JP6322401B2 - 金型装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電動機の固定子又は回転子を構成する積層鉄心の製造に使用され鉄心片を打抜き形成する金型装置及びその制御方法に関する。
従来、電動機の固定子又は回転子を構成する積層鉄心を形成している鉄心片を、金型装置を用いて帯状薄板材から打抜き形成する場合、最初に帯状薄板材に位置決め用のパイロット孔を、帯状薄板材の幅方向(帯状薄板材の長手方向に直交する方向)の両側に形成し、次に、パイロット孔の位置を基準に帯状薄板材を金型装置内で順送りしながら所定の打抜き加工を順次行っている。このとき、金型装置では、帯状薄板材の歩留向上、鉄心片の生産性向上を図るため、鉄心片の多列取りが行われている。
鉄心片の多列取りを行う場合、各列の打抜き加工箇所は、千鳥状に(帯状薄板材の幅方向に平行な同一直線上に存在せず、帯状薄板材の長手方向(順送り方向)にずれて)配置されている。このため、帯状薄板材の順送り毎に行われる打抜き加工では、列毎に打抜き形状が異なり、鉄心片の単列取りを行う場合と同じように帯状薄板材を金型装置内に進入させて打抜き加工を行うと、半掛り抜き(中途半端な部分打抜き)が発生する。
そこで、金型装置の入り側に、帯状薄板材の先端部を打抜き成形する先端抜き装置を設置し、帯状薄板材が金型装置内に進入する前に、帯状薄板材の先端部を各列の打抜き加工箇所のずれに合わせて切り取ってから、金型装置内に進入させている(例えば、特許文献1参照)。これにより、パイロット孔を打抜いた際に、同時に他の列に中途半端な打抜きが行われることを防止し、打抜きカスが帯状薄板材に付着して、鉄心片に圧痕が形成されることを防止している。
ここで、先端抜き装置による帯状薄板材の先端部の打抜き成形は、帯状薄板材の先端部を金型装置に送り込む時にのみ必要となり、金型装置により鉄心片の打抜き加工が行われているときは先端抜き装置は作動させる必要はない。このため、先端抜き装置は、帯状薄板材の先端部を打抜き成形する際に突出して帯状薄板材の先端を受け止める先端受具と、先端抜きダイと、先端受具の突出に連動して動作する先端抜きパンチを備えた間欠打抜き機構(例えば、特許文献2参照)とを有している。
特開平7−204754号公報 特公平6−12943号公報
ここで、間欠打抜き機構は、図7(A)、(B)に示すように、先端抜きパンチ80と、先端抜きパンチ80の位置を上型81内の上下位置間で切換調節するカム82と、カム82を作動させる駆動シリンダ83と、駆動シリンダ83を制御する制御弁84とを有している。このため、先端抜き装置の構成が大掛かりになり、先端抜き装置が大型化すると共に、製造コストが増大するという問題がある。
なお、先端抜き装置の稼働頻度は金型装置に比べると低いため、先端抜き装置から駆動シリンダと制御弁を取り除いてカム操作を手動で行うようにすることもでき、製造コストを減少させる利点がある。しかしながら、帯状薄板材の先端部の打抜き成形後にカム操作を怠ると、金型装置内には、先端抜き装置で打抜き成形された状態の帯状薄板材が順送りされることになり、打抜かれた材料の一部が金型装置内に残って金型装置を破損させる虞が生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、帯状薄板材の先端部前加工と、先端部前加工に続いて鉄心片の多列打抜き形成を行うことが可能な金型装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る金型装置は、上金型と下金型とを有し、順送りされる帯状薄板材を、前記上金型に設けられたストリッパープレートで前記下金型の打抜きダイに当接させて、前記上金型に設けられた打抜きパンチを用いて順次打抜き加工を行って鉄心片を打抜く金型装置において、
前記上金型の前記帯状薄板材の受入れ側に、パンチ保持手段を介して前記帯状薄板材の先端形状を成形する先端部打抜きパンチが設けられ、
前記パンチ保持手段は、前記先端部打抜きパンチを保持するパンチプレートと、
前記帯状薄板材の先端形状の成形を行う際に、前記パンチプレートを前記上金型から離した状態で前記上金型と共に下降し、前記パンチプレートの上昇時に前記パンチプレートを前記上金型に近づけた状態で保持するパンチプレート移動機構と、
前記パンチプレート移動機構を、前記帯状薄板材の先端形状の成形時のみ、前記上金型の打抜き加工動作に連動して動作させる起動機構とを有し、
前記先端部打抜きパンチの下死点到達時に該先端部打抜きパンチの先端を前記ストリッパープレートの下面より下方に突出させ、前記先端形状の成形後の前記打抜きパンチによる前記帯状薄板材の打抜き加工時に前記先端部打抜きパンチの先端位置を前記ストリッパープレートの下面位置より上方に保持する。
