JP6365231B2 - 検査装置、検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、検査装置、検査方法に関する。
特許文献1には、プリント基板の上面に実装された部品を介して、加圧支柱がプリント基板を下側へ加圧すると共に、プローブがプリント基板の下面に電気的に接触する検査装置が開示されている。
2001−124832号公報
ここで、検査装置において、基板上面に実装された部品を介して基板を下へ押す押部として、例えば、基板の上面よりも高い位置で停止する押部を用いた場合では、部品が実装されていない基板を検査する際に、基板を押さえることができない。
本発明は、部品が実装されているか否かに関わらず、基板を押さえることができるようにすることを目的とする。
請求項1の発明は、基板上面の予め定められた部分に部品が実装されている場合、可動部材を該基板から離れた位置に位置させ、該部分に該部品が実装されていない場合、該可動部材を該位置から該部分に移動させる移動部と、該部品又は該可動部材を介して該基板を下へ押す押部と、該基板下面の接触点に接触して通電する通電部と、を備える。
請求項2の発明は、前記基板上面よりも高い高位置に弾性力によって前記可動部材を位置させる弾性部材を備え、前記移動部は、前記部分に前記部品が実装されていない場合、前記可動部材を前記高位置に位置する状態で前記離れた位置から前記部分へ移動させ、前記押部は、前記弾性力に対抗し、前記可動部材を介して前記基板を下へ押す。
請求項3の発明は、前記部品の前記部分への実装の有無を検出する検出部を備え、前記移動部が、前記検出部の検出結果に応じて前記可動部材を前記離れた位置に位置させ、又は、前記部分に移動させる。
請求項4の発明は、前記基板の種類を識別する識別部と、前記基板の種類と前記部品の前記部分への実装の有無との対応を記憶する記憶部と、前記識別部により識別した基板の種類と前記検出部により検出された部品の前記部分への実装の有無との対応が、前記記憶部に記憶したものと相違する場合、警告を発する警告部と、を備える。
請求項5の発明は、基板上面の予め定められた部分に部品が実装されている場合、可動部材を該基板から離れた位置に位置させ、該部分に該部品が実装されていない場合、該可動部材を該位置から該部分に移動させる移動工程と、該部品又は該可動部材を介して該基板を下へ押す押し工程と、該基板下面の接触点に接触して通電する通電工程と、を有する。
請求項6の発明は、前記移動工程では、前記部分に前記部品が実装されていない場合、前記可動部材が弾性部材の弾性力で前記基板上面よりも高い高位置に位置する状態で、前記可動部材を前記部分へ移動させ、前記押し工程では、前記弾性力に対抗し、前記可動部材を介して前記基板を下へ押す。
請求項7の発明は、前記部品の前記部分への実装の有無を検出する検出工程と、前記移動工程では、前記検出工程の検出結果に応じて、前記可動部材を前記離れた位置に位置させ、又は、前記部分に移動させる。
請求項8の発明は、前記基板の種類を識別する識別工程と、前記識別工程で識別した基板の種類と前記検出工程で検出した部品の前記部分への実装の有無との対応が、記憶部で記憶している基板の種類と部品の前記部分への実装の有無との対応と相違する場合、警告を発する警告工程と、を有する。
本発明の請求項1の構成によれば、部品が実装されているか否かに関わらず、基板を押さえることができる。
本発明の請求項2の構成によれば、可動部材の下面が基板上面と同じ高さに位置する状態で可動部材を基板上面の予め定められた部分へ移動させる場合に比べ、可動部材と基板とが擦れることを抑制できる。
本発明の請求項3の構成によれば、部品の予め定められた部分への実装の有無を検出して、移動部による可動部材の動作を自動で行うことができる。
本発明の請求項4の構成によれば、部品の基板への実装ミスを検査の作業者へ知らせることができる。
本発明の請求項5の検査方法によれば、部品が実装されているか否かに関わらず、基板を押さえることができる。
本発明の請求項6の検査方法によれば、可動部材の下面が基板上面と同じ高さに位置する状態で可動部材を基板上面の予め定められた部分へ移動させる場合に比べ、可動部材と基板とが擦れることを抑制できる。
