JP2014117398A - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の送信先の指定を容易に行うとともに、放射線画像撮影装置の省電力化を図る。
【解決手段】放射線画像撮影システム100において、前室Rb1に設置されているクライアント端末40から医用画像管理装置30に、撮影室Ra1内のFPDパネル1からの医用画像の取り込みを指示する画像取り込み指示が送信されると、医用画像管理装置30は、画像取り込み指示の受信を契機として、撮影室Ra1内のFPDパネル1に駆動状態への移行を指示する駆動指示を送信するとともに、FPDパネル1により生成される医用画像の送信先として、前室Rb1のクライアント端末40を設定する。医用画像管理装置30は、FPDパネル1から受信した医用画像を送信先に設定されたクライアント端末40に送信する。画像取り込み指示を送信したクライアント端末40は、医用画像管理装置30から送信された医用画像を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線画像撮影システムに関する。
従来、医療の分野では、放射線により患者を撮影して得られた放射線画像が病気や怪我の診断に用いられている。近年、様々な放射線画像撮影装置により生成された医用画像を取り込み、取り込んだ医用画像を画像DB(DataBase)に保存して管理する医用画像管理装置が用いられている。
このような医用画像管理装置(サーバー装置)とクライアント端末とからなるシステムでは、クライアント端末にて、受付画面(患者リスト画面)において撮影対象患者を選択し、撮影対象患者の画像表示画面へと遷移する。画像表示画面上の画像取り込みボタンを押下すると、画像取り込みボタンに対応する放射線画像撮影装置と医用画像管理装置とがオンライン状態となり、医用画像管理装置は放射線画像撮影装置からの画像取り込み待機状態となる。放射線画像撮影装置において撮影対象患者の撮影が行われると、医用画像管理装置は、放射線画像撮影装置により生成された医用画像を取り込み、取り込んだ医用画像と撮影対象患者とを対応付けて保存する。そして、クライアント端末では、医用画像管理装置に取り込まれた医用画像が表示され、医師が診断を行う。
また、輝尽性蛍光体シートから画像を読み取る複数の放射線画像読取装置と、複数のコントローラーとがネットワーク上に配置された放射線画像撮影システムにおいて、任意のコントローラーで登録した輝尽性蛍光体シートを、どの放射線画像読取装置で読み取らせても、読み取られた画像が、その輝尽性蛍光体シートを登録したコントローラーに自動的に送信されるものが提案されている(特許文献1参照)。読み取りに使用する放射線画像読取装置を自由に選択することができるため、システムの一部が故障した場合であっても、他の構成要素で対応可能な、障害に強いシステムが実現される。
また、FPD(Flat Panel Detector)パネルと、読取制御装置と、複数の画像表示端末とにより構成されるシステムにおいて、FPDパネルにより生成された画像の表示先となる画像表示端末を選択可能なものが用いられている。これにより、画像表示端末がそれぞれ設置された撮影室が複数ある場合に、1枚又は2枚以上のFPDパネルを、どの撮影室においても使用することができ、システムの一部が故障した場合であっても、システムダウンを防ぐことができる。
また、FPDパネルは、外部機器との間で無線によりデータ通信を行う放射線画像撮影装置であり、バッテリーにより駆動されるため、消費電力を抑えることが重要である。FPDパネルを常に駆動状態にしておくと、バッテリーの消費が大きいため、撮影オーダーの選択又は部位の指定等をトリガーとして、FPDパネルを駆動状態に変化させるものが提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−159476号公報 特開2000−139889号公報
しかしながら、上記従来技術では、輝尽性蛍光体シートから読み取られた画像の送信先となるコントローラーを予め登録しておいたり、FPDパネルにより生成された画像の送信先となる画像表示端末を操作者が選択したりする必要があり、操作が煩雑であった。
また、大病院では、医師が撮影オーダーを発行し、技師がその撮影オーダーに従って撮影するため、上記従来技術のように、撮影オーダーの選択又は部位の指定でFPDパネルを駆動状態にすることが可能である。これに対し、クリニック等の小規模な医療施設では、医師自らが撮影するため、撮影オーダーに詳細な部位が含まれない場合もあり、撮影オーダーの選択又は部位の指定をトリガーとしてFPDパネルを駆動状態にすることは難しかった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、画像の送信先の指定を容易に行うとともに、放射線画像撮影装置の省電力化を図ることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被写体を透過した放射線に基づく医用画像を生成する放射線画像撮影装置と、当該放射線画像撮影装置により生成された医用画像を管理する医用画像管理装置と、がデータ通信可能に接続され、前記医用画像管理装置と、一又は複数のクライアント端末と、がデータ通信可能に接続された放射線画像撮影システムであって、前記一又は複数のクライアント端末は、前記放射線画像撮影装置からの医用画像の取り込みを指示するための操作手段と、前記操作手段から前記放射線画像撮影装置からの医用画像の取り込みが指示された場合に、前記放射線画像撮影装置からの医用画像の取り込みを指示する画像取り込み指示を前記医用画像管理装置に送信する第1制御手段と、を備え、前記医用画像管理装置は、前記画像取り込み指示の受信を契機として、前記放射線画像撮影