JP2010243694A - 熱交換器及びプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の姿勢でも内部の略全体に亘って気泡が充満することなく、冷却液体との熱交換効率を安定に維持できる熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器81は、中空状に形成され、内部に複数の微細流路Cmを有する。この熱交換器81は、互いに平行して熱交換器81の幅方向に沿って並設され、複数の微細流路Cmを形成する複数の隔壁部813と、熱交換器81内外を連通し、冷却液体を流入出させるための流入部819及び流出部817とを備える。流入部819及び流出部817は、熱交換器81の内側面812A,812Bにおける幅方向の略中央に位置し互いに対向する一対の中央位置P1,P2から、幅方向に沿って互いに逆方向に延び、熱交換器81の外側面818,816まで貫通するようにそれぞれ形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷却液体と熱交換する熱交換器、及び熱交換器を備えたプロジェクターに関する。
従来、プロジェクターにおいて、液晶パネル等の冷却対象を効率的に冷却するために、流路に沿って冷却液体を循環させ、循環させた冷却液体により冷却対象を冷却する循環式の液冷装置を備えた構成が知られている。
このような液冷装置では、冷却液体により冷却対象を効果的に冷却するために、冷却液体の温度を低減する熱交換器を用いた構成が多用される(例えば、特許文献1参照)。
具体的に、特許文献1に記載の熱交換器は、中空状の直方体形状を有し、直方体形状の一側面に冷却液体を流入出させるための流入部及び流出部がそれぞれ設けられている。また、熱交換器は、内部に冷却液体が流通する水路が形成されている。そして、熱交換器は、内部に流入した冷却液体を水路に沿って流通させることで、冷却液体と水路を構成する隔壁との間で熱交換し、冷却液体の温度を低減させている。
特開2006−259282号公報
ところで、上述したような液冷装置では、経年使用により冷却液体が蒸発することで、流路中に気泡が発生することとなる。そして、熱交換器内部に冷却液体とともに気泡が流入して蓄積され、熱交換器内部の略全体に亘って気泡が充満してしまった場合には、気泡が断熱層となるため、冷却液体と熱交換器との間での熱交換効率が低下してしまう。すなわち、冷却液体の温度を低減させることが難しい。
ここで、特許文献1に記載の熱交換器は、略水平方向に画像を投射する、いわゆる正置き姿勢(机等の設置面上に載置した姿勢)でプロジェクターから画像を投射することを前提として設計されたものである。言い換えれば、熱交換器は、正置き姿勢でプロジェクターが設置された際に、熱交換器内部の略全体に亘って気泡が充満しないように設計されている。
このため、例えば、上方側に画像を投射する上方投射姿勢(投射レンズが上方側に位置する姿勢)、あるいは下方側に画像を投射する下方投射姿勢(投射レンズが下方側に位置する姿勢)でプロジェクターを設置した場合には、熱交換器内部の略全体に亘って気泡が充満してしまう、という問題がある。
具体的に、特許文献1に記載の熱交換器は、直方体形状の一側面において、流入部及び流出部が投射方向にそれぞれ略直交するとともに、投射方向に沿ってそれぞれ並設されている。このため、上方投射姿勢あるいは下方投射姿勢でプロジェクターを設置した際に、熱交換器において、流入部が上方側に位置し、流出部が下方側に位置する姿勢となる場合がある。
すなわち、熱交換器が上記の姿勢となった場合には、冷却液体とともに熱交換器内部に流入した気泡は、熱交換器内部の上方側の空間に移動し、上方側から順次、下方側の流出部の位置まで蓄積されることとなり、熱交換器内部の略全体に亘って気泡が充満してしまう。
したがって、種々の姿勢でも熱交換器内部の略全体に亘って気泡が充満することなく、冷却液体と熱交換器との熱交換効率を安定に維持できる技術が要望されている。
本発明の目的は、種々の姿勢でも内部の略全体に亘って気泡が充満することなく、冷却液体との熱交換効率を安定に維持できる熱交換器、及びプロジェクターを提供することにある。
本発明の熱交換器は、中空状に形成され、内部に複数の微細流路を有する熱交換器であって、互いに平行して当該熱交換器の幅方向に沿って並設され、前記複数の微細流路を形成する複数の隔壁部と、当該熱交換器内外を連通し、冷却液体を流入出させるための流入部及び流出部とを備え、前記流入部及び前記流出部は、当該熱交換器の内側面における前記幅方向の略中央に位置し互いに対向する一対の中央位置から、前記幅方向に沿って互いに逆方向に延び、当該熱交換器の外側面まで貫通するようにそれぞれ形成されていることを特徴とする。
