JP6282164B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、スチームを生成する加熱手段を備えた洗濯機に関する。
洗濯機では、洗い工程の前に衣類に蒸気(スチーム)を当てることにより、脂汚れなどを分解する加熱手段を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−93775号公報
しかしながら、特許文献1に記載の洗濯機では、蒸気の吹き出し口が洗濯槽(内槽)に近接して設けられているため、例えば、衣類の量が多いときに吹き出し口から蒸気を吹き出すと、布痛みや色落ちが発生する問題がある。
本発明は、前記した従来の問題を解決するものであり、布痛みや色落ちの発生を防止することが可能な洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、洗濯物を収容する内槽と、前記内槽を回転自在に収容する外槽と、前記外槽に給水する給水弁と、を備える洗濯機において、前記内槽内に供給する洗濯水を加熱する加熱装置と、前記加熱装置にホースを介して接続され、加熱された前記洗濯水を前記内槽内に吐出するノズルと、前記内槽に投入された前記洗濯物の布量を検出する布量検出手段と、前記給水弁および前記加熱装置を制御する制御装置と、を備え、前記加熱装置は、前記洗濯水が流れる管部と、前記管部を流れる当該洗濯水を加熱することで温水とスチームとを切り替えて生成する加熱部と、を備え、前記制御装置は、前記布量検出手段によって検出した布量に応じて、前記布量が所定よりも多くて前記洗濯物と前記ノズルとの距離が近い場合には温水を生成して当該温水を前記洗濯物に吹き付け、前記布量が所定よりも少なくて前記洗濯物と前記ノズルとの距離が遠い場合にはスチームを生成して当該スチームから温度が低下した湯気を前記洗濯物に吹き付けるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、布痛みや色落ちの発生を防止することが可能な洗濯機を提供できる。
本発明の実施形態に係る洗濯機を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る洗濯機の内部構造を概略的に示す側面図である。 外槽カバーに設けられる循環流路を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る洗濯機の内部構造を示す正面図である。 給水電磁弁の給水経路を示す概略図である。 加熱ユニットを示す外観斜視図である。 加熱ユニットを示す正面図である。 図7のI−I線矢視断面図である。 図8のII−II線矢視断面図である。 加熱ユニットの加熱素子の概略構成図である。 図4のIII−III線矢視断面図である。 ノズルからの吹き付け状態を模式的に示す側断面図である。 洗濯機を示すブロック図である。 洗濯機(循環洗浄あり/ドラム回転あり)における洗濯運転の運転工程を説明する工程図である。 洗濯機(循環洗浄なし/ドラム回転あり)における洗濯運転の運転工程を説明する工程図である。 洗濯機(循環洗浄なし/ドラム回転なし)における洗濯運転の運転工程を説明する工程図である。
次に、本発明の実施形態の洗濯機(ドラム式洗濯乾燥機)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態では、洗濯水を循環させる循環ポンプを備えた洗濯機100を例に挙げて説明するが、循環ポンプ無しの洗濯機にも適用することができる。また、本実施形態では、ドラム式洗濯乾燥機を例に挙げて説明するが、縦型の洗濯乾燥機にも適用することができ、また乾燥機能無しの縦型の洗濯機(いわゆる全自動洗濯機)にも適用することができる。
まず、主に図1および図2を参照しながら洗濯機100(ドラム式洗濯乾燥機)の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る洗濯機を示す外観斜視図、図2は、本発明の実施形態に係る洗濯機の内部構造を概略的に示す側面図である。以下の説明における前後上下左右の方向は、図1に示す前後上下左右の方向を基準とする。
図1に示すように、洗濯機100は、外郭を構成する筐体1を備え、この筺体1内に、ドラム2(内槽)、外槽3、給水電磁弁4(給水弁)、加熱ユニット5(加熱手段)などを備えている。
筐体1は、ベース1hの上に取り付けられており、左右の側板1a,1b、前面カバー1c、背面カバー1d(図2参照)、上面カバー1e、および下部前面カバー1fで構成されている。左右の側板1a,1bは、コの字型の上補強材36(図4参照)、前補強材37(図2参照)、後補強材(図示せず)で結合しており、ベース1hを含めて箱状の筐体1を形成している。上面カバー1eには、水道栓からの給水ホース接続口4a、風呂の残り湯の吸水ホース接続口17aが設けられている。
また、筐体1の上部中央には、操作パネル6が設けられている。この操作パネル6は、電源スイッチ39と、操作ボタン12,13と、表示器14と、を備える。また、操作パネル6は、筐体1の下部に設けた制御装置38(図2参照)と電気的に接続されている。
図2は、本発明の実施形態に係る洗濯機の内部構造を概略的に示す側面図である。
図2に示すように、前補強材37には、前面カバー1cの略中央に設けた衣類を出し入れするための投入口を塞ぐドア9が設けられている。ドア9は、前補強材37に設けたヒンジ9cで開閉可能に支持されている。前面カバー1cに設けられたドア開放ボタン9d(図1参照)を押すことでロック機構(図示せず)が外れて開き、ドア9を前面カバー1cに押し付けることでロックされて閉じる。また、前補強材37は、後記する外槽3の開口部と同心に、衣類を出し入れするための円形の開口部を有している。
筐体1内の上部左側には、投入容器19が設けられている。この投入容器19には、前部開口から引き出し式の洗剤トレイ7の装着が可能となっている。洗剤類を入れる場合は、洗剤トレイ7を図1中の2点鎖線で示すように引き出す。また、投入容器19は、筐体1の上補強材36に固定されている。また、投入容器19の左側面のやや後方に出水口19aを有している。この出水口19aは、すり鉢状に形成された投入容器19の底面の最も低くなる位置に形成されている。
