JP2015526737A - トゥールビヨンを具備する時計のためのバランス停止装置 - Google Patents

トゥールビヨンを具備する時計のためのバランス停止装置 Download PDF

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Abstract

時計のトゥールビヨン(3)に取り付けられている調整機構のバランス(2)を停止させるための装置であって、時計の設定装置(4)によって制御可能とされる装置(1)に関する。装置(1)は、レバー回動軸(1.1.1,1.2.1)に回動可能に固定されている少なくとも2つの停止レバー(1.1,1.2)を備えており、これにより、バランス(2)及びトゥールビヨン(3)が自在に回転可能とされる静止位置から、停止レバー(1.1,1.2)のうち少なくとも1つの停止レバーがバランス(2)を停止させるように少なくとも1つの停止レバーの自由端(1.1.2,1.2.2)を介してバランス(2)に作用する停止位置に至るまで、停止レバー(1.1,1.2)が移動可能とされる。さらに、装置(1)は、停止レバー(1.1,1.2)それぞれについて、停止レバー(1.1,1.2)が別々に力をバランス(2)に作用させることができるように、予負荷手段(1.3,1.4)を備えている。また、本発明は、このような装置を装着した対応するムーブメントモジュールに、特に対応する時計に関する。

Description

本発明は、調整機構のバランスを停止させるための停止装置であって、バランスが、時計のトゥールビヨンに取り付けられており、停止装置が、時計の設定装置によって調整される、停止装置に関する。また、本発明は、停止装置を具備する対応するムーブメント、及び、このようなタイプのムーブメントを具備する時計に関する。
特にムーブメントの駆動及び調整の観点において複雑な構造を具備すると共に精巧な機能を有する機械式時計は、人気であり、益々普及している。これに関連して、トゥールビヨンとしても呼称される連続的な回転式フレームに時計の調整機構及びエスケープメントを配置させることによって、時計のムーブメントの精度に対する重力の影響を時計の空間的な向きから独立させるために利用されるので、トゥールビヨンは好意的に考えられている。この影響は、腕時計の場合には、一般的な環境下において時計が消耗した場合に発生する連続的な腕運動に起因して相対化される必要があるが、時々、例えば原子時計によって制御されている商業的に利用可能な電波時計を用いて、機械式時計の時間を可能な限り正確になっている時刻表示と同期させることが必要不可欠である。
しかしながら、時計の場合には、時間を手動で正確に且つ確実に調整することは困難である。トゥールビヨンを、具体的にはトゥールビヨンに取り付けられているバランスを停止させる必要があるからである。実際に、このような装置では、エスケープメントのすべての構成部品と関連するヒゲゼンマイを具備するバランスとが、トゥールビヨンケージとも呼称されるトゥールビヨンの可動式キャリッジの内部に取り付けられている。トゥールビヨンケージは、一般に下側部分と上側部分として知られている構成部品から構成されている。下側部分及び上側部分は、トゥールビヨンケージの外側縁部に固定されている多数のコラムを介して接続されている。従って、障害物を形成していると共に連続的に回転している可動式キャリッジのコラムが存在するので、回転式トゥールビヨンケージの内部に配置されていると共にその内部で振動しているバランスを容易に停止させることはできない。
一方、幾つかの時計では、これにより、トゥールビヨンを有しているムーブメントの利用が導入されているが、バランスのための関連する停止装置を全く備えていないので、その結果として、そのような時計には、時間の同期調整を秒単位で実施することができないという重大な欠点が存在する。完全にするために、本発明では、トゥールビヨンケージが自身の軸線を中心として1分につき1回転するように構成されている場合には、トゥールビヨンケージすなわち可動式キャリッジが秒針として機能する。このことは、特にダイアル側から視認可能とされるトゥールビヨンケージを具備する大部分の時計が秒針を必要としないことの理由である。しかしながら、秒針を有していないこと、すなわち従来技術に基づく秒停止装置を備えていないことに起因して、このようなトゥールビヨン時計を秒単位で正確に調整することができないという上述の欠点が存在する。さらに、本明細書では、当業者にとっては既知の従来技術に基づく秒針のための秒停止装置は、特許文献1に例示されるように、このように構成されているトゥールビヨンを具備する時計における秒単位で正確な秒停止装置として機能することができない。上述のように、バランスが、構成に起因して、連続的に回転しているトゥールビヨンの可動式キャリッジの内部に目的達成不可能なように配置されているからである。
一方、上述の欠点がトゥールビヨンの移動精度を高めるという優位性を有しているということに鑑みて、長年にわたり、トゥールビヨン内でムーブメントを停止させるための様々な機構が、すなわち原理的に秒単位で時間調整することができる様々な機構が提案されてきた。このような例としては、特許文献2、特許文献3、特許文献4、及び特許文献5が挙げられる。
これら装置に関して詳述しないが、特許文献2に開示される機構が、トゥールビヨンを具備する時計であって、トゥールビヨンケージのコラムが移動する軌道経路のラジアル方向外側に位置する正常位置から、スプリングの自由端がバランスに対して静止していると共にバランスの運動を抑制する阻止位置に向かって回動可能とされる、V字状又はU字状のダブルアーム式スプリングに基づく停止装置を有している時計に関することに留意すべきである。ダブルアームスプリングに基づくこのような手法は、ダブルアームスプリングの回動運動のために大きい空間を必要とし、構造及び動作原理の両方の観点から比較的複雑である。
特許文献3に開示されるトゥールビヨンは、ケージの外側から制御されると共にトゥールビヨンケージに取り付けられたバランスを停止させることができる複数の阻止要素をトゥールビヨンケージに沿って有している。しかしながら、このような手法の結果として、さらなる構成部品によってトゥールビヨン自体を変更する必要があるが、機構の単純性及び信頼性の観点から得るものは何もない。