第1の発明に係る金型装置において、前記パンチプレート移動機構は、前記パンチプレートの上部に上方に向けて付勢して設けられ、上部に一定のピッチで第1の凸部が形成された第1の凹凸領域を有する固定プレートと、前記上金型に幅方向に移動可能かつ一側に向けて付勢して取付けられ、前記第1の凹凸領域に対向して、第2の凸部が一定のピッチで形成された第2の凹凸領域を他側下部に有する可動プレートとを有し、前記第2の凹凸領域の第2の凸部と前記第1の凹凸領域の第1の凸部を付き合わせて、前記パンチプレートを前記上金型から離した状態とし、前記第1の凹凸領域の第1の凸部を前記第2の凹凸領域の第2の凹部に嵌入させて、前記パンチプレートを前記上金型に近づけた状態とすることができる。
第1の発明に係る金型装置において、前記第1、第2の凸部及び前記第1、第2の凹凸領域の第1、第2の凹部をそれぞれ形成する側面の少なくとも片側は傾斜面となって、前記可動プレートを幅方向に移動して、前記第1、第2の凹凸領域の掛合及び脱掛合を行うことが好ましい。
第1の発明に係る金型装置において、前記第2の凸部の先端、前記第2の凹凸領域の第2の凹部の底、及び前記第1の凸部の先端は水平面であって、前記第2の凸部の高さは前記第1の凸部の高さより低く、前記第1の凸部の前記上金型の幅方向に沿った長さは前記第2の凹凸領域の前記第2の凹部の底の前記上金型の幅方向に沿った長さより短く、更に前記第2の凸部の一側の傾斜側面と前記第1の凸部の他側の傾斜側面及び前記第2の凸部の他側の傾斜側面と前記第1の凸部の一側の傾斜側面はそれぞれ平行であることが好ましい。
第1の発明に係る金型装置において、前記固定プレートは第1の弾性部材を介して前記上金型に向けて付勢され、前記可動プレートは第2の弾性部材を介して一側に付勢されるのが好ましい。
第1の発明に係る金型装置において、前記起動機構は、前記ストリッパープレートを保持するストリッパーホルダの受入れ側を上下方向に貫通して取付けられ、上方に向けて付勢されて上部が前記可動プレートの一側の第1の掛止部に掛合する第1の係合部材と、前記ストリッパーホルダの受入れ側の下面に設けられ、該ストリッパーホルダの幅方向内側に向けて付勢され先部が前記ストリッパーホルダの下面から突出した前記第1の係合部材の下側の第2の掛止部に掛合する第2の係合部材とを有し、前記第1の係合部材が前記第1の掛止部に掛止した状態で前記第2の係合部材が前記第2の掛止部に非掛合の状態となり、前記上金型が下降した際に前記第2の係合部材が前記第2の掛止部に掛合して前記第1の係合部材をロックし、前記上金型の上昇に伴って前記第1の係合部材が前記第1の掛止部から外れて、前記可動プレートが一側に移動し、前記第1、第2の凹凸領域が噛合して、前記先端部打抜きパンチの作動を停止させることができる。
前記目的に沿う第2の発明に係る金型装置の制御方法は、上金型と下金型とを有し、順送りされる帯状薄板材を、前記上金型に設けられたストリッパープレートで前記下金型の打抜きダイに当接させて、前記上金型に設けられた打抜きパンチを用いて順次打抜き加工を行って鉄心片を打抜く金型装置の制御方法において、
前記上金型の前記帯状薄板材の受入れ側に、パンチ保持手段を介して前記帯状薄板材の先端形状を成形する先端部打抜きパンチが設けられ、
前記パンチ保持手段に、前記先端部打抜きパンチを保持するパンチプレートと、
前記帯状薄板材の先端形状の成形を行う際に、前記パンチプレートを前記上金型から離した状態で前記上金型と共に下降し、前記パンチプレートの上昇時に前記パンチプレートを前記上金型に近づけた状態で保持するパンチプレート移動機構と、
前記パンチプレート移動機構を、前記帯状薄板材の先端形状の成形時のみ、前記上金型の打抜き加工動作に連動して動作させる起動機構とを設け、
前記先端部打抜きパンチの下死点到達時に該先端部打抜きパンチの先端を前記ストリッパープレートの下面より下方に突出させ、前記先端形状の成形後の前記打抜きパンチによる前記帯状薄板材の打抜き加工時に前記先端部打抜きパンチの先端位置を前記ストリッパープレートの下面位置より上方に保持する。
第1の発明に係る金型装置においては、帯状薄板材の先端形状を成形する際に、パンチプレートを上金型から離した状態で上金型と共に下降し、パンチプレートの上昇時にパンチプレートを上金型に近づけた状態で保持するので、帯状薄板材の先端形状の成形は、帯状薄板材の先端部を金型装置に送り込む時にのみ行うことができ、以後は(例えば、金型装置により帯状薄板材から鉄心片を多列取りする際は)、帯状薄板材の先端形状の成形が行われないようにすることができる。これにより、帯状薄板材から鉄心片を多列取りする場合に、金型装置内に先端部打抜きパンチによる抜きカスが発生することを防止して、金型装置の刃物の破損を確実に防止できる。