投入容器19の後側には、給水電磁弁4(図1参照)、風呂水吸水ポンプ17、水位センサ34等の給水関連部品が設けられている。投入容器19の上部開口には、給水ユニット15を備える。
洗濯兼脱水槽としてのドラム2は、有底円筒形状であり、回転可能に支持されている。また、ドラム2は、その外周壁および底壁に通水および通風のための多数の貫通孔(図示省略)を有し、前側端面には、衣類を出し入れするための開口部2aが形成されている。開口部2aの周縁部にはドラム2と一体の流体バランサ2bが設けられている。また、ドラム2の回転中心軸は、水平または開口部側が高くなるように傾斜している。
外槽3は、有底円筒形状であり、ドラム2を同軸上に内包し、前面が開口し、後側端面の外側中央にはドラムモータ11が取り付けられる。ドラムモータ11は、ドラム2を正逆両方向に回転させる。ドラムモータ11の回転軸は、外槽3を貫通し、ドラム2と結合している。また、外槽3の前面の開口部には、外槽3内への貯水を可能にする外槽カバー3dが設けられている。また、外槽3は、下側をベース1hに固定されたダンパ8で防振支持されている。ダンパ8は、左右に配置され、主に上下方向の振動を吸収するようになっている。外槽3の開口には、ゴム製のベローズ10が取り付けられており、ドア9を閉じることで外槽3を水封する。
外槽3の側面後部には、外槽3内に水や洗剤類を供給する給水口3aが設けられている。給水口3aと投入容器19の出水口19aとは、ゴム製の蛇腹ホース20で接続されている。また、外槽3の底側内周面には、凹状の窪み部3fが外槽3の軸方向に延在するように設けられている。この窪み部3fの底面は、前側から後側に下がる傾斜面になっており、窪み部3fの後側には排水口21が設けられている。排水口21には継手21aを介して蛇腹ホース22が接続されている。窪み部3fの前側には底部循環水の流入口18が設けられている。
排水口21から出た排水は、入水ポート(不図示)を介してフィルタケース23に導入され、そして出水ポート(不図示)を介して排水ホース26に導入される。排水ホース26の途中には、排水弁25が設けられている。
また、外槽3の後部端面の最下部にはエアトラップ3eが設けられている。エアトラップ3eの下部には外槽3(窪み部3f)と連通する孔3e1が設けられており、エアトラップ3eの上部と水位センサ34とをチューブ35で接続し、外槽3内の水位を検出する。
また、外槽3とベース1hとの間には、フィルタケース23、循環ポンプ24、排水弁25が設けられている。
フィルタケース23は、前側に開口部を有する円筒状で、内部に着脱可能なフィルタ(図示省略)が収容されており、洗濯水中の異物や糸くずを捕集する。また、フィルタケース23は、下部前面カバー1fに設けた扉1gを開け、つまみ23dを回すことでフィルタ(図示省略)を容易に着脱できるようになっている。このフィルタケース23は、前側が後側よりも高くなるように傾斜している。
循環ポンプ24は、遠心ポンプであり、ポンプケーシングと、羽根車(ランナともいう)と、循環ポンプモータ(いずれも不図示)とを備えて構成されている。
筐体1の背面カバー1dの内側には、乾燥ダクト29が設けられている。この乾燥ダクト29は、外槽3の後部に設けた吸気口にゴム製の蛇腹ホース29aで接続されている。また、乾燥ダクト29内には、水冷除湿機構(図示せず)が内蔵されている。この水冷除湿機構は、後記する冷却水給水電磁弁4eと連通しており、乾燥運転時に、冷却水給水電磁弁4eから乾燥ダクト29内に水冷除湿用の冷却水が導入されるようになっている。
また、乾燥運転時には、図示しないヒータ、送風ファン等によりドラム2内に温風が吹き込まれ、衣類から水分が蒸発する。高温高湿となった空気は、乾燥ダクト29に吸い込まれ、不図示の水冷除湿機構で冷却除湿されて低温低湿の空気となり、図示しないヒータで加熱されてからドラム2内に吹き込まれる。なお、ヒータ、水冷除湿機構の代わりにヒートポンプを用いても良い。
図3は、外槽カバーに設けられる循環流路を示す斜視図である。
図3に示すように、循環ポンプ24の吐出ポート44には、蛇腹ホース41の一端が接続されている。蛇腹ホース41の他端は、循環流路27の入口ポート3gに接続されている。この入口ポート3gは、外槽カバー3dの外面に設けられている。
循環流路27は、樹脂製の外槽カバー3dの内側周壁に一体に成形された管状通路で構成されている。この循環流路27は、外槽カバー3dの開口3s(図4参照)に沿うように湾曲して形成され、外槽カバー3dの上部に形成されるノズル27aに接続されている。このノズル27aは、循環ポンプ24の吐出ポート44から吐出される洗濯水を外槽カバー3dの上部からドラム2(図2参照)内に向けて噴射するものである。
前記した排水弁25(図2参照)を閉じた状態で、循環ポンプ24の循環ポンプモータ(不図示)が正回転すると、外槽3(図2参照)内の洗濯水は排水口21(図2参照)から蛇腹ホース22(図2参照)を通り、フィルタケース23(図2参照)内のフィルタ(図示省略)で異物が除去される。その後、洗濯水は、ポンプケーシング(不図示)、蛇腹ホース41を通り、循環流路27に送り込まれてノズル27aからドラム2(図2参照)内に散水される。
また、循環ポンプ24の循環ポンプモータ(不図示)が逆回転すると、外槽3(図2参照)内の洗濯水は排水口21(図2参照)から蛇腹ホース22(図2参照)を通り、フィルタケース23(図2参照)内のフィルタ(図示省略)で異物が除去される。その後、洗濯水は、ポンプケーシング(不図示)を通り、蛇腹ホース40(図2参照)および継手18a(図2参照)を介して外槽3内に戻る。このように、循環ポンプ24を逆回転させることにより、後記する洗剤溶かし工程が行われる。
図4は、本発明の実施形態に係る洗濯機の内部構造を示す正面図である。
図4に示すように、外槽3の外周面(上面)には、合成樹脂で凸状に形成された固定部3tが形成されている。上補強板36の左右方向の中央には、合成樹脂製の支持部材71が固定されている。支持部材71には、コイルばね72の一端が掛止され、固定部3tには、コイルばね72の他端が掛止され、上補強板36に外槽3がコイルばね72を介して吊り下げられている。なお、図示省略しているが、コイルばね72は、前後に配置され、主に外槽3の前後方向の振動を吸収するようになっている。
