JP6343917B2 - プロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源と、光源から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置で変調した光を投写する投写光学系とを備え、スクリーン等の投写面に画像を投写するプロジェクターが知られている。近年、光源の高輝度化が求められ、光変調装置等の光学素子は、より高温に発熱するため、これらの光学素子を効率良く冷却するためのプロジェクターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、液冷装置および冷却ファンを備えている。液冷装置は、光学素子保持部、液体圧送部、受熱ジャケット、供給タンク、複数の液体循環部材、および熱電変換ユニットを備えている。熱電変換ユニットは、熱電変換素子(ペルチェ素子)および放熱側伝熱部材(ヒートシンク)を有し、受熱ジャケットは、ペルチェ素子に接続され、ペルチェ素子は、ヒートシンクに接続されている。そして、ヒートシンクは、ペルチェ素子側から見て、ペルチェ素子の両側に飛び出るようにペルチェ素子より大きく形成されている。
そして、光変調装置で生じた熱は、光学素子保持部を介して冷却液体に伝達され、この冷却液体は、液体循環部材を介して受熱ジャケットに流動し、受熱ジャケット内を流動する際、受熱ジャケットに熱を伝達する。受熱ジャケットに伝達された熱は、ペルチェ素子、放熱側伝熱部材への熱伝達経路をたどり、放熱側伝熱部材のフィン部材を介して、冷却ファンから吐出される空気により放熱される。受熱ジャケット内の冷却液体は、熱電変換ユニットにより熱が放熱されることにより冷却され、液体循環部材等を介して光学素子保持部に流動して光変調装置を冷却する。
特開2010−250042号公報
しかしながら、特許文献1に記載の熱電変換ユニットでは、受熱ジャケットが受熱した熱をヒートシンクの両側まで効率良く伝えきれないことが考えられ、冷却液体を所望の温度に冷却することが難しい恐れがある。また、さらにヒートシンクを大きくすることは、ヒートシンク全体に熱を伝える手段としては非効率で、冷却装置が大型化するという課題があり、冷却ファンの風速を上げると騒音が増加するという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光を投写するプロジェクターであって、当該プロジェクター内部の光学素子を冷却する冷却装置を備え、前記冷却装置は、前記光学素子の熱を受熱する受熱部と、前記受熱部の熱を吸熱する吸熱部、および前記吸熱部が熱を吸熱することにより発熱する発熱部を有する熱電変換素子と、前記発熱部に熱伝導可能に配置されるヒートシンクと、内部に作動液を収容し、前記発熱部の熱を受熱して前記作動液が還流することにより熱移動が行われるヒートパイプと、を備え、前記ヒートシンクは、前記熱電変換素子側から見て、前記熱電変換素子に重なる積層部、および前記熱電変換素子から飛び出す突出部を有し、前記ヒートパイプは、前記熱電変換素子と前記積層部との間に位置する内装部、および前記突出部に沿って延出する延出部を有することを特徴とする。
ヒートパイプは、管状の部材の内部に作動液が封入された構成を有し、この作動液が蒸発部で蒸発してその蒸気が凝縮部に移動し、凝縮部で液体に凝縮されて蒸発部に還流することで熱移動が行われる。
この構成によれば、ヒートシンクは、積層部および突出部を有し、熱電変換素子より大きく形成されている。そして、ヒートパイプは、上述したように、熱電変換素子とヒートシンクの積層部との間に位置する内装部、および突出部に沿って延出する延出部を有している。すなわち、熱電変換素子の発熱部が発する熱は、積層部および内装部に伝わることとなる。
これによって、ヒートパイプにおいて、内装部を蒸発部とし、延出部を凝縮部として構成することができるので、このヒートパイプによって、熱電変換素子から伝わる熱をヒートシンクの突出部に充分伝えることが可能となる。よって、ヒートパイプを備えない構成においては、ヒートシンクにおける積層部から突出部に充分伝えることができなかった熱をヒートパイプによって効率良く突出部に伝えることができる。よって、熱電変換素子より大きなヒートシンクを形成しても、ヒートシンクの能力を充分に発揮させて受熱部の熱を放熱させ、光学素子を効率良く冷却することが可能となる。したがって、長期に亘って画質の良好な画像を投写できるプロジェクターの提供が可能となる。
また、プロジェクターがヒートシンクを放熱するための冷却ファンを備える構成においては、小型の冷却ファンを用いることや冷却ファンの低電力駆動が可能となるので、プロジェクターの大型化の抑制や、低騒音化が可能となる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記冷却装置は、並設される複数の前記熱電変換素子を備え、前記突出部は、前記複数の熱電変換素子の並設方向に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、熱電変換素子は、複数設けられ、ヒートシンクの突出部は、複数の熱電変換素子の並設方向に設けられている。これによって、1つの熱電変換素子を用いて構成する場合に比べ、サイズが小さな熱電変換素子を用いても所望の熱電変換能力を発揮させることができるので、並設方向と直交する方向がプロジェクターの厚み方向に沿うように構成することで、プロジェクターの厚みの増加を抑制して光学素子を効率良く冷却することが可能となる。
また、必要とされる冷却能力が異なるプロジェクターに対応してこの熱電変換素子の数を設定することができるので、大きさの異なる熱電変換素子を新たに製造することなく、この熱電変換素子を共通化して多種のプロジェクターに搭載可能なものとすることができる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記冷却装置は、前記受熱部と前記複数の熱電変換素子との間に配置され、前記受熱部の熱を前記複数の熱電変換素子の前記吸熱部に伝導させる熱伝導部材をさらに備え、前記熱伝導部材は、前記受熱部側から見て、前記複数の熱電変換素子を覆う大きさを有していることが好ましい。
この構成によれば、受熱部側から見て、受熱部が複数の熱電変換素子と部分的に重なるように、受熱部のサイズが小さい構成であっても、1つの受熱部でこの受熱部からの熱を熱伝導部材を介して複数の熱電変換素子の吸熱部全てに伝えることができる。これによって、熱電変換素子の能力を充分発揮させて受熱部からの熱を効率良く吸熱部で吸熱させ、発熱部で発熱させることが可能となる。
