JP6337770B2 - モーター駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置で使用するステッピングモーターを駆動するステッピングモーター駆動装置に関する。
複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、ステッピングモーターをオープンループによるモーター制御で駆動するモーター駆動装置が一般的に用いられている。オープンループによるモーター制御では、エンコーダ、タコジェネレータ等のセンサーによって検出する回転角、回転速度等の情報をフィードバックする必要が無く、これらのセンサーを省略でき、コスト面で有利となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−78385号公報
しかしながら、オープンループによるモーター制御では、制御クロックに同期してA相/B相のコイル(励磁相)への給電が切り替えられるが、チョッピング動作によってモーター駆動電流を一定にする定電流制御を行う場合、ハード的な制約により、制御クロックによる給電の切り替えタイミングにズレが発生し、それに起因する振動が発生してしまう。
ステッピングモーターの駆動は、A相/B相のコイルへの給電を切り替えることによって行われる。コイルへの給電の切り替えは、回転数に応じて設定される制御クロックに同期して行われる(以下、制御クロックによってコイルへの給電を切り替えるタイミングを切り換えタイミングと称す)。そして、モーター駆動電流を一定にする定電流制御は、Hiブリッジ回路が構成されたステッピングモーターのドライブ回路のオン/オフ制御(チョッピング動作)で行われる。以下、チョッピング動作の周期を「チョッピング周期」、その周波数を「チョッピング周波数」と称する。
チョッピング動作では、Hiブリッジ回路が構成されたドライブ回路での電源−GNDショートを回避(ハイサイド/ローサイドのFETに貫通電流が流れることを防止)する必要がある。従って、制御クロックのエッジが入力されても、チョッピング周期内では切り替わりは行われず、制御クロックによる切り替えタイミングにズレが生じる。このズレが回転ムラとなり、その結果、振動、音として現れる。また、制御クロックによる切り替えタイミングのズレは、励磁パターンによっても影響が変化してくる。1−2相励磁でのステップ切り替わりでは、2相(A相/B相)とも同時に切り替わるタイミングが存在するため、隣り合う制御クロック間の周波数ズレは2相励磁と比較して大きくなる。
制御クロックによる切り替えタイミングのズレは、チョッピング周波数が低いと大きく、逆にチョッピング周波数が高いと小さくなる。しかし、内部スイッチング時の駆動デバイス(FET)としてのロスは、チョッピング周波数が低いと小さく、チョッピング周波数が高いと大きくなり、それが駆動デバイスの発熱として影響が出てきてしまう。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、制御クロックによる切り替えタイミングのズレを軽減することができる適切なチョッピング周波数でチョッピング動作を行うことができるモーター駆動装置を提供することにある。
本発明のモーター駆動装置は、ステッピングモーターの励磁相への給電を制御クロックに同期して切り替えるドライブ回路を有し、前記ドライブ回路のスイッチング素子をオン/オフ制御するチョッピング動作によってモーター駆動電流を一定にする定電流制御を行うモーター駆動装置であって、複数のチョッピング周波数を設定可能に構成され、設定したチョッピング周波数の矩形波信号のデューティ比を前記モーター駆動電流が一定になるように設定するチョッピング周波数設定部と、前記チョッピング周波数設定部によって設定されたチョッピング周波数の矩形波信号によってチョッピング動作を行う励磁制御部と、前記ステッピングモーターの駆動に起因する振動を検出する振動検出部と、前記ステッピングモーターの駆動時に、前記チョッピング周波数設定部によって設定可能なそれぞれのチョッピング周波数で前記励磁制御部によってそれぞれチョッピング動作を行わせ、前記振動検出部による検出結果に基づいて、モニター周波数の周波数レベルが最小となるチョッピング周波数に、前記チョッピング周波数設定部に設定するチョッピング周波数を決定するチョッピング周波数決定動作を行うチョッピング周波数決定部とを具備し、前記チョッピング周波数決定部によって決定されたチョッピング周波数が予め設定された閾周波数以上である場合、前記チョッピング周波数設定部は、前記制御クロックによる切替タイミングを含む、1クロック周期内の一部分のみ、前記チョッピング周波数決定部によって決定されたチョッピング周波数に切り換え、他の期間は設定可能なチョッピング周波数の内、最も低いものに設定することを特徴とする。
