JP6305552B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、空調機及び冷凍機等に利用されるスクロール圧縮機、特にスクロールのオルダム機構に関するものである。
一般的に、スクロール圧縮機は、圧縮機容器のフレームに固定された固定スクロールと、固定スクロールの中心に対して偏心した回転中心を有する揺動スクロールと、ステータ及びロータにより構成される電動機構部と、電動機構部により回転駆動される主軸とを有している。また、スクロール圧縮機は、揺動スクロールを公転運動させるために揺動スクロールを支承するスライダーと、スライダーが主軸に対して偏心するように、主軸の上部に設置され、かつ、スライダーとの装着軸としての働きを有する偏心軸部とを有している。
さらに、スクロール圧縮機は、固定スクロール及び揺動スクロール等から構成され、偏心軸部に装着された圧縮部と、電動機構部を収容する密閉形のシェルと、外部からスクロール圧縮機に冷媒ガスを導入するための吸入管と、スクロール圧縮機で圧縮された冷媒ガスを外部に吐出するための吐出管とを有している。加えて、スクロール圧縮機は、揺動スクロールとスラストプレートから構成されるスラスト軸受と、揺動スクロールの自転防止装置であるオルダムリングと、主軸を支承し、固定スクロールに対してボルト等で固定されたフレームと、圧縮機下部で主軸を回転自在に支えるサブフレームと、圧縮機の底部に溜まった油を主軸内の給油通路を通ってスライダーまで吸い上げる容積型の油ポンプとを有している。
そして、従来のオルダムリングには、オルダムリングの上側及び下側のそれぞれに2個のオルダムキーが設けられており、上側のオルダムキーは揺動スクロールの背面に設けられたオルダムキー溝内で摺動可能に係合し、下側のオルダムキーはフレームの上面に設けられたオルダムキー溝内で摺動可能に係合する(例えば特許文献1参照)。
上記オルダムリングは、フレームに設けられたオルダムキー溝に沿って往復運動し、その往復運動範囲を含めた全体の構造が、上記スラスト軸受のスラスト軸受面の内側部に収納されるように配設されている。
特許第4032281号公報(第5頁〜第6頁)
上述した通り、従来のスクロール圧縮機のオルダムリング(特許文献1参照)は、オルダムリングの上側及び下側にオルダムキーが設けられており、上側のオルダムキーは揺動スクロール背面に設けられたオルダムキー溝内で摺動し、下側のオルダムキーはフレームの上面に設けられたオルダムキー溝内で摺動する。
よって、スクロール圧縮機の運転中にオルダムリングが揺動スクロールから受ける荷重は、オルダムリングの上側のオルダムキーで受けることになる。ここで、オルダムリングの上側のオルダムキーは、オルダムリングの軸方向の重心位置から離れた位置に設けられている。このため、揺動スクロールから受ける荷重は、オルダムリングを傾けるモーメントを発生させる。仮に、このモーメントが、オルダムリングの自重によるモーメントより大きくなると、オルダムリングが傾く場合がある。そして、オルダムリングの環状部の傾きが最も大きくなったときに、オルダムキーの角部が、オルダムキー溝を抉ることによってオルダムリングが破損してしまうという問題点があった。
特にスクロール圧縮機が高速で運転されているときは、オルダムリングにかかる荷重が大きく、荷重の方向が頻繁に変化する。このため、オルダムキーの角部が、オルダムキー溝を抉ることによってオルダムリングが、さらに破損しやすくなるという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、オルダムキーの角部が、オルダムキー溝を抉ることを低減させることによって、オルダムリングが破損することがないスクロール圧縮機を得ることにある。
