JP6258347B2 - 配線基板およびこれを用いた実装構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器(たとえば各種オーディオビジュアル機器、家電機器、通信機器、コンピュータ機器およびその周辺機器)に使用される配線基板、およびこれを用いた実装構造体に関するものである。
従来、電子部品を配線基板に実装してなる実装構造体が、電子機器に用いられている。
この配線基板として、例えば、特許文献1には、無機絶縁層(セラミック層)と、無機絶縁層上に配された導電層(ニッケル薄層)とを備えた構成が記載されている。
特開平4−122087号公報
しかしながら、特許文献1では、例えば、電子部品の実装時や作動時に実装構造体に熱が加わると、配線基板と電子部品の熱膨張率が異なるため、配線基板に応力が加わり、無機絶縁層にクラックが生じることがある。このクラックが伸長して導電層に達すると、導電層に断線が生じる。これにより、配線基板の電気的信頼性が低下することがある。
本発明は、電気的信頼性に優れた配線基板、およびこれを用いた実装構造体を提供することを目的とするものである。
本発明の配線基板は、第1樹脂層と、該第1樹脂層上に配された無機絶縁層と、該無機絶縁層上に配された第2樹脂層と、該第2樹脂層上に配された導電層とを備え、前記無機絶縁層は、一部が互いに接続した粒径が3nm以上15nm以下である複数の第1無機絶縁粒子と、該第1無機絶縁粒子を間に挟んで存在する粒径が35nm以上110nm以下である複数の第2無機絶縁粒子と、前記複数の第1無機絶縁粒子同士の間隙に配された樹脂部とを含んでおり、前記無機絶縁層は、前記第2樹脂層の近傍に位置する第1領域と、該第1領域の前記第2樹脂層とは反対側に位置する第2領域とを有し、前記第1領域における前記第2無機絶縁粒子の含有割合は、前記第2領域における前記第2無機絶縁粒子の含有割合よりも小さく、かつ前記第1領域は、前記第1無機絶縁粒子および前記第2無機絶縁粒子のうち、前記第1無機絶縁粒子のみを含んでいる

本発明の実装構造体は、前述した配線基板と、該配線基板に実装され、前記導電層に電気的に接続された電子部品とを備える。
本発明の配線基板によれば、第1領域における第2無機絶縁粒子の含有割合が第2領域における第2無機絶縁粒子の含有割合よりも小さいため、第2樹脂層の近傍に位置する無機絶縁層の第1領域におけるクラックの発生を低減することができる。これにより、電気的信頼性に優れた配線基板を得ることができる。
本発明の実装構造体によれば、前述した配線基板を備えるため、電気的信頼性に優れた配線基板を用いた実装構造体を得ることができる。
(a)は、本発明の一実施形態における実装構造体を厚み方向に切断した断面図であり、(b)は、図1(a)のR1部分を拡大して示した断面図である。 (a)は、図1(b)のR2部分を拡大して示した断面図であり、(b)は、図1(b)のR3部分を拡大して示した断面図である。 (a)は、図2(a)のR4部分を拡大して示した断面図であり、(b)は、図2(a)のR5部分を拡大して示した断面図である。 (a)乃至(c)は、図1(a)に示す実装構造体の製造工程を説明する断面図であり、(d)は、図4(c)における、図2(a)のR4部分に相当する部分を拡大して示した断面図である。 (a)は、図1(a)に示す実装構造体の製造工程を説明する断面図であり、(b)は、図5(a)における、図2(a)のR4部分に相当する部分を拡大して示した断面図であり、(c)は、図1(a)に示す実装構造体の製造工程を説明する断面図であり、(d)は、図5(c)における、図2(a)のR4部分に相当する部分を拡大して示した断面図である。 (a)乃至(d)は、図1(a)に示す実装構造体の製造工程を説明する断面図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る配線基板を備えた実装構造体を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1(a)に示した実装構造体1は、例えば各種オーディオビジュアル機器、家電機器、通信機器、コンピュータ装置またはその周辺機器などの電子機器に使用されるものである。この実装構造体1は、電子部品2と、電子部品2が実装された配線基板3とを含んでいる。
電子部品2は、例えばICもしくはLSI等の半導体素子または弾性表面波(SAW)装置もしくは圧電薄膜共振器(FBAR)等の弾性波装置等である。この電子部品2は、配線基板3に半田等の導電材料からなるバンプ4を介してフリップチップ実装されている。
配線基板3は、電子部品2を支持するとともに、電子部品2を駆動もしくは制御するための電源や信号を電子部品2へ供給する機能を有するものである。この配線基板3は、コア基板5と、コア基板5の上下面に形成された一対のビルドアップ層6とを含んでいる。