本発明の請求項7の検査方法によれば、部品の予め定められた部分への実装の有無を検出して、移動部による可動部材の動作を自動で行うことができる。
本発明の請求項8の検査方法によれば、部品の基板への実装ミスを検査の作業者へ知らせることができる。
本実施形態に係る検査装置の構成を示す概略図である。 図1に示す検査装置の検査対象となるプリント基板の構成を示す概略図である。 コネクタを押部で押した状態を示す概略図である。 スペーサを押部で押した状態を示す概略図である。 スペーサの移動過程を示す概略図である。 スペーサ及び移動部を示す平面図である。 図1に示す検査装置において、上治具が読取位置に位置する状態を示す概略図である。 図1に示す検査装置で、コネクタを有するプリント基板を検査する場合において、上治具が検査位置に位置する状態を示す概略図である。 図1に示す検査装置で、コネクタを有さないプリント基板を検査する場合において、上治具が検査位置に位置する状態を示す概略図である。 図1に示す検査装置の制御系を示すブロック図である。 図1に示す検査装置を用いた検査方法のフロー(手順)を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(検査装置10の構成)
まず、検査装置10の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る検査装置10の構成を示す概略図である。なお、下記の説明で用いるX方向、−X方向、上方(Y方向)、下方(−Y方向)、Z方向及び−Z方向は、図中に示す矢印方向である。また、図中の「○」の中に「×」が記載された記号は、紙面の手前から奥へ向かう矢印を意味し、図中の「○」の中に「・」が記載された記号は、紙面の奥から手前へ向かう矢印を意味する。
検査装置10は、基板の一例としてのプリント基板200、300(図2参照)に対して電気的な検査をする装置である。電気的な検査としては、例えば、インサーキット検査、ファンクション検査などがある。検査装置10は、具体的には、図1に示されるように、プリント基板200、300(図2参照)が設置される設置部20と、設置部20の上方に配置された上治具60と、設置部20の下方に配置された下治具70と、を有している。
(プリント基板200、300)
検査装置10の検査対象となるプリント基板200、300の上面には、図2(A)及び図2(B)に示されるように、基板の種類を識別するための識別子220(例えば、バーコード、二次元コード等)が設けられている。プリント基板200は、後述のように、コネクタ210が実装されるプリント基板であり、プリント基板200の識別子220には、コネクタ210が実装されるべき基板の種類であることが示されている。
一方、プリント基板300は、後述のように、コネクタ210が実装されないプリント基板であり、プリント基板300の識別子220には、コネクタ210が非実装とされるべき基板の種類であることが示されている。
さらに、プリント基板200、300の上下面には、それぞれ、接触点の一例としてのパッド240、パッド230が形成されている。
また、図2(A)に示されるように、プリント基板200の上面における予め定められた部分P(予め定められた領域)には、部品の一例としてのコネクタ210が実装されている。なお、前述の「予め定められた部分P」を、以下、単に「部分P」と称する。
コネクタ210は、具体的には、図3に示されるように、プリント基板200の上面に固定された本体部211と、本体部211のZ方向端部及び−Z方向端部のそれぞれから上方へ立ち上がった立上部212、214と、を有している。この本体部211及び立上部212、214によって、コネクタ210は、X方向視にて、上方が開口したコの字状(Uの字状)に形成されている。また、図2(A)に示されるように、コネクタ210の本体部211には、接触点の一例としての脚部218が形成されている。脚部218は、プリント基板200の貫通孔202を通じて下面から突出している。
一方、プリント基板300の上面における部分Pには、図2(B)に示されるように、コネクタ210は実装されていない。なお、本実施形態では、部分Pは、プリント基板200、300のX方向端部に設定されている。また、識別子220、パッド240及びパッド230は、プリント基板200とプリント基板300とで同じ位置に配置されている。