特許文献4は、トゥールビヨンのバランスの軸の端部が時計の静止したブリッジに取り付けられていることに起因して、従来の意味においてコラムを必要としない、ひいてはトゥールビヨンケージを有していないトゥールビヨンを開示している。このような装置では、バランスは、トゥールビヨンを具備しないムーブメントのバランスに類似しているので、横方向に取り付けられた停止レバーによって停止させることができる。しかしながら、このような装置は、特徴的なコラムを具備する従来技術に基づくトゥールビヨンケージを省略可能とされる又は省略されるべきムーブメント又は時計についてのみ適している。
最後に、特許文献5は、ケージに取り付けられているバランスがバランスの軸に作用する停止プライアーによって停止可能とされるトゥールビヨンを開示している。しかしながら、レバーアームが短いことに起因して、停止プライアーによって軸に作用される停止力は、非常に大きいことが必要とされ、バランスを停止させるために比較的長時間に亘って追加的に発生する。
スイス国特許出願公開第220530号明細書 国際公報第2003/048871号 欧州特許出願公開第1617305号明細書 スイス国特許出願公開第699029号明細書 中華人民共和国特許出願公開第101846962号明細書
従って、本発明の目的は、上述の問題及び欠点を克服すること、及び、トゥールビヨンに配置されているバランスを停止させるための装置であって、小型で構造的に単純で動作の信頼性が高い装置を考案することである。従って、本発明は、請求項1に特定される特徴的な形体を有している装置に、対応雄するムーブメント、及び、このタイプの装置を備えている対応する時計に関する。
上述の目的を実践するために、本発明の主題の特徴は、特に、装置がレバー回動軸に回動可能に固定されている少なくとも2つの停止レバーを有しており、バランス及びトゥールビヨンが自在に回転可能とされる静止位置から、停止レバーのうち少なくとも1つの停止レバーがバランスを停止させるように少なくとも1つの停止レバーの自由端を介してバランスに作用する停止位置に至るまで、停止レバーが移動可能とされること、及び、装置が、停止レバーそれぞれのための予負荷手段を備えており、これにより、停止レバーそれぞれによってバランスに作用される力が、別々に作用することである。従って、優位且つ比較的簡単な手法で、特にトゥールビヨンの回転する可動式キャリッジの一部分から独立して、特に可動式キャリッジのコラムの空間的姿勢から独立して、少なくとも1つの停止レバーが停止位置においてバランスに作用するので、バランスの揺動が停止され、これにより、関連する時計が秒単位で調整可能となる。
特に、停止レバーの予負荷手段はそれぞれ、停止レバーのレバー回動軸に配置されている渦巻バネから構成されており、好ましくは、停止レバーのレバー回動軸に配置されている渦巻バネのバネ力は調整可能とされる。従って、停止レバーそれぞれがバランスに力を確実に作用させることができ、その力の大きさは別々に制御可能とされる。
当該装置が組み込まれた時計のムーブメントについての実施例では、少なくとも2つの回動可能に取り付けられている停止レバーが鉗子状に又は互いに対して平行に配置されているので、当該装置の実現に柔軟性を有している。
さらに、当該装置は、時計の設定装置と協働する少なくとも2つの停止レバーを制御するための制御手段を有している。特に、制御手段は、制御レバーによって動作されるスライダ又は回動レバーを有しているので、制御の観点から様々な変更をすることができる。
また、本発明は、基本ムーブメントを具備するモジュール構成の組立体に適していると共に時計のトゥールビヨンに取り付けられているバランスを停止させるための本発明における装置を備えている、ムーブメントモジュールであって、ムーブメントモジュールが、バランス、バランスのためのヒゲゼンマイ、エスケープメントの構成部品、及び停止装置と共にトゥールビヨンを収容している、ムーブメントモジュールに関する。さらに、本発明は、トゥールビヨン及び停止装置を備えているムーブメントモジュールであって、基本ムーブメントを具備する組立体に適しているムーブメントモジュールに関する。従って、本発明における装置は、万能性が高く、特に関連するムーブメントのモジュール式構成原理で利用された場合に概して優位である。
添付図面は、本発明における装置の多数の典型的な実施例を表わす。
トゥールビヨンに取り付けられたバランスを停止させるための本発明における停止装置の第1の実施例と同様に、基本ムーブメントに設けられているムーブメントモジュールであって、バランス、関連するバランススプリング、及びエスケープメントの部品を具備するトゥールビヨンを備えているムーブメントモジュールの斜視図である。図1aでは、停止装置の停止レバーが静止位置に位置している。 図1aに表わすムーブメントモジュールの平面図である。図1bでは、本発明における停止装置のみを詳細に図示されており、原理的に既知であるトゥールビヨン及び当該トゥールビヨンに取り付けられた部品は、稀に破線で示されている。 図1bに表わす断面A−Aにおける断面図を表わす。 停止レバーが停止位置に位置している本発明における停止装置の第1の実施例の、基本ムーブメントに組み込まれたムーブメントモジュールの図1aに対応する斜視図である。 本発明における停止装置の第1の停止レバーの拡大平面図である。 本発明における停止装置の第2の停止レバーの拡大平面図である。 図1bに対応する平面図であって、トゥールビヨンに取り付けられていると共にムーブメントモジュールに組み込まれている、バランスを停止させるための本発明における装置の第1の実施例の動作原理を表わす。当該装置は、静止位置に位置している。 図1bに対応する平面図であって、トゥールビヨンに取り付けられていると共にムーブメントモジュールに組み込まれている、バランスを停止させるための本発明における装置の第1の実施例の動作原理を表わす。当該装置は、停止位置に位置している。 図1bに対応する平面図であって、トゥールビヨンに取り付けられていると共にムーブメントモジュールに組み込まれている、バランスを停止させるための本発明における装置の第1の実施例の動作原理を表わす。当該装置は、別の停止位置に位置している。 図1aに類似する図面であって、本発明における装置の第2の実施例の概略図である。停止レバーは、本発明における停止装置の第1の実施例のように鉗子状に配置されているのではなく、平行に配置されている。 図1bに類似する図面であって、本発明における装置の第2の実施例の概略図である。