JP6322981B2 - 画像形成装置、画像形成システム、後処理装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、後処理装置および画像形成方法 Download PDF

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Description

この発明は、画像形成が行われた用紙に対する後処理が可能となった画像形成装置、画像形成システム、後処理装置および画像形成方法に関するものである。
画像データを含むジョブに基づいて画像形成を行う際に、画像が形成された用紙に後処理を行う場合がある。後処理は、通常は、ジョブに含まれる後処理設定に従って、画像形成装置内の後処理装置や画像形成装置に外部接続された後処理装置で実行される。また、印刷設定に係る処理を複数のデバイスで効率よく実行させることができる装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1の装置では、デバイス能力情報取得手段で取得されたデバイス能力情報と、組み合わせ情報生成手段で生成された組み合わせ情報と、に基づいて、組み合わせ情報で示される組み合わせの中に、印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在するか否かを判定する判定手段と、判定手段で、組み合わせ情報で示される組み合わせの中に、印刷設定情報に係る一連の処理を複数のデバイスで実行可能な組み合わせが存在すると判定された場合、該当する組み合わせ情報に基づいて、各デバイスに該当する設定項目を設定するための設定情報を生成する設定情報生成手段と、を有している。
特開2010−9219号公報
しかし、1または2以上の後処理の内容によっては後処理禁則が生じ、インラインの後処理装置では所定の後処理物が得られない場合がある。
プリントジョブが後処理関連で禁則となった場合の挙動として、従来は下記2つの方法を採ることができる。
(1)禁則要因を解除して出力する。
(2)キャンセルする。
しかし、(1)または(2)の挙動を決定付けるのは後処理装置仕様((1)または(2))やオペミス防止仕様((2))であり、そこにワークフローを向上するような意図は介在しない。
すなわち、禁則停止後の挙動を決めるにあたり、所望の出力物をより効率的に得るための考慮がなされていない。
後処理は、インラインのシステム内で処理を完結したいというのが前提になっているが、後処理禁則が生じて出力不可の場合は、オフライン後処理機などのオフライン作業で代替することにより、生産性を最大限確保しつつ、最終出力物を得たいという要望がある。しかし、特許文献1の装置などでは、後処理禁則が生じた場合、装置がどのような振る舞いを行うかについては考慮されておらず、要望に応えることができない。
本願発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、生産性の低下を極力抑えつつ、後処理禁則が生じた場合に効果的に所定の後処理物が得られる画像形成装置、画像形成システム、後処理装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の本発明は、
ジョブに基づいて画像形成を行う画像形成部と、
画像形成を制御する制御部とを備え、前記画像形成が行われた用紙に後処理を行うインライン後処理装置が具備、または外部接続される画像形成装置であって、
予め、オフラインの後処理機能項目に優先度が設定可能であり、
前記制御部は、前記ジョブを出力する際に、前記ジョブに含まれる後処理設定が後処理禁則であるかを判定し、後処理禁則であって前記優先度に従って決定されるオフライン作業の設定項目によるオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる場合、後処理禁則要因のうち、オフラインで達成できる後処理禁則要因を解除して前記インライン後処理装置による後処理を可能にすることを特徴とする。
第2の本発明の画像形成装置は、前記第1の本発明において、前記制御部は、前記後処理禁則の判定の結果、後処理禁則であってオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られない場合、前記出力をキャンセルすることを特徴とする。
第3の本発明の画像形成装置は、前記第1または第2の本発明において、前記オフライン作業が、手作業またはオフライン後処理装置で実施されるものであることを特徴とする。
第4の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第3の本発明のいずれかにおいて、前記後処理禁則が、一つまたは二つ以上の後処理によって生じるものであることを特徴とする。
第5の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第4の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記後処理禁則の判定を、用紙毎、用紙束毎、部毎、ジョブ毎のいずれかによって行うことを特徴とする。
第6の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第5の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記判定の結果、オフラインで達成できる後処理禁則要因を解除して前記インライン後処理装置による後処理を行う場合、前記後処理前、前記後処理後または前記後処理中に、前記オフラインでの作業に関する通知を行うことを特徴とする。
第7の本発明の画像形成装置は、前記第7の本発明において、表示を行う表示部を備え、前記制御部は、前記通知を前記表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする。
第8の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第7の本発明のいずれかにおいて、オフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる設定内容を格納した記憶部を有することを特徴とする。
第9の本発明の画像形成装置は、前記第8の本発明において、操作入力を受ける操作部を備え、前記制御部は、前記操作部を通して、前記設定内容の編集を可能にすることを特徴とする。
第10の本発明の画像形成システムは、前記第1〜6、8の本発明のいずれかに記載の画像形成装置およびインライン後処理装置を備えることを特徴とする。
第11の本発明の画像形成システムは、前記第10の本発明において、表示を行う表示部を備え、制御部は、通知を前記表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする。