本発明では、熱交換器を構成する流出部は、熱交換器の内側面において、流路下流側で、幅方向の略中央に位置する第1中央位置から、幅方向に沿って延び、熱交換器の外側面まで貫通するように形成されている。一方、熱交換器を構成する流入部は、熱交換器の内側面において、流路上流側で、第1中央位置に対向する第2中央位置から、幅方向に沿って流出部の延出方向とは逆方向に延び、熱交換器の外側面まで貫通するように形成されている。
このことにより、例えば、プロジェクターに熱交換器を搭載した際に、プロジェクターが種々の姿勢で設置された場合であっても、以下に示すように、熱交換器内部の略全体に亘って気泡が充満することを防止できる。
例えば、流出部が外装筐体の天面部側に位置するとともに、流入部が外装筐体の底面部側に位置し、冷却液体を投射方向に対して略平行に流入出する姿勢で外装筐体内部に熱交換器を配設する(以下、第1の配設形態と記載)。
熱交換器は、第1の配設形態で配設されると、プロジェクターが正置き姿勢で設置された場合には、流出部(第1中央位置)が上方側に位置するとともに、流入部(第2中央位置)が下方側に位置する姿勢となる。
このため、流入部を介して熱交換器内部に流入した気泡は、浮力により上方側に移動することで、上方側に位置する流出部から冷却液体とともに外部に排出されることとなる。
また、熱交換器は、プロジェクターが上方投射姿勢あるいは下方投射姿勢で設置された場合には、第1中央位置及び第2中央位置が上下方向の略中心位置に位置する姿勢となる。
このため、流入部を介して熱交換器内部に流入した気泡は、浮力により上方側に移動することで、熱交換器内部における上方側の空間に順次、蓄積され、流出部の形成位置(第1中央位置)まで蓄積された後、流出部から冷却液体とともに外部に排出されることとなる。
以上のことから、プロジェクターが種々の姿勢で設置された場合であっても、熱交換器内部には、最大限で熱交換器内部の略半分の空間にしか気泡が蓄積されず、熱交換器内部の略全体に亘って気泡が充満することを防止できる。
したがって、プロジェクターが種々の姿勢で設置された場合であっても、冷却液体と熱交換器との熱交換効率を安定に維持でき、冷却液体の温度を効率的に低減して冷却液体により冷却される冷却対象を効果的に冷却できる。
本発明のプロジェクターは、冷却液体により冷却対象を冷却する液冷装置と、外装を構成する外装筐体とを備えたプロジェクターであって、前記液冷装置は、上述した熱交換器を備え、前記熱交換器は、前記流出部が前記外装筐体の天面部側に位置するとともに、前記流入部が前記外装筐体の底面部側に位置し、冷却液体を当該プロジェクターからの画像の投射方向に略平行に流入出する姿勢で前記外装筐体内部に配設されていることを特徴とする。
本発明のプロジェクターは、上述した熱交換器を備え、熱交換器が第1の配設形態で配設されるので、上述した熱交換器と同様の作用及び効果を享受できる。
本発明のプロジェクターは、冷却液体により冷却対象を冷却する液冷装置と、外装を構成する外装筐体とを備えたプロジェクターであって、前記液冷装置は、上述した熱交換器を備え、前記熱交換器は、前記外装筐体の底面部からの前記流入部及び前記流出部の各高さ位置が略同一位置となり、冷却液体を当該プロジェクターからの画像の投射方向に略平行に流入出する姿勢で前記外装筐体内部に配設されていることを特徴とする。
本発明では、熱交換器は、外装筐体内部に上述したように配設されている(以下、第2の配設形態)。
そして、熱交換器は、第2の配設形態で配設されると、プロジェクターが正置き姿勢で設置された場合には、幅方向、及び隔壁の延出方向の双方に直交する厚み方向が上下方向に向く姿勢となる。
ところで、熱交換器としては、一般的に、厚み寸法が幅方向や隔壁の延出方向の各寸法よりも小さくなるように形成されるものである。
すなわち、プロジェクターが正置き姿勢で設置された場合において、熱交換器内部の空間と流出部の孔との上下方向の隙間は非常に小さい。
このため、流入部を介して熱交換器内部に流入した気泡は、浮力により上方側に移動し、熱交換器内部における上方側の空間に順次、蓄積されても、上記のように非常に小さい隙間分の空間にしか蓄積されず、流出部の孔の縁まで蓄積されると、流出部を介して冷却液体とともに外部に排出されることとなる。
なお、熱交換器は、プロジェクターが上方投射姿勢や下方投射姿勢で設置された場合には、第1の配設形態と同様の姿勢となる。
以上のことから、上述した熱交換器と同様の作用及び効果を享受できる。