コア基板5は、配線基板3の剛性を高めつつ一対のビルドアップ層6間の導通を図るものである。このコア基板5は、ビルドアップ層6を支持する基体7と、基体7を厚み方向に貫通したスルーホール内に配された筒状のスルーホール導体8と、スルーホール導体8に取り囲まれた柱状の絶縁体9とを含んでいる。
基体7は、配線基板3を高剛性かつ低熱膨張率とするものである。この基体7は、例えば、エポキシ樹脂等の樹脂と樹脂に被覆されたガラスクロス等の基材と樹脂中に分散した酸化ケイ素等からなるフィラー粒子とを含んでいる。
スルーホール導体8は、一対のビルドアップ層6同士を電気的に接続するものである。このスルーホール導体8は、例えば銅等の導電材料を含んでいる。
絶縁体9は、スルーホール導体8に取り囲まれた空間を埋めるものである。この絶縁体9は、例えばエポキシ樹脂等の樹脂を含んでいる。
コア基板5の上下面には、前述した如く、一対のビルドアップ層6が形成されている。一対のビルドアップ層6のうち、一方のビルドアップ層6は、バンプ4を介して電子部品2と接続し、他方のビルドアップ層6は、例えば半田ボール(図示せず)を介して外部回路と接続する。
ビルドアップ層6は、厚み方向(Z方向)に貫通したビア孔を有する複数の絶縁層10と、基体7上または絶縁層10上に部分的に配された複数の導電層11と、ビア孔の内壁に被着しているとともに導電層11に接続した複数のビア導体12とを含んでいる。
絶縁層10は、厚み方向または主面方向(XY平面方向)に離れた導電層11同士の絶縁部材や主面方向に離れたビア導体12同士の絶縁部材として機能するものである。絶縁層10は、第1樹脂層13と、第1樹脂層13上に配された無機絶縁層14と、無機絶縁層14上に配された第2樹脂層15とを備えている。
第1樹脂層13は、絶縁層10同士の接着部材として機能する。また、第1樹脂層13の一部は、主面方向に離れた導電層11同士の間に配されており、この導電層11同士の絶縁部材として機能する。
第1樹脂層13の厚みは、例えば3μm以上30μm以下である。第1樹脂層13のヤング率は、例えば0.2GPa以上20GPa以下である。第1樹脂層13の各方向への熱膨張率は、例えば20ppm/℃以上50ppm/℃以下である。なお、第1樹脂層13のヤング率は、MTS社製ナノインデンターXPを用いて、ISO14577−1:2002に準じた方法で測定される。また、第1樹脂層13の熱膨張率は、市販のTMA(Thermo-Mechanical Analysis)装置を用いて、JIS K7197−1991に準じた測定方法により測定される。以下、各部材のヤング率および熱膨張率は、第1樹脂層13と同様に測定される。
第1樹脂層13は、図1(b)に示すように、第1樹脂22と第1樹脂22中に分散した複数の第1フィラー粒子23とを含んでいる。第1樹脂層13における第1フィラー粒子23の含有割合は、例えば3体積%以上60体積%以下である。なお、第1樹脂層13における第1フィラー粒子23の含有割合は、配線基板3の厚み方向への断面において、第1樹脂層13の一定面積中における第1フィラー粒子23が占める面積の割合を含有割合(体積%)とみなすことによって測定することができる。以下、各部材における各粒子の含有割合は、第1フィラー粒子23と同様に測定される。
第1樹脂22は、例えばエポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、シアネート樹脂またはポリイミド樹脂等の樹脂材料からなり、中でもエポキシ樹脂からなることが望ましい。第1樹脂22のヤング率は、例えば0.1GPa以上5GPa以下である。第1樹脂22の各方向への熱膨張率は、例えば20ppm/℃以上50ppm/℃以下である。
第1フィラー粒子23は、例えば酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、水酸化アルミニウムまたは炭酸カルシウム等の無機絶縁材料からなり、なかでも酸化ケイ素からなることが望ましい。第1フィラー粒子23は、例えば球状である。第1フィラー粒子23の粒径は、例えば0.5μm以上5μm以下である。
無機絶縁層14は、樹脂材料と比較し高剛性かつ低熱膨張率である無機絶縁材料によって構成されていることから、配線基板3を低熱膨張率かつ高剛性とするものである。その結果、配線基板3と電子部品2との熱膨張率の差を低減しつつ、配線基板3の剛性を高めることによって、電子部品2の実装時や作動時に実装構造体1に熱が加わった際に、配線基板3の反りを低減することができる。
無機絶縁層14の厚みは、例えば3μm以上30μm以下である。無機絶縁層14のヤング率は、第1樹脂層13および第2樹脂層15のヤング率よりも大きい。無機絶縁層14のヤング率は、例えば10GPa以上50GPa以下である。無機絶縁層14の各方向への熱膨張率は、第1樹脂層13および第2樹脂層15の各方向への熱膨張率よりも小さい。無機絶縁層14の各方向への熱膨張率は、例えば0ppm/℃以上10ppm/℃以下である。
