JP6365325B2 - 製剤及びその製造方法 - Google Patents
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[1](A)スクラルファート、(B)有機酸、(C)水、(D)中和増粘剤、及び(E)2価の金属イオンによってゲル化しない水溶性アニオン性高分子化合物を含有する製剤であって、(A)スクラルファートを5〜30質量%と、(B)有機酸を1〜15質量%と、(E)2価の金属イオンによってゲル化しない水溶性アニオン性高分子化合物を2種以上とを含有し、分散質中のショ糖硫酸エステル/アルミニウム比が質量比で0.3〜1.4であり、かつpHが5〜8であることを特徴とする製剤。
[2](D)成分が、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物及び炭酸塩から選ばれる1種又は2種以上である[1]記載の製剤。
[3](E)成分が、キサンタンガム、アルギン酸エステル、及びHMペクチンから選ばれる2種以上である[1]又は[2]記載の製剤。
[4](E)成分を製剤中に0.05〜2質量%含有する[1]〜[3]のいずれか1項記載の製剤。
[5]更に、(F)水不溶性無機粒子として、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム及びケイ酸マグネシウムアルミニウムから選ばれる1種又は2種以上を含有する[1]〜[4]のいずれか1項記載の製剤。
[6]食道に適用するものである[1]〜[5]のいずれか1項記載の製剤。
[7](A)スクラルファート、(B)有機酸、及び(C)水を配合して、(A)/(C)で表される配合質量比が0.8〜6、(B)有機酸の含有量が7.5〜40質量%である液状組成物を調製し、該液状組成物に対して(D)中和増粘剤を配合してpHを5〜8に調整した後、(E)2価の金属イオンによってゲル化しない水溶性アニオン性高分子化合物を2種以上配合することを特徴とする製剤の製造方法。
本発明の製剤は、(A)スクラルファート、(B)有機酸、及び(C)水を所定の比率で含有する液状組成物に対して、(D)中和増粘剤を配合してpHを5〜8に調整して得たゲル組成物に、更に(E)2価の金属イオンによってゲル化しない水溶性アニオン性高分子化合物を2種以上配合することによって得られるものである。なお、以下の説明において、「液状組成物」とは上記(A)〜(C)成分を配合した段階の液状の組成物を意味し、「ゲル組成物」とは上記液状組成物に対して(D)成分を配合してpHを調整して得たゲル状の組成物を意味する。
(A)スクラルファート(ショ糖オクタ硫酸エステルアルミニウム塩)は、粘膜炎症部のタンパク質と結合して炎症部を被覆・保護しながら修復する作用を有し、「胃の絆創膏」とも呼ばれる薬物である。本発明では、胃の炎症部への効果の他、口腔内崩壊錠とすることによって、胸焼けの原因である食道の炎症部にも優れた効果を発揮することができる。
(B)有機酸としては特に限定されず、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。中でも、風味、分散安定性の点から、アルギン酸、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、グルクロン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、アジピン酸、グルコン酸、酒石酸、コハク酸、乳酸、酢酸、酪酸、マレイン酸及びフマル酸から選ばれる1種以上が好ましく、特にクエン酸、リンゴ酸及び乳酸が好ましい。
(C)水の液状組成物中の配合量は、5〜60質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましい。一方、(C)水のゲル組成物中の配合量は4〜55質量%が好ましく、9〜45質量%がより好ましく、15〜40質量%が更に好ましい。なお、液状組成物中では、(A)/(C)で表される配合質量比が0.8〜6であり、この比率が、0.8未満又は6を超えると分散安定性が得られず、次工程(後述する(D)成分を配合する工程)へ進むのが困難になる場合がある。
(D)中和増粘剤としては特に限定されず、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物及び炭酸塩から選ばれる1種を単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。本発明では、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化マグネシウム及び水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム及び炭酸マグネシウム等の炭酸塩のほか、合成ヒドロタルサイト、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、及び水酸化アルミナマグネシウム等の制酸剤を使用することができる。本発明では、製造性の観点から、特に炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、水酸化ナトリウム、水酸化マグネシウムを好適に用いることができる。なお、上記(D)成分の中には、後述する(F)水不溶性無機粒子を兼ねる成分も含まれる。また、(D)成分として水溶性の成分を配合した場合、当該成分は水に溶解して消費される(金属イオン、水酸化物イオン、炭酸イオン等が系中に残る)。
