JP6320953B2 - 光伝送システムおよび光伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の波長の光信号を別の波長に無瞬断で切り替える波長再配置、あるいは所定の波長の光信号を伝送する光ファイバ伝送路を別の光ファイバ伝送路に無瞬断で切り替える経路再配置を行う光伝送システムおよび光伝送方法に関する。
データ通信需要の増大に伴い、大容量トラヒックの伝送を可能とする光信号変調技術や光信号多重技術を用いた光伝送ネットワークが普及しつつある。特に、1波当たりの伝送速度が 100Gbit/s 以上の超高速伝送システムにおいて、コヒーレント検波とデジタル信号処理技術を組み合わせたデジタルコヒーレント技術が広く用いられるようになってきた。
100 Gbit/s 級長距離光伝送システムにおける変復調方式として広く用いられているDP−QPSK(Dual Polarization Quadrature Phase Shift Keying) 方式では、4値の位相変調を用いることで64Gbit/s の光信号を生成し、さらに2つの偏波を多重することで 128Gbit/s の光信号を生成する。受信側では、信号光と同じ波長の局発光を用いてコヒーレント検波した信号を、アナログ−デジタル変換器(A/D変換器)を用いてデジタル化し、デジタル信号処理を施すことにより、伝送路の波長分散補償、偏波分散補償、偏波分離、位相推定等を行うことで、優れた伝送特性が実現されている。これらのDP−QPSK光信号を波長多重することにより、ファイバ当たり数Tbit/s の伝送容量を持つ光伝送システムを実現することが可能となる。
このような光ネットワークでは、限られた波長リソースを効率的に利用することが重要であり、光ネットワーク全体で波長や経路などの光パス配置を最適化することが求められる。具体的な方法として、信号の変調速度や変調方式を動的に変更することで光ネットワーク全体の周波数利用効率を向上させる試みがなされているが、このような光ネットワークでは運用途中の段階で光パスの増減設により、利用されている周波数帯域が断続的となりうる。この際に利用周波数帯域を整理し、周波数資源を有効活用するために、光信号の波長再配置(波長デフラグ)が必要となる。
光パスの波長配置を最適化する手法として、無瞬断波長再配置方式が提案されている(非特許文献1)。この方式は、光信号の光源波長を徐々に変化させることにより、信号が導通している状況であっても、信号断を発生させることなく光パスの波長を変更することを可能とし、これにより光パス波長配置の最適化に必要な、無瞬断での波長再配置が実現される。
非特許文献1で提案されている方式は、光信号の光源波長を徐々に変化させることで波長再配置を実現するため、図3(2) に示すように、すでに光パスが存在している波長と衝突する場合があり、運用上の制限となる。また、ネットワーク全体での光パス配置の最適化を実現するうえでは、波長再配置だけでなく、パス経路の再配置を実現することも重要である。しかし非特許文献1で提案されている方式は、波長再配置のみに適用可能な方式となっており、経路再配置への適用は想定されていない。
本発明は、運用中の他の光パスに影響を与えずに光パスの波長再配置を可能とし、さらに経路再配置にも対応することができる光伝送システムおよび光伝送方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、第1〜第N−1(Nは2以上の整数)の波長の光搬送波を第1〜第N−1組の送信信号でそれぞれ偏波多重変調した第1〜第N−1の波長の光信号を生成して光ファイバ伝送路に送出する送信部と、光ファイバ伝送路を介して伝送された第1〜第N−1の波長の光信号をコヒーレント検波した第1〜第N−1の受信信号をデジタル信号処理部に入力し、第1〜第N−1組の送信信号を復調する光受信部とを備えた光伝送システムにおいて、送信部は、第1〜第N−1組の中の第i組(iは1〜N−1の整数)の送信信号を分配し、該第i組の送信信号で第1〜第N−1の波長と異なる第Nの波長の光搬送波を偏波多重変調した第Nの波長の光信号を生成し、第1〜第N−1の波長の光信号と波長多重して光ファイバ伝送路に送出する構成であり、受信部は、光ファイバ伝送路を介して伝送された第Nの波長の光信号をコヒーレント検波した第Nの受信信号をデジタル信号処理部に入力し、第iの受信信号および該第Nの受信信号を合成して第i組の送信信号を復調する構成であり、送信部および受信部を制御する制御手段により、第1〜第N−1の波長の光信号を伝送し、続いて第Nの波長の光信号を伝送し、続いて第iの波長の光信号を停止する手順を実行し、第iの波長から第Nの波長へ無瞬断で波長再配置を行う構成である。
