JP6318014B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、シートクッションを前方に移動させてシートレイアウトを変更可能な乗物用シートに関する。
従来、乗用車の後部座席などにおいて、シートクッションを前方に跳ね上げた後、シートバックを前方に倒すことで、車両後部の収納空間を広げるシートレイアウトの変更構造が知られている。このような車両用シートにおいては、シートクッションの後端部を持ち上げた後、シートクッションを前側下方に移動させて、シートバックを前に倒すように構成されている(特許文献1参照)。
特開2011−11665号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、シートクッションの後端部が持ち上がるので、車両用シートを収納する際、当該後端部と前に倒すシートバックが干渉するおそれがあった。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、乗物用シートを着座位置から収納位置に移動させる際に、シートクッションとシートバックが干渉するのを抑制した乗物用シートを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の乗物用シートは、着座して使用される位置の着座位置と当該着座位置より前方の収納位置との間で移動可能なシートクッションと、着座して使用される位置の着座位置と前方に倒された収納位置との間で移動可能なシートバックとを有する乗物用シートであって、前記シートクッションは、前記着座位置と前記収納位置の間を移動するときに、後端部が、前記着座位置のときの前記シートクッションの前端部の上端を通る水平面よりも下方を移動するように構成されている。
このような構成によれば、シートクッションの後端部の上下方向の可動範囲が小さくなるので、着座位置から収納位置へ移動する際において、シートクッションとシートバックが干渉するのを抑制することができる。
前記した乗物用シートが、前記シートバックに設けられたヘッドレストを備える場合には、前記シートクッションおよび前記シートバックが前記収納位置に位置するとき、前記ヘッドレストが前記シートクッションに接触するとともに、前記シートバックが前記シートクッションに接触するように構成されていてもよい。
収納時において、シートバックだけがシートクッションに接触すると、シートバックとシートクッションが比較的強く当たり、シートクッションのクッション材や表皮材にシートバックの接触痕がつきやすくなる。しかし、上記した構成によれば、ヘッドレストとシートバックの2箇所以上でシートクッションに接触させることで、接触痕がシートクッションにつくのを低減することができる。
前記した構成において、 前記シートクッションは、下面から突出する凸部または下面から凹む凹部を有し、前記凸部または前記凹部は、前記シートクッションが前記着座位置に位置するとき、乗物本体に設けられた第1係合部に係合可能に設けられている構成とすることができる。
このような構成によれば、シートクッションを、着座位置において位置決めすることができる。
前記した構成において、前記凸部または前記凹部は、前記シートクッションが前記収納位置に位置するとき、前記乗物本体に設けられた第2係合部に係合可能に設けられている構成とすることができる。
このような構成によれば、シートクッションを、収納位置において位置決めすることができる。
本発明によれば、シートクッションの後端部の上下方向の可動範囲が小さくなるので、着座位置から収納位置へ移動する際において、シートクッションとシートバックが干渉するのを抑制することができる。
本発明によれば、収納時において、ヘッドレストとシートバックの2箇所以上でシートクッションに接触させることで、接触痕がシートクッションにつくのを低減することができる。
本発明によれば、シートクッションを、着座位置において位置決めすることができるとともに、着座位置から収納位置に移動の際に、シートクッションが傾くのを抑制することができる。
本発明によれば、シートクッションを、収納位置において位置決めすることができる。
