JP6356047B2 - 中継システムおよびスイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、中継システムおよびスイッチ装置に関し、例えば、2台のスイッチ装置を跨いでリンクアグリゲーショングループが設定される中継システムおよびスイッチ装置に関する。
例えば、特許文献1には、装置跨ぎのリンクアグリゲーショングループ(以降、LAGと略す)が設定される2台のスイッチ装置を備えた通信システムが示されている。当該システムでは、一方のスイッチ装置は、装置跨ぎのLAGが設定されたポートでフレームを受信し、当該フレームを他方のスイッチ装置に中継する場合に、当該フレームに、受信したポートの識別子としてLAGの識別子を付加する。
特開2014−107592号公報
例えば、冗長化方式として、特許文献1に示されるように、2台のスイッチ装置をブリッジ用ポートを介して互いに接続すると共に、2台のスイッチ装置のそれぞれのポートを含む複数のポートにLAGを設定する方式が知られている。当該冗長化方式では、1台のスイッチ装置で設定される一般的なLAGと異なり、2台のスイッチ装置を跨いでLAGが設定される。このため、通信回線の障害に対する冗長化や通信帯域の拡大といった一般的なLAGによって得られる効果に加えて、スイッチ装置の障害に対する冗長化が実現可能になる。
本明細書では、このような装置跨ぎのLAGをマルチシャーシスリンクアグリゲーショングループ(以降、MCLAGと略す)と呼ぶ。また、MCLAGが設定される2台のスイッチ装置の集合体をMCLAGスイッチと呼ぶ。さらに、2台のスイッチ装置の一方から他方を見た場合の他方のスイッチ装置を、ピア装置と呼ぶ。
スイッチ装置は、一般的に、ポートでフレームを受信した場合に、当該フレームの送信元MACアドレスを当該ポートに対応付けてアドレステーブルに学習する。このため、スイッチ装置は、例えば、ポートでフレームを受信した場合に、当該フレームに、受信したポートを表すポート識別子(以降、受信ポート識別子と呼ぶ)を付加する。一方、MCLAGスイッチは、MCLAGが設定された複数のポートを論理的に1個のポートとして管理する。このため、MCLAGスイッチは、MCLAGが設定されたポート(以降、MCLAG用ポートと呼ぶ)で受信したフレームを対象に、受信ポート識別子として、実際のポート識別子の代わりにMCLAGの識別子を用いる必要がある。
具体的には、例えば、MCLAGスイッチを構成する一方のスイッチ装置がMCLAG用ポートでフレームを受信し、当該フレームをピア装置に中継する場合を想定する。この場合、ピア装置は、当該フレームを実際にはブリッジ用ポートで受信しているにも関わらず、受信ポート識別子として、ブリッジ用ポートのポート識別子ではなくMCLAGの識別子を用いる必要がある。
その実現方式の一つとして、例えば、特許文献1に示される方式が挙げられる。当該方式を用いた場合、MCLAGスイッチを構成する一方のスイッチ装置は、MCLAG用ポートで受信したフレームをピア装置に中継する場合にMCLAGの識別子を付加し、ピア装置は、当該MCLAGの識別子を受信ポート識別子とみなして取り扱えばよい。しかしながら、この場合、受信ポート識別子が実際にフレームを受信したポート(ブリッジ用ポート)とは異なるMCLAGの識別子に偽装されるため、MCLAGスイッチに障害が発生した場合に、フレームの折り返しが生じる恐れがあることが本発明者等によって見いだされた。
本発明は、このようなことに鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、フレームの折り返しを防止することが可能な中継システムおよびスイッチ装置を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態の概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本実施の形態による中継システムは、第1および第2スイッチ装置を備える。第1および第2スイッチ装置は、それぞれ、ブリッジ用ポートと、装置跨ぎのLAGが設定される第1MCLAG用ポートと、を含む複数のポートを有し、ブリッジ用ポートを介して互いに通信回線で接続される。第1および第2スイッチ装置のそれぞれは、MCLAGテーブルと、アドレステーブルと、中継処理部と、第1識別子付加部と、折り返し禁止部と、を有する。MCLAGテーブルは、第1MCLAG用ポートを、第1MCLAG識別子に対応付けて保持する。アドレステーブルは、ポートを表すポート識別子またはポートに対応付けられるMCLAG識別子と、当該ポートの先に存在するMACアドレスと、の対応関係を保持する。中継処理部は、第1MCLAG用ポートでフレームを受信した場合で、当該フレームをブリッジ用ポートに中継する場合に、当該フレームに第1MCLAG識別子を付加する。また、中継処理部は、ピア装置からの第1MCLAG識別子が付加されたフレームをブリッジ用ポートで受信した場合に、当該フレームの送信元MACアドレスを当該フレームに付加された第1MCLAG識別子に対応付けてアドレステーブルに学習し、当該フレームを宛先ポートに中継する。第1識別子付加部は、第1MCLAG識別子が付加されたフレームに、さらに、第1識別子を付加する。折り返し禁止部は、第1識別子が付加されたフレームの宛先ポートがブリッジ用ポートである場合に、当該フレームの中継を禁止する。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すると、MCLAGスイッチを含む中継システムにおいて、フレームの折り返しを防止することが可能になる。
本発明の実施の形態1による中継システムにおいて、その構成例を示す概略図である。 (a)および(b)は、図1の中継システムにおいて、ユーザフレームを転送する際の前提となる動作例を示す説明図である。 図1の中継システムにおいて、障害発生時の動作例を示す説明図である。 図1の中継システムにおいて、MCLAGスイッチを構成する各スイッチ装置の構成例を示す概略図である。 (a)は、図4におけるMCLAGテーブルの構造例を示す概略図であり、(b)は、図4におけるアドレステーブルの構造例を示す概略図である。 図4のスイッチ装置において、その動作例を示す説明図である。 図4のスイッチ装置において、その動作例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2によるスイッチ装置において、その構成例を示す概略図である。 図8のスイッチ装置において、その動作例を示す説明図である。 本発明の前提として検討した中継システムにおいて、図1の第1識別子付加部および折り返し禁止部を備えない場合の障害発生時の動作例を示す説明図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
