JP6312473B2 - ローディング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークを自動搬入・搬出するローディング装置に関する。
研削盤には、工作物(ワーク)の平面を研削する平面研削盤(特許文献1)、及び、2つの砥石を向き合わせて回転し、その砥石の間に工作物を通すことで両面を同時に研削することのできる両頭の平面研削盤等のタイプがある。高能率で幅面を加工する場合、両頭の平面研削盤が好ましいが、加工精度の安定が難しく、調整に技能を要するものである。また、両面の取代誤差が発生しやすい問題もある。
さらには、従来の研削装置には、ワークに当接するバッキングプレートと、ワークを2つのシューで支持するものがある(特許文献2)。
特開2010−284776号公報 特開2005−205509号公報
バッキングプレートに押し付けて固定するものでは、バッキングプレートとワークとの間に切粉や砥粒等の異物が挟まるおそれがある。このように、異物が挟まれば、砥石に対するワークの加工面の平行度が劣化して、高精度の研削を行うことができなかった。
ところで、回転可能なバッキングプレートを磁化させることによって、加工物(ワーク)を引き込み、加工物の外径をシューによる保持とし、また、バッキングプレートと加工物の中心軸がオフセットするようにシューを位置決めすることで、バッキングプレートと加工物幅面の間に、相対運動が発生し、バッキングプレートと加工物幅面の間に介在した切粉等異物を排除することもできる。
しかしながら、固定シューと電磁気式バッキングプレートの構成では、加工物を加工点にセットする場合、ローダで加工点にワークを移動させた後、ローダを後退させるための作業時間が長くなる。さらに、加工点廻りに固定シューを配置するスペースが必要となっていた。
本発明は、上記課題に鑑みて、加工精度が安定しやすい平面研削盤を用いることができ、しかも作業性の向上を図ることができるとともに、装置としてコンパクト化を図ることが可能なローディング装置を提供する。
本発明のローディング装置は、ワーク供給ポジションでワークが供給され、ワーク研削ポジションでワークに対して研削加工を行い、ワーク排出ポジションで研削加工が終了したワークを外部へ排出するローダ手段を備えたローディング装置であって、ワーク研削ポジションにおいて平面研削盤を有する研削手段が配設され、前記ローダ手段は、周方向に沿って所定ピッチで複数個が配設されるワーク保持機構と、各ワーク保持機構を、順次、ワーク供給ポジションとワーク研削ポジションとワーク排出ポジションとに搬送する搬送機構とを備え、各ポジションには、ワーク保持機構がそれぞれ同一タイミングで位置するものであり、前記研削手段の平面研削盤は、回転駆動される主軸と、この主軸に設けられてワークを支持するチャック機構と、回転駆動される砥石軸と、この砥石軸の回転によって回転する砥石とを備え、主軸及び砥石軸を回転させながら、主軸と砥石軸とを相対的移動させて、チャック機構にてチャックしているワークの加工面を前記砥石で研削し、前記チャック機構は、電磁式のバッキングプレートで構成され、バッキングプレートとワークとの相対運動を可能としたものである。
本発明のローディング装置によれば、ワーク供給ポジションでワークを供給すれば、ワーク研削ポジションでそのワークに対して研削することができ、その研削したワークをワーク排出ポジションから排出することができる。そして、各ポジションには、ワーク保持機構がそれぞれ同一タイミングで位置するものであるので、各ポジションでの作業を同一タイミングで行うことができる。
また、ローダ手段にて、ワークを保持するワーク保持機構を、順次、ワーク供給ポジションとワーク研削ポジションとワーク排出ポジションとに搬送することができ、作業性に優れた加工(研削)を行うことができる。
研削手段の平面研削盤として、既存のものを用いることができる。また、前記チャック機構は、電磁式のバッキングプレートで構成し、バッキングプレートとワークとの相対運動を可能としているので、バッキングプレートと加工物の中心軸がオフセットするように位置決めすることで、バッキングプレートと加工物幅面の間に、相対運動を発生させることができ、バッキングプレートと加工物幅面の間に介在した切粉等異物を排除することができる。
