JP6303225B2 - ガラスを曲面形状に成形する装置及びその方法 - Google Patents
ガラスを曲面形状に成形する装置及びその方法 Download PDFInfo
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Description
(イ)黒染塗料:ファインケミカルジャパン株式会社製のファインスプレーブラッセン
(ロ)離型剤:株式会社川邑研究所製のデフリックコート405G
まず、当該ガラスの全体に(イ)黒染塗料及び(ロ)離型剤を塗布した皮膜処理を施した場合と施さない場合を比較した。皮膜は、膜厚を2〜3μmとした。いずれも、出力40Aで1分間予熱し、成形型を470℃に維持した状態で、予熱後50A、60Aへと出力を上げ、曲げ終了後は30Aで成形型の温度を430℃になるまで徐冷してから取り出した。結果として、皮膜処理を施した場合では、60Aで所望位置が5ないし10秒でガラス全体が曲がったが、皮膜処理を施していない場合では、60Aで5分間加熱しても曲がりはわずかであった。次に、ガラスの所望の位置に(イ)黒染塗料及び(ロ)離型剤の皮膜処理を施した実験を行った。すなわち、ガラスの曲げたい部分にのみ、膜厚2〜3μmの皮膜処理を施した。そして、出力40Aで1分間予熱し、成形型を470℃に維持した状態で、予熱後50A、60Aへと出力を上げ、曲げ終了後は30Aで成形型の温度を430℃になるまで徐冷してから取り出した。そうすると、当該部分のみ曲げることができた。最後に、曲げ加工を終えた成形ガラスの表面処理した部分を布等で拭き取ると、着色部分は剥脱する。
(表1)
10 素板ガラス投入部
20 220 320 加熱部
30 230 プレス部
130 1230 補助加熱素子収納室
40 徐冷部
50 成形ガラス取出部
210 ガラス入出部
11 第1の移載治具
11a 51a ガラス支持部
21 221 加熱素子
22 222 反射板
31 231 補助加熱素子
32 232 雌型
33 233 雄型
41 加熱素子
341a 341a’ ヒータ
341b 341b’ ヒータ
341c 341c’ ヒータ
341d 341d’ ヒータ
341e 341f ヒータ
42 反射板
51 第2の移載治具
211 移載治具
61、62、63、64 側壁
261、262 側壁
G 素板ガラス
G1 成形領域
G2 非成形領域
X 成形ガラス
C 塗装部分
Claims (14)
- 成形領域と非成形領域を有するガラスのうち、前記成形領域は非接触で該非成形領域を戴置する移載治具を備えるガラス投入部と、
前記ガラスに直接的に作用する赤外線を照射する加熱素子と、前記ガラスに間接的に作用する赤外線を照射する反射板とを備え、前記移載治具に戴置した状態で搬送された前記ガラスの前記成形領域を選択的に加熱する加熱部と、
前記加熱を終えて前記加熱部から搬送された前記ガラスを雌型と雄型とからなる成形型によりプレスするプレス部と、
前記プレスを終えて成形されたガラスを取り出す成形ガラス取出部と、から構成されるガラスの曲面成形装置であって、
前記加熱素子は前記加熱部において搬送された前記ガラスの上方に配置され、前記反射板は前記加熱部の床面に配置されており、
前記プレス部は、前記加熱を終えた前記ガラスを前記プレスする直前に、前記ガラスに直接的に作用する赤外線により前記ガラスをさらに加熱する補助加熱素子を備え、
前記ガラス当入部と前記加熱部と前記プレス部と前記ガラス取出部は、各隣接面に所定の状態で各部内をチャンバ化する開閉自在の側壁を備え、かつ、正面と背面が外部に開放される構造を有し、
さらに、前記プレス部において前記成形型は一定の温度を保持した状態で前記ガラスのみを軟化点まで加熱するが、前記ガラスが前記加熱部で十分に軟化していない場合は温度センサで感知し前記補助加熱素子で再加熱する手段を備えることを特徴とするガラスの曲面成形装置。 - 前記ガラス投入部は、前記成形ガラス取出部を兼ね、前記成形されたガラスを取り出すことができることを特徴とする請求項1に記載のガラスの曲面成形装置。
- 前記移載治具として、前記ガラスを前記ガラス投入部から前記プレス部へ移載する第1の移載治具と、前記成形されたガラスを前記プレス部から前記成形ガラス取出部へ移載する第2の移載治具を備えることを特徴とする請求項1に記載のガラスの曲面成形装置。
