JP6270326B2 - 半導体装置及び測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及び測定方法に関するものである。
一般に、基準抵抗と、温度依存性を有する抵抗等の抵抗性センサと、基準抵抗及び抵抗性センサの両者に共有で用いられる容量素子と、を用いた、RC発振回路(RCADC)が知られている。また、当該RC発振回路を用いて温度や湿度等を測定する半導体装置が知られている。
このようなRC発振回路を用いた計測装置である半導体装置として、例えば、特許文献1や特許文献2に記載の技術が知られている。
特開2003−28726号公報 特開2010−190767号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、新たにヒューズ回路を複数必要とするとともに、それらの素子間でばらつきによる影響が避けられず、高精度に測定を行えないという懸念があった。
また、特許文献2に記載の技術では、センサー信号の端数をカウントするカウンタのオーバーフローは避けられるが、カウント値が少なくなるため、高精度に測定を行うことができないとう懸念があった。
本発明は、広範囲にわたって高精度に測定を行うことができる、半導体装置及び測定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の半導体装置は、第1の周波数の信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、第2の周波数の信号に基づいてカウント動作を行う第2のカウンタと、前記第1のカウンタのカウント値と前記第2のカウンタのカウント値とに基づいて、前記第1の周波数及び前記第2の周波数のいずれが高いかを判定し、高い方の周波数の信号に基づいてカウント動作を行うカウンタがカウントする所定値の、前記所定値に対する他方のカウンタがカウントするカウント値に対する比率、または、前記カウント値の前記所定値に対する比率に基づいて周波数比を算出し、前記周波数比と測定値との対応関係を示す所定のテーブルを参照して、測定値を取得する制御部と、を備える。
また、本発明の半導体装置は、クロック信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、第1の周波数の信号及び第2の周波数の信号に基づいてカウント動作を行う第2のカウンタと、前記第1のカウンタのカウント値と前記第1の周波数の信号に基づく前記第2のカウンタのカウント値と前記第2の周波数の信号に基づく前記第2のカウンタのカウント値とに基づいて、前記第1の周波数及び前記第2の周波数のいずれが高いかを判定し、前記第1のカウンタがカウントする所定値に対する、低い方の周波数の信号に基づいて前記第2のカウンタがカウントする第1カウント値を測定し、高い方の周波数の信号に基づいて前記第2のカウンタが前記第1カウント値に応じたカウント動作を行う間に前記第1のカウンタがカウントした第2カウント値を測定し、前記所定値と前記第2カウント値とに基づいて周波数比を算出し、前記周波数比と測定値との対応関係を示す所定のテーブルを参照して、測定値を取得する制御部と、を備える。
また、本発明の測定方法は、第1の周波数の信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、第2の周波数の信号に基づいてカウント動作を行う第2のカウンタと、を備えた半導体装置による測定方法であって、前記第1のカウンタのカウント値と前記第2のカウンタのカウント値とに基づいて、前記第1の周波数及び前記第2の周波数のいずれが高いかを判定する工程と、高い方の周波数の信号に基づいてカウント動作を行うカウンタがカウントする所定値の、前記所定値に対する他方のカウンタがカウントするカウント値に対する比率、または、前記カウント値の前記所定値に対する比率に基づいて周波数比を算出する工程と、前記周波数比と測定値との対応関係を示す所定のテーブルを参照して、測定値を取得する工程と、を備える。
また、本発明の測定方法は、クロック信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、第1の周波数の信号及び第2の周波数の信号に基づいてカウント動作を行う第2のカウンタと、を備えた半導体装置による測定方法であって、前記第1のカウンタのカウント値と前記第1の周波数の信号に基づく前記第2のカウンタのカウント値と前記第2の周波数の信号に基づく前記第2のカウンタのカウント値とに基づいて、前記第1の周波数及び前記第2の周波数のいずれが高いかを判定する工程と、前記第1のカウンタがカウントする所定値に対する、低い方の周波数の信号に基づいて前記第2のカウンタがカウントする第1カウント値を測定する工程と、高い方の周波数の信号に基づいて前記第2のカウンタが前記第1カウント値に応じたカウント動作を行う間に前記第1のカウンタがカウントした第2カウント値を測定する工程と、前記所定値と前記第2カウント値とに基づいて周波数比を算出する工程と、前記周波数比と測定値との対応関係を示す所定のテーブルを参照して、測定値を取得する工程と、を備える。
本発明によれば、広範囲にわたって高精度に測定を行うことができるという効果を奏する。
第1の実施の形態のRC発振回路を用いた測定装置である半導体装置を備えた電子機器の一例の概略構成図である。 第1の実施の形態の半導体装置による温度検出動作の流れの一例を表したフローチャートである。 第1の実施の形態の半導体装置による温度検出動作を模式的に表した模式図である。 第1の実施の形態の半導体装置による温度検出動作を模式的に表した模式図である。 第1の実施の形態の半導体装置による図4に示した動作の次の温度検出動作を模式的に表した模式図である。 第1の実施の形態の半導体装置による図5に示した動作の次の温度検出動作を模式的に表した模式図である。 第1の実施の形態の半導体装置による図6に示した動作の次の温度検出動作を模式的に表した模式図である。 第2の実施の形態のRC発振回路を用いた測定装置である半導体装置を備えた電子機器の一例の概略構成図である。 第2の実施の形態の半導体装置を模式的に示した模式図である。 第2の実施の形態の半導体装置による温度検出動作の流れの一例を表したフローチャートである。 第2の実施の形態の半導体装置による温度検出動作を模式的に表した模式図である。 第2の実施の形態の半導体装置による図11に示した動作の次の温度検出動作を模式的に表した模式図である。 第2の実施の形態の半導体装置による図12に示した動作の次の温度検出動作を模式的に表した模式図である。 第2の実施の形態の半導体装置による図13に示した動作の次の温度検出動作を模式的に表した模式図である。 第2の実施の形態の半導体装置による温度検出動作を模式的に表した模式図である。 第2の実施の形態の半導体装置による図15に示した動作の次の温度検出動作を模式的に表した模式図である。 第2の実施の形態の半導体装置による図16に示した動作の次の温度検出動作を模式的に表した模式図である。 第2の実施の形態の半導体装置による図17に示した動作の次の温度検出動作を模式的に表した模式図である。 サーミスタ、基準抵抗、コンデンサ、及びコンデンサが外部に設けられている場合のRC発振回路の一例の回路図である。 第3の実施の形態のRC発振回路12の一例を示す回路図である。 第3の実施の形態のRC発振回路のセンサインバータのインバータ部の一例の回路図である。 第3の実施の形態のRC発振回路のセンサインバータのバイアス回路の一例の回路図である。 第3の実施の形態のRC発振回路のセンサインバータのバイアス回路のその他の例の回路図である。 第3の実施の形態のRC発振回路のセンサインバータのバイアス回路のその他の例の回路図である。 第3の実施の形態の図24に示したバイアス回路を用いたセンサインバータの回路図である。 従来のRC回路により温度測定を行う半導体装置の模式図である。 従来の半導体装置による温度検出動作を模式的に表した模式図である。 従来の半導体装置による図27に示した動作の次の温度検出動作を模式的に表した模式図である。 従来の半導体装置による図28に示した動作の次の温度検出動作を模式的に表した模式図である。
以下では、図面を参照して、本実施の形態に係る実施例を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本実施の形態のRC発振回路を用いた測定装置である半導体装置を備えた電子機器の構成について説明する。図1には、本実施の形態のRC発振回路を用いた測定装置である半導体装置を備えた電子機器の一例の概略構成図を示す。