第12の本発明の画像形成システムは、前記第10または第11の本発明において、操作入力を受ける操作部を備え、制御部は、前記操作部を通して、オフライン作業によって追加で後処理出力が可能な後処理出力物の設定を可能にすることを特徴とする。
第13の本発明の後処理装置は、
ジョブに基づいて画像形成を行う画像形成部を備える画像形成装置に外部接続される後処理装置であって、
予め、オフラインの後処理機能項目の優先度が設定されており、
当該後処理装置を制御する後処理制御部を備え、
前記後処理制御部は、前記画像形成装置から後処理指令を受けて後処理を行う際に、
前記ジョブに含まれる後処理設定が後処理禁則であるかを判定し、後処理禁則であって前記優先度に従って決定されるオフライン作業の設定項目によるオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる場合、後処理禁則要因のうち、オフラインで達成できる後処理禁則要因を解除して前記後処理を可能にすることを特徴とする。
第14の本発明の後処理装置は、前記第13の本発明において、前記制御部は、前記後処理禁則の判定の結果、後処理禁則であってオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られない場合、前記後処理をキャンセルすることを特徴とする。
第15の本発明の画像形成方法は、
ジョブに基づいて画像形成と所定の後処理とを行う画像形成方法であって、
予め、オフラインの後処理機能項目の優先度が設定可能であり、
前記ジョブを出力する際に、前記ジョブに含まれる後処理設定が後処理禁則であるかを判定し、後処理禁則であって前記優先度に従って決定されるオフライン作業の設定項目によるオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる場合、後処理禁則要因のうち、オフラインで達成できる後処理禁則要因を解除して後処理を行うことを特徴とする。
第16の本発明の画像形成方法は、前記第15の本発明において、前記後処理禁則の判定の結果、後処理禁則であってオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られない場合、前記出力をキャンセルすることを特徴とする。
第17の本発明の画像形成方法は、前記第15または第16の本発明において、前記後処理禁則の判定の結果、オフラインで達成できる後処理禁則要因を解除して前記インライン後処理装置による後処理を行う場合、前記後処理前、前記後処理後または前記後処理中に、前記オフラインでの作業に関する通知を行うことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、後処理禁則で所定の出力物の出力が得られない場合のみ、オフライン作業で代替することにより、生産性を最大限確保しつつ、最終出力物を得られる効果がある。
本発明の一実施形態における画像形成装置を含む画像形成システムの全体図を示す。 同じく、画像形成装置を含む画像形成システムのブロック図を示す。 従来の画像形成装置における後処理禁則時の処理手順を示すフローチャートである。 従来の他例の後処理禁則発生時の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における後処理禁則発生時の処理手順を示すフローチャートである。 同じく、後処理禁則発生時の禁則単位による処理手順を示すフローチャートである。 同じく、オフライン作業(オフライン後処理装置)の追加で所定の後処理出力物が得られる内容の設定画面である。 同じく、オフライン作業(オフライン手作業)の追加で所定の後処理出力物が得られる内容の設定画面である。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、画像形成システム全体の中央断面図であり、機械的な構成を示している。以下に、その構成を説明する。
画像形成ステム1は、画像形成装置10の前段側に大容量給紙ユニット170が接続され、画像形成装置10の後段側に後処理装置180が接続されたものである。この実施形態では、後処理装置180が本発明のインライン後処理装置に相当する。画像形成システム1では、各装置間で用紙の搬送が可能になっているとともに、互いに通信可能になっている。なお、インライン後処理装置は、画像形成装置10に内蔵されているものであってもよい。
画像形成装置10では、その上部側に、CCD131を含むスキャナ部130、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135が設けられており、プラテンガラス137またはADF原稿読み取り用スリットガラス138を通して原稿の画像読取が可能になっている。
上記したスキャナ部130、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135、プラテンガラス137、ADF原稿読み取り用スリットガラス138などにより、画像読込部が構成されている。
また、画像形成装置10の上部側で、プラテンガラス137が位置しない箇所に、タッチパネルからなる操作部140が設けられて、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。操作部140は、操作部を構成するとともに本発明の表示部を兼用している。なお、本発明としては、操作部と表示部とを別体で構成することも可能である。
画像形成装置10の下部側には、複数の給紙トレイ(1−3)145(図では3段)が配置され、さらに画像形成装置10に付設するようにして、給紙トレイを有する大容量給紙ユニット170が配置されている。
画像形成装置10内には、いずれかの給紙トレイから給紙される用紙を搬送する搬送路、第二給紙ローラー146などが設けられており、画像形成装置10内の搬送路途中に、帯電器152、LD153、感光体154、現像器155、転写部156、定着器157などで構成される画像形成部151が設けられている。また、大容量給紙ユニット170にはそれぞれ給紙された用紙を搬送して画像形成装置10内に導入する搬送路(図示しない)が設けられている。さらに、後処理装置180では、画像が印刷された用紙を搬送して後処理を行うことなく、または後処理を行って排紙をする。
上記画像形成部151、給紙トレイ(1−3)145、大容量給紙ユニット170、搬送路、第二給紙ローラー146などによって、本発明のプリンタ部150が構成されている。