このように、検査装置10では、コネクタ210が実装されるべきプリント基板200と、コネクタ210が非実装とされるべきプリント基板300と、が検査対象となる。なお、コネクタ210の実装ミスがない限りにおいて、プリント基板200は、部分Pにコネクタ210が実装され、プリント基板300は、部分Pにおいてコネクタ210が非実装とされる。
(設置部20)
設置部20は、図1に示されるように、本体プレート22と、プリント基板200、300(図2参照)が設置される設置プレート24と、可動部材の一例としてのスペーサ28と、スペーサ28を移動させる移動部30と、を備えている。
本体プレート22及び設置プレート24は、上下方向に厚みを有する板状に形成されている。設置プレート24は、本体プレート22上に配置されている。設置プレート24上には、プリント基板200、300におけるZ方向及びX方向の端面に接触して、プリント基板200、300をZ方向及びX方向に位置決めする位置決部(図示参照)が設けられている。これにより、プリント基板200、300は、Z方向及びX方向に位置決めされた状態で、設置プレート24上に設置されるようになっている。
さらに、設置プレート24及び本体プレート22には、設置プレート24及び本体プレート22のそれぞれを上下方向(厚み方向)に貫通する貫通孔24A、22Aが形成されている。この貫通孔24A、22Aは、具体的には、設置プレート24の上面に設置された状態のプリント基板200における脚部218及びパッド240の下方に配置されている。これにより、脚部218及びパッド240が下側へ露出されるようになっている。
スペーサ28は、上下方向に厚みを有する板状に形成されている。スペーサ28の厚み(上下方向長さ)は、コネクタ210の厚み(上下方向長さ)と同じとされている。これにより、後述のように、プリント基板300上で押部66に押された状態において、スペーサ28の上面の高さ方向の位置は、プリント基板200におけるコネクタ210の上面の高さ方向の位置が同じ高さとなる。
移動部30は、スペーサ28を支持する支持部40と、支持部40を介してスペーサ28をX方向及び−X方向へ移動させるシリンダ32(駆動部)と、を有している。
支持部40は、上下方向に厚みを有する支持板42と、支持板42から上方へ延びる支持軸44と、弾性部材の一例としての圧縮ばね46と、を有している。
図4に示されるように、支持板42のZ方向側及び−Z方向側には、X方向視にてL字状に形成されたガイド38(案内部材)が設けられている。このガイド38によって、支持板42がX方向(−X方向)に案内される。
図5(A)及び図6に示されるように、支持板42のX方向端部における上面には、シリンダ32のロッド32Aが固定されている固定部36が、上方へ立ち上がるように形成されている。そして、シリンダ32のロッド32Aが空気圧や油圧などにより−X方向に伸長することで、図5(B)に示されるように、支持板42及び支持軸44を介して、スペーサ28が−X方向に移動する。また、−X方向に伸長したロッド32Aが縮むことで、支持板42及び支持軸44を介して、スペーサ28がX方向に移動する。スペーサ28は、具体的には、シリンダ32のロッド32Aの伸縮により、設置プレート24の上面に設置されたプリント基板300からX方向に離れた離間位置と、プリント基板300における部分Pとの間を移動する。なお、シリンダ32の動作(駆動)は、後述の制御部90(図10参照)によって制御される。
図5(A)に示されるように、支持軸44の上部には、支持軸44の径方向外側に張り出したフランジ部48が形成されている。このフランジ部48の下側において、スペーサ28が支持軸44に上下方向に移動可能に支持されている。このスペーサ28と支持板42との間において、圧縮ばね46が支持軸44に取り付けられている。この圧縮ばね46の弾性力によって、スペーサ28が上方へ押し上げられて、スペーサ28の上面がフランジ部48に突き当たっている。
スペーサ28の上面がフランジ部48に突き当たる位置(図5(A)に示す位置)において、スペーサ28の下面は、設置プレート24上に設置されたプリント基板300の基板上面よりも高い高位置に位置する。