第2の発明は、第1〜第N−1(Nは2以上の整数)の光搬送波を第1〜第N−1組の送信信号でそれぞれ偏波多重変調した第1〜第N−1の光信号を生成して第1〜第N−1の光ファイバ伝送路にそれぞれ送出する送信部と、第1〜第N−1の光ファイバ伝送路を介して伝送された第1〜第N−1の光信号をコヒーレント検波した第1〜第N−1の受信信号をデジタル信号処理部に入力し、第1〜第N−1組の送信信号を復調する光受信部とを備えた光伝送システムにおいて、送信部は、第1〜第N−1組の中の第i組(iは1〜N−1の整数)の送信信号を分配し、該第i組の送信信号で第Nの光搬送波を偏波多重変調した第Nの光信号を生成し、第Nの光ファイバ伝送路に送出する構成であり、受信部は、第Nの光ファイバ伝送路を介して伝送された第Nの光信号をコヒーレント検波した第Nの受信信号をデジタル信号処理部に入力し、第iの受信信号および該第Nの受信信号を合成して第i組の送信信号を復調する構成であり、送信部および受信部を制御する制御手段により、第1〜第N−1の光ファイバ伝送路を介して第1〜第N−1の光信号を伝送し、続いて第Nの光ファイバ伝送路を介して第Nの光信号を伝送し、続いて第iの光信号を停止する手順を実行し、第iの光ファイバ伝送路から第Nの光ファイバ伝送路へ無瞬断で経路再配置を行う構成である。
第1または第2の発明の光伝送システムにおいて、デジタル信号処理部は、第iの受信信号および第Nの受信信号をデジタル信号に変換し、それぞれ適応等化処理により偏波分離、残留分散補償、偏波分散補償を行い、さらに位相推定を行ったうえで第iの受信信号および第Nの受信信号の偏波成分ごとに合成処理を行ってi組の送信信号を復調する構成である。
第1または第2の発明の光伝送システムにおいて、デジタル信号処理部は、第iの受信信号および第Nの受信信号をデジタル信号に変換し、それぞれの偏波成分ごとの適応等化処理により偏波分離、残留分散補償、偏波分散補償を行い、かつ合成処理を行い、さらに位相推定を行うことでi組の送信信号を復調する構成である。
第3の発明は、送信部から第1〜第N−1(Nは2以上の整数)の波長の光搬送波を第1〜第N−1組の送信信号でそれぞれ偏波多重変調した第1〜第N−1の波長の光信号を生成して光ファイバ伝送路に送出し、受信部で光ファイバ伝送路を介して伝送された第1〜第N−1の波長の光信号をコヒーレント検波した第1〜第N−1の受信信号をデジタル信号処理部に入力し、第1〜第N−1組の送信信号を復調する光伝送方法において、送信部は、第1〜第N−1組の中の第i組(iは1〜N−1の整数)の送信信号を分配し、該第i組の送信信号で第1〜第N−1の波長と異なる第Nの波長の光搬送波を偏波多重変調した第Nの波長の光信号を生成し、第1〜第N−1の波長の光信号と波長多重して光ファイバ伝送路に送出し、受信部は、光ファイバ伝送路を介して伝送された第Nの波長の光信号をコヒーレント検波した第Nの受信信号をデジタル信号処理部に入力し、第iの受信信号および該第Nの受信信号を合成して第i組の送信信号を復調し、送信部および受信部を制御する制御手段により、第1〜第N−1の波長の光信号を伝送し、続いて第Nの波長の光信号を伝送し、続いて第iの波長の光信号を停止する手順を実行し、第iの波長から第Nの波長へ無瞬断で波長再配置を行う。
第4の発明は、送信部から第1〜第N−1(Nは2以上の整数)の光搬送波を第1〜第N−1組の送信信号でそれぞれ偏波多重変調した第1〜第N−1の光信号を生成して第1〜第N−1の光ファイバ伝送路にそれぞれ送出し、受信部で第1〜第N−1の光ファイバ伝送路を介して伝送された第1〜第N−1の光信号をコヒーレント検波した第1〜第N−1の受信信号をデジタル信号処理部に入力し、第1〜第N−1組の送信信号を復調する光伝送方法において、送信部は、第1〜第N−1組の中の第i組(iは1〜N−1の整数)の送信信号を分配し、該第i組の送信信号で第Nの光搬送波を偏波多重変調した第Nの光信号を生成し、第Nの光ファイバ伝送路に送出し、受信部は、第Nの光ファイバ伝送路を介して伝送された第Nの光信号をコヒーレント検波した第Nの受信信号をデジタル信号処理部に入力し、第iの受信信号および該第Nの受信信号を合成して第i組の送信信号を復調し、送信部および受信部を制御する制御手段により、第1〜第N−1の光ファイバ伝送路を介して第1〜第N−1の光信号を伝送し、続いて第Nの光ファイバ伝送路を介して第Nの光信号を伝送し、続いて第iの光信号を停止する手順を実行し、第iの光ファイバ伝送路から第Nの光ファイバ伝送路へ無瞬断で経路再配置を行う。