第1実施形態におけるプロジェクターの概略構成を示す図。 第1実施形態における液冷装置の構成を模式的に示す図。 第1実施形態における光学素子保持部の構造を示す図。 第1実施形態におけるタンクの構成を示す斜視図。 第1実施形態における熱交換器の構成を示す図。 第1実施形態における熱交換器の構成を示す図。 第1実施形態における投射レンズと熱交換器との位置関係を模式的に示す図。 第1実施形態におけるプロジェクターの種々の姿勢を模式的に示す図。 第1実施形態におけるプロジェクターが種々の姿勢で設置された場合での熱交換器の姿勢を示す図。 第2実施形態における投射レンズと熱交換器との位置関係を模式的に示す図。 第2実施形態におけるプロジェクターが種々の姿勢で設置された場合での熱交換器の姿勢を示す図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクターの構成〕
図1は、第1実施形態におけるプロジェクター1の概略構成を示す図である。具体的に、図1は、プロジェクター1の内部構造を外装筐体2の天面部21(図8参照)側から見た図である。
プロジェクター1は、画像情報に応じた画像を形成してスクリーン(図示略)上に投射し、投影画像を表示する。このプロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2と、光学ユニット3と、液冷装置4(図2参照)等を備える。
外装筐体2は、プロジェクターが正置き姿勢で設置された際に鉛直方向に交差する天面部21(図8参照)及び底面部22(図1)を有する略直方体状に形成され、内部に光学ユニット3及び液冷装置4を収納する。
この外装筐体2において、天面部21には、一対のハンドル21A(図8参照)が取り付けられている。
一対のハンドル21Aは、プロジェクター1を持ち運ぶ際等に利用者により把持される部材であり、略U字形状を有するように形成されている。そして、一対のハンドル21Aは、互いに平行となり、かつ、前後方向(投射レンズ35からの画像の投射方向に沿う方向)に延出するように、U字形状の両端が天面部21にそれぞれ取り付けられている。
そして、一対のハンドル21Aには、具体的な図示は省略したが、プロジェクター1を天吊り姿勢(天井等から吊り下げた姿勢)で設置する際に、天吊り用の金具が取り付けられる複数のネジ孔が形成されている。
すなわち、本実施形態のプロジェクター1は、天吊り姿勢で設置する際に、正置き姿勢と同一の姿勢(天面部21が上方側に向き底面部22が下方側に向く姿勢)となるように設計されている。
〔光学ユニットの構成〕
光学ユニット3は、制御装置(図示略)による制御の下、画像情報に応じて画像を形成して投射する。
この光学ユニット3は、図1に示すように、一対の光源装置31A,31Bと、反射ミラー31Cと、レンズアレイ321,322、偏光変換素子323、及び重畳レンズ324を有する照明光学装置32と、ダイクロイックミラー331,332、及び反射ミラー333〜336を有する色分離光学装置33と、光変調素子としての3つの液晶パネル341(赤色光側の液晶パネルを341R、緑色光側の液晶パネルを341G、青色光側の液晶パネルを341Bとする)、3つの入射側偏光板342、3つの射出側偏光板343、及び色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム344を有する光学装置34と、投射光学装置としての投射レンズ35と、これら各部材31A,31B、32〜34を内部に収納する光学部品用筐体36とを備える。
ここで、一対の光源装置31A,31Bは、図1に示すように、同様の構成を有し、光源ランプ311及びリフレクター312を備える。そして、一対の光源装置31A,31Bは、反射ミラー31Cに向けて光束を射出するように反射ミラー31Cを挟んで対向配置されている。
そして、光学ユニット3では、上述した構成により、一対の光源装置31A,31Bから射出された光束は、反射ミラー31Cにより、光学部品用筐体36内部に設定された照明光軸Ax(図1)に沿って反射され、照明光学装置32に照射される。照明光学装置32に照射された光束は、照明光学装置32にて面内照度が均一化されるとともに、色分離光学装置33にてR,G,Bの3つの色光に分離される。分離された各色光は、各液晶パネル341にて画像情報に応じてそれぞれ変調され、色光毎の画像が形成される。色光毎の画像は、プリズム344にて合成され、投射レンズ35にてスクリーン(図示略)に投射される。
〔液冷装置の構成〕
図2は、液冷装置4の構成を模式的に示す図である。