また、スペーサ28は、圧縮ばね46の弾性力に対抗して下方へ押されることで、設置プレート24上に設置されたプリント基板300の基板上面以下の低位置にスペーサ28の下面が位置するようになっている(図5(C)参照)。
さらに、設置部20は、図6に示されるように、発光部80A、82Aと受光部80B、82Bとを有する検出部80、82を備えている。検出部80、82では、発光部80A、82Aが、プリント基板200のコネクタ210の立上部212、214が配置されたそれぞれの位置に光を照射する。受光部80B、82Bは、発光部80A、82Aから照射されて、立上部212、214で反射された光を受ける。なお、図3において、発光部80A、82Aから光が照射される領域が二点鎖線Sにて示されている。
本実施形態では、受光部80B、82Bにおいて、反射光を受けることでコネクタ210が部分Pへ実装されていることを検出し、受光部80B、82Bのいずれかが反射光を受けないことで、コネクタ210が部分Pへ実装されていないことを検出する。なお、検出部80、82は、後述の制御部90(図10参照)と接続されており、受光部80B、82Bでの反射光の検出結果の情報(コネクタ210の部分Pへの実装の有無情報)が、制御部90へ送られるようになっている。
(下治具70)
下治具70は、図1に示されるように、下プレート72と、移動機構79と、通電部の一例としての複数のプローブピン74と、を有している。
下プレート72は、上下方向に厚みを有する板状に形成されている。この下プレート72は、検査装置10の本体フレーム(図示参照)に上下方向に移動可能に支持されている。そして、下プレート72は、エアシリンダ等の移動機構79によって、上下方向に移動するようになっている。
各プローブピン74は、設置プレート24に設置された状態において、プリント基板200の下面の脚部218及びパッド240のそれぞれに対向する位置に配置されている。具体的には、各プローブピン74は、本体74Aと、本体74Aから上方へ突出するピン74Bと、を有している。
このピン74Bが予め定められた範囲で上下方向に移動可能にピン74Bの基端部が本体74Aに支持されている。ピン74Bは、本体74Aの内部に収納されたバネ等の弾性部材(図示参照)の弾性力によって上方へ押されている。ピン74Bは、弾性部材(図示参照)の弾性力に対抗して、先端部が上側から下側へ押されることで、下方へ移動する。
そして、プリント基板200が設置プレート24に設置された状態において、移動機構79によって下プレート72が上方へ移動することで、各プローブピン74のピン74Bが、パッド240及びコネクタ210の脚部218にそれぞれに接触して通電する。
一方、プリント基板300が設置プレート24に設置された状態においては、下プレート72が上方へ移動することで、プローブピン74のピン74Bが、パッド240に接触して通電する。なお、プリント基板200が設置プレート24に設置された場合に、コネクタ210の脚部218に接触する各プローブピン74のピン74Bは、プリント基板300の下面に接触する。
(上治具60)
上治具60は、上プレート62と、移動機構69と、通電部としてのプローブピン64と、押部66、63と、識別部の一例としての読取部68と、を有している。
上プレート62は、上下方向に厚みを有する板状に形成されている。この上プレート62は、検査装置10の本体フレーム(図示参照)に上下方向に移動可能に支持されている。
読取部68は、プリント基板200、300の上面に設けられた識別子220を読み取るスキャナなどで構成されている。読取部68は、プリント基板200、300が設置プレート24に設置された状態において、プリント基板200、300の上面に設けられた識別子220に対向する位置に配置されている。なお、読取部68は、後述の制御部90(図10参照)と接続されており、読取部68が読み取った識別子220の情報は、制御部90へ送られるようになっている。
プローブピン64は、設置プレート24の上面に設置された状態において、プリント基板200、300の上面のパッド230に対向する位置に配置されている。具体的には、プローブピン64は、本体64Aと、本体64Aから下方へ突出するピン64Bと、を有している。
