第3の端子金具18にもつば部5の外側に張り出た外部接続端18aが形成されている。
コンデンサリード線の挿通孔7,8に被さる端子金具16,17は、それぞれコンデンサリード線の挿通孔7,8に整合してコンデンサリード線11,12を挿入する孔20,21が明けられている。コンデンサリード線11,12の先端はつば部5のコンデンサリード線の挿通孔7,8を通して各端子金具16,17の孔20,21からつば部5の前面側へ若干突出する。
上述の構成において、コンデンサ9をフレーム背面のコンデンサ収容凹部6に圧入し、このコンデンサ9の一対のL形リード線11,12の先端を、つば部5のコンデンサリード線の挿通孔7,8および端子金具16,17の孔20,21を通して、フレーム1の前面へ突出させるとともに、ボイスコイル(図示せず)からフレーム1の前面へ引き出された一対のボイスコイルリード線22,23を外部接続端のない方の端子金具17とコンデンサリード線の突出していない第3の端子金具18の上面をそれぞれまたぐように引き伸ばす。この際、ボイスコイルリード線22,23をそれぞれ対応する端子金具17,18の外端部分にからげて仮止めしておくのがよい。
次に、フレーム1の前面側から、コンデンサリード線11,12と、これに対応する端子金具16,17を該金具の孔位置で半田付けするとともに、ボイスコイルリード線22,23とこれに対応する端子金具17,18とを、同様にフレーム1の前面側からそれぞれ半田付けする。一方のボイスコイルリード線22は端子金具17を介して一方のコンデンサリード線12に接続され、他方のコンデンサリード線11は他方の端子金具16を介して該端子金具16の外部接続端16aと導通され、さらに、他方のボイスコイルリード線23は第3の端子金具18を介してその外部接続端18aと導通される。
上述の構造においては、コンデンサ9および一対のコンデンサリード線11,12は、コンデンサ9をフレーム1の背面側のコンデンサ収容凹部6に圧入するだけで該フレーム1に確実に固定されるため、端子金具16,17とコンデンサリード線11,12の半田付け不良が防止される。また、コンデンサ9はスペース上の理由からフレーム1の背面側に設置されるが、コンデンサリード線11,12およびボイスコイルリード線22,23は共にフレーム1の前面側から対応する端子金具16,17,18に半田付けすることができ、コンデンサリード線11,12とボイスコイルリード線22,23を同じ工程で処理可能となり、半田付け品質の向上とともに、半田付け処理工程の減少によりコスト低減がもたらされる。
(第2の実施の形態)
図5は本発明に係るスピーカ装置の第2の実施の形態を示す概略的な要部斜視図である。一対の端子金具16,17は、その端部がフレーム1のつば部5の側部から外側へ突出しており、この金具突出部にコンデンサ9のL形リード線11,12のリード線挿通用溝部25,26が形成されている。コンデンサ9はフレーム1の背面側のコンデンサ収容凹部に第1の実施の形態と同様に圧入され、コンデンサリード線11,12はフレーム1のつば部5の外側へ伸長し、そのL形先端部が直接端子金具16,17のリード線挿通用溝部25,26に挿入されて半田付け処理される。フレーム前面へ引き出されたボイスコイルリード線22も同様に端子金具17に半田付けされる。
この第2の実施の形態でもコンデンサリード線11,12とボイスコイルリード線22はフレーム1の前面側から同じ工程で半田付け処理され、また、フレーム1にはコンデンサリード線11,12を挿通する孔を形成する必要はなく、コンデンサリード線11,12を直接端子金具16,17の溝部25,26に差し込むだけでよいので、作業が一層容易になる。なお、リード線挿通用溝部25,26は第1の実施の形態のような通孔の形態としてもよいことは勿論である。
(第3の実施の形態)
図6は本発明に係るスピーカ装置の第3の実施の形態を示す概略的な要部斜視図である。この第3の実施の形態では、コンデンサリード線11,12がL形でなく、コンデンサ9の端部から真直に伸長しており、フレーム1のつば部背面側に該つば部5に対して垂直に筒形のコンデンサ収容凹部27が形成されている。つば部5の前面に板状の端子金具16,17が固着され、つば部5から端子金具16,17へコンデンサリード線の挿通孔28,29が形成されることは第1の実施の形態と同様である。コンデンサ9はつば部5の背部側から筒形のコンデンサ収容凹部27に圧入された状態でコンデンサリード線11,12はコンデンサリード線の挿通孔28,29を通して端子金具16,17の前面側へ若干突出する。したがって、第1,第2の実施の形態と同様にフレーム1の前面側でコンデンサリード線11,12と端子金具16,17、およびボイスコイルリード線22と端子金具17の半田付け処理を同時に行うことができ、リード線11,12のL形加工も不要となり工程数の減少によるコスト低減が可能となる。
