JP6255036B2 - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組合せ計量装置に関する。
従来、組合せ計量装置において、計量部への物品供給を適切に制御するため、計量部へと物品を搬送する駆動フィーダ上の物品の積層高さや粗密等(駆動フィーダ上の物品の積載量を把握するための物理量)を非接触で検知する手段を設けた構成が知られている。例えば、特許文献1(国際公開WO95/31702)には、駆動フィーダ上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で検知する手段として、駆動フィーダのそれぞれに、搬送される物品を駆動フィーダの搬送方向と直交する方向から撮像するためのカメラを設けると共に、組合せ計量装置の上方および側方斜め上方に駆動フィーダを撮像するためのカメラを設けた組合せ計量装置が開示されている。
ところで、特許文献1(国際公開WO95/31702)では、駆動フィーダは平坦に描画されているが、実際には、駆動フィーダは側壁を有するトラフを具備し、側壁により隣り合う駆動フィーダへの物品の混入を防止するのが通常である(例えば特許文献2(特開2010−151787号公報))。また、分散フィーダの上方には、分散フィーダに物品を導くための投入シュートが、組合せ計量装置まで物品を搬送してくるクロスフィーダと分散フィーダとの間に配置されるのが通常である(例えば特許文献2(特開2010−151787号公報))。
そのため、特許文献1(国際公開WO95/31702)のように、駆動フィーダの搬送方向と直交する方向から物品を撮像するカメラを設けたとしても、トラフの側壁が邪魔をして、物品の搬送状態を撮像することが難しい場合がある。また、駆動フィーダの搬送方向と直交する方向から物品を撮像するカメラでは、各搬送路の物品搬送状態を局所的にしか把握できない。また、組合せ計量装置の側方斜め上方から駆動フィーダを撮像するカメラでも、トラフの側壁の陰になる部分の撮像が困難である。組合せ計量装置の上方から駆動フィーダを撮像するカメラでは、投入シュートの陰になる部分の撮像が困難である。このように、搬送路における物品の搬送状態を全体的に把握することが困難であれば、カメラにより駆動フィーダ上の物品の積載量を把握するための物理量を正確に検知することも困難である。
本発明の課題は、計量部への物品の供給を適切に制御するため、計量部へ物品を搬送する搬送路の側方に設けられた側壁や、組合せ計量装置の上方の構造物の影響を受けずに、搬送路上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で正確に検知可能な組合せ計量装置を提供することにある。
本発明に係る組合せ計量装置は、物品を計量部へと搬送する複数の搬送手段と、検知手段と、を備える。搬送手段は、物品の搬送方向に沿って、上方に延びる、物品の搬送路の側方を囲う側壁を有する。検知手段は、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で検知する。検知手段は、不動の部材に固定され、搬送手段の上方から、搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向に、各搬送手段上の全体について物理量を連続的に検知する。
ここでは、検知手段が、搬送手段の搬送方向に沿った方向で、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量(以後、単に、物理量と呼ぶ場合がある)を検知するため、搬送方向に直交する方向から物理量を検知する場合とは異なり、搬送手段における物品の搬送状態を全体的に把握できる。また、搬送方向に直交する方向から物理量を検知する場合には、側壁が邪魔になって物理量を検知できない場合があるのに対し、ここでは、搬送方向の上流側から下流側に向かう方向で物理量を検知するため、側壁の影響を受けずに物品の搬送状態を把握できる。そのため、ここでは、側壁の影響を受けずに、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で正確に検知可能である。
本発明に係る組合せ計量装置は、複数の搬送手段と、分散手段と、投入シュートと、検知手段と、を備える。搬送手段は、物品を計量部へと搬送する。分散手段は、物品を搬送手段に分散して供給する。投入シュートは、分散手段の上方に配置される。投入シュートには、分散手段に供給される物品が投入される。検知手段は、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で検知する。検知手段は、不動の部材に固定され、搬送手段の上方であって、投入シュートの直上以外の場所から、搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向に、各搬送手段上の全体について物理量を連続的に検知する。
ここでは、検知手段が、搬送手段の上方であって、投入シュートの直上以外の場所から搬送手段の搬送方向に沿った方向で、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を検知するため、投入シュートの直上から物理量を検知する場合と異なり、投入シュートの存在の影響を受けずに、搬送手段における物品の搬送状態を全体的に把握できる。そのため、ここでは、投入シュートの存在の影響を受けずに、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で正確に検知可能である。
また、本発明に係る組合せ計量装置は、搬送手段が、物品の搬送方向に沿って、上方に延びる、物品の搬送路の側方を囲う側壁を有する場合に、分散手段と、投入シュートと、を更に備えることが好ましい。分散手段は、物品を搬送手段に分散して供給する。投入シュートは、分散手段の上方に配置される。投入シュートには、分散手段に供給される物品が投入される。検知手段は、搬送手段の上方であって、投入シュートの直上以外の場所から、搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で物理量を検知することが好ましい。
ここでは、搬送手段の有する側壁、および、投入シュートの存在の影響を受けずに、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で正確に検知できる。
また、本発明に係る組合せ計量装置では、搬送手段の有する側壁は、搬送手段の搬送方向における中央部よりも下流側に最も高い部分を有することが好ましい。
搬送手段の上流側の側壁が比較的低く形成されることで、ある搬送手段に物品が多量に存在し、その搬送手段に隣接する搬送手段に物品があまり存在しないような場合に、物品の多量に存在する搬送手段から、物品の量が少ない搬送手段へと物品を受け渡すことが可能になる。言い換えれば、搬送手段の上流側の側壁が比較的低く形成されることで、搬送手段の上流側が、各搬送手段に均等に物品を供給するための物品のストック部として機能することが可能になる。一方で、搬送手段の下流側では、各計量部に搬送される物品の量を適切に制御するために、搬送手段の側壁の高さが下流側で最も高くなるよう形成され、搬送手段間の物品の移動が防止される。
そして、側壁が下流側に最も高い部分を有する場合に、検知手段が、搬送方向の上流側から下流側に向かって、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を検知することで、以下の様な効果が得られる。
1の検知手段で複数の搬送手段上の物品について物理量を検知する場合、搬送手段の側壁の高さが搬送方向の下流側で最も高く形成されていると、検知手段により下流側から物理量を検知しようとしても、側壁の陰となる部分が発生し、物理量の検知が妨げられやすいという問題がある。これに対し、ここでは、搬送方向の上流側から下流側に向かって物理量を検知するため、1の検知手段で複数の搬送手段上の物品について物理量を検知することが容易である。
