JP6295279B2 - 真空断熱二重容器の製造方法 - Google Patents

真空断熱二重容器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6295279B2
JP6295279B2 JP2016000491A JP2016000491A JP6295279B2 JP 6295279 B2 JP6295279 B2 JP 6295279B2 JP 2016000491 A JP2016000491 A JP 2016000491A JP 2016000491 A JP2016000491 A JP 2016000491A JP 6295279 B2 JP6295279 B2 JP 6295279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
vacuum
inner cylinder
double container
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016000491A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017121944A (ja
Inventor
澁木 収一
収一 澁木
Original Assignee
株式会社セブン・セブン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社セブン・セブン filed Critical 株式会社セブン・セブン
Priority to JP2016000491A priority Critical patent/JP6295279B2/ja
Publication of JP2017121944A publication Critical patent/JP2017121944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6295279B2 publication Critical patent/JP6295279B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Table Devices Or Equipment (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Description

本発明は、真空断熱二重容器の製造方法に関するものである。
ビール等の飲料を注ぐ容器として、これまで、ガラス製、陶製等の種々の素材のものが提案されており、本出願人は特開2003−129291号に開示される金属製(チタン製)の真空断熱二重容器を提案している。
特開2003−129291号公報
本出願人は、この金属製の真空断熱二重容器について更なる研究開発を進めた結果、極めて商品価値の高い真空断熱二重容器を提供し得る画期的な製造方法を開発した。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
チタン製の外筒1内に空間部Sを介してチタン製の内筒2を配設し、前記外筒1と前記内筒2との間の空間部Sを真空断熱空間部とする真空断熱二重容器の製造方法であって、前記外筒1及び前記内筒2を真空加熱炉6で加熱しながら前記空間部Sを脱気して脱気孔を真空封止し、続いて、前記真空加熱炉6内に窒素ガスTを導入して前記外筒1の表面に窒化部10を形成し、続いて、前記窒化部10を加熱処理し、続いて、前記外筒1の表面を下記の陽極酸化処理して着色することを特徴とする真空断熱二重容器の製造方法に係るものである。

陽極として前記外筒1、陰極として通電性金属を採用し、前記外筒1の表面に陽極酸化被膜9を形成する処理であって、前記陽極酸化被膜9の厚さを印加電圧と時間とにより適宜調整する処理。
また、チタン製の外筒1内に空間部Sを介してチタン製の内筒2を配設し、前記外筒1と前記内筒2との間の空間部Sを真空断熱空間部とする真空断熱二重容器の製造方法であって、前記外筒1及び前記内筒2を真空加熱炉6で加熱しながら前記空間部Sを脱気して脱気孔を真空封止し、続いて、前記外筒1及び前記内筒2を冷却し、続いて、前記外筒1及び前記内筒2を前記真空加熱炉6で加熱し、続いて、前記真空加熱炉6内に窒素ガスTを導入して前記外筒1の表面に窒化部10を形成し、続いて、前記窒化部10を加熱処理し、続いて、前記外筒1の表面を下記の陽極酸化処理して着色することを特徴とする真空断熱二重容器の製造方法に係るものである。

