JP6272120B2 - エレベーター運転装置及びエレベーターシステム - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーター保守作業の点検中札の取付け/取外しに関する。
エレベーター保守では、保守作業開始時に、保守員がエレベーター乗場のドア周辺に点検中札を取付け、保守作業終了時に取り付けた点検中札を取外す。
点検中札を取付ける目的は、エレベーター利用者に当該エレベーターが保守作業中のために利用不可能であると明示することである。
この点検中札は、各階または指定階の乗場のドア周辺に取付ける。
この取付け/取外し作業は保守員がエレベーターを運転し、保守員が取付け/取外し階を記憶して行うため、取付け漏れ(取付けるべき階に取付けられていない)や取外し漏れ(取付けた点検中札を保守作業終了時に取外していない)が発生することがある。
例えば、特許文献1では、点検中札を内蔵したエレベーターについて記載されている。
特許文献1では、乗場ドア周辺に点検中札を組み込むことで、点検中は点検中札を突出させ、利用者に対して当該エレベーターが保守作業中であることを明示できるようにしている。
特開2009−286503号公報
特許文献1のように、エレベーター保守作業時に、利用者に対して、当該エレベーターが点検中であると、点検中札を用いて明示することは一般的である。
本発明は、保守員がエレベーターを運転し、保守員が取付け/取外し階を記憶して行うことによる、点検中札の取付け漏れや取外し漏れを防止することを主な目的とする。
本発明に係るエレベーター運転装置は、
エレベーターかごに搭乗している保守員が、エレベーターが点検中である旨を表示する点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行ったか否かを判定する判定部と、
前記判定部で判定された判定結果を用いて、前記保守員が前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを完了した完了階の情報を生成し、予め設定された前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行う対象階の情報と、前記完了階の情報とに基づいて、前記エレベーターかごを新たな対象階に移動させて当該対象階に停止させる運転制御部とを有することを特徴とする。
本発明では、運転制御部が、保守員が点検中札の取付け/取外しを行っていない階にエレベーターかごを移動させて当該階で停止させ、判定部が、保守員が点検中札の取付け/取外しを行ったか否かを判定する。
このため、保守員の記憶違いや失念等による点検中札の取付け漏れや取外し漏れを防止することができる。
実施の形態1に係るエレベーターシステムの構成例を示す図。 実施の形態1に係る光電装置の例を示す図。 実施の形態1に係るかご操作盤の例を示す図。 実施の形態1に係るエレベーター運転装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係るエレベーター運転装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係るエレベーター運転装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係るエレベーター運転装置の動作例を示すフローチャート図。
実施の形態1.
本実施の形態では、点検中札の取付け/取外しの開始、終了指令に応じてエレベーターの動作を制御し、点検中札の取付け時や取外し時におけるヒューマンエラー要因を除去するエレベーターを提供し、保守契約先からのクレーム発生による信頼低下、および手戻り(取付け忘れた点検中札の掲示/取外し忘れた点検中札の回収)による作業効率低下を防止できる構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係るエレベーターシステムの構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るエレベーターシステムは、エレベーターかご1(以下、単に「かご1」ともいう)、第1の受付装置2、検出装置3、第2の受付装置4、ドア5、アナウンス装置6、エレベーター運転装置101を備える。
ドア5は、エレベーターかご1の出入り口に設けられる。
一般的なエレベーターはドアがかご側のドアと乗場側のドアに分かれている。
2枚式のサイドスライドドア、片側にスライドして開くSO式(サイドオープン式)、両側にスライドして開くCO式(センターオープン式)でもよい。