給水電磁弁4および加熱ユニット5は、外槽3の上方において、左右方向において並設されるように配置されている。また、給水電磁弁4および加熱ユニット5は、コイルばね72の左側において、それぞれ上補強材36に固定されている。加熱ユニット5は、外槽カバー3dと可撓性(弾性)を有する後記する耐熱ホース58(弾性を有する管)と接続されているので、外槽3の運転時の振動が伝達されないようになっている。また、後記する給水電磁弁4など上補強板36に固定される部材についても、外槽3とは可撓性を有するホースや蛇腹ホースで接続されるので、外槽3の運転時の振動が給水電磁弁4などに伝達されないようになっている。
給水電磁弁4は、洗剤給水電磁弁(第1電磁弁)4b、仕上剤給水電磁弁(第2電磁弁)4c、外槽給水電磁弁(第3電磁弁)4d、冷却水給水電磁弁(第4電磁弁)4eを備え、各吐出ポートが前向きとなるように構成されている。
図5は、加熱ユニットの給水経路を示す概略図である。
図5に示すように、洗剤給水電磁弁4bは、開弁することにより、給水ホース接続口4aからの水道水を、給水経路L1を通って、洗剤トレイ7の洗剤投入室(図示せず)に給水する。洗剤投入室に注水された水道水は、投入された洗剤とともに、投入容器19(図2参照)から蛇腹ホース20を通って、ドラム2と外槽3との間に注がれる。
仕上剤給水電磁弁4cは、開弁することにより、給水ホース接続口4aからの水道水を、給水経路L2を通って、洗剤トレイ7の仕上剤投入室(図示せず)に給水する。仕上剤投入室に注水された水道水は、投入された仕上剤とともに、投入容器19(図2参照)から蛇腹ホース20を通って、ドラム2と外槽3との間に注がれる。
外槽給水電磁弁4dは、開弁することにより、給水ホース接続口4aからの水道水を、給水経路L3、蛇腹ホース20を通って、ドラム2と外槽3との間に給水する。
冷却水給水電磁弁4eは、給水ホース接続口4aからの水道水を、給水経路L4を通って、送風ダクト30の水冷除湿機構(図示せず)に給水する。
冷却水給水電磁弁4eと送風ダクト30とを接続する給水経路L4の途中には、切替弁4fが設けられている。この切替弁4fは、一方の吐出ポート4f1が送風ダクト30側に接続され、他方の吐出ポート4f2が給水経路L5(後記する耐熱ホース57)に接続されている。給水経路L5には、加熱ユニット5の一端が接続され、加熱ユニット5の他端が給水経路L6(後記する耐熱ホース58)に接続されている。このように、切替弁4fを介して加熱ユニット5を接続することにより、これまで使用していた給水電磁弁4をそのまま利用することができるので、加熱ユニット5を含む流路を簡便に構成することができる。
また、風呂水給水ポンプ17で汲み上げられた吸水ホース接続口17aからの風呂水は、給水経路L7,L3、蛇腹ホース20を通って、ドラム2と外槽3との間に給水される。
図6は、加熱ユニットを示す外観斜視図、図7は、加熱ユニットを示す正面図である。なお、図6は、給水電磁弁4(図5参照)につながる給水経路L5,L6(耐熱ホース57,58)の図示を省略している。
図6に示すように、加熱ユニット5は、スチームと温水とを適宜切り替えて生成するものであり、水道水が導入される入口P1と、加熱後の水道水(スチームまたは温水)が導出される出口P2と、を備えている。
また、加熱ユニット5は、略直方体形状のヒータカバー51を有し、前後方向に細長く形成されている。このヒータカバー51は、収容部51aとカバー部51bとで構成され、後記するアルミケース54を収容している。
収容部51aには、カバー部51bがヒンジ部51cを介して開閉自在に取り付けられている。また、収容部51aには、ヒンジ部51cとは反対側の側板に、上方からねじ51fが螺合されるねじボス51d,51dが前後方向に間隔を空けて形成されている。カバー部51bには、ねじボス51dと対応する位置にねじ51fが挿通される固定片51e,51eが形成されている。
図7に示すように、収容部51aの前板には、ヒータカバー51の内部と連通する切欠き51hが形成されている。この切欠き51hは、上側が解放するようにU字状に形成されている。この切欠き51hからは、後記するアルミケース54に取り付けられた耐熱カラー53の一部が突出している。
また、収容部51aの後板にも、同様にヒータカバー51の内部と連通する切欠き51g(図8参照)が形成されている。また、切欠き51gからも、後記するアルミケース54に取り付けられた耐熱カラー52の一部が突出している。
図8は、図7のI−I線矢視断面図、図9は、図8のII−II線矢視断面図である。なお、図9は、加熱ユニット5からヒータカバー51と後記する断熱材56とを除いた状態を図示している。
図8に示すように、加熱ユニット5は、ヒータカバー51および耐熱カラー52,53とともに、アルミケース54、加熱素子55(加熱部)、断熱材56を含んで構成されている。
アルミケース54は、例えば熱伝導性の高いアルミニウム合金材料で形成され、軸方向が前後方向に向けて形成された管部54aと、この管部54aの周囲に加熱素子55が収容される素子収容部54bと、を有している。管部54aは、素子収容部54bよりも軸方向(前後方向)に長く形成された接続部54c,54dを有している。このように、後記する加熱素子55が、水道水に直接接触しないようになっている。
入口P1側の接続部54cには耐熱カラー52が装着され、出口P2側の接続部54dには耐熱カラー53が装着されている。また、管部54aの長さLは、管部54aの内径(直径)Dよりも十分に長く形成されている。耐熱カラー52は、接続部54cと嵌合する大径部52aと、この大径部52aの内径D1よりも小さい内径D2を有する小径部52bとを有し、大径部52aの軸中心と小径部52bの軸中心とが一致するように構成されている。また、管部54aの軸中心と、耐熱カラー52の軸中心とが一致するように構成されている。耐熱カラー53についても、耐熱カラー52と同様に、大径部53aと小径部53bとを有し、大径部53aの軸中心と、小径部53bの軸中心と、管部54aの軸中心とがそれぞれ一致するように構成されている。
