JP6331833B2 - 液体吐出装置、及びチューブ位置修正方法 - Google Patents

液体吐出装置、及びチューブ位置修正方法 Download PDF

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Description

本発明は、液体吐出装置及びチューブ位置修正方法に関する。
従来、キャリッジに接続されたチューブを支持する支持部を備えた記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−131893号公報
しかしながら、上記装置において、例えば、外的要因等により、チューブが支持部から脱落してしまった場合に、チューブを支持部に容易に戻すことができない、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる液体吐出装置は、液体を吐出可能な吐出部を有し、走査方向に沿って第1の位置と第2の位置との間を移動可能なキャリッジと、前記吐出部と接続され、前記液体を前記吐出部に供給するチューブと、前記チューブと接触可能な位置に設けられたフレームと、前記フレームと前記キャリッジとの間に設けられ、前記チューブを支持可能な支持面を有するチューブ支持部と、を備え、前記キャリッジは、前記チューブが前記支持面に支持されていない状態で前記走査方向に沿って前記キャリッジが移動する際に、前記支持面に向けて前記チューブを移動させるように傾斜した傾斜部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1の位置と、第2の位置との間をキャリッジが移動している際に、チューブが支持面から脱落した場合に、キャリッジに設けられた傾斜部によってチューブが支持面側に移動される。これにより、支持面から脱落したチューブを容易に支持面に戻すことができる。
[適用例2]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記傾斜部は、重力方向における位置を高さとしたとき、前記高さが前記支持面より低い位置にある前記チューブを前記支持面の高さまですくい上げる、すくい上げ傾斜部を有することを特徴とする。
この構成によれば、すくい上げ傾斜部によって、チューブが重力方向下側に下がっている場合でも、支持面側にチューブを容易にすくい上げることができる。
[適用例3]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記傾斜部は、前記フレームと接触していない前記チューブを、前記フレームに向かう方向に付勢する付勢傾斜部を有することを特徴とする。
この構成によれば、付勢傾斜部によって、チューブがフレーム側に押し付けられる。そのため、所定の位置からずれたチューブを容易に元の位置に戻すことができる。
[適用例4]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記傾斜部は、前記キャリッジにおける、前記第1の位置側の端部、前記第2の位置側の端部のうち、少なくとも一方に設けられることを特徴とする。
この構成によれば、キャリッジが主走査方向のいずれかの方向に移動する際に、速やかにチューブの位置を戻すことができる。
[適用例5]上記適用例にかかる液体吐出装置の前記傾斜部は、前記キャリッジにおける、前記第1の位置側の端部、及び前記第2の位置側の端部に設けられることを特徴とする。
この構成によれば、キャリッジの移動方向に関わらず、チューブの位置を戻すことができる。
[適用例6]本適用例にかかるチューブ位置修正方法は、走査方向に沿って、第1の位置と、第2の位置との間を移動可能であり、液体を吐出可能な吐出部を有するキャリッジと、前記吐出部と接続され、前記液体を前記吐出部に供給するチューブと、前記チューブと接触可能な位置に設けられるフレームと、前記フレームと前記キャリッジとの間に設けられ、前記チューブを支持可能な支持面を有するチューブ支持部と、を備えた液体吐出装置におけるチューブ位置修正方法であって、前記チューブが前記支持面に支持されていない場合に、前記キャリッジを前記走査方向に沿って移動させ、前記キャリッジに設けられた傾斜部を前記チューブに接触させることで、前記支持面に向けて前記チューブを移動させることを特徴とする。
この構成によれば、第1の位置と、第2の位置との間をキャリッジが移動している際に、チューブが支持面から脱落した場合に、キャリッジに設けられた傾斜面によってチューブが支持面側に移動される。これにより、支持面から脱落したチューブを容易に支持面に戻すことができる。
液体吐出装置の構成を示す概略図。 液体吐出装置の一部の構成を示す一部拡大図。 キャリッジの構成を示す概略図。 液体吐出装置の動作を示す模式図。 液体吐出装置の動作を示す模式図。 液体吐出装置の動作を示す模式図。 変形例にかかるキャリッジの構成を示す概略図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
