JP6329781B2 - ソレノイド装置 - Google Patents
ソレノイド装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6329781B2 JP6329781B2 JP2014036243A JP2014036243A JP6329781B2 JP 6329781 B2 JP6329781 B2 JP 6329781B2 JP 2014036243 A JP2014036243 A JP 2014036243A JP 2014036243 A JP2014036243 A JP 2014036243A JP 6329781 B2 JP6329781 B2 JP 6329781B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnetic coil
- plunger
- core
- magnetic flux
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 225
- 230000035699 permeability Effects 0.000 claims description 11
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 claims description 8
- 239000005667 attractant Substances 0.000 claims 4
- 230000031902 chemoattractant activity Effects 0.000 claims 4
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 12
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 11
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 241000208340 Araliaceae Species 0.000 description 1
- 235000005035 Panax pseudoginseng ssp. pseudoginseng Nutrition 0.000 description 1
- 235000003140 Panax quinquefolius Nutrition 0.000 description 1
- 235000008434 ginseng Nutrition 0.000 description 1
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 1
- 230000003313 weakening effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Description
磁束を発生する磁石部と、
上記電磁コイルの磁束が流れる、第1ヨークと第2ヨークとの一対のヨークと、
該一対のヨークに磁気的に接続した、第1コアと第2コアとの一対のコアと、
上記電磁コイルへの通電により上記第1コアに吸引される第1プランジャと、上記電磁コイルへの通電により上記第2コアに吸引される第2プランジャとの、一対のプランジャとを備え、
上記一対のヨークはそれぞれ板状に形成され、上記電磁コイルを該電磁コイルの軸方向における両側から挟む位置に、上記一対のヨークを配置してあり、
個々の上記プランジャは、上記軸方向に直交するプランジャ進退方向に進退動作し、上記一対のプランジャは上記プランジャ進退方向において上記電磁コイルを両側から挟む位置に配され、
個々の上記コアは、それぞれ板状に形成され、個々の上記コアの厚さ方向は上記プランジャ進退方向と一致しており、上記第1コアは上記第1プランジャと上記電磁コイルとの間に配され、上記第2コアは上記第2プランジャと上記電磁コイルとの間に配され、個々の上記コアは、上記軸方向における一方側において上記第1ヨークと接続し、上記軸方向における他方側において上記第2ヨークと接続し、
上記第1ヨークには、上記磁石部が配されると共に、該磁石部の磁束と上記電磁コイルの磁束とが共通して流れる共通部が形成され、これら上記磁石部と上記共通部とは、上記プランジャ進退方向において、上記電磁コイル2の中心と上記第1コアとの間に配され、上記軸方向と上記プランジャ進退方向との双方に直交する直交方向において、上記磁石部と上記共通部とは隣り合っており、
上記磁石部の磁束は、上記第1ヨークと上記第2ヨークと上記第1プランジャと上記第1コアとのうち上記第1ヨークのみを含む第1磁気回路を流れ、
上記電磁コイルの磁束は、上記一対のヨークと上記第1プランジャと上記第1コアとを含む第2磁気回路を流れ、
上記共通部は、上記第1磁気回路と上記第2磁気回路とが重なる位置に形成されており、
上記磁石部によって、上記共通部の磁束密度を、BHカーブの原点から外れた位置にバイアスさせてあり、
上記電磁コイルの磁束は、上記一対のヨークと上記第2プランジャと上記共通部と上記第2コアとのうち、上記一対のヨークと上記第2プランジャと上記第2コアのみを含む第3磁気回路と、上記第2磁気回路とに分かれて流れるよう構成され、
上記電磁コイルの磁束が、上記共通部において、上記磁石部の磁束の向きとは反対方向に流れるように、上記電磁コイルに通電した場合には、上記第1プランジャは上記第1コアに吸引され、上記電磁コイルの磁束が、上記共通部において、上記磁石部の磁束の向きと同じ方向に流れるように、上記電磁コイルに通電した場合には、上記第1プランジャは上記第1コアに吸引されないよう構成されていることを特徴とするソレノイド装置にある。