また、大径部52a,53aと小径部52b,53bとの間は、大径部52a,53aから小径部52b,53bに向けて縮径する形状を有している。また、耐熱カラー52は、大径部52aの一部を含む先がヒータカバー51の切欠き51gから外側に吐出している。また、耐熱カラー53は、大径部53aの一部を含む先がヒータカバー51の切欠き51hから外側に突出している。
加熱素子55は、例えば、PTC(Positive Temperature Coefficient)素子(PTCヒータ)を含んで構成されるものである。PTC素子を用いることにより、加熱する際の上限温度を予め設定することができ、素子温度が上がり過ぎるのを防止できる。なお、加熱素子55は、PTC素子に限定されるものではなく、シーズヒータなど他の種類のものを適用してもよい。
また、加熱素子55は、板状のものであり、素子収容部54bに挿入されることで、素子収容部54bが管部54aの軸方向に沿うように配置される。したがって、管部54aの軸方向の全体に渡って洗濯水を加熱することができる。
断熱材56は、グラスウール、ロックウールなどで構成され、アルミケース54の周囲を取り囲むように設けられている。アルミケース54が断熱材56で巻かれた状態で、樹脂製のヒータカバー51に収容されている。このように、アルミケース54の周囲を断熱材56で取り囲むように配置することにより、加熱素子55で発生した熱がヒータカバー51の外部に逃げるのを抑制して、加熱素子55で発生した熱を管部54aに効率的に伝達することができる。
図9に示すように、アルミケース54は、断面視略矩形状に形成され、中央の管部54aの上下左右に、加熱素子55が配置されている。また、アルミケース54は、管部54aの上方、下方、左側方、右側方に、それぞれ加熱素子55が挿入される矩形状の素子収容部54bを有している。上下の素子収容部54bは、断面視横長に形成され、左右の素子収容部54bは、断面視縦長に形成されている。また、各素子収容部54bは、紙面に直交する方向に向けて管部54aに沿って直線状に形成されている。なお、図示していないが、加熱素子55は、絶縁シートで被服された状態で素子収容部54bに収容されている。
また、アルミケース54の4隅の角部は、軸中心Oに向けて凹状に切り欠かれた凹み部54eを有している。これにより、加熱素子55の熱が角部に奪われるのを抑制することができ、加熱素子55の熱を管部54aに効率的に集めることができる。
このように構成された加熱ユニット5では、入口P1において小径部52bから大径部52aとなり、出口P2において大径部53aから小径部53bとなる形状とすることで、入口P1と出口P2との間において、入口P1側から供給された水道水(洗濯水)を管部54aに溜めることができ、液相と気相とが混在した状態を作り出すことができ、スチームを発生させることができる。
図10は、加熱ユニットの加熱素子の概略構成図である。
図10に示すように、加熱素子55は、板状の素子部55aと、この素子部55aの両側を挟み込む一対の電極板55b,55cとで構成されている。なお、電極板55b,55cの一方がプラス極、他方がマイナス極になる。また、隣り合う素子部55aの電極板55b,55bは、コモン線(リード線)55dで接続されている。また、隣り合う電極板55c,55cは、コモン線(リード線)55eで接続されている。そして、4つの加熱素子55のひとつの加熱素子55の電極板55b,55cに、加熱ユニット5の外部と接続するリード線55f,55gが接続されている。このリード線55f、55gの先端には、コネクタ55h,55hが設けられており、このコネクタ55h,55hが電源側から延びるコネクタ(不図示)と接続される。
このように、複数の加熱素子55を並列に接続して、加熱ユニット5から引き出すリード線55f,55gを1組(2本)にまとめることによって、加熱ユニット5と接続する配線の本数を減らすことができ、加熱ユニット5の実装を容易にできる。よって、加熱素子55の数が5つ以上になったとしても、加熱ユニット5から2本のリード線を引き出すだけで対応することができる。なお、本実施形態では、加熱ユニット5が4つの加熱素子55を備える場合を例に挙げて説明したが、5つ以上の加熱素子55を備えるものであってもよく、3つ以下の加熱素子55を備えるものであってもよい。
図11は、図4のIII−III線矢視断面図である。
図11に示すように、加熱ユニット5は、管部54aの軸方向が前後方向を向くように、外槽3の上方に横置きで配置されている。また、加熱ユニット5は、ヒータカバー51の上面に爪部51iが形成され、この爪部51iによって加熱ユニット5が上補強材36の後端縁部に掛止されている。また、加熱ユニット5は、軸方向の中央前側が上補強材36の下面に接するように配置され、軸方向の中央後側が上補強材36から後方に突出するように配置されている。
また、加熱ユニット5の耐熱カラー52には、耐熱ホース57の一端(下流端)が接続され、耐熱ホース57の他端(上流端)が切替弁4fの吐出ポート4f2に接続されている。また、加熱ユニット5の耐熱カラー53には、耐熱ホース58の一端(上流端)が接続され、耐熱ホース58の他端が外槽カバー3dの前面側に形成された導入部3h(図4参照)に接続されている。
このように構成された加熱ユニット5では、加熱素子55を通電した状態で、切替弁4fを加熱ユニット5側に切り替え、給水電磁弁4の冷却水給水電磁弁4e(図5参照)のON/OFFを制御することにより、水道水(洗濯水)が耐熱ホース57を通って加熱ユニット5の管部54aに導入される。そして、管部54aを流れる水道水に加熱素子55からの熱が加えられることによって、スチームまたは温水が生成される。
すなわち、加熱ユニット5においてスチームSTを生成する場合には、まず水道水を供給する前に加熱ユニット5を空炊きし、管部54aの温度を上昇させる。すなわち、加熱素子55を通電することによって、熱伝達によりアルミケース54が温められ、管部54a(流路表面)が温められる。管部54aの温度が所定温度(最大値)まで上昇した後、冷却水給水電磁弁4eをON/OFF制御して、所定量の水道水を耐熱ホース57を介して管部54aに供給する。なお、所定量とは、スチームを発生させることができる量(少量)を意味する。少量の水道水が管部54aに供給されると、水道水が気化して、水蒸気(スチームST)が生成される。この場合、管部54aに水道水が供給されると、管部54aの流路表面温度が低下するが、所定量(少量)の水道水を供給後、冷却水給水電磁弁4eをOFFにして水道水の供給を停止することで、管部54aの温度が所定温度まで再び上昇する。このように、水道水を断続的に供給して、管部54aの温度を回復させながら水道水を供給して、管部54aの流路表面温度をスチームSTが発生する温度域以上に維持することで、スチームSTを断続的に生成することができる。