ドア5の形式は任意とし、開閉する板が1枚の形式でもよいし、2枚以上のドア板が重なり合ってスライドする形式でもよい。
第1の受付装置2は、開始通知メッセージ受付装置の例に相当し、第2の受付装置4は、実施通知メッセージ受付装置の例に相当する。
開始通知メッセージは、点検中札の取付け/取外しを開始する旨の保守員からのメッセージである。
実施通知メッセージは、点検中札の取付け/取外しを行った旨の保守員からのメッセージである。
図2は、本実施の形態に係るエレベーターかご1の入口の側面に取付けられた光電装置73を示す図である。
光電装置73は、かご入口の側面に縦一列に並べられた複数の光電素子73aから構成される。
光電装置73は、光電装置73を横切る物体(かご入口を通過する物体)の有無を検出し、検出結果を示す信号を出力するものである。
光電装置73は、投光部(光を発射する)と受光部(投光部からの光を受ける)から構成され、受光部が受ける光の変化から物体の有無を検出する。
光電素子73aの種類は、反射型素子、透過型素子がある。
反射型素子は、投光部と受光部が同じ側面に配置され、受光部が検出する反射光の変化から物体を検出する。
透過型素子は、投光部と受光部がかご入口を挟んで配置され、受光部が遮光を検出し物体を検出する。
光電装置73は、エレベーターかご1または各階の乗場のどちらに配置されていてもよいし、かご側のドアと各階乗場側のドアのどちらに配置されていてもよい。
図3は、本実施の形態に係るエレベーターかご1の内部に取付けられたかご操作盤51を示す図である。
かご操作盤51は、インターホンスピーカー52、かごボタン53(かごボタン53は、行き先階を指定するボタン53aから成る)、戸閉・戸開ボタン54を備える。
かごボタン53および戸閉・戸開ボタン54は押ボタンタイプ、タッチボタンタイプのどちらでもよい。
また、インターホンスピーカー52は、かご操作盤51と一体でなくともよく、かご1の内部、もしくは各階乗場付近の音が集音できる位置であれば、各階乗場に設置されていてもよい。
第1の受付装置2は、インターホンスピーカー52、またはかごボタン53とする。
第1の受付装置2(インターホンスピーカー52)は、集音結果を示す信号をエレベーター運転装置101に出力する。
第1の受付装置2(かごボタン53)は、どの行き先階を指定するボタン53aが押されたかを示す信号をエレベーター運転装置101に出力する。
但し、第1の受付装置2は、エレベーター運転装置101に信号を出力できるものであればよく、エレベーターに既設のスイッチとしてもよい。
例えば、点検スイッチの場合は、スイッチのON、OFF信号をエレベーター運転装置101に出力する。
検出装置3は、光電装置73とする。
検出装置3(光電装置73)は、かご入口を通過する物体の有無を検出し、検出結果を示す信号をエレベーター運転装置101に出力する。
第2の受付装置4は、インターホンスピーカー52、またはかごボタン53とする。
第2の受付装置4(インターホンスピーカー52)は、集音結果を示す信号をエレベーター運転装置101に出力する。
第1の受付装置2(かごボタン53)は、どの行き先階を指定するボタン53aが押されたかを示す信号をエレベーター運転装置101に出力する。
アナウンス装置6は、保守員に対して、点検中札取付け/取外しが未完了であること、また、第2の受付装置4への入力が間違っていることをアナウンスする。
エレベーター運転装置101は、第1の受付装置2と検出装置3と第2の受付装置4からの入力に基づき、エレベーターを点検中札取付け/取外し運転モードで制御する(点検中札取付け/取外し運転モードについては後述する)。
図4は、エレベーター運転装置101の構成例を示すブロック図である。
エレベーター運転装置101は、認識部11、運転制御部12、判定部13、記憶機器14から構成される。
エレベーター運転装置101の認識部11、運転制御部12、判定部13は、例えば、ソフトウェアによって実現される。
認識部11、運転制御部12、判定部13を実現するソフトウェアは、例えば、記憶機器14に記憶されており、メモリ(不図示)にロードされ、CPU(Central Processing Unit)(不図示)により実行される。
なお、認識部11、運転制御部12、判定部13の少なくとも一部は、回路、配線等のハードウェアで実現されていてもよいし、ファームウェアで実現されていてもよい。
エレベーター運転装置101の記憶機器14は、エレベーター既設の記憶機器を使用してもよく、また、エレベーターに新規に記憶機器を取付けてもよい。
また、記憶機器14は、保守員の持っている端末装置(有線、無線でエレベーターと接続可能)にあってもよい。
