JP6302746B2 - 吐出容器 - Google Patents
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Description
この吐出容器では、押下ヘッドの押下によりステムを下方に移動させることで、シリンダに対してピストンを下降移動させることができるので、シリンダ内の内容物をステム内に流入させた後、吐出孔を通じて外部に吐出することができる。
ところが、押下ヘッドの回転に伴って、螺子筒部及びシリンダが押下ヘッドと共回りするおそれがあった。そのため、例えば容器本体の口部に対する装着キャップの締め付けトルクと、押下ヘッド及びシリンダの回転トルクとのバランスによっては、シリンダと共にさらに装着キャップも共回りして装着キャップが口部から外れるおそれもあった。具体的には、押下ヘッド及びシリンダの回転トルクが、容器本体の口部に対する装着キャップの締め付けトルクに対して同等或いは上回った場合には、装着キャップが口部から外れ易くなってしまう。
(1)本発明に係る吐出容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着される有頂筒状の装着キャップと、前記装着キャップに、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、前記ステムの上端に装着されると共に、吐出孔が形成された押下ヘッドと、を備え、前記ポンプは、前記装着キャップによって前記容器本体の口部内に挿入された状態で保持されると共に内側に前記ステムが上方に向けて立設されたシリンダと、前記ステムに連係すると共に前記シリンダ内に上下摺動可能に嵌合されたピストンと、前記シリンダの上端部に装着されると共に、下降端位置に位置する前記押下ヘッドが螺着され、前記押下ヘッド及び前記ステムの上方移動を規制する規制筒と、を備え、前記シリンダは、前記容器本体の口部の上端開口縁に組み合わされる環状のフランジ部を有し、前記容器本体の口部の上端開口縁には、前記フランジ部を収容する環状の凹部が形成され、前記フランジ部には、前記容器本体の口部の上端開口縁に形成された第1係合部に対して係合し、前記容器本体の口部に対する前記シリンダの周方向の移動を規制する第2係合部が形成され、前記第1係合部は、前記凹部を画成する壁面のうち、径方向内側を向く内壁面に形成され、前記第2係合部は、前記フランジ部の外周面に形成されていることを特徴とする。
また、凹部の内壁面に第1係合部を形成し、フランジ部の外周面に第2係合部を形成できるので、これら第1係合部及び第2係合部を簡便に形成できるうえ、両者を精度良く係合させ易い。
(吐出容器の構成)
図1及び図2に示すように、本実施形態の吐出容器1は、内容物が収容される容器本体2と、容器本体2の口部2aに装着される有頂筒状の装着キャップ3と、装着キャップ3に上方付勢状態で上下動可能に貫設された筒状のステム6を有するポンプ4と、ステム6の上端に装着されると共に吐出孔5aが形成された押下ヘッド5と、を備えている。
さらに、ポンプ4は、シリンダ10内に配設され、シリンダ10の下端開口を開閉する弁部材13と、ステム6を上方に向けて付勢するコイルばね(付勢手段)14と、を備えている。
また、フランジ部20には、下方に向けて延びると共に、容器本体2の口部2aの内側に例えば液密又は気密に嵌合するシール筒24が形成されている。これにより、容器本体2の内部を密封することが可能とされる。
吸込み筒部22の外周面には、上下方向に沿って延在し、上端が直筒部21の下端に連結された縦リブ22aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。吸込み筒部22内には、下端が容器本体2内に配置されるチューブ体27が嵌合されている。チューブ体27の上端は、下弁座部26に対して下方から当接している。
なお、ガイド筒部33と内筒部30とは、周方向に間隔をあけて配置され、上下方向に延びた連結壁34によって一体的に連結されている。
ピストン11は、シリンダ10における直筒部21内に上下摺動可能に配設されている。ピストン11の上端部は上方に向かうに従い漸次拡径し、ピストン11の下端部は下方に向かうに従い漸次拡径している。そして、ピストン11の上端部及び下端部は、シリンダ10における直筒部21の内周面に周方向の全周に亘って例えば液密に摺接している。
大径部40の外径は、ピストン11の内径よりも小さく形成されている。大径部40の下端は、ピストン11において上端部と下端部との間に位置する中間部に径方向内側から連結されている。
小径部42と立ち上がり筒部43との連結部分には、立ち上がり筒部43の内側に配設された上弁体部45が離反可能に着座する上弁座部46が設けられている。上弁座部46は、径方向内側に向かうに従い漸次、下方に向けて傾斜する環状に形成されている。上弁体部45は、図示の例では球状に形成され、上弁座部46の上面に着座して上弁座部46を閉塞している。
弁部材13は、直筒部21の下端に設けられた下弁座部26を開閉する下弁体部50と、内部に下弁体部50が配置されると共に直筒部21の下端の内側に嵌合された環状の下環部51と、下環部51と上下方向に間隔をあけて配設された有底筒状の上筒部52と、下環部51と上筒部52とを連結する連結部53と、を備えている。下環部51及び上筒部52は、容器軸Oと同軸に配設されている。
上筒部52は、下環部51よりも小径とされ、上筒部52の底壁部には容器軸O上に配置された軸部52aが立設されている。軸部52aの上端は、上筒部52の上端よりも下方に位置している。
