JP6326249B2 - バスバーモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電池集合体の隣り合う電池を直列に接続するためのバスバーモジュールに関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車などでは、これに搭載される電池集合体(バッテリ集合体)の隣り合う電池を直列に接続するためにバスバーモジュールが使用される。下記特許文献1に開示されたバスバーモジュールは、複数のバスバーと樹脂プレートとを含んで構成される。樹脂プレートは、複数のバスバーを個々に収容固定するバスバー固定部を複数有する。以下、図11を参照しながら従来のバスバー及びバスバー固定部について説明をする。
図11において、引用符号101は導電性を有するバスバーを示す。また、引用符号102は絶縁性を有するバスバー固定部を示す。バスバー101は、バスバー固定部102に収容固定された上で隣り合う電池を直列に接続することができるように形成される。バスバー101は、円形状に貫通する一対の電池接続穴103を有する。この一対の電池接続穴103は、スタッドボルト状の電極を挿通する部分として形成される。一対の電池接続穴103の穴縁部は、ナットと電池の座面とにより挟み込まれる部分として形成される。尚、一対の電池接続穴103の間と、上記穴縁部とが通電に寄与する部分である。
バスバー101は、一対の電池接続穴103を結ぶ軸方向がバスバー長手方向に一致する。バスバー101は、バスバー長手方向に平行な一対の長い側部104と、バスバー長手方向に対し直交する方向に平行な一対の短い側部105とを有する。バスバー101は、平面視長方形状に形成される。尚、バスバー101の四隅部分には、90度の尖り部を避けるために小さな切り落とし部106がそれぞれ形成される。
バスバー固定部102は、外形が長方形となる底壁107と、この底壁107の端部に連続する枠形状の側壁108とを有する。底壁107には、一対の開口部109と、中央受け部110と、複数の外形受け部111とが形成される。一対の開口部109は、電池の電極(座面)に対応する部分として形成される。中央受け部110は、一対の開口部109の間に位置してバスバー101の中央を受けることができるようにブリッジ形状に形成される。一方、外形受け部111は、一対の開口部109の周囲でバスバー101の外形部分(外縁部分)を受けることができるように形成される。尚、引用符号112の部分は、後述するバスバー係止突起115を形成するために生じる部分である。
側壁108は、上記バスバー長手方向に平行な一対の長側壁113と、バスバー長手方向に対し直交する方向に平行な一対の短側壁114とにより構成される。一対の長側壁113と一対の短側壁114は、バスバー101の外形に合わせて配置形成される。一対の長側壁113には、内側に小さく突出する爪状のバスバー係止突起115がそれぞれ形成される。この一対のバスバー係止突起115は、中央受け部110の位置に合わせて配置形成される。一対のバスバー係止突起115は、中央受け部110から壁高さ方向にバスバー101の厚み分だけ離れた位置に配置形成される。
上記構成及び構造において、バスバー固定部102にバスバー101を収容固定する際には、図11の紙面垂直方向にバスバー101の押し込みを行う必要がある。押し込みの途中ではバスバー101の一対の長い側部104がバスバー固定部102の一対のバスバー係止突起115に突き当たり、これによりバスバー固定部102の一対の長側壁113が外側に押し広げられて弾性変形する。弾性変形により外側に移動した一対のバスバー係止突起115に対し一対の長い側部104が乗り越えて通過すると、バスバー101はバスバー固定部102の中央受け部110と一対のバスバー係止突起115とにより挟まれた状態に固定される。また、バスバー101は、この外形部分がバスバー固定部102の複数の外形受け部111に受け止められるとともに、バスバー固定部102の一対の長側壁113と短側壁114とにより囲まれてガタ付きなく保持された状態に固定される。