また、冷却装置の必要とされる冷却能力が異なるプロジェクターに対応してこの熱電変換素子の数を設定し、その複数の熱電変換素子に合ったサイズの熱伝導部材を用いれば、サイズの大きな受熱部を新たに製造することなく、光学素子を効率良く冷却できるプロジェクターが可能となる。よって、構造が複雑で高価な受熱部を多種のプロジェクターに搭載できる共通の部材として構成することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記ヒートシンクにおける前記突出部は、前記積層部の一方の側に位置する第1の突出部、および前記積層部の他方の側に位置する第2の突出部を有し、前記ヒートパイプにおける前記延出部は、前記第1の突出部に沿う第1の延出部、および前記第2の突出部に沿う第2の延出部を有することが好ましい。
この構成によれば、ヒートシンクは、積層部の両側に突出部(第1の突出部、および第2の突出部)が設けられ、ヒートパイプは、この両側の突出部にそれぞれ沿う延出部(第1の延出部、および第2の延出部)を有している。これによって、熱電変換素子から積層部に伝わる熱を、積層部の両側に拡散させると共に、熱電変換素子からヒートパイプの内装部に伝わる熱を延出部から積層部の両側の突出部に伝えることができる。よって、ヒートシンクの能力をより効率的に発揮させて受熱部の熱を放熱させ、光学素子を効率良く冷却することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記冷却装置は、前記第1の突出部の前記熱電変換素子からの飛び出し量が、前記第2の突出部の前記熱電変換素子からの飛び出し量より小さく構成され、前記第1の突出部側から前記ヒートシンクに冷却空気を送風する冷却ファンをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、熱電変換素子からの飛び出し量が小さい側(第1の突出部側)から大きい側(第2の突出部側)に向けて冷却空気が送風される。これによって、ヒートシンクにおいて、熱電変換素子から熱が伝わる積層部に近い側、すなわちヒートシンクにおける温度が高くなる部位に近い側から冷却空気をヒートシンクに送風するので、ヒートシンクをより効率良く放熱させることが可能となる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記ヒートパイプは、毛細管力によって前記作動液を移動させる毛細管状の流路を有することが好ましい。
この構成によれば、ヒートパイプは、毛細管力によって作動液を移動させる構成なので、内装部(蒸発部)が延出部(凝縮部)の上方に位置する姿勢であっても、内装部(蒸発部)から延出部(凝縮部)に熱を移動させることができる。よって、プロジェクターは、横長の画像を投写する横置き姿勢はもとより、様々な姿勢、例えば、横置き姿勢から90°回転されて縦長の画像を投写する縦置き姿勢や、横長の画像や縦長の画像を上方や下方に投写する姿勢であっても、光学素子を安定して冷却し、光学素子の劣化を抑制して画像の投写が可能となる。
[適用例7]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記受熱部は、内部に冷却液体が流通する流路を有し、前記冷却装置は、内部に前記冷却液体が流通する流路を有し、前記光学素子を保持する光学素子保持部と、前記冷却液体を吸入および圧送する液体圧送部と、内部に前記冷却液体を貯留する供給タンクと、前記光学素子保持部、前記液体圧送部、前記供給タンク、および前記受熱部に前記冷却液体が環状に流通するように、前記光学素子保持部、前記液体圧送部、前記供給タンク、および前記受熱部を接続する管状部材と、をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、冷却装置には、液体圧送部、供給タンク、受熱部、光学素子保持部および管状部材で構成され、冷却液体が流通する環状の流路が形成されている。
これによって、光源からの光によって、光学素子で発生した熱を冷却液体を介して受熱部に伝導させることができる。そして、冷却装置は、上述したように、熱電変換素子およびヒートパイプによって受熱部の熱をヒートシンクに効率良く伝導させるので、冷却液体を効率良く冷却することができる。よって、受熱部で冷却した冷却液体が流通する光学素子保持部の冷却、ひいては光学素子の効率的な冷却が可能となる。
第1実施形態のプロジェクターの主な構成を示す模式図。 第1実施形態における冷却装置の主な構成を示すブロック図。 第1実施形態における熱交換ユニットの斜視図。 第1実施形態における熱交換ユニットの分解図。 第1実施形態における熱交換ユニットの断面図。 第1実施形態における熱交換ユニットの平面図。 第2実施形態における熱交換ユニットの斜視図。 第2実施形態における熱交換ユニットの分解図。 第2実施形態における熱交換ユニットの断面図。 変形例における熱交換ユニットの模式図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン等の投写面に拡大投写する。
〔プロジェクターの主な構成〕
図1は、本実施形態のプロジェクター1の主な構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源311を有する光学ユニット3、および冷却装置4を備えている。なお、図示は省略するが、外装筐体2の内部には、さらに、光源311や制御部に電力を供給する電源装置等が配置されている。なお、図1において、冷却装置4については、一部を示している。また、以下では、説明の便宜上、プロジェクター1にて変調された光の射出方向を+Y方向(前方向)、壁等に設置された投写面に横長の画像を投写する横置き姿勢におけるプロジェクター1の上側を+Z側、横置き姿勢におけるプロジェクター1を後方から見た右側を+X方向として記載する。
外装筐体2は、詳細な説明は省略するが、複数の部材が組み合わされて構成され、変調された光が通過する開口部、外気を取り込む吸気口や内部の空気が排出される排気口が設けられている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御や冷却装置4の動作に関わる制御等を行う。
光学ユニット3は、光源311から射出された光を制御部による制御の下、画像情報に応じて変調し、変調した光を投写面に投写する。
光学ユニット3は、図1に示すように、一対の光源装置31A,31B、反射ミラー31C、照明光学装置32、色分離光学装置33、光変調装置を有する光学装置34、投写光学装置としての投写レンズ35、およびこれら各部材31A,31B、32〜34を内部に収納する光学部品用筐体36を備える。
