JP6518636B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、衣類等の洗濯を行う洗濯機に関する。
洗濯機では、内槽や外槽に汚れが付着する。特に長期間に渡り蓄積した汚れは内槽や外槽にこびりついて落ちにくい。特開2015−29812号公報(特許文献1)では、外槽に備えられたシーズヒータにより洗濯液を昇温させ、洗剤成分を活性化させて洗浄力を向上している。
特開2015−29812号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、シーズヒータは洗濯液に触れる位置に設ける必要があるため、シーズヒータと外槽の接続部は水漏れする可能性がある。また、シーズヒータを加熱すると、シーズヒータの伝熱面にスケールが析出してくる。スケールの熱伝導度は非常に小さく、洗濯液に熱が伝わりにくくなるため、洗濯液を昇温させるために必要な熱量が増加し、効率が悪化する。
本発明の目的は、水漏れに対する安全性を確保し、効率良く槽洗浄を実施する洗濯機を提供することである。
このような課題を解決するために、例えば、本発明に係る洗濯機は、内部に水を溜める外槽と、前記外槽内に回転自在に支持され、衣類が収容される内槽と、前記内槽を回転駆動するモータと、前記外槽内に給水する給水手段と、前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、ファン羽根車および駆動用のファンモータを有する送風ユニットと、前記送風ユニットで生成した風を前記内槽内に吹き出す吹き出し口と、前記送風ユニットで生成させた風を温風にする加熱手段と、前記モータ、前記送風ユニットおよび前記加熱手段を制御して槽洗浄運転を実行可能な運転制御手段と、前記外槽内の洗濯液の温度を検知する温度検出手段と、を備え、前記槽洗浄運転は、前記外槽内の洗濯液を前記内槽の回転により巻き上げて前記外槽および内槽を洗浄する高速撹拌工程と、前記外槽内の洗濯液を加熱する加熱工程と、を有し、前記加熱手段により生成した温風により、前記外槽内の洗濯液を加熱し、少なくとも前記温度検出手段が所定の温度に到達するまで、前記高速撹拌工程と前記加熱工程は交互に繰り返し実行されることを特徴とする。
本発明によれば、水漏れに対する安全性を確保し、効率良く槽洗浄を実施する洗濯機を提供することができる。
本発明に係る洗濯機を示す外観斜視図である。 本発明に係る洗濯機の筐体の内部構造を概略的に示す側面図である。 本発明に係る洗濯機の筺体の内部構造を概略的に示す背面図である。 洗濯機の第1循環ポンプおよび周辺流路を示す斜視図である。 第1循環ポンプおよび第2循環ポンプを上方から見たときの平面図である。 洗濯機の循環流路を外槽カバーの裏側から見たときの斜視図である。 本発明の洗濯機の筐体の内部構造を示す上面図である。 外槽カバーと送風ユニットとの接続状態を示す正面図である。 温風ダクトを示し、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は(c)のB−B線断面図である。 図8のA−A線断面図である。 本発明に係る洗濯機の制御装置のブロック図である。 本発明に係る洗濯機の動作を示す工程図である。
次に、本発明の実施形態の洗濯機について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明における前後上下左右の方向は、図1に示す前後上下左右の方向を基準とする。
図1は、本発明に係る洗濯乾燥機を示す外観斜視図である。
図1に示すように、洗濯機Sは、外郭を構成する筺体1を備えている。この筺体1は、左右の側板1a,1b、前面カバー1c、背面カバー1d(図2参照)、上面カバー1e、前面下カバー1fおよびベース1hによって構成されている。また、筺体1は、左右の側板1a,1bが、コの字型の上補強材(図示せず)、前補強材(図示せず)、後補強材(図示せず)で結合しており、ベース1hを含めて箱形状を呈している。
前面カバー1cの略中央には、洗濯物を出し入れするための投入口を塞ぐドア9が設けられている。また、前面カバー1cの上部中央には、電源スイッチ39、操作スイッチ13,15、表示器14などを備えた操作パネル6が設けられている。この操作パネル6は、筐体1の下部に設けた制御装置60(図2参照)と電気的に接続されている。
図2は、本発明の洗濯機の筐体の内部構造を概略的に示す側面図である。
図2に示すように、洗濯機Sは、筐体1と、この筐体1内に防振支持される外槽2と、外槽2内に回転自在に支持される回転ドラム3と、回転ドラム3を回転駆動させるドラムモータ4(図3参照)と、送風ユニット51と、送風ユニット51で生成された風を回転ドラム3内に吹き出す入口となる吹出口52と、送風ユニット51で生成された風を温風にするヒータ51bと、洗濯液を回転ドラム3内に供給する第1洗濯液供給手段53と、吹出口52の上流側に洗濯液を供給する第2洗濯液供給手段54と、吹出口52の上流側に水道水を供給する水道水供給手段55(図7参照)と、制御装置60と、を備えて構成されている。
外槽2は、円筒形状を呈し、回転ドラム3を同軸上に内包し、前面が開口している。前面の開口部には、外槽2内への貯水を可能にする外槽カバー2dが設けられている。また、外槽2の円筒面には異常溢水のための溢水口2hが設けられている。また、外槽2の下側は、ベース1hに固定されたダンパ5で防振支持されている。また、外槽2(外槽カバー2d)の開口部には、ゴム製のベローズ10が設けられ、ドア9を閉じることで外槽2を水封する。