第3または第4の発明の光伝送方法において、デジタル信号処理部は、第iの受信信号および第Nの受信信号をデジタル信号に変換し、それぞれ適応等化処理により偏波分離、残留分散補償、偏波分散補償を行い、さらに位相推定を行ったうえで第iの受信信号および第Nの受信信号の偏波成分ごとに合成処理を行ってi組の送信信号を復調する。
第3または第4の発明の光伝送方法において、デジタル信号処理部は、第iの受信信号および第Nの受信信号をデジタル信号に変換し、それぞれの偏波成分ごとの適応等化処理により偏波分離、残留分散補償、偏波分散補償を行い、かつ合成処理を行い、さらに位相推定を行うことでi組の送信信号を復調する。
第1の発明および第3の発明は、第1〜第N−1組の送信信号でそれぞれ偏波多重変調された第1〜第N−1の波長の光信号を伝送し、続いて第i組の送信信号で偏波多重変調された第Nの波長の光信号を伝送し、それぞれの受信信号をデジタル信号処理により復調する際に、第iの波長の光信号および第Nの波長の光信号の受信信号はデジタル信号処理により合成して復調し、続いて第iの波長の光信号を停止する手順を実行することにより、第iの波長から第Nの波長へ無瞬断で波長再配置を行うことができる。
第2の発明および第4の発明は、第1〜第N−1組の送信信号でそれぞれ偏波多重変調された第1〜第N−1の光信号を第1〜第N−1の光ファイバ伝送路で伝送し、続いて第i組の送信信号で偏波多重変調された第Nの光信号を第Nの光ファイバ伝送路で伝送し、それぞれの受信信号をデジタル信号処理により復調する際に、第iの光信号および第Nの光信号の受信信号をデジタル信号処理により合成して復調し、続いて第iの光信号を停止する手順を実行することにより、第iの光ファイバ伝送路から第Nの光ファイバ伝送路へ無瞬断で経路再配置を行うことができる。
本発明の光伝送システムの実施例1の構成を示す図である。 本発明の実施例1におけるデジタル信号処理部24−1の構成例を示す図である。 本発明による波長再配置の原理を説明する図である。 実施例1の手順に従って波長再配置を実施した際の信号品質の変化を示す図である。 本発明の実施例2におけるデジタル信号処理部24−1の構成例を示す図である。 本発明の光伝送システムの実施例3の構成を示す図である。 実施例3における経路再配置の手順を示す図である。
(実施例1)
図1は、本発明の光伝送システムの実施例1の構成を示す。
図1において、実施例1の光伝送システムは、送信部と受信部が光ファイバ伝送路50を介して接続される。送信部は、信号光源11−1〜11−Nと、偏波多重ベクトル変調器12−1〜12−Nと、光合波器13と、選択スイッチ14−1,14−2とにより構成される。
信号光源11−1〜11−Nは、それぞれ光周波数f1〜fNの光搬送波を出力する。偏波多重ベクトル変調器12−1は、信号光源11−1から出力される光周波数f1の光搬送波を送信信号D1x,D1yで偏波多重変調した光信号を生成する。偏波多重ベクトル変調器12−2は、信号光源11−2から出力される光周波数f2の光搬送波を送信信号D2x,D2yで偏波多重変調した光信号を生成する。選択スイッチ14−1は送信信号D1x,D2x,…のうちいずれか1つ、選択スイッチ14−2は送信信号D1y,D2y,…のうちいずれか1つ、それぞれ波長再配置を行う送信信号を選択して偏波多重ベクトル変調器12−Nに入力する。偏波多重ベクトル変調器12−Nは、信号光源11−3から出力される光周波数fNの光搬送波を、選択スイッチ14−1,14−2で選択された送信信号で偏波多重変調した光信号を生成する。光合波器13は、偏波多重ベクトル変調器12−1〜12−Nから出力される各波長の光信号を合波した波長多重光信号を光ファイバ伝送路50に出力する。
受信部は、光分波器21と、コヒーレント受信器22−1〜22−Nと、局発光源23−1〜23−Nと、デジタル信号処理部24−1〜24−(N−1)とにより構成される。
光ファイバ伝送路50を伝送した波長多重光信号は光分波器21で波長ごとに分波され、それぞれコヒーレント受信器22−1〜22−Nに入力する。局発光源23−1〜23−Nは、各波長の光信号の搬送波周波数f1〜fNと等しい局発光を出力する。コヒーレント受信器22−1〜22−Nは、各波長の光信号と光周波数f1〜fNの局発光を入力してそれぞれコヒーレント検波してベースバンド信号R1x,R1y〜RNx,RNyを出力する。選択スイッチ25−1,25−2は、コヒーレント受信器22−Nから出力されたベースバンド信号RNx,RNyをデジタル信号処理部24−1〜24−(N−1)のいずれかに出力する。コヒーレント受信器22−Nから出力されたベースバンド信号RNx,RNyが入力されるデジタル信号処理部24−iでは、コヒーレント受信器22−iから出力されたベースバンド信号Rix,Riyと合わせてデジタル信号処理し、送信信号Dix,Diyを復調する。