本発明に係るスクロール圧縮機は、フレームに固定され、渦巻状突起である第一のラップ部が下側の面に立設されている固定スクロールと、渦巻状突起である第二のラップ部が上側の面に立設され、前記固定スクロールと互いに向き合うように組み合わせることで前記第一のラップ部と前記第二のラップ部との間に圧縮室を形成する揺動スクロールと、前記揺動スクロールの下側の面と前記フレーム上面との間に設けられ、前記揺動スクロールを揺動運動させるオルダムリングと、を有し、前記オルダムリングは、上側に第一のオルダムキー溝を有し、前記揺動スクロールは、前記第一のオルダムキー溝を摺動する第一のオルダムキーを有し、前記フレームは、上面に第二のオルダムキー溝を有し、前記オルダムリングは、下側に設けられ、前記第二のオルダムキー溝を摺動する第二のオルダムキーを有し、前記第一のオルダムキーと前記第一のオルダムキー溝とは、互いに平行な平坦面で対向し、前記第二のオルダムキーと前記第二のオルダムキー溝とは、互いに平行な平坦面で対向し、前記第一のオルダムキー及び前記第二のオルダムキーの先端の角部のみに、先端の角部のみを丸く面取りしたR加工部が設けられているものである。
本発明によれば、オルダムリングの上側及び下側にオルダムキーを設置せず、揺動スクロールの背面及びフレームの上面にオルダムキーを設置する。そして、オルダムリングのリング部にオルダムキー溝を設置する。このような構造とすることで、スクロール圧縮機の運転中にオルダムリングが揺動スクロールから受ける荷重は、揺動スクロール背面のオルダムキーからオルダムリングに設置されたオルダムキー溝に作用することになり、荷重が作用する位置は、オルダムリングの軸方向重心位置に近くなる。そのため、オルダムリングを傾けるモーメントは小さくなる。よって、オルダムキーの角部が、オルダムキー溝を抉ることを低減させることによって、オルダムリングが破損することがないスクロール圧縮機を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機全体の縦断面の模式図である。 本発明の実施の形態1に係るオルダム機構の縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係るオルダム機構の縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係るオルダムキー及びオルダムキー溝の拡大図である。
実施の形態1.
(スクロール圧縮機の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機全体の縦断面の模式図である。
図1に示されるように、スクロール圧縮機100の外郭は、中間部に設けられた中間部容器1a、上部に設けられた上部容器1c及び下部に設けられた下部容器1bからなり、これらは互いに接続され、密閉された容器1を構成している。
容器1内の中間部容器1aには、主に固定スクロール9及び揺動スクロール10等からなる圧縮部と、電動回転機械7等からなる駆動部とが備えられている。
最初に、スクロール圧縮機100の圧縮部について、図1を参照しながら説明する。
図1に示されるように、圧縮部は、固定スクロール9、揺動スクロール10、及びフレーム11等で構成されている。揺動スクロール10は、固定スクロール9の下側に設けられ、固定スクロール9は、揺動スクロール10の上側に設けられている。また、揺動スクロール10の下側にはフレーム11が設けられ、揺動スクロール10とフレーム11との間には、揺動スクロール10を支承するスラストプレート14が設けられている。揺動スクロール10とスラストプレート14とは、潤滑油を介して密着することにより、スラスト軸受を構成する。
固定スクロール9の下側の面には、渦巻状突起であるラップ部9aが立設されている。同様に、揺動スクロール10の上側の面にも、上記ラップ部9aと実質的に同一形状の渦巻状突起であるラップ部10aが立設されている。揺動スクロール10及び固定スクロール9は、ラップ部10aとラップ部9aとを互いに向き合うように組み合わせた状態で、容器1内に装着されている。
