JP6291829B2 - 可搬型放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システム - Google Patents

可搬型放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システム Download PDF

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Description

本発明は、可搬型放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システムに関する。
放射線画像撮影装置としてFPD(Flat Panel Detector)を用いたものが知られており、従来は支持台と一体的に形成された、いわゆる専用機型として構成されていたが、近年、放射線検出素子等を筐体内に収納し、持ち運び可能とした可搬型(カセッテ型等ともいう。)の放射線画像撮影装置が開発され、実用化されている。
そして、可搬型の放射線画像撮影装置ではバッテリーが内蔵されている場合が少なくない。その場合、バッテリーの電力が無駄に消費されてしまうと、1回の充電で行うことができる撮影の回数が少なくなる。そのため、放射線画像撮影装置を頻繁に充電することが必要になり、撮影の作業効率が低下するとともに、ユーザーである放射線技師等は撮影の合間に頻繁に充電しなければならなくなるため放射線画像撮影装置の使い勝手が悪いと感じてしまう。そこで、電力を無駄に消費しないようにするために、例えば、撮影が一定時間行われない場合には、電力消費モードが自動的に消費電力の少ないスリープモードに切り替わるように構成された放射線画像撮影装置が知られている。
また、例えば特許文献1では、カセッテ型の放射線画像撮影装置の取っ手の部分に設けた取っ手保持検知手段からの信号等に基づいて、放射線技師等の操作者がカセッテ型の放射線画像撮影装置の取っ手を保持する等していて、放射線画像撮影装置を使った撮影が行われていない状態(すなわち非使用状態)であると判断される場合に、読み出し回路等への電力供給を抑制するように構成することで、消費電力を低減することを可能とする放射線画像撮影装置が提案されている。
特開2005−3756号公報
しかし、特許文献1に記載された放射線画像撮影装置では、放射線技師等の操作者が取っ手から手を離した後、撮影が行われるのか、或いは撮影に使用されずに放置されるのかを判別することは必ずしも容易ではなく、そのため、放射線画像撮影装置が放置されているにもかかわらず、少なくとも一定時間、読み出し回路等に電力を供給する状態が継続する可能性があり、電力が無駄に消費されてしまう可能性がある。そのため、放射線画像撮影装置には、電力の消費をより的確に抑制することが可能であることが求められる。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、放射線技師等の操作者の使用実態等にあわせて無駄な電力消費を的確に抑制することが可能な可搬型放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明の一の可搬型放射線画像撮影装置は、
二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備える可搬型放射線画像撮影装置において、
装置の電源のオン/オフを切り替え、または、装置の電力消費モードを、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、前記撮影可能モードよりも消費電力量が少な撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることが可能な切替手段と、
装置または撮影に関するイベント情報を収集し、または入力された前記イベント情報を受け付けるイベント情報管理手段と、
収集され、または入力された前記イベント情報を保存可能な記憶手段と、
を備え、
電力を供給するバッテリーを内蔵し、
前記切替手段は、
前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報と、現時点で収集されまたは入力された前記イベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断するとともに、
撮影が行われないと判断した場合には、前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替え
撮影が行われると判断した場合には、前記電源をオフからオンに切り替え、または、前記電力消費モードを前記省電力モードから前記撮影可能モードに切り替え、
放射線発生装置の放射線源を起動させる指示に基づく信号を受信した際に、前記放射線検出素子の電荷を除去するリセット処理を開始することを特徴とする。
また、本発明の他の可搬型放射線画像撮影装置は、
二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備える可搬型放射線画像撮影装置において、
装置の電源のオン/オフを切り替え、または、装置の電力消費モードを、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、前記撮影可能モードよりも消費電力量が少なく撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることが可能な切替手段と、
装置または撮影に関するイベント情報を収集し、または入力された前記イベント情報を受け付けるイベント情報管理手段と、
収集され、または入力された前記イベント情報を保存可能な記憶手段と、
装置に加わる加速度を検出する加速度センサーと、を備え、
を備え、
電力を供給するバッテリーを内蔵し、
前記イベント情報管理手段は、前記加速度センサーから前記加速度の情報を収集して前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
前記切替手段は、
前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報と、現時点で収集されまたは入力された前記イベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断するとともに、
撮影が行われないと判断した場合には、前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替え、
前記記憶手段に保存されている前記加速度センサーが検出した過去の前記加速度と、現時点で前記加速度センサーが検出した前記加速度に基づいて、装置が撮影室から退出したと判断した場合には、撮影が行われないと判断することを特徴とする。
また、本発明の他の可搬型放射線画像撮影装置は、
二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備える可搬型放射線画像撮影装置において、
装置の電源のオン/オフを切り替え、または、装置の電力消費モードを、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、前記撮影可能モードよりも消費電力量が少なく撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることが可能な切替手段と、
装置または撮影に関するイベント情報を収集し、または入力された前記イベント情報を受け付けるイベント情報管理手段と、
収集され、または入力された前記イベント情報を保存可能な記憶手段と、
を備え、
電力を供給するバッテリーを内蔵し、
前記イベント情報管理手段は、入力された撮影オーダー情報を前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
前記切替手段は、
前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報と、現時点で収集されまたは入力された前記イベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断するとともに、
撮影が行われないと判断した場合には、前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替え、
前記記憶手段に保存されている過去の前記撮影オーダー情報と、現時点で入力された前記撮影オーダー情報に基づいて、これから行われる撮影が一人の被撮影者に対して複数の撮影部位を撮影する撮影であると判断した場合には、撮影ごとに前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えるが、
これから行われる撮影が複数の被撮影者に対して同一の撮影部位を撮影する撮影であると判断した場合には、撮影ごとの前記電力消費モードの前記撮影可能モードから前記省電力モードへの切り替えは行わないことを特徴とする。
また、本発明の他の可搬型放射線画像撮影装置は、
二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備える可搬型放射線画像撮影装置において、
装置の電源のオン/オフを切り替え、または、装置の電力消費モードを、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、前記撮影可能モードよりも消費電力量が少なく撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることが可能な切替手段と、
装置または撮影に関するイベント情報を収集し、または入力された前記イベント情報を受け付けるイベント情報管理手段と、
収集され、または入力された前記イベント情報を保存可能な記憶手段と、
を備え、
電力を供給するバッテリーを内蔵し、
前記イベント情報管理手段は、入力された撮影オーダー情報を前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
前記切替手段は、
前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報と、現時点で収集されまたは入力された前記イベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断するとともに、
撮影が行われないと判断した場合には、前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替え、
前記記憶手段に保存されている過去の前記撮影オーダー情報に指定されている撮影部位または被撮影者の年齢と、現時点で入力された前記撮影オーダー情報に指定されている前記撮影部位または前記被撮影者の年齢とに基づいて、これから行われる撮影が、前記電力消費モードを前記省電力モードに切り替えた状態を経由して行われる撮影であると判断した場合には、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えるが、
これから行われる撮影が、前記電力消費モードを前記省電力モードに切り替えた状態を経由せずに行われる撮影であると判断した場合には、前記電力消費モードの前記撮影可能モードから前記省電力モードへの切り替えは行わないことを特徴とする。
また、本発明の他の可搬型放射線画像撮影装置は、
二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備える可搬型放射線画像撮影装置において、
装置の電源のオン/オフを切り替え、または、装置の電力消費モードを、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、前記撮影可能モードよりも消費電力量が少なく撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることが可能な切替手段と、
装置または撮影に関するイベント情報を収集し、または入力された前記イベント情報を受け付けるイベント情報管理手段と、
収集され、または入力された前記イベント情報を保存可能な記憶手段と、
を備え、
電力を供給するバッテリーを内蔵し、
前記イベント情報管理手段は、撮影が撮影室で行われるか、または回診車を用いて行われるかに関する情報を前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
前記切替手段は、
前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報と、現時点で収集されまたは入力された前記イベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断するとともに、
撮影が行われないと判断した場合には、前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替え、
