JP6351030B2 - 農作物収穫装置 - Google Patents

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Description

本発明は、農作物収穫装置に関する。
従来、作業者が感覚に頼ってコンバイン等の走行型収穫機を走行させて、農作物の収穫作業を行っていた。しかし、作業者の熟練度による作業時間のばらつきが発生し、作業性が低下するおそれがあった。
また、従来、走行型収穫機を自動走行させることで、農作物の収穫作業を行う農作物収穫装置があった(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の技術は、田植え時には、田植機のたどった走行コースを記憶手段に記憶させて、稲刈り時には、前記走行コースを通るように稲刈り機を自動走行させるものである。しかし、記憶手段に田植機の走行コースを記憶させるためには、作業者が田植機を走行させて、田植えを行わなければならなかった。これにより、走行コースを生成するための手間がかかる点で不利であった。
特開平6−113607号公報
本発明は、農作物の収穫作業の際に、作業者の熟練度による作業時間のばらつきを抑えられ、かつ、走行型収穫機の走行コースを生成するための手間を低減できる農作物収穫装置を提供する。
請求項1に記載の農作物収穫装置は、農作物を収穫して貯留することが可能であり、かつ排出オーガを備える走行型収穫機の位置を検出する位置検出手段と、矩形状の圃場と一致又は略一致するように矩形状に形成された作業領域の位置情報及び排出領域の位置情報を記憶した記憶手段と、前記作業領域内にて、渦巻き状に外周側から内側に農作物が収穫されていくように前記走行型収穫機の収穫作業用走行コースを生成する収穫作業用走行コース生成手段と、前記作業領域外にて、前記走行型収穫機の排出作業用走行コースを生成する排出作業用走行コース生成手段と、前記位置検出手段により検出される前記走行型収穫機の位置に関する情報に基づいて、前記収穫作業用走行コース生成手段により生成された前記収穫作業用走行コース又は前記排出作業用走行コース生成手段により生成された前記排出作業用走行コースを通るように前記走行型収穫機を走行させる走行制御手段と、前記走行制御手段により前記走行型収穫機が前記収穫作業用走行コースを走行しているときに、前記走行型収穫機に農作物を収穫するための動作を行わせる収穫制御手段と、前記走行型収穫機に貯留されている農作物の量が所定の許容量に到達しているか否かを検出する貯留量検出手段とを備え、前記収穫作業用走行コース生成手段は、前記走行型収穫機が前記作業領域の四つの境界辺のいずれかと平行になるように直進走行する動作、及び、所定の停止位置で停止する動作を順に所定回数だけ繰り返し行い、前記走行型収穫機が前記所定の停止位置で停止した後、前記直進走行を再開するときには、前記所定の停止位置に対して所定の位置関係を有する位置から走行方向を所定方向に90°変更した状態で再開するように前記収穫作業用走行コースを生成し、前記走行制御手段は、前記走行型収穫機を前記所定の停止位置で停止させたときには、前記貯留量検出手段から信号を受信して、前記走行型収穫機に貯留されている農作物の量が前記所定の許容量に到達しているか否かを確認し、前記排出作業用走行コース生成手段は、前記走行制御手段により前記走行型収穫機に貯留されている農作物の量が前記所定の許容量に到達していることが確認されたときには、前記走行型収穫機が停止された位置から排出領域に向かうように前記排出作業用走行コースを生成し、前記排出作業用走行コースは、前記排出領域との間隔が前記排出オーガの排出口の可動半径よりも小さくなるように構成されて前記排出領域に向かって作業領域の外周に平行に延びる平行部を有する
請求項2に記載の農作物収穫装置においては、前記排出作業用走行コースは、前記走行型収穫機が停止された位置から前記平行部に向かって前記作業領域の外側において前記作業領域の外周に沿うように形成されるコースを有する
請求項3に記載の農作物収穫装置においては、前記排出作業用コース生成手段は、前記走行型収穫機が停止された位置と前記排出領域の位置関係に応じて、前記走行型収穫機を後進させるコースを含んだ前記排出作業用走行コースを生成する
請求項4に記載の農作物収穫装置においては、前記排出作業用コース生成手段は、前記排出領域が前記作業領域の四つの境界辺の内、特定の境界辺の近傍に設定されており、かつ前記走行型収穫機が前記特定の境界辺に平行に直進走行して停止された場合には、前記排出作業用走行コースを生成するときに、前記走行型収穫機を後進させるコースを含んだ前記排出作業用走行コースを生成する
請求項5に記載の農作物収穫装置においては、前記収穫作業用走行コース生成手段は、前記走行型収穫機が前記作業領域内に進入するときの進入位置を、前記排出領域に対向する、前記作業領域の境界辺上に設ける
請求項6に記載の農作物収穫装置においては、前記収穫作業用走行コース生成手段は、前記排出手段により前記走行型収穫機に貯留されている農作物が前記所定の排出領域に配置されている容器内へ排出された場合には、前記作業領域内における、前記走行型収穫機が未走行の直進走行領域を新たな作業領域とみなして、前記新たな作業領域に対して前記収穫作業用走行コースを生成する
