JP6319045B2 - 半導体素子の駆動回路及び半導体素子の駆動システム - Google Patents

半導体素子の駆動回路及び半導体素子の駆動システム Download PDF

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Description

本発明は、半導体素子の駆動回路及び半導体素子の駆動システムに関する。
例えばGaN(窒化ガリウム)−FET等のパワー系の半導体素子は、高耐圧、低オン抵抗で且つ高速スイッチング動作を特徴とする素子であり、インバータ回路のような電力変換回路の小型化や高効率化に寄与することが期待されている。しかし、GaN−FETは、一般的なシリコンによるMOSFETやIGBT等の素子に比較するとゲート閾値電圧が低いため、スイッチング動作時に発生するノイズに起因する誤動作(セルフターンオン)が発生し易いという問題がある。上記の誤動作への対策として、スイッチング素子のオフ時に、ゲート−ソース間に負電圧を印加することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4682173号公報
しかしながら、GaN−FETには、ゲート−ソース間に負電圧を印加すると、その負電圧に応じてGaN−FETをソースからドレイン方向に逆導通させた時のオン電圧が高くなる、という特性がある。したがって、特許文献1のような構成を採用すると、負電圧が印加されたGaN−FETを還流動作させた際に、逆導通損が増加することになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、半導体素子の誤動作を防止しつつ、逆導通損の増加を抑制できる半導体素子の駆動回路、及び前記半導体素子及び駆動回路を2組備えてなる半導体素子の駆動システムを提供することにある。
請求項1記載の半導体素子の駆動回路によれば、電源とグランドとの間に直列に接続される2つの半導体素子の共通接続点に負荷が接続され、前記2つの半導体素子は、間にデッドタイムを挟んで何れか一方がオン、他方がオフされるよう駆動され、それらの1つである駆動対象素子に駆動電圧を印加する。駆動電圧出力回路は、駆動対象素子の導通制御端子に印加する駆動電圧として、少なくとも正電圧、ゼロ電圧、負電圧の3レベルが出力可能に構成されている。電気量変化検出手段は、駆動対象素子の導通端子に流れる電流の変化、及び/又は駆動対象素子の導通端子間の電圧の変化を検出する。
そして、駆動電圧制御手段は、駆動対象素子をターンオフさせる際に、
(1)駆動電圧を正電圧からゼロ電圧に変化させ、
(2)その後、前記電気量の変化に基づいて駆動電圧をゼロ電圧から負電圧に変化させ、
(3)前記電気量が前記変化とは逆方向に変化すると、駆動電圧を負電圧から正電圧に変化させる。このように構成すれば、駆動対象素子の導通制御端子に負電圧を印加してセルフターンオンを防止できると共に、電気量変化検出手段により検出される電気量の変化に基づいて駆動電圧を負電圧から正電圧に変化させることで、逆導通損失の増加も抑制できる。
請求項10記載の半導体素子の駆動システムによれば、2つの半導体素子の導通制御端子にそれぞれ接続される、請求項1から9の何れか一項に記載の2つの駆動回路を備え、これら2つの駆動回路により、2つの半導体素子が双方向チョッパ回路として動作するように制御する。そして、動作状態判定手段は、双方向チョッパ回路に接続されている負荷の動作状態が力行,回生の何れであるかを判定し、選択手段は、動作状態判定手段の判定結果に応じて、負電圧を印加させる駆動回路を選択する。
したがって、双方向チョッパ回路を構成する上アーム、下アーム側の2つの半導体素子を、交互に且つ排他的にオンオフ制御する際に、各半導体素子がセルフターンオンすることを確実に防止できる。
第1実施形態であり、双方向チョッパ回路の構成を示す図 エッジ信号出力部、制御ロジック部及び3電圧出力回路の具体構成例を示す図 3電圧出力回路の切り換え制御を示すタイミングチャート 力行時における、下アーム側GaN−FETのターンオフシーケンスを示すタイミングチャート 回生時における、上アーム側GaN−FETのターンオフシーケンスを示すタイミングチャート 第2実施形態であり、双方向チョッパ回路の構成を示す図 エッジ信号出力部、制御ロジック部及び3電圧出力回路の具体構成例を示す図 力行時における、下アーム側GaN−FETのターンオフシーケンスを示すタイミングチャート 第3実施形態であり、エッジ信号出力部、制御ロジック部及び3電圧出力回路の具体構成例を示す図 負電圧決定回路及び可変電源の具体構成例を示す図 図10に示す構成の動作を示すタイミングチャート 第4実施形態であり、双方向チョッパ回路の構成を示す図 エッジ信号出力部、制御ロジック部及び3電圧出力回路の具体構成例を示す図 力行時における、下アーム側GaN−FETのターンオフシーケンスを示すタイミングチャート