画像形成部151では、帯電器152、現像器155、転写部156は、感光体154の周囲に配置されている。帯電器152は、画像書込み前に感光体154の表面を一様に帯電する。LD153は、表面が一様に帯電された感光体154に半導体レーザを照射することにより感光体154に静電潜像を形成する。現像器155は、LD153によって感光体154に形成された静電潜像をトナー部材によって現像する。この現像処理によって感光体154にトナー画像が形成される。転写部156は、給紙トレイ(1−3)60や大容量給紙トレイ170から搬送されてきた用紙に感光体154のトナー画像を転写する。トナー画像が転写された用紙は、感光体154から分離されて定着器157に搬送される。感光体154に残留したトナー部材は、クリーニング部によって除去される。
定着器157は、搬送された用紙を加熱することにより用紙の表面側に転写されたトナー画像を定着する。定着処理が施された用紙は、片面印刷の場合には画像形成装置10の側方に位置する後処理装置180にそのまま搬送される。
後処理装置180では、ステイプル、パンチ、中折りなどの後処理などが行われる。
一方、両面印刷の場合には、定着後の用紙がスイッチバックされて当該用紙の裏面側に画像形成部151で所定の画像が転写される。そして、両面に画像が形成された用紙は定着後に後処理装置180に搬送される。
上記の画像形成システム1は、画像形成装置10と、大容量給紙トレイ170と、後処理装置180で構成されているが、本発明としては画像形成システムを構成する装置は、画像形成装置の他にはその数や種別が特に限定されるものではなく、複数の後処理装置を備えるものであってもよく、その他に、中継装置、スタック装置などの各種の外部装置を接続することができる。
また、画像形成システム1に含まれるものではないが、オフライン作業を行うために、オフライン後処理装置4が備えられている。また、オフライン後処理装置を画像形成システムに備えるものであってもよい。
次に、画像形成システム1の機能的構成を図2のブロック図に基づいて説明する。
画像形成装置10は、本体制御部100とスキャナ部130と操作部140とプリンタ部150とを有し、さらに、LAN2を通して端末PCなどの外部機器3から入力される画像データを処理し、またはスキャナ部130で得た画像データを、LAN2を通して外部機器3に転送可能にするプリントコントローラ160とを備えている。
本体制御部100には、プリントコントローラ160に接続されたPCIバス114を有しており、該PCIバス114にDRAM制御IC115が接続されている。DRAM制御IC115には、画像メモリ(DRAM)120が接続されている。画像メモリ(DRAM)120には、圧縮画像データを格納するための圧縮メモリ121と、画像形成前にプリント対象の非圧縮画像データを一時的に格納するための伸長メモリ122とを有している。
また、PCIバス114には、ハードディスク(HDD)部123が接続されており、該ハードディスク(HDD)部123には、スキャナ部130で取得した画像データやプリントコントローラ160に接続された外部機器3などにより生成された画像データ等を保存することができる。
上記プリントコントローラ160で取得される画像データやハードディスク(HDD)部123に格納された画像データは、プリント動作に伴ってPCIバス114を通してDRAM制御IC115へと送信される。
また、本体制御部100には、制御CPU110を備えており、制御CPU110にDRAM制御IC115が接続されている。
また、制御CPU110には、ROMで構成され、制御CPU110を動作させるためのプログラム等が格納されたプログラムメモリ111、RAMで構成され、ワークエリアなどとして使用されるシステムメモリ112、フラッシュメモリなどにより構成される不揮発メモリ113が接続されている。不揮発メモリ113には、画像形成装置10の初期印刷設定情報や、プロセス制御パラメータ等の機械設定情報、出力設定の初期データ、後処理設定、後処理禁則の設定、オフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる設定などが読み出し可能に格納されている。
なお、後処理の禁則は、所望の出力物を得るための機能がインライン後処理装置に有しているが、他機能や設定などとの組み合わせによってその機能が使用できない状態をいう。
制御CPU110は、不揮発メモリ113の不揮発データを読み取り可能であり、また、所望のデータを不揮発メモリ113に書き込むことが可能である。
制御CPU110は、プログラムメモリ111に格納されたプログラムにより動作し、上記機械設定情報や印刷設定情報、出力設定などに従って画像形成装置1の各部を動作制御する。
制御CPU110は、プログラムメモリ111、システムメモリ112、不揮発メモリ113などとともに本発明の制御部を構成し、ジョブの実行、ジョブの中止などを制御することができる。
制御CPU110は、ジョブの出力設定や操作指示などを操作部140を通して行うことができる。
スキャナ部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナ部130全体の制御を行うスキャナ制御部132とを備えている。スキャナ制御部132は、制御CPU110とシリアル通信可能に接続されている。また、CCD131は、CCD131で読み取った画像データを処理する読み取り処理部116に接続され、読み取り処理部116は、DRAM制御IC115に制御可能に接続されている。
読み取り処理部116は、CCD131から入力されたアナログ画像信号に、アナログ信号処理、A/D(Analog to Digital)変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施し、デジタル画像データを生成して、圧縮・伸長IC124に出力する。
また、制御CPU110には、ADF制御部136が制御可能に接続されており、ADF制御部136によって流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135が制御される。
スキャナ部130では、画像形成装置10の上部プラテンガラスに置かれた原稿や、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135で自動搬送される原稿の画像を読み取る。
操作部140は、表示部と操作部とを兼ね、タッチパネルで構成されるLCD141と、操作部全体を制御する操作部制御部142とを備えており、操作部制御部142は制御CPU110にシリアル通信可能に接続されている。
操作部140では、制御CPU110の制御を受けて、LCD141によって、画像形成装置10における出力条件設定や動作制御条件などの機械設定入力、各給紙トレイの用紙情報(サイズ、紙種)の設定入力、オフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる設定や、設定内容の表示、メッセージなどの所望の情報等の表示などが可能になっている。
