JP6365724B1 - 直流遮断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】直流遮断装置において、確実に双方向の直流電流を遮断する。【解決手段】第1直流系統1の+端子と第2直流系統2の+端子との間に機械遮断器CBを接続する。第1直流系統1の+端子と機械遮断器CBの共通接続点と、第1,第2直流系統1,2の−端子と、の間に第1コンデンサC1が接続される。第2直流系統2の+端子と機械遮断器CBの共通接続点と、第1コンデンサC1との間に第1半導体スイッチング素子T1が接続される。第2直流系統2の+端子と機械遮断器CBの共通接続点と、第1,第2直流系統1,2の−端子と、の間に第2コンデンサC2が接続される。第1直流系統1の+端子と機械遮断器CBの共通接続点と、第2コンデンサC2との間に第2半導体スイッチング素子T2が接続される。【選択図】図1

Description

本発明は、定常時の電力損失が小さく、双方向の直流電流を遮断できる直流遮断装置に関する。
特許文献1には、従来の直流遮断装置の一例が開示されている。直流電流には交流電流とは異なり零点が生じないため、機械遮断器を開極した際に発生するアークを消弧できないという課題がある。特許文献1は機械遮断器開極時の電流を補助回路に迂回させることで零点を作り出し、アークを消弧する。
特許文献1の直流遮断装置は単方向の電流遮断に対応した構成である。今後は再生可能エネルギーの普及が考えられ、ネットワーク化された直流送配電システムにおいては1本の経路に双方向の電流が流れるケースがあり、双方向の電流遮断技術が必要となる。
特開2016−28378号公報
特許文献1における電流を迂回させる補助回路は、できる限り低インピーダンスであることが必要とされる。さもないと、電流が補助回路を通過する際に電圧降下が生じ、電圧降下に等しい電圧が機械遮断器に印加される。その電圧がアーク維持電圧よりも大きいと、アークは消弧されずに電流は開極した機械遮断器を流れ続け、電流遮断に失敗してしまう。
補助回路はコンデンサとダイオードで構成されているが、ダイオードでは通過電流に依存しない一定の電圧降下が生じる。また、このほかにも寄生抵抗や寄生インダクタンス成分がある。特に、インダクタンスは電流変化の傾きに比例した電圧降下が生じるため、大きな電流である短絡電流を迂回させると電圧降下も大きくなる。
図15に問題となる動作を示す。図15(a)は直流遮断装置から、第2直流系統2の短絡電流を遮断する際に関係する素子のみを抽出し、補助回路に寄生インダクタンスを加えた回路図である。
図15(b)は補助回路におけるダイオードの電圧降下やインダクタンスを無視した時の各波形を示すタイムチャートである。時刻t1で機械遮断器CBを開極すると、機械遮断器両端電圧Vcbにはコンデンサ電圧のみが印加され、時刻t1では零である。そのため、アークは発生せず電流はすべて補助回路に迂回され、電流を遮断することができる。
図15(c)は補助回路におけるダイオードの電圧降下やインダクタンスを考慮したときの各波形を示すタイムチャートである。時刻t1において、機械遮断器両端電圧Vcbには補助回路のコンデンサ電圧の他にダイオードの電圧降下と寄生インダクタンス電圧の和が印加される。また、寄生インダクタンスにより補助回路電流Iauxは有限の傾きで増加し、機械遮断器通過電流Icbも同じ傾きで減少する。
時刻t1以降は補助回路電流IauxによりコンデンサCが充電され、機械遮断器両端電圧Vcbはさらに増加する。ここで、機械遮断器通過電流Icbが十分小さくなる前に機械遮断器両端電圧Vcbがアーク保持電圧を超えてしまうと(図15では時刻t2)、アークを消弧できなくなり電流は機械遮断器CBを通過し続け、遮断に失敗してしまう。また、高圧系統向けにダイオードDを複数直列に接続すると、アーク保持電圧を超える危険性が高くなる。
対策として、補助回路のコンデンサ容量を増加する方法がある。しかし、これは図15において時刻t1以降の機械遮断器両端電圧Vcb増加量を低減するだけであり、時刻t1における機械遮断器両端電圧Vcb増加を低減する効果はない。また、コンデンサ容量を増加すると、コスト・装置容積が増加してしまう問題点もある。