(第4の実施の形態)
図7は本発明に係るスピーカ装置用のフレームの製造工程の実施の形態を示す平面図である。スピーカ装置用のフレームは樹脂製のフレーム本体部と端子金具がインサート成形で一体に形成される。まず、図7(A)に示すように、フレーム1のつば部5の一部に矩形のコンデンサ収容凹部30が形成されるような成形型が用いられ、図7(B)の如く、このコンデンサ収容凹部30をまたぐように一体形の端子金具31がフレーム1のつば部前面に配置される。この実施の形態では、端子金具31は中央部から片端側が2股に分かれた形状の複合端子の形態を有し、この2股の分岐部位置がフレーム1のコンデンサ収容凹部30の位置にくるように位置決めされ、この状態で一体形の端子金具31とフレーム1がインサート成形される。図7(B)はこのインサート成形後の状態を示している。
その後、図7(C)に示すように、フレーム1のコンデンサ収容凹部30の位置で端子金具31を左右に切断し、これによってフレーム1のつば部前面の片側に一対の分岐した端子金具16,17が、他方の片側には1個の端子金具18が固着された状態となり、互いに分離した3つの端子金具16,17,18をもつスピーカ装置用のフレーム1が得られる。
第1〜第3の実施の形態でも説明したように、片側の2個の端子金具16,17にはそれぞれコンデンサのリード線が挿入されて半田付けで固着されるとともに、2個の端子金具16,17の一方(外部接続端をもつ方)にボイスコイルリード線が半田付けされ、分断された反対側の1個の端子金具18には他方のボイスコイルリード線が半田付けされる。いずれもフレーム1の前面側から同じ工程で半田付け処理することが可能であり、工程の減少によりコスト低減がもたらされる。
この種のスピーカ装置用のフレームへの端子の取り付けは、従来、端子金具を単品で成形しておき、樹脂製フレームに1個1個インサート成形で取り付けるか、あるいは後加工による手作業で取り付けている。このような方法では、特に端子の個数が多くなった場合、加工コストが増大し、また、端子金具を小形にした場合、複数個の単品の金具をインサート成形型にセットするのが困難になり、あるいは後加工の作業性が悪くなるが、本発明では、端子金具を一体化して樹脂製フレームとともに成形型にセットするため、安定したセッティングが可能となる。
なお、図7の実施の形態では、フレーム1のつば部5に矩形状のコンデンサ収容凹部30を形成し、このコンデンサ収容凹部30を一体形の板状の端子金具31が横断する形態としたが、フレーム1のコンデンサ収容凹部30はU字状、V字状あるいは通孔の形状として、この上を板状の端子金具31が横断するようにしてもよい。また、フレーム1に金具横断用のコンデンサ収容凹部30を形成せずに、金具のみが部分的にフレーム1から外側へ突出し、インサート成形後、この部分を切断して複数個の端子金具を形成するようにしてもよい。
さらに、第4の実施の形態では、フレームに対して金具切断部分を露出するようにしたが、切断に影響の出ない程度の薄肉の樹脂で端子金具の切断部分を覆うようにしてもよい。また、必要とする端子金具の形状に応じて、金具のプレス成形の容易さ、および後加工の切断のしやすさを考慮した一体形の端子金具を用いることも可能である。
以上、詳述したように、第1の実施の形態に係るスピーカ装置は、スピーカ装置用のフレーム1と、フレーム1の前面つば部5に装着された端子金具16,17,18と、フレーム1の背面コンデンサ収容凹部6に収容され、かつ、コンデンサリード線11,12が端子金具16,17を貫通するようにフレーム1の前面へ突出されたコンデンサ9とを有し、スピーカ装置用のフレーム1の前面でボイスコイルリード線22,23とコンデンサリード線11,12が端子金具16,17,18に接合された構成を有している。