図1に示した電子機器1は、具体的一例として、温度計である場合を示している。本実施の形態の電子機器1は、半導体装置10、RC発振回路12、及び表示装置14を備える。当該電子機器1は、RC発振回路12から出力された基準発振及びサーミスタ発振の周波数比に基づいて、半導体装置10が検出した温度を表示装置14に表示させる機能を有している。
表示装置14は、表示制御部30及び表示部32を備えており、例えば、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)等である。半導体装置10は、半導体装置10のCPU40から入力された温度(測定値)を表示制御部30の制御により表示部32(液晶)に表示させる機能を有している。なお、表示制御部30の構成は、特に限定されるものではない。また、表示装置14は、可視表示の他、可聴表示等を行うものであってもよく、表示の仕方も限定されるものではない。
RC発振回路12は、サーミスタ20または基準抵抗22と、コンデンサ26とにより発振するRC発振回路である。本実施の形態のRC発振回路12は、サーミスタ20、基準抵抗22、コンデンサ24、コンデンサ26、及び発振回路28を備えている。本実施の形態では、サーミスタ20、基準抵抗22、コンデンサ24、及びコンデンサ26は、半導体装置10の外部に備えられている。一方、発振回路28は、半導体装置10の内部に備えられている。詳細は後述するが、発振回路28は、複数のインバータ回路を備えている。
RC発振回路12は、基準抵抗22とコンデンサ24及びコンデンサ26とのRC発振による基準発振信号を半導体装置10に出力する。また、RC発振回路12は、サーミスタ20とコンデンサ24及びコンデンサ26とのRC発振によるサーミスタ発振信号を半導体装置10に出力する。発振周波数は、それぞれの時定数により定まる。
温度が上昇すると、サーミスタ発振周波数が高くなる。一方、基準発振信号の周波数は、変化しない。そのため、温度が変化すると基準発振信号の周波数とサーミスタ発振信号の周波数との周波数比が変化する。
半導体装置10は、基準発振周波数(周期)とサーミスタ発振周波数(周期)との周波数比と温度との対応関係を示したテーブルを用いて、温度を測定し、表示装置14に出力する機能を有している。なお、本実施の形態のように、周波数比を用いることにより、RC発振回路12の容量(コンデンサ24及びコンデンサ26)のばらつきをキャンセルすることができ、より高精度の測定を可能とすることができる。
本実施の形態の半導体装置10は、CPU40、制御回路42、割込制御回路44、ROM46、カウンタA、及びカウンタBを備えている。カウンタA、カウンタB、CPU40、制御回路42、及びROM46は、データバス48を介して、互いに信号の授受が可能に接続されている。
また、本実施の形態の半導体装置10は、上述したように発振回路28を備えている。発振回路28から出力された基準発振(周期:tRS、周波数:1/tRS)の信号(以下、簡略化のため、基準発振と称する。)は、カウンタAに入力される。カウンタAは、基準発振をカウントするカウンタ回路である。本実施の形態では、具体的一例として、16ビット、カウントの最大値が16進数の”FFFFH”であるカウンタ回路を用いている。一方、発振回路28から出力されたサーミスタ発振(周期:tRT、周波数:1/tRT)の信号(以下、簡略化のため、サーミスタ発振と称する)は、カウンタBに入力される。カウンタBは、サーミスタ発振をカウントするカウンタ回路である。本実施の形態では、具体的一例として、カウンタAと同様のカウンタ回路を用いている。
カウンタAからは、カウントがオーバーフローすると、オーバーフローしたことを示す信号OVFAが割込制御回路44に出力される。同様に、カウンタBからは、カウントがオーバーフローすると、オーバーフローしたことを示す信号OVFBが割込制御回路44に出力される。
割込制御回路44は、カウンタAがオーバーフローした場合は、カウンタA割込信号を制御回路42に出力する。また、割込制御回路44は、カウンタBがオーバーフローした場合は、カウンタB割込信号を制御回路42に出力する。
制御回路42は、割込制御回路44から入力されたカウンタA割込信号及びカウンタB割込信号に応じて、カウンタA及びカウンタBの動作を制御する。制御回路42はレジスタを持っており、CPU40から制御されることにより、基準発振、サーミスタ発振の選択、あるいは発振開始または発振停止を行う。また、制御回路42は、基準発振とサーミスタ発振とのいずれが速いかを判定する。なお、本実施の形態では、「発振が速い」とは、発振の周期が短いことをいい、周波数が高いことをいう。
CPU40は、基準発振とサーミスタ発振との周波数比を算出する。さらに、CPU40は、ROM46に予め記憶されている周波数比と温度との対応関係を示すテーブルを参照して、算出した周波数比に対応する温度を表示装置14に出力する。なお、ROM46は、本実施の形態では、一例としてフラッシュROMを用いているがこれに限らず、不揮発性の記憶部であれば特に限定されない。また、CPU40が、基準発振とサーミスタ発振とのいずれが速いかを判定しても良い。
次に、本実施の形態の半導体装置10による、RC発振回路12を用いた温度の検出動作について説明する。
図2には、本実施の形態の半導体装置10による温度検出動作の流れの一例を表したフローチャートを示す。まず、図2を参照して、当該温度検出動作全体の流れの概略を説明する。
本実施の形態の温度検出動作では、まず、基準発振及びサーミスタ発振のいずれが速いかを検出する(ステップ100)。次に、基準発振及びサーミスタ発振のいずれか速い方を基準として、他方の発振に基づくカウント値を測定(カウンタでカウント)する(ステップ102)。高い方の発振に基づいたカウントを基準値とし、基準値をカウントする際の他方の発振に基づくカウント値を測定値とする。
次に、基準値と測定値とに基づいて、周波数比を算出する(ステップ104)。次に、算出した周波数比に基づいて、周波数比と温度との対応関係を示すテーブルを参照して温度を取得して表示装置14に出力(ステップ106)する。
さらに、各動作の詳細について図3〜図7の模式図を参照して説明する。図3〜図7に示した模式図では、CPU40、制御回路42、及び割込制御回路44を総称してロジック・乗除算回路50として表している。
まず、図3の模式図を参照して説明する。基準発振をカウントするカウンタAは、最大値”FFFFH”+”1H”(=”10000H”)から所定値N0を減算した値にプリセットする。また、サーミスタ発振をカウントするカウンタBも同様に、”10000H”−N0にプリセットする。ここで、所定値N0は、任意の値である。N0は、特に限定されるものではなく、基準発振及びサーミスタ発振の速さや、カウンタA及びカウンタBに応じて任意に定めればよい。
カウンタA及びカウンタBは、同時に各々基準発振及びサーミスタ発振のカウントを開始する。
次の動作を、図4の模式図を参照して説明する。
カウントが進むと、カウンタA及びカウンタBのいずれかが先に最大値に達してオーバーフローをする。オーバーフローをしたカウンタからオーバーフローを示す信号(OVFA、OVFB)がロジック・乗除算回路50に出力される。図4では、一例として、カウンタAがオーバーフローをして、カウンタAからOVFA信号がロジック・乗除算回路50に出力された場合を示している。
本実施の形態では、このようにカウンタAが先にオーバーフローをした場合、ロジック・乗除算回路50は、カウンタA割込信号を出力し、カウンタA割込信号に応じて、サーミスタ発振をカウントするカウンタBのカウントを停止させる。ロジック・乗除算回路50は、カウンタBのオーバーフローは検知しない。
なお、図4に示した場合とは逆に、カウンタBが先にオーバーフローをした 場合、ロジック・乗除算回路50は、カウンタB割込信号を出力し、カウンタB割込信号に応じて、カウンタAのカウントを停止させ、カウンタAのオーバーフローは検知しない。
また、カウンタA及びカウンタBが同時にオーバーフローを検知した場合(例えば、基準発振周期tRS=サーミスタ発振周期tRTの場合等)は、カウンタA及びカウンタBのいずれか一方のオーバーフローを検知する。例えば、予め定められた方のカウンタがオーバーフローしたと検知すればよい。
当該動作により、ロジック・乗除算回路50は、基準発振及びサーミスタ発振のいずれが速いかを判定する。カウントAが先にオーバーフローをする場合、すなわち、カウンタAのカウントの方がカウンタBのカウントよりも速い場合は、基準発振の方がサーミスタ発振よりも速い。同様に、カウントBが先にオーバーフローをする場合、すなわち、カウンタBのカウントの方がカウンタAのカウントよりも速い場合は、サーミスタ発振の方が基準発振よりも速い。
次の動作を、図5の模式図を参照して説明する。図5は、カウンタAの方が先にオーバーフローをした、すなわち、基準発振の方がサーミスタ発振よりも速い場合を示している。