このような構成の送信部および受信部において、例えばチャネル1の光信号の光周波数をf1からfNに波長再配置する場合を想定する。チャネル1の光信号が導通している状況において、送信部の選択スイッチ14−1,14−2により偏波多重ベクトル変調器12−1に入力されるデータ信号D1x, D1yが偏波多重ベクトル変調器12−Nにも入力されるように設定する。これにより、光周波数f1, fNの光搬送波それぞれでデータ信号D1x, D1yが伝送される状況が実現できる。
この状況で受信部の選択スイッチ25−1,25−2により、コヒーレント受信器22−Nから出力されるベースバンド信号RNx,RNyがデジタル信号処理部24−1に入力されるように設定する。これにより、デジタル信号処理部24−1には、コヒーレント受信器22−1からのベースバンド信号R1x,R1yと、コヒーレント受信器22−Nからのベースバンド信号RNx,RNyが入力される状況が実現される。デジタル信号処理部24−1では両者の受信信号を最大比合成することで送信信号D1x, D1yを復調する。続いて、送信部の信号光源11−1を消光する。これにより、結果として送信信号D1x, D1yを伝送する光信号の光周波数をf1からfNに変更することができ、波長再配置が実現される。これにより、図3(1) に示すように、本方式では光周波数f1とfNとの間の光周波数を使用している光パスが存在している状況においても、この光パスに影響を与えずに波長再配置を実現することが可能となる。以下、詳しく説明する。
図2は、本発明の実施例1におけるデジタル信号処理部24−1の構成例を示す。なお、デジタル信号処理部24−2〜24−Nについても同様の構成である。
図2において、デジタル信号処理部24−1は、A/D変換器1−1〜1−4、分散補償回路2−1〜2−4、適応等化回路3−1〜3−2、位相推定回路4−1〜4−4、信号合成回路5−1〜5−2、識別回路6−1〜6−2から構成される。
コヒーレント受信器22−1から入力するベースバンド信号R1x,R1yと、図1に示す選択スイッチ25−1〜25−2を介してコヒーレント受信器22−Nから入力するベースバンド信号RNx,RNyは、それぞれ直交する偏波状態に相当する複素信号から構成されており、A−D変換器1−1〜1−4によってデジタル信号に変換された後に、分散補償回路2−1〜2−4に入力される。分散補償回路2−1〜2−4は、光ファイバ伝送路50の総波長分散量に相当する分散補償を施すとともに、波長分散に起因して発生する各光信号間の伝搬遅延差を補償する。
分散補償回路2−1,2−2の出力は適応等化回路3−1に入力され、分散補償回路2−3,2−4の出力は適応等化回路3−2に入力され、それぞれCMA(Constant Modulus algorithm)等の一般的なタップ更新アルゴリズムにより、偏波分離、残留分散補償、偏波分散補償を実現する。適応等化回路3−1の出力は位相推定回路4−1,4−2に入力され、適応等化回路3−2の出力は位相推定回路4−3,4−4に入力され、それぞれ四乗法等の一般的な位相推定処理をされることにより、光周波数f1で伝送された送信信号D1x(1),D1y(1) と、光周波数fNで伝送された送信信号D1x(N),D1y(N) がそれぞれ復調される。
それぞれ復調された送信信号は信号合成回路5−1,5−2に入力され、CMA等の一般的なタップ更新アルゴリズムにより最大比合成が実現される。このとき、コヒーレント受信器22−1で受信した光信号に重畳された送信信号と、コヒーレント受信器22−Nで受信した光信号に重畳された送信信号が同一の信号である場合には、最大比合成によりSN比が最大で3dB程度改善される。
しかし、コヒーレント受信器22−Nで受信した光信号に対する適応等化回路3−2の処理によって得られる信号が、必ずしもコヒーレント受信器22−1で受信した光信号に対する適応等化回路3−1の処理によって得られた信号と同一の偏波対応関係になっているとは限らない。そこで、信号合成回路5−1では、適応等化回路3−1から出力されるX偏波信号(タップ係数h'1xx に入力される信号)に対しては、適応等化回路3−2から出力されるX偏波信号(タップ係数h'Nxx に入力される信号)およびY偏波信号(h'Nyx に入力される信号)も用いた合成処理を行う。同様に、信号合成回路5−2では、適応等化回路3−1から出力されるY偏波信号(タップ係数h'Nyy に入力される信号)に対して、適応等化回路3−2から出力されるX偏波信号(タップ係数h'Nxy に入力される信号)およびY偏波信号(h'Nyy に入力される信号)も用いた合成処理を行う。