《中継システムの概略》
図1は、本発明の実施の形態1による中継システムにおいて、その構成例を示す概略図である。図1に示す中継システムは、2台のスイッチ装置(第1および第2スイッチ装置)SW1,SW2で構成されるMCLAGスイッチMCLAGSWと、複数(ここでは2台)の通信装置10[1],10[2]と、を備える。スイッチ装置SW1,SW2のそれぞれは、レイヤ2(L2)の中継処理を行うL2スイッチやレイヤ3(L3)の中継処理を行うL3スイッチ等である。本実施の形態は、L2スイッチを用いる場合を例とする。
スイッチ装置(第1および第2スイッチ装置)SW1,SW2のそれぞれは、ブリッジ用ポートPbと、複数(ここでは2個)のMCLAG用ポートPm1,Pm2と、を含む複数のポートを有する。MCLAG用ポートPm1,Pm2のそれぞれには、装置跨ぎのLAGが設定される。スイッチ装置SW1,SW2は、ブリッジ用ポートPbを介して互いに通信回線12で接続される。通信回線12は、イーサネット(登録商標)回線で構成される場合や、専用回線で構成される場合がある。
なお、ここでは、スイッチ装置SW1,SW2のそれぞれは、2個のMCLAG用ポートPm1,Pm2を有しているが、3個以上のMCLAG用ポートを有してもよく、場合によっては1個のMCLAG用ポートを有してもよい。また、スイッチ装置SW1,SW2のそれぞれは、MCLAG用ポートに限らず、装置跨ぎのLAGが設定されない一般ポートを有してもよい。
通信装置10[1],10[2]のそれぞれは、例えば、サーバ装置等の情報処理装置や、L2スイッチ等のスイッチ装置などである。通信装置10[1],10[2]のそれぞれは、ポートPu1,Pu2を有する。スイッチ装置SW1,SW2の各MCLAG用ポート(第1MCLAG用ポート)Pm1は、それぞれ、通信回線11を介して通信装置10[1]のポートPu1,Pu2に接続される。同様に、スイッチ装置SW1,SW2の各MCLAG用ポート(第2MCLAG用ポート)Pm2は、それぞれ、通信回線11を介して通信装置10[2]のポートPu1,Pu2に接続される。通信装置10[1],10[2]のポートPu1は、スイッチ装置SW1側に接続され、ポートPu2は、スイッチ装置SW2側に接続される。通信回線11は、例えば、イーサネット回線で構成される。
ここで、スイッチ装置SW1,SW2のそれぞれは、自装置のMCLAG用ポートと、ピア装置のMCLAG用ポートとに共通のLAG(すなわちMCLAG)を設定する。例えば、スイッチ装置SW1は、自装置(SW1)のMCLAG用ポートPm1と、ピア装置(SW2)のMCLAG用ポートPm1とに共通のMCLAG1を設定し、スイッチ装置SW2も、自装置(SW2)のMCLAG用ポートPm1と、ピア装置(SW1)のMCLAG用ポートPm1とに共通のMCLAG1を設定する。同様に、スイッチ装置SW1,SW2は、互いのMCLAG用ポートPm2に共通のMCLAG2を設定する。
一方、通信装置10[1]は、ポートPu1,Pu2にMCLAG1を設定し、通信装置10[2]は、ポートPu1,Pu2にMCLAG2を設定する。なお、ここでは、通信装置10[1],10[2]のそれぞれは、ポートPu1,Pu2にMCLAGを設定することとしたが、実際には、通常のLAGを設定すればよく、特に、MCLAGとLAGとを区別して取り扱う必要はない。すなわち、通信装置10[1],10[2]のポートPu1,Pu2は、LAG用ポートであればよい。
このような構成において、図1では、MCLAGスイッチMCLAGSWの動作方式の一例として、MCLAG毎に、そのメンバポートとなるMCLAG用ポートに対して、アクティブACTまたはスタンバイSBYを設定する方式が示されている。この例では、MCLAG1において、スイッチ装置SW1のMCLAG用ポートPm1はアクティブACTに設定され、スイッチ装置SW2のMCLAG用ポートPm1はスタンバイSBYに設定される。一方、MCLAG2において、スイッチ装置SW1のMCLAG用ポートPm2はスタンバイSBYに設定され、スイッチ装置SW2のMCLAG用ポートPm2はアクティブACTに設定される。
障害無しの場合、アクティブACTに設定されたMCLAG用ポートは、送信および受信共に許可する送受信許可状態FWに制御される。一方、スタンバイSBYに設定されたMCLAG用ポートは、送信を禁止し受信を許可する送信禁止状態TBKに制御される。その結果、例えば、MCLAGスイッチMCLAGSWから通信装置10[1]に向けたフレームは、常に、スイッチ装置SW1のMCLAG用ポートPm1から送信される。また、MCLAGスイッチMCLAGSWから通信装置10[2]に向けたフレームは、常に、スイッチ装置SW2のMCLAG用ポートPm2から送信される。一方、通信装置10[1]または通信装置10[2]からMCLAGスイッチMCLAGSWに向けたフレームは、(LAG用ポート)Pu1,Pu2の両方から送信される。
ここで、例えば、スイッチ装置SW1のMCLAG用ポートPm1に障害が発生した場合には、MCLAGスイッチMCLAGSWにおいて、障害時の切り換え動作が行われる。具体的には、MCLAG1において、スイッチ装置SW2のMCLAG用ポートPm1は送受信許可状態FWに制御され、スイッチ装置SW1のMCLAG用ポートPm1は、例えば、送信および受信共に禁止する送受信禁止状態等に制御される。
なお、MCLAGスイッチMCLAGSWの動作方式は、このような方式に限定されるものではなく、様々な方式を用いることができる。例えば、分散ID等に基づいて、フレームを送信するMCLAG用ポートを2台のスイッチ装置SW1,SW2に均等に振り分けるような方式が挙げられる。
また、図1では、スイッチ装置SW1,SW2の主要部の概略的な構成例が示されている。ここでは、スイッチ装置SW1,SW2のそれぞれは、フレームの処理を行うフレーム処理部13と、アドレステーブルFDBと、MCLAGテーブル14と、第1識別子付加部15と、を有する。MCLAGテーブル14は、MCLAG用ポート(例えば第1MCLAG用ポートPm1)を、MCLAG識別子(例えば第1MCLAG識別子{MCLAG1})に対応付けて保持する。{MCLAG1}は、MCLAG1の識別子(ID)を表し、以降、本明細書では、{AA}は、「AA」の識別子を表すものとする。
アドレステーブルFDBは、ポートを表すポート識別子またはポートに対応付けられるMCLAG識別子と、当該ポートの先に存在するMACアドレスと、の対応関係を保持する。フレーム処理部13は、中継処理部16と、折り返し禁止部17と、を備える。中継処理部16は、ポートでフレームを受信した場合に、当該フレームをアドレステーブルFDBまたは加えてMCLAGテーブル14に基づいて中継する。折り返し禁止部17および第1識別子付加部15は、詳細は後述するが、ブリッジ用ポートPbで受信したフレームをブリッジ用ポートPbに折り返さないようにするための各種処理を行う。