前記記憶手段に保存されている過去の前記情報と、現時点で入力された前記情報とに基づいて、撮影が前記回診車を用いて行われると判断した場合には、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えることを特徴とする。
また、本発明の放射線画像撮影システムは、
二次元状に配列された複数の放射線検出素子と、
装置の電源のオン/オフを切り替え、または、装置の電力消費モードを、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、前記撮影可能モードよりも消費電力量が少ないが撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることが可能な切替手段と、
装置または撮影に関するイベント情報を収集し、または入力された前記イベント情報を受け付けるイベント情報管理手段と、
各機能部に電力を供給するバッテリーと、
外部との通信を行う通信手段と、
を備える可搬型放射線画像撮影装置と、
前記放射線画像撮影装置の前記イベント情報管理手段が収集しまたは前記イベント情報管理手段に入力された前記イベント情報を保存可能な記憶手段を備えるコンソールまたは管理装置と、
を備え、
前記コンソールまたは前記管理装置は、前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報と、現時点で前記放射線画像撮影装置の前記イベント情報管理手段が収集してまたは前記イベント情報管理手段に入力されて送信してきた前記イベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断するとともに、撮影が行われないと判断した場合には、前記放射線画像撮影装置の前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記放射線画像撮影装置の前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えるように前記放射線画像撮影装置の前記切替手段に指示し、
前記放射線画像撮影装置の前記切替手段は、前記コンソールまたは前記管理装置からの前記指示に基づいて、前記放射線画像撮影装置の前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記放射線画像撮影装置の前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えることを特徴とする。
本発明のような方式の可搬型放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システムによれば、放射線技師等の操作者の使用実態等にあわせて放射線画像撮影装置のバッテリーの無駄な電力消費を的確に抑制することが可能となる。そのため、可搬型放射線画像撮影装置においてバッテリーの1回の充電で行うことができる撮影の回数を増加させることが可能となり、放射線画像撮影装置を用いた撮影での撮影の作業効率をより向上させることが可能となる。また、そのため、放射線画像撮影装置や、放射線画像撮影装置を含む放射線画像撮影システムを、放射線技師等の操作者にとって使い勝手がよいものとすることが可能となる。
本実施形態に係る可搬型放射線画像撮影装置の外観を示す斜視図である。 可搬型放射線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。 撮影室等に構築された放射線画像撮影システムの構成例を示す図である。 回診車上に構築された放射線画像撮影システムの構成例、および操作者が携帯する携帯端末を表す図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影装置における電力消費を抑制するための構成の一例を表す図である。 撮影オーダー情報の例を表す図である。 撮影室が複数設けられる場合の放射線画像撮影システムの構成例等を表す図である。
以下、本発明に係る可搬型放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、可搬型放射線画像撮影装置を、単に放射線画像撮影装置と表す場合がある。また、以下では、放射線画像撮影装置として、シンチレーター等を備え、放射された放射線を可視光等の他の波長の電磁波に変換して放射線検出素子に照射するいわゆる間接型の放射線画像撮影装置について説明するが、本発明は、シンチレーター等を介さずに放射線を放射線検出素子で直接検出する、いわゆる直接型の放射線画像撮影装置に対しても適用することができる。
[可搬型放射線画像撮影装置]
図1は、本実施形態に係る可搬型放射線画像撮影装置の外観を示す斜視図である。本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、後述する放射線検出素子7等が筐体2内に収納されて構成されており、筐体2の一方の側面には、電源スイッチ25や切替スイッチ26、コネクター27、インジケーター28等が配置されている。また、図示を省略するが、本実施形態では、筐体2の例えば反対側の側面等に、外部と無線通信を行うためのアンテナ29(後述する図2参照)が設けられている。なお、放射線画像撮影装置1は、外部と無線方式で通信を行う場合にはアンテナ29を用い、外部と有線方式で通信を行う場合にはコネクター27に図示しないケーブルを接続させて通信するようになっている。
図2は、可搬型放射線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。図2に示すように、放射線画像撮影装置1には、図示しないセンサー基板上に複数の放射線検出素子7が二次元状(マトリクス状)に配列されている。各放射線検出素子7は、後述する放射線発生装置55の放射線源52(図3や図4参照)から照射され、図示しない被写体を透過した放射線の量に応じた電荷を発生させるようになっている。各放射線検出素子7には、バイアス線9が接続されており、バイアス線9は結線10に接続されている。そして、結線10はバイアス電源14に接続されており、バイアス電源14からバイアス線9等を介して各放射線検出素子7に逆バイアス電圧が印加されるようになっている。
各放射線検出素子7には、スイッチ素子として薄膜トランジスター(Thin Film Transistor。以下、TFTという。)8が接続されており、TFT8は信号線6に接続されている。また、走査駆動手段15では、配線15cを介して電源回路15aからゲートドライバー15bにオン電圧とオフ電圧が供給されるようになっており、ゲートドライバー15bで走査線5の各ラインL1〜Lxに印加する電圧をオン電圧とオフ電圧との間でそれぞれ切り替えるようになっている。そして、各TFT8は、走査線5を介してオン電圧が印加されるとオン状態になって、放射線検出素子7内に蓄積された電荷を信号線6に放出させ、また、走査線5を介してオフ電圧が印加されるとオフ状態になって、放射線検出素子7と信号線6との導通を遮断するようになっている。
読み出しIC16内には複数の読み出し回路17が設けられており、読み出し回路17にはそれぞれ信号線6が接続されている。そして、放射線検出素子7から放出された電荷は信号線6を介して読み出し回路17に流れ込み、増幅回路18では流れ込んだ電荷の量に応じた電圧値が出力される。そして、相関二重サンプリング回路(図2では「CDS」と記載されている。)19は、増幅回路18から出力された電圧値をアナログ値の画像データDとして読み出して下流側に出力する。そして、出力された画像データDはアナログマルチプレクサー21を介してA/D変換器20に順次送信され、A/D変換器20でデジタル値の画像データDに順次変換され、記憶手段23に出力されて順次保存されるようになっている。
制御手段22は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューターや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等で構成されている。専用の制御回路で構成されていてもよい。そして、制御手段22には、SRAM(Static RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)等で構成される記憶手段23が接続されており、また、アンテナ29やコネクター27を介して外部と無線方式や有線方式で通信を行う通信部30が接続されている。さらに、制御手段22には、走査駆動手段15や読み出し回路17、記憶手段23、バイアス電源14等の各機能部に必要な電力を供給するバッテリー24が接続されている。
本実施形態では、後述するように、制御手段22は、切替手段やイベント情報管理手段としても機能するようになっている。なお、以下では、制御手段22が切替手段として機能する場合には切替手段22Aと表し、イベント情報管理手段として機能する場合にはイベント情報管理手段22Bと表して説明するが、切替手段やイベント情報管理手段を制御手段22とは別体の回路等で構成することも可能である。
また、本実施形態では、後述するように、切替手段22Aは、放射線画像撮影装置1の電源のオン/オフの切り替えを行うことができるようになっている。また、イベント情報管理手段22Bは、放射線画像撮影装置1の電源がオフの状態においても、装置や撮影に関するイベント情報を収集し、或いはイベント情報の入力を受け付けるようになっている。そのため、放射線画像撮影装置1の電源がオフの状態でも、切替手段22Aやイベント情報管理手段22Bとしての制御手段22には、バッテリー24から、或いはバッテリー24とは別の、バッテリー24よりも容量が小さい電池等から常時電力が供給されるようになっている。なお、放射線画像撮影装置1の電源がオフの状態での電力の消費量が極力小さくなるように構成されることは言うまでもない。
また、本実施形態では、後述するように、切替手段22Aは、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを、少なくとも、走査駆動手段15や読み出し回路17を含む各機能部に電力を供給し、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、撮影可能モードよりも消費電力量が少ないが撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることができるようになっている。
なお、本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、省電力モードとして、さらに、撮影可能モードと同様に各機能部に通電するが各放射線検出素子7のリセット処理は行わないスタンバイモードと、走査駆動手段15や読み出し回路17等には電力を供給せず、外部からの信号の送信等があった場合にそれを受信できるようにするための通信部30等の必要な機能部にのみ電力を供給するスリープモードとを有するように構成されている。この場合、スタンバイモードは、スリープモードよりは電力の消費量が多いが、撮影可能モードよりも電力の消費量が少ない。
また、省電力モードとして、スタンバイモードやスリープモード以外にも種々の電力消費レベルのモードを設けるように構成することも可能であり、電力消費モードにおけるモードの設定の仕方は適宜決められる。さらに、放射線画像撮影装置1における電力消費を抑制するための構成等については、放射線画像撮影システムについて説明した後で説明する。
[放射線画像撮影システム]
本実施形態に係る放射線画像撮影システム50の構成例について説明する。図3は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50の構成例を示す図である。図3では、放射線画像撮影システム50が撮影室R1内等に構築されている場合が示されている。撮影室R1には、ブッキー装置51が設置されており、ブッキー装置51は、そのカセッテ保持部51aに上記の放射線画像撮影装置1を装填することができるようになっている。なお、図3では、ブッキー装置51として、立位撮影用のブッキー装置51Aと臥位撮影用のブッキー装置51Bが設置されている場合が示されているが、一方のブッキー装置51のみが設けられていてもよい。また、図3に示すように、撮影室R1には、被写体を介してブッキー装置51に装填された放射線画像撮影装置1に放射線を照射する放射線発生装置55の放射線源52Aが少なくとも1つ設けられている。
また、撮影室R1には、撮影室R1内の各装置等や撮影室R1外の各装置等の間の通信等を中継するための、アクセスポイント53を備えた中継器54が設けられている。また、中継器54は、放射線発生装置55やコンソール58と接続されており、中継器54には、放射線画像撮影装置1やコンソール58等から放射線発生装置55に送信するLAN(Local Area Network)通信用の信号等を放射線発生装置55用の信号等に変換し、また、その逆の変換も行う図示しない変換器が内蔵されている。また、放射線発生装置55は、放射線源52から適切な線量の放射線が照射されるように、放射線源52に対して管電流や照射時間等を設定するなど種々の制御を行うようになっている。