無機絶縁層14は、図2および図3に示すように、一部が互いに接続した複数の無機絶縁粒子16と、無機絶縁粒子16同士の間隙17の一部に配された樹脂部18とを含む。無機絶縁層14は、無機絶縁粒子16同士が互いに接続することによって三次元網目状構造である多孔質体をなしている。複数の無機絶縁粒子16同士の接続部は、括れ状であり、ネック構造をなしている。
複数の無機絶縁粒子16は、一部が互いに接続していることから互いに拘束し合って流動しないため、無機絶縁層14のヤング率を高めるとともに各方向の熱膨張率を低減するものである。この無機絶縁粒子16は、一部が互いに接続した複数の第1無機絶縁粒子19と、第1無機絶縁粒子19よりも粒径が大きく、第1無機絶縁粒子19を挟んで互いに離れた複数の第2無機絶縁粒子20と、第1無機絶縁粒子19および第2無機絶縁粒子20よりも粒径が大きく、第1無機絶縁粒子19および第2無機絶縁粒子20を挟んで互いに離れた複数の第3無機絶縁粒子21とを含んでいる。
第1無機絶縁粒子19は、無機絶縁層14において接続部材として機能するものである。また、第1無機絶縁粒子19は、粒径が小さいことから後述するように強固に接続するため、無機絶縁層14を高剛性かつ低熱膨張率にすることができる。この第1無機絶縁粒子19は、例えば酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、酸化ホウ素、酸化マグネシウムまたは酸化カルシウム等の無機絶縁材料からなり、中でも、低熱膨張率および低誘電正接の観点から、酸化ケイ素を用いることが望ましい。
第1無機絶縁粒子19は、例えば球状である。第1無機絶縁粒子19の粒径は、3nm以上15nm以下である。また、第1無機絶縁粒子19のヤング率は、例えば40GPa以上90GPa以下である。また、第1無機絶縁粒子19の各方向への熱膨張率は、例えば0ppm/℃以上15ppm/℃以下である。なお、第1無機絶縁粒子19の粒径は、配線基板3の厚み方向への断面に現れる最大径を測定して求める。以下、各部材の粒径は、第1無機絶縁粒子19と同様に測定される。
第2無機絶縁粒子20は、第3無機絶縁粒子21同士の間の領域において、クラックの伸長を低減するものである。すなわち、第3無機絶縁粒子21同士の間の領域において、クラックが伸長して第2無機絶縁粒子20に達すると、平均粒径の大きい第2無機絶縁粒子20を迂回する必要があるため、クラックの伸長を低減することができる。第2無機絶縁粒子20は、第1無機絶縁粒子19と一部が互いに接続しており、複数の第2無機絶縁粒子20同士は、第1無機絶縁粒子19を介して互いに接着している。第2無機絶縁粒子20は、第1無機絶縁粒子19と同様の材料、特性のものを用いることができる。第2無機絶縁粒子20は、例えば球状である。第2無機絶縁粒子20の粒径は、35nm以上110nm以下である。
第3無機絶縁粒子21は、無機絶縁層14におけるクラックの伸長を第2無機絶縁粒子20よりもさらに低減するものである。すなわち、第3無機絶縁粒子21の粒径が第2無機絶縁粒子20の粒径よりも大きいため、第3無機絶縁粒子21を迂回するために要するエネルギーが第2無機絶縁粒子20を迂回するために要するエネルギーよりも大きいことから、第3無機絶縁粒子21は第2無機絶縁粒子20よりもさらにクラックの伸長を低減することができる。第3無機絶縁粒子21は、第1無機絶縁粒子19と一部が互いに接続しており、複数の第3無機絶縁粒子21同士は、第1無機絶縁粒子19を介して互いに接着している。第3無機絶縁粒子21は、第1無機絶縁粒子19と同様の材料、特性のものを用いることができる。第3無機絶縁粒子21は、例えば球状である。第3無機絶縁粒子21の粒径は、例えば0.5μm以上5μm以下である。
間隙17は、開気孔であり、無機絶縁層14の一主面および他主面に開口を有する。また、一部が互いに接続した複数の無機絶縁粒子16が多孔質体をなしているため、間隙17の少なくとも一部は、無機絶縁層14の厚み方向への断面において、無機絶縁粒子16に取り囲まれている。
樹脂部18は、無機絶縁材料よりも弾性変形しやすい樹脂材料からなるため、無機絶縁層14に加わった応力を低減し、無機絶縁層14におけるクラックの発生を低減するものである。
第2樹脂層15は、無機絶縁層14と導電層11との間に配されており、無機絶縁層14と導電層11との接着強度を高めるものである。また、後述するように、無機絶縁層14におけるクラックの発生を低減するものである。第2樹脂層15の厚みは、例えば0.1μm以上5μm以下である。第2樹脂層15のヤング率は、例えば0.05GPa以上5GPa以下である。第2樹脂層15の各方向への熱膨張率は、例えば20ppm/℃以上100ppm/℃以下である。