装置に駆動状態への移行を指示する駆動指示を送信するとともに、前記放射線画像撮影装置により生成される医用画像の送信先として、前記画像取り込み指示を送信したクライアント端末を設定し、前記放射線画像撮影装置から送信された医用画像を受信した場合に、当該受信された医用画像を前記送信先に設定されたクライアント端末に送信する第2制御手段を備え、前記画像取り込み指示を送信したクライアント端末の第1制御手段は、前記医用画像管理装置から送信された医用画像を表示手段に表示させる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放射線画像撮影システムにおいて、前記放射線画像撮影装置を複数備え、前記一又は複数のクライアント端末は、前記複数の放射線画像撮影装置の中から画像取り込み対象となる放射線画像撮影装置を選択するための選択手段を備え、前記第1制御手段は、前記選択された放射線画像撮影装置を示す情報を前記医用画像管理装置に送信し、前記第2制御手段は、前記選択された放射線画像撮影装置を示す情報に基づいて、前記複数の放射線画像撮影装置のうち前記選択された放射線画像撮影装置以外の放射線画像撮影装置に非駆動状態への移行を指示する非駆動指示を送信する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の放射線画像撮影システムにおいて、前記第2制御手段は、前記一又は複数のクライアント端末において、前記表示手段に表示される画面が、医用画像の取り込みを指示する指示入力画面に遷移したタイミングで、画像取り込み対象となる放射線画像撮影装置に非駆動状態から駆動状態へ移行するよりも駆動状態へ移行する時間が短い駆動準備状態への移行を指示する駆動準備指示を送信する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、前記放射線画像撮影装置は、複数の放射線検出素子により放射線発生装置から照射される放射線の照射タイミングを検知し、当該放射線の照射に応じて医用画像を生成するものである。
本発明によれば、画像の送信先の指定を容易に行うとともに、放射線画像撮影装置の省電力化を図ることができる。
本発明に係る放射線画像撮影システムのシステム構成図である。 FPDパネルの外観を示す斜視図である。 FPDパネルの等価回路を表すブロック図である。 FPDパネルの状態及びその特徴を示す図である。 医用画像管理装置及びクライアント端末の機能的構成を示すブロック図である。 放射線画像撮影システムにおける放射線画像撮影処理を示すラダーチャートである。 放射線画像撮影システムにおける放射線画像撮影処理を示すラダーチャートである。 受付画面の例である。 画像表示画面の例である。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。ただし、本発明は、図示例に限定されるものではない。
[放射線画像撮影システムの構成]
図1に、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム100のシステム構成を示す。放射線画像撮影システム100は、複数のFPDパネル1、医用画像管理装置30、複数のクライアント端末40、放射線発生装置50、アクセスポイント60等を備えて構成されている。放射線画像撮影システム100は、撮影室Ra1,Ra2、前室Rb1,Rb2、診察室Rc1,Rc2等を有する医療施設に設けられている。医用画像管理装置30とクライアント端末40とは、通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。また、FPDパネル1と医用画像管理装置30とは、アクセスポイント60及び通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。
撮影室Ra1,Ra2には、それぞれ、FPDパネル1、放射線発生装置50、アクセスポイント60が備えられている。撮影室Ra1,Ra2では、撮影対象患者について、放射線画像の撮影が行われる。
FPDパネル1は、平板状のカセッテ型の放射線画像撮影装置である。FPDパネル1は、放射線発生装置50から照射され、被写体を透過した放射線に基づいて、放射線画像の画像データを生成する。FPDパネル1は、放射線発生装置50から照射される放射線の照射タイミングを検知し、当該放射線の照射に応じて医用画像を生成するものである。
放射線発生装置50は、照射タイミングを指示するスイッチが押下されると、設定された放射線照射条件に基づいて所定量の放射線を所定時間照射する。
アクセスポイント60は、FPDパネル1との間で無線方式でデータ通信を行うためのアンテナを備えている。
診察室Rc1には、医用画像管理装置30が備えられている。ただし、医用画像管理装置30の設置場所は、通信ネットワークNに接続可能であればどこでもよい。
医用画像管理装置30は、FPDパネル1により生成された医用画像を患者情報と対応付けて管理し、外部機器からの要求に応じて医用画像及び患者情報を提供する。
前室Rb1,Rb2、診察室Rc1,Rc2には、それぞれ、クライアント端末40が備えられている。
クライアント端末40は、医用画像管理装置30におけるFPDパネル1からの医用画像の取り込み、医用画像管理装置30で管理されている医用画像の参照等を指示するためのコンピューター装置である。前室Rb1,Rb2に設けられているクライアント端末40は、主に、撮影時に、画像の取り込みを指示したり、画像を確認したりする際に用いられる。診察室Rc1,Rc2に設けられているクライアント端末40は、主に、画像を参照して診断する際に用いられる。