特開2004−31049号公報
上記従来技術にあっては、バスバー固定部102にバスバー101を収容固定すると、バスバー101の位置はバスバー101及びバスバー固定部102の形状によって確実に決まることになる。これはバスバー101の外形部分を位置決めや回り止めに使用するからである。
ところでバスバー101に関し、通電に寄与しない部分を少なくすることが使用材料削減の面で好ましいと言える。上記従来技術では通電に寄与しない部分が多いと見受けられ、無駄な部分を少なくして使用材料を削減するためには、バスバー101やバスバー固定部102の形状を見直す必要があると考えられる。
この他、上記従来技術にあっては、ガタ付きをなくすため、言い換えれば位置決めや回り止めを確実にするため、バスバー101の外形部分をバスバー固定部102の一対の長側壁113と短側壁114とにより囲んで係合可能な状態にすることから、例えば樹脂プレートの成形金型においては高い寸法精度で製造する必要がある。仮に寸法精度を高くできないのであれば成形不良が生じる虞があり、その場合にはバスバー101のバスバー固定部102への収容固定ができなくなるという問題点が考えられる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、バスバーの位置決め等を確実にしつつ無駄な部分を削減することが可能なバスバーモジュールを提供することを課題とする。また、成形不良の削減に寄与することが可能なバスバーモジュールを提供することも課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明は、複数の電池からなる電池集合体の隣り合う前記電池を直列に接続する複数のバスバーと、該バスバーを収容固定するバスバー固定部を複数有する樹脂プレートとを含み、前記バスバーは所定の間隔をあけて配置形成される一対の電池接続部を有するバスバーモジュールにおいて、前記バスバーは、該バスバーのバスバー長手方向に平行な一対の長い側部を有して、該一対の長い側部が前記バスバー固定部の一対の長側壁から離れるような外形部分の小さな形状に形成され、前記バスバー及び前記バスバー固定部は、バスバー固定部に対する前記バスバーの抜け止め機能部分位置決め機能部分、回り止め機能部分、及び揺動防止機能部分になるバスバー側複合機能部及びプレート側複合機能部を有これら前記バスバー側複合機能部及び前記プレート側複合機能部前記一対の電池接続部の中間位置に合わせて形成され、前記バスバー側複合機能部は、前記バスバー固定部に対して載置される被載置面と、前記一対の長い側部の位置にそれぞれ配置される一対の被係止部と、該一対の被係止部のそれぞれの両隣から突出する複数の突起部とを有する部分に形成され、前記プレート側複合機能部は、前記一対の長側壁の間に配置され且つ前記被載置面を介して前記バスバーが載置されるブリッジ部と、該ブリッジ部の端部位置で前記一対の長側壁の中央内側からそれぞれ突出して前記一対の被係止部を引っ掛け係止する一対の係止部と、該一対の係止部のそれぞれの両隣に配置され且つ前記複数の突起部の内側部及び突出先端が当接する複数の位置決め部とを有する部分に形成されることを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、バスバーの通電に寄与する部分に合わせて抜け止め機能部分と位置決め機能部分とを集中配置することから、従来例に比べて通電に寄与しない部分の構造を簡素化することができる。従って、本発明によれば、バスバーの抜け止めや位置決めを確実にしつつ無駄な部分を削減することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、上記簡素化に伴って例えば成形金型などの寸法精度が緩和され、結果、不良品率の低減を図ることができるという効果も奏する。さらに、本発明によれば、上記簡素化に伴ってバスバーの小型化を図ることができるという効果も奏する。