第2樹脂層15は、図1(b)に示すように、第2樹脂24および第2樹脂24中に分散した複数の第2フィラー粒子25を含んでいる。第2樹脂層15における第2フィラー粒子25の含有割合は、第1樹脂層13における第1フィラー粒子23の含有割合よりも小さい。その結果、第2樹脂層15のヤング率を第1樹脂層13のヤング率よりも小さくすることができる。第2樹脂層15における第2フィラー粒子25の含有割合は、例えば0.05体積%以上10体積%以下である。なお、第2樹脂層15は、第2フィラー粒子25を含まなくてもよい。
第2樹脂24は、例えば第1樹脂22と同様の材料、特性を有するものを用いることができる。第2フィラー粒子25は、第1フィラー粒子23と同様の材料、特性を有するものを用いることができる。また、第2フィラー粒子25の粒径は、第1フィラー粒子23の粒径よりも小さい。その結果、第2樹脂層15のヤング率を第1樹脂層13のヤング率よりも小さくすることができる。第2フィラー粒子25の粒径は、例えば0.05μm以上0.7μm以下である。
導電層11は、厚み方向または主面方向に互いに離れており、接地用配線、電力供給用配線または信号用配線等の配線として機能するものである。導電層11は、例えば銅、銀、金、アルミニウム、ニッケルまたはクロム等の導電材料からなり、中でも銅を用いることが望ましい。導電層11の厚みは、例えば3μm以上20μm以下である。導電層11の各方向への熱膨張率は、例えば14ppm/℃以上18ppm/℃以下である。導電層11のヤング率は、例えば70GPa以上150GPa以下である。
ビア導体12は、厚み方向に互いに離れた導電層11同士を電気的に接続するものであり、導電層11とともに配線として機能するものである。ビア導体12は、ビア孔内に充填されている。ビア導体12は、導電層11と同様の材料からなり、同様の特性を有する。
本実施形態において、図1に示すように、配線基板3は、第1樹脂層13と、第1樹脂層13上に配された無機絶縁層14と、無機絶縁層14上に配された、第1樹脂層13よりもヤング率が小さい第2樹脂層15と、第2樹脂層15上に配された導電層11とを備えている。
その結果、第2樹脂層15は、第1樹脂層13よりもヤング率が小さいため、第1樹脂層13よりも弾性変形しやすい。このため、例えば配線基板3の反りなどによって配線基板3の内部に応力が加わった際に、無機絶縁層14と導電層11との間に配された第2樹脂層15が弾性変形し、無機絶縁層14に加わる応力を低減できる。したがって、無機絶縁層14におけるクラックの発生を低減できる。
また、図2に示すように、無機絶縁層14は、第2樹脂層15の近傍に位置する第1領域26と、第1領域26の第2樹脂層15とは反対側に位置する第2領域27とを有する。第1領域26における第2無機絶縁粒子20の含有割合は、第2領域27における第2無機絶縁粒子20の含有割合よりも小さい。第2樹脂層15の近傍とは、例えば第2樹脂層15と無機絶縁層14との境界から無機絶縁層14内への厚さ3μmまでの領域をいう。
その結果、第1領域26における第2無機絶縁粒子20の含有割合が第2領域27における第2無機絶縁粒子20の含有割合よりも小さいため、第1領域26における樹脂部18の含有割合を第2領域27における樹脂部18の含有割合よりも大きくすることができる。このため、第2樹脂層15の近傍に位置する第1領域26が弾性変形しやすい。したがって、配線基板3の内部に応力が加わった際に、弾性変形しやすい第2樹脂層15と弾性変形しにくい無機絶縁層14との間に生じる応力を低減できるため、無機絶縁層14におけるクラックの発生を低減できる。それ故、このクラックに起因した導電層11の断線を低減し、電気的信頼性に優れた配線基板3を得ることができる。
また、第2領域27における第2無機絶縁粒子20の含有割合が第1領域26における第2無機絶縁粒子20の含有割合よりも大きいため、第1領域26の第2樹脂層15とは反対側に位置する第2領域27においては、第2無機絶縁粒子20によってクラックの伸長を低減することができる。また、第1樹脂層13のヤング率が第2樹脂層15のヤング率よりも大きいため、配線基板3の剛性を高めることができる。なお、第1領域26における樹脂部18の含有割合と、第2領域27における樹脂部18の含有割合との大小関係は、無機絶縁層14の厚み方向への断面を、透過型電子顕微鏡を用いたEDS分析によって判定することができる。
本実施形態において、第1領域26における第2無機絶縁粒子20の含有割合は、0体積%以上10体積%以下である。第2領域27における第2無機絶縁粒子20の含有割合は、10体積%より多く35体積%以下である。第1領域26および第2領域27における第1無機絶縁粒子19の含有割合は、15体積%以上45体積%以下である。第1領域26および第2領域27における第3無機絶縁粒子21の含有割合は、40体積%以上70体積%以下である。