このピン64Bが予め定められた範囲で上下方向に移動可能にピン64Bの基端部が本体64Aに支持されている。ピン64Bは、本体64Aの内部に収納されたバネ等の弾性部材(図示参照)の弾性力によって下方へ押されている。ピン64Bは、弾性部材(図示参照)の弾性力に対抗して、先端部が下側から上側へ押されることで、上方へ移動する。
押部63は、下方側が細くなるテーパー状に形成されている。この押部63は、後述の検査位置において、設置プレート24の上面に設置されたプリント基板200、300の上面を下端部で押すようになっている。
押部66は、Z方向視にてL字状に形成されている。この押部66は、プリント基板200が設置プレート24の上面に設置された状態において、後述の検査位置で、プリント基板200のコネクタ210を押す。さらに、この押部66は、プリント基板300が設置プレート24の上面に設置された状態において、後述の検査位置で、プリント基板300の部分Pに位置するスペーサ28を押す。
移動機構69は、シリンダなどの駆動装置で構成されており、上プレート62を上下方向に移動させる。本実施形態では、移動機構69による上プレート62の移動により、上治具60は、基板設置位置(図1に示す位置)、読取位置(図7に示す位置)及び、検査位置(図8及び図9に示す位置)に位置されるようになっている。
基板設置位置(図1に示す位置)は、プリント基板200、300が設置プレート24に設置される作業時の位置である。基板設置位置(図1に示す位置)において、プリント基板200、300の設置作業が行える空間が設置プレート24上に確保される。
読取位置(図7に示す位置)は、読取部68によってプリント基板200、300の識別子220を読み取りが行われる位置である。読取位置(図7に示す位置)において、読取部68が読み取り可能な範囲内に識別子220が位置する。なお、読取位置では、プローブピン64、押部63及び押部66は、パッド230、プリント基板200、300の上面及びコネクタ210(スペーサ28)のそれぞれに対して、離間した状態となっている。
検査位置(図8及び図9に示す位置)は、プリント基板200、300に対して電気的な検査を行う位置である。検査位置(図8及び図9に示す位置)では、プローブピン64がパッド230に接触して通電する。また、検査位置(図8及び図9に示す位置)では、押部63がプリント基板200、300の上面を下方へ押す。さらに、検査位置において、押部66は、プリント基板200が設置されている場合に(図8参照)、コネクタ210を押し、プリント基板300が設置されている場合に(図9参照)、スペーサ28を押す。なお、検査位置において、押部66は、プリント基板200、300の上面よりも高い位置で停止する。
(検査装置10のその他構成)
検査装置10は、図10に示されるように、上治具60の移動機構69、下治具70の移動機構79及び移動部30のシリンダ32を含む各部の駆動を制御する制御部90を有している。この制御部90には、検出部80、82の受光部80B、82Bが接続されており、受光部80B、82Bでの反射光の検出結果の情報(コネクタ210の部分Pへの実装の有無情報)が、制御部90へ送られる。
また、制御部90には、前述の読取部68が接続されている。読取部68によってプリント基板200、300の識別子220から読み取られた基板の種類情報が、制御部90へ送られる。
さらに、検査装置10は、プリント基板の種類とコネクタ210の有無との対応を記憶する記憶部92を有している。記憶部92は、具体的には、「プリント基板200はコネクタ210有り」、「プリント基板300はコネクタ210無し」という対応関係を記憶している。この記憶部92は制御部90と接続されており、前述の対応関係の情報が、制御部90によって読み出されて取得される。
さらに、検査装置10は、警告を発する警告部94を有している。具体的には、警告部94は、警告ランプ、表示パネル等で構成された表示部(図示参照)及び、警告音を発生される発生部を有している。