(第1実施形態)
図1に示すように、直流電源1の両端(P,N)には、GaN−FET2及び3(半導体素子)の直列回路(ハーフブリッジ回路)が接続されており、GaN−FET2、3のゲートG1,G2には、それぞれ駆動回路4、5により駆動電圧が印加される。駆動回路4、5は、エッジ信号出力部6(H,L)、制御ロジック部7(H,L)及び3電圧出力回路8(H,L)を備えている。GaN−FET2、3の共通接続点Lと端子Nとの間には、負荷としてのコイル9及び直流電源10の直列回路が接続されている。
コイル9は、例えば3相モータの固定子巻線の1つであり、直流電源10は、モータが回生動作する状態を等価的に電源のシンボルで表したものである。負荷が3相モータである場合、GaN−FET2及び3の直列回路は、3相インバータ回路の1相分のアームに相当する。
制御ロジック部7H,7L(駆動電圧制御手段)には、外部より駆動制御信号Sig_H,Sig_Lがバッファ11H、11Lを介して入力されている。電流検出用のコイル12H、12L(電気量変化検出手段)は、それぞれGaN−FET2、3のドレイン電流IdsH,IdsLを検出するように配置されており、その検出信号はそれぞれエッジ信号出力部6H,6L(電気量変化検出手段)に入力されている。エッジ信号出力部6は、ドレイン電流Idのレベルが変化するエッジを検出し、その検出結果を制御ロジック部7に入力する。
コイル9と直流電源10との間を接続する電流経路には、電流センサ13(動作状態判定手段)が配置されており、電流センサ13の検出信号は、制御ロジック部7H,7Lに入力されている。制御ロジック部7H,7Lは、電流センサ13により検出される電流の極性に従い、負荷であるモータが力行状態にあるか、回生状態にあるかを判定する。そして、制御ロジック部7は、各入力信号に応じて、3電圧出力回路8(駆動電圧出力回路)に駆動電圧のレベルを切換えて出力させるための制御信号を入力する。
3電圧出力回路8H、8Lは、前記制御信号に応じて、GaN−FET2、3のゲートG1,G2に与える駆動電圧を、ソース電位を基準とするゼロ電圧、正電圧、負電圧の3レベルに切り換えて出力する。
図2に示すように、エッジ信号出力部6Lは、コンデンサ及び抵抗素子からなる微分回路14と、この微分回路14の出力端子に、それぞれ非反転入力端子、反転入力端子が接続されるコンパレータ15,16とを備えている。微分回路14の入力端子には、電流信号IdsLが与えられている。コンパレータ15の反転入力端子には、正の基準電圧が与えられており、コンパレータ16の非反転入力端子には、負の基準電圧が与えられている。
制御ロジック部7Lは、エッジ検出回路34(第1及び第2エッジ検出回路)と動作状態判定回路35(選択手段)とで構成されている。エッジ検出回路34において、RSフリップフロップ17のセット端子S、リセット端子Rは、それぞれコンパレータ15,16の出力端子に接続されている。ANDゲート18の入力端子の一方は、RSフリップフロップ17の出力端子Qに接続されており、ANDゲート19の入力端子の一方は、NOTゲート28を介して前記出力端子Qに接続されている。また、ANDゲート18及び19の入力端子の他方には、それぞれNOTゲート29及び30を介して駆動制御信号Sig_Lが与えられている。
動作状態判定回路35において、コンパレータ31の非反転入力端子には、電流センサ13が出力するセンサ信号I_sensが与えられており、反転入力端子はグランドに接続されている。コンパレータ31の出力端子は、NOTゲート27を介してANDゲート20及び21の入力端子の一方に接続されていると共に、直接ANDゲート22〜24の入力端子の一方に接続されている。ORゲート25の入力端子は、ANDゲート20及び24の出力端子にそれぞれ接続されており、ORゲート26の入力端子は、ANDゲート21及び23の出力端子にそれぞれ接続されている。尚、コイル12L,エッジ信号出力部6L及びエッジ検出回路34が電流変化検出回路36を構成している。
3電圧出力回路8Lは、2つの電源32及び33と、3つのスイッチSW1〜SW3で構成されている。電源32の負側端子と、電源33の正側端子とはグランドに接続されている。スイッチSW1〜SW3の一端は、GaN−FET3のゲートG2にゲート抵抗を介して共通に接続されている。スイッチSW1の他端は電源32の正側端子に接続され、スイッチSW2の他端はグランドに接続され、スイッチSW3の他端は電源33の負側端子に接続されている。そして、スイッチSW1、SW2のオンオフは、それぞれORゲート25、26の出力信号(+out,zout)により制御され、スイッチSW3のオンオフは、ANDゲート22の出力信号(−out)により制御される(何れも、ハイレベルでオン)。