停止レバーは、本発明における停止装置の第1の実施例のように鉗子状に配置されているのではなく、平行に配置されている。 図1cに類似する図面であって、本発明における装置の第2の実施例の概略図である。停止レバーは、本発明における停止装置の第1の実施例のように鉗子状に配置されているのではなく、平行に配置されている。 トゥールビヨンに取り付けられているバランスを停止させるための本発明における装置の第2の実施例の動作原理を表わす概略的な平面図である。バランスはムーブメントモジュールに組み込まれており、図4aに表わす装置は静止位置に位置している。 トゥールビヨンに取り付けられているバランスを停止させるための本発明における装置の第2の実施例の動作原理を表わす概略的な平面図である。バランスはムーブメントモジュールに組み込まれており、図4bに表わす装置は例示的に選択された停止位置に位置している。 トゥールビヨンに取り付けられているバランスを停止させるための本発明における装置を備えているムーブメントモジュールと基本ムーブメントとの組立体を表わす分解図である。 当該組立体に適している基本ムーブメントの可動側から見た例示的な斜視図であって、本発明における装置と時計の設定装置の特定部分との協働を表わす。
本発明について、図面を参照しつつ、様々な実施例を用いて以下に詳述する。
ムーブメントモジュールに取り付けられた状態における、本発明におけるトゥールビヨンに取り付けられたバランスを停止させるための停止装置について、以下に説明すると共に添付図面に図解する。当該実施例では、ムーブメントモジュールが適切な基本ムーブメントに取り付けられている。それにも関わらず、このような装置は、ムーブメントに取り付けられている任意のトゥールビヨンと連携して容易に利用可能とされる。従って、以下の説明によって、本発明の利用分野が限定される訳ではない。
さらに、本明細書では、ムーブメントモジュールとの用語は、時計、具体的には基本ムーブメントを具備する時計の場合に組み込まれているモジュールであって、時計の基本ムーブメントと機能的に協働するモジュールを示すように、以下の説明において利用される。以下において、可動式キャリッジ又は回転式フレームとの用語は、トゥールビヨン、特にトゥールビヨンケージとの用語と同義的に利用される。
図1aは、基本ムーブメント6に設けられたムーブメントモジュール7の斜視図である。トゥールビヨン3に取り付けられたバランス2を停止させるための本発明における停止装置1の第1の実施例と同様に、ムーブメントモジュール7はトゥールビヨン3を備えている。
トゥールビヨン3自体は、既に原理的に知られており、詳細には異なるように形成されている場合がある。一般に、トゥールビヨン3は、トゥールビヨン下側部分3.1、トゥールビヨン上側部分3.2、及びトゥールビヨン下側部分3.1とトゥールビヨン上側部分3.2との間に配置されているコラム3.3の間に、バランス2と、バランス2に設けられている渦巻バネ2.1と、例えばエスケープメントホイール5.1及びパレットのようなエスケープメント5のすべての部品とを備えている。これら部品の詳細が当業者に知られていたり、本明細書の内容に関連しない場合には、これら部品のすべてが視認可能であったり、図示されているという訳ではなく、以下において、これ以上説明しない。従って、トゥールビヨンを具備するムーブメントの動作原理については、詳述しない。
時計のトゥールビヨン3に取り付けられたバランス2を停止させるための、本発明における停止装置1は、設定用竜頭4.1の形態で設けられている時計の設定装置4によって制御可能とされる。設定装置4については以下に詳述する。最初に本発明における停止装置1の構造を説明するために、例えば図1aから理解されるように、停止装置1が少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2を有しており、レバー1.1,1.2それぞれがレバー回動軸1.1.1,1.2.1に回動可能に固定されていることに留意すべきである。従って、少なくとも2つの停止レバーが、バランス2及びトゥールビヨン3が自在に回転可能とされる静止位置から、停止レバー1.1,1.2のうち少なくとも1つの停止レバーがバランス2を停止させるように自由端1.1.2,1.2.2を介してバランス2に作用する停止位置に移動可能とされる。図1aでは、停止装置1の第1の停止レバー1.1及び第2の停止レバー1.2が静止位置に位置している。図1bは、図1aに表わすムーブメントモジュール7の平面図である。図1bでは、本発明における停止装置1のみが詳細に図示されており、原理的に既に知られているトゥールビヨン3は、トゥールビヨン3に取り付けられた部品と共に、上述の理由により破線のみで表わされている。図1cは、図1bに表わす断面A−Aにおける断面図を表わす。停止装置1の上述の部品は、図1b及び図1cの両方において視認可能とされる。
図1dは、本発明における停止装置1の第1の実施例における基本ムーブメント6に設けられたムーブメントモジュール7の、図1aに対応する斜視図である。図1dでは、停止装置1の停止レバー1.1,1.2は停止位置に配置されている。停止位置では、停止装置1の少なくとも1つの停止レバー1.1,1.2が、図1dにおいては停止レバー1.1,1.2の両方が、バランス2のバランスリムの周囲に作用するので、バランス2の振動を停止させ、バランスを保つことができる。
図1e及び図1fは、本発明における停止装置1の第1の停止レバー1.1及び第2の停止レバー1.2の拡大平面図である。図面から理解されるように、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2のための停止装置1は、停止レバー1.1,1.2それぞれがバランス2に作用させる力が別々に働くように当該2つの停止レバー1.1,1.2に予負荷を作用させるための手段1.3,1.4を備えている。好ましくは、停止レバー1.1,1.2の予負荷手段1.3,1.4それぞれは、上述の予負荷を作用させるために、停止レバー1.1,1.2のレバー回動軸1.1.1,1.2.1に配置されている渦巻バネ1.3.1,1.4.1から構成されている。従って、例えば図1a及び図1bから明らかなように、渦巻バネ1.3.1,1.4.1の内側の巻線それぞれが、レバー回動軸1.1.1,1.2.1に固定されており、渦巻バネ1.3.1,1.4.1の外側の巻線それぞれが、ムーブメントモジュール7のブリッジに固定されている。