このようにして信号合成回路5−1,5−2により得られた信号に対して、識別回路6−1,6−2による信号判定処理を施すことにより、送信信号D1x, D1yが得られる。
図1および図2に示す光伝送システムを用いて波長再配置を実現する手順を以下に示す。ここでは、例としてチャネル1の光信号の光周波数をf1からfNに波長再配置を実施する場合を示す。前提状態として、チャネル1により、光周波数f1の光搬送波のX偏波,Y偏波を用いて送信信号D1x, D1yが伝送されており、受信部のコヒーレント受信器22−1およびデジタル信号処理部24−1により光信号が復調され、送信信号D1x, D1yが得られているとする。
[手順1]
デジタル信号処理部24−1の信号合成回路5−1,5−2のタップ係数h'Nxx, h'Nyx, h'Nxy, h'Nyyを0に固定し、タップ係数が更新されないようにする。
[手順2]
送信部の偏波多重ベクトル変調器12−Nへ入力する送信信号がD1x, D1yとなるように、選択スイッチ14−1,14−2を設定する。
[手順3]
信号光源11−Nを光周波数fNで発光させ、チャネルNにより光周波数fNの光搬送波のX偏波,Y偏波を用いて送信信号D1x, D1yを伝送させる。
[手順4]
コヒーレント受信器22−NによりチャネルNの光信号が受信されていることを確認したうえで、デジタル信号処理部24−1の信号合成回路5−1,5−2のタップ係数h'Nxx, h'Nyx, h'Nxy, h'Nyyに施していた固定を解除し、タップ係数の更新を開始する。
ここまでの操作により、送信信号D1x, D1yがチャネル1とチャネルNで同時に伝送されており、信号合成回路5によって最大比合成されることで通常よりも最大で3dB程度高いSN比が実現される。
[手順5]
デジタル信号処理部24−1の信号合成回路5−1,5−2のタップ係数h'1xx, h'1yyを現状の値で固定し、タップ係数が更新されないようにする。
[手順6]
位相推定回路4−1,4−2からの出力が0になるように、送信部の信号光源11−1を徐々に減衰させて消光することで、チャネル1による送信信号D1x, D1yの伝送を停止する。
以上の操作により、すでに光パスが存在する状況下、すなわち光周波数f1からfNの間に光信号が存在する状況下においても、送信信号D1x, D1yを伝送する光搬送波の光周波数をf1からfNへ無瞬断で変更することができる。すなわち、無瞬断での波長再配置が実現される。信号光源11−Nと局発光源23−Nに波長可変光源を用いることで、波長再配置後の光周波数を任意に設定することが可能である。
図4は、実施例1の手順に従って波長再配置を実施した際の信号品質の変化を示す。
図4において、縦軸は信号品質を表すQ値であり、横軸は時間を表している。図4に示す通り、手順1〜手順6を実施する間、過剰な信号品質劣化が発生しておらず、無瞬断で波長再配置が実現できていることが確認できる。また、チャネル1とチャネルNが両方とも存在しているときのQ値は、チャネル1のみ、あるいはチャネルNのみが存在するときのQ値よりもおよそ3dB程度大きい値となっている。これは、信号合成回路5により最大比合成が実現されていることを表している。
(実施例2)
図5は、本発明の実施例2におけるデジタル信号処理部24−1の構成例を示す。なお、実施例2が適用される光伝送システムは図1に示す実施例1の構成と同じであり、図2に示す実施例1のデジタル信号処理部24−1と共通のものは同じ符号を付す。また、デジタル信号処理部24−2〜24−Nについても同様の構成である。
図5において、デジタル信号処理部24−1は、A/D変換器1−1〜1−4、分散補償回路2−1〜2−4、適応等化・信号合成回路7−1〜7−2、位相推定回路4−1〜4−2、識別回路6−1〜6−2から構成される。
コヒーレント受信器22−1から入力するベースバンド信号R1x,R1yと、図1に示す選択スイッチ25−1〜25−2を介してコヒーレント受信器22−Nから入力するベースバンド信号RNx,RNyは、それぞれ直交する偏波状態に相当する複素信号から構成されており、A−D変換器1−1〜1−4によってデジタル信号に変換された後に、分散補償回路2−1〜2−4に入力される。分散補償回路2−1〜2−4は、光ファイバ伝送路50の総波長分散量に相当する分散補償を施すとともに、波長分散に起因して発生する各光信号間の伝搬遅延差を補償する。