まず、液体吐出装置の構成について説明する。液体吐出装置は、液体を吐出可能な吐出部を有し、走査方向に沿って第1の位置と第2の位置との間を移動可能なキャリッジと、吐出部と接続され、液体を吐出部に供給するチューブと、チューブと接触可能な位置に設けられたフレームと、フレームとキャリッジとの間に設けられ、チューブを支持可能な支持面を有するチューブ支持部と、を備え、キャリッジは、チューブが支持面に支持されていない状態で走査方向に沿ってキャリッジが移動する際に、支持面に向けてチューブを移動させるように傾斜した傾斜部を備えたものである。液体吐出装置は、例えば、インクジェットプリンターである。以下、具体的に説明する。
図1は、液体吐出装置の構成を示す概略図であり、図2は、液体吐出装置の一部の構成を示す一部拡大図である。なお、図2では、キャリッジが第1の位置(ホームポジションHP)に配置されたときの構成を示している。液体吐出装置50は、媒体の一例である長尺シート状の連続紙Pを搬送する搬送装置70と、搬送装置70によって搬送される連続紙Pに対して液体の一例であるインクを吐出(噴射)可能な吐出部60等を備えている。液体吐出装置50は、搬送装置70と吐出部60等を制御する制御部(図示せず)を備えている。
搬送装置70は、連続紙Pを繰り出す繰出部74と、繰出部74から繰り出され、吐出部60によって印刷が行われた連続紙Pを巻き取る巻取部75とを備えている。図1では、連続紙Pにおける搬送方向Yの上流側となる右側の位置に繰出部74が配置される一方、下流側となる左側の位置に巻取部75が配置されている。
吐出部60は、繰出部74と巻取部75との間の位置に連続紙Pの搬送経路と対向するように配置されている。吐出部60は、例えば、インクジェットヘッドである。そして、吐出部60における連続紙Pの搬送経路と対向する面には、連続紙Pにインクを噴射するための複数のノズル67aが形成されている。吐出部60はキャリッジ61に搭載され、当該キャリッジ61は、主ガイド軸56に支持された状態で、主走査方向Xへ往復動可能に配設されている。キャリッジ61は、駆動モーター(図示ぜす)に連結され、当該駆動モーターを回転駆動させることによって主走査方向Xへ往復動する。
吐出部60に対して連続紙Pの搬送経路を挟んで対向する位置には、連続紙Pを支持するプラテン53が配置されている。そして、吐出部60は、ノズル67aが形成された面がプラテン面531に対面するようにキャリッジ61に搭載されている。
吐出部60には、図2に示すように、インク収容容器(図示せず)から吐出部60にインクを供給可能なチューブ81が接続されている。また、吐出部60には制御部からFFC82が接続されている。そして、制御部からFFC82を介して、吐出部60の駆動信号が出力される。そして、チューブ81及びFFC82はキャリッジ61の往復動を妨げないように可撓性を有する材料で形成されている。本実施形態では、チューブ81は複数のチューブ保持部材900によって保持されている。チューブ保持部材900は、複数本で構成されるチューブ81を挟み込み、束ねる機能を有している。これにより、キャリッジ61が走査方向Xに往復動する際のチューブ81のばたつきを防止できる。なお、本実施形態では、チューブ81に加え、FFC82もチューブ保持部材900で保持するように構成されている。これにより、チューブ81及びFFC82のばたつきを防止できる。
また、チューブ81と接触可能な位置にフレーム85が設けられている。さらに、具体的には、吐出部60(キャリッジ61)が移動する主走査方向Xに沿ってフレーム面85aを有したフレーム85が配置されている。吐出部60とフレーム85との間にはチューブ支持部851を備えている。本実施形態では、フレーム85とチューブ支持部851とが連続するように設けられている。そして、当該チューブ支持部851は、チューブ81を支持可能な支持面851aを有している。
繰出部74には、連続紙Pの搬送方向Yと交差する方向である連続紙Pの幅方向X(図1では紙面と直交する方向)に延びる繰出軸74aが回転駆動可能に設けられている。繰出軸74aには、連続紙Pが予めロール状に巻かれた状態で繰出軸74aと一体回転可能に支持されている。そして、繰出軸74aが回転駆動することで繰出軸74aから連続紙Pがその搬送経路の下流側に向かって繰り出される。
繰出軸74aの連続紙Pの搬送方向Yの下流側には、繰出軸74aから搬送される連続紙Pを挟持しながらプラテン面531に導く搬送部の一例である給紙ローラー対73が配置されている。そして、給紙ローラー対73は、プラテン53よりも搬送方向Yにおける上流側の位置に配置されている。給紙ローラー対73は、回転駆動可能に設けられた給紙ローラー73aと、この給紙ローラー73aの回転に従動する紙押さえローラー73bとを有している。そして、給紙ローラー73aと紙押さえローラー73bとにより連続紙Pを挟持する位置は、プラテン53のプラテン面531よりも上側に位置している。