陽極として前記外筒1、陰極として通電性金属を採用し、前記外筒1の表面に陽極酸化被膜9を形成する処理であって、前記陽極酸化被膜9の厚さを印加電圧と時間とにより適宜調整する処理。
また、請求項1,2いずれか1項に記載の真空断熱二重容器の製造方法において、前記内筒2の開口部を閉塞した状態で前記真空加熱炉6内に窒素ガスTを導入して前記外筒1の表面に窒化部10を形成することを特徴とする真空断熱二重容器の製造方法に係るものである。
また、請求項3記載の真空断熱二重容器の製造方法において、前記真空加熱炉6の載置面6aに前記内筒2を逆さ状態に配して該内筒2の開口部を閉塞することを特徴とする真空断熱二重容器の製造方法に係るものである。
本発明により得られる真空断熱二重容器は、金属表面に形成された窒化部を加熱処理した後に陽極酸化処理して着色するから、従来にない独特な質感を呈する極めて高品位な真空断熱二重容器となり、しかも、この表面の独特な質感は、真空加熱炉内の冷却に用いられる窒素ガスによる窒化を利用したものであるから、確実に実現でき、前述した高品位な真空断熱二重容器を確実且つ効率良く製造することができるなど、従来にない作用効果を発揮する画期的な真空断熱二重容器の製造方法となる。
本実施例により製造された真空断熱二重容器の斜視図である。 本実施例により製造された真空断熱二重容器の部分拡大図である。 本実施例により製造された真空断熱二重容器の平断面図である。 本実施例に係る真空断熱二重容器の製造工程説明図である。 被処理体3の説明断面図である。 被処理体3の説明断面図である。 本実施例に係る真空断熱二重容器の製造工程説明図である。 本実施例に係る真空断熱二重容器の製造工程説明図である。 本実施例に係る真空断熱二重容器の製造工程説明図である。 被処理体3の説明斜視図である。 本実施例に係る真空断熱二重容器の製造工程説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、外筒1及び内筒2を真空加熱炉6で加熱しながら空間部Sを脱気して脱気孔を真空封止し、続いて、真空加熱炉6内に窒素ガスTを導入して外筒1の表面に窒化部10を形成し、続いて、窒化部10を加熱処理し、続いて、外筒1の表面を陽極酸化処理して着色する。この外筒1の表面は、陽極酸化処理により着色(例えば紫色や黄色に着色)された金属の結晶模様でキラキラ光る独特な質感を呈する。
従って、簡易な方法により、独特な質感を呈する今までに無い全く新しいデザインの容器を製造することができる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、外筒1内に空間部Sを介して内筒2を配設し、外筒1と内筒2との間の空間部Sを真空断熱空間部とする真空断熱二重容器の製造方法である。尚、本実施例では、真空断熱二重容器を、ワインやウイスキーなどのアルコール飲料を飲む際に使用するタンブラーとして構成しているが、これに限るものではない。
本実施例に係る外筒1及び内筒2は、図1,3に図示したように金属製(チタン製)の有底筒状体であり、内筒2は外筒1に比して径小で高さが低く設定され、また、夫々の開口部1a,2aは略同一径に設定されている。
従って、外筒1内に内筒2を同軸で配して開口部1a,2a同士を接合して、外筒1と内筒2との間に空間部Sが形成される。
本明細書におけるチタンとは、純チタン及びチタン合金を示す。また、外筒1及び内筒2夫々の素材(成分)や板厚や大きさ(形状)は、後述する真空断熱二重容器として製造した際に、該真空断熱二重容器の機能(特に断熱機能)を低下させない程度に後述する凹凸部4,5が形成されることを考慮して適宜選択される。
尚、外筒1及び内筒2を構成する素材はステンレスなどその他の金属でも良く、本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用するものである。
また、外筒1の底部中央には凹部1bが設けられ、この凹部1bの中央位置には真空封止する際の脱気孔1b’が設けられている。
また、外筒1及び内筒2には、図1,3に図示したように後述する製造過程においてその表面に凹凸部4,5が無数に形成される。
従って、この外筒1と内筒2とから成る真空断熱二重容器の表面に設けられる凹凸部4,5により、チタン製(金属製)でありながら、あたかも陶器のようなデコボコ感のあるデザインを呈することになる。