好ましくは、停止レバー1.1,1.2のレバー回動軸1.1.1,1.2.1に配置されている渦巻バネ1.3.1,1.4.1のバネ力は調整可能とされる。停止レバー1.1,1.2のレバー回動軸1.1.1,1.2.1に配置されている渦巻バネ1.3.1,1.4.1のバネ力は、例えば渦巻バネ1.3.1,1.4.1の外側端部に固定されている保持リング1.5,1.6によって調整可能とされる。保持リング1.5,1.6については、図1e、図1f、及び図1bに表わす。渦巻バネ1.3.1,1.4.1のバネ力の調整を容易にするために、保持リング1.5,1.6は、ムーブメントモジュール7のブリッジに配置されている対応する制御ピン1.7.1,1.7.2,1.7.3と協働する、ノッチ1.5.1,1.6.1を有している。これにより、この場合には、渦巻バネ1.3.1,1.4.1の外側の巻線が、保持リング1.5,1.6及び制御ピン1.7.1,1.7.2,1.7.3を介して、ムーブメントモジュール7のブリッジに固定されている。従って、渦巻バネ1.3.1,1.4.1のバネ力を所望のバネ力に調整するためには、対応する保持リング1.5,1.6を制御ピン1.7.1,1.7.2,1.7.3から取り外し、保持リング1.5,1.6を所望のバネ力に対応する角度に回転させ、保持リング1.5,1.6を制御ピン1.7.1,1.7.2,1.7.3の間に改めて固定すれば十分である。
図1a及び図1dに表わすように、本発明における停止装置1の第1の実施例では、少なくとも2つの回動可能に取り付けられた停止レバー1.1,1.2が互いに対して相対的に鉗子状に配置されている。従って、これら停止レバー1.1,1.2はそれぞれ、少なくとも2つの対向する位置においてバランス2及びトゥールビヨン3に接触すると共に、バランス2及びトゥールビヨン3に作用することができるので、停止レバー1.1,1.2の停止位置においてバランス2を停止させることができる。図面に表わす停止装置1の好ましい実施例では、停止レバー1.1,1.2の自由端1.1.2,1.2.2は、エルボー状に形成されており、停止レバー1.1,1.2の自由端1.1.2,1.2.2のうち少なくとも1つの自由端が、停止レバー1.1,1.2の停止位置においてバランス2に作用するので、バランス2を停止させることができる。図1d、図1e、及び図1fから理解されるように、特に停止レバー1.1,1.2の自由端1.1.2,1.2.2の末端部1.1.2.1,1.2.2.1は、停止レバー1.1,1.2の停止位置においてバランス2のバランスリムに対して垂直に方向づけられるように、停止レバー1.1,1.2の自由端1.1.2,1.2.2に配置されているので、これにより、トゥールビヨン3のコラム3.3の直近であってもバランス2に作用させることができる。
さらに、時計のトゥールビヨン3に取り付けられたバランス2を停止させるための、本発明における停止装置1は、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2を制御するための制御手段1.8,1.9であって、時計の上述の設定装置4と協働する制御手段1.8,1.9を備えている。一般に、設定装置は、設定用竜頭4.1から構成されており、設定用竜頭4.1は、静止位置と、例えば時間及び/又は日付の設定が可能とされ且つ時計のさらなる機能の操作が可能とされる少なくとも1つの引出位置とを選択することができる。設定装置4の静止位置において、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2が、バランス2及びトゥールビヨン3が自在に回転可能とされる自身の静止位置に位置しているように、その一方で、少なくとも1つの位置において、具体的には時間を調整するための設定用竜頭4.1の位置すなわち設定装置4のすべての他の位置において、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2が、停止レバー1.1,1.2のうち少なくとも1つの停止レバーが自身の自由端1.1.2,1.2.2を介してバランス2を停止させるようにバランス2に作用する自身の停止位置に位置してように、本発明における停止装置1は、既知の設定装置4と、具体的にはこのようなタイプの設定用竜頭4.1と協働する。
図1a〜図1dに表わす本発明における停止装置1の第1の実施例では、このような協働を実現するために、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2を制御するための制御手段1.8,1.9が、スライダ1.8.1と制御レバー1.9とを有している。スライダ1.8.1は、制御レバー1.9の一方の端部に取り付けられた設定ピン1.9.1を介して、制御レバー1.9と係合している一方、図1cから理解されるように、設定ピン1.9.1は、軸部1.9.2を中心として回動可能に配置されており、時計の設定装置4によって動作可能とされる。このことは、通常、図示しない設定シャフトを介して動作されるピン4.2によって実施される。例えば図1b及び図1dから理解されるように、ピン4.2は、制御レバー1.9の他方の端部に形成されたL字状の開口部1.9.3と係合している。スライダ1.8.1は、細長い開口部を有しており、制御レバー1.9の設定ピン1.9.1は、当該細長い開口部と係合しており、ムーブメントモジュール7の支持ブリッジに形成された溝内で滑動するように取り付けられている。ムーブメントモジュール7のさらなるブリッジ7.1は、ムーブメントモジュール7の支持ブリッジに取り付けられており、上方から停止装置1を保持しているが、図2c以外の図面では、理解を容易にするために省略されている。スライダ1.8.1の端部は、時計の設定装置4の位置に従って、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2が静止位置に保持されるように又は解放されるように、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2に向かって面しているので、渦巻バネ1.3,1.4が作用させる予負荷の影響下において停止位置に向かって方向転換することができる。
動作原理については、トゥールビヨンに取り付けられたバランスを停止させるための本発明における停止装置1の第1の実施例で簡単に上述したが、ムーブメントモジュール7に組み込まれた停止装置1を表わす図1bに対応する平面図である図2a、図2b、及び図2cを用いて詳述する。