回転ドラム3は、回転可能に支持された円筒状の洗濯兼脱水槽であり、その外周壁および底壁に通水および通風のための多数の貫通孔(図示省略)を有し、前側端面には、洗濯物を出し入れするための開口部3aが設けられている。開口部3aの外周側には、回転ドラム3と一体に回転する流体バランサ3cが設けられている。また、回転ドラム3の内周壁には、洗濯物を持ち上げるリフタ3bが設けられている。また、回転ドラム3の回転中心軸は、水平又は開口部3a側が高くなるように傾斜している。
送風ユニット51は、送風機51a、ヒータ51bを備えて構成され、筺体1内の補強材(図示せず)に固定されている。送風機51aは、駆動用のファンモータ24a、ファン羽根車24b(図10参照)、ファンケース24cで構成されている。ファンケース24cには加熱手段としてヒータ51bが内蔵されており、ファン羽根車24bから送られる空気を加熱する。ヒータ51bは、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータなどで構成されている。加熱手段はヒータに限らず、例えばヒートポンプを用いてもよい。
送風ユニット51の吐出口51cは温風ダクト26に接続されている。温風ダクト26は、ゴム製の蛇腹管27に接続され、蛇腹管27が蛇腹管継手28を介して外槽カバー2dに設けた吹出口52に接続されている。吹出口52は、外槽2の上方に配置することで送風ユニット51からの距離を短くし、吹出口52から出る温風の温度が送風ユニット51で生成された温度より低下することを抑制している。
第1洗濯液供給手段53は、第1循環ポンプ53aと、第1循環ポンプ53aによって汲み上げられた洗濯液を回転ドラム3内にシャワー状に供給する蛇腹ホース53b1および供給流路53b2(一部図示省略)と、を備えて構成されている。
第2洗濯液供給手段54は、第2循環ポンプ54aと、この第2循環ポンプ54aによって汲み上げられた洗濯液を吹出口52の上流側に供給する供給管54bと、を備えて構成されている。第2循環ポンプ54aは、第1循環ポンプ53aよりも低流量の洗濯液を汲み上げるものである。供給管54bは、供給管53bよりも小径の流路によって構成されている。
筐体1の背面内側には、乾燥ダクト29が配置されている。この乾燥ダクト29は、外槽2の後部に設けた吸気口2bにゴム製の蛇腹ホース29aを介して接続されている。乾燥ダクト29内には、公知の水冷除湿機構(図示せず)が内蔵されている。なお、ヒータ、水冷除湿機構の代わりにヒートポンプを用いてもよい。
排水ホース19は、第1循環ポンプ53aの出水ポートにその一端が接続され、その他端側が機外に延出している。また、排水ホース19には、機内での延在途中に排水弁25が設けられている。
図3は、本発明の洗濯機の筐体の内部構造を概略的に示す背面図である。
図3に示すように、外槽2の側面後部には、外槽2内へ水や洗剤類を供給する給水口2aが設けられている。給水口2aは、洗剤トレイ7(図1参照)と、ゴム製の蛇腹ホース17で接続されている。
ドラムモータ4は、外槽2の後側端面の外側中央に取り付けられている。ドラムモータ4の回転軸は、外槽2を貫通し、回転ドラム3と結合している。
外槽2の上側後部には、給水電磁弁11、風呂水吸水ポンプ12、水位センサ34(図7参照)等の給水関連部品が設けられている。上面カバー1eには、水道栓からの給水ホース接続口11a、風呂の残り湯の吸水ホース接続口12aが設けられている。水位センサ34(図7参照)は、外槽2内の水位を検出するものであり、外槽2の後部端面の最下部に設けられ、公知のエアトラップ(図示せず)やチューブ(図示せず)によって構成されている。
給水電磁弁11は、洗剤給水電磁弁11b、ソフナー給水電磁弁11c、冷却水給水電磁弁11d、ミスト給水電磁弁11eなどを備えている。
洗剤給水電磁弁11bは、給水ホース接続口11aからの水道水を、洗剤トレイ7(図1参照)の洗剤投入室(図示せず)に通して、外槽2に給水する。洗剤投入室に給水された水道水は、投入された洗剤とともに、蛇腹ホース17を介して、外槽2内に注水される。
ソフナー給水電磁弁11cは、給水ホース接続口11aからの水道水を、図示しない給水経路を通って、洗剤トレイ7(図1参照)のソフナー投入室(図示せず)に給水する。ソフナー投入室に注水された水道水は、投入されたソフナーとともに、蛇腹ホース17を介して、外槽2内に注水される。
冷却水給水電磁弁11dは、給水ホース接続口11aからの水道水を、図示しない給水経路を通って、乾燥ダクト29の水冷除湿機構(図示せず)に給水する。
ミスト給水電磁弁11eは、給水ホース接続口11aからの水道水を、給水管55a(図7参照)を通って、吹出口52(図2参照)の上流側に給水する。
図4は、洗濯機の第1循環ポンプおよび周辺流路を示す斜視図、図5は、第1循環ポンプおよび第2循環ポンプを上方から見たときの平面図、図6は、洗濯機の循環流路を外槽カバーの裏側から見たときの斜視図である。なお、図4および図6では、第2循環ポンプ54aおよび供給管54bの図示を省略している。
図4に示すように、第1循環ポンプ53aは、フィルタケース23と一体に形成されるケーシング42と、循環ポンプモータ47とを備えて構成されている。ケーシング42には、吐出ポート44,45、入水ポート23a(図5参照)および出水ポート23b(図5参照)が形成されている。