前記DRAM制御IC115には、画像データを圧縮または伸長することができる圧縮・伸長IC124が接続されている。DRAM制御IC115は、制御CPU110からの指示に従って、圧縮・伸長IC124による画像データの圧縮処理及び圧縮画像データの伸長処理を制御するとともに、画像メモリ(DRAM)120への画像データの入出力制御を行う。
書込み処理部125は、プリンタ部150のLD152などを備える画像形成部11に接続され、画像データに基づいてLD152の動作に用いられる書き込みデータを生成する。
プリンタ部150は、上記画像形成部11と、給紙トレイ12、搬送経路13、反転搬送経路16、定着器15などにより構成される。
また、プリンタ部150は、プリンタ部150の全体(給紙、画像形成、排紙、後処理など)を制御するプリンタ制御部151を備えており、プリンタ制御部151は前記した制御CPU110にシリアル通信可能に接続されている。プリンタ制御部151は制御CPU110の制御指令に従って動作して、プリンタ部150を制御し、用紙搬送、画像形成などを行う。また、プリンタ制御部151は、圧縮・伸長IC124に圧縮画像データの伸長を指示することができる。
また、プリンタ制御部151には、後処理装置180における後処理制御部181に制御可能に接続されている。プリンタ制御部151は、制御CPU110の指令に基づいて後処理制御部181に後処理指示を行うことができ、また、後処理制御部181から後処理装置180における状態情報を取得することができる。
また、上記のようにDRAM制御IC115が接続されたPCIバス114には、プリントコントローラ160のDRAM制御IC161が接続されている。プリントコントローラ160は、画像形成装置10をネットワークプリンタやネットワークスキャナとして使用する場合に、LAN2に接続される外部機器3などから画像データ等を画像形成装置10で受信したり、スキャナ部130で取得した画像データをLAN2に接続される端末PCなどの外部機器3などに送信したりするものである。
プリントコントローラ160では、DRAM制御IC161に、DRAMなどで構成される画像メモリ162が接続されている。また、プリントコントローラ160では、共通バスにDRAM制御IC161と、プリントコントローラ160全体の制御を行うコントローラ制御CPU163、LANインターフェース165が接続されている。LANインターフェース165は、LAN2に接続されている。
さらに、制御CPU110には、IO部118が接続されている。IO部118は、画像形成装置1内の各部と制御CPU110との間で情報の授受を行うインターフェースとして動作する。
外部機器3は、操作の受け付けが行われる端末操作部30と表示を行う端末表示部31を有しており、端末操作部30は、本発明における操作部として機能し、端末表示部31は、本発明における表示部として機能することができる。
外部機器3は、VNCクライアントなどを介して端末操作部30上で、画像形成装置1に関する操作の入力が可能になっているものでもよく、また、操作表示部31で画像形成装置に関する表示を行えるものであってもよい。端末操作部30と端末表示部31とは、例えばタッチパネルで構成することができるが、これに限定されるものではなく、LCDやマウスなどの操作部とディスプレイなどの表示部とが別に構成されているものであってもよい。また、外部機器3には、端末制御部300を備え、外部機器3全体の制御を行うことができる。
次に、上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
先ず、画像形成装置10において画像データを蓄積する手順について説明する。 画像形成装置10において、スキャナ部130で画像を読み取り画像データを生成する場合について説明する。スキャナ部130において原稿からCCD131により画像を光学的に読み取る。この際には、制御CPU110から指令を受けるスキャナ制御部132によってCCD131の動作制御を行う。原稿の読み取りは、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135によって原稿を自動給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス137上に原稿を置いて行ってもよい。
制御CPU110はプログラムによって動作し、操作部140による操作(読み取り指示やコピー指示)に基づいてスキャナ部130への指令を発行する。CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部116でデータ処理がなされ、データ処理された画像データは、DRAM制御IC115を介して圧縮・伸長IC124に送られて所定の方法によって圧縮される。圧縮されたデータは、DRAM制御IC115を介して画像メモリ(DRAM)120に格納される。ハードディスク(HDD)部123に格納する場合は、圧縮メモリ121に一旦格納したデータをDRAM制御IC115を介してハードディスク(HDD)部123に送る。
この他に画像データは、LAN2を介して画像形成装置10に入力されることもある。上記画像データとしては、例えば外部機器3などのアプリケーションプログラム等により生成されたものなどが挙げられる。画像データの生成方法は特に限定されるものではない。
該画像データは、LAN2、LANインターフェース165を介してプリントコントローラ160で受信され、コントローラ制御CPU163で展開されたプリントデータがDRAM制御IC161によって画像メモリ162に一旦格納される。画像メモリ162に格納されたデータは、PCIバス114を介してDRAM制御IC115に転送され、伸長メモリ122に一旦格納される。伸長メモリ122に格納されたデータは、DRAM制御IC115を介して圧縮・伸長IC124に送られて圧縮処理され、DRAM制御IC115を介して圧縮メモリ121に格納される。ハードディスク(HDD)部123に格納する場合は、圧縮メモリ121に一旦格納したデータをDRAM制御IC115を介してハードディスク(HDD)部123に送る。
上記画像データの蓄積に際しては、画像データの蓄積前または蓄積後に出力設定がなされる。該出力設定は、前記操作部140に設定画面を表示して、操作者による操作入力によって行うことができる。また、初期設定において出力設定項目が選択されており、操作者による設定入力がなされない場合にも該初期設定によって出力設定がなされる。前記設定画面において後処理設定を行うことができる。