また、連続紙Pの搬送経路におけるプラテン面531の搬送方向Yの下流側には、連続紙Pにおける印刷済みの領域の張力を調整するためのテンションローラー76が配置されている。連続紙Pの搬送経路におけるテンションローラー76の下流側には、巻取部75が配置されている。
巻取部75には、連続紙Pの幅方向Xに延びる巻取軸75aが回転駆動可能に設けられている。そして、巻取軸75aが回転駆動することでテンションローラー76側から搬送される印刷済みの連続紙Pが巻取軸75aによって順次巻き取られる。
次に、キャリッジの詳細な構成について説明する。図3は、キャリッジの構成を示す概略図である。また、図4及び図5は液体吐出装置の動作を示す模式図であり、さらに詳細には、図4は、キャリッジが第1の位置(ホームポジションHP)の位置にある場合を示し、図5は、キャリッジが第2の位置(ホームポジションHP以外の位置)に移動した場合を示している。
キャリッジ61は、吐出部60を走査方向Xに沿って、第1の位置と第2の位置との間を移動可能であり、チューブ81が支持面851aに支持されていない状態で走査方向Xに沿ってキャリッジ61が移動する際に、支持面851aに向けてチューブ81を移動させるように傾斜した傾斜部610を備えている。なお、本実施形態では、キャリッジ61には、キャリッジ61を覆うキャリッジカバー611が設けられており、当該キャリッジカバー611の外面に傾斜部610が設けられている。
傾斜部610は、キャリッジ61における、第1の位置側の端部、第2の位置側の端部のうち、少なくとも一方に設けられる。具体的には、傾斜部610は、キャリッジ61の走査方向Xにおける一端部と一端部の反対側となる他端部のうち、少なくとも一方側に設けられる。本実施形態では、キャリッジ61が第1の位置(ホームポジションHP)から走査方向Xに沿って第2の位置に移動する場合に、キャリッジ61の移動方向における先端側に対応する一端部に傾斜部610が設けられている。具体的には、キャリッジ61における第1の位置側の端部に傾斜部610が設けられている。しかし、キャリッジ61における第2の位置側の端部に傾斜部610が設けられていてもよい。
傾斜部610は、重力方向における位置を高さとしたとき、高さが支持面851aより低い位置にあるチューブ81を支持面851aの高さまですくい上げる、すくい上げ傾斜部620を有している。具体的には、すくい上げ傾斜部620は、チューブ81を支持面851aの高さまですくい上げるための第1傾斜面620aを有している。当該第1傾斜面620aは、キャリッジ61の第1の位置(ホームポジションHP)から走査方向Xに沿って第2の位置に移動する方向に向かって重力方向における高さが徐々に低くなっている。換言すれば、第1傾斜面620aは、キャリッジ61の走査方向Xにおける端部の高さが最も低く、走査方向Xにおけるキャリッジ61の中央部に向かうに従って徐々に高くなっている。なお、第1傾斜面620aの頂部は支持面851aの高さよりも高くなるように構成されている。
さらに、傾斜部610は、フレーム85と接触していないチューブ81を、フレーム85に向かう方向に付勢する付勢傾斜部630を有している。具体的には、付勢傾斜部630は、チューブ81をフレーム85側に付勢するための第2傾斜面630aを有している。第2傾斜面630aは、キャリッジ61の走査方向Xにおける端部から中央部へ向けて、フレーム85に接近するように傾斜している。
本実施形態の傾斜部610におけるすくい上げ傾斜部620と付勢傾斜部630とは連なって形成されている。さらに具体的には、走査方向Xにおけるキャリッジ61の最端部にすくい上げ傾斜部620が設けられ、走査方向Xにおけるすくい上げ傾斜部620に隣接して付勢傾斜部630が配置されている。また、すくい上げ傾斜部620は、付勢傾斜部630よりも下方に位置するように構成されている。
次に、液体吐出装置のチューブ位置修正方法について説明する。チューブ位置修正方法は、走査方向に沿って、第1の位置と、第2の位置との間を移動可能であり、液体を吐出可能な吐出部を有するキャリッジと、吐出部と接続され、液体を吐出部に供給するチューブと、チューブと接触可能な位置に設けられるフレームと、フレームとキャリッジとの間に設けられ、チューブを支持可能な支持面を有するチューブ支持部と、を備えた液体吐出装置におけるチューブ位置修正方法であって、チューブが支持面に支持されていない場合に、キャリッジを走査方向に沿って移動させ、キャリッジに設けられた傾斜部をチューブに接触させることで、支持面に向けてチューブを移動させるものである。以下、具体的に説明する。