また、本発明の第2の態様は、通電により磁束が発生する電磁コイルと、
磁束を発生する磁石部と、
上記電磁コイルの磁束が流れる、第1ヨークと第2ヨークとの一対のヨークと、
該一対のヨークに磁気的に接続した、第1コアと第2コアとの一対のコアと、
上記電磁コイルへの通電により上記第1コアに吸引される第1プランジャと、上記電磁コイルへの通電により上記第2コアに吸引される第2プランジャとの、一対のプランジャとを備え、
上記一対のヨークはそれぞれ板状に形成され、上記電磁コイルを該電磁コイルの軸方向における両側から挟む位置に、上記一対のヨークを配置してあり、
個々の上記プランジャは、上記軸方向に直交するプランジャ進退方向に進退動作し、上記一対のプランジャは上記プランジャ進退方向において上記電磁コイルを両側から挟む位置に配され、
個々の上記コアは、それぞれ板状に形成され、個々の上記コアの厚さ方向は上記プランジャ進退方向と一致しており、上記第1コアは上記第1プランジャと上記電磁コイルとの間に配され、上記第2コアは上記第2プランジャと上記電磁コイルとの間に配され、個々の上記コアは、上記軸方向における一方側において上記第1ヨークと接続し、上記軸方向における他方側において上記第2ヨークと接続し、
上記第1ヨークには、上記磁石部が配されると共に、該磁石部の磁束と上記電磁コイルの磁束とが共通して流れる共通部が形成され、これら上記磁石部と上記共通部とは、上記プランジャ進退方向において、上記電磁コイル2の中心と上記第1コアとの間に配され、上記軸方向と上記プランジャ進退方向との双方に直交する直交方向において、上記磁石部と上記共通部とは隣り合っており、
上記磁石部の磁束は、上記第1ヨークと上記第2ヨークと上記第1プランジャと上記第1コアとのうち上記第1ヨークのみを含む第1磁気回路を流れ、
上記電磁コイルの磁束は、上記一対のヨークと上記第1プランジャと上記第1コアとを含む第2磁気回路を流れ、
上記共通部は、上記第1磁気回路と上記第2磁気回路とが重なる位置に形成されており、
上記磁石部によって、上記共通部の磁束密度を、BHカーブの原点から外れた位置にバイアスさせてあり、
上記電磁コイルの磁束は、上記一対のヨークと上記第2プランジャと上記共通部と上記第2コアとのうち、上記一対のヨークと上記第2プランジャと上記第2コアのみを含む第3磁気回路と、上記第2磁気回路とに分かれて流れるよう構成され、
上記第1ヨークに、上記電磁コイルの磁束が飽和する磁気飽和部が形成されており、該磁気飽和部は、上記第1磁気回路と上記第2磁気回路と上記第3磁気回路とのうち、上記第3磁気回路のみを含む位置に形成されていることを特徴とするソレノイド装置にある。
また、本発明の第3の態様は、通電により磁束が発生する電磁コイルと、
磁束を発生する磁石部と、
上記電磁コイルの磁束が流れる、第1ヨークと第2ヨークとの一対のヨークと、
該一対のヨークに磁気的に接続した、第1コアと第2コアとの一対のコアと、
上記電磁コイルへの通電により上記第1コアに吸引される第1プランジャと、上記電磁コイルへの通電により上記第2コアに吸引される第2プランジャとの、一対のプランジャとを備え、
上記一対のヨークはそれぞれ板状に形成され、上記電磁コイルを該電磁コイルの軸方向における両側から挟む位置に、上記一対のヨークを配置してあり、
個々の上記プランジャは、上記軸方向に直交するプランジャ進退方向に進退動作し、上記一対のプランジャは上記プランジャ進退方向において上記電磁コイルを両側から挟む位置に配され、
個々の上記コアは、それぞれ板状に形成され、個々の上記コアの厚さ方向は上記プランジャ進退方向と一致しており、上記第1コアは上記第1プランジャと上記電磁コイルとの間に配され、上記第2コアは上記第2プランジャと上記電磁コイルとの間に配され、個々の上記コアは、上記軸方向における一方側において上記第1ヨークと接続し、上記軸方向における他方側において上記第2ヨークと接続し、
上記第1ヨークには、上記磁石部が配されると共に、該磁石部の磁束と上記電磁コイルの磁束とが共通して流れる共通部が形成され、これら上記磁石部と上記共通部とは、上記プランジャ進退方向において、上記電磁コイル2の中心と上記第1コアとの間に配され、上記軸方向と上記プランジャ進退方向との双方に直交する直交方向において、上記磁石部と上記共通部とは隣り合っており、
上記磁石部の磁束は、上記第1ヨークと上記第2ヨークと上記第1プランジャと上記第1コアとのうち上記第1ヨークのみを含む第1磁気回路を流れ、
上記電磁コイルの磁束は、上記一対のヨークと上記第1プランジャと上記第1コアとを含む第2磁気回路を流れ、
上記共通部は、上記第1磁気回路と上記第2磁気回路とが重なる位置に形成されており、
上記磁石部によって、上記共通部の磁束密度を、BHカーブの原点から外れた位置にバイアスさせてあり、
上記電磁コイルの磁束は、上記一対のヨークと上記第2プランジャと上記共通部と上記第2コアとのうち、上記一対のヨークと上記第2プランジャと上記第2コアのみを含む第3磁気回路と、上記第2磁気回路とに分かれて流れるよう構成され、
上記第1プランジャが上記第1コアに吸引される向きと、上記第2プランジャが上記第2コアに吸引される向きとが、互いに逆向きにされていることを特徴とするソレノイド装置にある。
また、本発明の第4の態様は、通電により磁束が発生する電磁コイルと、
磁束を発生する磁石部と、
上記電磁コイルの磁束が流れる、第1ヨークと第2ヨークとの一対のヨークと、
該一対のヨークに磁気的に接続した、第1コアと第2コアとの一対のコアと、
