JP6355777B2 - シート処理装置、画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。
前記第1の綴じ跡および前記第2の綴じ跡は、前記角と前記角の対角とを結んだシートの対角線に交差し、前記第1面と前記第2面によって前記第1の綴じ跡を形成した前記綴じ手段は、前記移動手段によって移動された後に、前記第1の綴じ跡よりも前記角に近い領域に、前記第1面と前記第2面によって前記第2の綴じ跡を形成する、
ことを特徴とする。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示すシート処理装置を適用可能な画像処理装置の構成を示すブロック図である。本例では、画像処理装置がコピー機としても使用可能な複合機を例に挙げる。
DRAM104は、プログラム制御変数等を格納するためのものである。操作部105は、機器内の情報を表示するユーザとのインターフェイス部である。読み取り部106は、画像データを読み取り、バイナリデータに変換する装置でありこれを用いて画像送信機能の原稿読み取りを行なうものである。記録部107は、画像データを記録紙に出力する装置である。画像処理部108は、画像送信機能で扱う画像データの符号化復号化処理を行う。それぞれの制御部はデータバス110を介して繋がっており、画像データはデータバス110を通じて転送される。
図2は、図1に示したシート処理部109の構成を示す図である。本例は、複合機の筐体内部に設置されているシート処理装置の例を示す。
203は針を使用しないで紙を綴じるステイプル部である。ステイプル部203は、針不使用のステイプル綴じ機能処理を行う。針不使用のステイプル綴じの方法としては前記のとおり多数あるが、ここでは紙の厚さ方向の上下から圧力をかける加圧力で紙を密着し綴じる方式の物を搭載している例とする。
図3において、301は綴じる際の出力用紙を示し、ステイプル部202が針使用のステイプル綴じ部のスタンバイ位置から実際に用紙を綴じる際、ステイプル302に移動して紙を綴じる構成となっている。
ステイプル部203は、針不使用のステイプル綴じ部のスタンバイ位置から実際に用紙を綴じる際、ステイプル位置303に移動して紙を綴じる構成となっている。すなわち、いろいろな綴じ方に応じて図1に示したCPU101の制御によって、ステイプル部202、203は、綴じ位置に可動してステイプル処理を行える可能となっている。
本実施形態では、図6の綴じ部601の黒い部分が加圧されて、つぶれたシートの部分となる。なお、加圧して綴じるためこの方法では現状綴じる枚数が限られている。
また、1回の綴じでは綴じる力が弱いこともあり、後述するように2度綴じなどが行えるようになっている。
図8は、綴じ部で2度綴じた出力紙を上から視た状態を示し、図7の(a)で綴じた部分801に、さらに、綴じ処理で綴じた部分802を示す。図8に示した加圧した部分の黒の個数が多くなると圧着量が増え綴じる力が増すようになっている。
また、加圧された綴じた部分を爪などでこすれば紙を破らずきれいにはがせる特徴が針不使用のステイプル綴じの特徴となっている。
図9において、コピー基本画面901には、投入済みジョブにコピージョブを割り込ませる割り込みコピーボタン902と、画面に表示しきれていない、その他機能ボタン903を表示する。
図10において、その他機能画面1001には、立体マーク機能ボタン1002、表紙機能ボタン1003、挿入紙機能ボタン1004を表示する。ユーザによりOKボタン1005が押下されると、それまでの設定情報を記憶したままコピー基本画面901に戻る。キャンセルボタン1006が押下されると、それまでの設定情報を破棄してコピー基本画面901に戻る。
ここで、表紙機能とは、表紙として本文とは別に給紙段を指定可能な機能である。また、挿入紙機能とは、合紙、章紙として本文とは別に給紙段を指定して、任意の位置に用紙を挿入する機能である。
図11において、立体マーク設定画面1101には、立体マークを付加するボタン1102、付加しないボタン1103、詳細設定ボタン1104、ページ選択ボタン1105を表示する。ユーザによりOKボタン1106が押下されると、それまでの設定情報を記憶したままその他機能画面1001に戻る。キャンセルボタン1107が押下されると、それまでの設定情報を破棄してその他機能画面1001に戻る。