図4から図6は液体吐出装置の動作を示す模式図である。図4に示すように、キャリッジ61が第1の位置(ホームポジションHP)に位置するときは、チューブ81は支持面851aに支持され、図5に示すように、キャリッジ61が第2の位置に位置するときは支持面851aから離間する。なお、詳細には、キャリッジ61が第1の位置に位置するときよりも、キャリッジ61が第2の位置に位置するときの方が、チューブ81の支持面851aから離間する領域が大きくなっている。すなわち、キャリッジ61が第1の位置に位置するときは、チューブ81が自重で弛み、支持面851aから脱落するおそれがあるため、できるだけチューブ81を支持面851aに支持させる形態をとる。しかしながら、キャリッジ61が走査方向Xを往復動して、キャリッジ61が第1の位置に移動した際に、外力やチューブ81の自重等によりチューブ81が支持面851aから脱落する場合がある。すなわち、チューブ81が支持面851aに支持されない場合が発生する。この場合、例えば、チューブ81が支持面851aから脱落した状態でキャリッジ61を第2の位置側に移動させてしまうと、キャリッジ61とフレーム85との間にチューブ81が挟み込まれ、キャリッジ61の動作不具合等が発生してしまう。
そこで、キャリッジ61を走査方向Xに沿って移動させ、キャリッジ61に設けられた傾斜部610をチューブ81に接触させることで、支持面851aに向けてチューブ81を移動させる。本実施形態では、図6に示すように、キャリッジ61を第1の位置側から第2の位置側に走査方向Xに沿って移動させる。なお、キャリッジ61の移動方向における先端側には傾斜部610(すくい上げ傾斜部620、付勢傾斜部630)が設けられている。従って、キャリッジ61が移動すると、支持面851aに支持されていない脱落したチューブ81の一部が、まず、すくい上げ傾斜部620の第1傾斜面620aに接触する。当該第1傾斜面620aは、キャリッジ61の走査方向Xにおける端部の高さが最も低く、走査方向Xにおけるキャリッジ61の中央部に向かうに従って徐々に高くなっている。このため、第1傾斜面620aに接触したチューブ81が支持面851aの高さまですくい上げられる。
次いで、さらに、キャリッジ61を第2の位置側に移動させる。そうすると、支持面851aの高さまですくい上げられたチューブ81の一部が付勢傾斜部630の第2傾斜面630aに接触する。第2傾斜面630aは、キャリッジ61の走査方向Xにおける端部から中央部へ向けて、フレーム85に接近するように傾斜している。このため、第2傾斜面630aに接触したチューブ81は、フレーム側に付勢される。これにより、支持面851aに支持されない脱落したチューブ81が支持面851a上に戻される。
なお、本実施形態では、チューブ81とFFC82とがチューブ保持部材900によって保持されているので、チューブ81とFFC82とが支持面851aに支持されていない場合に、傾斜部610によってチューブ81とFFC82とが支持面851a上に戻される。
なお、上述の第1の位置(ホームポジションHP)は、キャリッジ61の可動範囲において、記録実行中にキャリッジ61が往復動する領域の外側の所定位置に設定されたポジションであり、記録を実行しない待機状態及び液体吐出装置50の電源OFF時(液体吐出装置の輸送時や保管時)にキャリッジ61が停留するポジションである。
以上、上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
キャリッジ61が第1の位置と第2の位置との間を往復動している際に、チューブ81が支持面851aから脱落した場合に、キャリッジ61が第1の位置から第2の位置に移動する際、キャリッジ61に設けられた傾斜部610のすくい上げ傾斜部620によって脱落したチューブ81が支持面851aの高さまですくい上げられ、すくい上げられたチューブ81は傾斜部610の付勢傾斜部630によってフレーム85側に付勢される。これにより、支持面851aから脱落したチューブ81を容易に支持面851aに戻すことができ、キャリッジ61の動作不具合等の発生を防止することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、キャリッジ61の走査方向Xにおける一方端側にのみ傾斜部610を設けたが、この構成に限定されない。例えば、傾斜部は、キャリッジにおける、第1の位置側の端部、及び第2の位置側の端部に設けてもよい。図7は、変形例にかかるキャリッジの構成を示す概略図である。図7に示すように、変形例にかかるキャリッジ61aには、傾斜部610に加え、さらに別の傾斜部710を備えている。具体的には、キャリッジ61の走査方向Xにおける一端部に傾斜部610が設けられ、さらに、一端部の反対側となる他端部に他の傾斜部710が設けられている。傾斜部710は、傾斜部610と同様にして、すくい上げ傾斜部720(第1傾斜面720a)と付勢傾斜部730(第2傾斜面730a)とを備えている。なお、すくい上げ傾斜部720(第1傾斜面720a)と付勢傾斜部730(第2傾斜面730a)との基本構成は、傾斜部610の構成と同様なので詳細な説明は省略する。このようにすれば、キャリッジ61の走査方向Xの移動方向に関わらず、チューブ81の位置を支持面851aに戻すことができる。