また、加熱ユニット5において温水HWを生成する場合には、加熱ユニット5を空炊きしてから給水し、または給水を開始してから加熱ユニット5を通電することで、スチームが発生しない温度となるように管部54aの流路表面の温度を制御する。例えば、冷却水給水電磁弁4eをON/OFF制御して、連続的に給水することにより、スチームSTになりきらない温かいお湯(温水HW)が生成される。
加熱ユニット5で生成されたスチームSTは、そのとき発生する蒸気圧によって、耐熱ホース58側に押し出される。また、加熱ユニット5で生成された温水HWは、冷却水給水電磁弁4eからの給水圧(水道圧)によって耐熱ホース58側に押し出される。このように、水道水が供給される管部54aは、スチームSTを生成する場合であっても、温水HWを生成する場合であっても、共通の流路として利用されるものである。
図12は、スチーム/温水の吹き付け状態を模式的に示す側断面図である。なお、図12では、説明の便宜上、スチームSTが変化した湯気と、温水HWとを重ねて図示しているが、実際には、湯気と温水HWのいずれかが衣類に供給される。
図12に示すように、ノズル59の向きは、ドラム2の胴板2cと底板2dとの境界である底側の角部(最下端の位置)Pに向くように設定されている。ちなみに、加熱ユニット5で生成されたスチームSTは、耐熱ホース58を通って、ノズル59から吐出されるまでに温度が低下することで、スチームST(気体)から湯気(高温の水滴、液体)に変化し、衣類にはスチーム(気体)ではなく、湯気(液体)が吹き付けられることになる。一方、加熱ユニット5で生成された温水HWは、耐熱ホース58を通って、ノズル59から吐出され、洗濯物(衣類)には温水HW(液体)の状態で吹き付けられる。
図13は、洗濯機を示すブロック図である。
図13に示すように、制御装置38は、マイクロコンピュータ50、駆動回路64等を備えるとともに、図1に示す操作ボタン12,13のオンオフ信号や各種センサから出力信号の入力回路等も備える。また、マイクロコンピュータ50は、ユーザの操作や、洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイクロコンピュータ50は、駆動回路64を介して、図2に示すドラムモータ11、給水電磁弁4、排水弁25、送風ファン(図示省略)等に接続され、これらの開閉、回転、通電を制御する。また、ユーザに洗濯機100に関する情報を知らせるために、表示器14(図1参照)、発光素子66やブザー67を制御する。
図14は、洗濯機(循環洗浄あり/ドラム回転あり)における洗濯運転の運転工程を説明する工程図である。なお、図14における丸印(○)は、各給水電磁弁4b,4c,4d,4eが開閉制御されることで水道水が供給されること、また排水弁25が開弁されることを示している。
図14に示すように、ステップS1において、制御装置38は、洗濯機100の運転工程のコース選択の入力を受け付ける(コース選択)。ここで、ユーザは、ドア9を開けて、ドラム2の内部に洗濯する衣類を投入し、ドア9を閉じる。そして、ユーザは、操作ボタン12,13を操作することにより、運転工程のコースを選択し入力する。操作ボタン12,13が操作されることにより、選択された運転工程のコースが制御装置38に入力される。制御装置38は、入力された運転工程のコースに基づいて、運転パターンデータベースから対応する運転パターンを読み込み、ステップS2に進む。なお、以下の説明において、標準コース(洗い〜すすぎ2回〜脱水)が選択されたものとして説明する。
ステップS2において、制御装置38は、ドラム2に投入された衣類の重量(布量)を検出する工程を実行する(布量センシング)。具体的には、制御装置38は、ドラムモータ11を駆動してドラム2を回転させるとともに、注水前の衣類の重量(布量)を算出する。
ステップS3において、制御装置38は、洗剤量・運転時間を算出する工程を実行する(洗剤量運転時間算出)。具体的には、制御装置38は、給水電磁弁4を制御して、外槽3の給水口3a(図2参照)に直接給水する。制御装置38の電導度測定部は、外槽3の内底部に配置された電気伝導度センサ(図示省略)を介して、給水された水の電導度(硬度)を検出する。また、センサで、給水された水の温度を検出する。その後、給水電磁弁4を制御して、外槽3への給水を終了する。
制御装置38は、ステップS2で検出した布量、水の電導度(硬度)、水の温度に基づいて、マップ検索により、投入する洗剤量と運転時間を決定する。そして、制御装置38は、決定された洗剤量・運転時間を表示器14に表示する。なお、外槽3に給水して水の電導度(硬度)および水温を検出するものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、前回運転時の水の電導度(硬度)および水温をマイクロコンピュータ50の記憶部(図示せず)に記憶しておき、それを用いてもよい。
ステップS4において、制御装置38は、洗剤投入待ち工程を実行する(洗剤投入待ち工程)。例えば、制御装置38は、所定時間待機して、ステップS5に進む。ユーザは、待機中に表示器14に表示された洗剤量を参考に、洗剤トレイ7内に洗剤類を入れる。なお、制御装置38は、洗剤トレイ7の開閉を検知する手段(図示せず)により、洗剤トレイ7が開けられた後に閉じられた場合、洗剤類が投入されたものとして、ステップS5に進む構成であってもよい。
ステップS5において、制御装置38は、洗剤溶かし工程を実行する(洗剤溶かし工程)。例えば、制御装置38は、洗剤給水電磁弁4bを制御して、給水経路L1を介して洗剤ケース7の粉末洗剤投入室および液体洗剤投入室に給水する。粉末洗剤投入室および液体洗剤投入室の洗剤と水は、洗剤送出管、蛇腹ホース20、外槽3の後側上部にある給水口3a、外槽3の底壁内面に形成された給水経路を介して、その出口から外槽3の窪み部3fに流入する。