以上示したようなことから、直流遮断装置において、確実に双方向の直流電流を遮断することが課題となる。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、案出されたもので、その一態様は、第1直流系統の+端子と第2直流系統の+端子との間に接続された機械遮断器と、前記第1直流系統の+端子と前記機械遮断器の共通接続点と、前記第2直流系統の+端子と前記機械遮断器の共通接続点と、の間に順次直列接続された第1コンデンサと第1リアクトルと第1半導体スイッチング素子、または、第1リアクトルと第1コンデンサと第1半導体スイッチング素子と、前記第2直流系統の+端子と前記機械遮断器の共通接続点と、前記第1直流系統の+端子と前記機械遮断器の共通接続点と、の間に順次直列接続された第2コンデンサと第2リアクトルと第2半導体スイッチング素子、または、第2リアクトルと第2コンデンサと第2半導体スイッチング素子と、前記第1リアクトルと前記第1半導体スイッチング素子の共通接続点、または、前記第1コンデンサと前記第1半導体スイッチング素子の共通接続点と、前記第1、第2直流系統の−端子との間に接続された第1インピーダンスと、前記第2リアクトルと前記第2半導体スイッチング素子の共通接続点、または、前記第2コンデンサと前記第2半導体スイッチング素子の共通接続点と、前記第1、第2直流系統の−端子との間に接続された第2インピーダンスと、を備えたことを特徴とする。
また、その一態様として、前記第1インピーダンスと前記第2インピーダンスは、抵抗であることを特徴とする。
また、その一態様として、前記第1,第2半導体スイッチング素子は自己消弧形素子であり、前記第1,第2半導体スイッチング素子にダイオードが直列接続されたことを特徴とする。
また、他の態様として、前記第1,第2半導体スイッチング素子は、サイリスタであることを特徴とする。
また、その一態様として、前記第1,第2抵抗と前記第1,第2直流系統の−端子との間に接続された第3半導体スイッチング素子を備え、または、前記第1抵抗と前記第1,第2直流系統の−端子との間に接続された第3半導体スイッチング素子と、前記第2抵抗と前記第1,第2直流系統の−端子との間に接続された第4半導体スイッチング素子と、を備えたことを特徴とする。
また、他の態様として、前記第1インピーダンスと前記第2インピーダンスは、第3リアクトルと第4リアクトルであり、前記第3,第4リアクトルと前記第1,第2直流系統の−端子との間に接続された第3半導体スイッチング素子と、または、前記第3リアクトルと前記第1,第2直流系統の−端子との間に接続された第3半導体スイッチング素子と、前記第4リアクトルと前記第1,第2直流系統の−端子との間に接続された第4半導体スイッチング素子と、前記第3リアクトルと前記第3半導体スイッチング素子の共通接続点にアノードが接続され、カソードが前記第1半導体スイッチング素子と前記第2直流系統の+端子の共通接続点に接続された第1ダイオードと、前記第4リアクトルと前記第4半導体スイッチング素子または前記第3半導体スイッチング素子の共通接続点にアノードが接続され、カソードが前記第2半導体スイッチング素子と前記第1直流系統の+端子の共通接続点に接続された第2ダイオードと、を備えたことを特徴とする。
また、その一態様として、前記第1,第2半導体スイッチング素子はサイリスタであることを特徴とする。
また、その一態様として、前記第1直流系統から前記第2直流系統に電流が流れており、前記第2直流系統で事故が発生した場合は、前記第2半導体スイッチング素子をONし、前記機械遮断器に流れる電流が所定値以下になった後、前記機械遮断器を遮断し、前記第2直流系統から前記第1直流系統に電流が流れており、前記第1直流系統で事故が発生した場合は、前記第1半導体スイッチング素子をONし、前記機械遮断器に流れる電流が所定値以下になった後、前記機械遮断器を遮断することを特徴とする。
本発明によれば、直流遮断装置において、確実に双方向の直流電流を遮断することが可能となる。