初期状態で、RSフリップフロップ17はリセットされており、出力端子Qはローレベルを示している。ANDゲート20〜24は、センサ信号I_sensが示す負荷電流の極性に応じて制御切り替えを行うために配置されている。すなわち、コンパレータ31の出力信号がハイレベル;電流極性が正(力行)であれば、3電圧出力回路8Lによる3レベル電圧駆動を行う。一方、コンパレータ31の出力信号がローレベル;電流極性が負(回生)であれば、駆動制御信号Sig_Lのレベル変化に応じて2レベル電圧駆動を行う。
図3に示す3レベル電圧駆動の場合、ドレイン電流IdsLが変化しなければ、コンパレータ15の出力信号Co_out1はローレベルとなる。この時、駆動制御信号Sig_LがハイレベルになるとスイッチSW1だけがオンし、ゲートG2には正の駆動電圧Vpが印加される。また、駆動制御信号Sig_LがローレベルになればANDゲート19の出力信号がハイレベルとなってスイッチSW2がオンするので、ゲートG2はグランドレベルとなる。
そして、ドレイン電流IdsLが増加する方向に大きく変化すると、微分回路14がその変化を捉えて正極性のレベルを出力(信号CR_out)し、コンパレータ15の出力信号Co_out1がハイレベルパルスを出力する。すると、RSフリップフロップ17がセットされ、ANDゲート18の出力信号がハイレベルとなってスイッチSW3がオンするので、ゲートG2には負の駆動電圧Vnが印加される。
その後、ドレイン電流IdsLが減少する方向に大きく変化すると、微分回路14の出力信号CR_outは、その変化を捉えて負極性のレベルを出力し、コンパレータ16の出力信号Co_out2がハイレベルパルスを出力する。すると、RSフリップフロップ17がリセットされるので、スイッチSW1〜SW3は何れもオフとなるが、ゲートG2の電位は、負電圧Vnpを維持する。以上により双方向チョッパ回路40が構成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。図4に示すように、力行時にGaN−FET3側がオンしている期間(1)(図中は丸数字)では、GaN−FET3のソースからドレイン方向に電流IdsLが流れている。GaN−FET3がターンオフしてデッドタイム期間(2)になると、GaN−FET3が逆導通して還流電流が流れるので、ハイサイドのGaN−FET2のゲートを駆動するタイミングで、GaN−FET3のドレイン−ソース間電圧が変化する。したがって、期間(2)では、GaN−FET3のゲート電圧VgLをゼロ電位にして逆導通による損失の増加を抑制する。
時点(3)でGaN−FET2のターンオンが開始され、時点(4)に至る間にGaN−FET2のゲート電圧VgHが閾値電圧Vthを超えると、GaN−FET3の電流IdsLが鋭く上昇する。その変化(di/dt);立ち上がりエッジをコイル12Lで検出し(信号A,B)、ゲート電圧VgLを負電圧Vnに切り換える。これにより、GaN−FET3のセルフターンオンを防止する。
ゲート電圧VgLが負電位Vnとなる期間(5)では、GaN−FET3に電流IdsLは流れない。その後、GaN−FET2のターンオフが開始されると、GaN−FET3のドレイン−ソース間電圧が変化してセルフターンオンが発生するため、期間(6)では、ゲート電圧VgLとして負電圧Vnを印加し続ける。但し、そのまま負電圧Vnを印加し続けると、GaN−FET3の逆導通損失が増加する。そこで、GaN−FET2のゲート電圧VgHが閾値電圧Vthを下回った際に(時点(7)→時点(8))電流IdsLが鋭く下降するので、GaN−FET3側の転流の開始をコイル12Lで検出し(信号A,B)、ゲート電圧VgLを正電圧Vpに切り換える。これにより、一連のゲート電圧制御が完了する。
一方、図5に示す回生時は前述したように、GaN−FET3を駆動制御信号Sig_Lに従ってターンオフさせる。したがって、3レベル電圧駆動ではなく、駆動制御信号Sig_Lがローレベルになった場合、ゲート電圧VgLはゼロ電圧とする。そして、GaN−FET2側のターンオフ動作が、力行時のGaN−FET3側のターンオフ動作と同様に3レベル電圧駆動となる。
以上のように本実施形態によれば、直流電源1とグランドとの間に直列に接続される2つのGaN−FET2及び3の共通接続点に、コイル9及び直流電源10の直列回路の一端を接続し、GaN−FET2及び3を、間にデッドタイムを挟んで何れか一方をオン、他方をオフするよう駆動する。
3電圧出力回路8を、GaN−FET2及び3のゲートに印加する駆動電圧として、少なくとも正電圧、ゼロ電圧、負電圧の3レベルを出力可能に構成し、コイル12及びエッジ変化検出回路6により、GaN−FET2及び3のドレイン−ソース間に流れる電流Idの変化を検出する。