この構成により、特性調整用のコンデンサ9をフレーム背面のコンデンサ収容凹部6に圧入するだけでコンデンサ9の確実な固定がなされ、また、コンデンサリード線11,12がフレーム1の前面へ突出しているので、フレーム前面に固着した端子金具16,17,18に、フレーム前面側からボイスコイルリード線22,23の半田付けと同時にコンデンサリード線11,12の半田付け処理ができ、作業性が向上するとともに半田付け処理の品質が優れたスピーカ装置が提供される。
また、第1〜第3の実施の形態に係るスピーカ装置の製造方法は、フレーム1の前面つば部5に露出するように端子金具16,17,18を固着し、フレーム1の背部に設けられたコンデンサ9のリード線11,12を端子金具16,17を通してフレーム1の前面へ突出させ、コンデンサリード線11,12とボイスコイルリード線22,23を端子金具16,17,18を介してフレーム1の前面で接続する構成としている。
この構成により、コンデンサ9の装着が極めて容易となり、またコンデンサリード線11,12とボイスコイルリード線22,23の端子接続がスピーカ装置の前面側から同じ工程で行うことができ、製造工程の減少および作業性の改善により、製造コストの低減が達成される。
また、本発明の実施の形態に係るスピーカ装置用のフレームは、フレーム前面に連接してつば部5が形成され、背部にコンデンサ収容凹部6が形成され、つば部5の前面に端子金具16,17,18が固着され、端子金具16,17を貫通してつば部5にコンデンサリード線11,12の挿通孔7,8が形成された構成を有している。
この構成により、フレーム背面のコンデンサ収容凹部6に圧入したコンデンサ9のリード線11,12がフレーム1の前面へ突出しているので、フレーム前面に固着した端子金具16,17,18に、フレーム前面側からボイスコイルリード線22,23の半田付けと同時にコンデンサリード線11,12の半田付け処理ができ、作業性が向上するとともに半田付け処理の品質が優れたスピーカ装置用のフレーム1が提供される。
本発明に係るスピーカ装置の第1の実施の形態の装置前面からみた平面図である。 図1に示したスピーカ装置の背面側からみた平面図である。 図1に示したスピーカ装置におけるコンデンサリード線のガイド部分およびT字状位置規制部を示す部分的な拡大斜視図である。 図1に示したスピーカ装置におけるコンデンサリード線およびフレームのコンデンサリード線の挿通孔を示す部分的な拡大斜視図である。 本発明に係るスピーカ装置の第2の実施の形態を示す概略的な斜視図である。 本発明に係るスピーカ装置の第3の実施の形態を示す概略的な斜視図である。 本発明に係るスピーカ装置用のフレームの製造工程を示す図である。
符号の説明
1 フレーム
5 つば部
6 コンデンサ収容凹部
7,8 コンデンサリード線の挿通孔
9 コンデンサ
10 爪部材
11,12 コンデンサリード線
13 溝部
14 T字状位置規制部
16,17,18 端子金具
22,23 ボイスコイルリード線

Claims (5)

  1. フレームと、前記フレームの前面つば部に装着された端子金具と、前記フレームの背面の凹部に収容されたコンデンサと、を有し、
    前記フレームの前面でボイスコイルリード線と前記コンデンサのコンデンサリード線が前記端子金具に接合されることを特徴とするスピーカ装置。
  2. フレームの前面つば部に露出するように端子金具を固着し、前記フレームの背部に収容されたコンデンサのコンデンサリード線を前記端子金具を貫通させて前記フレームの前面へ突出させ、前記コンデンサリード線とボイスコイルリード線を前記端子金具を介して前記フレームの前面で接続することを特徴とするスピーカ装置の製造方法。
  3. 前記端子金具を板状に一体化して前記フレームの前面つば部にインサート成形した後、前記端子金具の一部を分断して複数個の端子片に形成することを特徴とする請求項2に記載のスピーカ装置の製造方法。
  4. 前面に連接してつば部が形成され、背部にコンデンサ収容凹部が形成され、前記つば部の前面に端子金具が固着され、前記端子金具を貫通して前記つば部にコンデンサリード線の挿通孔が形成されることを特徴とするスピーカ装置用のフレーム。
  5. 前記コンデンサ収容凹部に隣接して前記コンデンサリード線の位置規制ガイド部が形成されることを特徴とする請求項4に記載のスピーカ装置用のフレーム。
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