図2aは、静止位置に位置している停止装置1を表わす。図2aでは、時計の設定用竜頭4.1が、自身の静止位置に同様に配置されており、図2aにおいて矢印Mによって指示するピン4.2が、制御レバー1.9のL字状の開口部1.9.3の一方の端部に係止されている。従って、制御レバー1.9の設定ピン1.9.1がスライダ1.8.1の細長い開口部と係合することによって、スライダ1.8.1は自身の静止位置に保持されている。静止位置では、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2に向かって面しているスライダ1.8.1の端部が、渦巻バネ1.3,1.4によって予負荷が作用されている少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2のスライダ1.8.1に向かって面している端部領域1.1.3,1.2.3に作用しているので、これにより、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2が自身の静止位置に保持されている。
時計の利用者によって設定用竜頭4.1が引出位置に、特に時間を調整するために図2bにおいて矢印Nで指示される位置に移動された場合には、ピン4.2は、―同様に図2bにおいて矢印M′で指示される―制御レバー1.9のL字状の開口部1.9.3の他方の端部に移動されるので、制御レバー1.9が回動される。制御レバー1.9の設定ピン1.9.1とスライダ1.8.1の細長い開口部との係合に起因する、このような回動運動によって、スライダ1.8.1が屈曲位置に至るまで滑動される。少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2に向かって面しているスライダ1.8.1の端部が、スライダ1.8.1に向かって面している少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2の端部領域1.1.3,1.2.3を解放するので、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2は、渦巻バネ1.3,1.4の予負荷の作用下において、図2bにおいて矢印Oで指示する停止位置に至るまで回動することができる。図2bに表わすように、図2bに表わす例示的なトゥールビヨン3の空間的姿勢において、停止レバー1.1,1.2の自由端1.1.2,1.2.2のすべての末端部1.1.2.1,1.2.2.1が、停止レバー1.1,1.2の停止位置において、図2bに矢印P及びP′で指示されたバランス2のバランスリムの周囲に接触している。結果的にトゥールビヨン3のバランス2それぞれがロックされることに起因して、利用者は、設定用竜頭4.1の引出位置において、時計を厳密に調整することができる。
図2cは、図2bに表わす空間的姿勢とは相違するように回転されたトゥールビヨン3の空間的姿勢における、さらなる停止位置における停止装置1を表わす。このような相違する回転された空間的姿勢は、図2cにおいて矢印Rで指示されている。例示的に表わすトゥールビヨン3の空間的姿勢では、停止レバー1.1,1.2の自由端1.1.2,1.2.2の末端部1.1.2.1,1.2.2.1のうち一方の末端部のみが、停止レバー1.1,1.2の停止位置において、矢印Pで指示するバランス2のバランスリムの周囲に接触しているので、バランス2をトゥールビヨン3に対して固定することができる一方、停止レバー1.1,1.2の自由端1.1.2,1.2.2の末端部1.1.2.1,1.2.2.1のうち他方の末端部は、トゥールビヨン3のコラム3.3のうち矢印Qで指示された一のコラムに接触している。コラム3.3の実施形態とトゥールビヨン3の空間的姿勢とに従って、自由端1.1.2,1.2.2のうち一の自由端が、コラム3.3の穴又は開口部を通じてバランス2のバランスリムに接触する場合がある。しかしながら、停止装置1が少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2を有している限り、トゥールビヨン3に対して相対的な少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2の対応する幾何学的配置に起因して、トゥールビヨン3の空間的姿勢が如何なる態様であっても、バランス2が、特にトゥールビヨン3が、停止レバー1.1,1.2の停止位置において、停止レバー1.1,1.2のうち少なくとも1つの停止レバーによって固定されることが確保される。従って、停止レバー1.1,1.2の自由端1.1.2,1.2.2のうち少なくとも1つの自由端が、トゥールビヨン3が如何なる姿勢であっても、バランス2のバランスリムの周囲に作用する限り、その結果としてトゥールビヨン3が静止位置に保持されるので、時計の着用者は時計の調整を確実に且つ厳密に実施することができる。さらに、図2cは、上述のさらなるブリッジ7.1を表わす。さらなるブリッジ7.1は、ムーブメントモジュール7のムーブメントブリッジであって、停止装置1の部品のための固定要素として利用されるムーブメントブリッジに取り付けられている。但し、ムーブメントブリッジによって部分的に覆われている停止装置1の他のすべての部品が図2bに表わすように配置されていることを条件とする。
停止装置の上述の動作原理とトゥールビヨン3に対して相対的な少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2の既定の幾何学的配置とに従って、停止位置において停止レバー1.1,1.2の自由端1.1.2,1.2.2の末端部1.1.2.1,1.2.2.1によってバランス2のバランスリムの周囲に作用される力が、渦巻バネ1.3.1,1.4.1、保持リング1.5,1.6、及び制御ピン1.7.1,1.7.2,1.7.3の補助を受けて、振動バランス2に対する押圧作用を開始してから完全に停止するまでの振動バランス2のスライド量が最小限に低減されるように、すなわち、次の1秒が到来する前に振動バランス2が停止するように、時計師によって調整可能とされる。一方、