本実施形態では、前室(操作室等ともいう。)R2には、放射線発生装置55の操作卓57が設けられており、操作卓57には、放射線技師等の操作者が操作して放射線発生装置55に対して放射線の照射開始等を指示するための曝射スイッチ56が設けられている。曝射スイッチ56には、図示しないボタンが設けられており、放射線技師等の操作者が曝射スイッチ56のボタンに対して1段目の操作(すなわちいわゆる半押し操作)を行うと、放射線発生装置55は放射線源52を起動させる。そして、操作者が曝射スイッチ56のボタンに対して2段目の操作(すなわちいわゆる全押し操作)を行うと、放射線発生装置55は、放射線源52から放射線を照射させる。なお、放射線発生装置55から放射線を照射する際の放射線発生装置55と放射線画像撮影装置1との間の連携の有無等については後で説明する。
また、図3に示すように、本実施形態では、コンピューター等で構成されたコンソール58が前室R2に設けられている。なお、コンソール58を撮影室R1や前室R2の外側や別室等に設けるように構成することも可能であり、適宜の場所に設置される。コンソール58には、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成される表示部58aが設けられており、また、図示しないマウスやキーボード等の入力手段を備えている。また、コンソール58には、HDD(Hard Disk Drive)等で構成された記憶手段59が接続され、或いは内蔵されている。さらに、図示を省略するが、コンソール58には、LAN等のネットワーク等を介してHIS(Hospital Information System;病院情報システム)やRIS(Radiology Information System;放射線科情報システム)、PACS(Picture Archiving and Communication System)等が接続されている。
一方、放射線画像撮影装置1は、図4に示すように、ブッキー装置51には装填されずに、いわば単独の状態で用いることもできるようになっている。図4は、回診車60上に構築された放射線画像撮影システム50の構成例を示す図である。例えば、患者Hが病室R3のベッドBから起き上がれず、図3に示したような撮影室R1に行くことができないような場合には、図4に示すように、放射線画像撮影装置1や回診車60を病室R3内に持ち込み、ベッドBと患者Hの身体との間に差し込んだり患者Hの身体にあてがったりして用いることができる。
また、放射線画像撮影装置1を病室R3等で用いる場合、前述した撮影室R1に据え付けられた放射線発生装置55に代えて、図4に示すように、放射線発生装置55が回診車60に搭載されて病室R3に持ち込まれる。また、この場合、回診車60には、放射線の照射方向等を適切に変えることができるポータブルの放射線52Pが搭載される。また、回診車60には、ノートパソコン等の可搬型のコンピューター等で構成されるコンソール58等も搭載されている。なお、図4では図示を省略したが、回診車60には、図3に示したアクセスポイント53や中継器54等も搭載されるように構成される。
なお、図3に示した撮影室R1で撮影を行う場合も同様であるが、例えば図4に示すように、放射線技師等の操作者Eに表示部71を有する携帯端末70を携帯させ、コンソール58の表示部58a上に表示させる画像を、携帯端末70の表示部71上にも表示させるなど、携帯端末70にコンソール58と同様の機能を持たせるように構成することも可能である。このように構成すれば、放射線技師等の操作者が、いちいちコンソール58の所に行かなくても、自分が携帯している携帯端末70の表示部71上で画像を確認することが可能となるため、操作者にとって使い勝手がよいものとなる。
また、本実施形態では、コンソール58は、放射線画像撮影装置1から画像データD等が送信されてくると、それらに基づいてゲイン補正や欠陥画素補正、撮影部位に応じた階調処理等の精密な画像処理を行って放射線画像を生成する画像処理装置としても機能するようになっている。
[放射線画像撮影装置と放射線発生装置との間の連携の有無について]
なお、よく知られているように、上記のように放射線発生装置55から放射線画像撮影装置1に放射線を照射して撮影を行う場合、放射線発生装置55と放射線画像撮影装置1との間でインターフェースを確立し、両者の間で連携をとりながら撮影が行われる場合がある。なお、以下、この方式を連携方式(同期方式等ともいう。)という。
この連携方式の場合、放射線画像撮影装置1は撮影前に各放射線検出素子7内から電荷を除去する各放射線検出素子7のリセット処理を開始し、放射線技師等の操作者が曝射スイッチ56に対して2段目の操作(すなわち全押し操作)を行った時点で、放射線画像撮影装置1に直接、或いはコンソール58を介して照射開始信号を送信する。放射線画像撮影装置1は、例えばその時点で行っている各放射線検出素子7のリセット処理が1フレーム分(すなわち走査線5の最後のラインLxまで)終わった時点でリセット処理を停止する。そして、走査駆動手段15から各走査線5を介して各TFT8にオフ電圧を印加させて各TFT8をオフ状態とし、各放射線検出素子7内で発生した電荷が各放射線検出素子7内に蓄積される電荷蓄積状態に移行させる。そして、放射線画像撮影装置1から放射線発生装置55にインターロック解除信号を送信することで、放射線発生装置55から放射線画像撮影装置1に対して放射線が照射される。連携方式では、このようにして、放射線画像撮影装置1と放射線発生装置55とが連携して撮影が行われる。
なお、放射線画像撮影装置1が、例えば上記のように電力消費モードを撮影可能モードと省電力モード(スタンバイモード、スリープモード)との間で切り替えることができるように構成されている場合、従来、以下のように構成されるケースがあった。すなわち、放射線技師等の操作者がコンソール58を操作して放射線画像撮影装置1をスリープモードから覚醒させると、放射線画像撮影装置1は、覚醒した初期の状態ではスタンバイモードに移行して各機能部に対して初期設定等の必要な処理を行わせる。そして、初期動作が完了した時点で電力消費モードを撮影可能モードに切り替え、撮影に向けて、上記のように各放射線検出素子7のリセット処理を行うように構成される場合があった。
しかし、これに代えて、例えば、放射線発生装置55を、曝射スイッチ56の1段目の操作(すなわち半押し操作)が行われた時点で放射線画像撮影装置1に信号を送信するように構成し、或いは、曝射スイッチ56に半押し操作等がなされたか否かを検出する検出手段(例えば特開2011−104083号公報のストローク検出手段60参照)を取り付けて曝射スイッチ56の1段目の操作(すなわち半押し操作)が行われた時点でこの検出手段から放射線画像撮影装置1に信号を送信するように構成する。一方、放射線画像撮影装置1は、コンソール58からの覚醒信号を受信してスリープモードから覚醒し、上記のように初期動作が完了しても、電力消費モードを撮影可能モードに切り替えず、スタンバイモードを継続するように構成する。そして、上記のように、放射線発生装置55や検出手段から曝射スイッチ56の1段目の操作が行われた旨の信号を受信した時点で初めて電力消費モードを撮影可能モードに切り替えて各放射線検出素子7のリセット処理を開始するように構成することが可能である。
そして、曝射スイッチ56に対する2段目の操作(すなわち全押し操作)が行われ放射線発生装置55から上記の照射開始信号が送信されてきた時点で、必要な回数のリセット処理が行われていなければ、放射線画像撮影装置1は必要な回数のリセット処理が完了した時点で上記のようにインターロック解除信号を送信して電荷蓄積状態に移行する。
また、放射線発生装置55から照射開始信号が送信されてくるより先に、上記の必要な回数のリセット処理が完了した場合には、必要な回数のリセット処理が完了した時点でリセット処理を停止して電荷蓄積状態に移行させておき、上記の信号が送信されてきた時点で即座にインターロック解除信号を放射線発生装置55に送信するように構成することが可能である。また、必要な回数のリセット処理が完了した後もリセット処理を継続して行わせるように構成することも可能である。そして、この場合は、上記と同様に、照射開始信号が送信されてきた時点で時点で行っているリセット処理が1フレーム分終了した時点でリセット処理を停止し、電荷蓄積状態に移行させると同時に放射線発生装置55にインターロック解除信号を送信するように構成される。
いずれにせよ、上記のように構成することで、放射線画像撮影装置1における電力消費を的確に抑制して低減することが可能となる。すなわち、放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置1を覚醒させても、すぐには放射線発生装置55から放射線画像撮影装置1に放射線は照射されず、放射線画像撮影装置1と被写体との間のポジショニング等に時間がかかる場合がある。従来の場合には、ポジショニング等が行われている間も各放射線検出素子7のリセット処理が行われていたが、上記のように、この間にリセット処理を行わず、曝射スイッチ56に対する1段目の操作が行われた時点でリセット処理を開始するように構成することで、各放射線検出素子7のリセット処理が長々と行われることがなくなり放射線画像撮影装置1における電力消費を抑制することが可能となる。そして、上記のように、放射線画像撮影装置1への放射線の照射が開始される前に、少なくとも必要な回数のリセット処理を行うように構成すれば、各放射線検出素子7内から電荷を的確に除去した状態で撮影を行うことが可能となり、撮影を的確に行うことが可能となる。
一方、放射線発生装置55から放射線画像撮影装置1に放射線を照射して撮影を行う場合、上記のように放射線発生装置55と放射線画像撮影装置1との間でインターフェースが確立できず、或いはインターフェースを確立せず、両者の間で連携をとらずに、放射線画像撮影装置1自体で放射線の照射開始を検出するようにして撮影が行われる場合もある。なお、以下、この方式を非連携方式(非同期方式等ともいう。)という。
この非連携方式の場合、放射線画像撮影装置1に放射線センサー等を取り付けたり、バイアス線9や結線10(図2参照)を流れる電流を検出する電流検出手段を設ける(例えば特開2009−219538号公報等参照)等して、放射線センサーや電流検出手段等からの出力値に基づいて放射線画像撮影装置1自体で放射線の照射開始を検出するように構成することが可能である。また、放射線の照射開始前から、各TFT8を介して各放射線検出素子7からリークする電荷に対応するデータであるリークデータの読み出し処理を行ったり(例えば国際公開第2011/135917号パンフレット等参照)、放射線の照射開始前から画像データDの読み出し処理と同様にして各放射線検出素子7から照射開始検出用のデータの読み出し処理を行うように構成し(例えば国際公開第2011/152093号パンフレット等参照)、読み出したリークデータや照射開始検出用のデータ、或いはそれらのデータから算出される値等に基づいて放射線画像撮影装置1自体で放射線の照射開始を検出するように構成することも可能である。
そして、非連携方式の場合、放射線画像撮影装置1は放射線の照射開始を検出した時点で各TFT8をオフ状態として電荷蓄積状態に移行させるように構成される。そのため、非連携方式においても、放射線の照射により各放射線検出素子7内で発生した電荷を各放射線検出素子7内に的確に蓄積されることが可能となるため、非連携方式でも放射線画像撮影を的確に行うことが可能となる。なお、本発明は、連携方式で撮影を行う場合と非連携方式で撮影を行う場合のいずれの場合にも適用される。
[放射線画像撮影装置における電力消費を抑制するための構成等について]
以下、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1における電力消費を抑制するための構成等について、いくつかの例を挙げて説明する。また、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の作用についてもあわせて説明する。
本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、図5に示すように、装置の電源のオン/オフを切り替えたり、装置の電力消費モードを撮影可能モードと省電力モード(スタンバイモード、スリープモード)との間で切り替えることが可能な切替手段22Aを備えている。なお、省電力モードは、スリープモードとスタンバイモードの2種類有するように構成する必要はなく、1種類のモードでもよい。また、省電力モードとして3種類以上のモードを有するように構成することも可能である。