また、ここでは、搬送手段の下流側で搬送手段の側壁の高さが最も高く、搬送手段間で物品の移動が起こりにくいため、搬送手段の下流側の搬送状態は、搬送手段の上流側の搬送状態が把握できれば、予測が比較的容易である。そして、ここでは、検知手段が、上流側から下流側に向かって搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を検知するため、遠方側の下流側で物理量を検知することが仮にできなかったとしても、各搬送手段の搬送状態を全体的に把握することが容易である。
また、本発明に係る組合せ計量装置では、検知手段は1又は複数であって、検知手段のそれぞれは、2つ以上の搬送手段上の物品について物理量を同時に検知することが好ましい。
ここでは、1の検知手段で複数の搬送手段上の物品について物理量を検知するため、1の検知手段で1の搬送手段上の物品について物理量を検知する場合に比べ、検知手段の数を削減可能で、組合せ計量装置の製造コスト削減を図ることができる。
また、本発明に係る組合せ計量装置では、検知手段は、搬送手段の搬送方向における中央部よりも、搬送方向の上流側部分に設置されていることが好ましい。
ここでは、検知手段が、搬送手段の搬送方向における中央部よりも上流側部分に設置されるため、搬送路における物品の搬送状態を全体的に把握することが容易で、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で正確に検知可能である。
本発明に係る組合せ計量装置では、搬送手段が側壁を有する場合に、検知手段が、搬送手段の搬送方向に沿った方向で、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を検知するため、搬送方向に直交する方向から物理量を検知する場合とは異なり、搬送手段における物品の搬送状態を全体的に把握できる。また、搬送方向に直交する方向から物理量を検知する場合には、側壁が邪魔になって物理量を検知できない場合があるのに対し、ここでは、搬送方向の上流側から下流側に向かう方向で物理量を検知するため、側壁の影響を受けずに、物品の搬送状態を把握できる。そのため、ここでは、側壁の影響を受けずに、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で正確に検知可能である。
本発明に係る組合せ計量装置では、搬送部に物品を供給する分散部の上方に投入シュートを有する場合に、検知手段が、搬送手段の上方であって、投入シュートの直上以外の場所から搬送手段の搬送方向に沿った方向で、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を検知するため、投入シュートの直上から物理量を検知する場合と異なり、投入シュートの存在の影響を受けずに、搬送手段における物品の搬送状態を全体的に把握できる。そのため、ここでは、投入シュートの存在の影響を受けずに、搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で正確に検知可能である。
本発明の第1実施形態に係る組合せ計量装置の概略側面図である。 図1の組合せ計量装置を上方から見た概略平面図である。供給フィーダおよび投入シュートは省略して描画している。 図1の組合せ計量装置のブロック図である。 図1の組合せ計量装置の放射フィーダのトラフの側面図である。 図1の組合せ計量装置の放射フィーダ上の物品を、放射フィーダの物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう方向で物品を撮像するメリットについて説明するための図面である。供給フィーダおよび投入シュートは省略して描画している。図5(a)は、カメラが、放射フィーダ上の物品を、放射フィーダの物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう方向で撮像する場合について説明するための図である。図5(b)は、カメラが、放射フィーダ上の物品を、放射フィーダの物品の搬送方向の下流側から上流側に向かう方向で撮像する場合について説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る組合せ計量装置の概略側面図である。 本発明の第3実施形態に係る組合せ計量装置の概略側面図である。 変形例Aに係る組合せ計量装置の概略平面図である。
図面を参照して、本発明に係る組合せ計量装置の実施形態について説明する。なお、以下で説明される実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る組合せ計量装置10について説明する。
(1)全体構成
本発明の第1実施形態に係る組合せ計量装置10は、図1から図3に示すように、投入シュート91と、分散テーブル20と、14個の搬送・計量機構300と、集合排出シュート80と、3台のカメラ60と、制御装置70と、タッチパネル75と、を主に有する。搬送・計量機構300は、上方から見た時に、分散テーブル20を中心として、環状に配置されている(図2参照)。各搬送・計量機構300は、それぞれ、放射フィーダ30、プールホッパ40、および計量ホッパ50を有する。組合せ計量装置10は、本体フレーム81(図1参照)により支持される。
組合せ計量装置10は、概ね、以下のように機能する。
クロスフィーダ90は、組合せ計量装置10まで物品を搬送する。分散テーブル20の上方に配置されている投入シュート91には、クロスフィーダ90から、分散テーブル20に供給される物品が投入される。投入シュート91を介して分散テーブル20に供給された物品は、複数の搬送・計量機構300に分散供給される。具体的には、分散テーブル20は、クロスフィーダ90から供給された物品を、複数の放射フィーダ30に分散して供給する。各放射フィーダ30は、分散テーブル20から供給された物品を、その放射フィーダ30が属する搬送・計量機構300のプールホッパ40まで搬送し、そのプールホッパ40に供給する。各プールホッパ40に供給された物品は、そのプールホッパ40の下方に配置された計量ホッパ50へと受け渡される。制御装置70は、複数の計量ホッパ50内の物品の計量値を組合せ演算し、組合せ演算の結果が所定の許容範囲内の最小の値となる物品の組合せを選択する。選択された組合せに含まれる計量ホッパ50内の物品は、集合排出シュート80へと排出される。集合排出シュート80に排出された物品は、例えば、組合せ計量装置10の後段に設置された製袋包装機等に供給される。
(2)詳細構成
組合せ計量装置10の詳細について説明する。
(2−1)投入シュート
投入シュート91は、クロスフィーダ90により、分散テーブル20に供給される物品が投入されるシュートである(図1参照)。投入シュート91は、物品が落下してくるクロスフィーダ90の端部の下方であって、分散テーブル20の上方に配置される(図1参照)。投入シュート91は、上部(クロスフィーダ90側)に比べ、下端(分散テーブル20側)が狭くなる中空の逆円錐台形状に形成されている(図1参照)。投入シュート91が設けられることで、クロスフィーダ90から投入された物品が、分散テーブル20外に飛散しにくく、分散テーブル20上に供給されやすい。
(2−2)分散テーブル
分散テーブル20は、分散手段の一例である。分散テーブル20は、クロスフィーダ90から供給された物品を、複数の放射フィーダ30に分散して供給する(図1参照)。
分散テーブル20は、円錐状に形成されている(図1参照)。分散テーブル20は、分散テーブル20の上方に設置されたクロスフィーダ90から、投入シュート91を介して物品の供給を受ける。分散テーブル20は、図示しない電磁石により振動させられることで、クロスフィーダ90から供給された物品を、周方向に分散させながら半径方向外向きに搬送し、放射フィーダ30に供給する。分散テーブル20から放射フィーダ30に搬送される物品の量は、クロスフィーダ90から分散テーブル20に供給される物品の量や、分散テーブル20の振動強度により変化する。
(2−3)放射フィーダ
放射フィーダ30は、搬送手段の一例である。放射フィーダ30は、物品を、プールホッパ40を介して、計量ホッパ50へと搬送する(図1参照)。各放射フィーダ30は、トラフ31を具備する(図1および図2参照)。トラフ31は、上部が開いた凹状に形成され、放射フィーダ30の搬送方向に沿って、上方に延びる、物品の搬送路の側方を囲う側壁31aを有する(図1参照)。放射フィーダ30は、トラフ31上の物品を、プールホッパ40へと搬送する。