第1の発明に係る金型装置において、パンチプレート移動機構が、パンチプレートの上部に上方に向けて付勢して設けられ、上部に一定のピッチで第1の凸部が形成された第1の凹凸領域を有する固定プレートと、上金型に幅方向に移動可能かつ一側に向けて付勢して取付けられ、第1の凹凸領域に対向して、第2の凸部が一定のピッチで形成された第2の凹凸領域を他側下部に有する可動プレートとを有し、第2の凹凸領域の第2の凸部と第1の凹凸領域の第1の凸部を付き合わせて、パンチプレートを上金型から離した状態とし、第1の凹凸領域の第1の凸部を第2の凹凸領域の第2の凹部に嵌入させて、パンチプレートを上金型に近づけた状態とする場合、簡便な構成で、パンチプレートを上金型から離した状態で保持したり、パンチプレートを上金型に近づけた状態で保持したりすることができる。
第1発明に係る金型装置において、第1、第2の凸部及び第1、第2の凹凸領域の第1、第2の凹部をそれぞれ形成する側面の少なくとも片側は傾斜面となって、可動プレートを幅方向に移動して、第1、第2の凹凸領域の掛合及び脱掛合を行う場合、可動プレートを幅方向に沿って進退させることで、固定プレートを上下動させることができる。これにより、固定プレートの上下動を介して、パンチプレートを上金型から離した状態で保持したり、パンチプレートを上金型に近づけた状態で保持することができる。
第1発明に係る金型装置において、第2の凸部の先端、第2の凹凸領域の第2の凹部の底、及び第1の凸部の先端は水平面であって、第2の凸部の高さは第1の凸部の高さより低く、第1の凸部の前記上金型の幅方向に沿った長さは第2の凹凸領域の第2の凹部の底の上金型の幅方向に沿った長さより短く、更に第2の凸部の一側の傾斜側面と第1の凸部の他側の傾斜側面及び第2の凸部の他側の傾斜側面と第1の凸部の一側の傾斜側面はそれぞれ平行である場合、可動プレートが移動すると、固定プレートは第1の凸部の一側の側面を可動プレートの第2の凸部の他側の側面に当接させながら上昇するので、固定プレート(先端部打抜きパンチ)を可動プレートの移動に伴って徐々に上昇させることができると共に、固定プレートの第1の凸部の先端が第2の凹凸領域の第2の凹部の底に当接した時点で、固定プレート(先端部打抜きパンチ)の上昇を停止させることができる。そして、可動プレートは、固定プレートの第1の凸部が第2の凹凸領域の第2の凹部の底に当接した状態で更に移動し、第2の凸部の一側の側面が第1の凸部の他側の側面に当接した時点で移動を停止する。その結果、固定プレートが可動プレートを介して上金型に固定される。
第1発明に係る金型装置において、固定プレートが第1の弾性部材を介して上金型に向けて付勢され、可動プレートが第2の弾性部材を介して一側に付勢されている場合、簡単な構成で、固定プレートと可動プレートをそれぞれ移動させることができ、金型装置の小型化、製造コストの低減を図ることができる。
第1発明に係る金型装置において、起動機構が、ストリッパープレートを保持するストリッパーホルダの受入れ側を上下方向に貫通して取付けられ、上方に向けて付勢されて上部が前記可動プレートの一側の第1の掛止部に掛合する第1の係合部材と、ストリッパーホルダの受入れ側の下面に設けられ、ストリッパーホルダの幅方向内側に向けて付勢され先部がストリッパーホルダの下面から突出した第1の係合部材の下側の第2の掛止部に掛合する第2の係合部材とを有し、第1の係合部材が第1の掛止部に掛止した状態で第2の係合部材が第2の掛止部に非掛合の状態となり、上金型が下降した際に第2の係合部材が第2の掛止部に掛合して第1の係合部材をロックし、上金型の上昇に伴って第1の係合部材が第1の掛止部から外れて、可動プレートが一側に移動し、第1、第2の凹凸領域が噛合して、先端部打抜きパンチの作動を停止させる場合、簡単な構成で、第1、第2の係合部材の連携動作によりパンチプレート移動機構を動作させることが可能になる。
第2の発明に係る金型装置の制御方法においては、帯状薄板材の先端形状を成形する際は、先端部打抜きパンチの先端をストリッパープレートの下面より下方に突出させ、先端形状の成形後の打抜きパンチによる帯状薄板材の打抜き加工を行う際は、先端部打抜きパンチの先端位置をストリッパープレートの下面位置より上方に保持するので、例えば、帯状薄板材から鉄心片を多列取りする場合に、金型装置内に先端部打抜きパンチによる抜きカスが発生することを防止して、金型装置の刃物の破損を確実に防止できる。
本発明の一実施の形態に係る金型装置に帯状薄板材の先端側を投入した際の正面図である。 同金型装置で帯状薄板材の先端形状を成形した際の正面図である。 同金型装置で帯状薄板材の先端形状成形後に先端部打抜きパンチの上昇を開始した際の正面図である。 同金型装置で帯状薄板材の先端形状成形後に先端部打抜きパンチが上死点手前まで上昇した際の正面図である。 同金型装置で帯状薄板材の先端形状成形後に先端部打抜きパンチが上死点まで上昇した際の正面図である。 同金型装置で帯状薄板材の先端形状成形後に鉄心片の打抜き加工を行った際の正面図である。 (A)、(B)は従来例に係る間欠打抜き機構の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