(E)2価の金属イオンによってゲル化しない水溶性アニオン性高分子化合物とは、分子中にアニオン基を有する水溶性高分子化合物であり、かつ該高分子化合物の希薄水溶液(およそ1質量%以下)にカルシウムイオンや鉄(II)イオンといった2価の金属イオンを添加した際、部分的あるいは全体的なゲル化が起こらない高分子化合物である。具体的にはキサンタンガム、アルギン酸エステル、HMペクチン等が該当する。本発明では、これらの2種以上を適宜組み合わせて用いる。その中でも特にキサンタンガム、アルギン酸エステル及びHMペクチンより選ばれる2種以上を組み合わせることにより、より高い滞留性が得られると共に、より優れた分散安定性及び嚥下性を得ることができる。これは、当該高分子化合物を2種以上の組み合わせることよって、緩やかな架橋構造が形成されることによるものと考えられる。なお、HMペクチンとは、構成するガラクツロン酸のうち50%以上がメトキシル化されたグレードであり、具体的には三晶(株)より市販されているUSP−H等が挙げられる。
(F)水不溶性無機粒子としては、マグネシウム系無機粒子を好適に用いることができる。具体例としては、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム及びケイ酸マグネシウムアルミニウム等の制酸剤粒子、スメクタイト、ベントナイト及びモンモリロナイト等の無機粘土鉱物が挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。なお、(F)成分の中には合成ヒドロタルサイトのような(D)成分としても機能する成分も含まれる。そのため、上記(D)成分として、(F)成分としても機能する成分が配合された場合は、当該(F)成分は配合しなくてもよい。一方、上記(D)成分として、水溶性の成分が配合された場合は、上記(F)成分を更に配合することで、製剤の粘膜付着性や分散安定性を一層高めることができる。なお、上記(F)成分の粒子は、例えば顔料等のように水に溶解せず懸濁状態で系中に存在し、生成したゲルと水素結合等の相互作用によりネットワークを形成していると考えられ、ムチンとの相互作用向上にも重要な役割を果たしていると推測される。
本発明の「液状」とは、粘度(25℃)が100〜50,000mPa・sである流動体を意味する。粘度は、製造適性の点から、100〜10,000mPa・sが好ましい。また、この範囲とすることで、服用性(飲み込みやすさ)も良好となる。なお、粘度の測定方法は、B型粘度計(例えば、東機産業社製,RB−80)、3又は4番ローター(粘度に応じて変更)を用い、回転速度12rpm/20℃で測定する。本発明において、
製造適性とは、スクラルファート液状組成物の包装容器への充填時、スクラルファート液状組成物にさらなる製剤化処理(ミクロゲル化等)を加えるために次製造プロセスに移行する際に、高粘度では攪拌、ライン輸送等が困難で、製造適性上望ましくないため、液状組成物粘度は一定の値以下であることをいう。また、液状組成物のpH(25℃)は、粘膜付着性の点から、3.0〜4.5の範囲が好ましい。
本発明の「ゲル組成物」とは、分散媒と分散質(粒子)から構成され、分散質は主にスクラルファートと乳酸の複合体、分散媒は水と乳酸の混合液からなり、分散媒と分散粒子の相互作用によって分散粒子が全体に均一分散することで長期間分散が安定化されており、全体としては流体物であり、チキソトロピー性を有する組成物を意味する。
まず、(A)スクラルファート、(B)有機酸、及び(C)水を所定の比率で混合して液状組成物を得る。次に、上記で得た液状組成物に対して(D)中和増粘剤を配合して所定のpHに調整してゲル組成物を得、更に、水に溶解した(E)2価の金属イオンによってゲル化しない水溶性アニオン性高分子化合物を2種以上配合することにより本発明の製剤を得ることができる。また、(D)成分を配合してpHを調整した後、上記(E)成分と共に必要に応じて更に(F)水不溶性無機粒子やその他の各成分を配合することにより、滞留性や嚥下性を更に向上させることができる。なお、上記の液状組成物、ゲル組成物及び製剤を調製する各工程においては、特別な攪拌・混合を行う必要なく、公知の攪拌・混合法を採用することができる。攪拌装置としては、スターラー攪拌、プロペラ攪拌、ホモジナイザー、ホモミキサー及び乳化機等が挙げられる。更に、上記で得られた製剤は、後述する製造方法によりソフトカプセル剤やハードカプセル剤とすることができる。