また、本発明によれば、更に回り止め機能部分も含めて集中配置することから、通電に寄与しない部分の構造を更に簡素化することができる。すなわち、バスバーの回り止めも確実にしつつ更に無駄な部分を削減することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、上記簡素化に伴って不良品率の更なる低減を図ることができるという効果や、バスバーの更なる小型化を図ることができるという効果も奏する。
また、本発明によれば、更に揺動防止機能部分も含めて集中配置することから、通電に寄与しない部分の構造を更に簡素化することができる。すなわち、バスバーの揺動防止も確実にしつつ更に無駄な部分を削減することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、上記簡素化に伴って不良品率の更なる低減を図ることができるという効果や、バスバーの更なる小型化を図ることができるという効果も奏する。
本発明のバスバーモジュールを電池集合体の一側面に取り付ける直前の状態を示す斜視図である。 図1のバスバーモジュールの斜視図である。 図1のバスバーモジュールの正面図である。 図1のバスバーモジュールを構成するバスバーの斜視図である。 図1のバスバーモジュールを構成する樹脂プレートの斜視図(円内はバスバー固定部の拡大斜視図)である。 図5のバスバー固定部の正面図である。 バスバーをバスバー固定部に収容固定した状態の斜視図(円内は拡大斜視図)である。 バスバーをバスバー固定部に収容固定した状態の正面図である。 図8のA−A線断面図である。 図8のB−B線断面図である。 従来例のバスバー及びバスバー固定部の正面図である。
バスバーモジュールは、電池集合体の隣り合う電池を直列に接続する複数のバスバーと、この複数のバスバーを収容固定する樹脂プレートとを含んで構成される。樹脂プレートは、バスバー固定部を複数有する。バスバー固定部に収容固定されるバスバーは、所定の間隔をあけて配置形成される一対の電池接続部を有する。また、バスバー及びバスバー固定部は、一対の電池接続部の中間位置に合わせて複合機能部を有する。複合機能部は、バスバー固定部に対するバスバーの抜け止め機能部分と位置決め機能部分とになるように形成される。複合機能部は、更に回り止め機能部分や揺動防止機能部分にもなるように形成される。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明のバスバーモジュールを電池集合体の一側面に取り付ける直前の状態を示す斜視図である。また、図2は図1のバスバーモジュールの斜視図、図3は図1のバスバーモジュールの正面図である。
図1において、バスバーモジュール1は、電池集合体2の例えば一側面Sに取り付けられる(一側面Sに限らず上面であってもよい)。電池集合体2は、ハイブリッド自動車又は電気自動車の所定位置に搭載される高電圧のバッテリーであり、複数の電池3を並べることによりなる。各電池3には、プラス電極及びマイナス電極として用いられる電極4、5が設けられる。電極4、5は、所定の間隔で電池一側部に設けられる。電池集合体2は、隣り合う電池3同士の対向する電極4、5がプラス電極及びマイナス電極になるように並べられる。尚、電池集合体2は、様々な形態のものがあり、図に示すものはそのうちの一つである。
図1ないし図3において、バスバーモジュール1は、導電性を有する複数のバスバー6と、絶縁性を有する樹脂プレート7とを含んで構成される。バスバーモジュール1の中間位置には、外部機器取付手段8が設けられる。また、バスバーモジュール1の両端位置には、電線接続手段9、9がそれぞれ設けられる。外部機器取付手段8は、図示しない外部機器との電気的な接続部分であり、電池集合体2の上方からの端子締結が可能な状態に形成される。一方、電線接続手段9、9は、プラス電極用パワーケーブル(耐高電圧となる電線。図示省略)、マイナス電極用パワーケーブル(耐高電圧となる電線。図示省略)の電気的な接続が可能な状態に形成される。
以下、バスバー6及び樹脂プレート7について説明をする。先ずはバスバー6について図4を参照しながら説明をする。図4は図1のバスバーモジュール1を構成するバスバー6の斜視図である。