上記電磁コイルへの通電により上記第1コアに吸引される第1プランジャと、上記電磁コイルへの通電により上記第2コアに吸引される第2プランジャとの、一対のプランジャとを備え、
上記一対のヨークはそれぞれ板状に形成され、上記電磁コイルを該電磁コイルの軸方向における両側から挟む位置に、上記一対のヨークを配置してあり、
個々の上記プランジャは、上記軸方向に直交するプランジャ進退方向に進退動作し、上記一対のプランジャは上記プランジャ進退方向において上記電磁コイルを両側から挟む位置に配され、
個々の上記コアは、それぞれ板状に形成され、個々の上記コアの厚さ方向は上記プランジャ進退方向と一致しており、上記第1コアは上記第1プランジャと上記電磁コイルとの間に配され、上記第2コアは上記第2プランジャと上記電磁コイルとの間に配され、個々の上記コアは、上記軸方向における一方側において上記第1ヨークと接続し、上記軸方向における他方側において上記第2ヨークと接続し、
上記第1ヨークには、上記磁石部が配されると共に、該磁石部の磁束と上記電磁コイルの磁束とが共通して流れる共通部が形成され、これら上記磁石部と上記共通部とは、上記プランジャ進退方向において、上記電磁コイル2の中心と上記第1コアとの間に配され、上記軸方向と上記プランジャ進退方向との双方に直交する直交方向において、上記磁石部と上記共通部とは隣り合っており、
上記磁石部の磁束は、上記第1ヨークと上記第2ヨークと上記第1プランジャと上記第1コアとのうち上記第1ヨークのみを含む第1磁気回路を流れ、
上記電磁コイルの磁束は、上記一対のヨークと上記第1プランジャと上記第1コアとを含む第2磁気回路を流れ、
上記共通部は、上記第1磁気回路と上記第2磁気回路とが重なる位置に形成されており、
上記磁石部によって、上記共通部の磁束密度を、BHカーブの原点から外れた位置にバイアスさせてあり、
上記電磁コイルの磁束は、上記一対のヨークと上記第2プランジャと上記共通部と上記第2コアとのうち、上記一対のヨークと上記第2プランジャと上記第2コアのみを含む第3磁気回路と、上記第2磁気回路とに分かれて流れるよう構成され、
上記電磁コイルに通電していない状態での、上記共通部に作用する上記磁石部の磁界は、上記共通部の透磁率が最大となる状態での磁界である最大透磁率磁界を中心として、±50%以内となるよう構成されていることを特徴とするソレノイド装置にある。
このようにすると、電磁コイルに流す電流の量を変えることなく、流れる向きを切り替えるだけで、第1プランジャに働く磁力を大きく変化させることが可能になる。すなわち、軟磁性体は、磁界を全く加えない状態(BHカーブの原点に相当する状態:図6参照)から、磁界Hを加えていくと、磁束密度Bが急激に上昇し、その後、磁束密度Bの増加率が徐々に低下する性質を有する。そのため、磁石部を用いて、軟磁性体からなる上記共通部を、上記原点から外れた位置に予めバイアスさせておけば、電磁コイルの磁束は共通部を、磁束密度が増加する方向、すなわち磁石部の磁束の向きと同一方向には流れにくくなる。また、磁束密度が減少する方向、すなわち磁石部の磁束の向きとは逆方向には、電磁コイルの磁束は流れやすくなる。
したがって、電磁コイルの磁束が、共通部を、磁石部の磁束の向きと同一方向に流れるように、電磁コイルに電流を流した場合には、流れる磁束の量が少なくなる。そのため、上記第2磁気回路に、電磁コイルの磁束が少量しか流れなくなり、第1プランジャに弱い磁力しか発生しなくなる。また、電磁コイルの磁束が、共通部を、磁石部の磁束の向きとは逆向きに流れるように、電磁コイルに電流を流した場合には、電磁コイルの磁束が多く流れる。そのため、第2磁気回路に電磁コイルの磁束が多く流れ、第1プランジャに強い磁力が働く。
この場合には、上記第3磁気回路に上記共通部が含まれていないため、電磁コイルの磁束の向きにかかわらず、第2プランジャに作用する磁力を一定にすることができる。また、第1プランジャに作用する磁力は、上述したように、電磁コイルの磁束の向きによって、大きく変化させることができる。そのため、1個の電磁コイルを用いて、2つのプランジャにそれぞれ強い磁力を発生させるモードと、第1プランジャに弱い磁力を発生させ第2プランジャに強い磁力を発生させるモードとを切り替えることが可能になる。仮に、2つのプランジャに電磁コイルをそれぞれ設け、この2つの電磁コイルを用いて、上記2つのモードの切り替えを行おうとすると、2個の電磁コイルが必要となるため、ソレノイド装置の製造コストが高くなる。しかし、上述のように1個の電磁コイルを用いて、2つのモードの切り替えを行うようにすれば、電磁コイルの数を低減できるため、ソレノイド装置の製造コストを低減することが可能となる。
上記ソレノイド装置に係る参考例について、図1〜図10を用いて説明する。図1に示すごとく、本例のソレノイド装置1は、通電により磁束Φが発生する電磁コイル2と、磁束φを発生する磁石部5と、ヨーク4と、第1コア7aと、第1プランジャ3aと、共通部6とを備える。電磁コイル2の磁束Φと磁石部5の磁束φとは、ヨーク4を流れる。第1コア7aは、ヨーク4に磁気的に接続している。第1プランジャ3aは、電磁コイル2への通電により第1コア7aに吸引される。
また、図2、図3に示すごとく、電磁コイル2の磁束Φは、ヨーク4と第1プランジャ3aと第1コア7aとを含む第2磁気回路C2を流れる。
第1磁気回路C1と第2磁気回路C2とが重なる位置に、軟磁性体からなる共通部6が形成されている。
本例では、磁石部5によって、共通部6の磁束密度を、BHカーブ(図6参照)の原点から外れた位置にバイアスさせてある。
これにより、例えば、第1プランジャ3aが第1コア7aに当接するときの音を小さくする必要がある場合は、第1プランジャ3aを弱い磁力で吸引し、当接するときの音が大きくなっても良い場合は、第1プランジャ3aを強い磁力で吸引するようにしてある。