また、放射線画像撮影装置1は、図5に示すように、放射線画像撮影装置1や撮影に関するイベント情報を収集したり、外部装置や放射線技師等の操作者から入力されたイベント情報を受け付けるイベント情報管理手段22Bと、このようにして収集されたり入力されたイベント情報を保存可能な記憶手段31とを備えている。なお、この場合の記憶手段は、前述した記憶手段23(図2参照)等を用いるように構成してもよく、また、制御手段22のRAM等を用いるように構成することも可能であり、それらの記憶手段とは別体の記憶手段として構成することも可能である。また、イベント情報管理手段22Bは、必要に応じてSyslog32の機能を活用する等してイベント情報を収集したりイベント情報の入力を受け付けたりするようになっている。
そして、本実施形態では、切替手段22Aは、イベント情報管理手段22Bにより収集され、または入力が受け付けられて記憶手段31に保存されている過去のイベント情報と、現時点で収集され或いは入力されたイベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断する。そして、撮影が行われないと判断した場合には、放射線画像撮影装置1の電源をオンからオフに切り替えたり、電力消費モードを撮影可能モードから省電力モードに切り替えるように構成されている。
なお、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aは、イベント情報管理手段22Bにより収集され、または入力が受け付けられて記憶手段31に保存されている過去のイベント情報を解析したり、それらの過去のイベント情報に基づいていわば学習する。そして、その結果、切替手段22Aは、現時点でイベント情報が収集され或いはイベント情報が入力されると、そのイベント情報に対応する、或いは類似するイベント情報が過去に収集され入力された際の状況がどのような状況であったかを上記の解析や学習等から導き出して、この後、撮影が行われるか否かを判断するように構成される。
従って、下記の説明において、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aが、過去のイベント情報が記憶手段31に保存されており、あるイベント情報が現時点で収集され或いは入力されたという状況が与えられた場合に、撮影が行われる、或いは撮影が行われないと判断するように予めプログラミングされていたり、或いは予めそのように構成されているように読める部分があるとしても、それは本発明の趣旨に沿うものではない。本発明は、あくまで、上記のように、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aが解析や学習等によって自ら撮影が行われるか否かを判断するようになることを主張するものである。
なお、その場合も、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aが結果的に適切な判断を行うようになるようにするために、条件付けや方向付け等がユーザーによりなされることは言うまでもない。すなわち、例えば、イベント情報管理手段22Bが記憶手段31に保存するイベント情報の内容や、切替手段22Aが解析すべき内容等(すなわち後述する構成例で言えば例えば撮影オーダー情報の中の撮影部位や年齢等)については、ユーザーが条件付けや方向付け等を行うことになる。
また、以下では、切替手段22Aが、放射線画像撮影装置1の電源のオン/オフ切り替えと電力消費モードの切り替えのいずれの制御をも行うことができるように構成されていることを前提として説明するが、切替手段22Aで両方の制御を行うように構成する必要はなく、一方の制御のみを行うように構成することも可能である。また、上記の2つの制御以外の切り替え制御も含むように構成し、その切り替え制御によっても電力の消費量の大小を切り替えることができるように構成することも可能であり、上記のいずれの場合も本発明が適用される。さらに、本実施形態においても、従来の場合と同様に、電力消費モードが撮影可能モードの状態で、撮影が一定時間行われない場合には、自動的に省電力モードに切り替わるようになっている。
[構成例1]
電力消費を抑制するための構成例1では、放射線画像撮影装置1は、図5に示すように、加速度センサー33や時計(Real Time Clock。以下RTCと略す)34を備えるように構成される。また、イベント情報管理手段22Bは、少なくとも加速度センサー33からの出力値、すなわち放射線画像撮影装置1に関するイベント情報の1つである、加速度センサー33が検出した装置に加わる加速度の情報等を収集し、RTC34から出力される実時間を対応付けて前述した記憶手段31に保存する。また、この構成例1では、イベント情報管理手段22Bは、放射線技師等の操作者による放射線画像撮影装置1の電源のオン/オフの切り替えの情報や電力消費モードの切り替えの情報も収集して、実時間を対応付けて記憶手段31に保存する。
放射線技師等の操作者は、通常、放射線画像撮影装置1を撮影室R1(図3参照)に持ち込むと放射線画像撮影装置1の電源をオンする。また、全ての撮影が終了すると放射線画像撮影装置1の電源をオフして、前室R2や図示しない保管場所に運び出す。そして、このような動作が繰り返されるごとに、イベント情報管理手段22Bは、加速度センサー33が検出した加速度の情報にRTC34から出力される実時間を対応付けて記憶手段31にそれらの情報をイベント情報として記憶手段31に保存していき、放射線技師等の操作者による放射線画像撮影装置1の電源のオン/オフの切り替えや電力消費モードの切り替えがあればそれらの情報も収集して記憶手段31に保存していく。そして、このような動作が何度か繰り返されると、記憶手段31内には、加速度センサー33が検出した放射線画像撮影装置1に加わった加速度の情報や、放射線画像撮影装置1のオン/オフ或いは電力消費モードの切り替えの情報が蓄積される。
ここで、これらの情報を解析することを考える。この場合、それらの情報にはRTC34から出力される実時間が対応付けられているため、例えば、それらの情報を時系列的に並べる。また、放射線画像撮影装置1に加わった加速度に基づいて放射線画像撮影装置1が移動した(運ばれた)距離を算出することができる。そこで、放射線画像撮影装置1の移動や電源のオン/オフの切り替え(或いは電力消費モードの切り替え)を時系列的に見て行くと、例えば、放射線画像撮影装置1が所定距離だけ移動すると電源がオンされ(電力消費モードが撮影可能モードに切り替えられ)、放射線画像撮影装置1の電源がオフされると(或いは電力消費モードが省電力モードに切り替えられると)、放射線画像撮影装置1が所定距離だけ移動する等のパターンがあることが分かる。放射線画像撮影装置1の電源がオンされてから放射線画像撮影装置1が移動したり、或いは、放射線画像撮影装置1が所定距離だけ移動してから電源がオフされる等のパターンもあり得る。
そして、このパターンを解析すると、放射線画像撮影装置1の電源がオンされている場所、すなわち放射線画像撮影装置1が所定距離だけ移動した後で電源がオンされた場所、或いは放射線画像撮影装置1の電源がオンされてから所定距離だけ移動した先が撮影室R1(図3参照)すなわち装置を用いた撮影が行われる場所であることが分かる。また、放射線画像撮影装置1の電源がオフされてから所定距離だけ移動した先、或いは放射線画像撮影装置1が所定距離だけ移動した後で電源がオフされた場所が前室R1や保管場所、すなわち装置を用いた撮影は行われない場所であることが分かる。
そのため、例えば切替手段22Aは、記憶手段31に保存されているこれらの過去のイベント情報すなわち装置に加わる加速度の情報等から割り出した上記のパターンと、現時点でイベント情報管理手段22Bが収集したイベント情報から割り出される放射線画像撮影装置1の状態に基づいて、放射線画像撮影装置1が現時点でどのような状態にあるかを判断する。すなわち、加速度センサー33が検出した加速度により放射線画像撮影装置1が移動していると判断される場合には、撮影室R1に向かっているのか撮影室R1から退出しているのかを判断する。また、放射線画像撮影装置1が止まっているのであれば、撮影室R1にいるのか前室R2や保管場所にいるのかを判断する。
そして、切替手段22Aは、この判断処理において、放射線画像撮影装置1が撮影室R1から退出していたり、前室R2や保管場所等の、撮影室R1以外の場所にある場合には、放射線画像撮影装置1を用いた撮影が行われないと判断する。そして、撮影が行われないと判断した場合には、放射線画像撮影装置1の電源をオンからオフに切り替えたり、電力消費モードを撮影可能モードから省電力モード(例えばスリープモード)に切り替える。
このように構成することで、切替手段22Aが、少なくとも加速度センサー33が検出した加速度に基づいて放射線画像撮影装置1の状態すなわち放射線画像撮影装置1が現時点でどこにいるかを判断し、放射線画像撮影装置1を用いた撮影が行われないと判断した場合には、放射線画像撮影装置1の電源を的確にオフしたり、電力消費モードを的確に省電力モードに切り替えることが可能となる。また、放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置1の電源をオフする等の操作を行うことを忘れても、切替手段22Aにより自動的に切り替えられる。そのため、放射線画像撮影装置1において、放射線技師等の操作者の使用実態等にあわせて無駄な電力消費を的確に抑制することが可能となる。
また、逆に、切替手段22Aが、少なくとも加速度センサー33が検出した加速度に基づいて放射線画像撮影装置1が現時点で撮影室R1にいると判断し、放射線画像撮影装置1を用いた撮影が行われると判断した場合には、放射線画像撮影装置1の電源をオンに切り替えたり、電力消費モードを省電力モードから撮影可能モードに切り替えることが可能となる。また、放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置1の電源をオンする等の操作を行うことを忘れても、切替手段22Aにより自動的に切り替えられる。そのため、このように構成すれば、放射線画像撮影装置1の電源をオンしたり撮影可能モードに的確に切り替えて、放射線画像撮影装置1を撮影に用いることが可能な状態に切り替えることが可能となる。
なお、この構成例1の場合は、加速度センサー33が検出した加速度の情報等に必ずしも実時間の情報を対応付けなくてもよい。すなわち、この構成例1においては、RTC34は必須の構成要素ではない。また、逆に、以下の各構成例では、改めてRTC34により計られる実時間については触れないが、各イベント情報に実時間の情報を対応付けて記憶手段31に保存するように構成することも可能である。
[構成例2]
また、上記のように、加速度センサー33が検出した加速度の情報や放射線画像撮影装置1の電源のオン/オフ切り替え、電力消費モードの切り替え等の情報に、RTC34の実時間を対応付けて保存すれば、各情報に対応付けられた実時間の情報を解析することで、放射線画像撮影装置1がどのような時間帯に使用されているかが分かる。すなわち、例えば、午前9時から正午まで放射線画像撮影装置1を用いて撮影が行われ、正午から午後1時の間は撮影が行われず、午後1時以降の昼間は撮影が行われ、夜間はほとんど撮影が行われない等の傾向があることが分かる。
そこで、この構成例2では、例えば、イベント情報管理手段22Bは、放射線画像撮影装置1に放射線が照射されたことを表す情報を収集し、その情報に、RTC34により計られた実時間の情報を対応付けて、撮影に関するイベント情報として記憶手段31に保存する。なお、放射線画像撮影装置1に放射線が照射されたことを表す情報としては、例えば、上記の連携方式の場合も非連携方式の場合も、制御手段22が各TFT8をオフ状態として電荷蓄積状態に移行したことを上記の情報として収集するように構成することが可能である。なお、放射線画像撮影装置1から放射線発生装置55にインターロック解除信号を送信したという情報(連携方式の場合)や、制御手段22が放射線の照射開始を検出したという情報(非連携方式の場合)等の他の情報を、放射線画像撮影装置1に放射線が照射されたことを表す情報として収集するように構成することも可能である。
そして、切替手段22Aは、記憶手段31に保存されている、実時間と対応付けられている過去のイベント情報(すなわちこの場合は実時間と対応付けられた放射線照射の情報)から、放射線画像撮影装置1が撮影に使用される時間帯や撮影に使用されない時間帯等を割り出す。そして、RTC34が出力する現在の実時間が、放射線画像撮影装置1が使用されない時間帯である場合には、撮影が行われないと判断して、放射線画像撮影装置1の電源をオンからオフに切り替えたり、電力消費モードを撮影可能モードから省電力モードに切り替えるように構成される。