また、検査装置10は、図6に示されるように、スペーサ28から−X方向に突き出たセンサピン88を有している。センサピン88は、スペーサ28が−X方向に移動した際に、スペーサ28の−X方向側に位置する障害物を検出し、シリンダ32が停止して当該障害物にスペーサ28が衝突することを抑制する。当該障害物としては、具体的には、コネクタ210が該当する。したがって、プリント基板上面にコネクタ210があるにも関わらずスペーサ28が−X方向へ移動した場合において、コネクタ210へのスペーサ28の衝突が抑制される。
(検査方法)
次に、検査装置10を用いたプリント基板200、300の検査方法を説明する。図11には、検査方法のフローが示されている。
本実施形態に係る検査方法では、まず、例えば、作業者の手作業により、プリント基板200及びプリント基板300のいずれかのプリント基板が、設置プレート24に設置される。具体的には、設置プレート24に設けられた位置決部(図示参照)により、当該プリント基板は、Z方向及びX方向に位置決めされた状態で、設置プレート24に設置される。
次に、検査装置10が稼働されると、検出部80、82によって、プリント基板の部分Pへのコネクタ210の実装の有無が検出される(検出工程、図11のS100)。コネクタ210の実装の有無情報は、制御部90へ送られる。
次に、図7に示されるように、移動機構69が上プレート62を下降させることで、上治具60が読取位置に下降する。この読取位置で、読取部68が識別子220を読み取り、プリント基板の種類を識別する(識別工程、図11のS102)。読取部68が読み取った識別子220の識別情報は、制御部90へ送られる。
制御部90は、記憶部92に記憶されたプリント基板の種類とコネクタ210の有無との対応関係を示す情報を読み出す。そして、制御部90は、読取部68からの識別子220の情報と検出部80、82からのコネクタ210の実装の有無情報との対応が、記憶部92から読み出した対応関係と相違するか否かを判断する(図11のS104)。
読取部68からの識別子220の情報と検出部80、82からのコネクタ210の実装の有無情報との対応が、記憶部92から読み出した対応関係と相違する場合には、制御部90は、警告部94に警告動作を指令する。これにより、警告部94は、警告を発する(警告工程、図11のS106)。警告部94は、例えば、表示部へ警告表示を行うと共に、警告音を発生させる。なお、前述の相違する場合とは、コネクタ210の実装ミスにより、コネクタ210が実装されるべきプリント基板200にコネクタ210が実装されていない場合と、コネクタ210が非実装とされるべきプリント基板300にコネクタ210が実装されている場合と、がある。
一方、読取部68からの識別子220の情報と検出部80、82からのコネクタ210の有無情報との対応が、記憶部92から読み出した対応関係と合致する場合は、制御部90が、検査装置10の各部の駆動を制御して検査動作が実行される。
検査動作では、検出部80、82から送られたコネクタ210の実装の有無情報に基づき、制御部90がシリンダ32の駆動を制御する(図11のS108)。具体的には、検出部80、82からのコネクタ210の実装の有無情報に基づき、コネクタ210の実装が有ると判断された場合では、シリンダ32は駆動されず、スペーサ28は、プリント基板200から離れた位置に位置した状態を維持する(図11のS108)。
そして、図8に示されるように、移動機構69が上プレート62を下降させることで、上治具60が検査位置に下降する(図11のS112)。検査位置では、プローブピン64のピン64Bがパッド230に接触して通電する。また、検査位置では、押部63がプリント基板200の上面を下方へ押すと共に、押部66がプリント基板200上のコネクタ210を下方へ押す(押し工程)。これにより、押部66が、コネクタ210を介してプリント基板200を押さえる。
さらに、移動機構79が下プレート72を上方へ移動させることで、下治具70が上昇する(図11のS114)。これにより、プローブピン74のピン74Bが、パッド240に接触する。そして、各プローブピン74のピン74Bが、パッド240及びコネクタ210の脚部218と通電して、プリント基板200の電気的な検査(例えば、インサーキットテスト、ファンクションテスト)が実施される(通電工程、図11のS116)。