このようにすると、電磁コイル2に流す電流iの量を変えることなく、流れる向きを切り替えるだけで、第1プランジャ3aに働く磁力を大きく変化させることが可能になる。すなわち、軟磁性体は、磁界を全く加えない状態(BHカーブの原点に相当する状態:図6参照)から、磁界Hを加えていくと、磁束密度Bが急激に上昇し、その後、磁束密度Bの増加率が徐々に低下する性質を有する。そのため、磁石部5を用いて、軟磁性体からなる共通部6を、上記原点から外れた位置に予めバイアスさせておけば、電磁コイル2の磁束Φは、共通部6の磁束密度Bが増加する方向、すなわち磁石部5の磁束φと同一方向には流れにくくなる。また、磁束密度Bが減少する方向、すなわち磁石部5の磁束φの向きとは逆方向には、電磁コイル2の磁束Φは流れやすくなる。
したがって、電磁コイル2の磁束Φが、共通部6を、磁石部5の磁束φの向きと同一方向に流れるように、電磁コイル2に電流iを流した場合(図2参照)には、流れる磁束Φの量が少なくなる。そのため、第2磁気回路C2に、電磁コイル2の磁束Φが少量しか流れなくなり、第1プランジャ3aに弱い磁力しか発生しなくなる。また、電磁コイル2の磁束Φが、共通部6を、磁石部5の磁束φの向きとは逆向きに流れるように、電磁コイル2に電流iを流した場合(図3参照)には、電磁コイル2の磁束Φが多く流れる。そのため、第2磁気回路C2に電磁コイル2の磁束Φが多く流れ、第1プランジャ3aに強い磁力が働く。
このようにすると、電磁コイル2への通電を停止した状態において、磁石部5の磁束φが共通部6を十分に流れることになるため、電磁コイル2の磁束Φは、共通部6を、磁石部5の磁束φと同じ向きには多く流れなくなる。また、反対方向には、電磁コイル2の磁束Φは多く流れるようになる。したがって、電磁コイル2に流す電流iの向きを変えて、磁束Φの向きを変えることにより、第1プランジャ3aを吸引する磁力を大きく変化させることができる。
以下の実施例又は参考例においては、図面に用いた符号のうち、参考例1と同一のものは、特に示さない限り、参考例1と同様の構成要素等を表す。
また、第2コア7bも、第1コア7aと同様の構造になっている。
上述したように、第3磁気回路C3上には共通部6が含まれていないため、電磁コイル2の磁束Φの向きにかかわらず、第2プランジャ3bに強い磁力を発生させることができる。そのため図12、図13に示すごとく、第2プランジャ3bは、電磁コイル2の電流iの向きに関わらず、第2コア7bに吸引することができる。また、第1プランジャ3aは、電磁コイル2の電流iの向きによって、第1コア7aに吸引したり(図13参照)、吸引させなかったり(図12参照)することができる。そのため、1個の電磁コイル2の電流iの向きを制御することにより、2つのプランジャ3a,3bを両方とも吸引するモード(図13参照)と、第1プランジャ3aは吸引せず第2プランジャ3bのみを吸引するモード(図12参照)とを切り替えることができる。
このようにすると、電磁コイル2の磁束Φが磁気飽和部18によって磁気飽和するため、第3磁気回路C3に多くの磁束Φが流れすぎないようにすることができる。したがって、図13に示すごとく、2つのプランジャ3a,3bを両方とも吸引する場合に、第2磁気回路C2にも多くの磁束Φを流すことができ、第1プランジャ3aを確実に吸引することが可能となる。
このようにすると、外部から加わった振動によって、2つのスイッチ19a,19b(図16参照)が同時にオンする不具合を防止できる。すなわち、本例では、プランジャ3a,3bがコア7(7a,7b)に接近したときにスイッチ19a,19bがオンし、プランジャ3a,3bがコア7から離隔したときに、スイッチ19a,19bがオフするようになっている。上述のように、2つのプランジャ3a,3bがコア7に接近する向きを互いに逆向きにすれば、外部から振動が加わり、この振動によって、例えば第1プランジャ3aがコア7に接近する方向に移動しても、第2プランジャ3bはコア7から離れる方向に移動する。そのため、外部からの振動によって、2つのプランジャ3a,3bが同時にコア7に接近することがなくなり、2つのスイッチ19a,19bが同時にオンする不具合を防止できる。
本例は、第1プランジャ3aの構造を変更した例である。図20に示すごとく、本例では、第1プランジャ3aをヒンジ状に形成してある。すなわち、第1プランジャ3aの一端300をヨーク4に取り付け、回動可能に構成してある。
本例は、2個のプランジャ3a,3bの位置を変更した例である。図23に示すごとく、本例では、2個のプランジャ3a,3bを、Z方向(プランジャ3の進退方向)に直交する方向であるX方向に並べてある。そして、2個のプランジャ3a,3bがコア7(第1コア7a、第2コア7b)に、Z方向における同一側(図の下側)へ吸引されるように構成してある。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
本例は、ヨーク4の構造と、電磁コイル2の向きを変更した例である。図27に示すごとく、本例のヨーク4は、第1コア7aと第2コア7bとを一体化したコア7と、互いに平行な第1板状部41、第2板状部42、第3板状部48と、互いに平行な第1側壁部49a及び第2側壁部49bとを備える。第1コア7aに第1プランジャ3aが吸引され、第2コア7bに第2プランジャ3bが吸引される。
2 電磁コイル
3a 第1プランジャ
4 ヨーク
5 磁石部
6 共通部
7a 第1コア
C1 第1磁気回路
C2 第2磁気回路
Φ (電磁コイルの)磁束
φ (磁石部の)磁束
Claims (9)
- 通電により磁束(Φ)が発生する電磁コイル(2)と、