実施形態1における直流遮断装置を示す回路図。 実施形態1における定常状態の直流遮断装置を示す図。 実施形態1における第2直流系統側で事故が発生した場合の直流遮断装置を示す図。 実施形態1におけるアーク遮断後の直流遮断装置を示す図。 実施形態1における第2直流系統を再投入する時の直流遮断装置を示す図。 実施形態1における第2直流系統の短絡電流遮断時の各波形を示すタイムチャート。 実施形態2における直流遮断装置を示す回路図。 実施形態3における直流遮断装置を示す回路図。 実施形態4における直流遮断装置を示す回路図。 実施形態4における第3,第4半導体スイッチング素子ON時の直流遮断装置を示す図。 実施形態4における第3,第4半導体スイッチング素子OFF時の直流遮断装置を示す図。 実施形態4における第2直流系統側で事故が発生した場合の直流遮断装置を示す図。 実施形態4におけるアーク遮断後の直流遮断装置を示す図。 実施形態4における第2直流系統を再投入する時の直流遮断装置を示す図。 従来の直流遮断装置の各波形を示す図。
以下、本願発明における直流遮断装置の実施形態1〜4を図1〜図14に基づいて詳述する。
[実施形態1]
図1に本実施形態1の主回路構成を示す。図1に示すように、本実施形態1の直流遮断装置3は、機械遮断器CBと、第1,第2半導体スイッチング素子T1,T2と、第1,第2ダイオードD1,D2と、第1,第2コンデンサC1,C2と、第1,第2リアクトルL1,L2と、第1,第2抵抗R1,R2と、を備える。
第1直流系統1の+端子と第2直流系統2の+端子との間に機械遮断器CBが接続される。
第1直流系統1の+端子と機械遮断器CBの共通接続点と、第1,第2直流系統1,2の−端子との間には、第1コンデンサC1,第1リアクトルL1,第1抵抗(第1インピーダンス)R1が順次直列接続される。(第1コンデンサC1と第1リアクトルL1の接続の順序は逆にしてもよい。)機械遮断器CBと第2直流系統2の+端子の共通接続点には、第1半導体スイッチング素子T1の一端が接続される。第1半導体スイッチング素子T1の他端には第1ダイオードD1のアノードが接続される。第1ダイオードD1のカソードは、第1リアクトルL1と第1抵抗R1の共通接続点に接続される。
第2直流系統2の+端子と機械遮断器CBの共通接続点と第1,第2直流系統1,2の−端子との間には、第2コンデンサC2,第2リアクトルL2,第2抵抗(第2インピーダンス)R2が順次直列接続される。(第2コンデンサC2と第2リアクトルL2の接続の順序は逆にしてもよい。)機械遮断器CBと第1直流系統1の+端子の共通接続点には、第2半導体スイッチング素子T2の一端が接続される。第2半導体スイッチング素子T2の他端には第2ダイオードD2のアノードが接続される。第2ダイオードD2のカソードは、第2リアクトルL2と第2抵抗R2の共通接続点に接続される。
なお、本実施形態1の半導体スイッチング素子T1,T2は、自己消弧可能なスイッチング素子とする。図1ではIGBTとし、第1半導体スイッチング素子T1のコレクタ端子を第1直流系統1の+端子と機械遮断器CBの共通接続点に接続する。また、第2半導体スイッチング素子T2のコレクタ端子を第2直流系統2の+端子と機械遮断器CBの共通接続点に接続する。また、第1,第2半導体スイッチング素子T1,T2のエミッタ端子は、第1,第2ダイオードD1,D2のアノードに接続する。
第1,第2半導体スイッチング素子T1,T2,第1,第2ダイオードD1,D2は、リバースブロッキングIGBTなど逆阻止能力を有する自己消弧可能なスイッチング素子に置き換えてもよい。
次に、本実施形態1における直流遮断装置の動作を説明する。
図2は、本実施形態1の定常状態における直流遮断装置である。定常状態では機械遮断器CBが閉極状態であり、電流は双方向に流れる。このとき、第1コンデンサC1には第1リアクトルL1→第1抵抗R1を介して充電電流が流れる。また、第2コンデンサC2には第2リアクトルL2→第2抵抗R2を介して充電電流が流れる。
第1,第2コンデンサC1,C2が系統電圧まで充電されると充電電流は零になる。定常時において電流は機械遮断器CBのみを通過するため、電力損失はほとんどない。
図3に、第2直流系統2側で事故が発生した場合における本実施形態1の直流遮断装置3を示す。事故発生時には第2半導体スイッチング素子T2をONすることで、第2コンデンサC2から放電電流が補助回路電流として機械遮断器CB→第2半導体スイッチング素子T2→第2ダイオードD2→第2リアクトルL2を経由して流れる。この補助回路電流により機械遮断器CBを流れる短絡電流を打ち消して電流の零点を作り出し、機械遮断器CBを開極してアークを消弧する。