そして、制御ロジック部7Lは、例えばGaN−FET3を力行時にターンオフさせる際に、(1)ゲート電圧VgLを正電圧Vpからゼロ電圧に変化させ、(2)その後、電流の変化に基づいてゲート電圧VgLをゼロ電圧から負電圧Vnに変化させ、(3)電流が前記変化とは逆方向に変化すると、ゲート電圧VgLを負電圧Vnから正電圧Vpに変化させる。
具体的には、制御ロジック部7Lは、エッジ変化検出回路6Lにより電流の立上りエッジを検出すると(2)のように変化させ、電流の立下がりエッジを検出すると(3)のように変化させる。したがって、GaN−FET3のゲートに負電圧Vnを印加してセルフターンオンを防止できると共に、エッジ変化検出回路6により検出される電流の変化に基づいてゲート電圧VgLを負電圧Vnから正電圧Vpに変化させることで、逆導通損失の増加も抑制できる。
また、エッジ変化検出回路6を、入力端子がコイル12に接続される微分回路14と、微分回路14の出力信号を基準電圧と比較するコンパレータ15及び16と、コンパレータ15及び16の出力信号が変化するエッジを検出するRSフリップフロップ17を備えてなる電流変化検出回路36として構成した。これにより、電流Idの変化を確実に検出できる。
更に、直流電源1の両端にGaN−FET2及び3を直列に接続し、両者の共通接続点と直流電源10の正側端子との間にコイル9を接続し、GaN−FET2及び3をそれぞれ駆動回路4及び5により駆動することで双方向チョッパ回路40を構成する。そして、制御ロジック部7H及び7Lの動作状態判定回路35は、電流センサ13により双方向チョッパ回路40の動作状態が力行,回生の何れであるかを判定し、その判定結果に応じて、負電圧を印加させる駆動回路4,5を選択するようにした。したがって、2つのGaN−FET2及び3を交互に且つ排他的にオンオフ制御する際に、GaN−FET2及び3がセルフターンオンすることを確実に防止できる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図6に示すように、第2実施形態の駆動回路41及び42は、GaN−FET2及び3のドレイン電流の変化ではなく、ドレイン−ソース間電圧Vdsの変化を検出してゲート電圧を制御する。検出は、高耐圧ダイオード43(電気量変化検出手段、電圧変化検出手段)を用いて行う。
ダイオード43H、43Lのカソードは、それぞれGaN−FET2、3のドレインに接続されている。ダイオード43のアノードは、図7に示す制御ロジック部44(駆動電圧制御手段)の内部で抵抗素子45を介してグランドに接続されていると共に、コンパレータ46の非反転入力端子に接続されている。コンパレータ46の反転入力端子には、0V近傍の基準電圧が与えられている。
図6に破線で示すように、ダイオード43には並列に寄生コンデンサが接続されているので、その寄生コンデンサと抵抗素子45とで構成される微分回路により電圧Vdsの変化(dV/dt)が検出できる。また、ダイオード43のアノード(信号Vds_sens)は、エッジ信号出力部6(電圧変化検出手段)の入力端子に接続されており、エッジ信号出力部6の出力端子は、制御ロジック部44の入力端子に接続されている。
尚、ダイオード43H、43Lは、カソードがそれぞれGaN−FET2、3のドレインに接続され、アノードはソースと分離した状態でGaN−FET2、3と素子として一体に形成されている電圧検出用のセンスダイオードを用いる。または、ドレインがそれぞれGaN−FET2、3のドレインに接続され、ソースはGaN−FET2、3のソースと分離され、ゲートはソースと共通に接続される電圧検出用のGaN−FETを用いる。
図7に示すように、制御ロジック部44Lは、動作状態判定回路35及びエッジ検出回路64を備えている。エッジ検出回路64において、コンパレータ46の出力端子は、RSフリップフロップ60のセット端子Sに接続されている。RSフリップフロップ60の出力端子Qは、NOTゲート47,49を介してANDゲート53,54の入力端子の一方に接続されており、また、直接ANDゲート56の入力端子の一方に接続されている。エッジ信号出力部6Lを構成するコンパレータ15,16の出力端子は、それぞれRSフリップフロップ61,62のセット端子Sに接続されている。RSフリップフロップ61,62の出力端子Qは、それぞれANDゲート57、55の入力端子の一方に接続されている。
RSフリップフロップ60〜62のリセット端子Rは、それぞれ3入力ORゲート92〜94の出力端子に接続されている。ORゲート92〜94の入力端子の1つには、リセット信号RESET(例えばパワーオンリセット信号)が共通に与えられている。そして、ORゲート92〜94の残りの入力端子には、それぞれ、自身の出力端子がリセット端子Rに接続されているもの以外のRSフリップフロップ60〜62の出力端子Qが接続されている。