複数の(ここでは14個の)放射フィーダ30のトラフ31は、トラフ31が分散テーブル20から放射状に延びるように、分散テーブル20の周囲に環状に配置される(図2参照)。トラフ31には、分散テーブル20から物品が供給される。各トラフ31が、図示しない電磁石により振動させられることで、分散テーブル20から供給された物品は、各トラフ31の外縁に向かって半径方向外向きに搬送される。言い換えれば、各トラフ31上の物品は、分散テーブル20から遠ざかる方向に搬送される。各トラフ31上を搬送された物品は、各トラフ31の外縁側下方に配置されたプールホッパ40に供給される。各トラフ31からプールホッパ40に搬送される物品の量は、分散テーブル20から各放射フィーダ30に供給される物品の量や、各トラフ31の振動強度および振動時間により変化する。
トラフ31の側壁31aについて説明する。各トラフ31の側壁31aは、各放射フィーダ30の物品の搬送方向(図4の矢印D参照)に沿って、以下の様な高さに形成される。
側壁31aは、搬送方向の上流側の端部から所定の位置まで、高さが最低高さH1に形成される。側壁31aは、最低高さH1に形成された部分の下流側の端部から、搬送方向の下流側に向かって、その高さが次第に高くなり、所定の位置で、その高さが最高高さH2になる。さらに、最高高さH2の部分から、搬送方向の下流側に向かって、側壁31aは次第に低くなるように形成される。搬送方向の下流側の端部における側壁31aの高さは、最低高さH1よりも高い。
なお、側壁31aの高さが最低高さH1となる部分は、放射フィーダ30のトラフ31の、物品の搬送方向における中央部Mよりも、搬送方向の上流側に配置される(図4参照)。側壁31aの高さが最高高さH2となる部分は、放射フィーダ30のトラフ31の、物品の搬送方向における中央部Mよりも、搬送方向の下流側に配置される(図4参照)。最低高さH1は、例えば30mmであり、最高高さH2は、例えば90mmである。ただし、最低高さH1および最高高さH2の数値は例示であり、これに限定されるものではない。
また、放射フィーダ30のトラフ31の、物品の搬送方向における中央部Mよりも上流側の側壁31aの高さの平均は、中央部Mよりも下流側の側壁31aの高さの平均よりも低い。
トラフ31の側壁31aの高さが、物品の搬送方向の上流側で低く、下流側で高くなるように形成されることで、以下の様な効果がある。
まず、物品の搬送方向の上流側の側壁31aが比較的低く形成されることで、物品の多量に存在するトラフ31から、物品の量が少ないトラフ31へと物品を受け渡すことが可能になる。具体的に説明する。例えば、あるトラフ31の上流側に、多量に(側壁31aより高い位置まで)物品が存在し、そのトラフ31に隣接するトラフ31には物品があまり存在しないとする。この場合には、物品の多量に存在するトラフ31から、物品があまり存在しないトラフ31へと物品が側壁31aを越えて移動することが期待される。言い換えれば、トラフ31の上流側の側壁31aが比較的低く形成されることで、放射フィーダ30の上流側が、各トラフ31に均等に物品を供給するための物品のストック部として機能し得る。
一方で、トラフ31は、下流側で側壁31aが最も高くなるよう形成されているため、トラフ31の下流側では、トラフ31間の物品の移動が防止されやすい。そのため、各トラフ31から、そのトラフ31の後段に設置される計量ホッパ50に受け渡される物品の量が適切に制御されやすい。
(2−4)プールホッパ
プールホッパ40には、上方に配置された放射フィーダ30から供給される物品が一時的に貯留される。各プールホッパ40は、そのプールホッパ40が属する搬送・計量機構300の放射フィーダ30が具備するトラフ31の外縁側下方に配置される。
各プールホッパ40は、その下部にPHゲート40aを有する。PHゲート40aが開かれることで、プールホッパ40の下方に配置された計量ホッパ50に、プールホッパ40内の物品が供給される。各PHゲート40aは、図示しないリンク機構が、ステッピングモータ41(図3参照)により動作させられることで開閉する。ステッピングモータ41の開閉は、制御装置70により制御される。
(2−5)計量ホッパ
計量ホッパ50は計量部の一例である。計量ホッパ50は、プールホッパ40から供給された物品の重量、すなわち放射フィーダ30からプールホッパ40を介して供給された物品の重量を計量する。各計量ホッパ50は、その計量ホッパ50が属する搬送・計量機構300のプールホッパ40の下方に配される。
各計量ホッパ50は、その下部にWHゲート50aを有する。WHゲート50aが開かれることで、集合排出シュート80に、計量ホッパ50内の物品が供給される。各WHゲート50aは、図示しないリンク機構が、ステッピングモータ51(図3参照)により動作させられることで開閉する。ステッピングモータ51の開閉は、制御装置70により制御される。
各計量ホッパ50は、計量ホッパ50に保持される物品を計量するためのロードセル52を有する。ロードセル52の計量結果は、計量信号として、図示しない増幅器を介して後述する制御装置70のマルチプレクサ71に送信される。
(2−6)集合排出シュート
集合排出シュート80は、計量ホッパ50から供給される物品を集合させて組合せ計量装置10外に排出する。組合せ計量装置10外に排出された物品は、例えば、集合排出シュート80の下方に設置される図示しない製袋包装機等に供給される。
(2−7)カメラ
カメラ60は、検知手段の一例である。また、カメラ60は、撮像手段の一例である。カメラ60は、トラフ31上、すなわち放射フィーダ30上の物品を撮像する。カメラ60は、物品の画像が得ることで、放射フィーダ30のトラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量、例えばトラフ31上の物品の積層高さやトラフ31上の物品の粗密(トラフ31の搬送面の全面積に対する、搬送面上に物品の存在する領域の面積)等を、非接触で検知する。なお、ここでの検知には、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を定量的に検知する場合だけではなく、定性的に検知する場合も含む。カメラ60は、トラフ31上の物品の搬送状態を動画で撮像する。カメラ60の台数は3台である。カメラ60のレンズは、水平画角が120°以上の超広角レンズである。
カメラ60は、投入シュート91の外周側面に取り付けられている(図1参照)。つまり、カメラ60は、投入シュート91の直上以外の場所に設置されている。カメラ60は、放射フィーダ30より上方に設置されている。カメラ60は、放射フィーダ30の物品の搬送方向における中央部M(図4参照)よりも、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側部分に設置されている。
カメラ60は、投入シュート91の外周側面に等間隔に配置されるように、平面視において、投入シュート91の中心周りに120°間隔で取り付けられている。カメラ60は、カメラ60のレンズが、投入シュート91の中心に対して径方向外向きで、かつ、斜め下方向きになる姿勢で、投入シュート91の外周側面に取り付けられている。カメラ60は、放射フィーダ30の上方から、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側(分散テーブル20側)から下流側(プールホッパ40側)に向かう斜め下向きの方向で、各放射フィーダ30上、すなわち各トラフ31上の物品を撮像する。言い換えれば、カメラ60は、放射フィーダ30の上方から、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を検知する。また、カメラ60は、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート91の直上以外の場所から、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で、各トラフ31上の物品を撮像する。つまり、カメラ60は、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート91の直上以外の場所から、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で、各トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を検知する。カメラ60は、各トラフ31の全体を撮像する。言い換えれば、カメラ60は、各トラフ31上の物品を、分散テーブル20とトラフ31との境界部分から、トラフ31の外周側端部まで、全体にわたって撮像可能な位置および姿勢で、投入シュート91に取り付けられる。