なお、制御CPU110では、後処理設定で、他の後処理機能や設定において禁則が生じて所定の後処理出力物が得られない場合、操作部140に警告表示を行ってもよく、また、出力に際し禁則要因解除を行ってもよい。すなわち、後処理禁則であってオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる場合、後処理禁則要因のうち、オフラインで達成できる後処理禁則要因を解除する動作を行う。なお、オフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られるかは、不揮発メモリ113に設定を格納しておき、これを読み出して上記判定に用いることができる。
画像形成装置1で画像出力を行う場合、すなわち複写機やプリンタとして使用する場合、圧縮メモリ121に格納された画像データを、DRAM制御IC115を介して圧縮・伸長IC124に送出してデータを伸長し、伸長したデータを書込み処理部125に送出し、帯電部で帯電した感光体154へLD152によって書き込みを行う。なお、ハードディスク(HDD)部123に格納された画像データを用いる場合は、ハードディスク(HDD)部123に格納された画像データを、DRAM制御IC115を介して一旦、圧縮メモリ121に格納し、圧縮メモリ121に格納された画像データをDRAM制御IC115を介して圧縮・伸長IC124に送出してデータを伸長し、伸長したデータを上記と同様に書込み処理部125に送出する。
プリンタ部150では、制御CPU110の指令を受けたプリンタ制御部151によって各部の制御が行われる。画像形成部11では感光体154に書き込まれた潜像が図示しない現像部でトナー像として現像され、該トナー像が図示しない転写部で搬送経路13によって供給される用紙に転写され、定着器15で定着がなされる。感光体154では、トナー像が用紙転写された後、図示しないクリーニング部によって残留トナーが除去される。
なお、この実施形態では、モノクロの画像形成を前提にして説明したが、各色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)毎に感光体等を備える画像形成装置本体としたものであってもよい。
画像形成がなされた用紙は、搬送経路13を経て後処理装置180に送られて、後処理設定に従って後処理装置180で所定の後処理が行われる。また、後処理が行われない場合、そのまま後処理装置180で用紙が排出される。
なお、この実施形態では、画像形成装置10における制御CPU110の後処理設定で後処理禁則を判定し、判定結果に応じた後処理指示を後処理装置180に送って後処理装置180が動作するものとした。ただし、本発明では、画像形成装置から後処理設定が送られると、後処理装置180の後処理制御部181で後処理禁則を判定し、後処理制御部181で、後処理禁則であってオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる場合、後処理禁則要因のうち、オフラインで達成できる後処理禁則要因を解除して後処理を行うものとしてもよい。
次に、従来技術において、後処理で禁則が生じる場合に自動で禁則要因を解除する処理手順を図3のフローチャートに基づいて説明する。該手順は、制御部での制御によって実行される。なお、以下では、機能Aと機能Bとが後処理設定されているものとする。
給紙準備が開始されると(ステップs1)、機能Aと機能Bとが禁則が生じておらず、両立して実行可能かの判定がなされる(ステップs2)。機能A、Bとも実行可能な場合(禁則が生じていない場合)、インライン後工程に機能A、Bの実行を指示する(ステップs3)。次いで、給紙が実行され(ステップs4)、全紙完了かを判定し(ステップs5)、全紙完了であれば(ステップs5、Yes)、処理を終了し、全紙完了でなければ(ステップs5、No)、ステップs1に戻って処理を継続する。
ステップs2で、機能A、Bで禁則が生じて両立しない場合(ステップs2、No)、継続可能かを判定する(ステップs6)。継続可能でなければ(ステップs6、No)、ジョブを中止し(ステップs9)、処理を終了する。継続可能な場合(ステップs6、Yes)、機能A、Bのいずれかを解除する(ステップs7)。この場合、例えば、機能において優先順位を設定しておき、優先順位の高いものを継続し、他を解除するように処理することができる。
機能を解除した後処理内容をインライン後工程へ指示し(ステップs8)、その後、給紙実行を行うステップs4に移行し、前記と同様に全給紙完了かの判定(ステップs5)を行う。
次に、従来技術において、後処理で禁則が生じる場合にユーザー選択で禁則要因を解除する処理手順を図4のフローチャートに基づいて説明する。該手順は、制御部での制御によって実行される。なお、以下では、機能Aと機能Bとが後処理設定されているものとする。
給紙準備が開始されると(ステップs10)、機能Aと機能Bとが禁則が生じておらず、両立して実行可能かの判定がなされる(ステップs11)。機能A、Bとも実行可能な場合(禁則が生じていない場合)、インライン後工程に機能A、Bの実行を指示する(ステップs12)。次いで、給紙が実行され(ステップs13)、全給紙完了かを判定し(ステップs14)、全給紙完了であれば(ステップs14、Yes)、処理を終了し、全紙完了でなければ(ステップs14、No)、ステップs10に戻って処理を継続する。
ステップs11で、機能A、Bで禁則が生じて両立しない場合(ステップs11、No)、継続可能かを判定する(ステップs15)。継続可能でなければ(ステップs15、No)、ジョブを中止し(ステップs25)、処理を終了する。
継続可能な場合(ステップs15、Yes)、ユーザーに継続するかの問い合わせを行ってユーザーによる継続選択がなされたかを判定する(ステップs16)。継続を行う選択でない場合(ステップs16、No)、ジョブを中止し(ステップs25)、処理を終了する。
ステップs16でユーザーが継続を選択した場合(ステップs16、Yes)、ユーザーに機能Aの解除を選択するかを問い合わせ、機能Aの解除が行われたかを判定する(ステップs17)。ユーザーが機能Aの解除を選択した場合(ステップs17、Yes)、機能Aを解除する(ステップs18)。次いで、ユーザーに機能Bの解除を選択するかを問い合わせ、機能Bの解除が行われたかを判定する(ステップs19)、ユーザーが機能Bの解除を選択した場合(ステップs19、Yes)、機能Bを解除して(ステップs20)、前記と同様に給紙実行し(ステップs13)、全給紙完了かの判定(ステップs14)を実施する。
ユーザーが機能Bを解除する選択を行わなかった場合(ステップs19、No)、機能Bをインライン後工程へ指示し(ステップs21)、前記と同様に給紙実行(ステップs13)、全紙完了かの判定(ステップs14)を実施する。