液冷装置4は、環状の流路に沿って水やエチレングリコール等の冷却液体を循環させ、該冷却液体により光学素子としての液晶パネル341を冷却する。この液冷装置4は、図2に示すように、3つの光学素子保持部5と、液体圧送部6と、液体蓄積部としてのタンク7と、熱交換ユニット8と、複数の液体循環部材9とを備える。
複数の液体循環部材9は、内部に冷却液体を流通可能とする管状部材で構成され、各部材5〜8を接続し、環状の流路を形成する。
なお、液体循環部材9による各部材5〜8の接続構造については、後述する。
〔光学素子保持部の構成〕
図3は、光学素子保持部5の構造を示す図である。具体的に、図3は、光学素子保持部5を光束入射側から見た平面図である。
3つの光学素子保持部5は、3つの液晶パネル341をそれぞれ保持するとともに、内部に冷却液体が流入出し、該冷却液体により3つの液晶パネル341をそれぞれ冷却する。なお、各光学素子保持部5は、同様の構成であり、以下では1つの光学素子保持部5のみを説明する。この光学素子保持部5は、図3に示すように、液体流通管51と、光学素子支持枠52とを備える。
液体流通管51は、液晶パネル341の画像形成領域(光透過領域)を平面視で囲むように屈曲し、冷却液体を流入出させる各端部が上方側(天面部21側)に平行して延出するように形成されている。
光学素子支持枠52は、具体的な図示は省略したが、光束射出側において、液晶パネル341の外形形状に対応して光束入射側に向けて窪む凹部を有し、前記凹部にて液晶パネル341を収納保持する。
また、前記凹部の底部分には、図3に示すように、液晶パネル341の画像形成領域に対応した開口部521が形成されている。
さらに、光学素子支持枠52には、具体的な図示は省略したが、前記凹部を囲むように貫通形成された平面視U字状の貫通孔が形成され、該貫通孔に液体流通管51が配設される。
なお、具体的な図示は省略したが、光学素子支持枠52は、光束入射側及び光束射出側の2体に分割形成されており、該2体で液体流通管51を挟持するように構成されている。
以上のように、光学素子保持部5は、液体流通管51が液晶パネル341の側端部に対向するように配設され、液晶パネル341の熱を液晶パネル341〜光学素子支持枠52〜液体流通管51の熱伝達経路を辿って放熱させるように構成されている。
〔液体圧送部の構成〕
液体圧送部6は、冷却液体を吸入及び圧送するポンプであり、環状の流路に沿って冷却液体を循環させる。
この液体圧送部6は、例えば、中空部材内に羽根車が配置された構成を有し、前記羽根車が回転することで、冷却液体を吸入及び圧送する。
なお、液体圧送部6の構成としては、上述した羽根車を有する構成に限らず、ダイヤフラムを利用した他の構成を採用してもよい。
〔タンクの構成〕
図4は、タンク7の構成を示す斜視図である。
タンク7は、略直方体状の中空部材で構成され、流入した冷却液体を一時的に蓄積した後に流出する。
このタンク7において、上方側の端面には、図4に示すように、内部に連通し、タンク7に冷却液体を注入するための注入部71が設けられている。
すなわち、液冷装置4を組み立てた後、注入部71を介して冷却液体を注入することで、液冷装置4に冷却液体が充填されることとなる。
なお、図4では、図示を省略したが、注入部71には、冷却液体を注入した後、注入部71を封止するためのキャップが取り付けられる。
また、タンク7において、2つの側面部には、図4に示すように、内部に連通し、冷却液体を流入出するための流入口72及び流出口73が設けられている。
そして、上述したタンク7は、アルミニウム等の金属材料から構成されている。
〔熱交換ユニットの構成〕
熱交換ユニット8は、環状の流路に沿って循環する冷却液体の温度を低減する。この熱交換ユニット8は、図2に示すように、熱交換器81と、区画板82と、熱電変換素子としてのペルチェ素子83と、放熱側伝熱部材84とを備える。
図5及び図6は、熱交換器81の構成を示す図である。具体的に、図5は熱交換器81の平面図であり、図6は図5のVI-VI線の断面図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図5に示す鉛直軸(Y軸)、Y軸に直交するX軸及びZ軸を用いて説明する。
熱交換器81は、中空形状を有し、内部を流通する冷却液体と熱交換する。この熱交換器81は、図5または図6に示すように、交換器本体81Aと、遮蔽板81Bとを備える。
交換器本体81Aは、図5または図6に示すように、矩形状の板体で構成されている。
この交換器本体81Aにおいて、+X軸方向の板面には、凹状に窪む平面視略矩形状の第1凹部811が形成されている。
また、第1凹部811の底部分には、凹状に窪む平面視矩形状の第2凹部812が形成されている。