また、図示を省略するが、通信ネットワークNには、HIS(Hospital Information System;病院情報システム)やRIS(Radiology Information System;放射線科情報システム)、あるいは他のコンピューターや、放射線画像をフィルム等の画像記録媒体に記録して出力するイメージャー等が接続されている。
次に、FPDパネル1の構成について説明する。
図2は、FPDパネル1の外観を示す斜視図である。図2に示すように、FPDパネル1は、放射線が照射される側の面である放射線入射面Rを有する筐体に、FPDパネル1の電源をオン/オフするための電源スイッチ2、バッテリー21(図3参照)の状態やFPDパネル1の動作状態等を表示するLED(Light Emitting Diode)等で構成されたインジケーター3、バッテリー21の充電を行うためのコネクター4が設けられて構成されている。また、図2では図示を省略するが、FPDパネル1には、アクセスポイント60を介して医用画像管理装置30等の外部機器との間で無線通信を行うためのアンテナ装置23(図3参照)が設けられている。
図3は、FPDパネル1の等価回路を表すブロック図である。図3に示すように、FPDパネル1の検出部Pには、複数の走査線5と複数の信号線6とが互いに交差するように配設されている。複数の走査線5と複数の信号線6により区画された各小領域には、放射線検出素子7がそれぞれ設けられ、複数の放射線検出素子7が二次元状(マトリクス状)に配列されている。本実施の形態では、放射線検出素子7としてフォトダイオードが用いられているが、例えば、フォトトランジスター等の他の放射線検出素子を用いることも可能である。
各放射線検出素子7の第1電極7aには、スイッチ手段であるTFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)8のソース電極8s(図3の「S」)が接続されている。また、TFT8のドレイン電極8d(図3の「D」)は信号線6に接続され、TFT8のゲート電極8g(図3の「G」)は走査線5に接続されている。
TFT8は、走査駆動手段12から走査線5を介してゲート電極8gにオン電圧が印加されるとオン状態となり、ソース電極8sやドレイン電極8dを介して放射線検出素子7内に蓄積されている電荷を信号線6に放出させるようになっている。また、TFT8は、接続された走査線5を介してゲート電極8gにオフ電圧が印加されるとオフ状態となり、放射線検出素子7から信号線6への電荷の放出を停止して、放射線検出素子7内に電荷を蓄積するようになっている。
また、1列の放射線検出素子7(図3において縦方向に並ぶ放射線検出素子7)毎に1本の割合でバイアス線9が設けられ、各放射線検出素子7の第2電極7bがそれぞれバイアス線9に接続されている。各バイアス線9は検出部Pの外側の位置で結線10に結束されている。結線10はバイアス電源11に接続されており、バイアス電源11から結線10や各バイアス線9を介して各放射線検出素子7の第2電極7bに逆バイアス電圧が印加されるようになっている。
各走査線5は、走査駆動手段12のゲートドライバー12bにそれぞれ接続されている。走査駆動手段12では、配線12cを介して電源回路12aからゲートドライバー12bにオン電圧とオフ電圧が供給されるようになっている。そして、ゲートドライバー12bで走査線5の各ラインL1〜Lxに印加する電圧をオン電圧とオフ電圧との間で切り替えることで、各TFT8のオン/オフ動作を制御するようになっている。
また、各信号線6は、読み出しIC13内に内蔵された各読み出し回路14にそれぞれ接続されている。読み出し回路14は、増幅回路15、相関二重サンプリング回路(CDS)16等で構成されている。読み出しIC13内には、さらに、アナログマルチプレクサー17と、A/D変換器18とが設けられている。
各放射線検出素子7からの画像データの読み出し処理では、走査駆動手段12のゲートドライバー12bから走査線5の所定のラインLnにオン電圧が印加されると、走査線5の当該ラインLnを介してそれに接続されている各TFT8のゲート電極8gにオン電圧が印加されて各TFT8がオン状態となり、オン状態となった各TFT8と接続されている放射線検出素子7から各TFT8を介して信号線6に電荷が放出される。
増幅回路15では、信号線6を介して流れ込んできた電荷の量に応じた電圧値が出力側から出力される。相関二重サンプリング回路16は、各放射線検出素子7から電荷が流れ込む前後の増幅回路15からの出力値の増加分をアナログ値の画像データとして下流側に出力する。
そして、出力された各画像データがアナログマルチプレクサー17を介してA/D変換器18に順次送信され、A/D変換器18でデジタル値の画像データに順次変換されて記憶部20に出力されて順次保存される。
制御部19は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューターや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等により構成されている。なお、制御部19は、専用の制御回路で構成されていてもよい。
制御部19は、走査駆動手段12や読み出し回路14を制御して画像データの読み出し処理を行わせる等、FPDパネル1の各機能部の動作等を制御するようになっている。また、制御部19には、SRAM(Static RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)等で構成される記憶部20が接続されている。
また、制御部19には、走査駆動手段12、読み出し回路14、記憶部20、バイアス電源11等の各機能部に必要な電力を供給するバッテリー21が接続されている。
さらに、制御部19には、無線通信部22が接続されており、無線通信部22は、アンテナ装置23を介して外部機器との間で無線通信を行うようになっている。無線通信部22は、例えば、IEEE802.11方式の無線LANで外部機器と無線通信を行うように構成されている。
