JP6330684B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子制御装置に関するものである。
車載用の分野では、通気性と防水性を両立した電子制御装置が提供されている。例えば、特許文献1の電子制御装置では、防水筐体に形成された挿入孔内に呼吸フィルタのパイプが挿し通されており、パイプ内の通気孔が気体経路となっている。そして、この通気孔を覆うように撥水膜が取り付けられており、通気孔を介しての気体の流入や流出は可能であるが、水などの液体は流入しない構造となっている。また、通気孔だけでなくその外側の隙間(筐体の挿入孔と呼吸フィルタとの間の隙間)からも液体が流入しないように、呼吸フィルタに形成されたフランジ状の座面部と筐体外面との間に防水シールを介在させており、これにより隙間からの液体の流入をも遮断している。
特開2008−78506号公報 特開2011−165748号公報
ところで、近年では、呼吸フィルタに対する要求が厳しくなってきており、特に、強い外力に耐えうる構造が求められている。例えば、高圧洗浄機の流通が進展している等の諸事情により、電子制御装置の筐体外面には、水等の液体が強い力で当たる可能性が高まっており、呼吸フィルタでは、このような高水圧環境下でも防水性が維持される構造が要求される。しかしながら、既存の呼吸フィルタは、隙間からの流入を防ぐための防水シールを筐体の外側に配置しており、防水シールやその近傍部分からなるシール構造が外部に晒されてしまう構造であったため、シール構造に対して外的な力(例えば、高圧洗浄機による高水圧など)が直接的に加わりやすいという問題があった。
例えば、特許文献1の呼吸フィルタでは、呼吸フィルタ50に形成された座面部53と筐体外面(固定用平坦部61の上面)との間に防水シール(Oリング70)を挟み込んで密着させることで、挿入孔63の内壁面とパイプ55の外壁面との間に生じる微小な隙間に液体を流入させないようにしている。しかしながら、この構造では、防水シール(Oリング70)や座面部53が外部に晒されるため、これらに対して高圧水などの外力が直接的に加わる可能性があり、このような外力が強く加わると、防水シールや座面部付近に変形や変位が生じる虞がある。そして、このような変形や変位が生じると、防水シールが座面部や筐体外面と十分に密着しない状態となってしまい、密着性が低下した部分から筐体内に液体が流入してしまうことになる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、呼吸フィルタ付近に外力が加わり易い環境下でも防水機能が十分に発揮されやすい構成を提供することを目的とする。
防水構造を備えた筐体(3,303)に、少なくとも一つの呼吸フィルタ(2,202)が取り付けられてなる電子制御装置であって、
前記筐体には、当該筐体外に構成される外部空間側から当該筐体内に構成される内部空間側へと続く孔部(5,305)が形成されており、
前記呼吸フィルタは、
筒状に構成され且つ内部が通気路(38,238)として構成された筒状部(34,234)と、前記筒状部の一端側に形成された被係合部(40,240)と、前記筒状部の他端側において当該筒状部の外周面(34a,234a)よりも張り出した形で形成された張出部(32,232)と、を備え、前記筐体の内側から前記孔部に対して前記筒状部を挿し通す構造で配置されるフィルタ本体部(30,230)と、
前記筒状部の一端側において前記通気路を閉塞した構成で取り付けられる撥水膜(50)と、
前記撥水膜を覆う被覆部(12,212)と、前記被覆部から延び出た構成をなす延出部(20,220)と、前記延出部と一体的に形成されると共に前記フィルタ本体部の前記被係合部と係合する係合部(22,222)と、を備え、前記係合部と前記被係合部との係合によって前記フィルタ本体部に組み付けられるフィルタカバー部(10,210)と、
環状に構成された防水シール(7)と、
を有し、
前記筐体の内側から前記孔部に挿し込まれた前記フィルタ本体部に対して前記フィルタカバー部が前記外部空間側から組み付けられ、前記フィルタ本体部又は前記フィルタカバー部の少なくともいずれかからなる押圧部(24,242)が前記筐体の外面部によって支持され、前記防水シールが、前記筒状部を囲みつつ前記筐体の内面部(3b)と前記張出部との間に挟み込まれた状態で保持されることを特徴とする。
請求項1の発明では、筐体に形成された孔部に対して、筐体の内側から筒状部を挿し通す構造でフィルタ本体部が取り付けられ、筒状部の通気路を閉塞した構成で撥水膜が取り付けられている。このような構造により、通気路を介した気体の流入及び流出を可能とし、通気路内への液体の流入を抑制するような基本的機能を実現している。
そして、このように筐体の内側から孔部に挿し込まれたフィルタ本体部に対してフィルタカバー部が外部空間側から組み付けられ、フィルタ本体部又はフィルタカバー部の少なくともいずれかからなる押圧部が筐体の外面部によって支持され、防水シールが、筒状部を囲みつつ筐体の内面部と張出部との間に挟み込まれた状態で保持されるようになっている。
この構成では、防水シールとその近傍部分とによって構成されるシール構造(即ち、防水シール、筐体内面部、張出部など)を筐体内に配置し、筐体内で安定的に保持することができる。このため、仮に筐体の外側から呼吸フィルタ付近に対して強い外力(例えば、高圧水など)が加わっても、その外力による影響は、筐体内の奥位置にあるシール構造には及びにくくなり、外力によって防水シールやその近傍部分が大きく変形してしまうことを確実に抑えることができる。ゆえに、呼吸フィルタ付近に外力が加わり易い環境下でも防水シール付近での液体の漏洩をより確実に防ぐことができ、このような環境下でも防水機能が十分に発揮されやすくなる。
図1は、第1実施形態に係る電子制御装置の要部を概略的に示す断面図である。 図2は、図1の電子制御装置の一部を分解して概略的に示す分解斜視図である。 図3は、図1の電子制御装置における呼吸フィルタ付近を概略的に示す平面図である。 図4(A)は、図1の電子制御装置において呼吸フィルタ付近に水がかかったときの水の流れ等を説明する説明図であり、図4(B)は、筐体外面に付着した水滴を概念的に説明する説明図である。 図5は、第2実施形態に係る電子制御装置の要部を概略的に示す断面図である。 図6は、図5の電子制御装置の一部を分解して概略的に示す分解斜視図である。 図7は、第3実施形態に係る電子制御装置の要部を概略的に示す断面図である。 図8は、比較例となる電子制御装置の要部を概略的に示す断面図である。 図9は、図8の電子制御装置において呼吸フィルタ付近に強い外力が加わったときの変形の様子を説明する説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図1〜図4等を参照して説明する。