所定水量まで給水すると、制御装置38は、洗剤給水電磁弁4bを制御して、給水を停止させる。そして、制御装置38は、洗剤溶かし動作を実行する(洗剤溶かし動作)。具体的には、制御装置38は、循環ポンプ24を制御(逆回転)して、排水口21から蛇腹ホース22を介して吸い込んだ水と洗剤を、蛇腹ホース40を介して窪み部3fの流入口18から吐出させる。
流入口18から吐出された水と洗剤は、窪み部3fを流れ、排水口21へと向かい、循環するようになっている。これにより、水と洗剤が攪拌され、洗剤が水に溶かされるようになっている。所定時間(例えば、10秒)が経過すると、制御装置38は、循環ポンプ24を停止させ、ステップS6に進む。
ステップS6において、制御装置38は、蒸気(スチーム)/温水供給工程を実行する(蒸気/温水供給工程)。例えば、制御装置38は、冷却水給水電磁弁4eを制御するとともに切替弁4fを加熱ユニット5側に切り替えて、加熱ユニット5を通電する。制御装置38は、所定の回転速度(例えば、40r/min)でドラム2を正逆方向に回転させながら、加熱ユニット5において蒸気(スチーム)または温水を生成する。
例えば、定格10kgの洗濯機において、ステップS2の布量センシングによって6kgの衣類が投入されたと判定された場合には、ノズル59の吹き出し口と衣類の距離が近接すると判定して、加熱ユニット5において、スチームSTではなく、温水HW(例えば、25℃〜65℃)を生成する。これにより、ノズル59からは、衣類に向けて温水が吹き付けられる。
また、ステップS2の布量センシングによって2,3kgの衣類が投入されたと判定された場合には、ノズル59の吹き出し口と衣類との距離がある程度保てるので、加熱ユニット5において、スチームSTを生成する。これにより、加熱ユニット5で生成されたスチームSTは、耐熱ホース58、ノズル59を通って、ノズル59の吹き出し口から吐出される。そして、ノズル59から吐出されるまでに温度が低下して、スチームSTから高温の湯気に変化し、霧状の高温の湯気が衣類に吹き付けられる。
なお、ステップS2の布量センシングによって、スチームと温水を切り替える制御だけではなく、ステップS2の布量センシングによって6kgの衣類が投入されたと判定された場合、ノズル59の吹き出し口と衣類との距離が近接しているので、加熱ユニット5において温水HWを生成し、その後に衣類が含水して、衣類のかさが減った場合にスチームSTを生成して、衣類に霧状の高温の湯気を吹き付けるようにしてもよい。
このように、ステップS2の布量センシングによってノズル59と衣類との距離を判定して、スチームSTを生成するか温水HWを生成するかを決定するだけではなく、ノズル59と衣類との距離が近接していると判定された場合に、先に温水HWを吹き付けて衣類のかさを減らし、ノズル59と衣類との距離がある程度保てると判定された場合に、スチームSTを吹き付けるように2段階で制御してもよい。つまり、必ずしも衣類(洗濯物)の量に応じてスチームSTと温水HWとを切り替えるものではない。
ステップS7において、制御装置38は、予洗い攪拌工程1を実行する。ここでの予洗い攪拌工程1とは、ステップS6におけるスチームまたは温水を衣類に吹き付けて衣類に温度の高い水道水を吹き付け、ステップS5における洗剤溶かし工程で生成された洗剤濃度の高い洗い水を攪拌して衣類に浸み込ませる工程である。
具体的には、制御装置38は、ドラムモータ11を制御してドラム2を所定の回転速度(例えば40rpm[r/min])で回転させ、衣類の入れ替えを行うとともに、循環ポンプ24を所定の回転速度(例えば2600r/min)となるように制御(正回転)して、排水口21から吸い込んだ洗剤濃度の高い洗い水を外槽3の開口部に設けられたノズル27aからドラム2の内部に吐出させる。これにより、洗剤濃度の高い洗い水(洗濯水)と、温水等の温度の高い洗濯水を混ぜることにより、洗剤中の酵素を活性化できるとともに洗濯水を衣類に十分に浸み込ませるができ、洗浄力が向上する。
なお、本実施形態では、ステップS6とステップS7とを別工程としているが、ステップS7をステップS6に組み込んで、スチームまたは温水の供給と同時に循環ポンプ24を制御して、洗濯水を循環させるようにしてもよい。
ステップS8において、制御装置38は、回転給水工程を実行する(回転給水工程)。具体的には、制御装置38は、洗剤給水電磁弁4bと外槽給水電磁弁4dを制御して、外槽3内の洗い水の水位を上昇させる。そして制御装置38は、ドラムモータ11を制御してドラム2を所定の回転速度(例えば40r/min)で回転させ、衣類の入れ替えを行う。また、制御装置38は、循環ポンプ24を所定の回転速度(例えば2600r/min)となるように制御(正回転)して、排水口21から吸い込んだ洗剤濃度の高い洗い水を外槽3の開口部に設けられたノズル27aからドラム2の内部に吐出させることにより、ドラム2の内部の衣類に染み込ませる。
そして、外槽3内の洗い水の水位が、所定の水位まで上昇すると、給水を停止させる。回転給水工程を開始して所定時間が経過すると回転給水工程を終了し、ステップS9に進む。
ステップS9において、制御装置38は、予洗い攪拌工程2を実行する。ここでの予洗い攪拌工程とは、外槽3の底に溜められた洗濯水を循環させる工程であり、これにより洗浄力が向上する。
具体的には、制御装置38は、循環ポンプ24を所定の回転速度(例えば3200r/min)となるように制御して、排水口21から吸い込んだ洗い水を外槽3の開口部に設けられたノズル27aからドラム2の内部に吐出させるとともに、ドラムモータ11を制御してドラム2を所定の回転速度(例えば100r/min)で回転させることにより、ドラム2の内部の衣類を遠心力でドラム外周壁内面に張り付け、ドラムの上方から落下したときに発生する機械的な力が加わることを防止する。
なお、本実施形態ではドラム2を正方向に回転させるが、逆方向または正逆両方向に回転させてもよい。所定の時間(例えば3分間)が経過すると、制御装置38は、予洗い攪拌工程を終了し、ステップS10に進む。