ゼラチン基剤の外皮膜中に本発明の製剤を内包して製する。一般的なソフトカプセルの製造方法(打ち抜き法等)で得られる。外皮には、ゼラチン、デンプン、グリセリン等の水溶性成分、カラギーナン等の植物性基剤を配合することもできる。内用物の製剤には、スクラルファート、酸、水の他に、水分活性を下げる目的で無機塩(ナトリウム、マグネシウム、カリウム、カルシウム等のアルカリ金属やアルカリ土類金属の塩化物等)、糖アルコール(マンニトール、エリスリトール、ショ糖等)を更に添加してもよい。特に、ソフトチュアブルカプセルとする場合は、矯味剤として甘味成分(糖類等の天然甘味料、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムK、ソーマチン等の人工甘味料)、香料を内用液に溶かし込んで添加してもよい。
ゼラチン、プルラン、セルロース等の可食性基剤からなる外皮に本発明の製剤を内包して製する。カプセル自体は、一般的な方法(浸漬法等)で得られる剤を用いることができる。内用物の充填は、粉末充填で一般的に用いられる方法(オーガー式、ダイコンプレス式、ファンネル式等が知られている)ではなく、ポンプ式等の液剤充填に用いられる方法が好ましい。ソフトカプセルの場合と同様の目的で、無機塩や糖アルコールを製剤に溶かし込んで添加してもよい。
下記表の組成に従い、以下の通り組成物及び製剤を調製した。
(1)液状組成物の調製
(B)有機酸を(C)水(精製水)に溶解した。スターラー攪拌(回転数100〜1,000rpm)を続けながら(A)スクラルファート粉末を直接添加し、一昼夜攪拌後、液状物1〜9(液1〜9)を得た(スクラルファート液状組成物:粘度100〜48,000mPa・s)。上記液状物の詳細については表1に示した。
上記(1)で得た液状組成物を攪拌し、表2〜7に示した(D)中和増粘剤を徐々に添加してpHを所定の範囲に調整した後さらに2時間攪拌を続け、必要に応じて更に(F)水不溶性無機粒子を添加してゲル組成物を得た。
別途、表2〜7に示した量の精製水を秤取り、攪拌しながら(E)2価の金属イオンによってゲル化しない水溶性アニオン性高分子化合物を加えて完全に溶解するまで攪拌した。次いで、上記(2)で得たゲル組成物を加えて、さらに1時間攪拌を続けて製剤を得た。
垂直に設置したポリエチレンチューブ(内径10mm・長さ125mm)を食道モデルとして使用した。なお、ポリエチレンチューブを用いた食道滞留評価法は下記文献にて評価法として用いられており、モデル動物での実験結果とも高い相関が得られている評価方法である。
Potential Efficacy of a Delta 5− Aminolevulinic Acid Bioadhesive Gel Formulation for the Photodynamic Treatment of Lesions of the Gastrointestinal Tract in Mice, V. Vonarx et al., J. Pharm. Pharmacol. (1997)
ポリエチレンチューブの上部より約5.0gのサンプルを注入する。その後、2.5mL/minで2分間、唾液モデル(0.5%ムチン溶液)を注入後、チューブ下部よりサンプルを回収し、スクラルファートの場合は、ショ糖オクタ硫酸エステルを高速液体クロマトグラフィーで、(A)としてその他の成分を用いた場合はアルミニウムを滴定法でそれぞれ定量し、チューブ内残存率を滞留率として算出した。それぞれの定量は日本薬局方に記載の方法に準じて行った。繰り返し6回の平均をとり、この平均値に基づき結果を下記判定基準で示す。
滞留率の計算式
滞留率(%)={1−(回収サンプル内(A)成分量)/(注入した(A)成分量)}×100
〈(A)成分の滞留性判定基準〉
◎:8%以上
○:6%以上8%未満
△:4%以上6%未満
×:4%未満
成人男女5名が各製剤を5mLずつ飲み込み、「飲み込みやすさ」を下記評価基準で評価した。結果を5名の平均値に基づき、下記判定基準で示す。
〈評価基準〉
5:かなり飲みこみやすい。
4:やや飲みこみやすい。
3:どちらともいえない。
2:やや飲み込みにくい。
1:かなり飲み込みにくい。
〈判定基準〉
◎:3.5以上
○:3.0以上3.5未満
△:2.0以上3.0未満
×:2.0未満
200mLビーカーにサンプルを100mL入れて1日静置したときの外観(分散安定性)を、下記評価基準で判定した。
〈評価基準〉
◎:全体が均一分散している。
○:5mm未満の離水が確認されるが、撹拌で均一分散する。
△:5mm以上の離水が確認されるが、撹拌で均一分散する。
×:撹拌しても均一分散しない。または製造時から均一分散できない。
作製した製剤を遠心分離管にとり、2,000rpm、30分(室温)で遠心分離して上澄みを除去した。沈殿物に精製水を添加、洗浄して遠心分離で上澄みを除去した。同操作を2回繰り返した。得られた沈殿物のショ糖硫酸エステル含量とアルミウム含量を各々求め、ショ糖硫酸エステル/アルミニウム比(質量比)を求めた。
ショ糖硫酸エステル含量は「日局・スクラルファート」定量法(HPLC法)に準じて実施した。アルミニウム含量は、「日局・乾燥水酸化アルミニウムゲル」定量法(逆滴定法)に準じて酸化アルミニウム量を求め、アルミニウム量に換算した。