停止レバー1.1,1.2の自由端1.1.2,1.2.2の末端部1.1.2.1,1.2.2.1によって作用される力は、自在に振動しているバランス2を確実に停止させるように調整されるが、例えば過度に大きい力が選択されたことに起因してトゥールビヨン3の繊細な構成部品に悪影響を与えるようには作用しない。このような理由によって、本発明における停止装置の好ましい実施例では、据付後であっても、停止レバー1.1,1.2によって作用される力を調整することができる。
図1a,図1b,図1cに類似する図示によって、図3a,図3b,図3cは、本発明における停止装置1の第2の実施例を例示的に且つ概略的に表わす。これら図面では、停止レバー1.1,1.2が、本発明における停止装置1の第1の実施例のように鉗子状ではなく、互いに対して平行に配置されている。このように少なくとも2つの回動可能に取り付けられた停止レバー1.1,1.2が互いに対して平行に配置されていることに起因して、少なくとも2箇所で隣接して配置されている停止位置において、停止レバー1.1,1.2はバランス2及びトゥールビヨン3それぞれに接触している。このことは、停止装置1が一体化されていると共に第1の実施例における配置の代替とされるムーブメント又は時計の配置に依存するが、優位である。
さらに、図3a,図3b,図3cに表わす本発明における停止装置1の第2の実施例では、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2を制御するための制御手段1.8,1.9も、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2が制御レバー1.9に加えて回動レバー1.8.2を有している限りにおいて、僅かに異なる態様で形成されている。制御レバー1.9は、上述の制御レバーに完全に類似しており、時計の設定装置4と協働するので、制御レバー1.9は、既知の態様で第1の実施例のように動作する。また、停止装置1の第1の実施例に類似して、回動レバー1.8.2は、回動レバー1.8.2の対応する溝と係合するように、設定ピン1.9.1を介して制御レバー1.9と協働する。例えば図3bから明らかなように、回動レバー1.8.2に向かって面している停止レバー1.1,1.2の端部領域1.1.3,1.2.3と回動レバー1.8.2の関連するアーム1.8.2.1,1.8.2.2との協働によって、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2が永続的に動作する。これにより、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2は、時計の設定装置4の位置に依存して、静止位置に保持されているか、又は解放され、渦巻バネ1.3,1.4によって作用されるプリロードの影響下において停止位置に向かって揺動される。さらに、第2の実施例では、保持リング1.5,1.6の位置を調整するための第1の実施例における制御ピン1.7.1,1.7.2,1.7.3が、ムーブメントモジュール7のブリッジに直接一体化されていると共に保持リング1.5,1.6においてノッチ1.5.1,1.6.1と同様に協働している凹部7.2に置き換えられており、制御ピン1.7.1,1.7.2,1.7.3と同様に、保持要素として機能する。
図2a及び図2bに類似して、図4a及び図4bは、トゥールビヨン3に取り付けられたバランス2を停止させるための本発明における停止装置1の第2の実施例の動作原理を表わす概略的な平面図である。図4aは、ムーブメントモジュール7に一体的に組み込まれた停止装置1を表わす。図4aでは、時計の設定用竜頭4.1が静止位置に位置している。バランス2及びトゥールビヨン3は、静止位置において自在に回転可能とされる。
設定用竜頭4.1を引出位置のうち一の引出位置に、特に時計の時間を調整するための引出位置に引き込むことによって、制御レバー1.9は、停止装置1の第1の実施例と同様に、ピン4.2と係合することによって回動されるので、回動レバー1.8.2が回動運動する。これにより、停止レバー1.1,1.2が解放されるので、停止レバー1.1,1.2は、渦巻バネ1.3,1.4によって作用されるプリロードの影響下において、停止位置に向かって揺動される。図4bは、例示的に選択された停止位置における停止装置1を表わす。図4bでは、少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2のうち一方の停止レバーがバランス2の周囲に接触しており、他方の停止レバーがトゥールビヨン3の支柱に接触している。従って、当該実施例では、トゥールビヨン3が如何なる空間的姿勢にあっても、バランス2、特にトゥールビヨン3が少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2の停止位置においてロックされているので、時間を秒単位で正確に調整することができる。
言うまでもなく、停止装置1に関する上述の2つの実施例では、例えば回動レバー1.8.2を介して互いに対して鉗子状に取り付けられている少なくとも2つの停止レバー1.1,1.2を制御するための対応する制御手段1.8,1.9を交換することができる。また、このような交換を実現するために、他の同等の手段を利用することもできる。さらに代替的には、停止装置1と協働するためのトゥールビヨン3の実施例において必要とされる限り、例えば2つの停止レバー1.1,1.2より多くの停止レバーを設けることもできる。この場合には、例えばトゥールビヨン3の端面を大きくすることによって、又は適切なアームを追加することによって、スライダ1.8.1又は回動レバー1.8.2がスライダ1.8.1又は回動レバー1.8.2に向かって面している停止レバー1.1,1.2のすべての端部領域1.1.3,1.2.3と協働するように、スライダ1.8.1及び/又は回動レバー1.8.2を改良した場合に、さらなる停止レバーをバランス2、具体的にはトゥールビヨン3の周囲に配置すれば十分である。