図4に、FPDパネル1の状態及びその特徴を示す。FPDパネル1は、「駆動状態」、「駆動準備状態」、「非駆動状態」の3段階の状態を取り得る。
駆動状態とは、いつでも撮影可能な状態である。具体的には、ゲートドライバー12bにより、走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を印加して、放射線検出素子7に蓄積された電荷の読み出しを繰り返し行うことで、常に電荷がリセットされている状態である。ゲートドライバー12bにより、走査線5を介してゲート電極8gにオフ電圧を印加することで、いつでも電荷の蓄積を開始することができる。FPDパネル1が駆動状態である場合、3段階の状態のうち、最も消費電力が大きい。
駆動準備状態とは、すぐに駆動状態に遷移可能な状態であり、非駆動状態から駆動状態に移行する時間より、駆動準備状態から駆動状態に移行する時間の方が短い。具体的には、走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧/オフ電圧を印加せず、読み出しを停止している状態である。その他は全て駆動状態と同じ状態であり、電荷の読み出しのための電力の分、電力消費量が少ない状態である。すなわち、FPDパネル1が駆動準備状態である場合、駆動状態よりは消費電力が小さいが、非駆動状態よりは消費電力が大きい。非駆動状態から駆動状態へ移行するには数秒間かかるため、非駆動状態でユーザーが撮影しようとしてもすぐに撮影できないが、駆動準備状態では、放射線検出素子7に蓄積された電荷の読み出しを行い、電荷をリセットすることで、いつでも駆動状態に遷移可能である。
非駆動状態とは、一部ユニットに電力供給を停止した、撮影できない状態である。具体的には、外部機器からの信号を受信できるように無線通信部22や制御部19等の最小限起動していることが必要な機能部にのみ電力を供給し、それ以外への電力供給を停止している状態である。FPDパネル1が非駆動状態である場合、3段階の状態のうち、最も消費電力が小さい。
次に、図5を参照して、医用画像管理装置30及びクライアント端末40の機能的構成について説明する。
図5に示すように、医用画像管理装置30は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、RAM35、記憶部36等を備えて構成され、各部はバス37により接続されている。
制御部31は、CPU等により構成され、記憶部36に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAM35に展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行する。
操作部32は、文字入力キー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号として制御部31に出力する。
表示部33は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部31から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部34は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNに接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
RAM35は、制御部31により実行制御される各種処理において、記憶部36から読み出された制御部31で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ等を一時的に記憶するワークエリアとして機能する。
記憶部36は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等で構成されている。記憶部36には、各種プログラムや、各種処理に必要なデータ等が記憶されている。
制御部31は、クライアント端末40から送信された画像取り込み指示の受信を契機として、FPDパネル1に駆動状態への移行を指示する駆動指示を送信するとともに、FPDパネル1により生成される医用画像の送信先として、画像取り込み指示を送信したクライアント端末40を設定する。制御部31は、FPDパネル1から送信された医用画像を受信した場合に、受信された医用画像を送信先に設定されたクライアント端末40に送信する。すなわち、制御部31は、第2制御手段として機能する。
制御部31は、クライアント端末40から送信された、選択されたFPDパネル1を示す情報に基づいて、複数のFPDパネル1のうち選択されたFPDパネル1以外のFPDパネル1に非駆動状態への移行を指示する非駆動指示を送信する。
制御部31は、クライアント端末40において、表示部43に表示される画面が、医用画像の取り込みを指示する指示入力画面(図9の画像表示画面432参照)に遷移したタイミングで、画像取り込み対象となるFPDパネル1に駆動準備状態への移行を指示する駆動準備指示を送信する。指示入力画面とは、医用画像の取り込みを指示することが可能な画面をいう。指示入力画面に遷移したタイミングとは、例えば、画像取り込み対象となるFPDパネル1が既に選択されている場合には、図9に示す画像表示画面432に遷移したタイミングであり、画像取り込み対象となるFPDパネル1が選択されていない場合には、図9に示す画像表示画面432において、画像取り込み対象となるFPDパネル1が選択されたタイミングである。
図5に示すように、クライアント端末40は、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、RAM45、記憶部46等を備えて構成され、各部はバス47により接続されている。