一実施形態に係る乗物用シートとしての車両用シートの斜視図である。 車両用シートの内部構造を示す斜視図である。 シートクッションの内部構造を前から見た図である。 シートクッションの内部構造を上から見た図である。 図3を後から見た図であって、延出部部分の拡大図である。 着座位置における車両用シートを左側から見た図であって、シートクッション部分の拡大図(a)と、図(a)のA−A断面図(b)である。 車両用シートを左側から見た図であって、シートクッションおよびシートバックが前方に移動する様子を示す図である。 収納位置における車両用シートを左側から見た図である。 収納位置におけるシートクッションの内部構造を前から見た図である。 変形例における図6(b)に相当する図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、乗物用シートの一例としての車両用シート1は、自動車の後部座席に使用される3人掛けのシートであり、シートクッション10と、シートバック20と、ヘッドレスト30とを主に備えている。車両用シート1は、着座して使用される位置の着座位置と、シートクッション10を前方に移動させて空けたスペースにシートバック20を倒して実現される収納位置との間で可動である。
シートクッション10は、2人掛け用の左側のシートクッション10Aと、1人掛け用の右側のシートクッション10Bとを備えており、シートバック20は、2人掛け用の左側のシートバック20Aと、1人掛け用の右側のシートバック20Bとを備えている。
なお、以下の説明において、前後、左右、上下は、車両用シート1に座る乗員を基準とする。また、以下の説明において、特に断りのない限り、シートクッション10およびシートバック20は、左側のシートクッション10Aおよびシートバック20Aについて説明することとし、右側のシートクッション10Bおよびシートバック20Bは、左側のシートクッション10Aおよびシートバック20Aと略同じ構造であるので、説明を省略する。
シートクッション10は、クッション本体11と、クッション本体11を乗物本体のフロアFに対して回動可能に支持する第1脚100および第2脚110(右側のシートクッション10Bについては、一対の脚19)とを有している。また、フロアFには、第1脚100および第2脚110を取り付けるための一対の取付部材12がボルト12A等により固定されている。
図2に示すように、一対の取付部材12は、乗物本体のフロアFの左右方向中央に形成された、前後に延びるセンタートンネルF1よりも左右方向外側(左側)に配置されている。
シートクッション10は、クッション本体11内に設けられるパイプ13および補強ワイヤ14を有して構成されている。また、シートクッション10は、一対の取付部材12よりも左右外側に張り出した一対の張出部15(図3参照)を有している。
パイプ13は、クッション本体11の前部に設けられており、一対の取付部材12およびセンタートンネルF1が設けられた範囲に渡って左右方向に延びている。パイプ13には、下方に突出する第1突出部13Aおよび第2突出部13Bと、第1脚100を取り付けるための第1取付部13Cと、第2脚110を取り付けるための第2取付部13Dとが設けられている。
第1突出部13Aは、一対の取付部材12の間に対応する位置に設けられており、第2突出部13Bは、パイプ13の右端、詳しくは、センタートンネルF1に対向する位置に設けられている。センタートンネルF1は、取付部材12の前方のフットスペース部F2に対して高さhだけ高くなっており、第2突出部13Bは、パイプ13からの突出量が、高さhの分だけ第1突出部13Aの突出量よりも小さくなるように構成されている(図3も参照)。
第1取付部13Cは、パイプ13の右端部に設けられ、第2取付部13Dは、パイプ13の左端部に設けられている。
補強ワイヤ14は、金属のワイヤからなり、パイプ13に固定されている。補強ワイヤ14は、クッション本体11の外形に沿って、パイプ13の前側、左右両側および後側を通るように設けられている。
図3に示すように、一対の張出部15のうち、右側(第1脚100側)の張出部15Aは、左右方向においてセンタートンネルF1と同じ位置にあり、シートクッション10が着座位置と収納位置の間で移動するときに、センタートンネルF1の上を通過するように設けられている。右側の張出部15Aは、左側(第2脚110側)の張出部15Bよりも張出量が大きくなっている。なお、右側の張出部15Aは、乗員1人の幅に対応する程度の張出量となっている。
図1および図8に示すように、シートバック20は、下端部を支点として前後方向に回動可能に構成されており、シートバック本体21を有している。シートバック本体21内には、図2に示すように、フレーム22及び回動軸23が設けられている。フレーム22は、下方に開口した略U字状に構成されている。回動軸23は、左右方向に延びており、フレーム22の左右の下端部が溶接等により固定されている。
回動軸23は、フレーム22がフロアFに対して回動可能となるように、シートバック20の左右両側におけるフロアFに固定された取付部材24に回動可能に支持されている。回動軸23には、シートバック本体21を前方に付勢する渦巻きバネ25が設けられている。