一対の光源装置31A,31Bは、同様の構成を有し、放電型の光源311およびリフレクター312を備える。そして、一対の光源装置31A,31Bは、反射ミラー31Cに向けて光束を射出するように反射ミラー31Cを挟んで対向配置されている。そして、一対の光源装置31A,31Bから射出された光束は、反射ミラー31Cにより、光学部品用筐体36内部に設定された照明光軸Axに沿って反射され、照明光学装置32に照射される。
照明光学装置32は、レンズアレイ321,322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備える。レンズアレイ321,322、および重畳レンズ324は、光源装置31A,31Bから射出された光を光変調装置の表面で略均一化させる。偏光変換素子323は、レンズアレイ322から射出されたランダム光を光変調装置で利用可能な第1の直線偏光光に揃える。
色分離光学装置33は、ダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333〜336を備え、照明光学装置32から射出された光を赤色光(R光)、緑色光(G光)、および青色光(B光)に分離する。
光学装置34は、光変調装置としての3つの液晶パネル341(R光用の液晶パネルを341R、G光用の液晶パネルを341G、B光用の液晶パネルを341Bとする)、各液晶パネル341の光入射側、光射出側にそれぞれ配置された入射側偏光板342、射出側偏光板343、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム344を備える。
液晶パネル341は、図示しない複数の微小画素がマトリックス状に設けられた矩形状の画像形成領域を有し、各画素が画像情報に応じた光透過率に設定される。色分離光学装置33で分離された各色光は、各液晶パネル341にて画像情報に応じてそれぞれ変調され、クロスダイクロイックプリズム344にて合成され、投写レンズ35にてスクリーン等(図示略)に投写される。
冷却装置4は、環状の流路に沿ってプロピレングリコール等の冷却液体を循環させることにより、光学素子としての液晶パネル341を冷却する装置である。なお、詳細な説明は省略するが、プロジェクター1内には、液晶パネル341以外の光学部品や、電源装置等を冷却するためのファンや、ダクト等が配置されている。
図2は、冷却装置4の主な構成を示すブロック図である。
冷却装置4は、図2に示すように、3つの光学素子保持部41、液体圧送部42、供給タンク43、熱交換ユニット5、複数の管状部材45、および冷却ファン46を備えている。
3つの光学素子保持部41は、詳細な図示は省略するが、液晶パネル341R,341G,341Bをそれぞれ保持すると共に、内部に冷却液体が流動する流路が設けられている。液晶パネル341R用の光学素子保持部41を41R、液晶パネル341G用の光学素子保持部41を41G、液晶パネル341B用の光学素子保持部41を41Bとする。
液体圧送部42は、冷却液体を吸入および圧送するポンプであり、環状の流路に沿って冷却液体を循環させる。この液体圧送部42には、冷却液体を吸入する吸入口、冷却液体を圧送する流出口が設けられている。
供給タンク43は、アルミニウム等の熱伝導率が高い部材で略直方体状に形成され、内部に冷却液体を貯留し、環状の流路に流通する冷却液体を供給する。
供給タンク43には、内部に冷却液体を注入するための注入口、冷却液体が流入する流入口、および冷却液体が流出する流出口が設けられている。すなわち、供給タンク43には、冷却装置4が組み立てられた後、注入口から冷却液体が注入される。
管状部材45は、柔軟性を有する部材で形成され、図2に示すように、光学素子保持部41B〜光学素子保持部41G〜光学素子保持部41R〜液体圧送部42〜供給タンク43〜後述する受熱部51〜光学素子保持部41Bに冷却液体が環状に流通するように、それぞれの部材の間を接続する。
熱交換ユニット5は、後で詳細に説明するが、受熱部51、熱電変換素子としてのペルチェ素子52やヒートシンク53等を備えている。熱交換ユニット5は、光源311からの光が照射されることによって発熱する液晶パネル341の熱を光学素子保持部41および冷却液体を介して受熱部51が受熱し、ペルチェ素子52等を介してヒートシンク53に伝導させる。
冷却ファン46は、シロッコファンで構成され、熱交換ユニット5のヒートシンク53に冷却空気を送風し、発熱したヒートシンク53の熱を放熱させる。
〔熱交換ユニットの構成〕
ここで、熱交換ユニット5について詳細に説明する。
図3は、熱交換ユニット5の斜視図であり、(a)は、後方斜めから見た図、(b)は前方斜めから見た図である。図4は、熱交換ユニット5の分解図であり、(a)は、後方斜めから見た図、(b)は前方斜めから見た図である。図5は、熱交換ユニット5の断面図である。
熱交換ユニット5は、図3、図4に示すように、受熱部51、2つのペルチェ素子52、ヒートシンク53に加え、熱伝導部材54、固定枠55、支持部材56、およびヒートパイプ57を備えている。
熱交換ユニット5は、図5に示すように、受熱部51、熱伝導部材54、ペルチェ素子52、支持部材56に固定されたヒートパイプ57、およびヒートシンク53が積層された構成を有している。
受熱部51は、略直方体状の外形の内部に冷却液体が流通する複数の微細な流路(図示省略)、およびこの流路に連通する流入口511、流出口512(図3(a)参照)を備え、いわゆるマイクロチャンネル等の熱交換器の構造を有している。そして、受熱部51は、流入口511から流入し、微細な流路を流れる冷却液体から熱を受熱する。微細な流路を流れた冷却液体は、流出口512から流出する。
また、図4(b)に示すように、受熱部51の四隅には、ネジSC(図3(b)参照)が螺合されるネジ溝51Sが形成されている。
熱伝導部材54は、アルミニウム等で板状に形成され、受熱部51と2つのペルチェ素子52との間に配置され、受熱部51の熱を2つのペルチェ素子52に伝導させる。また、熱伝導部材54は、図3(a)に示すように、平面視長方形状の形状を有し、短手方向の大きさが受熱部51の大きさと同程度に形成され、長手方向における大きさが受熱部51の大きさより大きく形成されている。そして、受熱部51は、熱伝導部材54の長手方向の略中央に配置される。
また、図4(b)に示すように、熱伝導部材54には、受熱部51のネジ溝51Sに対応する位置にネジSC(図3(b)参照)が挿通される挿通孔541が形成されている。
2つのペルチェ素子52は、同様の構成、同一のサイズを有している。