吐出ポート45は、蛇腹ホース40を介して継手18aに接続されている。この継手18aは、外槽2の底部の窪み部2fに臨むように形成された流入口18に設けられている。
図5に示すように、第1循環ポンプ53aは、フィルタケース23とケーシング42とを繋ぐ略円形の吸込みポート43を備えている。この吸込みポート43は、第1循環ポンプ53aの羽根車46と同軸に形成されている。
第2循環ポンプ54aは、フィルタケース23の吸込みポート43とは反対側に略円形の吸込みポート54cを介して接続されている。また、第2循環ポンプ54aには、供給管54bが接続され、供給管54bの端部が温風ダクト26(図7参照)と接続されている。
図6に示すように、吐出ポート44は、蛇腹ホース53b1(53b)を介して外槽カバー2dの内側周壁に設けられた循環流路53b2(53b)に繋がっている。なお、この蛇腹ホース53b1および循環流路53b2は、外槽2の底部から外槽2の上部へ至る循環路を構成している。循環流路53b2は、外槽カバー2dの開口部2d1の縁部に設けられたノズル53cに接続されている。ノズル53cは、周方向に沿ってスリット状に形成され、回転ドラム3内に洗濯液を薄膜状に供給する。
排水弁25(図2参照)を閉じた状態で第1循環ポンプ53aの循環ポンプモータ47が正回転すると、外槽2内の洗濯液は排水口21から蛇腹ホース22(図4参照)を通り、フィルタケース23(図4参照)内のフィルタ(図示省略)で異物が除去される。その後、洗濯液は、第1循環ポンプ53aに入って吐出ポート44から吐出され、循環流路53b2に送り込まれた後に、ノズル53cから回転ドラム3(図1参照)内に散水される。また、排水口21は、温度センサ21aが接続され、洗濯液の温度を検出できる。
また、第1循環ポンプ53aの循環ポンプモータ47が逆回転すると、外槽2内の洗濯液は排水口21(図2参照)から蛇腹ホース22を通り、フィルタケース23内のフィルタ(図示省略)で異物が除去される。その後、洗濯液は、第1循環ポンプ53aに入り、吐出ポート45から吐出され、蛇腹ホース40および継手18aを介して外槽2内に戻る。なお、本実施形態では、第1循環ポンプ53a、蛇腹ホース22,40によって、洗濯液生成手段が構成されている。
図7は、本発明の洗濯機の筐体の内部構造を示す上面図である。なお、図7では、右側半分において内部構造を図示し、左側半分において上方から透視した状態を図示している。
図7に示すように、水道水供給手段55は、水道水を吹出口52(図2参照)の上流に供給するものであり、給水管55aを備えている。給水管55aは、上流側の一端が給水電磁弁11のミスト給水電磁弁11e(図3参照)に接続され、他端が送風ユニット51の下流側の温風ダクト26に接続されている。
また、第2洗濯液供給手段54の供給管54bは、外槽カバー2dの前方を、下部から上方に向けて延び、送風ユニット51の下流側の温風ダクト26に接続されている。
図8は、外槽カバーと送風ユニットとの接続状態を示す正面図である。なお、図8は、外槽カバー2dと送風ユニット51とが接続された状態を図示している。
図8に示すように、外槽カバー2dには、蛇腹管継手28が一体に形成されている。この蛇腹管継手28は、外槽カバー2dの前面側には、蛇腹管27が接続される接続口28aが形成されている。この接続口28aは、外槽カバー2dの径方向の外側(右斜め上側)を向いている。
吹出口52は、外槽カバー2dの開口部2d1の縁に形成されるとともに、外槽カバー2dの径方向の中心に向いている。
蛇腹管27は、鉛直方向に向けて延び、下端が接続口28aと接続され、上端が温風ダクト26と接続されている。
温風ダクト26は、蛇腹管27の上端から後方に向きを変えて延在し、送風ユニット51と接続されている。
図9は、温風ダクトを示し、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は(c)のB−B線断面図である。なお、図8は、上流側の送風ユニット51と下流側の蛇腹管27を取り外した温風ダクト26の単体を図示している。
図9(a),(b)に示すように、温風ダクト26は、内部に風路を有するダクト部26aと、送風ユニット51(図1参照)の出口が接続される接続開口26bと、蛇腹管27が接続される接続開口26cとを備えている。接続開口26bは、開口が略楕円形状(扁平形状)であり、接続開口26cは、開口が円形状である。
また、温風ダクト26は、第2洗濯液供給手段54の供給管54bが接続される接続部26dと、水道水供給手段55の給水管55aが接続される接続部26e、が互いに近傍において突出して形成されている。接続部26dと接続部26eは、側方に向けて突出する管形状であり、かつ、互いに平行に配置されている。このように、接続部26d,26eを側方(左方向)に向けて突出させることにより、上方の風路が阻害されるのを防止できる。
図9(c)に示すように、接続部26d,26eの先端には、ダクト部26a内の流路Q内に突出するノズル26d1,26e1が形成されている。また、ノズル26d1の先端の周面(側面)には、洗濯液が吐出される供給口26d2が形成されている。ノズル26e1の先端の周面(側面)には、水道水が吐出される供給口26e2が形成されている。供給口26d2の開口面積は、供給口26e2の開口面積よりも大きく形成され、換言すると、水道水の供給量よりも洗濯液の供給量が多くなるように構成されている。