本発明の他のローディング装置は、ワーク供給ポジションでワークが供給され、ワーク研削ポジションでワークに対して研削加工を行い、ワーク排出ポジションで研削加工が終了したワークを外部へ排出するローダ手段を備えたローディング装置であって、ワーク研削ポジションにおいて平面研削盤を有する研削手段が配設され、前記ローダ手段は、周方向に沿って所定ピッチで複数個が配設されるワーク保持機構と、各ワーク保持機構を、順次、ワーク供給ポジションとワーク研削ポジションとワーク排出ポジションとに搬送する搬送機構とを備え、各ポジションには、ワーク保持機構がそれぞれ同一タイミングで位置するものであり、前記ワーク保持機構は、固定側ワーク係止体と、固定側ワーク係止体に対して接近・離間する揺動側ワーク係止体とを備え、前記搬送機構にてワーク保持機構が搬送されているときに、前記揺動側ワーク係止体が固定側ワーク係止体に対して接近した状態となって、固定側ワーク係止体と揺動側ワーク係止体との協働によってワークを支持し、ワーク研削ポジションでは、揺動側ワーク係止体が固定側ワーク係止体から離間してワークから離れるものである。
このように構成することによって、ワークを各ポジションに安定して搬送することができる。また、ワーク研削ポジションでは、揺動側ワーク係止体を固定側ワーク係止体から離間させることができ、ワーク保持機構はワークへの研削動作を妨げない。
固定側ワーク係止体は、ワークの一部が嵌合状となるワーク嵌合部を有する係止体本体と、この係止体本体のワーク嵌合部に設けられてワークを係合支持するシューとを備える。揺動側ワーク係止体は、基端部を中心に揺動するアーム状の係止体本体を備え、この係止体本体の先端側にはワーク係合支持部が設けられている。研削手段の主軸側にドレッサーを配置するのが好ましい。
本発明では、ワークを研削部位にセットした後、搬送用ローダを後退させるような工程を省略でき、作業のサイクルタイムを短縮することができる。
平面研削盤としては既存のものを用いているので、装置として低コスト化を図ることができる。また、チャック機構を電磁式のバッキングプレートで構成することによって、バッキングプレートと加工物(ワーク)幅面の間に、相対運動を発生させることによって、切粉等異物を排除することもできる。これによって、平行度の劣化(悪化)を防ぐことができ、高精度の研削を行うことができる。
ワーク保持機構を、固定側ワーク係止体と摺動側ワーク係止体とを備えたものでは、ワークを各ポジションに安定して搬送することができ、各ポジションで各ポジションにおける作業を順次確実に行わせることができる。しかも、ワーク研削中においては、ワーク保持機構はワークへの研削動作を妨げず、ワークは、固定側ワーク係止体のシューと、チャック機構とを介して安定した回転が与えられ、高い加工精度を得ることができる。
ワーク保持機構の固定側ワーク係止体に、ワークを支持するシューを有するものであり、シューを他の部材に設ける必要がなくなり、装置のコンパクト化に寄与できる。揺動側ワーク係止体は、基端部を中心に揺動するアーム状の係止体本体を備えたものであり、ワーク保持機構の開閉動作が安定する。ドレッサーを配置したものでは、研削手段の砥石の目詰まりを有効に防止できる。
本発明のローディング装置の簡略平面図である。 前記図1に示すローディング装置のワーク保持機構を示し、(a)はワーク保持状態の簡略図であり、(b)はワーク非保持状態の簡略図である。 研削手段の要部拡大断面図である。 前記研削手段を示し、(a)は研削カスを有さない状態の要部拡大断面図であり、(b)は研削カスを有する状態の要部拡大断面図である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。本発明にかかるローディング装置は、ワーク供給ポジションP1でワークWが供給され、ワーク研削ポジションP2でワークWに対して研削加工を行い、ワーク排出ポジションP3で研削加工が終了したワークWを外部へ排出するローダ手段1を備える。そして、ワーク研削ポジションP2において平面研削盤2(図3参照)を有する研削手段3が配設される。ワークWは、例えば、図2と図3に示すように、円すいころ軸受の内輪4である。このため、このワークWには、小径側及び大径側に鍔部4a、4bが設けられている。