図12において、ページ選択画面1201には、現在マークを付加する予定のページを表示する欄1202、マーク付加位置を表示する欄1203、マークの個数を表示する欄1204を、リストで表示する。更にページ選択画面1201には、ページ挿入ボタン1205、先頭ページ指定ボタン1206、最終ページ指定ボタン1207、全ページ指定ボタン1208、削除ボタン1209、全ページ削除ボタン1210を表示する。ユーザがリスト上で選択した設定に対して、削除ボタン1209を押下すると、選択された設定をリストから削除する。ユーザが全ページ削除ボタン1210を押下すると、リストのすべての設定を削除する。ユーザによりOKボタン1211が押下されると、それまでの設定情報を記憶したまま立体マーク設定画面1101に戻る。キャンセルボタン1112が押下されると、それまでの設定情報を破棄して立体マーク設定画面1101に戻る。
図13において、ページ挿入画面1301には、ページ番号指定ボックス1302と、詳細設定ボタン1303を表示する。
図14において、詳細設定画面1401には、立体マークの数を指定するボタン1402,1403と、マーク位置を指定するマーク位置指定ボタン1405、用紙上のマークプレビュー画面1404を表示する。本実施例では、マーク個数を1箇所(ボタン1402)と2箇所(ボタン)1403のどちらかを選択可能なラジオボタンとする。また、マーク位置指定ボタン1405では、左右上下の位置の指定か、毎ページことなる位置にシフトしてマークするシフト指定を選択可能なようにボタンを表示する。
図15において、表紙設定画面1501には、表裏表紙の設定ボタン1502と、表裏にプリントする指定ボタン1503と、立体マークを付加を指定するボタン1504と、立体マークの詳細設定画面1401に遷移する為のボタン1505を表示する。
図16において、挿入紙設定画面1601には、合紙/章紙のどちらか1602、何ページ目に挿入するか1603、立体マークの位置1604、立体マーク個数1605を挿入ページ分リスト表示する。そして、合紙挿入ボタン1606、章紙挿入ボタン1607、立体マーク付加ボタン1608、立体マークの詳細設定画面1401に遷移する為のボタン1609、削除ボタン1610、全ページ削除ボタン1611を表示する。ユーザがリストの挿入紙設定を選択し、立体マーク付加ボタン1608を押下すると、デフォルト位置・個数で立体マーク設定を付加する。
図17は、機器設定の操作に対応づけられたUI画面例である。
図18において、仕切り紙設定画面1801には、給紙段指定ボタン1802と、1802を押下して選択した給紙段および設定されている用紙サイズやタイプを表示するボタン1804を表示する。更に、仕切り紙設定画面1801には、立体マーク付加ボタン1803、立体マークの詳細設定画面1401に遷移する為のボタン1805を表示する。給紙段指定と立体マークは排他動作はせず、仕切り紙を給紙するだけの場合や、用紙は挿入せずにジョブや部の先頭または、最終紙に立体マークを付加するだけの設定も可能である。
図19は、ユーザによって割り込みコピー時の立体マーク付加設定ボタン1704が押下された際に表示する、割り込みコピーの立体マーク設定の操作部の一例を示す図である。
図19において、割り込みコピー時の立体マーク設定画面1901には、全ページ指定ボタン1902、最初と最後のページ指定ボタン1903を表示する。
図20は、自動階調補正の枚数指定の操作に対応づけられたUI画面例である。
図21は、図20に示した立体マークを付加するボタン2003に対応づけらる立体マーク付加ページ情報の一例を示す図である。
図21において、立体マーク付加ページ情報リスト2101は、ROM102に格納されたプログラムに従ってCPU101が生成し、DRAM104に格納する。
また、仕切り紙設定画面1801で部数間仕切り紙を、給紙指定なしで、右シフト、1箇所指定で立体マーク付加設定がされた場合、立体マーク付加ページ情報2109を追加する。
また、挿入紙設定画面1601で合紙を4ページ目に挿入し、左上一箇所に立体マークを付加した設定でコピージョブが投入されると、立体マーク付加ページ情報2110を追加する。また、ページ選択画面1201で、1ページ目に左上2箇所、5ページ目に左下2箇所の立体マークを付加した設定でコピージョブが投入されると、立体マーク付加ページ情報2111、2112を追加する。
さらに、マークを付加するページ指定は、全ページにマークを付加する全ページ指定と、最初のページと最後のページにマークを付加するページ指定と、特定のページにマークを付加するページ指定とを含んで構成されている。
一方、S2007で、ユーザ入力が「ページ選択」のためのページ選択ボタン1105が押下されたことを受け付けたとCPU101が判断した場合は、S2208へ移行し、それ以外のキー入力であると判断した場合は、本処理を終了する。