本発明の一実施の形態に係る金型装置10は、図1に示すように、上金型11と下金型12とを有し、順送りされる帯状薄板材13を、上金型11に設けられたストリッパープレート14で下金型12の打抜きダイ(図示せず)に当接させて、上金型11に設けられた打抜きパンチ(図示せず)を用いて順次打抜き加工を行って鉄心片を打抜く(例えば、多列取りする)装置であって、更に、上金型11の帯状薄板材13の受入れ側に、鉄心片を打抜き加工する前に帯状薄板材13の先端形状を成形するための先端部打抜きパンチ16が、パンチ保持手段15を介して設けられている。
そして、パンチ保持手段15は、先端部打抜きパンチ16を保持するパンチプレート17と、帯状薄板材13の先端形状の成形を行う際に、パンチプレート17を上金型11から離した状態で上金型11と共に下降し、パンチプレート17の上昇時にパンチプレート17を上金型11に近づけた状態で保持するパンチプレート移動機構18と、パンチプレート移動機構18を、帯状薄板材13の先端形状の成形時のみ、上金型11の打抜き加工動作に連動して動作させる起動機構19とを有している。以下、詳細に説明する。
パンチプレート移動機構18は、パンチプレート17の上部に上方に向けて付勢して設けられ、上部に一定のピッチpで第1の凸部29が形成された第1の凹凸領域30を有する固定プレート28を有している。更に、パンチプレート移動機構18は、上金型11の帯状薄板材13の受入れ側の下部に幅方向に沿って形成されたガイド部(図示せず)に、上金型11に幅方向に移動可能かつ一側に向けて付勢して取付けられ、第1の凹凸領域30に対向して、第2の凸部26が一定のピッチpで形成された第2の凹凸領域27を他側下部に有する可動プレート20とを有している。そして、第2の凹凸領域27の第2の凸部26と第1の凹凸領域30の第1の凸部29を付き合わせて、パンチプレート17を上金型11から離した状態とし、第1の凹凸領域30の第1の凸部29を第2の凹凸領域27の第2の凹部26aに嵌入させて、パンチプレート17を上金型11に近づけた状態としている。
ここで、第1、第2の凸部29、26及び第1、第2の凹凸領域30、27の第1、第2の凹部29a、26aをそれぞれ形成する側面の少なくとも片側は傾斜面となっている。なお、傾斜面の傾斜角度θ(水平面に対する傾斜角度)は、第1、第2の凸部29、26の傾斜面同士が当接してずれる際の最大摩擦係数をμとした場合、tanθ≦μを満たす角度とする。これによって、可動プレート20を幅方向に移動させることに伴って、第1、第2の凸部29、26の傾斜面同士が当接しながら互いにずれる(滑る)ことができ、可動プレート20の移動方向を変えることで、第1、第2の凹凸領域30、27の掛合及び脱掛合を行うことができる。
固定プレート28は第1の弾性部材の一例であり、圧縮状態に保持されたばね(図示せず)を介して上金型11に取り付けられている。これにより、可動プレート20の下側に配置された固定プレート28を可動プレート20に向けて付勢することができる。なお、パンチプレート17は、固定プレート28の下部に、締結部材の一例であるボルト38を用いて固定されている。一方、可動プレート20は、一端部が平面視してL字状になっており、第2の弾性部材の一例であるばね21の一端を保持している。また、可動プレート20の一側は、締結部材の一例であるボルト23を用いて上金型11の下部に固定される保持部材24を介して上金型11に押圧されている。そして、保持部材24は、ばね21の他側を保持している。このような構成とすることにより、可動プレート20をガイド部内で上金型11の幅方向の他側に移動させると、ばね21を圧縮状態に保持することができ、可動プレート20を上金型11の幅方向の一側に向けて付勢することができる。
ここで、第2の凸部26の先端(下端)、第2の凹凸領域27の第2の凹部26aの底、及び第1の凸部29の先端(上端)は水平面であって、第2の凸部26の高さは第1の凸部29の高さより低く、第1の凸部29の上金型11の幅方向に沿った長さは第2の凹凸領域27の第2の凹部26aの底の上金型11の幅方向に沿った長さより短く、更に第2の凸部26の一方側の側面と第1の凸部29の他方側の側面及び第2の凸部26の他方側の側面と第1の凸部29の一方側の側面はそれぞれ平行である。