さらに、本発明のモーター駆動装置において、前記モニター周波数は、前記ステッピングモーターの出力軸に装着されたモータピニオンの歯数と、前記ステッピングモーターのモータローターの極数との公倍数のいずれかに設定されていても良い。
さらに、本発明のモーター駆動装置において、前記モニター周波数は、事前に所定の条件でステッピングモーターを駆動させ、振動レベルが最も大きくなる値に設定されていても良い。
さらに、本発明のモーター駆動装置において、前記チョッピング周波数決定部は、前記チョッピング周波数決定動作の実行時に、最速の前記制御クロックで前記ドライブ回路を駆動させても良い。
また、本発明のモーター駆動装置は、ステッピングモーターの励磁相への給電を制御クロックに同期して切り替えるドライブ回路を有し、前記ドライブ回路のスイッチング素子をオン/オフ制御するチョッピング動作によってモーター駆動電流を一定にする定電流制御を行うモーター駆動装置であって、複数のチョッピング周波数を設定可能に構成され、設定したチョッピング周波数の矩形波信号のデューティ比を前記モーター駆動電流が一定になるように設定するチョッピング周波数設定部と、前記チョッピング周波数設定部によって設定されたチョッピング周波数の矩形波信号によってチョッピング動作を行う励磁制御部と、前記ステッピングモーターの駆動に起因する振動を検出する振動検出部と、前記ステッピングモーターの駆動時に、前記チョッピング周波数設定部によって設定可能なチョッピング周波数の内、チョッピング周波数が低い方から順番に前記励磁制御部によってチョッピング動作を行わせ、前記振動検出部による検出結果に基づいて、モニター周波数の周波数レベルが予め設定された閾振動レベル以下になったチョッピング周波数に、前記チョッピング周波数設定部に設定するチョッピング周波数を決定するチョッピング周波数決定動作を行うチョッピング周波数決定部とを具備し、前記チョッピング周波数決定部によって決定されたチョッピング周波数が予め設定された閾周波数以上である場合、前記チョッピング周波数設定部は、前記制御クロックによる切替タイミングを含む、1クロック周期内の一部分のみ、前記チョッピング周波数決定部によって決定されたチョッピング周波数に切り換え、他の期間は設定可能なチョッピング周波数の内、最も低いものに設定することを特徴とする。
本発明によれば、制御クロックによる切り替えタイミングのズレを軽減することができる適切なチョッピング周波数でチョッピング動作を行うことができ、切り替えタイミングズレによるステッピングモーター1の振動を軽減することができるという効果を奏する。
本発明に係るモーター駆動装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明に係るモーター駆動装置の第1の実施の形態によるチョッピング周波数決定動作の制御手順を示すフローチャートである。 図1に示す振動検出部によってモニターする振動周波数を示す波形図である。 図1に示すチョッピング周波数設定部におけるチョッピング周波数の設定例を説明するための波形図である。 本発明に係るモーター駆動装置の第2の実施の形態によるチョッピング周波数決定動作の制御手順を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態のモーター駆動装置は、複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置で使用するステッピングモーター1を駆動する装置であり、図1を参照すると、ドライブ回路2と、励磁制御部3と、制御クロック切替部4と、チョッピング周波数設定部5と、電流検出部6と、振動検出部7と、これら全体を制御するCPU8とを備えている。
ドライブ回路2は、ステッピングモーター1の各励磁相をオン/オフするスイッチング素子であるFETを備えたHiブリッジ回路である。
