JP6354942B2 - 物品検査装置 - Google Patents
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Description
上記特許文献1の物品検査装置においては、上記中心位置演算部は、二値化された円形画像の円周境界部を認識して該円形画像の中心位置を演算する二値化処理演算部から構成されている。
また従来、円形画像の中心位置を演算するその他の中心位置演算部として、円形画像の仮の中心位置から所定の距離と角度とに複数の検査領域を設定し、各検査領域内の明暗に基づいてそれぞれ所要条件の座標を検出するとともに各座標に近似する円の中心位置を演算して、該中心位置を上記円形画像の中心位置に設定するエッジ処理演算部から構成したものも知られている(特許文献2)。
他方、例えば検査対象がガラス製容器のびん底の場合には、得られた円形画像に製造誤差による大きな明暗差が生じることがある。大きな明暗差は、カメラに対して容器が傾いて撮影された場合にも発生する。上記二値化処理演算部では、円形画像に大きな明暗差があると円形画像の中心位置の設定に誤差を生じ易く、円形画像の中心位置に誤差が生じると、その後の画像処理判定部による良否判定に誤差を生じる危険性が高くなっていた。
他方、中心位置演算部を特許文献2のようにエッジ処理演算部から構成すれば、二値化処理演算部に比較して高精度に中心位置を設定することができるが、その反面、その中心位置の設定に多くの時間がかかるという欠点がある。
本発明はそのような事情に鑑み、高精度に中心位置を設定することができ、しかも短時間で迅速に処理を行うことが可能な物品検査装置を提供するものである。
上記中心位置演算部は、上記円形画像における明暗差の大小を判断する明暗差判断部と、該明暗差判断部によって明暗差が小さいと判断された際に、円形画像の円周境界部を認識して該円形画像の中心位置を演算する二値化処理演算部と、上記明暗差判断部によって明暗差が大きいと判断された際に、円形画像の仮の中心位置から所定の距離と角度とに複数の検査領域を設定し、各検査領域内の明暗に基づいて座標を検出するとともに各座標に近似する円の中心位置を演算して、該中心位置を上記円形画像の中心位置に設定するエッジ処理演算部とを有することを特徴とするものである。
そして該明暗差判断部によって明暗差が小さいと判断された際には、二値化処理演算部によって高速で円形画像の中心位置を演算することができ、また上記明暗差判断部によって明暗差が大きいと判断された際には、エッジ処理演算部によって高精度に中心位置を設定することができる。
したがって、明暗差に大小があっても精度よく円形画像の中心位置を得ることができ、しかも常にエッジ処理演算部によって中心位置を設定する場合に比較して、全体としてより迅速な処理を行うことが可能となる。
上記第2搬送手段5は、容器1の胴部を搬送方向両側から挟持することができるように2つのベルトコンベヤ6(図1では一方だけ表示)を備えており、第1搬送コンベヤ2によって搬送されてきた容器1は直立状態を保ったまま2つのベルトコンベヤ6の間に供給されて挟持され、引き続き該ベルトコンベヤ6によって挟持搬送されるようになっている。
そして撮影が終了した容器1は、2つのベルトコンベヤ6の先端部に設けた第3搬送コンベヤ7に受け渡され、該第3搬送コンベヤ7によって直立した状態で搬送されるようになる。
上記二値化手段12によって二値化された円形画像は、次に該円形画像の中心位置を演算するための中心位置演算部13に入力される。
この中心位置演算部13は、図2に示すように明暗差判断部14を備えており、この明暗差判断部14によって上記円形画像における明暗差の大小が判断される。
ガラス製容器1の内部を通してびん底を撮影した場合、理想的な状態の一例では、図3に示すように円形画像15は円周方向に連続したリング状となり、かつその部分の明度は円周方向にほぼ均一で、かつ他の部分の明度よりも暗くなる。
しかしながら上記円形画像15は、容器1の製造誤差や、上記ベルトコンベヤ6によって挟持搬送される際の容器1の前後の傾き等により、円周方向で大きな明暗差が生じたり、リング状の幅(太さ)に片寄りが生じたりすることがある。
このとき、明暗差が大きい場合には、明るい箇所の面積又は暗い箇所の面積が通常よりも大きくなる。例えば、明るい箇所の面積又は暗い箇所の面積は、明暗差が小さい正常な画像の場合には20画素程度なのに、明暗差が大きい異常の画像の場合は10,000画素程度となる。
上記二値化処理演算部21としては従来公知の二値化処理演算部を利用することができ、例えば特許文献1に記載されている二値化処理演算部によって円形画像15の中心位置を演算することができる。