図1〜図4で示す電子制御装置1は、例えばエンジンECU(Electric Control Unit)などの車両用電子制御装置として構成されており、箱状の筐体3の内部に実装基板(図示略)が収容された構造となっている。なお、図1は、図3のA−A位置の断面を概略的に示すものである。
筐体3の内部に収容される実装基板(回路構成体)は、積層構造の回路基板においてマイコン、抵抗、トランジスタ、その他のIC等の各種電子部品が実装され、電子回路が構成されたものである。回路基板は、一般的な積層基板の形成方法によって製造された多層基板として構成されており、一端側には外部との電気的接続を行うためのコネクタが取り付けられている。なお、図1〜図4では、筐体3については、一部(呼吸フィルタ2の近傍)のみを概念的に示しており、筐体3の内部に収容される回路基板やコネクタなどは省略して示している。
筐体3は、アルミダイカストなどの公知の金属材料によって構成され、例えば、一方が開放した箱状の第1ケース体(ベース体)と、この第1ケース体の開口を閉塞する板状の第2ケース体(カバー体)とによって構成され、第1ケース体を第2ケース体によって閉塞するような箱状の構造となっている。また、筐体3の一部には、上述したコネクタ(図示略)を露出させるための開口部が形成されており、コネクタは、この開口部に嵌り込んだ状態で一部を外部に露出させた構成となっている。更に、第1ケース体と第2ケース体とが接触する部位、第1ケース体とコネクタとが接触する部位、第2ケース体とコネクタとが接触する部位には、シール材が設けられている。このように、第1ケース体と第2ケース体との間、第1ケース体とコネクタとの間、第2ケース体とコネクタとの間をシール材によって埋めるような防水構造を採用することで、2つのケース体の間や、ケース体とコネクタの間を通って水等の液体が筐体3の内部に入り込むことを防いでいる。なお、ここで説明した筐体3の基本構造はあくまで一例であり、防水性を備えた筐体としては、車両用の電子制御装置で用いられている様々な構造を用いることができる。
筐体3の一部には、孔部5が形成されている。この孔部5は、筐体3の外側に構成される外部空間側から筐体3の内側に構成される内部空間側へと続く貫通孔として構成されており、筐体3の壁体を貫通した構成となっている。なお、筐体3での孔部5の形成位置は特に限定されず、上述した例のように、第1ケース体(ベース体)と第2ケース体(カバー体)とが連結されて筐体3が形成されている場合には、孔部5は、第1ケース体(ベース体)に形成されていてもよく、第2ケース体(カバー体)に形成されていてもよい。そして、このように形成された孔部5に挿入される形で呼吸フィルタ2が取り付けられている。
ここで、呼吸フィルタ2について説明する。この呼吸フィルタ2は、筐体3の通気性と防水性を両立するために設けられたものであり、主に、フィルタ本体部30と、フィルタカバー部10と、撥水膜50と、防水シール7とによって構成されている。
図1、図2で示すように、フィルタ本体部30は、筒状部34と、被係合部40と、張出部32とを備えている。筒状部34は、円筒状に構成されると共に内部(筒内)が通気路38として構成された部分である。この筒状部34は、全体が円筒体として構成され且つ外周部に凹部40a,40b,40cが形成されたものである。筒状部34の外周面34aのうち、凹部40a,40b,40c以外の領域は、中心軸Cを円筒軸とした円筒面として構成されている。また、筒状部34の内周面34b(内壁面)は、中心軸Cを円筒軸とした円筒面として構成されており、通気路38の上端部から下端部まで全体に亘って円筒面が構成されている。
図2、図3で示すように、被係合部40は、筒状部34における上端側の複数位置(例えば三位置)に形成されており、後述するフィルタカバー部10の各係合部22と係合するように機能する。具体的には、筒状部34の外周面34aよりも中心軸C側に凹んだ構成をなす各凹部40a,40b,40cが被係合部40として機能している。凹部40a,40b,40cはいずれも、後述する張出部32の上面32aから所定高さの位置に形成されており、この所定高さにおいて凹部40a,40b,40cが周方向に並んでいる。これら凹部40a,40b,40cはいずれも、凹部内の上端面が下方側に面する水平面となっており、図1のような組付け状態のときには、凹部40a,40b,40cの各上端面は、後述する各係合部22(突起状の各係合部22a,22b,22c)の各上端面と上下に向かい合うように配置される。また、凹部40a,40b,40cはいずれも、上位置になるにつれて外周面34aからの深さが深くなるような穴構造となっており、凹部40a,40b,40cの各々の底面(筒状部34の筒の厚さ方向を深さ方向としたときの底面)は、上位置になるにつれて中心軸Cに近づくようなテーパ面(具体的には、上下方向に対して傾斜した傾斜面)となっている。
図2で示すように、張出部32は、筒状部34の他端側(下端側)において筒状部34の外周面34aよりも半径方向外側に張り出した形で形成されている。この張出部32は、筒状部34の下端部において外周面34aに連結された形でフランジ状に設けられており、外縁部が平面視円形状に構成されている。また、張出部32は、上下方向を板厚方向とする円板状に構成されており、張出部32の上面32aは平坦面となっている。
なお、本構成では、フィルタ本体部30に形成された筒状部34が延びる方向(通気路38の方向)が上下方向であり、図1等で示す例では、中心軸C(円筒軸)の方向が上下方向となっている。また、この上下方向と直交する平面方向を水平方向としており、張出部32の上面32aの向き(即ち、平坦面の面方向)は、水平方向となっている。
このように構成されるフィルタ本体部30の筒状部34には、図1のように撥水膜50が取り付けられる。この撥水膜50は、筒状部34の一端側(上端側)において通気路38を閉塞するように配置されるものであり、図1の例では、筒状部34の上端部34cに取り付けられ、筒状部34の上端に形成された開口(通気路38の上端の開口)を塞ぐように撥水膜50が配置されている。この撥水膜50は、気体を通過させ、液体の通過を遮断するような公知の撥水膜によって構成されており、例えば、繊維材に撥水加工が施されることで通気性と防水性とを備えたシート部材として構成されている。なお、図2では、撥水膜50の図示を省略している。