本実施の形態に係るエレベーター運転装置101は、第1の受付装置2からの入力に基づいて保守員が点検中札取付けおよび点検中札取り外しを開始したか否かを認識し、開始と認識した場合は、検出装置3と第2の受付装置4からの入力に基づいて、保守員が点検中札を取付けたか否かおよび点検中札を取外したか否かを判定する。
認識部11は、第1の受付装置2から入力される信号を収集・解析し、その解析結果から、保守員が点検中札の取付け/取外しを開始/中断/再開したことを認識する。
認識部11は、保守員が点検中札の取付け/取外しを開始/中断/再開したことを認識すると運転制御部12に保守員が点検中札の取付け/取外しを開始/中断/再開したことを示す信号を出力する。
認識部11が収集する信号は、第1の受付装置2から出力される信号であり、開始/中断/再開したと認識する信号(解析の結果、開始/中断/再開したと認識する信号)は、事前に開始/中断/再開を示す信号と認識するように定めておく。
事前に定める開始/中断/再開を示す信号は、信号の単発的な変化を使用して定めてもよく、また連続的な変化を利用して定めてもよい。
運転制御部12は、認識部11から保守員が点検中札の取付け/取外しを開始したことを示す信号が入力されると、運転制御部12は、通常の運転モードとは異なる、点検中札取付け/取外し運転モードでエレベーターを制御する。
また、運転制御部12は、認識部11から保守員が点検中札の取付け/取外しを中断したことを示す信号が入力されると、エレベーターかご1を通常の運転モードに切り替え、エレベーターを制御する。
認識部11から再開を示す信号が入力されるとエレベーターかご1を通常の運転モードから点検中札取付け/取外し運転モードに切り替え、エレベーターかご1を制御する。
点検中札取付け/取外し運転モードとは、運転制御部12が記憶機器14から読み出した情報と判定部13から入力される信号に基づいて、運転制御部12がエレベーターかご1を制御するモードである。
また、運転制御部12は、後述の判定部13で判定された判定結果を用いて、完了階(点検中札の取付けを完了した階/取り外しを完了した階)の情報を生成し、対象階(点検中札の取付け階/取り外しを行う階)の情報と、完了階の情報とに基づいて、エレベーターかご1を新たな対象階に移動させて当該対象階に停止させる。
判定部13は、運転制御部12から点検中札取付け/取外し判定の実行を指令する信号が入力されると、検出装置3から入力される信号および第2の受付装置4から入力される信号に基づき、点検中札取付け/取外し判定を実行する(保守員が点検中札を取付けか否か、および保守員が点検中札を取外したか否かを判定する)。
判定部13は、点検中札取付け/取外し判定結果を運転制御部12に出力する。
記憶機器14は、運転制御部12にアクセスされ、運転制御部12から入力される情報の記憶および記憶した情報の出力を行う。
記憶機器14は、対象階(点検中札の取付け階/取外しを行う階)情報を記憶する領域、完了階(点検中札の取付け完了/取外しを完了した階)情報を記憶する領域を持つ。
完了階情報は、前述のように、運転制御部12により生成された情報である。
記憶機器14は、対象階記憶部及び完了階記憶部の例に相当する。
次に、動作について説明する。
図5は、点検中札取付け/取外し動作を示すフローチャートである。
図5を用いて、エレベーター運転装置101の動作を説明する。
ステップST100では、認識部11が第1の受付装置2から入力される信号を収集する。
ステップST101では、認識部11が収集した信号を解析し、解析の結果、開始を示すと認識した場合、認識部11は、運転制御部12に開始を示す信号を出力する。
収集した信号が開始を示していない場合は、ステップST100に戻る。
例えば、エレベーターかご1内の保守員が、第1の受付装置2であるかご操作盤51を操作して、点検中札取付け/取外しの開始を通知する信号(開始通知メッセージ)を入力し、認識部11が信号を解析して、点検中札取付け/取外しの開始を認識する。
または、エレベーターかご1内の保守員が、第1の受付装置2であるインターホンスピーカー52に対して、点検中札取付け/取外しの開始を通知する旨を発声し、認識部11が音声信号(開始通知メッセージ)を解析して、点検中札取付け/取外しの開始を認識する。
ステップST102では、運転制御部12に認識部11から開始を示す信号が入力され、運転制御部12は、記憶機器14の対象階情報を記憶する領域にアクセスし、対象階情報を読み出す。
ステップST110では、運転制御部12が点検中札点検中札取付け/取外し運転モードでエレベーターを制御する。