具体的には、第2の凸部26は、可動プレート20の他側の下面と連接する下底が下方に突出する上底より長い等脚台形形状とすることができ、台形状の第2の凸部26の上底の長さaはピッチpより短い。また、第1の凸部29は、固定プレート28の上面と連接する下底が上方に突出する上底より長い等脚台形形状とすることができ、第1、第2の凸部26、29は、上底の長さaが等しく、高さが異なる(例えば、第2の凸部26の高さは、第1の凸部29の高さより低い)形状である。このため、固定プレート28に対して、可動プレート20を上金型11の幅方向に移動させ、第2の凸部26を第1の凸部29に当接させることにより、第2の凸部26の高さ分だけ固定プレート28(更に、これに固定されたパンチプレート17)を上金型11に対して下降させることができる。また、固定プレート28に対して、可動プレート20を上金型11の幅方向に移動させ、隣り合う第2の凸部26の隙間(第2の凹凸領域27の第2の凹部26a)に第1の凸部29を挿入させることにより、第2の凸部26の高さ分だけ固定プレート28(更に、これに固定されたパンチプレート17)を上金型11に向けて上昇させることができる。
起動機構19は、ストリッパープレート14を保持するストリッパーホルダ31の受入れ側を上下方向に貫通し、弾性部材の一例である圧縮状態に保持されたばね32を介して取付けられて上方に向けて付勢され、上部が可動プレート20の一側の第1の掛止部39に掛合する第1の係合部材33を有している。更に、起動機構19は、ストリッパーホルダ31の受入れ側の下面に弾性部材の一例である圧縮状態に保持されたばね36を介して設けられてストリッパーホルダ31の幅方向の他側(幅方向内側)に向けて付勢され、先部がストリッパーホルダ31の下面から突出した第1の係合部材33の下側の第2の掛止部40に掛合する第2の係合部材37を有している。ここで、ばね36の一端は第2の係合部材37で保持され、ばね36の他端はストリッパーホルダ31に締結部材の一例であるボルト34を用いて固定される取付け部35に保持されている。
パンチ保持手段15を以上に説明した構成とすることにより、図1に示すように、帯状薄板材13の先端形状の成形を行う際に、固定プレート28に対して可動プレート20を上金型11の幅方向の他側に予め移動させることにより、ばね21を圧縮状態にして可動プレート20を上金型11の幅方向の一側に向けて付勢させることができると共に、等脚台形状の第1の凸部29の上底(上端面)に等脚台形状の第2の凸部26の上底(下端面)を当接させる(第1の凹凸領域30の第1の凸部29と第2の凹凸領域27の第2の凸部26を付き合わせて、パンチプレート17を上金型11から離した状態とする)ことができる。
また、可動プレート20の下面側の所定の位置に第1の掛止部39を予め形成しておくと、第1の凸部29の上端面と第2の凸部26の下端面が当接する(第1の凸部29と第2の凸部26が付き合わさる)ように可動プレート20を上金型11の幅方向の他側に移動させた際、第1の係合部材33の先部の上方となる位置に第1の掛止部39を配置することができる。このため、ばね32を圧縮状態に保持して、第1の係合部材33を可動プレート20に向けて付勢状態にしておくと、第1の掛止部39に第1の係合部材33の先部を嵌入させることができる。これにより、移動させた可動プレート20を、第1の係合部材33の先部で掛止して、可動プレート20を固定することができる。更に、ばね36を圧縮状態にして第2の係合部材37を第1の係合部材33の基側に向けて付勢状態にしておくと、ストリッパーホルダ31の下面側に突出している第1の係合部材33の第2の掛止部40より下側の部位に第2の係合部材37の先部を当接させて、第2の係合部材37を第2の掛止部40に対して非掛合の状態にすることができる。
一方、図1に示すように、第2の凸部26の下端面を第1の凸部29の上端面に当接させることにより、第2の凸部26の高さ分だけ固定プレート28を上金型11に対して離す(下降させる)ことができる。このため、上金型11に対して、先端部打抜きパンチ16の先端の高さ位置を、下方に移動させることができ、図2に示すように、上金型11を下降させて先端部打抜きパンチ16が下死点に到達した時に、先端部打抜きパンチ16の先端をストリッパープレート14の下面より下方に突出させることができ、先端部打抜きパンチ16により帯状薄板材13の先端形状の成形を行うことができる。