そして、図1のように、フィルタ本体部30の筒状部34を囲む構成で防水シール7が配置される。図2のように、防水シール7は、公知の柔軟材料からなるOリングとして環状に構成されている。そして、図1のような組付け状態では、防水シール7は、上述した筒状部34を囲むように筒状部34の外周面34aに沿って配置され、フィルタ本体部30の張出部32と筐体3の内面部3bとの間に挟み込まれた状態で保持される。
図1、図2で示すように、フィルタカバー部10は、被覆部12と、複数の延出部20と、各延出部20に形成された係合部22と、を備えている。被覆部12は、撥水膜50の上方を覆う円板状の部分であり、図1のように、上下方向を板厚方向とするように配置される。この被覆部12は、上面12aも下面12bも平坦面として構成されており、これら上面12a、下面12bのいずれも、面方向を水平方向とする水平面となっている。また、被覆部12の外縁部は、図3のように平面視円形状となっており、この被覆部12の直下領域に撥水膜50の全体が隠されるような大きさとなっている。このように撥水膜50の上方を覆うように被覆部12を配置することで、撥水膜50に対する上方側からの直接的の被水を防いでいる。
図2で示すように、被覆部12には複数の延出部20が連結されている。具体的には、被覆部12の下面12bから下方に延び出た構成をなす3つの延出部20a,20b,20cが延出部20として機能している。そして、3つの延出部20a,20b,20cのいずれも、図1のような組付け時に、筒状部34の外周面34aに隣接して配置されるように構成されている。図1、図2のように、延出部20a,20b,20cには、被覆部12の下面12bから下方側に延びる板状の下方延出部21a,21b,21cがそれぞれ形成されている。これら下方延出部21a,21b,21cはいずれも、筒状部34の半径方向を厚さ方向とするような板状形態をなし、筒状部34側の板面が上下方向に延びた構成となっている。そして、各下方延出部21a,21b,21cの各板面は、筒状部34の外周面34aと接触或いは近接するように対向して配置される。このように、各下方延出部21a,21b,21cの各板面が筒状部34の外周面34aと対向して配置されるため、筒状部34の半径方向への相対移動(即ち、フィルタカバー部10に対する水平方向の相対移動)が規制され、筒状部34の上端部付近は下方延出部21a,21b,21cによって囲まれる領域で保持されることになる。
また、図2で示すように、各延出部20と一体的に各係合部22が形成されている。例えば、延出部20aと一体的に係合部22aが形成され、延出部20bと一体的に係合部22bが形成され、延出部20cと一体的に係合部22cが形成されている。これら係合部22(係合部22a,22b,22c)は、フィルタ本体部30の筒状部34に形成された各被係合部40(凹部40a,40b,40c)と係合する部分であり、中心軸C側に突出した突起として構成されている。
例えば、係合部22aは、上下に延びる下方延出部21aの一方面(中心軸C側の面)よりも中心軸C側に突出した突起として構成されており、上端部には、水平方向の上端面が構成されている。そして、図1のような組付け状態のときには、突起状の係合部22aが凹部40aの内部に嵌り込み、係合部22aの上端面と、凹部40aの上端面とが上下に向かい合うようになっている。このように上端面が対向して配置されることで、係合部22aが上方に移動しないように規制される。同様に、係合部22bは、上下に延びる下方延出部21bの一方面(中心軸C側の面)よりも中心軸C側に突出した突起として構成されており、上端部には、水平方向の上端面が構成されている。そして、図1のような組付け状態のときには、突起状の係合部22bが凹部40bの内部に嵌り込み、係合部22bの上端面と、凹部40bの上端面とが上下に向かい合うようになっている。このように上端面が対向して配置されることで、係合部22bが上方に移動しないように規制される。また、係合部22cは、上下に延びる下方延出部21cの一方面(中心軸C側の面)よりも中心軸C側に突出した突起として構成されており、上端部には、水平方向の上端面が構成されている。そして、図1のような組付け状態のときには、突起状の係合部22cが凹部40cの内部に嵌り込み、係合部22cの上端面と、凹部40cの上端面とが上下に向かい合うようになっている。このように上端面が対向して配置されることで、係合部22cが上方に移動しないように規制される。以上のような係合により、フィルタカバー部10がフィルタ本体部30に組み付けられることになる。
ここで、呼吸フィルタ2の組付け構造について詳述する。
呼吸フィルタ2を筐体3に組み付ける場合、まず、筐体3の内側から孔部5に対して筒状部34を挿し通すようにフィルタ本体部30が配置される。具体的には、フィルタ本体部30に形成された筒状部34の上端部側が筐体3の上面部3aよりも上方に突出し、筒状部34に形成された各被係合部40(凹部40a,40b,40c)が孔部5の上端部よりも上方位置に配置される。そして、このように筐体3の内側から孔部5に挿し込まれたフィルタ本体部30に対してフィルタカバー部10が外部空間側から組み付けられる。具体的には、孔部5の上端部よりも上方位置に配置された凹部40a,40b,40cに対して各延出部20a,20b,20cに形成された突起状の係合部22a,22b,22cが嵌め込まれ、フィルタカバー部10がフィルタ本体部30に固定される。なお、各延出部20a,20b,20cは、弾性的な撓み変形が可能な爪構造であり、先端側が揺動し得る構造となっている。但し、外的な操作がなされていない組付け状態では、図1のように筒状部34に密着或いは近接した状態で維持されるようになっている。