カウンタAは、”10000H”−基準値N1、カウンタBは、初期値”0000Hにプリセットする。ここで、基準値N1は、N0と同様に任意の値とする。なお、N1=N0であってもよい。
ロジック・乗除算回路50は、カウンタA及びカウンタBのカウントを同時に開始させる。ロジック・乗除算回路50は、カウンタAがオーバーフローをしたことをOVFA信号により検知したら、カウンタBのカウントを停止させる。この際、基準発振の方が速いため、カウンタAの方がカウンタBよりも先にオーバーフローを起こす。
次の動作を、図6の模式図を参照して説明する。
カウンタAがオーバーフローをしたときのカウンタBのカウント値N2をロジック・乗除算回路50に格納する。なお、当該カウント値N2は、基準値N1に対する、カウンタBの測定値であるため、測定値N2と称する。
この際の測定値N2は、下記(1)式で表される。なお、周波数比:tRS/tRTは、基準発振の周波数(1/tRS)に対するサーミスタ発振の周波数(1/tRT)の比率を表す。
N2=N1×(tRS/tRT) ・・・(1)
次の動作を図7の模式図を参照して説明する。
ロジック・乗除算回路50では、測定値N2/基準値N1を乗除算回路により計算する。すなわち、下記(2)式を計算する。
N2/N1=tRS/tRT ・・・(2)
ロジック・乗除算回路50は、ROM46に格納されているtRS/tRT(周波数比)と温度との対応関係を示すテーブルを参照して、温度を取得し、表示装置14に出力する。
このようにして、本実施の形態では、RC発振回路12を用いて半導体装置10により温度を検出する。
なお、サーミスタ発振の方が基準発振よりも高く、カウンタBの方がカウントが速くて先にオーバーフローを起こす場合も上述したのと同様に動作させればよい。
すなわち、カウンタBは、”10000H”−基準値N1’、カウンタAは、初期値”0000Hにプリセットする。ここで、基準値N1’は、N0と同様に任意の値とする。なお、N1’=N0であってもよい。また、N1=N1’であってもよい。
さらにロジック・乗除算回路50は、カウンタA及びカウンタBのカウントを同時に開始させて、カウンタBがオーバーフローをしたことをOVFB信号により検知したら、カウンタAのカウントを停止させる。ロジック・乗除算回路50は、カウンタBがオーバーフローをしたときのカウンタAのカウント値(測定値)N2’をロジック・乗除算回路50に格納する。この際の測定値N2’は、下記(3)式で表される。
N2’=N1’×(tRT/tRS) ・・・(3)
さらにロジック・乗除算回路50では、測定値N2’/基準値N1’を乗除算回路により計算する。すなわち、下記(4)式を計算する。
N1’/N2=tRS/tRT ・・・(4)
ロジック・乗除算回路50は、ROM46に格納されているtRS/tRT(周波数比)と温度との対応関係を示すテーブルを参照して、温度を取得し、表示装置14に出力する。
なお、この場合、本実施の形態では、基準値N1’/測定値N2’を計算しているがこれに限らず、測定値N2’/基準値N1’を計算してもよい。この場合、乗除算回路では、tRT/tRsを計算することになる。そのため、予め、ROM46には、周波数比:tRS/tRTと周波数比:tRT/tRSが中心を境にして存在するテーブルを格納しておく。当該テーブルは、tRS=tRTとなるところを境界(ターニングポイント)にして、周波数比:tRS/tRTの領域(基準発振周期tRSがサーミスタ発振周期tRTよりも大きい場合の領域)と、周波数比:tRT/tRSの領域(サーミスタ発振周期tRTが基準発振周期tRSよりも大きい場合の領域)とが分かれているテーブルである。なお、本実施の形態では、当該テーブルの両領域は、tRT=tRSが境界になるように設けられているが、これに限らず、両領域の一部をオーバーラップさせるように設けてもよい。すなわち、サーミスタ発振周期tRTが基準発振周期tRS+許容値よりも小さい、周波数比:tRS/tRTの領域と、サーミスタ発振周期tRTが基準発振周期tRS−許容値よりも大きい、周波数比:tRT/tRSの領域を設けたテーブルとしてもよい。さらに、上述の判定結果を用いて、基準発振及びサーミスタ発振のいずれが速いかを判定して、基準発振の方が速い場合は、周波数比:tRS/tRTの領域を参照する。一方、サーミスタ発振の方が速い場合は、周波数比:tRT/tRSの領域を参照する。ロジック・乗除算回路50は、このようにしてテーブルを参照して、温度を取得し、表示装置14に出力する。
このように本実施の形態の半導体装置10では、まず、基準発振とサーミスタ発振のどちらが速いかを判定し、基準発振及びサーミスタ発振のいずれか速い方(または同じ速度)を基準として、他方の発振に基づくカウント値を測定する。さらに、高い方の発振に基づいたカウントを基準値とし、基準値をカウントする際の他方の発振に基づくカウント値を測定値とする。基準値と測定値とに基づいて、周波数比を算出し、算出した周波数比に基づいて、周波数比と温度との対応関係を示すテーブルを参照して温度を取得する。
本実施の形態では、速い方の発振を基準におく(高い方の発振に基づいて基準値N1、N1’をカウントする)ことにより、測定値N2、N2’をカウントするカウンタがオーバーフローをすることがなくなる。また、基準値N1、N1’をカウンタ長(カウンタ最大値)ぎりぎりまで設定することができるため、設計の際に、基準値N1、N1’を容易に決定することができる。また、基準値N1、N1’を大きくすれば、データ量が多くなるため、基準値N1、N1’を大きくするのに応じて測定精度が向上する。また、基準値N1、N1’を小さくすれば、カウンタのカウント時間が短くなるため、測定が速くなる。このように、基準値N1、N1’の大小は、単純なトレードオフ関係にあるため、半導体装置10は、色々な仕様に対して利用することができる。
また、本実施の形態の半導体装置10により測定を行うことにより、これまで、基準値を大きくすると測定値がオーバーフローを起こし、基準値を小さくすると測定値のカウント数が取れず(所望の値にできない)ため、精度が確保できないという問題(詳細は、後述の比較例を参照)を解決することができる。
すなわち、本実施の形態の半導体装置10では、測定不能となることを抑制し、さらに、測定時間さえ確保すれば、高精度測定が可能となる。従って、本実施の形態の半導体装置10では、広範囲にわたって高精度に測定を行うことができる。
なお、本実施の形態では、カウンタAを基準発振をカウントするカウンタ、カウンタBをサーミスタ発振をカウントするカウンタとしているがこれに限らない。例えば、先にオーバーフローを起こしたカウンタをカウンタAとし、他方をカウンタBとしてもよい。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成及び動作については、その旨を記し、詳細な説明を省略する。
図8には、本実施の形態のRC発振回路を用いた測定装置である半導体装置を備えた電子機器の一例の概略構成図を示す。図8に示すように、本実施の形態の半導体装置10は、クロック発振回路49を備えている点で、第1の実施の形態の半導体装置10と異なっている。
クロック発振回路49は、周期:tCLKのクロック信号(以下、簡略化のため、クロック発振という)を、カウンタAに出力する機能を有する。
また、図8に示すように、本実施の形態の半導体装置10は、発振回路28から出力される基準発振及びサーミスタ発振の両方がカウンタBに入力される点で、第1の実施の形態の半導体装置10と異なっている。
また、図9には、図8に示した本実施の形態の半導体装置10を模式的に表した模式図を示す。図9に示すように、本実施の形態の半導体装置10は、ロジック回路54が乗除算回路を備えていない点で、第1の実施の形態のロジック・乗除算回路50と異なっている。
次に、本実施の形態の半導体装置10による、RC発振回路12を用いた温度の検出動作について説明する。
図10には、本実施の形態の半導体装置10による温度検出動作の流れの一例を表したフローチャートを示す。まず、図10を参照して、当該温度検出動作全体の流れの概略を説明する。
本実施の形態の温度検出動作では、まず、基準発振及びサーミスタ発振のいずれが速いかを検出する(ステップ200)。次に、クロック発振をベースにして、基準発振及びサーミスタ発振のいずれか遅い方を測定する。サーミスタ発振の方が速い場合は、クロック発振をベースにして、基準発振を測定する(ステップ202_1)。一方、基準発振の方が速い場合は、クロック発振をベースにして、サーミスタ発振を測定する(ステップ202_2)。
次に、基準発振及びサーミスタ発振のいずれか速い方をベースにして、クロック発振を測定する。サーミスタ発振の方が速い場合は、サーミスタ発振をベースにして、クロック発振を測定する(ステップ204_1)。一方、基準発振の方が速い場合は、基準発振をベースにしてクロック発振を測定する(ステップ204_2)。