このように構成することで、現在の実時間が、切替手段22Aが過去の使用状況から割り出した、当該放射線画像撮影装置1が撮影に使用されない時間帯である場合には、撮影が行われないと判断して、放射線画像撮影装置1の電源を的確にオフしたり、電力消費モードを的確に省電力モードに切り替えることが可能となる。また、放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置1の電源をオフする等の操作を行うことを忘れても、切替手段22Aにより自動的に切り替えられる。そのため、放射線画像撮影装置1において、放射線技師等の操作者の使用実態等にあわせて無駄な電力消費を的確に抑制することが可能となる。
また、逆に、現在の実時間が、切替手段22Aが過去の使用状況から割り出した、当該放射線画像撮影装置1が撮影に使用される時間帯である場合には、撮影が行われると判断して、放射線画像撮影装置1の電源を的確にオンに切り替える等の電源や電力消費モードの切り替え処理を行うように構成すれば、放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置1の電源をオンする等の操作を行うことを忘れた場合であっても、切替手段22Aにより自動的に切り替えられる。そのため、放射線画像撮影装置1を撮影に用いることが可能な状態に的確に切り替えることが可能となる。
[構成例3]
なお、放射線画像撮影装置1の電力消費モードをスリープモードに切り替えてしまうと、再度、撮影可能モードに切り替えてから実際に撮影可能になるまでに時間がかかってしまう場合がある。その点、撮影可能モードと同様に各機能部に通電するが各放射線検出素子7のリセット処理は行わないスタンバイモードの場合には、スタンバイモードから撮影可能モードに切り替えると速やかに撮影を行うことができる。しかし、スタンバイモードはスリープモードに比べると電力消費量が多い。
一方、本発明者らの研究によれば、放射線画像撮影装置1の電力消費モードをスリープモードに切り替えた状態で、ある一定の時間間隔ごとに、走査線5や信号線6、放射線検出素子7、TFT8(図2参照)等が形成されたパネル部に、所定時間だけ通電すると、その後、放射線画像撮影装置1の電力消費モードをスリープモードから撮影可能モードに切り替えてから実際に撮影可能になるまでの時間を非常に短くすることが可能であることが分かっている(特願2013−207343号参照)。なお、このスリープモードにおいて定期的にパネル部に通電する電力消費モードを、スリープモードとは異なるモードとして、以下、定期通電モードという。また、定期通電モードは、スリープモードよりも電力消費量が多くなるが、撮影可能モードやスタンバイモードよりは電力消費量は格段に少ない。
そこで、例えば構成例2に示した電力消費モードの時間帯による切り替えをさらに細かく切り替えるように構成することも可能である。すなわち、例えば、病院等の施設では、午前中は患者が多いため、仮に現時点で次に行う予定の撮影がない場合でも、患者が来て撮影を行うことになる可能性が高い。そのため、このように放射線画像撮影装置1の使用頻度が高い時間帯には、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードからより消費電力が少ないモードに切り替えるとしても、再度、撮影可能モードに切り替えた場合に速やかに撮影を行うことができるスタンバイモードに切り替えることが望ましい。
また、午後は、午前中に比べれば患者が少なくなるが、仮に現時点で次に行う予定の撮影がない場合でも、患者が来て撮影を行うことになる可能性がある。そのため、このように放射線画像撮影装置1の使用頻度がいわば中程度の時間帯に、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードからより消費電力が少ないモードに切り替える場合には、スタンバイモードに切り替えると電力消費量が多くなるが、スリープモードに切り替えると患者がきた場合に速やかに対応できなくなってしまうため、上記の定期通電モードに切り替えることが望ましい。
さらに、夜間は、急患でもない限り、通常、放射線撮影は行われない。そのため、このように放射線画像撮影装置1の使用頻度が低い時間帯には、放射線画像撮影装置1の電力消費モードをスリープモードに切り替え、或いは、放射線画像撮影装置1の電源をオフに切り替えることが望ましい。なお、夜間に限らず、例えば、午後、放射線撮影をほとんど行わない施設等の場合には、上記と同様に、放射線画像撮影装置1の電力消費モードをスリープモードに切り替えたり、或いは、放射線画像撮影装置1の電源をオフに切り替えるように構成することも可能である。以上のように構成することで、放射線画像撮影装置1の使用実態等にあわせて無駄な電力消費を的確に抑制することが可能となる。
[構成例4]
一方、撮影を行う際、事前に、例えば図6に示すような撮影に関する撮影条件(「撮影部位」P7や「撮影方向」P8等)や患者情報(「患者ID」P2や「性別」4、「年齢」P5等)等が指定された撮影オーダー情報が作成される場合が多い。そして、例えば、一人の被撮影者(すなわちこの場合は患者)に対して腹部や胸部、頭部等の複数の撮影部位に対する撮影を行う場合には、図6の「撮影オーダーID」P1が「001」〜「004」のように、同じ患者に対して複数の撮影オーダー情報が作成されることになる。また、例えば児童の集団検診の場合のように、複数の被撮影者に対して同一の撮影部位(例えば胸部)を撮影する撮影が行われる場合には、図示を省略するが、異なる複数の被撮影者に対して同一の撮影部位が指定された複数の撮影オーダー情報が作成されることになる。
そして、複数の撮影オーダー情報が、前者のように、一人の患者に対して複数の撮影部位を撮影することを指定するものである場合、これらの撮影オーダー情報に従って撮影を行うと、撮影ごとに患者と放射線画像撮影装置1とのポジショニングや患者の移動等が行われるため、撮影と次の撮影との間にある程度の時間間隔が生じる。一方、後者の集団検診のように、複数の撮影オーダー情報が複数の被撮影者に対して同一の撮影部位を撮影することを指定するものである場合、これらの撮影オーダー情報に従って撮影を行うと、撮影が次々と行われ、撮影と次の撮影との間の時間間隔は短くなることが経験される。
そのため、このような場合に、撮影前にコンソール58から送信されてくるこれらの撮影オーダー情報を記憶手段31に保存しておき、これらの過去の撮影オーダー情報と、撮影と次の撮影との間の時間間隔との関係を解析すると、撮影オーダー情報が一人の患者に対して複数の撮影部位を撮影することを指定するものである場合には、撮影と次の撮影との間の時間間隔が長くなり、撮影オーダー情報が集団検診のように複数の被撮影者に対して同一の撮影部位を撮影することを指定するものである場合には、撮影と次の撮影との間の時間間隔が短くなる傾向があることが分かる。
そこで、構成例4では、放射線画像撮影装置1のイベント情報管理手段22Bは、撮影ごとにコンソール58から送信され入力されるこれらの撮影オーダー情報を撮影に関するイベント情報として記憶手段31に保存していき、切替手段22Aがそれらの過去のイベント情報に基づいて上記の解析を行う。すなわち、構成例4では、放射線画像撮影装置1に入力される撮影オーダー情報がイベント情報ということになる。そして、切替手段22Aは、今回の撮影前にコンソール58から送信されてきた撮影オーダー情報に基づいて、これから行われる撮影が一人の被撮影者に対して複数の撮影部位を撮影する撮影であると判断した場合には、撮影ごとに、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードからスタンバイモードに切り替えるように構成される。このように構成することで、撮影と次の撮影との間で患者と放射線画像撮影装置1とのポジショニングや患者の移動等が行われる間、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードからスタンバイモードに自動的に切り替えることが可能となり、放射線画像撮影装置1の電力消費を的確に抑制することが可能となる。
また、切替手段22Aは、今回の撮影前にコンソール58から送信されてきた撮影オーダー情報に基づいて、これから行われる撮影が集団検診のように複数の被撮影者に対して同一の撮影部位を撮影すると判断した場合には、撮影ごとの電力消費モードの撮影可能モードからスタンバイモードへの切り替えは行わず、撮影可能モードのままとするように構成される。このように構成することで、撮影と次の撮影との間の時間間隔が短い場合に、撮影ごとにいちいち放射線画像撮影装置1の電力消費モードの切り替え操作を行う必要がなくなり、撮影を迅速かつ的確に行うことが可能となる。
なお、この場合、一人の被撮影者に対して複数の撮影部位を撮影する場合に、放射線画像撮影装置1の電力消費モードをスリープモードに切り替えてしまうと、前述したように、再度、撮影可能モードに切り替えてから実際に撮影可能になるまでに時間がかかってしまう可能性がある。その点、スタンバイモードの場合には、スタンバイモードから撮影可能モードに切り替えると速やかに撮影を行うことができる。そのため、電力消費の抑制を図るとしても、上記の場合には、電力消費モードを撮影可能モードとスリープモードとの間で切り替えるのではなく、撮影可能モードとスタンバイモードとの間で電力消費モードを切り替えるように構成することが好ましい。
[構成例5]
また、放射線技師等の操作者は、撮影部位によって、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードからスタンバイモードに切り替えたり切り替えなかったりする場合がある。すなわち、撮影部位が患者の胸部等の場合、呼吸による体動があるため、放射線技師等の操作者は、適切と思う任意のタイミングで放射線を照射できるようにするために、通常、いつでも放射線を照射できる状態にしておきたいと考える場合が多い。そのため、ポジショニングの間も放射線画像撮影装置1の電力消費モードが撮影可能モードのままの状態で(すなわちスタンバイモード等に切り替えない状態で)撮影を行うケースが少なくない。
それに対し、撮影部位が手や脚部等のような場合、呼吸による体動はないため、放射線技師等の操作者は、放射線画像撮影装置1の電力消費モードがスタンバイモードから撮影可能モードになってから放射線を照射させればよく、ポジショニングの間は、消費電力を少なくするためにスタンバイモードに切り替えておく方がよいと考える場合がある。そのため、操作者によっては、撮影部位に応じて、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードからスタンバイモードに切り替えたり、或いは切り替えなかったりする場合が生じ得る。
そこで、この構成例5においても放射線画像撮影装置1に入力された撮影オーダー情報を撮影に関するイベント情報として、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aは、例えば、上記のように入力されて記憶手段31に保存されている過去の各撮影オーダー情報中に指定されている「撮影部位」P7(図6参照)と、現時点で入力された撮影オーダー情報に指定されている「撮影部位」P7とに基づいて、これから行われる撮影に対応する撮影オーダー情報に指定されている「撮影部位」P7が上記の手や脚部等の場合のように電力消費モードをスタンバイモードに切り替えた状態を経由して行われる撮影であると判断した場合には、電力消費モードを撮影可能モードからスタンバイモードに切り替える。しかし、これから行われる撮影に対応する撮影オーダー情報に指定されている「撮影部位」P7が上記の胸部等の場合のように電力消費モードをスタンバイモードに切り替えた状態を経由せずに撮影可能モードのまま行われる撮影であると判断した場合には、電力消費モードの撮影可能モードからスタンバイモードへの切り替えは行わず、撮影可能モードのまま撮影を行うように構成することが可能である。
このように構成することで、撮影される患者の部位すなわち撮影部位に応じて、放射線技師等の操作者が、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードのままで撮影を行う場合(胸部等の場合)と、一旦スタンバイモードに切り替えた後で、再度、撮影可能モードに切り替えて行う場合(手や脚部等の場合)があるが、それにあわせて、切替手段22Aが撮影部位に応じて放射線画像撮影装置1の消費電力モードを的確に切り替え、或いは切り替えないように構成することが可能となる。そのため、放射線画像撮影装置1において、放射線技師等の操作者の使用実態等にあわせて無駄な電力消費を的確に抑制することが可能となる。
[構成例6]