図1のようにフィルタ本体部30に対してフィルタカバー部10が組み付けられた状態では、フィルタカバー部10の一部をなす各押圧部24が筐体3の上面部3aによって支持され、上面部3aを外側から押圧するように作用する。本構成では、フィルタカバー部10に形成された3つの延出部20a,20b,20cの先端部24a,24b,24cが押圧部24として機能しており、3つの延出部20a,20b,20cの先端部24a,24b,24cが筐体3の上面部3aに接触した状態で支持されるようになっている。この状態では、フィルタカバー部10の下端部(延出部20a,20b,20cの先端部24a,24b,24c)が筐体3の上面部3aによって支持されるため、フィルタカバー部10の下方側への相対移動が規制される。更に、フィルタカバー部10に形成された各係合部22a,22b,22cの上端面が各凹部40a,40b,40cの上端面によって下方側へ押さえつけられるため、フィルタカバー部10の上方側への相対移動も規制されることになる。
また、図1のような組付け状態では、筐体3の外側に配置された複数の押圧部24(先端部24a,24b,24c)と、筐体3の内側に配置された張出部32との間に筐体3の壁部と防水シール7とが挟み込まれて保持されるようになっている。具体的には、筐体3の内面部3bと張出部32との間に防水シール7が挟み込まれ、図1のように防水シール7が圧縮された状態で保持される。図1のように防水シール7が圧縮状態で保持されているときには、防水シール7の上部と筐体3の内面部3bとが密着し、防水シール7の下部と張出部32の上面32aとが密着するようになっている。また、防水シール7の内周部は、筒状部34の外周面34aと密着するようになっており、このような3位置での密着によって強固にシールされることとなる。
また、図1のような組付け状態では、圧縮状態となった防水シール7の下方側に張出部32が接触しており、張出部32には、常に、防水シール7によって下方側に押し出す力が作用するようになっている。このため、フィルタ本体部30に対しては、全体を下方側に押下げようとする付勢力が常に生じている。そして、フィルタカバー部10は、この力を係合部22a,22b,22cの上面部によって受けているため、上記付勢力に起因する力(下方へ押し下げようとする力)がフィルタカバー部10にも働き、押圧部24(先端部24a,24b,24c)が筐体3の上面部3aに強く押し付けられることになる。
このように呼吸フィルタ2が筐体3に固定されることにより、筐体3の内側に構成される内部空間の気圧と、外側に構成される外部空間の気圧とが略同程度となるように機能する。また、電子制御装置1が車両のエンジンECUなどに適用されるような場合、筐体3内の回路基板に気圧センサが搭載されることが多い。このように気圧センサが搭載される場合、呼吸フィルタ2の存在によって筐体3の内側の気圧と外側の気圧とが略同程度とされるため、筐体内の気圧センサが筐体外の気圧を高精度に検出できるようになる。
以上のように、本構成では、筐体3に形成された孔部5に対して、筐体3の内側から筒状部34を挿し通す構造でフィルタ本体部30が取り付けられ、筒状部34の通気路38を閉塞した構成で撥水膜50が取り付けられている。このような構造により、通気路38を介した気体の流入及び流出を可能とし、筐体外から通気路内への液体の流入を抑制するような基本的機能を実現している。
そして、このように筐体3の内側から孔部5に挿し込まれたフィルタ本体部30に対して外部空間側に配置されたフィルタカバー部10が組み付けられ、この組み付け状態において、フィルタ本体部30又はフィルタカバー部10の一部からなる押圧部(図1等の例では、フィルタカバー部10の一部からなる押圧部24)が筐体3の外面部側を押圧し、筐体3の内面部と張出部32との間に防水シール7が挟み込まれた状態で保持されるようになっている。
つまり、防水シール7とその近傍部分とによって構成されるシール構造(即ち、防水シール7、筐体3の内面部、張出部32)が筐体3の内部空間側に配置されているため、仮に筐体3の外側から呼吸フィルタ2の近傍に対して強い外力(例えば、高圧水など)が加わっても、その外力は、筐体3の内部の奥位置にあるシール構造には直接的に加わらなくなる。よって、外力によって防水シール7やその近傍部分が大きく変形してしまうことを確実に抑えることができる。ゆえに、呼吸フィルタ2の付近に外力が加わり易い環境下(例えば、高圧洗浄機による洗浄水が及びうる環境など)でも防水シール7の付近での液体の漏洩をより確実に防ぐことができ、このような環境下でも防水機能が十分に発揮されやすくなる。
特に近年では、出力の大きな高圧洗浄機が広がってきており、例えば、エンジンルームなどに配置される部品などでは、高圧水に耐えうる構成など、防水性についての要求が高まっているという事情がある。本構成の電子制御装置1は、このような要望に十分に対応し得る構造であり、エンジンECUとして用いれば、より有用である。勿論、エンジンルーム以外の他の場所に適用してもよい。
ここで、比較例と対比して本構成の効果を詳細に説明する。図8には、図1等で示す電子制御装置1と比較するための比較例を示している。図8で示す比較例の電子制御装置100は、第1実施形態で用いた筐体3と同様の筐体103が用いられ、この筐体103の孔部105に対して、呼吸フィルタ102が取り付けられている。この呼吸フィルタ102は、孔部105に挿し込まれるパイプ部134と、このパイプ部134の上端部から張り出す座面部114と、撥水膜150を覆うカバー部112と、カバー部112と座面部114を連結する連結部116と、が一体的に連結されてフィルタ本体110が構成されている。そして、パイプ部134の内部の通気路を塞ぐ形で撥水膜150が取り付けられ、パイプ部134の上端部付近において座面部114と筐体103の上面部103aとの間にはOリング107が挟み込まれている。更に、パイプ部134の下端部には爪部120a,120bが形成されており、これらの爪部120a,120bは、孔部105の下端部付近において筐体103の内面部103bに引っ掛かるようになっている。この構成では、筐体103の外側から孔部105に対してパイプ部134を挿し込むと共に、爪部120a,120bを孔部105の下端部に係合させるようにフィルタ本体110が取り付けられ、取付時には、図8のように、筐体103の上面部103aと、座面部114との間においてOリング107が圧縮状態で保持される。このような通常時には、Oリング107が座面部114、パイプ部134、筐体103の上面部103aと接触し、位置P1,P2,P3にてそれぞれ密着することになる。従って、筐体103の外側から、パイプ部134と孔部105の間の隙間に水等が流入することを防ぐことができる。しかしながら、この構成では、高圧洗浄機などによる高圧水が座面部114付近やカバー部112付近に強く当たってしまうと、図9のように、座面部114やパイプ部134の付近で変形や変位が生じ、Oリング107が本来接触すべき部分に接触しなくなる懸念がある。