補助回路電流の大きさは第2リアクトルL2,第2コンデンサC2で決まる。よって、第2リアクトルL2,第2コンデンサC2の大きさは、想定される短絡電流の最大値を打ち消すことができるように決定する。
図4にアーク消弧後の本実施形態1の直流遮断装置3を示す。補助回路電流は第2半導体スイッチング素子T2→第2ダイオードD2→第2リアクトルL2→第2コンデンサC2を経由して流れ、第2コンデンサC2を図2とは逆向きに充電する。第2コンデンサC2が充電完了すると第2直流系統2側の電流が零になり、電流の遮断が完了する。
このとき、遮断動作には不要な電流が第2半導体スイッチング素子T2→第2ダイオードD2→第2抵抗R2を介して流れ、損失が発生する。この電流が十分小さくなるよう第2抵抗R2の抵抗値は大きくする必要がある。これは第1抵抗R1も同様である。第2コンデンサC2の逆充電が完了して、電流の遮断が完了したら、第2半導体スイッチング素子T2をOFFする。
図5に電流遮断が完了し、第2直流系統2を再投入するときの本実施形態1の直流遮断装置3を示す。機械遮断器CBを閉極すると、電流が機械遮断器CB→第2コンデンサC2→第2リアクトルL2→第2抵抗R2を経由して流れ、逆向きに充電されていた第2コンデンサC2を元の向きに充電し直す。充電が完了すると図2の状態に戻り、遮断準備が完了する。
なお、電流の流れる方向や事故発生時の電流値は上位コントローラを用いて監視し、機械遮断器CBの開閉と第1,第2半導体スイッチング素子T1,T2のON,OFFを行う。
図6に第2直流系統2側の短絡電流を遮断する際の波形を示す。時刻t1で短絡が発生し、機械遮断器通過電流Icbが増加する。時刻t2で第2半導体スイッチング素子T2をONすると、第2コンデンサC2から放電電流が補助回路電流Iauxとして流れ、機械遮断器通過電流Icbを打ち消す。
このとき、補助回路電流Iauxは第2コンデンサC2,第2リアクトルL2により決定する周波数の共振電流となる。共振周波数が高すぎると機械遮断器CB開極前に共振が終わり機械遮断器通過電流Icbが元の大きさに戻ってしまう。また、共振周波数が低すぎると補助回路電流Iaux増加速度よりも短絡による機械遮断器通過電流Icb増加速度の方が大きくなり機械遮断器通過電流Icbに零点を作れない。そのため、共振周波数は機械遮断器CB動作時間と同程度か少し長めに設定する必要がある。
機械遮断器通過電流Icbがある程度小さくなったら、機械遮断器CBを開極する。機械遮断器CBを開極するタイミングの決定方法については、以下の2つが考えられる。まず1つめは、電流センサで機械遮断器通過電流Icbを検出して検出値が許容値以下の時に開極する方法である。2つめは、第2リアクトルL2や第2コンデンサC2の値から補助回路電流Iauxが最大となる時間を計算してそのタイミングで機械遮断器CBを開極する方法である。
なお、機械遮断器CBが遮断指定を受けてから実際に開極となるまでは時間遅れがある。本明細書で遮断すると記載している場合、実際に開極した時を示すものとする。
図6では時刻t3で機械遮断器CBを開極している。時刻t3では機械遮断器通過電流Icbが残っているため多少のアークが発生するが、機械遮断器通過電流Icbは補助回路電流Iauxにより、その後、零となるため、アークを消弧できる。
その後、第2コンデンサC2の電圧Vc2は共振電流および短絡電流により逆向きに充電され、マイナスの系統電圧Vdcに達すると充電が完了し補助回路電流Iauxは零になり遮断が完了する。
本実施形態1では、第2直流系統2側で事故が発生した場合の遮断方法を記載したが、第1直流系統1側で事故が発生した場合も同様に遮断が可能である。この場合、第2半導体スイッチング素子T2ではなく第1半導体スイッチング素子T1をONすることで、第1コンデンサC1の放電電流を用いて機械遮断器CBを通過する短絡電流を打ち消す。
以上示したように、本実施形態1によれば、補助回路のコンデンサ放電電流により機械遮断器通過電流Icbに零点を作り、確実に双方向の直流電流を遮断することができる。