磁束(φ)を発生する磁石部(5)と、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)が流れる、第1ヨークと第2ヨークとの一対のヨーク(4)と、
該一対のヨーク(4)に磁気的に接続した、第1コア(7a)と第2コア(7b)との一対のコア(7)と、
上記電磁コイル(2)への通電により上記第1コア(7a)に吸引される第1プランジャ(3a)と、上記電磁コイル(2)への通電により上記第2コア(7b)に吸引される第2プランジャ(3b)との、一対のプランジャ(3)とを備え、
上記一対のヨーク(4)はそれぞれ板状に形成され、上記電磁コイル(2)を該電磁コイル(2)の軸方向における両側から挟む位置に、上記一対のヨーク(4)を配置してあり、
個々の上記プランジャ(3)は、上記軸方向に直交するプランジャ進退方向に進退動作し、上記一対のプランジャ(3)は上記プランジャ進退方向において上記電磁コイル(2)を両側から挟む位置に配され、
個々の上記コア(7)は、それぞれ板状に形成され、個々の上記コア(7)の厚さ方向は上記プランジャ進退方向と一致しており、上記第1コア(7a)は上記第1プランジャ(3a)と上記電磁コイル(2)との間に配され、上記第2コア(7b)は上記第2プランジャ(3b)と上記電磁コイル(2)との間に配され、個々の上記コア(7)は、上記軸方向における一方側において上記第1ヨークと接続し、上記軸方向における他方側において上記第2ヨークと接続し、
上記第1ヨークには、上記磁石部(5)が配されると共に、該磁石部(5)の磁束(φ)と上記電磁コイルの磁束(Φ)とが共通して流れる共通部(6)が形成され、これら上記磁石部と上記共通部(6)とは、上記プランジャ進退方向において、上記電磁コイル(2)の中心と上記第1コア(7a)との間に配され、上記軸方向と上記プランジャ進退方向との双方に直交する直交方向において、上記磁石部(5)と上記共通部(6)とは隣り合っており、
上記磁石部(5)の磁束(φ)は、上記第1ヨークと上記第2ヨークと上記第1プランジャ(3a)と上記第1コア(7a)とのうち上記第1ヨークのみを含む第1磁気回路(C1)を流れ、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)は、上記一対のヨーク(4)と上記第1プランジャ(3a)と上記第1コア(7a)とを含む第2磁気回路(C2)を流れ、
上記共通部(6)は、上記第1磁気回路(C1)と上記第2磁気回路(C2)とが重なる位置に形成されており、
上記磁石部(5)によって、上記共通部(6)の磁束密度を、BHカーブの原点から外れた位置にバイアスさせてあり、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)は、上記一対のヨーク(4)と上記第2プランジャ(3b)と上記共通部(6)と上記第2コア(7b)とのうち、上記一対のヨーク(4)と上記第2プランジャ(3b)と上記第2コア(7b)のみを含む第3磁気回路(C3)と、上記第2磁気回路(C2)とに分かれて流れるよう構成され、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)が、上記共通部(6)において、上記磁石部(5)の磁束(φ)の向きとは反対方向に流れるように、上記電磁コイル(2)に通電した場合には、上記第1プランジャ(3a)は上記第1コア(7a)に吸引され、上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)が、上記共通部(6)において、上記磁石部(5)の磁束(φ)の向きと同じ方向に流れるように、上記電磁コイル(2)に通電した場合には、上記第1プランジャ(3a)は上記第1コア(7a)に吸引されないよう構成されていることを特徴とするソレノイド装置(1)。 - 通電により磁束(Φ)が発生する電磁コイル(2)と、
磁束(φ)を発生する磁石部(5)と、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)が流れる、第1ヨークと第2ヨークとの一対のヨーク(4)と、
該一対のヨーク(4)に磁気的に接続した、第1コア(7a)と第2コア(7b)との一対のコア(7)と、
上記電磁コイル(2)への通電により上記第1コア(7a)に吸引される第1プランジャ(3a)と、上記電磁コイル(2)への通電により上記第2コア(7b)に吸引される第2プランジャ(3b)との、一対のプランジャ(3)とを備え、
上記一対のヨーク(4)はそれぞれ板状に形成され、上記電磁コイル(2)を該電磁コイル(2)の軸方向における両側から挟む位置に、上記一対のヨーク(4)を配置してあり、
個々の上記プランジャ(3)は、上記軸方向に直交するプランジャ進退方向に進退動作し、上記一対のプランジャ(3)は上記プランジャ進退方向において上記電磁コイル(2)を両側から挟む位置に配され、
個々の上記コア(7)は、それぞれ板状に形成され、個々の上記コア(7)の厚さ方向は上記プランジャ進退方向と一致しており、上記第1コア(7a)は上記第1プランジャ(3a)と上記電磁コイル(2)との間に配され、上記第2コア(7b)は上記第2プランジャ(3b)と上記電磁コイル(2)との間に配され、個々の上記コア(7)は、上記軸方向における一方側において上記第1ヨークと接続し、上記軸方向における他方側において上記第2ヨークと接続し、
上記第1ヨークには、上記磁石部(5)が配されると共に、該磁石部(5)の磁束(φ)と上記電磁コイルの磁束(Φ)とが共通して流れる共通部(6)が形成され、これら上記磁石部と上記共通部(6)とは、上記プランジャ進退方向において、上記電磁コイル(2)の中心と上記第1コア(7a)との間に配され、上記軸方向と上記プランジャ進退方向との双方に直交する直交方向において、上記磁石部(5)と上記共通部(6)とは隣り合っており、