図2(a)および図2(b)は、図1の中継システムにおいて、ユーザフレームを転送する際の前提となる動作例を示す説明図である。図2(a)および図2(b)において、通信装置10[1],10[2]は、それぞれ、MACアドレスMA1,MA2を有するものとする。そして、図2(a)および図2(b)では、通信装置10[1]から通信装置10[2]に向けたフレームの転送経路の一例が示されている。
まず、図2(a)および図2(b)において、通信装置10[1]は、ユーザフレームを送信する際に、所定の分散規則に基づき、ポート(LAG用ポート)Pu1,Pu2のいずれか一方を選択する。通信装置10[1]は、図2(a)ではポートPu1を選択し、図2(b)ではポートPu2を選択している。
図2(a)において、通信装置10[1]は、選択したポートPu1から、送信元MACアドレスMA1および宛先MACアドレスMA2を含むユーザフレームUF12aを送信する。スイッチ装置SW1(具体的には中継処理部16)は、ユーザフレームUF12aをMCLAG用ポートPm1で受信し、送信元MACアドレスMA1をMCLAG識別子{MCLAG1}に対応付けてアドレステーブルFDBに学習する。
また、スイッチ装置SW1(中継処理部16)は、アドレステーブルFDBを検索し、宛先MACアドレスMA2に対応する宛先ポートの識別子(以下、宛先ポート識別子と呼ぶ)を取得する。ここでは、宛先ポート識別子は、MCLAG識別子{MCLAG2}である。また、図2(a)では、MCLAG2のメンバポートの中で、スイッチ装置SW1のMCLAG用ポートPm2は、送信禁止状態TBKに制御され、スイッチ装置SW2のMCLAG用ポートPm2は、送受信許可状態FWに制御されている。このため、スイッチ装置SW1は、ユーザフレームUF12aをブリッジ用ポートPbに中継する。
ここで、スイッチ装置SW1(中継処理部16)は、MCLAG用ポートでフレームを受信した場合で、当該フレームをブリッジ用ポートPbに中継する場合に、当該フレームに受信ポート識別子SPを付加する。図2(a)の例では、スイッチ装置SW1は、MCLAG用ポート(第1MCLAG用ポート)Pm1で受信したユーザフレームUF12aをブリッジ用ポートPbに中継するため、当該フレームにMCLAG識別子(第1MCLAG識別子){MCLAG1}を付加する。
一方、スイッチ装置SW2(具体的には中継処理部16)は、ピア装置(SW1)からの受信ポート識別子SPが付加されたフレームをブリッジ用ポートPbで受信した場合に、当該フレームの送信元MACアドレスを当該フレームに付加された受信ポート識別子SPに対応付けてアドレステーブルFDBに学習する。図2(a)の例では、スイッチ装置SW2は、ブリッジ用ポートPbで受信したユーザフレームUF12aの送信元MACアドレスMA1を、当該フレームに付加されたMCLAG識別子{MCLAG1}に対応付けてアドレステーブルFDBに学習する。
また、スイッチ装置SW2(中継処理部16)は、ブリッジ用ポートPbで受信ポート識別子SPが付加されたフレームを受信した場合に、アドレステーブルFDBを検索し、当該検索結果に基づいて宛先ポートを定める。図2(a)の例では、スイッチ装置SW2は、ユーザフレームUF12aの宛先MACアドレスMA2に対応する宛先ポート識別子(すなわちMCLAG識別子{MCLAG2})を取得する。スイッチ装置SW2は、自装置のMCLAG用ポートPm2が送受信許可状態FWに制御されているため、宛先ポートを当該MCLAG用ポートPm2に定め、ユーザフレームUF12aを、当該MCLAG用ポートPm2に中継する。
次に、図2(b)において、通信装置10[1]は、選択したポートPu2から、送信元MACアドレスMA1および宛先MACアドレスMA2を含むユーザフレームUF12bを送信する。スイッチ装置SW2(具体的には中継処理部16)は、ユーザフレームUF12bをMCLAG用ポートPm1で受信し、送信元MACアドレスMA1をMCLAG識別子{MCLAG1}に対応付けてアドレステーブルFDBに学習する。
また、スイッチ装置SW2(中継処理部16)は、アドレステーブルFDBを検索し、宛先MACアドレスMA2に対応する宛先ポート識別子(すなわちMCLAG識別子{MCLAG2})を取得する。スイッチ装置SW2は、自装置のMCLAG用ポートPm2が送受信許可状態FWに制御されているため、宛先ポートを当該MCLAG用ポートPm2に定め、ユーザフレームUF12bを、当該MCLAG用ポートPm2に中継する。
《中継システム(前提)の障害発生時の動作および問題点》
図10は、本発明の前提として検討した中継システムにおいて、図1の第1識別子付加部および折り返し禁止部を備えない場合の障害発生時の動作例を示す説明図である。図10の例では、図2(a)に示したユーザフレームUF12aの転送が行われている状態で、スイッチ装置SW2のMCLAG用ポートPm2に接続された通信回線11に障害が発生している(ステップS201)。
これに応じて、スイッチ装置SW2は、自装置のMCLAG用ポートPm2の制御状態を、送受信許可状態FWから、例えば送信および受信共に禁止する送受信禁止状態BKに変更する(ステップS202)。また、スイッチ装置SW1は、スイッチ装置SW2からの当該障害情報を含んだMCLAG用の制御フレームをブリッジ用ポートPbで受信し、自装置のMCLAG用ポートPm2の制御状態を、送信禁止状態TBKから送受信許可状態FWに変更する(ステップS203)。
ただし、ステップS202とステップS203との間には、ある程度の期間が必要とされる場合がある。この期間で、スイッチ装置SW1は、受信ポート識別子SP(MCLAG識別子{MCLAG1})を付加したユーザフレームUF12aをブリッジ用ポートPbに中継する。スイッチ装置SW2は、ブリッジ用ポートPbで、当該ユーザフレームUF12aを受信する。スイッチ装置SW2(具体的には中継処理部16)は、図2(a)の場合と同様にして、アドレステーブルFDBの学習を行い、さらにアドレステーブルFDBを検索することで宛先ポート識別子(すなわちMCLAG識別子{MCLAG2})を取得する。
ここで、図10では、図2(a)の場合と異なり、スイッチ装置SW2のMCLAG用ポートPm2は、ステップS202によって送受信禁止状態BKに制御されている。このため、スイッチ装置SW2(中継処理部16)は、ユーザフレームUF12aの宛先ポート識別子DPをブリッジ用ポートPbのポート識別子{Pb}に変更する(ステップS204)。