請求項7に記載の農作物収穫装置においては、前記走行制御手段は、前記走行型収穫機に貯留されている農作物の量が前記所定の許容値に到達していないことを確認した場合には、前記走行型収穫機の前記直進走行を再開する
本発明によれば、収穫作業用走行コース生成手段により生成された収穫作業用走行コース又は排出作業用走行コース生成手段により生成された排出作業用走行コースを通るように、走行型収穫機が走行されるので、農作物の収穫作業の際に、作業者が感覚に頼って走行型収穫機を走行させる必要がなくなる。これによって、作業者の熟練度による作業時間のばらつきを抑えられ、作業性を向上させることが可能となる。
また、記憶手段に作業領域の位置情報を記憶しておくことで、収穫作業用走行コース生成手段により収穫作業用走行コースが生成され、又は排出作業用走行コース生成手段により排出作業用走行コースが生成されるので、走行型収穫機の収穫作業用走行コース又は排出作業用走行コースを生成するための手間を低減できる。
コンバインの側面図。 農作物収穫装置を示すブロック図。 (a)作業領域を示す図、(b)作業領域を示す図。 走行コース生成手段により生成された走行コースを示す図。 終点Qnと始点Pn+1の位置関係を示す図。 (a)搬送車の上面図、(b)搬送車の側面図。 制御フローを示すフローチャート。 (a)Fnのn=1の場合に、排出用走行コース生成部により生成された走行コースを示す図、(b)Fnのn=2の場合に、排出用走行コース生成部により生成された走行コースを示す図。 (a)Fnのn=3の場合に、排出用走行コース生成部により生成された走行コースを示す図、(b)Fnのn=4の場合に、排出用走行コース生成部により生成された走行コースを示す図。 (a)排出オーガから容器内に穀粒を排出している状態を示す上面図、(b)図8(a)の一部拡大斜視図。 (a)Fnのn=1の場合で、排出手段により穀粒の排出作業が行われた後に、走行コース生成手段が、新たな作業領域に対して生成した走行コースを示す図、(b)Fnのn=2の場合で、排出手段により穀粒の排出作業が行われた後に、走行コース生成手段が、新たな作業領域に対して生成した走行コースを示す図。
まず、走行型収穫機の一例であるコンバイン1について説明する。
図1に示すように、コンバイン1は、エンジン3、走行部4、刈取部5、脱穀部6、選別部7、穀粒排出部8、及び排藁処理部9を備える。コンバイン1は、エンジン3の動力を、走行部4、刈取部5、脱穀部6、選別部7、穀粒排出部8、及び排藁処理部9に伝達して、これらの各部を駆動させる。
走行部4は、機体2の下部に設けられる。走行部4は、エンジン3からの動力を変速する変速機構(HST等)3a、左右一対のクローラを有するクローラ式走行装置10、及びブレーキ機構を備える。クローラ式走行装置10は、エンジン3の動力を伝達されて駆動する。これにより、機体2が走行する。
刈取部5は、機体2の前部に昇降可能に設けられる。刈取部5は、分草具11、引起部12、刈取搬送部13及び切断部14を有する。刈取部5は、圃場の穀稈を分草具11により分草し、分草後の穀稈を引起部12により引き起こし、引起後の穀稈を刈取搬送部13により後方へ搬送しつつ切断部14により切断し、切断後の穀稈を刈取搬送部13により脱穀部6に向けてさらに後方へ搬送する。
脱穀部6は、機体2の左上側に配置される。脱穀部6は、フィードチェン、扱胴、及び処理胴を有する。脱穀部6は、刈取部5から搬送されてきた刈取後の穀稈を前記フィードチェンにより受け継いで後方へ搬送し、その搬送中の穀稈を前記扱胴により脱穀し、脱穀後の処理物を選別部7に向けて下方へ漏下させる。また、脱穀部6は、前記扱胴により脱穀されなかった未処理物を、扱室から送塵口を介して処理室に搬送して、前記処理胴により処理する。そして、前記処理胴による処理物は、選別部7へ落下する過程で処理胴網により選別される。なお、前記扱室内の未処理物はその移動速度(滞留時間)を送塵弁により調節される。前記処理胴網から受樋へと落下した処理物は、リターンコンベアにより前方に搬送され、前記リターンコンベアの前端に設けられた排気口から選別部7に投入される。
選別部7は、機体2の左下側に配置される。選別部7は、揺動選別装置、風選別装置、及び穀粒搬送装置(一番コンベア、揚動装置、二番コンベア、及び二番還元装置)、エンジン3の動力を前記穀粒搬送装置に伝達する選別ベルトを有する。選別部7は、脱穀部6から落下してきた処理物を前記揺動選別装置により揺動選別し、揺動選別後のものを前記風選別装置により風選別し、風選別後のもののうち、一番物を前記一番コンベアにより前記揚動装置へ搬送して、つづいて前記揚動装置により穀粒排出部8のグレンタンク15へ搬送する。また、選別部7は、二番物を前記二番コンベアにより前記二番還元装置へ搬送して、つづいて前記二番還元装置により脱穀部6の扱室又は前記揺動選別装置の上方空間へ搬送する。その後、二番物は、脱穀されて、又は脱穀されずに、前記揺動選別装置及び風選別装置により再選別される。