第1、第2領域26、27における第1、第2、第3無機絶縁粒子19、20、21の含有割合は、第1樹脂層13の第1フィラー粒子23の含有割合と同様に、配線基板3の厚み方向への断面において、第1、第2領域26、27の一定面積中における第1、第2、第3無機絶縁粒子19、20、21が占める面積の割合を含有割合(体積%)とみなすことができる。
ここで、第1領域26と第2領域27との境界は、配線基板3の厚み方向への断面において、第2樹脂層15と無機絶縁層14との境界から厚さ0.2μmピッチで幅2μmの層状の測定領域を規定し、その測定領域における全面積に対する第2無機絶縁粒子20の面積の割合を含有割合とし、前記境界から厚み方向に順次測定していき、10体積%以下の測定領域までを第1領域26とし、10体積%を超える領域を第2領域27とする。
第1領域26は、第1無機絶縁粒子19および第2無機絶縁粒子20のうち、第1無機絶縁粒子19のみを含んでいることが望ましい。その結果、第1領域26が第2無機絶縁粒子20を含まないため、第1領域26をより弾性変形しやすくして、無機絶縁層14におけるクラックの発生を低減できる。第1領域26が第1無機絶縁粒子19および第2無機絶縁粒子20のうち第1無機絶縁粒子19のみを含むことは、無機絶縁層14の厚み方向への断面を5箇所観察することによって確認できる。
さらに、第1領域26は、第3無機絶縁粒子21を含むことが望ましい。その結果、第1領域26におけるクラックの伸長を低減することができる。
本実施形態において、第2樹脂層15の厚みは、第1樹脂層13の厚みよりも小さい。その結果、ヤング率の小さい第2樹脂層15の厚みを小さくすることによって、配線基板3の剛性を高めることができる。また、ヤング率の大きい第1樹脂層13の厚みを大きくすることによって、配線基板3の剛性を高めることができる。また、第1樹脂層13が主面方向に離れた導電層11同士の間に容易に充填されるため、この導電層11同士の絶縁性を高めることができる。本実施形態の第2樹脂層15の厚みは、無機絶縁層14および導電層11の厚みよりも小さい。
本実施形態において、樹脂部18は、第1領域26に配された第1樹脂部28と、第2領域27に配された第2樹脂部29とを有する。第1樹脂部28は、第2樹脂層15を構成する樹脂から構成され、この樹脂は第2樹脂24の一部である。その結果、第2樹脂層15の一部が第1領域26の間隙17に入り込んでいるため、アンカー効果によって第1領域26と第2樹脂層15との接着強度を高めることができる。
また、第2樹脂部29は、第1樹脂層13を構成する樹脂から構成され、この樹脂は第1樹脂22の一部である。その結果、第1樹脂層13の一部が第2領域27の間隙17に入り込んでいるため、アンカー効果によって第2領域27と第1樹脂層13との接着強度を高めることができる。
本実施形態において、第1領域26の厚みは、第2領域27の厚みよりも小さい。その結果、その結果、無機絶縁層14の剛性を高め、配線基板3の剛性を高めることができる。第1領域26の厚みは、例えば0.2μm以上3μm以下である。第2領域27の厚みは、例えば3μm以上25μm以下である。
次に、前述した実装構造体1の製造方法を、図4乃至図6を参照しつつ説明する。
(1)図4(a)に示すように、コア基板5を作製する。具体的には、例えば以下のように行なう。
プリプレグを硬化させてなる基体7と基体7の両主面に配された銅箔等の金属箔とからなる積層板を準備する。次に、レーザー加工またはドリル加工等を用いて、積層板にスルーホールを形成する。次に、例えば無電解めっき法、電解めっき法、蒸着法またはスパッタリング法等を用いて、スルーホール内に導電材料を被着させて筒状のスルーホール導体8を形成する。次に、スルーホール導体8の内側に未硬化樹脂を充填して硬化させることによって、絶縁体9を形成する。次に、例えば無電解めっき法および電解めっき法等を用いて、絶縁体9上に導電材料を被着させた後、基体7上の金属箔および導電材料をパターニングして導電層11を形成する。以上のようにして、コア基板5を作製することができる。
(2)図4(b)乃至図6(a)に示すように、銅箔などの金属箔またはPETフィルムなどの樹脂フィルムなどからなる支持シート30と、支持シート30上に配された第2未硬化樹脂層31と、第2未硬化樹脂層31上に配された無機絶縁層14と、無機絶縁層14上に配された第1未硬化樹脂層32とを備えた積層シート33を作製する。具体的には、例えば以下のように行なう。
まず、図4(b)に示すように、支持シート30と、支持シート30上に配された第2未硬化樹脂層31を有する樹脂付き支持シート34を準備する。第2未硬化樹脂層31は、第2樹脂24となる未硬化樹脂および第2フィラー粒子25を含んでいる。