トゥールビヨン3に取り付けられているバランス2を停止させるための本発明における停止装置1が、基本ムーブメントを具備するモジュール式組立体に適合するムーブメントモジュール7に組み込まれることは、特に優位である。時計のトゥールビヨン3に取り付けられているバランス2を停止させるための停止装置を除けば、このようなタイプのムーブメントモジュール7は、エスケープメントの構成部品と共に、バランス2を具備するトゥールビヨン3と、バランス2のためのヒゲゼンマイとを備えているにすぎないことが望ましい。しかしながら、さらなるムーブメントの機能又は時計の機能が実現されていても良い。しかしながら、上述の場合には、バランス2とトゥールビヨン3と本発明における停止装置1とを具備する、このようなムーブメントモジュール7を適切な基本ムーブメントに配置することによって、当該基本ムーブメントが、単純な製造工程によってトゥールビヨンの機能を具備するムーブメントに変換される限りにおいては、このことによって、非常に良好なモジュール式構造体を実現することができる。このことは、トゥールビヨン3に取り付けられているバランス2を停止させるための本発明における停止装置1を具備するムーブメントモジュール7と、基本ムーブメント6との組立体を表わす図5aに概略的に表わされている。図5bは、例えば本発明における停止装置1と協働する特に時計の設定装置4の部品が視認可能とされる当該組立体に適合する基本ムーブメント6の概略的な斜視図である。しかしながら、このことが当業者に知られている限り、このような基本ムーブメントの部品について詳述する必要は無い。
従って、本発明は、時計のトゥールビヨン3に取り付けられているバランス2を停止させるための停止装置1に、より具体的にはモジュール式で製造されているムーブメントモジュール7に関連するだけでなく、停止装置1を、より具体的にはムーブメントモジュール7を備えている時計に関連する。従って、好ましくは、このようなタイプの時計は、ムーブメントのエネルギ源を収容している基本ムーブメントモジュール6の形態をした第1のムーブメントモジュールと、時計の設定装置4のような歯車列と、エスケープメントの構成部品と共にバランス2のためのヒゲゼンマイ2.1を有するバランス2を具備するトゥールビヨン3を収容している本発明におけるムーブメントモジュール7の形態をした第2のムーブメントモジュールとを備えている。
停止装置1の構造及び動作原理についての上述の説明から明らかなように、本発明の本質的な実施態様のうち一の実施態様では、少なくとも2つの停止レバーが、互いに対して鉗子状に又は平行に配置されており、上述の予負荷手段を有している。これにより、比較的単純に且つ場所を取らずにトゥールビヨンのバランスを空間内の任意の位置に停止させることができる。さらに、好ましくは、予負荷手段は、予負荷を調整可能とする渦巻バネから構成されている。滑動可能に取り付けられているスライダによって、又は回動レバーによって、停止装置を確実に且つ干渉することなく制御することができる。両方の解決手段とも、単純で場所を取らない。提案する代替案を組み合わせることによって、停止装置を所定のトゥールビヨンに、具体的には所定の時計に組み込まれた特定の条件に適応させることができる。さらに、本発明では、モジュール式構造体を利用することによって、比較的単純でコスト削減されたトゥールビヨンを具備する時計の製造が可能となるので、結果としてシステムのメンテナンスが容易になる。提案される装置は、モジュール式構造体に起因して、基本ムーブメントに対する著しい変更を要求しないので、本発明におけるシステムは、このような基本ムーブメントを直接利用することができるという優位性を有している。
1 停止装置
1.1 停止レバー
1.1.1 レバー回動軸
1.1.2 自由端
1.1.3 端部領域
1.1.2.1 末端部
1.2 停止レバー
1.2.1 レバー回動軸
1.2.2 自由端
1.2.2.1 末端部
1.2.3 端部領域
1.3 予負荷手段
1.3.1 渦巻バネ
1.4 予負荷手段
1.4.1 渦巻バネ
1.5 保持リング
1.5.1 ノッチ
1.6 保持リング
1.6.1 ノッチ
1.7.1 制御ピン
1.7.2 制御ピン
1.7.3 制御ピン
1.8 制御手段
1.8.1 スライダ
1.8.2 回動レバー
1.8.2.1 アーム
1.8.2.2 アーム
1.9 制御手段(制御レバー)
1.9.1 設定ピン
1.9.2 軸部
1.9.3 L字状の開口部
2 バランス
2.1 渦巻バネ
3 トゥールビヨン
3.1 トゥールビヨン下側部分
3.2 トゥールビヨン上側部分
3.3 コラム
4 設定装置
4.1 設定用竜頭
4.2 ピン
5 エスケープメント
5.1 エスケープメントホイール
6 基本ムーブメント
7 ムーブメントモジュール
7.1 さらなるブリッジ
7.2 凹部

Claims (15)

  1. 時計のトゥールビヨン(3)に取り付けられているバランス(2)を停止させるための装置(1)であって、前記時計の設定装置(4)によって制御されている、前記装置(1)において、
    前記装置(1)が、レバー回動軸(1.1.1,1.2.1)それぞれに回動可能に取り付けられている少なくとも2つの停止レバー(1.1,1.2)を備えており、これにより、前記停止レバー(1.1,1.2)それぞれが、前記バランス(2)及び前記トゥールビヨン(3)が自在に回転可能とされる静止位置から、前記停止レバー(1.1,1.2)のうち少なくとも1つの停止レバーが前記バランス(2)を停止させるように前記少なくとも1つの停止レバーの自由端(1.1.2,1.2.2)を介して前記バランス(2)に作用する停止位置に至るまで移動可能とされ、
    前記装置(1)が、前記停止レバー(1.1,1.2)それぞれのために予負荷手段(1.3,1.4)を備えており、これにより、前記停止レバー(1.1,1.2)それぞれによって前記バランス(2)に作用される力が、別々に作用することを特徴とする装置(1)。
  2. 前記停止レバー(1.1,1.2)の前記予負荷手段(1.3,1.4)が、前記停止レバー(1.1,1.2)の前記レバー回動軸(1.1.1,1.2.1)に配置されている渦巻バネ(1.3.1,1.4.1)から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置(1)。
  3. 前記停止レバー(1.1,1.2)の前記レバー回動軸(1.1.1,1.2.1)に配置されている前記渦巻バネ(1.3.1,1.4.1)のバネ力が、調整可能とされることを特徴とする請求項2に記載の装置(1)。
  4. 前記停止レバー(1.1,1.2)の前記レバー回動軸(1.1.1,1.2.1)に配置されている前記渦巻バネ(1.3.1,1.4.1)のバネ力が、前記渦巻バネ(1.3.1,1.4.1)の外側端部に固定されている保持リング(1.5,1.6)によって調整され、