ここで、先端部打抜きパンチ16により帯状薄板材13の先端形状の成形が行われる際、上金型11の下降に伴って、ストリッパーホルダ31に設けられた第1の係合部材33は、先部を可動プレート20の第1の掛止部39に嵌入した状態で下降する。ここで、ストリッパーホルダ31は、ストリッパープレート14が帯状薄板材13を介して下金型12に設けられた先端部打抜きダイ(図示せず)に当接すると下降を停止するが、上金型11は更に下降を続ける。このため、ストリッパーホルダ31に取付けられた第1の係合部材33は可動プレート20を介して上金型11に押圧されて、第1の係合部材33は上金型11と共に下方に移動する。従って、第1の係合部材33の基端部より中央側の所定位置に段付き状の第2の掛止部40を予め形成しておくと、上金型11が更に下降して先端部打抜きパンチ16が下死点に到達した際に、第2の係合部材37の先部の前方に、第1の係合部材33に形成した第2の掛止部40を配置することができ、図2に示すように、第2の係合部材37の先部を第1の係合部材33の第2の掛止部40に嵌入させることができる。これによって、第2の係合部材37を第2の掛止部40に掛合させて第1の係合部材33をロックすることができる。
先端部打抜きパンチ16が下死点に到達した直後、上金型11は上昇に転じる。ここで、ストリッパープレート14は上金型11に設けた図示しない弾性部材によって帯状薄板材13を下金型12に設けられた先端部打抜きダイに当接させているので、上金型11が上昇してもストリッパーホルダ31は上昇しない。このため、図3に示すように、上金型11の上昇に伴って先端部打抜きパンチ16の先端は、ストリッパープレート14の下面より下方位置からストリッパープレート14の下面位置まで移動し、ストリッパーホルダ31の上面と上金型11に設けられた可動プレート20の下面との距離は増大する。
上金型11が更に上昇すると、ストリッパーホルダ31が上昇を開始し、帯状薄板材13が下金型12の先端部打抜きダイから離脱し、帯状薄板材13の上方にストリッパープレート14が位置する。そして、図4に示すように、先端部打抜きパンチ16が上死点の手前となる位置まで上金型11が上昇すると、先端部打抜きパンチ16の先端はストリッパープレート14の内側空間41内に収納され、ストリッパーホルダ31の上面と上金型11に設けられた可動プレート20の下面との距離も更に増大する。ここで、第1の係合部材33に形成した第2の掛止部40に第2の係合部材37の先部が嵌入しているので、第1の係合部材33はストリッパーホルダ31に固定されている。このため、ストリッパーホルダ31の上面と可動プレート20の下面との距離が増大すると、可動プレート20の第1の掛止部39内に嵌入していた第1の係合部材33の先部と第1の掛止部39の底面との距離が大きくなる。
そして、図5に示すように、先端部打抜きパンチ16が上死点の位置まで上金型11が上昇すると、可動プレート20の第1の掛止部39内に嵌入していた第1の係合部材33の先部が第1の掛止部39から外れる。このため、可動プレート20の固定が解除され、可動プレート20は上金型11の幅方向の一側に向けて移動する。一方、固定プレート28は可動プレート20に向けて付勢されているので、可動プレート20が移動して、第2の凹凸領域27の隣り合う第2の凸部26の隙間(第2の凹凸領域27の第2の凹部26a)が、固定プレート28に形成された第1の凹凸領域30の第1の凸部29の上方に位置すると、可動プレート20の第2の凹部26aに、固定プレート28の第1の凸部29が挿入する。これにより、固定プレート28は、第2の凸部26の高さ分だけ可動プレート20(上金型11)に向けて上昇する。
ここで、第2の凸部26の側面の傾斜角度θと第1の凸部29の側面の傾斜角度θは等しく、傾斜角度θは、第1、第2の凸部29、26の側面同士が当接した際の最大摩擦係数μに対してtanθ≦μの関係を満たしている。このため、第1の凸部29は、その側面を第2の凸部26の側面に当接させながら挿入される(即ち、可動プレート20が一方側に移動しながら、可動プレート20に対する固定プレート28の高さ位置が可動プレート20に向けて徐々に上昇する)。そして、第1の凸部29は第2の凸部26より高いので、第1の凸部29の上端面が第2の凹部26aの底面に当接した時点で、第1の凸部29の挿入(可動プレート20に対する固定プレート28の上昇)が停止する。また、第2の凹部26aに対する第1の凸部29の挿入が停止した状態では、可動プレート20の第2の凸部26の他側の側面に、挿入された固定プレート28の第1の凸部29の一側の側面が当接するので、可動プレート20は、挿入された固定プレート28の第1の凸部29の他側の側面が、対向する第2の凸部26の一側の側面に当接するまで一側に移動する。このため、可動プレート20の移動が停止(第1、第2の凹凸領域30、27が噛合)した時点で、固定プレート28が可動プレート20を介して上金型11に固定される。従って、先端部打抜きパンチ16の作動が停止する。