また、患者(被撮影者)が大人であるか幼児であるかに応じて、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードのままで撮影するか、一旦スタンバイモードに切り替えた後で、再度、撮影可能モードに切り替えて行うかが、放射線技師等の操作者の判断で変わる場合があり得る。すなわち、患者が大人である場合には、いわばじっとしていられるため、放射線技師等の操作者は、ポジショニングの間は、消費電力を少なくするためにスタンバイモードに切り替えておく方がよいと考える場合がある。一方、患者が幼児であるような場合には、じっとしていられない場合があり、操作者は、撮影部位によって、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードのままにして、ちょうどよいタイミングで放射線を照射したいと考える場合がある。そのため、操作者によっては、患者の年齢に応じて、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードからスタンバイモードに切り替えたり、或いは切り替えなかったりする場合が生じ得る。
そこで、この構成例6においても、上記の構成例5の場合と同様に放射線画像撮影装置1に入力された撮影オーダー情報を撮影に関するイベント情報として、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aは、例えば、上記のように入力されて記憶手段31に保存されている過去の各撮影オーダー情報中に指定されている「年齢」P5の情報と、現時点で(すなわち今回の撮影の際に)入力された撮影オーダー情報に指定されている「年齢」P5とに基づいて、今回の撮影に対応する撮影オーダー情報に指定されている「年齢」P5が、患者が大人であることを示している場合のように電力消費モードをスタンバイモードに切り替えた状態を経由して行われる撮影であると判断した場合には、電力消費モードを撮影可能モードからスタンバイモードに切り替える。しかし、これから行われる撮影に対応する撮影オーダー情報に指定されている「年齢」P5が、患者が幼児であることを示している場合のように電力消費モードをスタンバイモードに切り替えた状態を経由せずに撮影可能モードのまま行われる撮影であると判断した場合には、電力消費モードの撮影可能モードからスタンバイモードへの切り替えは行わず、撮影可能モードのまま撮影を行うように構成することが可能である。
このように構成することで、撮影される患者の年齢、すなわちじっとしていられる大人であるか、じっとしていられない幼児であるかに応じて、放射線技師等の操作者が、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードのままで撮影を行う場合(幼児の場合)と、一旦スタンバイモードに切り替えた後で、再度、撮影可能モードに切り替えて行う場合(大人の場合)があるが、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aが患者の年齢に応じて放射線画像撮影装置1の消費電力モードを的確に切り替え、或いは切り替えないように構成することが可能となる。そのため、放射線画像撮影装置1において、放射線技師等の操作者の使用実態等にあわせて無駄な電力消費を的確に抑制することが可能となる。
[構成例7]
一方、放射線画像撮影装置1は、例えば図3に示したように、撮影室R1のブッキー装置51に装填されて撮影に用いられたり、或いは図4に示したように、回診車60とともに病室R3に持ち込まれ、ブッキー装置51等には装填されない、いわば単独の状態で、ベッドBと患者Hの身体との間に差し込まれたり患者Hの身体にあてがわれたりして用いられる場合がある。そして、撮影室R1に据え付けられたいわゆる専用機型の放射線画像撮影装置の場合には撮影室R1でしか用いられないが、本実施形態のような可搬型の放射線画像撮影装置1の場合、撮影室R1でも病室R3でもどこでも撮影に用いることができるといったメリットがある。
そして、撮影室R1で放射線画像撮影装置1を用いて撮影が行われる場合、ブッキー装置51に装填された放射線画像撮影装置1と被写体である患者の撮影部位とのポジショニングを比較的速やかに行うことができ、比較的速やかに撮影が行われるため、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードにしたままで(すなわち省電力モードに切り替えずに)撮影を行っても、さほど大きな電力は消費されない。それに対し、放射線画像撮影装置1が回診車60とともに病室R3に持ち込まれる等して撮影が行われる場合、放射線画像撮影装置1と患者の撮影部位とのポジショニングに時間がかかる場合があり、そのような場合に撮影可能モードにしたままであると、比較的大きな電力が消費されてしまう虞れがある。そのため、回診車60とともに放射線画像撮影装置1を持ち込んで撮影を行う場合には、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを一旦省電力モードに切り替えた方がよい。
放射線画像撮影装置1には、例えば、撮影室R1に持ち込まれる際や、回診車60とともに病室R3に持ち込まれる際等に、事前に、撮影室R1に対応付けられているコンソール58や回診車60上のコンソール58等から撮影室R1や回診車60の識別情報が送信されてくる。また、撮影室R1や回診車60の識別情報等が送信されない場合でも、少なくとも、事前に、撮影室R1のアクセスポイント53(図3参照)や回診車60のアクセスポイント53(図4では図示省略)の識別情報(SSID等)等がコンソール58から送信されたり、或いは放射線技師等の操作者から入力されたり、或いは放射線画像撮影装置1自体がアクセスポイント53から入手したりする。
そこで、放射線画像撮影装置1のイベント情報管理手段22Bは、これらの撮影室R1や回診車60の識別情報や、アクセスポイント53の識別情報を、撮影に関するイベント情報(すなわち撮影が撮影室R1で行われるか或いは回診車60を用いて行われるかに関する情報)として収集し、或いは入力されたイベント情報を受け付ける。なお、放射線画像撮影装置1のイベント情報管理手段22Bは、イベント情報をアクセスポイント53の識別情報の形で収集し或いは入力を受け付けた場合には、収集し或いは入力を受け付けたアクセスポイント53の識別情報から、それに対応する撮影室R1や回診車60の識別情報を割り出して上記のイベント情報として管理する。すなわち、この構成例7では、撮影室R1や回診車60の識別情報が、撮影に関するイベント情報ということになる。
そして、イベント情報管理手段22Bは、撮影が行われるごとに、その撮影が行われた撮影室R1や回診車60の識別情報をイベント情報として記憶手段31に保存していく。そして、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aは、記憶手段31に保存されたイベント情報における撮影の状況を解析すると、上記のように、撮影室R1では放射線画像撮影装置1がブッキー装置51に装填されてから比較的速やかに撮影が行われるのに対して、放射線画像撮影装置1が回診車60とともに病室R3に持ち込まれて撮影が行われる場合には、放射線画像撮影装置1と患者の撮影部位とのポジショニングに時間がかかり、撮影が行われるまでの時間が比較的長いという傾向があることが分かる。
そこで、切替手段22Aは、上記のように、撮影前の時点で、撮影が撮影室R1で行われるか、または回診車60を用いて行われるかに関する情報を収集し或いは入力を受け付けると、記憶手段31に保存されている過去のイベント情報と、現時点で収集し或いは入力を受け付けた上記のイベント情報とに基づいて、撮影が回診車60を用いて行われると判断した場合には、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを一旦撮影可能モードから省電力モードに切り替えるように構成される。このように構成することで、回診車60を用いた撮影で、放射線画像撮影装置1と患者の撮影部位とのポジショニングに時間がかかる場合に、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを一旦撮影可能モードから省電力モードに自動的に切り替えることが可能となり、放射線画像撮影装置1の電力消費を的確に抑制することが可能となる。
[構成例7−1]
なお、病院等の施設内に撮影室R1が複数設けられていたり、或いは回診車60が複数配置されているような場合、上記のように、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aが、撮影室R1や回診車60、アクセスポイント53の識別情報を収集し或いは入力を受け付けると、撮影が撮影室R1で行われるか回診車60を用いて行われるかだけでなく、撮影がどの撮影室R1で行われるか、或いはどの回診車60を用いて行われるかまで知ることができる。
そして、図7に示すように、例えば撮影室R1が複数設けられる場合、撮影室R1によっては、立位撮影用のブッキー装置51Aや臥位撮影用のブッキー装置51Bのいずれか一方しかなかったり、或いは、立位撮影用のブッキー装置51Aと臥位撮影用のブッキー装置51Bとで放射線源52が共用されていたり、或いは別々に設けられていたりするなど、個々の撮影室R1ごとに撮影環境が異なっている場合がある。また、回診車60を用いて撮影を行う場合でも、回診車60ごとに、撮影に関する操作やその手順、或いは各操作に要する時間が異なっている場合があり、やはり個々の回診車60ごとに撮影態様が異なっている場合がある。
そこで、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aは、イベント情報管理手段22Bが収集したり入力を受け付けたりして記憶手段31に保存した過去のイベント情報と、今回の撮影で使用される撮影室R1や回診車60の情報に基づいて、撮影に用いられる撮影室R1や回診車60ごとに、撮影の際に、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを一旦撮影可能モードから省電力モードに切り替えるか、或いは撮影可能モードのまま撮影を行うかを決めるように構成することも可能である。なお、図7において、Nは撮影室R1とコンソール58とを接続するネットワークを表す。また、管理装置Sは、例えばサーバー等のコンピューターで構成されるが、管理装置Sについては後で説明する。
[構成例8]
一方、上記の構成を、放射線画像撮影装置1のバッテリー24(図2参照)の残りの電圧で、その後の撮影のスケジュールを完了することができるか否かの推定に用いることが可能である。すなわち、具体的には、図示を省略するが、放射線画像撮影装置1は、バッテリー24の電圧Vを検出する電圧検出手段を備えるように構成する。そして、イベント情報管理手段22Bは、電圧検出手段からのバッテリー24の電圧Vの情報や、撮影が行われた場合にはその情報を収集して記憶手段31に保存する。すなわち、この構成例8の場合は、電圧検出手段が検出するバッテリー24の電圧の情報と、撮影が行われたとの情報が、放射線画像撮影装置1に関するイベント情報ということになる。
そして、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aは、常時、或いはバッテリー24の電圧Vの残量が例えば設定された閾値以下になり少なくなった場合に、記憶手段31に保存されている過去のバッテリー24の電圧の情報や撮影が行われたとの情報から、現時点でのバッテリー24の電圧で残りの撮影スケジュールを完了することが可能か否かを判断する。そして、現時点でのバッテリー24の電圧で残りの撮影スケジュールを完了することができないと判断した場合には、その旨を、例えば、放射線画像撮影装置1やコンソール58上に表示したり放射線画像撮影装置1のインジケーター28(図1参照)を点灯、点滅させたり、或いは音声を発声する等して、ユーザーに報知するように構成することが可能である。
このように構成することで、バッテリー24の電圧Vの残量がなくなって残りの撮影スケジュールを完了することができなくなる前に、放射線技師等の操作者に放射線画像撮影装置1のバッテリー24を充電することについて的確に注意を喚起することが可能となる。そして、放射線技師等の操作者は、報知に従って、患者の入れ替え時間や休憩時間等を使って放射線画像撮影装置1のバッテリー24の充電を行うことが可能となり、バッテリー24の電圧Vの残量がなくなって残りの撮影スケジュールを完了することができなくなる事態が発生することを的確に防止することが可能となる。
なお、上記のように構成する際、例えば、放射線画像撮影装置1のバッテリー24の充電を行うごとに充電の速さ(すなわち単位時間あたりのバッテリー24の電圧Vの上昇率)の情報を収集しておき、現時点でのバッテリー24の電圧Vの残量に基づいて、どれだけの時間だけバッテリー24を充電すれば残りの撮影スケジュールを完了することができるか等の情報をも表示する等して通知するように構成することも可能である。このように構成すれば、放射線技師等の操作者は、少なくとも通知された時間だけ放射線画像撮影装置1のバッテリー24を充電することで、残りの撮影スケジュールを的確に完了させることが可能となる。