分散補償回路2−1〜2−4の出力は適応等化・信号合成回路7に入力され、CMA等の一般的なタップ更新アルゴリズムにより、偏波分離、残留分散補償、偏波分散補償を実現されるとともに、コヒーレント受信器22−1,22−Nから入力する信号の最大比合成が行われる。このとき、コヒーレント受信器22−1,22−Nから入力する信号が同一である場合、それぞれのコヒーレント受信器で受信した光信号のSN比が最大で3dB程度改善される。適応等化・信号合成回路7−1,7−2からの出力は位相推定回路4−1,4−2に入力され、それぞれ四乗法等の一般的な位相推定処理をされ、さらに識別回路6−1,6−2による信号判定処理を施すことにより、送信信号D1x, D1yが得られる。
図1および図5に示す光伝送システムを用いて波長再配置を実現する手順を以下に示す。ここでは、例としてチャネル1の光信号の光周波数をf1からfNに波長再配置を実施する場合を示す。前提状態として、チャネル1により、光周波数f1の光搬送波のX偏波,Y偏波を用いて送信信号D1x, D1yが伝送されており、受信部のコヒーレント受信器22−1およびデジタル信号処理部24−1により光信号が復調され、送信信号D1x, D1yが得られているとする。
[手順1] 〜 [手順4]
実施例1の [手順1] 〜 [手順4] と同様である。
[手順5]
デジタル信号処理部24−1の適応等化・信号合成回路7−1,7−2のタップ係数h'1xx, h'1xy, h'1yx, h'1yyを現状の値で固定し、タップ係数が更新されないようにする。
[手順6]
分散補償回路2−1,2−2からの出力が0になるように、送信部の信号光源11−1を徐々に減衰させて消光することで、チャネル1による送信信号D1x, D1yの伝送を停止する。
以上の操作により、すでに光パスが存在する状況下、すなわち光周波数f1からfNの間に光信号が存在する状況下においても、送信信号D1x, D1yを伝送する光搬送波の光周波数をf1からfNへ無瞬断で変更することができる。すなわち、無瞬断での波長再配置が実現される。信号光源11−Nと局発光源23−Nに波長可変光源を用いることで、波長再配置後の光周波数を任意に設定することが可能である。
実施例2のデジタル信号処理部は、実施例1のデジタル信号処理部に比べて機能ブロックが少ないことが特徴である。ただし、実施例2のデジタル信号処理部の構成による波長再配置を実現するためには、信号光源11−iと局発光源23−iの光周波数差がチャネルによらず一定でなければならないため、送信部の信号光源11−1〜11−Nと、受信部の局発光源23−1〜23−Nには位相同期光源等を用いる必要がある。
(実施例3)
図6は、本発明の光伝送システムの実施例3の構成を示す。
実施例3は、実施例1および実施例2で説明した波長再配置のための構成および手順に代えて、経路再配置への適用を示すものである。
図6において、実施例3の光伝送システムは、送信部と受信部が光ファイバ伝送路50を介して接続される。送信部は、図1に示す実施例1と同様の信号光源11−1〜11−Nと、偏波多重ベクトル変調器12−1〜12−Nと、選択スイッチ14−1,14−2とにより構成される。偏波多重ベクトル変調器12−1〜12−Nから出力される各波長の光信号は、それぞれ異なる光ファイバ伝送路50−1〜50Nに送出される。
受信部は、図1に示す実施例1と同様のコヒーレント受信器22−1〜22−Nと、局発光源23−1〜23−Nと、デジタル信号処理部24−1〜24−(N−1)とにより構成される。光ファイバ伝送路50−1〜50−Nを伝送した波長多重光信号は、それぞれコヒーレント受信器22−1〜22−Nに入力する。
例えば、方路1(光ファイバ伝送路50−1)から方路N(光ファイバ伝送路50−N)へ光信号の経路再配置を実施する場合を想定する。方路1の光信号が導通している状況において、送信部の選択スイッチ14−1,14−2により偏波多重ベクトル変調器12−1に入力される送信信号D1x, D1yを偏波多重ベクトル変調器12−Nにも入力されるように設定する。これにより、チャネル1(光周波数f1)およびチャネルN(光周波数fN)のそれぞれで送信信号D1x, D1yが伝送される状況が実現できる。ここでは、チャネル1の光信号とチャネルNの光信号は異なる光ファイバ伝送路を伝送するため、光周波数f1, fNは同じ値でもよい。
この状況で受信部の選択スイッチ25−1,25−Nにより、コヒーレント受信器22−Nから出力される受信信号がデジタル信号処理部24−1に入力されるように設定する。これにより、デジタル信号処理部24−1にはコヒーレント受信器22−1およびコヒーレント受信器22−Nからの受信信号が入力される状況が実現される。デジタル信号処理部24−1では両者の受信信号を最大比合成することで送信信号D1x, D1yを復調する。続いて、送信部の信号光源11−1を消光する。これにより、結果として送信信号D1x, D1yの伝送を方路1から方路Nに変更することができ、経路再配置が実現される。デジタル信号処理部の構成は図2および図5に示す構成と同様であり、各分散補償回路において光ファイバ伝送路の総波長分散量に相当する分散補償を施す。さらに、本実施例では、光ファイバ伝送路50−1〜50−Nの経路長に起因して発生する各光信号間の伝搬遅延差を補償する手段(例えばメモリ)が必須となる。