穀粒排出部8は、グレンタンク15、排出オーガ17、及びスクリューコンベアを有する。グレンタンク15は、機体2の右後側に配置されている。グレンタンク15には排出オーガ17が接続されている。排出オーガ17は、機体2上部にて、グレンタンク15の後部から前方へ突出している。排出オーガ17の先端には、穀粒を排出するための排出口17aが形成されている。グレンタンク15及び排出オーガ17には、前記スクリューコンベアが内設されている。前記スクリューコンベアは、テンションプーリ状のオーガクラッチを介してエンジン3に接続されており、エンジン3の動力を伝達されて駆動する。グレンタンク15内の穀粒は前記スクリューコンベアにより排出オーガ17内を搬送されて、排出オーガ17の排出口17aから機体2外部へ排出される。
排藁処理部9は、機体2の後側に配置される。排藁処理部9は、排藁搬送装置22、及び排藁切断装置23を有する。排藁処理部9は、脱穀部6から搬送されてきた脱穀済みの排稈を、排藁として排藁搬送装置22により後方へ搬送して機体2の外部へ排出し、又は排藁切断装置23へ搬送し、排藁を排藁切断装置23へ搬送した場合には、排藁切断装置23により切断した後に機体2の外部へ排出する。
機体2の前側には操縦部20が設けられている。操縦部20には、運転席、ハンドル、走行レバー、変速レバー等の各種操作具が設けられている。
以下では、農作物収穫装置100について説明する。
図2に示すように、農作物収穫装置100は、位置検出手段110と、方位検出手段120と、記憶手段130と、貯留量検出手段140と、走行コース生成手段150と、走行制御手段160と、収穫制御手段170と、排出手段180と、を備える。
位置検出手段110は、GNSS(GlobalNavigationSatelliteSystem)受信機で構成され、GNSS衛星から信号を受信して、受信した当該信号に基づいてコンバイン1の位置を算出する。
方位検出手段120は、GPSコンパスやジャイロコンバス等で構成され、GNSS衛星から信号を受信して、受信した当該信号に基づいてコンバイン1の向きを算出する。
記憶手段130には、作業領域131の位置情報が記憶されている。図3(a)及び図3(b)に示すように、作業領域131は、矩形状(長方形又は正方形)に形成されている。図3(a)に示すように、作業領域131は、収穫作業を行う予定の実際の圃場132aの形状が矩形状の場合は、圃場132aと一致又は略一致するように形成される。図3(b)に示すように、作業領域131は、圃場132bの形状が矩形状でない場合は、圃場132bよりも大きめに構成され、内側に圃場132bを含むように形成される。作業領域131の位置情報は、作業者がGNSS受信機により作業領域131の四隅の位置を測定することによって得られる。
図2及び図4に示すように、記憶手段130には、排出領域133の位置情報が記憶されている。排出領域133は、容器(穀粒タンク)51が配置される領域である。容器51は、コンバイン1のグレンタンク15から排出された穀粒を収容するものである。容器51は、乾燥施設へ穀粒を搬送する搬送車50に載置されている。排出領域133は、搬送車50の停止位置にずれが生じ得ることを考慮して、搬送車50の走行方向Zにある程度の幅を有している。排出領域133は、作業領域131の外側に存在する道路等に設けられる。排出領域133は、作業領域131の四つの境界辺131a・131b・131c・131dの内の一つの境界辺131aに対向するように形成されている。排出領域133の位置情報は、GNSS受信機により排出領域133の両端の位置を測定することによって得られる。
記憶手段130には、コンバイン1のグレンタンク15内に貯留される穀粒の許容量Yαに関する情報が記憶されている。許容量Yαは、グレンタンク15の容量Y等を考慮して予め決定されている。許容量Yαは、例えば、[条件]Y―Yα>Yβ、を満たすような値に決定される。Yβは、コンバイン1が一つの矢印Fn上を直進走行するときに収穫することができる穀粒の最大量である。
図2に示すように、貯留量検出手段140は、リミットスイッチ、近接センサ等で構成される。貯留量検出手段140は、グレンタンク15の内周面に取り付けられており、グレンタンク15内に貯留される穀粒の量を検出する。本実施形態の貯留量検出手段140は、グレンタンク15内に貯留される穀粒の量が所定の許容量Yαに到達しているか否かを検出することが可能な位置に設けられている。なお、貯留量検出手段140を重量センサで構成することも可能である。
走行コース生成手段150には、コンバイン1の収穫作業用の走行コースを生成するためのプログラムが格納されている。走行コース生成手段150は、格納している前記プログラムを実行することによって、コンバイン1の走行コースを生成する。
図4及び図5の矢印Fn(n=1、2・・・)は、走行コース生成手段150によって生成されたコンバイン1の走行コースを示している。コンバイン1は、F1→F2→・・・の順に走行する。詳細には、コンバイン1は、F1の始点P1→F1の終点Q1→F2の始点P2→F2の終点Q2→・・・の順に走行する。なお、コンバイン1が、矢印Fnの終点Qnから、矢印Fn+1の始点Pn+1に移動するときの、コンバイン1の走行コースについては特に限定されない。走行コース生成手段150は、作業領域131内にて、渦巻き状に外周側から内側に農作物が収穫されていくようにコンバイン1の走行コースを生成する。