先端部打抜きパンチ16が上死点となる位置まで上金型11が上昇すると、図5に示すように、先端部打抜きパンチ16を保持するパンチプレート17の上下方向位置が、図1と比較して、第2の凸部26の高さ分だけ上金型11に近づいている(上金型11側に上昇している)。このため、図6に示すように、帯状薄板材13の先端形状の成形後に、上金型11を下降させて打抜きパンチによる帯状薄板材13の打抜き加工を行う際に、即ち、打抜きパンチが下死点に到達した際に、先端部打抜きパンチ16の先端位置をストリッパープレート14の下面位置より上方に保持することができる。これにより、帯状薄板材13から鉄心片を多列取りする場合に、先端部打抜きパンチ16の作動を停止させる(先端部打抜きパンチ16による打抜き加工が実行されないようにする)ことができ、金型装置10内に先端部打抜きパンチ16による抜きカスの発生を防止して、金型装置10の刃物の破損を確実に防止できる。
続いて、本発明の一実施の形態に係る金型装置の制御方法についての作用について説明する。
金型装置の制御方法は、図1に示すように、上金型11と下金型12とを有し、順送りされる帯状薄板材13を、上金型11に設けられたストリッパープレート14で下金型12の打抜きダイに当接させて、上金型11に設けられた打抜きパンチを用いて順次打抜き加工を行って鉄心片を打抜く(例えば、多列取りする)際の制御方法であって、上金型11の帯状薄板材13の受入れ側に、帯状薄板材13の先端形状を成形する先端部打抜きパンチ16を設け、帯状薄板材13の先端形状を成形する場合、先端部打抜きパンチ16の下死点到達時に先端部打抜きパンチ16の先端をストリッパープレート14の下面より下方に突出させている。このため、帯状薄板材13の先側を金型装置10内に投入して、帯状薄板材13の先側をストリッパープレート14で下金型12に設けられた先端部打抜きダイに当接させた状態で、先端部打抜きパンチ16を下死点まで下降させると、先端部打抜きパンチ16で帯状薄板材13の先端形状を成形することができる。
また、帯状薄板材13の先端形状の成形後に、打抜きパンチによる帯状薄板材13の打抜き加工を行う場合、先端部打抜きパンチ16の先端位置を、帯状薄板材13を下金型12の打抜きダイに当接させるストリッパープレート14の下面位置より上方に保持している。このため、金型装置10内に投入された帯状薄板材13をストリッパープレート14で下金型12に設けられた打抜きダイに当接させた状態で、打抜きパンチを下死点まで下降させて帯状薄板材13から鉄心片を打抜き形成する際に、金型装置10内に先端部打抜きパンチ16による抜きカスが発生することを防止できる。その結果、金型装置10の刃物の破損を確実に防止できる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
更に、本実施の形態とその他の実施の形態や変形例にそれぞれ含まれる構成要素を組合わせたものも、本発明に含まれる。
例えば、可動プレートに形成する第2の凸部の形状、固定プレートに形成する第1の凸部の形状を、いずれも等脚台形状としたが、互いに挿入可能な形状であれば、等脚台形状に限定されず、例えば平行四辺形としてもよい。
また、多列取りに限定されず、帯状薄板材の先端形状を成形するのであれば、単列取りに使用してもよい。
10:金型装置、11:上金型、12:下金型、13:帯状薄板材、14:ストリッパープレート、15:パンチ保持手段、16:先端部打抜きパンチ、17:パンチプレート、18:パンチプレート移動機構、19:起動機構、20:可動プレート、21:ばね、23:ボルト、24:保持部材、26:第2の凸部、26a:第2の凹部、27:第2の凹凸領域、28:固定プレート、29:第1の凸部、29a:第1の凹部、30:第1の凹凸領域、31:ストリッパーホルダ、32:ばね、33:第1の係合部材、34:ボルト、35:取付け部、36:ばね、37:第2の係合部材、38:ボルト、39:第1の掛止部、40:第2の掛止部、41:内側空間

Claims (7)

  1. 上金型と下金型とを有し、順送りされる帯状薄板材を、前記上金型に設けられたストリッパープレートで前記下金型の打抜きダイに当接させて、前記上金型に設けられた打抜きパンチを用いて順次打抜き加工を行って鉄心片を打抜く金型装置において、
    前記上金型の前記帯状薄板材の受入れ側に、パンチ保持手段を介して前記帯状薄板材の先端形状を成形する先端部打抜きパンチが設けられ、
    前記パンチ保持手段は、前記先端部打抜きパンチを保持するパンチプレートと、
    前記帯状薄板材の先端形状の成形を行う際に、前記パンチプレートを前記上金型から離した状態で前記上金型と共に下降し、前記パンチプレートの上昇時に前記パンチプレートを前記上金型に近づけた状態で保持するパンチプレート移動機構と、
    前記パンチプレート移動機構を、前記帯状薄板材の先端形状の成形時のみ、前記上金型の打抜き加工動作に連動して動作させる起動機構とを有し、