ペルチェ素子52は、具体的な図示は省略するが、p型半導体とn型半導体とが金属片で接合されたPN接合を複数有し、一方の側に吸熱部52a、他方の側に発熱部52bが設けられている。2つのペルチェ素子52は、吸熱部52aが熱伝導部材54に熱伝導可能に、熱伝導部材54の長手方向に沿って並設される。そして、ペルチェ素子52は、電力が供給されると、熱伝導部材54を介して受熱部51の熱を吸熱部52aで吸熱し、発熱部52bで発熱する。なお、ペルチェ素子52には、図3(a)に示すように、ケーブルCA、コネクターCNが接続されており、このケーブルCA、コネクターCNを介して電源装置から電力が供給される。
図6は、熱交換ユニット5の平面図であり、(a)は、受熱部51、熱伝導部材54および2つのペルチェ素子52の位置関係を示す図、(b)は、2つのペルチェ素子52、ヒートパイプ57、およびヒートシンク53の位置関係を示す図である。
ペルチェ素子52は、略直方体状に形成され、平面サイズは、縦横ともに受熱部51の平面サイズより小さい形状を有している。そして、並設された2つのペルチェ素子52は、図6(a)に示すように、熱伝導部材54の短手方向(Z方向)において、受熱部51の略中央に配置され、熱伝導部材54の長手方向(Y方向)において、受熱部51から一部が飛び出るように配置される。
一方、熱伝導部材54は、図6(a)に示すように、並設された2つのペルチェ素子52を覆う形状を有し、2つのペルチェ素子52は、熱伝導部材54の略中央に配置される。
このように、受熱部51には、熱伝導部材54が熱伝導可能に配置され、熱伝導部材54には2つのペルチェ素子52が熱伝導可能に配置される。そして、受熱部51の熱は、熱伝導部材54を介して、2つのペルチェ素子52に伝導する。
また、熱伝導部材54を備えない構成においては、並設された2つのペルチェ素子52が受熱部51から飛び出すことにより、ペルチェ素子52の吸熱部52aの一部は、受熱部51からの熱を吸熱する機能を充分発揮できないが、熱伝導部材54を介することによって、ペルチェ素子52の吸熱部52a全てを使って受熱部51からの熱を吸熱することができる。
固定枠55は、合成樹脂等で形成されており、2つのペルチェ素子52を保持する機能、および支持部材56、ヒートシンク53を位置決めする機能を有している。
固定枠55は、図4に示すように、平面視長方形状に形成され、長手方向の大きさが熱伝導部材54の長手方向の大きさより大きく形成されており、中央部には、2つのペルチェ素子52が配置される開口部551が設けられている。2つのペルチェ素子52は、吸熱部52aおよび発熱部52bが固定枠55から露出し、外縁部と開口部551の周縁部との間にシール剤が注入されて固定枠55に保持される。
また、固定枠55には、図4(b)に示すように、支持部材56を位置決めするために支持部材56側に起立するリブ552,553、支持部材56およびヒートシンク53を位置決めするための円柱状の突起554が設けられている。また、固定枠55には、受熱部51のネジ溝51Sに対応する位置にネジSC(図3(b)参照)が挿通される挿通孔555が形成されている。
支持部材56は、2つのペルチェ素子52とヒートシンク53との間に配置される部材であり、2つのペルチェ素子52の発熱部52bの熱をヒートシンク53、ヒートパイプ57に伝える機能、およびヒートパイプ57を支持する機能を有している。
支持部材56は、アルミニウム等の熱伝導性部材で平面視長方形の板状に形成されており、長手方向が固定枠55の長手方向と略同じ大きさの形状を有し、固定枠55のリブ552,553間に配置される。
そして、図4(b)に示すように、支持部材56のヒートシンク53側の面には、短手方向において中央部となり、長手方向に延出する凹部561が設けられている。凹部561は、ヒートパイプ57が嵌合される大きさに形成されている。
また、支持部材56には、図4(b)に示すように、受熱部51のネジ溝51Sに対応する位置にネジSC(図3(b)参照)が挿通される挿通孔562、固定枠55の突起554が挿通される位置決め孔563が設けられている。
ヒートパイプ57は、銅等の管状の部材に作動液が収容された構成を有し、支持部材56を介してペルチェ素子52の発熱部52bの熱を受熱することによる作動液の蒸発、および凝縮によって熱移動を行う。また、ヒートパイプ57は、内部に焼結金属等で形成された毛細管状の流路を有し、毛細管力によって作動液を移動させる。
本実施形態のヒートパイプ57は、図4(b)に示すように、略直線に沿って延出する形状を有し、支持部材56の凹部561に配置される。
ヒートパイプ57は、図5に示すように、凹部561に配置された状態で、ヒートシンク53側の面が支持部材56のヒートシンク53側の面と略面一となるように形成されている。そして、ヒートパイプ57が取り付けられた支持部材56とヒートシンク53とが組み合わされた際に、支持部材56とヒートシンク53、およびヒートパイプ57とヒートシンク53とが良好に熱伝導する。
ヒートシンク53は、アルミニウム等で形成され、図3、図4に示すように、板状のベース部531、およびベース部531の一方の面から突出する複数のフィン532を有している。
ベース部531は、支持部材56の平面形状と同等の平面形状を有し、ヒートパイプ57が支持された支持部材56に重ねられ、支持部材56およびヒートパイプ57に熱伝導可能に配置される。すなわち、ヒートシンク53は、支持部材56を介してペルチェ素子52の発熱部52bに熱伝導可能に配置される。
ベース部531および支持部材56は、図6(b)に示すように、短手方向がペルチェ素子52を覆う大きさに形成されており、2つのペルチェ素子52は、ベース部531および支持部材56に対し、長手方向の略中央に配置される。
そして、ヒートシンク53は、図6(b)に示すように、ペルチェ素子52側から見て、2つのペルチェ素子52に重なる積層部53A、および2つのペルチェ素子52の並設方向に設けられた第1の突出部53B、第2の突出部53Cを有している。第1の突出部53Bは、積層部53Aの前方(+Y方向)に設けられ、第2の突出部53Cは、積層部53Aの後方(−Y方向)に設けられている。第1の突出部53Bおよび第2の突出部53Cは、ペルチェ素子52側から見て、ペルチェ素子52からそれぞれ飛び出すこととなり、それぞれのペルチェ素子52からの飛び出し量(ヒートシンク53の長手方向(Y方向)における長さ)は、略同等になっている。
また、ベース部531には、図4(b)に示すように、受熱部51のネジ溝51Sに対応する位置にネジSC(図3(b)参照)が挿通される挿通孔5311、固定枠55の突起554が挿通される位置決め孔5312が設けられている。