なお、図9では、高圧水が直接的にカバー部112に当たることによる作用(上位置の白抜き矢印で示すような直接作用)や、高圧水が筐体103の上面部103aで跳ね返って座面部114を突き上げるような作用(下位置の白抜き矢印で示すような噴き返し作用)によって座面部114やパイプ部134の付近で変形や変位が生じた状態を示している。このような変形や変位が生じ、図9のように、Oリング107と座面部114の間、Oリング107と筐体103の間、Oリング107とパイプ部134の間に隙間が生じると、このような隙間から高圧水などが流入してしまうことになる(図9で示すA1,A2,A3の隙間を参照)。このような比較例の構造と比較すると、本構成では、図1のように筐体3の内部の奥まった位置にシール構造(防水シール7、張出部32、筐体3の内面部)が設けられているため、仮に、筐体外に露出した部分に高圧水が当たり、この露出部分において若干の変形や変位が生じても、防水シール7の近傍位置への影響は非常に小さくなるため、防水シール7の近傍では高いシール性が保たれることになる。しかも、被覆部12を突き上げるような噴き返しが生じた場合、防水シール7の密着性をより高めるように力が加わるため、防水性の低下をより確実に防ぐことができる。
また、高圧水などに対する対策としては、特許文献2(特開2011−165748号公報)で開示される技術もある。この技術では、筐体の外面に形成された凹部内に呼吸フィルタを配置しており、この凹部と連通するように筐体外面に沿った通気溝を設けている。そして、凹部を閉塞するように遮蔽板を設けており、凹部内への直接の外力を遮蔽板によって防ぐと共に、凹部と外部空間との間での気体の出入りを通気溝によって可能としている。しかしながら、このような構成では、遮蔽板が必須となるため、部品点数の増加、組み付けの複雑化、或いはそれに伴うコストの増大が避けられず、更には、装置の大型化をも招き易くなる。これに対し、図1等で示す本構成では、このような遮蔽板等を用いずとも十分な防水性を確保することができるため、上述したデメリットが生じにくく、装置の大型化も抑えやすくなる。
また、本構成では、図1〜図3のように、フィルタ本体部30側に形成された複数の被係合部40が、筒状部34の外周面34aよりも凹んだ凹部40a,40b,40cとして構成されており、複数の被係合部40のいずれも、外周面34aの外側に突出しない構成となっている。そして、図1のように、フィルタ本体部30にフィルタカバー部10が組み付けられた状態では、フィルタカバー部10の一部が押圧部24として筐体3を外側から押圧し、押圧部24と張出部32との間に筐体3と防水シール7とが挟み込まれて保持されるようになっている。
このように被係合部40が突出構造ではなく凹部構造となっているため、筒状部34を筐体3の内部側から孔部5に挿し込む際には被係合部40(凹部40a,40b,40c)が挿入の邪魔になりにくく、筒状部34の外径と孔部5の内径とが近いサイズ関係であっても筒状部34を孔部5内に円滑に挿し込むことが可能となる。つまり、孔部5の内径を小さくし、筒状部34の外周面34aと孔部5の内周面5aとの間の隙間(クリアランス)を小さくしやすいため、液体の進入経路を狭め、多量の液体が隙間内に強い力で押し込まれるような事態を防ぐことができる。よって、防水シール7に強い水圧が加わることを確実に抑制することができる。
また、本構成では、筒状部34の方向を上下方向とし、撥水膜50が配置される側を上側とし、張出部32が配置される側を下側としており、この定義において、筒状部34は、筐体3の上面部3aにおける被覆部12の直下領域(即ち、上面部3aのうち被覆部12の直下に配置される部分であり、図3のように平面視したときに被覆部12に隠れる部分)よりも上方に突出している。そして、撥水膜50は、筐体3の上面部3aにおける被覆部12の直下領域よりも上位置に配置されている。このように、少なくとも被覆部12の下方領域(即ち、撥水膜50の付近)では、筐体3の上面部3aが撥水膜50よりも低位置となっているため、筐体3の上面部3aに付着した液体が撥水膜50の上面側に流れ込むことを抑制することができる。また、図4(A)のように、撥水膜50の上面50aが、筐体3の上面部3aよりも高くなっているため、仮に矢印F1のように水が入り込んできたとしても、矢印F2のように撥水膜50上から下方に流れ落ちやすくなる。よって、撥水膜50の上面50aでの液溜りを抑制し、通気性、防水性をより高めやすくなる。更に言えば、図4(B)のように、筐体3の外面に付着した水滴Wが表面張力で保持されるときの突出高さをHaとした場合、筐体3の上面部3aから撥水膜50の上面50aまでの高さH1がHaよりも大きくなっていることが望ましい。このようにH1>Haの関係であれば、筐体3の外面に付着した液体が撥水膜50上に、より流入しにくくなり、撥水膜50上での液溜りをより一層抑制しやすくなる。
[第2実施形態]
次に、図5、図6等を参照して第2実施形態について説明する。
第2実施形態の電子制御装置201は、呼吸フィルタの構成のみが第1実施形態の呼吸フィルタ2と異なり、筐体については第1実施形態と同一の筐体3が用いられている。よって、電子制御装置201に用いられる筐体3の詳細な説明は省略する。
図5、図6で示す電子制御装置201は、防水構造を備えた筐体3に呼吸フィルタ202が取り付けられた構成となっている。筐体3には、第1実施形態と同様の孔部5が設けられており、この孔部5は、筐体3の外側に構成される外部空間側から筐体3の内側に構成される内部空間側へと続くような貫通孔となっている。なお、筐体3の内部に収容される回路基板やコネクタについては、第1実施形態と同様の構成となっている。
電子制御装置201で用いられる呼吸フィルタ202も、筐体3の通気性と防水性を両立するために設けられたものであり、主に、フィルタ本体部230と、フィルタカバー部210と、撥水膜50と、防水シール7とによって構成されている。