次に、図4(c)および図4(d)に示すように、無機絶縁粒子16と無機絶縁粒子16が分散した溶剤35とを有するスラリー36を準備し、スラリー36を第2未硬化樹脂層31の一主面に塗布する。次に、図5(a)および図5(b)に示すように、スラリー36から溶剤35を蒸発させて、支持シート30上に無機絶縁粒子16を残存させて、残存した無機絶縁粒子16からなる粉末層37を形成する。この粉末層37において、第1無機絶縁粒子19は近接箇所で互いに接触している。次に、図5(c)および図5(d)に示すように、粉末層37を加熱して、隣接する第1無機絶縁粒子19同士を近接箇所で接続させることによって、無機絶縁層14を形成する。
次に、図6(a)に示すように、第1樹脂22となる未硬化樹脂および第1フィラー粒子23を含む第1未硬化樹脂層32を無機絶縁層14上に積層し、積層された無機絶縁層14および第1未硬化樹脂層32を厚み方向に加熱加圧することによって、第1未硬化樹脂層32の一部を間隙17内に充填する。以上のようにして、積層シート33を作製することができる。
この積層シート33は、支持シート30と、支持シート30上に配された第2未硬化樹脂層31と、第2未硬化樹脂層31上に配された無機絶縁層14とを備えている。無機絶縁層14は、一部が互いに接続した粒径が3nm以上15nm以下である複数の第1無機絶縁粒子19と、第1無機絶縁粒子19を間に挟んで互いに離れた粒径が35nm以上110nm以下である複数の第2無機絶縁粒子20とを含んでいる。
本実施形態の積層シート33において、無機絶縁層14は、第2未硬化樹脂層31の近傍に位置する第1領域26と、第1領域26の第2未硬化樹脂層31とは反対側に位置する第2領域27とを有する。第1領域26における第2無機絶縁粒子20の含有割合は、第2領域27における第2無機絶縁粒子20の含有割合よりも小さい。第2未硬化樹脂層31の第2樹脂24の一部は、第1領域26の第1無機絶縁粒子19同士の間隙17に配されている。
その結果、第1領域26における第2無機絶縁粒子20の含有割合が第2領域27における第2無機絶縁粒子20の含有割合よりも小さいため、第1領域26における間隙17の体積を増加させることができる。したがって、第1領域26における第2未硬化樹脂層31の第2樹脂24の含有割合を増加させることができるため、第2未硬化樹脂層31と無機絶縁層14との接着強度を高めることができる。それ故、積層シート33における第2未硬化樹脂層31と無機絶縁層14との剥離を低減し、積層シート33を用いた配線基板3の生産効率を高めることができる。
本実施形態においては、第2未硬化樹脂層31にスラリー36を塗布する際に、スラリー36中の溶剤35によって第2未硬化樹脂層31の未硬化樹脂の一部が溶解または膨潤する。その結果、未硬化樹脂に3〜15nm程度の大きさの隙間が生じる。そして、溶剤35を乾燥させる際に、スラリー36中の粒径の小さい第1無機絶縁粒子19が沈降して未硬化樹脂の隙間に侵入しやすいが、粒径の大きい第2無機絶縁粒子20は未硬化樹脂の隙間に侵入しにくい。したがって、第1無機絶縁粒子19同士を接続させて無機絶縁層14を形成した際に、第1領域26における第2無機絶縁粒子20の含有割合を、第2領域27における第2無機絶縁粒子20の含有割合よりも小さくすることができる。
なお、第2未硬化樹脂層31にスラリー36を塗布する際に、未硬化樹脂の硬化度を適宜調節することによって、溶剤35によって生じる未硬化樹脂の隙間の大きさを調節し、第2無機絶縁粒子20による隙間への侵入量を調節することができる。また、未硬化樹脂の硬化度を適宜調節することによって、第1領域26の厚みを適宜調節することができる。
また、第3無機絶縁粒子21は、当初から第2未硬化樹脂層31中に第2フィラーとして存在しているため、第3無機絶縁粒子21を含む第1領域26を形成することができる。
本実施形態においては、粒径が3nm以上15nm以下である複数の第1無機絶縁粒子19、およびこの第1無機絶縁粒子19が分散した溶剤35を含むスラリー36を支持シート30上に塗布している。その結果、第1無機絶縁粒子19の粒径が3nm以上15nm以下であることから、低温条件下においても、複数の第1無機絶縁粒子19の一部を互いに強固に接続することができる。これは、第1無機絶縁粒子19が微小であることから、第1無機絶縁粒子19の原子、特に表面の原子が活発に運動するため、複数の第1無機絶縁粒子19の一部が互いに強固に接続する温度を低減すると推測される。