ローダ手段1は、軸心廻りに回転する回転テーブル5を有する搬送機構9と、この回転テーブル5に周方向に沿って所定ピッチ(この場合120°ピッチ)に配設されるワーク保持機構6とを備える。
前記ワーク保持機構6は、固定側ワーク係止体7と、固定側ワーク係止体7に対して接近・離間する揺動側ワーク係止体8とを備える、固定側ワーク係止体7は、係止体本体18と、この本体18に付設される一対のシュー12,12とを備える。係止体本体18は、回転テーブル5に固定されるアーム部10とこのアーム部10に支持固定される支持片11とからなり、支持片11にシュー12,12が付設される。
支持片11には、前記ワークWが嵌合状となる嵌合部13としての凹部が設けられ、この嵌合部13に、内方から開口外方に向かって順次その間隔寸法が大となる一対の傾斜面14,14が形成される。そして、この傾斜面14,14に前記シュー12,12が付設される。このシュー12,12が、図2と図3に示すように、ワークWの鍔部4aに係止する。
また、揺動側ワーク係止体8は、回転テーブル5に枢結される係止体本体19を備える。係止体本体19は、その基端部が枢支軸15を介して回転テーブル5に枢結される揺動アーム16と、この揺動アーム16に付設される係止片17とからなる、そして、係止体本体19の係止片17には、ワークWの鍔部4aに係止するワーク係合支持部17aが設けられている。
揺動側ワーク係止体8は、図1に示すように、枢支軸15に矢印A、B方向に揺動可能とされ、矢印Bに揺動した際に、図2(a)に示すように、ワークWに接近して、支持部17aがワークWの鍔部4aに係止し、矢印Aに揺動した際に、図2(b)に示すように、ワークWから離間して、支持部17aのワークWの鍔部4aとの係止が解除される。揺動側ワーク係止体8の揺動には、図示省略の揺動駆動機構が用いられる。揺動駆動機構としては、シリンダ機構やボールナット機構など公知の往復動機構等を用いることができる。
研削手段3は、図3に示すように、回転駆動される主軸20を備え、この主軸20上にチャック機構23を介してワークWが保持され、この保持されたワークWを砥石26で研削する。主軸20は回転円板22を有し、この回転円板22が図示省略の駆動機構にて、その軸心廻りに回転駆動する。駆動機構としては、駆動用モータと、このモータの回転駆動力を回転円板22に伝達する動力伝達機構(チェーン機構、ベルト機構、ギヤ機構)等で構成することができる。
チャック機構23は、この場合、電磁式のバッキングプレート32で構成されている。すなわち、前記回転円板22とともに回転し、図示省略の電磁コイルに電流を流すことによって、電磁力が発生し、ワークWをその上面に吸着保持できる。
また、回転円板22には支持脚部材24を介してドレッサー(ドレス工具)25が付設されている、ドレス工具25は、砥石26の表面を研いで切れ味を取り戻す作業(ドレッシング)行うためのものである。
砥石軸27の砥石ヘッド28の下面28aに砥石26が付設される。砥石ヘッド28は、下面の凹窪29が設けられて円盤状体からなる、このため、下面28aには、その外周側にリング部30が設けられ、このリング部30に円板状の砥石26が付設される。砥石軸27の砥石ヘッド28はその軸心廻りに駆動機構を介して回転駆動する。駆動機構としては、駆動用モータと、このモータの回転駆動力を砥石軸に伝達する動力伝達機構(チェーン機構、ベルト機構、ギヤ機構)等で構成することができる。
また、砥石軸27の砥石ヘッド28の軸心に沿った往復動と、砥石軸27の砥石ヘッド28の軸心と直交する方向に沿った往復動とが可能とされる、これらの駆動手段としては、XYテーブル等にて構成できる。
