JP6355616B2 - スライドドア装置 - Google Patents
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Description
前記車体は、前記開口の上部にドア幅方向に沿って延びるアッパレールを有すると共に、前記開口の下部の端部に設けられ略鉛直方向に延びる軸を中心に略水平方向に回転可能なロアローラを有し、
前記ドアには、前記アッパレール上をスライド可能であり、下端部が前記アッパレールに当接することにより、前記ドアの荷重を受けている鉛直アッパローラが設けられ、
前記ロアローラ上をスライド可能なスライダが、ドア幅方向に延びると共に、前記ドアの下部に設けられ、
前記ロアローラは、略鉛直方向に延びる軸を中心に回動可能なロアアームによって支持され、
前記ロアアームは、前記ドアの全開状態を基準として、前記スライダと略平行に前記ロアアームの支持軸から前記開口へ向かって延設される車室側部と、前記スライダと略垂直に前記車室側部の先端から車外側へ延設される中間部と、前記中間部の先端から前記スライダの前端に向かって前記開口から離れる方向へ傾斜して延設される車外側部とが一体的に構成され、前記開口に向かって略U字状に湾曲した形状を有し、前記車室側部が1つの支持軸によって前記車体に回動可能に支持されており、
前記ロアアームの支持軸は、前記ドアの全開状態において前記ドアを正面から見た場合に、前記ドアによって覆われるよう、前記開口を避けた部位に位置し、
前記ロアアームの支持軸は、車幅方向から見て、前記開口とはオフセットしている、ことを特徴とするスライドドア装置が提供される。
前記スライダは、前記ライニングによって車室側の面が覆われている。
前記車体には、前記アッパレールと前記ロアローラとの間の高さにおいて、前記アッパレールに略平行に延びるセンターレールが設けられ、
前記ドアには、前記センターレール上をスライドするセンターローラユニットが設けられ、
前記センターローラユニットは、下端部が前記センターレールに当接することにより、前記ドアの荷重を受けている鉛直センターローラを有すると共に、鉛直方向に延びる軸を中心に水平方向に回転する水平センターローラを有している。
また、ロアアームは、略U字状を呈する。ドア閉時におけるロアアームの車室側への突出を抑制し、車室側の構造をコンパクトにすることが出来る。
また、ロアアームの支持軸は、ドアの全開状態においてドアを正面から見た場合に、ドアによって覆われるよう、開口を避けた部位に位置する。また、ロアアームの支持軸は、車幅方向から見て、前記開口とはオフセットしている。乗員の乗降時には、ドアは全開状態となっていることが一般的である。この様な状態において、ロアアームの支持軸は、ドアによって覆われている。乗員はドアを避けて乗降するため、乗降の際に必然的にロアアームの支持軸も避けることとなる。さらに乗降性を高めることができる。
<実施例>
10…車体
11…開口
20…ドア
21…インナパネル
23…ライニング
31…ロアアームの支持軸
32…ロアアーム
32a…車室側部
32b…中間部
32c…車外側部
33…ロアローラ支持軸
34…ロアローラ
40…スライダ
50…センターレール
60…センターローラユニット
66…鉛直センターローラ
68…水平センターローラ
70…アッパレール
86…鉛直アッパローラ
88…水平アッパローラ
Claims (5)
- 車体に開口が形成され、この開口を開閉するドアが、前記車体にスライド可能に設けられてなるスライドドア装置において、
前記車体は、前記開口の上部にドア幅方向に沿って延びるアッパレールを有すると共に、前記開口の下部の端部に設けられ略鉛直方向に延びる軸を中心に略水平方向に回転可能なロアローラを有し、
前記ドアには、前記アッパレール上をスライド可能であり、下端部が前記アッパレールに当接することにより、前記ドアの荷重を受けている鉛直アッパローラが設けられ、
前記ロアローラ上をスライド可能なスライダが、ドア幅方向に延びると共に、前記ドアの下部に設けられ、
前記ロアローラは、略鉛直方向に延びる軸を中心に回動可能なロアアームによって支持され、
前記ロアアームは、前記ドアの全開状態を基準として、前記スライダと略平行に前記ロアアームの支持軸から前記開口へ向かって延設される車室側部と、前記スライダと略垂直に前記車室側部の先端から車外側へ延設される中間部と、前記中間部の先端から前記スライダの前端に向かって前記開口から離れる方向へ傾斜して延設される車外側部とが一体的に構成され、前記開口に向かって略U字状に湾曲した形状を有し、前記車室側部が1つの支持軸によって前記車体に回動可能に支持されており、
前記ロアアームの支持軸は、前記ドアの全開状態において前記ドアを正面から見た場合に、前記ドアによって覆われるよう、前記開口を避けた部位に位置し、
前記ロアアームの支持軸は、車幅方向から見て、前記開口とはオフセットしている、ことを特徴とするスライドドア装置。 - 前記ドアの全開状態において、前記ロアアームの支持軸と前記ロアローラの支持軸を結んだ線分上に車体が位置することを特徴とする請求項1に記載のスライドドア装置。
- 前記スライダは、前記ドアのインナパネルに取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のスライドドア装置。
- 前記ドアの車室側の面には、樹脂製のライニングが設けられ、
前記スライダは、前記ライニングによって車室側の面が覆われていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスライドドア装置。 - 前記ドアには、略鉛直方向に延びる軸を中心に略水平方向に回転し、前記アッパレールに当接する水平アッパローラが設けられ、
前記車体には、前記アッパレールと前記ロアローラとの間の高さにおいて、前記アッパレールに略平行に延びるセンターレールが設けられ、
前記ドアには、前記センターレール上をスライドするセンターローラユニットが設けられ、
前記センターローラユニットは、下端部が前記センターレールに当接することにより、前記ドアの荷重を受けている鉛直センターローラを有すると共に、鉛直方向に延びる軸を中心に水平方向に回転する水平センターローラを有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のスライドドア装置。
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Family Applications (1)
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