したがって、第1無機絶縁粒子19の結晶化開始温度未満、さらには250℃以下といった低温条件下で複数の第1無機絶縁粒子19同士を強固に接続させることができる。また、このように低温で加熱することによって、無機絶縁粒子16の粒子形状を保持しつつ、第1無機絶縁粒子19同士を近接領域のみで接続することができる。その結果、接続部においてネック構造を形成するとともに、開気孔の間隙17を容易に形成することができる。なお、第1無機絶縁粒子19同士を強固に接続することができる温度は、例えば、第1無機絶縁粒子19の平均粒径を15nmに設定した場合は150℃程度である。
また、本実施形態においては、粒径が0.5μm以上5μm以下である複数の第3無機絶縁粒子21をさらに含むスラリー36を支持シート30上に塗布している。その結果、粒径が第1無機絶縁粒子19および第2無機絶縁粒子20よりも大きい第3無機絶縁粒子21によって、スラリー36における無機絶縁粒子16の隙間を低減できるため、溶剤35を蒸発させて形成する粉末層37の収縮を低減できる。したがって、主面方向へ大きく収縮しやすい平板状である粉末層37の収縮を低減することで、粉末層37における厚み方向に沿ったクラックの発生を低減することができる。
また、本実施形態においては、粒径が35nm以上110nm以下である複数の第2無機絶縁粒子20をさらに含むスラリー36を支持シート30上に塗布している。その結果、粒径が第1無機絶縁粒子19よりも大きく、第3無機絶縁粒子21よりも小さい第2無機絶縁粒子20によって、スラリー36の第3無機絶縁粒子21同士の間の領域における無機絶縁粒子16の隙間を低減できる。したがって、粉末層37の第3無機絶縁粒子21同士の間の領域におけるクラックの発生を低減することができる。
スラリー36における無機絶縁粒子16の含有割合は、例えば10%体積以上50体積%以下であり、スラリー36における溶剤35の含有割合は、例えば50%体積以上90体積%以下である。溶剤35は、例えばメタノール、イソプロパノール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、キシレン、またはこれらから選択された2種以上の混合物を含んだ有機溶剤等を用いることができる。中でも、溶剤35としてメチルイソブチルケトンを用いることが望ましい。その結果、第2樹脂層15を適度に溶解または膨潤させることができ、所望の第1領域26を得ることができる。
粉末層37を加熱する際の加熱温度は、溶剤35の沸点以上、第1無機絶縁粒子19の結晶化開始温度未満であり、さらには、100℃以上250℃以下である。また、加熱時間は、例えば0.5時間以上24時間以下である。
積層された無機絶縁層14および第1未硬化樹脂層32を加熱加圧する際の加圧圧力は、例えば0.05MPa以上0.5MPa以下であり、加圧時間は、例えば20秒以上5分以下であり、加熱温度は、例えば50℃以上100℃以下である。なお、この加熱温度は、第1未硬化樹脂層32の硬化開始温度未満であるため、第1未硬化樹脂層32を未硬化の状態で維持することができる。
(3)図6(b)ないし図6(c)に示すように、コア基板5上に積層シート33を積層して絶縁層10を形成し、絶縁層10上に配された導電層11および絶縁層10を厚み方向に貫通するビア導体12を形成する。具体的には、例えば以下のように行なう。
まず、第1未硬化樹脂層32をコア基板5側に配しつつ、コア基板5上に積層シート33を積層する。次に、積層されたコア基板5および積層シート33を厚み方向に加熱加圧することによって、コア基板5に積層シート33を接着させる。次に、図6(b)に示すように、第1未硬化樹脂層32および第2未硬化樹脂層31を加熱することによって、未硬化樹脂を硬化させて、第1未硬化樹脂層32を第1樹脂層13とし、第2未硬化樹脂層31を第2樹脂層15とする。その結果、第1樹脂層13、無機絶縁層14および第2樹脂層15を有する絶縁層10を形成することができる。この際に、間隙17に入り込んでいた第1未硬化樹脂層32の一部が第2樹脂部29となり、間隙17に入り込んでいた第2未硬化樹脂層31の一部が第1樹脂部28となる。
次に、機械的または化学的に支持シート30を絶縁層10から除去する。次に、レーザー加工を用いて、絶縁層10を厚み方向に貫通するビア孔を形成する。この際に、ビア孔の底面に導電層11を露出させる。次に、図6(c)に示すように、無電解めっき法および電解めっき法を用いて、ビア孔の内壁および絶縁層10の露出した一主面に導電材料を被着させることによって、導電層11およびビア導体12を形成する。
コア基板5に積層シート33を接着させる際の加熱加圧は、工程(2)と同様の条件を用いることができる。未硬化樹脂を硬化させる際の加熱温度は、例えば未硬化樹脂の硬化開始温度以上、熱分解温度未満であり、加熱時間は、例えば10分以上120分以下である。
(4)図6(d)に示すように、工程(2)および(3)を繰り返すことによって、コア基板5上にビルドアップ層6を形成し、配線基板3を作製する。なお、本工程を繰り返すことにより、ビルドアップ層6をより多層化することができる。