固定スクロール9及び揺動スクロール10が互いに向き合うように組み合わされた状態では、ラップ部9aとラップ部10aの巻方向が互いに逆向きとなる。そして、ラップ部9aとラップ部10aとの間には、揺動スクロール10が公転旋回運動(揺動運動)することで相対的に容積が変化する圧縮室26が形成される。固定スクロール9には、ラップ部9aの先端面からの冷媒漏れを低減するため、ラップ部9aの先端面にシール28を配設している。同様に、揺動スクロール10には、ラップ部10aの先端面からの冷媒漏れを低減するため、ラップ部10aの先端面にシール27を配設している。
固定スクロール9は、フレーム11にボルト等(図示せず)によって固定されている。固定スクロール9の中央部には、上述した揺動スクロール10の公転旋回運動によって圧縮され、高圧となった冷媒ガスを吐出する吐出ポート9bが形成されている。そして、圧縮され、高圧となった冷媒ガスは、固定スクロール9の上部に設けられている吐出空間33に排出される。
図2は、本発明の実施の形態1に係るオルダム機構の縦断面図である。
図2に示されるように、揺動スクロール10とフレーム11との間に設けられたオルダム機構のオルダムリング15の上側には、2個のオルダムキー溝15bが設けられている。また、オルダムリング15の下側には、上側のオルダムキー溝15bに対して、ほぼ90度の位相差を持つ2個のオルダムキー溝15bが設けられている。
揺動スクロール10の下側の面(背面)には、オルダムリング15の上側に設けられたオルダムキー溝15bと係合するように、オルダムキー15aが設けられている。また、フレーム11の上面にも、上側のオルダムキー15aに対して、ほぼ90度の位相差を持つオルダムキー15aが設けられている。揺動スクロール10の下側の面(背面)のオルダムキー15aは、オルダムリング15の上側に設けられたオルダムキー溝15b内で摺動可能に係合されている。同様に、フレーム11の上面のオルダムキー15aは、下側に設けられたオルダムキー溝15b内で摺動可能に係合されている。
このように、揺動スクロール10は、自転運動を阻止するためのオルダム機構のオルダムリング15と、後述する揺動軸受部とにより、固定スクロール9に対して自転運動することなく公転旋回運動(揺動運動)を行うようになっている。
次に、上述した揺動軸受部について説明する。図1に示されるように、揺動スクロール10のラップ部10aの形成面とは反対側の面(以下、スラスト面と称する)の略中心部には、中空円筒形状の揺動軸受13が設けられている。この揺動軸受13には、スライダー16が回転自在に挿入され、このスライダー16のスライド面には、主軸4の上端に設けられた偏心軸部4aが挿入されている。このように、揺動軸受13の内周部とスライダー16の外周部とが潤滑油を介して密着し、揺動軸受部を構成している。
続いて、スクロール圧縮機100の駆動部について説明する。
図1に示されるように、駆動部は、主軸4に固定されたロータ3、ステータ2、及び回転軸である主軸4等で構成されている。ロータ3は、主軸4に固定され、ステータ2への通電が開始することにより回転駆動し、主軸4を回転させる。すなわち、ステータ2及びロータ3で電動回転機械7を構成している。
主軸4は、ロータ3の回転に伴って回転し、揺動スクロール10を旋回させるようになっている。この主軸4の上部(偏心軸部4a近傍)は、フレーム11に設けられた主軸受12によって支持されている。この主軸受12と主軸4との間には、主軸4を円滑に回転運動させるため、スリーブ17が設けられている。
一方、主軸4の下部は、ボールベアリング21によって回転自在に支持されている。このボールベアリング21は、容器1の下部に設けられたサブフレーム20の中央部に形成された軸受収納部20aに圧入固定されている。また、サブフレーム20には、容積型のオイルポンプ22が設けられている。このオイルポンプ22に回転力を伝達するポンプ軸4bは主軸4と一体形成されている。オイルポンプ22で吸引された潤滑油は、主軸4の内部形成された油穴4c等を介して各摺動部に送られる。
下部容器1bは、上述した潤滑油を貯留する油溜め23となっている。なお、中間部容器1aには、冷媒ガスを吸入するための吸入管24が接続されている。上部容器1cには、冷媒ガスを吐出するための吐出管25が接続されている。スクロール圧縮機100は、冷凍サイクルを循環する冷媒を吸入管24から吸入し、圧縮して高温高圧の状態として吐出管25から冷媒を吐出させる。