さらに、定常時は常に機械遮断器CBを通電するため、電力損失がほとんどない。また、第1,第2半導体スイッチング素子T1,T2はON直後、第1,第2リアクトルL1,L2により零電流から傾きを持って増加するため(図6(b)のIaux参照)、ターンON損失は非常に小さい。さらに、第1,第2半導体スイッチング素子T1,T2は短絡電流を遮断せず、第1,第2コンデンサC1,C2の逆充電により短絡電流が零になったところでターンOFFを行うため、ターンOFF損失もほとんど発生しない。
また、補助回路のコンデンサ容量が小さくてもよく、小型化ができる。また、補助回路の寄生インピーダンス成分の多少の増加を許容できる。また、繰り返し直流電流の遮断及び再投入動作が可能となる。
[実施形態2]
図7に本実施形態2の主回路構成を示す。本実施形態2は、実施形態1の第1,第2半導体スイッチング素子T1,T2をサイリスタなどの自己消弧不可能な逆阻止能力を有するスイッチング素子に置き換えたものである。また、実施形態1の第1,第2ダイオードD1,D2を省略している。
本実施形態2の動作は実施形態1と全く同じである。ただし、図4に示すように機械遮断器CB開極後は第2半導体スイッチング素子T2をONすることにより不要電流が第2半導体スイッチング素子T2,第2抵抗R2を介して流れるため、自己消弧能力がないと第2半導体スイッチング素子T2を上位コントローラからの指令信号によってOFFすることができない。
しかし、通常のサイリスタはゲート電流が零かつ順方向電流が保持電流未満になるとOFFになる。そこで、第1,第2抵抗R1,R2の値を大きくし、第1,第2半導体スイッチング素子T1,T2ON時に第1,第2抵抗R1,R2を介して流れる不要電流が保持電流よりも小さくなるようにすれば、第1,第2半導体スイッチング素子T1,T2をサイリスタに置き換えることができる。
以上示したように、本実施形態2によれば、実施形態1と同様の作用効果を奏する。また、サイリスタはIGBTよりも電圧降下が小さく、高耐圧・大電流品も入手が容易である。また、サイリスタはIGBTよりも耐圧が高い部品があるため、直列接続数もIGBTよりも少なくてよい。そのため、IGBTよりも小型・低コストで高耐圧・大電流化ができ、遮断時の損失・発熱を小さくすることができる。
[実施形態3]
図8に本実施形態3の主回路構成を示す。本実施形態3は、実施形態2の第1,第2抵抗R1,R2と第1,第2直流系統1,2の−端子との間に、自己消弧可能な第3半導体スイッチング素子T3を追加し、不要電流を遮断できるようにしたものである。
以下、本実施形態3における直流遮断装置3の動作を説明する。定常状態では第3半導体スイッチング素子T3をONし、図2と同じ状態にして第1,第2コンデンサC1,C2を充電する。充電が完了または短絡事故などにより遮断指令が来たら、第3半導体スイッチング素子T3をOFFにする。
充電完了は、第1,第2コンデンサC1,C2の両端電圧を検出し、系統電圧に等しくなったことを条件とする。または、第1コンデンサC1と第1抵抗R1,第2コンデンサC2と第2抵抗R2の積から時定数を求め、機械遮断器CB閉極から時定数よりも十分長い時間(例えば、10倍程度)の経過をもって充電完了と判定してもよい。
アーク消弧後は第3半導体スイッチング素子T3がOFFであり、図4とは異なり第2半導体スイッチング素子T2,第2抵抗R2を経由して流れる不要電流は第3半導体スイッチング素子T3により遮断される。
以上示したように、本実施形態3によれば、実施形態1,2と同様の作用効果を奏する。また、電流遮断後の損失を零にすることができる。また、第1,第2抵抗R1,R2の抵抗値が小さくても不要電流は流れないため、第1,第2サイリスタT1,T2を確実にOFFすることができる。第1,第2抵抗R1,R2の抵抗値を小さくするメリットとして、図5における系統再投入時の第1,第2コンデンサC1,C2再充電速度が向上する。よって、遮断準備完了までにかかる時間を短縮できる。
なお、第3半導体スイッチング素子T3を、第1コンデンサC1の充電用の半導体スイッチング素子T3と、第2コンデンサC2の充電用の半導体スイッチング素子T4とに分割してもよい。この場合、第1抵抗R1と半導体スイッチング素子T3とを接続する。また、第2抵抗R2と半導体スイッチング素子T4とを接続する。また、半導体スイッチング素子T3と半導体スイッチング素子T4の上位コントローラからの指令信号は共通化してよい。