比較例1は、(A)/(C)で表される配合質量比が低すぎるため、液状組成物を調製した直後に沈殿が固化してしまい、製剤を調製することができなかった。
比較例2は、(A)/(C)で表される配合質量比が高すぎるため、液状組成物を調製した直後に沈殿が固化してしまい、製剤を調製することができなかった。
比較例3は、(B)有機酸の配合量が少なすぎるため、液状組成物を調製した直後に沈殿が固化してしまい、製剤を調製することができなかった。
比較例4は、(B)有機酸の配合量が多く、(B)/(A)で表される配合質量比が高すぎるため、服用性(嚥下性)に劣るものとなった。
比較例5は、(B)有機酸が配合量されていないため、滞留性に劣るものとなった。
比較例6は、(B)有機酸を使用せずに、リン酸等の無機酸を使用したものであり、液状組成物が作製できなかった。
比較例7は、(D)中和増粘剤を配合せずに(E)成分を配合したため、口中への吸着等の不快感が解消せず、嚥下性に劣るものとなった。
比較例8〜10は、(E)成分の高分子化合物を1種しか配合していないため、いずれも本発明の効果を得ることができなかった。
比較例11〜13は、(E)成分の比較品としてノニオン性高分子化合物を含むものであり、いずれも本発明の効果を得ることができなかった。
上記の製造方法に従って表8に示した配合で(A)〜(D)成分を含有するゲル組成物を調製した。次いで、該ゲル組成物に対して(E)成分としてキサンタンガム及びアルギン酸プロピレングリコールエステル、(F)成分としてメタケイ酸アルミン酸マグネシウム及び合成ヒドロタルサイト、及び精製水を下記表に示す割合で配合し、所定量のスクラルファートを含む本発明のスクラルファート配合製剤を得た。
スクラルファート:富士化学工業(株)製、「スクラルファート水和物」
乳酸:DSP五協フード&ケミカル(株)製、90%DL−乳酸
リンゴ酸:関東化学(株)製、「リンゴ酸」
リン酸:和光純薬工業(株)製、「リン酸」
精製水:共栄製薬(株)製、「精製水(蒸留)」
重炭酸ナトリウム:旭硝子(株)製、「重炭酸ナトリウムKP」
炭酸カルシウム:純正化学(株)製、「炭酸カルシウム」
水酸化ナトリウム:和光純薬工業(株)製、「水酸化ナトリウム」
炭酸マグネシウム:和光純薬工業(株)製、「炭酸マグネシウム」
水酸化マグネシウム:和光純薬工業(株)製、「水酸化マグネシウム」
キサンタンガム:DSP五協フード&ケミカル(株)製、「エコーガム」
アルギン酸プロピレングリコールエステル:(株)キミカ製、「キミロイド」
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム:富士化学工業(株)製、「ノイシリン(UFL2またはNFL2N)」
合成ヒドロタルサイト:協和化学工業(株)製、「アルカマックVF」
Claims (7)
- (A)スクラルファート、(B)有機酸、(C)水、(D)中和増粘剤、及び(E)2価の金属イオンによってゲル化しない水溶性アニオン性高分子化合物を含有する製剤であって、(A)スクラルファートを5〜30質量%と、(B)有機酸を1〜15質量%と、(E)2価の金属イオンによってゲル化しない水溶性アニオン性高分子化合物を2種以上とを含有し、分散質中のショ糖硫酸エステル/アルミニウム比が質量比で0.3〜1.4であり、かつpHが5〜8であることを特徴とする製剤。
- (D)成分が、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物及び炭酸塩から選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の製剤。
- (E)成分が、キサンタンガム、アルギン酸エステル、及びHMペクチンから選ばれる2種以上である請求項1又は2記載の製剤。
- (E)成分を製剤中に0.05〜2質量%含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の製剤。
- 更に、(F)水不溶性無機粒子として、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム及びケイ酸マグネシウムアルミニウムから選ばれる1種又は2種以上を含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の製剤。
- 食道に適用するものである請求項1〜5のいずれか1項記載の製剤。
- (A)スクラルファート、(B)有機酸、及び(C)水を配合して、(A)/(C)で表される配合質量比が0.8〜6、(B)有機酸の含有量が7.5〜40質量%である液状組成物を調製し、該液状組成物に対して(D)中和増粘剤を配合してpHを5〜8に調整した後、(E)2価の金属イオンによってゲル化しない水溶性アニオン性高分子化合物を2種以上配合することを特徴とする製剤の製造方法。
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