図6及び図7は、点検中札取付け/取外し運転モードでのエレベーター制御のフローチャートである。
ステップST1100では、ステップST102で運転制御部12が記憶機器14から読出した対象階情報に基づき、対象階に対応するボタン53aを全て点灯させる。
ステップST1101では、運転制御部12が記憶機器14の完了階情報を記憶する領域にアクセスし、完了階情報を読み出す。
運転制御部12は、完了階情報と、ステップST102にて読出した対象階との差分から、取付け/取外し未完了階を特定する。
運転制御部12は、特定した取付け/取外し未完了階にかご1を移動させる。
ステップST1102では、運転制御部12がドア5を開く。
ステップST1103では、運転制御部12は、認識部11から保守員が点検中札の取付け/取外しを中断したことを示す信号が入力されたか否かを確認する。
中断したことを示す信号は、第1の受付装置2から入力される信号を認識部11が収集し、認識部11収集した信号を解析し、解析の結果、中断を示すと認識した場合、認識部11から、運転制御部12に中断を示す信号が入力される。
例えば、エレベーターかご1内の保守員が、第1の受付装置2であるかご操作盤51を操作して、点検中札取付け/取外しの中断を通知する信号を入力し、認識部11が信号を解析して、点検中札取付け/取外しの中断を認識する。
または、エレベーターかご1内の保守員が、第1の受付装置2であるインターホンスピーカー52に対して、点検中札取付け/取外しの中断を通知する旨を発声し、認識部11が音声信号を解析して、点検中札取付け/取外しの中断を認識する。
ステップST1104では、認識部11から運転制御部12に保守員が点検中札の取付け/取外しを中断したことを示す信号が入力されていた場合、運転制御部12は、点検中札取付け運転モードを中断する(ステップST1114)。
認識部11から運転制御部12に中断したことを示す信号が入力されていなかった場合、運転制御部12は、判定部13に点検中札取付け/取外し判定の実行を指令する信号を出力する。
ステップST1115では、認識部11から運転制御部12に再開を示す信号が入力された場合、運転制御部12は点検中札取付け運転モードを再開する。
認識部11から運転制御部12に再開を示す信号が入力されない場合、ステップST1114に戻る。
ステップST1105では、検出装置3が、かご入口を通過する物体の有無を検出し、検出結果を示す信号を判定部13に出力することを開始する(検出装置3から判定部13には、後述するステップST1109まで、信号が出力され続ける)。
ステップST1106では、判定部13が、検出装置3から入力された信号から、点検中札取付け/取外しが実施されたか否かを判定する。
ステップST1105にて検出開始してから、X分以内に、検出装置3から判定部13に、かご入口を通過する物体ありを示す検出信号が入力された場合、判定部13は点検中札取付け/取外しが実施されたと判定する。
点検中札取付け/取外しが実施されたと判定した場合、ステップST1107に進む。
ステップST1105にて取付け検出開始してから、X分以内に、検出装置3から判定部13に、かご入口を通過する物体ありを示す検出信号が入力されない場合、点検中札取付け/取外しが実施されていないと判定する。
点検中札取付け/取外しが実施されていないと判定した場合、判定部13は、アナウンス装置6にアナウンスを指示する信号を出力する。
X分以内とは、保守員が点検中札取付け/取外しを未完了な状態のまま次の作業に移らない程度の時間であればよい。
ステップST1116では、アナウンス装置6は、判定部13からアナウンスを指示する信号が入力されると、保守員に対して点検中札取付け/取外しが未完了である旨のアラームをアナウンスする。
このときアナウンス装置6は、インターホンスピーカー52、または、乗場に設置されている表示機器とする。
アナウンス方法は、インターホンスピーカー52から点検中札取付け/取外しが未完了であることを示す音もしくは音声を発してもよいし、乗場に設置されている表示機器を点滅させる、もしくは、特定の表示をさせてもよい。
ステップST1107では、第2の受付装置4が、入力受付を開始し、入力に応じた信号を判定部13に出力する(第2の受付装置4から判定部13には、後述するステップST1109まで、信号が出力され続ける)。
ステップST1108では、判定部13が、第2の受付装置4から入力された信号から、点検中札取付け/取外しが実施されたか否かを判定する。
ステップST1108にて入力受付開始してから、Y分以内に、第2の受付装置4から判定部13に、点検中札取付け/取外しが実施されたことを示す信号(実施通知メッセージ)が入力された場合、判定部13は点検中札取付け/取外しが実施されたと判定する。