S2211では、マーク数およびマーク位置が未設定である為、CPU101は、デフォルトの位置および個数を立体マーク付加ページ情報に記憶する。そして、S2212では、CPU101は、立体マーク付加ページ情報のページ数指定を設定中のページに指定して、その指定された内容をDRAM104に記憶させる。
S2214では、CPU101は、DRAM104に生成した立体マーク付加ページ情報リスト2101をクリアして、本処理を終了する。
さらに、割り込みジョブを区切るための条件は、割り込みジョブで挿入されるシート束を区切る条件である例を示す。
S2303では、CPU101は、図18に示したUI画面において、ユーザ入力が給紙段の指定のみであると判断した場合、S2304へ移行し、立体マーク指定のみであると判断した場合、S2305へ移行する。ここで、立体マーク指定と給紙段の指定との両方が指定されたとCPU101が判断した場合、S2306に移行する。
S2304では、立体マークを付加しないジョブ間仕切り紙の設定であると判断して、立体マーク付加ページ情報リスト2101は更新せずに、本処理を終了する。
S2307では、CPU101は、立体マーク付加ページ情報の機能にジョブ間仕切り紙をDRAM104に記憶する。S2308では、CPU101は、立体マーク付加ページ情報のジョブIDに全ジョブ指定をDRAM104に記憶して、本処理を終了する。
S2310では、CPU101は、図18に示したUI画面において、ユーザ入力が給紙段の指定のみであると判断した場合、S2311へ移行し、立体マーク指定のみであると判断した場合、S2312へ移行する。ここで、立体マーク指定と給紙段の指定との両方が指定されたとCPU101が判断した場合、S2313に移行する。
S2311では、CPU101は、立体マークを付加しない部数間仕切り紙の設定であると判断して、立体マーク付加ページ情報リスト2101は更新せずに、本処理を終了する。
S2316では、CPU101は、図19に示したUI画面において、ユーザ入力が全ページ指定する全ページ指定ボタン1902を押下していることを受け付けているかどうかを判断する。ここで、ユーザ入力が全ページ指定する全ページ指定ボタン1902を押下していることを受け付けたと判断した場合、CPU101は、S2317へ処理を移行する。一方、最初と最後のページ指定に対応するページ指定ボタン1903を押下していることを受け付けたと判断した場合、CPU101は、S2318に処理を移行する。
一方、S2503において、立体マーク付加ページ情報リスト2101に、ジョブIDが全ジョブ指定か、当該プリントジョブのジョブIDが指定された立体マーク付加ページ情報があるとCPU101が判断した場合、S2504に移行する。
一方、S2507で、自動階調補正で、同一ページ指定の立体マーク付加ページ情報が、抽出されたリストにないとCPU101が判断した場合は、S2508へ移行する。
一方、S2508で、当該ジョブの機能で、全ページか同一ページ指定の立体マーク付加ページ情報が、抽出されたリストにないとCPU101が判断した場合、S2509へ移行する。
S2510では、CPU101は、指定された位置の個数情報に基づき、シート処理部201に立体マークの付加を指示する。S2511では、CPU101は、マーク位置がシフト指定の場合、内部位置情報をシフトして、本処理を終了する。
102 ROM
104 DRAM
109 シート処理部
Claims (12)
- 記録部によって画像が記録されたシートを処理するシート処理装置であって、
第1面を備えた第1の部材と、第2面を備えた第2の部材とを備え、前記記録部によって画像が記録されたシートを前記第1の部材の第1面と前記第2の部材の第2面によって挟んで圧着して綴じる綴じ手段と、
前記綴じ手段を移動させる移動手段と、を備え、
前記綴じ手段は、前記第1の部材の第1面と前記第2の部材の第2面によってシートを挟んで圧着することによって、シートの第1辺とシートの第2辺とが成すシートの角の近傍に第1の綴じ跡を形成し、且つ、前記第1の部材の第1面と前記第2の部材の第2面によってシートを挟んで圧着することによって、前記角の近傍であって前記第1の綴じ跡とは異なる位置に第2の綴じ跡を形成し、
前記第1の綴じ跡の長手方向に沿っている仮想直線であって前記第1の綴じ跡を通過する仮想直線が前記シートの前記第1辺に交わり且つ前記シートの前記第2辺に交わるように、前記第1の綴じ跡の長手方向はシートの辺に対して傾いていて、
前記第2の綴じ跡の長手方向は、前記第1の綴じ跡の長手方向に平行であり、
前記第2の綴じ跡は、前記第1の綴じ跡よりも前記角に近い領域に形成され、
前記第1の綴じ跡および前記第2の綴じ跡は、前記角と前記角の対角とを結んだシートの対角線に交差し、