ステップs17で、機能Aの解除が選択されなかった場合(ステップs17、No)、ユーザーに機能Bの解除を選択するかを問い合わせ、機能Bの解除が行われたかを判定する(ステップs22)。ユーザーが機能Bの解除を選択した場合(ステップs22、Yes)、機能Bを解除し(ステップs23)、機能Aをインライン後工程へ指示し(ステップs24)、前記と同様に給紙実行し(ステップs13)、全給紙完了かの判定(ステップs14)を実施する。ステップs22で機能Bの解除が選択されなかった場合(ステップs22、No)、ジョブを中止し(ステップs25)、処理を終了する。
次に、本実施形態において、後処理で禁則が生じる場合にオフライン作業を考慮して禁則要因を解除する処理手順を図5のフローチャートに基づいて説明する。
該手順は、制御CPU110での制御によって実行される。なお、以下では、機能Aと機能Bとが後処理設定されているものとする。また、機能の優先については、機能Aが機能Bに対し優先する設定がなされている。
給紙準備が開始されると(ステップs30)、機能Aと機能Bとが禁則が生じておらず、両立して実行可能かの判定がなされる(ステップs31)。禁則が生じず、機能A、Bとも実行可能な場合、インライン後工程へ機能A、Bの実行を指示する(ステップs32)。次いで、給紙が実行され(ステップs33)、全給紙完了かを判定し(ステップs34)、全給紙完了であれば(ステップs34、Yes)、処理を終了し、全給紙完了でなければ(ステップs34、No)、ステップs30に戻って処理を継続する。
ステップs31で、機能A、Bで禁則が生じて両立しない場合(ステップs31、No)、継続可能かを判定する(ステップs40)。継続可能でなければ(ステップs40、No)、ジョブを中止し(ステップs49)、処理を終了する。
継続可能な場合(ステップs40、Yes)、ユーザーに継続するかの問い合わせを行ってユーザーによって継続選択がなされたかを判定する(ステップs41)。継続を行う選択がなされていない場合(ステップs41、No)、ジョブを中止し(ステップs49)、処理を終了する。
ステップs41でユーザーにより継続の選択がなされた場合(ステップs41、Yes)、機能Aがオフライン作業により実現可能かを判定する(ステップs42)。判定のための設定内容は不揮発メモリ114に格納されており、制御CPU110は、不揮発メモリ114から読み出された設定内容に従って実現可否を判定することができる。
機能Aがオフライン作業により実現可能な場合(ステップs42、Yes)、機能Aを解除し(ステップs43)、機能Bをインライン後工程へ指示する(ステップs44)。次いで、操作部140や端末表示部310などの表示部にオフライン作業が必要であることを警告表示し、オフライン作業を要求する(ステップs48)。該処理は、オフラインでの作業に関する通知に相当する。オフライン作業に関する通知は、表示の他、音声その他の手段で通知することができる。その後、前記と同様に給紙実行(ステップs33)、全給紙完了かを判定する(ステップs34)。なお、オフライン作業に関する通知は、全紙完了後に操作部に表示を行うようにしてもよい。
機能Aがオフライン作業により実現可能でない場合(ステップs42、No)、機能Bがオフライン作業により実現可能かを判定する(ステップs45)。判定のための設定内容は不揮発メモリ114に格納されており、制御CPU110は、不揮発メモリ114から読み出された設定内容に従って実現可否を判定することができる。
機能Bがオフライン作業により実現可能な場合(ステップs45、Yes)、機能Bを解除し(ステップs46)、機能Bをインライン後工程へ指示する(ステップs47)。次いで、操作部140や端末表示部310などの表示部にオフライン作業が必要であることを表示し、オフライン作業を要求する(ステップs48)。その後、前記と同様に給紙実行(ステップs33)、全給紙完了かを判定する(ステップs34)。
機能Bがオフライン作業により実現可能でない場合(ステップs45、No)、ジョブを中止し(ステップs49)、処理を終了する。
なお、上記では、機能A、Bについて、優先度においてA>Bとして説明したが、AとBの優先度が逆転した場合でもよく、その場合、フロー中のAとBとはそれぞれ逆に表示されて処理が行われる。
なお、上記手順では、ユーザーによる継続選択を求めているが、ユーザーによる継続選択を求めることなく禁則要因解除の手順を実行するようにしてもよい。
また、上記手順では、禁則の要因を機能A、Bの2つで説明しているが、その数は2要因に限定されるものではなく、3要因以上であっても対応することが可能である。
また、禁則要因解除の単位は、例えば、用紙毎、用紙束毎、部毎、ジョブ毎のいずれによって行うこともできる。図5の手順は、用紙毎の手順として用いることができる。
なお、禁則単位を、用紙束毎、部毎、ジョブ毎で行う場合、禁則単位での判断は、束先頭、部先頭、ジョブ先頭のいずれかで行うことができる。
禁則単位毎の手順を含むフローチャートを図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は制御CPU110の制御によって実行される。なお、以下では、機能Aと機能Bとが後処理設定されているものとする。また、機能の優先については、機能Aが機能Bに対し優先する設定がなされている。
給紙準備が開始されると(ステップs50)、用紙束毎、部毎またはジョブ毎における禁則単位判断がなされる(ステップs51)。禁則単位は、予め設定されており、その設定に従うものであってもよく、ジョブ開始時にユーザーによる選択を得るものであってもよい。また、禁則単位が予め設定されている場合、設定内容を操作部を通して変更できるようにしてもよい。
禁則単位にしたがって束先頭、部先頭またはジョブ先頭かの判定がなされ(ステップs51)、禁則単位の先頭でない場合(ステップs51、No)、与えられている後処理内容×××がインライン後工程へ指示され(ステップs57)、給紙実行がされる(ステップs55)。次いで、全給紙完了かを判定し(ステップs56)、全給紙完了であれば(ステップs56、Yes)、処理を終了し、全給紙完了でなければ(ステップs56、No)、ステップs50に戻って処理を継続する。
ステップs51で禁則単位の先頭であると判定された場合(ステップs51、Yes)、機能Aと機能Bとが禁則を生じておらず、両立して実行可能かの判定がなされる(ステップs52)。禁則が生じておらず、機能A、Bとも実行可能な場合、インライン後工程へ機能A、Bの実行を指示し(ステップs53)、後処理内容×××として、機能A、Bが与えられる(ステップs54)。次いで、給紙が実行され(ステップs55)、全給紙完了かを判定し(ステップs56)、全給紙完了であれば(ステップs56、Yes)、処理を終了し、全給紙完了でなければ(ステップs56、No)、ステップs50に戻って処理を継続する。