[実施形態4]
実施形態1〜3では、あらかじめ補助回路の第1,第2コンデンサC1,C2を充電しておき、コンデンサ放電電流を用いて機械遮断器開極時の電流を打ち消し、零点を作り出してアークを消弧する。しかし、図2に示すように第1,第2コンデンサC1,C2の充電電流は第1,第2抵抗R1,R2を介して流れるため、各抵抗に電力損失が発生するという問題がある。
以下、本実施形態4における直流遮断装置3を図9に基づいて説明する。本実施形態4における直流遮断装置3は、機械遮断器CBと、第1,第2コンデンサC1,C2と、第1〜第4半導体スイッチング素子T1〜T4と、第1〜第4リアクトルL1〜L4と、第1,第2ダイオードD1,D2と、を備える。
第1直流系統1の+端子と第2直流系統2の+端子との間に機械遮断器CBが接続される。
第1直流系統1の+端子と機械遮断器CBの共通接続点と、第1,第2直流系統1,2の−端子との間には、第1コンデンサC1と、第1リアクトルL1と、第3リアクトル(第1インピーダンス)L3と、自己消弧能力を有する第3半導体スイッチング素子T3と、が順次直列接続される。(第1コンデンサC1と第1リアクトルL1の接続の順序は逆にしてもよい。)
図9では第3半導体スイッチング素子T3はIGBTとし、コレクタ端子を第3リアクトルL3に、エミッタ端子を第1,第2直流系統1,2の−端子側に接続する。
第2直流系統2の+端子と機械遮断器CBの共通接続点には、逆阻止能力を有する第1半導体スイッチング素子(図9ではサイリスタ)T1のアノードが接続される。第1半導体スイッチング素子(サイリスタ)T1のカソードは第1,第3リアクトルL1,L3の共通接続点に接続される。
第3リアクトルL3と第3半導体スイッチング素子T3の共通接続点には、第1ダイオードD1のアノードが接続される。第1ダイオードD1のカソードは第1半導体スイッチング素子(サイリスタ)T1と第2直流系統2の+端子との共通接続点に接続される。
第2直流系統2の+端子と機械遮断器CBの共通接続点と、第1,第2直流系統1,2の−端子との間には、第2コンデンサC2と、第2リアクトルL2と、第4リアクトル(第2インピーダンス)L4と、自己消弧能力を有する第4半導体スイッチング素子T4と、が順次直列接続される。(第2コンデンサC2と第2リアクトルL2の接続の順序は逆にしてもよい。)
図9では第4半導体スイッチング素子T4はIGBTとし、コレクタ端子を第4リアクトルL4に、エミッタ端子を第1,第2直流系統1,2の−端子側に接続する。
第1直流系統1の+端子と機械遮断器CBの共通接続点には、逆阻止能力を有する第2半導体スイッチング素子(図9ではサイリスタ)T2のアノードが接続される。第2半導体スイッチング素子(サイリスタ)T2のカソードは第2,第4リアクトルL2,L4の共通接続点に接続される。
第4リアクトルL4と第4半導体スイッチング素子T4の共通接続点には、第2ダイオードD2のアノードが接続される。第2ダイオードD2のカソードは第2半導体スイッチング素子(サイリスタ)T2と第1直流系統1の+端子の共通接続点に接続される。
第1,第2半導体スイッチング素子T1,T2は、自己消弧能力は不要であるが、逆阻止能力は必要である。IGBTとダイオードの直列回路やリバースブロッキングIGBTなど他のスイッチング素子に置き換えてもよい。
以下、本実施形態4における直流遮断装置3の動作を説明する。定常状態では機械遮断器CBが閉極状態であり、電流は双方向に流れる。この定常状態において、第3,第4半導体スイッチング素子T3,T4をスイッチングすることで第1,第2コンデンサC1,C2を充電する。
図10に第3,第4半導体スイッチング素子T3,T4をONした時の状態を示す。コンデンサ充電電流は第1コンデンサC1→第1リアクトルL1→第3リアクトルL3→第3半導体スイッチング素子T3を流れ、第1コンデンサC1が充電される。また、同時に、コンデンサ充電電流は第2コンデンサC2→第2リアクトルL2→第4リアクトルL4→第4半導体スイッチング素子T4を流れ、第2コンデンサC2が充電される。