砥石は、大きく分けて砥粒、結合剤、気孔の3つの組み合わせから構成される。砥粒として、ダイヤモンド、WA(白色アルミナ)、A(褐色アルミナ)、GC(緑色炭化ケイ素)、CBN(立方晶窒化ホウ素)などがある。また、ドレス工具25は、ダイヤモンドドレッサ等を用いることができる。
ところで、この装置は、図示省略の制御手段にて制御される。制御手段は、回転テーブル5の回転駆動の制御、揺動側ワーク係止体8の揺動動作の制御、及び研削手段3の制御等を行うことができる。この制御手段は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を中心としてROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等がバスを介して相互に接続されたマイクロコンピューターで構成できる。そして、この制御手段には記憶装置が接続され、この記憶装置は、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disk)ドライブ、CD−R(Compact Disc-Recordable)ドライブ、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)等からなる。なお、ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。
次に前記のように構成された装置を用いた研削工程を説明する。まず、一つのワーク供給ポジションP1の位置にワーク保持機構6を対応させる。この際、他のポジジョン、つまりワーク研削ポジションP2,及びワーク排出ポジションP3には、それぞれ別のワーク保持機構6が対応している。
ワーク供給ポジションP1の位置にワーク保持機構6が供給(搬送)されれば、揺動側ワーク係止体8が矢印A方向に揺動し、図2(b)に示すような開状態となり、このワーク保持機構6にワークWが供給される。その後、揺動側ワーク係止体8が矢印B方向に揺動して、図2(a)に示すように、閉状態となって、固定側ワーク係止体7のシュー12,12と、揺動側ワーク係止体8の支持部17aとで、ワークWの鍔部4aを係止する状態となる。なお、この場合、シュー12,12と支持部17aは図1に示すように、周方向に沿って120°ピッチで配設されることになる。
この状態で、回転テーブル5が120°回転して、ワーク供給ポジションP1にあったワーク保持機構6は、次のワーク研削ポジションP2に搬送される。このワーク研削ポジションP2では、揺動側ワーク係止体8が矢印A方向に揺動し、図2(b)に示すような開状態となる。
また、このポジションでは、図3に示すように、ワークWはバッキングプレートに吸着される。この際、固定側ワーク係止体7のシュー12,12にてワークWを支持することができる。この状態で、主軸20と砥石軸27とを回転させるとともに、砥石軸27を主軸20の軸方向や直交する方向に移動させることによって、ワークWの研削面(この場合、内輪小径側端面)Waを研削することになる。
このようにワーク研削ポジションP2で研削工程が終了すれば、揺動側ワーク係止体8が矢印B方向に揺動して閉状態となる。すなわち、図2(a)に示す係止状態となる、そして、この状態から、回転テーブル5が120°回転して、研削されたワークWを保持しているワーク保持機構6を、ワーク排出ポジションP3へ搬送する。
研削されたワークWを保持しているワーク保持機構6が、ワーク排出ポジションP3へ搬送されれば、このワーク排出ポジションP3において、研削されたワークWが外部へ排出される。そして、ワークWが排出されたワーク保持機構6は、再度、ワーク供給ポジションP1に搬送される。その後、同様にワーク供給ポジションP1に供給されたワーク保持機構6に次のワークWが供給される。
この場合、各ポジションP1,P2,P3には、ワーク保持機構6がそれぞれ同一タイミングで位置するものである。このため、ポジションP1,P2,P3で同時にそれぞれの工程を行うことができる。すなわち、ワーク供給ポジションP1においてワーク保持機構6にワークWが供給されて、そのワーク保持機構6が次のワーク研削ポジションP2に移動したときには、ワーク供給ポジションP1に、ワーク排出ポジションP3において、ワークWを排出したワーク保持機構6が移動する。また、ワーク研削ポジションP2で研削されたワークWを保持しているワーク保持機構6がワーク排出ポジションP3に移動したときには、ワーク研削ポジションP2に、ワーク供給ポジションP1においてワークWを保持したワーク保持機構6が移動する。また、ワーク排出ポジションP3でワークWを排出したワーク保持機構6がワーク供給ポジションP1に移動したときには、ワーク排出ポジションP3に、ワーク研削ポジションP2で研削されたワークWを保持しているワーク保持機構6が移動する。
ところで、ワーク研削ポジションP2における研削工程において、通常は、図4(a)に示すように、砥石26の研削面(下面)は、ワークWの加工面Waと平行を成すものである。しかしながら、図4(b)に示すように、ワークWとバッキングプレート32との間に、研削カス等の異物Rが噛み込む場合がある。このような場合、ワークWの加工面Waが砥石26の研削面に対して傾斜した状態となり、ワークWの加工面Waを精度よく研削することができない。
このため、この装置ではバッキングプレート32を電磁式としている。このように、電磁式バッキングプレート32を用い、電磁式バッキングプレートとワークWの中心軸がオフセットするように位置決めすることで、バッキングプレートと加工物幅面の間に、相対運動を発生させることができる。この相対運動によって、ワークWとバッキングプレート32との間に噛み込んだ研削カス等の異物Rを排除することができる。
また、ワークWがこの研削ポジションP2に位置しない状態において、主軸20の軸心廻りに回転しているドレス工具25に砥石26は押し当てられる。これによって、砥石26の表面を研いで切れ味を取り戻す作業(ドレッシング)行うことができる。
本発明のローディング装置によれば、ワーク供給ポジションP1でワークWを供給すれば、ワーク研削ポジションP2でそのワークに対して研削することができ、その研削したワークWをワーク排出ポジションP3から排出することができる。そして、各ポジションP1,P2,P3には、ワーク保持機構がそれぞれ同一タイミングで位置するものであるので、各ポジションP1,P2,P3での作業を同一タイミングで行うことができる。
すなわち、従来において必要とした工程(ワークWを研削部位にセットした後、搬送用ローダを後退させるような工程)を省略でき、作業のサイクルタイムを短縮することができる。
研削手段3の平面研削盤2として、既存のものを用いることができ、装置として低コスト化を図ることができる。また、チャック機構23を電磁式のバッキングプレート32で構成することによって、バッキングプレート32と加工物(ワークW)幅面の間に、相対運動を発生させることによって、切粉等の異物Rを排除することもでき、平行度の劣化(悪化)を防ぐことができ、高精度の研削を行うことができる。
ワーク保持機構6を、固定側ワーク係止体7と摺動側ワーク係止体8とを備えたものであるので、ワークWを各ポジションP1,P2,P3に安定して搬送することができる。各ポジションP1,P2,P3で各ポジションP1,P2,P3における作業を順次確実に行わせることができる。しかも、ワーク研削ポジションP2では、揺動側ワーク係止体7を固定側ワーク係止体8から離間させることができ、ワーク保持機構6はワークWへの研削動作を妨げない。このため、ワークWは、固定側ワーク係止体7のシュー12,12と、チャック機構23とを介して安定した回転が与えられ、高い加工精度を得ることができる。
ワーク保持機構6の固定側ワーク係止体7に、ワークWを支持するシュー12,12を有するものであり、シュー12,12他の部材に設ける必要がなくなって、装置のコンパクト化に寄与できる。揺動側ワーク係止体8は、基端部を中心に揺動するアーム状の係止体本体19を備えたため、ワーク保持機構6の開閉動作が安定する。ドレッサー25を配置したものでは、研削手段3の砥石26の目詰まりを有効に回避できる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、ワークWとして、円すいこと軸受の内輪以外に、外輪であっても、他の軸受の内輪や外輪であってもよい。さらには、軸受に限るものではなく、他の種々の機械部品等であってもよい。すなわち、平面研削盤にて研削することができる各種の部材に対して適用可能である。また、前記実施形態では、ワーク保持機構を時計廻り方向に搬送されるものであったが、反時計廻り方向に搬送されるものであってもよい。