なお、カメラ60のそれぞれは、複数のトラフ31上の物品を撮像する。言い換えれば、カメラ60のそれぞれは、複数のトラフ31上の物品について、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を検知する。いずれのトラフ31上の物品も、少なくとも1台のカメラ60により、トラフ31の上方であって、投入シュート91の直上以外の場所から、トラフ31の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で撮像される。なお、トラフ31上の物品の中には、複数のカメラ60で重複して撮像されるものが存在してもよい。
(2−8)制御装置
制御装置70は、CPU76や、ROMやRAM等のメモリ77を有する(図3参照)。また、制御装置70は、マルチプレクサ71、A/D変換器72、およびDSP(デジタルシグナルプロセッサ)73を有する(図3参照)。
マルチプレクサ71は、DSP73の命令に従い、ロードセル52の計量信号から1の計量信号を選択し、A/D変換器72に送信する。A/D変換器72は、マルチプレクサ71から受け取った計量信号(アナログ信号)を、DSP73から送信されるタイミング信号に従いデジタル信号に変換し、DSP73に送信する。DSP73は、A/D変換器72から送信されたデジタル信号に対してフィルタ処理を行う。
制御装置70は、分散テーブル20、放射フィーダ30、ステッピングモータ41,51、カメラ60、およびタッチパネル75等、組合せ計量装置10の各部と接続されている。制御装置70では、CPU76が、メモリ77に記憶されているプログラムを実行することで、組合せ計量装置10の各部を制御する。
制御装置70は、具体的には、例えば、次のような制御を行う。
例えば、制御装置70は、タッチパネル75から入力される、分散テーブル20および放射フィーダ30の振動強度や、放射フィーダ30の振動時間等の運転パラメータに基づいて、分散テーブル20や放射フィーダ30の図示しない電磁石を制御し、分散テーブル20や、放射フィーダ30のトラフ31を振動させる。
さらに、制御装置70は、例えば、特許文献1(WO95/31702)のように、カメラ60の撮像した画像を用いて放射フィーダ30上の物品の積層高さや粗密等(放射フィーダ30のトラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量)を把握し、計量ホッパ50への物品供給を適切に制御するため、把握した結果に基づいて、放射フィーダ30の振動強度および振動時間等の運転パラメータを適宜変更する。
また、例えば、制御装置70は、DSP73によりフィルタ処理された信号を用いて、各計量ホッパ50に保持されている物品の重量を算出し、重量の合計が所定の目標重量範囲になるよう組合せ演算を行う。そして、制御装置70は、重量の合計が所定の目標重量範囲になる、1の計量ホッパ50の組合せを決定し、決定された計量ホッパ50のWHゲート50aが開くよう、ステッピングモータ51の動作を制御する。また、制御装置70は、いずれかの計量ホッパ50が空である場合に、その計量ホッパ50の上方に配置されるプールホッパ40のPHゲート40aを、ステッピングモータ41を動作させて開く。
(2−9)タッチパネル
タッチパネル75は、入力と出力の両機能を兼ね備えた液晶ディスプレイ(LCD)であり、入力部および出力部として機能する。
タッチパネル75は、組合せ計量に関する各種設定等の入力を受け付ける。例えば、タッチパネル75は、分散テーブル20および放射フィーダ30の振動強度や、放射フィーダ30の振動時間等の運転パラメータの入力を受け付ける。
また、タッチパネル75には、組合せ計量装置10の運転状態が表示される。例えば、タッチパネル75には、カメラ60により撮像されたトラフ31上の物品の動画(トラフ31上の物品の搬送状態の動画)が表示される。
なお、ここでは、タッチパネル75にカメラ60により撮像された画像が表示されるが、これに限定されるものではない。例えば、タッチパネル75以外のディスプレイが設けられ、タッチパネル75に代えて、または、タッチパネル75に加えて、そのディスプレイにカメラ60により撮像された画像が表示されてもよい。
(3)特徴
(3−1)
本実施形態に係る組合せ計量装置10は、物品を計量ホッパ50へと搬送する複数の放射フィーダ30と、カメラ60と、を備える。計量ホッパ50は計量部の一例であり、放射フィーダ30は搬送手段の一例であり、カメラ60は検知手段の一例である。放射フィーダ30は、より具体的には放射フィーダ30の具備するトラフ31は、物品の搬送方向に沿って、上方に延びる、物品の搬送路の側方を囲う側壁31aを有する。カメラ60は、放射フィーダ30のトラフ31上の物品を撮像することで、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で検知する。カメラ60は、放射フィーダ30の上方から、搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で物品を撮像する。つまり、カメラ60は、放射フィーダ30の上方から、搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を検知する。
ここでは、カメラ60が、放射フィーダ30の搬送方向に沿った方向で物品を撮像するため、搬送方向に直交する方向から物品を撮像する場合とは異なり、放射フィーダ30における物品の搬送状態を全体的に把握できる。言い換えれば、カメラ60が、放射フィーダ30の搬送方向に沿った方向で、放射フィーダ30のトラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量(以後、単に物理量と呼ぶ場合がある)を検知するため、搬送方向に直交する方向から物理量を検知する場合とは異なり、放射フィーダ30における物品の搬送状態を全体的に把握できる。また、搬送方向に直交する方向から物品を撮像する場合には、側壁31aが邪魔になって物品を撮像できない場合があるのに対し、ここでは、搬送方向の上流側から下流側に向かう方向で物品を撮像するため、側壁31aの影響を受けずに、物品の搬送状態を撮像できる。言い換えれば、搬送方向に直交する方向から物理量を検知する場合には、側壁31aが邪魔になって物理量を検知できない場合があるのに対し、ここでは、搬送方向の上流側から下流側に向かう方向で物理量を検知するため、側壁31aの影響を受けずに、物品の搬送状態を把握できる。そのため、ここでは、側壁31aの影響を受けずに、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で正確に検知可能である。
特に、カメラ60が、放射フィーダ30のトラフ31上の物品を、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう方向で撮像する(搬送方向の上流側から下流側に向かう方向で物理量を検知する)メリットについて、図5を用いて説明する。
図5(a)は、1台のカメラ60が、複数の(ここでは4つの)放射フィーダ30のトラフ31上の物品を、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう方向で撮像している状態を、上方から見た図である。ここでは、カメラ60は、平面視において、分散テーブル20の中心Oの近傍から、放射フィーダ30の内側(分散テーブル20側)から外側(プールホッパ40側)に向かって、複数のトラフ31上の物品を撮像する。この場合には、カメラ60によってトラフ31上の物品が撮像される各放射フィーダ30の物品の搬送方向と、カメラ60の撮像方向(カメラ60の視線方向)とが平面視において平行となる(図5(a)参照)。なお、ここでの平行には、各放射フィーダ30の物品の搬送方向と、カメラ60の撮像方向と、が完全に平行となる場合だけではなく、概ね平行となる場合も含む。また、平面視において、トラフ31の側壁31aは、分散テーブル20の中心Oに対して放射状に延びるため、分散テーブル20の中心O近傍のカメラ60のレンズ位置から、カメラ60の撮像方向に延びる直線は、側壁31aと交差しない(図5(a))。