以上の構成から成る外筒1及び内筒2を用いた真空断熱二重容器の製造方法について説明する。
先ず、外筒1内に内筒2を配して互いに開口部1a,2a同士を溶接(TIG溶接)により接合し、被処理体3を設ける。この被処理体3を構成する外筒1の内面と内筒2の外面との間には空間部Sが形成される。この空間部Sは後に真空処理されることで真空断熱空間部となる。
続いて、外筒1と内筒2との空間部Sを脱気して脱気孔1b’を真空封止する。
具体的には、図4,5に図示したように被処理体3を真空加熱炉6内に配する。この際、被処理体3は開口部3aが閉塞されるように平坦な載置面6aに逆さ状態に配され、この状態で外筒1の底部に設けた脱気孔1b’の周囲にロウ材7(チタンロウ)を配するとともに、このロウ材7の上に封止板8を載せる。
この状態で真空加熱炉6内の温度を約800℃以上とするとともに、徐々に脱気して高真空状態(10−3〜10−5Torr)とし、更に、温度を約1050℃まで上げる。
この際、ロウ材7が熔融して外筒1と封止板8が一体化して脱気孔1b’が閉塞され、外筒1と内筒2との間の空間部Sが真空状態のまま封止されて真空断熱空間部が形成される(図6参照)。
加熱を停止して自然冷却により真空加熱炉6内の温度が700℃よりも低い温度(約630℃〜670℃)に下がった時点で真空加熱炉6内に窒素ガスTを導入して常圧に戻し(この時点で凹凸部4,5が形成される)、一気に常温まで温度を下げて被処理体3を冷却し真空封止作業は完了する。
具体的には、真空加熱炉6内の温度をチタンの再結晶温度以上、且つチタンの変態点880℃(α組織からβ組織の変わる温度)を超える約1,050℃とするとともに、高真空状態(10−3〜10−5Torr)とし、この状態を15分〜20分保持する。これにより、被処理体3の外筒1及び内筒2は再結晶し(β組織となり)、延性が増加する(再結晶しない部分は結晶粒が粗大化した状態となっている。)。その後、加熱を停止し、自然冷却により真空加熱炉6内の温度が約700℃以下になった時点で、真空加熱炉6内に窒素ガスTを導入して一気に常圧常温まで戻して被処理体3を急速冷却する。この加熱冷却常圧処理において、外筒1及び内筒2には凹凸部4,5が生じる。
大気圧状況下に戻す(窒素ガスを導入する)処理を700℃よりも低い温度で行なうのは、約700℃以上の高温下においては素材が柔らか過ぎてしまい、この状態で大気圧環境下(常圧下)に戻すと外筒1及び内筒2に大きく凹む部分が生じて外筒1と内筒2とが当接してしまう部位ができてしまい、これを防止するためである。ただ、あまりにも低い温度で常圧下に戻しても凹凸は形成されにくく且つ時間がかかり過ぎてしまい、生産性が悪くなる。
この大気圧環境下の真空加熱炉6内におかれた外筒1及び内筒2は、その表面にはくっきりとした大きな凹凸部4,5が無数に形成され(図6参照)、窒素ガスTの導入により常温に戻ってこの凹凸部4,5は固定される。
また、図示していないが、この真空封止作業の際には、予め各被処理体3にはカバー体が被嵌されており、窒素ガスTを用いた冷却に際しては、被処理体3が窒素ガスTに触れないようにしている。被処理体3にカバー体を被嵌するのは、ロウ材7としてチタンロウを採用した場合、高温化で窒素ガスTに触れるとロウ材7が窒化してロウ材7としての性能が低下してしまうから、ロウ材7が窒素ガスTに触れないようにする為である。尚、この時、被処理体3を冷却する場合にはアルゴンガスを用いて冷却しても良い。
続いて、この真空封止作業を行った被処理体3を再び真空加熱炉6内に配してカバー体を被嵌した状態とし、前述したのと同様の加熱・冷却から成る加熱冷却常圧処理を行う。
この工程によりチタンの結晶粒子はより大きく成長し、凹凸部4,5もより大きくなる。
続いて、真空封止作業が済んだ被処理体3(外筒1)の表面に窒化部10(窒化層)を形成する。
具体的には、真空加熱炉6内で、被処理体3をカバー体で被嵌されない状態とし、この状態で加熱し(ロウ材7が溶融しない程度)、その後、窒素ガスTを用いて急速冷却すると、被処理体3の外表面3bには、窒素ガスTに触れることで窒化部10が形成される。この窒化部10は黒色でつや消し状態である。また、被処理体3の内表面3b(内筒2の内面)は、窒素ガスTに触れない為に窒化せず、素材(チタン)が持つ銀白色に輝く質感を呈する。
この窒化部10の形成に際しても、前述した工程ほどではないが、凹凸部4,5の形成が行われる。
