JP6267467B2 - ナースコールシステム - Google Patents
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Description
そして、この携帯端末に加えて病室に患者を撮像するための看護用カメラを設置し、患者からの呼び出しに合わせて看護用カメラを起動して、応答時に看護師が患者の状態を確認できるナースコールシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
一方で、携帯端末は患者からの呼び出しに応答する基本機能に加えて、ナースコール子機を選択して患者を呼び出したり、放送して複数の看護師や患者に情報を伝える機能を有しており、必要に応じて利用された。
しかしながら、このような機能は様々なコマンドを入力しなければならず、操作が煩雑で面倒であったし、患者を呼び出す場合患者の状態を映像で確認することができなかった。
この構成によれば、携帯端末により呼び出し等各種操作を行う際、先ず制御機から入手した操作画面等の第1のコンテンツを表示して操作し、この操作を受けた制御機から第2のコンテンツが送信されて表示されるので、携帯端末に第1のコンテンツとして例えばナースコール子機やナースコール親機を呼び出す内線選択ボタンや放送操作画面を表示させて操作すると、操作に従い呼出先選択画面等を入手して次に表示させることができる。よって、携帯端末から簡易な操作で呼び出し等を実施できるし必要な情報をスムーズに入手でき、看護師は看護業務をスムーズに遂行できる。
この構成によれば、携帯端末からディスプレイ上の操作画面を操作する簡単な操作で特定のナースコール子機を選択して呼び出しできる。そして、呼出操作すると選択したナースコール子機に関連付けられている看護用カメラが起動してその撮像映像が携帯端末のディスプレイに表示されるので、看護師は患者の状態を映像で確認しながら通話できるため最適な看護業務の実施に貢献できる。
この構成によれば、訪問者からの呼び出しに対して、携帯端末から訪問者を映像で確認しながら応答でき、更にディスプレイに表示された操作部を操作する簡易な操作で解錠操作も行うことができる。よって、ナースコール親機において解錠操作する必要が無く便利である。
尚、ナースコール子機1は伝送線L1を介して廊下灯2に接続され、ドアホン子機11は伝送線L2を介して制御機5に接続されている。また、14はルーターである。
患者を呼び出す場合は、先ずディスプレイ4aに入手して保持している内線呼出画面(図示せず)を表示し、この画面を操作して呼出先のナースコール子機1を選択する。例えばテンキーを有するナースコール子機選択画面を表示させて、病室番号及びベッド番号を入力して呼出操作する。この操作で、SIPプロトコルのINVITE信号から成る呼出信号が携帯端末4から制御機5に送信される(S1)。
制御機CPU54は、コンテンツ保存部53aにアクセス可能となるURL情報を生成し、受信したINVITE信号にこのURL情報をSIPのステータコード(200OK)の拡張ヘッダに付加して携帯端末4に返信する(S2)。
この場合、コンテンツは呼出先のナースコール子機1に関連付けられている看護用カメラ10から取得した映像データであり、このデータが携帯端末4に送信されてディスプレイ4aに表示される。
図4はこうしてディスプレイ4aに表示された第2のコンテンツを示し、看護用カメラ10が撮像した患者映像M2と、通話ボタンB1が表示された状態を示している。
尚、URL情報を携帯端末4が受信した時点で通話路が確立され、看護師は患者と通話が可能となる。
病棟によっては、病棟の入口となるドアが施錠されている場合があり、錠を持たない訪問者が施錠されたドアから病棟に入る場合は、ドア近傍に設けられたドアホン子機11により看護師を呼び出して解錠してもらう場合が発生する。図1は、このようなナースコールシステムを示している。
このとき、ドアホン子機11のカメラ11aの撮像映像をコンテンツ保存部53aに保存する。制御機CPU54は、このコンテンツ保存部53aにアクセス可能となるURL情報を生成し、携帯端末4に送信する呼出信号であるSIPプロトコルのINVITEの拡張ヘッダに携帯端末4に表示させるコンテンツのURL情報を付加して送信する(S11)。この呼出信号は、交換機8、アクセスポイント9を介して携帯端末4に送信される。