本実施の形態の半導体装置10では、このような順番で測定(動作)を行うことにより、カウンタのオーバーフローを防ぐことができる。
次に、サーミスタ発振が速い場合及び基準発振が速い場合、各々周波数比を算出(ステップ206_1、206_2)する。さらに、算出した周波数比に基づいて、周波数比と温度との対応関係を示すテーブルを参照して温度を取得して表示装置14に出力(ステップ208_1、208_2)する。
さらに、各動作の詳細について図11〜図14の模式図を参照して説明する。
始めに、図11〜図14の模式図を参照して、上記ステップ200の基準発振及びサーミスタ発振のいずれが速いかの検出(判定)動作について説明する。
まず、クロック発振をベースにして基準発振を測定する。そのため、図11に示したように、各カウンタをセッティングする。クロック発振を測定するカウンタAは、最大値”FFFFH”+”1H”(=”10000H”)から所定値nA0を減算した値にプリセットする。これにより、カウンタAは、nA0回カウントを行うと、オーバーフローを起こし、オーバーフローを起こしたことを示すOVFA信号が、カウンタAから出力される。なお、所定値nA0は、第1の実施の形態のN0と同様に、任意の値である。
また、基準発振を測定するカウンタBは、初期値”0000H”にプリセットする。
次の動作を図12の模式図を参照して説明する。なお、図12は、クロック発振をベースにして基準発振を測定した測定後の状態を示している。
ロジック回路54は、カウンタAにはクロック発振を、カウンタBには基準発振をそれぞれカウントさせる。カウンタAがnA0回カウントをすると、”10000H”に達し、オーバーフローを起こして、OVFA信号が出力される。ロジック回路54では、OVFA信号に応じて出力されたカウンタA割込信号に基づいて、カウンタBのカウントを停止させる。このときのカウンタBのカウント値をnB0とする。
ロジック回路54では、当該nB0をメモリに格納する。メモリに格納された当該nB0をnB1とする。すなわち、nB0=nB1となる。
なお、nA0の値が大きすぎ、かつ、基準発振が速すぎると、カウンタBがカウンタAよりも先にオーバーフローを起こすという問題が生じる懸念がある。そのため、基準発振周波数とクロック発振とを同程度の速さとすることで、当該問題の発生を抑制し、設計を簡単にすることが可能になる。また、基準発振の替わりにクロック発振を使用しても良い。
この際、下記(5)式及び(6)式が成り立つ。
nA0×tCLK=nB1×tRs ・・・(5)
nB0=nA0×(tCLK/tRS) ・・・(6)
次に、クロック発振をベースとしてサーミスタ発振を測定する。そのため、図13に示したように、各カウンタをセッティングする。クロック発振を測定するカウンタAは、最大値”FFFFH”+”1H”(=”10000H”)から所定値nA0を減算した値にプリセットする。これにより、カウンタAは、nA0回カウントを行うと、オーバーフローを起こす。
また、基準発振を測定するカウンタBは、”10000H”から所定値nB1を減算した値にプリセットする。
次の動作を図14の模式図を参照して説明する。なお、図14は、クロック発振をベースとしてサーミスタ発振を測定した測定後の状態を示している。
ロジック回路54は、カウンタAにはクロック発振を、カウンタBにはサーミスタ発振をそれぞれカウントさせる。カウンタA及びカウンタBのうち、いずれか先にカウント値が”10000H”に達した方が、オーバーフローを起こす。カウンタAがオーバーフローを起こした場合は、基準発振がサーミスタ発振よりも速い場合である。一方、カウンタBがオーバーフローを起こした場合は、サーミスタ発振が基準発振よりも速い場合である。また、カウンタA及びカウンタBが同時(同時とみなせる許容範囲内を含む)にオーバーフローを起こした場合は、基準発振=サーミスタ発振の場合である。
この際、下記(7)式及び(8)式が成り立つ。
nA0×tCLK=nB1×tRT ・・・(7)
tRS=tRT ・・・(8)
(7)式及び(8)式から、単純に基準発振とサーミスタ発振とが同じ測定条件であることが理解できる。
このため、サーミスタ発振の方が速ければ、カウンタBが先にオーバーフローを起こし、クロック発振の方が速ければ、カウンタAが先にオーバーフローを起こす。
次に、図15〜図18の模式図を参照して、基準発振の方がサーミスタ発振よりも速い場合について説明する。この場合は、クロック発振をベースにサーミスタ発振を測定(上記ステップ202_2)し、クロック発振をベースに基準発振を測定(上記ステップ204_2)するという流れで動作する。
クロック発振をベースとして、サーミスタ発振の測定で得られたサーミスタ発振のカウント値を用いて、基準発振をベースとしてクロック発振の測定を行うことになる。サーミスタ発振は、基準発振よりも遅い。従って、遅いサーミスタ発振のカウント値を速い基準発振をベースとしてカウントすれば、カウントが速く終了する。
すなわち、基準発振をベースとしてクロック発振を測定する測定時間は、クロック発振をベースとしてサーミスタ発振を測定する測定時間よりも短いことが言える。
従って、本実施の形態では、基準発振をベースに用いてクロック発振を測定する際に、クロック発振を測定するカウンタAは、オーバーフローを起こさないという利点がある。
具体的には、以下のように動作する。
クロック発振をベースとしてサーミスタ発振を測定する。そのため、図15に示したように、各カウンタをセッティングする。なお、ここで、本実施の形態の半導体装置10の動作を理解しやすくするために、目安として(一例の)周波数を記載する。また、本実施の形態では、上述したように推奨される動作である、クロック発振と基準発振周波数tRSとを同じにしている。また、測定時間を1秒として、nA0=32k回とする。
クロック発振を測定するカウンタAは、”10000H”−所定値nA0を減算した値にプリセットする。これにより、カウンタAは、nA0回カウントを行うと、オーバーフローを起こし、オーバーフローを起こしたことを示すOVFA信号が、カウンタAから出力される。なお、所定値nA0は、上述したように、任意の値である。
また、サーミスタ発振を測定するカウンタBは、初期値”0000H”にプリセットする。
次の動作を図16の模式図を参照して説明する。なお、図16は、クロック発振をベースにしてサーミスタ発振を測定した測定後の状態を示している。
ロジック回路54は、カウンタAにはクロック発振を、カウンタBにはサーミスタ発振をそれぞれカウントさせる。カウンタAがnA0回カウントをすると、”10000H”に達し、オーバーフローを起こして、OVFA信号が出力される。ロジック回路54では、OVFA信号に応じて出力されたカウンタA割込信号に基づいて、カウンタBのカウントを停止させる。このときのカウンタBのカウント値をnB0とする。
このとき、基準発振とクロック発振とを同程度の速さとすることで、設計を簡単にすることが可能になる。基準発振とクロック発振とが同じ周波数であるとする。このとき、サーミスタ発振は、クロック発振よりも遅いことがいえる。そのため、サーミスタ発振をカウントするカウンタBは、確実にオーバーフローを起こさない。また、基準発振の替わりにクロック発振を用いても良い。
ロジック回路54では、当該nB0をメモリに格納する。メモリに格納された当該nB0をnB1とする。すなわち、nB0=nB1となる。
この際、下記(9)式及び(10)式が成り立つ。
nA0×tCLK=nB0×tRT ・・・(9)
nB1=nA0×(tCLK/tRT) ・・・(10)
次に、クロック発振をベースとして基準発振を測定する。そのため、図17に示したように、各カウンタをセッティングする。クロック発振を測定するカウンタAは、初期値”0000H”にプリセットする。また、基準発振をカウントするカウンタBは、”10000H”から所定値nB1を減算した値にプリセットする。これにより、カウンタBは、nB1回カウントを行うと、オーバーフローを起こす。
ロジック回路54は、カウンタAにはクロック発振を、カウンタBには基準発振をそれぞれカウントさせる。
次の動作を図18の模式図を参照して説明する。なお、図18は、クロック発振をベースとして基準発振を測定した測定後の状態を示している。
カウンタBが、オーバーフローを起こした際の、カウンタAのカウント値nA1を得る。このとき、上述したように、遅いサーミスタ発振のカウント値を、速い基準発振で測定するため、測定時間が短くなる。そのため、カウンタAがオーバーフローを起こすことはない。
この際、下記(11)式が成り立つ。
nA1×tCLK=nB1×tRS ・・・(11)
さらに(11)式に(10)式を代入すると、下記(12)式が成り立つ。
nA1=nA0×(tRS/tRT) ・・・(12)