このような光伝送システムを用いて経路再配置を実現する手順は、デジタル信号処理部の構成として図2を用いた場合は、実施例1に記載の手順1〜手順6を実施することで経路再配置が実現される。デジタル信号処理部の構成として図5を用いた場合は、実施例2に記載の手順1〜手順6を実施することで、経路再配置が実現される。手順1〜手順6に記載の操作を実行することにより、図7に示すように、送信信号D1x, D1yを伝送する光ファイバ伝送路の方路を方路1から方路Nへ無瞬断で変更する経路再配置が実現される。なお、信号光源11−Nと局発光源23−Nに波長可変光源を用いることで、経路再配置後の光周波数を任意に設定することが可能である。
1 A/D変換器
2 分散補償回路
3 適応等化回路
4 位相推定回路
5 信号合成回路
6 識別回路
7 適応等化・信号合成回路
11 信号光源
12 偏波多重ベクトル変調器
13 光合波器
14 選択スイッチ
21 光分波器
22 コヒーレント受信器
23 局発光源
24 デジタル信号処理部
25 選択スイッチ

Claims (8)

  1. 第1〜第N−1(Nは2以上の整数)の波長の光搬送波を第1〜第N−1組の送信信号でそれぞれ偏波多重変調した第1〜第N−1の波長の光信号を生成して光ファイバ伝送路に送出する送信部と、
    前記光ファイバ伝送路を介して伝送された前記第1〜第N−1の波長の光信号をコヒーレント検波した第1〜第N−1の受信信号をデジタル信号処理部に入力し、前記第1〜第N−1組の送信信号を復調する光受信部と
    を備えた光伝送システムにおいて、
    前記送信部は、第1〜第N−1組の中の第i組(iは1〜N−1の整数)の送信信号を分配し、該第i組の送信信号で前記第1〜第N−1の波長と異なる第Nの波長の光搬送波を偏波多重変調した第Nの波長の光信号を生成し、前記第1〜第N−1の波長の光信号と波長多重して前記光ファイバ伝送路に送出する構成であり、
    前記受信部は、前記光ファイバ伝送路を介して伝送された前記第Nの波長の光信号をコヒーレント検波した第Nの受信信号を前記デジタル信号処理部に入力し、前記第iの受信信号および該第Nの受信信号を合成して前記第i組の送信信号を復調する構成であり、
    前記送信部および前記受信部を制御する制御手段により、前記第1〜第N−1の波長の光信号を伝送し、続いて前記第Nの波長の光信号を伝送し、続いて前記第iの波長の光信号を停止する手順を実行し、前記第iの波長から前記第Nの波長へ無瞬断で波長再配置を行う構成である
    ことを特徴とする光伝送システム。
  2. 第1〜第N−1(Nは2以上の整数)の光搬送波を第1〜第N−1組の送信信号でそれぞれ偏波多重変調した第1〜第N−1の光信号を生成して第1〜第N−1の光ファイバ伝送路にそれぞれ送出する送信部と、
    前記第1〜第N−1の光ファイバ伝送路を介して伝送された前記第1〜第N−1の光信号をコヒーレント検波した第1〜第N−1の受信信号をデジタル信号処理部に入力し、前記第1〜第N−1組の送信信号を復調する光受信部と
    を備えた光伝送システムにおいて、
    前記送信部は、第1〜第N−1組の中の第i組(iは1〜N−1の整数)の送信信号を分配し、該第i組の送信信号で第Nの光搬送波を偏波多重変調した第Nの光信号を生成し、第Nの光ファイバ伝送路に送出する構成であり、
    前記受信部は、前記第Nの光ファイバ伝送路を介して伝送された前記第Nの光信号をコヒーレント検波した第Nの受信信号を前記デジタル信号処理部に入力し、前記第iの受信信号および該第Nの受信信号を合成して前記第i組の送信信号を復調する構成であり、
    前記送信部および前記受信部を制御する制御手段により、前記第1〜第N−1の光ファイバ伝送路を介して前記第1〜第N−1の光信号を伝送し、続いて前記第Nの光ファイバ伝送路を介して前記第Nの光信号を伝送し、続いて前記第iの光信号を停止する手順を実行し、前記第iの光ファイバ伝送路から前記第Nの光ファイバ伝送路へ無瞬断で経路再配置を行う構成である
    ことを特徴とする光伝送システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光伝送システムにおいて、