図4において、バスバー6は、導電性を有する例えば銅又は銅合金製の金属板をプレス加工することにより形成される。バスバー6は、図示のような四隅が切り落とされた略長方形の形状に形成される。また、バスバー6は、従来例のバスバー101(図11参照)よりも外形部分が小さくなるような形状に形成される。すなわち、通電に寄与しない部分が少なくなるような形状に形成される。バスバー6は、表裏平坦な面に形成される。
バスバー6には、一対の電池接続穴10(電池接続部)が形成される。この一対の電池接続穴10は、電極4、5(図1参照)との接続部分として円形に貫通する形状に形成される。一対の電池接続穴10は、電極4、5の間隔に合わせて配置形成される。バスバー6は、一対の電池接続穴10の間の部分と、穴縁部とが通電に寄与する部分として形成される。
尚、一対の電池接続穴10の形状は、本実施例のような真円形状に限るものでなく、例えば長円形状や楕円形状、スリット形状にすることも可能である。すなわち、寸法誤差の吸収を目的とした形状も可能である。
一対の電池接続部10を結ぶ軸の方向(矢印X方向)をバスバー6の長手方向(バスバー長手方向)とすると、バスバー6には、バスバー長手方向に平行な一対の長い側部11が形成される。また、バスバー6には、バスバー長手方向に対し直交する方向(矢印Y方向)に平行な一対の短い側部12と、四隅部分の切り落とし部13とが形成される。さらに、バスバー6には、本発明の特徴部分となるバスバー側複合機能部14が形成される。
バスバー側複合機能部14は、一対の電池接続穴10の間に配置形成される。すなわち、バスバー6の中央部分に配置形成される。バスバー側複合機能部14は、バスバー6側において抜け止め機能部分と位置決め機能部分と回り止め機能部分と揺動防止機能部分とになるように形成される。
バスバー側複合機能部14は、本実施例において、平板部15及び複数の突起部16の二種類の部分からなり、これら二種類の部分で上記抜け止めと位置決めと回り止めと揺動防止との四つの機能を有する部分として形成される。
平板部15は、樹脂プレート7の後述するバスバー固定部23(図5及び図6参照)に対する抜け止め機能部分として形成される。別な言い方をすれば、バスバー固定部23に収容固定されるとバスバー6の矢印Z方向の移動が規制される部分として形成される。
平板部15は、この中央部分が特に通電に寄与する部分、すなわち通電寄与部15aとして形成される。また、平板部15は、この裏面がバスバー固定部23の後述するブリッジ部28(図5及び図6参照)に載置される部分、すなわち被載置面15bとして形成される。さらに、平板部15は、この表面で一対の長い側部11の位置の部分がバスバー固定部23の後述する係止アーム31a(図5及び図6参照)に引っ掛かり係止される部分、すなわち被係止部15cとして形成される。被係止部15cは、矢印Y方向で一対になるように形成される。
突起部16は、上記の如く複数形成される。複数の突起部16は、後述するバスバー固定部23(図5及び図6参照)に対する位置決め機能部分及び回り止め機能部分として形成される。別な言い方をすれば、バスバー固定部23に収容固定されるとバスバー6の矢印X方向の移動が規制される部分として、また、電極4、5(図1参照)への電気的な接続の際の矢印Z方向を回転軸としたバスバー6の被回転規制部分として形成される。
複数の突起部16は、被係止部15cの両隣(バスバー長手方向となる両隣)に位置するように配置形成される。被係止部15は一対形成されることから、突起部16は四つ形成される。四つの突起部16は、全て同じ形状に形成される。突起部16は、長側壁11から矢印Y方向に小さく突出する凸形状に形成される。突起部16は、上記の如く被係止部15cの両隣に配置されることから、後述するバスバー固定部23の係止部31(図5及び図6参照)を恰も挟み込むような状態に配置形状に形成される。