図1に示すように、ヘッドレスト30は、ヘッドレスト本体31と、当該ヘッドレスト本体31をシートバック20に支持させる支持ピラー32(図8参照)とを有し、左側のシートバック20Aに2つ、右側のシートバック20Bに1つの計3つ設けられている。
次に、第1脚100および第2脚110の構造について説明する。
図3に示すように、第1脚100は、第2脚110よりもセンタートンネルF1側に配置されており、パイプ13の右側部分を支持する脚である。第1脚100は、金属パイプを屈曲させてなり、下端からシートクッション10に近づくように延びる支持部101と、支持部101の上端から左右方向外側(右側)に延びる延出部102とを有している。
支持部101は、下端が取付部材12に回動可能に連結されている。支持部101は、図2に示すように、下端に渦巻きバネ103が設けられており、渦巻きバネ103により前方に付勢されている。
延出部102は、図3に示すように、パイプ13と平行に配置され、センタートンネルF1を避けるように、左右方向においてセンタートンネルF1と同じ位置にあり、シートクッション10が着座位置と収納位置の間で移動するときに、センタートンネルF1の上を通過するように配置されている。延出部102は、図4に示すように、前後方向において、少なくとも一部がパイプ13と、パイプ13の前側にある補強ワイヤ14の間に配置されている。延出部102の右端の左右方向外側(右側)には、前記した第2突出部13Bが配置されている。
延出部102は、図5に示すように、右端に、第1取付部13Cに回動可能に支持される第1連結部104を有している。第1連結部104は、延出部102と別の部材からなり、延出部102の右端に溶接等により固定されている。第1連結部104は、延出部102の右端から第1取付部13C(シートクッション10)との回動軸105に向けて延びている。
第2脚110は、図6(a)に示すように、第1リンク111と、第2リンク112とを備えている。第1リンク111は、パイプ13の左端部を支持する脚であり、上端が節点N1においてパイプ13(シートクッション10)の第2取付部13Dに回動可能に連結され、下端が節点N2において取付部材12に回動可能に連結されている。
第2リンク112は、第1リンク111、第2取付部13Dおよび取付部材12とともに四節リンクを構成してシートクッション10を着座位置と収納位置の間で移動させるときにフロアFに対するシートクッション10の姿勢を規定するための部材である。
第2リンク112は、上端が節点N1とずれた位置、具体的には、節点N1の上方および後方にずれた節点N3において第2取付部13Dに回動可能に連結され、下端が節点N2とずれた位置、具体的には、節点N2から上方および後方へずれた節点N4において取付部材12に回動可能に連結されている。また、第2リンク112は、第1リンク111よりも細い部材で構成されている。
図3に示すように、第1脚100と第2脚110の間には、支持部101と第1リンク111を連結する第2連結部106が設けられている。第2連結部106は、延出部102よりも下方に配置されている。
図6(a)に示すように、クッション本体11には、下面から突出する凸部11Aが設けられている。凸部11Aは、クッション本体11の前端付近から後端まで延びている。また、乗物本体のフロアFとシートクッション10との間には、スペーサ16が設けられている。
スペーサ16は、フロアFとともに乗物本体の一部を構成する、発泡ビーズ等の発泡樹脂からなる緩衝材である。スペーサ16は、シートクッション10とフロアFとの間の隙間を埋めるように構成されている。スペーサ16は、図6(b)に示すように、凸部11Aに対応する位置に前後方向に延びる第1係合部および第2係合部の一例としての溝16Aが設けられている。溝16Aは、シートクッション10が着座位置および収納位置(図8も参照)に位置するとき、凸部11Aと係合するように構成されている。
以上のように構成された車両用シート1の動作について説明する。
図6(a)に示す着座状態から図示しない操作部を操作して、シートクッション10のフロアFへのロック状態を解除すると、渦巻きバネ103(図2参照)の作用により、シートクッション10は、第1脚100および第2脚110が下端を中心に回動し、前方に移動し始める。また、同様に、シートバック20のフロアFへのロック状態を解除すると、渦巻きバネ25の作用により、シートバック20は、回動軸23を中心に回動し、前方に移動し始める。
図7に示すように、シートクッション10は、第1脚100および第2脚110の回動により、上端が持ち上げられつつ前方に移動する。ここで、シートクッション10の前方への移動により、第1リンク111の上端を中心にして各取付部13C,13Dが回動することで、シートクッション10の後端が上側に跳ね上がるおそれがある。しかし、本実施形態では、第1リンク111と節点N1の後方にずれた節点N3で第2リンク112が第2取付部13Dに連結されていることで第2取付部13Dの後部が上側へ回動することが規制されるので、シートクッション10の後端部の跳ね上がりが規制される。