点検中札取付け/取外しが実施されたと判定した場合、ステップST1109に進む。
ステップST1108にて取付け入力受付開始してから、Y分以内に、検出装置3から判定部13に、点検中札取付け/取外しが実施されたことを示す信号が入力されない場合、点検中札取付け/取外しが実施されていないと判定する。
点検中札取付け/取外しが実施されていないと判定した場合、ステップST1116に進む。
点検中札取付け/取外しが実施されたことを示す信号とは、第2の受付装置4がインターホンスピーカー52の場合は、インターホンスピーカー52が集音した乗場付近の音が信号化されたものとする。
つまり、点検中札取付け/取外しが実施された旨の保守員からの音声が信号化された音声信号である。
第2の受付装置4がかごボタン53の場合は、行き先階を指定するボタン53aが押された時にかごボタン53から入力される信号とする。
点検中札取付け/取外しが実施されたことを示す信号が入力されないとは、何も信号が入力されない、または点検中札取付け/取外しが実施されたことを示す信号以外の信号が入力された場合とする。
Y分以内とは、保守員が点検中札取付け/取外しを未完了な状態のまま次の作業に移らない程度の時間であればよい。
また、このY分は、ST1106のX分と同じであってもよいし、違っていてもよい。
ステップST1109では、判定部13が、検出装置3、第2の受付装置4に検出、入力受付の停止を指令する信号を出力する。
検出装置3は、取付け検出停止を指令する信号が入力されると取付け/取外しの検出を停止する。
第2の受付装置4は、入力受付停止を指令する信号が入力されると取付け/取外し入力の受付を停止する。
ステップST1110では、ステップST1108にて第2の受付装置4から判定部13に入力された信号の整合性を判定する。
第2の受付装置4がインターホンスピーカー52の場合は、判定部13は、インターホンスピーカー52から入力された信号から整合性を確認する。
このとき、現在かご1が停止している階と入力された信号との整合性を確認する。
例えば、かご1が2階に停止していて、保守員が現在かご1が停止している階に点検中札を取付け/取外したことを示す音声を発声した場合に、インターホンスピーカー52から判定部13に入力された信号は、整合と判定する。
現在かご1が停止している階に点検中札を取付け/取外したことを示す音声は、例えば「2階点検中札取付け/2階点検中札取付し」などとなる。
それ以外の場合は不整合と判定する。
第2の受付装置4がかごボタン53の場合は、判定部13は、かごボタン53から入力された信号から整合性を確認する。
このとき、現在かご1が停止している階と入力された信号との整合性を確認する。
例えば、かご1が2階に停止していて、保守員が行き先階を指定するボタン53aの2階を押した場合に、第2の受付装置4から判定部13に入力された信号は、整合と判定する。
それ以外の場合は不整合と判定する。
ステップST1111では、ステップST1110にて判定部13が整合と判定した場合、判定部13は、作業完了を示す信号を運転制御部12に出力する。
また、現在かご1が停止している階に該当する行き先階を指定するボタン53aを消灯する。
ステップST1110にて判定部13が不整合と判定した場合、判定部13はアナウンス装置6にアナウンスを指示する信号を出力する。
ステップST1117では、アナウンス装置6は、判定部13からアナウンスを指示する信号が入力されると、保守員に対して入力間違いをアナウンスする。
このときアナウンス装置6は、インターホンスピーカー52、または、かごボタン53とする。
アナウンス方法は、インターホンスピーカー52から入力が間違っていることを示す音もしくは音声を発してもよいし、かごボタン53を点滅させてもよい。
ステップST1112では、判定部13から運転制御部12に作業完了を示す信号が入力されると、運転制御部12は、記憶機器14に完了階(現在かご1が停止している階)を出力する。そして、運転制御部12は、記憶機器14の完了階記憶部の完了階の情報を更新する。
ステップST1113では、運転制御部12が、記憶機器14の完了階情報を記憶する領域にアクセスし、完了階情報を読み出す。そして、読み出した完了階情報とステップST102にて読み出した対象階情報を比較し、全ての取付け/取外し対象階の取付け/取外しが完了しているか否かを判定する。
全ての取付け/取外し対象階の取付け/取外しが完了していない場合、運転制御部12はドア5を閉じ(ステップST1118)、ステップST1101に戻る。