[構成例9]
なお、上記の構成例1〜8では、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aが、記憶手段31に保存されている過去のイベント情報と、現時点で収集し或いは入力を受け付けたイベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを自ら判断し、撮影が行われないと判断した場合には、放射線画像撮影装置1の電源をオンからオフに切り替えたり、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードから省電力モードに切り替える場合について説明した。しかし、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aが判断する代わりに、放射線画像撮影装置1のイベント情報管理手段22Bが収集し或いは入力を受け付けたイベント情報を、無線通信や有線通信を介してコンソール58(図3や図4参照)や管理装置S(図7参照)に送信し、コンソール58や管理装置Sが判断するように構成することも可能である。すなわち、上記の情報の収集入力処理や判断処理等を、放射線画像撮影装置1のみで行う代わりに、放射線画像撮影装置1やコンソール58等を含む放射線画像撮影システム50(図3、図4、図7参照)全体で行うように構成することも可能である。
具体的には、コンソール58や管理装置Sは、放射線画像撮影装置1のイベント情報管理手段22Bが収集し或いは入力を受け付けたイベント情報が送信されてくると、それを記憶手段59(図3参照)や記憶手段Sa(図7参照)に保存していく。そして、コンソール58や管理装置Sは、記憶手段59、Saに保存されている過去のイベント情報と、現時点で放射線画像撮影装置1のイベント情報管理手段22Bが収集し或いは入力を受け付けて送信してきたイベント情報とに基づいて、上記の構成例1〜8と同様にして撮影が行われるか否かを判断する。そして、撮影が行われないと判断した場合には、放射線画像撮影装置1の電源をオンからオフに切り替えたり、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードから省電力モードに切り替えるように放射線画像撮影装置1の切替手段22Aに指示する信号を送信する。そして、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aは、その指示に従って、放射線画像撮影装置1の電源をオンからオフに切り替えたり、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを撮影可能モードから省電力モードに切り替える処理を行うように構成される。
そして、このように構成することで、上記の構成例1〜8の場合と同様に、放射線画像撮影装置1において、放射線技師等の操作者の使用実態等にあわせて無駄な電力消費を的確に抑制することが可能となる。また、上記の構成例1〜8のように、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aやイベント情報管理手段22Bで上記の情報の収集入力処理や判断処理等を行うのではなく、放射線画像撮影装置1やコンソール58等を含む放射線画像撮影システム50全体で上記の判断処理等を行うことになる。そのため、放射線画像撮影装置1で上記の情報の収集入力処理や判断処理等の全てを行わなくて済むようになるため、その分、放射線画像撮影装置1の電力が消費されることをより的確に抑制することが可能となる。そして、放射線画像撮影装置1の切替手段22A(本実施形態の場合は制御手段22)にかかる処理の負荷をより軽減することが可能となる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1や放射線画像撮影システム50によれば、放射線画像撮影装置1の切替手段22Aは、記憶手段31、59、Saに保存されている過去のイベント情報と、放射線画像撮影装置1のイベント情報管理手段22Bが現時点で収集し或いは入力を受け付けたイベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断し、撮影が行われないと判断した場合には、放射線画像撮影装置1の電源をオンからオフに切り替えたり、電力消費モードを撮影可能モードから省電力モードに切り替えるように構成したため、放射線技師等の操作者の使用実態等にあわせて放射線画像撮影装置1のバッテリー24の無駄な電力消費を的確に抑制することが可能となる。
そのため、可搬型放射線画像撮影装置1においてバッテリー24の1回の充電で行うことができる撮影の回数を増加させることが可能となり、放射線画像撮影装置1を用いた撮影での撮影の作業効率をより向上させることが可能となる。また、そのため、放射線画像撮影装置1や、放射線画像撮影装置1を含む放射線画像撮影システム50を、放射線技師等の操作者にとって使い勝手がよいものとすることが可能となる。
なお、放射線技師等の操作者すなわちユーザーによって、放射線画像撮影装置1の使用の仕方が異なる場合も少なくない。そこで、上記のイベント情報管理手段22Bによる情報の収集入力処理や、切替手段22Aによる、記憶手段31に保存されている過去のイベント情報と、現時点で収集されまたは入力されたイベント情報とに基づく撮影が行われるか否かの判断処理を、当該放射線画像撮影装置1を使用するユーザーごとすなわち操作者ごとに個別に行うように構成することも可能である。この場合、例えば、放射線画像撮影装置1を使用するごとに、当該放射線画像撮影装置1に、ユーザーごとに割り振られたユーザーID等の識別情報を入力する。そして、放射線画像撮影装置1のイベント情報管理手段22Bは、収集し或いは入力を受け付けたイベント情報にこのユーザーに関する識別情報を付帯させて記憶手段31に保存していく。そして、切替手段22Aでの判断処理においては、現時点で当該放射線画像撮影装置1を使用しているユーザーに関する識別情報が付帯されたイベント情報のみに基づいて処理を行うように構成することが可能である。
このように構成すれば、放射線画像撮影装置1を使用するユーザーごとに、当該ユーザーの癖や技量、撮影の手順等に対する好み等に応じて、放射線画像撮影装置1の電源のオン/オフや電力消費モードの切り替えを適切に行うことが可能となり、放射線画像撮影装置1において、放射線技師等の操作者ごとの使用実態等にあわせてより的確に電力消費を抑制することが可能となる。
なお、本発明が上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
1 放射線画像撮影装置(可搬型放射線画像撮影装置)
7 放射線検出素子
22A 切替手段
22B イベント情報管理手段
24 バッテリー
30 通信部(通信手段)
31 記憶手段
33 加速度センサー
34 RTC(時計)
50 放射線画像撮影システム
58 コンソール
59 記憶手段
60 回診車
P5 年齢
P7 撮影部位
R1 撮影室
S 管理装置
Sa 記憶手段
V バッテリーの電圧

Claims (14)

  1. 二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備える可搬型放射線画像撮影装置において、
    装置の電源のオン/オフを切り替え、または、装置の電力消費モードを、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、前記撮影可能モードよりも消費電力量が少な撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることが可能な切替手段と、
    装置または撮影に関するイベント情報を収集し、または入力された前記イベント情報を受け付けるイベント情報管理手段と、
    収集され、または入力された前記イベント情報を保存可能な記憶手段と、
    を備え、
    電力を供給するバッテリーを内蔵し、
    前記切替手段は、
    前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報と、現時点で収集されまたは入力された前記イベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断するとともに、
    撮影が行われないと判断した場合には、前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替え
    撮影が行われると判断した場合には、前記電源をオフからオンに切り替え、または、前記電力消費モードを前記省電力モードから前記撮影可能モードに切り替え、
    放射線発生装置の放射線源を起動させる指示に基づく信号を受信した際に、前記放射線検出素子の電荷を除去するリセット処理を開始することを特徴とする可搬型放射線画像撮影装置。
  2. 装置に加わる加速度を検出する加速度センサーを備え、
    前記イベント情報管理手段は、前記加速度センサーから前記加速度の情報を収集して前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
    前記切替手段は、前記記憶手段に保存されている前記加速度センサーが検出した過去の前記加速度と、現時点で前記加速度センサーが検出した前記加速度に基づいて、装置が撮影室から退出したと判断した場合には、撮影が行われないと判断することを特徴とする請求項に記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  3. 前記イベント情報管理手段は、入力された撮影オーダー情報を前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
    前記切替手段は、
    前記記憶手段に保存されている過去の前記撮影オーダー情報と、現時点で入力された前記撮影オーダー情報に基づいて、これから行われる撮影が一人の被撮影者に対して複数の撮影部位を撮影する撮影であると判断した場合には、撮影ごとに前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えるが、
    これから行われる撮影が複数の被撮影者に対して同一の撮影部位を撮影する撮影であると判断した場合には、撮影ごとの前記電力消費モードの前記撮影可能モードから前記省電力モードへの切り替えは行わないことを特徴とする請求項に記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  4. 前記イベント情報管理手段は、入力された撮影オーダー情報を前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
    前記切替手段は、
    前記記憶手段に保存されている過去の前記撮影オーダー情報に指定されている撮影部位または被撮影者の年齢と、現時点で入力された前記撮影オーダー情報に指定されている前記撮影部位または前記被撮影者の年齢とに基づいて、これから行われる撮影が、前記電力消費モードを前記省電力モードに切り替えた状態を経由して行われる撮影であると判断した場合には、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えるが、
    これから行われる撮影が、前記電力消費モードを前記省電力モードに切り替えた状態を経由せずに行われる撮影であると判断した場合には、前記電力消費モードの前記撮影可能モードから前記省電力モードへの切り替えは行わないことを特徴とする請求項に記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  5. 前記イベント情報管理手段は、撮影が撮影室で行われるか、または回診車を用いて行われるかに関する情報を前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
    前記切替手段は、前記記憶手段に保存されている過去の前記情報と、現時点で入力された前記情報とに基づいて、撮影が前記回診車を用いて行われると判断した場合には、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えることを特徴とする請求項に記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  6. 前記バッテリーの電圧を検出する電圧検出手段を備え、
    前記イベント情報管理手段は、前記電圧検出手段からの前記バッテリーの電圧の情報と撮影が行われたとの情報を収集して前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
    前記切替手段は、