複数のフィン532は、連続的に薄板状に切り起こされることによってベース部531と一体的に形成されており、ベース部531の長手方向に沿って断続的に延出している。また、複数のフィン532は、ヒートパイプ57の延出方向に沿って延出することとなる。
ヒートパイプ57は、図6(b)に示すように、ペルチェ素子52側から見て、中央の部位が2つのペルチェ素子52に重なるように配置される。具体的に、ヒートパイプ57は、2つのペルチェ素子52と、ヒートシンク53の積層部53Aとの間に熱伝導可能に位置する内装部57A、および第1の突出部53B、第2の突出部53Cそれぞれに沿って延出する第1の延出部57B、第2の延出部57Cを有する。
第1の突出部53B、第2の突出部53Cがヒートシンク53の長手方向において略同等の長さを有していると同様に、第1の延出部57Bの長さと、第2の延出部57Cの長さも略同等に形成されている。
そして、ヒートパイプ57は、内装部57Aが作動液の蒸発する蒸発部の機能を有し、第1の延出部57B、第2の延出部57Cが凝縮部の機能を有することとなり、内装部57Aと第1の延出部57B、第2の延出部57Cとの間で熱移動が行われる。
熱交換ユニット5は、ヒートシンク53のフィン532が形成されている側(図4(b)においては、+X側)から挿通孔5311,562,555,541に挿通されたネジSCが受熱部51のネジ溝51Sに螺合されて一体化される。
熱交換ユニット5が一体化されることによって、受熱部51〜熱伝導部材54〜ペルチェ素子52〜支持部材56、支持部材56〜ヒートパイプ57〜ヒートシンク53、支持部材56〜ヒートシンク53への熱伝達経路が形成される。なお、熱伝導可能に配置される互いの部材の間、例えば、ペルチェ素子52と支持部材56との間や、ヒートパイプ57が取り付けられた支持部材56とヒートシンク53との間に、より熱伝導性が高まるように熱伝導性のグリスを塗布するように構成してもよい。
そして、一体化された熱交換ユニット5は、図1に示すように、受熱部51がヒートシンク53の左側(−X側)に位置し、ヒートシンク53の長手方向がY方向に略沿うように配置される。すなわち、熱交換ユニット5は、2つのペルチェ素子52が並設された並設方向と直交する方向がプロジェクター1の厚み方向に沿うように配置される。また、冷却ファン46は、図1に示すように、熱交換ユニット5の前方(+Y方向)から複数のフィン532の延出する方向に沿って冷却空気を送風するように配置される。
〔冷却動作〕
ここで、冷却装置4による冷却動作について説明する。
冷却装置4は、液体圧送部42が駆動されることによって、管状部材45を介して、液体圧送部42、供給タンク43、熱交換ユニット5、光学素子保持部41、液体圧送部42の順で冷却液体を還流させ、液晶パネル341R,341G,341Bを冷却する。
具体的に、液晶パネル341R,341G,341Bは、光源311から射出された光が照射されることによって、発熱する。この液晶パネル341R,341G,341Bで発生した熱は、それぞれの光学素子保持部41R,41G,41Bを介して冷却液体に伝導する。光学素子保持部41R,41G,41Bでは、光学素子保持部41B、光学素子保持部41G、光学素子保持部41Rの順で流動し、その後、液体圧送部42、供給タンク43の順で流動し、熱交換ユニット5の受熱部51に流入する。
受熱部51に流入した冷却液体は、受熱部51内の複数の微細流路を流動する際、受熱部51に熱を伝える。
受熱部51に伝導した熱は、熱伝導部材54を介してペルチェ素子52の吸熱部52aに伝導する。ペルチェ素子52は、吸熱部52aに熱が伝えられると、この熱を吸熱し、発熱部52bが発熱する。発熱部52bの熱は、支持部材56を介して、ヒートシンク53、およびヒートパイプ57に伝導する。
ヒートシンク53の積層部53A、およびヒートパイプ57の内装部57Aは、支持部材56を介して発熱部52bに対向する位置にあるため、発熱量が特に大きくなる。
ヒートパイプ57は、内装部57Aが発熱することによって、内装部57A内の作動液が蒸発し、この内装部57A内で発生した蒸気は、第1の延出部57Bおよび第2の延出部57Cに移動する。第1の延出部57Bおよび第2の延出部57Cに移動した蒸気は、第1の延出部57Bおよび第2の延出部57Cで凝縮し、ヒートパイプ57内の毛細管状の流路によって内装部57Aに移動する。このように、ヒートパイプ57は、内装部57Aと第1の延出部57Bおよび第2の延出部57Cとの間で作動液が還流することにより、内装部57Aの熱を第1の延出部57Bおよび第2の延出部57Cに伝える。
第1の延出部57Bおよび第2の延出部57Cの熱は、ヒートシンク53の第1の突出部53Bおよび第2の突出部53Cに伝わる。
積層部53A、第1の突出部53Bおよび第2の突出部53Cに伝わった熱は、フィン532に伝導し、冷却ファン46から送風される冷却空気により放熱される。
このように、受熱部51に伝導した熱は、熱伝導部材54、ペルチェ素子52、支持部材56およびヒートパイプ57を介してヒートシンク53に伝えられ、冷却ファン46によって放熱される。なお、ヒートシンク53を冷却した空気は、光源装置31A,31Bを冷却した後、外装筐体2に設けられた排気口(図示省略)からプロジェクター1外部に排気される。
そして、受熱部51に伝導した熱が熱交換ユニット5で放熱されることにより、受熱部51内の冷却液体は、冷却され、光学素子保持部41B、光学素子保持部41G、光学素子保持部41Rの順で、これらの部材に流動し、液晶パネル341B,341G,341Rを冷却する。
また、ヒートパイプ57は、毛細管力によって作動液を移動させるように構成されているので、内装部57A(蒸発部)が第1の延出部57B(凝縮部)あるいは第2の延出部57C(凝縮部)の上方に位置する姿勢であっても、内装部57A(蒸発部)から第1の延出部57B(凝縮部)および第2の延出部57C(凝縮部)に熱を移動させることができる。すなわち、冷却装置4は、プロジェクター1が様々な姿勢に変えられても、液晶パネル341R,341G,341Bを安定して冷却することができる。
このように、冷却装置4は、ヒートパイプ57を有する熱交換ユニット5を備え、ヒートシンク53の大きさを有効に利用して、液晶パネル341R,341G,341Bを冷却する。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ヒートパイプ57において、内装部57Aを蒸発部とし、第1の延出部57B、第2の延出部57Cを凝縮部として構成することができるので、このヒートパイプ57によって、ペルチェ素子52から伝わる熱をヒートシンク53の第1の突出部53Bおよび第2の突出部53Cに効率良く伝えることが可能となる。よって、ペルチェ素子52より大きなヒートシンク53を形成しても、ヒートシンク53の能力を充分に発揮させて受熱部51の熱を放熱させ、液晶パネル341を効率良く冷却することが可能となる。したがって、長期に亘って画質の良好な画像を投写できるプロジェクター1の提供が可能となる。