図11に第3,第4半導体スイッチング素子T3,T4をOFFした時の状態を示す。第3半導体スイッチング素子T3ON時に第3リアクトルL3に蓄えられた磁気エネルギーにより、第1ダイオードD1→第1コンデンサC1→第1リアクトルL1を循環して電流が流れ、第1コンデンサC1が充電される。
また、第4半導体スイッチング素子T4ON時に第4リアクトルL4に蓄えられた磁気エネルギーにより、第2ダイオードD2→第2コンデンサC2→第2リアクトルL2を循環して電流が流れ、第2コンデンサC2が充電される。
充電が完了したら、第3,第4半導体スイッチング素子T3,T4はOFF状態を維持する。定常時において電流は機械遮断器CBのみを通過するため、電力損失はほとんどない。
充電完了については、第1,第2コンデンサC1,C2両端の電圧を検出しあらかじめ定めた電圧に達したことをもって判断する。また、他の方法として、第1〜第4リアクトルL1〜L4、第1,第2コンデンサC1、C2の定数より、第1,第2コンデンサC1,C2が充電完了するまでの時間を事前に計算して、その時間に到達したら第3,第4半導体スイッチング素子T3,T4をOFFさせてもよい。
図12に、第2直流系統2側で事故が発生した場合における本実施形態4の直流遮断装置3を示す。事故発生時には第2半導体スイッチング素子T2をONすることで、第2コンデンサC2から放電電流が補助回路電流として機械遮断器CB→第2半導体スイッチング素子T2→第2リアクトルL2を経由して流れる。この補助回路電流により機械遮断器CBを流れる短絡電流を打ち消して電流の零点を作り出し、機械遮断器CBを開極してアークを消弧する。
図13にアーク消弧後の本実施形態4の直流遮断装置3を示す。補助回路電流は第2半導体スイッチング素子T2→第2リアクトルL2→第2コンデンサC2を経由して流れ、第2コンデンサC2を図10とは逆向きに充電する。第2コンデンサC2の充電が完了すると第2直流系統2側の電流が零になり、電流の遮断が完了する。
本実施形態4の直流遮断装置3では、実施形態1,2とは異なり不要電流は流れない。そのため、第2半導体スイッチング素子T2は自己消弧能力がなくても(保持電流が大きくても)、確実にOFFすることができる。
図14に電流遮断が完了し、第2直流系統2を再投入するときの本実施形態4の直流遮断装置3を示す。機械遮断器CBを閉極すると、第2コンデンサC2→第2リアクトルL2→第4リアクトルL4→第2ダイオードD2→機械遮断器CBの経路で共振回路が形成され、共振電流が流れ、第2コンデンサC2は元の向きに再充電される。
第2コンデンサC2の充電が完了すると、共振電流は第2ダイオードD2によりブロックされ、定常状態に到達し遮断準備が完了する。第2コンデンサC2の充電が不完全であれば、第4半導体スイッチング素子T4をONすることで第2コンデンサC2を充電することができる。
なお、電流の流れる方向や事故発生時の電流値は上位コントローラを用いて監視し、機械遮断器CBの開閉と第1,第2半導体スイッチング素子T1,T2のON,OFFを行う。
本実施形態4では、第2直流系統2側で事故が発生した場合の遮断方法を記載したが、第1直流系統1側で事故が発生した場合も同様に遮断が可能である。この場合、第2半導体スイッチング素子T2ではなく第1半導体スイッチング素子T1をONすることで、第1コンデンサC1の放電電流を用いて機械遮断器CBを通過する短絡電流を打ち消す。
なお、第3半導体スイッチング素子T3と半導体スイッチング素子T4を共通化してもよい。その場合、共通化した半導体スイッチング素子は、図8の第3半導体スイッチング素子T3と同様の接続構成となる。
本実施形態4は、実施形態1〜3と同様の作用効果を奏する。また、本実施形態4の直流遮断装置3は、コンデンサ充電電流が抵抗を流れず、抵抗による電力損失が発生しないため、充電時の損失を小さくすることができる。
また、系統再投入の際は、機械遮断器CBを閉極するだけで第1,第2コンデンサC1,C2の再充電が完了する。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
1…第1直流系統
2…第2直流系統
3…直流遮断装置
CB…機械遮断器
C1,C2…第1,第2コンデンサ
T1〜T4…第1〜第4半導体スイッチング素子
R1,R2…第1,第2抵抗
L1〜L4…第1〜第4リアクトル