図4及び図5に示すように、走行コース生成手段150は、コンバイン1が、作業領域131の四つの境界辺131a・131b・131c・131dのいずれかに平行になるように直進走行する動作(矢印Fn(n=1、2・・・)上を直進走行する動作)、及び、所定の停止位置で停止する動作(矢印Fnの終点Qnで停止する動作)、を順に所定回数Xだけ繰り返し行い、コンバイン1が前記所定の停止位置(終点Qn)で停止した後、前記直進走行を再開するときには、前記所定の停止位置(終点Qn)に対して所定の位置関係を有する位置(矢印Fn+1の始点Pn+1)から、走行方向を所定方向に90°変更した状態で再開するように走行コースを生成する。
図4に示すように、刈幅Wは、コンバイン1の実際の刈幅と同じ大きさ、又は、コンバイン1の実際の刈幅よりも僅かに小さい大きさを有する。農作物収穫装置100は、コンバイン1が刈幅Wで収穫作業を行うものと仮定する。本実施形態では、コンバイン1が矢印Fn上を直進走行するとは、コンバイン1の刈幅Wの中央部が矢印Fn上を通ることをいう。
図4に示すように、コンバイン1が作業領域131内に進入するときの進入位置P1、すなわち、矢印F1の始点P1は、排出領域133に対向する、作業領域131の境界辺131a上に設けられる。また、矢印F1の始点P1は、境界辺131aの端部からW/2離れた位置に設けられる。これは、コンバイン1が矢印F1上を直進走行するときに、刈幅Wの端部が境界辺131d上を通るようにするためである。
図5に示すように、n≦3の場合は、矢印Fnの終点Qnは、作業領域131の境界辺上に設けられる。矢印F1の終点Q1は境界辺131c上に設けられ、矢印F2の終点Q2は境界辺131b上に設けられ、矢印F3の終点Q3は境界辺131a上に設けられる。n≧4の場合は、矢印Fnの終点Qnは、矢印Fn―3と交わる位置よりも、W/2だけ手前の位置に設けられる。
図5に示すように、本実施形態では、矢印Fnの終点Qnと、矢印Fn+1の始点Pn+1と、の位置関係に関しては、終点Qnから、矢印Fnに対して45°傾いた方向に、(√2)・W/2、だけ進んだ位置に、始点Pn+1が存在するように構成される。
上記したように、走行コース生成手段150は、コンバイン1が、矢印Fnの終点Qnで停止した後、前記直進走行を再開するときには、走行方向を所定方向に90°変更した状態で再開するように走行コースを生成する。前記所定方向は、左回り方向、及び右回り方向のうちの、コンバイン1が作業領域131の内側に近づくほうである。従って、本実施形態では、前記所定方向は、左回り方向になり、コンバイン1の走行方向が、左回り方向に90°変更される(図5参照)。
上記したように、走行コース生成手段150は、コンバイン1が、矢印Fn上を直進走行する動作、及び、矢印Fnの終点Qnで停止する動作、を順に所定回数Xだけ繰り返し行うように走行コースを生成する。前記所定回数Xは、作業領域131内において、コンバイン1が矢印Fn上を直進走行しながら、刈幅Wで収穫作業を行うときに、コンバイン1が作業領域131の全域の収穫作業を完了するのに必要な、コンバイン1の直進走行の回数である。本実施形態では、コンバイン1が作業領域131の全域の収穫作業を完了するまでに、矢印F1〜F9上をそれぞれ直進走行することになり、直進走行を9回行うことになる(図5参照)。従って、前記所定回数Xは、9回になる(X=9)。
図1及び図2に示すように、走行制御手段160は、コンバイン1の走行部4に接続されており、コンバイン1の走行を制御することが可能である。図2に示すように、走行制御手段160は、位置検出手段110に接続されており、位置検出手段110からコンバイン1の位置に関する情報を取得することが可能である。走行制御手段160は、方位検出手段120に接続されており、位置検出手段110からコンバイン1の向きに関する情報を取得することが可能である。走行制御手段160は、記憶手段130に接続されており、記憶手段130に記憶されている各種の情報を取得することが可能である。走行制御手段160は、貯留量検出手段140に接続されており、貯留量検出手段140から信号を受信して、グレンタンク15内に貯留されている穀粒の量が所定の許容量Yα以下であるか否かを確認することが可能である。走行制御手段160は、走行コース生成手段150に接続されており、走行コース生成手段150から信号を受信して、走行コース生成手段150により生成された走行コースを確認することが可能である。
図1及び図2に示すように、収穫制御手段170は、コンバイン1の刈取部5、脱穀部6、及び選別部7に接続されており、刈取部5、脱穀部6、及び選別部7を作動させて、コンバイン1に農作物を収穫するための動作を行わせることが可能である。図2に示すように、収穫制御手段170は、走行制御手段160に接続されており、走行制御手段160から信号を受信して、コンバイン1の走行状態を確認することが可能である。
図2に示すように、排出手段180は、位置検出部181、方位検出部182、排出用走行コース生成部183、撮像部184、マーカー185、走行制御部186、及び排出オーガ制御部187を有する。