ステップS10において、制御装置38は、本洗い攪拌工程を実行する。ここで、本洗い工程とは、ドラム2の回転によりドラム2内の下方に溜まった衣類を持ち上げて、ドラム2内の上方から落下させることにより、衣類に機械的な力を与えてたたき洗いをする工程である。
具体的には、制御装置38は、循環ポンプ24を所定の流量(例えば3200r/min)となるように制御して、排水口21から吸い込んだ洗い水を外槽3の開口部に設けられたノズル27aからドラム2の内部に吐出させるとともに、ドラムモータ11を制御してドラム2を所定の回転速度(例えば40r/min)で回転させることにより、ドラム2の内部の衣類をたたき洗いする。所定の時間(例えば6分間)が経過すると、制御装置38は、本洗い攪拌工程を終了し、ステップS11に進む。
ステップS11において、制御装置38は、排水工程を実行する。制御装置38は、ドラムモータ11および循環ポンプ24を停止させ、排水弁25を開弁して外槽3内の洗濯水を排水する。水位センサ34は、排水中の外槽3内の洗濯水の水位を監視し続ける。水位センサ34の検知値が所定の水位を下回ると、制御装置38は、排水工程を終了し、ステップS12に進む。
ステップS12において、制御装置38は、脱水1工程を実行する。制御装置38は、排水弁25の開弁を維持した状態において、ドラム2を逆方向へ高速で回転させて(例えば1250r/min)、衣類に含まれる洗濯水を脱水する。所定の時間が経過すると、制御装置38は、脱水1工程を終了し、ステップS13に進む。
ステップS13において、制御装置38は、回転シャワー工程を実行する。制御装置38は、ドラム2を逆方向へ中速で回転させつつ(例えば260r/min)、排水弁25を開いたまま、外槽給水電磁弁4dを制御して、衣類に水を散布する。このときの外槽給水電磁弁4dの制御時間は、ステップS2で検出した布量に基づいて決定される。所定の時間が経過すると、給水を停止させる。循環ポンプ24を所定の流量(例えば3200r/min)となるように制御して、排水口21から吸い込んだ洗い水を外槽3の開口部に設けられたノズル27aからドラム2の内部に吐出させる。所定の時間が経過すると循環ポンプ24を停止させ、排水弁25を開弁して外槽3内のすすぎ水を排水する。
ステップS14において、制御装置38は、脱水2工程を実行する。制御装置38は、排水弁25の開弁を維持した状態において、ドラム2を逆方向へ高速で回転させて(例えば1250r/min)、衣類に含まれる洗濯水を脱水する。所定の時間が経過すると、制御装置38は、脱水2工程を終了し、ステップS15に進む。
ステップS15において、制御装置38は、給水工程を実行する。制御装置38は、排水弁25を閉弁し、洗剤給水電磁弁4bを制御して、外槽3内にすすぎ水を供給する。所定の水位まで上昇すると、給水を停止させ、制御装置38は、給水工程を終了し、ステップS16に進む。
ステップS16において、制御装置38は、仕上剤給水工程を実行する。制御装置38は、仕上剤給水電磁弁4cを制御して、外槽3内に柔軟仕上剤を含んだすすぎ水を供給する。
ステップS17において、制御装置38は、回転給水・補給水工程を実行する。制御装置38は、洗剤給水電磁弁4bと外槽給水電磁弁4dを制御して、所定の水位まで外槽3に給水する。また、制御装置38は、ドラムモータ11を制御してドラム2を回転させ、循環ポンプ24を所定の流量(例えば2600r/min)となるように制御して、排水口21から吸い込んだすすぎ水を外槽3の開口部に設けられたノズル27aからドラム2の内部に吐出させて、衣類に柔軟仕上剤を染み込ませる。
ステップS18において、制御装置38は、すすぎ攪拌工程を実行する。制御装置38は、ドラムモータ11を制御してドラム2を回転させ、循環ポンプ24を所定の流量(例えば3200r/min)となるように制御して、排水口21から吸い込んだすすぎ水を外槽3の開口部に設けられたノズル27aからドラム2の内部に吐出させて、衣類をすすぐ。そして、所定の時間が経過すると、制御装置38は、すすぎ攪拌工程を終了し、ステップS19に進む。
ステップS19において、制御装置38は、排水工程を実行する。制御装置38は、ドラムモータ11および循環ポンプ24を停止させ、排水弁25を開弁して外槽3内のすすぎ水を排水する。水位センサ34は、排水中の外槽3内の洗濯水の水位を監視し続ける。水位センサ34の検知値が所定の水位を下回ると、制御装置38は、排水工程を終了し、ステップS20に進む。
ステップS20において、制御装置38は、脱水工程を実行する。具体的には、制御装置38は、排水弁25を開弁させるとともに、ドラムモータ11を制御してドラム2を高速(例えば、1000r/min)で回転させ、衣類を遠心脱水する。そして、所定の時間が経過すると、制御装置38は、ドラムモータ11を停止させ、排水弁25を閉弁して、洗濯コース(洗い〜すすぎ〜脱水)を終了する。
図15は、洗濯機(循環洗浄なし/ドラム回転あり)における洗濯運転の運転工程を説明する工程図である。図16は、洗濯機(循環洗浄なし/ドラム回転あり)における洗濯運転の運転工程を説明する工程図である。なお、図15の工程は、図14の工程から予洗い攪拌2(ステップS9)を除いた場合、つまり循環ポンプ24を制御して循環洗浄を行わない場合である。図16の工程は、図14の工程から予洗い攪拌2(ステップS9)を除き(加熱ユニット5の作動時に循環ポンプ24を制御して循環洗浄を行なわず)、さらにステップS6の工程においてドラム2の回転を停止させた場合である。
図15および図16に示す工程であっても、洗剤濃度の高い洗い水(洗濯水)と、温水等の温度の高い洗濯水を混ぜることにより、洗剤中の酵素を活性化できるとともに洗濯水を衣類に十分に浸み込ませるができ、洗浄力が向上する。また、前記したように、ステップS6とステップS7とを別工程としているが、ステップS7をステップS6に組み込んで、スチームまたは温水の供給と同時に循環ポンプ24を制御して、洗濯水を循環させるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の洗濯機100によれば、洗濯水を温水HWとスチームSTとを切り替えて生成する加熱ユニット5を備えることにより、ノズル59と衣類との距離が近い場合には温水HWを衣類に吹き付け、ノズル59と衣類との距離が遠い場合には湯気を衣類に吹き付けることができるので、布痛みや色落ちの発生を防止することができる。また、ひとつの管部54a(共通の管部54a)によって、スチームSTと温水HWの生成を切り替えることができるので、加熱ユニット5を小型化することができる。