ここで、nA0は所定値であり既存のため、定数として扱うことができる。そのため、(12)式により、実質的には、周波数比:tRS/tRT、すなわち基準発振とサーミスタ発振との周波数比が得られる。
図15〜図18の模式図に示したように、具体的に本実施の形態では、nA0=32kであり、かつ、nA1=16kとしている。従って、本実施の形態の場合は、nA1/nA0=tRs/tRT=1/2である。これは、tRS/tRTの比率が1/2であることを示している。
なお、周波数=1/周期であり、上記したように、基準発振の周波数は1/tRSであり、サーミスタ発振の周波数は1/tRTである。tRs/tRT=1/2であるということは、周波数は周期の逆数になるため、基準発振周波数tRSの方がサーミスタ発振周波数tRTよりも二倍高い(速い)ことを示している。
さらに、サーミスタ発振の方が基準発振よりも速い場合について説明する。なお、上述した基準発振の方がサーミスタ発振よりも速い場合と略同様であるため、模式図は、省略する。
この場合は、クロック発振をベースに基準発振を測定(上記ステップ202_1)し、クロック発振をベースにサーミスタ発振を測定する(上記ステップ204−1)という流れで動作する。
クロック発振をベースとして、基準発振の測定で得られた基準発振のカウント値を用いて、サーミスタ発振をベースとしてクロック発振の測定を行うことになる。基準発振は、サーミスタ発振よりも遅い。従って、遅い基準発振のカウント値を速いサーミスタ発振をベースとしてカウントすれば、カウントが速く終了する。
すなわち、サーミスタ発振をベースとしてクロック発振を測定する測定時間は、クロック発振をベースとして基準発振を測定する測定時間よりも短いことが言える。
従って、本実施の形態では、サーミスタ発振をベースに用いてクロック発振を測定する際に、クロック発振を測定するカウンタAは、オーバーフローを起こさないという利点がある。
具体的には、以下のように動作する。
クロック発振をベースとして基準発振を測定する。クロック発振を測定するカウンタAは、”10000H”−所定値nA0を減算した値にプリセットする。これにより、カウンタAは、nA0回カウントを行うと、オーバーフローを起こし、オーバーフローを起こしたことを示すOVFA信号が、カウンタAから出力される。なお、所定値nA0は、上述したように、任意の値である。
また、基準発振を測定するカウンタBは、初期値”0000H”にプリセットする。
さらに、ロジック回路54は、カウンタAにはクロック発振を、カウンタBには基準発振をそれぞれカウントさせる。カウンタAがnA0回カウントをすると、”10000H”に達し、オーバーフローを起こしたら、カウンタBのカウントを停止させる。このときのカウンタBのカウント値をnB0とする。
このとき、基準発振とクロック発振とを同程度の速さとすることで、設計を簡単にすることが可能になる。例えば、基準発振とクロック発振とが同じ周波数であるとする。カウンタAがnA0回カウントしたときには、カウンタBが、オーバーフローをしていないことがいえるため、設計難易度が低下し、設計が簡単になる。また、基準発振の替わりにクロック発振を用いても良い。
ロジック回路54では、当該nB0をメモリに格納する。メモリに格納された当該nB0をnB1とする。すなわち、nB0=nB1となる。
この際、下記(13)式及び(14)式が成り立つ。
nA0×tCLK=nB0×tRS ・・・(13)
nB1=nA0×(tCLK/tRS) ・・・(14)
次に、クロック発振をベースとしてサーミスタ発振を測定する。クロック発振を測定するカウンタAは、初期値”0000H”にプリセットする。また、サーミスタ発振をカウントするカウンタBは、”10000H”から所定値nB1を減算した値にプリセットする。これにより、カウンタBは、nB1回カウントを行うと、オーバーフローを起こす。
ロジック回路54は、カウンタAにはクロック発振を、カウンタBにはサーミスタ発振をそれぞれカウントさせる。
ロジック回路54は、カウンタBが、オーバーフローを起こした際の、カウンタAのカウント値nA1を得る。このとき、上述したように、遅い基準発振のカウント値を、速いサーミスタ発振で測定するため、測定時間が短くなる。そのため、カウンタAがオーバーフローを起こすことはない。
この際、下記(15)式が成り立つ。
nA1×tCLK=nB1×tRT ・・・(15)
さらに(15)式に(14)式を代入すると、下記(16)式が成り立つ。
nA1=nA0×(tRT/tRS) ・・・(16)
ここで、nA0は所定値であり既存のため、定数として扱うことができる。そのため、(16)式により、実質的には、周波数比:tRT/tRs、すなわちサーミスタ発振と基準発振との周波数比が得られる。
図15〜図18の模式図に示したように、具体的に本実施の形態では、nA0=32kであり、かつ、nA1=16kとしている。従って、本実施の形態の場合は、nA1/nA0=tRs/tRT=1/2である。これは、tRS/tRTの比率が1/2であることを示している。
なお、周波数=1/周期であり、上記したように、基準発振の周波数は1/tRSであり、サーミスタ発振の周波数は1/tRTである。tRs/tRT=1/2であるということは、周波数は周期の逆数になるため、基準発振周波数tRSの方がサーミスタ発振周波数tRTよりも二倍高い(速い)ことを示している。
上述したように、基準発振が速い場合は、式(12)のnA1=nA0×(tRS/tRT)という結果が得られる。一方、サーミスタ発振が速い場合は、式(16)のnA1=nA0×(tRT/tRS)という結果が得られる。このように本実施の形態では、基準発振及びサーミスタ発振のいずれが速いかにより、周波数比となるtRS/tRTが逆転する。逆転するターンポイントとしては、基準発振の周波数とサーミスタ発振の周波数とが等しく、tRS=tRTとなるポイントが挙げられる。
そのため、本実施の形態では、ROM46には、nA1=nA0×(tRS/tRT)と温度との対応関係を示す領域と、nA1=nA0×(tRT/tRS)と温度との対応関係を示す領域とを備えたテーブルを予め格納しておく。なお、このようにROM46に格納させておく周波数比と温度との対応関係を示すテーブルが2つの領域を備える点については、第1の実施の形態と同様にすればよい。
さらに、上述の判定結果を用いて、基準発振及びサーミスタ発振のいずれか速いかを判定して、基準発振の方が速い場合は、nA1=nA0×(tRS/tRT)の領域を参照する。一方、サーミスタ発振の方が速い場合は、nA1=nA0×(tRT/tRS)の領域を参照する。ロジック・乗除算回路50は、このようにしてテーブルを参照して、温度を取得し、表示装置14に出力する。
このように本実施の形態の半導体装置10では、カウンタAでカウントするクロック発振を基準として、カウンタBでカウントする基準発振及びサーミスタ発振のいずれが速いかを判定する。さらに、クロック発振をベースにして、基準発振及びサーミスタ発振のいずれか遅い方を測定する。サーミスタ発振の方が速い場合は、クロック発振をベースにして、基準発振を測定する。基準発振の方が速い場合は、クロック発振をベースにして、サーミスタ発振を測定する。次に、基準発振及びサーミスタ発振のいずれか速い方をベースにして、クロック発振を測定する。サーミスタ発振の方が速い場合は、サーミスタ発振をベースにして、クロック発振を測定する。一方、基準発振の方が速い場合は、基準発振をベースにしてクロック発振を測定する。
本実施の形態では、ベースカウンタでカウントする発振を、必ず速い方(あるいは同じ速度)の発振としているため周波数の遅い発振をカウントする他方のカウンタでは、オーバーフローが生じないようにすることができる。従って、どのようなケースにおいても(何れの発振が速い場合でも)、カウンタA及びカウンタBのオーバーフローを抑制することができ、高精度に測定を行うことができる。
また、基準発振周波数とクロック発振周波数とを同程度とすることによりnA0n値を大きくしても、いかなる場合でもオーバーフローをさせることなく、高精度に測定を行うことができると共に、設計が簡単になる。また、基準発振の替わりにクロック発振を用いても良い。
また、ベースカウンタのカウント値をカウンタ長(カウンタ最大値)ぎりぎりまで増やすことができるため、カウント値を増やすことができ、測定精度を向上させることができる。
従って、本実施の形態の半導体装置10では、広範囲にわたって高精度に測定を行うことができる。
なお、本実施の形態では、周波数比と温度との対応関係を示すテーブルが2つの領域を備えたテーブルである場合について説明したがこれに限らない。第1の実施の形態のように、基準発振が速い場合と、サーミスタ発振が速い場合とで、周波数比を算出する式を変えるように構成してもよい。例えば、基準発振が速い場合は、nA1/nA0=tRS/tRTを算出し、サーミスタ発振が速い場合は、nA0/nA0=tRS/tRTを算出するようにしてもよい。この場合は、周波数比と温度との対応関係を示すテーブルは、周波数比:tRS/tRTと温度との対応関係を示す領域のみ備えていればよいが、ロジック回路54には、第1の実施の形態と同様に、乗除算回路が必要になる。