そのため、図5(a)のように、トラフ31上の物品を放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう方向で撮像する場合には、1台のカメラ60で、複数のトラフ31上の物品を、各トラフ31の全体にわたって、効率よく撮像できる。つまり、トラフ31上の物品を放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう方向で撮像する場合には、1台のカメラ60で、複数のトラフ31上の物品について、物理量を効率よくかつ正確に検知できる。
図5(b)は、放射フィーダ30より外側に1台のカメラ60’を設置し、このカメラ60’により、複数の(ここでは4つの)トラフ31上の物品を、放射フィーダ30の物品の搬送方向の下流側から上流側に向かう方向で撮像している状態を、上方から見た図である。カメラ60’は、平面視において、放射フィーダ30の外側(プールホッパ40側)から内側(分散テーブル20側)に向かって、複数のトラフ31上の物品を撮像する。ここでは、カメラ60’によってトラフ31上の物品が撮像される放射フィーダ30の1つについては、平面視において、放射フィーダ30の物品の搬送方向と、カメラ60’の撮像方向(カメラ60’の視線方向)とが平行となる(図5(b)参照)。しかし、カメラ60’によってトラフ31上の物品が撮像される、その他の放射フィーダ30については、平面視において、放射フィーダ30の物品の搬送方向と、カメラ60’の撮像方向とが平行とならない(図5(b)参照)。また、物品の搬送方向とカメラ60’の撮像方向とが平行となる放射フィーダ30については、平面視において、トラフ31の側壁31aと、カメラ60’のレンズ位置からカメラ60’の撮像方向に延びる直線とが交差しない。しかし、物品の搬送方向とカメラ60’の撮像方向とが平行とならない、他の放射フィーダ30については、平面視において、トラフ31の側壁31aと、カメラ60’のレンズ位置からカメラ60’の撮像方向に延びる直線とが交差し、カメラ60’で物品を撮像する際に側壁31aが遮蔽物となる。
そのため、図5(b)のように、トラフ31上の物品を放射フィーダ30の物品の搬送方向の下流側から上流側に向かう方向で撮像する場合には、1台のカメラ60’で、放複数のトラフ31上の物品を、各トラフ31の全体にわたって撮像することが困難である。つまり、トラフ31上の物品を放射フィーダ30の物品の搬送方向の下流側から上流側に向かう方向に向かう方向で撮像する場合には、1台のカメラ60’で、複数のトラフ31上の物品について、物理量を正確に検知することが困難である。
(3−2)
本実施形態に係る組合せ計量装置10は、複数の放射フィーダ30と、分散テーブル20と、投入シュート91と、カメラ60と、を備える。放射フィーダ30は搬送手段の一例であり、分散テーブル20は分散手段の一例であり、カメラ60は検知手段の一例である。放射フィーダ30は、物品を計量ホッパ50へと搬送する。計量ホッパ50は計量部の一例である。分散テーブル20は、物品を放射フィーダ30に分散して供給する。投入シュート91は、分散テーブル20の上方に配置される。投入シュート91には、分散テーブル20に供給される物品が投入される。カメラ60は、放射フィーダ30のトラフ31上の物品を撮像することで、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で検知する。カメラ60は、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート91の直上以外の場所から、搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で物品を撮像する。つまり、カメラ60は、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート91の直上以外の場所から、搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を検知する。
ここでは、カメラ60が、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート91の直上以外の場所から放射フィーダ30の搬送方向に沿った方向で物品を撮像するため、投入シュート91の直上から放射フィーダ30を撮像する場合と異なり、投入シュート91の存在の影響を受けずに、放射フィーダ30における物品の搬送状態を全体的に把握できる。言い換えれば、カメラ60が、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート91の直上以外の場所から放射フィーダ30の搬送方向に沿った方向で、放射フィーダ30のトラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を検知するため、投入シュート91の直上から物理量を検知する場合と異なり、投入シュート91の存在の影響を受けずに、放射フィーダ30における物品の搬送状態を全体的に把握できる。そのため、ここでは、投入シュート91の存在の影響を受けずに、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で正確に検知可能である。
(3−3)
本実施形態に係る組合せ計量装置10では、放射フィーダ30のトラフ31の有する側壁31aは、放射フィーダ30の搬送方向における中央部Mよりも下流側に最も高い部分を有する。
放射フィーダ30のトラフ31の上流側の側壁31aが比較的低く形成されることで、上記のように放射フィーダ30の上流側が、各放射フィーダ30に均等に物品を供給するための物品のストック部として機能することが可能になる。一方で、放射フィーダ30の下流側では、各計量ホッパ50に搬送される物品の量を適切に制御するために、放射フィーダ30のトラフ31の側壁31aの高さが下流側で最も高くなるよう形成され、放射フィーダ30間の物品の移動が防止される。
そして、側壁31aが下流側に最も高い部分を有する場合に、カメラ60が、搬送方向の上流側から下流側に向かって物品を撮像する(画像を得て、放射フィーダ30上の物品の積載量を把握するための物理量を検知する)ことで、以下の様な効果が得られる。
1のカメラ60で複数の放射フィーダ30のトラフ31を撮像する場合、トラフ31の側壁31aの高さが搬送方向の下流側で最も高く形成されていると、カメラ60により下流側から物品を撮像しても、側壁31aの陰となる部分が発生しやすい。これに対し、ここでは、搬送方向の上流側から下流側に向かって物品を撮像するため、1のカメラ60で複数のトラフ31を撮像すること、言い換えれば1のカメラ60で複数のトラフ31上の物品について物理量を検知すること、が容易である。
また、ここでは、放射フィーダ30の下流側で、放射フィーダ30のトラフ31の側壁31aの高さが最も高く、トラフ31間で物品の移動が起こりにくいため、放射フィーダ30の下流側の搬送状態は、放射フィーダ30の上流側の搬送状態が把握できれば、予測が比較的容易である。そして、ここでは、カメラ60が、上流側から下流側に向かって放射フィーダ30のトラフ31上の物品を撮像するため、遠方側の下流側の鮮明な画像が仮に得ることができなかったとしても、各放射フィーダ30の搬送状態を全体的に把握することが容易である。言い換えれば、カメラ60が、遠方側の下流側で物理量を検知することが仮にできなかったとしても、各放射フィーダ30の搬送状態を全体的に把握し、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で正確に検知可能することが容易である。
(3−4)
本実施形態に係る組合せ計量装置10では、カメラ60は複数であって、カメラ60のそれぞれは、2つ以上の放射フィーダ30のトラフ31上の物品について物理量を検知する。