上記磁石部(5)の磁束(φ)は、上記第1ヨークと上記第2ヨークと上記第1プランジャ(3a)と上記第1コア(7a)とのうち上記第1ヨークのみを含む第1磁気回路(C1)を流れ、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)は、上記一対のヨーク(4)と上記第1プランジャ(3a)と上記第1コア(7a)とを含む第2磁気回路(C2)を流れ、
上記共通部(6)は、上記第1磁気回路(C1)と上記第2磁気回路(C2)とが重なる位置に形成されており、
上記磁石部(5)によって、上記共通部(6)の磁束密度を、BHカーブの原点から外れた位置にバイアスさせてあり、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)は、上記一対のヨーク(4)と上記第2プランジャ(3b)と上記共通部(6)と上記第2コア(7b)とのうち、上記一対のヨーク(4)と上記第2プランジャ(3b)と上記第2コア(7b)のみを含む第3磁気回路(C3)と、上記第2磁気回路(C2)とに分かれて流れるよう構成され、
上記第1ヨークに、上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)が飽和する磁気飽和部(18)が形成されており、該磁気飽和部(18)は、上記第1磁気回路(C1)と上記第2磁気回路(C2)と上記第3磁気回路(C3)とのうち、上記第3磁気回路(C3)のみを含む位置に形成されていることを特徴とするソレノイド装置(1)。 - 通電により磁束(Φ)が発生する電磁コイル(2)と、
磁束(φ)を発生する磁石部(5)と、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)が流れる、第1ヨークと第2ヨークとの一対のヨーク(4)と、
該一対のヨーク(4)に磁気的に接続した、第1コア(7a)と第2コア(7b)との一対のコア(7)と、
上記電磁コイル(2)への通電により上記第1コア(7a)に吸引される第1プランジャ(3a)と、上記電磁コイル(2)への通電により上記第2コア(7b)に吸引される第2プランジャ(3b)との、一対のプランジャ(3)とを備え、
上記一対のヨーク(4)はそれぞれ板状に形成され、上記電磁コイル(2)を該電磁コイル(2)の軸方向における両側から挟む位置に、上記一対のヨーク(4)を配置してあり、
個々の上記プランジャ(3)は、上記軸方向に直交するプランジャ進退方向に進退動作し、上記一対のプランジャ(3)は上記プランジャ進退方向において上記電磁コイル(2)を両側から挟む位置に配され、
個々の上記コア(7)は、それぞれ板状に形成され、個々の上記コア(7)の厚さ方向は上記プランジャ進退方向と一致しており、上記第1コア(7a)は上記第1プランジャ(3a)と上記電磁コイル(2)との間に配され、上記第2コア(7b)は上記第2プランジャ(3b)と上記電磁コイル(2)との間に配され、個々の上記コア(7)は、上記軸方向における一方側において上記第1ヨークと接続し、上記軸方向における他方側において上記第2ヨークと接続し、
上記第1ヨークには、上記磁石部(5)が配されると共に、該磁石部(5)の磁束(φ)と上記電磁コイルの磁束(Φ)とが共通して流れる共通部(6)が形成され、これら上記磁石部と上記共通部(6)とは、上記プランジャ進退方向において、上記電磁コイル(2)の中心と上記第1コア(7a)との間に配され、上記軸方向と上記プランジャ進退方向との双方に直交する直交方向において、上記磁石部(5)と上記共通部(6)とは隣り合っており、
上記磁石部(5)の磁束(φ)は、上記第1ヨークと上記第2ヨークと上記第1プランジャ(3a)と上記第1コア(7a)とのうち上記第1ヨークのみを含む第1磁気回路(C1)を流れ、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)は、上記一対のヨーク(4)と上記第1プランジャ(3a)と上記第1コア(7a)とを含む第2磁気回路(C2)を流れ、
上記共通部(6)は、上記第1磁気回路(C1)と上記第2磁気回路(C2)とが重なる位置に形成されており、
上記磁石部(5)によって、上記共通部(6)の磁束密度を、BHカーブの原点から外れた位置にバイアスさせてあり、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)は、上記一対のヨーク(4)と上記第2プランジャ(3b)と上記共通部(6)と上記第2コア(7b)とのうち、上記一対のヨーク(4)と上記第2プランジャ(3b)と上記第2コア(7b)のみを含む第3磁気回路(C3)と、上記第2磁気回路(C2)とに分かれて流れるよう構成され、
上記第1プランジャ(3a)が上記第1コア(7a)に吸引される向きと、上記第2プランジャ(3b)が上記第2コア(7b)に吸引される向きとが、互いに逆向きにされていることを特徴とするソレノイド装置(1)。 - 通電により磁束(Φ)が発生する電磁コイル(2)と、
磁束(φ)を発生する磁石部(5)と、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)が流れる、第1ヨークと第2ヨークとの一対のヨーク(4)と、
該一対のヨーク(4)に磁気的に接続した、第1コア(7a)と第2コア(7b)との一対のコア(7)と、
上記電磁コイル(2)への通電により上記第1コア(7a)に吸引される第1プランジャ(3a)と、上記電磁コイル(2)への通電により上記第2コア(7b)に吸引される第2プランジャ(3b)との、一対のプランジャ(3)とを備え、