一方、ユーザフレームUF12aの受信ポート識別子SPは、スイッチ装置SW1によって付加されたMCLAG識別子{MCLAG1}である。この場合、宛先ポート識別子DPと受信ポート識別子SPとは不一致となる。このため、スイッチ装置SW2(中継処理部16)は、ユーザフレームUF12aのブリッジ用ポートPbへの中継を許可し、その結果、フレームの折り返しが生じてしまう(ステップS205)。すなわち、スイッチ装置は、通常、宛先ポート識別子DPと受信ポート識別子SPとが一致する場合にフレームの折り返しを禁止するような機能を備えるが、当該機能を用いてもフレームの折り返しを阻止することができない。
スイッチ装置SW1は、スイッチ装置SW2によって折り返されたフレームをブリッジ用ポートPbで受信する。ここで、仮にステップS203の処理が完了していない場合、スイッチ装置SW1は、スイッチ装置SW2の場合と同様にして、当該フレームを更に折り返してしまう。そして、このようなフレームの折り返しによって、ブリッジ用ポートPb間で通信の輻輳が生じ得る。
《中継システム(本実施の形態1)の障害発生時の動作》
図3は、図1の中継システムにおいて、障害発生時の動作例を示す説明図である。図3の例では、図10の場合と同様に、図2(a)に示したユーザフレームUF12aの転送が行われている状態で、スイッチ装置SW2のMCLAG用ポートPm2に接続された通信回線11に障害が発生している(ステップS101)。
これに応じて、図10の場合と同様に、スイッチ装置SW2は、自装置のMCLAG用ポートPm2の制御状態を、送受信許可状態FWから、例えば送受信禁止状態BKに変更する(ステップS102)。また、スイッチ装置SW1は、自装置のMCLAG用ポートPm2の制御状態を、送信禁止状態TBKから送受信許可状態FWに変更する(ステップS103)。そして、ステップS102とステップS103との間の期間において、スイッチ装置SW1は、受信ポート識別子SP(第1MCLAG識別子{MCLAG1})を付加したユーザフレームUF12aをブリッジ用ポートPbに中継する。スイッチ装置SW2は、ブリッジ用ポートPbで当該ユーザフレームUF12aを受信する。
ここで、スイッチ装置SW2(具体的には第1識別子付加部15)は、スイッチ装置SW1から送信された受信ポート識別子SP(第1MCLAG識別子{MCLAG1})が付加されたユーザフレームUF12aに、さらに、第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2を付加する(ステップS104)。図3の例では、第1識別子付加部15は、ブリッジ用ポートPbでMCLAG識別子が付加されたフレームを受信した場合に、当該フレームに、第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2としてブリッジ用ポートPbのポート識別子{Pb}を付加する。
そして、スイッチ装置SW2(具体的には中継処理部16)は、図2(a)の場合と同様にして、アドレステーブルFDBの学習を行う。すなわち、中継処理部16は、ユーザフレームUF12aの送信元MACアドレスMA1を、ユーザフレームUF12aに付加された受信ポート識別子SP(第1MCLAG識別子{MCLAG1})に対応付けてアドレステーブルFDBに学習する。
さらに、中継処理部16は、図2(a)の場合に、アドレステーブルFDBを検索することで宛先ポート識別子(すなわちMCLAG識別子{MCLAG2})を取得する。図3では、図10の場合と同様に、スイッチ装置SW2のMCLAG用ポートPm2は、ステップS102によって送受信禁止状態BKに制御されている。このため、スイッチ装置SW2(中継処理部16)は、ユーザフレームUF12aの宛先ポート識別子DPをポート識別子{Pb}に変更する(ステップS105)。
ここで、スイッチ装置SW2(具体的には折り返し禁止部17)は、第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2が付加されたフレームの宛先ポートがブリッジ用ポートPbである場合に、当該フレームの中継を禁止する(ステップS106)。図3の例では、折り返し禁止部17は、宛先ポート識別子DPと第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2とが一致する場合に、当該フレームの中継を禁止し、例えば当該フレームを破棄する。
以上のように、図1および図3の方式を用いることで、図10で述べたようなフレームの折り返しを防止でき、ブリッジ用ポートPb間で生じ得る通信の輻輳を低減することが可能になる。
なお、ここでは、第1識別子付加部15および折り返し禁止部17の動作の一例として、第1識別子付加部15は、第1識別子SP2としてポート識別子{Pb}を付加し、折り返し禁止部17は、宛先ポート識別子DPと第1識別子SP2とが一致する場合にフレームの中継を禁止した。ただし、第1識別子付加部15および折り返し禁止部17の動作は、必ずしもこれに限定されるものではなく、適宜変更することが可能である。例えば、他の動作例として、第1識別子付加部15は、第1識別子SP2として1ビットのフラグ等を付加し、折り返し禁止部17は、当該フラグが付加されたフレームの宛先ポートがブリッジ用ポートPbであった場合に、当該フレームの中継を禁止してもよい。
また、ここでは、図2(a)の動作を前提に説明を行ったが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図2(b)の動作を前提とした場合であっても、図10と同様の問題が生じ得る。具体的には、図2(b)の状態で、MCLAG用ポートPm2の制御状態が図10と同様に変更された場合、スイッチ装置SW1は、スイッチ装置SW2からのフレームをブリッジ用ポートPbで受信する。ここで、スイッチ装置SW1は、自装置のMCLAG用ポートPm2の制御状態が未だ変更されていない場合、当該フレームを折り返してしまう。このような場合であっても、図1および図3の方式を用いることで、フレームの折り返しを防止できる。
また、MCLAGスイッチMCLAGSWの中継処理部16は、図1〜図3に示したような動作方式を一例に、通常、障害に応じて宛先ポートの切り替えを行う。具体的には、中継処理部16は、例えば、自装置の第1MCLAG用ポートで受信したフレームの宛先が第2MCLAG用ポートのMCLAG識別子である場合で、自装置およびピア装置が有する第2MCLAG用ポートが障害無しの場合、当該フレームを、両装置が有する第2MCLAG用ポートのいずれか一方に中継する。また、中継処理部16は、当該一方の第2MCLAG用ポートが障害有りの場合、当該フレームを他方の第2MCLAG用ポートに中継する。このように、障害に応じて宛先ポートの切り替えを行うMCLAGスイッチMCLAGSWであれば、図10と同様の問題が生じる恐れがあり、同様の効果が得られる。