励磁制御部3は、制御クロック切替部4から入力される制御クロックと、CPU8によって指示された励磁モード(MODE)及び回転方向(CW/CCW)とに基づいて、ドライブ回路2のFETを駆動することで、ステッピングモーター1の各励磁相のオン/オフを切り替える制御回路である。また、励磁制御部3は、チョッピング周波数設定部5に設定されたチョッピング周波数及びデューティ比でドライブ回路2のFETをオン/オフ制御(チョッピング動作)することで、モーター駆動電流を一定にする定電流制御を行う。
制御クロック切替部4は、CPU8によって指示された回転数に対応する制御クロックを励磁制御部3に出力する。
チョッピング周波数設定部5は、人間の可聴領域(〜20kHz)以上の複数のチョッピング周波数(例えば、25/30/35/40kHz)を設定可能に構成されており、設定したチョッピング周波数の矩形波信号(以下、チョッピング信号と称す)を励磁制御部3に出力する。また、チョッピング周波数設定部5は、電流検出部6によって検出されるモーター駆動電流が一定になるように、チョッピング信号のデューティ比を設定する。
電流検出部6は、ステッピングモーター1の各励磁相を流れるモーター駆動電流を検出する電流検出手段であり、例えば、電流検出用の抵抗で構成される。
振動検出部7は、ステッピングモーター1の駆動に起因する振動を検出する振動検出手段であり、振動検出信号をCPU8に出力する。振動検出部7は、例えば、ステッピングモーター1の近傍もしくは接触して配置された加速度センサーで構成される。なお、振動検出部7を、磁石(マグネット)と磁力センサーとで構成することもできる。
CPU8は、制御クロック切替部4に対して回転数を指示すると共に、励磁制御部3に対して励磁モード(MODE)と回転方向(CW/CCW)とを指示する。また、CPU8は、振動検出部7の検出信号に基づいて、チョッピング周波数設定部5に設定するチョッピング周波数を決定するチョッピング周波数決定動作を行う。
以下、チョッピング周波数決定動作の制御手順について図2及び図3を参照して詳細に説明する。
CPU8は、チョッピング周波数決定動作の制御するチョッピング周波数決定部として機能する。まず、CPU8は、励磁制御部3に対して、複数の例示モードの内、最も振動が大きくなると想定される励磁モードとして1−2相励磁を指示し、励磁モードを1−2相励磁に設定させると共に(ステップA1)、制御クロック切替部4に対して、最も速い回転数を指示し、駆動クロックを最速に設定させ(ステップA2)、ステッピングモーター1を駆動させる(ステップA3)。
次に、CPU8は、変数nに1をセットし(ステップA4)、チョッピング周波数設定部5に対して、n番目のチョッピング周波数の設定する(ステップA5)。これにより、n番目のチョッピング周波数のチョッピング信号が励磁制御部3に出力され、ドライブ回路2のFETがn番目のチョッピング周波数でオン/オフ制御される。そして、CPU8は、振動検出部7から出力される振動検出信号をサンプリングすることで、モニター周波数の信号レベルを測定する(ステップA6)。振動検出信号のサンプリングは、数回(例えば、500ms毎に5回)行う。モニター周波数は、ステッピングモーター1の出力軸に装着されたモータピニオンの歯数と、ステッピングモーター1のモータローターの極数との公倍数のいずれかに設定されている。ステッピングモーター1の駆動持の実振動を周波数解析すると、図3に矢印で示すように、モータピニオンの歯数とモータローターの極数との公倍数の周波数で振動レベルのピークが表れる。従って、事前に所定の条件でステッピングモーター1を駆動させ、振動レベルが最も大きくなるモータピニオンの歯数とモータローターの極数との公倍数をモニター周波数として設定すると良い。なお、モニター周波数は、0〜最速の制御クロック*2の範囲で設定される。すなわち、制御クロックの最速が2500Hzである場合には、0〜5000Hzの範囲で実振動を周波数解析し、モニター周波数は、その内の振動レベルが最も大きくなる公倍数に設定される。
次に、CPU8は、変数nが閾値Nに到達したか否かを判断し(ステップA7)、変数nが閾値Nに到達していない場合には、変数nをインクリメントし(ステップA8)、ステップA5に戻る。閾値Nは、チョッピング周波数設定部5で設定可能なチョッピング周波数の数であり、例えば、チョッピング周波数設定部5で設定可能なチョッピング周波数が、25/30/35/40kHzの4通りである場合には、閾値N=4となる。
ステップA7で変数nが閾値Nに到達した場合には、チョッピング周波数を変えてN回のモニター周波数の信号レベルが測定されたことになり、CPU8は、ステップA6で測定したモニター周波数の信号レベルが最も低い時のチョッピング周波数を、チョッピング周波数設定部5を設定するチョッピング周波数として決定し(ステップA9)、チョッピング周波数決定動作を終了する。