位置検出部181は、GNSS受信機で構成され、GNSS衛星から信号を受信して、受信した当該信号に基づいてコンバイン1の位置を算出する。位置検出部181は、位置検出手段110と同一であってもよい。
方位検出部182は、GPSコンパスやジャイロコンパス等で構成され、GNSS衛星から信号を受信して、受信した当該信号に基づいてコンバイン1の向きを算出する。方位検出部182は、方位検出手段120と同一であってもよい。
排出用走行コース生成部183には、コンバイン1の穀粒排出作業用の走行コースRを生成するためのプログラムが格納されている。排出用走行コース生成部183は、格納している前記プログラムを実行することによって、コンバイン1の穀粒排出作業用の走行コースRを生成する。
撮像部184は、コンバイン1の側部(右側部)に設けられており、コンバイン1の側方を撮像することが可能である(図10(a)参照)。マーカー185は、容器51の側部(左側部)に設けられている(図6(a)、図6(b)、及び図10(a)参照)。
図1及び図2に示すように、走行制御部186は、コンバイン1の走行部4に接続されており、コンバイン1の走行を制御することが可能である。走行制御部186は、撮像部184に接続されており、撮像部184により撮像された画像のデータを取得することが可能である。
排出オーガ制御部187は、排出オーガ17の関節を駆動させるアクチュエータに接続されており、当該アクチュエータにより排出オーガ17の関節を動かして、排出口17aを移動させることが可能である。排出オーガ制御部187は、前記オーガクラッチに接続されており、前記オーガクラッチを入状態にして、排出オーガ17の排出口17aから、グレンタンク15内に貯留されている穀粒を排出させることが可能である。
以下では、農作物収穫装置100により収穫作業が行われるときの手順S1〜S5について、図7を参照して説明する。
ステップS1において、走行コース生成手段150により、作業領域131に対して、コンバイン1の収穫作業用の走行コースが生成される(図4参照)。
ステップS2において、走行制御手段160により、コンバイン1が矢印Fn(n=1、2・・・)上を直進走行させる。まずは、走行制御手段160により、コンバイン1が矢印F1上を直進走行される。このとき、走行制御手段160は、コンバイン1を矢印Fnの始点Pnから終点Qnに向かって直進走行させる。走行制御手段160は、位置検出手段110により検出されるコンバイン1の位置に関する情報に基づいて、矢印Fn上を通るようにコンバイン1を直進走行させる。このとき、走行制御手段160は、方位検出手段120により検出されるコンバイン1の向きに関する情報に基づいて、コンバイン1の向きを、矢印Fnの向きに合わせる。
収穫制御手段170は、走行制御手段160によりコンバイン1が矢印Fn上を通るように前記直進走行されているときに、刈取部5、脱穀部6、及び選別部7を作動させて、コンバイン1に農作物を収穫するための動作を行わせる。
ステップS3において、走行制御手段160は、走行コース生成手段150により生成された矢印Fnの終点Qnの位置情報、及び位置検出手段110により検出されるコンバイン1の位置に関する情報に基づいて、コンバイン1が矢印Fnの終点Qnに到達したか否かを判断する。走行制御手段160により、コンバイン1が矢印Fnの終点Qnに到達していないと判断された場合には(ステップS3、No)、ステップS2に移行する。この場合、コンバイン1の直進走行、及び収穫作業が継続される。走行制御手段160により、コンバイン1が矢印Fnの終点Qnに到達したと判断された場合には(ステップS3、Yes)、ステップS4に移行する。
ステップS4において、走行制御手段160は、コンバイン1の直進走行の回数nが前記所定回数X=9に到達したか否かを判断する。すなわち、走行制御手段160は、コンバイン1が矢印F9の終点Q9に到達したか否かを判断する。走行制御手段160は、走行コース生成手段150により生成された矢印F9の終点Q9の位置情報、及び位置検出手段110により検出されるコンバイン1の位置に関する情報に基づいて、コンバイン1が矢印F9の終点Q9に到達しているか否かを判断する。
走行制御手段160により、コンバイン1が矢印F9の終点Q9に到達していないと判断された場合には(ステップS4、No)、すなわち、コンバイン1が終点Q1〜Q8のうちのいずれかの位置に存在している場合には、ステップS5に移行する。
走行制御手段160により、コンバイン1が矢印F9の終点Q9に到達していると判断された場合には(ステップS4、Yes)、ステップS7に移行する。
ステップS5において、走行制御手段160は、貯留量検出手段140から信号を受信して、グレンタンク15内に貯留されている穀粒の量が前記所定の許容量Yαに到達しているか否かを確認する。