図9(d)に示すように、ノズル26e1は、ノズル26d1よりも風の流れの上流側に位置している。すなわち、水道水の供給口26e2は、洗濯液の供給口26d2よりも上流側に位置している。また、供給口26d2,26e2は、風の流れの下流側を向いている。つまり、供給口26d1,26e1は、送風ユニット51からの風(空気)が供給されてくる側とは略反対側を向いている。これにより、風の圧力によって、供給口26d2からの洗濯液の供給が阻害されるのを防止でき、同様に風の圧力によって、供給口26e2からの水道水の供給が阻害されるのを防止できる。
図10は、図8のA−A線断面図である。
図10に示すように、送風ユニット51を駆動すると、モータ24aによってファン羽根車24bが回転し、高速の風が生成される。高速の風は、温風ダクト26、蛇腹管27および蛇腹管継手28を通って、吹出口52から吹き出す。送風ユニット51と同時に第2循環ポンプ54a(図2参照)を駆動すると、外槽2の底で生成された洗濯液が供給管54b(図2、図5参照)を通して汲み上げられ、供給口26d2から温風ダクト26内の流路Qに供給される。供給口26d2から供給された洗濯液は、送風ユニット51から供給される高速の風と接触することで、洗濯液がミスト化する。ミスト化された洗濯液は、温風ダクト26、蛇腹管27、蛇腹管継手28を通って、吹出口52から回転ドラム3内に吹き出す。
そして、高速の風とともに回転ドラム3内に拡散し、洗濯液を略均一に散布させることができる。洗濯液の量は、効率よくミスト化し、回転ドラム3内に均一に行き渡らせるために、風量,風速に応じて設定することが好ましい。例えば、風量が毎分1.5m3で、風速が100m/sの場合は、0.05〜0.2L/min程度が好ましい。
また、洗濯液の供給口26d2から供給が終了すると、第2循環ポンプ54aを呈しする。そして、ミスト給水電磁弁11eを開弁することにおり、水道水が給水管55a(図7参照)を通して流れ、供給口26e2から供給される。供給口26e2から供給された水道水は、送風ユニット51から供給される高速の風と接触することで、水道水がミスト化する。ミスト化された水道水は、温風ダクト26、蛇腹管27、蛇腹管継手28を通って、吹出口52までの流路Qの壁面に付着した洗濯液を洗浄する。このとき、水道水の供給口26e2が洗濯液の供給口26d2よりも上流側に位置しているので、洗濯液が付着する流路の全体を洗浄することが可能になる。
また、第2洗濯液供給手段54の供給管54bと、水道水供給手段55の供給管55aとを、筺体1の側に固定された温風ダクトに接続することで、供給管54b,55aを可動部に設けるよりも、組立性を向上でき、運転時の摩耗を少なくでき品質的にも有利となる。
次に、制御装置60(図11参照)について説明する。制御装置60は、マイクロコンピュータ、駆動回路等を備えるとともに、図11に示す操作ボタン13,15のオンオフ信号や各種センサから出力信号の入力回路等も備える。また、マイクロコンピュータは、ユーザの操作や、洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイクロコンピュータは、駆動回路を介して、モータ4、給水電磁弁11、排水弁25、送風ユニット51等に接続され、これらの開閉、回転、通電を制御する。また、ユーザに洗濯機Sに関する情報を知らせるために、表示器14やブザー67等をも制御する。
≪本実施形態の運転工程≫
次に、図12を用いて、本実施形態に係る洗濯機Sの運転工程について説明する。図12は本実施形態に係る洗濯機Sにおける槽洗浄運転(洗い〜すすぎ〜脱水)の運転工程を説明する工程図である。
ステップS1において、制御装置60は、洗濯機Sの運転工程のコース選択の入力を受け付ける(コース選択)。ここで、使用者は、ドア9を開けて、ドラム3の内部に衣類が残っていないことを確認し、ドア9を閉じる。そして、使用者は、操作スイッチ13,15を操作することにより、運転工程のコースを選択し入力する。操作スイッチ13,15が操作されることにより、選択された運転工程のコースが制御装置60に入力される。制御装置60は、入力された運転工程のコースに基づいて、運転パターンデータベースから対応する運転パターンを読み込み、ステップS2に進む。なお、以下の説明において、槽洗浄コース(洗い〜すすぎ2回〜脱水〜乾燥)が選択されたものとして説明する。
ステップS2において、制御装置60は、給水工程を実行する。具体的には、制御装置60は、給水電磁弁11を制御して(例えば、洗剤給水電磁弁を開弁して)、外槽2の給水口2aに直接給水する。また、センサで、給水された水の温度を検出する。制御装置60は、水位センサが所定の水位を検出すると、給水電磁弁11を制御して(例えば、洗剤給水電磁弁を閉弁して)、外槽2への給水を終了する。このように、後述の洗剤投入工程の前に給水することで、槽洗浄剤の原液が直接金属部品に触れないようにし、腐食を防止している。
制御装置60は、検出した水の温度に基づいて、マップ検索により、運転時間を決定する。そして、制御装置60は、決定された運転時間を表示器14に表示する。なお、外槽2に給水して水温を検出するものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、前回運転時の水温をマイクロコンピュータの記憶部(図示せず)に記憶しておき、それを用いてもよい。