これにより、チョッピング周波数設定部5には、モニター周波数の信号レベルが最も低い時のチョッピング周波数が設定され、このチョッピング周波数によってチョッピング動作が行われ、切り替えタイミングズレによるステッピングモーター1の振動を軽減することができる。
なお、チョッピング周波数決定動作の実施タイミングは、特に制限はなく、生産ライン、もしくはサービス従事者の調整の中で専用モードを設けるようにしても良い。また、ユーザーの操作によってチョッピング周波数決定動作の実施を行えるようにしても良い。さらに、電源投入時(もしくは、低電力モードからの復帰時)には、マシンを正常に動作させるため、イニシャル動作として一定時間回転させる(駆動連結動作)制御に行う場合があり、このイニシャル動作時にチョッピング周波数決定動作を実施するようにしても良い。
また、チョッピング周波数が高くなると、駆動デバイス(ドライブ回路2のFET)の発熱の問題も懸念される。そこで、ステップA9で決定されたチョッピング周波数が予め設定された閾周波数(例えば、30kHz)以上である場合には、チョッピング周波数設定部5は、制御クロックによる切替タイミングを含む、1クロック周期(1CLK)内の一部分のみ、ステップA9で決定されたチョッピング周波数に切り換えて設定するように構成しても良い。例えば、チョッピング周波数設定部5は、図4に示すように、制御クロックの立ち上がりエッジが切り替えタイミングである場合、1CLK内の立ち上がりエッジから立ち下がりエッジを設定可能なチョッピング周波数の内、最も低い25kHzに設定し、立ち下がりエッジから立ち上がりエッジをステップA9で決定されたチョッピング周波数(例えば、40kHz)に設定する。これにより、切り替えタイミングズレによるステッピングモーター1の振動を軽減し、且つ駆動デバイスの発熱を抑制し、駆動デバイス発熱もケアされた、ステッピングモーター駆動回路制御が可能となる。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、ステッピングモーター1の励磁相への給電を制御クロックに同期して切り替えるドライブ回路2を有し、ドライブ回路2のスイッチング素子をオン/オフ制御するチョッピング動作によってモーター駆動電流を一定にする定電流制御を行うモーター駆動装置であって、複数のチョッピング周波数を設定可能に構成されチョッピング周波数設定部5と、チョッピング周波数設定部5によって設定されたチョッピング周波数によってチョッピング動作を行う励磁制御部3と、ステッピングモーター1の駆動に起因する振動を検出する振動検出部7と、ステッピングモーター1の駆動時に、チョッピング周波数設定部5によって設定可能なそれぞれのチョッピング周波数で励磁制御部3によってそれぞれチョッピング動作を行わせ、振動検出部7による検出結果に基づいて、モニター周波数の周波数レベルが最小となるチョッピング周波数に、チョッピング周波数設定部5に設定するチョッピング周波数を決定するチョッピング周波数決定動作を行うCPU8(チョッピング周波数決定部)とを備えている。
この構成により、制御クロックによる切り替えタイミングのズレを軽減することができる適切なチョッピング周波数でチョッピング動作を行うことができ、切り替えタイミングズレによるステッピングモーター1の振動を軽減することができる。
さらに、本実施の形態によれば、モニター周波数は、ステッピングモーター1の出力軸に装着されたモータピニオンの歯数と、ステッピングモーター1のモータローターの極数との公倍数のいずれかに設定されている。
この構成により、振動レベルのピークが表れる周波数における振動レベルに基づいてチョッピング周波数を決定することができるため、切り替えタイミングズレによるステッピングモーター1の振動を効果的に軽減することができる。
さらに、本実施の形態によれば、モニター周波数は、事前に所定の条件でステッピングモーター1を駆動させ、振動レベルが最も大きくなる値に設定されている。
この構成により、振動レベルの最も大きいピークが表れる周波数における振動レベルに基づいてチョッピング周波数を決定することができるため、切り替えタイミングズレによるステッピングモーター1の振動をさらに効果的に軽減することができる。
さらに、本実施の形態によれば、CPU8は、チョッピング周波数決定動作の実行時に、最速の制御クロックでドライブ回路を駆動させる。
この構成により、最も振動レベルが大きくなる制御クロックで振動レベルが最小となるチョッピング周波数を決定することができるため、切り替えタイミングズレによるステッピングモーター1の振動を効果的に軽減することができる。
さらに、本実施の形態によれば、チョッピング周波数設定部5は、制御クロックによる切替タイミングを含む、1クロック周期内の一部分のみ、CPU8によるチョッピング周波数決定動作によって決定されたチョッピング周波数に設定する。
この構成により、駆動デバイスの発熱を抑制することができ、駆動デバイスの発熱もケアされた、ステッピングモーター駆動回路制御が可能となる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、第1の実施の形態に比べてチョッピング周波数の決定方法が異なっている。図5を参照すると、n番目のチョッピング周波数の設定し(ステップA5)、モニター周波数の信号レベルを測定すると(ステップA6)、CPU8は、モニター周波数の信号レベルが予め設定されている閾振動レベル以下か否かを判断する(ステップB1)。なお、第2の実施の形態では、ステップA5において、チョッピング周波数設定部5で設定可能なチョッピング周波数の内、チョッピング周波数が低い方から順番に設定される。
ステップB1でモニター周波数の信号レベルが予め設定されている閾振動レベル以下である場合には、ステップA5で設定したn番目のチョッピング周波数を、チョッピング周波数設定部5を設定するチョッピング周波数として決定し(ステップB2)、チョッピング周波数決定動作を終了する。
一方、ステップB1でモニター周波数の信号レベルが予め設定されている閾振動レベル以下でない場合に、CPU8は、変数nが閾値Nに到達したか否かを判断し(ステップA7)、変数nが閾値Nに到達していない場合には、変数nをインクリメントし(ステップA8)、ステップA5に戻る。
すなわち、第2の実施の形態では、モニター周波数の信号レベルが予め設定されている閾振動レベル以下になった時点で、チョッピング周波数設定部5を設定するチョッピング周波数として決定することができる。これにより、切り替えタイミングズレによるステッピングモーター1の振動を許容範囲まで軽減することができる、最も低いチョッピング周波数を素早く決定することができる。
なお、ステップA7で変数nが閾値Nに到達した場合には、モニター周波数の信号レベルが予め設定されている閾振動レベル以下になるチョッピング周波数が存在しないことになる。従って、N番目のチョッピング周波数(最も高いチョッピング周波数)を、チョッピング周波数設定部5を設定するチョッピング周波数として決定することで(ステップB3)、切り替えタイミングズレによるステッピングモーター1の振動をできるだけ減減する。ステップA7で変数nが閾値Nに到達した場合に、エラーを報知するようにしても良い。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、ステッピングモーター1の励磁相への給電を制御クロックに同期して切り替えるドライブ回路2を有し、ドライブ回路2のスイッチング素子をオン/オフ制御するチョッピング動作によってモーター駆動電流を一定にする定電流制御を行うモーター駆動装置であって、複数のチョッピング周波数を設定可能に構成されチョッピング周波数設定部5と、チョッピング周波数設定部5によって設定されたチョッピング周波数によってチョッピング動作を行う励磁制御部3と、ステッピングモーター1の駆動に起因する振動を検出する振動検出部7と、ステッピングモーター1の駆動時に、チョッピング周波数設定部5によって設定可能なチョッピング周波数の内、チョッピング周波数が低い方から順番に励磁制御部3によってチョッピング動作を行わせ、振動検出部7による検出結果に基づいて、モニター周波数の周波数レベルが予め設定された閾振動レベル以下になったチョッピング周波数に、チョッピング周波数設定部5に設定するチョッピング周波数を決定するチョッピング周波数決定動作を行うCPU8(チョッピング周波数決定部)とを備えている。
この構成により、切り替えタイミングズレによるステッピングモーター1の振動を許容範囲まで軽減することができる、最も低いチョッピング周波数を素早く決定することができる。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