一方、検出部80、82からコネクタ210の実装の有無情報に基づき、コネクタ210の実装が無いと判断された場合では、シリンダ32が駆動される(図11のS110)。これにより、図5(B)に示されるように、シリンダ32のロッド32Aが−X方向に伸長して、支持板42及び支持軸44を介して、スペーサ28がプリント基板300の部分Pへ移動する(移動工程)。このとき、スペーサ28の下面がプリント基板300の基板上面よりも高い高位置に位置した状態で、スペーサ28が部分Pへ移動する。
このように、本実施形態では、検出部80、82によってコネクタ210の実装の有無を検出して、シリンダ32によって、スペーサ28を自動で移動させる。
次に、図9に示されるように、移動機構69が上プレート62を下降させることで、上治具60が検査位置に下降する(図11のS112)。検査位置では、プローブピン64のピン64Bがパッド230に接触して通電する。また、検査位置では、押部63がプリント基板300の上面を下方へ押すと共に、押部66が圧縮ばね46の弾性力に対抗してスペーサ28を下方へ押す(押し工程)。これにより、押部66がスペーサ28を介してプリント基板300を押さえる。
さらに、移動機構79が下プレート72を上方へ移動させることで、下治具70が上昇する図11のS114)。これにより、プローブピン74のピン74Bが、パッド240に接触する。そして、プローブピン74のピン74Bが、パッド240と通電して、プリント基板300の電気的な検査(例えば、インサーキットテスト、ファンクションテスト)が実施される(通電工程、図11のS116)。
このように、コネクタ210を有するプリント基板200に対しては、押部66がコネクタ210を介してプリント基板200を押さえる。一方、コネクタ210を有さないプリント基板300に対しては、押部66がスペーサ28を介してプリント基板300を押さえる。
これにより、プリント基板200、300の上面よりも高い位置で停止する押部66を用いた場合でも、プリント基板もコネクタ210が実装されているか否かに関わらず、プリント基板を押さえられる。従って、プリント基板もコネクタ210が実装されているか否かに関わらず、プリント基板の上方への反りが抑制され、プローブピン74のピン74Bのパッド240への接触不良が抑制される。
また、本実施形態では、スペーサ28の下面がプリント基板300の基板上面よりも高い高位置に位置した状態で、スペーサ28が部分Pへ移動する。このため、スペーサ28の下面がプリント基板200の上面と同じ高さに位置する状態で部分Pへ移動する場合に比べ、スペーサ28とプリント基板300とが擦れることが抑制される。これにより、プリント基板300の損傷が抑制される。
また、本実施形態では、読取部68からの識別子220の情報と検出部80、82からのコネクタ210の有無情報との対応が、記憶部92から読み出した対応関係と相違する場合には、警告部94に警告動作を指令する。これにより、コネクタ210のプリント基板への実装ミスを作業者へ知らせる。
(変形例)
本実施形態では、スペーサ28とコネクタ210とは、厚み(上下方向長さ)が同じとされており、押部66で押された状態において、スペーサ28の上面の高さ方向の位置とコネクタ210の上面の高さ方向の位置と同じ高さとされていたが、これに限られない。
。例えば、スペーサ28の厚みを、コネクタ210の厚みの2倍以下の厚みとしてもよい。この場合では、コネクタ210の上面の高さと、プリント基板300の上面の高さとの差よりも、コネクタ210の上面の高さと、プリント基板300に押し付けられた状態のスペーサ28の上面の高さとの差が小さくなる。すなわち、押部66が、コネクタ210の上面に押す場合と、プリント基板300の上面に押す場合との高低差よりも、押部66が、コネクタ210の上面に押す場合と、スペーサ28の上面に押す場合との高低差が小さくなる。
以上のように、スペーサ28の厚みとコネクタ210の厚みとが異なっていてもよい。すなわち、スペーサ28の厚みが、コネクタ210の厚みよりも薄くてもよいし、厚くてもよくてもよい。
本実施形態では、弾性部材の一例として圧縮ばね46を用いたが、これに限られない。例えば、引っ張りばね等の弾性部材を用いて、設置プレート24上に設置されたプリント基板300の基板上面よりも高い高位置にスペーサ28を位置させる構成であってもよい。