尚、この被処理体3の内表面3bに窒素ガスTに触れない為の構成としては、被処理体3の開口部3aに蓋をすることで行っても良い。
また、本実施例では、凹凸部4,5を良好に形成すべく、被処理体3を加熱した後に冷却する加熱冷却常圧処理を合計3回行っているが、真空封止の際の1回のみでも、真空封止の際と窒化部10の形成の際の2回でも良い。前者の場合、被処理体3にカバー体を被嵌しない状態で行われ、ロウ材7の多少の性能低下は否めないが、真空封止と窒化部10の形成とが効率よく同時に行われることになる。
続いて、被処理体3の窒化部10を加熱処理する。
具体的には、被処理体3を真空加熱炉6内に配した状態とする。この際、被処理体3は開口部3aが閉塞されるように平坦な載置面6aに逆さ状態に配され、更に、被処理体3にはカバー体11が被嵌されている。
この状態で真空加熱炉6内の温度を約1050℃まで上げると、窒化部10は加熱されて白色(灰色)になる(図8参照)。この際、被処理体3の外表面3c全体にチタンの結晶がキラキラしたものが30%程度発生するが、本実施例では、これを後述のように陽極酸化処理してその表面を着色する。尚、窒化部10を加熱処理した後、急速冷却すべく窒素ガスTを導入しても被処理体3はカバー体11が被嵌されている為、その外表面3cに窒化部10は形成されない(図9,10参照)。
続いて、この被処理体3を陽極酸化処理し内外表面3b,3cを着色して完成する。
具体的には、この陽極酸化処理は、図10に図示したように陽極としての被処理体3と、陰極としての通電性金属15(例えばアルミニウムや銅)とを、導電性の水溶液13(電解質溶液/硫酸水溶液やリン酸水溶液など)中に配して電圧を印加し、被処理体3の内外表面3b,3cに陽極酸化被膜9を形成する処理である。符号12は処理容体、14は電気回路である。
この陽極酸化処理により被処理体3の内外表面3b,3cは着色される。
この被処理体3の内外表面3b,3cに形成される陽極酸化被膜9は、陰極としての通電性金属15や水溶液13の組成によって種々の色となり得るが、更に、陽極酸化被膜9は、光の屈折作用(干渉作用)から陽極酸化処理前の地色と異なる色が発色する(図1,2参照)。
また、印加電圧と時間を調整して陽極酸化被膜9の厚さを異ならせることができ、この陽極酸化被膜9は厚さに応じて色が変化する。具体的には、例えば、陽極酸化被膜9の厚さが厚い方から薄い方へ順に、黄、青、紫などの色を自然に発色させることができる。
尚、チタンの再結晶温度以下で溶融するロウ材を用いれば、凹凸部4,5が形成されない真空断熱の空間部を有する二重容器が形成される。この二重容器を用いて外筒1の外表面3cを窒化し、内外表面3b,3cを陽極酸化処理しても良い。また、陽極酸化処理は窒化部10が形成される外筒1の外表面3cのみに施すようにしても良い。
本実施例は上述のように構成したから、金属表面3cに形成された窒化部10を加熱処理した後に陽極酸化処理して着色するから、従来にない独特な質感を呈する極めて高品位な真空断熱二重容器となり、しかも、この真空断熱二重容器の表面の独特な質感は、該真空断熱二重容器を製造する際の真空加熱炉内の冷却に用いられる窒素ガスによる窒化を利用したものであるから、確実に実現でき、前述した高品位な真空断熱二重容器を確実且つ効率良く製造することができる。
また、本実施例は、窒化部10を形成しなかった内表面3bにも陽極酸化処理により着色されることで高級感を向上することができ、より一層商品価値を高めることができる。
また、本実施例は、チタン製でありながら、その表面に設けられる凹凸部4,5から成る凹凸感からあたかも陶器のようなデザインを呈する極めて高品位な(芸術性の高い)高品位で且つ同じものが二つとないという付加価値を有する真空断熱二重容器が得られることになり、しかも、この真空断熱二重容器の表面に設けられる凹凸部がチタンの再結晶を利用したものであるから、確実に実現できるものであり、前述した高品位で且つ同じものが二つとない真空断熱二重容器を確実且つ効率良く製造することができることになる。
また、本実施例は、被処理体3の外筒1及び内筒2を加熱することで結晶粒の大きな独特な風合いのデザイン(チタン結晶模様)が得られ、しかも、このチタン結晶模様の大きさや形状や配置等がランダムとなり、よって、前述した凹凸部4,5だけでなく様々な模様のものを意図せずとも製造することができる。実際の製造工程において再結晶しない部分も生じることになり、これがかえってオリジナルな模様として現れることになり、しかも、本実施例は加熱して常温に戻す工程を複数回繰り返し行なうから、その都度異なった部位に凹凸が形成されることになり、このことによってもオリジナルな模様が形成されることになる。