ステップs52で、機能Aと機能Bとが禁則が生じて、両立しない場合(ステップs52、No)、継続可能かを判定する(ステップs60)。継続可能でなければ(ステップs60、No)、ジョブを中止し(ステップs70)、処理を終了する。
継続可能な場合(ステップs60、Yes)、ユーザーに継続するかの問い合わせを行ってユーザーによる継続選択がなされたかを判定する(ステップs61)。継続を行う選択がなされていない場合(ステップs61、No)、ジョブを中止し(ステップs70)、処理を終了する。
ステップs61でユーザーが継続を選択した場合(ステップs61、Yes)、機能Aがオフライン作業により実現可能かを判定する(ステップs62)。判定のための設定内容は不揮発メモリ114に格納されており、不揮発メモリ114から読み出された設定内容に従って実現可否を判定することができる。
機能Aがオフライン作業により実現可能な場合(ステップs62、Yes)、機能Aを解除し(ステップs63)、機能Bをインライン後工程に指示する(ステップs64)。 機能Aがオフライン作業により実現可能でない場合(ステップs62、No)、機能Bがオフライン作業により実現可能かを判定する(ステップs65)。機能Bがオフライン作業により実現可能な場合(ステップs65、Yes)、機能Bを解除し(ステップs65)、機能Bをインライン後工程に指示する(ステップs66)。機能Bがオフライン作業により実現可能でない場合(ステップs65、No)、ジョブを中止し(ステップs70)、処理を終了する。
機能Aまたは機能Bをインライン後工程へ指示した(ステップs64またはステップs67)後、後処理内容×××に、インライン後工程への指示内容(機能Aまたは機能B)を与える(ステップ68)。すなわち、ステップs64後では後処理内容に機能Bを与え、ステップ67後では後処理内容に機能Aを与える。
次いで、操作部140や端末表示部310などの表示部にオフライン作業が必要であることを警告表示し、オフライン作業を要求する(ステップs69)。該処理は、オフラインでの作業に関する通知に相当する。
その後、前記と同様に給紙実行し(ステップs55)、全給紙完了かの判定(ステップs56)を行う。
上記手順によれば、禁則単位毎にオフライン作業を考慮した禁則要因の解除と後処理実行を行うことができる。
次に、後処理禁則で、オフライン後処理可能な例を以下に示す。
例1−1.
・所望の出力物=クリース/スリット+重ね折り
・禁則要因=クリース/スリット+重ね折り
・オフライン後処理可能機能=重ね折り
(1)解除する禁則要因=重ね折り
(2)インラインシステムからの出力=クリース/スリット
最終出力物=(2)+オフライン重ね折り=所望の後処理出力物
例1−2.
・所望の出力物=クリース/スリット+重ね折り
・禁則要因=クリース/スリット+重ね折り
・オフライン後処理可能機能=重ね
(1)解除する禁則要因=重ね
(2)インラインシステムからの出力=1枚折り+クリース/スリット
最終出力物=(2)+オフライン重ね=所望の出力物
例2.
・所望の出力物=大サイズ用紙はZ折りして同一サイズ平綴じ冊子
・禁則要因=平綴じ+大サイズ用紙のみZ折り
・オフライン後処理可能機能=Z折り
(1)解除する禁則要因=Z折り
(2)出力形態=平綴じ
最終出力物=(2)+大サイズ用紙のみZ折り=所望の出力物
例3.所望の出力物=ステイプル+パンチ
・禁則要因=ステイプル+パンチ(位置が重なる)
・オフライン後処理可能機能=ステイプル
(1)解除する禁則要因=ステイプル
(2)インラインシステムからの出力=パンチ
最終出力物=(2)+オフラインステイプル(パンチと位置を変える)=所望の出力物
次に、操作部140に表示されたオフライン可否設定画面1400を示す。オフライン可否設定画面1400は、オフライン後処理装置を用いた可否設定を行う画面である。
オフライン設定画面1400では、後処理内容に関する複数の機能項目1401が縦列に配置されていずれかの選択が可能になっている。各機能項目1401に対しては、それぞれ「可」釦1411、「不可」釦1412のいずれかが選択可能になっている。例えば、初期設定では、全ての機能項目1401に対し、「不可」釦1412が選択された状態にすることができ、「可」釦1411が押下されると、「不可」釦1412の選択が解除されて「可」釦1411が選択された状態にする。
機能項目1401の左欄には、優先順位バー1402が縦に配列して設けられており、上方側の選択領域と下方側の選択領域で押下可能になっている。機能項目1401は、上方側ほど優先順位が高く設定されており、機能項目1401のいずれかを選択した上で、優先順位バー1402の上方領域(高)側が押下すると、選択されている機能項目1401と、これに対応する「可」釦1411、「不可」釦1412が1行毎に順次上方に位置を変えて、優先順位が高く設定される。また、機能項目1401のいずれかを選択した上で、優先順位バー1402の下方領域(低)側が押下すると、選択されている機能項目1401とこれに対応する「可」釦1411、「不可」釦1412が1行毎に順次下方に位置を変えて、優先順位が低く設定される。
オフライン可否設定画面1400には、「OK」釦1413と「キャンセル」釦1414とが押下可能に設けられており、「OK」釦1413によって、設定内容が確定し、「キャンセル」釦1414を押下することで、オフライン可否設定画面1400を開いた後で設定された内容がキャンセルされる。
なお、上記では、オフライン作業としてオフライン後処理装置を用いた処理の設定について説明したが、手動によるオフライン作業によって後処理が実行されるものであってもよい。以下、図8に基づいて説明する。
オフライン設定画面1500では、後処理内容に関する複数の機能項目1501が縦列に配置されていずれかの選択が可能になっている。各機能項目1401に対しては、それぞれ「可」釦1511、「不可」釦1512のいずれかが選択可能になっている。
機能項目1501の左欄には、優先順位バー1502が設けられており、上記優先順位バー1402と同様に、各機能項目1501の優先順位を設定することができる。オフライン可否設定画面1500には、「OK」釦1513と「キャンセル」釦1514とが押下可能に設けられており、「OK」釦1513によって、設定内容が確定し、「キャンセル」釦1514を押下することで、オフライン可否設定画面1500を開いた後で設定された内容がキャンセルされる。
オフライン作業は、上記のようにオフライン後処理装置、オフライン手作業のいずれであってもよく、また、両方を用いることでオフライン作業を可能と判定するものであってもよい。その場合、オフライン後処理装置とオフライン手作業とで、オフライン作業で後処理可能な内容が異なるものであってもよい。オフライン後処理装置とオフライン手作業の両方を用いる場合、設定を共通する設定画面で設定できるものであってもよく、図7、8に示す設定画面のように、それぞれ異なる画面で設定できるようになっているものであってもよい。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