この第2凹部812の底部分には、Y軸方向に延出し、互いに平行してZ軸方向(熱交換器81の幅方向)に並設した複数の隔壁部813が立設されている。
なお、複数の隔壁部813は、図6に示すように、第2凹部812の深さ寸法と同一の高さ寸法を有するように形成されている。また、これら隔壁部813は、例えば、数10μm〜数100μm程度の厚み寸法を有し、互いに数10μm〜数100μm程度の間隔を空けて形成されている。
また、第2凹部812における+Y軸側の側壁部(熱交換器81の内側面)812Aにおいて、Z軸方向の第1中央位置P1には、図5に示すように、+Y軸方向に凹状に窪む流出側凹部814が形成されている。
同様に、第2凹部812における−Y軸側の側壁部(熱交換器81の内側面)812Bにおいて、第1中央位置P1に対向する第2中央位置P2には、図5に示すように、−Y軸方向に凹状に窪む流入側凹部815が形成されている。
また、交換器本体81Aには、流出側凹部814の側壁から、−Z軸方向に沿って延び、−Z軸側の外面(熱交換器81の外側面)816まで貫通するとともに外面816から−Z軸側に突出し、第2凹部812内部と熱交換器81外部とを連通する流出部817が形成されている。
同様に、交換器本体81Aには、流入側凹部815の側壁から、+Z軸方向に沿って延び、+Z軸側の外面(熱交換器81の外側面)818まで貫通するとともに外面818から+Z軸側に突出し、第2凹部812内部と熱交換器81外部とを連通する流入部819が形成されている。
遮蔽板81Bは、図5または図6に2点鎖線で示したように、第1凹部811と同様の平面形状を有する板体で構成され、第1凹部811に嵌合することで、第2凹部812を閉塞する。
そして、遮蔽板81Bにて第2凹部812が閉塞されることで、図5または図6に示すように、複数の隔壁部813間に冷却液体が流通する複数の微細流路Cmが形成される。すなわち、熱交換器81は、いわゆる、マイクロチャンネル等の熱交換器で構成されている。
以上の構成により、熱交換器81に流入した冷却液体は、図5に示すように、流入部819を介して−Z軸方向に流通して第2凹部812内部に流入し、−Y軸側から+Y軸側にかけて複数の微細流路Cmを辿って流通した後、流出部817を介して+Z軸方向に流通して熱交換器81外部に流出することとなる。
区画板82は、平面視矩形状の板体で構成され、熱交換器81及び放熱側伝熱部材84を区画するとともに、熱交換器81、ペルチェ素子83、及び放熱側伝熱部材84を一体化する。この区画板82は、熱伝導率が低い(例えば、0.9W/(m・K)以下)材料で構成されている。
この区画板82には、図2に示すように、熱交換器81の平面形状よりも小さい矩形形状を有し、ペルチェ素子83を嵌合可能とする開口部821が形成されている。
そして、熱交換器81は、区画板82における一方の板面において、交換器本体81Aにおける−X軸側の板面の略中心領域にて開口部821を閉塞するように開口部821周縁部分に固定される。
ペルチェ素子83は、具体的な図示は省略したが、p型半導体とn型半導体とを金属片で接合して構成した接合対を複数有しており、これら複数の接合対は電気的に直接に接続されている。
このような構成を有するペルチェ素子83において、電力が供給されると、図2に示すように、ペルチェ素子83の一方の端面が熱を吸収する吸熱面831となり、他方の端面が熱を放熱する放熱面832となる。
そして、ペルチェ素子83は、区画板82の開口部821に嵌合され、吸熱面831が熱交換器81(交換器本体81A)に熱伝達可能に接続する。
放熱側伝熱部材84は、図2に示すように、矩形状の板体841と、板体841から突出する複数のフィン部材842とを有する、いわゆるヒートシンクで構成されている。そして、放熱側伝熱部材84は、区画板82の他方の板面において、開口部821を閉塞するように開口部821周縁部分に固定される。この状態では、放熱側伝熱部材84は、ペルチェ素子83の放熱面832に熱伝達可能に接続する。
すなわち、区画板82にて各部材81,83,84を一体化した状態では、熱交換器81〜ペルチェ素子83〜放熱側伝熱部材84の熱伝達経路が形成される。
このため、ペルチェ素子83の駆動により、熱交換器81は、吸熱面831から熱が吸収され、冷却される。また、ペルチェ素子83の放熱面832に生じる熱は、放熱側伝熱部材84を介して外部に放熱される。
〔液体循環部材による接続構造〕
次に、液体循環部材9による各部材5〜8の接続構造について説明する。
なお、以下では、説明の便宜上、図2に示すように、3つの光学素子保持部5のうち、赤色光側の液晶パネル341Rを保持する光学素子保持部を赤色光変調素子保持部5R、緑色光側の液晶パネル341Gを保持する光学素子保持部を緑色光変調素子保持部5G、青色光側の液晶パネル341Bを保持する光学素子保持部を青色光変調素子保持部5Bとする。