(スクロール圧縮機100の動作)
次に、スクロール圧縮機100の動作について説明する。図1に示されるように、電動回転機械7に電圧が印加されると、ステータ2の電線部に電流が流れ磁界が発生する。この磁界はロータ3を回転させるように働き、ロータ3と共に主軸4が回転駆動される。主軸4が回転駆動されると、偏心軸部4aを介してスライダー16も揺動軸受13内で回転する。そして、オルダムリング15により自転を抑制された揺動スクロール10は、揺動運動を行う。これにより、冷媒ガスの一部はフレーム11の吸入ポート(図示せず)を介して圧縮室26内へ流れ、冷媒ガスの吸入過程が開始される。また、冷媒ガスの残りの一部は、ステータ2の鋼板の切り欠きを通って、電動回転機械7と潤滑油を冷却する。
固定スクロール9及び揺動スクロール10が組み合わされることで形成された圧縮室26内の冷媒ガスは、揺動スクロール10の揺動運動により、冷媒ガスの体積が縮小されながら、揺動スクロール10の中心へ移動する。この工程により、圧縮室26に吸入された冷媒ガスは圧縮される。このとき、圧縮される冷媒ガスの圧力により固定スクロール9と揺動スクロール10は、軸方向に互いに離れようとする荷重が働く。しかし、この荷重は、スラストプレート14(スラスト軸受)で支持されるため、互いに離れることはない。圧縮された冷媒ガスは、固定スクロール9の吐出ポート9bを通り、吐出弁29を押し開けて吐出空間33に流入する。そして、吐出管25を介して容器1から吐出される。
以上のように、スクロール圧縮機100において、揺動スクロール10の背面にオルダムキー15aを設け、フレーム11の上面にもオルダムキー15aを設ける。そして、オルダムリング15に上記のオルダムキー15aが係合されるようにオルダムキー溝15bを設ける。このような構造にすることで、スクロール圧縮機100の運転中にオルダムリング15が揺動スクロール10から受ける荷重は、揺動スクロール背面のオルダムキー15aからオルダムリング15に設置されたオルダムキー溝15bに作用することになる。つまり、従来のオルダムキー15aとオルダムキー溝15bとが係合する高さと比較して、本実施の形態におけるオルダムキー15aとオルダムキー溝15bとが係合する高さは、低くなる。したがって、オルダムリング15が揺動スクロール10から受ける荷重が作用する位置は、オルダムリング15の軸方向の重心位置に近くなるため、オルダムリング15を傾けるモーメントは小さくなる。よって、オルダムキー15aの角部が、オルダムキー溝15bを抉ることによってオルダムリング15が破損することがないスクロール圧縮機100を得ることができる。
実施の形態2.
本実施の形態2におけるスクロール圧縮機100の基本的な構成は、上記の実施の形態1におけるスクロール圧縮機100と同様である。したがって以下、実施の形態1との相違点を中心に本実施の形態2を説明する。
図3は、本発明の実施の形態2に係るオルダム機構の縦断面図である。
図3に示されるように、オルダムリング15の下面にオルダムキー15aを設置し、オルダムリング15上面にはオルダムキー溝15bを設置する。そして、フレーム11の上面にはオルダムキー溝15bを設置し、揺動スクロール10の背面にはオルダムキー15aを設置する。
このようにして、オルダムリング15の下面のオルダムキー15aを、フレーム11の上面のオルダムキー溝15b内で摺動可能に係合させる。また、揺動スクロール10の背面のオルダムキー15aを、オルダムリング15のオルダムキー溝15b内で摺動可能に係合させる。
以上のようにすることでも、実施の形態1で述べたように、スクロール圧縮機100の運転中にオルダムリング15が揺動スクロール10から受ける荷重が作用する位置が、オルダムリング15の軸方向の重心の位置に近くなるため、オルダムリング15を傾けるモーメントは小さくなる。よって、オルダムキー15aの角部が、オルダムキー溝15bを抉ることによってオルダムリング15が破損することがないスクロール圧縮機100を得ることができる。
実施の形態3.