全ての取付け/取外し対象階の取付け/取外しが完了している場合、運転制御部12は記憶機器14の完了階記憶部の完了階の情報を消去する(ステップST1119)。そして、点検中札取付け/取外し運転モードを終了し、通常の運転モードに切り替える。
上記実施の形態では、判定部13は、検出装置3から入力される信号から点検中札取付け/取外しを実施と判定した後、受付装置4から入力される信号から整合性(現在かご1が停止している階と入力された信号との整合性)を確認して整合と判定した場合に、運転制御部12に作業完了を示す信号を出力したが、以下に記載する動作としてもよい。
図4において第2の受付装置4が削除された構成とし、判定部13は、検出装置3から入力される信号から点検中札取付け/取外しが実施されたか否かを判定し、実施と判定した場合、運転制御部12に作業完了を示す信号を出力し、その後ステップST1112を実行する動作としてもよい。
図4において検出装置3が削除された構成とし、判定部13は、受付装置4から入力される信号から整合性(現在かご1が停止している階と入力された信号との整合性)を確認し、整合と判定した場合、運転制御部12に作業完了を示す信号を出力し、その後ステップST1112を実行する動作としてもよい。
以上のように、エレベーター運転装置101が、点検中札取付け/取外し作業の開始を認識し、エレベーターの制御を点検中札取付け/取外しモードに切り替え、点検中札取付け/取外し階(対象階)に自動運転する。
また、運転先の階で点検中札取付け/取外しを行ったか否かを判定し、行っていると判定した場合は、当該階を完了階として記憶し、次の対象階まで自動運転するので、点検中札取付け/取外し階を間違える(保守現場によって、点検中札取付け/取外し階が指定されている場合がある)ことを防止することができる。
また、点検中札取付け/取外し完了階をエレベーターが記憶するため、完了階が不明になることが無くなり、手戻り(取付け忘れた点検中札の掲示/取外し忘れた点検中札の回収)による作業効率低下、および点検中札取付け/取外し忘れによる信頼低下を防止することができる。
また、エレベーター既設の機器を用いてエレベーター運転装置101を構築できるため、新規に機器を設置するためのコストを抑えることができる。
また、ある程度の時間、検出装置3および第2の受付装置4から判定部13に、検出および入力を示す信号が入力されない場合、保守員に対してアナウンス装置6からアナウンスするため、点検中札取付け/取外し作業が未完了であることに気づくことができ、より確実に点検中札取付け/取外し作業を完了することができる。
なお、図7では、ST1105〜S1106と、ST1107〜ST1108という二段階で、点検中札取付け/取外しが実施されたか否かを判定しているが、いずれか1つの判定でもよい。
また、運転制御部12が、点検中札の取付け/取外しを行う度に、記憶機器14に点検中札取付け/取外しが完了した階を記憶するため、点検中札取付け/取外し作業完了後に、完了したか否かを再確認する必要がなくなり、再確認の手間を削減し、再確認に要する時間を短縮することができる。
1 エレベーターかご、2 第1の受付装置、3 検出装置、4 第2の受付装置、5 ドア、6 アナウンス装置、11 認識部、12 運転制御部、13 判定部、14 記憶機器、51 かご操作盤、52 インターホンスピーカー、53 かごボタン、54 戸閉・戸開ボタン、73 光電装置、101 エレベーター運転装置。

Claims (9)

  1. エレベーターかごに搭乗している保守員が、エレベーターが点検中である旨を表示する点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行ったか否かを判定する判定部と、
    前記判定部で判定された判定結果を用いて、前記保守員が前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを完了した完了階の情報を生成し、予め設定された前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行う対象階の情報と、前記完了階の情報とに基づいて、前記エレベーターかごを新たな対象階に移動させて当該対象階に停止させる運転制御部とを有することを特徴とするエレベーター運転装置。
  2. 前記運転制御部は、
    前記判定部により前記保守員が前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行ったと判定された場合に、前記保守員が前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行っていない対象階を新たに特定し、前記エレベーターかごを当該対象階に移動させて当該対象階で停止させることを特徴とする請求項1に記載のエレベーター運転装置。