そして、図8に示すように、シートクッション10は、前方に移動して、フロアFに前端が接触して配置される。このようにして、シートクッション10は、着座して使用される位置の着座位置と当該着座位置より前方の収納位置との間で移動する。
ここで、シートクッション10は、第2リンク112により、後端部の跳ね上がりが規制されることにより、着座位置と収納位置の間を移動するときに、後端部が着座位置のときのシートクッション10の前端部の上端を通る水平面Hよりも下方を移動する。言い換えると、シートクッション10は、着座位置と収納位置の間を移動するときの、後端部の移動軌跡Lが水平面Hの下方に位置する。
シートクッション10は、収納位置のとき、凸部11Aの後端と溝16Aの前端が係合する。これにより、シートクッション10を収納位置における左右方向の位置決めをすることができる。
また、シートバック20は、図6(a)の位置から前方に倒されて、図8に示すように、ヘッドレスト30の部分と、シートバック20の上端部分の2箇所で、収納位置のシートクッション10と接触して配置される。このようにして、シートバック20は、着座して使用される位置の着座位置と前方に倒された収納位置との間を移動する。なお、シートクッション10およびシートバック20は、ロック解除時において、同時に着座位置から収納位置に移動するようにしてもよいし、異なるタイミングで移動するようにしてもよい。
シートクッション10は、図9に示すように、収納位置のとき、第1突出部13Aおよび第2突出部13BがフロアFに接触する。より詳細に、シートクッション10は、収納位置のとき、第1突出部13Aがフットスペース部F2と接触し、第2突出部13Bが、センタートンネルF1と接触する。
一方、図8における収納位置から、手動等によりシートバック20を後方に起こして、図6(a)における着座位置に移動させた後、シートバック20をフロアFにロックする。また、シートバック20を移動させた後、図8における収納位置から、手動等によりシートクッション10を後方に移動させて、図6(a)における着座位置に移動させた後、シートクッション10をフロアFにロックする。これにより、シートクッション10およびシートバック20は、乗員が着座可能な状態に固定される。シートクッション10は、着座位置から収納位置に移動する際、後端部が図8に示す移動軌跡Lを描いて移動する。このようにシートクッション10の後端部が上にあまり上がることなく移動することで、シートクッション10を収納位置に戻す際に、シートクッション10の重心位置もあまり上に上がらないので、比較的軽い力でシートクッション10を着座位置に戻すことができる。なお、シートクッション10は、シートバック20の動作に連動するように構成されていてもよい。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
シートクッション10が着座位置と収納位置の間を移動するときの、後端部の移動軌跡Lが水平面Hの下方に位置するので、シートクッション10の後端部の上下方向の可動範囲を小さくすることができる。そのため、シートクッション10およびシートバック20が着座位置から収納位置へ移動する際において、シートクッション10とシートバック20が干渉するのを抑制することができる。
ここで、収納時において、シートバックだけがシートクッションに接触する構成の場合、シートバックとシートクッションが比較的強く当たり、シートクッションのクッション材や表皮材にシートバックの接触痕がつきやすくなる。しかし、本実施形態では、ヘッドレスト30とシートバック20の2箇所でシートクッション10に接触するので、接触痕がシートクッション10につくのを低減することができる。
また、着座位置において、凸部11Aと溝16Aが係合するので、シートクッション10を、着座位置における位置決めができるとともに、着座位置から収納位置に移動の際に、シートクッション10が左右にずれるのを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、シートクッション10は、下面から突出する凸部11Aを有していたが、本発明はこれに限定されず、図10に示すように、下面から凹む凹部11Bを有するように構成してもよい。この場合、スペーサ16は、第1係合部および第2係合部として、凹部11Bに係合可能なスペーサ突出部16Bを有するように構成するとよい。