走行制御手段160により、グレンタンク15内に貯留されている穀粒の量が前記所定の許容量Yαに到達していないことが確認された場合には(ステップS5、No)、ステップS2に移行する。そして、矢印Fnの変数nが1増加した状態で、上記ステップS2が実施されることとなる。すなわち、走行制御手段160は、コンバイン1を矢印Fnの終点Qnで停止させた状態から、コンバイン1の向き(走行方向)を左回り方向に90°変更して、矢印Fn+1の始点Pn+1からコンバイン1の直進走行、及び収穫作業を再開させる。なお、コンバイン1が、矢印Fnの終点Qnから、矢印Fn+1の始点Pn+1に移動するときの、コンバイン1の走行コースについては特に限定されない。
走行制御手段160により、グレンタンク15内に貯留されている穀粒の量が前記所定の許容量Yαに到達していることが確認された場合には(ステップS5、Yes)、ステップS6に移行する。
ステップS6において、排出手段180により穀粒の排出作業が行われる。
排出手段180は以下の手順((6−1)〜(6−5))で穀粒の排出作業を行う。
(6−1)排出手段180の排出用走行コース生成部183が、コンバイン1の穀粒排出作業用の走行コースRを生成する(図8(a)〜図9(b)参照)。図8(a)は、矢印Fnのn=1のときに、排出用走行コース生成部183により生成される走行コースRを示している。すなわち、コンバイン1が矢印F1の終端Q1に到達した時点で、グレンタンク15内に貯留されている穀粒の量が前記所定の許容量Yαに到達していたときに、排出用走行コース生成部183により生成される走行コースRを示している。図8(b)は、矢印Fnのn=2のときに、排出用走行コース生成部183により生成される走行コースRを示している。すなわち、コンバイン1が矢印F2の終端Q2に到達した時点で、グレンタンク15内に貯留されている穀粒の量が前記所定の許容量Yαに到達していたときに、排出用走行コース生成部183により生成される走行コースRを示している。図9(a)は、矢印Fnのn=3のときに、排出用走行コース生成部183により生成される走行コースRを示している。すなわち、コンバイン1が矢印F3の終端Q3に到達した時点で、グレンタンク15内に貯留されている穀粒の量が前記所定の許容量Yαに到達していたときに、排出用走行コース生成部183により生成される走行コースRを示している。図9(b)は、矢印Fnのn=4のときに、排出用走行コース生成部183により生成される走行コースRを示している。すなわち、コンバイン1が矢印F4の終端Q4に到達した時点で、グレンタンク15内に貯留されている穀粒の量が前記所定の許容量Yαに到達していたときに、排出用走行コース生成部183により生成される走行コースRを示している。この走行コースRは、コンバイン1の後進を含んだコースとなっている。図8(a)〜図9(b)に示すように、走行コースRは、コンバイン1の収穫作業が停止された位置から、排出領域133の近傍に向かって形成される。走行コースRは、作業領域131の近傍において、排出領域133に平行に延びる平行部Raを有する。平行部Raと排出領域133との間隔Dは、排出オーガ17の排出口17aの可動半径よりも小さくなるように構成される。図8(a)及び図8(b)に示すように、走行コースRは、作業領域131の外側において、作業領域131の外周に沿うように形成される。これにより、コンバイン1が走行コースR上を走行される場合で、平行部Raに向かって走行されるときに、収穫作業が行われていない作業領域131内にコンバイン1が進入することを防げると共に、コンバイン1の走行距離の増加を抑えることができる。従って、穀粒の排出作業を効率的に行うことが可能となる。
(6−2)走行制御部186は、位置検出部181により検出されるコンバイン1の位置に関する情報に基づいて、コンバイン1を走行コースRに沿うように走行させる(図8(a)〜図9(b)参照)。走行制御部186は、コンバイン1が走行コースRのRa上を走行しているときに、方位検出部182により検出されるコンバイン1の向きに関する情報に基づいて、コンバイン1の向きをRaの延びる方向に合わせる。これは、コンバイン1が搬送車50の側方を通過するときに、コンバイン1の側部に設けられている撮像部184と、容器51の側部に設けられているマーカー185とが互いに対向して、撮像部184の撮像画像内にマーカー185が写り込むようにするようにするためである(図8(a)〜図9(b)参照)。
(6−3)コンバイン1が走行コースRのRa上を走行しているときに、走行制御部186は、撮像部184により撮像された画像のデータを取得して、そして、当該画像内のマーカー185を特定する。
(6−3)走行制御部186は、撮像部184の画像内のマーカー185を特定すると、公知の画像処理解析技術を用いて、コンバイン1とマーカー185の位置関係を把握する。走行制御部186は、撮像部184により撮像されたマーカー185の画像と、予め記憶されているマーカー185の形状・サイズ等に関する情報と、を比較することで、コンバイン1とマーカー185との位置関係を把握する。
(6−4)走行制御部186は、コンバイン1がマーカー185に対して所定の位置まで到達したと判断したときには、コンバイン1を停止させる。前記所定の位置は、コンバイン1が容器51内に、穀粒を排出可能な位置である。すなわち、コンバイン1の排出オーガ17の排出口17aを、容器51の上方まで到達させることができる位置である。前記所定の位置は、排出オーガ17の関節の可動範囲等を考慮して、予め決定されている。