また、本実施例は、外筒1及び内筒2をチタン製としたから、オールチタン製とすることでより一層高級感を増すことができる。
また、本実施例は、陽極酸化被膜には抗菌作用、耐食性を向上する作用があるから、この点においても有用である。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
S 空間部
T 窒素ガス
1 外筒
2 内筒
6 真空加熱炉
6a 載置面
9 陽極酸化被膜
10 窒化部

Claims (4)

  1. チタン製の外筒内に空間部を介してチタン製の内筒を配設し、前記外筒と前記内筒との間の空間部を真空断熱空間部とする真空断熱二重容器の製造方法であって、前記外筒及び前記内筒を真空加熱炉で加熱しながら前記空間部を脱気して脱気孔を真空封止し、続いて、前記真空加熱炉内に窒素ガスを導入して前記外筒の表面に窒化部を形成し、続いて、前記窒化部を加熱処理し、続いて、前記外筒の表面を下記の陽極酸化処理して着色することを特徴とする真空断熱二重容器の製造方法。

    陽極として前記外筒、陰極として通電性金属を採用し、前記外筒の表面に陽極酸化被膜を形成する処理であって、前記陽極酸化被膜の厚さを印加電圧と時間とにより適宜調整する処理。
  2. チタン製の外筒内に空間部を介してチタン製の内筒を配設し、前記外筒と前記内筒との間の空間部を真空断熱空間部とする真空断熱二重容器の製造方法であって、前記外筒及び前記内筒を真空加熱炉で加熱しながら前記空間部を脱気して脱気孔を真空封止し、続いて、前記外筒及び前記内筒を冷却し、続いて、前記外筒及び前記内筒を前記真空加熱炉で加熱し、続いて、前記真空加熱炉内に窒素ガスを導入して前記外筒の表面に窒化部を形成し、続いて、前記窒化部を加熱処理し、続いて、前記外筒の表面を下記の陽極酸化処理して着色することを特徴とする真空断熱二重容器の製造方法。

    陽極として前記外筒、陰極として通電性金属を採用し、前記外筒の表面に陽極酸化被膜を形成する処理であって、前記陽極酸化被膜の厚さを印加電圧と時間とにより適宜調整する処理。
  3. 請求項1,2いずれか1項に記載の真空断熱二重容器の製造方法において、前記内筒の開口部を閉塞した状態で前記真空加熱炉内に窒素ガスを導入して前記外筒の表面に窒化部を形成することを特徴とする真空断熱二重容器の製造方法。
  4. 請求項3記載の真空断熱二重容器の製造方法において、前記真空加熱炉の載置面に前記内筒を逆さ状態に配して該内筒の開口部を閉塞することを特徴とする真空断熱二重容器の製造方法。
JP2016000491A 2016-01-05 2016-01-05 真空断熱二重容器の製造方法 Active JP6295279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016000491A JP6295279B2 (ja) 2016-01-05 2016-01-05 真空断熱二重容器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016000491A JP6295279B2 (ja) 2016-01-05 2016-01-05 真空断熱二重容器の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017121944A JP2017121944A (ja) 2017-07-13
JP6295279B2 true JP6295279B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=59306092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016000491A Active JP6295279B2 (ja) 2016-01-05 2016-01-05 真空断熱二重容器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6295279B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62224698A (ja) * 1986-03-26 1987-10-02 Sumitomo Metal Ind Ltd 美麗な発色チタン材の製造方法