    前記記憶手段に保存されている過去の前記バッテリーの電圧の情報および前記撮影が行われたとの情報と、現時点で収集された前記バッテリーの電圧の情報とに基づいて、現時点での前記バッテリーの電圧で残りの撮影スケジュールを完了することが可能か否かを判断するとともに、
    現時点での前記バッテリーの電圧で残りの撮影スケジュールを完了することができないと判断した場合には、その旨を報知することを特徴とする請求項に記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  7. 二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備える可搬型放射線画像撮影装置において、
    装置の電源のオン/オフを切り替え、または、装置の電力消費モードを、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、前記撮影可能モードよりも消費電力量が少なく撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることが可能な切替手段と、
    装置または撮影に関するイベント情報を収集し、または入力された前記イベント情報を受け付けるイベント情報管理手段と、
    収集され、または入力された前記イベント情報を保存可能な記憶手段と、
    装置に加わる加速度を検出する加速度センサーと、を備え、
    を備え、
    電力を供給するバッテリーを内蔵し、
    前記イベント情報管理手段は、前記加速度センサーから前記加速度の情報を収集して前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
    前記切替手段は、
    前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報と、現時点で収集されまたは入力された前記イベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断するとともに、
    撮影が行われないと判断した場合には、前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替え、
    前記記憶手段に保存されている前記加速度センサーが検出した過去の前記加速度と、現時点で前記加速度センサーが検出した前記加速度に基づいて、装置が撮影室から退出したと判断した場合には、撮影が行われないと判断することを特徴とする可搬型放射線画像撮影装置。
  8. 二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備える可搬型放射線画像撮影装置において、
    装置の電源のオン/オフを切り替え、または、装置の電力消費モードを、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、前記撮影可能モードよりも消費電力量が少なく撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることが可能な切替手段と、
    装置または撮影に関するイベント情報を収集し、または入力された前記イベント情報を受け付けるイベント情報管理手段と、
    収集され、または入力された前記イベント情報を保存可能な記憶手段と、
    を備え、
    電力を供給するバッテリーを内蔵し、
    前記イベント情報管理手段は、入力された撮影オーダー情報を前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
    前記切替手段は、
    前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報と、現時点で収集されまたは入力された前記イベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断するとともに、
    撮影が行われないと判断した場合には、前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替え、
    前記記憶手段に保存されている過去の前記撮影オーダー情報と、現時点で入力された前記撮影オーダー情報に基づいて、これから行われる撮影が一人の被撮影者に対して複数の撮影部位を撮影する撮影であると判断した場合には、撮影ごとに前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えるが、
    これから行われる撮影が複数の被撮影者に対して同一の撮影部位を撮影する撮影であると判断した場合には、撮影ごとの前記電力消費モードの前記撮影可能モードから前記省電力モードへの切り替えは行わないことを特徴とする可搬型放射線画像撮影装置。
  9. 二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備える可搬型放射線画像撮影装置において、
    装置の電源のオン/オフを切り替え、または、装置の電力消費モードを、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、前記撮影可能モードよりも消費電力量が少なく撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることが可能な切替手段と、
    装置または撮影に関するイベント情報を収集し、または入力された前記イベント情報を受け付けるイベント情報管理手段と、
    収集され、または入力された前記イベント情報を保存可能な記憶手段と、
    を備え、
    電力を供給するバッテリーを内蔵し、
    前記イベント情報管理手段は、入力された撮影オーダー情報を前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
    前記切替手段は、
    前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報と、現時点で収集されまたは入力された前記イベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断するとともに、
    撮影が行われないと判断した場合には、前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替え、
    前記記憶手段に保存されている過去の前記撮影オーダー情報に指定されている撮影部位または被撮影者の年齢と、現時点で入力された前記撮影オーダー情報に指定されている前記撮影部位または前記被撮影者の年齢とに基づいて、これから行われる撮影が、前記電力消費モードを前記省電力モードに切り替えた状態を経由して行われる撮影であると判断した場合には、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えるが、
    これから行われる撮影が、前記電力消費モードを前記省電力モードに切り替えた状態を経由せずに行われる撮影であると判断した場合には、前記電力消費モードの前記撮影可能モードから前記省電力モードへの切り替えは行わないことを特徴とする可搬型放射線画像撮影装置。
  10. 二次元状に配列された複数の放射線検出素子を備える可搬型放射線画像撮影装置において、
    装置の電源のオン/オフを切り替え、または、装置の電力消費モードを、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、前記撮影可能モードよりも消費電力量が少なく撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることが可能な切替手段と、
    装置または撮影に関するイベント情報を収集し、または入力された前記イベント情報を受け付けるイベント情報管理手段と、
    収集され、または入力された前記イベント情報を保存可能な記憶手段と、
    を備え、
    電力を供給するバッテリーを内蔵し、
    前記イベント情報管理手段は、撮影が撮影室で行われるか、または回診車を用いて行われるかに関する情報を前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
    前記切替手段は、
    前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報と、現時点で収集されまたは入力された前記イベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断するとともに、
    撮影が行われないと判断した場合には、前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替え、
    前記記憶手段に保存されている過去の前記情報と、現時点で入力された前記情報とに基づいて、撮影が前記回診車を用いて行われると判断した場合には、前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えることを特徴とする可搬型放射線画像撮影装置。
  11. 実時間を計る時計を備え、
    前記イベント情報管理手段は、装置に対して放射線が照射されたことを表す情報に、前記時計により計られた前記実時間を対応付けて、前記イベント情報として前記記憶手段に保存し、
    前記切替手段は、前記記憶手段に保存されている、前記実時間と対応付けられている過去の前記イベント情報に基づいて、装置が撮影に使用される時間帯を割り出し、現時点の前記実時間が、装置が使用されない時間帯である場合には、撮影が行われないと判断することを特徴とする請求項に記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  12. 実時間を計る時計を備え、
    前記イベント情報管理手段は、収集しまたは入力された前記装置または撮影に関するイベント情報に、前記時計により計られた前記実時間を対応付けて、前記イベント情報として前記記憶手段に保存することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  13. 前記切替手段は、現時点で収集されまたは入力された前記イベント情報に対応する又は類似するイベント情報が、過去に収集されまたは入力された際の状況を、前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報を解析又は学習することにより導き出して、撮影が行われるか否かを判断することを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の可搬型放射線画像撮影装置。
  14. 二次元状に配列された複数の放射線検出素子と、
    装置の電源のオン/オフを切り替え、または、装置の電力消費モードを、撮影を行うことが可能な撮影可能モードと、前記撮影可能モードよりも消費電力量が少ないが撮影を行うことができない省電力モードとの間で切り替えることが可能な切替手段と、
    装置または撮影に関するイベント情報を収集し、または入力された前記イベント情報を受け付けるイベント情報管理手段と、
    各機能部に電力を供給するバッテリーと、
    外部との通信を行う通信手段と、
    を備える可搬型放射線画像撮影装置と、
    前記放射線画像撮影装置の前記イベント情報管理手段が収集しまたは前記イベント情報管理手段に入力された前記イベント情報を保存可能な記憶手段を備えるコンソールまたは管理装置と、
    を備え、
    前記コンソールまたは前記管理装置は、前記記憶手段に保存されている過去の前記イベント情報と、現時点で前記放射線画像撮影装置の前記イベント情報管理手段が収集してまたは前記イベント情報管理手段に入力されて送信してきた前記イベント情報とに基づいて、撮影が行われるか否かを判断するとともに、撮影が行われないと判断した場合には、前記放射線画像撮影装置の前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記放射線画像撮影装置の前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えるように前記放射線画像撮影装置の前記切替手段に指示し、
    前記放射線画像撮影装置の前記切替手段は、前記コンソールまたは前記管理装置からの前記指示に基づいて、前記放射線画像撮影装置の前記電源をオンからオフに切り替え、または、前記放射線画像撮影装置の前記電力消費モードを前記撮影可能モードから前記省電力モードに切り替えることを特徴とする放射線画像撮影システム。
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