前記第1面と前記第2面によって前記第1の綴じ跡を形成した前記綴じ手段は、前記移動手段によって移動された後に、前記第1の綴じ跡よりも前記角に近い領域に、前記第1面と前記第2面によって前記第2の綴じ跡を形成する、
ことを特徴とするシート処理装置。 - 前記第1の部材の第1面は、複数の凸を備え、
前記第2の部材の第2面は、前記複数の凸に対応した複数の凹を備え、
前記第1の部材の第1面と前記第2の部材の第2面によってシートを挟んで圧着することによって、前記複数の凸が並んでいる配列方向に沿った方向を前記長手方向とした綴じ跡がシートに形成されるように、前記綴じ手段は構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。 - 前記第1の綴じ跡および前記第2の綴じ跡は、シートの端と重複しない位置に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のシート処理装置。
- 前記第1面と前記第2面とによってシートを圧着する綴じ処理をシートに対して前記綴じ手段が行う回数を変更できることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート処理装置。
- 前記綴じ手段は、前記第1の綴じ跡を形成する状態および前記第2の綴じ跡を形成する状態において、綴じられるシートの前記第1辺および前記第2辺に対して傾いていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
- 前記第1の綴じ跡の長手方向に沿った仮想線とシートの前記第1辺とのなす角は概ね45度であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート処理装置。
- 針を使ってシートを綴じる第2の綴じ手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート処理装置。
- 前記綴じ手段は、第1スタンバイ位置からシートを綴じるための位置へ前記移動手段によって移動され、
前記第2の綴じ手段は、第2スタンバイ位置からシートを綴じるための位置へ移動され、
前記第1辺に平行な方向において、前記第1スタンバイ位置は綴じられるシートの中央よりも一方側であり、前記第2スタンバイ位置は、綴じられるシートの中央よりも他方側であることを特徴とする請求項7に記載のシート処理装置。 - 前記移動手段は、シートの辺に平行な第1方向に沿って前記綴じ手段を移動でき、且つ、前記シートの辺に対して傾いた第2方向に沿って前記綴じ手段を移動でき、
前記第1スタンバイ位置を起点とした前記移動手段による前記綴じ手段の移動は、前記第1方向に沿った移動であり、
前記第1面と前記第2面とでシートを圧着してから再度該シートを前記第1面と前記第2面とで圧着するまでに前記第2方向に沿って前記移動手段は前記綴じ手段を移動できることを特徴とする請求項8に記載のシート処理装置。 - 前記移動手段は、シートの辺に平行な第1方向に沿って前記綴じ手段を移動でき、且つ、前記シートの辺に対して傾いた第2方向に沿って前記綴じ手段を移動でき、
前記綴じ手段は、スタンバイ位置からシートを綴じるための位置へ前記移動手段によって移動され、
前記スタンバイ位置を起点とした前記移動手段による前記綴じ手段の移動は前記第1方向に沿った移動であり、
前記移動手段は、前記第1面と前記第2面とでシートを圧着してから再度該シートを前記第1面と前記第2面とで圧着するまでに前記第2方向に沿って前記綴じ手段を移動できることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート処理装置。 - 前記第1の綴じ跡上にある中点であって前記第1の綴じ跡の長手方向における両端から等しい距離にある中点を通過し前記第1辺に平行な第1仮想線が、前記第2の綴じ跡に交差し、且つ、前記中点を通過し前記第2辺に平行な第2仮想線が、前記第2の綴じ跡に交差するように、前記第1の綴じ跡と前記第2の綴じ跡とは互いに近接していることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート処理装置。
- シートに画像を記録する前記記録部と、
前記記録部によって画像が記録されたシートを処理する請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシート処理装置と、
前記記録部によって画像が記録されたシートを前記シート処理装置の前記綴じ手段へ向けて搬送する搬送手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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