上記一対のヨーク(4)はそれぞれ板状に形成され、上記電磁コイル(2)を該電磁コイル(2)の軸方向における両側から挟む位置に、上記一対のヨーク(4)を配置してあり、
個々の上記プランジャ(3)は、上記軸方向に直交するプランジャ進退方向に進退動作し、上記一対のプランジャ(3)は上記プランジャ進退方向において上記電磁コイル(2)を両側から挟む位置に配され、
個々の上記コア(7)は、それぞれ板状に形成され、個々の上記コア(7)の厚さ方向は上記プランジャ進退方向と一致しており、上記第1コア(7a)は上記第1プランジャ(3a)と上記電磁コイル(2)との間に配され、上記第2コア(7b)は上記第2プランジャ(3b)と上記電磁コイル(2)との間に配され、個々の上記コア(7)は、上記軸方向における一方側において上記第1ヨークと接続し、上記軸方向における他方側において上記第2ヨークと接続し、
上記第1ヨークには、上記磁石部(5)が配されると共に、該磁石部(5)の磁束(φ)と上記電磁コイルの磁束(Φ)とが共通して流れる共通部(6)が形成され、これら上記磁石部と上記共通部(6)とは、上記プランジャ進退方向において、上記電磁コイル(2)の中心と上記第1コア(7a)との間に配され、上記軸方向と上記プランジャ進退方向との双方に直交する直交方向において、上記磁石部(5)と上記共通部(6)とは隣り合っており、
上記磁石部(5)の磁束(φ)は、上記第1ヨークと上記第2ヨークと上記第1プランジャ(3a)と上記第1コア(7a)とのうち上記第1ヨークのみを含む第1磁気回路(C1)を流れ、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)は、上記一対のヨーク(4)と上記第1プランジャ(3a)と上記第1コア(7a)とを含む第2磁気回路(C2)を流れ、
上記共通部(6)は、上記第1磁気回路(C1)と上記第2磁気回路(C2)とが重なる位置に形成されており、
上記磁石部(5)によって、上記共通部(6)の磁束密度を、BHカーブの原点から外れた位置にバイアスさせてあり、
上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)は、上記一対のヨーク(4)と上記第2プランジャ(3b)と上記共通部(6)と上記第2コア(7b)とのうち、上記一対のヨーク(4)と上記第2プランジャ(3b)と上記第2コア(7b)のみを含む第3磁気回路(C3)と、上記第2磁気回路(C2)とに分かれて流れるよう構成され、
上記電磁コイル(2)に通電していない状態での、上記共通部(6)に作用する上記磁石部(5)の磁界(H)は、上記共通部(6)の透磁率(μ)が最大となる状態での磁界である最大透磁率磁界(H μmax )を中心として、±50%以内となるよう構成されていることを特徴とするソレノイド装置(1)。 - 上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)が、上記共通部(6)において、上記磁石部(5)の磁束(φ)の向きとは反対方向に流れるように、上記電磁コイル(2)に通電した場合には、上記第1プランジャ(3a)は上記第1コア(7a)に吸引され、上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)が、上記共通部(6)において、上記磁石部(5)の磁束(φ)の向きと同じ方向に流れるように、上記電磁コイル(2)に通電した場合には、上記第1プランジャ(3a)は上記第1コア(7a)に吸引されないよう構成されていることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載のソレノイド装置(1)。
- 上記第1ヨークに、上記電磁コイル(2)の磁束(Φ)が飽和する磁気飽和部(18)が形成されており、該磁気飽和部(18)は、上記第1磁気回路(C1)と上記第2磁気回路(C2)と上記第3磁気回路(C3)とのうち、上記第3磁気回路(C3)のみを含む位置に形成されていることを特徴とする請求項1、3、4のいずれか一項に記載のソレノイド装置(1)。
- 上記第1プランジャ(3a)が上記第1コア(7a)に吸引される向きと、上記第2プランジャ(3b)が上記第2コア(7b)に吸引される向きとが、互いに逆向きにされていることを特徴とする請求項1、2、4のいずれか一項に記載のソレノイド装置(1)。
- 上記電磁コイル(2)に通電していない状態での、上記共通部(6)に作用する上記磁石部(5)の磁界(H)は、上記共通部(6)の透磁率(μ)が最大となる状態での磁界である最大透磁率磁界(Hμmax)を中心として、±50%以内となるよう構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のソレノイド装置(1)。
- 上記磁石部(5)は永久磁石(50)であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のソレノイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014036243A JP6329781B2 (ja) | 2014-02-27 | 2014-02-27 | ソレノイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014036243A JP6329781B2 (ja) | 2014-02-27 | 2014-02-27 | ソレノイド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015162537A JP2015162537A (ja) | 2015-09-07 |