  3. 前記判定部は、
    前記保守員に対してアラームをアナウンスするアナウンス装置に接続されており、
    前記判定部により前記保守員が前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行っていないと判定された場合に、前記保守員に対して前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しが未完了であることを通知するアラームをアナウンスするよう前記アナウンス装置に指示する信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のエレベーター運転装置。
  4. 前記判定部は、
    前記エレベーターかごのドアの前を物体が通過したことを検出する検出装置に接続されており、
    前記エレベーターかごが前記対象階で停止しているときに、
    前記検出装置から、前記エレベーターかごのドアが開口中に前記ドアの前を物体が通過したことを検出した旨を通知する検出信号を受信した場合に、前記保守員が前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行ったと判定することを特徴とする請求項1に記載のエレベーター運転装置。
  5. 前記判定部は、
    前記保守員から前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行った旨の実施通知メッセージを受け付ける実施通知メッセージ受付装置に接続されており、
    前記エレベーターかごが前記対象階で停止しているときに、
    前記実施通知メッセージ受付装置から前記実施通知メッセージを受信した場合に、前記保守員が前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行ったと判定することを特徴とする請求項1に記載のエレベーター運転装置。
  6. 前記判定部は、
    前記エレベーターかごのドアの前を物体が通過したことを検出する検出装置と、前記保守員から前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行った旨の実施通知メッセージを受け付ける実施通知メッセージ受付装置とに接続されており、
    前記エレベーターかごが前記対象階で停止しているときに、
    前記検出装置から、前記エレベーターかごのドアが開口中に前記ドアの前を物体が通過したことを検出した旨を通知する検出信号を受信し、更に、前記実施通知メッセージ受付装置から前記実施通知メッセージを受信した場合に、前記保守員が前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行ったと判定することを特徴とする請求項1に記載のエレベーター運転装置。
  7. 前記エレベーター運転装置は、更に、
    前記保守員から前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを開始する旨の開始通知メッセージを受け付ける開始通知メッセージ受付装置に接続されおり、前記開始通知メッセージ受付装置から前記開始通知メッセージを受信した場合に、前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しの開始を認識する認識部を有し、
    前記運転制御部は、
    前記認識部により前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しの開始が認識された後に、前記保守員が前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行っていない対象階を特定し、前記エレベーターかごを当該対象階に移動させて当該対象階で停止させることを特徴とする請求項1に記載のエレベーター運転装置。
  8. 前記運転制御部は、
    前記対象階の情報と前記完了階の情報とを照合して、前記保守員が前記点検中札の取付け又は前記点検中札の取外しを行っていない対象階を特定することを特徴とする請求項1に記載のエレベーター運転装置。
  9. 請求項1に記載のエレベーター運転装置を備えることを特徴とするエレベーターシステム。
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