前記実施形態では、第1係合部および第2係合部としてスペーサ16の溝16Aを例示したが、本発明はこれに限定されず、第1係合部と第2係合部を別に構成してもよい。
前記実施形態では、シートクッション10に凸部11Aが設けられ、スペーサ16(乗物本体)に溝16Aが設けられていたが、本発明はこれに限定されず、凸部11Aや溝16Aを設けない構成であってもよい。
前記実施形態では、収納時において、シートクッション10が、ヘッドレスト30およびシートバック20の上端の2箇所で接触する構成であったが、本発明はこれに限定されず、シートバックのみがシートクッションに接触するように構成してもよい。
前記実施形態では、フロアFにセンタートンネルF1が形成されていたが、本発明はこれに限定されず、タイヤハウス等のその他のフロアFからの突出部分が形成されていてもよい。この場合、第1脚の延出部が、シートクッションの移動の際、当該突出部分の上を通過するように配置されているとよい。
前記実施形態では、延出部102の少なくとも一部が、前後方向において、パイプ13と補強ワイヤ14の間に配置されていたが、本発明はこれに限定されず、パイプ13と補強ワイヤ14の間に配置されていなくてもよい。また、延出部の少なくとも一部が、上下方向において、パイプと補強ワイヤの間に配置されていてもよい。これによれば、車両用シートの下方に延出部が張り出すのを抑制することができる。
前記実施形態では、パイプ13に第2突出部13Bが設けられていたが、本発明はこれに限定されず、第2突出部を設けなくてもよいし、パイプとは別の部材に第2突出部を設けてもよい。
前記実施形態では、延出部102に、別の部材からなる第1連結部104が設けられていたが、本発明はこれに限定されず、延出部を曲げて第1連結部を構成してもよい。
前記実施形態では、第2脚110に第2リンク112が設けられていたが、本発明はこれに限定されず、第1脚に第2リンクに相当するリンク部材を設ける構成としてもよい。
前記実施形態では、第1脚100と第2脚110に第2連結部106が設けられていたが、本発明はこれに限定されず、第2連結部を設けなくてもよい。
前記実施形態では、乗物用シートとして、自動車で使用される車両用シート1を例示したが、本発明はこれに限定されず、その他の乗物用シート、例えば、鉄道車両、船舶、航空機などで使用されるシートに適用することもできる。
1 車両用シート
10 シートクッション
11A 凸部
13 パイプ
13B 第2突出部
14 補強ワイヤ
16 スペーサ
16A 溝
20 シートバック
30 ヘッドレスト
100 第1脚
101 支持部
102 延出部
104 第1連結部
105 回動軸
106 第2連結部
110 第2脚
111 第1リンク
112 第2リンク
F フロア
F1 センタートンネル
H 水平面

Claims (8)

  1. 着座して使用される位置の着座位置と当該着座位置より前方の収納位置との間で移動可能なシートクッションと、
    前記シートクッションとは別に設けられた乗物本体のフロアに固定された取付部材と、
    前記取付部材に回動可能に支持されたシートバックであって、着座して使用される位置の着座位置と前方に倒された収納位置との間で移動可能なシートバックと
    前記シートバックに設けられたヘッドレストと、
    を有する乗物用シートであって、
    前記シートクッションおよび前記シートバックが前記収納位置に位置するとき、前記ヘッドレストが前記シートクッションに接触するとともに、前記シートバックが前記シートクッションに接触し、
    前記シートクッションは、前記着座位置と前記収納位置の間を移動するときに、後端部が、前記着座位置のときの前記シートクッションの前端部の上端を通る水平面よりも下方を移動するように構成されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 着座して使用される位置の着座位置と当該着座位置より前方の収納位置との間で移動可能なシートクッションと、着座して使用される位置の着座位置と前方に倒された収納位置との間で移動可能なシートバックと、前記シートバックに設けられたヘッドレストと、を有する乗物用シートであって、
    前記シートクッションおよび前記シートバックが前記収納位置に位置するとき、前記ヘッドレストが前記シートクッションに接触するとともに、前記シートバックが前記シートクッションに接触し、
    前記シートクッションは、前記着座位置と前記収納位置の間を移動するときに、後端部が、前記着座位置のときの前記シートクッションの前端部の上端を通る水平面よりも下方を移動するように構成され
    前記収納位置に位置するとき、前記ヘッドレストの前端は、前記シートクッションの前端より後ろに位置することを特徴とする乗物用シート。