JP6329781B2 true JP6329781B2 (ja) | 2018-05-23 |
Family
ID=54185452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014036243A Active JP6329781B2 (ja) | 2014-02-27 | 2014-02-27 | ソレノイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6329781B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6798755B2 (ja) | 2017-11-09 | 2020-12-09 | 株式会社Soken | ソレノイド装置 |
JP2023092759A (ja) * | 2021-12-22 | 2023-07-04 | オムロン株式会社 | 電磁継電器 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005217172A (ja) * | 2004-01-29 | 2005-08-11 | Asmo Co Ltd | 電磁ソレノイド装置 |
JP2007123586A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Well Kk | アクチュエータ |
JP5852918B2 (ja) * | 2012-02-09 | 2016-02-03 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | ソレノイド装置及び電磁継電器 |
JP6027860B2 (ja) * | 2012-02-29 | 2016-11-16 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | ソレノイド装置、及びその動作方法 |
-
2014
- 2014-02-27 JP JP2014036243A patent/JP6329781B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015162537A (ja) | 2015-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6236326B2 (ja) | ソレノイド装置、およびソレノイド制御システム | |
JP6027860B2 (ja) | ソレノイド装置、及びその動作方法 | |
JP2013525713A (ja) | 電磁動作スイッチ装置およびその作動方法 | |
JP7002042B2 (ja) | 電磁継電器 | |
JP6321371B2 (ja) | 電磁弁装置 | |
US7839242B1 (en) | Magnetic MEMS switching regulator | |
JP6078434B2 (ja) | ソレノイド装置 | |
JP6329781B2 (ja) | ソレノイド装置 | |
JP2011133071A (ja) | 自己保持型電磁弁 | |
JP2010074013A (ja) | 電磁石装置 | |
JP5982266B2 (ja) | ソレノイド装置 | |
US11335490B2 (en) | Solenoid device | |
JP6468988B2 (ja) | ソレノイド装置及びソレノイドシステム | |
JP2018120840A (ja) | 電磁継電器 | |
JP2017157493A (ja) | 電磁アクチュエータおよびそれを用いた電磁リレー | |
JP2013007472A (ja) | 電磁弁用カートリッジアッシ、電磁用ソレノイドおよび電磁弁 | |
JP5902121B2 (ja) | 自己保持型電磁弁 | |
US20100141364A1 (en) | Electromagnet for an electrical contactor | |
JP2008147128A (ja) | 電磁接触器 | |
JP6027951B2 (ja) | ソレノイド装置 | |
CN115050536B (zh) | 一种双稳态电磁铁 | |
JP2019046719A (ja) | 電磁継電器 | |
JP2006313694A (ja) | 電磁アクチュエータ及び開閉器 | |
KR101570818B1 (ko) | 자기유지형 전자밸브 | |
JP2017079106A (ja) | 電磁継電器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160801 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170808 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171005 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180327 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180423 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6329781 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |