JP6307952B2 - トゥールビヨンおよびテンプ停止機構を備えた時計ムーブメント - Google Patents

トゥールビヨンおよびテンプ停止機構を備えた時計ムーブメント Download PDF

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Description

本発明は、トゥールビヨンおよびテンプ停止機構を備えた時計ムーブメントに関する。
トゥールビヨンは、調整ユニットが全ての垂直位置をとるようにすることによって、重力によって生じる速度変動を補正する働きをする周知の装置である。トゥールビヨンは、特に、ひげゼンマイ付きテンプおよびエスケープメントが取り付けられた回転キャリッジを備えている。一般に、回転キャリッジは、ムーブメントの時方輪列によって駆動され、ガンギカナが、固定された4番車に噛合する。
テンプ停止機構は、「テンプ停止装置」または「秒針停止装置」とも呼ばれ、例えば、秒針を基準の秒に同期させるようにムーブメントを選択された時点で再開させることができるようにするために、時間設定中にテンプを停止させる機能を有する。このような機構は、一般に、時間設定ステムによって作動させることができる弾性アームを備え、この弾性アームの端部は、例えば、特許文献1に記載されているように、テンプの周辺部に接触して摩擦によってテンプの振動を停止させることができる。ムーブメントにトゥールビヨンが装着されると、キャリッジの特定の角度位置では、このような弾性アームが、径方向にテンプの周辺部を越えて位置する前記キャリッジのピラーに衝突し得るため、この弾性アームを使用することができない。
特許文献2、3、および4は、この問題を解決する異なる解決策を提案している。特許文献2に記載されている装置は、時間設定ステムによって制御されるV字形またはU字形の弾性ダブルアームを有するばねを備え、このダブルアームは、その一方のアームがキャリッジのピラーに支持されると、他方のアームがテンプに作用してテンプを停止させることができるように配置されている。この装置には、いくつかの欠点があり、その一部が、特許文献4で言及され、特許文献3で再認識させられた。弾性ダブルアームを備えたばねの製造は複雑であり、さらに、このばねは、その長さが非常に長いために達成が困難な調整を必要とする。このよう長さのばねは、時計が受ける衝撃の影響で容易に変形して、テンプを不都合に妨げ得るという別の欠点が存在する。さらに別の欠点は、この装置が、360°に亘って連続的に延在する輪縁を備えたテンプでしか動作できないことである。この装置は、断続型、扇形、または分割型の輪縁を備えたテンプには適していない。
特許文献4に記載されている装置は、キャリッジに取り付けられたレバーを備え、このレバーは、時間設定ステムによって作動される滑りシューによって前記レバーの少なくとも1つが作用を受けると、テンプの周辺部に接触してテンプをブロックすることができる。この装置にもいくつかの欠点があり、その一部が、特許文献3に述べられている。この装置は、複雑な組立を暗示する多数の部品(レバー、シュー、ねじ付きピン、スリーブなど)を備えている。一部の部品、例えば、シューの止め具は、製造が複雑である。さらに、停止装置を構成する全ての要素が、キャリッジの周辺部に位置している。これにより、重量が追加されて、キャリッジの慣性が阻害され、そしてキャリッジの厚みおよびサイズが増大し、これにより、このような装置の既存のトゥールビヨンムーブメントへの組み込みが困難となる。別の欠点は、この装置が、断続型、扇形、または分割型の輪縁を備えたテンプに適していないことである。最後に、脆弱な材料、例えば、シリコーンからなるテンプを備えたこのような装置の使用は、テンプの周辺部に対するレバーの衝突によりテンプが損傷し得るため、考慮することが困難である。
特許文献3に記載されている装置は、テンプの下に配置された可撓性ベントストリップを備え、この可撓性ベントストリップは、テンプの輪縁と接触することができる自由端を有する。この可撓性ベントストリップの他端は、作動リングに支持され、この作動リングは、トゥールビヨンのキャリッジのシャフトと共に回転するようにこのシャフトに強固に固定され、かつこのシャフトに沿って摺動可能に取り付けられている。作動リングの変位は、時間設定ステムの変位によって制御される。さらに、作動リングは、一方の端部がキャリッジのシャフトに固定され、かつ他方の端部が作動リングに固定されたベントストリップの形態の戻しばねの作用を受ける。このような装置は、可撓性ベントストリップおよび戻しばねの製造および成形が困難であるという点で不利である。さらに、このような装置は、キャリッジのシャフト方向において大きな空間を占有するため、薄いムーブメントに組み入れることが困難である。最後に、このような装置は、断続型、扇形、または分割型の輪縁を備えたテンプには適していない。
欧州特許第1840677号 国際公開第03/048871号パンフレット 国際公開第2012/140112号パンフレット 欧州特許第1617305号
本発明は、上述の欠点を少なくとも部分的に改善することを目的とし、このために、トゥールビヨンおよびテンプ停止機構を備えた時計ムーブメントを提供し、このトゥールビヨンは、キャリッジおよびこのキャリッジ内に取り付けられたテンプを備え、キャリッジは、ピラーによって互いに連結されたキャリッジ下部およびキャリッジ上部を備え、停止機構は、キャリッジにと共に回転するようにこのキャリッジに強固に固定され、かつテンプに接触して前記テンプを停止させることができる停止部材、およびこの停止部材を作動させる作動装置を備え、この停止部材は、ピラーが交差する、キャリッジと同軸上のディスクの形態であり、径方向に前記ピラーを越えて位置する外周面を有し、作動装置は、少なくとも1つの作動部材を備え、作動部材は、外周面と協働してディスクをキャリッジの軸に沿って移動させて、テンプをディスクとこのテンプとの間の摩擦によって停止させることができる。
典型的には、ディスクは、内周面と外周面との間に、ピラーがそれぞれ通過する孔を備えている。
本発明による時計ムーブメントは、ディスクを静止位置に戻す弾性手段をさらに備え、ディスクは、弾性手段によってキャリッジの表面に対して軸方向に保持される。
弾性手段は、キャリッジに固定されたガイド部材の周りを案内される、このキャリッジの軸に対して平行に延在するコイルばねを備えることができる。
作動装置は、直径方向に対向したディスクの周辺ゾーンにおいてこのディスクに作用するように配置された2つの作動部材を備えることができる。
この場合、作動部材の一方が、他方の作動部材を制御するように配置することができる。
好ましくは、特定またはそれぞれの作動部材が、ディスクの平面において回動するように配置されたレバーの形態であり、レバーの回動時にディスクを持ち上げることができる斜面を有する。
典型的には、作動装置は、時間設定ステム、およびこの時間設定ステムから作動部材(複数可)を作動させる作動手段を備えている。
作動手段は、時間設定ステムと協働する引き抜き要素および中間レバーを備えることができ、この中間レバーは、引き抜き要素によって作動されて、作動部材(複数可)を静止位置に戻そうとする少なくとも1つの戻しばねの作用に反して作動部材(複数可)を作動させるように配置されている
一変更形態では、作動手段は、時間設定ステムと協働する引き抜き要素および中間レバーを備えることができ、この中間レバーは、引き抜き要素によって制御され、引き抜き要素の位置によって、作動部材(複数可)を作動させてテンプを停止させようとする少なくとも1つの戻しばねの作用に反して作動部材(複数可)を維持する、または作動部材(複数可)を解放するように配置されている。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照する以下の詳細な説明を読めば明らかになるであろう。
図1は、本発明によるムーブメントの上面斜視図である。 図2は、図1に例示されているムーブメントの底面図である。 図3は、図1に例示されているムーブメントの一部の破線に沿った断面図である。 図4は、本発明によるムーブメントに使用される作動装置の一変更形態の平面図である。
図1〜図3を参照すると、本発明の特定の実施形態による時計ムーブメントは、バレル1、歯車列2、およびトゥールビヨン3の形態である駆動ユニットを備えている。本発明のフレームワークでは、「トゥールビヨン」とは、任意の回転制御システム、例えば、実際のトゥールビヨンまたは回転装置のことである。トゥールビヨン3は、キャリッジ4を備え、このキャリッジ4は、シャフト5を中心に取り付けられ、かつピラー8によって互いに連結されたキャリッジ下部6およびキャリッジ上部7から構成されている。例示されている例では3つであるピラー8はそれぞれ、ねじ11(図3を参照)によって互いに連結された、キャリッジ下部6によって画定された部分9およびキャリッジ上部7によって画定された部分10から構成されている。キャリッジ4のシャフト5は、秒針(不図示)を支持する。キャリッジ4内に、テンプ12、ひげゼンマイ13、およびエスケープメント14が、従来の方式でキャリッジ4の平面に平行に取り付けられている。ピラー8は、径方向にテンプ12の輪縁を越えて位置している(その中心としてキャリッジ4の回転シャフト、即ちシャフト5の軸を有する極座標系において)。図示されている例では、テンプ12は、キャリッジ4と同軸上にある。エスケープメント14のガンギカナ15は、ムーブメントの固定された4番車(不図示)と噛合する。キャリッジ4のシャフト5に強固に固定されたカナ16(図2を参照)が、歯車列2、より正確には歯車列2の3番車17と噛合して駆動されるため、キャリッジ4を、歯車列2によって駆動させることができる。
本発明によると、停止ディスク18が、キャリッジ4に同軸的に取り付けられている。停止ディスク18は、トゥールビヨン3の他の構成要素、例えば、エスケープメント14の車とカナの上部軸受19(図3を参照)およびエスケープメント14の歯止めの上部軸受(各図面には不図示)の空間を確保するために中心部が開口しており、これらの上部軸受は、キャリッジ下部6によって画定されている。従って、停止ディスク18は、直径Daを有する外周面20a、および直径Daよりも小さい直径Dbを有する内周面20bを備えている。この外周面20aと内周面20bとの間に、停止ディスク18は、ピラー8がそれぞれ、キャリッジ4の軸に平行に通過している孔21aを備えている。従って、停止ディスク18の外周面20aは、径方向にピラー8を超えて位置し(既に定義された同じ極座標系において)、360°に亘って連続的に延在し、前記ピラー8を取り囲んでいる。
停止ディスク18は、キャリッジ4、特にピラー8に対して軸方向に移動可能であり、その静止位置では、例示されている例では3つである戻しばね23によってキャリッジ下部6の表面22に軸方向に支持されている。典型的にはコイルばねである戻しばね23はそれぞれ、ピン24の周りに取り付けられて案内され、このピン24は、キャリッジ4の軸に沿った方向を向いており、ピン24の一方の端部は、例えば、圧入によってキャリッジ上部7に固定され、他方の端部は、キャリッジ下部6に自由に係合している。各ばね23は、キャリッジ上部7の表面25とリング26との間で軸方向に圧縮されており、このリング26は、例えば、圧入によって停止ディスク18の孔21bに固定され、かつ対応するピン24が交差し、このピン24に案内され、このリング26は、停止ディスク18がその静止位置にあるときは、キャリッジ下部6の表面22に接触している。孔21aと同様に、孔21bも、停止ディスク18の外周面20aと内周面20bとの間に位置している。戻しばね23およびリング26を軸方向に案内する機能に加えて、ピン24は、停止ディスク18をキャリッジ4と共に回転するようにこのキャリッジ4に強固に固定する。
一変更形態では、ピン24は、上記の方式とは別の方式でキャリッジ4に固定することもできるし、または省くこともできる。ピン24を省く場合、戻しばね23およびリング26は、ピラー8の周りに取り付けることができ、ピラー8は、停止ディスク18をキャリッジ4と共に回転するようにキャリッジ4に強固に固定する役割も果たす。
停止ディスク18は、例えば、金属、または審美的理由でサファイアもしくはルビーから形成される。特定の実施形態では、停止ディスク18は、LIGA技術によってニッケルから形成される。停止ディスク18がサファイアまたはルビーから形成される場合は、リング26は、圧入によってではなく接着によって孔21bに固定される。軽量化するため、および/または審美的理由から、停止ディスク18は、外周面20aと内周面20bとの間の停止リング18の部分に開口を備えることができる。リング26は、例えば、ベリリウム銅などの金属、またはルビーから形成される。
本発明によるムーブメントは、停止ディスク18を作動させる装置をさらに備えている。この作動装置は、作動レバー27、28を備え、この作動レバー27、28は、停止ディスク18の平面に位置し、それぞれのピボット29、30を中心にこの平面で回動可能にこれらのピボット29、30に取り付けられている。各作動レバー27、28は、その自由端部31、32に斜面33、34を備え、これらの斜面33、34は、停止ディスク18の外周面20aと協働して、戻しばね23の作用に反して停止ディスク28を持ち上げることができる。作動レバー27、28は、それらの斜面33、34が、停止ディスク18の直径方向に対向した周辺ゾーンにおいて停止ディスク18に作用するように配置されている。従って、作動レバー27、28は、作動されると、停止ディスク18が、キャリッジ4の軸に沿ってキャリッジ上部7に向かって移動し、遂には停止ディスク18がテンプ12に接触して、摩擦によってテンプ12を停止させる。作動レバー27、28が元の静止位置に戻ると、停止ディスク18が、戻しばね23の作用でキャリッジ下部6に向かって下方に移動するため、テンプ12が再始動する。停止ディスク18は、その軸方向の運動中、ピン24に沿って摺動するリング26によって案内される。
停止ディスク18の外周面20aが、径方向にピラー8を越えて位置していることから、作動レバー27、28が、キャリッジ4がどの角度位置でも、前記ピラー8に衝突せずに停止ディスク18を作動させることができる。キャリッジ4の軸に沿って移動する停止ディスク18の変位により、テンプが連続的もしくは断続的な輪縁を有するか否かにかかわらず、前記テンプ12がどの位置にあっても前記テンプがどんな形状でも、停止ディスク18が、テンプ12を停止させることができる。本発明の別の利点は、ディスク18によって構成された停止部材が、単純かつ計量であり、しかも殆ど場所をとらないことである。停止部材は、既存のトゥールビヨンに容易に組み入れることができる。最後に、本発明は、停止ディスク18とテンプ12との間の平面対平面の接触によって、テンプ12を脆弱な材料、例えば、シリコーンから形成することを可能にする。
有利なことに、2つの作動レバー27、28の一方、すなわちレバー27が他方を制御する。このために、作動レバー27は、ピボット29の自由端部31の反対側に、作動レバー28の対応する突出部36と協働する突出部35を備えている。作動レバー28は、戻しばね37の作用を受けている。突出部35と36との協働により、この戻しばね37は、作動レバー27にも作用する。
作動レバー27、28に加えて、停止ディスク18を作動させる装置は、ムーブメントの時間設定ステム38、この時間設定ステム38によって従来の方式で制御される引き抜き要素39、およびこの引き抜き要素39によって制御される中間レバー40を備え、この中間レバー40は、作動レバー27の自由端部31の後部に接触している***部41を備えている。
従って、時間設定ステム38が、図1および図2に示されているムーブメントを巻き上げ軸方向位置から時間設定軸方向位置に手動で引っ張られると、中間レバー40が作動レバー27を押し、これにより、作動レバー27が停止ディスク18に向かって回動し、同時に他方の作動レバー28も、突出部35と36との協働によって停止ディスク18に向かって回動する。この動きにより、作動レバー27、28が停止ディスク18を持ち上げて、上記のようにテンプ12を停止させる。時間設定ステム38が、手動で巻き上げ位置に押し戻されるとすぐに、戻しばね37が、作動レバー27、28および中間レバー40をそれらの静止位置に戻し、従って、停止ディスク18が、テンプ12とは接触しなくなるその静止位置に戻ることができる。
一変更形態では、本発明によるムーブメントは、停止ディスク18を作動させる部材として作動レバー27のみを有することができる。言い換えれば、作動レバー28を省いて、戻しばねが、作動レバー27に直接作用するようにすることができる。次いで、時間設定ステム38によるレバー27の作動により、停止ディスク18が非対称に持ち上げられ、停止ディスク18が、テンプ12の輪縁に接触してテンプ12を停止させるまで、停止ディスク18の静止平面に対して傾斜したまま、ピラー8およびキャリッジ4の軸に沿って移動する。
図4は、停止ディスク18を作動させる装置の一変更形態を示している。この変更形態では、27’で示されている一方の作動レバーが、この作動レバー27’を停止ディスク18に向かって回動させようとするばね42の作用を常に受けているが、システムの静止位置では、作動レバー27’は、中間レバー40’によって保持されている。中間レバー40’は、時間設定ステム38によって制御される引き抜き要素39によって支持されたピン44が係合する長円形の開口43を備えている。時間設定ステム38が、巻き上げ軸方向位置にある場合は、引き抜き要素39が、中間レバー40’が作動レバー27’を妨げる位置に中間レバー40’を保持している。時間設定ステム38が、その時間設定軸方向位置に移動すると、引き抜き要素39がレバー40’を回動させ、ばね42の作用を受けている作動レバー27’が解放され、作動レバー27’が停止ディスク18を作動させてテンプを停止させる。図1および図2に示されている実施形態と同様に、作動レバー27’は、第2の作動レバーを制御することができ、このために、突出部35、36の方式で第2の作動レバーの対応するアームと協働するアーム(不図示)を備えることができる。作動レバー27’は、停止ディスク18に作用する唯1つの作動部材としても良い。

Claims (11)

  1. トゥールビヨンおよびテンプ停止機構を備えた時計ムーブメントであって、前記トゥールビヨンが、キャリッジおよび前記キャリッジ内に取り付けられたテンプを備え、前記キャリッジが、ピラーによって互いに連結されたキャリッジ下部およびキャリッジ上部を備え、前記停止機構が、前記キャリッジと共に回転するように前記キャリッジに強固に固定され、かつ前記テンプに接触して前記テンプを停止させることができる停止部材、および前記停止部材を作動させる作動装置を備え、前記停止部材が、前記ピラーが交差する、前記キャリッジと同軸上のディスクの形態であり、径方向に前記ピラーを越えて位置する外周面を有し、前記作動装置が、少なくとも1つの作動部材を備え、前記作動部材が、前記外周面と協働して前記ディスクを前記キャリッジの軸に沿って移動させて、前記テンプを前記ディスクと前記テンプとの間の摩擦によって停止させることができる、時計ムーブメント。
  2. 前記ディスクが、内周面と前記外周面との間に、前記ピラーがそれぞれ通過する孔を備える、請求項1に記載の時計ムーブメント。
  3. 前記ディスクを静止位置に戻す弾性手段をさらに備える、請求項1または2記載の時計ムーブメント。
  4. 前記ディスクが、その静止位置で、前記弾性手段によって前記キャリッジの表面に対して軸方向に保持される、請求項3に記載の時計ムーブメント。
  5. 前記弾性手段が、前記キャリッジに固定されたガイド部材の周りを案内される、前記キャリッジの軸に対して平行に延在するコイルばねを備える、請求項3または4記載の時計ムーブメント。
  6. 前記作動装置が、直径方向に対向した前記ディスクの周辺ゾーンにおいて前記ディスクに作用するように配置された2つの作動部材を備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の時計ムーブメント。
  7. 前記作動部材の一方が、他方の作動部材を制御するように配置されている、請求項6に記載の時計ムーブメント。
  8. 特定またはそれぞれの前記作動部材が、前記ディスクの平面において回動するように配置されたレバーの形態であり、前記レバーの回動時に前記ディスクを持ち上げることができる斜面を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の時計ムーブメント。
  9. 前記作動装置が、時間設定ステム、および前記時間設定ステムから前記作動部材(複数可)を作動させる作動手段を備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載の時計ムーブメント。
  10. 前記作動手段が、前記時間設定ステムと協働する引き抜き要素および中間レバーを備え、前記中間レバーが、前記引き抜き要素によって作動されて、前記作動部材(複数可)を静止位置に戻そうとする少なくとも1つの戻しばねの作用に反して前記作動部材(複数可)を作動させるように配置されている、請求項9に記載の時計ムーブメント。
  11. 前記作動手段が、前記時間設定ステムと協働する引き抜き要素および中間レバーを備え、前記中間レバーが、前記引き抜き要素によって制御され、前記引き抜き要素の位置によって、前記作動部材(複数可)を作動させて前記テンプを停止させようとする少なくとも1つの戻しばねの作用に反して前記作動部材(複数可)を維持する、または前記作動部材(複数可)を解放するように配置されている、請求項9に記載の時計ムーブメント。
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