また、上弁座部46と下弁座部26との間は、ステム6の小径部42及び大径部40、ピストン11、シリンダ10における直筒部21の各内部に亘って延在し、内容物が収容される収容室Rとされている。そして、上記弁部材13を具備していることで、シリンダ10内の加圧時に、収容室R内の内容物が下弁座部26から容器本体2内に戻ることが規制され、且つシリンダ10内の減圧時に、容器本体2内の内容物が下弁座部26から収容室R内に流入することが許容されている。
装着筒部61は、本体筒部60の下端よりも下方に向けて延びており、ステム6における立ち上がり筒部43に外嵌している。なお、装着筒部61と本体筒部60の周壁部60bとの間には、上下方向及び径方向の両側に沿って延在する補強壁部63が、周方向に間隔をあけて複数配設されている。この補強壁部63によって、本体筒部60の周壁部60bと装着筒部61とは一体に連結されている。
さらに、空気孔25はステム6に形成された連通路71を通して外部に連通している。この連通路71は、ステム6における小径部42の外周面に、小径部42の上下方向の全長に亘って延在するように形成され、環状空間70を介して空気孔25に連通している。
具体的には、図4及び図5に示すように、容器本体2の口部2aの上端開口縁には第1係合リブ(第1係合部)80が形成され、シリンダ10におけるフランジ部20には第1係合リブ80に対して係合し、容器本体2の口部2aに対するシリンダ10の周方向の移動を規制する第2係合リブ(第2係合部)81が形成されている。
これにより、第1係合リブ80及び第2係合リブ81は、周方向に交互に並んだ状態で配置され、周方向に互いに係合している。
次に、上述のように構成された吐出容器1を使用する場合について説明する。
はじめに、使用を開始するにあたって、図1に示されるような下降端位置P1に位置する押下ヘッド5を容器軸O回りに回転させることで、該押下ヘッド5を規制筒12に対して周方向に移動させて螺着を解除することができる。なお、押下ヘッド5の回転に伴ってステム6も一体に回転する。
なお、ピストン11の上方移動に伴って、ピストン11の連結段部41が規制筒12におけるガイド筒部33の下端に対して下方から当接する。これにより、ピストン11のそれ以上の上方移動を規制することができ、ステム6及び押下ヘッド5を予め設定された上昇端位置P2に正確に位置させることができる。
また、押下ヘッド5を押下して内容物を吐出する場合には、ピストン11の移動による環状空間70内の容積変化に伴って、該環状空間70内と容器本体2内とで空気を相互に流通させることができ、スムーズな押下操作を実施できる。さらに、例えば容器本体2が高温環境下におかれた場合などであっても、容器本体2内と外部との連通を、空気孔25、環状空間70及び連通路71を通して良好に確保することができるので、前述の作用効果を奏功させることができる。
この場合において、口部2aの内面とは別の位置に第1係合リブ80を形成すれば良いので、第1係合リブ80を気にする必要がなく、口部2aの加工調整及び内径管理を正確且つ容易に行うことができる。従って、漏れ防止に繋げることができると共に高品質化を図り易い。
例えば、容器本体2の口部2aの上端開口縁に凹部82を形成せずに、フランジ部20を上端開口縁上に配置させる構成とし、上端開口縁とフランジ部20の下面との間に第1係合部及び第2係合部を形成しても構わない。この場合、第1係合部及び第2係合部のうちの一方を例えば凸部(突起)とし、他方を凸部が係合する凹部(窪み)としても良い。
P1…下降端位置
P2…上昇端位置
1…吐出容器
2…容器本体
2a…容器本体の口部
3…装着キャップ
4…ポンプ
5…押下ヘッド
5a…吐出孔
6…ステム
10…シリンダ
11…ピストン
12…規制筒
14…コイルばね(付勢手段)
20…フランジ部
24…シール筒
80…第1係合リブ(第1係合部)
81…第2係合リブ(第2係合部)
82…凹部
Claims (2)
- 内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着される有頂筒状の装着キャップと、
前記装着キャップに、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、
前記ステムの上端に装着されると共に、吐出孔が形成された押下ヘッドと、を備え、
前記ポンプは、前記装着キャップによって前記容器本体の口部内に挿入された状態で保持されると共に内側に前記ステムが上方に向けて立設されたシリンダと、前記ステムに連係すると共に前記シリンダ内に上下摺動可能に嵌合されたピストンと、前記シリンダの上端部に装着されると共に、下降端位置に位置する前記押下ヘッドが螺着され、前記押下ヘッド及び前記ステムの上方移動を規制する規制筒と、を備え、
前記シリンダは、前記容器本体の口部の上端開口縁に組み合わされる環状のフランジ部を有し、
前記容器本体の口部の上端開口縁には、前記フランジ部を収容する環状の凹部が形成され、
前記フランジ部には、前記容器本体の口部の上端開口縁に形成された第1係合部に対して係合し、前記容器本体の口部に対する前記シリンダの周方向の移動を規制する第2係合部が形成され、
前記第1係合部は、前記凹部を画成する壁面のうち、径方向内側を向く内壁面に形成され、
前記第2係合部は、前記フランジ部の外周面に形成されていることを特徴とする吐出容器。 - 請求項1に記載の吐出容器において、
前記シリンダには、前記容器本体の口部の内側に嵌合するシール筒が形成されていることを特徴とする吐出容器。
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