駆動制御信号Sig_Lは、NOTゲート48,50〜52を介してANDゲート53,55〜57の入力端子の他方に接続されており、また、直接ANDゲート54の入力端子の他方に接続されている。ANDゲート54,55の出力端子は、それぞれORゲート58の入力端子に接続されており、ANDゲート56,57の出力端子は、それぞれORゲート59の入力端子に接続されている。
ANDゲート53の出力端子はANDゲート23の入力端子の一方に接続されていると共に、3入力ANDゲート24Aの入力端子の1つにも接続されている。ORゲート58、59の出力端子は、それぞれANDゲート24A、22の入力端子の一方に接続されている。また、駆動制御信号Sig_Lは、ANDゲート21にNOTゲート63を介して与えられている。これより後段の構成は、第1実施形態と同様である。尚、ダイオード43、抵抗素子45、エッジ信号出力部6L及びエッジ検出回路64は、電圧変化検出回路65を構成している。
次に、第2実施形態の作用について説明する。図8に示すタイミングチャートは第1実施形態の図4と同様の波形であるが、第2実施形態では、第1実施形態の電流Idに替えて、GaN−FET3のドレイン−ソース間電圧VdsLが変化する立上り、立ち下りを捉えて、第1実施形態と同様にゲート駆動電圧VgLを3レベル電圧駆動する。尚、コンパレータ15及び16に入力される信号は、微分回路14の前段において、ダイオード43Lに並列に接続されている寄生容量と抵抗素子45とが前述のように微分回路を構成しているので、電圧VdsLの2次微分信号となっている。
GaN−FET3がターンオフした直後で駆動制御信号Sig_Lがローレベルとなる期間(2)、つまりデッドタイムでは電圧VdsLがローレベルであり、ANDゲート53の出力信号がハイレベルとなる。その信号がANDゲート23及びORゲート26を介してスイッチSW2に出力されるので、ゲート電圧VgLはゼロ電圧となる。電流IdsLが流れている期間(1)〜(3)は、電圧VdsLはローレベルである。また、期間(1)〜(3)で流れる電流IdsLは、ダイオード43Lを介して流れている。
期間(4)において電流IdsLが流れなくなり、GaN−FET2がターンオン動作を開始すると電圧VdsLが上昇し始める。この時、電圧VdsLの立上り変化がコンパレータ15により検出されてRSフリップフロップ61がセットされ、ハイレベル信号がANDゲート57、ORゲート59及びANDゲート22を介してスイッチSW3に出力される。これにより、ゲート電圧VgLは負電圧Vnに変化する。
また、期間(7)においてGaN−FET2がターンオフ動作を開始すると電圧VdsLが低下し始める。この時、電圧VdsLの立下り変化がコンパレータ16により検出されてRSフリップフロップ62がセットされる(RSフリップフロップ61はリセットされる)。その後、期間(8)において電圧VdsLがローレベル(GaN−FET3の逆導通時の電圧レベル)になるとANDゲート24Aの出力がハイレベルとなり、そのハイレベル信号がORゲート25を介してスイッチSW1に出力される。これにより、ゲート電圧VgLは正電圧Vpに変化する。
尚、期間(3)〜(8)における電流IdsHは、ターンオンしているGaN−FET2を介して流れている。また、期間(8)〜(9)における電流IdsLは、ターンオンしているGaN−FET3及びダイオード43Lを介して流れている。
以上のように第2実施形態によれば、制御ロジック部44Lは、GaN−FET3のドレイン−ソース間電圧VdsLの立上りエッジを検出すると、駆動電圧VdsLをゼロ電圧から負電圧Vnに変化させ、電圧VdsLの立下がりエッジを検出した後、前記電圧がローレベルに変化したことを検出すると、駆動電圧を負電圧Vnから正電圧Vpに変化させる。したがって、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、電圧VdsLの立上りエッジを検出するためのダイオード43H、43Lに、GaN−FET2、3と一体に形成されている温度検出用のセンスダイオードを用いるので、追加する素子を削減して全体を小型に構成できる。
(第3実施形態)
図9に示すように、第3実施形態の3電圧出力回路70は、第2実施形態の構成より電源33を可変電源71(駆動電圧出力回路)に置き換えて、負電圧値決定回路72(電気量変化検出手段、駆動電圧制御手段)を追加している。そして、負電圧値決定回路72により可変電源71の電圧を複数レベルに変化させるように制御する。図10に示すように、信号VdsL_sensは、抵抗素子R2を介してコンパレータ73(1)〜73(3)の非反転入力端子に与えられており、また、抵抗素子R5を介してDフリップフロップ74(1)〜74(3)のクロック端子CLK(負論理)に与えられている。
抵抗素子R2の両端とグランドとの間には、それぞれ抵抗素子R1、R3が接続されており、抵抗素子R5の両端とグランドとの間には、それぞれ抵抗素子R4、R6が接続されている。また、コンパレータ73(1)〜73(3)の反転入力端子には、それぞれ異なる基準電圧Vref1〜Vref3が与えられており、これらの大小関係は(Vref1<Vref2<Vref3)となっている。