フィルタ本体部203は、筒状に構成され且つ内部が通気路238として構成された筒状部234と、筒状部234の一端側に形成された被係合部240と、筒状部234の他端側において筒状部234の外周面234aよりも張り出した形で形成された張出部232と、を備えている。そして、筐体3の内側から孔部5に対して筒状部234を挿し通す構造で配置されるようになっている。筒状部234に形成された被係合部240は、第1実施形態で用いた被係合部40と同様の構成となっており、具体的には筒状部234の外周面234aに形成された3つの凹部によって被係合部240が構成されている。なお、図5、図6では、被係合部240を構成する3つの凹部のうち、凹部240a,凹部240bのみを図示し、もう一つの凹部の図示は省略している。また、筒状部234の外周面234a(3つの凹部と、押圧部242以外の部分の外面)は、中心軸Cを円筒軸とする円筒面として構成され、筒状部234の内周面234bも、中心軸Cを円筒軸とする円筒面として構成されている。
更に、本構成では、筒状部234の外周面234aから突出するように3つの押圧部242(押圧部242a,242bと図示しないもう一つの押圧部)が形成されている。これら3つの押圧部242は、3つの凹部240a,240b,240cよりも下方側の位置であって、且つ筒状部234の上下方向中央位置よりも上寄りの位置に形成されている。そして、図5のような組付け状態では、3つの押圧部242が孔部5の上端部よりも上方位置(即ち、筐体3の外側の位置)に配置され、図5のように筐体3の上面部3aによって支持されるようになっている。また、これら3つの押圧部242はいずれも、弾性変形可能且つ揺動可能に構成されており、外部操作が加えられていない自然状態では、いずれの押圧部242も、図5のようにある程度広がった状態で維持される。また、いずれの押圧部242も、先端側を外周面234a側に近づける弾性変形操作が可能となっており、3つの押圧部242の先端側が外周面234a側に近づけられた状態のときには、筐体3の内側から孔部5に対して筒状部234を挿し込むことができるようになっている。
なお、この例でも、フィルタ本体部203に形成された筒状部234が延びる方向(通気路238の方向)が上下方向であり、中心軸C(円筒軸)の方向が上下方向となっており、撥水膜50が配置される側を上側とし、張出部232が配置される側を下側としている。また、この上下方向と直交する平面方向を水平方向としており、張出部232の上面232aの向き(平面方向)は、水平方向となっている。
撥水膜50は、第1実施形態で用いた撥水膜50と同一のものであり、筒状部234の一端側(上端側)において通気路238を閉塞した構成で取り付けられる。具体的には、筒状部234の上端部234cにおいて通気路238を閉塞するように撥水膜50が取り付けられている。なお、この構成でも、筒状部234は、筐体3の上面部3aにおける被覆部212の直下領域(上面部3aのうち、被覆部212の直下に位置する部分)よりも上方に突出している。そして、撥水膜50は、筐体3の上面部3aにおける被覆部212の直下領域よりも上位置に配置されている。
フィルタカバー部210は、撥水膜50を覆う被覆部212と、被覆部212から延び出た構成をなす3つの延出部220と、それぞれの延出部220と一体的に形成されると共にフィルタ本体部230の被係合部240と係合する3つの係合部222と、を備えている。なお、被覆部212は、第1実施形態で用いた被覆部12と同様の構成となっており、この被覆部212の下面212bから3つの延出部220a,220b,220cがそれぞれ下方側に延びている。そして、各係合部222は、第1実施形態で用いた各係合部22と同様の構成となっており、具体的には3つの延出部220a,220b,220cのそれぞれに形成された突起として各係合部222a,222b,222cが構成されている。
防水シール7は、第1実施形態で用いた防水シール7と同一のOリングであり、図5のような組付け状態では、防水シール7は、上述した筒状部234を囲むように筒状部234の外周面234aに沿って配置され、フィルタ本体部230の張出部232と筐体3の内面部3bとの間に挟み込まれた状態で保持される。
呼吸フィルタ202は、このように形成された各要素を組み付けてなるものであり、まず、筐体3の内側から孔部5に対して筒状部234を挿し通す構造でフィルタ本体部230が配置される。具体的には、図5のように、フィルタ本体部230に形成された筒状部234の上端部側が筐体3の上面部3aよりも上方に突出し、筒状部234に形成された3つの被係合部240(凹部240a,240b等)、及び3つの押圧部242(押圧部242a,242bと図示しないもう一つの押圧部)がいずれも孔部5の上端部よりも上方位置に配置される。そして、3つの押圧部242(押圧部242a,242bと図示しないもう一つの押圧部)がいずれも筐体3の上面部3aによって支持され、この上面部3aを押圧するように配置される。そして、このように筐体3の内側から孔部5に挿し込まれたフィルタ本体部230に対して外部空間側に配置されたフィルタカバー部210が組み付けられる。具体的には、孔部5の上端部よりも上方位置に配置された3つの凹部(凹部240a,240bと図示しないもう一つの凹部)のそれぞれに対して突起状の係合部222a,222b,222cが嵌り込むことにより、フィルタカバー部210がフィルタ本体部230に固定される。
このようにフィルタ本体部230に対してフィルタカバー部210が組み付けられた状態では、フィルタ本体部230の一部をなす各押圧部242が筐体3を外側から押圧し、これらの押圧部242と、筐体3の内側に配置された張出部232との間に筐体3の壁部と防水シール7とが挟み込まれて保持される。具体的には、筐体3の内面部3bと張出部232との間に防水シール7が挟み込まれ、図5のように防水シール7が圧縮された状態で保持される。図5のように防水シール7が圧縮状態で保持されているときには、防水シール7の上部と筐体3の内面部3bとが密着し、防水シール7の下部と張出部232の上面232aとが密着するようになっている。また、防水シール7の内周部は、筒状部234の外周面234aと密着するようになっており、このような3位置での密着によって強固にシールされる。
以上のような第2実施形態の構成でも、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、図4(B)のように、筐体3の外面に付着した水滴Wが表面張力で保持されるときの突出高さをHaとした場合、本構成でも、筐体3の上面部3aから撥水膜50の上面50aまでの高さH2(図5)がHaよりも大きくなっていることが望ましい。このようにH2>Haの関係であれば、筐体3の外面に付着した液体が撥水膜50上に、より流入しにくくなり、撥水膜50の上面50aでの液溜りをより一層抑制しやすいため、通気性、防水性をより高めやすくなる。
[第3実施形態]
次に、図7等を参照して第3実施形態について説明する。