突起部16は、平板部15と面一に形成される。突起部16は、この裏面が後述するバスバー固定部23の位置決め部32(図5及び図6参照)に載置される部分、すなわち被載置面16aとして形成される。また、突起部16は、この突出先端が位置決め部32に当接して矢印Y方向の移動が規制される部分、すなわち位置決め当接部16bとして形成される。さらに、突起部16は、この内側部が後述するバスバー固定部23の係止部31(図5及び図6参照)に当接して矢印X方向の移動が規制される部分、また、矢印Z方向を回転軸としたバスバー6の回転移動が規制される部分、すなわち位置決め当接部16cとして形成される。
尚、本実施例においては、図中の寸法Cで示す突起部16の突出先端間の距離が従来例のバスバー101(図11参照)の幅、すなわち一対の長い側部104(図11参照)の距離よりも短くなるように設定される。本実施例のバスバー6は、この外形部分が小さく、通電に寄与しない部分が従来よりも格段に少ない形状に形成される。
次に、樹脂プレート7について図5及び図6を参照しながら説明をする(必要に応じて図1ないし図3も参照する)。図5は図1のバスバーモジュール1を構成する樹脂プレート7の斜視図(円内はバスバー固定部23の拡大斜視図)、図6は図5のバスバー固定部23の正面図である。
図5及び図6において、樹脂プレート7は、絶縁性を有する樹脂材料を用いて射出成形される。また、樹脂プレート2は、電池3の数に合わせた長さの長尺なものに形成される。樹脂プレート7は、電池集合体2に対する複数のバスバー6の効率の良い接続を行うことができるように形成される。
樹脂プレート7は、樹脂プレート本体17と、この樹脂プレート本体17に対しヒンジを介して連成される中央部分の外部機器取付部18と、樹脂プレート本体17の両端に配置形成される電線接続部19、19とを有して例えば図2及び図3に示す形状に形成される。
樹脂プレート本体17は、上段側のバスバー固定部群20と、下段側のバスバー固定部群21と、これらを繋ぐ複数の連結部22とを有する。上段側のバスバー固定部群20及び下段側のバスバー固定部群21には、それぞれ複数のバスバー固定部23が形成される。バスバー固定部23は、バスバー6を収容固定する部分として形成される。バスバー固定部23は、正面視(矢印Z方向から見た時)、長方形の略枠形状に形成される。バスバー固定部23は、電池3の並び方向(矢印X方向)に一列に並ぶように配置形成される。バスバー固定部23が一列に並ぶことにより、上段側のバスバー固定部群20及び下段側のバスバー固定部群21が形成される。
バスバー固定部23は、外形が長方形となる底壁24と、この底壁24の端部から矢印Z方向に突出する枠形状の側壁25と、本発明の特徴部分となるプレート側複合機能部26とを有する。バスバー固定部23は、従来同様のサイズで形成される。底壁24には、一対の開口部27が形成される。また、プレート側複合機能部26を構成する一部分(ブリッジ部28)が形成される。一対の開口部27は、電池3の電極4、5(座面)に対応する部分として開口形成される。ブリッジ部28は、一対の開口部27の間に配置形成される。ブリッジ部28は、矢印Y方向にのびる帯板状の部分に形成される。
尚、本実施例のブリッジ部28は、従来例の中央受け部110(図11参照)よりも幅広に形成される。ブリッジ部28が幅広に形成されることで、バスバー6の揺動をし難くすることができるのは勿論である。
側壁25は、長方形の枠形状に形成される。側壁25の枠サイズは、従来例の側壁108(図11参照)と同じである。側壁25は、上記バスバー長手方向(矢印X方向)に平行な一対の長側壁29と、バスバー長手方向に対し直交する方向(矢印Y方向)に平行な一対の短側壁30とにより構成される。
プレート側複合機能部26は、バスバー6のバスバー側複合機能部14(図4参照)の配置に合わせて形成される。すなわち、バスバー6の中央部分の位置に合わせて配置形成される(別な言い方をすればバスバー固定部23のブリッジ部28の位置に合わせて配置形成される)。プレート側複合機能部26は、樹脂プレート7側において抜け止め機能部分と位置決め機能部分と回り止め機能部分と揺動防止機能部分とになるように形成される。プレート側複合機能部26は、本実施例において、係止部31及び複数の位置決め部32の二種類の部分からなり、これら二種類の部分で上記抜け止めと位置決めと回り止めと揺動防止との四つの機能を有する部分として形成される。