(変形例2)上記実施形態では、いわゆるオフキャリッジタイプの液体吐出装置50の構成を例に説明したが、これに限定されない。例えば、キャリッジにインクカートリッジが搭載されるオンキャリッジタイプの液体吐出装置であってもよい。このようにしても、上記効果と同様の効果を得ることができる。この場合、チューブ81は存在しないため、本発明は、支持面851aから脱落したFFC82(ケーブル)を容易に支持面851aに戻すための発明となる。すなわち、支持面851aに戻す対象がチューブ81であっても、ケーブルであっても、本発明を適用することが可能である。なお、この場合、チューブ支持部851は、ケーブル支持部、という位置付けになる。
(変形例3)上記実施形態の液体吐出装置50は、媒体として長尺シート状の連続紙Pを搬送する構成としたが、この構成に限定されない。例えば、単票の記録紙を用いた構成としてもよい。このようにしても、上記効果と同様の効果を得ることができる。
50…液体吐出装置、60…吐出部、61,61a…キャリッジ、81…チューブ、82…FFC、85…フレーム、85a…フレーム面、610…傾斜部、611…キャリッジカバー、620…すくい上げ傾斜部、620a…第1傾斜面、630…付勢傾斜部、630a…第2傾斜面、710…傾斜部、720…すくい上げ傾斜部、720a…第1傾斜面、730…付勢傾斜部、730a…第2傾斜面、851…チューブ支持部、851a…支持面、900…チューブ保持部材。

Claims (6)

  1. 液体を吐出可能な吐出部を有し、走査方向に沿って第1の位置と第2の位置との間を移動可能なキャリッジと、
    前記吐出部と接続され、前記液体を前記吐出部に供給するチューブと、
    前記チューブと接触可能な位置に設けられたフレームと、
    前記フレームと前記キャリッジとの間に設けられ、前記チューブを支持可能な支持面を有するチューブ支持部と、を備え、
    前記キャリッジは、前記チューブが前記支持面に支持されていない状態で前記走査方向に沿って前記キャリッジが移動する際に、前記支持面に向けて前記チューブを移動させるように傾斜した傾斜部を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置において、
    前記傾斜部は、重力方向における位置を高さとしたとき、前記高さが前記支持面より低い位置にある前記チューブを前記支持面の高さまですくい上げる、すくい上げ傾斜部を有することを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液体吐出装置において、
    前記傾斜部は、前記フレームと接触していない前記チューブを、前記フレームに向かう方向に付勢する付勢傾斜部を有することを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の液体吐出装置において、
    前記傾斜部は、前記キャリッジにおける、前記第1の位置側の端部、前記第2の位置側の端部のうち、少なくとも一方に設けられることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項4に記載の液体吐出装置において、
    前記傾斜部は、前記キャリッジにおける、前記第1の位置側の端部、及び前記第2の位置側の端部に設けられることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 走査方向に沿って第1の位置と第2の位置との間を移動可能であり、液体を吐出可能な吐出部を有するキャリッジと、前記吐出部と接続され、前記液体を前記吐出部に供給するチューブと、前記チューブと接触可能な位置に設けられるフレームと、前記フレームと前記キャリッジとの間に設けられ、前記チューブを支持可能な支持面を有するチューブ支持部と、を備えた液体吐出装置におけるチューブ位置修正方法であって、
    前記チューブが前記支持面に支持されていない場合に、前記キャリッジを前記走査方向に沿って移動させ、前記キャリッジに設けられた傾斜部を前記チューブに接触させることで、前記支持面に向けて前記チューブを移動させることを特徴とするチューブ位置修正方法。
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