  3. 着座して使用される位置の着座位置と当該着座位置より前方の収納位置との間で移動可能なシートクッションと、着座して使用される位置の着座位置と前方に倒された収納位置との間で移動可能なシートバックと、前記シートバックに設けられたヘッドレストと、を有する乗物用シートであって、
    前記シートクッションおよび前記シートバックが前記収納位置に位置するとき、前記ヘッドレストが前記シートクッションに接触するとともに、前記シートバックが前記シートクッションに接触し、
    前記シートクッションは、前記着座位置と前記収納位置の間を移動するときに、後端部が、前記着座位置のときの前記シートクッションの前端部の上端を通る水平面よりも下方を移動するように構成され
    前記シートクッションは、下面から突出する凸部または下面から凹む凹部を有し、
    前記凸部または前記凹部は、前記シートクッションが前記着座位置に位置するとき、乗物本体に設けられた第1係合部に係合可能に設けられ、
    前記凸部または前記凹部と前記第1係合部とが係合したとき、前記凸部の下端または前記凹部の上端と前記第1係合部との間には隙間が形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  4. 着座して使用される位置の着座位置と当該着座位置より前方の収納位置との間で移動可能なシートクッションと、着座して使用される位置の着座位置と前方に倒された収納位置との間で移動可能なシートバックと、前記シートバックに設けられたヘッドレストと、を有する乗物用シートであって、
    前記シートクッションおよび前記シートバックが前記収納位置に位置するとき、前記ヘッドレストが前記シートクッションに接触するとともに、前記シートバックが前記シートクッションに接触し、
    前記シートクッションは、前記着座位置と前記収納位置の間を移動するときに、後端部が、前記着座位置のときの前記シートクッションの前端部の上端を通る水平面よりも下方を移動するように構成され
    前記シートクッションは、下面から突出する凸部または下面から凹む凹部を有し、
    前記凸部または前記凹部は、乗物本体に設けられた第1係合部および第2係合部に係合可能に設けられ、
    前記凸部または前記凹部は、前後方向に延びる第1部分と、前記第1部分の後端から前記第1部分に対し後方および上方に傾斜して延びる第2部分と、を有し、
    前記第1係合部は、前後方向に延び、
    前記第2係合部は、前記第1係合部の前端から前記第1係合部に対し前方および下方に傾斜して延び、
    前記着座位置に位置するとき、前記第1部分が前記第1係合部に係合し、
    前記収納位置に位置するとき、前記第2部分が前記第2係合部に係合することを特徴とする乗物用シート。
  5. 前記着座位置に位置する前記シートクッションと、乗物本体のフロアとの間に設けられたスペーサをさらに備え、
    前記シートバックは、前記収納位置に位置するとき、前記スペーサに接触せずに対面し、前記シートクッションに接触していることを特徴とする請求項4に記載の乗物用シート。
  6. 前記第1係合部および前記第2係合部は、前記スペーサに形成されていることを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート。
  7. 前記シートバックは、前記フロアに回動可能に支持され、
    前記シートクッションは、クッション本体と、当該クッション本体を前記フロアに対して回動可能に支持する脚を有し、
    前記脚は、第1リンクと第2リンクを備え、
    第1リンクは、上端が第1節点において前記クッション本体に回動可能に連結され、下端が第2節点において前記フロアに回動可能に連結され、
    第2リンクは、上端が前記第1節点から上方および後方へずれた第3節点において前記クッション本体に回動可能に連結され、下端が前記第2節点から上方および後方へずれた第4節点において前記フロアに回動可能に連結され、
    前記スペーサは、前記収納位置に位置するとき、前記第2節点より上に位置し、前記シートバックの回動軸より下に位置することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の乗物用シート。
  8. 前記シートクッションは、下方に突出する突出部を有し、
    前記突出部は、前記収納位置に位置するとき、乗物本体のフロアに接触することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の乗物用シート。
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