係止部31は、バスバー6の抜けを規制する部分、すなわち抜け止め機能部分として形成される。係止部31は、ブリッジ部28と、一対の係止アーム31aと、一対のアーム基部31bとを有する。一対のアーム基部31bは、一対の長側壁29の中央内側から突出するように形成される。このような一対のアーム基部31bに一対の係止アーム31aが一体化するように形成される。
一対の係止アーム31aは、片持ちのアーム形状に形成される。また、一対の係止アーム31aは、可撓性を有して一対の長側壁29の方へ撓み可能に形成される。このような一対の係止アーム31aは、アーム先端位置に係止爪部(符号省略)を有する。係止爪部は、ブリッジ部28との間でバスバー6の一対の被係止部15c(図4参照)を挟み込むような引っ掛かり部分(係止部分)として形成される。係止爪部は、ブリッジ部28からバスバー6の板厚分の間隔をあけた位置に配置形成される。
尚、一対の係止アーム31aは可撓性を有することから、このような係止アーム31aだけでは従来よりも小型になったバスバー6の矢印Y方向の移動が懸念される。しかしながら本実施例のように、一対の係止アーム31aの両隣に跨るように一対の位置決め部32を形成すれば懸念は解消される。以下、一対の位置決め部32について説明をする。
一対の位置決め部32は、上記の如く一対の係止アーム31aの両隣に跨るように配置形成される(一対の係止アーム31aの両隣に跨るように配置されることから、ここからは一対あるうちの一方の位置決め部32について説明をする)。位置決め部32は、アーム基部31bの両隣に配置形成される一対の位置決め壁部32aと、一対の位置決め凸部32bとを有する。
一対の位置決め壁部32aは、上記の如くアーム基部31bの両隣に配置形成されるとともに、一対の長側壁29の中央内側から突出するようにも形成される。アーム基部31bと一対の位置決め壁部32aは、コ字状の枠形状に形成される。一対の位置決め壁部32aは、バスバー6の突起部16の位置決め当接部16cが当接する位置決め当接面32cを有する。この位置決め当接面32cは、バスバー6の矢印X方向の移動を規制する部分、及び矢印Z方向を回転軸としたバスバー6の回転移動を規制する部分として形成される。
一対の位置決め凸部32bは、一対の位置決め壁部32aに連続するように配置形成されるとともに、一対の長側壁29の中央内側から突出するようにも形成される。一対の位置決め凸部32bは、凸状の部分であって、バスバー6の突起部16を案内するテーパ状の案内面32dと、突起部16の位置決め当接部16bが当接する位置決め当接面32eとを有する。位置決め当接面32eは、バスバー6の矢印Y方向の移動を規制する部分、及び矢印Z方向を回転軸としたバスバー6の回転移動を規制する部分として形成される。
続いて、図7ないし図10を参照しながらバスバー固定部23へのバスバー6の収容固定について説明をする(必要に応じて図4ないし図6も参照する)。図7はバスバー6をバスバー固定部23に収容固定した状態の斜視図(円内は拡大斜視図)、図8はバスバー6をバスバー固定部23に収容固定した状態の正面図、図9は図8のA−A線断面図、図10は図8のB−B線断面図である。
図7ないし図10において、バスバー6は、バスバー固定部23に収容される過程で四つの突起部16が、一対の位置決め壁部32aの隣りを通過する。この時、バスバー6とバスバー固定部23の構成及び構造により矢印X方向への移動が規制される。仮に、矢印Y方向への位置ズレがあった場合には、案内面32dにより矯正される。
被係止部15cが係止アーム31aを撓ませて係止爪部を乗り越えると、被載置面15bを介してバスバー6がブリッジ部28に載置される。また、被係止部15cが係止アーム31aの係止爪部に引っ掛かり、バスバー6は係止される。係止アーム31aに係止されると、バスバー6は矢印Z方向への移動が規制される。以上により、バスバー6はバスバー固定部23に収容固定される。