ステップS3において、制御装置60は、洗剤投入待ち工程を実行する(洗剤投入待ち工程)。例えば、制御装置60は、所定時間待機して、ステップS4に進む。使用者は、待機中にドア9を開けて、槽洗浄剤類を入れる。なお、制御装置60は、ドア9の開閉を検知する手段(図示せず)により、ドア9が開けられた後に閉じられた場合、槽洗浄剤類が投入されたものとして、ステップS4に進む構成であってもよい。
ステップS4において、制御装置60は、洗剤溶かし工程を実行する。例えば、制御装置60は、給水電磁弁11を制御して(例えば、洗剤給水電磁弁を開弁して)、外槽2に給水する。制御手段60は、水位センサが所定の水位(例えば、吸気口2bの下端より低い水位)を検出すると、給水電磁弁11を制御して(例えば、洗剤給水電磁弁を閉弁して)、給水を停止させる。洗濯液の水位を吸気口2bより低い水位に設定することで、後述の加熱撹拌工程において、外槽2内の空気を送風ユニット51へ空気を供給するための循環経路を確保できる。そして、制御装置60は、洗剤溶かし動作を実行する(洗剤溶かし動作)。具体的には、制御装置60は、第1循環ポンプ53aを制御して、排水口21から蛇腹ホース22を介して吸い込んだ水と槽洗浄剤を、蛇腹ホース40を介して窪み部2fの流入口18から吐出させる。流入口18から吐出された水と槽洗浄剤は、窪み部2fを流れ、排水口21へと向かい、循環するようになっている。これにより、水と槽洗浄剤が攪拌され、槽洗浄剤を水に溶かし、洗濯液を生成する。所定時間(例えば、10秒)が経過すると、制御装置60は、第1循環ポンプ53aを停止させ、ステップS5に進む。
ステップS5において、制御装置60は、高速撹拌工程を実行する。ここで高速撹拌工程とは、ステップ4で生成された洗濯液をドラム3の回転により巻き上げて外槽2およびドラム3を洗浄する工程である。具体的には、制御装置60は、モータ4を制御してドラム3を所定の回転数(例えば100rpm)(図12参照)で回転させるとともに、第1循環ポンプ53aを制御して第1洗剤液供給手段を所定の循環流量(例えば、洗濯液がノズル53cを通過する循環流量)にし、排水口21から吸い込んだ洗濯液をドラム3内に散布させる。これにより外槽2の内壁面に万遍なく洗濯液を塗布して汚れを分解できるようにし、同時に洗濯液の水流によって汚れをはがす。このときドラム3の回転数は外槽2内面の上方にまで洗濯液が巻き上げられる回転数であり、少なくともドラム3の回転数はドラム3の回転中心より高い位置まで洗濯液が巻き上げられる回転数であることが望ましい。また、第1循環ポンプ53aを制御して洗濯液をドラム3内へ散布することで、蛇腹ホース53b1および供給流路53b2(一部図示省略)内に洗濯液が塗布され、第1洗濯液供給手段の流路内面を洗浄する。また、外槽2の底面または円筒面(例えば外槽2の右側の円筒面)に異常溢水のための溢水口2hを備えている場合、ドラム3の回転方向が溢水口2h側(例えば逆方向)である場合、ドラム3の回転数を溢水口2hから溢水しない回転数(例えば35rpm)に制限することで洗濯液が溢水口2hより流出することを防止でき、望ましい。本実施形態ではドラム3が逆方向に回転するときのみ回転数を制限したが、正方向に回転させる場合であっても良い。また、ドラム3の回転数を回転方向によって制限せず、ドラム3の回転方向を溢水口2h側の逆方向のみにしてもよい。所定の時間(例えば20秒間)が経過すると、制御装置60は、高速攪拌工程を終了し、ステップS6に進む。
ステップS6において、制御装置60は、加熱撹拌工程を実行する。ここで加熱撹拌工程とは、ステップ4で生成された洗濯液を送風ユニット51により生成された温風で温める工程である。具体的には、制御装置60は、駆動用のファンモータ24aおよびヒータ51bを制御して温風を生成し、温風ダクト26を経由し吹出口52よりドラム3内に温風を吹き出すとともに、第2循環ポンプ54aを制御し洗濯液を温風ダクト26を経由し吹出口52よりドラム3内に散布することにより、温風ダクト26で温風と合流した洗濯液は昇温され洗浄力が向上する。また、吹出口52から吹き出す温風および洗濯液とドラム3内の空気とは大きな速度差があるので、この速度差により洗濯液は強力に撹拌されミスト化する。ミスト化した洗濯液は吹出口52から吹き出す温風とともにドラム3内に散布される。これによりドラム3の回転だけで洗濯液の塗布が不十分な箇所(例えばドラム3の回転中心近傍)にも洗濯液を塗布できる。また、温風は外槽2に溜まった洗濯液の水面に当たり、外槽2内でも洗濯液を昇温させる。第2循環ポンプ54aにより洗濯液が循環しているため、水面と水中で温度差が発生せず、洗濯液の洗浄力の不均一を解消できる。第2洗剤液供給手段を備えていない場合、制御装置60は、第1循環ポンプ53aを制御し、第1循環ポンプ53aの羽根車46を回転させることで、洗濯液がフィルタケース23に呼び込まれて撹拌され、水面と水中の温度差が低減し、洗濯液の洗浄力の不均一を解消できる。このとき、第1洗剤供給手段の循環流量が多いと(例えば高速撹拌工程と同じ循環量)洗濯液の水面が大きく低下し、送風ユニット51は外槽2内の空気を循環させているため、外槽2内の気圧が低下し、負圧となる。外槽2内が負圧になると、洗濯液と外槽2内の空気が混ざり合って気泡が発生する。気泡は水面に到達すると破裂して異音となり、さらに洗濯液を発泡させ洗浄力を低下させる。従って、第1洗剤液供給手段の循環流量は、少なくとも高速撹拌工程における第1洗剤液供給手段の循環流量より少ないほうが良い。