この後、二値化処理演算部21によって円形画像15の中心位置が得られたら、次に画像処理判定部22により、演算された中心位置に基づいて上記円形画像15を画像処理してその良否が判定される。この画像処理判定部22も従来公知の画像処理判定部を利用することができ、例えば特許文献1に記載されている画像処理判定部によって円形画像15の良否を判定することができる。
上記フィルタ処理部23によって明暗差が小さくなり、その結果として明暗差が正常と判断された場合には、フィルタ処理された円形画像15が二値化処理演算部21に入力され、上述したように二値化処理演算部21によって中心位置が演算される。
これに対し、フィルタ処理が施されても明暗差が大きいと判断された場合には、該円形画像15はエッジ処理演算部31に入力される。
上記エッジ処理演算部31では、図3に示すように、円形画像15に設定した仮の中心位置O’、例えば撮影画像Sの中心から所定の距離Rと角度θとに複数の検査領域32を設定する。そして検査領域32毎に、各検査領域32内の明暗に基づいてそれぞれ所要条件下で座標を検出する。
上述の作業を各検査領域32毎に実行してそれぞれ座標を設定したら、次に全ての座標に最も近似するように中心位置Oを求めて、該中心位置Oを上記円形画像15の中心位置として設定する。
エッジ処理演算部31による円形画像15の中心位置Oの求め方は上記の方法に限定されるものではなく、その他の従来公知の方法であってもよく、例えば特許文献2に記載されているエッジ処理演算部を応用することも可能である。
このようにしてエッジ処理演算部31によって円形画像15の中心位置Oが得られたら、次に、上述したのと同様に画像処理判定部22によって円形画像15の良否が判定される。
4 照明手段 11 制御装置
12 二値化手段 13 中心位置演算部
14 明暗差判断部 15 円形画像
21 二値化処理演算部 22 画像処理判定部
23 フィルタ処理部 31 エッジ処理演算部
Claims (2)
- 物品の円形部分に光を照射する照明手段と、光が照射された物品の円形部分を撮影する撮影手段と、撮影手段によって撮影された円形部分の検査対象画像を二値化する二値化手段と、二値化手段によって二値化された円形画像の中心位置を演算する中心位置演算部と、中心位置演算部によって演算された中心位置に基づいて上記円形画像を画像処理してその良否を判定する画像処理判定部とを備えた物品検査装置において、
上記中心位置演算部は、上記円形画像における明暗差の大小を判断する明暗差判断部と、該明暗差判断部によって明暗差が小さいと判断された際に、円形画像の円周境界部を認識して該円形画像の中心位置を演算する二値化処理演算部と、上記明暗差判断部によって明暗差が大きいと判断された際に、円形画像の仮の中心位置から所定の距離と角度とに複数の検査領域を設定し、各検査領域内の明暗に基づいて座標を検出するとともに各座標に近似する円の中心位置を演算して、該中心位置を上記円形画像の中心位置に設定するエッジ処理演算部とを有することを特徴とする物品検査装置。 - 上記中心位置演算部は、上記明暗差判断部によって明暗差が大きいと判断された際に、当該円形画像の明暗差が小さくなるようにフィルタ処理を施こすフィルタ処理部を有しており、このフィルタ処理部によってフィルタ処理が施された円形画像について再び明暗差判断部によって当該円形画像における明暗差の大小が判断されることを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
Priority Applications (1)
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JP2014110296A JP6354942B2 (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | 物品検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014110296A JP6354942B2 (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | 物品検査装置 |
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Family Applications (1)
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