ここでは、1のカメラ60で複数のトラフ31を撮像するため、1のカメラ60で1の放射フィーダ30のトラフ31を撮像して、1のトラフ31上の物品について物理量を検知する場合に比べ、カメラ60の台数を削減可能で、組合せ計量装置10のコスト削減を図ることができる。
(3−5)
本実施形態に係る組合せ計量装置10では、カメラ60は、放射フィーダ30の搬送方向における中央部Mよりも、搬送方向の上流側部分に設置されている。
ここでは、カメラ60が、放射フィーダ30の搬送方向における中央部Mよりも上流側部分に設置されるため、搬送路全体が撮像されやすく、搬送路全体に対して物品の積載量を把握するための物理量を検知することが容易で、物品の搬送路の状態を全体的に把握することが容易で、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で正確に検知可能である。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る組合せ計量装置110について説明する。
本発明の第2実施形態に係る組合せ計量装置110の概略側面図を図6に示す。組合せ計量装置110は、カメラ160を除いて第1実施形態に係る組合せ計量装置10と同様であるため、カメラ160の説明を除き、説明を省略する。
組合せ計量装置110では、カメラ160が投入シュート91の外周面ではなく、分散テーブル20に供給される物品が投入される投入シュート91の内部に配置される。具体的には、組合せ計量装置110では、投入シュート91の内周面に、投入シュートの中央に向かって延びるように複数の(例えば4本の)支持ブラケット160aが設けられ、支持ブラケット160aによりカメラ160が支持される。クロスフィーダ90から投入シュート91に投入される物品は、支持ブラケット160aの間を通過して、分散テーブル20に供給される。
カメラ160は、投入シュート91の直上以外の場所に設置されている。カメラ160は、放射フィーダ30よりも上方に設置されている。カメラ160は、放射フィーダ30のトラフ31の搬送方向における中央部M(図4参照)よりも、放射フィーダ30の搬送方向の上流側部分に設置されている。
組合せ計量装置110では、カメラ160は、360°の画像を撮像することが可能な全方位カメラである。カメラ160は、1台で、全てのトラフ31上の物品を撮像する。カメラ160は、放射フィーダ30の上方から、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側(分散テーブル20側)から、下流側(プールホッパ40側)に向かう斜め下向きの方向で、各放射フィーダ30のトラフ31上の物品を撮像する。言い換えれば、カメラ160は、放射フィーダ30の上方から、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を検知する。また、カメラ160は、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート91の直上以外の場所から、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で、各放射フィーダ30のトラフ31上の物品を撮像する。つまり、カメラ160は、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート91の直上以外の場所から、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で、各トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を検知する。カメラ160は、各トラフ31の全体を撮像する。言い換えれば、カメラ160は、各トラフ31上の物品を、分散テーブル20とトラフ31との境界部分から、トラフ31の外周側端部まで、全体にわたって撮像可能な位置に設置される。
第2実施形態に係る組合せ計量装置110も、第1実施形態の(3−1)〜(3−3)、(3−5)と同様の特徴を有する。また、組合せ計量装置110は、カメラ160は1台であることを除き、第1実施形態の(3−4)と同様の特徴を有する。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る組合せ計量装置210について説明する。
本発明の第3実施形態に係る組合せ計量装置210を図7に示す。組合せ計量装置210は、投入シュート291およびカメラ260を除いて第1実施形態に係る組合せ計量装置10と同様であるため、投入シュート291およびカメラ260の説明を除き、説明を省略する。
組合せ計量装置210では、投入シュート291にはカメラ260が取り付けられない。投入シュート291は、ステンレス製で、その外周面に放射フィーダ30のトラフ31が映るように、鏡面加工されている。その他の点については、投入シュート291は、第1実施形態に係る組合せ計量装置10の投入シュート91と同様であるため、説明は省略する。
組合せ計量装置210では、カメラ260は、組合せ計量装置210の本体フレーム81から上方に延びる、支持ブラケット82により支持される。組合せ計量装置210では、カメラ260の台数は4台である。
カメラ260は、分散テーブル20から見て、放射フィーダ30のトラフ31の外周側端部よりも外側に設置されている。つまり、カメラ260は、投入シュート91の直上以外の場所に設置されている。4台のカメラ260は、放射フィーダ30周りに等間隔に配置されるように、平面視において、分散テーブル20の中心に対して90°間隔で設置されている。
各カメラ260は、図7に点線で示したように、投入シュート291の外周面に映る、トラフ31上の物品の鏡像、すなわち放射フィーダ30上の物品の鏡像を撮像する。カメラ260は、上記のように、分散テーブル20から見て、放射フィーダ30のトラフ31の外周側端部よりも外側に設置されるものであるが、投入シュート291の外周面に映る鏡像を撮像することで、放射フィーダ30の上方から、放射フィーダ30の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で物品を撮像する。言い換えれば、カメラ260は、放射フィーダ30の上方から、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を検知する。また、カメラ260は、投入シュート291の外周面に映る鏡像を撮像することで、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート291の直上以外の場所から(投入シュート291の外周面から)、放射フィーダ30の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で物品を撮像する。つまり、カメラ260は、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート291の直上以外の場所から、放射フィーダ30の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で、各トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量を検知する。カメラ260は、各トラフ31の全体を撮像する。言い換えれば、カメラ60は、各トラフ31上の物品を、分散テーブル20とトラフ31との境界部分から、トラフ31の外周側端部まで、全体にわたって撮像可能な位置および姿勢で、支持ブラケット82に取り付けられる。
なお、カメラ260のそれぞれは、複数のトラフ31上の物品を撮像する。いずれのトラフ31上の物品も、少なくとも1台のカメラ260により、トラフ31の上方であって、投入シュート291の直上以外の場所から、トラフ31の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で撮像される。なお、トラフ31上の物品の中には、2台のカメラ260で重複して撮像されているものが存在してもよい。
第3実施形態に係る組合せ計量装置210も、第1実施形態の(3−1)〜(3−4)と同様の特徴を有する。
<変形例>