    前記先端部打抜きパンチの下死点到達時に該先端部打抜きパンチの先端を前記ストリッパープレートの下面より下方に突出させ、前記先端形状の成形後の前記打抜きパンチによる前記帯状薄板材の打抜き加工時に前記先端部打抜きパンチの先端位置を前記ストリッパープレートの下面位置より上方に保持することを特徴とする金型装置。
  2. 請求項1記載の金型装置において、前記パンチプレート移動機構は、前記パンチプレートの上部に上方に向けて付勢して設けられ、上部に一定のピッチで第1の凸部が形成された第1の凹凸領域を有する固定プレートと、前記上金型に幅方向に移動可能かつ一側に向けて付勢して取付けられ、前記第1の凹凸領域に対向して、第2の凸部が一定のピッチで形成された第2の凹凸領域を他側下部に有する可動プレートとを有し、前記第2の凹凸領域の第2の凸部と前記第1の凹凸領域の第1の凸部を付き合わせて、前記パンチプレートを前記上金型から離した状態とし、前記第1の凹凸領域の第1の凸部を前記第2の凹凸領域の第2の凹部に嵌入させて、前記パンチプレートを前記上金型に近づけた状態とすることを特徴とする金型装置。
  3. 請求項2記載の金型装置において、前記第1、第2の凸部及び前記第1、第2の凹凸領域の第1、第2の凹部をそれぞれ形成する側面の少なくとも片側は傾斜面となって、前記可動プレートを幅方向に移動して、前記第1、第2の凹凸領域の掛合及び脱掛合を行うことを特徴とする金型装置。
  4. 請求項2又は3記載の金型装置において、前記第2の凸部の先端、前記第2の凹凸領域の第2の凹部の底、及び前記第1の凸部の先端は水平面であって、前記第2の凸部の高さは前記第1の凸部の高さより低く、前記第1の凸部の前記上金型の幅方向に沿った長さは前記第2の凹凸領域の前記第2の凹部の底の前記上金型の幅方向に沿った長さより短く、更に前記第2の凸部の一側の傾斜側面と前記第1の凸部の他側の傾斜側面及び前記第2の凸部の他側の傾斜側面と前記第1の凸部の一側の傾斜側面はそれぞれ平行であることを特徴とする金型装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の金型装置において、前記固定プレートは第1の弾性部材を介して前記上金型に向けて付勢され、前記可動プレートは第2の弾性部材を介して一側に付勢されていることを特徴とする金型装置。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の金型装置において、前記起動機構は、前記ストリッパープレートを保持するストリッパーホルダの受入れ側を上下方向に貫通して取付けられ、上方に向けて付勢されて上部が前記可動プレートの一側の第1の掛止部に掛合する第1の係合部材と、前記ストリッパーホルダの受入れ側の下面に設けられ、該ストリッパーホルダの幅方向内側に向けて付勢され先部が前記ストリッパーホルダの下面から突出した前記第1の係合部材の下側の第2の掛止部に掛合する第2の係合部材とを有し、前記第1の係合部材が前記第1の掛止部に掛止した状態で前記第2の係合部材が前記第2の掛止部に非掛合の状態となり、前記上金型が下降した際に前記第2の係合部材が前記第2の掛止部に掛合して前記第1の係合部材をロックし、前記上金型の上昇に伴って前記第1の係合部材が前記第1の掛止部から外れて、前記可動プレートが一側に移動し、前記第1、第2の凹凸領域が噛合して、前記先端部打抜きパンチの作動を停止させることを特徴とする金型装置。
  7. 上金型と下金型とを有し、順送りされる帯状薄板材を、前記上金型に設けられたストリッパープレートで前記下金型の打抜きダイに当接させて、前記上金型に設けられた打抜きパンチを用いて順次打抜き加工を行って鉄心片を打抜く金型装置の制御方法において、
    前記上金型の前記帯状薄板材の受入れ側に、パンチ保持手段を介して前記帯状薄板材の先端形状を成形する先端部打抜きパンチが設けられ、
    前記パンチ保持手段に、前記先端部打抜きパンチを保持するパンチプレートと、
    前記帯状薄板材の先端形状の成形を行う際に、前記パンチプレートを前記上金型から離した状態で前記上金型と共に下降し、前記パンチプレートの上昇時に前記パンチプレートを前記上金型に近づけた状態で保持するパンチプレート移動機構と、
    前記パンチプレート移動機構を、前記帯状薄板材の先端形状の成形時のみ、前記上金型の打抜き加工動作に連動して動作させる起動機構とを設け、
    前記先端部打抜きパンチの下死点到達時に該先端部打抜きパンチの先端を前記ストリッパープレートの下面より下方に突出させ、前記先端形状の成形後の前記打抜きパンチによる前記帯状薄板材の打抜き加工時に前記先端部打抜きパンチの先端位置を前記ストリッパープレートの下面位置より上方に保持することを特徴とする金型装置の制御方法。
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