さらに、図3の例では、スイッチ装置SW2は、ブリッジ用ポートPbでユーザフレームを受信した場合に、アドレステーブルFDBを検索し、当該検索結果に基づいて宛先ポートを定めた。一方、スイッチ装置SW1が宛先ポートを定め、受信ポート識別子SPに加えて宛先ポート識別子をフレームに付加し、当該フレームをブリッジ用ポートPbに中継するような方式も考えられる。
具体的には、中継処理部16(ここではスイッチ装置SW1)は、受信ポート識別子SPを付加したフレームをブリッジ用ポートPbに中継する場合に、さらに、当該フレームに、アドレステーブルFDBの検索結果に基づく宛先ポート識別子(ここではMCLAG識別子{MCLAG2})を付加する。また、中継処理部16(ここではスイッチ装置SW2)は、ピア装置からの宛先ポート識別子が付加されたフレームをブリッジ用ポートPbで受信した場合に、アドレステーブルFDBを検索せずに、当該フレームの宛先ポートを宛先ポート識別子に基づき定める。
この場合、スイッチ装置SW2の中継処理部16は、図10の場合と同様に、宛先ポート識別子に基づく宛先ポート(ここではMCLAG用ポートPm2)が送受信禁止状態BKであるため、宛先ポート識別子をポート識別子{Pb}に変更し、宛先ポートをブリッジ用ポートPbに定める。その結果、図10と同様の問題が生じ得る。そこで、このような場合であっても、図3の場合と同様に、第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2を用いることで、図10の問題を解決できる。
《スイッチ装置の構成》
図4は、図1の中継システムにおいて、MCLAGスイッチを構成する各スイッチ装置の構成例を示す概略図である。図5(a)は、図4におけるMCLAGテーブルの構造例を示す概略図であり、図5(b)は、図4におけるアドレステーブルの構造例を示す概略図である。図4に示すスイッチ装置SWは、MCLAG用ポートPm1,Pm2およびブリッジ用ポートPbを含む複数のポートと、インタフェース部20と、フレーム処理部13と、プロセッサ部CPUと、アドレステーブルFDBと、MCLAGテーブル14と、を備える。複数のポートの中には、一般ポート等が含まれていてもよい。
インタフェース部20は、送信バッファおよび受信バッファを含み、複数のポートと、フレーム処理部13またはプロセッサ部CPUとの間のフレームの通信を制御する。インタフェース部20は、宛先ポート識別子が付加されたフレームを受信した場合、送信バッファを介して宛先ポート識別子に対応するポートに当該フレームを送信する。また、インタフェース部20は、障害検出部21と、受信ポート識別子付加部22と、を備える。受信ポート識別子付加部22は、第1識別子付加部15を備える。
受信ポート識別子付加部22は、複数のポートのいずれかでフレームを受信した場合に、当該フレームに受信ポート識別子を付加する。ただし、受信ポート識別子付加部22は、第1識別子付加部15を備えない場合、MCLAGスイッチとしての機能を実現するため、通常、既に受信ポート識別子SPが付加されたフレームをブリッジ用ポートPbで受信した場合には、受信ポート識別子を付加しない。一方、第1識別子付加部15は、図3に示したように、既に受信ポート識別子SPが付加されたフレームをブリッジ用ポートPbで受信した場合に、更に、第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2を付加する。
障害検出部21は、ハードウェアによって複数のポート毎の障害有無(リンクダウン有無)を検出する。障害検出部21は、例えば、受信した光信号レベルを監視し、光信号レベルの不足といった異常状態が所定の期間継続する場合にリンクダウン有りを検出する。あるいは、障害検出部21は、受信した信号から、アイドル状態で生成されるリンクパルス信号の有無や非アイドル状態でのデータ信号の有無を監視し、リンクパルス信号およびデータ信号が共に無しといった異常状態が所定の期間継続する場合にリンクダウン有りを検出する。
MCLAGテーブル14は、図5(a)に示すように、MCLAG用ポートを、MCLAG識別子に対応付けて保持する。また、当該MCLAGテーブル14は、ここでは、各MCLAG用ポートの制御状態も保持する。図5(a)の例では、MCLAG用ポートPm1を表すポート識別子{Pm1}は、MCLAG識別子{MCLAG1}に対応付けられ、送受信許可状態FWに制御されている。また、MCLAG用ポートPm2を表すポート識別子{Pm2}は、MCLAG識別子{MCLAG2}に対応付けられ、送信禁止状態TBKに制御されている。
アドレステーブルFDBは、図5(b)に示すように、ポートを表すポート識別子またはポートに対応付けられるMCLAG識別子と、当該ポートの先に存在するMACアドレスおよびVLAN識別子(VID)と、の対応関係を保持する。図5(b)の例では、MACアドレスMA1は、VLAN識別子「xxx」およびMCLAG識別子{MCLAG1}に対応付けて保持され、MACアドレスMA2は、VLAN識別子「xxx」およびMCLAG識別子{MCLAG2}に対応付けて保持される。VLAN識別子は、ポートVLANまたはタグVLAN等によって適宜定められる。
プロセッサ部CPUは、図示しない記憶部に保持されるプログラムを実行することで構成される制御フレーム処理部23およびポート制御部24を備える。制御フレーム処理部23は、各種制御フレームの生成および送信を行う。制御フレームの一つとして、例えば、ピア装置との間でブリッジ用ポートPbを介して定期的に送信および受信を行うためのMCLAG用の制御フレームが挙げられる。MCLAG用の制御フレームの送信および受信によって、障害情報の共有や、互いのスイッチ装置の生存確認等が行われる。
また、制御フレームの一つとして、例えば、イーサネットOAM(Operations, Administration, and Maintenance)等の制御フレームが含まれていてもよい。イーサネットOAMでは、例えば、CCM(Continuity Check Message)等と呼ばれる制御フレーム(試験フレーム)の定期的な送信および受信によって、装置外部との間の疎通性を監視することができる。これによって、例えば、各MCLAG用ポートPm1,Pm2の障害有無を検出することができる。
ポート制御部24は、障害検出部21からの障害情報や、加えて、制御フレーム処理部23からの障害情報と、予め定められたアクティブACT/スタンバイSBYの設定情報と、に基づいて、MCLAGテーブル14における各MCLAG用ポートの制御状態を定める。具体的には、ポート制御部24は、自装置のMCLAG用ポートが障害有りの場合には、当該MCLAG用ポートを送受信禁止状態BKに制御する。