また、ヒートシンク53を放熱するための冷却ファン46として小型のファンを用いることや、冷却ファン46の低電力駆動が可能となるので、プロジェクター1の大型化の抑制や、低騒音化が可能となる。
(2)ペルチェ素子52は、2つ設けられ、ヒートシンク53の第1の突出部53Bおよび第2の突出部53Cは、2つのペルチェ素子52の並設方向に設けられている。そして、熱交換ユニット5は、2つのペルチェ素子52が並設された並設方向と直交する方向がプロジェクター1の厚み方向に沿うように配置される。これによって、1つのペルチェ素子52を用いる場合に比べ、サイズが小さなペルチェ素子を用いても所望の熱電変換能力を発揮させることができるので、プロジェクター1の厚みの増加を抑制して液晶パネル341を効率良く冷却することが可能となる。
また、必要とされる冷却能力が異なるプロジェクターに対応してペルチェ素子52の数を設定することができるので、大きさの異なるペルチェ素子を新たに製造することなく、このペルチェ素子52を共通化して多種のプロジェクターに搭載可能なものとすることができる。
(3)2つのペルチェ素子52は、受熱部51側から見て、受熱部51から一部が飛び出るように配置されるが、2つのペルチェ素子52と受熱部51との間には、2つのペルチェ素子52を覆う大きさの熱伝導部材54が配置されるので、受熱部51からの熱をペルチェ素子52の吸熱部52a全てに伝えることができる。これによって、2つのペルチェ素子52の能力を充分発揮させて受熱部51からの熱を効率良く吸熱部52aで吸熱させ、発熱部52bで発熱させることが可能となる。
また、冷却装置の必要とされる冷却能力が異なるプロジェクターに対応してこのペルチェ素子52の数を設定し、その複数のペルチェ素子52に合ったサイズの熱伝導部材を用いれば、サイズの大きな受熱部を新たに製造することなく、液晶パネル341を効率良く冷却できるプロジェクターが可能となる。よって、構造が複雑で高価な受熱部51を多種のプロジェクターに搭載できる共通の部材として構成することが可能となる。
(4)ヒートシンク53は、積層部53Aの両側に突出部(第1の突出部53B、および第2の突出部53C)が設けられ、ヒートパイプ57は、この両側の突出部にそれぞれ沿う延出部(第1の延出部57B、および第2の延出部57C)を有している。これによって、ペルチェ素子52から積層部53Aに伝わる熱を、積層部53Aの両側に拡散させると共に、ペルチェ素子52からヒートパイプ57の内装部57Aに伝わる熱を延出部から積層部53Aの両側の突出部に伝えることができる。よって、ヒートシンク53の能力をより効率的に発揮させて受熱部51の熱を放熱させ、液晶パネル341を効率良く冷却することが可能となる。
(5)冷却装置4は、毛細管力によって作動液を移動させるヒートパイプ57を備えているので、プロジェクター1が様々な姿勢に変えられても、液晶パネル341を安定して冷却することができる。よって、プロジェクター1が投写レンズ35の光軸35Ax(図1参照)に沿う中心軸を中心に回転された姿勢や、水平面に対する光軸35Axの角度が変えられた姿勢であっても、冷却装置4は、液晶パネル341を確実に冷却することが可能となる。よって、プロジェクター1は、壁等に設置されたスクリーンに横長の画像を投写する横置き姿勢はもとより、縦長の画像を投写する縦置き姿勢や、横長の画像や縦長の画像を上方や下方に投写する姿勢での投写が可能となり、様々なシーンに対応させて設置できるプロジェクター1の提供が可能となる。
(6)冷却装置4には、液体圧送部42、供給タンク43、受熱部51、光学素子保持部41B,41G,41Rおよび管状部材45で構成され、冷却液体が流通する環状の流路が形成されている。
これによって、光源311からの光によって、液晶パネル341で発生した熱を冷却液体を介して受熱部51に伝導させることができる。そして、冷却装置4は、上述したように、ペルチェ素子52およびヒートパイプ57によって受熱部51の熱をヒートシンク53に効率良く伝導させるので、冷却液体を効率良く冷却することができる。よって、受熱部51で冷却した冷却液体が流通する光学素子保持部41の冷却、ひいては液晶パネル341の効率的な冷却が可能となる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。以下の説明では、第1実施形態のプロジェクター1と同様の構成および同様の部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
本実施形態のプロジェクター(図示省略)は、第1実施形態のプロジェクター1における熱交換ユニット5と構成の異なる熱交換ユニット7を備えている。
図7は、本実施形態の熱交換ユニット7の斜視図である。図8は、熱交換ユニット7の分解図であり、(a)は一方の側から見た図、(b)は、他方の側から見た図である。図9は、熱交換ユニット7の断面図である。
本実施形態の熱交換ユニット7は、図7、図8に示すように、受熱部51、および1つのペルチェ素子52に加え、第1実施形態の熱交換ユニット5におけるヒートシンク53、固定枠55、およびヒートパイプ57と形状の異なるヒートシンク71、固定枠72、およびヒートパイプ73を備えている。また、本実施形態の熱交換ユニット7は、第1実施形態の熱交換ユニット5における熱伝導部材54および支持部材56に対応する部材を備えない構成となっている。そして、第1実施形態のヒートパイプ57は、支持部材56に保持されるように構成されているが、本実施形態のヒートパイプ73は、ヒートシンク71に保持されるように構成されている。
熱交換ユニット7は、図9に示すように、受熱部51、ペルチェ素子52、ヒートパイプ73、およびヒートシンク71が積層された構成を有している。
そして、ペルチェ素子52は、受熱部51の略中央に位置するように配置される。
ヒートシンク71は、図8(a)に示すように、板状のベース部711、およびベース部711の一方の面から突出する複数のフィン712を有している。
ベース部711は、平面視長方形の板状に形成され、短手方向の大きさが受熱部51の大きさと同程度に形成され、長手方向における大きさが受熱部51の大きさより大きく形成されている。そして、受熱部51は、ベース部711に対し、長手方向の略中央に位置するように配置される。すなわち、ヒートシンク71は、図8(a)に示すように、ペルチェ素子52側から見て、ペルチェ素子52に重なる積層部71A、長手方向における積層部71Aの一方の側に位置する第1の突出部71B、および積層部71Aの他方の側に位置する第2の突出部71Cを有する。