(5)配線基板3に対してバンプ4を介して電子部品2をフリップチップ実装することにより、図1(a)に示した実装構造体1を作製する。なお、電子部品2は、ワイヤボンディングにより配線基板3と電気的に接続してもよいし、あるいは、配線基板3に内蔵させてもよい。
本発明は、前述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、改良、組合せ等が可能である。
例えば、前述した本発明の実施形態においては、ビルドアップ層6が第1樹脂層13、無機絶縁層14および第2樹脂層15を有する構成を例に説明したが、コア基板5が第1樹脂層13、無機絶縁層14および第2樹脂層15に相当する構成を有していても構わない。
また、前述した本発明の実施形態においては、配線基板3としてコア基板5およびビルドアップ層6からなるビルドアップ多層基板を用いた例について説明したが、配線基板3として他のものを用いてもよく、例えば、コア基板5のみの単層基板またはビルドアップ層6のみのコアレス基板を用いても構わない。
また、前述した本発明の実施形態においては、無機絶縁粒子16が第3無機絶縁粒子21を含む構成を例に説明したが、無機絶縁粒子16は、第3無機絶縁粒子21を含まなくても構わない。
前述した本発明の実施形態においては、ビア導体12をビア孔の内壁に被着して構成した例について説明したが、ビア導体12はビア孔内に充填された構成であっても良い。
また、前述した本発明の実施形態においては、工程(2)において溶剤35の蒸発と粉末層37の加熱とを別々に行なった構成を例に説明したが、これらを同時に行なっても構わない。
1 実装構造体
2 電子部品
3 配線基板
13 第1樹脂層
14 無機絶縁層
15 第2樹脂層
16 無機絶縁粒子
17 間隙
18 樹脂部
19 第1無機絶縁粒子
20 第2無機絶縁粒子
21 第3無機絶縁粒子
22 第1樹脂
23 第1フィラー粒子
24 第2樹脂
25 第2フィラー粒子
26 無機絶縁層の第1領域
27 無機絶縁層の第2領域
28 第1樹脂部
29 第2樹脂部
30 支持シート
31 第2未硬化樹脂層
32 第1未硬化樹脂層
33 積層シート

Claims (7)

  1. 第1樹脂層と、該第1樹脂層上に配された無機絶縁層と、該無機絶縁層上に配された第2樹脂層と、該第2樹脂層上に配された導電層とを備え、
    前記無機絶縁層は、一部が互いに接続した粒径が3nm以上15nm以下である複数の第1無機絶縁粒子と、該第1無機絶縁粒子を間に挟んで存在する粒径が35nm以上110nm以下である複数の第2無機絶縁粒子と、前記複数の第1無機絶縁粒子同士の間隙に配された樹脂部とを含んでおり、
    前記無機絶縁層は、前記第2樹脂層の近傍に位置する第1領域と、該第1領域の前記第2樹脂層とは反対側に位置する第2領域とを有し、
    前記第1領域における前記第2無機絶縁粒子の含有割合は、前記第2領域における前記第2無機絶縁粒子の含有割合よりも小さく、かつ前記第1領域は、前記第1無機絶縁粒子および前記第2無機絶縁粒子のうち、前記第1無機絶縁粒子のみを含んでいることを特徴とする配線基板。
  2. 請求項1に記載の配線基板において、
    前記第2樹脂層は、前記第1樹脂層よりもヤング率が小さいことを特徴とする配線基板。
  3. 請求項1または2に記載の配線基板において、
    前記樹脂部は、前記第1領域に配された第1樹脂部を有し、
    該第1樹脂部は、前記第2樹脂層を構成する第2樹脂と同じ樹脂からなることを特徴とする配線基板。
  4. 請求項1乃至のうちいずれかに記載の配線基板において、
    前記樹脂部は、前記第2領域に配された第2樹脂部を有し、
    該第2樹脂部は、前記第1樹脂層を構成する第1樹脂と同じ樹脂からなることを特徴とする配線基板。
  5. 請求項1乃至のうちいずれかに記載の配線基板において、
    前記第1樹脂層は、第1樹脂と該第1樹脂中に分散した複数の第1フィラー粒子とを含んでおり、
    前記第2樹脂層は、第2樹脂と該第2樹脂中に分散した複数の第2フィラー粒子とを含んでおり、
    前記第2樹脂層における前記第2フィラー粒子の含有割合は、前記第1樹脂層における前記第1フィラー粒子の含有割合よりも小さいことを特徴とする配線基板。
  6. 請求項1乃至のうちいずれかに記載の配線基板において、
    前記第1領域の厚みは、前記第2領域の厚みよりも小さいことを特徴とする配線基板。
  7. 請求項1乃至のいずれかに記載の配線基板と、該配線基板に実装され、前記導電層に電気的に接続された電子部品とを備えたことを特徴とする実装構造体。
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