制御部41は、CPU等により構成され、記憶部46に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAM45に展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行する。
操作部42は、文字入力キー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号として制御部41に出力する。
クライアント端末40がタブレット型端末である場合には、操作部42は、電源をオン/オフさせる電源キー等の操作キー、表示部43に積層されたタッチパネルにより構成され、各操作キーに対応する操作信号、ユーザーの指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部41に出力する。
操作部42は、複数のFPDパネル1の中から画像取り込み対象となるFPDパネル1を選択する際や、FPDパネル1からの医用画像の取り込みを指示する際に用いられる。すなわち、操作部42は、選択手段、操作手段として機能する。
表示部43は、LCDで構成されており、制御部41から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。例えば、表示部43には、医用画像管理装置30から送信された医用画像が表示される。
通信部44は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNに接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
通信部44は、通信ネットワークNに接続された外部機器との間でWi−Fi(Wireless Fidelity)通信等の無線通信によりデータの送受信を行うものであってもよく、例えば、通信サービス事業者が設置した無線基地局を介して無線信号の送受信を行うアンテナやRF変換器等によって実現される。また、通信部44は、赤外線通信(IrDA/IrMC)、Bluetooth(登録商標)等を用いて、医用画像管理装置30との間で無線通信を行うものであってもよい。
RAM45は、制御部41により実行制御される各種処理において、記憶部46から読み出された制御部41で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ等を一時的に記憶するワークエリアとして機能する。
記憶部46は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等で構成されている。記憶部46には、各種プログラムや、各種処理に必要なデータ等が記憶されている。
制御部41は、操作部42から画像取り込み対象となるFPDパネル1が選択された場合に、選択されたFPDパネル1を示す情報を医用画像管理装置30に送信する。
制御部41は、操作部42からFPDパネル1からの医用画像の取り込みが指示された場合に、FPDパネル1からの医用画像の取り込みを指示する画像取り込み指示を医用画像管理装置30に送信する。すなわち、制御部41は、第1制御手段として機能する。
制御部41は、クライアント端末40が画像取り込み指示を送信した結果、医用画像管理装置30から送信された医用画像を表示部43に表示させる。
[放射線画像撮影システムの動作]
次に、放射線画像撮影システム100における動作について説明する。
図6及び図7は、放射線画像撮影システム100における放射線画像撮影処理を示すラダーチャートである。ここでは、撮影室Ra1内のFPDパネル1における撮影について、前室Rb1に設置されているクライアント端末40から操作を行う場合を例にして説明する。
まず、前室Rb1に設置されているクライアント端末40では、制御部41により、通信ネットワークNを介して接続された受付装置から、その日に受付処理を行った患者の患者情報が取得され、取得された患者情報に基づいて、受付画面(患者リスト画面)が表示部43に表示される(ステップS1)。
図8に、受付画面431の例を示す。受付画面431には、患者リスト表示領域A1、パネル選択領域A2、開始ボタンB1が含まれる。
患者リスト表示領域A1には、その日に受付処理を行った患者の患者情報が表示される。
パネル選択領域A2には、パネル選択ボタンB2,B3が含まれる。パネル選択ボタンB2は、撮影室Ra1内のFPDパネル1に対応し、パネル選択ボタンB3は、撮影室Ra2内のFPDパネル1に対応している。
開始ボタンB1は、患者リスト表示領域A1において選択された患者に対する撮影の開始を指示するためのボタンである。
受付画面431において、操作部42からの操作により、受付画面431のパネル選択領域A2のいずれかのパネル選択ボタンB2,B3が押下され、画像取り込み対象となるFPDパネル1が選択されると(ステップS2)、制御部41により、選択されたFPDパネル1を示す情報が通信部44を介して医用画像管理装置30に送信される。具体的には、撮影室Ra1内のFPDパネル1に対応するパネル選択ボタンB2が押下され、制御部41により、撮影室Ra1内のFPDパネル1を示す情報が通信部44を介して医用画像管理装置30に送信される。
医用画像管理装置30では、通信部34により、選択されたFPDパネル1を示す情報が受信され、制御部31により、選択されたFPDパネル1が画像取り込み対象のFPDパネル1として設定される(ステップS3)。
次に、前室Rb1に設置されているクライアント端末40において、操作部42からの操作により、受付画面431の患者リスト表示領域A1に表示されている患者の中から撮影対象患者が選択されると(ステップS4)、制御部41により、選択された撮影対象患者を示す情報が通信部44を介して医用画像管理装置30に送信され、撮影対象患者の画像を表示するための画像表示画面が表示部43に表示される(ステップS5)。