第3実施形態の電子制御装置301は、筐体303の構成のみが第1実施形態の筐体3と異なり、呼吸フィルタについては第1実施形態と同一の呼吸フィルタ2が用いられている。よって、電子制御装置301に用いられる呼吸フィルタ2の詳細な説明は省略する。
図7で示す電子制御装置301でも、防水構造を備えた筐体303に呼吸フィルタ2が取り付けられた構成となっている。この電子制御装置301で用いられる筐体303は、図7で示す太線の二点鎖線Yよりも上の部分(即ち、支持部304aの周囲の段差部分)のみが第1実施形態で用いた筐体3と異なり、それ以外は筐体3と同一となっている。この筐体303にも、孔部5(図1)と同様の孔部305が形成されており、この孔部305は、筐体303の外側に構成される外部空間側から筐体303の内側に構成される内部空間側へと続くような貫通孔として構成されている。
電子制御装置301の筐体303は、孔部305の上端部に隣接すると共に押圧部24からの押圧を受ける支持部304aと、支持部304aの周囲において支持部304aよりも上位置に配置される上段部304bとを備えている。即ち、筐体303の上面部303aは、支持部304aと上段部304bとを有しており、被覆部12の直下領域において、支持部304aの上面と、上段部304bの上面とが段差状に構成されている。支持部304aの上面は、水平方向の平坦面となっており、孔部305の上端部の開口領域の縁部が、支持部304aの縁部となっている。また、上段部304bの上面は、水平方向の平坦面となっている。
電子制御装置301で用いられる呼吸フィルタ2は、第1実施形態で説明した呼吸フィルタ2(図1等)と同一のものであり、孔部305に対する呼吸フィルタ2の組付け構造は、第1実施形態で示した組付け構造(孔部5に対する呼吸フィルタ2の組付け構造)と同一となっている。つまり、第1実施形態で示した呼吸フィルタ2と同一の作用、効果が得られるものである。
図7で示す呼吸フィルタ2も、筐体303の通気性と防水性を両立するために設けられたものであり、主に、フィルタ本体部30と、フィルタカバー部10と、撥水膜50と、防水シール7とによって構成されている。フィルタ本体部30は、筒状に構成され且つ内部が通気路38として構成された筒状部34と、筒状部34の一端側(上端側)に形成された被係合部40と、筒状部34の他端側(下端側)において筒状部34の外周面34aよりも張り出した形で形成された張出部32と、を備えている。そして、このフィルタ本体部30は、筐体303の内側から孔部305に対して筒状部34を挿し通す構造で配置されるようになっている。
なお、この例でも、フィルタ本体部30に形成された筒状部34が延びる方向(通気路38の方向)が上下方向であり、中心軸C(円筒軸)の方向が上下方向となっている。そして、撥水膜50が配置される側を上側とし、張出部32が配置される側を下側としている。また、この上下方向と直交する平面方向を水平方向としており、張出部32の上面32aの向き(平面方向)は、水平方向となっている。
撥水膜50は、第1実施形態で用いた撥水膜50と同一のものであり、筒状部34の一端側(上端側)において通気路38を閉塞した構成で取り付けられる。なお、この構成では、筒状部34は、筐体303の上面部303aにおける被覆部12の直下領域よりも上方に突出している。そして、撥水膜50は、筐体303の上面部303aにおける被覆部12の直下領域よりも上位置に配置されている。より具体的には、支持部304aの全体及び上段部304bにおける被覆部12の直下に配置される部分(平面視したときに被覆部12に隠れる部分)よりも上方側に筒状部34が突出している。そして、撥水膜50は、被覆部12の直下領域における支持部304a及び上段部304bのいずれよりも上位置に配置されている。
フィルタカバー部10は、撥水膜50を覆う被覆部12と、被覆部12から延び出た構成をなす延出部20と、延出部20と一体的に形成されると共にフィルタ本体部30の被係合部40と係合する係合部22と、を備えている。そして、被覆部12の下面部から3つの延出部20a,20b,20cがそれぞれ下方側に延びている。そして、係合部22は、第1実施形態で用いた係合部22と同様の構成となっており、具体的には3つの延出部20a,20b,20cのそれぞれに形成された突起として各係合部22a,22b,22cが構成されている(図2も参照)。
防水シール7は、第1実施形態で用いた防水シール7と同一のものであり、筒状部34を囲むように環状に構成され、フィルタ本体部30の張出部32と筐体303の内面部303bとの間に挟み込まれる。
このように構成される呼吸フィルタ2では、図7のように、筐体303の内側から孔部305に対して筒状部34を挿し通す構造でフィルタ本体部30が配置される。具体的には、フィルタ本体部30に形成された筒状部34の上端部側が筐体303の上面部303aよりも上方に突出し、筒状部34に形成された各被係合部40(図2で示す凹部40a,40b,40c)が孔部5の上端部よりも上方位置に配置される。そして、このように筐体303の内側から孔部5に挿し込まれたフィルタ本体部30に対して外部空間側に配置されたフィルタカバー部10が組み付けられる。固定構造は第1実施形態と同様であり、孔部305の上端部よりも上方位置に配置された凹部40a,40b,40cのそれぞれに対して突起状の係合部22a,22b,22cが嵌り込むことにより、フィルタカバー部10がフィルタ本体部30に固定される。
このようにフィルタ本体部30に対してフィルタカバー部10が組み付けられた状態では、図7のように、フィルタカバー部10の一部をなす各押圧部24が筐体303の上面部303a(具体的には、支持部304a)によって支持され、全ての押圧部24が支持部304aを外側から押圧する。そして、これら押圧部24と、筐体303の内側に配置された張出部32との間に筐体303の壁部と防水シール7とが挟み込まれて保持される。具体的には、筐体303の内面部303bと張出部32との間に防水シール7が挟み込まれ、図7のように防水シール7が圧縮された状態で保持される。図7のように防水シール7が圧縮状態で保持されているときには、防水シール7の上部と筐体303の内面部303bとが密着し、防水シール7の下部と張出部32の上面32aとが密着するようになっている。また、防水シール7の内周部は、筒状部34の外周面34aと密着するようになっており、このような3位置での密着によって強固にシールされる。