- 前記ガラス投入部から前記プレス部におけるプレス処理までの前半の処理と、前記成形されたガラスを前記プレス部から前記成形ガラス取出部へ取り出し処理までの後半の処理を並行して実行できる構成とし、
複数の前記ガラスを順に連続処理する場合において、一の前記ガラスに対する前記後半の処理を実行中、次の前記ガラスに対する前記前半の処理を実行することにより、並列化したことを特徴とする請求項3に記載のガラスの曲面成形装置。 - 前記赤外線は、短波長赤外線であることを特徴とする請求項1ないし4に記載のガラスの曲面成形装置。
- さらに、前記ガラスに直接的に作用する赤外線を照射する第2の加熱素子と、前記ガラスに間接的に作用する赤外線を照射する第2の反射板とを備える徐冷部を備え、前記第2の加熱素子は前記徐冷部において搬送された前記ガラスの上方に配置され、前記第2の反射板は前記徐冷部の床面に配置されており、
前記プレスを終えた後に、前記成形されたガラスを前記第2の移載治具に戴置した状態で、前記成形されたガラスに直接的に作用する赤外線と、前記成形されたガラスを間接的に作用する赤外線とによって、前記成形されたガラスを徐冷することを特徴とする請求項3ないし5に記載のガラスの曲面成形装置。 - さらに、前記ガラスに直接的に作用する赤外線を照射する第2の加熱素子と、前記ガラスに間接的に作用する赤外線を照射する第2の反射板とを備える徐冷部を備え、前記第2の加熱素子は前記徐冷部において搬送された前記ガラスの上方に配置され、前記第2の反射板は前記徐冷部の床面に配置されており、
前記成形されたガラスを取り出した後に、前記成形されたガラスに直接的に作用する赤外線と、前記成形されたガラスを間接的に作用する赤外線とによって、前記成形されたガラスを徐冷することを特徴とする請求項3ないし5に記載のガラスの曲面成形装置。 - 前記成形型は、前記ガラスの前記成形領域を真空印加によって成形面に沿ってプレスすることを特徴とする請求項1ないし7に記載のガラスの曲面成形装置。
- 成形領域と非成形領域を有するガラスのうち、前記成形領域は非接触で該非成形領域を移載治具に戴置するガラス投入工程と、
前記ガラスに直接的に作用する赤外線と、前記ガラスに間接的に作用する赤外線とによって、前記移載治具に戴置した状態で搬送された前記ガラスの前記成形領域を選択的に加熱する加熱工程と、
前記加熱を終えて前記加熱工程から搬送された前記ガラスを雌型と雄型とからなる成形型によりプレスするプレス工程と、
前記プレスを終えて成形されたガラスを取り出す成形ガラス取出工程と、から構成されるガラスの曲面成形方法であって、
前記ガラス投入工程と前記加熱工程と前記プレス工程と前記成形ガラス取出工程は、所定の状態で一部閉じられた空間で実施され、さらに、前記プレス工程において前記成形型は一定の温度を保持した状態で、前記ガラスのみを軟化点まで加熱し、前記加熱されたガラスを前記成形型に移動させてプレスすることを特徴とするガラスの曲面成形方法。 - 前記移載治具として、前記ガラスを前記ガラス投入工程から前記プレス工程へ移載する第1の移載治具と、前記成形されたガラスを前記プレス工程から前記成形ガラス取出工程へ移載する第2の移載治具を備えることを特徴とする請求項9に記載のガラスの曲面成形方法。
- 前記ガラス投入工程から前記プレス工程におけるプレス処理までの前記第1の移載冶具による前半の処理と、前記成形されたガラスを前記プレス工程から前記成形ガラス取出工程へ取り出し処理までの前記第2の移載冶具による後半の処理を並行して実行できる構成とし、
複数の前記ガラスを順に連続処理する場合において、一の前記ガラスに対する前記後半の処理を実行中、次の前記ガラスに対する前記前半の処理を実行することにより、並列化したことを特徴とする請求項10に記載のガラスの曲面成形方法。 - 前記ガラス投入工程に先だって、前記ガラスの前記成形領域に熱吸収性の高い表面処理を施す表面処理工程をさらに含むことを特徴とする請求項9ないし11に記載のガラスの曲面成形方法。
- 前記熱吸収性の高い表面処理は、赤外線領域で特定の波長を吸収する材料を利用するものであることを特徴とする請求項12に記載のガラスの曲面成形方法。
- 前記赤外線領域は近赤外線領域であることを特徴とする請求項13に記載のガラスの曲面成形方法。
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