(6−5)排出オーガ制御部187は、排出オーガ17の関節を動かして、排出口17aを容器51の上方に存在する目標位置Oまで移動させる。前記目標位置Oは、マーカー185との位置関係で相対的に決定され、前記目標位置Oに関する情報は予め排出オーガ制御部187に記憶されている。排出オーガ制御部187には、例えば、マーカー185から右方向にmメートル、上方向にnメートル離れた位置を前記目標位置Oに設定する旨の情報が記憶されている(図6(a)及び図6(b)参照)。排出オーガ制御部187は、排出口17aを前記目標位置Oまで移動させた後、前記オーガクラッチを入状態にして、排出オーガ17の排出口17aから穀粒Kを排出させる(図10(a)及び図10(b)参照)。これにより、コンバイン1から容器51内に穀粒が排出される。
以上のように、グレンタンク15内に貯留されている穀粒の量が前記所定の許容量Yαに到達していることが確認された場合に、排出手段180により穀粒の排出作業が行われるように構成することで、コンバイン1が収穫作業を行いながら走行している最中に、グレンタンク15内に貯留されている穀粒の量が、グレンタンク15の容量Yを超えてしまうことを防ぐことが可能である。
ステップS6が終了すると、ステップS1に移行する。
ステップS1において、走行コース生成手段150は、作業領域131内における、コンバイン1が未走行の直進走行領域を新たな作業領域134・135とみなして、新たな作業領域134・135に対してコンバイン1の収穫作業用の走行コースを生成する(図11(a)及び図11(b)参照)。そして、新たな作業領域134・135に対して、上記ステップS2以降の工程が実施されていく。図11(a)は、Fnのn=1の場合で、排出手段180により穀粒の排出作業が行われた後に(図8(a)参照)、走行コース生成手段150が、新たな作業領域134に対して生成した走行コース(矢印F1〜F7)を示している。図11(b)は、Fnのn=2の場合で、排出手段180により穀粒の排出作業が行われた後に(図8(b)参照)、走行コース生成手段150が、新たな作業領域135に対して生成した走行コース(矢印F1〜F7)を示している。
新たな作業領域とは、作業領域131内において、コンバイン1が矢印Fn上を直進走行しながら、刈幅Wで収穫作業を行った場合で、上記ステップS6に示す穀粒の排出作業が行われたときに、コンバイン1が未走行であるため、収穫作業が行われていないと判断される領域である。前記新たな作業領域の形状に関しては、コンバイン1の直進走行が、どの終点Qn(1≦n≦8)で中断された場合であっても、矩形状になる。これにより、走行コース生成手段150は、前記新たな作業領域に対して走行コースを生成するときに、作業領域131に対するときと同様のルールで生成することが可能となる(図5、図11(a)及び図11(b)参照)。これにより、合理的に走行コースを生成することが可能となる。
図11(a)及び図11(b)は、走行コース生成手段150により、新たな作業領域134・135に対して生成された走行コース(矢印F1〜F7)を示している。図11(a)及び図11(b)に示すように、コンバイン1の進入位置P1、すなわち、矢印F1の始点P1は、作業領域131に対するときと同様に、排出領域133に対向する、作業領域134・135の境界辺134a・135a上に設けられる。これにより、排出手段180による穀粒の排出作業の終了時のコンバイン1の位置と、新たな作業領域134・135の始点P1と、の距離が離れすぎることを抑制できる。従って、排出手段180による穀粒の排出作業の終了後、新たな作業領域134・135に対して収穫作業が再開されるときに、スムーズに収穫作業を再開することが可能となる。
ステップS7において、コンバイン1が矢印F9の終点Q9に到達すると、排出手段180により穀粒の排出作業が行われる。排出手段180により穀粒の排出作業が行われるときの手順については、上記(6−1)〜(6−5)に記載されているので、詳細な説明は省略する。ステップS7の穀粒の排出作業が終了することで、作業領域131に対する収穫作業が終了する。
以上のように、農作物収穫装置100においては、走行コース生成手段150によりコンバイン1の走行コースが生成されて、走行制御手段160により前記走行コースを通るようにコンバイン1が走行されるので、農作物の収穫作業の際に、作業者が感覚に頼ってコンバイン1を走行させる必要がなくなる。これによって、作業者の熟練度による作業時間のばらつきを抑えられ、作業性を向上させることが可能となる。また、農作物収穫装置100においては、作業者が記憶手段130に作業領域131の位置情報を記憶しておくことで、走行コース生成手段150によりコンバイン1の走行コースが生成されるので、コンバイン1の走行コースを生成するための手間を低減できる。
なお、走行型収穫機に関しては、本実施形態のコンバイン1に限定されない。走行型収穫機は、他の種類の農作物(例えば、人参、じゃがいも等)を収穫して貯留することが可能なものであってもよい。
1 コンバイン
100 農作物収穫装置
110 位置検出手段
130 記憶手段