D1,D2…第1,第2ダイオード
Iaux…補助回路電流
Icb…機械遮断器通電電流
Vcb…機械遮断器両端電圧

Claims (8)

  1. 第1直流系統の+端子と第2直流系統の+端子との間に接続された機械遮断器と、
    前記第1直流系統の+端子と前記機械遮断器の共通接続点と、前記第2直流系統の+端子と前記機械遮断器の共通接続点と、の間に順次直列接続された第1コンデンサと第1リアクトルと第1半導体スイッチング素子、または、第1リアクトルと第1コンデンサと第1半導体スイッチング素子と、
    前記第2直流系統の+端子と前記機械遮断器の共通接続点と、前記第1直流系統の+端子と前記機械遮断器の共通接続点と、の間に順次直列接続された第2コンデンサと第2リアクトルと第2半導体スイッチング素子、または、第2リアクトルと第2コンデンサと第2半導体スイッチング素子と、
    前記第1リアクトルと前記第1半導体スイッチング素子の共通接続点、または、前記第1コンデンサと前記第1半導体スイッチング素子の共通接続点と、前記第1、第2直流系統の−端子との間に接続された第1インピーダンスと、
    前記第2リアクトルと前記第2半導体スイッチング素子の共通接続点、または、前記第2コンデンサと前記第2半導体スイッチング素子の共通接続点と、前記第1、第2直流系統の−端子との間に接続された第2インピーダンスと、
    を備えたことを特徴とする直流遮断装置
  2. 前記第1インピーダンスと前記第2インピーダンスは、抵抗であることを特徴とする請求項1記載の直流遮断装置。
  3. 前記第1,第2半導体スイッチング素子は自己消弧形素子であり、前記第1,第2半導体スイッチング素子にダイオードが直列接続されたことを特徴とする請求項2記載の直流遮断装置。
  4. 前記第1,第2半導体スイッチング素子は、サイリスタであることを特徴とする請求項2記載の直流遮断装置。
  5. 前記第1,第2抵抗と前記第1,第2直流系統の−端子との間に接続された第3半導体スイッチング素子を備え、または、前記第1抵抗と前記第1,第2直流系統の−端子との間に接続された第3半導体スイッチング素子と、前記第2抵抗と前記第1,第2直流系統の−端子との間に接続された第4半導体スイッチング素子と、を備えたことを特徴とする請求項4記載の直流遮断装置。
  6. 前記第1インピーダンスと前記第2インピーダンスは、第3リアクトルと第4リアクトルであり、
    前記第3,第4リアクトルと前記第1,第2直流系統の−端子との間に接続された第3半導体スイッチング素子と、または、前記第3リアクトルと前記第1,第2直流系統の−端子との間に接続された第3半導体スイッチング素子と、前記第4リアクトルと前記第1,第2直流系統の−端子との間に接続された第4半導体スイッチング素子と、
    前記第3リアクトルと前記第3半導体スイッチング素子の共通接続点にアノードが接続され、カソードが前記第1半導体スイッチング素子と前記第2直流系統の+端子の共通接続点に接続された第1ダイオードと、
    前記第4リアクトルと前記第4半導体スイッチング素子または前記第3半導体スイッチング素子の共通接続点にアノードが接続され、カソードが前記第2半導体スイッチング素子と前記第1直流系統の+端子の共通接続点に接続された第2ダイオードと、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の直流遮断装置。
  7. 前記第1,第2半導体スイッチング素子はサイリスタであることを特徴とする請求項6記載の直流遮断装置。
  8. 前記第1直流系統から前記第2直流系統に電流が流れており、前記第2直流系統で事故が発生した場合は、前記第2半導体スイッチング素子をONし、前記機械遮断器に流れる電流が所定値以下になった後、前記機械遮断器を遮断し、
    前記第2直流系統から前記第1直流系統に電流が流れており、前記第1直流系統で事故が発生した場合は、前記第1半導体スイッチング素子をONし、前記機械遮断器に流れる電流が所定値以下になった後、前記機械遮断器を遮断することを特徴とする請求項1〜7のうち何れかに記載の直流遮断装置。
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