バスバー固定部23に収容固定されたバスバー6は、矢印X、Y方向の移動が規制された状態になる。また、矢印Z方向を回転軸とした回転移動が規制された状態になる。バスバー6は、ブリッジ部28に載置されて係止アーム31aに係止され、さらには、突起部16が位置決め部32に係合することから、一対の短い側部12の側が矢印Z方向に揺動することなくバスバー固定部23に収容固定された状態になる。
以上、図1ないし図10を参照しながら説明をしてきたように、バスバー6の通電に寄与する部分に合わせて抜け止め機能部分と位置決め機能部分と回り止め機能部分と揺動防止機能部分とを集中配置することから、従来例に比べて通電に寄与しない部分の構造を簡素化することができる。従って、本発明によれば、バスバー6の抜け止めや位置決めや回り止めや揺動防止を確実にしつつ無駄な部分を削減することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、上記簡素化に伴って不良品率の低減を図ることができるという効果や、バスバー6の小型化を図ることができるという効果も奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…バスバーモジュール、 2…電池集合体、 3…電池、 4、5…電極、 6…バスバー、 7…樹脂プレート、 8…外部機器取付手段、 9…電線接続手段、 10…電池接続穴(電池接続部)、 11…長い側部、 12…短い側部、 13…切り落とし部、 14…バスバー側複合機能部(複合機能部)、 15…平板部、 15a…通電寄与部、 15b…被載置面、 15c…被係止部、 16…突起部、 16a…被載置面、 16b、16c…位置決め当接部、 17…樹脂プレート本体、 18…外部機器取付部、 19…電線接続部、 20…上段側のバスバー固定部群、 21…下段側のバスバー固定部群、 22…連結部、 23…バスバー固定部、 24…底壁、 25…側壁、 26…プレート側複合機能部(複合機能部)、 27…開口部、 28…ブリッジ部、 29…長側壁、 30…短側壁、 31…係止部、 31a…係止アーム、 31b…アーム基部、 32…位置決め部、 32a…位置決め壁部、 32b…位置決め凸部、 32c、32e…位置決め当接面、 32d…案内面

Claims (1)

  1. 複数の電池からなる電池集合体の隣り合う前記電池を直列に接続する複数のバスバーと、該バスバーを収容固定するバスバー固定部を複数有する樹脂プレートとを含み、前記バスバーは所定の間隔をあけて配置形成される一対の電池接続部を有するバスバーモジュールにおいて、
    前記バスバーは、該バスバーのバスバー長手方向に平行な一対の長い側部を有して、該一対の長い側部が前記バスバー固定部の一対の長側壁から離れるような外形部分の小さな形状に形成され、
    前記バスバー及び前記バスバー固定部は、バスバー固定部に対する前記バスバーの抜け止め機能部分位置決め機能部分、回り止め機能部分、及び揺動防止機能部分になるバスバー側複合機能部及びプレート側複合機能部を有これら前記バスバー側複合機能部及び前記プレート側複合機能部前記一対の電池接続部の中間位置に合わせて形成され、
    前記バスバー側複合機能部は、前記バスバー固定部に対して載置される被載置面と、前記一対の長い側部の位置にそれぞれ配置される一対の被係止部と、該一対の被係止部のそれぞれの両隣から突出する複数の突起部とを有する部分に形成され、
    前記プレート側複合機能部は、前記一対の長側壁の間に配置され且つ前記被載置面を介して前記バスバーが載置されるブリッジ部と、該ブリッジ部の端部位置で前記一対の長側壁の中央内側からそれぞれ突出して前記一対の被係止部を引っ掛け係止する一対の係止部と、該一対の係止部のそれぞれの両隣に配置され且つ前記複数の突起部の内側部及び突出先端が当接する複数の位置決め部とを有する部分に形成され
    ことを特徴とするバスバーモジュール
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