抵抗素子R1、R4は、ダイオード43Lの寄生容量と共にそれぞれ微分回路を構成しており、抵抗素子R2及びR3、並びに抵抗素子R5及びR6は、対応する微分回路の出力電圧を分圧する。尚、抵抗素子R1、R4の抵抗値は(R1≫R4)に設定されている。そして、抵抗素子R2及びR3の共通接続点が信号Vcompとなり、抵抗素子R5及びR6の共通接続点が信号Vclkとなっている。
Dフリップフロップ74(1)〜74(3)の入力端子Dには、それぞれ3入力ANDゲート75(1)〜75(3)の出力端子が接続されている。ANDゲート75(1)〜75(3)の各入力端子には、それぞれコンパレータ73(1)〜73(3)の出力端子が接続されているが、ANDゲート75(3)の入力端子は全て正論理であり、ANDゲート75(2)の入力端子は、コンパレータ73(3)の出力端子に接続されるものが負論理である。また、ANDゲート75(1)の入力端子は、コンパレータ73(1)の出力端子に接続されるものだけが正論理である。
可変電源71は、正側端子(+)と負側端子(−)との間にダイオード76(1〜3)、電源77(1〜3)及びスイッチ78(1〜3)の直列回路が接続されて構成されている。各ダイオード76のアノードは正側端子に共通に接続されており、カソードは、電源77の負側端子に接続されており、電源77の正側端子がスイッチ78の一端に接続されている。電源77(1〜3)の各電圧は、例えば10V、5V、1Vである。そして、各スイッチ78(1〜3)のオンオフは、Dフリップフロップ74(1)〜74(3)の出力端子Qからの信号(−lev)により制御される。すなわち、各スイッチ78(1〜3)のオンが排他的に制御されることで、可変電源71が出力する電圧は、−10V,−5V,−1Vに変化する。
次に、第3実施形態の作用について説明する。図11に示すように、電圧VdsLがハイレベルからローレベルに立ち下がる期間に、信号Vcomp及びVclkが発生するが、信号Vcomp側の微分回路の時定数が信号Vclk側より大きいため、前者の波形は三角波状となり、後者の波形は矩形波状となる。
そして、図11(a)に示すように、前記立下りの傾き(電圧変化速度、dv/dt)が小さくなるほど両信号が発生する時間幅は長くなり、図11(b)に示すように、前記立下りの傾きが大きくなるほど両信号が発生する時間幅が短くなる。また、信号Vcompについては、立下りの傾きが大きくなるほどピークレベルも低下する。信号Vclkの立下りエッジは、信号Vcompのピーク付近に係るように抵抗素子R1、R4の抵抗値が調整されている。
例えば図11(a)に示すケースでは、信号Vcompのピークレベルが高いのでコンパレータ73(1)〜73(3)の出力信号は全てハイレベルとなり、Dフリップフロップ74(3)の出力端子Qがハイレベルとなる。したがって、スイッチ78(3)のみがオンして可変電源7の電圧は−1Vに設定される。また、図11(b)に示すケースでは、信号Vcompのピークレベルが低いのでコンパレータ73(1)の出力信号のみがハイレベルとなり、Dフリップフロップ74(1)の出力端子Qがハイレベルとなる。したがって、スイッチ78(1)のみがオンして可変電源71の電圧は−10Vに設定される。そして、図11(a),(b)の中間のケースでは、コンパレータ73(1)及び73(2)の出力信号がハイレベルとなり、Dフリップフロップ74(2)の出力端子Qがハイレベルとなる。
以上のように第3実施形態によれば、可変電源71を、負電圧Vnのレベルを調整可能に構成し、負電圧決定回路72を、電圧VdsLの立下りエッジにおける変化速度を検出可能に構成する。そして、前記電圧変化速度に応じてGaN−FET3のゲートに印加する負電圧のレベルを決定するようにした。したがって、電圧VdsLの変化速度に応じた負電圧をGaN−FET3のゲートに印加して、セルフターンオンをより確実に防止できる。また、逆導通損失の増加も抑制できる。
(第4実施形態)
第4実施形態の駆動回路81及び82は、第1〜第3実施形態の構成を統合したものである。図12に示すように、電流Idsのエッジを検出するエッジ信号出力部6(I)(電気量変化検出手段)と、電圧Vdsのエッジを検出するエッジ信号出力部6(V)(電気量変化検出手段)とを備えている。また、制御ロジック部44に替えて制御ロジック部83(駆動電圧制御手段)を備えている。
図13に示すように、エッジ信号出力部6L(I)は電流IdsLを微分する微分回路14Iを備え、エッジ信号出力部6L(V)は電圧VdsL_sensを微分する微分回路14Vを備えている。コンパレータ15の非反転入力端子は微分回路14Iの出力端子に接続されており、コンパレータ16の反転入力端子は微分回路14Vの出力端子に接続されている。エッジ検出回路91にはコンパレータ84が追加されており、その非反転入力端子には電流IdsLが与えられ、反転入力端子には0V付近の基準電圧が与えられている。