ベース部711には、複数のフィン712とは反対側の面に、ヒートパイプ73が配置される凹部7111が設けられており、ヒートパイプ73は、この凹部7111に配置される。
ヒートパイプ73は、図8(a)に示すように、ペルチェ素子52と積層部71Aの間に位置する内装部73A、第1の突出部71Bに沿って延出する第1の延出部73B、および第2の突出部71Cに沿って延出する第2の延出部73Cを有している。
熱交換ユニット7は、ヒートシンク71のフィン712が形成されている側から、ベース部711、固定枠72にそれぞれ設けられた挿通孔7112,721(図8(b)参照)に挿通されたネジSCが受熱部51のネジ溝51Sに螺合されて一体化される。
熱交換ユニット7が一体化されることによって、受熱部51〜ペルチェ素子52〜ヒートシンク71、ペルチェ素子52〜ヒートパイプ73〜ヒートシンク71への熱伝達経路が形成される。
熱交換ユニット7は、第1実施形態で説明したと同様に、受熱部51が受熱した熱を、ペルチェ素子52およびヒートパイプ73を介してヒートシンク71に伝える。また、ヒートパイプ73においては、第1実施形態のヒートパイプ57と同様に、内装部73Aが蒸発部、第1の延出部73Bおよび第2の延出部73Cが凝縮部として機能し、ペルチェ素子52からの熱をヒートシンク71の第1の突出部71Bおよび第2の突出部71Cに伝える。そして、ヒートシンク71に伝えられた熱は、冷却ファン46が送風する冷却空気によって放熱される。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態の効果(1)、(4)〜(6)に加え、以下の効果を得ることができる。
熱交換ユニット7は、第1実施形態の熱交換ユニット5に比べ、熱交換の能力は劣るが、部品点数が少なく、また小型軽量化となる構成なので、製造の簡素化や、小型軽量化を図った冷却装置が可能となる。よって、例えば、第1実施形態のプロジェクター1の投写光より明るさが低い投写光を投写するプロジェクターの冷却装置にこの熱交換ユニット7を搭載することで、製造の簡素化や、小型軽量化を図った冷却装置を備えたプロジェクターの提供が可能となる。
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
(変形例1)
前記実施形態の熱交換ユニット5,7は、略直線に沿った形状の1つのヒートパイプ57,73を備えるように構成されているが、ヒートパイプの数や形状は、これに限らない。
図10(a)〜(d)は、1つのペルチェ素子52を備えた熱交換ユニット7の変形例を示す熱交換ユニット8A,8B,8C,8Dの模式図であり、ペルチェ素子52、ヒートパイプおよびヒートシンク82を示す平面図である。
図10(a)に示す熱交換ユニット8Aのように、第2実施形態のヒートパイプ73の長さの略半分の長さのヒートパイプ81Aを2つ備え、この2つのヒートパイプ81Aが1本の直線に沿うように配置されるように構成してもよい。
図10(b)に示す熱交換ユニット8Bのように、第2実施形態のヒートパイプ73と同様に直線に沿って延出するヒートパイプ81Bを複数備え、この複数のヒートパイプ81Bがヒートパイプ81Bの延出方向に直交する方向に並設されるように構成してもよい。また、太さが異なるヒートパイプを並設するように構成してもよい。
ヒートパイプの形状として、曲線に沿う形状や、屈曲する部位、例えば、図10(c)に示す熱交換ユニット8Cのように、ヒートパイプ81Cの第1の延出部81Caや第2の延出部81Cbに屈曲する部位を設けてもよい。また、図10(d)に示す熱交換ユニット8Dのように、U字状に形成した2つのヒートパイプ81Dを備え、U字状の谷部が蒸発部、U字状の離間する部位が凝縮部となるようにこの2つのヒートパイプ81Dを配置するように構成してもよい。
図10(b)〜(d)に示す形態は、ヒートシンク82におけるペルチェ素子52から飛び出す突出部に、ヒートパイプの延出部を広範囲に沿わせることができるので、ペルチェ素子52からの熱をより効率良くヒートシンク82に伝えることが可能となる。
上述した変形例のヒートパイプを組み合わせて構成してもよい。また、熱交換ユニットを構成する部材が積層される方向に、複数のヒートパイプを並設するように構成してもよい。また、上述した変形例は、複数のペルチェ素子52を備えた熱交換ユニットにも適用できる。
(変形例2)
第1実施形態の熱交換ユニット5は、第1の突出部53Bの長さと、第2の突出部53Cの長さとが略同等となるように構成されているが、第1の突出部53Bの長さと、第2の突出部53Cの長さとが異なるように構成してもよい。
また、冷却空気を送風する冷却ファン46側に位置する第1の突出部53Bの長さが、第2の突出部53Cの長さより短くなるように熱交換ユニット5を構成してもよい。すなわち、ペルチェ素子52からの飛び出し量が小さい側(第1の突出部53B側)から大きい側(第2の突出部53C側)に向けて冷却空気が送風される。これによって、ヒートシンク53の積層部53Aに近い側、すなわちヒートシンク53における温度が高くなる部位に近い側から冷却空気をヒートシンク53に送風するので、ヒートシンク53をより効率良く放熱させることが可能となる。
上述したと同様に、第2実施形態の第1の突出部71Bの長さと、第2の突出部71Cの長さとが異なるように構成してもよい。そして、ペルチェ素子52からの飛び出し量が小さい側(第1の突出部71B側)から大きい側(第2の突出部71C側)に向けて冷却空気が送風されるように構成してもよい。
また、熱交換ユニット5,7は、積層部53A,71Aの両側に突出部が設けられているが、積層部53A,71Aの片側に突出部を設けるように構成してもよい。
(変形例3)
第1実施形態の熱交換ユニット5は、ペルチェ素子52を2つ備えて構成されているが、ペルチェ素子52を3つ以上備えるように熱交換ユニットを構成してもよい。
(変形例4)
前記実施形態では、液晶パネル341を光学素子として構成しているが、液晶パネル341以外の光学部品、例えば、入射側偏光板342、射出側偏光板343、偏光変換素子323や、光源311を光学素子として構成してもよい。そして、冷却装置4がこれらの光学素子を冷却するように構成してもよい。