131 作業領域
150 走行コース生成手段
160 走行制御手段
170 収穫制御手段

Claims (7)

  1. 農作物を収穫して貯留することが可能であり、かつ排出オーガを備える走行型収穫機の位置を検出する位置検出手段と、
    矩形状の圃場と一致又は略一致するように矩形状に形成された作業領域の位置情報及び排出領域の位置情報を記憶した記憶手段と、
    前記作業領域内にて、渦巻き状に外周側から内側に農作物が収穫されていくように前記走行型収穫機の収穫作業用走行コースを生成する収穫作業用走行コース生成手段と、
    前記作業領域外にて、前記走行型収穫機の排出作業用走行コースを生成する排出作業用走行コース生成手段と、
    前記位置検出手段により検出される前記走行型収穫機の位置に関する情報に基づいて、前記収穫作業用走行コース生成手段により生成された前記収穫作業用走行コース又は前記排出作業用走行コース生成手段により生成された前記排出作業用走行コースを通るように前記走行型収穫機を走行させる走行制御手段と、
    前記走行制御手段により前記走行型収穫機が前記収穫作業用走行コースを走行しているときに、前記走行型収穫機に農作物を収穫するための動作を行わせる収穫制御手段と、
    前記走行型収穫機に貯留されている農作物の量が所定の許容量に到達しているか否かを検出する貯留量検出手段とを備え、
    前記収穫作業用走行コース生成手段は、前記走行型収穫機が前記作業領域の四つの境界辺のいずれかと平行になるように直進走行する動作、及び、所定の停止位置で停止する動作を順に所定回数だけ繰り返し行い、前記走行型収穫機が前記所定の停止位置で停止した後、前記直進走行を再開するときには、前記所定の停止位置に対して所定の位置関係を有する位置から走行方向を所定方向に90°変更した状態で再開するように前記収穫作業用走行コースを生成し、
    前記走行制御手段は、前記走行型収穫機を前記所定の停止位置で停止させたときには、前記貯留量検出手段から信号を受信して、前記走行型収穫機に貯留されている農作物の量が前記所定の許容量に到達しているか否かを確認し、
    前記排出作業用走行コース生成手段は、前記走行制御手段により前記走行型収穫機に貯留されている農作物の量が前記所定の許容量に到達していることが確認されたときには、前記走行型収穫機が停止された位置から排出領域に向かうように前記排出作業用走行コースを生成し、
    前記排出作業用走行コースは、前記排出領域との間隔が前記排出オーガの排出口の可動半径よりも小さくなるように構成されて前記排出領域に向かって作業領域の外周に平行に延びる平行部を有する
    ことを特徴とする農作物収獲装置。
  2. 前記排出作業用走行コースは、前記走行型収穫機が停止された位置から前記平行部に向かって前記作業領域の外側において前記作業領域の外周に沿うように形成されるコースを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の農作物収獲装置。
  3. 前記排出作業用コース生成手段は、前記走行型収穫機が停止された位置と前記排出領域の位置関係に応じて、前記走行型収穫機を後進させるコースを含んだ前記排出作業用走行コースを生成する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の農作物収獲装置。
  4. 前記排出作業用コース生成手段は、前記排出領域が前記作業領域の四つの境界辺の内、特定の境界辺の近傍に設定されており、かつ前記走行型収穫機が前記特定の境界辺に平行に直進走行して停止された場合には、前記排出作業用走行コースを生成するときに、前記走行型収穫機を後進させるコースを含んだ前記排出作業用走行コースを生成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の農作物収獲装置。
  5. 前記収穫作業用走行コース生成手段は、前記走行型収穫機が前記作業領域内に進入するときの進入位置を、前記排出領域に対向する、前記作業領域の境界辺上に設ける
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の農作物収穫装置。
  6. 前記収穫作業用走行コース生成手段は、前記排出手段により前記走行型収穫機に貯留されている農作物が前記所定の排出領域に配置されている容器内へ排出された場合には、前記作業領域内における、前記走行型収穫機が未走行の直進走行領域を新たな作業領域とみなして、前記新たな作業領域に対して前記収穫作業用走行コースを生成する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の農作物収穫装置。
  7. 前記走行制御手段は、前記走行型収穫機に貯留されている農作物の量が前記所定の許容値に到達していないことを確認した場合には、前記走行型収穫機の前記直進走行を再開する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の農作物収穫装置。
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