液体循環部材9は、図2に示すように、第1〜第6液体循環部材9A〜9Fの6本で構成されている。
具体的に、第1液体循環部材9Aは、流入側及び流出側が赤色光変調素子保持部5R及び緑色光変調素子保持部5Gにおける各液体流通管51の一方の端部にそれぞれ接続される。
第2液体循環部材9Bは、流入側が緑色光変調素子保持部5Gにおける液体流通管51の他方の端部に接続され、流出側が青色光変調素子保持部5Bにおける液体流通管51の一方の端部に接続される。
第3液体循環部材9Cは、流入側が青色光変調素子保持部5Bにおける液体流通管51の他方の端部に接続され、流出側が液体圧送部6に接続される。
第4液体循環部材9Dは、流入側及び流出側が液体圧送部6及びタンク7における流入口72にそれぞれ接続される。
第5液体循環部材9Eは、流入側及び流出側がタンク7における流出口73及び熱交換器81の流入部819にそれぞれ接続される。
第6液体循環部材9Fは、流入側及び流出側が熱交換器81の流出部817及び赤色光変調素子保持部5Rにおける液体流通管51の他方の端部に接続される。
以上のような液体循環部材9による接続構造により、赤色光変調素子保持部5R〜緑色光変調素子保持部5G〜青色光変調素子保持部5B〜液体圧送部6〜タンク7〜熱交換器81を辿り、再度、赤色光変調素子保持部5Rに戻る環状の流路Cが形成される。
そして、上述した液冷装置4により、以下に示すように液晶パネル341が冷却される。
すなわち、液晶パネル341にて生じた熱は、光学素子保持部5を介して冷却液体に伝達される。
光学素子保持部5から流出した冷却液体は、流路Cを辿って熱交換器81に流入する。
ここで、熱交換器81は、ペルチェ素子83の駆動により、吸熱面831から熱が吸収されることで冷却されている。このため、熱交換器81に流入した冷却液体は、内部の微細流路Cmを流通する際に、熱交換器81との間で熱交換が行われ、冷却される。
そして、熱交換器81にて冷却された冷却液体は、再度、光学素子保持部5に流入する。
〔熱交換器の姿勢〕
次に、プロジェクター1が種々の姿勢で設置された場合での熱交換器81の姿勢について説明する。
なお、投射レンズ35に対する熱交換器81の位置関係については、以下の通りである。
図7は、投射レンズ35と熱交換器81との位置関係を模式的に示す図である。具体的に、図7は、天面部21側から見た図である。
熱交換器81は、+Y軸側が天面部21側に向くとともに、+Z軸方向が投射レンズ35の投射方向Rに沿う姿勢で外装筐体2内部に配設される。
すなわち、熱交換器81は、流出部817が天面部21側に位置するとともに、流入部819が底面部22側に位置し、冷却液体を投射方向Rに対して略平行に流入出する姿勢で外装筐体2内部に配設される。
そして、熱交換器81は、上述したように外装筐体2内部に配設されることで、プロジェクター1が種々の姿勢で設置された際に、以下に示すような姿勢となる。
図8は、プロジェクター1の種々の姿勢を模式的に示す図である。
図9は、プロジェクター1が種々の姿勢で設置された場合での熱交換器81の姿勢を遮蔽板81B側から見た断面図である。
熱交換器81は、プロジェクター1が図8(A)に示す正置き姿勢(天吊り姿勢も同様)で設置された場合には、流出部817(流出側凹部814)が上方側に位置するとともに、流入部819(流入側凹部815)が下方側に位置する姿勢となる(図9(A))。
このため、流入部819を介して第2凹部812内部に流入した気泡は、浮力により上方側に移動することで、上方側に位置する流出部817から冷却液体とともに外部に排出されることとなる。
また、熱交換器81は、プロジェクター1が図8(B)に示す上方投射姿勢(投射レンズ35が上方側に位置する姿勢)や図8(C)に示す下方投射姿勢(投射レンズ35が下方側に位置する姿勢)で設置された場合には、図9(B)や図9(C)に示すように、流出側凹部814及び流入側凹部815が上下方向の略中心位置に位置する姿勢となる。
このため、流入部819を介して第2凹部812内部に流入した気泡は、浮力により上方側に移動することで、第2凹部812内部における上方側の空間に順次、蓄積され、流出側凹部814の形成位置まで蓄積された後、流出部817から冷却液体とともに外部に排出されることとなる。
上述した第1実施形態によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、熱交換器81を構成する流出部817及び流入部819は、側壁部812A,812Bの各中央位置P1,P2から、幅方向に沿って互いに逆方向に延び、外面816、818まで貫通するように形成されている。