また、光学ユニット3が位相差板や、光の位相のずれを補償する補償素子等を備える構成とし、この位相差板や補償素子等を光学素子として構成してもよい。そして、冷却装置4がこれらの光学素子を冷却するように構成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置として透過型の液晶パネルを用いているが、反射型の液晶パネルを利用したものであってもよい。
また、前記実施形態の光変調装置は、R光、G光、およびB光に対応する3つの光変調装置を用いるいわゆる3板方式を採用しているが、これに限らず、単板方式を採用してもよく、あるいは、2つまたは4つ以上の光変調装置を備えるプロジェクターにも適用できる。
また、光変調装置としてマイクロミラー型の光変調装置、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものであってもよい。
(変形例5)
前記実施形態のプロジェクター1は、2つの光源装置31A,31Bを備えているが、これに限らず、1つあるいは3つ以上の光源装置を備えるように構成してもよい。また、光源装置は、放電型の光源311を用いたものに限らず、その他の方式の光源や発光ダイオード、レーザー等の固体光源を用いたものであってもよい。
1…プロジェクター、3…光学ユニット、4…冷却装置、5,7,8A,8B,8C,8D…熱交換ユニット、41,41B,41G,41R…光学素子保持部、42…液体圧送部、43…供給タンク、45…管状部材、46…冷却ファン、51…受熱部、52…ペルチェ素子、52a…吸熱部、52b…発熱部、53,71,82…ヒートシンク、53A,71A…積層部、53B,71B…第1の突出部、53C,71C…第2の突出部、54…熱伝導部材、55,72…固定枠、56…支持部材、57,73,81A,81B,81C,81D…ヒートパイプ、57A,73A…内装部、57B,73B,81Ca…第1の延出部、57C,73C,81Cb…第2の延出部、311…光源、341,341B,341G,341R…液晶パネル、531,711…ベース部、532,712…フィン。

Claims (9)

  1. 光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調された光を投写するプロジェクターであって、
    前記プロジェクター内部の光学素子を冷却する冷却装置を備え、
    前記冷却装置は、
    前記光学素子の熱を受熱する受熱部と、
    前記受熱部の熱を吸熱する吸熱部、および前記吸熱部が熱を吸熱することにより発熱する発熱部をそれぞれ有し、並設される複数の熱電変換素子と、
    前記発熱部に熱伝導可能に配置されるヒートシンクと、
    内部に作動液を収容し、前記発熱部の熱を受熱して前記作動液が還流することにより熱移動が行われるヒートパイプと、
    を備え、
    前記ヒートシンクは、前記熱電変換素子側から見て、前記熱電変換素子に重なる積層部、および前記熱電変換素子から飛び出す突出部を有し、
    前記ヒートパイプは、前記熱電変換素子と前記積層部との間に位置する内装部、および前記突出部に沿って延出する延出部を有し、
    前記突出部は、前記複数の熱電変換素子の並設方向に設けられており、
    前記冷却装置は、前記プロジェクターの内部において、前記ヒートシンクにおける前記熱電変換素子側から見た平面内において前記複数の熱電変換素子の前記並設方向に直交する方向が、前記プロジェクターが横長の画像を投写する横置き姿勢において前記横長の画像における短手方向に沿う前記プロジェクターの寸法方向に沿うように配置されていることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記冷却装置は、前記プロジェクターの内部において、前記並設方向が、前記変調された光が前記プロジェクターから射出される射出方向に沿うように配置されていることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記光学素子は、前記光源から射出された光を変調する光変調装置であることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記冷却装置は、前記受熱部と前記複数の熱電変換素子との間に配置され、前記受熱部の熱を前記複数の熱電変換素子の前記吸熱部に伝導させる熱伝導部材をさらに備え、
    前記熱伝導部材は、前記受熱部側から見て、前記複数の熱電変換素子を覆う大きさを有していることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記ヒートシンクにおける前記突出部は、前記積層部の一方の側に位置する第1の突出部、および前記積層部の他方の側に位置する第2の突出部を有し、
    前記ヒートパイプにおける前記延出部は、前記第1の突出部に沿う第1の延出部、および前記第2の突出部に沿う第2の延出部を有することを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項に記載のプロジェクターであって、
    前記冷却装置は、
    前記第1の突出部の前記熱電変換素子からの飛び出し量が、前記第2の突出部の前記熱電変換素子からの飛び出し量より小さく構成され、
    前記第1の突出部側から前記ヒートシンクに冷却空気を送風する冷却ファンをさらに備えることを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記冷却装置は、前記並設方向に沿って前記ヒートシンクへ冷却空気を送風するように配置される冷却ファンをさらに備えることを特徴とするプロジェクター。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記ヒートパイプは、毛細管力によって前記作動液を移動させる毛細管状の流路を有することを特徴とするプロジェクター。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記受熱部は、内部に冷却液体が流通する流路を有し、
    前記冷却装置は、
    内部に前記冷却液体が流通する流路を有し、前記光学素子を保持する光学素子保持部と、
    前記冷却液体を吸入および圧送する液体圧送部と、
    内部に前記冷却液体を貯留する供給タンクと、
    前記光学素子保持部、前記液体圧送部、前記供給タンク、および前記受熱部に前記冷却液体が環状に流通するように、前記光学素子保持部、前記液体圧送部、前記供給タンク、および前記受熱部を接続する管状部材と、
    をさらに備えることを特徴とするプロジェクター。
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