このように構成される第3実施形態の電子制御装置301でも、第1実施形態の電子制御装置1と同様の効果が得られる。
また、本構成では、筐体303において、孔部305の上端部に隣接すると共に押圧部24からの押圧を受ける支持部304aと、支持部304aの周囲において支持部304aよりも上位置に配置される上段部304bとが設けられ、支持部304aの上面と、上段部304bの上面とが段差状に構成されている。このように構成されているため、各延出部20に加わる外力を低減しやすくなり、特に、各押圧部24付近に加わる外力の低減効果が大きくなる。例えば、図7で示す矢印F3のように、呼吸フィルタ2に対して側方から高圧水が供給された場合に、上段部304bよりも下側には強い力が加わりにくくなるため、フィルタカバー部10や筒状部34が変形しにくくなる。よって、図7のような自然状態に近い形状で維持されやすくなり、防水シール7の近傍において高い防水性を保ちやすくなる。
また、図4(B)と同様、筐体303の外面に付着した水滴Wが表面張力で保持されるときの突出高さをHaとした場合、本構成では、筐体303の支持部304aから撥水膜50の上面50aまでの高さH4(図7)がHaよりも大きくなっていることが望ましい。更には、筐体303の上段部304bから撥水膜50の上面50aまでの高さH3(図7)がHaよりも大きくなっていることが望ましい。このようにH4>Haの関係であれば、筐体303の外面に付着した液体が撥水膜50に流入しにくくなり、撥水膜50の上面50aでの液溜りをより一層抑制しやすいため、通気性、防水性をより高めやすくなる。更にH3>Haの関係であれば、この効果が一層高まる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、電子制御装置がエンジンECUとして構成された例を示したが、いずれの実施形態の思想も、ボディ制御ECUや、ブレーキ制御ECU,エアバック制御ECUなど、他の車載用電子制御装置に適用できる。
上記実施形態では、筐体に呼吸フィルタを1つのみ設けた例を示したが、筐体に呼吸フィルタが2以上設けられていてもよい。
上記実施形態では、筒状部に形成された被係合部、及び延出部と一体的に形成された係合部を例示したが、開示した被係合部と係合部の組み合わせはあくまで一例であり、互いに固定され得る構造であればよい。例えば、被係合部を凸状の構造とし、係合部を凹状の構造としてもよい。
1,201,301…電子制御装置
2,202…呼吸フィルタ
3,303…筐体
5,305…孔部
7…防水シール
10,210…フィルタカバー部
24,242…押圧部
30,230…フィルタ本体部

Claims (4)

  1. 防水構造を備えた筐体(3,303)に、少なくとも一つの呼吸フィルタ(2,202)が取り付けられてなる電子制御装置であって、
    前記筐体には、当該筐体外に構成される外部空間側から当該筐体内に構成される内部空間側へと続く孔部(5,305)が形成されており、
    前記呼吸フィルタは、
    筒状に構成され且つ内部が通気路(38,238)として構成された筒状部(34,234)と、前記筒状部の一端側に形成された被係合部(40,240)と、前記筒状部の他端側において当該筒状部の外周面(34a,234a)よりも張り出した形で形成された張出部(32,232)と、を備え、前記筐体の内側から前記孔部に対して前記筒状部を挿し通す構造で配置されるフィルタ本体部(30,230)と、
    前記筒状部の一端側において前記通気路を閉塞した構成で取り付けられる撥水膜(50)と、
    前記撥水膜を覆う被覆部(12,212)と、前記被覆部から延び出た構成をなす延出部(20,220)と、前記延出部と一体的に形成されると共に前記フィルタ本体部の前記被係合部と係合する係合部(22,222)と、を備え、前記係合部と前記被係合部との係合によって前記フィルタ本体部に組み付けられるフィルタカバー部(10,210)と、
    環状に構成された防水シール(7)と、
    を有し、
    前記筐体の内側から前記孔部に挿し込まれた前記フィルタ本体部に対して前記フィルタカバー部が前記外部空間側から組み付けられ、前記フィルタ本体部又は前記フィルタカバー部の少なくともいずれかからなる押圧部(24,242)が前記筐体の外面部によって支持され、前記防水シールが、前記筒状部を囲みつつ前記筐体の内面部(3b)と前記張出部との間に挟み込まれた状態で保持されることを特徴とする電子制御装置(1,201,301)。
  2. 前記被係合部(40)は前記筒状部(34)の外周面(34a)よりも凹んだ凹部(40a,40b,40c)として構成されており、
    前記フィルタ本体部(30)に対して前記フィルタカバー部(10)が組み付けられた状態において、当該フィルタカバー部の一部が前記押圧部(24)として前記筐体(3,303)を外側から押圧し、当該押圧部と前記張出部(32)との間に前記筐体と前記防水シール(7)とが挟み込まれて保持されることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置(1,301)。
  3. 前記筒状部(34)の方向を上下方向とし、前記撥水膜(50)が配置される側を上側とし、前記張出部(32)が配置される側を下側とした場合において、
    前記筐体(303)は、前記孔部(305)の上端部に隣接すると共に前記押圧部(24)からの押圧を受ける支持部(304a)と、前記支持部の周囲において当該支持部よりも上位置に配置される上段部(304b)と、を備え、前記支持部の上面と、前記上段部の上面とが段差状に構成されていることを特徴と請求項1又は請求項2に記載の電子制御装置(301)。
  4. 前記筒状部(34,234)の方向を上下方向とし、前記撥水膜(50)が配置される側を上側とし、前記張出部(32,232)が配置される側を下側とした場合において、
    前記筒状部は、前記筐体(3,303)の上面部(3a,303a)における前記被覆部(12,212)の直下領域よりも上方に突出しており、
    前記撥水膜は、前記筐体(3,303)の上面部(3a,303a)における前記被覆部(12,212)の直下領域よりも上位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子制御装置(1,201,301)。
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