(比較例)
比較例として従来のRC回路を用いた半導体装置による温度の測定について説明する。図26〜図29には、比較例とした従来のRC回路により温度測定を行う半導体装置の模式図を示す。カウンタA及びカウンタBは、上記各実施の形態と同様に16ビットのカウンタとする。また、上記各実施の形態と同様に、基準発振の周期をtRS、サーミスタ発振の周期をtRT、及びクロック発振の周期をtCLKとする。比較例の半導体装置では、ロジック回路150により、クロック発振、基準発振、及びサーミスタ発振に基づいて、温度を測定する。
従来の半導体装置における温度検出動作について説明する。
まず、図26に示すように、カウンタAには、最大値”FFFFH”+”1H”(=”10000H”)から所定値nA0を減算した値をプリセットする。これにより、カウンタAは、カウント開始からnA0回カウントするとオーバーフローを起こす。
また、カウンタBには、初期値”0000H”をプリセットする。
ロジック回路150は、カウンタAには、クロック発振をカウントさせ、カウンタBには、基準発振をカウントさせる。
次に、図27に示すように、カウンタAがオーバーフローをしたタイミングで、カウンタA及びカウンタBのカウントを終了(停止)させる。ロジック回路150は、このときのカウンタBのカウント値nB0を読み込み、メモリ等に一時的に記憶させる。また、ロジック回路150は、記憶させたnB0をカウント値nB1に設定する(nB0=nB1)。
このときのnB0とnA0との関係について説明する。
従来の半導体装置では、クロック発振のカウント数×クロック発振の周期=基準発振のカウント数×基準発振の周期であり、ここでは、nB0×tRs=nA0×tCLKとなる。これから、nB0=nA0×tCLK/tRS、が導き出せる。
次に、図28に示すように、カウンタAを初期値”0000H”にプリセットする。カウンタBには、”10000H”からカウント値nB1を減算した値をプリセットする。なお、カウント値nB1は、nB0と同じ値としているが、重み付けを行ってもよい。
カウンタAは、クロック発振をカウントする。一方、カウンタBは、サーミスタ発振をカウントする。
次に図29に示すように、カウンタBがオーバーフローをしたタイミングで、カウンタAのカウント値nA1を読み込む。上述したように従来の半導体装置では、nB0×tRs=nA0×tCLKであるため、nA1=nB1×tRT/tCLKが導き出せる。ここで、当該式にnB1=nB0を代入すると、nA1=nA0×tRT×tCLK/tCLK/tRSとなる。当該式を整理すると、nA1/nA0=tRT/tRSとなるとなる。
すなわち、カウント値nA1と所定値nA0との比は、サーミスタ発振と基準発振との比、すなわち発振周波数比となる。
RC発振回路を用いた半導体装置による測定装置は、広範囲の測定に用いられることがしばしばある。このような場合に従来の半導体装置では、以下のような問題が生じる懸念がある。
RC発振回路がサーミスタ抵抗を用いている場合、サーミスタ抵抗は、高温では抵抗値が小さくなり、逆に低温では抵抗値が大きくなる。そのため、測定する温度範囲を広範囲とした場合、抵抗値の変化が大きくなる。
例えば、非常に高温を測定する場合を考える。上記図28に示した動作を行う場合において、”10000H”−nB1にプリセットされたカウンタBによりサーミスタ発振をカウントさせる。高温では、サーミスタ抵抗は、抵抗値が低くなるため、サーミスタ発振は速く(周波数が高く)なる。そのため、カウンタBは、すぐにオーバーフローを起こすことになる。これにより、カウンタBと同時にカウントを開始するカウンタAでは、カウント数が少ないことになる。
従来の半導体装置では、実際に温度測定に使われる発振周波数比は、nA1/nA0で与えられるが、nA1のカウント数が少ないために、測定精度がでない(所望の測定精度が得られない)ことになる。一般的に、カウント数と温度測定精度とは、ほぼ比例関係になる。そのため、高温でも高精度に測定を行うためには、カウンタBのプリセット値”10000H”−nB1におけるnB1を大きくする必要がある。重み付け(例えば、所定値を乗算する)等を用いたり、nA0を大きくしたりすることによりnB1を大きくすることができるが、カウンタBの最大カウント値を超えることはできず、限界がある。
逆に非常に低温を測定する場合を考える。上記図28に示した動作を行う場合において、”10000H”−nB1にプリセットされたカウンタBによりサーミスタ発振をカウントさせる。低温では、サーミスタ抵抗は、抵抗値が高くなるため、サーミスタ発振は遅く(周波数が低く)なる。そのため、カウンタBは、なかなかオーバーフローを起こさない。そのため、カウンタBと同時にカウントを開始するカウンタAがオーバーフローを起こすことになる。なお、このようにカウンタAがオーバーフローを起こすことは、本来、当該測定方法では、あり得ない測定となる。
従来の半導体装置では、実際に温度測定に使われる発振周波数比は、nA1/nA0で与えられるが、nA1がオーバーフローを起こしているため、測定ができないことになる。そのため、低温でも測定を行うためには、カウンタBのプリセット値”10000H”−nB1におけるnB1を小さくする必要がある。重み付け(例えば、所定値を乗算する)等を用いたり、nA0を小さくしたりすることによりnB1を小さくすることができる。また、nA1がオーバーフローをしないようにカウンタAのビット数を多くする必要がある。
このように低温を測定する場合にカウンタAをオーバーフローさせないためには、nB1を重み付けで小さくするか、nA0を小さくするため、高温を測定する場合に測定精度が確保できないという問題が生じてしまう。そのため、従来の半導体装置では、広範囲の測定を行うことが非常に困難である。
これに対して、上記各実施の形態で説明した本発明の半導体装置10では、基準発振及びサーミスタ発振のいずれが速いかを判定しており、判定結果に応じて測定を行っている。そのため、従来の半導体装置のように、高温や低温を測定した場合に、カウンタA及びカウンタBのいずれもオーバーフローを起こすことがない。また、カウント値を大きくすることができるため、高精度に測定を行うことができる。従って、本発明の半導体装置10では、広範囲にわたって高精度に測定を行うことができる。
(第3の実施の形態)
上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、RC発振回路12のサーミスタ20、基準抵抗22、コンデンサ24、及びコンデンサ26が半導体装置10の外部に配置されている場合について説明した。
サーミスタ20は、LSIチップ(半導体装置10)内に作り込むことが困難であるため、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、サーミスタ20、基準抵抗22、コンデンサ24、及びコンデンサ26を外部に配置していた。
本実施の形態では、RC発振回路12全体を半導体装置10内に設ける場合について説明する。
まず、図19には、第1の実施の形態及び第2の実施の形態のように、サーミスタ20、基準抵抗22、コンデンサ24、及びコンデンサ26が外部に設けられている場合のRC発振回路12の一例の回路図を示す。
図19に示すように、RC発振回路12は、サーミスタ20、基準抵抗22、コンデンサ24、コンデンサ26、及び複数のインバータ60(60〜60)を備えている。複数のインバータ60(60〜60)が、発振回路28に対応している。図19に示した複数のインバータ60(60〜60)は、同一のインバータ回路を用いている。
インバータ60の反転出力は、サーミスタ20に接続されている。インバータ60の反転出力は、基準抵抗22に接続されている。インバータ60の反転出力は、コンデンサ24の一方の電極に接続されている。インバータ60の入力は、コンデンサ26の一方の電極に接続されている。
また、コンデンサ26は、一端がサーミスタ20、基準抵抗22、コンデンサ24、及びインバータ60に接続され、他端がグランドに接続されている。なお、グランドは、0Vとは限らず、所定の電圧であってもよい。
また、インバータ60は、入力がインバータ60の反転出力及びインバータ60の入力に接続され、かつ、反転出力がインバータ60及びインバータ60の入力に接続されている。
RC発振回路12は、基準発振を出力する場合は、インバータ60をハイインピーダンス状態にして基準抵抗22と、コンデンサ24及びコンデンサ26とによるRC発振を基準発振として出力する。また、サーミスタ発振を出力する場合は、インバータ60をハイインピーダンス状態にしてサーミスタ20と、コンデンサ24及びコンデンサ26とによるRC発振をサーミスタ発振として出力する。