以下に、上記実施形態の変形例を示す。以下の変形例は、互いに矛盾しない範囲で、他の変形例と組み合わされてもよい。
(1)変形例A
第1〜第3実施形態に係る組合せ計量装置10,110,210では、分散テーブル20から複数のトラフ31が放射状に延びるように放射フィーダ30が配置されるが、本発明に係る組合せ計量装置は、このようなタイプの組合せ計量装置に限定されるものではない。
例えば、本発明に係る組合せ計量装置は、図8に示すような、供給ホッパ420から、複数の搬送フィーダ430が並行して延びるように配置される組合せ計量装置410であってもよい。
組合せ計量装置410について説明する。
組合せ計量装置410では、クロスフィーダ90は、底面に複数(例えば14個)の供給孔421が形成された供給ホッパ420に物品を供給する。供給ホッパ420は、分散手段の一例であり、供給された物品を、各供給孔421の下方から同一方向に延びる複数の搬送フィーダ430に分散して供給する。供給ホッパ420から搬送フィーダ430に供給された物品は、搬送フィーダ430が具備するトラフ431上を、各トラフ431に対応する計量ホッパ450へと搬送される。トラフ431は、第1実施形態に係る組合せ計量装置10のトラフ31と同様に、上部が開いた凹状に形成され、搬送フィーダ430の搬送方向に沿って、上方に延びる、物品の搬送路の側方を囲う側壁431aを有する(図8参照)。側壁431aの形状は、第1実施形態に係る組合せ計量装置10の側壁31aと同様であり、搬送フィーダ430の物品の搬送方向における、トラフ431の中央部よりも下流側に、最も高い部分を有する。
カメラ460は、供給ホッパ420に対して、搬送フィーダ430とは反対側に配置されている(図8参照)。カメラ460は、搬送フィーダ430の物品の搬送方向におけるトラフ431の中央部よりも、物品の搬送方向の上流側部分に設置されている。カメラ460のそれぞれは、複数のトラフ431上の物品を撮像する。いずれのトラフ431上の物品も、少なくとも1台のカメラ460により撮像される。カメラ460は、搬送フィーダ430の上方から、搬送フィーダ430の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で物品を撮像する。言い換えれば、カメラ460は、搬送フィーダ430の上方から、搬送フィーダ430の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で、搬送フィーダ430のトラフ431上の物品の積載量を把握するための物理量を検知する。また、カメラ460は、各トラフ431の全体を撮像する。言い換えれば、カメラ460は、各トラフ431上の物品を、供給ホッパ420とトラフ431との境界部分から、トラフ431の計量ホッパ450側端部まで、全体にわたって撮像可能な位置および姿勢で設置される。
このような組合せ計量装置410においても、第1実施形態の(3−1)、(3−3)〜(3−5)と同様の特徴を有する。
(2)変形例B
第1〜第3実施形態に係る組合せ計量装置10,110,210では、制御装置70が、カメラ60,160,260で撮像された画像から得られるトラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量に基づいて、放射フィーダ30の振動強度および振動時間等の運転パラメータを変更するが、これに限定されるものではない。
例えば、組合せ計量装置10,110,210の制御装置70が運転パラメータを変更する代わりに、作業員が、カメラ60により撮像された画像から得られるトラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量に基づいて、タッチパネル75から、放射フィーダ30の振動強度および振動時間等の運転パラメータを変更してもよい。また、作業員は、カメラ60により撮像された画像に基づいて、放射フィーダ30で発生している異常を検知し、必要なメンテナンス作業を行ってもよい。
(3)変形例C
第1〜第3実施形態に係る組合せ計量装置10,110,210では、カメラ60,160,260で撮像された画像が、そのままタッチパネル75に表示されるが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ60,160,260により撮像される画像に歪みがある場合等には、これを補正するような画像処理が行われ、画像処理された画像がタッチパネル75に表示されてもよい。
また、第1および第3実施形態に係る組合せ計量装置10,210のように、複数のカメラ60,260でトラフ31上の物品が撮像される場合には、撮像された複数の画像を1つの画像に合成処理した画像がタッチパネル75に表示されてもよい。
(4)変形例D
第1〜第3実施形態に係る組合せ計量装置10,110,210では、カメラ60,160,260は、各トラフ31上の物品を、分散テーブル20とトラフ31との境界部分から、トラフ31の外周側の端部まで、トラフ31全体にわたって撮像するが、これに限定されるものではない。上記のように、放射フィーダ30の下流側では、側壁31aによりトラフ31間の物品の移動が防止され、トラフ31上の物品の搬送状態が予想されやすいため、カメラ60,160,260は、少なくともトラフ31の上流側を撮像する(トラフ31の上流側に積載された物品の積載量を把握するための物理量を検知する)ものであればよい。なお、分散テーブル20とトラフ31との境界部分は撮像されることが望ましい。
ただし、トラフ31上の物品の搬送状態をより正確に把握し、トラフ31上の物品の物理量を正確に把握するためには、カメラ60,160,260は、トラフ31の全体にわたって、物品の搬送状態を撮像することが望ましい。
(5)変形例E
第1実施形態に係る組合せ計量装置10では、カメラ60は3台であるが、カメラ60の台数は例示であり、これに限定されるものではない。例えば、カメラ60は、2台、または、4台以上であってもよい。
カメラ60のレンズの水平画角は、カメラ60の台数と、撮像したい画像に応じて決定されればよい。カメラ60のレンズの水平画角が大きくなるほど、少ない台数のカメラ60で、全てのトラフ31の物品搬送状態を撮像可能である。しかし、一方で、カメラ60の水平画角が大きくなるほど、撮像される画像の周縁で歪みが生じる。歪みのない画像を得るためには、カメラ60のレンズの水平画角は小さい方が望ましい。
例えば、組合せ計量装置10には、各トラフ31における物品の搬送状態を詳細に撮像するために、各放射フィーダ30に対し、それぞれにカメラ60を設けてもよい。ただし、組合せ計量装置10の製造費を抑制するためには、カメラ60の台数は、必要な画像が得られる範囲で、なるべく少ない台数とすることが望ましい。
(6)変形例F
第2実施形態に係る組合せ計量装置110では、カメラ160は全方位カメラであるが、これに限定されるものではない。例えば、組合せ計量装置110は、第1実施形態に係る組合せ計量装置10のカメラ60と同様のカメラを、カメラ160として支持ブラケット160aに複数取り付け、複数のカメラ160でトラフ31の物品搬送状態を撮像してもよい。
ただし、全方位カメラが用いられることで、カメラの台数を抑制可能であり、組合せ計量装置110の製造費を抑制できる。また、カメラ160として全方位カメラが用いられることで、撮像された1つの画像で全てのトラフ31の物品搬送状態を把握できる。そのため、カメラ160は、全方位カメラであることが望ましい。
(7)変形例G
第3実施形態に係る組合せ計量装置210では、カメラ260は4台であるが、カメラ260の台数は、例示であり、これに限定されるものではない。カメラ260の台数は、全てのトラフ31上の物品の搬送状態を必要な画質で撮像可能なように、適切に決定されればよい。
(8)変形例H
第3実施形態に係る組合せ計量装置210では、投入シュート291の外周面が鏡面加工され、投入シュート291に写った鏡像がカメラ260により撮像されるが、これに限定されるものではない。例えば、投入シュート291を鏡面加工する代わりに、投入シュート291の外周面に鏡像を映すための鏡が設置されてもよい。ただし、鏡を別途設けることで、組合せ計量装置210の部品点数が増加することから、部品点数を抑制するためには、投入シュート291の外周面が鏡面加工されることが望ましい。