    前記デジタル信号処理部は、前記第iの受信信号および前記第Nの受信信号をデジタル信号に変換し、それぞれ適応等化処理により偏波分離、残留分散補償、偏波分散補償を行い、さらに位相推定を行ったうえで第iの受信信号および第Nの受信信号の偏波成分ごとに合成処理を行って前記i組の送信信号を復調する構成である
    ことを特徴とする光伝送システム。
  4. 請求項1または請求項2に記載の光伝送システムにおいて、
    前記デジタル信号処理部は、前記第iの受信信号および前記第Nの受信信号をデジタル信号に変換し、それぞれの偏波成分ごとの適応等化処理により偏波分離、残留分散補償、偏波分散補償を行い、かつ合成処理を行い、さらに位相推定を行うことで前記i組の送信信号を復調する構成である
    ことを特徴とする光伝送システム。
  5. 送信部から第1〜第N−1(Nは2以上の整数)の波長の光搬送波を第1〜第N−1組の送信信号でそれぞれ偏波多重変調した第1〜第N−1の波長の光信号を生成して光ファイバ伝送路に送出し、
    受信部で前記光ファイバ伝送路を介して伝送された前記第1〜第N−1の波長の光信号をコヒーレント検波した第1〜第N−1の受信信号をデジタル信号処理部に入力し、前記第1〜第N−1組の送信信号を復調する
    光伝送方法において、
    前記送信部は、第1〜第N−1組の中の第i組(iは1〜N−1の整数)の送信信号を分配し、該第i組の送信信号で前記第1〜第N−1の波長と異なる第Nの波長の光搬送波を偏波多重変調した第Nの波長の光信号を生成し、前記第1〜第N−1の波長の光信号と波長多重して前記光ファイバ伝送路に送出し、
    前記受信部は、前記光ファイバ伝送路を介して伝送された前記第Nの波長の光信号をコヒーレント検波した第Nの受信信号を前記デジタル信号処理部に入力し、前記第iの受信信号および該第Nの受信信号を合成して前記第i組の送信信号を復調し、
    前記送信部および前記受信部を制御する制御手段により、前記第1〜第N−1の波長の光信号を伝送し、続いて前記第Nの波長の光信号を伝送し、続いて前記第iの波長の光信号を停止する手順を実行し、前記第iの波長から前記第Nの波長へ無瞬断で波長再配置を行う
    ことを特徴とする光伝送方法。
  6. 送信部から第1〜第N−1(Nは2以上の整数)の光搬送波を第1〜第N−1組の送信信号でそれぞれ偏波多重変調した第1〜第N−1の光信号を生成して第1〜第N−1の光ファイバ伝送路にそれぞれ送出し、
    受信部で前記第1〜第N−1の光ファイバ伝送路を介して伝送された前記第1〜第N−1の光信号をコヒーレント検波した第1〜第N−1の受信信号をデジタル信号処理部に入力し、前記第1〜第N−1組の送信信号を復調する
    光伝送方法において、
    前記送信部は、第1〜第N−1組の中の第i組(iは1〜N−1の整数)の送信信号を分配し、該第i組の送信信号で第Nの光搬送波を偏波多重変調した第Nの光信号を生成し、第Nの光ファイバ伝送路に送出し、
    前記受信部は、前記第Nの光ファイバ伝送路を介して伝送された前記第Nの光信号をコヒーレント検波した第Nの受信信号を前記デジタル信号処理部に入力し、前記第iの受信信号および該第Nの受信信号を合成して前記第i組の送信信号を復調し、
    前記送信部および前記受信部を制御する制御手段により、前記第1〜第N−1の光ファイバ伝送路を介して前記第1〜第N−1の光信号を伝送し、続いて前記第Nの光ファイバ伝送路を介して前記第Nの光信号を伝送し、続いて前記第iの光信号を停止する手順を実行し、前記第iの光ファイバ伝送路から前記第Nの光ファイバ伝送路へ無瞬断で経路再配置を行う
    ことを特徴とする光伝送方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の光伝送方法において、
    前記デジタル信号処理部は、前記第iの受信信号および前記第Nの受信信号をデジタル信号に変換し、それぞれ適応等化処理により偏波分離、残留分散補償、偏波分散補償を行い、さらに位相推定を行ったうえで第iの受信信号および第Nの受信信号の偏波成分ごとに合成処理を行って前記i組の送信信号を復調する
    ことを特徴とする光伝送方法。
  8. 請求項5または請求項6に記載の光伝送方法において、
    前記デジタル信号処理部は、前記第iの受信信号および前記第Nの受信信号をデジタル信号に変換し、それぞれの偏波成分ごとの適応等化処理により偏波分離、残留分散補償、偏波分散補償を行い、かつ合成処理を行い、さらに位相推定を行うことで前記i組の送信信号を復調する
    ことを特徴とする光伝送方法。
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