例えば、図8に示す受付画面431の患者リスト表示領域A1において、操作部42からの操作により、撮影対象患者C1が選択され、開始ボタンB1が押下されると、制御部41により、通信部44を介して撮影対象患者C1の患者ID等が医用画像管理装置30に送信される。そして、制御部41により、選択された撮影対象患者C1に関する情報が医用画像管理装置30から取得され、図9に示すように、撮影対象患者C1についての画像表示画面432が表示される。
画像表示画面432には、パネル選択領域A2、画像表示領域A3、画像取り込み指示領域A4、画像編集領域A5、パネル状態表示領域A6、終了ボタンB4が含まれる。
パネル選択領域A2は、受付画面431に含まれるものと同様であるため、説明を省略する。
画像表示領域A3は、FPDパネル1等の放射線画像撮影装置により生成され、医用画像管理装置30に取り込まれた医用画像が表示される領域である。なお、画像を取り込む前は、画像表示領域A3には、画像は表示されていない。
画像取り込み指示領域A4には、画像取り込みボタンB5,B6が含まれる。画像取り込みボタンB5,B6は、対応する放射線画像撮影装置から送信される医用画像を、現在診断対象となっている患者の画像として取り込むことを指示するためのボタンである。画像取り込みボタンB5は、撮影室Ra1,Ra2内のFPDパネル1に対応し、画像取り込みボタンB6は、図示しないCR(Computed Radiography)装置に対応している。画像取り込みボタンB5,B6は、押下された状態では、医用画像管理装置30における画像取り込み待機状態の解除を指示するための画像取り込み解除ボタンとなる。
画像編集領域A5は、画像表示領域A3に表示される医用画像に対して、濃度/コントラスト調整、拡大/縮小処理、回転/反転処理、アノテーションの付加等を行う際に用いられる。
パネル状態表示領域A6は、選択されたFPDパネル1のパネル状態が表示される領域である。
終了ボタンB4は、撮影の終了を指示するためのボタンである。
医用画像管理装置30では、通信部34により、選択された撮影対象患者を示す情報が受信された場合に、すなわち、クライアント端末40の表示部43に表示される画面が、撮影対象患者の画像表示画面(指示入力画面)に遷移したタイミングで、制御部31により、複数存在するFPDパネル1のうち選択されていないFPDパネル1(撮影室Ra2内のFPDパネル1)に非駆動状態への移行を指示する非駆動指示が通信部34を介して送信され(ステップS6)、選択されているFPDパネル1(撮影室Ra1内のFPDパネル1)に駆動準備状態への移行を指示する駆動準備指示が通信部34を介して送信される(ステップS7)。
選択されていないFPDパネル1(撮影室Ra2内のFPDパネル1)では、無線通信部22により、非駆動指示が受信されると、制御部19により、非駆動状態に変更される(ステップS8)。具体的には、撮影室Ra2内のFPDパネル1の制御部19により、無線通信部22や制御部19以外への電力供給が停止される。
選択されているFPDパネル1(撮影室Ra1内のFPDパネル1)では、無線通信部22により、駆動準備指示が受信されると、制御部19により、駆動準備状態に変更される(ステップS9)。
なお、画像表示画面432のパネル選択領域A2において、撮影に用いるFPDパネル1が選択し直された場合には、制御部41により、新たに選択されたFPDパネル1を示す情報が通信部44を介して医用画像管理装置30に送信される。
医用画像管理装置30では、通信部34により、選択されたFPDパネル1を示す情報が受信された場合に、すなわち、画像表示画面432のパネル選択領域A2において、撮影に用いるFPDパネル1が選択し直されたタイミングで、制御部31により、選択されていないFPDパネル1に非駆動状態への移行を指示する非駆動指示が通信部34を介して送信され、選択されているFPDパネル1に駆動準備状態への移行を指示する駆動準備指示が通信部34を介して送信される。
次に、前室Rb1に設置されているクライアント端末40では、画像表示画面432において、操作部42からの操作により、画像取り込みボタンB5が押下されると(ステップS10)、制御部41により、医用画像管理装置30に対して、押下された画像取り込みボタンB5に対応する放射線画像撮影装置(パネル選択領域A2において選択されているFPDパネル1)から送信される医用画像を、対象患者の画像として取り込む旨の指示(画像取り込み指示)が通信部44を介して送信される。
医用画像管理装置30では、通信部34により、画像取り込み指示が受信されると、制御部31により、装置状態がオフラインからオンラインへと変更される(ステップS11)。具体的には、制御部31により、画像取り込み指示を送信したクライアント端末40を特定するための情報が保持され、選択されたFPDパネル1において生成される医用画像の取り込み待機状態となる。なお、医用画像管理装置30では、画像取り込み指示を送信したクライアント端末40から画像取り込み待機状態を解除する旨の指示があるまでは、他のクライアント端末40から送信される画像取り込み指示を受け付けないようにする。
また、医用画像管理装置30では、通信部34により、画像取り込み指示が受信されたことを契機として、制御部31により、選択されているFPDパネル1(撮影室Ra1内のFPDパネル1)に駆動状態への移行を指示する駆動指示が通信部34を介して送信されるとともに(ステップS12)、制御部31により、FPDパネル1により生成される医用画像の送信先として、画像取り込み指示を送信したクライアント端末40(前室Rb1内のクライアント端末40)が設定される(ステップS13)。
