JP6007639B2 - 疵検出方法および疵検出装置 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、被検査面とカメラとの間に浮遊するスケールなどの疵以外の異物が存在する場合であっても、このような異物と疵とを弁別して、疵のみを検出し得る疵検出方法および疵検出装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、冷間状態で移動している形鋼の表面にある表面欠陥を検出するに際し、被検査面からの反射光を撮像するカメラを、異なる角度から同じ被検査領域を撮像するように二台配置し、それらの撮像情報からそれぞれ生成した疵候補情報がいずれも同一の判定範囲にあるときに限って、当該疵候補情報に対応した疵が第一のカメラの撮像情報に基づいて生成された疵候補情報の位置に有るものと判定するので、異物と疵とを弁別して、疵のみを検出することができる。
図2および図3は、本実施形態に係る疵検出装置の構成を示す概念図である。ここで、本実施形態の疵検出装置は、被検査材が形鋼(例えばH形鋼)であり、形鋼の製造工程の一部である検査ラインに配置された場合を例示している。そして、この疵検出装置は、検査ラインにおいて、搬送装置(不図示)で形鋼を搬送している間に、当該形鋼の表面を被検査面として検査する例である。また、本発明の疵検出装置は、鉄鋼を製造する工程における、少なくとも一部の冷却に水を使用する冷却工程の出側、又は洗浄工程の出側での疵検出に好適な疵検出装置である。
第一のカメラ1は、被検査領域Kに対して搬送方向Hの下流側に傾いた斜め方向から、当該被検査領域Kを撮像するように、被検査領域Kの中央に撮影軸L1が設定されている。被検査面Wsの法線に対する撮影軸L1の角度θは、例えば±45度以内に設定する。本実施形態では、θ=30度に設定した。
画像処理部4は、疵検出部6の判定結果を、例えば表示部に出力して該表示部に表示したり、疵位置を形鋼Wにマーキングするマーキング装置などに出力したりする(ステップS5の結果出力処理)。
この疵検出装置は、被検査領域Kに到来した搬送中の形鋼Wの被検査面Wsに対し、照明装置3からハレーションを発生可能なだけの光量で光を照射し、被検査領域Kでハレーションを発生した状態の像が第一のカメラ1によって撮影される。一方、第二のカメラ2では、被検査領域Kでのハレーションを発生していない状態で、表面の性状がはっきり撮影された像が撮影される。
本実施例の設定条件は、鋼種がH形鋼であり、その寸法は、ウェブ高さが250mm〜1000mm、フランジ幅が125mm〜500mm、長さが6〜34mである。適用したのは形鋼工場の精整ラインであり、H形鋼の搬送速度は0〜4m/sである。なお、被検査面Wsとして形鋼のウェブ表面に設定した。照明装置3からの照射による被検査領域Kでの照度は1230ルックスとし、各カメラ1、2のシャッタースピードは1/240,絞りを全開とした。
本実施形態の装置の採用により、誤検知率の低減にて設備の検査精度(信頼性)が向上し、疵流出の防止によりクレームが削減され、品質をより高いレベルで保証可能となった。
なお、本発明に係る疵検出方法および装置は、上記実施形態ないし実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
また、本発明の適用対象とする被検査面は、形鋼Wの表面に限定されず、種々の鋼材の表面に対しても適用することができる。本発明は、特に鋼とカメラとの間にスケール等の異物が存在した場合や、水滴が付着している可能性のある状態の被検査面の疵検出に有効である。
2 第二のカメラ
3 照明装置
L1 (第一のカメラの)撮影軸
L2 (第二のカメラの)撮影軸
L3 照射軸
4 画像処理部
5 画像取込部
6 疵検出部
A 判定範囲
D 疵
K 被検査領域
F 異物
H 搬送方向
Ws 形鋼の表面(被検査面)
Claims (2)
- 冷間状態で移動している形鋼の表面にある表面欠陥を検出するに際して、前記表面の被検査面を撮影した撮像画像に基づき前記被検査面に存在する疵を検出する疵検出方法であって、
前記被検査面の被検査領域に照明装置で光を照射し、
前記被検査面の被検査領域を、互いに異なる角度に設置され、前記照明装置で前記被検査面に照射された光の反射光のうち、ハレーションが発生している像を撮像する第一のカメラと、ハレーションが発生していない像を撮像する第二のカメラとで撮像し、その撮像された各々の撮像情報に基づいて各々の撮像情報毎に前記被検査面の疵候補情報をそれぞれ生成し、
前記第一のカメラの撮像情報と前記第二のカメラの撮像情報とに基づいて生成された疵候補情報のいずれもが同一の判定範囲内にあるときに限って、当該疵候補情報に対応した疵が有るものと判定するとともに、前記第一のカメラの撮像情報に基づいて生成された疵候補情報の位置に疵が有るものと判定することを特徴とする疵検出方法。 - 冷間状態で移動している形鋼の表面を被検査面として、該被検査面を撮影した撮像画像に基づき前記表面にある表面欠陥を検出して前記被検査面に存在する疵を検出する疵検出装置であって、
前記被検査面の被検査領域に光を照射する照明装置と、前記被検査領域を互いに異なる角度から撮像する第一のカメラおよび第二のカメラと、該第一のカメラおよび該第二のカメラによって撮像された各々の撮像情報に基づいて、各々の撮像情報毎に前記被検査面の疵候補情報を生成する疵候補情報生成手段と、該疵候補情報生成手段で生成された複数の疵候補情報に基づいて前記被検査面の疵の有無を検出する疵検出手段とを備え、
前記第一のカメラは、前記照明装置で前記被検査面に照射された光の反射光のうち、ハレーションが発生している像を撮像し、前記第二のカメラは、前記照明装置で前記被検査面に照射された光の反射光のうち、ハレーションが発生していない像を撮像し、
前記疵検出手段は、前記複数の疵候補情報のいずれもが同一の判定範囲内にあるときに限って、当該疵候補情報に対応した疵が有るものと判定するとともに、前記第一のカメラの撮像情報に基づいて生成された疵候補情報の位置に疵が有るものと判定することを特徴とする疵検出装置。
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