そして、熱交換器81は、流出部817が天面部21側に位置するとともに、流入部819が底面部22側に位置し、冷却液体を投射方向Rに沿って流入出する姿勢で外装筐体2内部に配設される。
このことにより、プロジェクター1が種々の姿勢で設置された場合であっても、第2凹部812内部には、最大限で第2凹部812内部の略半分の空間にしか気泡が蓄積されず、第2凹部812内部の略全体に亘って気泡が充満することを防止できる。
したがって、プロジェクター1が種々の姿勢で設置された場合であっても、冷却液体と熱交換器81との熱交換効率を安定に維持でき、冷却液体の温度を効率的に低減して冷却液体により冷却される冷却対象を効果的に冷却できる。
また、ペルチェ素子83の吸熱面831は、交換器本体81Aにおける板面の略中心位置に熱伝達可能に接続する。すなわち、最大限で第2凹部812内部の略半分の空間に気泡が蓄積された場合には、吸熱面831の一部の領域は、蓄積された気泡により熱交換器81を介した冷却液体との熱伝達経路が閉塞されるが、他の領域は、熱交換器81を介した冷却液体との熱伝達経路が維持されることとなる。
したがって、最大限で第2凹部812内部の略半分の空間に気泡が蓄積された場合であっても、上記の熱伝達経路により、冷却液体を十分に冷却することができる。
さらに、流入部819及び流出部817は、投射方向Rに対して略平行するように設けられているので、液体循環部材9にて配管した際に、液体循環部材9が熱交換器81に対して天面部21側及び底面部22側に突出することがない。すなわち、熱交換器81への液体循環部材9の配管を考慮して、プロジェクター1の厚み寸法(天面部21及び底面部22間の寸法)を大きくする必要がなく、プロジェクター1の厚み寸法を小さくすることができる。
上述した第1実施形態では、説明を簡略化するために、プロジェクター1の姿勢として、正置き姿勢(天吊り姿勢)、上方投射姿勢、及び下方投射姿勢の3つの姿勢を例に挙げて説明したが、プロジェクター1は正置き姿勢から上方投射姿勢あるいは下方投射姿勢までの間の傾斜した姿勢にも設定できるものであり、このような種々の姿勢であっても上述した効果を奏することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造及び同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図10は、第2実施形態における投射レンズ35と熱交換器81との位置関係を模式的に示す図である。具体的に、図10は、天面部21側から見た図である。
本実施形態では、図10に示すように、前記第1実施形態に対して、熱交換器81の配設位置が異なるのみである。
具体的に、熱交換器81は、図10に示すように、遮蔽板81B(+X軸側)が天面部21側に向くとともに、+Z軸方向が投射方向Rに沿う姿勢で外装筐体2内部に配設されている。
すなわち、熱交換器81は、底面部22からの流入部819及び流出部817の各高さ位置が略同一位置となり、冷却液体を投射方向Rに対して略平行に流入出する姿勢で外装筐体2内部に配設されている。
次に、プロジェクター1が種々の姿勢で設置された際での本実施形態の熱交換器81の姿勢について説明する。
図11は、プロジェクター1が種々の姿勢で設置された場合での熱交換器81の姿勢を示す図である。
なお、図11(A)〜図11(C)では、説明の便宜上、熱交換器81を+Y軸側(図11(A))、遮蔽板81B側(図11(B)、図11(C))からそれぞれ見ている。
熱交換器81は、プロジェクター1が図8(A)に示す正置き姿勢(天吊り姿勢も同様)で設置された場合には、遮蔽板81Bが上方側に位置し、厚み方向(X軸方向)が上下方向に向く姿勢となる。
ここで、熱交換器81は、厚み寸法が他の方向(Y軸方向、Z軸方向)の寸法よりも小さくなるように形成されている。すなわち、遮蔽板81Bと流出部817の孔817A(図6)との隙間は非常に小さい。
このため、流入部819を介して第2凹部812内部に流入した気泡は、浮力により上方側に移動し、第2凹部812内部における遮蔽板81B側(上方側)の空間に順次、蓄積されても、上記のように非常に小さい隙間分の空間にしか蓄積されず、流出部817の孔817Aまで蓄積されると、流出部817を介して冷却液体とともに外部に排出されることとなる。
また、熱交換器81は、プロジェクター1が図8(B)に示す上方投射姿勢や図8(C)に示す下方投射姿勢で設置された場合には、前記第1実施形態と同様に、図11(B)や図11(C)に示すように、流出側凹部814及び流入側凹部815が上下方向の略中心位置に位置する姿勢となる。