1 ローダ手段
2 平面研削盤
3 研削手段
6 ワーク保持機構
7 固定側ワーク係止体
8 揺動側ワーク係止体
9 搬送機構
12 シュー
13 嵌合部
17a ワーク係合支持部
18 係止体本体
19 係止体本体
20 主軸
23 チャック機構
25 デレッサー(ドレス工具)
26 砥石
26a 研削面
32 バッキングプレート
P1 ワーク供給ポジション
P2 ワーク研削ポジション
P3 ワーク排出ポジション
W ワーク
Wa 加工面(被研削面)

Claims (5)

  1. ワーク供給ポジションでワークが供給され、ワーク研削ポジションでワークに対して研削加工を行い、ワーク排出ポジションで研削加工が終了したワークを外部へ排出するローダ手段を備えたローディング装置であって、
    ワーク研削ポジションにおいて平面研削盤を有する研削手段が配設され、
    前記ローダ手段は、周方向に沿って所定ピッチで複数個が配設されるワーク保持機構と、各ワーク保持機構を、順次、ワーク供給ポジションとワーク研削ポジションとワーク排出ポジションとに搬送する搬送機構とを備え、各ポジションには、ワーク保持機構がそれぞれ同一タイミングで位置するものであり、前記研削手段の平面研削盤は、回転駆動される主軸と、この主軸に設けられてワークを支持するチャック機構と、回転駆動される砥石軸と、この砥石軸の回転によって回転する砥石とを備え、主軸及び砥石軸を回転させながら、主軸と砥石軸とを相対的移動させて、チャック機構にてチャックしているワークの加工面を前記砥石で研削し、前記チャック機構は、電磁式のバッキングプレートで構成され、バッキングプレートとワークとの相対運動を可能としたことを特徴とするローディング装置。
  2. ワーク供給ポジションでワークが供給され、ワーク研削ポジションでワークに対して研削加工を行い、ワーク排出ポジションで研削加工が終了したワークを外部へ排出するローダ手段を備えたローディング装置であって、
    ワーク研削ポジションにおいて平面研削盤を有する研削手段が配設され、
    前記ローダ手段は、周方向に沿って所定ピッチで複数個が配設されるワーク保持機構と、各ワーク保持機構を、順次、ワーク供給ポジションとワーク研削ポジションとワーク排出ポジションとに搬送する搬送機構とを備え、各ポジションには、ワーク保持機構がそれぞれ同一タイミングで位置するものであり、前記ワーク保持機構は、固定側ワーク係止体と、固定側ワーク係止体に対して接近・離間する揺動側ワーク係止体とを備え、前記搬送機構にてワーク保持機構が搬送されているときに、前記揺動側ワーク係止体が固定側ワーク係止体に対して接近した状態となって、固定側ワーク係止体と揺動側ワーク係止体との協働によってワークを支持し、ワーク研削ポジションでは、揺動側ワーク係止体が固定側ワーク係止体から離間してワークから離れることを特徴とするローディング装置。
  3. 固定側ワーク係止体は、ワークの一部が嵌合状となるワーク嵌合部を有する係止体本体と、この係止体本体のワーク嵌合部に設けられてワークを係合支持するシューとを備えることを特徴とする請求項2に記載のローディング装置。
  4. 揺動側ワーク係止体は、基端部を中心に揺動するアーム状の係止体本体を備え、この係止体本体の先端側にはワーク係合支持部が設けられていることを特徴とする請求項に記載のローディング装置。
  5. 研削手段の主軸側にドレッサーを配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のローディング装置。
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