尚、ドアホン子機11が呼出操作されると、カメラ11aが起動して撮像映像が制御機5に送信される。
図7は、このときのディスプレイ4aに表示された第1のコンテンツを示し、訪問者の映像M1に加えて応答するための通話ボタンB1が合わせて表示された状態を示している。
このとき、制御機CPU54は携帯端末4に送信する呼出信号としてのSIPプロトコルのINVITEの拡張ヘッダに、携帯端末4に表示させるコンテンツ(この場合、看護用カメラの撮像映像)のURL情報を付加して送信する(S21)。
このコンテンツを受信した携帯端末4は、ディスプレイ4aに表示する。具体的に、呼出元のナースコール子機1に関連付けられた看護用カメラ10の撮像映像のURLが呼出信号に含まれており、この映像データが制御機5から送信されてディスプレイ4aに表示される。このときディスプレイ4aには、上記図4に示すような映像が表示される。
こうして、携帯端末4には呼出音の鳴動に合わせてディスプレイ4aに患者映像が表示され、この呼出音の鳴動を受けて看護師が応答操作すると、200OKが制御機5に送信されて通話路が形成され、看護師は患者映像を見ながら通話できる。
Claims (3)
- ベッド毎に設置されて患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機と、ナースステーションに設置されて患者からの呼び出しに看護師が応答するためのナースコール親機と、病室毎に設置されて患者からの呼出発生を報知する廊下灯と、患者からの呼び出しに応答するために看護師が携行する携帯端末と、前記ナースコール子機、前記ナースコール親機、前記携帯端末の間の通信を制御する制御機と、前記携帯端末と前記制御機の間の通信を管理する交換機とを備えたナースコールシステムであって、
少なくとも前記ナースコール親機と前記制御機と前記携帯端末との間の通信がインターネットプロトコルにより行われて、前記携帯端末がタッチパネル付のディスプレイを有すると共に、前記制御機には前記ディスプレイに表示する複数のコンテンツが記憶されて成り、
前記携帯端末において、前記制御機から入手した操作画面である第1のコンテンツを使用した通信操作が行われると、前記制御機がその操作を受けて対応するURL情報をSIPプロトコルの拡張ヘッダに付加して前記携帯端末に送信し、
前記URL情報を受信した前記携帯端末は、当該URLを基に前記制御機から第2のコンテンツを入手し、前記ディスプレイに表示することを特徴とするナースコールシステム。 - 患者を撮像するために個々の病室に設置されて前記制御機と通信する看護用カメラが設置され、
前記第1のコンテンツが呼出先選択画面であり、前記呼出先選択画面が操作されて、選択されたナースコール子機に呼出信号が送信されると、
前記制御機は、前記呼出信号に基づいて呼出先ナースコール子機に関連付けられた前記看護用カメラから映像データを入手すると共に、前記看護用カメラの撮像映像を前記第2のコンテンツとして前記携帯端末に送信するために、SIPプロトコルの拡張ヘッダに前記映像データのURL情報を付加して携帯端末に送信すると共に通話路を形成し、
前記携帯端末は、受信したURLにアクセスして前記映像データを入手して前記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。 - 病棟入口にカメラ付のドアホン子機を備えて、前記制御機を介して前記携帯端末を呼び出して通話を可能とすると共に、前記病棟入口のドアに設けられた電気錠が前記制御機により解施錠制御が可能であって、
前記第1のコンテンツが前記ドアホン子機からの呼出発生時に前記カメラの撮像映像と共に表示される通話ボタンであり、
前記制御機が、前記ドアホン子機の呼出操作を受けて前記第1のコンテンツのURL情報をSIPプロトコルの拡張ヘッダに付加して前記携帯端末に送信し、
前記第2のコンテンツが前記通話ボタン操作を受けて前記ディスプレイに表示される前記電気錠の解錠ボタンであり、
当該解錠ボタン操作が操作されると、前記制御機が前記電気錠を解錠制御することを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
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