コンパレータ84の出力端子は、制御ロジック部83Lに追加されているRSフリップフロップ85のセット端子Sに接続されている。制御ロジック部83Lでは、ANDゲート53に替えて3入力ANDゲート86が配置され、ORゲート59に替えて3入力ORゲート87が配置されている。ANDゲート86の追加された入力端子には、NOTゲート88を介してRSフリップフロップ85の出力端子Qが接続されている。また、ORゲート87で追加された入力端子には、3入力ANDゲート89の出力端子が接続されている。
ANDゲート56の入力端子の一方は、RSフリップフロップ60に替えて、RSフリップフロップ85の出力端子Qが接続されている。ANDゲート89の入力端子の2つは、それぞれRSフリップフロップ60及び85の出力端子Qに接続されており、残り1つの入力端子には、NOTゲート90を介して信号Sig_Lが与えられている。
また、RSフリップフロップ60〜62のリセット端子Sには、ORゲート92〜94に替えて4入力ORゲート95〜97の出力端子が接続されており、RSフリップフロップ85のリセット端子Sには、4入力ORゲート98の出力端子が接続されている。第2実施形態と同様に、ORゲート92〜95の各入力端子の1つには共通のリセット信号RESETが与えられ、その他の入力端子には、それぞれ、自身の出力端子がリセット端子Rに接続されているもの以外のRSフリップフロップ60〜62,85の出力端子Qが接続されている。
次に、第4実施形態の作用について説明する。コンパレータ15は電流IdsLの立上りエッジを検出し、コンパレータ16は電圧VdsLの立下りエッジを検出する。そして、図14に示すように、GaN−FET3をターンオフさせる際に、ゲート印加電圧の0Vから負電圧Vnへの切り換えは、第1実施形態と同様に電流IdsLの立上りエッジの検出タイミングで行う。また、負電圧Vnから正電圧Vpへの切り換えは、第2実施形態と同様に電流VdsLの立下りエッジの検出後、電流VdsLがローレベルに変化したタイミングで行う。
以上のように第4実施形態によれば、制御ロジック部83Lは、GaN−FET3をターンオフさせる際に、ドレイン電流IdsLの立上りエッジを検出すると、ゲート駆動電圧をゼロ電圧から負電圧Vnに変化させ、ドレイン−ソース間電圧VdsLの立下がりエッジを検出した後、電圧VdsLがローレベルに変化したことを検出すると、ゲート駆動電圧を負電圧Vnから正電圧Vpに変化させるようにした。したがって、GaN−FET3のターンオフ動作を第1及び第2実施形態よりも迅速に行うことができる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
GaN−FETに替えてGaN−HEMTを用いてもよい。また、MOSFETを用いても良い。
ダイオード43に、独立した素子のダイオードを用いても良い。
第2実施形態において、微分回路14を削除しても良い。
第3実施形態において変化させる負電圧Vnの具体数値例は適宜変更して良い。また、3段階に切り換えるものに限らず、2段階や4段階以上に切り換えても良い。
双方向チョッパ回路への適用に限らず、単独の半導体素子を駆動する構成に適用しても良い。
図面中、2及び3はGaN−FET(半導体素子)、4及び5は駆動回路、6はエッジ信号出力部(電気量変化検出手段)、7は制御ロジック部(駆動電圧制御手段、選択手段)、8は駆動電圧出力回路、12はコイル(電気量変化検出手段)、13は電流センサ(動作状態判定手段)、14は微分回路(電気量変化検出手段)、15及び16はコンパレータ、34はエッジ検出回路、35は動作状態判定回路(動作状態判定手段)、36は電流変化検出回路(電気量変化検出手段)、40は双方向チョッパ回路を示す。

Claims (11)

  1. 電源とグランドとの間に直列に接続される2つの半導体素子(2,3)の共通接続点に負荷(9,10)が接続されており、前記2つの半導体素子は、間にデッドタイムを挟んで何れか一方がオン、他方がオフされるよう駆動され、前記2つの半導体素子の1つ(駆動対象素子と称す)に駆動電圧を印加する駆動回路(4,5)において、
    前記駆動対象素子の導通制御端子(ゲート)に印加する駆動電圧として、少なくとも正電圧、ゼロ電圧、負電圧の3レベルが出力可能である駆動電圧出力回路(8,70)と、
    前記駆動対象素子の導通端子に流れる電流の変化、及び/又は前記駆動対象素子の導通端子間の電圧の変化を検出する電気量変化検出手段(6,12)と、
    前記駆動対象素子をターンオフさせる際に、
    (1)前記駆動電圧出力回路により印加する駆動電圧を正電圧からゼロ電圧に変化させ、(2)その後、前記電気量変化検出手段により検出される電気量の変化に基づいて、前記駆動電圧をゼロ電圧から負電圧に変化させ、