選択されているFPDパネル1(撮影室Ra1内のFPDパネル1)では、無線通信部22により、駆動指示が受信されると、制御部19により、駆動状態に変更され(ステップS14)、放射線発生装置50からの放射線照射の待機状態となる(ステップS15)。
放射線発生装置50において、放射線が照射されると(ステップS16)、選択されたFPDパネル1では、制御部19により、放射線発生装置50による放射線の照射が検知され、画像が読み取られる(ステップS17)。具体的には、制御部19により、放射線の照射に応じて、各放射線検出素子7における画像生成用の電荷の蓄積が開始され、所定時間経過後に各放射線検出素子7に蓄積された電荷が読み出され、被写体を透過した放射線量に基づく画像信号が取得され、画像データが生成される。
次に、選択されたFPDパネル1では、制御部19により、読み取られた医用画像が無線通信部22を介して医用画像管理装置30に送信される(ステップS18)。
医用画像管理装置30では、通信部34により、選択されたFPDパネル1から送信された医用画像が受信され(ステップS19)、制御部31により、受信された医用画像が保存される(ステップS20)。具体的には、制御部31により、FPDパネル1から取り込まれた医用画像と撮影対象患者とが対応付けられて記憶部36に記憶される。
次に、医用画像管理装置30では、制御部31により、FPDパネル1から受信された医用画像が、ステップS13において送信先に設定されたクライアント端末40に通信部34を介して送信される。
画像取り込み指示を送信したクライアント端末40では、通信部44により、医用画像管理装置30から送信された医用画像が受信され、制御部41により、受信された医用画像が表示部43に表示される(ステップS21)。具体的には、制御部41により、受信された医用画像が画像表示画面432の画像表示領域A3に表示される。
ここで、終了していない撮影がある場合には(ステップS22;NO)、ステップS15に戻り、処理が繰り返される。
一方、全ての撮影が終了した場合には(ステップS22;YES)、前室Rb1に設置されているクライアント端末40では、画像表示画面432において、操作部42からの操作により、画像取り込み解除ボタン(画像取り込みボタンB5が押下された状態のボタン)が押下される(ステップS23)。そして、制御部41により、医用画像管理装置30に対して、画像取り込み待機状態の解除指示が通信部44を介して送信される。
医用画像管理装置30では、通信部34により、画像取り込み待機状態の解除指示が受信されると、制御部31により、装置状態がオンラインからオフラインへと変更される(ステップS24)。具体的には、制御部31により、選択されたFPDパネル1において生成される医用画像の取り込み待機状態が解除される。
また、医用画像管理装置30では、通信部34により、画像取り込み待機状態の解除指示が受信されたことを契機として、制御部31により、選択されているFPDパネル1(撮影室Ra1内のFPDパネル1)に駆動準備状態への移行を指示する駆動準備指示が通信部34を介して送信される(ステップS25)。
選択されているFPDパネル1(撮影室Ra1内のFPDパネル1)では、無線通信部22により、駆動準備指示が受信されると、制御部19により、駆動準備状態に変更される(ステップS26)。
次に、前室Rb1に設置されているクライアント端末40では、操作部42からの操作により、画像表示画面432の終了ボタンB4が押下されると、制御部41により、医用画像管理装置30に対して、撮影終了指示が通信部44を介して送信される(ステップS27)。
医用画像管理装置30では、通信部34により、撮影終了指示が受信されると、制御部31により、選択されているFPDパネル1に非駆動状態への移行を指示する非駆動指示が通信部34を介して送信される(ステップS28)。
選択されているFPDパネル1では、無線通信部22により、非駆動指示が受信されると、制御部19により、非駆動状態に変更される(ステップS29)。
以上で、放射線画像撮影処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、医用画像管理装置30において、クライアント端末40から送信された画像取り込み指示の受信を契機として、選択されたFPDパネル1に駆動指示を送信するとともに、選択されたFPDパネル1により生成される医用画像の送信先として、画像取り込み指示を送信したクライアント端末40を設定するので、画像の送信先の指定を容易に行うとともに、FPDパネル1の省電力化を図ることができる。
また、医用画像管理装置30は、クライアント端末40から送信された、選択されたFPDパネル1を示す情報に基づいて、複数のFPDパネル1のうち選択されたFPDパネル1以外のFPDパネル1に非駆動指示を送信するので、選択されていないFPDパネル1の消費電力を抑えることができる。
また、医用画像管理装置30は、クライアント端末40の表示部43に表示される画面が、医用画像の取り込みを指示する指示入力画面(画像取り込みボタンB5を押下可能な画面)に遷移したタイミングで、画像取り込み対象となるFPDパネル1に駆動準備指示を送信するので、医用画像の取り込みが指示された場合に、より短時間で選択されたFPDパネル1を駆動状態に移行させることができる。