また、第1洗剤液供給手段および第2洗剤液供給手段を備えていない場合、制御装置60は、モータ4を制御しドラム3を所定の回転数(例えば35rpm)(図12参照)で回転させることで、洗濯液を撹拌し、水面と水中の温度差を低減し、洗濯液の洗浄力の不均一を解消できる。外槽2の底面または円筒面(例えば外槽2の右側の底面)に送風ユニット51へ空気を供給するための吸気口2bを備えている場合、ドラム3を正回転させることで、洗濯液が送風ユニット51へ空気を供給するための吸気口2bに吸い込まれて飛散し、送風ユニット51で生成した温風の循環経路内の金属で構成されている部品(例えば、駆動用のファンモータ、ヒータ51b)に洗濯液が付着し、腐食や絶縁低下が発生することを防止でき、望ましい。また、制御装置60は、洗濯液の温度(例えば温度センサ21aの検出温度)が所定の温度(例えば35℃)に到達すると、ヒータ51bへの通電を停止することで、洗濯液の温度が過昇することを防止する。所定の時間(例えば3分間)が経過すると、制御装置60は、加熱攪拌工程を終了する。
制御装置60は、ステップS6が終了すると、ステップS6において洗濯液の温度が所定の温度に到達したか否か判定する。洗濯液の温度が所定の温度に到達していない場合、制御装置60は、ステップS5を実行することで、洗濯液の温度が所定の温度に到達するまでステップS5とステップS6を交互に繰り返し実行する。換言すると、洗濯液を加熱しながらドラム3を高速撹拌することで、外槽2およびドラム3を洗浄する。洗濯液の温度が所定の温度に到達した場合、制御装置60は、ステップS5を実行することで、所定の時間(例えば30分間)が経過するまで、ステップS5とステップS6を交互に繰り返し実行する。換言すると、洗濯液を保温しながらドラム3を高速撹拌することで、外槽2およびドラム3を洗浄する。所定の時間(例えば30分間)が経過すると、制御装置60は、高速攪拌工程または加熱撹拌工程を終了し、ステップS7に進む。本実施例では、洗濯液が所定の温度に到達した後も所定の時間が経過するまでステップS5とステップS6を繰り返し実行したが、洗濯液が所定の温度に到達したらすぐにステップ7へ進んでも良い。また、ステップS2で決定した運転時間が経過するまで、ステップS5とステップS6を交互に繰り返し実行し、ステップS2で決定した運転時間が経過すると、高速攪拌工程または加熱撹拌工程を終了し、ステップS7に進んでも良い。これにより、故障等によりヒータ51bが加熱せず、洗濯液の温度が所定の温度に到達しない場合にも対応できる。
ステップS7において、制御装置60は、給水2工程を実行する。制御装置60は、給水電磁弁11を制御して(例えば、洗剤給水電磁弁を開弁して)(図12)、外槽2内に洗い水を供給する。水位センサの検知値が所定の水位まで上昇すると、給水を停止させ(例えば、洗剤給水電磁弁を閉弁して)、制御装置60は、給水2工程を終了し、ステップS8に進む。
ステップS8において、制御装置60は、洗い工程を実行する。ここで、洗い工程とは、ステップ7で生成された洗濯液をドラム3の回転により巻き上げて外槽2およびドラム3を洗浄する工程である。
具体的には、制御装置60は、第1循環ポンプ53aを制御して、排水口21から吸い込んだ洗濯水を外槽2の開口部に設けられたノズル53cからドラム3の内部に吐出させるとともに、モータ4を制御してドラム3を所定の回転数(例えば100rpm)(図12参照)で回転させることにより、外槽2の内壁面に万遍なく洗濯液を塗布し、同時に洗濯液の水流によって汚れをはがす。このときドラム3の回転数は外槽2内面の上方にまで洗濯液が巻き上げられる回転数であり、少なくともドラム3の回転数はドラム3の回転中心より高い位置まで洗濯液が巻き上げられる回転数であることが望ましい。ステップS5において、高速撹拌工程では、外槽2が溢水口2hを備えている場合、溢水口2h側へ回転する場合、ドラム3の回転数を溢水口2hから溢水しない回転数(例えば35rpm)に制限することで洗濯液が溢水口2hより流出することを防止したが、ステップS8においてはドラム3の回転数を制限しなくても良い。これにより、洗濯液を溢水口2hより流出させ、溢水口2h内壁面を洗浄できる。所定の時間(例えば6分間)が経過すると、制御装置60は、洗い工程を終了し、ステップS9に進む。
ステップS9において、制御装置60は、排水工程を実行する。制御装置60は、モータ4および第1循環ポンプ53aを停止させ、排水弁25を開弁して外槽2内の洗濯液を排水する。水位センサは、排水中の外槽2内の洗濯液の水位を監視し続ける。水位センサの検知値が所定の水位を下回ると、制御装置60は、排水工程を終了し、ステップS10に進む。
ステップS10において、制御装置60は、脱水工程を実行する。制御装置60は、排水弁25の開弁を維持した状態において、ドラム3を逆方向へ高速で回転させて(例えば1250rpm)(図12)、衣類に含まれる洗濯液を脱水する。所定の時間が経過すると、制御装置60は、脱水1工程を終了し、ステップ11に進む。
ステップS11において、制御装置60は、給水工程を実行する。制御装置60は、排水弁25を閉弁し、給水電磁弁11を制御して(例えば、洗剤給水電磁弁を開弁して)(図12)、外槽2内にすすぎ水を供給する。水位センサの検知値が所定の水位まで上昇すると、給水を停止させ(例えば、洗剤給水電磁弁を閉弁して)、制御装置60は、給水工程を終了し、ステップS12に進む。