    (3)前記電気量変化検出手段により検出される電気量が、前記変化とは逆方向に変化すると、前記駆動電圧を負電圧から正電圧に変化させるように制御する駆動電圧制御手段(7,44,83)とを備えることを特徴とする半導体素子の駆動回路。
  2. 前記駆動電圧制御手段(44)は、前記電気量変化検出手段により前記導通端子間の電圧の立上りエッジを検出すると、前記駆動電圧をゼロ電圧から負電圧に変化させ、
    前記電気量変化検出手段により前記導通端子間の電圧の立下がりエッジを検出した後、前記導通端子間の電圧が前記駆動対象素子の逆導通時の電圧レベルに等しくなったことを検出すると、前記駆動電圧を負電圧から正電圧に変化させることを特徴とする請求項1記載の半導体素子の駆動回路。
  3. 前記駆動電圧制御手段(7)は、前記電気量変化検出手段により前記導通端子に流れる電流の立上りエッジを検出すると、前記駆動電圧をゼロ電圧から負電圧に変化させ、
    前記電気量変化検出手段により前記導通端子に流れる電流の立下がりエッジを検出すると、前記駆動電圧を負電圧から正電圧に変化させることを特徴とする請求項1記載の半導体素子の駆動回路。
  4. 前記駆動電圧制御手段(83)は、前記電気量変化検出手段により前記導通端子間の電流の立上りエッジを検出すると、前記駆動電圧をゼロ電圧から負電圧に変化させ、
    前記電気量変化検出手段により前記導通端子間の電圧の立下がりエッジを検出した後、前記導通端子間の電圧が前記駆動対象素子の逆導通時の電圧レベルに等しくなったことを検出すると、前記駆動電圧を負電圧から正電圧に変化させることを特徴とする請求項1記載の半導体素子の駆動回路。
  5. 前記電気量変化検出手段は、前記駆動対象素子の高電位側導通端子にカソードが接続されるダイオード(43)と、
    このダイオードのアノードと前記駆動対象素子の低電位側導通端子との間に接続される抵抗素子(45)と、
    この抵抗素子の端子電圧を基準電圧と比較するコンパレータ(15,16)と、
    このコンパレータの出力信号が変化するエッジを検出するエッジ検出回路(64)とを備えてなる電圧変化検出回路(65)で構成されることを特徴とする請求項2又は4記載の半導体素子の駆動回路。
  6. 前記ダイオードに、前記駆動対象素子の電圧を検出するために使用されるセンスダイオードを用いることを特徴とする請求項5記載の半導体素子の駆動回路。
  7. 前記ダイオードに、前記駆動対象素子の電圧を検出するため、導通端子の一方が前記駆動対象素子の導通端子の一方に接続されているGaN−FET(Field Effect Transistor)を用いることを特徴とする請求項5記載の半導体素子の駆動回路。
  8. 前記電気量変化検出手段は、前記導通端子に流れる電流を検出するコイル(12)と、
    入力端子が前記コイルに接続される微分回路(14)と、
    この微分回路の出力信号を基準電圧と比較するコンパレータ(15,16)と、
    このコンパレータの出力信号が変化するエッジを検出するエッジ検出回路(34)とを備えてなる電流変化検出回路(36)で構成されることを特徴とする請求項3又は4記載の半導体素子の駆動回路。
  9. 前記駆動電圧出力回路(70)は、前記負電圧のレベルを調整可能に構成され、
    前記電気量変化検出手段は、前記電圧の立上りエッジ又は立下りエッジにおける電圧変化速度を検出可能に構成され、
    前記駆動電圧制御手段(71,72)は、前記電圧変化速度に応じて、前記導通制御端子に印加する負電圧のレベルを決定することを特徴とする請求項2,又は請求項2を引用する請求項5記載の半導体素子の駆動回路。
  10. 前記半導体素子は、GaN−FET(Field Effect Transistor),又はGaN−HEMT(High Electron Mobility Transistor)であることを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の半導体素子の駆動回路。
  11. 前記2つの半導体素子の導通制御端子にそれぞれ接続される、請求項1から10の何れか一項に記載の駆動回路を2つ備え、
    前記2つの駆動回路により、前記2つの半導体素子が双方向チョッパ回路(40)として動作するように制御され、
    前記双方向チョッパ回路に接続されている負荷の動作状態が力行,回生の何れであるかを判定する動作状態判定手段と(13)、
    前記動作状態判定手段の判定結果に応じて、負電圧を印加させる駆動回路を選択する選択手段(35)とを更に備えることを特徴とする半導体素子の駆動システム。
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