    前記保持リング(1.5,1.6)が、前記時計のブリッジに配置されている対応する保持要素(1.7.1,1.7.2,1.7.3,7.2)と協働するノッチ(1.5.1,1.6.1)を有していることを特徴とする請求項3に記載の装置(1)。
  5. 回動可能に取り付けられている少なくとも2つの前記停止レバー(1.1,1.2)が、互いに対して鉗子状に位置決めされており、これにより、互いに対して反対側に位置する少なくとも2つの位置において、前記バランス(2)に、具体的には前記トゥールビヨン(3)に接触することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置(1)。
  6. 回動可能に取り付けられている少なくとも2つの前記停止レバー(1.1,1.2)が、互いに対して平行に位置決めされており、これにより、互いに隣り合っている2つの位置において、前記バランス(2)に、具体的には前記トゥールビヨン(3)に接触することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置(1)。
  7. 前記停止レバー(1.1,1.2)の自由端(1.1.2,1.2.2)のうち少なくとも1つの自由端が、前記バランス(2)を停止させるように、前記停止レバー(1.1,1.2)の前記停止位置において前記バランス(2)に作用し、
    前記停止位置において、前記停止レバー(1.1,1.2)の前記自由端(1.1.2,1.2.2)の末端部1.1.2.1,1.2.2.1)が、前記トゥールビヨン(3)のコラム(3.3)の直近において前記バランス(2)に作用するために、前記バランス(2)のバランスリムに周囲に対して略垂直に配置されるように、前記停止レバー(1.1,1.2)の自由端(1.1.2,1.2.2)が、エルボー状に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置(1)。
  8. 前記装置(1)が、少なくとも2つの前記停止レバー(1.1,1.2)を制御するための制御手段(1.8,1.9)を備えており、
    前記制御手段(1.8,1.9)が、
    前記設定装置(4)が前記設定装置(4)の静止位置に位置している場合に、少なくとも2つの前記停止レバー(1.1,1.2)が、前記バランス(2)及び前記トゥールビヨン(3)が自在に回転可能とされる、前記停止レバー(1.1,1.2)の前記静止位置に位置しているように、且つ、
    前記設定装置(4)が少なくとも1つの又はすべての他の位置に位置している場合に、少なくとも2つの前記停止レバー(1.1,1.2)が、前記バランス(2)を停止させるように前記停止レバー(1.1,1.2)のうち少なくとも1つの停止レバーが前記停止レバーの自由端(1.1.2,1.2.2)を介して前記バランス(2)に作用する、前記停止レバー(1.1,1.2)の前記停止位置に位置しているように、
    前記時計の前記設定装置(4)と協働することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置(1)。
  9. 少なくとも2つの前記停止レバー(1.1,1.2)を制御するための前記制御手段(1.8,1.9)が、スライダ(1.8.1)と制御レバー(1.9)とを備えており、
    前記スライダ(1.8.1)が、制御ピン(1.9.1)を介して、前記時計の前記調整装置(4)によって動作される前記制御レバー(1.9)と協働していることを特徴とする請求項8に記載の装置(1)。
  10. 前記スライダ(1.8.1)が、前記制御レバー(1.9)の前記制御ピン(1.9.1)と係合する細長い開口部を有しており、前記時計のブリッジに滑動可能に取り付けられており、
    少なくとも2つの前記停止レバー(1.1,1.2)に向かって面している前記スライダ(1.8.1)の端部が、前記スライダ(1.8.1)に向かって面している少なくとも2つの前記停止レバー(1.1,1.2)の端部領域(1.1.3,1.2.3)に作用し、これにより、少なくとも2つの前記停止レバー(1.1,1.2)が、前記時計の前記設定装置(4)の位置に依存して、前記静止位置において保持されているか、又は解放された後に前記停止位置に向かって揺動することを特徴とする請求項9に記載の装置(1)。
  11. 少なくとも2つの前記停止レバー(1.1,1.2)を制御するための前記制御手段(1.8,1.9)が、回動レバー(1.8.2)と制御レバー(1.9)とを備えており、
    前記回動レバー(1.8.2)が、設定ピン(1.9.1)を介して、前記時計の前記調整装置(4)によって動作される前記制御レバー(1.9)と協働していることを特徴とする請求項8に記載の装置(1)。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置(1)を備えていることを特徴とするムーブメント。
  13. 前記ムーブメントが、モジュール式構造のムーブメントモジュール(7)として構成されており、基本ムーブメント(6)を具備する組立体に適合しており、
    前記ムーブメントが、時計のトゥールビヨン(3)に取り付けられているバランス(2)を停止させるための停止装置(1)と、前記バランス(2)を具備する前記トゥールビヨン(3)と、前記バランス(2)のためのヒゲゼンマイ(2.1)と、エスケープメント(5)の構成部品とを備えていることを特徴とする請求項12に記載のムーブメント。
  14. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置(1)を、具体的には請求項12又は13に記載のムーブメント又はムーブメントモジュール(7)を備えていることを特徴とする時計、特に腕時計。
  15. 前記ムーブメントのエネルギ源と歯車列と前記時計の前記設定装置(4)とを収容している、基本ムーブメントモジュール(6)の形態をした第1のムーブメントモジュールと、
    前記バランス(2)を具備する前記トゥールビヨン(3)と前記バランス(2)のための渦巻バネ(2.1)と前記エスケープメント(5)の構成部品とを収容している、請求項13に記載のムーブメントモジュール(7)の形態をした第2のムーブメントモジュールと、
    を備えていることを特徴とする請求項14に記載の時計。
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