図20には、本実施の形態の、RC発振回路12’の一例の回路図を示す。本実施の形態のRC発振回路12’は、上述したように、RC発振回路12’全体が半導体装置10内に設けられている。
本実施の形態のRC発振回路12’は、図19に示したRC発振回路12に比べて、サーミスタ20とインバータ60との替わりに、センサインバータ62を備えている。
本実施の形態のセンサインバータ62は、インバータ部63及びバイアス回路64を含んでいる。図21には、センサインバータ62のインバータ部63の一例の回路図を示す。図21に示すように、インバータ部63は、2つのPMOSトランジスタP1、P2と、2つのNMOSトランジスタN1、N2と、が直列に接続されている。PMOSトランジスタP1のゲートには、詳細を後述するバイアス回路で生成されたpbias電圧が印加される。NMOSトランジスタN2のゲートには、バイアス回路で生成されたnbias電圧が印加される。また、PMOSトランジスタP2及びNMOSトランジスタN1のゲートには、node1の電圧が印加される。
インバータ部63は、pbias電圧及びnbias電圧が入力され、これらのバイアス電圧に応じてPMOS電界効果トランジスタP1、P2、NMOS電界効果トランジスタN1、N2のON抵抗が変化する。従って、インバータ部63では、相互コンダクタンスが変化し、LレベルからHレベルへ遷移する時間、及びHレベルからLレベルへ遷移する時間がバイアス電圧に応じて変化する。
本実施の形態のセンサインバータ62が備えるバイアス回路は、生成するバイアス電圧が温度により変化する。
図22には、本実施の形態のセンサインバータ62のバイアス回路の一例の回路図を示す。図22に示したバイアス回路64Aは、2つのPMOSトランジスタP3、P4によるカレントミラーと、2つのNMOSトランジスタN3、N4によるカレントミラーと、抵抗素子R1と、を備えている。
バイアス回路64AのPMOSトランジスタP3及びPMOSトランジスタP4のゲートに印加される電圧がpbias電圧として、インバータ部63に供給される。また、バイアス回路64AのNMOSトランジスタN3及びNMOSトランジスタN4のゲートに印加される電圧がnbias電圧として、インバータ部63に供給される。
また、図23には、本実施の形態のセンサインバータ62のバイアス回路のその他の例の回路図を示す。図23に示したバイアス回路64Bは、2つのPMOSトランジスタP3、P4によるカレントミラーと、1つのDMOSトランジスタD1と、1つのNMOSトランジスタN4と、抵抗素子R1と、を備えている。
DMOSトランジスタD1のゲートには、NMOSトランジスタN4と抵抗素子R1とが接続されているノードの電圧が印加される。また、NMOSトランジスタN4のゲートには、PMOSトランジスタP4とNMOSトランジスタN4tが接続されているノードの電圧が印加される。
バイアス回路64BのPMOSトランジスタP3及びPMOSトランジスタP4のゲートに印加される電圧がpbias電圧として、インバータ部63に供給される。また、バイアス回路64AのNMOSトランジスタN4のゲートに印加される電圧がnbias電圧として、インバータ部63に供給される。
図22に示したバイアス回路64A及び図23に示したバイアス回路64Bでは、MOSトランジスタの温度特性に依存してバイアス電流に若干の温度特性を有する。そのため、インバータ部63に印加されるバイアス電圧(pbias、nbias)が温度により変化するため、センサインバータ62として機能する。また、バイアス回路64A及びバイアス回路64Bの抵抗素子R1に温度特性を有する抵抗を用いると、さらに、バイアス回路64A及びバイアス回路64Bは、さらに大きな温度特性を有するようになる。
さらに、図24には、本実施の形態のセンサインバータ62のバイアス回路のその他の例の回路図を示す。また、図24に示したバイアス回路64Cと、インバータ部63とを備えたセンサインバータ62の回路図を図25に示す。
図24に示したバイアス回路64Cは、2つのPMOSトランジスタP3、P4と、2つのNMOSトランジスタN3、N4と、アンプA1と、を備えている。
アンプA1には、基準電圧及びPMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタN3とが接続されているノードの電圧が入力される。アンプA1の出力は、PMOSトランジスタP3、P4のゲートに接続されている。NMOSトランジスタN3のゲートには、PMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタN3とが接続されているノードの電圧が印加される。また、NMOSトランジスタN4のゲートには、PMOSトランジスタP4とNMOSトランジスタN4tが接続されているノードの電圧が印加される。
図25に示すように、バイアス回路64CのPMOSトランジスタP4のゲートに印加される電圧がpbias電圧として、インバータ部63のPMOSトランジスタP1のゲートに供給される。また、バイアス回路64CのNMOSトランジスタN4のゲートに印加される電圧がnbias電圧として、インバータ部63のNMOSトランジスタN2のゲートに供給される。
図24に示したバイアス回路64Cでは、MOSトランジスタの温度−電圧特性(電圧の温度依存特性)を、温度−電流特性(電流の温度依存特性)に変換することができる。
なお、アンプA1の基準電圧は、バンドギャップレギュレータにより生成された電圧を用いることが好ましい。バンドギャップレギュレータは、温度依存特性を有するため、より、センサインバータ62の温度特性が顕著になり、高い精度の測定を可能とすることができる。
また、NMOSトランジスタN3を、MOSトランジスタではなく、バイポーラトランジスタとしてもよい。この場合、温度に依存してコレクタ電流が変化するため、より、センサインバータ62の温度特性が顕著になり、高い精度の測定を可能とすることができる。
本実施の形態では、このように、コンデンサ24及びコンデンサ26に電荷をチャージするセンサインバータ62は、バイアス回路64(64A、64B、64C)により温度特性を有している。例えば、正の温度特性を有していると、低温で動作させた場合は、電流が少なくなるため、発振周波数(サーミスタ発振周波数:1/tRT)は低周波になる。一方、高温で動作させた場合は、電流が多くなるため、発振周波数(サーミスタ発振周波数:1/tRT)は高周波になる。
従って、サーミスタ20の替わりにセンサインバータ62を備えたRC発振回路12’を用いて半導体装置10により温度の測定を行うことでき、また、センサインバータ62は、半導体装置10の内部(LSIチップ内)に作り込むことができるため、RC発振回路12’全体を、半導体装置10の内部に設けることができる。
このように、RC発振回路12’では、サーミスタ20を外付けする必要がなくなるため、部品数を減らすことができ、ボード設計を単純化することが出来る。また、RC発振回路12’では、製造コストを低減することができる。
なお、RC発振回路12’は、バイアス回路64が温度特性を有するものであれば、上記の構成に限定されない。また、バイアス回路64のインバータ部63は、インバータ60のインバータ部(図示省略)と同様の構成であってもよい。
以上説明したように、上記各実施の形態の半導体装置10では、基準発振とサーミスタ発振とのいずれが速いかを判定し、速い方を基準として測定を行った結果から、周波数比を算出し、周波数比と温度とのテーブルを参照して温度を取得している。
このように上記各実施の形態の半導体装置10では、基準発振とサーミスタ発振とのいずれか速い方を基準として測定を行っているため、オーバーフローを起こすことなく、広範囲にわたって高精度に測定を行うことができる。
なお、上記各実施の形態では、温度をRC発振回路12のサーミスタセンサを用いて測定する半導体装置10について説明したがこれに限らず、例えば、湿度センサや圧力センサ等、種々のセンサを用いたRC発振回路により測定を行う半導体装置についても適用できることはいうまでもない。例えば、基準抵抗素子と、湿度特性を有する容量素子(センサー容量)とを用いたRC発振回路を用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、半導体装置10には、RC発振回路12(12’)が1つしか備えられていないが、複数のRC発振回路12(12’)を備えていてもよい。例えば、温度を測定するためのRC発振回路12(12’)と、湿度を測定するためのRC発振回路12(12’)とを備えていてもよい。