ステップS12において、制御装置60は、すすぎ攪拌工程を実行する。制御装置60は、給水電磁弁11を制御して(例えば、洗剤給水電磁弁を開弁して)(図12)すすぎ水を外槽2に供給するとともに、モータ4を制御してドラム3を回転させ、第1循環ポンプ53aを制御して、排水口21から吸い込んだすすぎ水を外槽2の開口部に設けられたノズル53cからドラム3の内部に吐出させて、ドラム3をすすぐ。また、制御装置60は第2循環ポンプ54aを制御して、温風ダクト26を経由し、ドラム3の内部に吐出させるとともに、給水電磁弁11を制御して(例えば、ミスト給水電磁弁を開弁して)(図12)、すすぎ水を、温風ダクト26を経由してドラム3の内部に供給し、ドラム3をすすぐ。水位センサの検知値が所定の水位まで上昇すると、給水を停止させ(例えば、洗剤給水電磁弁とミスト給水電磁弁を閉弁して)、排水弁25を開弁して外槽2内の洗濯液を排水する。水位センサは、排水中の外槽2内の洗濯液の水位を監視し続ける。水位センサの検知値が所定の水位を下回ると、制御装置60は、排水弁25を閉弁して、給水電磁弁11を制御して(例えば、洗剤給水電磁弁とミスト給水電磁弁を開弁して)(図12)、すすぎ水を外槽2に供給する。これら排水と給水を繰り返し、所定の時間(例えば2分間)(図12参照)が経過すると、制御装置60は、給水を停止させ(例えば、洗剤給水電磁弁とミスト給水電磁弁を閉弁して)、すすぎ攪拌工程を終了し、ステップS13に進む。
ステップS13において、制御装置60は、排水工程を実行する。制御装置60は、モータ4および第1循環ポンプ53aを停止させ、排水弁25を開弁して外槽2内の洗濯液を排水する。水位センサは、排水中の外槽2内の洗濯液の水位を監視し続ける。水位センサの検知値が所定の水位を下回ると、制御装置60は、排水工程を終了し、ステップS14に進む。
ステップS14において、制御装置60は、脱水工程を実行する。制御装置60は、排水弁25の開弁を維持した状態において、ドラム3を逆方向へ高速で回転させて(例えば1250rpm)(図12)、衣類に含まれる洗濯液を脱水する。所定の時間が経過すると、制御装置60は、脱水1工程を終了し、ステップ15に進む。
ステップS15において、制御装置60は、給水工程を実行する。制御装置60は、排水弁25を閉弁し、給水電磁弁11を制御して(例えば、洗剤給水電磁弁を開弁して)(図12)、外槽2内にすすぎ水を供給する。水位センサの検知値が所定の水位まで上昇すると、給水を停止させ(例えば、洗剤給水電磁弁を閉弁して)、制御装置60は、給水工程を終了し、ステップS16に進む。
ステップS16において、制御装置60は、すすぎ攪拌工程を実行する。制御装置60は、給水電磁弁11を制御して(例えば、洗剤給水電磁弁を開弁して)(図12)すすぎ水を外槽2に供給するとともに、モータ4を制御してドラム3を回転させ、第1循環ポンプ53aを制御して、排水口21から吸い込んだすすぎ水を外槽2の開口部に設けられたノズル53cからドラム3の内部に吐出させて、ドラム3をすすぐ。また、制御装置60は第2循環ポンプ54aを制御して、温風ダクト26を経由し、ドラム3の内部に吐出させるとともに、給水電磁弁11を制御して(例えば、ミスト給水電磁弁を開弁して)(図12)、すすぎ水を、温風ダクト26を経由してドラム3の内部に供給し、ドラム3をすすぐ。水位センサの検知値が所定の水位まで上昇すると、給水を停止させ(例えば、洗剤給水電磁弁とミスト給水電磁弁を閉弁して)、排水弁25を開弁して外槽2内の洗濯液を排水する。水位センサは、排水中の外槽2内の洗濯液の水位を監視し続ける。水位センサの検知値が所定の水位を下回ると、制御装置60は、排水弁25を閉弁して、給水電磁弁11を制御して(例えば、洗剤給水電磁弁とミスト給水電磁弁を開弁して)(図12)、すすぎ水を外槽2に供給する。これら排水と給水を繰り返し、所定の時間(例えば2分間)(図12参照)が経過すると、制御装置60は、給水を停止させ(例えば、洗剤給水電磁弁とミスト給水電磁弁を閉弁して)、すすぎ攪拌工程を終了し、ステップS17に進む。
ステップS17において、制御装置60は、ソフナー給水工程を実行する。制御装置60は、給水電磁弁11を制御して(例えば、ソフナー給水電磁弁を開弁して)、洗剤トレイ7(図1参照)のソフナー投入室(図示せず)を経由し、外槽2内にすすぎ水を供給することで、ソフナー等入室(図示せず)を洗浄する。所定の時間(例えば1分間)(図12参照)が経過すると、制御装置60は、給水を停止させ(例えば、ソフナー給水電磁弁を閉弁して)、ソフナー給水工程を終了し、ステップS18に進む。
ステップS18において、制御装置60は、すすぎ撹拌2工程を実行する。制御装置60は、モータ4を制御してドラム3を回転させて、ドラム3をすすぐ。また、第1循環ポンプ53aを制御し、排水口21から吸い込んだすすぎ水を外槽2の開口部に設けられたノズル53cからドラム3の内部に吐出させることで、第1洗剤液供給手段の配管をすすぐ。また、制御装置60は、第2循環ポンプ54aを制御し、洗濯液を、温風ダクト26を経由してドラム3の内部に吐出させることで、第2洗剤液供給手段の配管をすすぐ。所定の時間(例えば1分間)(図12参照)が経過すると、制御装置60は、ステップS19に進む。
ステップS19において、制御装置60は、排水工程を実行する。制御装置60は、モータ4、第1循環ポンプ53aおよび第2循環ポンプ54aを停止させ、排水弁25を開弁して外槽2内のすすぎ水を排水する。水位センサは、排水中の外槽2内の洗濯液の水位を監視し続ける。水位センサの検知値が所定の水位を下回ると、制御装置60は、排水工程を終了し、ステップS20に進む。