また、ポート制御部24は、自装置のMCLAG用ポートが障害無しの場合で、アクティブACTに設定される場合には、当該MCLAG用ポートを送受信許可状態FWに制御する。さらに、ポート制御部24は、自装置のMCLAG用ポートが障害無しの場合で、スタンバイSBYに設定される場合には、アクティブACT側のMCLAG用ポートの障害有無に応じて自装置のMCLAG用ポートを制御する。
具体的には、ポート制御部24は、アクティブACT側のMCLAG用ポートが障害無しの場合には、自装置のMCLAG用ポートを送信禁止状態TBKに制御し、アクティブACT側のMCLAG用ポートが障害有りの場合には、自装置のMCLAG用ポートを送受信許可状態FWに制御する。アクティブACT側のMCLAG用ポートの障害有無の情報は、前述したMCLAG用の制御フレームによって得られる。
フレーム処理部13は、中継処理部16と、折り返し禁止部17と、を備える。中継処理部16は、図2(a)および図2(b)等で説明したように、ポートでフレームを受信した場合に、当該フレームをアドレステーブルFDBに基づいて中継する。具体的には、中継処理部16は、ポートでユーザフレームを受信した場合に、当該ユーザフレームの送信元MACアドレスを、VLAN識別子と、当該ユーザフレームに付加される受信ポート識別子SPとに対応付けてアドレステーブルFDBに学習する。受信ポート識別子SPは、自装置のインタフェース部20またはピア装置によって付加される。
また、中継処理部16は、当該ユーザフレームの宛先MACアドレスおよびVLAN識別子を検索キーとしてアドレステーブルFDBを検索し、宛先ポート識別子を取得する。ここで、中継処理部16は、宛先ポート識別子がMCLAG識別子である場合、MCLAGテーブル14に基づいて、当該MCLAG識別子のメンバポートとなる自装置のMCLAG用ポートの制御状態を判別する。
中継処理部16は、例えば、自装置のMCLAG用ポートの制御状態が送受信許可状態FWの場合には、当該MCLAG用ポートを表す宛先ポート識別子を付加したユーザフレームをインタフェース部20を介して当該MCLAG用ポートに中継する。一方、中継処理部16は、当該制御状態が送信禁止状態TBKの場合には、宛先ポート識別子としてポート識別子{Pb}を付加したユーザフレームをインタフェース部20を介してブリッジ用ポートPbに中継する。なお、この際に、中継処理部16は、受信ポート識別子SPがMCLAG識別子の場合には、ユーザフレームに当該受信ポート識別子SPを付加する。
折り返し禁止部17は、宛先ポート識別子DPと受信ポート識別子SPとが一致する場合に、当該フレームの中継を禁止し、当該フレームを破棄する。これに加えて、折り返し禁止部17は、宛先ポート識別子DPと第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2とが一致する場合にも、当該フレームの中継を禁止し、当該フレームを破棄する。
《スイッチ装置の動作》
図6および図7は、図4のスイッチ装置において、その動作例を示す説明図である。図6は、図3のスイッチ装置SW1の動作例を示し、図7は、図3のスイッチ装置SW2の動作例が示す。まず、図6において、スイッチ装置SW1は、送信元MACアドレスSA(ここではMA1)および宛先MACアドレスDA(ここではMA2)を含むユーザフレームUF12aをMCLAG用ポートPm1で受信する。受信ポート識別子付加部22は、ユーザフレームUF12aに、受信ポート識別子SPであるポート識別子{Pm1}を付加する。
中継処理部16は、MCLAGテーブル14に基づいて、ポート識別子{Pm1}がMCLAG識別子{MCLAG1}に対応付けられることを認識し、送信元MACアドレスMA1を、MCLAG識別子{MCLAG1}に対応付けてアドレステーブルFDBに学習する。また、中継処理部16は、アドレステーブルFDBを検索し、宛先MACアドレスMA2に対応する宛先ポート識別子DPであるMCLAG識別子{MCLAG2}を取得する。
中継処理部16は、MCLAGテーブル14に基づいて、MCLAG識別子{MCLAG2}に対応する自装置のメンバポートが送信禁止状態TBKに制御されていることを認識し、宛先ポート識別子DPをブリッジ用ポートPbのポート識別子{Pb}に変更する。また、中継処理部16は、ユーザフレームUF12aに付加されている受信ポート識別子SPを、ポート識別子{Pm1}からMCLAG識別子{MCLAG1}に変更する。そして、中継処理部16は、宛先ポート識別子DPおよび受信ポート識別子SPが付加されたユーザフレームUF12aを折り返し禁止部17を介してインタフェース部20に送信する。
この際に、折り返し禁止部17は、宛先ポート識別子DP({Pb})と受信ポート識別子SP({MCLAG1})とが不一致であり、第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2は付加されていないため、当該ユーザフレームUF12aの通過を許可する。インタフェース部20は、受信ポート識別子SP({MCLAG1})が付加されたユーザフレームUF12aを、宛先ポート識別子DP({Pb})に基づきブリッジ用ポートPbに送信する。この際に、インタフェース部20は、ユーザフレームUF12aに付加されている宛先ポート識別子DPを削除する。
次に、図7において、スイッチ装置SW2は、受信ポート識別子SP({MCLAG1})が付加されたユーザフレームUF12aをブリッジ用ポートPbで受信する。第1識別子付加部15は、当該ユーザフレームUF12aに、さらに、第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2であるポート識別子{Pb}を付加する。
中継処理部16は、ユーザフレームUF12aの送信元MACアドレスMA1を、受信ポート識別子SP({MCLAG1})に対応付けてアドレステーブルFDBに学習する。また、中継処理部16は、アドレステーブルFDBを検索し、宛先MACアドレスMA2に対応する宛先ポート識別子DPであるMCLAG識別子{MCLAG2}を取得する。
中継処理部16は、MCLAGテーブル14に基づいて、MCLAG識別子{MCLAG2}に対応する自装置のメンバポートが送受信禁止状態BKに制御されていることを認識する。すなわち、図3のステップS102に伴い、スイッチ装置SW2のMCLAG用ポートPm2の制御状態は、送受信許可状態FWから送受信禁止状態BKに変更されている。
このため、中継処理部16は、宛先ポート識別子DPをブリッジ用ポートPbのポート識別子{Pb}に変更する。そして、中継処理部16は、宛先ポート識別子DP({Pb})、受信ポート識別子SP({MCLAG1})および第1識別子SP2({Pb})が付加されたユーザフレームUF12aを折り返し禁止部17を介してインタフェース部20に送信する。この際に、折り返し禁止部17は、宛先ポート識別子DP({Pb})と受信ポート識別子SP({MCLAG1})とは不一致であるが、宛先ポート識別子DP({Pb})と第1識別子SP2({Pb})とは一致するため、当該ユーザフレームUF12aの通過を禁止し、当該ユーザフレームUF12aを破棄する。