また、上記各実施の形態では、サーミスタ(センサ)発振に対する発振として、RC発振を基準発振として記載したが、基準発振は、温度や環境等に対してほとんど変化しない(依存性が低い)、または、サーミスタ(センサ)発振とは全く異なる振る舞いを行う発振を用いればよい。基準発振は、CR発振に限らず、このようなものであれば、CI発振やクロック発振等を用いてもよい。
また、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、基準抵抗22を可変抵抗としているがこれに限らず、抵抗値が固定された抵抗素子を用いてもよい。
また、その他の上記各実施の形態で説明した電子機器1、半導体装置10、及びRC発振回路12の構成、及び動作等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることはいうまでもない。
1 電子機器
10 半導体装置
12、12’ RC発振回路
14 表示装置
20 サーミスタ
22 基準抵抗
24、26 コンデンサ
28 発振回路
49 クロック発振回路
50 ロジック・乗除算回路
54 ロジック回路
60、60、60、60、60、60、60 インバータ
62 センサインバータ
63 インバータ部
64、64A、64B、64C バイアス回路

Claims (12)

  1. 第1の周波数の信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、
    第2の周波数の信号に基づいてカウント動作を行う第2のカウンタと、
    前記第1のカウンタのカウント値と前記第2のカウンタのカウント値とに基づいて、前記第1の周波数及び前記第2の周波数のいずれが高いかを判定し、高い方の周波数の信号に基づいてカウント動作を行うカウンタがカウントする所定値の、前記所定値に対する他方のカウンタがカウントするカウント値に対する比率、または、前記カウント値の前記所定値に対する比率に基づいて周波数比を算出し、前記周波数比と測定値との対応関係を示す所定のテーブルを参照して、測定値を取得する制御部と、
    を備えた半導体装置。
  2. 前記所定のテーブルは、第1の周波数に対する第2の周波数の比率を格納する第1の領域と、第2の周波数に対する第1の周波数の比率を格納する第2の領域とを含む請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の周波数の方が高い場合は、前記第1の領域を参照し、前記第2の周波数の方が高い場合は、前記第2の領域を参照する、
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の領域には、前記第1の周波数が前記第2の周波数に所定の許容値を加算した値よりも小さい場合の周波数比が格納されており、前記第2の領域は、前記第1の周波数が前記第2の周波数に所定の許容値を減算した値よりも大きい場合の周波数比が格納されている、請求項2または請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1のカウンタ及び前記第2のカウンタは、前記制御部に所定の通知を送信し、
    前記制御部は、前記通知を受信した場合は、前記第1のカウンタ及び前記第2のカウンタのいずれによる通知かを判定し、通知を送信しなかったカウンタのカウントを停止させる、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. クロック信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、
    第1の周波数の信号及び第2の周波数の信号に基づいてカウント動作を行う第2のカウンタと、
    前記第1のカウンタのカウント値と前記第1の周波数の信号に基づく前記第2のカウンタのカウント値と前記第2の周波数の信号に基づく前記第2のカウンタのカウント値とに基づいて、前記第1の周波数及び前記第2の周波数のいずれが高いかを判定し、前記第1のカウンタがカウントする所定値に対する、低い方の周波数の信号に基づいて前記第2のカウンタがカウントする第1カウント値を測定し、高い方の周波数の信号に基づいて前記第2のカウンタが前記第1カウント値に応じたカウント動作を行う間に前記第1のカウンタがカウントした第2カウント値を測定し、前記所定値と前記第2カウント値とに基づいて周波数比を算出し、前記周波数比と測定値との対応関係を示す所定のテーブルを参照して、測定値を取得する制御部と、
    を備えた半導体装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の周波数の方が高い場合は、前記第1の周波数に対する前記第2の周波数の比率を表す周波数比を算出し、前記第2の周波数の方が高い場合は、前記第2の周波数に対する前記第1の周波数の比率を表す周波数比を算出する、
    請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記第1の周波数は基準抵抗素子と容量素子とに基づいた発振の周波数であり、前記第2の周波数は環境に依存して抵抗値が変化するセンサ素子と前記容量素子とに基づいた発振の周波数である、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 一端がグランドに接続された第1容量素子と、
    前記第1容量素子の他端に一端が接続された基準抵抗素子と、
    前記第1容量素子の他端に一端が接続された第2容量素子と、
    前記第1容量素子の他端に入力側が接続された第1インバータと、
    前記第1インバータの出力側に入力側が接続された第2インバータと、
    前記第2インバータの出力側に入力側が接続され、かつ前記基準抵抗素子の他端に出力側が接続された第3インバータと、
    前記第1インバータの出力側に入力側が接続され、かつ前記第2容量素子の他端に出力側が接続された第4インバータと、
    前記第2インバータの出力側に入力側が接続され、かつ前記第1容量素子の他端に出力側が接続され、環境に依存して出力が変化するセンサインバータと、
    をさらに備え、
    前記第1の周波数は前記基準抵抗素子と前記第1容量素子及び前記第2容量素子とに基づいた発振の周波数であり、前記第2の周波数は前記センサインバータと前記第1容量素子及び前記第2容量素子とに基づいた発振の周波数である、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 前記センサインバータは、環境に依存してバイアス電圧が変化するバイアス回路と、前記バイアス回路により供給されるバイアス電圧が印加されるインバータと、を備える、請求項9に記載の半導体装置。
  11. 第1の周波数の信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、第2の周波数の信号に基づいてカウント動作を行う第2のカウンタと、を備えた半導体装置による測定方法であって、
    前記第1のカウンタのカウント値と前記第2のカウンタのカウント値とに基づいて、前記第1の周波数及び前記第2の周波数のいずれが高いかを判定する工程と、
    高い方の周波数の信号に基づいてカウント動作を行うカウンタがカウントする所定値の、前記所定値に対する他方のカウンタがカウントするカウント値に対する比率、または、前記カウント値の前記所定値に対する比率に基づいて周波数比を算出する工程と、
    前記周波数比と測定値との対応関係を示す所定のテーブルを参照して、測定値を取得する工程と、
    を備えた測定方法。
  12. クロック信号に基づいてカウント動作を行う第1のカウンタと、第1の周波数の信号及び第2の周波数の信号に基づいてカウント動作を行う第2のカウンタと、を備えた半導体装置による測定方法であって、
    前記第1のカウンタのカウント値と前記第1の周波数の信号に基づく前記第2のカウンタのカウント値と前記第2の周波数の信号に基づく前記第2のカウンタのカウント値とに基づいて、前記第1の周波数及び前記第2の周波数のいずれが高いかを判定する工程と、
    前記第1のカウンタがカウントする所定値に対する、低い方の周波数の信号に基づいて前記第2のカウンタがカウントする第1カウント値を測定する工程と、
    高い方の周波数の信号に基づいて前記第2のカウンタが前記第1カウント値に応じたカウント動作を行う間に前記第1のカウンタがカウントした第2カウント値を測定する工程と、
    前記所定値と前記第2カウント値とに基づいて周波数比を算出する工程と、
    前記周波数比と測定値との対応関係を示す所定のテーブルを参照して、測定値を取得する工程と、
    を備えた測定方法。
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