また、本実施形態では、加熱素子55をPTC素子で構成することにより、管部54aを加熱する際の温度制御を容易にできる。
また、本実施形態では、加熱ユニット5を給水電磁弁4と接続することにより、これまで使用してきた給水電磁弁4を使用することができ、加熱ユニット5を含む流路を簡便に構成することができる。また、給水電磁弁4のON/OFF制御のみでスチームSTと温水HWとを切り替えることが可能になる。つまり、給水電磁弁4をON/OFF制御することにより、水道水の流量を制御することができるので、水道水の流量を少なくすることによってスチームSTを生成することができ、水道水の流量を多くすることによって温水HWを生成することができる。
また、本実施形態では、加熱素子55の周囲を断熱材56で覆うことで、加熱素子55で発生した熱が外部に逃げるのを抑制でき、熱を管部54a側に効率的に伝達することができ、また消費電力を抑制することができる。
また、本実施形態では、加熱ユニット5を、筺体1の一部を構成する上補強板36に固定し、加熱ユニット5と外槽3とを弾性を有する耐熱ホース58を介して接続することで、運転時の外槽3を振動が加熱ユニット5に伝達されるのを防止することができ、加熱ユニット5においてスチームSTや温水HWを安定して生成することができる。
また、本実施形態では、複数の加熱素子55を備え、各加熱素子55が電気的に並列に接続されることで、加熱ユニット5から引き出す電線(リード線55f,55g)を2本にすることができる。これにより、多くの電線を配設が不要になるので、洗濯機100への実装が容易になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。例えば、並列に接続した複数の加熱素子55を搭載した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、複数の加熱素子55を搭載して、通電する加熱素子55の数を増減させることにより、スチームSTの温度を制御するようにしてもよく、また温水HWの温度を制御するようにしてもよい。
また、本実施形態では、水道栓からの水道水を加熱する場合を例に挙げて説明したが、循環ポンプ24を用いて、外槽3の底に溜まった洗濯水を加熱する構成であってもよい。洗濯水を温めることにより、洗剤の酵素を活性化させ、洗浄力を向上させることができる。
1 筺体
2 ドラム(内槽)
3 外槽
4 給水電磁弁(給水弁)
4a 給水ホース接続口
4b 洗剤給水電磁弁
4c 仕上剤給水電磁弁
4d 外槽給水電磁弁
4e 冷却水給水電磁弁
4f 切替弁
5 加熱ユニット(加熱装置)
3d 外槽カバー
11 ドラムモータ
23 フィルタケース
24 循環ポンプ
27 循環流路
51 ヒータカバー
52,53 耐熱カラー
54 アルミケース
54a 管部
55 加熱素子(加熱部)
56 断熱材
57,58 耐熱ホース(弾性を有する管)
100 ドラム式洗濯乾燥機(洗濯機)

Claims (8)

  1. 洗濯物を収容する内槽と、
    前記内槽を回転自在に収容する外槽と、
    前記外槽に給水する給水弁と、
    を備える洗濯機において、
    前記内槽内に供給する洗濯水を加熱する加熱装置と、
    前記加熱装置にホースを介して接続され、加熱された前記洗濯水を前記内槽内に吐出するノズルと、
    前記内槽に投入された前記洗濯物の布量を検出する布量検出手段と、
    前記給水弁および前記加熱装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記加熱装置は、前記洗濯水が流れる管部と、前記管部を流れる当該洗濯水を加熱することで温水とスチームとを切り替えて生成する加熱部と、を備え、
    前記制御装置は、前記布量検出手段によって検出した布量に応じて、前記布量が所定よりも多くて前記洗濯物と前記ノズルとの距離が近い場合には温水を生成して当該温水を前記洗濯物に吹き付け、前記布量が所定よりも少なくて前記洗濯物と前記ノズルとの距離が遠い場合にはスチームを生成して当該スチームから温度が低下した湯気を前記洗濯物に吹き付けるようにしたことを特徴とする洗濯機。
  2. 前記加熱部は、PTCヒータであることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記加熱装置は、前記給水弁と接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記加熱部の周囲は、断熱材で囲まれていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 前記加熱部は、複数の加熱素子を備え、
    前記各加熱素子は、電気的に並列に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記加熱装置は、前記外槽を弾性支持する筺体に固定され、
    前記加熱装置と前記外槽とは、弾性を有する管を介して接続されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 前記制御装置は、前記洗濯物と前記ノズルとの距離が近い場合、温水を生成して当該温水を前記洗濯物に吹き付けた後、スチームを生成して当該スチームから温度が低下した湯気を前記洗濯物に吹き付けるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の洗濯機。
  8. 前記加熱装置は、前記管部の軸方向が前後方向を向き且つ前記外槽の上方に横置きで配置され
    前記管部の両端にはカラーが接続され、
    前記両端のカラーは、それぞれ、前記管部と接続される大径部と、前記大径部と軸中心が一致するように形成された小径部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の洗濯機。
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