ステップS20において、制御装置60は、脱水工程を実行する。具体的には、制御装置60は、排水弁25を開弁させるとともに、モータ4を制御してドラム3を高速で回転させ、外槽2およびドラム3に付着した水を遠心脱水する。そして、所定の時間(例えば4分間)(図12参照)が経過すると、制御装置60は、モータ4を停止させ、排水弁25を閉弁して、槽洗浄運転(洗い〜すすぎ〜脱水)を終了する。
以上、本実施例によれば、洗濯液を昇温させるための手段は、加熱手段ヒータ51bを包括する送風ユニット51と、送風ユニット51が生成した温風の循環経路である。洗濯液を昇温させるための手段が外槽2と接続されるのは吹出口52と吸込口2bであり、いずれも洗濯液の水面よりも高い位置に接続されているため、水漏れしない。
また、洗濯液を直接加熱するのは温風であり、ヒータ51bは洗濯液に触れることは無いため、スケールの析出によって加熱効率が悪化することは無い。さらに、加熱撹拌工程において、ドラム3は吸気口2bから遠ざかる方向に回転しているため、洗濯液が吸気口2bから吸い込まれ、飛沫となってヒータ51bに到達することを防止している。
また、高速撹拌工程と加熱撹拌工程を設けることで、水流による洗浄とつけおき効果による洗浄をそれぞれ実施できる。外槽2にこびりついた汚れを分解する加熱撹拌工程と、汚れを外槽2から分離・引きはがす高速撹拌工程を繰り返すことで、効率よく外槽2を洗浄できる。
以上のように、本実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機Sの運転工程によれば、水漏れに対する安全性を確保し、効率良く槽洗浄を実施する洗濯機を提供することができる。
以上の実施形態では、ドラム式洗濯機を用いて説明したが、いわゆるタテ式洗濯機にも本発明を適用することができる。
2 外槽
3 ドラム
4 モータ
11 給水ユニット(給水手段)
34 水位センサ(水位検知手段)
51 送風ユニット
51b ヒータ(加熱手段)
52 吹出口(吹き出し口)
60 制御装置(運転制御手段)
S ドラム式洗濯乾燥機

Claims (7)

  1. 内部に水を溜める外槽と、
    前記外槽内に回転自在に支持され、衣類が収容される内槽と、
    前記内槽を回転駆動するモータと、
    前記外槽内に給水する給水手段と、
    前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、
    ファン羽根車および駆動用のファンモータを有する送風ユニットと、
    前記送風ユニットで生成した風を前記内槽内に吹き出す吹き出し口と、
    前記送風ユニットで生成させた風を温風にする加熱手段と、
    前記モータ、前記送風ユニットおよび前記加熱手段を制御して槽洗浄運転を実行可能な運転制御手段と、
    前記外槽内の洗濯液の温度を検知する温度検出手段と、を備え、
    前記槽洗浄運転は、
    前記外槽内の洗濯液を前記内槽の回転により巻き上げて前記外槽および内槽を洗浄する高速撹拌工程と、
    前記外槽内の洗濯液を加熱する加熱工程と、を有し、
    前記加熱手段により生成した温風により、前記外槽内の洗濯液を加熱し、
    少なくとも前記温度検出手段が所定の温度に到達するまで、前記高速撹拌工程と前記加熱工程は交互に繰り返し実行されることを特徴とする洗濯機
  2. 前記外槽は、前記送風ユニットと接続され、前記外槽内の空気を前記送風ユニットに取り込むための吸込口を更に備え、
    前記加熱工程において、前記内槽は吸込口方向と逆に回転することを特徴とする請求項に記載の洗濯機。
  3. 前記加熱工程において、
    前記外槽内の洗濯液の水位は、前記吸込口の下端より低いことを特徴とする請求項に記載の洗濯機。
  4. 前記外槽内の洗濯液を前記内槽に循環供給する洗濯液供給手段を更に備え、
    前記加熱工程の前記洗濯液供給手段の流量は、前記高速撹拌工程の前記洗濯液供給手段の流量より少ないことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 前記外槽内の洗濯液を前記内槽に循環供給する第1洗濯液供給手段と、前記外槽内の洗濯液を前記内槽に循環供給し、前記第1洗濯液供給手段より流量が少ない第2洗濯液供給手段を更に備え、
    前記高速撹拌工程は前記第1洗濯液供給手段により洗濯液を循環供給され、前記加熱工程は前記第2洗濯液供給手段により洗濯液を循環供給されることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記高速撹拌工程において、前記内槽は、前記内槽の回転中心より高い位置まで洗濯液を巻き上げる回転数で撹拌することを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 前記外槽は異常溢水のための溢水口を更に備え、
    前記高速撹拌工程において、前記内槽が前記溢水口方向へ回転するとき、前記内槽の回転数は、前記外槽内の洗濯液が前記溢水口より溢水しない回転数であることを特徴とする請求項に記載の洗濯機。
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