1 画像形成システム
2 LAN
3 外部装置
10 画像形成装置
110 画像制御CPU
114 不揮発メモリ
130 スキャナ部
140 操作部
150 プリンタ部
151 画像形成部
170 大容量給紙ユニット
180 後処理装置
181 後処理制御部
1400 オフライン可否設定画面
1401 機能項目
1402 優先順位バー
1411 「可」釦
1412 「不可」釦
1500 オフライン可否設定画面
1501 機能項目
1502 優先順位バー
1511 「可」釦
1512 「不可」釦

Claims (17)

  1. ジョブに基づいて画像形成を行う画像形成部と、
    画像形成を制御する制御部とを備え、前記画像形成が行われた用紙に後処理を行うインライン後処理装置が具備、または外部接続される画像形成装置であって、
    予め、オフラインの後処理機能項目に優先度が設定可能であり、
    前記制御部は、前記ジョブを出力する際に、前記ジョブに含まれる後処理設定が後処理禁則であるかを判定し、後処理禁則であって前記優先度に従って決定されるオフライン作業の設定項目によるオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる場合、後処理禁則要因のうち、オフラインで達成できる後処理禁則要因を解除して前記インライン後処理装置による後処理を可能にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記後処理禁則の判定の結果、後処理禁則であってオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られない場合、前記出力をキャンセルすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記オフライン作業が、手作業またはオフライン後処理装置で実施されるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記後処理禁則が、一つまたは二つ以上の後処理によって生じるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記後処理禁則の判定を、用紙毎、用紙束毎、部毎、ジョブ毎のいずれかによって行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記判定の結果、オフラインで達成できる後処理禁則要因を解除して前記インライン後処理装置による後処理を行う場合、前記後処理前、前記後処理後または前記後処理中に、前記オフラインでの作業に関する通知を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 表示を行う表示部を備え、前記制御部は、前記通知を前記表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  8. オフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる設定内容を格納した記憶部を有することを特徴とするする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 操作入力を受ける操作部を備え、前記制御部は、前記操作部を通して、前記設定内容の編集を可能にすることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 請求項1〜6、8のいずれか1項に記載の画像形成装置およびインライン後処理装置を備えることを特徴とする画像形成システム。
  11. 表示を行う表示部を備え、制御部は、通知を前記表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 操作入力を受ける操作部を備え、制御部は、前記操作部を通して、オフライン作業によって追加で後処理出力が可能な後処理出力物の設定を可能にすることを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成システム。
  13. ジョブに基づいて画像形成を行う画像形成部を備える画像形成装置に外部接続される後処理装置であって、
    予め、オフラインの後処理機能項目の優先度が設定されており、
    当該後処理装置を制御する後処理制御部を備え、
    前記後処理制御部は、前記画像形成装置から後処理指令を受けて後処理を行う際に、
    前記ジョブに含まれる後処理設定が後処理禁則であるかを判定し、後処理禁則であって前記優先度に従って決定されるオフライン作業の設定項目によるオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる場合、後処理禁則要因のうち、オフラインで達成できる後処理禁則要因を解除して前記後処理を可能にすることを特徴とする後処理装置。
  14. 前記後処理制御部は、前記後処理禁則の判定の結果、後処理禁則であってオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られない場合、前記後処理をキャンセルすることを特徴とする請求項13記載の後処理装置。
  15. ジョブに基づいて画像形成と所定の後処理とを行う画像形成方法であって、
    予め、オフラインの後処理機能項目の優先度が設定可能であり、
    前記ジョブを出力する際に、前記ジョブに含まれる後処理設定が後処理禁則であるかを判定し、後処理禁則であって前記優先度に従って決定されるオフライン作業の設定項目によるオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られる場合、後処理禁則要因のうち、オフラインで達成できる後処理禁則要因を解除して後処理を行うことを特徴とする画像形成方法。
  16. 前記後処理禁則の判定の結果、後処理禁則であってオフライン作業の追加で所定の後処理出力物が得られない場合、前記出力をキャンセルすることを特徴とする請求項15記載の画像形成方法。
  17. 前記後処理禁則の判定の結果、オフラインで達成できる後処理禁則要因を解除して前記インライン後処理装置による後処理を行う場合、前記後処理前、前記後処理後または前記後処理中に、前記オフラインでの作業に関する通知を行うことを特徴とする請求項15または16に記載の画像形成方法。
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