以上のように、第1識別子付加部15は、例えば、スイッチ装置が通常備えている機能(すなわち受信ポート識別子付加部22)を応用して構成することができ、折り返し禁止部17も、スイッチ装置が通常備えている機能(フレームの折り返し禁止機能)を応用して構成することができる。これにより、簡素な構成および動作で、フレームの折り返しを防止できる。
以上、本実施の形態1の中継システムおよびスイッチ装置を用いることで、代表的には、フレームの折り返しを防止することが可能になる
(実施の形態2)
《スイッチ装置の構成(変形例)》
図8は、本発明の実施の形態2によるスイッチ装置において、その構成例を示す概略図である。図8に示すスイッチ装置SWは、前述した図4の構成例と比較して、第1識別子付加部15が受信ポート識別子付加部25内ではなく、フレーム処理部13内に設けられる点が異なっている。また、図8のスイッチ装置SWを備えた中継システムは、図3の場合のように、ブリッジ用ポートPbでフレームを受信した場合に第1識別子SP2を付加するのではなく、ブリッジ用ポートPbでフレームを送信する場合に第1識別子SP2を付加するような動作を行う。
《スイッチ装置の動作(変形例)》
図9は、図8のスイッチ装置において、その動作例を示す説明図である。スイッチ装置SW1は、図6の場合と同様に、送信元MACアドレスSA(ここではMA1)および宛先MACアドレスDA(ここではMA2)を含むユーザフレームUF12aをMCLAG用ポートPm1で受信する。受信ポート識別子付加部25は、ユーザフレームUF12aに、受信ポート識別子SPであるポート識別子{Pm1}を付加する。
その後の中継処理部16および折り返し禁止部17の動作に関しても、図6の場合と同様である。簡単に説明すると、中継処理部16は、送信元MACアドレスMA1を、MCLAG識別子{MCLAG1}に対応付けてアドレステーブルFDBに学習する。また、中継処理部16は、アドレステーブルFDBの検索によって、宛先ポート識別子DPであるMCLAG識別子{MCLAG2}を取得する。ただし、MCLAG識別子{MCLAG2}のメンバポートは送信禁止状態TBKに制御されているため、中継処理部16は、宛先ポート識別子DPをポート識別子{Pb}に変更する。
さらに、中継処理部16は、受信ポート識別子SPを、ポート識別子{Pm1}からMCLAG識別子{MCLAG1}に変更する。そして、中継処理部16は、図6の場合と異なり、宛先ポート識別子DPおよび受信ポート識別子SPが付加されたユーザフレームUF12aを、折り返し禁止部17に加えて、その後段に設けられる第1識別子付加部15を介してインタフェース部20に送信する。
この際に、折り返し禁止部17は、図6の場合と同様にして、宛先ポート識別子DPおよび受信ポート識別子SPが付加されたユーザフレームUF12aの通過を許可する。その後、図6の場合と異なり、第1識別子付加部15は、この通過が許可されたフレームに対して、さらに、第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2であるポート識別子{Pb}を付加する。すなわち、第1識別子付加部15を折り返し禁止部17の後段に設けることで、折り返し禁止部17による当該フレームの遮断を防止する。インタフェース部20は、図6の場合と同様に、宛先ポート識別子DPを削除して、受信ポート識別子SPおよび第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2が付加されたユーザフレームUF12aをブリッジ用ポートPbに送信する。
一方、図示は省略するが、スイッチ装置SW2は、当該ユーザフレームUF12aをブリッジ用ポートPbで受信する。ここで、スイッチ装置SW2の受信ポート識別子付加部25は、特に受信ポート識別子を付加しない。このため、受信ポート識別子付加部25を経た後のフレームは、図7における第1識別子付加部15を経た後のフレームと同じく、受信ポート識別子SPおよび第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2が付加されている。その後、図7の場合と同様にして、中継処理部16および折り返し禁止部17による処理が行われ、折り返し禁止部17によって、ユーザフレームUF12aの中継が阻止される。
以上、本実施の形態2の中継システムおよびスイッチ装置を用いることでも、実施の形態1の場合と同様の効果が得られる。ただし、図8および図9の方式では、折り返し禁止部17の後段に第1識別子付加部15を設けるといったように構成上の工夫が必要とされる場合がある。さらに、ブリッジ用ポートPb間で送信されるフレームを、通常とは異なる形式に変更する必要がある。すなわち、当該フレームは、受信ポート識別子SPに加えて第2の受信ポート識別子(第1識別子)SP2が付加される場合がある。したがって、構成および動作の簡素化の観点では、図4〜図7の方式を用いる方が望ましい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前述した実施の形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
10[1],10[2] 通信装置
11,12 通信回線
13 フレーム処理部
14 MCLAGテーブル
15 第1識別子付加部
16 中継処理部
17 折り返し禁止部
20 インタフェース部
21 障害検出部
22,25 受信ポート識別子付加部
23 制御フレーム処理部
24 ポート制御部
ACT アクティブ
BK 送受信禁止状態
CPU プロセッサ部
DA 宛先MACアドレス
DP 宛先ポート識別子
FDB アドレステーブル
FW 送受信許可状態
MCLAGSW MCLAGスイッチ
Pb ブリッジ用ポート
Pm1,Pm2 MCLAG用ポート
Pu1,Pu2 ポート
SA 送信元MACアドレス
SBY スタンバイ
SP 受信ポート識別子
SP2 第2の受信ポート識別子(第1識別子)
SW,SW1,SW2 スイッチ装置
TBK 送信禁止状態
UF12a,UF12b ユーザフレーム
VID VLAN識別子

Claims (12)

  1. それぞれ、ブリッジ用ポートと、装置跨ぎのLAGが設定される第1MCLAG用ポートと、を含む複数のポートを有し、前記ブリッジ用ポートを介して互いに通信回線で接続される第1スイッチ装置および第2スイッチ装置を備える中継システムであって、