JP2006063406A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Techno Kogyo Kk 高耐摩耗性干渉色皮膜を有するチタン材料の製造方法
JP5515030B2 (ja) * 2009-12-10 2014-06-11 国立大学法人東北大学 可視光応答性ルチル型二酸化チタン光触媒
JP5297436B2 (ja) * 2010-10-30 2013-09-25 株式会社セブン・セブン 真空断熱二重容器の製造方法
JP2013001989A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Seiko Instruments Inc 装飾部品、時計、及び装飾部品の製造方法
JP5977669B2 (ja) * 2012-12-28 2016-08-24 株式会社セブン・セブン 真空断熱二重容器の製造方法
JP5490303B1 (ja) * 2013-12-27 2014-05-14 株式会社昭和 食用油劣化防止部材の製造方法および食用油劣化防止部材。

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017121944A (ja) 2017-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6295279B2 (ja) 真空断熱二重容器の製造方法
JP5297436B2 (ja) 真空断熱二重容器の製造方法
CN109468554A (zh) 冷轧铝卷边部退火白斑的消除方法
JP5977669B2 (ja) 真空断熱二重容器の製造方法
CN107338403B (zh) 一种铝合金件成型的处理方法
JP4767298B2 (ja) 真空断熱二重容器の製造方法
KR101861108B1 (ko) 다이캐스팅 주조 알루미늄 제품의 컬러 아노다이징 방법 및 이를 이용한 컬러 아노다이징 알루미늄 제품
JP2012097310A (ja) 真空断熱二重容器の製造方法
CN107794470A (zh) 一种阳极化后无异色缺陷的5系铝板材的冷轧方法
JP2002226219A5 (ja)
CN107127250A (zh) 用于超高强度钢热成型的由铝制造的快速原型冲压工具
CN107739922B (zh) 一种可冲压用铝合金挤压板及其热处理方法
TWI569761B (zh) 鈦材保溫杯及其製造方法
US20070248485A1 (en) Titanium face plate for cellular phone with crystalline grain texture
CN113355631A (zh) 一种薄铁炊具和在薄铁炊具上形成装饰性氮化层的方法
JPH02200758A (ja) チタン合金極薄コイルの焼鈍法
JP2021054669A (ja) アモルファス6酸化アルミ膜の製造方法及びアモルファス6酸化アルミ膜
KR100636700B1 (ko) 알루미늄 조리용기의 제조방법
JP6343314B2 (ja) 焼酎収納容器
JP2001123277A (ja) ダイカスト用金型の表面処理方法およびその金型
JP2005539148A (ja) スパッターされる材料の基板への均一な付着を助長する結晶方位を有する非平面スパッターターゲットと該ターゲットを製造する方法
JP2021165425A (ja) 電子製品の筐体とするアルミニウム合金複合板及びその製造方法
CH539128A (fr) Procédé de fabrication d'une pièce métallique présentant une surface dure, et pièce métallique obtenue selon le procédé
JP2002028087A (ja) チタン製真空断熱二重容器の製造方法
US1273706A (en) Process of annealing aluminum.

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6295279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250