以上のように、上述した第2実施形態においては、上述したように熱交換器81を配設した場合であっても、前記第1実施形態と同様の効果を享受できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態において、プロジェクター1が種々の姿勢で設置された場合に、いずれの姿勢でも第1中央位置P1が第2中央位置P2より下方側に位置しなければ、前記各実施形態とは異なる形で熱交換器81を外装筐体2内部に配設しても構わない。
前記各実施形態において、熱交換器81の形状は、前記各実施形態で説明した形状に限らない。
例えば、熱交換器81は、平面視矩形形状を有していたが、これに限らず、平面視円形状を有するように形成しても構わない。同様に、第2凹部812も平面視円形状を有するように形成しても構わない。
前記各実施形態において、冷却対象として、液晶パネル341を採用していたが、これに限らず、光源装置31A,31B、偏光変換素子323、入射側偏光板342、射出側偏光板343等の光学素子や、プロジェクター1内部の構成部材に電力を供給する電源装置、あるいは液晶パネル341等を制御する制御装置等を冷却対象としても構わない。
前記各実施形態において、液冷装置4を構成する各部材5〜8の配設順序は、前記各実施形態で説明した順序に限らず、その他の順序で配設しても構わない。
前記各実施形態では、液晶パネル341は、3つ設けられていたが、その数は3つに限らず、1つ、2つ、あるいは、4つ以上であっても構わない。
前記各実施形態において、光変調素子としては、透過型または反射型の液晶パネルの他、マイクロミラーを用いたデバイス等、液晶以外の光変調素子を採用しても構わない。
前記各実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行うフロントタイプのプロジェクターの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射を行うリアタイプのプロジェクターにも適用可能である。
本発明の熱交換器は、プレゼンテーションやホームシアターに用いられるプロジェクターに搭載される液冷装置に利用できる。
1・・・プロジェクター、2・・・外装筐体、4・・・液冷装置、21・・・天面部、22・・・底面部、81・・・熱交換器、812A,812B・・・側壁部(内側面)、813・・・隔壁部、816,818・・・外面(外側面)、817・・・流出部、819・・・流入部、Cm・・・微細流路、P1,P2・・・中央位置、R・・・投射方向。

Claims (3)

  1. 中空状に形成され、内部に複数の微細流路を有する熱交換器であって、
    互いに平行して当該熱交換器の幅方向に沿って並設され、前記複数の微細流路を形成する複数の隔壁部と、
    当該熱交換器内外を連通し、冷却液体を流入出させるための流入部及び流出部とを備え、
    前記流入部及び前記流出部は、
    当該熱交換器の内側面における前記幅方向の略中央に位置し互いに対向する一対の中央位置から、前記幅方向に沿って互いに逆方向に延び、当該熱交換器の外側面まで貫通するようにそれぞれ形成されている
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 冷却液体により冷却対象を冷却する液冷装置と、外装を構成する外装筐体とを備えたプロジェクターであって、
    前記液冷装置は、
    請求項1に記載の熱交換器を備え、
    前記熱交換器は、
    前記流出部が前記外装筐体の天面部側に位置するとともに、前記流入部が前記外装筐体の底面部側に位置し、冷却液体を当該プロジェクターからの画像の投射方向に対して略平行に流入出する姿勢で前記外装筐体内部に配設されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  3. 冷却液体により冷却対象を冷却する液冷装置と、外装を構成する外装筐体とを備えたプロジェクターであって、
    前記液冷装置は、
    請求項1に記載の熱交換器を備え、
    前記熱交換器は、
    前記外装筐体の底面部からの前記流入部及び前記流出部の各高さ位置が略同一位置となり、冷却液体を当該プロジェクターからの画像の投射方向に対して略平行に流入出する姿勢で前記外装筐体内部に配設されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
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