    前記第1スイッチ装置および前記第2スイッチ装置のそれぞれは、
    前記第1MCLAG用ポートを、第1MCLAG識別子に対応付けて保持するMCLAGテーブルと、
    前記ポートを表すポート識別子または前記ポートに対応付けられるMCLAG識別子と、当該ポートの先に存在するMACアドレスと、の対応関係を保持するアドレステーブルと、
    前記第1MCLAG用ポートでフレームを受信した場合で、当該フレームを前記ブリッジ用ポートに中継する場合に、当該フレームに前記第1MCLAG識別子を付加し、ピア装置からの前記第1MCLAG識別子が付加されたフレームを前記ブリッジ用ポートで受信した場合に、当該フレームの送信元MACアドレスを当該フレームに付加された前記第1MCLAG識別子に対応付けて前記アドレステーブルに学習し、当該フレームを宛先ポートに中継する中継処理部と、
    前記第1MCLAG識別子が付加されたフレームに、さらに、第1識別子を付加する第1識別子付加部と、
    前記第1識別子が付加されたフレームの宛先ポートが前記ブリッジ用ポートである場合に、当該フレームの中継を禁止する折り返し禁止部と、
    を有する、
    中継システム。
  2. 請求項1記載の中継システムにおいて、
    前記第1識別子付加部は、前記ブリッジ用ポートで前記MCLAG識別子が付加されたフレームを受信した場合に、当該フレームに前記第1識別子を付加する、
    中継システム。
  3. 請求項1記載の中継システムにおいて、
    前記第1識別子付加部は、前記ブリッジ用ポートで前記MCLAG識別子が付加されたフレームを送信する場合に、当該フレームに前記第1識別子を付加する、
    中継システム。
  4. 請求項1記載の中継システムにおいて、
    前記中継処理部は、ピア装置からのフレームを前記ブリッジ用ポートで受信した場合に、前記アドレステーブルを検索し、当該検索結果に基づいて当該フレームの宛先ポートを定める、
    中継システム。
  5. 請求項1記載の中継システムにおいて、
    前記中継処理部は、前記第1MCLAG識別子を付加したフレームを前記ブリッジ用ポートに中継する場合に、さらに、当該フレームに、前記アドレステーブルの検索結果に基づく宛先ポートの識別子を付加し、ピア装置からの前記宛先ポートの識別子が付加されたフレームを前記ブリッジ用ポートで受信した場合に、当該フレームの宛先ポートを前記宛先ポートの識別子に基づき定める、
    中継システム。
  6. 請求項1記載の中継システムにおいて、
    前記複数のポートは、さらに、装置跨ぎのLAGが設定される第2MCLAG用ポートを含み、
    前記MCLAGテーブルは、さらに、前記第2MCLAG用ポートを、第2MCLAG識別子に対応付けて保持し、
    前記中継処理部は、自装置の前記第1MCLAG用ポートで受信したフレームの宛先が前記第2MCLAG識別子である場合で、自装置およびピア装置の前記第2MCLAG用ポートが障害無しの場合、当該フレームを自装置およびピア装置の前記第2MCLAG用ポートのいずれか一方に中継し、当該一方の第2MCLAG用ポートが障害有りの場合、当該フレームを他方の第2MCLAG用ポートに中継する、
    中継システム。
  7. ブリッジ用ポートと、装置跨ぎのLAGが設定される第1MCLAG用ポートと、を含む複数のポートを有し、前記ブリッジ用ポートを介して他のスイッチ装置に接続されるスイッチ装置であって、
    前記第1MCLAG用ポートを、第1MCLAG識別子に対応付けて保持するMCLAGテーブルと、
    前記ポートを表すポート識別子または前記ポートに対応付けられるMCLAG識別子と、当該ポートの先に存在するMACアドレスと、の対応関係を保持するアドレステーブルと、
    前記第1MCLAG用ポートでフレームを受信した場合で、当該フレームを前記ブリッジ用ポートに中継する場合に、当該フレームに前記第1MCLAG識別子を付加し、他のスイッチ装置からの前記第1MCLAG識別子が付加されたフレームを前記ブリッジ用ポートで受信した場合に、当該フレームの送信元MACアドレスを当該フレームに付加された前記第1MCLAG識別子に対応付けて前記アドレステーブルに学習し、当該フレームを宛先ポートに中継する中継処理部と、
    前記第1MCLAG識別子が付加されたフレームに、さらに、第1識別子を付加する第1識別子付加部と、
    前記第1識別子が付加されたフレームの宛先ポートが前記ブリッジ用ポートである場合に、当該フレームの中継を禁止する折り返し禁止部と、
    を有する、
    スイッチ装置。
  8. 請求項7記載のスイッチ装置において、
    前記第1識別子付加部は、前記ブリッジ用ポートで前記MCLAG識別子が付加されたフレームを受信した場合に、当該フレームに前記第1識別子を付加する、
    スイッチ装置。
  9. 請求項7記載のスイッチ装置において、
    前記第1識別子付加部は、前記ブリッジ用ポートで前記MCLAG識別子が付加されたフレームを送信する場合に、当該フレームに前記第1識別子を付加する、
    スイッチ装置。
  10. 請求項7記載のスイッチ装置において、
    前記中継処理部は、ピア装置からのフレームを前記ブリッジ用ポートで受信した場合に、前記アドレステーブルを検索し、当該検索結果に基づいて当該フレームの宛先ポートを定める、
    スイッチ装置。
  11. 請求項7記載のスイッチ装置において、
    前記中継処理部は、前記第1MCLAG識別子を付加したフレームを前記ブリッジ用ポートに中継する場合に、さらに、当該フレームに、前記アドレステーブルの検索結果に基づく宛先ポートの識別子を付加し、ピア装置からの前記宛先ポートの識別子が付加されたフレームを前記ブリッジ用ポートで受信した場合に、当該フレームの宛先ポートを前記宛先ポートの識別子に基づき定める、
    スイッチ装置。
  12. 請求項7記載のスイッチ装置において、
    前記複数のポートは、さらに、装置跨ぎのLAGが設定される第2MCLAG用ポートを含み、
    前記MCLAGテーブルは、さらに、前記第2MCLAG用ポートを、第2MCLAG識別子に対応付けて保持し、
    前記中継処理部は、自装置の前記第1MCLAG用ポートで受信したフレームの宛先が前記第2MCLAG識別子である場合で、自装置および他のスイッチ装置の前記第2MCLAG用ポートが障害無しの場合、当該フレームを自装置および他のスイッチ装置の前記第2MCLAG用ポートのいずれか一方に中継し、当該一方の第2MCLAG用ポートが障害有りの場合、当該フレームを他方の第2MCLAG用ポートに中継する、
    スイッチ装置。
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