また、FPDパネル1自体で放射線の照射タイミングを検知し、当該放射線の照射に応じて医用画像を生成する放射線画像撮影システム100において、撮影を行う直前にFPDパネル1を駆動状態にするので、FPDパネル1のバッテリー21の消費を抑えることができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る放射線画像撮影システムの例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、FPDパネル1を選択した後に撮影対象患者を選択することとしたが、撮影対象患者を選択し、その患者の画像表示画面が表示されている状態でFPDパネル1を選択することとしてもよい。この場合、FPDパネル1が選択されたタイミングで、医用画像管理装置30から選択されていないFPDパネル1に非駆動指示が送信され、選択されているFPDパネル1に駆動準備指示が送信される。
また、近年、クライアント端末40として、無線通信を行うタブレット型端末等のモバイル端末が普及してきている。クライアント端末40としてモバイル端末を用いる場合、持ち運びが容易であるため、撮影室内/外の任意の場所で画像を即時確認することができ、利便性が高い。
しかし、クライアント端末40が撮影室に固定されたものでなく、ユーザーが持ち出すことが可能となったため、例えば、ユーザーがクライアント端末40をポケット等に入れたままいなくなってしまい、別の人が撮影業務を行おうとするときに撮影室に備え付けられたクライアント端末40が存在しないといった状況が発生するおそれがある。
また、モバイル端末では、アプリケーションを終了させずに、スリープ状態のまま画面を閉じることが可能である。この場合、通信上は接続したままであるため、排他制御により、他のクライアント端末40からFPDパネル1を選択することができなくなってしまう。
このような場合に、別のクライアント端末40からの操作により撮影が可能なように、画像の取り込みが指示されてから一定時間が経過した場合に、FPDパネル1の選択が解除され、別のクライアント端末40からFPDパネル1を選択できるようにしてもよい。
あるいは、他のクライアント端末40でFPDパネル1が選択されている状態であっても、強制的にFPDパネル1の選択を解除し、自らのクライアント端末40で選択し直せるようにしてもよい。
1 FPDパネル
7 放射線検出素子
19 制御部
20 記憶部
21 バッテリー
22 無線通信部
23 アンテナ装置
30 医用画像管理装置
31 制御部
34 通信部
36 記憶部
40 クライアント端末
41 制御部
42 操作部
43 表示部
44 通信部
46 記憶部
50 放射線発生装置
60 アクセスポイント
100 放射線画像撮影システム
431 受付画面
432 画像表示画面
A1 患者リスト表示領域
A2 パネル選択領域
A3 画像表示領域
A4 画像取り込み指示領域
B1 開始ボタン
B2,B3 パネル選択ボタン
B4 終了ボタン
C1 撮影対象患者
N 通信ネットワーク

Claims (4)

  1. 被写体を透過した放射線に基づく医用画像を生成する放射線画像撮影装置と、当該放射線画像撮影装置により生成された医用画像を管理する医用画像管理装置と、がデータ通信可能に接続され、前記医用画像管理装置と、一又は複数のクライアント端末と、がデータ通信可能に接続された放射線画像撮影システムであって、
    前記一又は複数のクライアント端末は、
    前記放射線画像撮影装置からの医用画像の取り込みを指示するための操作手段と、
    前記操作手段から前記放射線画像撮影装置からの医用画像の取り込みが指示された場合に、前記放射線画像撮影装置からの医用画像の取り込みを指示する画像取り込み指示を前記医用画像管理装置に送信する第1制御手段と、
    を備え、
    前記医用画像管理装置は、
    前記画像取り込み指示の受信を契機として、前記放射線画像撮影装置に駆動状態への移行を指示する駆動指示を送信するとともに、前記放射線画像撮影装置により生成される医用画像の送信先として、前記画像取り込み指示を送信したクライアント端末を設定し、前記放射線画像撮影装置から送信された医用画像を受信した場合に、当該受信された医用画像を前記送信先に設定されたクライアント端末に送信する第2制御手段を備え、
    前記画像取り込み指示を送信したクライアント端末の第1制御手段は、前記医用画像管理装置から送信された医用画像を表示手段に表示させる放射線画像撮影システム。
  2. 前記放射線画像撮影装置を複数備え、
    前記一又は複数のクライアント端末は、
    前記複数の放射線画像撮影装置の中から画像取り込み対象となる放射線画像撮影装置を選択するための選択手段を備え、
    前記第1制御手段は、前記選択された放射線画像撮影装置を示す情報を前記医用画像管理装置に送信し、
    前記第2制御手段は、前記選択された放射線画像撮影装置を示す情報に基づいて、前記複数の放射線画像撮影装置のうち前記選択された放射線画像撮影装置以外の放射線画像撮影装置に非駆動状態への移行を指示する非駆動指示を送信する請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記第2制御手段は、前記一又は複数のクライアント端末において、前記表示手段に表示される画面が、医用画像の取り込みを指示する指示入力画面に遷移したタイミングで、画像取り込み対象となる放射線画像撮影装置に非駆動状態から駆動状態へ移行するよりも駆動状態へ移行する時間が短い駆動準備状態への移行を指示する駆動準備指示を送信する請求項1又は2に記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記放射線画像撮影装置は、複数の放射線検出素子により放射線発生装置から照射される放射線の照射タイミングを検知し、当該放射線の照射に応じて医用画像を生成するものである請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
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