本実施の形態3におけるスクロール圧縮機100の基本的な構成は、上記の実施の形態1及び2と同様であるが、オルダムキー15aの先端に曲面加工(R加工)を施した点で相違する。以下、実施の形態1及び2との相違点を中心に本実施の形態3を説明する。
図4は、本発明の実施の形態3に係るオルダムキー及びオルダムキー溝の拡大図である。
図4に示されるように、オルダムキー15aの先端には、曲面加工(R加工)が施され、曲面15cが形成されている。オルダムリング15が揺動スクロールから受ける荷重は、オルダムリング15を傾けるモーメントを発生させる。このモーメントが、オルダムリング15の自重によるモーメントより大きくなると、オルダムリング15が傾く場合がある。そして、オルダムリング15の環状部の傾きが大きくなったときに、オルダムキー15aの角部が、オルダムキー溝15bを抉ることによってオルダムリング15が破損してしまうことがある。そこで、本実施の形態3においては、オルダムキー15aの先端に曲面15c(R加工)を設けることとした。以上のようにすることで、オルダムキー15aの角部が、オルダムキー溝15bと接触した場合にも、オルダムキー溝15bを抉ることによってオルダムリング15が破損することがないスクロール圧縮機100を得ることができる。
1 容器、1a 中間部容器、1b 下部容器、1c 上部容器、2 ステータ、3 ロータ、4 主軸、4a 偏心軸部、4b ポンプ軸、4c 油穴、7 電動回転機械、8 第2バランサカバー、9 固定スクロール、9a ラップ部、9b 吐出ポート、10 揺動スクロール、10a ラップ部、11 フレーム、11a 排油パイプ、12 主軸受、13 揺動軸受、14 スラストプレート、15 オルダムリング、15a オルダムキー、15b オルダムキー溝、15c 曲面、16 スライダー、17 スリーブ、18 第1バランサ、19 第2バランサ、20 サブフレーム、20a 軸受収納部、21 ボールベアリング、22 オイルポンプ、23 油溜め、24 吸入管、25 吐出管、26 圧縮室、27 シール(揺動)、28 シール(固定)、29 吐出弁、33 吐出空間、40 オルダムリング重心、41 オルダムリング自重、100 スクロール圧縮機。

Claims (1)

  1. フレームに固定され、渦巻状突起である第一のラップ部が下側の面に立設されている固定スクロールと、
    渦巻状突起である第二のラップ部が上側の面に立設され、前記固定スクロールと互いに向き合うように組み合わせることで前記第一のラップ部と前記第二のラップ部との間に圧縮室を形成する揺動スクロールと、
    前記揺動スクロールの下側の面と前記フレーム上面との間に設けられ、前記揺動スクロールを揺動運動させるオルダムリングと、を有し、
    前記オルダムリングは、上側に第一のオルダムキー溝を有し、
    前記揺動スクロールは、前記第一のオルダムキー溝を摺動する第一のオルダムキーを有し、
    前記フレームは、上面に第二のオルダムキー溝を有し、
    前記オルダムリングは、下側に設けられ、前記第二のオルダムキー溝を摺動する第二のオルダムキーを有し、
    前記第一のオルダムキーと前記第一のオルダムキー溝とは、互いに平行な平坦面で対向し、
    前記第二のオルダムキーと前記第二のオルダムキー溝とは、互いに平行な平坦面で対向し、
    前記第一のオルダムキー及び前記第二のオルダムキーの先端の角部のみに、先端の角部のみを丸く面取りしたR加工部が設けられてい
    スクロール圧縮機。
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