本実施形態では、検出部80、82からのコネクタ210の部分Pへの実装の有無情報に基づき、シリンダ32の駆動、非駆動が決定されたが、これに限られない。例えば、読取部68が読み取った識別子220の識別情報に基づき、シリンダ32の駆動、非駆動を決定してもよい。具体的には、識別子220によって、コネクタ210が実装されるべき基板の種類であることが識別された場合に、シリンダ32を駆動し、コネクタ210が非実装されるべき基板の種類であることが識別された場合には、シリンダ32を非駆動とする。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
10 検査装置
28 スペーサ(可動部材の一例)
30 移動部
46 圧縮ばね(弾性部材の一例)
66 押部
68 読取部(識別部の一例)
74 プローブピン(通電部の一例)
80、82 検出部
92 記憶部
94 警告部
200 プリント基板
210 コネクタ(部品の一例)
240 パッド(接触点の一例)
300 プリント基板
P 実装部

Claims (8)

  1. 基板上面の予め定められた部分に部品が実装されている場合、可動部材を該基板から離れた位置に位置させ、該部分に該部品が実装されていない場合、該可動部材を該位置から該部分に移動させる移動部と、
    該部品又は該可動部材を介して該基板を下へ押す押部と、
    該基板下面の接触点に接触して通電する通電部と、
    を備える検査装置。
  2. 前記基板上面よりも高い高位置に弾性力によって前記可動部材を位置させる弾性部材を備え、
    前記移動部は、前記部分に前記部品が実装されていない場合、前記可動部材を前記高位置に位置する状態で前記離れた位置から前記部分へ移動させ、
    前記押部は、前記弾性力に対抗し、前記可動部材を介して前記基板を下へ押す
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記部品の前記部分への実装の有無を検出する検出部を備え、
    前記移動部が、前記検出部の検出結果に応じて前記可動部材を前記離れた位置に位置させ、又は、前記部分に移動させる請求項1又は2に記載の検査装置。
  4. 前記基板の種類を識別する識別部と、
    前記基板の種類と前記部品の前記部分への実装の有無との対応を記憶する記憶部と、
    前記識別部により識別した基板の種類と前記検出部により検出された部品の前記部分への実装の有無との対応が、前記記憶部に記憶したものと相違する場合、警告を発する警告部と、
    を備える請求項3に記載の検査装置。
  5. 基板上面の予め定められた部分に部品が実装されている場合、可動部材を該基板から離れた位置に位置させ、該部分に該部品が実装されていない場合、該可動部材を該位置から該部分に移動させる移動工程と、
    該部品又は該可動部材を介して該基板を下へ押す押し工程と、
    該基板下面の接触点に接触して通電する通電工程と、
    を有する検査方法。
  6. 前記移動工程では、
    前記部分に前記部品が実装されていない場合、前記可動部材が弾性部材の弾性力で前記基板上面よりも高い高位置に位置する状態で、前記可動部材を前記部分へ移動させ、
    前記押し工程では、前記弾性力に対抗し、前記可動部材を介して前記基板を下へ押す
    請求項5に記載の検査方法。
  7. 前記部品の前記部分への実装の有無を検出する検出工程と、
    前記移動工程では、前記検出工程の検出結果に応じて、前記可動部材を前記離れた位置に位置させ、又は、前記部分に移動させる
    請求項5又は6に記載の検査方法。
  8. 前記基板の種類を識別する識別工程と、
    前記識別工程で識別した基板の種類と前記検出工程で検出した部品の前記部分への実装の有無との対応が、記憶部で記憶している基板の種類と部品の前記部分への実装の有無との対応と相違する場合、警告を発する警告工程と、
    を有する請求項7に記載の検査方法。
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