(9)変形例I
第1実施形態および第2実施形態に係る組合せ計量装置10,110では、投入シュート91にカメラ60,160が取り付けられるが、これに限定されるものではない。例えば、組合せ計量装置10,110においても、第3実施形態に係る組合せ計量装置210と同様に、本体フレーム81から延びる支持ブラケット82を設け、組合せ計量装置10,110のカメラ60,160の設置位置と同様の位置で、支持ブラケット82によりカメラ60,160を支持してもよい。ただし、投入シュート91が存在する場合には、組合せ計量装置10,110の製造費を抑制するために、投入シュート91にカメラ60,160を取り付けることが望ましい。
(10)変形例J
第1〜第3実施形態に係る組合せ計量装置10,110,120は、投入シュート91を有するが、これに限定されるものではなく、投入シュート91を有さなくてもよい。ただし、クロスフィーダ90から供給される物品が分散テーブル20外に飛散することを防止するためには、投入シュート91が設けられることが望ましい。
(11)変形例K
第1〜第3実施形態に係る組合せ計量装置10,110,120では、放射フィーダ30が側壁31aを有するが、これに限定されるものではなく、放射フィーダ30は側壁31aを有さなくてもよい。ただし、放射フィーダ30間の物品の移動を防止するためには、放射フィーダ30には側壁31aが設けられることが望ましい。
(12)変形例L
第1〜第3実施形態に係る組合せ計量装置10,110,210では、搬送・計量機構300の数は14個であるが、搬送・計量機構300の数は例示であって、これに限定されるものではない。
(13)変形例M
第1〜第3実施形態に係る組合せ計量装置10,110,210の検知手段としてのカメラ60,160,260は、TOF(Time-of-Flight)方式のカメラであってもよい。TOF方式のカメラでは、LED等の光源および撮像部を有し、光源から照射された光が物品に反射して撮像部に戻るまでの遅れ時間を計測することで、物品までの距離を測定できる。このようにして取得された距離を用いれば、例えば、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量として、トラフ31上の物品の積層高さを検知することが容易である。
(14)変形例N
第1〜第3実施形態に係る組合せ計量装置10,110,210には、カメラ以外の検知手段が用いられてもよい。
例えば、検知手段は、光学式変位センサであってもよい。光学式変位センサは、光源および受光素子(PSD(Position Sensitive Device)や、CCD(Charge Coupled Device)等)を有し、光源から照射された光が物品に反射して受光素子上で結像する位置の変化を捉えることで、物品までの距離を計測することができる。光学式変位センサが、例えば、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート91の直上以外の場所から、放射フィーダ30の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向で光源から光を照射し、受光素子で反射光を受光するよう構成されることで、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量として、トラフ31上の物品の積層高さ等を正確に検知できる。
また、例えば、検知手段は、超音波変位センサであってもよい。超音波変位センサは、超音波を発信するとともに、物品から反射してくる超音波を受信するセンサヘッドを有し、超音波の発信と受信との時間差を計測することで、物品までの距離を計測することができる。超音波変位センサが、例えば、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート91の直上以外の場所から、放射フィーダ30の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向でセンサヘッドから超音波を発信し、センサヘッドで反射してくる超音波を受信するよう構成されることで、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量として、トラフ31上の物品の積層高さ等を正確に検知できる。
また、例えば、検知手段は、光切断法やパターン照射法等を用いて、放射フィーダ30の上方であって、投入シュート91の直上以外の場所から、放射フィーダ30の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向でトラフ31上の物品の積載状態を計測し、トラフ31上の物品の積層高さや粗密を、トラフ31上の物品の積載量を把握するための物理量として検知するものであってもよい。
本発明に係る組合せ計量装置は、計量部への物品の供給を適切に制御するため、計量部へと物品を搬送する搬送路の側方に設けられた側壁や、組合せ計量装置の上方の構造物の影響を受けずに、搬送路上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で正確に検知可能な組合せ計量装置として有用である。
10,110,210,410 組合せ計量装置
20 分散テーブル(分散手段)
30 放射フィーダ(搬送手段)
31a,431a 側壁
50,450 計量ホッパ(計量部)
60,160,260,460 カメラ(撮像手段)
91,291 投入シュート
430 搬送フィーダ(搬送手段)
国際公開WO95/31702 特開2010−151787号公報

Claims (6)

  1. 物品の搬送方向に沿って、上方に延びる、物品の搬送路の側方を囲う側壁を有し、物品を計量部へと搬送する複数の搬送手段と、
    前記搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で検知する検知手段と、
    を備えた組合せ計量装置であって、
    前記検知手段は、不動の部材に固定され、前記搬送手段の上方から、前記搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向に、各前記搬送手段上の全体について前記物理量を連続的に検知する、
    組合せ計量装置。
  2. 物品を計量部へと搬送する複数の搬送手段と、
    物品を前記搬送手段に分散して供給する分散手段と、
    前記分散手段の上方に配置され、前記分散手段に供給される物品が投入される投入シュートと、
    前記搬送手段上の物品の積載量を把握するための物理量を非接触で検知する検知手段と、
    を備えた組合せ計量装置であって、
    前記検知手段は、不動の部材に固定され、前記搬送手段の上方であって、前記投入シュートの直上以外の場所から、前記搬送手段の物品の搬送方向の上流側から下流側に向かう斜め下向きの方向に、各前記搬送手段上の全体について前記物理量を連続的に検知する、
    組合せ計量装置。
  3. 物品を前記搬送手段に分散して供給する分散手段と、
    前記分散手段の上方に配置され、前記分散手段に供給される物品が投入される投入シュートと、
    を更に備え、
    前記検知手段は、前記搬送手段の上方であって、前記投入シュートの直上以外の場所から前記物理量を検知する、
    請求項1に記載の組合せ計量装置。
  4. 前記側壁は、前記搬送手段の前記搬送方向における中央部よりも下流側に最も高い部分を有する、
    請求項1又は3に記載の組合せ計量装置。
  5. 前記検知手段は、1又は複数であって、
    前記検知手段のそれぞれは、2つ以上の前記搬送手段上の物品について前記物理量を同時に検知する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の組合せ計量装置。
  6. 前記検知手段は、前記搬送手段の前記搬送方向における中央部よりも、前記搬送方向の上流側部分に設置されている、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の組合せ計量装置。
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