1 ステッピングモーター
2 ドライブ回路
3 励磁制御部
4 制御クロック切替部
5 チョッピング周波数設定部
6 電流検出部
7 振動検出部
8 CPU

Claims (5)

  1. ステッピングモーターの励磁相への給電を制御クロックに同期して切り替えるドライブ回路を有し、前記ドライブ回路のスイッチング素子をオン/オフ制御するチョッピング動作によってモーター駆動電流を一定にする定電流制御を行うモーター駆動装置であって、
    複数のチョッピング周波数を設定可能に構成され、設定したチョッピング周波数の矩形波信号のデューティ比を前記モーター駆動電流が一定になるように設定するチョッピング周波数設定部と、
    前記チョッピング周波数設定部によって設定されたチョッピング周波数の矩形波信号によってチョッピング動作を行う励磁制御部と、
    前記ステッピングモーターの駆動に起因する振動を検出する振動検出部と、
    前記ステッピングモーターの駆動時に、前記チョッピング周波数設定部によって設定可能なそれぞれのチョッピング周波数で前記励磁制御部によってそれぞれチョッピング動作を行わせ、前記振動検出部による検出結果に基づいて、モニター周波数の周波数レベルが最小となるチョッピング周波数に、前記チョッピング周波数設定部に設定するチョッピング周波数を決定するチョッピング周波数決定動作を行うチョッピング周波数決定部とを具備し、
    前記チョッピング周波数決定部によって決定されたチョッピング周波数が予め設定された閾周波数以上である場合、前記チョッピング周波数設定部は、前記制御クロックによる切替タイミングを含む、1クロック周期内の一部分のみ、前記チョッピング周波数決定部によって決定されたチョッピング周波数に切り換え、他の期間は設定可能なチョッピング周波数の内、最も低いものに設定することを特徴とするモーター駆動装置。
  2. 前記モニター周波数は、前記ステッピングモーターの出力軸に装着されたモータピニオンの歯数と、前記ステッピングモーターのモータローターの極数との公倍数のいずれかに設定されていることを特徴とする請求項1記載のモーター駆動装置。
  3. 前記モニター周波数は、事前に所定の条件でステッピングモーターを駆動させ、振動レベルが最も大きくなる値に設定されていることを特徴とする請求項2記載のモーター駆動装置。
  4. 前記チョッピング周波数決定部は、前記チョッピング周波数決定動作の実行時に、最速の前記制御クロックで前記ドライブ回路を駆動させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のモーター駆動装置。
  5. ステッピングモーターの励磁相への給電を制御クロックに同期して切り替えるドライブ回路を有し、前記ドライブ回路のスイッチング素子をオン/オフ制御するチョッピング動作によってモーター駆動電流を一定にする定電流制御を行うモーター駆動装置であって、
    複数のチョッピング周波数を設定可能に構成され、設定したチョッピング周波数の矩形波信号のデューティ比を前記モーター駆動電流が一定になるように設定するチョッピング周波数設定部と、
    前記チョッピング周波数設定部によって設定されたチョッピング周波数の矩形波信号によってチョッピング動作を行う励磁制御部と、
    前記ステッピングモーターの駆動に起因する振動を検出する振動検出部と、
    前記ステッピングモーターの駆動時に、前記チョッピング周波数設定部によって設定可能なチョッピング周波数の内、チョッピング周波数が低い方から順番に前記励磁制御部によってチョッピング動作を行わせ、前記振動検出部による検出結果に基づいて、モニター周波数の周波数レベルが予め設定された閾振動レベル以下になったチョッピング周波数に、前記チョッピング周波数設定部に設定するチョッピング周波数を決定するチョッピング周波数決定動作を行うチョッピング周波数決定部とを具備し、
    前記チョッピング周波数決定部によって決定されたチョッピング周波数が予め設定された閾周波数以上である場合、前記チョッピング周波数設定部は、前記制御クロックによる切替タイミングを含む、1クロック周期内の一部分のみ、前記チョッピング周波数決定部によって決定されたチョッピング周波数に切り換え、他の期間は設定可能なチョッピング周波数の内、最も低いものに設定することを特徴とするモーター駆動装置。
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